JPH06287560A - 垂直式コークス炉への装炭方法 - Google Patents
垂直式コークス炉への装炭方法Info
- Publication number
- JPH06287560A JPH06287560A JP9849893A JP9849893A JPH06287560A JP H06287560 A JPH06287560 A JP H06287560A JP 9849893 A JP9849893 A JP 9849893A JP 9849893 A JP9849893 A JP 9849893A JP H06287560 A JPH06287560 A JP H06287560A
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- coke
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 垂直式コークス炉への調質炭装入時における
微粉炭の飛散量を抑制すること。 【構成】 乾留後のコークスを炉底部から自重によって
排出する垂直式コークス炉に調質炭を装入する方法であ
り、気送タンク13から気送配管12・フレキシブルホ
ース15を介して炭化室1の底部に設けたコークスの排
出口4より調質炭を気送装入する。
微粉炭の飛散量を抑制すること。 【構成】 乾留後のコークスを炉底部から自重によって
排出する垂直式コークス炉に調質炭を装入する方法であ
り、気送タンク13から気送配管12・フレキシブルホ
ース15を介して炭化室1の底部に設けたコークスの排
出口4より調質炭を気送装入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭を乾留してコーク
スを製造する、特に垂直式コークス炉に石炭を装入する
方法に関するものである。
スを製造する、特に垂直式コークス炉に石炭を装入する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石炭処理工程から送られてきた石炭は、
装炭車によってコークス炉の炉頂部から炭化室内に装入
される。そして、装入された石炭は、その炭化室両側の
燃焼室から煉瓦壁を隔て、空気を遮断して間接的にむし
焼きされる。
装炭車によってコークス炉の炉頂部から炭化室内に装入
される。そして、装入された石炭は、その炭化室両側の
燃焼室から煉瓦壁を隔て、空気を遮断して間接的にむし
焼きされる。
【0003】ところで、通常、コークス炉に装入される
石炭は4〜12%の水分を含む粉炭の形で充填されるた
め、石炭の含有水分が蒸発した後は、石炭の温度が上昇
して軟化し、分解後コークスの生成が行われる。但し、
石炭の中心部迄完全に水分を蒸発させるためには、炭化
時間の約半分の時間を要するため、コークス炉の稼働率
が悪くなり、また熱的なロスも多い。
石炭は4〜12%の水分を含む粉炭の形で充填されるた
め、石炭の含有水分が蒸発した後は、石炭の温度が上昇
して軟化し、分解後コークスの生成が行われる。但し、
石炭の中心部迄完全に水分を蒸発させるためには、炭化
時間の約半分の時間を要するため、コークス炉の稼働率
が悪くなり、また熱的なロスも多い。
【0004】従って、今日では、原料石炭を事前に乾燥
して(以下これを「調質炭」という)コークス炉に装入
することが検討されているが、事前に乾燥した原料石炭
は搬送工程において粉塵が飛散するという問題があるた
め、従来のベルトコンベアでの輸送に代えて、気体輸送
法が採用されることになる。
して(以下これを「調質炭」という)コークス炉に装入
することが検討されているが、事前に乾燥した原料石炭
は搬送工程において粉塵が飛散するという問題があるた
め、従来のベルトコンベアでの輸送に代えて、気体輸送
法が採用されることになる。
【0005】ところで、現在一般に使用されているコー
クス炉は、水平式コークス炉と呼ばれる形式のもので、
石炭は炉の上部から装入され、コークスは押出機により
水平方向に排出される。この形式のコークス炉は長い歴
史を持ち、操業に関する知見も多いが、その構成上コー
クスを排出するために炉の両側面に炉の高さと同じ高さ
の扉(「炉蓋」と称する)を設ける必要がある。また、
乾留中には炉蓋からのガス漏れが多く、コークスの排出
時には煤塵の発生が避けられず、環境汚染を引き起こす
という問題を抱えている。さらに、付帯設備として装炭
車、押出機、ガイド車、消火車などの移動機械を必要と
するため、それらの設備費の負担が大きく、運転要員の
確保が必要であり、しかもその作業環境は必ずしも良好
とは言えない。
クス炉は、水平式コークス炉と呼ばれる形式のもので、
石炭は炉の上部から装入され、コークスは押出機により
水平方向に排出される。この形式のコークス炉は長い歴
史を持ち、操業に関する知見も多いが、その構成上コー
