JPH06288412A - 定トルクスプリングクラッチ - Google Patents
定トルクスプリングクラッチInfo
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- JPH06288412A JPH06288412A JP15431492A JP15431492A JPH06288412A JP H06288412 A JPH06288412 A JP H06288412A JP 15431492 A JP15431492 A JP 15431492A JP 15431492 A JP15431492 A JP 15431492A JP H06288412 A JPH06288412 A JP H06288412A
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- coil spring
- spring
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- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で安定して一定トルクが得られ、かつ、
所望のトルクに容易に変更・設定することができる定ト
ルクスプリングクラッチを提供すること。 【構成】 軸体部12を有する第1の回転体10と、第
2の回転体20とを相対的に回転自在に配設し、非巻付
部と巻付部とを有するコイルスプリング30を第1の回
転体の軸体部12に巻付けて装着し、第2の回転体20
にコイルスプリング30を拘束する定トルクスプリング
クラッチにおいて、コイルスプリング両端32、34の
少なくとも一方を、バネ掛け板36に係止して拘束し、
前記バネ掛け板36を第2の回転体20に所定の回転位
置で固定できるように、前記第2の回転体20に止めネ
ジ部材38が螺合され、該止めネジ部材38のネジ山方
向とコイルスプリング30の巻き方向とが同一方向に設
けられたことを特徴とする。
所望のトルクに容易に変更・設定することができる定ト
ルクスプリングクラッチを提供すること。 【構成】 軸体部12を有する第1の回転体10と、第
2の回転体20とを相対的に回転自在に配設し、非巻付
部と巻付部とを有するコイルスプリング30を第1の回
転体の軸体部12に巻付けて装着し、第2の回転体20
にコイルスプリング30を拘束する定トルクスプリング
クラッチにおいて、コイルスプリング両端32、34の
少なくとも一方を、バネ掛け板36に係止して拘束し、
前記バネ掛け板36を第2の回転体20に所定の回転位
置で固定できるように、前記第2の回転体20に止めネ
ジ部材38が螺合され、該止めネジ部材38のネジ山方
向とコイルスプリング30の巻き方向とが同一方向に設
けられたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は安価で極めて安定した一
定のトルクを得ることができ、かつ、所望のトルクに容
易に変更・設定することができる定トルクスプリングク
ラッチに関する。
定のトルクを得ることができ、かつ、所望のトルクに容
易に変更・設定することができる定トルクスプリングク
ラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】安価で極めて安定した一定のトルクを得
ることができる定トルクスプリングクラッチとしては、
第9図の原理図に示す定トルクスプリングクラッチ(特
開平2−296014号)が提案されている。第9図に
示す定トルクスプリングクラッチによれば、非巻付部C
と巻付部Dを有するコイルスプリング114を従回転体
111の軸体部112上に巻付部Dにおいて巻付いた状
態で装着し、非巻付部Cの一端の係合端116を主回転
体110のフランジ部117に設けた拘束片118に当
接させ、また主回転体110に拘束片118よりも角α
だけ回転後方に設けた解除片119が巻付部Dの一端の
係合端115に巻付部Dが緩む方向から当接するように
設定している。主回転体110または従回転体111が
所定方向に相対回転されると、コイルスプリング114
の巻付部Dが軸体部112に巻き付いていて、また非巻
付部Cの端部が拘束片118に拘束されているので、非
巻付部Cでのトルクがばね特性に従って上昇する。解除
片119が巻付部Dに当接すると巻付部Dを緩めるが、
非巻付部Cのトルクよりも巻付部Dの締付力が勝ってい
る間は非巻付部Cでのトルクはさらに上昇し、両者が均
衡すると巻付部Dは軸体部112上で滑り、以後は定ト
ルクとなる。非巻付部Cで発生するトルクが全体として
のトルクに大きく寄与し、巻付部Dでのトルクは相対的
に小さくなるので、巻付部Dの巻き径にバラツキがあっ
たとしてもトルクのバラツキを低く抑えることができ
る。
ることができる定トルクスプリングクラッチとしては、
第9図の原理図に示す定トルクスプリングクラッチ(特
開平2−296014号)が提案されている。第9図に
示す定トルクスプリングクラッチによれば、非巻付部C
と巻付部Dを有するコイルスプリング114を従回転体
111の軸体部112上に巻付部Dにおいて巻付いた状
態で装着し、非巻付部Cの一端の係合端116を主回転
体110のフランジ部117に設けた拘束片118に当
接させ、また主回転体110に拘束片118よりも角α
だけ回転後方に設けた解除片119が巻付部Dの一端の
係合端115に巻付部Dが緩む方向から当接するように
設定している。主回転体110または従回転体111が
所定方向に相対回転されると、コイルスプリング114
の巻付部Dが軸体部112に巻き付いていて、また非巻
付部Cの端部が拘束片118に拘束されているので、非
巻付部Cでのトルクがばね特性に従って上昇する。解除
片119が巻付部Dに当接すると巻付部Dを緩めるが、
非巻付部Cのトルクよりも巻付部Dの締付力が勝ってい
る間は非巻付部Cでのトルクはさらに上昇し、両者が均
