JPH0628791A - 磁気記録ヘッドの位置決め装置及びインデックスパルス発生器 - Google Patents

磁気記録ヘッドの位置決め装置及びインデックスパルス発生器

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JPH0628791A
JPH0628791A JP32152891A JP32152891A JPH0628791A JP H0628791 A JPH0628791 A JP H0628791A JP 32152891 A JP32152891 A JP 32152891A JP 32152891 A JP32152891 A JP 32152891A JP H0628791 A JPH0628791 A JP H0628791A
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track
head
index
receiver
disk
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Application number
JP32152891A
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English (en)
Inventor
John J Kelly
ジョン・ジェイ・ケリー
Michael Mcgrath
マイケル・マクグラス
Harold Miyamura
ハロルド・ミヤムラ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BRIER TECHNOL Inc
Original Assignee
BRIER TECHNOL Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
    • G11B5/55Track change, selection or acquisition by displacement of the head
    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
    • G11B5/5526Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
    • G11B5/553Details
    • G11B5/5547"Seek" control and circuits therefor

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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可撓性ディスクドライブアセンブリにおいて
回転する磁性媒体の上に磁気記録ヘッドを位置決めする
ことの精度と信頼性を向上させる方法及び装置を提供す
る。 【構成】 トラックを位置決めする目的でトラック横切
り情報を提供するために、容量性変換器アセンブリを使
用する。容量性変換器方式は送信器と、受信器とを含
む。受信器はディスクドライブに装着され、読取り/書
込みヘッドキャリッジに装着された送信器に対しては固
定している。送信器と受信器の相対位置は、送信器信号
の位相を受信器の送信器誘導出力信号と比較することに
より確定される。送信器及び受信器において実現される
「くし形」パターンは、トラック横切りを指示する時間
一致ゼロ交差を発生させる。トラック位置決めパターン
とは別であっても良い特殊なシグナチュアパターンを使
用して、トラックゼロ位置を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可撓性ディスク記憶シ
ステム又はハードディスク記憶システムにおいて回転す
る磁性媒体の上に磁気記録ヘッドを位置決めし、その位
置を検出する分野に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピユータ又は他の情報システムの大
容量記憶装置を通常構成しているのは、剛性ディスク記
憶システム又は可撓性ディスク記憶システムなどの磁性
媒体記憶システムである。表面に磁性媒体層を有する回
転ディスクは、そのディスクの表面に情報を記憶すると
共に、表面から情報を検索するために使用される「読取
り/書込み」ヘッドによりアクセスされる。磁性媒体デ
ィスクに情報を記憶するときには、その表面を構成して
いる磁性粒子に磁束反転を誘起する。磁気読取り/書込
みヘッドがその磁束反転の上方を通過すると、ヘッドに
信号が発生し、その信号を復号して、情報を得ることが
できる。
【0003】通常、データは磁気ディスクの表面にある
一連の螺旋状又は同心の「トラック」としてディスクに
記憶される。読取り/書込みヘッドは、トラックの中の
1本の上方に選択的に位置することができるように、デ
ィスクに沿って半径方向に往復移動する。1本のトラッ
クの上方の所定の位置に達すると、ヘッドはトラックが
その下方で回転する間はその場所にとどまるので、ヘッ
ドはトラックからデータを読取ること又はトラックにデ
ータを書込むことができる。
【0004】可撓性磁気記憶システム間で可撓性媒体デ
ィスクを相互に交換できるようにするためには、データ
トラックの半径を標準化しなければならない。そのよう
にすれば、あらゆるディスクドライブが特定のトラック
番号ごとに等しい絶対半径でデータの読取りと書込みを
確実に行える。これは、データ記録ヘッドがディスクの
回転中心からある標準半径(「トラックゼロ」半径)に
位置しているときに、ヘッドの位置を検出するセンサを
使用することによって実行される。この半径は米国国立
規格協会(ANSI)により制定されている。
【0005】データの読取りと書込みを有効に実行する
ためには、ヘッドに関するトラックの位置を知ることが
必要である。ヘッドがどのトラックの上方にあるかを知
ることに加えて、その特定のトラック上のどの場所にヘ
ッドが位置しているかを知ることが必要である。
【0006】従来の技術では、個々のデータトラックの
