JPH06286485A - 燃料タンクの通気開閉装置 - Google Patents
燃料タンクの通気開閉装置Info
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- JPH06286485A JPH06286485A JP937594A JP937594A JPH06286485A JP H06286485 A JPH06286485 A JP H06286485A JP 937594 A JP937594 A JP 937594A JP 937594 A JP937594 A JP 937594A JP H06286485 A JPH06286485 A JP H06286485A
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Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料タンクの通気開閉装置において、満タン
規制と燃料揮散防止とを両立させる。 【構成】 通気路に設けた開閉弁に給油ガンの挿入によ
る閉鎖手段と、燃料キャップの締着による開放手段とを
設ける。開閉弁は、フィラネックのキャップリテーナ下
部付近で上下に分割してファスナーで一体化し、前記フ
ィラネックの分割下部に配した通気路開口端に取付け
る。
規制と燃料揮散防止とを両立させる。 【構成】 通気路に設けた開閉弁に給油ガンの挿入によ
る閉鎖手段と、燃料キャップの締着による開放手段とを
設ける。開閉弁は、フィラネックのキャップリテーナ下
部付近で上下に分割してファスナーで一体化し、前記フ
ィラネックの分割下部に配した通気路開口端に取付け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクの満タン規
制(燃料の過充填の規制)のため、給油時のみ燃料タンク
からキャニスタへの通気路を遮断し、給油時以外は同通
気路を開放する燃料タンクの通気開閉装置に関する。
制(燃料の過充填の規制)のため、給油時のみ燃料タンク
からキャニスタへの通気路を遮断し、給油時以外は同通
気路を開放する燃料タンクの通気開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の満タン規制は、燃料補給時に、閉
鎖された燃料タンク内の圧力が上昇する状態で行われて
きた。しかし、近年に至り、大気汚染防止規制が強化さ
れたために、給油時に発生する燃料蒸気を大気中へ揮散
させないように、燃料タンクと大容量のキャニスタとを
結ぶ通気路を設けて余分な燃料蒸気を効果的に除去する
などの設計変更が必要となった。このような例として、
走行時にはキャニスタへの通気路を閉じ、給油時にはそ
の通気路を開放する給油口が提案されている。例えば、
特開昭62-29418号や特開昭62-29419号などである。これ
らの例では、満タン規制を行うための装置は別に設ける
必要があった。
鎖された燃料タンク内の圧力が上昇する状態で行われて
きた。しかし、近年に至り、大気汚染防止規制が強化さ
れたために、給油時に発生する燃料蒸気を大気中へ揮散
させないように、燃料タンクと大容量のキャニスタとを
結ぶ通気路を設けて余分な燃料蒸気を効果的に除去する
などの設計変更が必要となった。このような例として、
走行時にはキャニスタへの通気路を閉じ、給油時にはそ
の通気路を開放する給油口が提案されている。例えば、
特開昭62-29418号や特開昭62-29419号などである。これ
らの例では、満タン規制を行うための装置は別に設ける
必要があった。
【0003】ところが、現在、別の観点からの大気汚染
防止規制により、上記方式の給油口の設計変更が要求さ
れるようになってきている。その規制とは、給油時以外
において燃料蒸気が大気中へ揮散することを防止するも
のであり、そのためには給油時以外の燃料タンク内圧力
が上がらないようにしなければならない。この場合、通
気開閉装置の開閉弁は、例えば通常走行時には通気路を
開放して燃料蒸気をキャニスタへ除去し、燃料給油時に
は通気路を閉鎖して燃料タンクの密閉状態として、燃料
タンクの満タン規制を可能にする。こうした通気開閉装
置は、上記の特開昭62-29418号、特開昭62-29419号や特
開平4-353022号、あるいはUSP4,625,777号、USP4,706,7
08号などの装置で、単純に開閉弁を逆の関係で作動させ
て実現することができる。
防止規制により、上記方式の給油口の設計変更が要求さ
れるようになってきている。その規制とは、給油時以外
において燃料蒸気が大気中へ揮散することを防止するも
のであり、そのためには給油時以外の燃料タンク内圧力
が上がらないようにしなければならない。この場合、通
気開閉装置の開閉弁は、例えば通常走行時には通気路を
開放して燃料蒸気をキャニスタへ除去し、燃料給油時に
は通気路を閉鎖して燃料タンクの密閉状態として、燃料
タンクの満タン規制を可能にする。こうした通気開閉装
置は、上記の特開昭62-29418号、特開昭62-29419号や特
開平4-353022号、あるいはUSP4,625,777号、USP4,706,7
08号などの装置で、単純に開閉弁を逆の関係で作動させ
て実現することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでのこ
うした通気開閉装置で、単純に開閉弁を逆の関係で作動
させた場合、いくつかの問題点が指摘されていた。例え
ば、USP4,625,777号に見られる通気開閉装置は、燃料キ
ャップの開け締めを検知するプランジャーロッドが給油
作業において邪魔になったり、場合によってはこのロッ
ドが給油ガンに接触して開閉弁を誤動作させる恐れがあ
った。
うした通気開閉装置で、単純に開閉弁を逆の関係で作動
させた場合、いくつかの問題点が指摘されていた。例え
ば、USP4,625,777号に見られる通気開閉装置は、燃料キ
ャップの開け締めを検知するプランジャーロッドが給油
作業において邪魔になったり、場合によってはこのロッ
ドが給油ガンに接触して開閉弁を誤動作させる恐れがあ
った。
【0005】また、USP4,706,708号あるいは特開平4-35
3022号における装置では、給油ガンの出し入れの度に開
閉弁が開閉するため、給油時にしばしば見うけられる給
油ガンの出し入れ、いわゆる継ぎ足し給油により通気路
が頻繁に開放、閉鎖を繰り返すため、満タン規制をうま
く行うことができない。
3022号における装置では、給油ガンの出し入れの度に開
閉弁が開閉するため、給油時にしばしば見うけられる給
油ガンの出し入れ、いわゆる継ぎ足し給油により通気路
が頻繁に開放、閉鎖を繰り返すため、満タン規制をうま
く行うことができない。
【0006】そのほか、これまでの通気開閉装置は構造
上、開閉弁の取付けや交換が困難であり、鉄製フィラネ
ックと表面処理を均一化することが難しいなどの問題も
挙げられていた。
上、開閉弁の取付けや交換が困難であり、鉄製フィラネ
ックと表面処理を均一化することが難しいなどの問題も
挙げられていた。
【0007】通気開閉装置に望まれる性能を、開閉弁
の作動タイミング(継ぎ足し給油に開閉弁が反応しな
い)、開閉弁の作動保証(給油ガンの邪魔にならず、確
実に作動タイミングを検知する)、構造の簡略化(生産
性や整備性を考慮する)、の三点にしぼり、解決すべき
課題として検討した。
の作動タイミング(継ぎ足し給油に開閉弁が反応しな
い)、開閉弁の作動保証(給油ガンの邪魔にならず、確
実に作動タイミングを検知する)、構造の簡略化(生産
性や整備性を考慮する)、の三点にしぼり、解決すべき
課題として検討した。
【0008】
【課題を解決するための手段】その結果、開発したもの
が、燃料タンクからキャニスタヘ通ずる通気路に設けた
開閉弁に対して、給油ガンを給油口へ挿入することで弁
を閉じる閉鎖手段と、燃料キャップを給油口に締着する
ことで弁を開く開放手段とを設けたことを特徴とする燃
料タンクの通気開閉装置である。この通気開閉装置は、
フィラネックのキャップリテーナ下部付近で上下に分割
してファスナーで一体化し、前記フィラネックの分割下
部に配する。
が、燃料タンクからキャニスタヘ通ずる通気路に設けた
開閉弁に対して、給油ガンを給油口へ挿入することで弁
を閉じる閉鎖手段と、燃料キャップを給油口に締着する