衡すると巻付部Dは軸体部112上で滑り、以後は定ト
ルクとなる。非巻付部Cで発生するトルクが全体として
のトルクに大きく寄与し、巻付部Dでのトルクは相対的
に小さくなるので、巻付部Dの巻き径にバラツキがあっ
たとしてもトルクのバラツキを低く抑えることができ
る。
【0003】また、上記の定トルクスプリングクラッチ
の原理を利用した改良発明(特開平4−119229
号)によれば、コイルスプリング114が装着されてい
ない状態において、その巻付部Dの内径は軸体部112
よりは大径をなしている。そして、コイルスプリング1
14が装着された状態において、巻付部Dが縮径される
ように巻締められ、その巻付部Dによって軸体部112
が所定の巻締力で巻締められた状態にセットされる。こ
れにより、ランニング時のトルク変動の少ない、かつ耐
久性に優れた定トルクスプリングクラッチが提供されて
いる。
の原理を利用した改良発明(特開平4−119229
号)によれば、コイルスプリング114が装着されてい
ない状態において、その巻付部Dの内径は軸体部112
よりは大径をなしている。そして、コイルスプリング1
14が装着された状態において、巻付部Dが縮径される
ように巻締められ、その巻付部Dによって軸体部112
が所定の巻締力で巻締められた状態にセットされる。こ
れにより、ランニング時のトルク変動の少ない、かつ耐
久性に優れた定トルクスプリングクラッチが提供されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、上記の定ト
ルクスプリングクラッチをテープ等をリールに巻取る巻
取り装置等に利用する場合の如く、一度非巻付部のバネ
特性を適切に選定してトルクを設定し、その後にトルク
を変更する必要性が少ない場合においては全く問題がな
かった。しかしながら、上記の定トルクスプリングクラ
ッチでは、設定トルクを容易に変更・調整することがで
きないという課題があり、頻繁に設定トルクを変更する
ことが必要な用途、例えば、トルクドライバーに応用す
ることは難しかった。
ルクスプリングクラッチをテープ等をリールに巻取る巻
取り装置等に利用する場合の如く、一度非巻付部のバネ
特性を適切に選定してトルクを設定し、その後にトルク
を変更する必要性が少ない場合においては全く問題がな
かった。しかしながら、上記の定トルクスプリングクラ
ッチでは、設定トルクを容易に変更・調整することがで
きないという課題があり、頻繁に設定トルクを変更する
ことが必要な用途、例えば、トルクドライバーに応用す
ることは難しかった。
【0005】なお、通常のトルクドライバーは、相対的
に回転可能な二つの回転体の各々に設けられた凹凸部
が、相互に嵌まり合うように対向され、所定のバネ力の
引きつけ力によって当接されている。このバネ力の引き
つけ力を上回ってトルクが作用した際には、一方の回転
体の凸部が他方の回転体の凸部を乗り越えて回転するた
め、設定値以上のトルクを発生することがない。このト
ルクドライバーによれば、バネ力を調整すれば設定トル
クを容易に変更することができるが、摩擦力の変動によ
り、得られるトルクが直接的に変動する。このため、油
切れおよび使用時の軸振れ等により、得られるトルクが
大幅に変動してしまい、安定した一定のトルク管理をす
ることは困難である。このような摩擦力を利用したトル
クドライバーにあっては、ときとしてネジを所定の締付
力で締付けることができなかったり、ネジの頭或いはネ
ジ山を破損してまうという課題があった。
に回転可能な二つの回転体の各々に設けられた凹凸部
が、相互に嵌まり合うように対向され、所定のバネ力の
引きつけ力によって当接されている。このバネ力の引き
つけ力を上回ってトルクが作用した際には、一方の回転
体の凸部が他方の回転体の凸部を乗り越えて回転するた
め、設定値以上のトルクを発生することがない。このト
ルクドライバーによれば、バネ力を調整すれば設定トル
クを容易に変更することができるが、摩擦力の変動によ
り、得られるトルクが直接的に変動する。このため、油
切れおよび使用時の軸振れ等により、得られるトルクが
大幅に変動してしまい、安定した一定のトルク管理をす
ることは困難である。このような摩擦力を利用したトル
クドライバーにあっては、ときとしてネジを所定の締付
力で締付けることができなかったり、ネジの頭或いはネ
ジ山を破損してまうという課題があった。
【0006】また、定トルクを得るためには、磁気を利
用した方法があるが、小型にかつ安価に製造することは
困難でしかも、所望のトルクを容易に設定することはで
きなかった。
用した方法があるが、小型にかつ安価に製造することは
困難でしかも、所望のトルクを容易に設定することはで
きなかった。
【0007】そこで本発明では、上記の定トルクスプリ
ングクラッチを改良し、安価で安定して一定トルクが得
られ、かつ、所望のトルクに容易に変更・設定すること
ができる定トルクスプリングクラッチを提供することを
目的としている。
ングクラッチを改良し、安価で安定して一定トルクが得
られ、かつ、所望のトルクに容易に変更・設定すること
ができる定トルクスプリングクラッチを提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明に係
る定トルクスプリングクラッチでは、軸体部を有する第
1の回転体と、第2の回転体とを各回転体の軸線を中心
に相対的に同方向および反対方向に回転自在に配設し、
回転トルクを設定する非巻付部と巻付部とを有するコイ
ルスプリングを第1の回転体の軸体部に前記巻付部にて
巻付けて装着し、第2の回転体に該コイルスプリングの
一端を拘束し、かつ、該コイルスプリングの他端を、コ
イルスプリングの巻付部が第1の回転体の軸体部を所定
の締付け力で締付けるように拘束する定トルクスプリン
グクラッチにおいて、該コイルスプリング両端の少なく
とも一方を、前記コイルスプリングの巻付部が前記軸体
部を締付ける方向および該締付けを緩める方向に回転自
在に設けられたバネ掛け板に係止して拘束し、前記バネ
掛け板を該第2の回転体に所定の回転位置で固定できる
ように、前記第2の回転体に止めネジ部材が螺合され、
該止めネジ部材のネジ山方向と前記コイルスプリングの
巻き方向とが同一方向に設けられたことを特徴としてい
る。
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、本発明に係
る定トルクスプリングクラッチでは、軸体部を有する第
1の回転体と、第2の回転体とを各回転体の軸線を中心
に相対的に同方向および反対方向に回転自在に配設し、
回転トルクを設定する非巻付部と巻付部とを有するコイ
ルスプリングを第1の回転体の軸体部に前記巻付部にて
巻付けて装着し、第2の回転体に該コイルスプリングの
一端を拘束し、かつ、該コイルスプリングの他端を、コ
イルスプリングの巻付部が第1の回転体の軸体部を所定
の締付け力で締付けるように拘束する定トルクスプリン
グクラッチにおいて、該コイルスプリング両端の少なく
とも一方を、前記コイルスプリングの巻付部が前記軸体
部を締付ける方向および該締付けを緩める方向に回転自
在に設けられたバネ掛け板に係止して拘束し、前記バネ
掛け板を該第2の回転体に所定の回転位置で固定できる
ように、前記第2の回転体に止めネジ部材が螺合され、
該止めネジ部材のネジ山方向と前記コイルスプリングの
巻き方向とが同一方向に設けられたことを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】第1の回転体の軸体部に巻付部にて巻付けて装
着され、第2の回転体に両端の各々が拘束されるように
設けられたコイルスプリングにおいて、その少なくとも
一方の端がバネ掛け板に係止されている。このため、バ
ネ掛け板を回転することにより、コイルスプリングの巻
付部が軸体部を巻締める締付力を自由に設定することが
できる。このバネ掛け板は、第2の回転体に螺合される
止めネジ部材により、該第2の回転体に所定の回転位置
で固定される。また、この止めネジ部材のネジ山方向と
前記コイルスプリングの巻き方向とが同一方向に設けら
れている。
着され、第2の回転体に両端の各々が拘束されるように
設けられたコイルスプリングにおいて、その少なくとも
一方の端がバネ掛け板に係止されている。このため、バ
ネ掛け板を回転することにより、コイルスプリングの巻
付部が軸体部を巻締める締付力を自由に設定することが
できる。このバネ掛け板は、第2の回転体に螺合される
止めネジ部材により、該第2の回転体に所定の回転位置
で固定される。また、この止めネジ部材のネジ山方向と
前記コイルスプリングの巻き方向とが同一方向に設けら
れている。
【0010】この定トルクスプリングクラッチにおい
て、巻付部が軸体部を締付ける締付力を変更するには、
先ず、バネ掛け板を巻付部が軸体部を締付ける方向に工
具を利用するなどして回転し、これにより、止めネジ部
材と第2の回転体との螺合を緩める。次にバネ掛け板を
回転してコイルスプリングの巻締めトルクを変更した
後、止めネジ部材を、反対方向に回転して第2の回転体
に仮に締付ける。そして、バネ掛け板を、止めネジ部材
がさらに締付けられる方向に若干回転させることによ
り、止めネジ部材が連れ回りして、該バネ掛け板を第2
の回転体にかたく締付け、固定することができる。この
ため、この定トルクスプリングクラッチによれば、所望
のトルクを容易に且つ無段階に変更・設定することがで
きる。
て、巻付部が軸体部を締付ける締付力を変更するには、
先ず、バネ掛け板を巻付部が軸体部を締付ける方向に工
具を利用するなどして回転し、これにより、止めネジ部
材と第2の回転体との螺合を緩める。次にバネ掛け板を
回転してコイルスプリングの巻締めトルクを変更した
後、止めネジ部材を、反対方向に回転して第2の回転体
に仮に締付ける。そして、バネ掛け板を、止めネジ部材
がさらに締付けられる方向に若干回転させることによ
り、止めネジ部材が連れ回りして、該バネ掛け板を第2
の回転体にかたく締付け、固定することができる。この
ため、この定トルクスプリングクラッチによれば、所望
のトルクを容易に且つ無段階に変更・設定することがで
きる。
【0011】
【実施例】以下では本発明の好適な実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の定トルクス
プリングクラッチにかかる一実施例を示す一部を断面と
した側面図である。10は第1の回転体であり、段差の
ある円筒形の棒状体に形成されており、軸体部12を有
している。この軸体部12の外周表面には、磨耗を防止
するように適宜な加工が施されており、図3にも示すよ
うに、複数本の油溝14が軸線方向に刻設されている。
この油溝14によって油が容易に流動し、軸体部12の
外周表面に油切れが発生しないように油を供給すること
ができる。
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の定トルクス
プリングクラッチにかかる一実施例を示す一部を断面と
した側面図である。10は第1の回転体であり、段差の
ある円筒形の棒状体に形成されており、軸体部12を有
している。この軸体部12の外周表面には、磨耗を防止
するように適宜な加工が施されており、図3にも示すよ
うに、複数本の油溝14が軸線方向に刻設されている。
この油溝14によって油が容易に流動し、軸体部12の
外周表面に油切れが発生しないように油を供給すること
ができる。
【0012】20は第2の回転体であり、筒体部22お
よび底部24を具備する有底の筒状に形成されている。
この筒体部22の内部に軸体部12が、第2の回転体2
0と軸線を同軸にして挿入されている。このため、第1
の回転体と第2の回転体とは、軸線を中心に相対的に同
方向および反対方向に回転自在に配設された状態となっ
ている。そして、第2の回転体20は第1の回転体10
を保持するケーシングとしても適宜な形状に形成されて
いる。また、この第2の回転体20の底部24の内側中
心部に設けられた凹部24aに位置された球部材26
に、第1の回転体10の端部が当接されている。これに
より、第1の回転体10をスラスト方向に受けると共に
第1の回転体10と第2の回転体とがスムースに相対的
に回転できる。
よび底部24を具備する有底の筒状に形成されている。
この筒体部22の内部に軸体部12が、第2の回転体2
0と軸線を同軸にして挿入されている。このため、第1
の回転体と第2の回転体とは、軸線を中心に相対的に同
方向および反対方向に回転自在に配設された状態となっ
ている。そして、第2の回転体20は第1の回転体10
を保持するケーシングとしても適宜な形状に形成されて
いる。また、この第2の回転体20の底部24の内側中
心部に設けられた凹部24aに位置された球部材26
に、第1の回転体10の端部が当接されている。これに
より、第1の回転体10をスラスト方向に受けると共に
第1の回転体10と第2の回転体とがスムースに相対的
に回転できる。
【0013】30はコイルスプリングであり、図1およ
び図2に示すように、軸体部12外周に巻き付けられる
巻付部30aと、この巻付部30aに引き続いて、軸体
部12外周とは隙間がある非巻付部30bとより形成さ
れた連続した1つのスプリングからなる。図2はコイル
スプリング30が装着されていない状態の斜視図であ
る。図2に示すように、このコイルスプリング30の巻
付部の端部32は外方に屈曲されており、非巻付部の端
部34は軸線方向に折曲され、かつ、その先端がコの字
状に円周に沿って折り返されている。
び図2に示すように、軸体部12外周に巻き付けられる
巻付部30aと、この巻付部30aに引き続いて、軸体
部12外周とは隙間がある非巻付部30bとより形成さ
れた連続した1つのスプリングからなる。図2はコイル
スプリング30が装着されていない状態の斜視図であ
る。図2に示すように、このコイルスプリング30の巻
付部の端部32は外方に屈曲されており、非巻付部の端
部34は軸線方向に折曲され、かつ、その先端がコの字
状に円周に沿って折り返されている。
【0014】また、コイルスプリング30が装着されて
いない状態、すなわち、コイルスプリング30は非巻締
状態において、その巻付部30aの内径は軸体部12よ
りは大径に形成されている。そして、第2の回転体20
内にセット状態したおいて、縮径した巻付部30aが、
軸体部12を所定の巻締力によって巻締めた状態でセッ
トされるのである。これにより、安定した一定トルクを
得ることができると共に、耐久性を向上することができ
る。但し、初期の段階から巻付部30aが軸体部12を
巻締めるように巻き付けられていても略同等の作用効果
を奏することはもちろんである。
いない状態、すなわち、コイルスプリング30は非巻締
状態において、その巻付部30aの内径は軸体部12よ
りは大径に形成されている。そして、第2の回転体20
内にセット状態したおいて、縮径した巻付部30aが、
軸体部12を所定の巻締力によって巻締めた状態でセッ
トされるのである。これにより、安定した一定トルクを
得ることができると共に、耐久性を向上することができ
る。但し、初期の段階から巻付部30aが軸体部12を
巻締めるように巻き付けられていても略同等の作用効果
を奏することはもちろんである。
【0015】図3は図1のA−A断面を示す断面図であ
り、図4は図1の実施例の左側面図である。上記外方に
屈曲された巻付部の端部32は、図1および図3に示す
ように、バネ掛け板36に設けられた係止部36aに係
止されている。そして、非巻付部の端部34は、図1、
図4に示すように底部24に穿設された底部の穴24b
に挿入され、コイルスプリング30の巻き締めが緩む方
向(本実施例では右巻き方向)に、若干回転されること
によって、底部の係合部24cに係合されている。この
非巻付部の端部34と底部の係合部24cとの係合の状
態を、図5(図4のB−B断面を示す断面図)に示す。
これにより、コイルスプリング30が軸線方向に移動す
ることを防止することができるため、安定したトルクを
得ることができる。
り、図4は図1の実施例の左側面図である。上記外方に
屈曲された巻付部の端部32は、図1および図3に示す
ように、バネ掛け板36に設けられた係止部36aに係
止されている。そして、非巻付部の端部34は、図1、
図4に示すように底部24に穿設された底部の穴24b
に挿入され、コイルスプリング30の巻き締めが緩む方
向(本実施例では右巻き方向)に、若干回転されること
によって、底部の係合部24cに係合されている。この
非巻付部の端部34と底部の係合部24cとの係合の状
態を、図5(図4のB−B断面を示す断面図)に示す。
これにより、コイルスプリング30が軸線方向に移動す
ることを防止することができるため、安定したトルクを
得ることができる。
【0016】なお、コイルスプリング30は、締付力が
ゼロの状態から巻き締められ、巻付部30aにて軸体部
12の外周に所定の締付力によって巻付けられる。この
ため、軸体部12が、巻付部30aにかかる締付力を上
回って滑り、相対的に第2の回転体の回転方向と反対方
向に回転する際にも、非巻付部の端部34は、通常、そ
の係合部24cとの係合が解除される方向に回転するこ
とはない。
ゼロの状態から巻き締められ、巻付部30aにて軸体部
12の外周に所定の締付力によって巻付けられる。この
ため、軸体部12が、巻付部30aにかかる締付力を上
回って滑り、相対的に第2の回転体の回転方向と反対方
向に回転する際にも、非巻付部の端部34は、通常、そ
の係合部24cとの係合が解除される方向に回転するこ
とはない。
【0017】また、コイルスプリング30を形成してい
る線材は軸体部12の外周面に対応する部分が平坦な矩
形状断面に形成されている。コイルスプリング30の線
材を矩形断面に形成したのはコイルスプリング30と軸
体部12を面接触させ、コイルスプリング30の巻締め
の圧力を減じてコイルスプリング30及び/又は軸体部
12の摩耗を抑制するためである。なお、コイルスプリ
ング30の線材の断面形状は必ずしも矩形に限るわけで
はなく、軸体部12外周面と接触する部分が平坦であれ
ばどんな断面形状でもよい。また、線材の断面形状に平
坦部を有するのはコイルスプリング30全体に亘る必要
もなく、少なくとも常時軸体部12を巻締めている巻付
部30aに形成すればよい。なお場合によってはコイル
スプリング30の線材は断面円形のものであってもよ
い。
る線材は軸体部12の外周面に対応する部分が平坦な矩
形状断面に形成されている。コイルスプリング30の線
材を矩形断面に形成したのはコイルスプリング30と軸
体部12を面接触させ、コイルスプリング30の巻締め
の圧力を減じてコイルスプリング30及び/又は軸体部
12の摩耗を抑制するためである。なお、コイルスプリ
ング30の線材の断面形状は必ずしも矩形に限るわけで
はなく、軸体部12外周面と接触する部分が平坦であれ
ばどんな断面形状でもよい。また、線材の断面形状に平
坦部を有するのはコイルスプリング30全体に亘る必要
もなく、少なくとも常時軸体部12を巻締めている巻付
部30aに形成すればよい。なお場合によってはコイル
スプリング30の線材は断面円形のものであってもよ
い。
【0018】36はバネ掛け板であり、第2回転体20
の端部の雌ネジ部22a内方に、該第2回転体20の端
面に当接した状態に嵌入されている。このバネ掛け板3
6は、巻付部の端部32を係止部36aに係止し、この
巻付部の端部32を、第1回転体10および第2回転体
20の軸線を中心に、巻付部30aが軸体部12を巻締
める方向およびその巻締めを緩める方向に回転可能に設
けられている。
の端部の雌ネジ部22a内方に、該第2回転体20の端
面に当接した状態に嵌入されている。このバネ掛け板3
6は、巻付部の端部32を係止部36aに係止し、この
巻付部の端部32を、第1回転体10および第2回転体
20の軸線を中心に、巻付部30aが軸体部12を巻締
める方向およびその巻締めを緩める方向に回転可能に設
けられている。
【0019】38は止めネジ部材であり、雄ねじ部を有
し、第2の回転体20の端部に設けられた雌ネジ部に螺
合されている。この止めネジ部材38により、前記バネ
掛け板36を第2の回転体20に所定の回転位置におい
て挟圧して固定できる。上記止めネジ部材38と第2の
回転体20とを螺合するネジ部は、コイルスプリング3
0が巻締まる方向に回転した際にネジの締付けが緩むネ
ジ部となっている。例えば、図2に示す実施例のよう
に、コイルスプリング30が左巻きである場合は、ネジ
山は左ネジとなっている。すなわち、コイルスプリング
30を右巻きに巻くと巻締まり、止めネジ部材を右巻き
に回転するとネジ部の締付けが緩む。このため、バネ掛
け板36を、巻付部30aが軸体部12を締付ける方向
である右回りに回転した際には、止めネジ部材38がそ
のバネ掛け板36と連れ回りし、止めネジ部材38の第
2の回転体20との螺合が緩む。
し、第2の回転体20の端部に設けられた雌ネジ部に螺
合されている。この止めネジ部材38により、前記バネ
掛け板36を第2の回転体20に所定の回転位置におい
て挟圧して固定できる。上記止めネジ部材38と第2の
回転体20とを螺合するネジ部は、コイルスプリング3
0が巻締まる方向に回転した際にネジの締付けが緩むネ
ジ部となっている。例えば、図2に示す実施例のよう
に、コイルスプリング30が左巻きである場合は、ネジ
山は左ネジとなっている。すなわち、コイルスプリング
30を右巻きに巻くと巻締まり、止めネジ部材を右巻き
に回転するとネジ部の締付けが緩む。このため、バネ掛
け板36を、巻付部30aが軸体部12を締付ける方向
である右回りに回転した際には、止めネジ部材38がそ
のバネ掛け板36と連れ回りし、止めネジ部材38の第
2の回転体20との螺合が緩む。
【0020】次に、本発明をトルクドライバーに応用し
た際の具体的な使用方法について図1および図8と共に
説明する。図8に示すトルクドライバーは、右ネジ用で
あり、図1に示した定トルクスプリングクラッチを使用
したもので、第1の回転体10がネジの頭と当接する突
出棒を構成し、第2の回転体20が握り部を構成してい
る。また、第2の回転体20の内部に装着されたコイル
スプリング30は左巻きに形成され、止めネジ部材38
と第2の回転体20とを螺合するネジ山は左ネジとなっ
ている。
た際の具体的な使用方法について図1および図8と共に
説明する。図8に示すトルクドライバーは、右ネジ用で
あり、図1に示した定トルクスプリングクラッチを使用
したもので、第1の回転体10がネジの頭と当接する突
出棒を構成し、第2の回転体20が握り部を構成してい
る。また、第2の回転体20の内部に装着されたコイル
スプリング30は左巻きに形成され、止めネジ部材38
と第2の回転体20とを螺合するネジ山は左ネジとなっ
ている。
【0021】このトルクドライバーの設定トルクを高め
る場合には、先ず、左手で握り部である第2の回転体を
握り、止めネジ部に左手の親指をそえる。次に、右手に
持ったスパナー50を、バネ掛け板36の係合部に係合
し、該バネ掛け板36を矢印の方向(右巻き方向)に廻
す。この際に、止めネジ部材38は、左ネジとなってい
るため、バネ掛け板36と連れ回りして第2の回転体2
0との螺合が緩む方向に廻る。さらにバネ掛け板36を
矢印の方向に廻すと、止めネジ部材38は緩む方向に廻
るが、左手の親指をそえることによって、止めネジ部材
38が必要以上に緩まないようにする。このようにし
て、スパナー50を矢印の方向に廻すことにで、バネ掛
け板36に巻付部の端部32にて係止しているコイルス
プリング30を、巻締めることができる。
る場合には、先ず、左手で握り部である第2の回転体を
握り、止めネジ部に左手の親指をそえる。次に、右手に
持ったスパナー50を、バネ掛け板36の係合部に係合
し、該バネ掛け板36を矢印の方向(右巻き方向)に廻
す。この際に、止めネジ部材38は、左ネジとなってい
るため、バネ掛け板36と連れ回りして第2の回転体2
0との螺合が緩む方向に廻る。さらにバネ掛け板36を
矢印の方向に廻すと、止めネジ部材38は緩む方向に廻
るが、左手の親指をそえることによって、止めネジ部材
38が必要以上に緩まないようにする。このようにし
て、スパナー50を矢印の方向に廻すことにで、バネ掛
け板36に巻付部の端部32にて係止しているコイルス
プリング30を、巻締めることができる。
【0022】そして、トルクが所望の設定てトルクより
も若干高くなるところまで、スパナー50でバネ掛け板
36を廻した後、止めネジ部材38を、第2の回転体に
締付けるべく左手親指で矢印とは反対方向(左巻き方
向)に廻す。次に、コイルスプリング30による設定ト
ルクが所望のトルクとなるように、スパナー50でバネ
掛け板36を、左巻き方向に若干廻す。このとき、左ネ
ジである止めネジ部材38は、バネ掛け板36と連れ回
りして、第2の回転体にバネ掛け板36を挟圧する状態
でかたく締付けられ、トルクの設定が完了する。
も若干高くなるところまで、スパナー50でバネ掛け板
36を廻した後、止めネジ部材38を、第2の回転体に
締付けるべく左手親指で矢印とは反対方向(左巻き方
向)に廻す。次に、コイルスプリング30による設定ト
ルクが所望のトルクとなるように、スパナー50でバネ
掛け板36を、左巻き方向に若干廻す。このとき、左ネ
ジである止めネジ部材38は、バネ掛け板36と連れ回
りして、第2の回転体にバネ掛け板36を挟圧する状態
でかたく締付けられ、トルクの設定が完了する。
【0023】また、このトルクドライバーの設定トルク
を下げる場合には、先ず、前記設定トルクを高める場合
と同様に、スパナー50でバネ掛け板36を矢印の方向
に廻す。そして、止めネジ部材38が緩んだら、左親指
で該止めネジ部材38が第2の回転体に締付られないよ
うに保持するか、さらに緩むように矢印方向にまわす。
その止めネジ部材38が緩んだ状態を保持しつつ、スパ
ナー50でバネ掛け板36を左巻き方向に廻し、コイル
スプリング30の巻締めトルクを下げる。そして、トル
クが所望の設定トルクよりも若干高いところまで下げら
れところで、止めネジ部材38を、第2の回転体に締付
けるべく左手親指で左巻き方向に廻す。次に、前記設定
トルクを高める場合と同様の操作を行うことでトルクの
設定が完了する。このようにして、作業者は、トルクド
ライバーの設定トルクを所望のトルクに容易にしかも無
段階に変更・調整することができる。
を下げる場合には、先ず、前記設定トルクを高める場合
と同様に、スパナー50でバネ掛け板36を矢印の方向
に廻す。そして、止めネジ部材38が緩んだら、左親指
で該止めネジ部材38が第2の回転体に締付られないよ
うに保持するか、さらに緩むように矢印方向にまわす。
その止めネジ部材38が緩んだ状態を保持しつつ、スパ
ナー50でバネ掛け板36を左巻き方向に廻し、コイル
スプリング30の巻締めトルクを下げる。そして、トル
クが所望の設定トルクよりも若干高いところまで下げら
れところで、止めネジ部材38を、第2の回転体に締付
けるべく左手親指で左巻き方向に廻す。次に、前記設定
トルクを高める場合と同様の操作を行うことでトルクの
設定が完了する。このようにして、作業者は、トルクド
ライバーの設定トルクを所望のトルクに容易にしかも無
段階に変更・調整することができる。
【0024】上記実施例の右ネジ用のトルクドライバー
によれば、右ネジを締付ける際に所定のトルクを越える
トルクがかからないように、その設定トルクを所望のト
ルクに容易にしかも無段階に変更・調整することができ
る。なお、このトルクドライバーを、右ネジの締付けが
緩む方向に廻すと、ワンウェイクラッチの原理によりコ
イルスプリングによる巻締力が高まる。これにより、第
1の回転体と第2の回転体との連結関係は強固になり、
右ネジを緩める方向には普通のドライバーと同一の作用
をする。
によれば、右ネジを締付ける際に所定のトルクを越える
トルクがかからないように、その設定トルクを所望のト
ルクに容易にしかも無段階に変更・調整することができ
る。なお、このトルクドライバーを、右ネジの締付けが
緩む方向に廻すと、ワンウェイクラッチの原理によりコ
イルスプリングによる巻締力が高まる。これにより、第
1の回転体と第2の回転体との連結関係は強固になり、
右ネジを緩める方向には普通のドライバーと同一の作用
をする。
【0025】また、本発明のかかる定トルクスプリング
クラッチによれば、上記の如く右ネジ用のトルクドライ
バーに応用できるのと同様に、左ネジ用のトルクドライ
バーに応用できるのはもちろんである。すなわち、右巻
きのコイルスプリング30を、図1の実施例と同様に配
設し、螺合する第2の回転体20と止めネジ部材38と
のネジ部を右ネジとすれば、左ネジを締付ける際に所定
のトルクを越えるトルクがかからないトルクドライバー
となる。
クラッチによれば、上記の如く右ネジ用のトルクドライ
バーに応用できるのと同様に、左ネジ用のトルクドライ
バーに応用できるのはもちろんである。すなわち、右巻
きのコイルスプリング30を、図1の実施例と同様に配
設し、螺合する第2の回転体20と止めネジ部材38と
のネジ部を右ネジとすれば、左ネジを締付ける際に所定
のトルクを越えるトルクがかからないトルクドライバー
となる。
【0026】次に、他の実施例について説明する。図6
に示す定トルクスプリングクラッチは、図1に示す第1
の回転体20の底部24に突起棒28を設けたもので、
他の構成は図1の定トルクスプリングクラッチと同一で
ある。この突起棒28は、自動機(インパクトレンチ等
の自動ネジ締め機械)等に接続するための接続部であ
る。図6に示した実施例では、単なる棒状に形成された
突起棒28を示したが、被接続部と有効に接続できれ
ば、断面が多角形に形成されたもの等でもよい。このよ
うに突起棒28を具備することによって、定トルクスプ
リングクラッチを容易に交換することができる。例え
ば、種々の大きさ或いは形状のネジについてネジ締めを
する必要があるインパクトレンチにあっては、定トルク
を発生する先端部を頻繁に交換する必要があるため有効
である。
に示す定トルクスプリングクラッチは、図1に示す第1
の回転体20の底部24に突起棒28を設けたもので、
他の構成は図1の定トルクスプリングクラッチと同一で
ある。この突起棒28は、自動機(インパクトレンチ等
の自動ネジ締め機械)等に接続するための接続部であ
る。図6に示した実施例では、単なる棒状に形成された
突起棒28を示したが、被接続部と有効に接続できれ
ば、断面が多角形に形成されたもの等でもよい。このよ
うに突起棒28を具備することによって、定トルクスプ
リングクラッチを容易に交換することができる。例え
ば、種々の大きさ或いは形状のネジについてネジ締めを
する必要があるインパクトレンチにあっては、定トルク
を発生する先端部を頻繁に交換する必要があるため有効
である。
【0027】また、スプリングコイル30を逆向きに装
着(巻付部の端部32を第2回転体の底部に、非巻付部
の端部34をバネ掛け板36に係止するように装着)し
ても同様の作用効果を得ることができる。さらに、油切
れを防止するため、設けられた溝部14は直線状に限ら
れることはなく、斜線状、螺旋状等の設けてもよい。ま
た、第1の回転体10をスラスト方向に受ける方法は前
述した鋼球等の球部材26に限られることはなく、種々
のスラスト方向の軸受け手段を利用できることはもちろ
んである。なお、上記実施例では、コイルスプリング3
0を、その非巻付部30bの径が巻付部30aの径より
も大きくなるように設定したが、非巻付部30bと巻付
部30aとは同径になるようにし、非巻付部30bに対
応する部位の軸体部12の径を小径にして非巻付部30
bと隙間を生じさせてもよい。さらに、コイルスプリン
グ30は両側部を非巻付部30bに、中央部を30aに
形成したものでもよい(図示せず)。
着(巻付部の端部32を第2回転体の底部に、非巻付部
の端部34をバネ掛け板36に係止するように装着)し
ても同様の作用効果を得ることができる。さらに、油切
れを防止するため、設けられた溝部14は直線状に限ら
れることはなく、斜線状、螺旋状等の設けてもよい。ま
た、第1の回転体10をスラスト方向に受ける方法は前
述した鋼球等の球部材26に限られることはなく、種々
のスラスト方向の軸受け手段を利用できることはもちろ
んである。なお、上記実施例では、コイルスプリング3
0を、その非巻付部30bの径が巻付部30aの径より
も大きくなるように設定したが、非巻付部30bと巻付
部30aとは同径になるようにし、非巻付部30bに対
応する部位の軸体部12の径を小径にして非巻付部30
bと隙間を生じさせてもよい。さらに、コイルスプリン
グ30は両側部を非巻付部30bに、中央部を30aに
形成したものでもよい(図示せず)。
【0028】また、第7図に示すように、一方の回転体
に設けられる軸体部60を筒状に形成して、コイルスプ
リング80は巻付部80aを大径に、非巻付部80bを
小径に形成して軸体部60内に挿入してもよい。この場
合コイルスプリング80は非装着状態においては巻付部
80aの外径は軸体部60の内径よりも小径のものに
し、図示しない他方の回転体の係止部および回転可能に
設けられたバネ掛け板の係止部にコイルスプリング80
の両端を係止させる。そして、バネ掛け板を、コイルス
プリング80が拡径するように回転し、巻付部を軸体部
60内面に弾接するようにして装着する。本実施例にお
いても前記実施例と同様な作用効果を奏する。以上の実
施例においては、本発明を主にトルクドライバーに応用
した場合を説明したが、本発明にかかる定トルクスプリ
ングクラッチは、定トルクが必要で、かつ、トルクの変
更および調整をしなければならない種々の用途について
使用できる。特にトルク管理が厳しく要求される用途に
は最適である。以上、本発明の好適な実施例について種
々述べて来たが、本発明は上述の実施例に限定されるの
ではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
に設けられる軸体部60を筒状に形成して、コイルスプ
リング80は巻付部80aを大径に、非巻付部80bを
小径に形成して軸体部60内に挿入してもよい。この場
合コイルスプリング80は非装着状態においては巻付部
80aの外径は軸体部60の内径よりも小径のものに
し、図示しない他方の回転体の係止部および回転可能に
設けられたバネ掛け板の係止部にコイルスプリング80
の両端を係止させる。そして、バネ掛け板を、コイルス
プリング80が拡径するように回転し、巻付部を軸体部
60内面に弾接するようにして装着する。本実施例にお
いても前記実施例と同様な作用効果を奏する。以上の実
施例においては、本発明を主にトルクドライバーに応用
した場合を説明したが、本発明にかかる定トルクスプリ
ングクラッチは、定トルクが必要で、かつ、トルクの変
更および調整をしなければならない種々の用途について
使用できる。特にトルク管理が厳しく要求される用途に
は最適である。以上、本発明の好適な実施例について種
々述べて来たが、本発明は上述の実施例に限定されるの
ではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、安価で安
定して一定トルクが得られ、かつ、所望のトルクに容易
に変更・設定することができる定トルクスプリングクラ
ッチを提供できる。
定して一定トルクが得られ、かつ、所望のトルクに容易
に変更・設定することができる定トルクスプリングクラ
ッチを提供できる。
【図1】本発明の一実施例を示す説明図。
【図2】図1の実施例に組み込まれるコイルスプリング
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図3】図1の実施例のA−A断面図。
【図4】図1の実施例の左側面図。
【図5】図4のB−B断面図
【図6】本発明の他の実施例を示す説明図。
【図7】本発明の他の実施例を示す説明図。
【図8】本発明の使用例を説明する説明図。
【図9】本発明にかかる定トルクスプリングクラッチの
原理を示す原理図。
原理を示す原理図。
10 第1の回転体 12 軸体部 14 油溝 20 第2の回転体 22a ネジ部 30 コイルスプリング 30a 巻付部 30b 非巻付部 32 巻付部の端部 34 非巻付部の端部 36 バネ掛け板36 38 止めネジ部材38
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】以下では本発明の好適な実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の定トルクス
プリングクラッチにかかる一実施例を示す一部を断面と
した側面図である。10は第1の回転体であり、段差の
ある円筒形の棒状体に形成されており、軸体部12を有
している。この軸体部12の外周表面には、磨耗を防止
するように適宜な加工が施されており(例えば、材質S
US材でイオン窒化処理等)、図3にも示すように、複
数本の油溝14が軸線方向に刻設されている。この油溝
14によって油が容易に流動し、軸体部12の外周表面
に油切れが発生しないように油を供給することができ
る。
基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の定トルクス
プリングクラッチにかかる一実施例を示す一部を断面と
した側面図である。10は第1の回転体であり、段差の
ある円筒形の棒状体に形成されており、軸体部12を有
している。この軸体部12の外周表面には、磨耗を防止
するように適宜な加工が施されており(例えば、材質S
US材でイオン窒化処理等)、図3にも示すように、複
数本の油溝14が軸線方向に刻設されている。この油溝
14によって油が容易に流動し、軸体部12の外周表面
に油切れが発生しないように油を供給することができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 軸体部を有する第1の回転体と、第2の
回転体とを各回転体の軸線を中心に相対的に同方向およ
び反対方向に回転自在に配設し、回転トルクを設定する
非巻付部と巻付部とを有するコイルスプリングを第1の
回転体の軸体部に前記巻付部にて巻付けて装着し、第2
の回転体に該コイルスプリングの一端を拘束し、かつ、
該コイルスプリングの他端を、コイルスプリングの巻付
部が第1の回転体の軸体部を所定の締付け力で締付ける
ように拘束する定トルクスプリングクラッチにおいて、 該コイルスプリング両端の少なくとも一方を、前記コイ
ルスプリングの巻付部が前記軸体部を締付ける方向およ
び該締付けを緩める方向に回転自在に設けられたバネ掛
け板に係止して拘束し、前記バネ掛け板を該第2の回転
体に所定の回転位置で固定できるように、前記第2の回
転体に止めネジ部材が螺合され、該止めネジ部材のネジ
山方向と前記コイルスプリングの巻き方向とが同一方向
に設けられたことを特徴とする定トルクスプリングクラ
ッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15431492A JPH06288412A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 定トルクスプリングクラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15431492A JPH06288412A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 定トルクスプリングクラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06288412A true JPH06288412A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=15581414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15431492A Pending JPH06288412A (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 定トルクスプリングクラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06288412A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010075673A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-04-08 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4910665U (ja) * | 1972-04-28 | 1974-01-29 |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP15431492A patent/JPH06288412A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4910665U (ja) * | 1972-04-28 | 1974-01-29 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010075673A (ja) * | 2008-08-29 | 2010-04-08 | Toyomaru Industry Co Ltd | 遊技機 |
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