クスを排出するために炉の両側面に炉の高さと同じ高さ
の扉(「炉蓋」と称する)を設ける必要がある。また、
乾留中には炉蓋からのガス漏れが多く、コークスの排出
時には煤塵の発生が避けられず、環境汚染を引き起こす
という問題を抱えている。さらに、付帯設備として装炭
車、押出機、ガイド車、消火車などの移動機械を必要と
するため、それらの設備費の負担が大きく、運転要員の
確保が必要であり、しかもその作業環境は必ずしも良好
とは言えない。
【0006】近時、コークス炉の設備更新に際しては、
上記水平式コークス炉の問題点を軽減するために、コー
クス炉の大型化による生産性の向上と、環境汚染の原因
となる煤塵の発生やガス漏れの防止が図られているが、
コークス炉を大型化すると、それに伴って移動機械も大
型化するので必ずしも設備費の低減には結び付かず、ま
た、環境汚染の防止も十分にはなし得ない。
上記水平式コークス炉の問題点を軽減するために、コー
クス炉の大型化による生産性の向上と、環境汚染の原因
となる煤塵の発生やガス漏れの防止が図られているが、
コークス炉を大型化すると、それに伴って移動機械も大
型化するので必ずしも設備費の低減には結び付かず、ま
た、環境汚染の防止も十分にはなし得ない。
【0007】そこで、本出願人は、移動機械を必要とせ
ず、環境汚染の防止を図る上から有利と考えられる垂直
式コークス炉について研究を重ね、「垂直式コークス炉
およびコークス製造設備」の開発を行い、先に特許出願
した(例えば特開平3−296596号)。これは、炭
化室の水平断面が矩形をなし、この炭化室の上部に石炭
の装炭口、底部にコークスの排出口が設けられ、炭化室
の相対する2面に煉瓦壁を挟んで垂直フリューと空気道
が設けられているコークス炉、および、この炉に石炭の
乾燥・予熱機と気送装置とが設けられているコークス製
造設備であって、設備費の低減、乾留効率の向上、作業
環境の改善など種々の面で従来の水平式コークス炉およ
びコークス製造設備よりも優れている。
ず、環境汚染の防止を図る上から有利と考えられる垂直
式コークス炉について研究を重ね、「垂直式コークス炉
およびコークス製造設備」の開発を行い、先に特許出願
した(例えば特開平3−296596号)。これは、炭
化室の水平断面が矩形をなし、この炭化室の上部に石炭
の装炭口、底部にコークスの排出口が設けられ、炭化室
の相対する2面に煉瓦壁を挟んで垂直フリューと空気道
が設けられているコークス炉、および、この炉に石炭の
乾燥・予熱機と気送装置とが設けられているコークス製
造設備であって、設備費の低減、乾留効率の向上、作業
環境の改善など種々の面で従来の水平式コークス炉およ
びコークス製造設備よりも優れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】コークス炉の装炭口
は、水平式あるいは垂直式を問わず、炉の上部にあり、
炉高も水平式で5〜7m程度、垂直式にあっては10m以
上もあることから、これら装炭口から気体輸送してきた
調質炭を装入する場合には、装炭口より微粉炭が飛散し
て黒煙の如くになり、環境上の問題が生じる。また、こ
の飛散した微粉炭を集塵機のところへ排気した場合に
も、飛散ロスが多く歩留まりの低下を招くといった問題
がある。
は、水平式あるいは垂直式を問わず、炉の上部にあり、
炉高も水平式で5〜7m程度、垂直式にあっては10m以
上もあることから、これら装炭口から気体輸送してきた
調質炭を装入する場合には、装炭口より微粉炭が飛散し
て黒煙の如くになり、環境上の問題が生じる。また、こ
の飛散した微粉炭を集塵機のところへ排気した場合に
も、飛散ロスが多く歩留まりの低下を招くといった問題
がある。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みて成された
ものであり、特に本出願人が先に出願した垂直式コーク
ス炉への装炭の際に上記欠点を解決できる方法を提供す
ることを目的としている。
ものであり、特に本出願人が先に出願した垂直式コーク
ス炉への装炭の際に上記欠点を解決できる方法を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の本発明は、乾留後のコークスを炉底部から自重
によって排出する垂直式コークス炉に石炭を装入する方
法であって、炭化室底部に設けたコークスの排出口部よ
り石炭を気送装入することとしているのであり、また、
第2の本発明は、前記第1の本発明方法によって炭化室
内に気送装入する石炭を、炭化室内において一旦衝突さ
せることとしているのである。
に第1の本発明は、乾留後のコークスを炉底部から自重
によって排出する垂直式コークス炉に石炭を装入する方
法であって、炭化室底部に設けたコークスの排出口部よ
り石炭を気送装入することとしているのであり、また、
第2の本発明は、前記第1の本発明方法によって炭化室
内に気送装入する石炭を、炭化室内において一旦衝突さ
せることとしているのである。
【0011】第2の本発明方法において、炭化室内にお
いて、一旦、石炭を衝突させるための手段としては、炭
化室内壁に衝突させるものであっても、気送配管の先端
に20〜50mm程度の隙間を設けて邪魔板を設置するもので
あってもよく、邪魔板を設置する場合、この邪魔板は1
個であっても複数個であっても良い。
いて、一旦、石炭を衝突させるための手段としては、炭
化室内壁に衝突させるものであっても、気送配管の先端
に20〜50mm程度の隙間を設けて邪魔板を設置するもので
あってもよく、邪魔板を設置する場合、この邪魔板は1
個であっても複数個であっても良い。
【0012】
【作用】上記した本発明方法では、炉底部より石炭を気
送装入するので、装入された石炭粉は流動化し、飛散が
抑制されることになる。更に第2の本発明方法では炭化
室内に気送装入する石炭を、炭化室内において一旦衝突
させるので、装入石炭は確実に底部から堆積し、特に装
入初期の石炭粉の飛散を抑制できる。
送装入するので、装入された石炭粉は流動化し、飛散が
抑制されることになる。更に第2の本発明方法では炭化
室内に気送装入する石炭を、炭化室内において一旦衝突
させるので、装入石炭は確実に底部から堆積し、特に装
入初期の石炭粉の飛散を抑制できる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に示す一実施例に基づいて本
発明方法を説明する。図1は本発明方法を適用する垂直
式コークス炉の一例を示す要部断面図で、1は水平断面
が矩形を成す炭化室である。そして、この炭化室1の上
部には石炭の装炭口2及び集塵口3等が設けられ、他
方、底部には生成されたコークスの排出口4が設けられ
ている。また、この排出口4には炉蓋5が取付けられ、
コークスの排出時には、この炉蓋5を開操作して排出す
る。
発明方法を説明する。図1は本発明方法を適用する垂直
式コークス炉の一例を示す要部断面図で、1は水平断面
が矩形を成す炭化室である。そして、この炭化室1の上
部には石炭の装炭口2及び集塵口3等が設けられ、他
方、底部には生成されたコークスの排出口4が設けられ
ている。また、この排出口4には炉蓋5が取付けられ、
コークスの排出時には、この炉蓋5を開操作して排出す
る。
【0014】なお、図1中の6は前記炭化室1の相対す
る2面を形成する煉瓦壁、7はレキュペレータ、8は予
熱空気の上昇通路、9は燃焼排ガスの下降通路、10は
消火台車、11は燃焼排ガス煙道を示す。
る2面を形成する煉瓦壁、7はレキュペレータ、8は予
熱空気の上昇通路、9は燃焼排ガスの下降通路、10は
消火台車、11は燃焼排ガス煙道を示す。
【0015】本発明方法は、前記したような構成の垂直
式コークス炉の排出口4より石炭を気送装入するもので
あり、本発明方法の効果を確認するために、高さ13m、
長さ4.5 m、幅0.45mの炭化室を有する垂直式コークス
炉の前記炉蓋5の2ケ所に例えば呼び径が150 Aの気送
配管12を接続し、これら気送配管12を介して、気送
タンク13よりN2 ガスを元圧7.5 kg/cm2で22Nm3/分供
給し、このN2 ガスによって水分含有率が3%の調質炭
(粒径3mm以下、80%)を気送装入した時の排気煙道
から排出される微粉炭量を調査した結果について説明す
る。
式コークス炉の排出口4より石炭を気送装入するもので
あり、本発明方法の効果を確認するために、高さ13m、
長さ4.5 m、幅0.45mの炭化室を有する垂直式コークス
炉の前記炉蓋5の2ケ所に例えば呼び径が150 Aの気送
配管12を接続し、これら気送配管12を介して、気送
タンク13よりN2 ガスを元圧7.5 kg/cm2で22Nm3/分供
給し、このN2 ガスによって水分含有率が3%の調質炭
(粒径3mm以下、80%)を気送装入した時の排気煙道
から排出される微粉炭量を調査した結果について説明す
る。
【0016】この時の気送速度は100ton/時間であり、
本実験では、気送配管12の出口端を炭化室1の上部に
設けた装炭口4に向けて設置したものと、該気送配管1
2の出口端に30mmの隙間を設けて、図2に示すように、
直径φ250mm の邪魔板14を設置したものについて実験
した。なお、本実験では、炉蓋5は開閉するために、気
送配管12の途中にフレキシブルホース15を介設し
た。
本実験では、気送配管12の出口端を炭化室1の上部に
設けた装炭口4に向けて設置したものと、該気送配管1
2の出口端に30mmの隙間を設けて、図2に示すように、
直径φ250mm の邪魔板14を設置したものについて実験
した。なお、本実験では、炉蓋5は開閉するために、気
送配管12の途中にフレキシブルホース15を介設し
た。
【0017】気送量は、いずれの場合も、予め計算して
おいた20ton の気送タンク13を2基使用し、合計40to
n を装炭量とした。コークスを排出口4より排出した
後、炉蓋5を閉じ、気送タンク13より予め7kg/cm2に
昇圧しておいたN2 ガスをキャリアガスとして装炭を開
始し、40ton 装入したところで装炭を終了した。なお、
比較として炭化室1の上部に設けた装炭口4からも同量
の調質炭を装入した場合の微粉炭量も調査した。
おいた20ton の気送タンク13を2基使用し、合計40to
n を装炭量とした。コークスを排出口4より排出した
後、炉蓋5を閉じ、気送タンク13より予め7kg/cm2に
昇圧しておいたN2 ガスをキャリアガスとして装炭を開
始し、40ton 装入したところで装炭を終了した。なお、
比較として炭化室1の上部に設けた装炭口4からも同量
の調質炭を装入した場合の微粉炭量も調査した。
【0018】上記した条件で実験した結果、従来方法で
は微粉炭の飛散量は5〜15ton であったが、邪魔板14
を設置しない場合の本発明方法では5〜10ton に、ま
た邪魔板14を設置した場合の本発明方法では、4〜7
ton に減少した。また、邪魔板14を設置した場合に
は、邪魔板14を設置しない場合と比較して、装炭初期
の飛散量が少なかった。
は微粉炭の飛散量は5〜15ton であったが、邪魔板14
を設置しない場合の本発明方法では5〜10ton に、ま
た邪魔板14を設置した場合の本発明方法では、4〜7
ton に減少した。また、邪魔板14を設置した場合に
は、邪魔板14を設置しない場合と比較して、装炭初期
の飛散量が少なかった。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明方法によれ
ば、垂直式コークス炉への調質炭装入時における微粉炭
の飛散量を可及的に抑制でき、歩留まり向上が図れると
共に、環境も良くなる。
ば、垂直式コークス炉への調質炭装入時における微粉炭
の飛散量を可及的に抑制でき、歩留まり向上が図れると
共に、環境も良くなる。
【図1】本発明方法を適用する垂直式コークス炉の一例
を示す要部断面図である。
を示す要部断面図である。
【図2】図1の炉蓋部近傍の拡大図である。
1 炭化室 4 排出口 5 炉蓋 12 気送配管 13 気送タンク 14 邪魔板 15 フレキシブルホース
Claims (2)
- 【請求項1】 乾留後のコークスを炉底部から自重によ
って排出する垂直式コークス炉に石炭を装入する方法で
あって、炭化室底部に設けたコークスの排出口部より石
炭を気送装入することを特徴とする垂直式コークス炉へ
の装炭方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の垂直式コークス炉への装
炭方法において、炭化室内に気送装入する石炭を、炭化
室内において一旦衝突させることを特徴とする垂直式コ
ークス炉への装炭方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9849893A JPH06287560A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 垂直式コークス炉への装炭方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9849893A JPH06287560A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 垂直式コークス炉への装炭方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06287560A true JPH06287560A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14221311
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9849893A Pending JPH06287560A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 垂直式コークス炉への装炭方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06287560A (ja) |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP9849893A patent/JPH06287560A/ja active Pending
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