JPH06287741A - 耐摩耗性導電薄膜および耐摩耗性部材 - Google Patents
耐摩耗性導電薄膜および耐摩耗性部材Info
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- JPH06287741A JPH06287741A JP7666293A JP7666293A JPH06287741A JP H06287741 A JPH06287741 A JP H06287741A JP 7666293 A JP7666293 A JP 7666293A JP 7666293 A JP7666293 A JP 7666293A JP H06287741 A JPH06287741 A JP H06287741A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セラミックスおよびガラス等の金属以外の材
料からなる基材上に密着性よく設けられ、かつ耐摩耗性
に優れたCr−N系導電薄膜を提供することである。 【構成】 本発明に係る耐摩耗性導電薄膜は、セラミッ
クスおよびガラスの少なくともいずれかからなる基材の
表面をコーティングして耐摩耗性を付与するための導電
薄膜であって、X線回折において(200)のピーク強
度に対する(111)のピーク強度の比 I(111)
/I(200)が0.5以上4.0以下となる結晶配向
性を示すCrNからなる層から構成される。
料からなる基材上に密着性よく設けられ、かつ耐摩耗性
に優れたCr−N系導電薄膜を提供することである。 【構成】 本発明に係る耐摩耗性導電薄膜は、セラミッ
クスおよびガラスの少なくともいずれかからなる基材の
表面をコーティングして耐摩耗性を付与するための導電
薄膜であって、X線回折において(200)のピーク強
度に対する(111)のピーク強度の比 I(111)
/I(200)が0.5以上4.0以下となる結晶配向
性を示すCrNからなる層から構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク、磁気ヘ
ッドスライダ、AVまたはOA機器等の家電、電装部品
として使用される耐摩耗性を備えた部材に関し、特に部
材の基材表面にコーティングされる耐摩耗性導電薄膜に
関するものである。
ッドスライダ、AVまたはOA機器等の家電、電装部品
として使用される耐摩耗性を備えた部材に関し、特に部
材の基材表面にコーティングされる耐摩耗性導電薄膜に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】クロムナイトライドには、CrNとCr
2 Nとがあり、いずれも化学的に安定で大きな硬度を有
するため、従来より耐食性、耐摩耗性、または潤滑性を
提供し得る被覆材料として、過酷な摺動条件下で使用さ
れる自動車や工作機械の軸受部材等の表面コーティング
に利用されている。
2 Nとがあり、いずれも化学的に安定で大きな硬度を有
するため、従来より耐食性、耐摩耗性、または潤滑性を
提供し得る被覆材料として、過酷な摺動条件下で使用さ
れる自動車や工作機械の軸受部材等の表面コーティング
に利用されている。
【0003】たとえば、特開平1−290785号公報
においては、高潤滑性を確保しつつ耐摩耗性に優れた軸
受部材を得るため、ステンレスからなる母材表面に被覆
されるCr−N系の高硬度膜が有効であることが記載さ
れている。
においては、高潤滑性を確保しつつ耐摩耗性に優れた軸
受部材を得るため、ステンレスからなる母材表面に被覆
されるCr−N系の高硬度膜が有効であることが記載さ
れている。
【0004】また、特開昭61−257466号公報に
おいては、蒸気タービンブレードのエロージョンを防止
するため、真空蒸着により母材上にCrとCrNを積層
複合コーティングしてなる耐食性の被膜が提案されてい
る。
おいては、蒸気タービンブレードのエロージョンを防止
するため、真空蒸着により母材上にCrとCrNを積層
複合コーティングしてなる耐食性の被膜が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来このようにクロム
ナイトライドのコーティングにより改質される基材また
は母材としてはほとんどSUS等の金属が一般に用いら
れてきた。
ナイトライドのコーティングにより改質される基材また
は母材としてはほとんどSUS等の金属が一般に用いら
れてきた。
【0006】一方、最近金属基材よりもさらに平滑な平
面が得られることなどから、特に磁気ディスク、磁気ヘ
ッドスライダ、AVまたはOA機器等の家電部品、電装
部品にガラス、セラミックス等からなる基材を用いるこ
とが検討されている。