ことで弁を開く開放手段とを設けたことを特徴とする燃
料タンクの通気開閉装置である。この通気開閉装置は、
フィラネックのキャップリテーナ下部付近で上下に分割
してファスナーで一体化し、前記フィラネックの分割下
部に配する。
【0009】開閉弁を回動弁とした場合、ピン18を突設
した回動弁16を、上端に押圧部7を有するスライドプレ
ート5の下端に形成した下縁に段差8のある下方に凸で
円弧状のカム穴9にピン18を挿入してバネ19を介して連
結し、燃料タンク及びキャニスタからの通気路開口端1
4,15を併設したキャップリテーナ2側壁に対して回動弁
16が摺接できるように軸着して通気路の開閉弁を構成
し、挿入した給油ガンに押圧されて下方へ回動するシャ
ッタ1がピン18をカム穴9の段差8に掛止されるまで押
しながらスライドプレート5を上方へ押し上げると共に
回動弁16を回動させて通気路開口端14,15を塞ぐ開閉弁
の閉鎖手段と、締着する燃料キャップ6が押圧部7を押
圧してスライドプレート5を再び下方へ移動させ、同時
にピン18を段差8から解放して回動弁16を元の状態に復
帰させることで通気路開口端14,15を連通させる開閉弁
開放手段とにより作動させるようにした装置を構成でき
る。
した回動弁16を、上端に押圧部7を有するスライドプレ
ート5の下端に形成した下縁に段差8のある下方に凸で
円弧状のカム穴9にピン18を挿入してバネ19を介して連
結し、燃料タンク及びキャニスタからの通気路開口端1
4,15を併設したキャップリテーナ2側壁に対して回動弁
16が摺接できるように軸着して通気路の開閉弁を構成
し、挿入した給油ガンに押圧されて下方へ回動するシャ
ッタ1がピン18をカム穴9の段差8に掛止されるまで押
しながらスライドプレート5を上方へ押し上げると共に
回動弁16を回動させて通気路開口端14,15を塞ぐ開閉弁
の閉鎖手段と、締着する燃料キャップ6が押圧部7を押
圧してスライドプレート5を再び下方へ移動させ、同時
にピン18を段差8から解放して回動弁16を元の状態に復
帰させることで通気路開口端14,15を連通させる開閉弁
開放手段とにより作動させるようにした装置を構成でき
る。
【0010】また、開閉弁をスライド弁とした場合に
は、上端に押圧部34、中間部33付近に掛止ピン35又は掛
止片56を設けたスライド弁28,47を、キャップリテーナ2
1側壁に設けた燃料タンク及びキャニスタからの通気路
開口端26,27を連通させる弁ケース23,54内で摺動させて
通気路の開閉弁を構成し、挿入した給油ガンに押圧され
て下方へ回動するシャッタ36に設けたフック37又はシャ
ッタ36に取付けたコイルバネ43が掛止ピン35又は掛止片
56を押圧することでスライド弁28,47を上方へ押し上げ
て通気路を断通する開閉弁の閉鎖手段と、締着する燃料
キャップ41が押圧部34を押圧することでスライド弁28,4
7を再び下方へ移動させて通気路を連通させる開閉弁の
開放手段とにより作動させる装置を構築できる。
は、上端に押圧部34、中間部33付近に掛止ピン35又は掛
止片56を設けたスライド弁28,47を、キャップリテーナ2
1側壁に設けた燃料タンク及びキャニスタからの通気路
開口端26,27を連通させる弁ケース23,54内で摺動させて
通気路の開閉弁を構成し、挿入した給油ガンに押圧され
て下方へ回動するシャッタ36に設けたフック37又はシャ
ッタ36に取付けたコイルバネ43が掛止ピン35又は掛止片
56を押圧することでスライド弁28,47を上方へ押し上げ
て通気路を断通する開閉弁の閉鎖手段と、締着する燃料
キャップ41が押圧部34を押圧することでスライド弁28,4
7を再び下方へ移動させて通気路を連通させる開閉弁の
開放手段とにより作動させる装置を構築できる。
【0011】更に、スライド弁を利用した場合として、
上端に押圧部34、中間部33付近に掛止ピン35、そして下
端に上向きに伸長するスプリング44を取付けたスライド
弁28を、キャップリテーナ21側壁に設けた燃料タンク及
びキャニスタからの通気路開口端26,27に連通、かつ前
記掛止ピン35に係る弾性アーム45を有する弁ケース23内
で摺動させて通気路の開閉弁を構成し、挿入した給油ガ
ンに押圧されて下方へ回動するシャッタ36に設けたフッ
ク46が弾性アーム45を押圧して掛止ピン35を解放するこ
とでスプリング44がスライド弁28を上方へ押し上げて通
気路を断通する開閉弁の閉鎖手段と、締着する燃料キャ
ップ41が押圧部34を押圧することでスライド弁28を再び
下方へ移動させて通気路を連通させる開閉弁の開放手段
とにより作動させる通気開閉装置とすることもできる。
スライド弁を利用した通気開閉装置では、弁ケース及び
スライド弁を共に樹脂製として、適度な摺動抵抗を持た
せて、スライド弁を任意の位置で状態を保持するよう構
成するとよい。
上端に押圧部34、中間部33付近に掛止ピン35、そして下
端に上向きに伸長するスプリング44を取付けたスライド
弁28を、キャップリテーナ21側壁に設けた燃料タンク及
びキャニスタからの通気路開口端26,27に連通、かつ前
記掛止ピン35に係る弾性アーム45を有する弁ケース23内
で摺動させて通気路の開閉弁を構成し、挿入した給油ガ
ンに押圧されて下方へ回動するシャッタ36に設けたフッ
ク46が弾性アーム45を押圧して掛止ピン35を解放するこ
とでスプリング44がスライド弁28を上方へ押し上げて通
気路を断通する開閉弁の閉鎖手段と、締着する燃料キャ
ップ41が押圧部34を押圧することでスライド弁28を再び
下方へ移動させて通気路を連通させる開閉弁の開放手段
とにより作動させる通気開閉装置とすることもできる。
スライド弁を利用した通気開閉装置では、弁ケース及び
スライド弁を共に樹脂製として、適度な摺動抵抗を持た
せて、スライド弁を任意の位置で状態を保持するよう構
成するとよい。
【0012】
【作用】回動弁16を使用した通気開閉装置は、次のよう
に作動する。通常、回動弁16に突設したピン18は、バネ
19がスライドプレート5を上方へ押し上げようとするの
を抑制している。給油ガンの挿入によりシャッタ1が回
動してピン18を押圧すると、スライドプレート5はピン
18による抑制が弱まって上方へ移動し、ピン18自身はス
ライドプレート5へ近づく向きにカム穴9を摺動する。
に作動する。通常、回動弁16に突設したピン18は、バネ
19がスライドプレート5を上方へ押し上げようとするの
を抑制している。給油ガンの挿入によりシャッタ1が回
動してピン18を押圧すると、スライドプレート5はピン
18による抑制が弱まって上方へ移動し、ピン18自身はス
ライドプレート5へ近づく向きにカム穴9を摺動する。
【0013】シャッタ1の押圧からピン18が解放される
と、ピン18はバネ19によりスライドプレート5から遠ざ
かる向きにカム穴9を摺動して段差8で掛止され、前記
スライドプレート5が下方へ移動するまで回動弁16は通
気路の閉鎖状態を保持する。
と、ピン18はバネ19によりスライドプレート5から遠ざ
かる向きにカム穴9を摺動して段差8で掛止され、前記
スライドプレート5が下方へ移動するまで回動弁16は通
気路の閉鎖状態を保持する。
【0014】フィラネックに燃料キャップ6を締着する
と、上端に設けた押圧部7が燃料キャップ6に押圧され
てスライドプレート5は下方へ押し下げられるので、カ
ム穴9の段差8はピン18に対して下方へずれ、前記状態
で掛止されていたピン18はカム穴9の段差8から解放さ
れる。このため、バネ19の働きにより回動弁16は通気路
の閉鎖状態を維持できなくなって回動し、再び通気路を
連通させる。
と、上端に設けた押圧部7が燃料キャップ6に押圧され
てスライドプレート5は下方へ押し下げられるので、カ
ム穴9の段差8はピン18に対して下方へずれ、前記状態
で掛止されていたピン18はカム穴9の段差8から解放さ
れる。このため、バネ19の働きにより回動弁16は通気路
の閉鎖状態を維持できなくなって回動し、再び通気路を
連通させる。
【0015】スライド弁28,47を用いた装置は、中間部3
3の掛止ピン35又は掛止片56がシャッタ36のフック37に
より直接に、又はコイルバネ43により間接に押圧され、
スライド弁28,47が押し上げられる。こうして、スライ
ド弁28,47は下方へ押し下げられない限り押し上げられ
た位置で状態を維持する。このスライド弁28,47の弁ケ
