JPH06285484A - 汚水浄化槽 - Google Patents
汚水浄化槽Info
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- JPH06285484A JPH06285484A JP5167242A JP16724293A JPH06285484A JP H06285484 A JPH06285484 A JP H06285484A JP 5167242 A JP5167242 A JP 5167242A JP 16724293 A JP16724293 A JP 16724293A JP H06285484 A JPH06285484 A JP H06285484A
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- chamber
- filter bed
- treated water
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
- Treatment Of Biological Wastes In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】良好な処理水が継続、安定して得られると共
に、洗浄水量を低減する小形の汚水浄化槽を提供する。 【構成】汚水浄化槽28は嫌気濾床槽第1室33、第2
室36、生物濾過槽4、処理水槽21、消毒槽37の順
で配列され、嫌気濾床槽第1室上部に流量調整機能を有
する容積部44を設け、嫌気濾床槽第1室の通過液を後
段の嫌気濾床槽第2室36上部へ移送、流下させ、第2
室底部から後段の生物濾過槽上部へ自然流下させ、生物
濾過槽は粒状物14を収納した濾床を有し、上区画及び
下区画を形成多孔部材45・16、18・19を水平横
断的に設け、多孔部材16、19下方に散気部材15、
20を設け多孔部材16、18間の洗浄排水排出管17
から槽内処理水を嫌気濾床槽第1室へ洗浄排水として引
き抜き、該生物濾過槽を下向流で流下した通過液は、生
物濾過槽底部より処理水槽へ移り、上部から消毒槽へ至
るようにしてから系外へ放流される。
に、洗浄水量を低減する小形の汚水浄化槽を提供する。 【構成】汚水浄化槽28は嫌気濾床槽第1室33、第2
室36、生物濾過槽4、処理水槽21、消毒槽37の順
で配列され、嫌気濾床槽第1室上部に流量調整機能を有
する容積部44を設け、嫌気濾床槽第1室の通過液を後
段の嫌気濾床槽第2室36上部へ移送、流下させ、第2
室底部から後段の生物濾過槽上部へ自然流下させ、生物
濾過槽は粒状物14を収納した濾床を有し、上区画及び
下区画を形成多孔部材45・16、18・19を水平横
断的に設け、多孔部材16、19下方に散気部材15、
20を設け多孔部材16、18間の洗浄排水排出管17
から槽内処理水を嫌気濾床槽第1室へ洗浄排水として引
き抜き、該生物濾過槽を下向流で流下した通過液は、生
物濾過槽底部より処理水槽へ移り、上部から消毒槽へ至
るようにしてから系外へ放流される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭等から排出される
合併排水を浄化するために粒状担体を用いた生物濾過法
を取り入れた汚水浄化槽に関する。
合併排水を浄化するために粒状担体を用いた生物濾過法
を取り入れた汚水浄化槽に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の汚水浄化槽を図4に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0003】図4は周知の従来例になる汚水浄化槽1の
構造を示す断面図であり、図に示すように、汚水浄化槽
1は仕切壁A1…A4で仕切られた嫌気濾床槽第1室
2、嫌気濾床槽第2室3、接触曝気槽4、沈澱槽5、及
び消毒槽6で概略構成され、流入口9より供給された被
処理水7が嫌気濾床槽第1室2から順次移流し、最後に
消毒槽6を経て、流出口10より処理水8として放流さ
れるものである。
構造を示す断面図であり、図に示すように、汚水浄化槽
1は仕切壁A1…A4で仕切られた嫌気濾床槽第1室
2、嫌気濾床槽第2室3、接触曝気槽4、沈澱槽5、及
び消毒槽6で概略構成され、流入口9より供給された被
処理水7が嫌気濾床槽第1室2から順次移流し、最後に
消毒槽6を経て、流出口10より処理水8として放流さ
れるものである。
【0004】上記嫌気濾床槽第1室2、第2室3、及び
接触曝気槽4それぞれには、有機汚濁物質を分解する微
生物を着床させるために接触材C1…C3が充填されて
いる。これら接触材C1…C3は比表面積(m2/m3)の
大きいことが望ましいため、波板状、ハニカム状、また
はネット状などのものが利用されている。
接触曝気槽4それぞれには、有機汚濁物質を分解する微
生物を着床させるために接触材C1…C3が充填されて
いる。これら接触材C1…C3は比表面積(m2/m3)の
大きいことが望ましいため、波板状、ハニカム状、また
はネット状などのものが利用されている。
【0005】上記接触曝気槽4では、有機汚濁物質から
転換した生物性汚泥(以下、SSという)、あるいは接
触材C3からの生物膜剥離による剥離汚泥が生じ、この
SSや剥離汚泥は後段の沈澱槽5で沈澱法によって比重
分離される。
転換した生物性汚泥(以下、SSという)、あるいは接
触材C3からの生物膜剥離による剥離汚泥が生じ、この
SSや剥離汚泥は後段の沈澱槽5で沈澱法によって比重
分離される。
【0006】また、他の従来例として上記周知従来例に
なる汚水浄化槽1を改良した特開昭64−75095号
公報に開示されるものがあり、この特開昭64−750
95号公報に開示された汚水浄化槽は上記従来例と構成
がほぼ同様であるため、図4に基づいて詳細に説明す
る。
なる汚水浄化槽1を改良した特開昭64−75095号
公報に開示されるものがあり、この特開昭64−750
95号公報に開示された汚水浄化槽は上記従来例と構成
がほぼ同様であるため、図4に基づいて詳細に説明す