面が得られることなどから、特に磁気ディスク、磁気ヘ
ッドスライダ、AVまたはOA機器等の家電部品、電装
部品にガラス、セラミックス等からなる基材を用いるこ
とが検討されている。
【0007】そこで、このようなガラス、セラミックス
等からなる基材上にも従来金属基材上に施していたのと
同様、Cr−N系被覆を施し、耐摩耗性、潤滑性に優れ
た導電部材を得ようとする試みがなされてきた。
等からなる基材上にも従来金属基材上に施していたのと
同様、Cr−N系被覆を施し、耐摩耗性、潤滑性に優れ
た導電部材を得ようとする試みがなされてきた。
【0008】しかしながら、従来の金属基材上にコーテ
ィングを施す技術を用いて、ガラス、セラミックスから
なる基材上にCr−N系コーティングを施しても基材に
対して十分な密着性を有するCr−N系コーティングを
得ることができなかった。従来の方法で得られるコーテ
ィングは、僅かな外圧がかかると基材上から剥離してし
まいやすく、耐摩耗性が著しく劣るという問題があっ
た。
ィングを施す技術を用いて、ガラス、セラミックスから
なる基材上にCr−N系コーティングを施しても基材に
対して十分な密着性を有するCr−N系コーティングを
得ることができなかった。従来の方法で得られるコーテ
ィングは、僅かな外圧がかかると基材上から剥離してし
まいやすく、耐摩耗性が著しく劣るという問題があっ
た。
【0009】本発明は、上述した事態に着目してなされ
たものであって、ガラス、セラミックス等の金属以外の
材料からなる基材上に密着性よく設けられ、かつ耐摩耗
性に優れた導電薄膜を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、耐摩耗性を備えた導電薄膜を基材表面に
被覆してなる耐摩耗性部材を提供することをさらなる目
的とする。
たものであって、ガラス、セラミックス等の金属以外の
材料からなる基材上に密着性よく設けられ、かつ耐摩耗
性に優れた導電薄膜を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、耐摩耗性を備えた導電薄膜を基材表面に
被覆してなる耐摩耗性部材を提供することをさらなる目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る耐摩耗性導
電薄膜は、セラミックスおよびガラスの少なくともいず
れかからなる基材の表面をコーティングして耐摩耗性を
付与するための導電薄膜であって、X線回折において
(200)のピーク強度に対する(111)のピーク強
度の比 I(111)/I(200)が0.5以上4.
0以下となる結晶配向性を示すCrNからなる層を備え
ている。
電薄膜は、セラミックスおよびガラスの少なくともいず
れかからなる基材の表面をコーティングして耐摩耗性を
付与するための導電薄膜であって、X線回折において
(200)のピーク強度に対する(111)のピーク強
度の比 I(111)/I(200)が0.5以上4.
0以下となる結晶配向性を示すCrNからなる層を備え
ている。
【0011】本発明に係る耐摩耗性導電薄膜は、基材上
に設けるためのCrからなる層と、X線回折において
(200)のピーク強度に対する(111)のピーク強
度の比I(111)/I(200)が0.5以上4.0
以下となる結晶配向性を示すCrNからなる層とを積層
してなってもよい。
に設けるためのCrからなる層と、X線回折において
(200)のピーク強度に対する(111)のピーク強
度の比I(111)/I(200)が0.5以上4.0
以下となる結晶配向性を示すCrNからなる層とを積層
してなってもよい。
【0012】本発明において、基材は酸化物系セラミッ
クスからなることが好ましい。酸化物系セラミックス
は、アルミナ(Al2 O3 )等の金属酸化物であっても
よく、またシリカ(SiO2 )等の非金属酸化物であっ
てもよい。また、基材はシリカガラスからなることが好
ましい。
クスからなることが好ましい。酸化物系セラミックス
は、アルミナ(Al2 O3 )等の金属酸化物であっても
よく、またシリカ(SiO2 )等の非金属酸化物であっ
てもよい。また、基材はシリカガラスからなることが好
ましい。
【0013】本明細書における「CrNのX線回折にお
いて(200)のピーク強度の対する(111)のピー
ク強度の比 I(111)/I(200)」は、CrN
の結晶配向性の評価を行なう指標として採用するもので
あって、以下のようにして求めることができる。
いて(200)のピーク強度の対する(111)のピー
ク強度の比 I(111)/I(200)」は、CrN
の結晶配向性の評価を行なう指標として採用するもので
あって、以下のようにして求めることができる。
【0014】本発明ではCrNの結晶配向性は、X線回
折法のθ−2θ法により得られるCrNのピークのう
ち、(111)と(200)のピーク強度の大小を単純
に比較する方法により求めている。
折法のθ−2θ法により得られるCrNのピークのう
ち、(111)と(200)のピーク強度の大小を単純
に比較する方法により求めている。
【0015】すなわち、一般的に結晶配向性を測定する
には、X線回折法のθ−2θ法で得られるいくつかのピ
ーク波形の中から該当するピークについてロッキングカ
ーブを描かせて、その半値幅の大小比較によりどの方向
に配向しているかを求める方法が採られる。また簡便に
はθ−2θ法で現われた各ピークのピーク強度を単純に
比較するだけでも良いことが知られている。本発明の場
合には後者の簡便法により求めている。一般的にCrN
をX線回折法のθ−2θ法で測定すると、2θ=38°
付近、44°付近および64°付近に強いピークが現わ
れる。hk1表示ではそれぞれ(111)、(20
0)、(220)の結晶方向を示す。通常薄膜のCrN
は38°か44°のどちらかのピークが極端に強くな
る。つまり(111)か(200)に結晶配向する場合
が多いのでこれら2本のピークを比較することで配向性
の大小を比較することができる。
には、X線回折法のθ−2θ法で得られるいくつかのピ
ーク波形の中から該当するピークについてロッキングカ
ーブを描かせて、その半値幅の大小比較によりどの方向
に配向しているかを求める方法が採られる。また簡便に
はθ−2θ法で現われた各ピークのピーク強度を単純に
比較するだけでも良いことが知られている。本発明の場
合には後者の簡便法により求めている。一般的にCrN
をX線回折法のθ−2θ法で測定すると、2θ=38°
付近、44°付近および64°付近に強いピークが現わ
れる。hk1表示ではそれぞれ(111)、(20
0)、(220)の結晶方向を示す。通常薄膜のCrN
は38°か44°のどちらかのピークが極端に強くな
る。つまり(111)か(200)に結晶配向する場合
が多いのでこれら2本のピークを比較することで配向性
の大小を比較することができる。
【0016】本発明において、X線回折において(20
0)のピーク強度に対する(111)のピーク強度の比
I(111)/I(200)が0.5以上4.0以下
となる結晶配向性を示すCrNからなる層は、たとえ
ば、イオンプレーティング、アークイオンプレーティン
グ、スパッタリング等の真空蒸着法を用いて、基材上に
所望の膜厚で形成することができる。CrNからなる層
の膜厚は、1〜10μmの範囲とすることができ、より
好ましくは2〜5μmの範囲とすることができる。
0)のピーク強度に対する(111)のピーク強度の比
I(111)/I(200)が0.5以上4.0以下
となる結晶配向性を示すCrNからなる層は、たとえ
ば、イオンプレーティング、アークイオンプレーティン
グ、スパッタリング等の真空蒸着法を用いて、基材上に
所望の膜厚で形成することができる。CrNからなる層
の膜厚は、1〜10μmの範囲とすることができ、より
好ましくは2〜5μmの範囲とすることができる。
【0017】PF励起を利用するイオンプレーティング
を用いる場合には、たとえば、N2ガス雰囲気、圧力2
0〜100mmTorr、RFパワー300〜1000
W、基板温度250〜500℃の成膜条件下で、基板に
印加するバイアス電圧を調整することにより、CrNの
結晶配向性を任意に制御しながら、CrNの成膜を行な
うことができる。
を用いる場合には、たとえば、N2ガス雰囲気、圧力2
0〜100mmTorr、RFパワー300〜1000
W、基板温度250〜500℃の成膜条件下で、基板に
印加するバイアス電圧を調整することにより、CrNの
結晶配向性を任意に制御しながら、CrNの成膜を行な
うことができる。
【0018】また、アークイオンプレーティングを用い
る場合には、たとえば、N2 ガス雰囲気、圧力30〜1
00mmTorr、アーク電流80〜160Aの成膜条
件で、成膜材料の蒸着源と基板との距離間隔を変化させ
ることにより、CrNの結晶配向性を任意に制御しなが
ら、CrNの成膜を行なうことができる。
る場合には、たとえば、N2 ガス雰囲気、圧力30〜1
00mmTorr、アーク電流80〜160Aの成膜条
件で、成膜材料の蒸着源と基板との距離間隔を変化させ
ることにより、CrNの結晶配向性を任意に制御しなが
ら、CrNの成膜を行なうことができる。
【0019】ただし、イオンプレーティングに比べてア
ークイオンプレーティングの方が、イオン化率が数倍高
いため、より密着性の高いCrNからなる層を効率よく
形成することができる。
ークイオンプレーティングの方が、イオン化率が数倍高
いため、より密着性の高いCrNからなる層を効率よく
形成することができる。
【0020】また、X線回折において(200)のピー
ク強度に対する(111)のピーク強度の比 I(11
1)/I(200)が0.5以上4.0以下となる結晶
配向性を示すCrNからなる層の比抵抗は、所望の値を
選択できるが、一般的には、約10-3〜100 Ωcmの
範囲であることが好ましい。
ク強度に対する(111)のピーク強度の比 I(11
1)/I(200)が0.5以上4.0以下となる結晶
配向性を示すCrNからなる層の比抵抗は、所望の値を
選択できるが、一般的には、約10-3〜100 Ωcmの
範囲であることが好ましい。
【0021】Crは非常に酸化しやすい元素であるた
め、特に酸化物系セラミックスやシリカガラスからなる
基材等のように酸素原子を多数含有する材料からなる基
材上に、Crからなる層が設けられる場合には、Crか
らなる層は、基材との界面に薄い酸化層を形成して基材
表面によく密着する。さらに、このようなCrからなる
層はその外方に設けられるCrNからなる層と強い密着
性を示す。
め、特に酸化物系セラミックスやシリカガラスからなる
基材等のように酸素原子を多数含有する材料からなる基
材上に、Crからなる層が設けられる場合には、Crか
らなる層は、基材との界面に薄い酸化層を形成して基材
表面によく密着する。さらに、このようなCrからなる
層はその外方に設けられるCrNからなる層と強い密着
性を示す。
【0022】Crからなる層は、イオンプレーティン
グ、アークイオンプレーティング、スパッタリング等の
真空蒸着法を用いて、その外方に設けられるCrNから
なる層と連続的に成膜されることが好ましい。
グ、アークイオンプレーティング、スパッタリング等の
真空蒸着法を用いて、その外方に設けられるCrNから
なる層と連続的に成膜されることが好ましい。
【0023】Crからなる層の膜厚は、以下の実施例に
おいても示すように、その外方に設けられるCrNから
なる層の膜厚の約1/10程度とすることがより好まし
い。たとえば、CrNからなる層の膜厚を約3μm程度
とする場合には、Crからなる層の膜厚を1000Å〜
3000Åの範囲にすることが好ましい。
おいても示すように、その外方に設けられるCrNから
なる層の膜厚の約1/10程度とすることがより好まし
い。たとえば、CrNからなる層の膜厚を約3μm程度
とする場合には、Crからなる層の膜厚を1000Å〜
3000Åの範囲にすることが好ましい。
【0024】また、多結晶状態を呈するCrからなる層
を下地層として、その表面にCrNからなる層を設ける
ことで、基材に対するCrNからなる層の密着性の向上
が期待できるが、このCrNからなる第2の層の付着
性、密着性をより大きくするためには、基材表面を前処
理を施しておくことが望ましい。たとえば、Crからな
る層またはCrNからなる層を設ける前に基材表面にボ
ンバードによるクリーニング等の前処理を施しておくこ
とが好ましい。
を下地層として、その表面にCrNからなる層を設ける
ことで、基材に対するCrNからなる層の密着性の向上
が期待できるが、このCrNからなる第2の層の付着
性、密着性をより大きくするためには、基材表面を前処
理を施しておくことが望ましい。たとえば、Crからな
る層またはCrNからなる層を設ける前に基材表面にボ
ンバードによるクリーニング等の前処理を施しておくこ
とが好ましい。
【0025】本発明に従って、以上に記した性質を示す
薄膜をコーティングしてなる耐摩耗性部材を提供するこ
とができる。
薄膜をコーティングしてなる耐摩耗性部材を提供するこ
とができる。
【0026】本発明に係る耐摩耗性部材は、セラミック
スおよびガラスの少なくともいずれかからなる基材と基
材上に設けられかつX線回折において(200)のピー
ク強度に対する(111)のピーク強度の比 I(11
1)/I(200)が0.5以上4.0以下となる結晶
配向性を示すCrNからなる薄膜とを備え、この薄膜が
他の部材と接触する部分に設けられていることを特徴と
する。
スおよびガラスの少なくともいずれかからなる基材と基
材上に設けられかつX線回折において(200)のピー
ク強度に対する(111)のピーク強度の比 I(11
1)/I(200)が0.5以上4.0以下となる結晶
配向性を示すCrNからなる薄膜とを備え、この薄膜が
他の部材と接触する部分に設けられていることを特徴と
する。
【0027】また、本発明に係る耐摩耗性部材は、セラ
ミックスおよびガラスの少なくともいずれかからなる基
材と、基材上に設けられかつCrからなる層と、Crか
らなる層を覆うように設けられかつX線回折において
(200)のピーク強度に対する(111)のピーク強
度の比 I(111)/I(200)が0.5以上4.
0以下となる結晶配向性を示すCrNからなる層とを備
え、Crからなる層およびCrNからなる層を積層して
なる薄膜が、他の部材と接触する部分に設けられている
ことを特徴とする。
ミックスおよびガラスの少なくともいずれかからなる基
材と、基材上に設けられかつCrからなる層と、Crか
らなる層を覆うように設けられかつX線回折において
(200)のピーク強度に対する(111)のピーク強
度の比 I(111)/I(200)が0.5以上4.
0以下となる結晶配向性を示すCrNからなる層とを備
え、Crからなる層およびCrNからなる層を積層して
なる薄膜が、他の部材と接触する部分に設けられている
ことを特徴とする。
【0028】さらに、本発明に従って以上に記した性質
を示す薄膜が摺動により他の部材と接触するものであっ
てもよい。
を示す薄膜が摺動により他の部材と接触するものであっ
てもよい。
【0029】なお、本発明では、磁気ディスク、磁気ヘ
ッドスライダ、AVまたはOA機器等の家電、電装部品
として使用され得る耐摩耗性部材を代表的な対象物とし
て挙げているが、本発明に係る耐摩耗性部材の適用範囲
は、上述の部材にのみ限定されるものではなく、同様の
特性が要求される他のすべての部材への適用をも包含す
るものである。
ッドスライダ、AVまたはOA機器等の家電、電装部品
として使用され得る耐摩耗性部材を代表的な対象物とし
て挙げているが、本発明に係る耐摩耗性部材の適用範囲
は、上述の部材にのみ限定されるものではなく、同様の
特性が要求される他のすべての部材への適用をも包含す
るものである。
【0030】
【作用】CrNは従来よりスパッタリングおよびイオン
プレーティング等の蒸着法を用いて多結晶薄膜として成
膜されているが、(111)か(200)のどちらかに
結晶配向する場合が多い。
プレーティング等の蒸着法を用いて多結晶薄膜として成
膜されているが、(111)か(200)のどちらかに
結晶配向する場合が多い。
【0031】本発明者らは、詳細な検討を行なった結
果、SUS等の金属基材を用いた場合には、CrNが
(111)または(200)のどちらかに結晶配向して
いても、基材に対する薄膜の密着性が悪くなるようなこ
とはないが、セラミックスやガラス等の金属以外の材質
からなる基材を用いた場合にはCrNの結晶配向性を特
定の範囲内に制御しなければ満足な密着性を有するCr
Nからなる薄膜は得られないことを明らかにした。
果、SUS等の金属基材を用いた場合には、CrNが
(111)または(200)のどちらかに結晶配向して
いても、基材に対する薄膜の密着性が悪くなるようなこ
とはないが、セラミックスやガラス等の金属以外の材質
からなる基材を用いた場合にはCrNの結晶配向性を特
定の範囲内に制御しなければ満足な密着性を有するCr
Nからなる薄膜は得られないことを明らかにした。
【0032】X線回折において(200)のピーク強度
に対する(111)のピーク強度の比 I(111)/
I(200)が0.5以上4.0以下となるようにCr
Nの結晶配向性を制御すれば、薄膜中の内部応力が緩和
されるため、セラミックスおよびガラスの少なくともい
ずれかからなる基材上に十分な密着性を有しかつ耐摩耗
性に優れた導電薄膜を得ることができる。
に対する(111)のピーク強度の比 I(111)/
I(200)が0.5以上4.0以下となるようにCr
Nの結晶配向性を制御すれば、薄膜中の内部応力が緩和
されるため、セラミックスおよびガラスの少なくともい
ずれかからなる基材上に十分な密着性を有しかつ耐摩耗
性に優れた導電薄膜を得ることができる。
【0033】また、基材とCrNからなる層との間に、
Crからなる層を下地層として、たとえばCrNからな
る層の厚さの約1/10程度の厚さで設けることで、C
rからなる層とCrNからなる層が互いに強い密着性を
示し、基材に対するCrNからなる層の密着性の一層高
めることができる。
Crからなる層を下地層として、たとえばCrNからな
る層の厚さの約1/10程度の厚さで設けることで、C
rからなる層とCrNからなる層が互いに強い密着性を
示し、基材に対するCrNからなる層の密着性の一層高
めることができる。
【0034】上述したように、Crは非常に酸化しやす
い元素であるため、酸素原子を多数含有する材質、たと
えば酸化物系セラミックスまたはシリカガラスからなる
基材を選択的に用いれば、Crからなる層は基材との界
面において薄い酸化層を形成して基材表面によく密着す
る。したがって、基材に対する密着性がより向上された
耐摩耗性導電薄膜を得ることができる。
い元素であるため、酸素原子を多数含有する材質、たと
えば酸化物系セラミックスまたはシリカガラスからなる
基材を選択的に用いれば、Crからなる層は基材との界
面において薄い酸化層を形成して基材表面によく密着す
る。したがって、基材に対する密着性がより向上された
耐摩耗性導電薄膜を得ることができる。
【0035】上記のような耐摩耗性導電薄膜を他の部材
と接触する部材の基材上に公知のイオンプレーティン
グ、アークイオンプレーティング等によりコーティング
することで摺動特性の改善された部材を提供することが
できる。
と接触する部材の基材上に公知のイオンプレーティン
グ、アークイオンプレーティング等によりコーティング
することで摺動特性の改善された部材を提供することが
できる。
【0036】
実施例1 イオンプレーティング(IP)、アークイオンプレーテ
ィング(AIP)、およびスパッタリング(SP)を用
いて、シリカガラスからなる基材上に厚み3μmのCr
N層を形成し、CrNのX線回折ピーク強度比と密着性
との関係を調べた。
ィング(AIP)、およびスパッタリング(SP)を用
いて、シリカガラスからなる基材上に厚み3μmのCr
N層を形成し、CrNのX線回折ピーク強度比と密着性
との関係を調べた。
【0037】IP法では、N2 ガスを用いて、圧力20
mmtorr、RFパワー300W、基板温度250℃
の成膜条件で基板に印加するバイアス電圧を変化させる
ことでCrNの結晶配向性を変えながらCrN層を成膜
させた。
mmtorr、RFパワー300W、基板温度250℃
の成膜条件で基板に印加するバイアス電圧を変化させる
ことでCrNの結晶配向性を変えながらCrN層を成膜
させた。
【0038】一方、AIP法では、N2 ガスを用いて、
圧力30mmtorr、アーク電流80A、基板温度は
意図的に加熱せずという成膜条件で、蒸発源と基板との
距離を変化させることでCrNの結晶配向性を変えなが
らCrN層を成膜させた。
圧力30mmtorr、アーク電流80A、基板温度は
意図的に加熱せずという成膜条件で、蒸発源と基板との
距離を変化させることでCrNの結晶配向性を変えなが
らCrN層を成膜させた。
【0039】また、SP法では、N2 ガスを用いて、圧
力10mmtorr、パワー300W、基板温度200
℃の成膜条件で基板に印加するバイアス電圧を変化させ
ることでCrNの結晶配向性を変えながらCrN層を成
膜させた。
力10mmtorr、パワー300W、基板温度200
℃の成膜条件で基板に印加するバイアス電圧を変化させ
ることでCrNの結晶配向性を変えながらCrN層を成
膜させた。
【0040】CrNのX線回折の測定は、薄膜X線回折
法を用いて、50kV、250mAの条件下で20°<
θ<120°の範囲で行ない、2θ=38°,44°付
近に現われるピークの強度比I(200)/I(11
1)を求めた。密着性は、基材表面からCrN層が剥離
するまでの付与荷重をスクラッチテスタで測定し、本発
明例1〜5、比較例1〜5のサンプリングについて相対
的に比較評価するものとした。得られた結果を併せて表
1に示す。
法を用いて、50kV、250mAの条件下で20°<
θ<120°の範囲で行ない、2θ=38°,44°付
近に現われるピークの強度比I(200)/I(11
1)を求めた。密着性は、基材表面からCrN層が剥離
するまでの付与荷重をスクラッチテスタで測定し、本発
明例1〜5、比較例1〜5のサンプリングについて相対
的に比較評価するものとした。得られた結果を併せて表
1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】表1の結果から明らかなように、いずれの
方法によって成膜されたCrN層でも、X線回折ピーク
強度比I(111)/I(200)が0.5以上4.0
以下の範囲では安定した密着性が得られることが示され
た。一方、X線回折ピーク強度比I(111)/I(2
00)が0.5未満あるいは4.0を超えるような範囲
では、密着性が著しく低下してしまうことが確認され
た。
方法によって成膜されたCrN層でも、X線回折ピーク
強度比I(111)/I(200)が0.5以上4.0
以下の範囲では安定した密着性が得られることが示され
た。一方、X線回折ピーク強度比I(111)/I(2
00)が0.5未満あるいは4.0を超えるような範囲
では、密着性が著しく低下してしまうことが確認され
た。
【0043】実施例2 実施例1の発明例3と同様に、アークイオンプレーティ
ング法を用いて、シリカガラスからなる基材上にCr層
およびCrN層を連続的に成膜させた。ただし本実施例
では、基材とCrN層との間に中間層として設けるCr
層の厚さを変えて、Cr層の厚さとCrN層の密着性と
の関係を調べるものとした。
ング法を用いて、シリカガラスからなる基材上にCr層
およびCrN層を連続的に成膜させた。ただし本実施例
では、基材とCrN層との間に中間層として設けるCr
層の厚さを変えて、Cr層の厚さとCrN層の密着性と
の関係を調べるものとした。
【0044】Cr層の厚さは0〜6000Åの範囲で変
えるものとし、それ以外の条件はすべて同一とした。密
着性は、基材表面からCrN層が剥離するまでの付与荷
重をスクラッチカウンタで測定し、相対的に比較評価す
るものとした。得られた結果を表2に示す。
えるものとし、それ以外の条件はすべて同一とした。密
着性は、基材表面からCrN層が剥離するまでの付与荷
重をスクラッチカウンタで測定し、相対的に比較評価す
るものとした。得られた結果を表2に示す。
【0045】
【表2】
【0046】表2から明らかなように、中間層としてC
r層を設けることで明らかにCrN層の密着性が向上さ
れることが示された。また、Cr層の厚みをCrN層の
厚みの1/10前後とすることで最も優れた密着性が得
られることが示された。
r層を設けることで明らかにCrN層の密着性が向上さ
れることが示された。また、Cr層の厚みをCrN層の
厚みの1/10前後とすることで最も優れた密着性が得
られることが示された。
【0047】実施例3 実施例1の発明例3と同様に、アークイオンプレーティ
ング法を用いて、シリカガラス以外の材質からなる基材
を用いて、基材上に厚み1000ÅのCr層および厚み
3μmのCrN層を連続的に成膜させた。このときCr
NのX線回折ピーク強度比I(111)/I(200)
を2.0とするものとした。ただし、本実施例では、異
なる材質からなる基材を用いることで、その上に成膜さ
れるCrN層の密着性を調べるものとした。基材には、
酸化物系セラミックスとしてAl 2 O3 、MgO、窒化
物系セラミックスとしてSiN、AlN、BN、炭化物
系セラミックスとしてSiCを用いるものとした。密着
性は、基材表面からCrN層が剥離するまでの付与荷重
をスクラッチカウンタで測定し、比較評価するものとし
た。得られた結果を表3に示す。
ング法を用いて、シリカガラス以外の材質からなる基材
を用いて、基材上に厚み1000ÅのCr層および厚み
3μmのCrN層を連続的に成膜させた。このときCr
NのX線回折ピーク強度比I(111)/I(200)
を2.0とするものとした。ただし、本実施例では、異
なる材質からなる基材を用いることで、その上に成膜さ
れるCrN層の密着性を調べるものとした。基材には、
酸化物系セラミックスとしてAl 2 O3 、MgO、窒化
物系セラミックスとしてSiN、AlN、BN、炭化物
系セラミックスとしてSiCを用いるものとした。密着
性は、基材表面からCrN層が剥離するまでの付与荷重
をスクラッチカウンタで測定し、比較評価するものとし
た。得られた結果を表3に示す。
【0048】
【表3】
【0049】表3から明らかなように、酸化物系セラミ
ックスからなる基材を用いることで、密着性に優れたC
rN層が得られることが示された。
ックスからなる基材を用いることで、密着性に優れたC
rN層が得られることが示された。
【0050】実施例4 直径20mmのアルミナ製円盤表面に、アークイオンプ
レーティング法を用いて、厚み1000ÅのCr層およ
び厚み3μmのCrN層を連続的に形成させた。このと
きCrNのX線回折ピーク強度比I(111)/I(2
00)は2.0とするものとした。このようにして得ら
れた薄膜の比抵抗を調べたところ、2×10-2Ωcmで
あった。この薄膜にボールの半径3mm、荷重10N、
摺動速度200mm/sec、摺動回数105 回で、ボ
ール−オン−ディスク試験を行なったところ、剥離、凝
着もなくCrN層の摩耗量も0.2μmと極めて僅かで
あった。摺動試験後の薄膜の比抵抗を調べたところ、
1.6×10-2Ωcmであり、摺動前に比べてほとんど
変化は見られなかった。
レーティング法を用いて、厚み1000ÅのCr層およ
び厚み3μmのCrN層を連続的に形成させた。このと
きCrNのX線回折ピーク強度比I(111)/I(2
00)は2.0とするものとした。このようにして得ら
れた薄膜の比抵抗を調べたところ、2×10-2Ωcmで
あった。この薄膜にボールの半径3mm、荷重10N、
摺動速度200mm/sec、摺動回数105 回で、ボ
ール−オン−ディスク試験を行なったところ、剥離、凝
着もなくCrN層の摩耗量も0.2μmと極めて僅かで
あった。摺動試験後の薄膜の比抵抗を調べたところ、
1.6×10-2Ωcmであり、摺動前に比べてほとんど
変化は見られなかった。
【0051】
【発明の効果】本発明に従う耐摩耗性導電薄膜をセラミ
ックスおよびガラスの少なくともいずれかからなる基材
表面のコーティングとして用いることで、AVまたはO
A機器などの家電、電装部材として、従来の摺動部材に
十分とって変わる使用可能な耐摩耗でかつ低抵抗で、さ
らに帯電を嫌う摺動部材を提供することができる。
ックスおよびガラスの少なくともいずれかからなる基材
表面のコーティングとして用いることで、AVまたはO
A機器などの家電、電装部材として、従来の摺動部材に
十分とって変わる使用可能な耐摩耗でかつ低抵抗で、さ
らに帯電を嫌う摺動部材を提供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 中山 明 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 吉岡 剛 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内
Claims (7)
- 【請求項1】 セラミックスおよびガラスの少なくとも
いずれかからなる基材の表面をコーティングして耐摩耗
性を付与するための導電薄膜であって、 X線回折において(200)のピーク強度に対する(1
11)のピーク強度の比 I(111)/I(200)
が0.5以上4.0以下となる結晶配向性を示すCrN
からなる層を備える、耐摩耗性導電薄膜。 - 【請求項2】 前記基材に接触するCrからなる層と、
前記CrNからなる層とを積層してなる、請求項1に記