ース23,54及びスライド弁28,47を樹脂製にすると、部材
間の摩擦が適度になるために、前記状態の保持が容易に
なる。
3の掛止ピン35又は掛止片56がシャッタ36のフック37に
より直接に、又はコイルバネ43により間接に押圧され、
スライド弁28,47が押し上げられる。こうして、スライ
ド弁28,47は下方へ押し下げられない限り押し上げられ
た位置で状態を維持する。このスライド弁28,47の弁ケ
ース23,54及びスライド弁28,47を樹脂製にすると、部材
間の摩擦が適度になるために、前記状態の保持が容易に
なる。
【0016】これに対し、スライド弁28下端にスプリン
グ44を配した場合は、シャッタ36のフック46がスライド
弁28の掛止ピン35から弾性アーム45を外すことでスプリ
ング44が伸長し、スライド弁28を押し上げる。スライド
弁28はスプリング44により上向きに付勢された状態で上
方の位置で安定し、スプリング44が縮められるまでこの
状態を維持する。
グ44を配した場合は、シャッタ36のフック46がスライド
弁28の掛止ピン35から弾性アーム45を外すことでスプリ
ング44が伸長し、スライド弁28を押し上げる。スライド
弁28はスプリング44により上向きに付勢された状態で上
方の位置で安定し、スプリング44が縮められるまでこの
状態を維持する。
【0017】燃料キャップ41をフィラネックに締着する
と、スライド弁28は上端の押圧部34をこの燃料キャップ
41に押圧され、下方へ移動する。こうして燃料キャップ
41が完全に締着されると、通気路は再び連通し、スライ
ド弁28は再び外部から運動を与えないかぎり、この状態
を維持する。
と、スライド弁28は上端の押圧部34をこの燃料キャップ
41に押圧され、下方へ移動する。こうして燃料キャップ
41が完全に締着されると、通気路は再び連通し、スライ
ド弁28は再び外部から運動を与えないかぎり、この状態
を維持する。
【0018】スライド弁28下端にスプリング44を配した
場合は、燃料キャップ41の締着によりスライド弁28が押
し下げられ、スライド弁28下端に配したスプリング44は
押し縮められる。この場合、スプリング44の付勢がある
ために、途中で燃料キャップ41を外してしまうとスライ
ド弁28は上方の位置へ戻る。ただし、燃料キャップ41が
完全に締着すると、弾性アーム45が掛止ピン35を掛止し
て、スライド弁28がスプリング44を抑制しながら下方の
位置を保持し、通気路を連通させる。
場合は、燃料キャップ41の締着によりスライド弁28が押
し下げられ、スライド弁28下端に配したスプリング44は
押し縮められる。この場合、スプリング44の付勢がある
ために、途中で燃料キャップ41を外してしまうとスライ
ド弁28は上方の位置へ戻る。ただし、燃料キャップ41が
完全に締着すると、弾性アーム45が掛止ピン35を掛止し
て、スライド弁28がスプリング44を抑制しながら下方の
位置を保持し、通気路を連通させる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら説明する。図1は、開閉弁として回動弁を採用した
本発明の通気開閉装置を設置した給油口付近の断面図、
図2はは図1中A-A断面図、図3は開閉弁が開放され
ている状態の図1中B-B断面図、図4は開閉弁が閉鎖
されている状態の図1中B-B断面図であり、そして図
5は要部分解斜視図である。
がら説明する。図1は、開閉弁として回動弁を採用した
本発明の通気開閉装置を設置した給油口付近の断面図、
図2はは図1中A-A断面図、図3は開閉弁が開放され
ている状態の図1中B-B断面図、図4は開閉弁が閉鎖
されている状態の図1中B-B断面図であり、そして図
5は要部分解斜視図である。
【0020】まず、図1、図2及び図5を用いて構造を
説明する。下方に回動するシャッタ1を底部に設置した
キャップリテーナ2下部付近でフィラネック3を上下に
分割し、バルブケース4を介してフィラネック3を一体
に連結する。キャップリテーナ2側面を貫設してバルブ
ケース4に摺動するようにスライドプレート5を設置す
る。このスライドプレート5は上端付近に燃料キャップ
6に押圧される押圧部7を設け、内側面には下向きに凸
の円弧上で下縁の一部に段差8を形成したカム穴9を設
けた板を張り出している。
説明する。下方に回動するシャッタ1を底部に設置した
キャップリテーナ2下部付近でフィラネック3を上下に
分割し、バルブケース4を介してフィラネック3を一体
に連結する。キャップリテーナ2側面を貫設してバルブ
ケース4に摺動するようにスライドプレート5を設置す
る。このスライドプレート5は上端付近に燃料キャップ
6に押圧される押圧部7を設け、内側面には下向きに凸
の円弧上で下縁の一部に段差8を形成したカム穴9を設
けた板を張り出している。
【0021】燃料タンク及びキャニスタからのパイプ1
0,11を、バルブケース4下面に併設する。両パイプはそ
れぞれパッキン12、連通ブロック13を介してキャップリ
テーナ2底部にその通気路開口端14,15を開放してい
る。回動弁16は、この両通気路開口端に密接して回動す
る構造を持ち、キャップリテーナ2下部付近すなわち分
割した下方のフィラネック上端付近で作動し、弁を横断
して設けた溝17で両通気路開口端を連通したり、弁の回
動で溝17をずらして両通気路開口端を塞ぐことで通気路
の開閉を行う。
0,11を、バルブケース4下面に併設する。両パイプはそ
れぞれパッキン12、連通ブロック13を介してキャップリ
テーナ2底部にその通気路開口端14,15を開放してい
る。回動弁16は、この両通気路開口端に密接して回動す
る構造を持ち、キャップリテーナ2下部付近すなわち分
割した下方のフィラネック上端付近で作動し、弁を横断
して設けた溝17で両通気路開口端を連通したり、弁の回
動で溝17をずらして両通気路開口端を塞ぐことで通気路
の開閉を行う。
【0022】前記回動弁16には、スライドプレート5の
カム穴9に摺動させるように位置付けたピン18を突設
し、回動弁16とスライドプレート5とをバネ19により互
いに反発しあうように連結する。このバネ19は、ねじり
コイルバネを使用している。
カム穴9に摺動させるように位置付けたピン18を突設
し、回動弁16とスライドプレート5とをバネ19により互
いに反発しあうように連結する。このバネ19は、ねじり
コイルバネを使用している。
【0023】次に、この回動弁による通気開閉装置の作
動について説明する。走行時、燃料キャップ6を締着し
た状態では、図3のようにシャッタ1は閉じ、スライド
プレート5も下方に位置して、燃料タンク及びキャニス
タそれぞれに連結したパイプ10,11の通気路開口端14,15
を回動弁16が連通している。
動について説明する。走行時、燃料キャップ6を締着し
た状態では、図3のようにシャッタ1は閉じ、スライド
プレート5も下方に位置して、燃料タンク及びキャニス
タそれぞれに連結したパイプ10,11の通気路開口端14,15
を回動弁16が連通している。
【0024】給油時、燃料キャップ6を外し、給油ガン
20を給油口に挿入した状態が図4である。この状態で、
シャッタ1が給油ガン20に押されて下方へ回動する。こ
のシャッタ1がピン18を押圧して回動弁16を回動させ、
併設した通気路開口端14,15それぞれを共に塞いで通気
路を断通する。このとき同時に、バネ19が回動弁16に押
されて反発力を増し、バネ19が連結するスライドプレー
ト5を上方に移動させる。このスライドプレート5の移
動に従い、回動弁16のピン18はカム穴9下縁に沿って摺
動し、段差8を越えてスライドプレート5に近づく。
20を給油口に挿入した状態が図4である。この状態で、
シャッタ1が給油ガン20に押されて下方へ回動する。こ
のシャッタ1がピン18を押圧して回動弁16を回動させ、
併設した通気路開口端14,15それぞれを共に塞いで通気
路を断通する。このとき同時に、バネ19が回動弁16に押
されて反発力を増し、バネ19が連結するスライドプレー
ト5を上方に移動させる。このスライドプレート5の移
動に従い、回動弁16のピン18はカム穴9下縁に沿って摺
動し、段差8を越えてスライドプレート5に近づく。
【0025】ここで給油ガンを引き抜くと、シャッタ1
は自身のバネにより図4中二点鎖線の位置へ復帰して閉