る。
【0007】図において、特開昭64−75095号公
報に開示された汚水浄化槽1は、上記従来例における接
触曝気槽4を生物濾過槽とし、また、沈澱槽5を処理水
槽とするものであり、接触材C3は濾過材としても作用
する。
報に開示された汚水浄化槽1は、上記従来例における接
触曝気槽4を生物濾過槽とし、また、沈澱槽5を処理水
槽とするものであり、接触材C3は濾過材としても作用
する。
【0008】上記生物濾過槽4において、被処理水7に
含まれる有機汚濁物質は、接触材C3に付着した微生物
によってSSに転換されると共に、このSSはふるい作
用の濾過方式により接触材C3によって濾過、捕捉され
る。
含まれる有機汚濁物質は、接触材C3に付着した微生物
によってSSに転換されると共に、このSSはふるい作
用の濾過方式により接触材C3によって濾過、捕捉され
る。
【0009】上記接触材C3に付着した微生物の生物膜
と、接触材C3によって捕捉されたSSとの併用効果に
より、有機汚濁物質は生物濾過槽4において好気的に生
物分解される。
と、接触材C3によって捕捉されたSSとの併用効果に
より、有機汚濁物質は生物濾過槽4において好気的に生
物分解される。
【0010】なお、上記した有機汚濁物質を分解する方
法は、水処理分野において通常生物濾過法と呼ばれてい
る。
法は、水処理分野において通常生物濾過法と呼ばれてい
る。
【0011】また、被処理水7の流量変動に対処するた
め、嫌気濾床槽には流量調整機能が備えられている。
め、嫌気濾床槽には流量調整機能が備えられている。
【0012】上記汚水浄化槽1において、被処理水7は
流入口9から嫌気濾床槽第1室2に入り、大きなゴミや
狭雑物が取り除かれた後、嫌気濾床槽第2室3に入る。
流入口9から嫌気濾床槽第1室2に入り、大きなゴミや
狭雑物が取り除かれた後、嫌気濾床槽第2室3に入る。
【0013】ここで、上記嫌気濾床槽第1室2、第2室
3は、流量変動に見合った容積になるように水深の上部
が開口されている(図示省略)。
3は、流量変動に見合った容積になるように水深の上部
が開口されている(図示省略)。
【0014】次に、被処理水7は嫌気濾床槽第2室3か
ら定量供給ポンプ11により生物濾過槽4に入り、この
生物濾過槽4においては好気的処理されるため、空気の
吐出が曝気用散気管12から行なわれる。
ら定量供給ポンプ11により生物濾過槽4に入り、この
生物濾過槽4においては好気的処理されるため、空気の
吐出が曝気用散気管12から行なわれる。
【0015】よって、生物濾過槽4に捕捉されたSSと
接触材C3に付着した生物膜とによって、好気的に有機
汚濁物質の生物的分解が行なわれる。
接触材C3に付着した生物膜とによって、好気的に有機
汚濁物質の生物的分解が行なわれる。
【0016】上記生物濾過槽4において、有機汚濁物質
の分解とSSが除去された被処理水7は処理水槽5に至
り、さらに、消毒槽6で滅菌され、処理水8として流出
口10から放流される。
の分解とSSが除去された被処理水7は処理水槽5に至
り、さらに、消毒槽6で滅菌され、処理水8として流出
口10から放流される。
【0017】このような状態で運転を継続すると、生物
濾過槽4では捕捉したSSと接触材C3に付着した生物
膜との蓄積によって濾過抵抗が大きくなり、所定の濾過
水量が得られなくなるため、定期的に接触材C3の逆洗
が行なわれる。
濾過槽4では捕捉したSSと接触材C3に付着した生物
膜との蓄積によって濾過抵抗が大きくなり、所定の濾過
水量が得られなくなるため、定期的に接触材C3の逆洗
が行なわれる。
【0018】その逆洗方法は処理水槽5の処理水を逆洗
ポンプ13により、生物濾過槽4の底部に噴出し、その
逆洗水を上部から取出して嫌気濾床槽第1室2に返送
(図示省略)するものである。
ポンプ13により、生物濾過槽4の底部に噴出し、その
逆洗水を上部から取出して嫌気濾床槽第1室2に返送
(図示省略)するものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のような汚水浄化槽では以下のような問題点がある。 (1)上記周知従来例の汚水浄化槽1における沈澱槽5
では、被処理水7の流量変動、あるいは季節的な水温変
化による影響などにより、単に沈澱法による比重分離だ
けでは、この変動に対処することができず、処理水8は
SSを多量に含んだり白濁を呈したりする。 (2)上記従来例を改良した特開昭64−75095号
公報に開示された汚水浄化槽1では、生物濾過槽4が物
理的濾過機能と生物的分解機能を具備するため、10m
m程度以下の小さい粒状の接触材C3を充填する必要が
あり、そのため目詰まりが生じやすく、濾過を継続でき
る時間が短い。 (3)また、生物濾過槽4は上記二つの機能を果たすた
め、槽容積が大きくなるので逆洗を槽全体にわたって行
ないにくくなり、濾過作用が低下する。 (4)さらに、通常逆洗水量は生物濾過槽4と同等体積
以上の水量が必要とされるため、槽が大きいと逆洗水量
も多量となる。
来のような汚水浄化槽では以下のような問題点がある。 (1)上記周知従来例の汚水浄化槽1における沈澱槽5
では、被処理水7の流量変動、あるいは季節的な水温変
化による影響などにより、単に沈澱法による比重分離だ
けでは、この変動に対処することができず、処理水8は
SSを多量に含んだり白濁を呈したりする。 (2)上記従来例を改良した特開昭64−75095号
公報に開示された汚水浄化槽1では、生物濾過槽4が物
理的濾過機能と生物的分解機能を具備するため、10m
m程度以下の小さい粒状の接触材C3を充填する必要が
あり、そのため目詰まりが生じやすく、濾過を継続でき
る時間が短い。 (3)また、生物濾過槽4は上記二つの機能を果たすた
め、槽容積が大きくなるので逆洗を槽全体にわたって行
ないにくくなり、濾過作用が低下する。 (4)さらに、通常逆洗水量は生物濾過槽4と同等体積
以上の水量が必要とされるため、槽が大きいと逆洗水量
も多量となる。
【0020】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、良好な処理水が継続、安定して得られると