位置を「推測位置」又は開ループ方式を使用して確定す
る。開ループ方式は、タスクのフィードバックを実行し
ない方式である。すなわち、いくつかの動作を実行する
場合、所望の結果が起こるという仮定を行う。読取り/
書込みヘッドの位置決めに関していえば、現時点である
特定のトラック(たとえば、5番のトラック)の上方に
位置している読取り/書込みヘッドが特定の距離を、す
なわち、特定の本数(たとえば、25本)のトラックを
越えて移動した場合、ヘッドは所望の目的位置トラック
(たとえば、30番のトラック)にあるものと仮定す
る。この方式は現在位置と所望の位置との相対距離に依
存するため、「相対位置決め方式」としても知られてい
る。従来の開ループ位置決め方式は、ヘッドを位置決め
する際に「ステッパモータ」に依存する。ステッパモー
タはヘッドキャリッジの直線運動を制御し、ヘッドをデ
ィスクのデータトラックを越えながら個々の増分ずつ変
位させてゆく。ステッパモータは、運動を終了するごと
に停止する戻り止め位置を複数有している。ステッパモ
ータは、1つの戻り止め位置から次の戻り止め位置へ移
動すると、読取り/書込みヘッドをトラック1本だけ動
かすように設計されている。ステッパモーメントを一定
の数の増分だけ動くように作動することにより、ヘッド
は一定の量だけ移動するのである。
【0007】開ループ、すなわち、相対位置決め方式
は、ディスク上の少なくとも1つの場所、すなわち、一
般的に少なくとも1本のトラックがわかっており、その
位置をあらゆる相対運動の基準点として利用できること
が必要である。通常、トラック位置決めの基準としてト
ラックゼロ位置を使用する。
【0008】従来の技術では、「アライメント用ディス
ク」を使用してトラックゼロの位置を定める。ディスク
ドライブを製造した後、1本のトラックの位置を識別す
る位置情報を含む「アライメント用ディスク」を差し込
む。通常ディスクの中心の近くである読取り/書込みヘ
ッドはその位置情報を読取って、トラックの中心を確定
的に識別することができる。ステッパモータを1つの戻
り止め位置に保持しておき、次いで、読取り/書込みヘ
ッドがそのトラックの中心に位置合わせされるまで、ス
テッパモータを回転させるか,又は直線運動させる。次
に、ステッパモータを所定の場所で係止する。
【0009】続いて、キャリッジをその最大引込み位置
へ引戻し、読取り/書込みヘッドがトラックゼロ位置を
識別するまで、キャリッジをゆっくりと前進させる。こ
の時点で、「トラックゼロセンサ」として知られる手動
操作で調整自在のセンサを、通常は読取り/書込みヘッ
ドのキャリッジに取付けられているトラックゼロ識別マ
ーク(IDマーク)とアライメントするように移動させ
る。トラックゼロセンサは光学センサであっても良く、
また、IDマークは光学センサのビームを遮断するフラ
グであっても良い。センサを適正にアライメントしたな
らば、ねじなどによりセンサをその場所に手作業で係止
し、ねじ係止化合物を塗布する。このように、検出器の
手動操作による調整が必要であるため、製造工程はより
複雑になり、コストもかかる。
【0010】その後、ディスクドライブを使用する際に
新たなディスクを差し込んだとき、各ディスクのトラッ
クゼロ半径を、トラックゼロセンサが読取り/書込みヘ
ッドのキャリッジにあるIDマークとアライメントされ
た箇所と一致するように設定する。従来の技術では、可
撓性媒体ディスクは位置情報を記憶していない。従っ
て、全ての半径方向位置情報は既に確定されているトラ
ックゼロ位置に対して確定される。
【0011】上述のステッパモータは標準容量のフロッ
ピーディスクドライブ、すなわち、1メガバイト,2メ
ガバイト又は4メガバイトの容量を有するディスクに対
して読取り及び書込みを実行するディスクドライブに使
用される。20メガバイト以上の記憶容量を有するディ
スクに読取り及び書込みを実行できる「大容量」ディス
クドライブもある。そのようなシステムの1つは、19
88年11月10日に出願され且つ本特許出願の譲受人
に譲渡されている名称「読取り/書込みメカニズムの位
置決め方法及び装置(Method and Appa
ratus for Positionig a Re
ad/Write Mechanism)」の米国特許
出願第07/269,585号に記載されている。この
特許出願は、1枚の可撓性媒体ディスクの上に規定する
ことができるデータトラックの本数を標準フロッピーデ
ィスクドライブ方式と比べて大幅に増加させる新規なサ
ーボパターンを開示している。これにより、たとえば、
1枚のフロッピーディスクに40メガバイトまでのデー
タを記憶できるフロッピーディスクドライブを実現する
ことが可能になる。
【0012】本特許出願では、便宜上、1メガバイト,
2メガバイト又は4メガバイトのデータについて定様式
をもつフロッピーディスクに対し読取り及び書込みを実
行することができるフロッピーディスクドライブを「標
準ディスクドライブ」という。「標準フロッピーディス
ク」とは、1メガバイト,2メガバイト又は4メガバイ
トのデータについて定様式をもつフロッピーディスクで
ある。また、20メガバイト以上のデータについて定様
式をもつフロッピーディスクに対し読取り及び書込みを
実行することができるフロッピーディスクドライブを
「大容量フロッピードライブ」という。「大容量フロッ
ピーディスク」とは、20メガバイト以上のデータにつ
いて定様式をもつフロッピーディスクである。
【0013】ここでいう大容量ドライブと標準フロッピ
ーディスクドライブは、共に、通常、3.5インチのフ
ロッピーディスク形状係数を使用するが、そのようなド
ライブは他の形状係数を使用しても良い。一般に、大容
量ディスクドライブは半径方向位置決めのためにステッ
パモータを使用しない。その代わりに、大容量ドライブ
では、「ボイスコイル」モータを使用して読取り/書込
みヘッドのキャリッジを位置決めする。大容量システム
は、たとえば、埋込みサーボ信号を読取ってトラック位
置情報を提供する閉ループサーボシステムである。ボイ
スコイルモータを使用して読取り/書込みヘッドを正確
に位置決めすることができるように、サーボ情報を使用
して位置信号を発生するのである。大容量とするために
はトラックの幅を狭くすることが必要であるので、従来
のディスクドライブの開ループ位置決め方式をそのまま
利用するのは不可能である。
【0014】標準フロッピーディスクと大容量フロッピ
ーディスクの双方について読取り及び書込みが可能であ
る単一のディスクドライブを提供することが望ましい。
従って、サーボ情報を記憶している大容量フロッピーデ
ィスクと、サーボ情報が記録されていない標準フロッピ
ーディスクの上方にボイスコイルモータを使用して読取
り/書込みヘッドを位置決めすることができるヘッド位
置決め方式が要求される。
【0015】従来の技術には、いくつかのヘッド位置決
め方式がある。たとえば、ハノン(Hannon)の米
国特許第4,823,205号には、ディスクの表面上
のサーボパターンを検出する容量性センサが記載されて
いる。このプローブはセンサとディスク表面との間のキ
ャパシタンス(容量)の変化を感知する。ハノンの容量
性センサヘッド方式は、ディスクの表面に規則的な間隔
をおいて設けられる導電パターンを利用する。
【0016】IBM技術開示公報(IBM Techn
ical DisclosureBulletin)第
26巻第6号には、サーボシステムに使用される容量性
検出器の説明がある。この引例は、ディスクの表面に反
射パターン又は導電パターンを形成することを開示して
いる。導電パターンは容量として検出される。
【0017】コッケ(Cocke)の米国特許第4,5
87,579号には、ディスク上に読取り/書込みヘッ
ドを位置決めするサーボシステムが記載されている。デ
ィスクは、光学的に又は容量として読取ることができる
一連の螺旋形サーボパターンを含む。位相感知方式を使
用して位置信号を取出せるように、位置パターンと、第
2の「基準」パターンの双方が設けられている。得られ
た位相情報を使用して、読取り/書込みヘッドの半径方
向位置を確定する。
【0018】ゴトー(Goto)の米国特許第4,63
9,906号は、ディスクの強磁性層にある複数の微細
な穴を容量として感知することにより読取り/書込みヘ
ッドの位置を取出すサーボ制御システムを開示してい
る。穴は、感知電極の半径方向位置を指示するパターン
を描いて配列されている。穴は、電極を使用してマイク
ロ波キャパシタンス測定を行うことにより検出される。
【0019】クロンゲル(Krongelb)の米国特
許第4,737,877号には、光学的に又は容量とし
て感知しうるサーボパターンをディスクに設ける方法が
記載されている。この発明においては、ディスクに金属
薄膜を蒸着し、誘電体層で被覆する。
【0020】上述の従来の方式は、いずれも、ディスク
の表面自体に利用できる位置情報が存在していない場合
に読取り/書込みヘッドを位置決めする方法を提供しな
い。
【0021】インデックス検出 ディスクの互換性はトラック位置決めの精度により影響
を受けるのみならず、インデックス位置決めの精度によ
っても左右される。可撓性ディスクにデータを記録する
ためのプロトコルによれば、磁性媒体の周囲にある特定
の位置に到達したときにそれを指示する検出器が必要で
ある。この位置をインデックス位置といい、これは読取
り/書込みヘッドがセクターゼロにあるデータを読取り
始めるか又はセクターゼロにデータを書込み始める場所
である。すなわち、インデックスは各データトラックの
「開始/終了線」である。
【0022】ディスクが動作するには、磁性媒体の周囲
におけるインデックス位置の配置を指示する正確なタイ
ミングパルスが必要である。それらのパルスは磁気イン
デックスセンサ又は光学インデックスセンサにより発生
される。
【0023】図1は、従来のスピンドルインデックスセ
ンサの平面図である。図1の可撓性ディスク4はスピン
ドル2により回転される。読取り/書込みヘッド位置決
めアセンブリ3を使用して、読取り/書込みヘッドを半
径方向に位置決めする。可撓性ディスク4は「インデッ
クス孔」と呼ばれる開口を有する。このインデックス孔
は、フロッピーディスクをディスクドライブに差し込む
たびにディスクがスピンドルに対して一定の位置関係を
とるように、突起部材に対して位置合わせされる。スピ
ンドルモータのハブには磁石6又は他の何らかのIDマ
ーカが装着されており、それが半径方向想像線7に沿っ
てインデックス孔5とアライメントするようになってい
る。インデックス孔5とIDマーカ6との間のこの半径
方向線7は、フロッピーディスクのインデックスを規定
するために使用される。IDマーカ6及びそれに対応し
た半径方向想像線7が周期的に(1回転するごとに1
度)センサ1とアライメントするように、調整自在のセ
ンサ1は回転するディスクに隣接して装着される。
【0024】スピンドル2が回転しているとき、磁石6
はインデックスセンサ1の脇を通過し、そこで、インデ
ックスパルスが発生する。このパルスは読取り/書込み
回路にタイミング情報を提供する。1つの可撓性ディス
クドライブに記憶されている情報を別のディスクドライ
ブにリードバックさせるためには、可撓性ディスク4の
ハブにあるインデックス孔5に関するインデックスパル
スの位置を標準化することが必要である。従来の技術に
よれば、ディスクドライブを製造した後にインデックス
アライメント用ディスクをドライブに差し込む。手動操
作により調整自在であるセンサ1は、インデックス孔が
読取り/書込みヘッド及びキャリッジにより規定される
半径方向線を通過する時点に対して所望の時点でインデ
ックスパルスが発生するように配置される。適切な位置
を確定した後、センサ1を手作業により所定位置に固定
する。
【0025】従来のインデックス感知方式の欠点は、機
械的許容差に起因するインデックスセンサの周囲方向位
置の変動を補償するために手動操作による調整が必要な
ことである。この調整は製造工程の中で実行され、製造
をより複雑にするばかりでなく、製造コストをアップさ
せる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、可撓性ディスク記憶システムにおいて、インデック
スセンサの物理的場所の調整を不要にするようなインデ
ックス位置決め方式を提供することである。本発明の別
の目的は、精度を向上させ且つ製造がより簡単である可
撓性ディスク記憶システムの改良されたトラックゼロ検
出器を提供することである。本発明のさらに別の目的
は、ディスク記憶システムにおいて改良されたヘッド位
置決め方式を提供することである。本発明のさらに別の
目的は、標準フロッピーディスク並びに大容量フロッピ
ーディスクと共に使用可能である半径方向位置決め方式
を提供することである。本発明のさらに別の目的は、フ
ロッピーディスクドライブにおけるステッパモータをエ
ミュレートするためにボイスコイルモータを利用する手
段を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は、可撓性ディス
クドライブアセンブリにおいて回転する磁性媒体の上に
磁気記録ヘッドを位置決めすることの精度と信頼性を向
上させる方法及び装置を提供する。本発明のディスクド
ライブは閉ループヘッド位置決め方式を実現する。トラ
ックを位置決めする目的で位置情報を提供するために、
容量性変換器アセンブリを使用する。容量性変換器を選
択したのは安価であり、電力消費量が少なく且つ摩擦も
少ないためであるが、誘導変換器や光学変換器などの他
の変換器を使用することができる。容量性変換器方式は
送信器と、受信器とを含む。受信器はディスクドライブ
のベース上において、読取り/書込みヘッドのキャリッ
ジに装着された送信器にすぐ隣接する場所に装着され
る。あるいは、受信器を読取り/書込みヘッドのキャリ
ッジに装着し、送信器をディスクドライブのベースに装
着することも可能であろう。送信器と受信器の相対位置
は、送信器信号の位相を受信器の送信器誘導出力信号と
比較することにより確定される。送信器及び受信器で実
現される「くし形」パターンは、位相整列及び相対位置
を指示する送信器及び受信器出力信号の時間一致ゼロ交
差を発生させる。トラック位置決めパターンとは別であ
っても良い特殊なシグナチュアパターンを使用して、ト
ラックゼロ位置を識別する。
【0028】本発明は、ディスクドライブの組立て中及
び製造中にトラックゼロセンサとインデックス位置セン
サの手動操作による調整を実行することを不要にする方
法及び装置をさらに提供する。トラックゼロセンサとイ
ンデックス位置センサは、ディスクドライブの製造時に
固定される。従って、トラックゼロセンサ及びインデッ
クス位置センサのアライメントの誤差が生じると思われ
る。本発明では、そのようなアライメント誤差を識別
し、誤差を補償するためのオフセット修正係数を発生す
る。このオフセット修正係数を不揮発性メモリに記憶し
ておき、ディスクドライブの動作中、ディスクドライブ
の電子制御回路はこの係数を利用して、適切なドライブ
動作を確保する。ディスクドライブの組立て後、トラッ
クゼロ位置情報を含めたトラック位置情報を記憶してい
る特別のアライメント用ディスクをドライブに差し込
む。トラックゼロセンサがその最大出力を発生したとき
の半径をディスク上の実際のヘッド位置と比較する。
【0029】この半径がアライメント用ディスクに見出
されるトラックゼロとは異なる場合、その差を使用して
オフセット値を発生する。このオフセット値を不揮発性
メモリに記憶しておき、ディスクドライブはそれ以降の
あらゆるゼロ復帰動作にオフセット値を使用する。この
トラックゼロアルゴリズムを利用することにより、トラ
ックゼロ検出器において使用する部品の数は少なくてす
むようになると共に、組立ての時間は短縮され、組立て
に要するコストも節減される。また、物理的調整は不要
になる。
【0030】本発明の不揮発性メモリは、インデックス
センサの位置の機械的な調整と、その調整を行うために
必要とされる機械部品をも不要なものにする。インデッ
クス位置センサは、可撓性ディスクのハブにあるインデ
ックス孔の位置に先んじてインデックスパルスを発生す
るように、固定位置に装着される。インデックスマーク
を含むアライメント用ディスクをドライブに差し込む。
インデックスセンサのパルス発生時点と、ディスクのイ
ンデックスマークの出現時点とを比較する。電子タイミ
ング回路は適正な時点に至るまでインデックスパルスを
遅延し、そこで、読取り/書込み回路と、ホストシステ
ムとにパルスを発生する。要求される遅延の長さは、調
整不可能であるインデックスセンサと、アライメント用
ディスクのデータ領域に記録されているインデックスマ
ークとの時間差により確定される。この遅延を不揮発性
メモリに記憶しておき、ディスクドライブの動作中に使
用する。不揮発性メモリを各データトラックの厳密な位
置を記憶する目的で使用することもできる。これによ
り、高精度の変換器を使用する必要がなくなるので、大
幅なコストダウンが得られる。
【0031】
【実施例】ディスクドライブアセンブリにおいて可撓性
ディスクの互換性の性能を向上させる方法及び装置を説
明する。これは、データヘッドに関するディスクの半径
方向及び接線方向の位置決めの精度と信頼性を向上させ
ることにより達成される。以下の説明中、本発明をさら
に完全に説明するために、インデックスパルスの時間遅
延,メモリの型などの特定の事項を数多く詳細に記載す
るが、そのような特定の詳細な事項がなくとも本発明を
実施しうることは当業者には明白であろう。また、場合
によっては、本発明を無用にあいまいにしないために周
知の特徴を詳細には説明しないことがある。
【0032】本発明は、位相アライメント(相対位置)
情報をヘッド位置決め回路へフィードバックさせる変換
器を使用して、閉ループ位置決め方式を実行する。位相
アライメント(相対位置)情報を提供するために、容量
性変換器を利用する。容量性変換器は、変位を、制御回
路へ送信される送信器信号と受信器信号との位相アライ
メント変化に変換して、相対位置を確定する装置であ
る。変換器は、互いに容量結合すると共に互いに相対的
に移動される送信器と、受信器とを含む。送信器と受信
器の相対位置は、送信器信号の位相を受信器の送信器誘
導出力信号と比較することにより確定される。相対位置
を確定しうる精度は、送信器及び受信器の導電性素子を
どの程度まで精密に構成するかによって決まる。しかし
ながら、変換器の分解能はこの精度よりはるかに高いの
が普通である。
【0033】容量性変換器による位置決めアセンブリ
は、標準フロッピーディスクと大容量フロッピーディス
クの双方をアクセスするために使用されるディスクドラ
イブにおいて利用されると特に有用である。そのような
ドライブは、半径方向の位置決めに際して、ステッパモ
ータではなくボイスコイルモータを使用する。従って、
ステッパモータに依存して、標準フロッピーディスクの
上に読取り/書込みヘッドを位置決めする従来の方法を
利用することはできない。本発明のシステムは、ボイス
コイルモータを標準フロッピーディスクの上に正確に位
置決めできるように位置情報を制御システムに供給する
手段である。標準フロッピードライブ又は固定媒体(ハ
ード)ディスクドライブにおいて本発明を採用すること
も可能である。
【0034】本発明の好ましい実施例のブロック線図を
図2に示す。ホストインタフェース10はマイクロプロ
セッサ14に結合し、マイクロプロセッサ14の命令を
制御する。マイクロプロセッサ14はデータバス48に
より目標位置レジスタ16に結合している。目標位置レ
ジスタ16の出力はヘッド位置検出ブロック18に供給
される。このブロック18はデジタル/アナログ変換器
20に結合している。D/A変換器20の位置誤差信号
は、キャリッジ26の機械的調整を制御するボイスコイ
ルモータ24へ送信される。キャリッジ26の端部に結
合するデータヘッド28は、可撓性ディスク30から情
報を読取る。キャリッジ26には、容量性変換器の送信
器32も結合している。可撓性ディスク30に隣接して
装着されているインデックス検出器29は、スピンドル
インデックス信号31をインデックス遅延カウンタ33
へ送り出す。インデックス遅延カウンタ33は遅延イン
デックス信号35をホストインタフェース10と、マイ
クロプロセッサ14とへ送信する。
【0035】送信器32は受信器34に容量結合すると
共に、正弦・余弦発生器36に結合している。正弦・余
弦発生器ブロック36は基準信号38をヘッド位置検出
ブロック18へ戻す。受信器34は位置信号40をヘッ
ド位置検出ブロック18へ出力する。受信器34のトラ
ックゼロセンサ部分はトラックゼロ位置信号42をトラ
ックゼロ復調器44へ出力する。トラックゼロ復調器ブ
ロック44は、データバス48と、EEPROMメモリ
12とに結合するA/D変換器46に結合している。
【0036】動作中、マイクロプロセッサ14は、デー
タヘッド28を不連続のステップを経て可撓性ディスク
30の内径又は外径のいずれかに向かって移動させるよ
うにこの指令をホストインタフェース10から受取る。
マイクロプロセッサ14は目標位置レジスタ16を変更
し、目標位置レジスタ16は新たなデータヘッド位置に
関する情報をヘッド位置検出ブロック18へ送信する。
この回路ブロックは、位置信号40を使用して、現在ヘ
ッド位置を所望の位置と比較し、修正信号をデジタル/
アナログ変換器20へ送信する。
【0037】D/A変換器の出力信号は位置誤差信号2
2であり、この信号はボイスコイルモータドライブ24
により電流に変換される。この電流はボイスコイルに流
れて、キャリッジを必要な方向へ移動させる。キャリッ
ジ26に装着されている送信器32は、キャリッジと共
に受信器34に沿って移動する。送信器32は、ヘッド
位置検出ブロック18に対する基準信号38として使用
される正弦・余弦信号を出力する。受信器34の出力位
置信号40は送信器32の正弦・余弦信号の重みつき和
である。送信器32が受信器34に沿って移動するにつ
れて、受信器信号は移動した距離に比例して移相する。
ヘッド位置検出ブロック18は受信器の位相を基準信号
38と比較し、新たな修正信号を発生する。このフィー
ドバックプロセスは、データヘッドがホストインタフェ
ース10の指令に従った位置に到達するまで続く。
【0038】容量性変換器の送信器/受信器パターンの
1例を図6に示す。本発明の好ましい実施例において使
用される変換器パターンは、導電経路101及び102
に結合する複数の介在配列する細長い導電性条片から構
成される交差「くし形」パターンである。出力信号は条
片の出力端子103及び104に供給される。介在配列
部材の間のピッチ「P」105は均一とすべきである。
送信器は整合するパターンを有し、送信器と受信器は互
いに相対的に移動する。本発明の位置変換器の動作は、
素子間の容量性結合に基づいている。送信器及び受信器
は互いに近接して位置しており、くし形パターン間のキ
ャパシタンスは、進んでゆくピッチ距離ごとにサイクル
が完了するたびに移動と共に周期的に変化する。
【0039】送信器が端子114から117(図8)に
現われる位相角が90度だけ離れている正弦信号と余弦
信号によって励起されると、受信器の端子101及び1
02で誘導される信号は正弦波形となり、その波形の位
相は受信器と送信器との相対移動に伴って連続してシフ
トする。従って、送信器と受信器が互いに相対的に移動
すると、送信器信号と受信器信号とは周期的に位相アラ
イメント状態となる。希望に応じて、くし形パターンの
ピッチをトラックのピッチの所望の寸法と精密に整合す
るように選択しても良い。容量性変換器の送信器と受信
器は、10595 New York,Valhall
a,99 Wall StreetのFarrand
Controlsから市販されているが、他の適切な容
量性変換器メカニズムを本発明において利用することも
できる。
【0040】ヘッド位置検出ブロック18により発生さ
れる出力信号の図を図7に示す。ヘッド位置検出ブロッ
ク18は容量性変換器アセンブリの周期的出力信号40
を、トラック番号とキャリッジの変位との関係を表わす
線形信号に変換する。出力位置信号40はヘッド位置検
出ブロック18の理想の応答と出力を示す。この理想の
応答40は、キャリッジの変位に伴って増加してゆく傾
きが一定の線である。出力信号40の振幅を使用して、
読取り/書込みヘッドの位置を指示するトラック番号を
計算することができる。
【0041】理想応答信号40は、容量性変換器パター
ンの導電性部材のピッチ「P」が均一であり且つほぼ等
しい場合に発生される。ところが、製造時の制御に応じ
てピッチ「P」の不規則さが現われ、そのために、ピッ
チは送信器又は受信器の長さに沿って均一ではなくな
る。この場合、出力信号41(図7)が発生する結果と
なる。出力信号41は傾きの一定な信号ではなく、ピッ
チの不規則さに従って変化する。その結果、ヘッド位置
検出ブロック18の実際の出力信号と、理想の出力との
誤差が現われる。図7に誤差42として示すようなこの
誤差は正の方向であっても良いが、誤差43のように負
の方向であっても良い。本発明は、変換器のピッチのの
不規則さとは無関係である位置決めシステムを構成する
ために、図2のEEPROMメモリを利用する。これ
は、ディスクドライブの製造中に容量正性変換器アセン
ブリの出力を「特性づけ」することにより達成される。
図7は、ヘッド位置検出ブロック18の出力と、容量性
変換器の送信器32及び受信器34の相対水平方向変位
との関係を示す。
【0042】ディスクドライブの試作品を、ダイアルマ
イクロメータを装着した固定具に載置した。ダイアルマ
イクロメータのスピンドルはキャリッジ26の背面に機
械的に結合しているので、マイクロメータのダイアルを
回すと、ディスクドライブのベースプレートに対するキ
ャリッジ26の水平方向変位はマイクロメータの表示に
より正確に指示されるであろう。
【0043】大容量モードの通常動作では(米国特許出
願第07/269,585号を参照)、ヘッド位置検出
ブロック18は、位置モードにあるとき、特定の半径方
向位置からのキャリッジの変位に正比例する8ビットの
2進数を発生する。マイクロプロセッサ14により、2
進数が0となるこの「オントラック」位置を、キャリッ
ジを位置決めすることができるどのような任意の半径に
も設定できる。ヘッドを所望の半径に位置決めしたなら
ば、この位置からの偏差をヘッド位置検出ブロック18
により2進数に変換する。D/A変換器20はこの数を
アナログ位置誤差電圧に変換し、この誤差電圧はボイス
コイルモータ及びドライブ24にキャリッジを、誤差が
少なくなる方向へ移動させる。
【0044】大容量モードにおいては、ヘッド位置検出
ブロック18に対するデータはディスクの上面にあるサ
ーボヘッドと、下面にあるサーボヘッドの2つにより供
給される。それらのヘッドは事前に記録されているサー
ボパルスを検出する。低密度モードでは、受信器34か
ら取出される基準信号38と位置信号40が同一の機能
を果たす。
【0045】図7の出力は、ボイスコイルモータの接続
を遮断し、キャリッジがマイクロメータにより変位され
るにつれて2進数の値を記録してゆくことにより得られ
たものである。キャリッジをオントラック位置から.0
01インチごとの増分で移動させた。図7のグラフによ
り示すように、2進数はキャリッジの変位に比例して増
加した。便宜上、読取られた2進値を10進値に変換し
てから、図7を描いた。.001インチ間隔の不連続の
読みをなめらかな曲線で結び、「実際応答」とラベル付
けした。直線により示す「理想応答」を比較のために実
際応答に重ね合わせた。
【0046】ディスクドライブを製造した後、顧客への
販売用として出荷する前に、トラック位置情報を記憶し
ているアライメント用ディスクを差し込む。読取り/書
込みヘッドはその情報を読取って、ヘッド位置決め回路
に供給する。読取り/書込みヘッドをアライメント用デ
ィスクの全面に沿って移動させ、データトラックの精密
な位置を確定する。トラックごとに容量性変換器アセン
ブリの出力を取出し、トラックごとに実際の出力と理想
の出力とを比較する。この比較の結果がトラック位置ご
との(必要に応じた)オフセット値であり、その後、オ
フセット値を不揮発性メモリに記憶する。ドライブが実
際に動作しているとき、ディスク制御回路はそれらのオ
フセット値を利用して、読取り/書込みヘッドを精密に
位置決めすることができる。このシステムは、高精度の
容量性変換器を使用することを要求しないので、著しい
コストダウンを実現できる。
【0047】オフセットは、ディスクドライブの製造中
に、アライメント用ディスクをディスクドライブに差し
込み、次に、トラックゼロ変換器センサが作動される
(変換器ゼロ位置)までヘッド/キャリッジアセンブリ
を移動させることにより確定される。変換器の位相アラ
イメントに注目する。次に、ヘッドが第1のトラック
(ディスクトラックゼロ)の中心の上に精密に位置決め
されるように、ヘッド/キャリッジを移動させる。ヘッ
ド/キャリッジの移動に伴う位相遷移の回数をカウント
する。変換器における新たな位相アライメントに注目
し、「変換器ゼロ位置」と「ディスクトラックゼロ」位
置とのオフセット(位相遷移の回数)を確定する。オフ
セットをEEPROMに記憶する。ヘッド/キャリッジ
をトラックから隣接するトラックへと移動させてゆき、
オフセット(位相遷移)があれば、それを確定する。こ
のオフセット情報をEEPROMに記憶する。ディスク
上の全てのトラックについて関連するオフセットを確定
し、記憶し終わるまで、この手順を繰り返す。
【0048】このように、どのような型の位置変換器に
ついても、その非直線性をマッピングし、不連続の位置
ごとにオフセットを確定することにより非直線性を修正
できるであろう。後の位置決め動作での利用に備えて、
オフセットをメモリに記憶しておく。
【0049】通常動作の間、ホストが特定のトラックへ
のアクセスを指令するたびに、マイクロプロセッサはそ
のトラックの個別トラック位置をEEPROMから読取
る。変換器の特性づけは一度実行されるだけで良く、デ
ィスクドライブの寿命を通してその特性を不揮発性メモ
リにおいて利用することができる。このようなデータト
ラック半径の標準化のプロセスにより、様々に異なるデ
ィスクドライブの間で可撓性ディスクを互換性をもって
使用できるようになるのである。さらに、このプロセス
は容量性変換器に固有の不正確さをなくすと共に、性能
を劣化させずにはるかに経済的な部品を使用することを
可能にする。
【0050】データトラックゼロの場合、その位置を確
定するために別個のプロセスとソフトウェアアルゴリズ
ムを使用する。トラックゼロを確定するためには独自の
シグナチュアが必要であるので、容量性変換器とは異な
るトラックゼロセンサが要求される。容量性変換器の受
信器は、トラックゼロのための別個の感知素子を含んで
いる。トラックゼロセンサを特性づけるために、トラッ
クゼロ位置が見出されるまで送信器を受信器に沿って移
動させて、トラックゼロセンサの出力信号の振幅を増加
させる。トラックゼロ位置を過ぎると、振幅は減衰す
る。図2を参照して説明すると、A/D変換器46は、
トラックゼロ復調器44が受信するトラックゼロ信号4
2を繰り返しサンプリングする。マイクロプロセッサ1
4は最大振幅出力信号のときの半径を確定し、その位置
をホストインタフェース10に報告する。容量性変換器
のこのトラック半径がアライメント用ディスクで見出し
た半径と異なる場合には、オフセット値を不揮発性メモ
リに記憶する。ディスクドライブはそれ以降のあらゆる
ゼロ復帰動作に際してこのオフセット値を使用する。
【0051】トラックゼロへのゼロ復帰動作に関するフ
ローチャートを図3に示す。フローチャートに示す通
り、スタート時に、キャリッジが100msecの遅延を経
て外径側に向かって移動するように、ボイスコイルモー
タをイネーブルする。データヘッドが外径に達すると、
マイクロプロセッサはEEPROMから開始半径を読取
るが、これは振幅ピーク値を探索する時間を短縮するた
めである。ブロック58では、キャリッジは開始半径に
位置決めされ、ブロック60においては、キャリッジが
内径側に向かって250マイクロインチだけ移動する。
ピーク走査はブロック62で始まる。A/D変換器はト
ラックゼロセンサをサンプリングする。決定ブロック6
4において、現在振幅サンプルが先行サンプルより大き
いならば、先行サンプルを現在サンプルに置換える。い
ずれの場合にも、残ったサンプルをブロック68へ送
り、そこで、キャリッジが20000マイクロインチを
越える距離を移動したか否かを判定する。まだそれだけ
移動していないならば、プログラムはブロック60に戻
って、走査を続ける。ブロック68は、偽ピークが認識
されていないことを確認するためには必要である。走査
が完了したならば、ブロック70で、キャリッジを最大
振幅サンプルが得られた位置へ戻す。この時点で、ブロ
ック72はEEPROMからトラックゼロオフセットを
読取り、ブロック74で、キャリッジをオフセット位置
へ移動する。
【0052】ブロック76では、キャリッジがトラック
ゼロ半径に位置していることをホストに報知し、そこ
で、次のブロック78においてゼロ復帰動作は完了す
る。オフセットは製造工程の間の変換器のアライメント
誤差を補償するために付加されるもので、これにより、
性能の劣化を回避しているのである。マイクロプロセッ
サが使用するピーク検出アルゴリズムは、偽の読みを回
避するためにいくつかの方法を使用する。雑音が原因と
なって起こる偽のピークの数を減らすため、いくつかの
読みを平均する。トラックゼロ位置は、ピークの頂上で
はなく、位置に関する電圧変化がより急速になるピーク
の負の傾きに位置するように規定される。さらに、ゼロ
復帰動作をスピードアップすると共に、いずれかの場所
で起こりうる偽のピークを回避するために、マイクロプ
ロセッサはトラックゼロの探索をディスクの外側10パ
ーセントに限定する。
【0053】典型的なトラックゼロ電圧出力のグラフを
図4に示す。このグラフに示すように、トラックゼロセ
ンサの最大振幅はほぼ13番のトラックのところで得ら
れる。この誤差は、ディスクドライブ組立て時の機械的
許容差によるものであり、オフセットによりこの誤差を
補償する。また、偽のピークがデータトラック36で発
生するのが示されている。
【0054】再び図6を参照すると、図6には、トラッ
クゼロ変換器の1実施例が示されている。容量性変換器
の受信器アセンブリには、別個のパターン106が形成
されており、このトラックゼロパターン106は端子1
07及び108を介して入力を受信する。トラックゼロ
受信器パターンはその両端部に介在配列部材から成る2
つの領域109A及び109Bを有する。本発明の好ま
しい実施例において使用する送信器を図8に示す。送信
器110は、受信器のトラック位置決めパターンの上に
配設され、出力信号を発生するために使用される第1の
パターン111を含む。第2の領域112は図6の受信
器のトラックゼロパターンに対応して配設されており、
トラックゼロ位置を指示するために使用される。介在配
列パターン109A及び109Bは、図8のパターン1
13A及び113Bの上を通過したときに出力信号を発
生する。図8の送信器110のパターンへの接続は端子
114〜117を介して行われる。
【0055】インデックス位置 再び図2に戻ると、スピンドルインデックスセンサ29
は、ディスクの互換性を得るために必要とされるディス
クの正確な周囲位置を指示する。本発明のインデックス
感知方式は、ディスクドライブ製造中のインデックスセ
ンサの物理的調整を必要としない。本発明では、インデ
ックスセンサ29の位置を許容しうる許容差をもって、
標準インデックス孔位置に先行するように任意に固定す
る。図2では、製造工程が終了した後にドライブにアラ
イメント用ディスクを差し込んである。インデックスセ
ンサ29は信号31をインデックス遅延カウンタ33へ
出力し、そこで、データヘッド28がアライメント用デ
ィスクのデータ領域に記録されているインデックスマー
クを読取っている間、インデックスパルスは遅延され
る。マイクロプロセッサ14はスピンドルインデックス
パルスと、ディスクに記録されている磁気インデックス
との時間差を測定する。この遅延の長さを2進数に変換
し、ドライブに電力が印加されるたびにその2進数を使
用する。動作中、インデックス遅延カウンタ33はカウ
ントダウンし、修正インデックスパルスをマイクロプロ
セッサ14へ発生する。センサを物理的に調整する代わ
りに、不揮発性メモリに記憶されている調整自在の遅延
を使用することにより、インデックスパルスの標準化は
さらに迅速且つ正確に実行されるようになり、その一方
で、ドライブのいくつかの部品を使用しなくて済むよう
になる。
【0056】図5は、本発明のディスクドライブにおけ
るインデックスセンサの平面図である。図1の場合と同
様に、可撓性ディスク4はスピンドル2により回転され
る。インデックス孔5はディスクをスピンドルと位置合
わせする。ハブに取付けられているIDマーカ6はディ
スク4と共に回転する。インデックスセンサ8は、可撓
性ディスク4のハブにあるインデックス孔5の位置によ
って与えられるパルスに先立ってインデックスパルスを
発生するように、固定位置に装着されている。可撓性デ
ィスク4にあるインデックス孔5は、スピンドル2に関
する磁性媒体の固定位置を規定する。インデックスセン
サ8の物理的な位置を調整する代わりに、EEPROM
に記憶されている調整自在の時間遅延を使用するので、
センサの位置をインデックス孔に対して厳密に標準化す
ることは不要になる。
【0057】本発明を可撓性媒体ディスクドライブと共
に使用する場合に関して説明したが、これは単なる1例
である。本発明をハードディスクドライブ又は光ディス
クドライブと共に使用することも可能である。以上、大
容量可撓性ディスク記憶システムにおいて容量の小さい
可撓性ディスクを使用できるようにする新規な半径方向
及び接線方向位置決め方式を説明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】可撓性ディスクドライブアセンブリにおける従
来のスピンドルインデックスセンサの平面図。
【図2】本発明の好ましい実施例を示すブロック線図。
【図3】本発明のトラックゼロへのゼロ復帰動作を示す
フローチャート。
【図4】本発明の典型的なトラックゼロ出力電圧とトラ
ック半径との関係を示すグラフ。
【図5】本発明のスピンドルインデックスセンサの平面
図。
【図6】本発明の変換器の受信器パターンを示す図。
【図7】本発明のヘッド位置決め回路の理想の出力と、
実際の出力とを示す図。
【図8】本発明の変換器の送信器パターンを示す図。
【符号の説明】
10 ホストインタフェース 12 EEPROM 14 マイクロプロセッサ 16 目標位置レジスタ 18 ヘッド位置検出ブロック 20 D/A変換器 24 ボイスコイルモータ 26 キャリッジ 28 データヘッド 29 インデックスセンサ 30 可撓性ディスク 32 送信器 33 インデックス遅延カウンタ 34 受信器 36 正弦・余弦発生器 44 トラックゼロ復調器 46 A/D変換器 48 データバス
フロントページの続き (72)発明者 マイケル・マクグラス アメリカ合衆国 94566 カリフォルニア 州・プレザントン・マルバシア コート・ 3126 (72)発明者 ハロルド・ミヤムラ アメリカ合衆国 95051 カリフォルニア 州・サンタ クララ・ワーバートン アヴ ェニュ・2446

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する磁性媒体の上に磁気記録ヘッド
    を位置決めする装置において,データヘッドと;前記デ
    ータヘッドに結合するキャリッジと;前記データヘッド
    の下方にあり、複数本のトラックを有し、前記データヘ
    ッドによりデータが回復されるディスクと;前記データ
    ヘッドの目的位置を規定する目標位置決め手段と;変換
    器から構成され、前記データヘッドの実際の場所を指示
    する検出手段と;前記目標位置決め手段に結合し、前記
    データヘッドの前記実際の場所を前記目的位置と比較す
    る比較手段と;前記検出手段に結合し、前記変換器にお
    ける偏差を補償するために変位オフセットを記憶するメ
    モリ手段とを具備する装置。
  2. 【請求項2】 回転する磁性媒体の上に磁気記録ヘッド
    を位置決めする装置において,データヘッドと;前記デ
    ータヘッドに結合するキャリッジと;前記データヘッド
    の下方にあり、複数本のトラックを有し、前記データヘ
    ッドによりデータが回復される可撓性ディスクと;前記
    データヘッドの目的位置を規定する目標位置決め手段
    と;前記キャリッジに結合する送信器と、受信器とを有
    し、実際位置を表わし且つ前記変換器のパターンのピッ
    チに従属する出力位置信号を供給する変換器と;前記受
    信器及び前記目標位置決め手段に結合し、前記データヘ
    ッドの実際の場所を目的位置と比較する比較手段と;前
    記目標位置決め手段に結合し、前記ピッチパターンの偏
    差を補償するために変位オフセットを記憶するメモリ手
    段とを具備する装置。
  3. 【請求項3】 可撓性ディスクドライブのハブに装着さ
    れるスピンドルと;前記スピンドルに装着される可撓性
    ディスクと;前記可撓性ディスクにあるインデックス孔
    と;前記可撓性ディスクドライブの前記ハブに結合する
    IDマーカと;前記可撓性ディスクに隣接して装着され
    るインデックスセンサと;前記インデックス遅延カウン
    タに結合し、前記インデックスセンサの位置と前記イン
    デックス孔との関係における調整自在の時間遅延を記憶
    するメモリ手段とを具備するインデックスパルス検出
    器。
JP32152891A 1990-11-09 1991-11-11 磁気記録ヘッドの位置決め装置及びインデックスパルス発生器 Pending JPH0628791A (ja)

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US61124890A 1990-11-09 1990-11-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100688540B1 (ko) * 2005-03-24 2007-03-02 삼성전자주식회사 메모리 셀의 집적도를 향상시킨 반도체 메모리 장치

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