JPH06286015A - ゴムと繊維との接着剤組成物及びゴムと繊維との複合体 - Google Patents
ゴムと繊維との接着剤組成物及びゴムと繊維との複合体Info
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- JPH06286015A JPH06286015A JP9712493A JP9712493A JPH06286015A JP H06286015 A JPH06286015 A JP H06286015A JP 9712493 A JP9712493 A JP 9712493A JP 9712493 A JP9712493 A JP 9712493A JP H06286015 A JPH06286015 A JP H06286015A
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Abstract
て、該接着剤組成物で処理した繊維に十分な耐摩耗性を
付与する接着剤組成物を提供すること、及びニトリル基
含有高飽和共重合体ゴムと繊維との複合体の耐摩耗性を
顕著に改善することができる水系の接着剤組成物、及び
該接着剤組成物を用いた複合体を提供すること。 【構成】 カルボキシル基含有高飽和ニトリルゴムのラ
テックスに、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂、及び
周期律表第II族金属の化合物を配合してなることを特
徴とするゴムと繊維との接着剤組成物。ニトリル基含有
高飽和共重合体ゴムと、前記接着剤組成物で処理された
繊維とからなるゴムと繊維との複合体。
Description
組成物、及び該接着剤組成物で処理された繊維とゴムと
の複合体に関し、さらに詳しくは、ニトリル基含有高飽
和共重合体ゴムと繊維との複合体の接着剤として使用さ
れる接着剤組成物、及び該接着剤組成物を用いて得られ
る複合体に関する。本発明の接着剤組成物は、繊維とゴ
ムとの接着性能に優れていると共に、該繊維の耐摩耗性
を顕著に向上させることができるため、特に、ニトリル
基含有高飽和共重合体ゴムと繊維とからなるベルトにお
ける接着剤(繊維処理剤)として好適である。
ホース、ダイヤフラムなどの多くの分野で使用されてい
る。ベルトの分野では、自動車用タイミングベルト、ポ
リリブドベルト、ラップドベルト、Vベルト等があり、
通常、織布状の基布とゴムとの複合体で構成されてい
る。例えば、Vベルトでは、ベルトの周囲を帆布で保護
しており、歯形ベルトでは、歯部に被覆布が積層されて
いる。
ロロプレンゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合
体ゴムが主として用いられてきたが、近年、自動車の排
ガス規制対策、自動車の軽量化のためのエンジンルーム
の小型化、騒音対策のためのエンジンルームの密閉化等
に対応して、高度の耐熱性が要求されるようになったた
め、最近では、耐熱性と耐油性とを兼ね備えたニトリル
基含有高飽和共重合体ゴムが使用されるようになってき
ている(特公平2−43767号)。繊維としては、ビ
ニロン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン、アラミド
(芳香族ポリアミド)等のポリアミド繊維、綿、レーヨ
ンなどが、ステープル、フィラメント、コード状、ロー
プ状、帆布等の織布の形態で使用されている。
と、歯部はナイロンの基布で保護されているが、ゴムと
基布との接着力を高め、かつ、ベルトと歯車との噛み合
いによる摩耗を抑制するため、一般に、基布には、溶剤
系のゴム糊による処理が施されている。しかし、近年、
有機溶剤による環境汚染をなくすために、溶剤系のゴム
糊による処理にかわる水系の接着剤による処理技術が望
まれている。
と繊維との接着剤として、ヨウ素価が120以下のニト
リル基含有高飽和ゴムラテックスと、レゾルシン−ホル
ムアルデヒド樹脂とを含む接着剤組成物(特開昭63−
248879号)、乳化重合法により得られたニトリル
基含有不飽和共重合体ゴムラテックスを、水素化触媒の
存在下、水素で処理して、該共重合体中の炭素−炭素二
重結合を選択的に水素化したニトリル基含有高飽和共重
合体ゴムラテックスと、レゾルシン−ホルムアルデヒド
樹脂とを含有する接着剤組成物(特開平3−16723
9号)などが提案されている。これらの接着剤組成物