鎖するが、回動弁16はピン18をカム穴9の段差8に掛止
されているためにバネ19の押圧に反して回動することが
できず、通気路の閉鎖状態は保持される。このとき、ス
ライドプレート5も上方に押し上げられた状態を保持し
ている。カム穴9の形状及び寸法や段差8の位置は、ス
ライドプレート5が下方に移動しないようなバネ圧が得
られるように決定する。もはやこの状態では、給油ガン
の抜き差しに反応して、回動弁が作動することはない。
よって、継ぎ足し給油の給油ガンの出し入れに際しても
通気路は閉鎖状態を維持でき、給油作業の最初から最後
までを通した満タン規制を行なうことが可能となる。
は自身のバネにより図4中二点鎖線の位置へ復帰して閉
鎖するが、回動弁16はピン18をカム穴9の段差8に掛止
されているためにバネ19の押圧に反して回動することが
できず、通気路の閉鎖状態は保持される。このとき、ス
ライドプレート5も上方に押し上げられた状態を保持し
ている。カム穴9の形状及び寸法や段差8の位置は、ス
ライドプレート5が下方に移動しないようなバネ圧が得
られるように決定する。もはやこの状態では、給油ガン
の抜き差しに反応して、回動弁が作動することはない。
よって、継ぎ足し給油の給油ガンの出し入れに際しても
通気路は閉鎖状態を維持でき、給油作業の最初から最後
までを通した満タン規制を行なうことが可能となる。
【0026】さて、給油作業の終了後、燃料キャップ6
を給油口に締着し始めると、上方に位置していたスライ
ドプレート5は押圧部7を燃料キャップ6に押圧されて
下方へ移動し始める。このスライドプレート5の移動に
よりカム穴9の段差8に掛止されていたピン18は解放さ
れ、まず回動弁16がバネ19の反発力を受けて回動し、再
び通気路を開放状態とする。スライドプレート5は、燃
料キャップ6の締着による押圧と、回動弁16の回動に伴
うスライドプレート5へかかるバネ19の反発力が弱めら
れることとにより、確実に下方へ移動し、図3の状態に
戻る。
を給油口に締着し始めると、上方に位置していたスライ
ドプレート5は押圧部7を燃料キャップ6に押圧されて
下方へ移動し始める。このスライドプレート5の移動に
よりカム穴9の段差8に掛止されていたピン18は解放さ
れ、まず回動弁16がバネ19の反発力を受けて回動し、再
び通気路を開放状態とする。スライドプレート5は、燃
料キャップ6の締着による押圧と、回動弁16の回動に伴
うスライドプレート5へかかるバネ19の反発力が弱めら
れることとにより、確実に下方へ移動し、図3の状態に
戻る。
【0027】このように、通常給油作業の開始と見られ
る給油ガンの給油口への最初の挿入時に閉鎖した通気路
は、継ぎ足し給油を含む給油作業中はこの通気路の閉鎖
状態を維持し、給油作業最後の燃料キャップの締着を給
油作業の終了として検知し、再び通気路を開放する。こ
の開閉弁の作動タイミングを達成することにより、満タ
ン規制を行うに実行性ある通気開閉装置を通気路に設け
ることができる。
る給油ガンの給油口への最初の挿入時に閉鎖した通気路
は、継ぎ足し給油を含む給油作業中はこの通気路の閉鎖
状態を維持し、給油作業最後の燃料キャップの締着を給
油作業の終了として検知し、再び通気路を開放する。こ
の開閉弁の作動タイミングを達成することにより、満タ
ン規制を行うに実行性ある通気開閉装置を通気路に設け
ることができる。
【0028】次に、開閉弁としてスライド弁を採用した
通気開閉装置について説明する。スライド弁は、前述し
た回動弁の通気開閉装置のスライドプレートと回動弁と
の機能を1つにまとめたもので、装置全体の部品数の削
減、構造の簡略化などができる。まず、図6〜図9に示
したものは、スライド弁の掛止ピンをシャッタで直接押
し上げるタイプのものである。
通気開閉装置について説明する。スライド弁は、前述し
た回動弁の通気開閉装置のスライドプレートと回動弁と
の機能を1つにまとめたもので、装置全体の部品数の削
減、構造の簡略化などができる。まず、図6〜図9に示
したものは、スライド弁の掛止ピンをシャッタで直接押
し上げるタイプのものである。
【0029】この通気開閉装置は、図6〜図9に見られ
るように、キャップリテーナ21下部付近で上下に分割し
たフィラネック22内壁に円筒形の弁ケース23を取付け、
この弁ケース23内側面へ燃料タンク及びキャニスタから
のパイプ24,25を連結し、上下二段に通気路開口端26,27
を設けている。スライド弁28は、パッキン29を嵌め込ん
だ円盤型の上部閉塞板30と下部閉塞板31とを棒材32で連
結し、上部閉塞板30上方にクランク状の中間部33を介し
て押圧部34を接続し、中間部33両側には掛止ピン35を突
設している。図9に見られるように、スライド弁28は一
体成形でき、上下閉塞板30,31を弁ケース23内に摺接さ
せながら上下動する。中間部33は、上下動する軸線が異
なる上下閉塞板30,31と押圧部34とを連動させるため
と、弁ケース23上端に掛止してスライド弁28の下方への
移動を制限する働きを持つ。
るように、キャップリテーナ21下部付近で上下に分割し
たフィラネック22内壁に円筒形の弁ケース23を取付け、
この弁ケース23内側面へ燃料タンク及びキャニスタから
のパイプ24,25を連結し、上下二段に通気路開口端26,27
を設けている。スライド弁28は、パッキン29を嵌め込ん
だ円盤型の上部閉塞板30と下部閉塞板31とを棒材32で連
結し、上部閉塞板30上方にクランク状の中間部33を介し
て押圧部34を接続し、中間部33両側には掛止ピン35を突
設している。図9に見られるように、スライド弁28は一
体成形でき、上下閉塞板30,31を弁ケース23内に摺接さ
せながら上下動する。中間部33は、上下動する軸線が異
なる上下閉塞板30,31と押圧部34とを連動させるため
と、弁ケース23上端に掛止してスライド弁28の下方への
移動を制限する働きを持つ。
【0030】シャッタ36には、スライド弁28の掛止ピン
35を下方より掛止して押圧するフック37が一体に成形さ
れ、キャップリテーナ21下端を塞ぐ位置から下方へ、弁
ケース23に向かって回動する。シャッタ36は給油口から
挿入された給油ガンに押圧されて回動するが、回動軸38
に巻き付けたコイルバネ39がシャッタ36を上方へ付勢し
ているため、給油ガンが引き抜かれるとキャップリテー
ナ21下端を塞ぐ元の位置へ復帰する。図8からわかるよ
うに、スライド弁28の上方への移動量を上部閉塞板30が
弁ケース23から逸脱しない程度にしておくと、上下閉塞
板30,31と弁ケース23とで形成される空間40は外部と遮
断され、燃料が弁ケース23内を通って通気路へ侵入しな
くなる。
35を下方より掛止して押圧するフック37が一体に成形さ
れ、キャップリテーナ21下端を塞ぐ位置から下方へ、弁
ケース23に向かって回動する。シャッタ36は給油口から
挿入された給油ガンに押圧されて回動するが、回動軸38
に巻き付けたコイルバネ39がシャッタ36を上方へ付勢し
ているため、給油ガンが引き抜かれるとキャップリテー
ナ21下端を塞ぐ元の位置へ復帰する。図8からわかるよ
うに、スライド弁28の上方への移動量を上部閉塞板30が
弁ケース23から逸脱しない程度にしておくと、上下閉塞
板30,31と弁ケース23とで形成される空間40は外部と遮
断され、燃料が弁ケース23内を通って通気路へ侵入しな
くなる。
【0031】走行時、図6に示すように、スライド弁28
は弁ケース23の最下層に当接する位置にまで下がってい
る。このため、下部閉塞板31と上部閉塞板30とにより形
成される弁ケース23内の空間40を介して、弁ケース23内
で通気路開口端26,27は連通する。このとき、押圧部34
は燃料キャップ41下端に当接するような位置関係にして
おく。このため、スライド弁28は弁ケース23の最下層と
燃料キャップ41とに挟持されるように固定され、走行中
にスライド弁28が動く恐れがなくなる。
は弁ケース23の最下層に当接する位置にまで下がってい
る。このため、下部閉塞板31と上部閉塞板30とにより形
成される弁ケース23内の空間40を介して、弁ケース23内
で通気路開口端26,27は連通する。このとき、押圧部34
は燃料キャップ41下端に当接するような位置関係にして
おく。このため、スライド弁28は弁ケース23の最下層と
燃料キャップ41とに挟持されるように固定され、走行中
にスライド弁28が動く恐れがなくなる。
【0032】燃料給油時、図7に見られるように、燃料
キャップがキャップリテーナ21から取り外され、給油ガ
ン42がフィラネック22に差し込まれる(図中二点鎖線)
と、この給油ガン42に押されてシャッタ36が下方へ回動
する。同時に、フック37はシャッタ36とは逆に上方へ回
動し、掛止ピン35を下方より捉えてスライド弁28を押し
上げる。これにより、下部閉塞板31は下段の通気路開口
端26を越えて上方に移動し、通気路を遮断する。
キャップがキャップリテーナ21から取り外され、給油ガ
ン42がフィラネック22に差し込まれる(図中二点鎖線)
と、この給油ガン42に押されてシャッタ36が下方へ回動
する。同時に、フック37はシャッタ36とは逆に上方へ回
動し、掛止ピン35を下方より捉えてスライド弁28を押し
上げる。これにより、下部閉塞板31は下段の通気路開口
端26を越えて上方に移動し、通気路を遮断する。
【0033】このほか、下部閉塞板31又は上部閉塞板30
でいずれかの通気路開口端を塞いで通気路を遮断させる
手段も考えられるが、この手段は位置決めが難しく、通
気路開口端を完全に塞ぐことができずに動作不良となる
恐れがあり、好ましくない。シャッタ36は給油ガンの出
し入れに応じて開閉するが、スライド弁28はこのシャッ
タ36の開閉に応じて作動することなく上方で安定してい
るため、いわゆる継ぎ足し給油においても満タン規制を
行なうことができる。
でいずれかの通気路開口端を塞いで通気路を遮断させる
手段も考えられるが、この手段は位置決めが難しく、通
気路開口端を完全に塞ぐことができずに動作不良となる
恐れがあり、好ましくない。シャッタ36は給油ガンの出
し入れに応じて開閉するが、スライド弁28はこのシャッ
タ36の開閉に応じて作動することなく上方で安定してい
るため、いわゆる継ぎ足し給油においても満タン規制を
行なうことができる。
【0034】給油が終了して燃料キャップ41が締着され
ると、図6のようにスライド弁28が燃料キャップ41に押
圧されて、初期の状態へ復帰する。スライド弁28は、下
段の通気路開口端26を越えて下部閉塞板31を弁ケース23
最下層に当接させ、燃料キャップ41に押圧部34を押され
て安定する。逆に言えば、燃料キャップ41を完全に締着
しなければ下部閉塞板31が上下の通気路開口端26,27の
間にあるために、通気路を連通させることができないの
である。
ると、図6のようにスライド弁28が燃料キャップ41に押
圧されて、初期の状態へ復帰する。スライド弁28は、下
段の通気路開口端26を越えて下部閉塞板31を弁ケース23
最下層に当接させ、燃料キャップ41に押圧部34を押され
て安定する。逆に言えば、燃料キャップ41を完全に締着
しなければ下部閉塞板31が上下の通気路開口端26,27の
間にあるために、通気路を連通させることができないの
である。
【0035】以上より、スライド弁は通気路開口端の間
隔をあけて上下部閉塞板を配し、弁ケースは下端を下部
閉塞板の高さ分だけ下段の通気路開口端より下げた位置
で密閉し、上端を上部閉塞板よりスライド弁の移動量分
だけ上方へ延長して開放しておくとよい。
隔をあけて上下部閉塞板を配し、弁ケースは下端を下部
閉塞板の高さ分だけ下段の通気路開口端より下げた位置
で密閉し、上端を上部閉塞板よりスライド弁の移動量分
だけ上方へ延長して開放しておくとよい。
【0036】次に、図10〜図13に示したものは、スライ
ド弁の掛止ピンをコイルバネを介して間接的に押し上げ
るタイプのものである。この通気開閉装置は、図10〜図
13に見られるように、前述の通気開閉装置と同様の構造
を持つ。異なる点は、スライド弁28の掛止ピン35を下方
より押圧する部材がシャッタ36の回動軸38に取付けたコ
イルバネ43という点である。このコイルバネ43は、掛止
ピン35とシャッタ36とが互いに反発するようなバネ圧を
持つように形成されている。通常、コイルバネ43は掛止
ピン35に接触していないためにスライド弁28を押し上げ
ることはない。
ド弁の掛止ピンをコイルバネを介して間接的に押し上げ
るタイプのものである。この通気開閉装置は、図10〜図
13に見られるように、前述の通気開閉装置と同様の構造
を持つ。異なる点は、スライド弁28の掛止ピン35を下方
より押圧する部材がシャッタ36の回動軸38に取付けたコ
イルバネ43という点である。このコイルバネ43は、掛止
ピン35とシャッタ36とが互いに反発するようなバネ圧を
持つように形成されている。通常、コイルバネ43は掛止
ピン35に接触していないためにスライド弁28を押し上げ
ることはない。
【0037】しかし、シャッタ36が給油ガンに押圧され
て回動することでコイルバネ43は掛止ピン35に圧接し、
バネ圧が一定値以上になると、強いバネ圧をもって掛止
ピン35を下方から押圧し、スライド弁28を上方へ押し上
げることになる。以後、図11に見られるように、給油ガ
ンが引き抜かれるとシャッタ36はコイルバネ43の付勢に
より元の状態へ復帰し、スライド弁28は上部閉塞板30を
弁ケースから逸脱させない位置で安定して、下部閉塞板
31で通気路を遮断する。
て回動することでコイルバネ43は掛止ピン35に圧接し、
バネ圧が一定値以上になると、強いバネ圧をもって掛止
ピン35を下方から押圧し、スライド弁28を上方へ押し上
げることになる。以後、図11に見られるように、給油ガ
ンが引き抜かれるとシャッタ36はコイルバネ43の付勢に
より元の状態へ復帰し、スライド弁28は上部閉塞板30を
弁ケースから逸脱させない位置で安定して、下部閉塞板
31で通気路を遮断する。
【0038】走行時、図10に示すように、スライド弁28
は弁ケース23の最下層の位置にまで下がっている。この
ため、下部閉塞板31と上部閉塞板30とにより形成される
弁ケース23内の空間40を介して、弁ケース23内の通気路
開口端26,27は連通する。このとき、押圧部34は燃料キ
ャップ41下端に当接するような位置関係にしておく。こ
のため、スライド弁28は、中間部33が当接する弁ケース
23と燃料キャップ41とに挟持されるように固定され、走
行中にスライド弁28が動く恐れがなくなる。
は弁ケース23の最下層の位置にまで下がっている。この
ため、下部閉塞板31と上部閉塞板30とにより形成される
弁ケース23内の空間40を介して、弁ケース23内の通気路
開口端26,27は連通する。このとき、押圧部34は燃料キ
ャップ41下端に当接するような位置関係にしておく。こ
のため、スライド弁28は、中間部33が当接する弁ケース
23と燃料キャップ41とに挟持されるように固定され、走
行中にスライド弁28が動く恐れがなくなる。
【0039】燃料給油時、図11に見られるように、燃料
キャップがキャップリテーナ21から取り外され、給油ガ
ン42がフィラネック22に差し込まれる(図中二点鎖線)
と、この給油ガン42に押されてシャッタ36が下方へ回動
する。同時に、コイルバネ43の増加したバネ圧は掛止ピ
ン35を下方より押圧し、スライド弁28を押し上げる。こ
れにより、下部閉塞板31は下段の通気路開口端26を越え
て上方に移動し、通気路を遮断する。
キャップがキャップリテーナ21から取り外され、給油ガ
ン42がフィラネック22に差し込まれる(図中二点鎖線)
と、この給油ガン42に押されてシャッタ36が下方へ回動
する。同時に、コイルバネ43の増加したバネ圧は掛止ピ
ン35を下方より押圧し、スライド弁28を押し上げる。こ
れにより、下部閉塞板31は下段の通気路開口端26を越え
て上方に移動し、通気路を遮断する。
【0040】給油が終了し、燃料キャップ41が締着され
ると、図10のようにスライド弁28が燃料キャップ41に押
圧されて初期の状態へ復帰する。スライド弁28は、下段
の通気路開口端26を越えて下部閉塞板31を弁ケース23最
下層に位置させ、燃料キャップ41に押圧部34を押されて
安定する。スライド弁は通気路開口端の間隔をあけて上
下部閉塞板を配し、弁ケースは下端を下部閉塞板の高さ
分だけ下段の通気路開口端より下げた位置で開放し、上
端を上部閉塞板よりスライド弁の移動量分だけ上方へ延
長して開放しておくという各部材の関係は、前述の通気
開閉装置と同じである。このタイプに用いた弁ケース23
は、金属の液圧形成によって、簡素な構造とすることが
できる。
ると、図10のようにスライド弁28が燃料キャップ41に押