共に、洗浄水量を低減する小形の汚水浄化槽を提供する
ことを目的とする。
れたもので、良好な処理水が継続、安定して得られると
共に、洗浄水量を低減する小形の汚水浄化槽を提供する
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、槽内を仕切壁で仕切って複数の処理槽を形
成し、これらの処理槽に被処理水を順次移流して浄化を
行なう汚水浄化槽において、複数の処理槽は、嫌気濾床
槽第1室、第2室、生物濾過槽、処理水槽、消毒槽の順
で配列され、嫌気濾床槽第1室上部に流量調整機能を有
する容積部を設け、嫌気濾床槽第1室の通過液を後段の
嫌気濾床槽第2室上部へ移送させて流下させるとともに
該第2室底部から後段の生物濾過槽上部へ自然流下さ
せ、該生物濾過槽は粒状物を収納した濾床を有し、生物
濾過層を間隔を設けて上下の2区画に分離して上区画お
よび下区画を形成し、上区画及び下区画の上・下部に多
孔部材を水平横断的に設けるとともに上区画及び下区画
の底部の多孔部材下方に散気部材を各々設け、上下両区
画を仕切る多孔部材間の洗浄排水排出管から槽内処理水
を嫌気濾床槽第1室へ洗浄排水として引き抜き、そして
該生物濾過槽を下向流で流下した通過液は、生物濾過槽
底部より処理水槽へ移り、処理水槽上部から消毒槽へ至
るようにしてから系外へ放流され、また、処理水槽には
該槽内液を嫌気濾床槽第1室へ返送することを特徴とす
る。
に本発明は、槽内を仕切壁で仕切って複数の処理槽を形
成し、これらの処理槽に被処理水を順次移流して浄化を
行なう汚水浄化槽において、複数の処理槽は、嫌気濾床
槽第1室、第2室、生物濾過槽、処理水槽、消毒槽の順
で配列され、嫌気濾床槽第1室上部に流量調整機能を有
する容積部を設け、嫌気濾床槽第1室の通過液を後段の
嫌気濾床槽第2室上部へ移送させて流下させるとともに
該第2室底部から後段の生物濾過槽上部へ自然流下さ
せ、該生物濾過槽は粒状物を収納した濾床を有し、生物
濾過層を間隔を設けて上下の2区画に分離して上区画お
よび下区画を形成し、上区画及び下区画の上・下部に多
孔部材を水平横断的に設けるとともに上区画及び下区画
の底部の多孔部材下方に散気部材を各々設け、上下両区
画を仕切る多孔部材間の洗浄排水排出管から槽内処理水
を嫌気濾床槽第1室へ洗浄排水として引き抜き、そして
該生物濾過槽を下向流で流下した通過液は、生物濾過槽
底部より処理水槽へ移り、処理水槽上部から消毒槽へ至
るようにしてから系外へ放流され、また、処理水槽には
該槽内液を嫌気濾床槽第1室へ返送することを特徴とす
る。
【0022】まず、粒状物を担体床とした生物濾過法に
よる排水の処理方法について、図1に基づき説明する。
図1において、(a)は生物濾過槽の通常の処理状態を
示す図であり、(b)は生物濾過槽の洗浄状態を示す図
である。
よる排水の処理方法について、図1に基づき説明する。
図1において、(a)は生物濾過槽の通常の処理状態を
示す図であり、(b)は生物濾過槽の洗浄状態を示す図
である。
【0023】図1(a)の通常の処理方法について述べ
る。生物濾過槽4には、粒状担体14を生物濾過層とし
て充填してあり、その生物濾過層を間隔を設けて上下の
2区画に分け、上区画Rゾーンと下区画Fゾーンを形成
し、上区画Rゾーン及び下区画Fゾーンの上・下部に粒
状担体2を通過さない多孔部材45・16、18・19
を水平横断的に設けるとともに上区画Rゾーン及び下区
画Fゾーンの底部の多孔部材16、19下方に散気部材
15、20を各々設けるとともに、上下両区画を仕切る
多孔部材16、18間に槽内処理水を嫌気濾床槽第1室
33へ洗浄排水として引き抜く洗浄排水排出管17を設
け、生物濾過槽4下部に処理水槽21と連通する開口部
22を設けた構成である。
る。生物濾過槽4には、粒状担体14を生物濾過層とし
て充填してあり、その生物濾過層を間隔を設けて上下の
2区画に分け、上区画Rゾーンと下区画Fゾーンを形成
し、上区画Rゾーン及び下区画Fゾーンの上・下部に粒
状担体2を通過さない多孔部材45・16、18・19
を水平横断的に設けるとともに上区画Rゾーン及び下区
画Fゾーンの底部の多孔部材16、19下方に散気部材
15、20を各々設けるとともに、上下両区画を仕切る
多孔部材16、18間に槽内処理水を嫌気濾床槽第1室
33へ洗浄排水として引き抜く洗浄排水排出管17を設
け、生物濾過槽4下部に処理水槽21と連通する開口部
22を設けた構成である。
【0024】以上のような構成で排水の処理方法は次の
ようにして行なわれる。嫌気濾床槽第2室36からの被
処理水23は、生物濾過層4の上区画Rゾーンに入る。
Rゾーンの粒状担体14は散気部材15からの空気泡に
よって多孔部材45、16内で流動する程度に充填して
ある。尚、散気部材15は、溶存酸素が散気によってR
ゾーンの全域に拡散されるように配置されることが望ま
しい。Rゾーンに入った被処理水23は粒状担体14に
生息した好気性微生物によって処理され、BOD分解及
び硝化が進行する。また、粒状担体14間でSSも捕捉
除去される。しかし、Rゾーンは前述したように空気泡
によってゆっくりと流動しているため、SSの捕捉が完
全ではない。SSを含んだ通過水は、Rゾーンを下降し
下区画Fゾーンに達する。Fゾーンの粒状担体14は、
後述する洗浄時にだけ散気部材20から散気される空気
泡や、開口部22から挿入される逆洗水によって流動す
る程度に充填することが必要である。
ようにして行なわれる。嫌気濾床槽第2室36からの被
処理水23は、生物濾過層4の上区画Rゾーンに入る。
Rゾーンの粒状担体14は散気部材15からの空気泡に
よって多孔部材45、16内で流動する程度に充填して
ある。尚、散気部材15は、溶存酸素が散気によってR
ゾーンの全域に拡散されるように配置されることが望ま
しい。Rゾーンに入った被処理水23は粒状担体14に
生息した好気性微生物によって処理され、BOD分解及
び硝化が進行する。また、粒状担体14間でSSも捕捉
除去される。しかし、Rゾーンは前述したように空気泡
によってゆっくりと流動しているため、SSの捕捉が完
全ではない。SSを含んだ通過水は、Rゾーンを下降し
下区画Fゾーンに達する。Fゾーンの粒状担体14は、
後述する洗浄時にだけ散気部材20から散気される空気
泡や、開口部22から挿入される逆洗水によって流動す
る程度に充填することが必要である。
【0025】Fゾーンに達した通過水は、粒状担体14
が濾過層として形成されているため、含まれるSSは粒
状担体14間に捕捉除去される。Rゾーンに対してFゾ
ーンは静的状態にあることから、SSの除去効果は極め
て高い。またRゾーンから溶存酸素も持ち越されるため
好気性微生物も生息し、Rゾーンで分解し切れなかった
残留BODがある場合には、このFゾーンで分解ができ
る。このように被処理水23は上区画Rゾーンで主にB
ODが除去され硝化も進行し、下区画Fゾーンで主にS
Sが除去されて開口部22から処理水槽21に至り、そ
の上部から処理水24として排出される。生物濾過槽4
は処理を続けていくと、生物濾過槽4で捕捉したSSに
よって粒状担体14が徐々に詰まってくるようになる。
この傾向は下区画のFゾーンで著しい。そのため、生物
濾過槽4は洗浄が必要である。
が濾過層として形成されているため、含まれるSSは粒
状担体14間に捕捉除去される。Rゾーンに対してFゾ
ーンは静的状態にあることから、SSの除去効果は極め
て高い。またRゾーンから溶存酸素も持ち越されるため
好気性微生物も生息し、Rゾーンで分解し切れなかった
残留BODがある場合には、このFゾーンで分解ができ
る。このように被処理水23は上区画Rゾーンで主にB
ODが除去され硝化も進行し、下区画Fゾーンで主にS
Sが除去されて開口部22から処理水槽21に至り、そ
の上部から処理水24として排出される。生物濾過槽4
は処理を続けていくと、生物濾過槽4で捕捉したSSに
よって粒状担体14が徐々に詰まってくるようになる。
この傾向は下区画のFゾーンで著しい。そのため、生物
濾過槽4は洗浄が必要である。
【0026】そこで、生物濾過槽4の洗浄方法を図1の
(b)を用いて説明する。通常の処理から洗浄に移る場
合は、下区画Fゾーンの下側にある散気部材20から散
気を始める。この空気泡によりFゾーンの粒状担体14
はゆっくり流動し、捕捉したSSは遊離するようにな
る。この時、RゾーンとFゾーンとの間の洗浄排水排出
管17に接続させた移送ポンプ25を作動させ、槽内処
理水を嫌気濾床槽第1室33へ洗浄排水として引き抜
く。尚、移送ポンプ25はエアリフト式を示している
が、別の手段でも可能である。そして、生物濾過槽4の
水位の低下に伴って、処理水槽21の水位も低下する。
従って、処理水槽21に貯留してある処理水24が洗浄
水26として生物濾過槽下部の開口部22から下区画F
ゾーンに逆流する。洗浄水26はFゾーンを上昇し、空
気泡によって遊離したSSを伴って洗浄排水27として
洗浄排水排出管17より移送ポンプ25を介して嫌気濾
床槽第1室33へ移流される。この時、同時に生物濾過
槽4のRゾーンの水位も低下するため、Rゾーンで捕捉
されたSSも水位下降により洗浄排水27として移流さ
れる。従って、生物濾過槽4と処理水21の水位は、通
常水位H・W・Lと洗浄後の水位L・W・Lとの間で変
化する。洗浄の終了は、Fゾーン下側の散気部材20か
らの散気を停止すると共に、移送ポンプ25を停止させ
ることにより完了し、通常の処理状態に戻る。生物濾過
槽4の下降した水位は、やがて被処理水23の流入によ
り、定常水位に戻り、Rゾーン及びFゾーンの粒状担体
14は元の状態に復帰する。以上の洗浄において、極め
て少ない空気量と極めて小さい洗浄水の洗浄速度で且つ
少ない洗浄水量でSSを流すことができ、従って、所要
動力も小さくてすみ経済的である。
(b)を用いて説明する。通常の処理から洗浄に移る場
合は、下区画Fゾーンの下側にある散気部材20から散
気を始める。この空気泡によりFゾーンの粒状担体14
はゆっくり流動し、捕捉したSSは遊離するようにな
る。この時、RゾーンとFゾーンとの間の洗浄排水排出
管17に接続させた移送ポンプ25を作動させ、槽内処
理水を嫌気濾床槽第1室33へ洗浄排水として引き抜
く。尚、移送ポンプ25はエアリフト式を示している
が、別の手段でも可能である。そして、生物濾過槽4の
水位の低下に伴って、処理水槽21の水位も低下する。
従って、処理水槽21に貯留してある処理水24が洗浄
水26として生物濾過槽下部の開口部22から下区画F
ゾーンに逆流する。洗浄水26はFゾーンを上昇し、空
気泡によって遊離したSSを伴って洗浄排水27として
洗浄排水排出管17より移送ポンプ25を介して嫌気濾
床槽第1室33へ移流される。この時、同時に生物濾過
槽4のRゾーンの水位も低下するため、Rゾーンで捕捉
されたSSも水位下降により洗浄排水27として移流さ
れる。従って、生物濾過槽4と処理水21の水位は、通
常水位H・W・Lと洗浄後の水位L・W・Lとの間で変
化する。洗浄の終了は、Fゾーン下側の散気部材20か
らの散気を停止すると共に、移送ポンプ25を停止させ
ることにより完了し、通常の処理状態に戻る。生物濾過
槽4の下降した水位は、やがて被処理水23の流入によ
り、定常水位に戻り、Rゾーン及びFゾーンの粒状担体
14は元の状態に復帰する。以上の洗浄において、極め
て少ない空気量と極めて小さい洗浄水の洗浄速度で且つ
少ない洗浄水量でSSを流すことができ、従って、所要
動力も小さくてすみ経済的である。
【0027】次に、本発明に用いる粒状物を生物濾過槽
として適用する場合、図4に示す接触材C3中間に多孔
部材を用いない場合には、区画Rゾーンと下区画Fゾー
ンとの境界付近の粒状担体14が洗浄操作によって上下
へ移動するため、各ゾーンの担体量が設定した量と変わ
ってくる場合がある。そこで、各ゾーンの粒状担体の充
填量を一定にして安定化することが望ましい。即ち、そ
の方法として、図1に示すように上区画Rゾーンと下区
画Fゾーンの境界部にある散気部材15より上側に被処
理水23は通すが粒状担体14は通さない多孔部材16
を水平横断的に設ける方法で達成している。また、洗浄