は、水系であるため、有機溶剤による環境汚染の問題が
なく、しかも該接着剤組成物で処理した繊維は、ニトリ
ル基含有高飽和共重合体ゴムとの接着性に優れている。
れば、前記ニトリル基含有高飽和共重合体ゴムラテック
スとレゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂とを含有する接
着剤組成物で処理した繊維は、溶剤系ゴム糊を使用した
場合と比較して、耐摩耗性が必ずしも十分ではないこと
が判明した。特に、これらの接着剤組成物をベルト用基
布の処理剤として使用した場合に、ベルトの耐摩耗性が
十分ではなく、その改善が求められている。
と繊維との水系の接着剤組成物であって、該接着剤組成
物で処理した繊維に十分な耐摩耗性を付与することがで
きる接着剤組成物を提供することにある。本発明の目的
は、より具体的には、ニトリル基含有高飽和共重合体ゴ
ムと繊維との複合体、特に、該ゴムと帆布等の基布とを
複合化したベルトの耐摩耗性を顕著に改善することがで
きる水系の接着剤組成物、及び該接着剤組成物を用いた
複合体を提供することにある。
点を克服するために鋭意研究した結果、カルボキシル基
含有高飽和ニトリルゴムラテックスに、レゾルシン−ホ
ルムアルデヒド樹脂、及び周期律表第II族金属の化合
物を配合してなる組成物が、水系であるにもかかわら
ず、ニトリル基含有高飽和共重合体ゴムと繊維との接着
剤として優れているのみならず、該組成物で処理した繊
維に高度の耐摩耗性を付与できることを見いだし、その
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
ば、カルボキシル基含有高飽和ニトリルゴム(A)のラ
テックスに、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂
(B)、及び周期律表第II族金属の化合物(C)を配
合してなることを特徴とするゴムと繊維との接着剤組成
物。が提供される。また、本発明によれば、ニトリル基
含有高飽和共重合体ゴム(D)と、前記接着剤組成物で
処理された繊維とからなるゴムと繊維との複合体が提供
される。
本発明で使用するカルボキシル基含有高飽和ニトリルゴ
ム(A)のラテックスは、カルボキシル基とニトリル基
とを含有する高飽和共重合体ゴムのラテックスである。
カルボキシル基含有高飽和ニトリルゴム(A)として
は、不飽和ニトリル−共役ジエン−エチレン性不飽和カ
ルボン酸共重合体の共役ジエン単位を水素化したもの、
不飽和ニトリル−共役ジエン−エチレン性不飽和カルボ
ン酸−その他のエチレン性不飽和モノマー共重合体ある
いは該共重合体を水素化したものなどが挙げられる。
和ニトリルゴム(A)は、高飽和ゴムであることが必要
であり、ヨウ素価を飽和の指標とすると、通常、ヨウ素
価(JIA K−0070)が120以下、好ましくは
0〜100の範囲である。ヨウ素価が高すぎると、耐熱
接着力が低下するので好ましくない。このようなカルボ
キシル基含有高飽和ニトリルゴム(A)は、カルボキシ
ル基とニトリル基とを含有する不飽和共重合体ゴムを水
素化することにより得ることが好ましい。
(A)のラテックスは、カルボキシル基含有不飽和ニト
リルゴムを溶液状態で水素化した後、該溶液から転相法
によりラテックスとするか(特開昭63−248879
号)、あるいは乳化重合法によって得られるカルボキシ
ル基含有不飽和ニトリルゴムのラテックスをラテックス
状態で水素化反応することにより調製することができる
(特開平2−178305号、特開平3−167239
号)。不飽和ニトリル−共役ジエン−エチレン性不飽和
カルボン酸−その他のエチレン性不飽和モノマー共重合
体であって、共役ジエン単位の割合が小さく、ヨウ素価
が120以下の場合には、該共重合体のラテックスをそ
のまま使用することができる。
(A)を製造するのに使用するモノマーを以下に例示す
る。共役ジエンとしては、例えば、1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、2,3−ジメチルブタジエン,1,3
−ペンタジエン,ハロゲン置換ブタジエン等の脂肪族共
役ジエンを挙げることができる。これらの共役ジエン
は、それぞれ単独で用いてもよく、二種以上を併用して
もよい。
合可能な不飽和結合を有するものであればよく、その具
体例としては、アクリロニトル、メタクリロニトリルな
どのα,β−不飽和ニトリルモノマーを挙げることがで