圧されて初期の状態へ復帰する。スライド弁28は、下段
の通気路開口端26を越えて下部閉塞板31を弁ケース23最
下層に位置させ、燃料キャップ41に押圧部34を押されて
安定する。スライド弁は通気路開口端の間隔をあけて上
下部閉塞板を配し、弁ケースは下端を下部閉塞板の高さ
分だけ下段の通気路開口端より下げた位置で開放し、上
端を上部閉塞板よりスライド弁の移動量分だけ上方へ延
長して開放しておくという各部材の関係は、前述の通気
開閉装置と同じである。このタイプに用いた弁ケース23
は、金属の液圧形成によって、簡素な構造とすることが
できる。
【0041】次に、図14〜図17に示すものは、スライド
弁が下端に配したスプリングにより押し上げられるタイ
プのものである。この通気開閉装置は、図14〜図17に見
られるように、基本的にはこれまでのスライド弁を用い
た通気開閉装置と同様の構造を持つ。異なる点は、スラ
イド弁28が弁ケース23の底に支持されたスプリング44に
より上方へ付勢されていて、通常、弁ケース23上端に形
成した弾性アーム45がスライド弁28の掛止ピン35に掛止
してスライド弁28を抑制している点である。
弁が下端に配したスプリングにより押し上げられるタイ
プのものである。この通気開閉装置は、図14〜図17に見
られるように、基本的にはこれまでのスライド弁を用い
た通気開閉装置と同様の構造を持つ。異なる点は、スラ
イド弁28が弁ケース23の底に支持されたスプリング44に
より上方へ付勢されていて、通常、弁ケース23上端に形
成した弾性アーム45がスライド弁28の掛止ピン35に掛止
してスライド弁28を抑制している点である。
【0042】シャッタ36にはフック46が形成されてい
て、給油ガンに押圧されてシャッタ36が回動すると、フ
ック46が弾性アーム45を押圧して掛止ピン35を解放す
る。スライド弁28自身は、常にスプリング44により上方
へ付勢されているので、こうして抑制が解かれることで
一気に上方へ押し上がる。シャッタの回動は、こうした
スライド弁の運動のきっかけを与えるためのものであ
り、スライド弁自身が自らを上方へ押し上げる点が前述
までの通気開閉装置と異なる。
て、給油ガンに押圧されてシャッタ36が回動すると、フ
ック46が弾性アーム45を押圧して掛止ピン35を解放す
る。スライド弁28自身は、常にスプリング44により上方
へ付勢されているので、こうして抑制が解かれることで
一気に上方へ押し上がる。シャッタの回動は、こうした
スライド弁の運動のきっかけを与えるためのものであ
り、スライド弁自身が自らを上方へ押し上げる点が前述
までの通気開閉装置と異なる。
【0043】図15に見られるように、この状態から給油
ガンを引き抜くと、シャッタ36はコイルバネ39の付勢に
より元の状態へ復帰するが、スライド弁28は上部閉塞板
30を弁ケース23から逸脱させない位置で安定し、下部閉
塞板31が通気路を遮断する。スプリング44はこの状態で
これ以上伸長しないように設計しておく。
ガンを引き抜くと、シャッタ36はコイルバネ39の付勢に
より元の状態へ復帰するが、スライド弁28は上部閉塞板
30を弁ケース23から逸脱させない位置で安定し、下部閉
塞板31が通気路を遮断する。スプリング44はこの状態で
これ以上伸長しないように設計しておく。
【0044】走行時、図14に示すように、スライド弁28
は掛止ピン35に弾性アーム45を掛止し、弁ケース23の最
下層にスプリング44を縮退させた状態にある。この状態
で、下部閉塞板31と上部閉塞板30とにより形成される弁
ケース23内の空間40を介し、弁ケース23内の通気路開口
端26,27は連通する。このとき、押圧部34は燃料キャッ
プ41下端に当接するような位置関係にしておくと、万が
一、弾性アーム45が掛止ピン35を解放しても、スライド
弁28は縮退したスプリング44と燃料キャップ41とに挟持
されて固定し、走行中にスライド弁28が動く恐れがなく
なる。
は掛止ピン35に弾性アーム45を掛止し、弁ケース23の最
下層にスプリング44を縮退させた状態にある。この状態
で、下部閉塞板31と上部閉塞板30とにより形成される弁
ケース23内の空間40を介し、弁ケース23内の通気路開口
端26,27は連通する。このとき、押圧部34は燃料キャッ
プ41下端に当接するような位置関係にしておくと、万が
一、弾性アーム45が掛止ピン35を解放しても、スライド
弁28は縮退したスプリング44と燃料キャップ41とに挟持
されて固定し、走行中にスライド弁28が動く恐れがなく
なる。
【0045】燃料給油時、図15に見られるように、燃料
キャップがキャップリテーナ21から取り外され、給油ガ
ン42がフィラネック22に差し込まれる(図中二点鎖線)
と、この給油ガン42に押されてシャッタ36が下方へ回動
する。同時に、フック46が弾性アーム45を押圧してスラ
イド弁28の掛止ピン35を解放し、これまでスプリング44
を抑圧していた状態が解除される。こうして、スプリン
グ44が伸長する力で一気にスライド弁28を上方へ押し上
げると、下部閉塞板31は下段の通気路開口端26を越えて
上方に移動し、通気路を遮断する。
キャップがキャップリテーナ21から取り外され、給油ガ
ン42がフィラネック22に差し込まれる(図中二点鎖線)
と、この給油ガン42に押されてシャッタ36が下方へ回動
する。同時に、フック46が弾性アーム45を押圧してスラ
イド弁28の掛止ピン35を解放し、これまでスプリング44
を抑圧していた状態が解除される。こうして、スプリン
グ44が伸長する力で一気にスライド弁28を上方へ押し上
げると、下部閉塞板31は下段の通気路開口端26を越えて
上方に移動し、通気路を遮断する。
【0046】給油が終了して燃料キャップ41が締着され
ると、スライド弁28が燃料キャップ41に押圧されて、図
14に見られる初期の状態へ復帰する。スライド弁28は、
徐々にスプリング44を押し縮め、やがて弾性アーム45が
掛止ピン35を捉えて掛止した時、下部閉塞板31が下段の
通気路開口端26を越えて再び通気路を連通させる。スラ
イド弁28は、スプリング44が縮退した状態で保持される
上、燃料キャップ41に押圧部34を押されているのでこの
位置で安定する。
ると、スライド弁28が燃料キャップ41に押圧されて、図
14に見られる初期の状態へ復帰する。スライド弁28は、
徐々にスプリング44を押し縮め、やがて弾性アーム45が
掛止ピン35を捉えて掛止した時、下部閉塞板31が下段の
通気路開口端26を越えて再び通気路を連通させる。スラ
イド弁28は、スプリング44が縮退した状態で保持される
上、燃料キャップ41に押圧部34を押されているのでこの
位置で安定する。
【0047】スライド弁は、通気路開口端の間隔をあけ
て上下部閉塞板を配し、弁ケースは下端を下部閉塞板の
高さ分およびスプリング44の縮退時長さ分だけ下段の通
気路開口端より下げた位置で密閉し、上端を上部閉塞板
よりスライド弁の移動量分だけ上方へ延長して開放して
おくという各部材の関係は、前述までと同じである。
て上下部閉塞板を配し、弁ケースは下端を下部閉塞板の
高さ分およびスプリング44の縮退時長さ分だけ下段の通
気路開口端より下げた位置で密閉し、上端を上部閉塞板
よりスライド弁の移動量分だけ上方へ延長して開放して
おくという各部材の関係は、前述までと同じである。
【0048】最後に、図18〜図21に示すものは、略断面
山形状の平板をスライド弁とし、板バネにより断面が方
形状の弁ケース内でこのスライド弁を摺動させるタイプ
のものである。この通気開閉装置は、図18〜図21に見ら
れるように、基本構造はこれまでのスライド弁を用いた
通気開閉装置と同様であるが、略断面山形状の平板をス
ライド弁47とすることで、より簡素で、安定性のある装
置を実現している。
山形状の平板をスライド弁とし、板バネにより断面が方
形状の弁ケース内でこのスライド弁を摺動させるタイプ
のものである。この通気開閉装置は、図18〜図21に見ら
れるように、基本構造はこれまでのスライド弁を用いた
通気開閉装置と同様であるが、略断面山形状の平板をス
ライド弁47とすることで、より簡素で、安定性のある装
置を実現している。
【0049】スライド弁47は、略断面山形状の平板で、
上平坦部48に上凸部49、下平坦部50に下凸部51及び最下
凸部52を設けている。板バネ53は、このスライド弁47に
被せるような位置関係で、スライド弁47と共に断面が長
方形の弁ケース54内へ挿入する。この板バネ53は、スラ
イド弁47の凸部49,51,52が弁ケース54内の対応する平面
55に摺接するように、常時スライド弁47を押圧する。
上平坦部48に上凸部49、下平坦部50に下凸部51及び最下
凸部52を設けている。板バネ53は、このスライド弁47に
被せるような位置関係で、スライド弁47と共に断面が長
方形の弁ケース54内へ挿入する。この板バネ53は、スラ
イド弁47の凸部49,51,52が弁ケース54内の対応する平面
55に摺接するように、常時スライド弁47を押圧する。
【0050】この通気開閉装置は、スライド弁47をポリ
アミド樹脂、弁ケース54をポリアセタール樹脂とし、両
者を摺接させることで必要十分な気密性を確保でき、ま
た、スライド弁47が任意の位置で状態を保持できる程度
の摺動抵抗を持たせることができる。このため、スライ
ド弁47は、シャッタ36が回動することでフック37が掛止
片56を押圧することで押し上げられ、フック37の押圧が
なくなるとその位置で状態を保持し、逆に燃料キャップ
41が締着されて押圧部34が押圧されると押し下げられ
る。
アミド樹脂、弁ケース54をポリアセタール樹脂とし、両
者を摺接させることで必要十分な気密性を確保でき、ま
た、スライド弁47が任意の位置で状態を保持できる程度
の摺動抵抗を持たせることができる。このため、スライ
ド弁47は、シャッタ36が回動することでフック37が掛止
片56を押圧することで押し上げられ、フック37の押圧が
なくなるとその位置で状態を保持し、逆に燃料キャップ
41が締着されて押圧部34が押圧されると押し下げられ
る。
【0051】走行時、図18に示すように、スライド弁47
は下端を開放した弁ケース54から下部を突出させる状態
で待機しており、通気路開口端26,27をスライド弁47が
形成する空間57で連通させている。このとき、押圧部34
が燃料キャップ41下端に当接するような位置関係にして
おくと、スライド弁47がむやみに押し上げられることが
なく、下方に向けても中間部33が弁ケース54上端に掛止
されるので、誤作動する恐れはない。
は下端を開放した弁ケース54から下部を突出させる状態
で待機しており、通気路開口端26,27をスライド弁47が
形成する空間57で連通させている。このとき、押圧部34
が燃料キャップ41下端に当接するような位置関係にして
おくと、スライド弁47がむやみに押し上げられることが
なく、下方に向けても中間部33が弁ケース54上端に掛止
されるので、誤作動する恐れはない。
【0052】燃料給油時、図19に見られるように、燃料
キャップ41がキャップリテーナ21から取り外され、給油
ガンがフィラネック22に差し込まれる(図中二点鎖線)
と、この給油ガンに押されてシャッタ36が下方へ回動す
る。同時に、フック37が掛止片56を押圧することでスラ
イド弁47を上方へ押し上げる。下凸部51は下段の通気路
開口端26を越えて上方に移動し、通気路開口端26は下凸
部51と最下凸部52とにより閉塞され、通気路が遮断され
る。
キャップ41がキャップリテーナ21から取り外され、給油
ガンがフィラネック22に差し込まれる(図中二点鎖線)
と、この給油ガンに押されてシャッタ36が下方へ回動す
る。同時に、フック37が掛止片56を押圧することでスラ
イド弁47を上方へ押し上げる。下凸部51は下段の通気路
開口端26を越えて上方に移動し、通気路開口端26は下凸
部51と最下凸部52とにより閉塞され、通気路が遮断され
る。
【0053】給油が終了して燃料キャップ41が締着され
ると、スライド弁47が燃料キャップ41に押圧されて、図
18に見られる初期の状態、つまりスライド弁47の下凸部
51は再び下段の通気路開口端26を越えて下方へ移動し、
通気路を連通させる。燃料キャップ41が完全に締着する
と、スライド弁47は外部から力を受けなくなるので、押
圧部34を燃料キャップ41に押された状態のこの位置で安
定する。スライド弁47は、通気路開口端の間隔をあけて
略断面山形状の空間57を持ち、弁ケース54は下端を開放
し、上端をスライド弁の移動量分だけ上方へ延長して開
放しておく。
ると、スライド弁47が燃料キャップ41に押圧されて、図
18に見られる初期の状態、つまりスライド弁47の下凸部
51は再び下段の通気路開口端26を越えて下方へ移動し、
通気路を連通させる。燃料キャップ41が完全に締着する
と、スライド弁47は外部から力を受けなくなるので、押
圧部34を燃料キャップ41に押された状態のこの位置で安
定する。スライド弁47は、通気路開口端の間隔をあけて
略断面山形状の空間57を持ち、弁ケース54は下端を開放
し、上端をスライド弁の移動量分だけ上方へ延長して開
放しておく。
【0054】このタイプのスライド弁を用いた通気開閉
装置は、前記した円柱形状のスライド弁を有する通気開
閉装置と較べ、通気路の密閉にゴム部材を用いていな
いので燃料による部材の変質がなく、作動の安定性が高
い、構造が簡単でコスト低減が可能であり、板バネを
用いることで加工精度を低くしても必要十分の気密性を
得ることができる、等の利点があり、実用性が高いのが
特徴である。このように、スライド弁を用いると構造が
簡単になるばかりでなく、装置そのものがコンパクトに
なり、通気開閉装置が給油作業を邪魔する恐れがなくな
る利点がある。
装置は、前記した円柱形状のスライド弁を有する通気開
閉装置と較べ、通気路の密閉にゴム部材を用いていな
いので燃料による部材の変質がなく、作動の安定性が高
い、構造が簡単でコスト低減が可能であり、板バネを
用いることで加工精度を低くしても必要十分の気密性を
得ることができる、等の利点があり、実用性が高いのが
特徴である。このように、スライド弁を用いると構造が
簡単になるばかりでなく、装置そのものがコンパクトに
なり、通気開閉装置が給油作業を邪魔する恐れがなくな
る利点がある。
【0055】
【発明の効果】このように、開閉弁の開閉は、開→閉の
タイミングが給油ガンの挿入によるシャッタの回動によ
り始まり、閉→開のタイミングは燃料キャップの締着に
より行われるので、非常に効果的に通気路を開閉させる
ことができる。そのため、本発明のような通気開閉装置
を構成すると、大気汚染防止規制の基準を満たしながら
満タン規制が可能な燃料タンクを実現できる。
タイミングが給油ガンの挿入によるシャッタの回動によ
り始まり、閉→開のタイミングは燃料キャップの締着に
より行われるので、非常に効果的に通気路を開閉させる
ことができる。そのため、本発明のような通気開閉装置
を構成すると、大気汚染防止規制の基準を満たしながら
満タン規制が可能な燃料タンクを実現できる。
【0056】また、この燃料補給時を給油ガンの給油口
への挿入から燃料キャップの締着までとみなすことで、
継ぎ足し給油を含む場合でも、満タン規制を行うに十分
な状態を作る開閉弁のタイミングを得ることができる。
への挿入から燃料キャップの締着までとみなすことで、
継ぎ足し給油を含む場合でも、満タン規制を行うに十分
な状態を作る開閉弁のタイミングを得ることができる。
【0057】しかも、開閉弁の設置に基づく不要な突起
物もないために、こうした開閉弁の作動は誤動作なく確
実に行われ、鉄製のフィラネックとの均一な表面処理も
施しやすく、構造が簡単なことから組立や開閉弁の交換
も簡単に行うことができ、経済効果も高い。さらに、ス
ライド弁タイプの通気開閉装置では、部材を樹脂製とす
ることで作動を確実にする適度な摺動抵抗が得られ、工
程面においても、一体成形による部品点数の削減、組立
工数の低減などの効果が得られる。
物もないために、こうした開閉弁の作動は誤動作なく確
実に行われ、鉄製のフィラネックとの均一な表面処理も
施しやすく、構造が簡単なことから組立や開閉弁の交換
も簡単に行うことができ、経済効果も高い。さらに、ス
ライド弁タイプの通気開閉装置では、部材を樹脂製とす
ることで作動を確実にする適度な摺動抵抗が得られ、工
程面においても、一体成形による部品点数の削減、組立
工数の低減などの効果が得られる。
【図1】開閉弁が回動タイプである第1実施例の断面図
である。
である。
【図2】図1中A-A断面図である。
【図3】通気路が開放されている状態の図1中B-B断
面図である。
面図である。
【図4】通気路が閉鎖されている状態の図1中B-B断
面図である。
面図である。
【図5】第1実施例の要部分解斜視図である。
【図6】第2実施例の通気路が開放されている状態の断
面図である。
面図である。
【図7】同実施例の通気路が閉鎖している状態を表した
断面図である。
断面図である。
【図8】図7中の掛止ピン付近を拡大した要部拡大断面
図である。
図である。
【図9】第2実施例の要部分解斜視図である。
【図10】第3実施例の通気路が開放している状態を表
した断面図である。
した断面図である。
【図11】同実施例の通気路が閉鎖している状態を表し
た断面図である。
た断面図である。
【図12】図11中の掛止ピン付近を拡大した要部拡大
断面図である。
断面図である。
【図13】第3実施例の要部分解斜視図である。
【図14】第4実施例の通気路が開放している状態を表
した断面図である。
した断面図である。
【図15】同実施例の通気路が閉鎖している状態を表し
た断面図である。
た断面図である。
【図16】図15中の弾性アーム付近を拡大した要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図17】第4実施例の要部分解斜視図である。
【図18】第5実施例の通気路が開放している状態を表
した断面図である。
した断面図である。
【図19】同実施例の通気路が閉鎖している状態を表し
た断面図である。
た断面図である。
【図20】図19中の掛止片付近を拡大した要部拡大断
面図である。
面図である。
【図21】第5実施例の要部分解斜視図である。
1 シャッタ 2 キャップリテーナ 5 スライドプレート 6 燃料キャップ 7 押圧部 8 段差 9 カム穴 14 通気路開口端 15 通気路開口端 16 回動弁 18 ピン 19 バネ 21 キャップリテーナ 23 弁ケース 26 通気路開口端 27 通気路開口端 28 スライド弁 33 中間部 34 押圧部 35 掛止ピン 36 シャッタ 37 フック 41 燃料キャップ 43 コイルバネ 44 スプリング 45 弾性アーム 46 フック 47 スライド弁 54 弁ケース 56 掛止片
Claims (6)
- 【請求項1】 燃料タンクからキャニスタヘ通ずる蒸気
の通気路途中に設けた開閉弁に対して、給油ガンを給油
口へ挿入することで弁を閉じる閉鎖手段と、燃料キャッ
プを給油口に締着することで弁を開く開放手段とを設け
てなることを特徴とする燃料タンクの通気開閉装置。 - 【請求項2】 フィラネックをキャップリテーナ下部付
近で上下に分割してファスナーで一体化し、前記フィラ
ネックの分割下部に配した通気路開口端に開閉弁を取付
けてなる燃料タンクの通気開閉装置。 - 【請求項3】 ピン18を突設した回動弁16を、上端に押
圧部7を有するスライドプレート5の下端に形成した下
縁に段差8のある下方に凸で円弧状のカム穴9にピン18
を挿入してバネ19を介して連結し、燃料タンク及びキャ
ニスタからの通気路開口端14,15を併設したキャップリ
テーナ2側壁に対し回動弁16が摺接できるように軸着し
て通気路の開閉弁を構成し、該開閉弁は挿入した給油ガ
ンに押圧されて下方へ回動するシャッタ1がカム穴9の
段差8にピン18が掛止するまで摺動させながらスライド
プレート5を上方へ押し上げると共に回動弁16を回動さ
せて通気路開口端14,15を塞ぐ開閉弁の閉鎖手段と、締
着する燃料キャップ6が押圧部7を押圧してスライドプ
レート5を再び下方へ移動させ、同時にピン18を段差8
から解放して回動弁16を元の状態に復帰させることで通
気路開口端14,15を連通させる開閉弁開放手段とにより
作動するよう構成してなる燃料タンクの通気開閉装置。 - 【請求項4】 上端に押圧部34、中間部33付近に掛止ピ
ン35又は掛止片56を設けたスライド弁28,47をキャップ
リテーナ21側壁に設けた燃料タンク及びキャニスタから
の通気路開口端26,27を連通させる弁ケース23,54内で摺
動させて通気路の開閉弁を構成し、該開閉弁は挿入した
給油ガンに押圧されて下方へ回動するシャッタ36に設け
たフック37又はシャッタ36に取付けたコイルバネ43が掛
止ピン35又は掛止片56を押圧することでスライド弁28,4
7を上方へ押し上げて通気路を遮断する開閉弁の閉鎖手
段と、締着する燃料キャップ41が押圧部34を押圧するこ
とでスライド弁28,47を再び下方へ移動させて通気路を
連通させる開閉弁の開放手段とにより作動するよう構成
してなる燃料タンクの通気開閉装置。 - 【請求項5】 上端に押圧部34、中間部33付近に掛止ピ
ン35、そして下端に上向きに伸長するスプリング44を取
付けたスライド弁28を、キャップリテーナ21側壁に設け
た燃料タンク及びキャニスタからの通気路開口端26,27
に連通、かつ前記掛止ピン35に係る弾性アーム45を有す
る弁ケース23内で摺動させて通気路の開閉弁を構成し、
該開閉弁は挿入した給油ガンに押圧されて下方へ回動す
るシャッタ36に設けたフック46が弾性アーム45を押圧し
て掛止ピン35を解放することでスプリング44がスライド
弁28を上方へ押し上げて通気路を遮断する開閉弁の閉鎖
手段と、締着する燃料キャップ41が押圧部34を押圧する
ことでスライド弁28を再び下方へ移動させて通気路を連
通させる開閉弁の開放手段とにより作動するよう構成し
てなる燃料タンクの通気開閉装置。 - 【請求項6】 弁ケース23,54及びスライド弁28,47が共
に樹脂製であり、適度な摺動抵抗を持たせることでスラ
イド弁28,47を任意の位置で状態を保持するよう構成し
てなる請求項4又は5記載の燃料タンクの通気開閉装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP937594A JPH06286485A (ja) | 1993-02-04 | 1994-01-31 | 燃料タンクの通気開閉装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1745793 | 1993-02-04 | ||
| JP5-17457 | 1993-02-04 | ||
| JP937594A JPH06286485A (ja) | 1993-02-04 | 1994-01-31 | 燃料タンクの通気開閉装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06286485A true JPH06286485A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=26344070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP937594A Pending JPH06286485A (ja) | 1993-02-04 | 1994-01-31 | 燃料タンクの通気開閉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06286485A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115402090A (zh) * | 2021-05-26 | 2022-11-29 | 比亚迪股份有限公司 | 无盖加油口及具有其的车辆 |
| CN118596827A (zh) * | 2024-05-30 | 2024-09-06 | 东莞利富高塑料制品有限公司 | 阀门结构、主盖单元及无盖加油装置 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP937594A patent/JPH06286485A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115402090A (zh) * | 2021-05-26 | 2022-11-29 | 比亚迪股份有限公司 | 无盖加油口及具有其的车辆 |
| CN118596827A (zh) * | 2024-05-30 | 2024-09-06 | 东莞利富高塑料制品有限公司 | 阀门结构、主盖单元及无盖加油装置 |
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