排水排出管17の下側に、被処理水23は通すが下区画
の粒状担体14は通さない多孔部材18を水平横断的に
設けることにより、洗浄時に下区画Fゾーンの粒状担体
14が洗浄排水27と共に洗浄排水排出管17から流出
しないようにしている。以上の方法を適用することによ
り、両区画から洗浄排水を容易に引き抜くことができ
る。またFゾーンでは、SSの除去はその上層部で殆ど
行われるため、洗浄に入ると直ちにその上層部から剥離
したSSが洗浄排水排出管17から引き抜かれることか
ら洗浄効率が極めて高く、洗浄水量も少ないという長所
を有している。
として適用する場合、図4に示す接触材C3中間に多孔
部材を用いない場合には、区画Rゾーンと下区画Fゾー
ンとの境界付近の粒状担体14が洗浄操作によって上下
へ移動するため、各ゾーンの担体量が設定した量と変わ
ってくる場合がある。そこで、各ゾーンの粒状担体の充
填量を一定にして安定化することが望ましい。即ち、そ
の方法として、図1に示すように上区画Rゾーンと下区
画Fゾーンの境界部にある散気部材15より上側に被処
理水23は通すが粒状担体14は通さない多孔部材16
を水平横断的に設ける方法で達成している。また、洗浄
排水排出管17の下側に、被処理水23は通すが下区画
の粒状担体14は通さない多孔部材18を水平横断的に
設けることにより、洗浄時に下区画Fゾーンの粒状担体
14が洗浄排水27と共に洗浄排水排出管17から流出
しないようにしている。以上の方法を適用することによ
り、両区画から洗浄排水を容易に引き抜くことができ
る。またFゾーンでは、SSの除去はその上層部で殆ど
行われるため、洗浄に入ると直ちにその上層部から剥離
したSSが洗浄排水排出管17から引き抜かれることか
ら洗浄効率が極めて高く、洗浄水量も少ないという長所
を有している。
【0028】次に、生物濾過槽に充填する粒状物の担体
について述べる。担体に必要な特性は、微生物の付着量
(保持量)が大きく、また洗浄が容易に行なえること、
物理化学的、機械的耐久性があることである。生物濾過
槽では、処理効率を高めるためには、担体への微生物の
付着量(保持量)が大きいことがよく、そのような担体
としてはその内部に細孔を持ち、且つ細孔が連通してい
る粒状物が望ましい。あるいは、繊維間のような空隙を
持つ繊維塊が望ましい。このようなものに無機系担体と
しては、パーライト、シラスバルーン、発泡コンクリー
ト、活性炭、多孔質セラミックス、多孔質ガラス等があ
る。合成樹脂系担体には、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ール、ポリウレタン、ポリビニルアルコールアセタール
化合物などの発泡成形物、繊維を不規則に絡めた繊維
塊、繊維を不規則に積層した不織布、繊維を結束した繊
維塊などがある。
について述べる。担体に必要な特性は、微生物の付着量
(保持量)が大きく、また洗浄が容易に行なえること、
物理化学的、機械的耐久性があることである。生物濾過
槽では、処理効率を高めるためには、担体への微生物の
付着量(保持量)が大きいことがよく、そのような担体
としてはその内部に細孔を持ち、且つ細孔が連通してい
る粒状物が望ましい。あるいは、繊維間のような空隙を
持つ繊維塊が望ましい。このようなものに無機系担体と
しては、パーライト、シラスバルーン、発泡コンクリー
ト、活性炭、多孔質セラミックス、多孔質ガラス等があ
る。合成樹脂系担体には、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ール、ポリウレタン、ポリビニルアルコールアセタール
化合物などの発泡成形物、繊維を不規則に絡めた繊維
塊、繊維を不規則に積層した不織布、繊維を結束した繊
維塊などがある。
【0029】しかし、生物濾過槽の洗浄においては、担
体がバブリングや水流によって付着した過剰の微生物や
担体間に捕捉したSSが容易に剥離することが必要であ
る。これには担体の比重が大きく影響する。従って、担
体はその比重が大きいすぎたり小さすぎたりしても好ま
しくなく、概ね比重0.9〜1.1を持つものが望まし
い。無機系担体は、この点比重の大きすぎるものが多
い。但し、空孔率の増大やその他の方法によって比重調
整を行なうことで使用することも可能である。一方、合
成樹脂系担体では、ポリ塩化ビニール、ポリウレタン、
ポリビニルアルコールアセタール化合物、前述した繊維
でポリエステル、ナイロンなどの各種繊維塊は適度な比
重を有している。ポリエチレンはその点、僅かながら比
重が小さい。但し、ポリエチレン(ここでは連通気泡体
を指す)は微生物が付着すると比重が高まり、1.00
3〜1.008程度の適度な状態になる。従って、ポリ
エチレン連通気泡体は予め微生物を付着させたものを使
用することもできる。あるいは別の比重調整方法も可能
である。エマルジョンペイントを連通気泡体に含浸させ
乾燥する方法、あるいは担体の発泡成形時に炭酸カルシ
ウムや硫酸バリウムその他比重調整剤を添加する方法、
さらには担体の発泡成形時にポリエチレングリコール系
エステルやグリセリン脂肪酸エステルなどの親水性物質
を添加する方法などである。以上のように、担体内に連
通気泡や繊維間の空隙を持つ発泡成形物や繊維塊不織布
等で、且つ概ね比重が0.9〜1.1を持つ粒状の担体
を用いるものである。
体がバブリングや水流によって付着した過剰の微生物や
担体間に捕捉したSSが容易に剥離することが必要であ
る。これには担体の比重が大きく影響する。従って、担
体はその比重が大きいすぎたり小さすぎたりしても好ま
しくなく、概ね比重0.9〜1.1を持つものが望まし
い。無機系担体は、この点比重の大きすぎるものが多
い。但し、空孔率の増大やその他の方法によって比重調
整を行なうことで使用することも可能である。一方、合
成樹脂系担体では、ポリ塩化ビニール、ポリウレタン、
ポリビニルアルコールアセタール化合物、前述した繊維
でポリエステル、ナイロンなどの各種繊維塊は適度な比
重を有している。ポリエチレンはその点、僅かながら比
重が小さい。但し、ポリエチレン(ここでは連通気泡体
を指す)は微生物が付着すると比重が高まり、1.00
3〜1.008程度の適度な状態になる。従って、ポリ
エチレン連通気泡体は予め微生物を付着させたものを使
用することもできる。あるいは別の比重調整方法も可能
である。エマルジョンペイントを連通気泡体に含浸させ
乾燥する方法、あるいは担体の発泡成形時に炭酸カルシ
ウムや硫酸バリウムその他比重調整剤を添加する方法、
さらには担体の発泡成形時にポリエチレングリコール系
エステルやグリセリン脂肪酸エステルなどの親水性物質
を添加する方法などである。以上のように、担体内に連
通気泡や繊維間の空隙を持つ発泡成形物や繊維塊不織布
等で、且つ概ね比重が0.9〜1.1を持つ粒状の担体
を用いるものである。
【0030】
【実施例】以上のように粒状物を収納した担体床からな
る生物濾過法を取り入れた本発明の汚水浄化槽につい
て、その実施例を図2に基づき説明する。本発明は前記
した生物濾過法を浄化槽に組み込んだものである。図2
(a)は浄化槽の平面図で、図2(b)は図2(a)の
A−A断面図である。汚水浄化槽28は、仕切壁29、
30、31、32で仕切られ、嫌気濾床槽第1室33
は、上方に容積部44が下方に接触材34が収納され、
粗大固形物の除去と嫌気性微生物による有機物の低分子
化が行なわれる。嫌気濾床槽第2室36には同様に接触
材35が収納されており、さらに有機物を効率的に分解
する。生物濾過槽4には図1で述べた構成を具備してお
り、前述した粒状担体14が収納され、該槽4内を上区
画Rゾーンと下区画Fゾーンとに機能分画されている。
各ゾーンにおける主な作用は、前記の如く既に述べてい
るので省略する。散気部材15は通常の処理状態で空気
が挿入され、また散気部材20は洗浄時のみ空気が挿入
される。そして処理水槽21は、生物濾過槽4と開口部
22を介して連通されている。この処理水槽21は、処
理水を洗浄水として確保するために設けられている。消
毒槽37は、処理水を滅菌して放流するために設けられ
ている。
る生物濾過法を取り入れた本発明の汚水浄化槽につい
て、その実施例を図2に基づき説明する。本発明は前記
した生物濾過法を浄化槽に組み込んだものである。図2
(a)は浄化槽の平面図で、図2(b)は図2(a)の
A−A断面図である。汚水浄化槽28は、仕切壁29、
30、31、32で仕切られ、嫌気濾床槽第1室33
は、上方に容積部44が下方に接触材34が収納され、
粗大固形物の除去と嫌気性微生物による有機物の低分子
化が行なわれる。嫌気濾床槽第2室36には同様に接触
材35が収納されており、さらに有機物を効率的に分解
する。生物濾過槽4には図1で述べた構成を具備してお
り、前述した粒状担体14が収納され、該槽4内を上区
画Rゾーンと下区画Fゾーンとに機能分画されている。
各ゾーンにおける主な作用は、前記の如く既に述べてい
るので省略する。散気部材15は通常の処理状態で空気
が挿入され、また散気部材20は洗浄時のみ空気が挿入
される。そして処理水槽21は、生物濾過槽4と開口部
22を介して連通されている。この処理水槽21は、処
理水を洗浄水として確保するために設けられている。消
毒槽37は、処理水を滅菌して放流するために設けられ
ている。
【0031】移送ポンプ38は、処理水槽21内の処理
水の一部を嫌気濾床槽第1室33に移送するために設け
られている。そして、処理水の返送は、生物濾過槽4で
好気的微生物反応が行なわれ、硝酸態窒素を多く含むた
め、嫌気濾床槽第1室33で窒素除去を行なうことを目
的としている。移送ポンプ39は、嫌気濾床槽第1室3
3の濾床通過液を嫌気濾床槽第2室36の上部へ移送す
るポンプであり、嫌気濾床槽第1室33は接触材34よ
り上側の容積部44で水位が変動し、被処理水40の流
量変動を吸収できるようにしてあり、移送ポンプ39と
組み合わせることにより嫌気濾床槽第2室36に流量調
整を施した嫌気濾床槽第1室処理水41を供給する。
水の一部を嫌気濾床槽第1室33に移送するために設け
られている。そして、処理水の返送は、生物濾過槽4で
好気的微生物反応が行なわれ、硝酸態窒素を多く含むた
め、嫌気濾床槽第1室33で窒素除去を行なうことを目
的としている。移送ポンプ39は、嫌気濾床槽第1室3
3の濾床通過液を嫌気濾床槽第2室36の上部へ移送す
るポンプであり、嫌気濾床槽第1室33は接触材34よ
り上側の容積部44で水位が変動し、被処理水40の流
量変動を吸収できるようにしてあり、移送ポンプ39と
組み合わせることにより嫌気濾床槽第2室36に流量調
整を施した嫌気濾床槽第1室処理水41を供給する。
【0032】ここで移送ポンプ39はエアリフトポンプ
を例に説明する。図3の(a)は1段エアリフトポンプ
の構造、(b)は2段エアリフトポンプの構造を示す。
移送ポンプ39を1段エアリフトポンプとした場合、嫌
気濾床槽第1室処理水41は、空気管42に供給される
空気により嫌気濾床槽第2室の上部へ移送される。ま
た、移送ポンプ39を2段エアリフトポンプとした場
合、嫌気濾床槽第1室処理水41は、空気管42に供給
される空気により、1段目と2段目の連結部まで移送さ
れ、次に空気管43に供給される空気により嫌気濾床槽
第2室の上部へ移送される。2段エアリフトポンプは、
嫌気濾床槽第1室の水位が低水位から高水位の間で変化
してもほぼ一定の揚水量が確保できるという利点があ
る。通常の家庭合併排水の流量変動では、移送ポンプ3
9は1段エアリフトポンプで流量調整特性、例えば通常
いわれている排出係数で2.5乃至3.5が得られる。
しかし、さらに流量調整特性を向上させたい場合は2段
エアリフトポンプが有効であり、この場合、排出係数は
1.5乃至2.5が得られる。
を例に説明する。図3の(a)は1段エアリフトポンプ
の構造、(b)は2段エアリフトポンプの構造を示す。
移送ポンプ39を1段エアリフトポンプとした場合、嫌
気濾床槽第1室処理水41は、空気管42に供給される
空気により嫌気濾床槽第2室の上部へ移送される。ま
た、移送ポンプ39を2段エアリフトポンプとした場
合、嫌気濾床槽第1室処理水41は、空気管42に供給
される空気により、1段目と2段目の連結部まで移送さ
れ、次に空気管43に供給される空気により嫌気濾床槽
第2室の上部へ移送される。2段エアリフトポンプは、
嫌気濾床槽第1室の水位が低水位から高水位の間で変化
してもほぼ一定の揚水量が確保できるという利点があ
る。通常の家庭合併排水の流量変動では、移送ポンプ3
9は1段エアリフトポンプで流量調整特性、例えば通常
いわれている排出係数で2.5乃至3.5が得られる。
しかし、さらに流量調整特性を向上させたい場合は2段
エアリフトポンプが有効であり、この場合、排出係数は
1.5乃至2.5が得られる。
【0033】移送ポンプ25は生物濾過槽4の洗浄排水
を生物濾過槽第1室33に排出するために設けている。
これらの移送ポンプは、エアリフト式ポンプを用いた構
成としているが、エアリフト式ポンプに限定されるもの
ではない。
を生物濾過槽第1室33に排出するために設けている。
これらの移送ポンプは、エアリフト式ポンプを用いた構
成としているが、エアリフト式ポンプに限定されるもの
ではない。
【0034】ここで、汚水浄化槽の通常の処理工程と作
用について説明する。被処理水40は流入口から供給さ
れ、嫌気濾床槽第1室33に入り、粗大固形物が接触材
34で除去されると同時に嫌気的分解及び前述の返送し
た処理水24によって脱窒素が行われる。なお、嫌気濾
床槽33は接触材34より上側の容積部44で水位が変
動し、且つその変動範囲(H.W.L〜L.W.L)は
被処理水40の流量変動を吸収できる容積を設けて流量
調整機能を持たせている。移送ポンプ39により嫌気濾
床槽第2室36の上部へピークカットした嫌気濾床槽処
理水41が流入する。ここで、さらに有機物の分解及び
脱窒素が行なわれ、嫌気濾床槽第2室処理水23は自然
流下によって生物濾過槽4に供給される。生物濾過槽4
では上区画Rゾーンにおいて、散気部材15から挿入さ
れる空気によって粒状担体14に付着している好気性微
生物の作用で有機物の分解と硝化が行なわれ、SSも一
部捕捉される。しかし、Rゾーンの粒状担体は空気泡の
上昇によって流動しているため、残留したSSを含んだ
通過水は、下区画Fゾーンを下降する。Fゾーンでは粒
状担体層が静止状態にあるため、SSは充分に捕捉除去
される。この工程までに被処理水40は有機物、SS、
窒素も充分に除去されるため、透視度の良い高度な処理
水となり処理水槽21へ移行し、消毒槽37で滅菌され
た後処理水24として系外に排出される。
用について説明する。被処理水40は流入口から供給さ
れ、嫌気濾床槽第1室33に入り、粗大固形物が接触材
34で除去されると同時に嫌気的分解及び前述の返送し
た処理水24によって脱窒素が行われる。なお、嫌気濾
床槽33は接触材34より上側の容積部44で水位が変
動し、且つその変動範囲(H.W.L〜L.W.L)は
被処理水40の流量変動を吸収できる容積を設けて流量
調整機能を持たせている。移送ポンプ39により嫌気濾
床槽第2室36の上部へピークカットした嫌気濾床槽処
理水41が流入する。ここで、さらに有機物の分解及び
脱窒素が行なわれ、嫌気濾床槽第2室処理水23は自然
流下によって生物濾過槽4に供給される。生物濾過槽4
では上区画Rゾーンにおいて、散気部材15から挿入さ
れる空気によって粒状担体14に付着している好気性微
生物の作用で有機物の分解と硝化が行なわれ、SSも一
部捕捉される。しかし、Rゾーンの粒状担体は空気泡の
上昇によって流動しているため、残留したSSを含んだ
通過水は、下区画Fゾーンを下降する。Fゾーンでは粒
状担体層が静止状態にあるため、SSは充分に捕捉除去
される。この工程までに被処理水40は有機物、SS、
窒素も充分に除去されるため、透視度の良い高度な処理
水となり処理水槽21へ移行し、消毒槽37で滅菌され
た後処理水24として系外に排出される。
【0035】次に洗浄工程について述べる。通常の処理
が継続されると生物濾過槽4は生物濾過層、特に下区画
FゾーンでSSの捕捉によって徐々に濾過抵抗が増すた
め洗浄が必要となる。この洗浄の指令は生物濾過槽4の
水位が所定水位まで上昇したら、又はタイマー設定で所
定時間に達したら、その信号によって洗浄を行なうこと
ができる。なお、この場合、洗浄操作は嫌気濾床槽第1
室33の水位が低水位の(L.W.L)の時に行なうこ
とが望ましく、通常被処理水40の流入がない夜間に設
定することが良い。
が継続されると生物濾過槽4は生物濾過層、特に下区画
FゾーンでSSの捕捉によって徐々に濾過抵抗が増すた
め洗浄が必要となる。この洗浄の指令は生物濾過槽4の
水位が所定水位まで上昇したら、又はタイマー設定で所
定時間に達したら、その信号によって洗浄を行なうこと
ができる。なお、この場合、洗浄操作は嫌気濾床槽第1
室33の水位が低水位の(L.W.L)の時に行なうこ
とが望ましく、通常被処理水40の流入がない夜間に設
定することが良い。
【0036】洗浄は次のように行なう。先ず、散気部材
20からの散気を開始して、Fゾーンをバブリングし、
同時に移送ポンプ25を作動して、空気泡により剥離し
たSSを洗浄水と共に洗浄排水排出管17から洗浄排水
27として引き抜き、嫌気濾床槽第1室33に排出する
とともに、開口部22から処理水槽21の処理水を洗浄
水としてFゾーンに流入させる。同時にRゾーンに捕捉
されているSSも水位の下降に伴い、洗浄排水27とし
て嫌気濾床槽第1室33に排出される。なお、多孔部材
45、16、18、19により各ゾーンの担体量は変わ
ることがない。洗浄の終了は散気部材15からの散気を
停止し、移送ポンプ25を停止することにより完了す
る。洗浄に必要な水量は、生物濾過槽の少なくともRゾ
ーンとFゾーンの容積と同等以下を供給すれば充分であ
る。洗浄終了後は、嫌気濾床槽第2室処理水23の流入
によって通常の処理状態へ復帰する。以上の工程を行な
うことにより、高度な処理を維持することが可能とな
る。用いる担体14については既に述べているので省略
する。
20からの散気を開始して、Fゾーンをバブリングし、
同時に移送ポンプ25を作動して、空気泡により剥離し
たSSを洗浄水と共に洗浄排水排出管17から洗浄排水
27として引き抜き、嫌気濾床槽第1室33に排出する
とともに、開口部22から処理水槽21の処理水を洗浄
水としてFゾーンに流入させる。同時にRゾーンに捕捉
されているSSも水位の下降に伴い、洗浄排水27とし
て嫌気濾床槽第1室33に排出される。なお、多孔部材
45、16、18、19により各ゾーンの担体量は変わ
ることがない。洗浄の終了は散気部材15からの散気を
停止し、移送ポンプ25を停止することにより完了す
る。洗浄に必要な水量は、生物濾過槽の少なくともRゾ
ーンとFゾーンの容積と同等以下を供給すれば充分であ
る。洗浄終了後は、嫌気濾床槽第2室処理水23の流入
によって通常の処理状態へ復帰する。以上の工程を行な
うことにより、高度な処理を維持することが可能とな
る。用いる担体14については既に述べているので省略
する。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、低BOD、効率的な硝
化、低SSで透明感のある高度な処理水を安定して得る
ことが出来る。また、洗浄排水量も少量に抑えることが
出来る。さらに、この生物濾過方法を汚水浄化槽に組み
込んで一体形としたため、小形で高性能な汚水浄化槽が
提供出来る。
化、低SSで透明感のある高度な処理水を安定して得る
ことが出来る。また、洗浄排水量も少量に抑えることが
出来る。さらに、この生物濾過方法を汚水浄化槽に組み
込んで一体形としたため、小形で高性能な汚水浄化槽が
提供出来る。
【図1】本発明の実施例を示す汚水浄化槽の断面図であ
り、(a)は通常の処理状態、(b)は洗浄状態を示
す。
り、(a)は通常の処理状態、(b)は洗浄状態を示
す。
【図2】(a)は本発明の実施例を示す平面図であり、
(b)は(a)のA−A断面図を示す。
(b)は(a)のA−A断面図を示す。
【図3】(a)は本発明の嫌気濾床槽第1室から嫌気濾
床槽第2室への1段エアリフトポンプの構造を示す断面
図であり、(b)は2段エアリフトポンプの断面図を示
す。
床槽第2室への1段エアリフトポンプの構造を示す断面
図であり、(b)は2段エアリフトポンプの断面図を示
す。
【図4】従来例の実施例を示す汚水浄化槽の断面図を示
す。
す。
1 汚水浄化槽 2 嫌気濾
床槽第1室 3 嫌気濾床槽第2室 4 接触ば
っ気槽(生物濾過槽) 5 沈澱槽(処理水槽) 6 消毒槽 7 被処理水 8 処理水 9 流入口 10 流出口 11 定量供給ポンプ 12 ばっ
気用散気管 13 逆洗ポンプ 14 粒状
担体 15 散気部材 16 多孔
部材 17 洗浄排水排出管 18 多孔
部材 19 多孔部材 20 散気
部材 21 処理水槽 22 開口
部 23 被処理水(嫌気濾床槽第2室処理水)24 処理
水 25 移送ポンプ 26 洗浄
水 27 洗浄排水 28 汚水
浄化槽 29 仕切壁 30 仕切
壁 31 仕切壁 32 仕切
壁 33 嫌気濾床槽第1室 34 接触
材 35 接触材 36 嫌気
濾床槽第2室 37 消毒槽 38 移送
ポンプ 39 移送ポンプ 40 被処
理水 41 嫌気濾床槽第1室処理水 42 空気
管 43 空気管 44 容積
部 45 多孔部材
床槽第1室 3 嫌気濾床槽第2室 4 接触ば
っ気槽(生物濾過槽) 5 沈澱槽(処理水槽) 6 消毒槽 7 被処理水 8 処理水 9 流入口 10 流出口 11 定量供給ポンプ 12 ばっ
気用散気管 13 逆洗ポンプ 14 粒状
担体 15 散気部材 16 多孔
部材 17 洗浄排水排出管 18 多孔
部材 19 多孔部材 20 散気
部材 21 処理水槽 22 開口
部 23 被処理水(嫌気濾床槽第2室処理水)24 処理
水 25 移送ポンプ 26 洗浄
水 27 洗浄排水 28 汚水
浄化槽 29 仕切壁 30 仕切
壁 31 仕切壁 32 仕切
壁 33 嫌気濾床槽第1室 34 接触
材 35 接触材 36 嫌気
濾床槽第2室 37 消毒槽 38 移送
ポンプ 39 移送ポンプ 40 被処
理水 41 嫌気濾床槽第1室処理水 42 空気
管 43 空気管 44 容積
部 45 多孔部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古市 昌浩 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社住機環境事業部内 (72)発明者 石垣 力 茨城県下館市大字下江連1250番地 日立化 成工業株式会社住機環境事業部内
Claims (1)
- 【請求項1】 槽内を仕切壁で仕切って複数の処理槽を
形成し、これらの処理槽に被処理水を順次移流して浄化
を行なう汚水浄化槽において、複数の処理槽は、嫌気濾
床槽第1室、第2室、生物濾過槽、処理水槽、消毒槽の
順で配列され、嫌気濾床槽第1室上部に流量調整機能を
有する容積部を設け、嫌気濾床槽第1室の通過液を後段
の嫌気濾床槽第2室上部へ移送させて流下させるととも
に該第2室底部から後段の生物濾過槽上部へ自然流下さ
せ、該生物濾過槽は粒状物を収納した濾床を有し、生物
濾過層を間隔を設けて上下の2区画に分離して上区画お
よび下区画を形成し、上区画及び下区画の上・下部に多
孔部材を水平横断的に設けるとともに上区画及び下区画
の底部の多孔部材下方に散気部材を各々設け、上下両区
画を仕切る多孔部材間の洗浄排水排出管から槽内処理水
を嫌気濾床槽第1室へ洗浄排水として引き抜き、そして
該生物濾過槽を下向流で流下した通過液は、生物濾過槽
底部より処理水槽へ移り、処理水槽上部から消毒槽へ至
るようにしてから系外へ放流され、また、処理水槽には
該槽内液を嫌気濾床槽第1室へ返送することを特徴とす
る汚水浄化槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5167242A JP2697561B2 (ja) | 1993-02-03 | 1993-07-07 | 汚水浄化槽 |
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