きる。エチレン性不飽和カルボン酸モノマーとしては、
例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレ
イン酸などを挙げることができる。
ノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸トリフルオロエチル、(メタ)アクリル酸テ
トラフルオロプロピル、イタコン酸エチル、フマル酸ブ
チル、マレイン酸ブチル、(メタ)アクリル酸メトキシ
メチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、(メタ)
アクリル酸メトキシエトキシエチルのような不飽和カル
ボン酸のエステル;(メタ)アクリルアミド、N−メチ
ロール(メタ)アクリルアミド、N,N′−ジメチロー
ル(メタ)アクリルアミド、N−エトキシメチル(メ
タ)アクリルアミドのようなN−置換(メタ)アクリル
アミド;(メタ)アクリル酸シアノメチル、(メタ)ア
クリル酸2−シアノエチル、(メタ)アクリル酸1−シ
アノプロピル、(メタ)アクリル酸2−エチル−6−シ
アノヘキシル、(メタ)アクリル酸3−シアノプロピル
などの(メタ)アクリル酸シアノアルキルエステル;フ
ルオロエチルビニルエーテルなどのフルオロアルキルビ
ニルエーテル;ビニルピリジンなどを挙げることができ
る。
より共重合する。乳化重合する方法は、従来の公知の方
法を採用すればよく、回分式、半回分式、連続式の何れ
でも採用でき、重合温度や圧力も特に制限されない。重
合時に使用する乳化剤も、特に制限されず、アニオン系
界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活
性剤、両性界面活性剤などを使用できるが、なかでもア
ニオン性界面活性剤が好ましい。乳化剤の使用量は、特
に制限はないが、このラテックスから得られる接着剤組
成物の接着力の観点から、全モノマー100重量部に対
して、通常1〜10重量部、好ましくは2〜6重量部の
範囲であることが望ましい。また、重合開始剤、分子量
調整剤等も、通常使用されているものでよい。
は、共役ジエン単位30〜90重量%、不飽和ニトリル
単位10〜50重量%、エチレン性不飽和カルボン酸単
位2〜10重量%を含有する共重合体が好ましい。そし
て、該共重合体を水素化することにより、共役ジエン単
位を選択的に水素化し、ヨウ素価120以下の高飽和共
重合体とすることが好ましく、特に、ラテックス状態で
水素化して高飽和共重合体ゴムとすることが、初期接着
力、耐熱接着力及び耐水接着力を共に満足させる観点か
ら好ましい。また、カルボキシル基含有高飽和ニトリル
ゴム(A)は、カルボキシル基を0.02ephr以上
含有するものであることが、接着性及び耐摩耗性を向上
させる上で好ましい。カルボキシル基の含有量は、より
好ましくは0.02〜0.10ephrである。
リルゴム(A)の具体例としては、ブタジエン−アクリ
ロニトリル−(メタ)アクリル酸共重合体ゴム、イソプ
レン−ブタジエン−アクリロニトリル−(メタ)アクリ
ル酸共重合体ゴム、イソプレン−アクリロニトリル−
(メタ)アクリル酸共重合体ゴムなどを水素化したゴム
が挙げられる。
ゾルシンーホルムアルデヒド樹脂(B)としては、公知
のもの(例えば、特開昭55−142635号に開示の
もの)が使用でき、特に制限されない。レゾルシンとホ
ルムアルデヒドとの反応比率は、通常、1:1〜1:5
(モル比)、好ましくは1:1〜1:3(モル比)であ
る。
ルボキシル基含有高飽和ニトリルゴム(A)のラテック
スの固形分100重量部に対して、乾燥重量基準で、通
常、5〜30重量部、好ましくは8〜20重量部の割合
で使用される。この使用割合が30重量部を超えると、
接着剤層が硬くなり過ぎ、柔軟性が損なわれる。
用されている2,6−ビス(2,4−ジヒドロキシフェ
ニルメチル)−4−クロロフェノールまたは類似の化合
物、イソシアネート、ブロックイソシアネート、エチレ
ン尿素、ポリエポキシド、変性ポリ塩化ビニル樹脂等を
併用することができる。
表第II族金属としては、例えば、マグネシウム(M
g)、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)、亜鉛
(Zn)等が挙げられ、これらの金属の化合物(C)と
しては、酸化物、水酸化物等が挙げられる。これらの中
でも、特に、酸化亜鉛が好ましい。
カルボキシル基含有高飽和ニトリルゴム(A)のラテッ
クスの固形分100重量部に対して、1〜20重量部、
好ましくは3〜10重量部の配合割合で使用される。ま
た、周期律表第II族金属の化合物(C)は、水分散体
として配合することが好ましい。周期律表第II族金属
の化合物(C)を配合することにより、接着剤組成物で
処理した繊維の耐摩耗性を顕著に向上させることができ
る。
カルボキシル基含有高飽和ニトリルゴム(A)のラテッ
クスに、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂(B)、及
び周期律表第II族金属の化合物(C)を配合したもの
であり、前記したように、化合物(C)は、通常、水分
散体として配合される。また、これら各成分の好ましい
配合割合は、カルボキシル基含有高飽和ニトリルゴム
(A)100重量部(固形分)に対して、レゾルシン−
ホルムアルデヒド樹脂(B)5〜30重量部(乾燥重量
換算)、及び周期律表第II族金属の化合物(C)1〜
20重量部である。これら比率が上記範囲から外れる
と、接着剤組成物で処理した繊維の耐摩耗性が低下す
る。
に使用する硫黄、加硫促進剤等を添加すると、さらに耐
摩耗性が向上する。さらに、本発明の目的を損なわない
範囲でカーボンブラックの水分散体を添加することもで
きる。また、カルボキシル基含有高飽和ニトリルゴム
(A)のラテックスの一部を、本発明の趣旨が損なわれ
ない範囲で、スチレン−ブタジエン共重合体ゴムラテッ
クス及びその変性ラテックス、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体ゴムラテックス及びその変性ラテック
ス、クロロプレンゴムラテックス、クロロスルホン化ポ
リエチレンラテックス、天然ゴムラテックス等の1種ま
たは2種以上で代替することができる。
で使用する繊維としては、例えば、ビニロン繊維、ポリ
エステル繊維、ナイロン、アラミド(芳香族ポリアミ
ド)等のポリアミド繊維、綿、レーヨンなどが挙げら
れ、これらの繊維は、ステープル、フィラメント、コー
ド状、ロープ状、帆布等の織布の形態で使用される。特
に、耐摩耗性に優れたベルトを得るには、帆布等の織布
状の基布を使用することが好ましい。
の処理方法については、特に制限がなく、公知のレゾル
シン−ホルマリン樹脂/重合体ラテックス系接着剤組成
物を用いる場合と同様の方法を採用できる.その処理方
法の一例を示せば、以下の通りである。繊維を、先ず、
接着剤組成物で浸漬処理し、必要ならば、通常100〜
150℃、0.5〜10分間程度の条件で乾燥した後、
加熱処理する。加熱処理の条件は、特に制限されるもの
ではなく、浸漬により付着した接着剤組成物を反応定着
させるのに十分な時間と温度であり、通常、約140〜
250℃で数分間行われる。なお、接着力を高めるため
に、繊維の接着剤組成物中での浸漬処理に先立って、予
め、イソシアネート溶液、エポキシ溶液、またはこれら
の混合液に浸漬し、乾燥処理しておくこともできる。こ
の場合の乾燥温度は、接着剤組成物浸漬後の乾燥温度以
下とすることが望ましい。本発明において、接着剤組成
物固形分の付着量は、特に制限されないが、通常、繊維
に対して2〜20重量%、好ましくは3〜10重量%で
ある。
ニトリル基含有高飽和共重合体ゴム(D)としては、前
記特公平2−43767号、特開昭63−248879
号、特開平3−167239号等に開示されている公知
のものが使用できる。前記ラテックスに用いられるカル
ボキシル基含有高飽和ニトリルゴム(A)と同様のもの
も使用される。
の具体例としては、ブタジエン−アクリロニトリル共重
合体ゴム、イソプレン−ブタジエン−アクリロニトリル
共重合体ゴム、イソプレン−アクリロニトリル共重合体
ゴムなどを水素化したゴム;ブタジエン−メチルアクリ
レート−アクリロニトリル共重合体ゴム、ブタジエン−
アクリル酸−アクリロニトリル共重合体ゴムなど、及び
これらを水素化したゴム;ブタジエン−エチレン−アク
リロニトリル共重合体ゴム、ブチルアクリレート−エト
キシエチルアクリレート−ビニルクロロアセテート−ア
クリロニトリル共重合体ゴム、ブチルアクリレート−エ
トキシエチルアクリレート−ビニルノルボルネン−アク
リロニトリル共重合体ゴムなどが挙げられる。
ム(D)は、耐油性の観点から、ニトリル基含有モノマ
ー単位を通常10〜60重量%の割合で含有し、耐熱性
の観点から、ヨウ素価が120以下、好ましくは100
以下、より好ましくは80以下のものであることが望ま
しい。
は、繊維と複合化した後、加硫するが、加硫剤として
は、特に限定されず、通常の硫黄加硫剤、過酸化物系加
硫剤などが使用できる。ニトリル基含有高飽和共重合体
ゴム(D)と、本発明の接着剤組成物で処理された繊維
とを複合化するには、具体的には、ゴム(D)に加硫
剤、充填剤等の配合剤を添加して調製されたゴム配合物
に、接着剤組成物で処理した繊維を埋め込んだ後、加硫
する方法により行う。加硫の条件は、通常、0.5〜1
0MPaの加圧下、130〜200℃で1〜120分間
である。
に説明する。なお、調製例、実施例、及び比較例の部及
び%は、特に断りのない限り重量基準である。
に、水240部、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム2.5部、アクリロニトリル35部、メタクリル酸4
部をこの順で入れ、ボトル内を窒素で置換した後、ブタ
ジエン61部を圧入した。重合開始剤として過硫酸アン
モニウム0.25部を添加し、重合反応させてカルボキ
シル化アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴムラテ
ックスを得た。
重量%に調整した後、その400ml(全固形分48
g)を撹拌機付きの1リットルのオートクレーブに投入
し、窒素ガスを10分間流してラテックス中の溶存酸素
を除去した後、水素化触媒として酢酸パラジウム100
mgをアセトン240mlに溶解して添加した。系内を
2回水素ガスで置換後、30気圧まで水素ガスを圧入
し、内容物を50℃まで加温して、6時間反応させた。
その後、エバポレーターを用いて有機溶媒を除去した
後、固形分濃度が約40重量%となるまで濃縮して、ヨ
ウ素価30のカルボキシル基含有高飽和ニトリルゴムラ
テックス(A−1)を得た。
は、ラテックス(A−1)の調製法と同様にして、カル
ボキシル基含有量の異なるカルボキシル基含有高飽和ニ
トリルゴムラテックス(A−2)及び(A−3)を得
た。また、モノマーとして、アクリロニトリル35部と
ブタジエン65部を用いたこと以外は、ラテックス(A
−1)の調製法と同様にして、アクリロニトリル−ブタ
ジエン共重合体ゴムを得て、同様に水素化反応して高飽
和ニトリルゴムラテックス(B−1)を得た。このよう
にして得られた各ラテックスのカルボキシル基含有量、
ヨウ素価、平均粒子径、固形分、及びpHを表1に示
す。
い、磁性ボールミルを用いて固形分濃度50%の酸化亜
鉛の水分散体を作製した。
ホン酸Na
調製)レゾルシン6.5部、ホルマリン(37%濃度)
9.4部、水酸化ナトリウム(10%濃度)3.0部を
水139.6部に溶解し、撹拌下に25℃で6時間反応
させた。得られた液の中へ調製例1で得られたラテック
ス(40%濃度)250部、アンモニア水(14%濃
度)22.6部、水120.4部を添加し、撹拌下に2
5℃で20時間反応させて接着組成物を得た。
がって、ニトリル基含有高飽和共重合体ゴムと各種配合
剤とをロール上で混練し、約2.5mmの厚さのゴム配
合物シートを作製した。
ゴム:ヨウ素価28、結合アクリロニトリル量36% (*3)日本ゼオン社製ニトリル基含有高飽和共重合体
ゴム:ヨウ素価4、結合アクリロニトリル量36% (*4)α,α′−ビス(t−ブチルパーオキシイソプ
ロピル)ベンゼン
レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂液を配合したRFL
液に、酸化亜鉛を水分散体として表5に示すように配合
量を変化させて配合して接着剤組成物を作成した。得ら
れた接着剤組成物を用いて、ナイロン66からなる基布
を浸漬処理した後、160℃で2分間熱処理を行った。
接着剤組成物で処理したナイロン基布を、表4の配合処
方により調製したゴム配合物シート(イ)に重ねて、プ
レス圧5MPa、150℃で30分間加硫して、15c
m×15cm角のナイロン基布とゴムとの複合体を得
た。
ーバー摩耗試験機(東洋精機社製)を用いて、接着剤組
成物で処理したナイロン基布の耐摩耗性を評価した。試
験条件は、荷重1kg、摩耗表面温度120℃(赤外線
ランプ照射)、ディスク回転数1万回で行なった。
(接着剤組成物)の摩耗減量を5段階で評価した。 5:処理剤表面正常 4:処理剤が25%摩耗 3:処理剤が50%摩耗 2:処理剤が75%摩耗 1:処理剤が90%摩耗
と以外は、実施例1〜3と同様に複合体を作製して摩耗
試験を行った。
のカルボキシル基を持たない高飽和ニトリルゴムラテッ
クス(B−1)を使用したこと以外は、実施例1〜3と
同様に複合体を作製して摩耗試験を行った。測定結果を
表5に一括して示す。
トリルゴムラテックスに、レゾルシン−ホルムアルデヒ
ド樹脂と酸化亜鉛を配合した接着剤組成物で処理された
ナイロン基布が、カーペット用テーバー摩耗試験機によ
る耐摩耗性に優れていることが分かる。
ルシン−ホルムアルデヒド樹脂液を配合したRFL液
に、酸化亜鉛を水分散体として5部配合して、実施例1
〜3と同様な操作を行い、ナイロン基布とゴムとの複合
体を作製して摩耗試験を行った。
ルシン−ホルムアルデヒド樹脂液を配合したRFL液
に、酸化亜鉛を水分散体として5部配合して、実施例1
〜3と同様な操作を行い、ナイロン基布とゴムとの複合
体を作製して摩耗試験を行った。
のカルボキシル基を持たない高飽和ニトリルゴムラテッ
クス(B−1)レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂液を
配合したRFL液に、酸化亜鉛を水分散体として5部配
合して、実施例1〜3と同様な操作を行い、ナイロン基
布とゴムとの複合体を作製して摩耗試験を行った。実施
例3〜4及び比較例3の結果を表6に示す。
02から0.10ephr含有するカルボキシル基含有
高飽和ニトリルゴムラテックスに、レゾルシンーホルム
アルデヒド樹脂と酸化亜鉛を配合した接着組成物で処理
したナイロン基布を用いることにより、ナイロン基布の
耐摩耗性が、カルボキシル基を持たない高飽和ニトリル
ゴムラテックスを用いた接着組成物で処理した場合(比
較例3)と比較して、大幅に向上することが分かる。
レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂液を配合したRFL
液に、酸化亜鉛を3、5及び10部配合して3種類の接
着剤組成物を作成した。これらの接着剤組成物で処理さ
れたナイロン基布を、表4の配合処方により調製したゴ
ム配合物シート(ロ)に重ねて、プレス圧5MPa、1
60℃で30分間加硫して、15cm×15cm角の繊
維とゴムとの複合体を得た。さらに、実施例1〜3と同
様に摩耗試験を行った。
と以外は、実施例6〜8と同様に複合体を作製して摩耗
試験を行った。
のカルボキシル基を持たない高飽和ニトリルゴムラテッ
クス(B−1)を使用したこと以外は、実施例6〜8と
同様に複合体を作製して摩耗試験を行った。実施例6〜
8、及び比較例4〜5の測定結果を表7に一括して示
す。
ドに替えても、本発明の接着剤組成物で処理したナイロ
ン基布は、硫黄加硫系と同等の耐摩耗性を有することが
分かる。
リルゴムラテックスにレゾルシン−ホルムアルデヒド樹
脂と周期律用第II族金属の化合物を配合した接着組成
物は、該接着剤組成物で処理された繊維に、優れた耐摩
耗性を付与することができる。また、本発明のゴムと繊
維との複合体は、長期の熱老化試験後でも基布が柔軟性
を有するため、耐熱性が要求されるタイミングベルト等
のベルト用基布の処理として特に好適である。
Claims (6)
- 【請求項1】 カルボキシル基含有高飽和ニトリルゴム
(A)のラテックスに、レゾルシン−ホルムアルデヒド
樹脂(B)、及び周期律表第II族金属の化合物(C)
を配合してなることを特徴とするゴムと繊維との接着剤
組成物。 - 【請求項2】 周期律表第II族の化合物(C)を水分
散体として配合してなる請求項1記載の接着剤組成物。 - 【請求項3】 周期律表第II族の化合物(C)が、酸
化亜鉛である請求項1または2記載の接着剤組成物。 - 【請求項4】 カルボキシル基含有高飽和ニトリルゴム
(A)100重量部(固形分)に対して、レゾルシン−
ホルムアルデヒド樹脂(B)5〜30重量部(乾燥重量
換算)、及び周期律表第II族金属の化合物(C)1〜
20重量部を配合した請求項1記載の接着剤組成物。 - 【請求項5】 カルボキシル基含有高飽和ニトリルゴム
(A)が、ヨウ素価が120以下で、かつ、カルボキシ
ル基を0.02ephr以上含有するものである請求項
1記載の接着剤組成物。 - 【請求項6】 ニトリル基含有高飽和共重合体ゴム
(D)と、請求項1記載の接着剤組成物で処理された繊
維とからなるゴムと繊維との複合体。
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