載の耐摩耗性導電薄膜。 - 【請求項3】 前記基材が酸化物系セラミックスからな
る、請求項1または請求項2に記載の耐摩耗性導電薄
膜。 - 【請求項4】 前記基材がシリカガラスからなる、請求
項1または請求項2に記載の耐摩耗性導電薄膜。 - 【請求項5】 セラミックスおよびガラスの少なくとも
いずれかからなる基材と、 前記基材上に設けられかつX線回折において(200)
のピーク強度に対する(111)のピーク強度の比 I
(111)/I(200)が0.5以上4.0以下とな
る結晶配向性を示すCrNからなる薄膜とを備え、 前記薄膜が他の部材と接触する部分に設けられているこ
とを特徴とする、耐摩耗性部材。 - 【請求項6】 セラミックスおよびガラスの少なくとも
いずれかからなる基材と、 前記基材上に設けられかつCrからなる層と、 前記Crからなる層を覆うように設けられかつX線回折
において(200)のピーク強度に対する(111)の
ピーク強度の比 I(111)/I(200)が0.5
以上4.0以下となる結晶配向性を示すCrNからなる
層とを備え、 前記Crからなる層および前記CrNからなる層を積層
してなる薄膜が、他の部材と接触する部分に設けられて
いることを特徴とする、耐摩耗性部材。 - 【請求項7】 前記薄膜が摺動により他の部材と接触す
るものである、請求項5または請求項6に記載の耐摩耗
性部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7666293A JPH06287741A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 耐摩耗性導電薄膜および耐摩耗性部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7666293A JPH06287741A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 耐摩耗性導電薄膜および耐摩耗性部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06287741A true JPH06287741A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13611627
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7666293A Withdrawn JPH06287741A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 耐摩耗性導電薄膜および耐摩耗性部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06287741A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001181824A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-07-03 | Hauzer Techno Coating Europ Bv | 窒化クロム層を有する基体 |
| US7145241B2 (en) | 2002-12-20 | 2006-12-05 | Fujitsu Limited | Semiconductor device having a multilayer interconnection structure and fabrication process thereof |
| AU2010231401B2 (en) * | 2009-04-02 | 2013-01-10 | Daikin Industries, Ltd. | Dehumidification system |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP7666293A patent/JPH06287741A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001181824A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-07-03 | Hauzer Techno Coating Europ Bv | 窒化クロム層を有する基体 |
| US7145241B2 (en) | 2002-12-20 | 2006-12-05 | Fujitsu Limited | Semiconductor device having a multilayer interconnection structure and fabrication process thereof |
| AU2010231401B2 (en) * | 2009-04-02 | 2013-01-10 | Daikin Industries, Ltd. | Dehumidification system |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |