JPH06285934A - トグル式型締装置の型締力設定方法 - Google Patents
トグル式型締装置の型締力設定方法Info
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- JPH06285934A JPH06285934A JP9876093A JP9876093A JPH06285934A JP H06285934 A JPH06285934 A JP H06285934A JP 9876093 A JP9876093 A JP 9876093A JP 9876093 A JP9876093 A JP 9876093A JP H06285934 A JPH06285934 A JP H06285934A
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- mold clamping
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 トグル式型締装置を用いて射出圧縮成形が行
えるようにする。 【構成】 トグル機構12をいっぱいに伸長させた状態
で、この状態を保持しながらタイバーナット14を回転
させることにより可動側金型38が金型タッチ又は金型
タッチ寸前の位置に位置するように可動盤などの可動部
全体の位置を設定する金型位置設定工程と、型閉途中に
おいて所定量の溶融樹脂を金型キャビティに供給した後
金型を設定位置に位置させることにより試験的に圧縮成
形を行う試験成形工程と、試験成形品の寸法に基づいて
可動部全体の型締位置を決定する圧縮量設定工程と、か
らなる射出圧縮成形のためのトグル式型締装置の型締力
設定方法。
えるようにする。 【構成】 トグル機構12をいっぱいに伸長させた状態
で、この状態を保持しながらタイバーナット14を回転
させることにより可動側金型38が金型タッチ又は金型
タッチ寸前の位置に位置するように可動盤などの可動部
全体の位置を設定する金型位置設定工程と、型閉途中に
おいて所定量の溶融樹脂を金型キャビティに供給した後
金型を設定位置に位置させることにより試験的に圧縮成
形を行う試験成形工程と、試験成形品の寸法に基づいて
可動部全体の型締位置を決定する圧縮量設定工程と、か
らなる射出圧縮成形のためのトグル式型締装置の型締力
設定方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トグル式型締装置の型
締力設定方法に関するものである。
締力設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出圧縮成形装置としては、特開
昭61−283520号公報に示されるようなものがあ
る。これに示される射出圧縮成形装置は、いわゆる直動
形といわれるもので、型締用シリンダのピストンロッド
に可動盤が直接取り付けられており、可動盤がピストン
ロッドと同じ速度(同じ移動量)で移動させられるよう
になっている。射出圧縮成形の中には、金型を型閉し終
らない所定の型閉ストローク位置においてキャビティ内
に溶融樹脂を射出し、型閉の途中から圧縮工程を開始さ
せるものがある。すなわち圧縮ストロークを比較的長い
ものとして、溶融樹脂を十分に圧縮するようにした成形
方法がある。この方法は、発泡成形などにおいて、しば
しば行われている。
昭61−283520号公報に示されるようなものがあ
る。これに示される射出圧縮成形装置は、いわゆる直動
形といわれるもので、型締用シリンダのピストンロッド
に可動盤が直接取り付けられており、可動盤がピストン
ロッドと同じ速度(同じ移動量)で移動させられるよう
になっている。射出圧縮成形の中には、金型を型閉し終
らない所定の型閉ストローク位置においてキャビティ内
に溶融樹脂を射出し、型閉の途中から圧縮工程を開始さ
せるものがある。すなわち圧縮ストロークを比較的長い
ものとして、溶融樹脂を十分に圧縮するようにした成形
方法がある。この方法は、発泡成形などにおいて、しば
しば行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の直動形の射出圧縮成形装置には、可動盤の
速度を制御するのが面倒であるという問題点があり、特
に上述のように圧縮ストロークを長くした成形の場合、
長いストロークにわたって可動盤の速度を制御する必要
がある。すなわち、射出圧縮成形においては、金型キャ
ビティに供給された溶融樹脂に対してキャビティ容積を
減少させる(可動盤を前進させる)ことによって圧縮力
を加えるが、圧縮開始時点から可動盤の速度を制御する
必要がある。また、最終的な圧縮工程は、直動形型締装
置の場合、可動側金型を固定側金型に突き当てた状態
(金型タッチ状態)で行われるので、突き当て時の衝撃
によって金型が損傷するのを避けるために、突き当て位
置よりも手前の位置から可動盤を減速させる必要があ
り、可動盤の速度制御を行うのが面倒なことになる。こ
の問題を解決するものとしてトグル式型締装置を用いる
ことが考えられる。トグル式型締装置は、トグル機構の
クロスヘッド部を一定速度で駆動したとしても、リンク
同士が折れ線状に折れ曲がった短縮状態になるほどリン
ク端部側(可動盤側)の移動速度が大きく、リンク同士
が一直線状に伸びきった伸長状態になるほど可動盤側の
移動速度が小さくなる特性を有しており、トグル機構の
リンク同士が直線状に伸び切った位置で可動盤は停止す
ることになる。すなわち、トグル機構のクロスヘッド側
(型締シリンダ側)を減速動作させるようなことなく可
動盤側を減速(停止)動作させることが可能である。し
かしながら、トグル式型締装置を用いて射出圧縮成形を
行う場合には、トグル機構のリンク同士が直線状に伸び
切った位置でトグル機構の力増大率に応じた最終的な押
付力が発生することになるが、最終的な押付力の大きさ
を直動形の場合のように型締シリンダの供給リリーフ圧
力によって簡単に調整することができないという問題点
がある。すなわち、直動形の場合には、型締シリンダに
供給する油圧の制限値を調整することにより、型締装置
の型締力の大きさを簡単に調整することができるが、ト
グル式型締装置の場合の型締力は、トグル機構がタイバ
ーを何mm伸ばすかによって決り、射出圧縮成形の場合
のように溶融樹脂の圧縮量が問題になる場合には、使用
する樹脂の弾力性などによってタイバーの伸び量が変化
することになるので、タイバー伸び量を一義的に決定す
るのは困難である。本発明はこのような課題を解決する
ことを目的としている。
ような従来の直動形の射出圧縮成形装置には、可動盤の
速度を制御するのが面倒であるという問題点があり、特
に上述のように圧縮ストロークを長くした成形の場合、
長いストロークにわたって可動盤の速度を制御する必要
がある。すなわち、射出圧縮成形においては、金型キャ
ビティに供給された溶融樹脂に対してキャビティ容積を
減少させる(可動盤を前進させる)ことによって圧縮力
を加えるが、圧縮開始時点から可動盤の速度を制御する
必要がある。また、最終的な圧縮工程は、直動形型締装
置の場合、可動側金型を固定側金型に突き当てた状態
(金型タッチ状態)で行われるので、突き当て時の衝撃
によって金型が損傷するのを避けるために、突き当て位
置よりも手前の位置から可動盤を減速させる必要があ
り、可動盤の速度制御を行うのが面倒なことになる。こ
の問題を解決するものとしてトグル式型締装置を用いる
ことが考えられる。トグル式型締装置は、トグル機構の
クロスヘッド部を一定速度で駆動したとしても、リンク
同士が折れ線状に折れ曲がった短縮状態になるほどリン
ク端部側(可動盤側)の移動速度が大きく、リンク同士
が一直線状に伸びきった伸長状態になるほど可動盤側の
移動速度が小さくなる特性を有しており、トグル機構の
リンク同士が直線状に伸び切った位置で可動盤は停止す
ることになる。すなわち、トグル機構のクロスヘッド側
(型締シリンダ側)を減速動作させるようなことなく可
動盤側を減速(停止)動作させることが可能である。し
かしながら、トグル式型締装置を用いて射出圧縮成形を
行う場合には、トグル機構のリンク同士が直線状に伸び
切った位置でトグル機構の力増大率に応じた最終的な押
付力が発生することになるが、最終的な押付力の大きさ
を直動形の場合のように型締シリンダの供給リリーフ圧
力によって簡単に調整することができないという問題点
がある。すなわち、直動形の場合には、型締シリンダに
供給する油圧の制限値を調整することにより、型締装置
の型締力の大きさを簡単に調整することができるが、ト
グル式型締装置の場合の型締力は、トグル機構がタイバ
ーを何mm伸ばすかによって決り、射出圧縮成形の場合
のように溶融樹脂の圧縮量が問題になる場合には、使用
する樹脂の弾力性などによってタイバーの伸び量が変化
することになるので、タイバー伸び量を一義的に決定す
るのは困難である。本発明はこのような課題を解決する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、実際の溶融樹
脂を用いて試験的に成形を行い、この試験結果に基づい
て型締力の設定を行うことにより上記課題を解決する。
すなわち本発明のトグル式型締装置の型締力設定方法
は、トグル機構をいっぱいに伸長させた状態で、この状
態を保持しながらタイバーナットを回転させることによ
り可動側金型が金型タッチ又は金型タッチ寸前の位置に
位置するように可動盤などの可動部全体の位置を設定す
る金型位置設定工程と、型閉途中において所定量の溶融
樹脂を金型キャビティに供給した後金型を設定位置に位
置させることにより試験的に圧縮成形を行う試験成形工
程と、試験成形品の寸法に基づいて可動部全体の型締位
置を決定する圧縮量設定工程と、を有している。
脂を用いて試験的に成形を行い、この試験結果に基づい
て型締力の設定を行うことにより上記課題を解決する。
すなわち本発明のトグル式型締装置の型締力設定方法
は、トグル機構をいっぱいに伸長させた状態で、この状
態を保持しながらタイバーナットを回転させることによ
り可動側金型が金型タッチ又は金型タッチ寸前の位置に
位置するように可動盤などの可動部全体の位置を設定す
る金型位置設定工程と、型閉途中において所定量の溶融
樹脂を金型キャビティに供給した後金型を設定位置に位
置させることにより試験的に圧縮成形を行う試験成形工
程と、試験成形品の寸法に基づいて可動部全体の型締位
置を決定する圧縮量設定工程と、を有している。
【0005】
【作用】トグル機構を介して型閉した金型に所定の型締
力が作用するように、型締装置の可動側全体と固定盤と
の関係位置を調整する最大型締力調整工程を行う。すな
わち、トグル機構をいっぱいに伸長させた状態でタイバ
ーナットを回転させることにより金型タッチ又は金型タ
ッチ寸前の位置に位置するように可動盤などの可動部全
体の位置を設定する金型タッチ位置設定工程と、所定量
の溶融樹脂を金型キャビティに供給して試験成形を行う
試験成形工程と、試験成形品の寸法に基づいて可動部全
体の位置を決定する圧縮量設定工程と、を順次行う。こ
れによりトグル機構を用いた型締装置による射出圧縮成
形の準備が終了したことになる。型締シリンダに油圧を
供給してトグル機構を介して型閉中に所定のタイミング
で金型キャビティ内に所定量の溶融樹脂が射出される。
トグル機構をいっぱいに伸長させた状態で所定の押付力
を金型に作用させることができる。これにより、圧縮成
形が行われる。トグル機構が折り曲げ状態から伸長状態
に姿勢を変えるに従って金型は最大速度から減速し、つ
いには停止するので、複雑な減速制御を行うことなく、
射出圧縮成形を行うことができる。
力が作用するように、型締装置の可動側全体と固定盤と
の関係位置を調整する最大型締力調整工程を行う。すな
わち、トグル機構をいっぱいに伸長させた状態でタイバ
ーナットを回転させることにより金型タッチ又は金型タ
ッチ寸前の位置に位置するように可動盤などの可動部全
体の位置を設定する金型タッチ位置設定工程と、所定量
の溶融樹脂を金型キャビティに供給して試験成形を行う
試験成形工程と、試験成形品の寸法に基づいて可動部全
体の位置を決定する圧縮量設定工程と、を順次行う。こ
れによりトグル機構を用いた型締装置による射出圧縮成
形の準備が終了したことになる。型締シリンダに油圧を
供給してトグル機構を介して型閉中に所定のタイミング
で金型キャビティ内に所定量の溶融樹脂が射出される。
トグル機構をいっぱいに伸長させた状態で所定の押付力
を金型に作用させることができる。これにより、圧縮成
形が行われる。トグル機構が折り曲げ状態から伸長状態
に姿勢を変えるに従って金型は最大速度から減速し、つ
いには停止するので、複雑な減速制御を行うことなく、
射出圧縮成形を行うことができる。
【0006】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。固定盤32と
対向する位置に型締ハウジング34が配置されている。
固定盤32及び型締ハウジング34の中間に可動盤30
が配置されている。型締ハウジング34と可動盤30と
は、トグル機構12によって連結されている。すなわち
トグル機構12の複数のリンクは、これらの一端側が型
締ハウジング34とそれぞれ連結されており、また他端
側が可動盤30とそれぞれ連結されている。固定盤32
と型締ハウジング34とは、4本のタイバー36(図3
参照)及びタイバーナット14によって連結されてい
る。タイバー36は、それぞれ可動盤30を貫通してい
る。すなわち、可動盤30は、タイバー36によって軸
方向の移動を案内されている。可動盤30には可動側金
型38が固定されており、また固定盤32には固定側金
型40が固定されている。型締ハウジング34には、型
締シリンダ10が取り付けられている。型締シリンダ1
0のピストンロッド10aは、型締ハウジング34の中
心部を貫通するとともにトグル機構12のクロスヘッド
部12aと連結されている。タイバーナット14には、
これと一体にそれぞれスプロケット16が設けられてい
る。型締ハウジング34にはチェーン駆動用のモータ2
0が取り付けられている。各スプロケット16、及びモ
ータ20には、チェーン18が巻き掛けられている。ス
プロケット16、チェーン18、及びモータ20によっ
てタイバーナット回転装置が構成されている。型締ハウ
ジング34には、タイバーナット14と対向する位置に
回転検出器22が取り付けられている。回転検出器22
はタイバーナット14の回転位置を検出可能である。可
動金型38と対向する位置に位置センサ24が設けられ
ている。位置センサ24は、可動金型38の位置を検出
可能である。位置センサ24からの測定位置の信号、及
び回転検出器22からの信号をそれぞれ入力する制御器
26が設けられている。制御器26には、可動盤30の
単位移動量に対応するタイバーナット14の回転量が記
憶可能であり、位置センサ24からの測定位置の信号が
入力されており、また所望の成形品肉厚寸法と後述する
試験成形時の成形品肉厚寸法との差寸法を入力可能であ
る。制御器26は、位置センサ24からの測定位置信号
に基づいて所定の演算を行い、演算結果に従ってモータ
20に駆動信号を出力可能である。すなわち、制御器2
6は、タイバーナット回転装置を制御可能である。型締
シリンダ10の型締側油室10bと、図示してない油圧
源とを接続する管路にはパイロット式チェック弁28が
設けられている。
対向する位置に型締ハウジング34が配置されている。
固定盤32及び型締ハウジング34の中間に可動盤30
が配置されている。型締ハウジング34と可動盤30と
は、トグル機構12によって連結されている。すなわち
トグル機構12の複数のリンクは、これらの一端側が型
締ハウジング34とそれぞれ連結されており、また他端
側が可動盤30とそれぞれ連結されている。固定盤32
と型締ハウジング34とは、4本のタイバー36(図3
参照)及びタイバーナット14によって連結されてい
る。タイバー36は、それぞれ可動盤30を貫通してい
る。すなわち、可動盤30は、タイバー36によって軸
方向の移動を案内されている。可動盤30には可動側金
型38が固定されており、また固定盤32には固定側金
型40が固定されている。型締ハウジング34には、型
締シリンダ10が取り付けられている。型締シリンダ1
0のピストンロッド10aは、型締ハウジング34の中
心部を貫通するとともにトグル機構12のクロスヘッド
部12aと連結されている。タイバーナット14には、
これと一体にそれぞれスプロケット16が設けられてい
る。型締ハウジング34にはチェーン駆動用のモータ2
0が取り付けられている。各スプロケット16、及びモ
ータ20には、チェーン18が巻き掛けられている。ス
プロケット16、チェーン18、及びモータ20によっ
てタイバーナット回転装置が構成されている。型締ハウ
ジング34には、タイバーナット14と対向する位置に
回転検出器22が取り付けられている。回転検出器22
はタイバーナット14の回転位置を検出可能である。可
動金型38と対向する位置に位置センサ24が設けられ
ている。位置センサ24は、可動金型38の位置を検出
可能である。位置センサ24からの測定位置の信号、及
び回転検出器22からの信号をそれぞれ入力する制御器
26が設けられている。制御器26には、可動盤30の
単位移動量に対応するタイバーナット14の回転量が記
憶可能であり、位置センサ24からの測定位置の信号が
入力されており、また所望の成形品肉厚寸法と後述する
試験成形時の成形品肉厚寸法との差寸法を入力可能であ
る。制御器26は、位置センサ24からの測定位置信号
に基づいて所定の演算を行い、演算結果に従ってモータ
20に駆動信号を出力可能である。すなわち、制御器2
6は、タイバーナット回転装置を制御可能である。型締
シリンダ10の型締側油室10bと、図示してない油圧
源とを接続する管路にはパイロット式チェック弁28が
設けられている。
【0007】次に、この実施例の作用を説明する。あら
かじめ、トグル機構12をいっぱいに伸長させても、可
動側金型38が固定側金型40と衝突しないように、モ
ータ20を駆動してタイバーナット14をタイバー36
端部側に移動させておく。まず可動盤30の型閉位置調
整を行う。すなわち、トグル機構12をいっぱいに伸長
させた状態で、型締シリンダ10のピストンロッド10
aとクロスヘッド部12aとの関係位置が変わらないよ
うに、型締側油室10b及び型開側油室10cをそれぞ
れブロックしておく。この状態で図4に示すように、可
動側金型38が固定側金型40と金型タッチするよう
に、モータ20を駆動してタイバーナット14の回転位
置を調整する。すなわち、可動盤30などの可動部の位
置決めを行う。なお、図4〜6はナット回転装置などを
省略して示してある。次に型締シリンダ10のブロック
状態を解除して、型締シリンダ10の型開側油室10c
に油圧を供給して可動側金型38を型開位置に位置さ
せ、試験成形を行う。すなわち、図5に示す所定の型開
ストローク位置(たとえば型開10mm位置)において
金型キャビティ内に溶融樹脂42を射出し、圧縮成形を
行う。成形後、型開して試験成形品を取り出して、圧縮
方向の寸法(厚さ寸法)を測定し、目標寸法に対する差
寸法を算出して、これを制御器26に入力する。たとえ
ば、試験成形品の厚さ寸法が目標寸法より2mm厚すぎ
る(型締力不足)場合には、制御器26のメモリに「−
2」を入力する。制御器26は、入力された符号と差寸
法からタイバーナット14の回転方向と回転量を算出
し、モータ20を駆動してタイバーナット14を所望の
位置に位置させる。すなわち、上記の例の場合には、タ
イバーナット14が計算量だけねじ込み方向に回転させ
られることにより、図6に示すように、可動盤30は仮
想線で示す位置から実線で示す位置に移動させられるこ
とになる。必要精度に応じて、試験成形とタイバーナッ
ト14の位置の修正作業を繰り返して、最終的な位置決
めを行う。これにより、射出圧縮成形のための型締力の
調整が終了したことになり、生産を開始することができ
る。生産時には、直動形の場合とは異なり、1ショット
ごとに可動盤の位置を検出して速度を制御するような面
倒な制御は必要ない。
かじめ、トグル機構12をいっぱいに伸長させても、可
動側金型38が固定側金型40と衝突しないように、モ
ータ20を駆動してタイバーナット14をタイバー36
端部側に移動させておく。まず可動盤30の型閉位置調
整を行う。すなわち、トグル機構12をいっぱいに伸長
させた状態で、型締シリンダ10のピストンロッド10
aとクロスヘッド部12aとの関係位置が変わらないよ
うに、型締側油室10b及び型開側油室10cをそれぞ
れブロックしておく。この状態で図4に示すように、可
動側金型38が固定側金型40と金型タッチするよう
に、モータ20を駆動してタイバーナット14の回転位
置を調整する。すなわち、可動盤30などの可動部の位
置決めを行う。なお、図4〜6はナット回転装置などを
省略して示してある。次に型締シリンダ10のブロック
状態を解除して、型締シリンダ10の型開側油室10c
に油圧を供給して可動側金型38を型開位置に位置さ
せ、試験成形を行う。すなわち、図5に示す所定の型開
ストローク位置(たとえば型開10mm位置)において
金型キャビティ内に溶融樹脂42を射出し、圧縮成形を
行う。成形後、型開して試験成形品を取り出して、圧縮
方向の寸法(厚さ寸法)を測定し、目標寸法に対する差
寸法を算出して、これを制御器26に入力する。たとえ
ば、試験成形品の厚さ寸法が目標寸法より2mm厚すぎ
る(型締力不足)場合には、制御器26のメモリに「−
2」を入力する。制御器26は、入力された符号と差寸
法からタイバーナット14の回転方向と回転量を算出
し、モータ20を駆動してタイバーナット14を所望の
位置に位置させる。すなわち、上記の例の場合には、タ
イバーナット14が計算量だけねじ込み方向に回転させ
られることにより、図6に示すように、可動盤30は仮
想線で示す位置から実線で示す位置に移動させられるこ
とになる。必要精度に応じて、試験成形とタイバーナッ
ト14の位置の修正作業を繰り返して、最終的な位置決
めを行う。これにより、射出圧縮成形のための型締力の
調整が終了したことになり、生産を開始することができ
る。生産時には、直動形の場合とは異なり、1ショット
ごとに可動盤の位置を検出して速度を制御するような面
倒な制御は必要ない。
【0008】なお、上記実施例の説明においては、金型
タッチの状態で型締力の設定作業を行うものとしたが、
金型タッチ寸前の状態で型締力の設定作業を行うように
することもできる。また、上記実施例の説明において
は、ナット回転装置は、スプロケット16、チェーン1
8、及びモータ20によって構成するものとしたが、こ
れに限定されるわけではなく、たとえば、実公昭61−
7060号公報に示されるような、歯車方式を用いるこ
ともできる。さらに、上記実施例の説明においては、設
定器26に目標寸法に対する差寸法を入力するものとし
たが、これに限定されるわけではなく、可動部の最大前
進量(たとえば3mm)を適宜の分割数(たとえば1
0)に分割しておき、差寸法に応じてノッチ位置(たと
えば3番目のノッチ、すなわち前進量0.9mm)を作
業者に選択させるようにすることもできる。このように
すれば、直圧式射出成形機の操作に慣れたユーザが、直
圧式射出成形機と同様な操作感覚で、トグル式射出成形
機を操作することができる。
タッチの状態で型締力の設定作業を行うものとしたが、
金型タッチ寸前の状態で型締力の設定作業を行うように
することもできる。また、上記実施例の説明において
は、ナット回転装置は、スプロケット16、チェーン1
8、及びモータ20によって構成するものとしたが、こ
れに限定されるわけではなく、たとえば、実公昭61−
7060号公報に示されるような、歯車方式を用いるこ
ともできる。さらに、上記実施例の説明においては、設
定器26に目標寸法に対する差寸法を入力するものとし
たが、これに限定されるわけではなく、可動部の最大前
進量(たとえば3mm)を適宜の分割数(たとえば1
0)に分割しておき、差寸法に応じてノッチ位置(たと
えば3番目のノッチ、すなわち前進量0.9mm)を作
業者に選択させるようにすることもできる。このように
すれば、直圧式射出成形機の操作に慣れたユーザが、直
圧式射出成形機と同様な操作感覚で、トグル式射出成形
機を操作することができる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればト
グル式型締装置の利点を生かした射出圧縮成形を行うこ
とができる。すなわち、いったん型締力を設定した後
は、可動部の位置を測定して速度制御するような面倒な
制御を行うことなく、射出圧縮成形を行うことができ
る。また、圧縮終了位置は、必ずしも金型タッチ状態で
ある必要はないので、金型の損傷を確実に防止すること
ができる。
グル式型締装置の利点を生かした射出圧縮成形を行うこ
とができる。すなわち、いったん型締力を設定した後
は、可動部の位置を測定して速度制御するような面倒な
制御を行うことなく、射出圧縮成形を行うことができ
る。また、圧縮終了位置は、必ずしも金型タッチ状態で
ある必要はないので、金型の損傷を確実に防止すること
ができる。
【図1】本発明の実施例を示す図である。
【図2】タイバーナット回転装置を型締シリンダなどと
ともに示す図である。
ともに示す図である。
【図3】図2の矢印3方向から見た図である。
【図4】トグル機構を伸長させて金型タッチさせた状態
を示す図である。
を示す図である。
【図5】型閉途中で射出して試験成形する途中の状態を
示す図である。
示す図である。
【図6】型締ストローク設定工程を説明する図である。
10 型締シリンダ 10a ピストンロッド 10b 型締側油室 10c 型開側油室 12 トグル機構 12a クロスヘッド 14 タイバーナット 16 スプロケット(ナット回転装置) 18 チェーン(ナット回転装置) 20 モータ(ナット回転装置) 22 回転検出器 24 位置センサ 26 制御器 28 パイロット式チェック弁 30 可動盤 32 固定盤 34 型締ハウジング 36 タイバー 38 可動側金型 40 固定側金型
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
Claims (1)
- 【請求項1】 トグル機構をいっぱいに伸長させた状態
で、この状態を保持しながらタイバーナットを回転させ
ることにより可動側金型が金型タッチ又は金型タッチ寸
前の位置に位置するように可動盤などの可動部全体の位
置を設定する金型位置設定工程と、型閉途中において所
定量の溶融樹脂を金型キャビティに供給した後金型を設
定位置に位置させることにより試験的に圧縮成形を行う
試験成形工程と、試験成形品の寸法に基づいて可動部全
体の型締位置を決定する圧縮量設定工程と、からなる射
出圧縮成形のためのトグル式型締装置の型締力設定方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5098760A JP2732773B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | トグル式型締装置の型締力設定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5098760A JP2732773B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | トグル式型締装置の型締力設定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06285934A true JPH06285934A (ja) | 1994-10-11 |
| JP2732773B2 JP2732773B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=14228383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5098760A Expired - Fee Related JP2732773B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | トグル式型締装置の型締力設定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2732773B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014213507A (ja) * | 2013-04-24 | 2014-11-17 | ファナック株式会社 | 型締力の低下を検出できる射出成形機 |
| CN107511460A (zh) * | 2017-09-29 | 2017-12-26 | 湖北荆安汽车零部件有限公司 | 一种砂芯制造机 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56135A (en) * | 1979-06-15 | 1981-01-06 | Daicel Chem Ind Ltd | Injection, compression-molder |
| JPH0452119A (ja) * | 1990-06-19 | 1992-02-20 | Japan Steel Works Ltd:The | 射出成形装置 |
| JPH05507446A (ja) * | 1990-05-17 | 1993-10-28 | シンシナティ・ミラクロン・インコーポレーテッド | 金型締め付け方法及び装置 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5098760A patent/JP2732773B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN107511460A (zh) * | 2017-09-29 | 2017-12-26 | 湖北荆安汽车零部件有限公司 | 一种砂芯制造机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2732773B2 (ja) | 1998-03-30 |
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Legal Events
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |