JPH0628953B2 - 基体を有しないトリムストリツプおよびその製造方法 - Google Patents

基体を有しないトリムストリツプおよびその製造方法

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JPH0628953B2
JPH0628953B2 JP61135855A JP13585586A JPH0628953B2 JP H0628953 B2 JPH0628953 B2 JP H0628953B2 JP 61135855 A JP61135855 A JP 61135855A JP 13585586 A JP13585586 A JP 13585586A JP H0628953 B2 JPH0628953 B2 JP H0628953B2
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plastic
trim strip
coating
layer
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車の車体等に取付けられる保護および
装飾用の長尺なストリップ(strip)またはモールディ
ング(molding)およびその製造方法に関する。
(従来の技術) 自動車工業において、車体の表面特には車体側面を装飾
および保護するために種々の形状のトリムストリップ
(trim strip)が使用されている。近年トリムストリッ
プは、クロムメッキした金属トリムストリップに代わっ
て、腐蝕性がなくかつ取付具を用いることなく接着剤で
自動車の車体に添着することができるプラスチックのト
リムストリップに急速に代わりつつある。
プラスチックトリムあるいはプラスチックのモールディ
ングストリップの例として、ワウ(waugh)の米国特許
第4,446,179号、マドニア(Madonia)の米国特許第4,20
6,155号、ナリタ(Narita)の米国特許第4,220,681号、
ウエンリック(Wenrick)の米国特許第4,010,297号、サ
ワ(Sawa)他の米国特許第3,914,482号およびケント(K
ento)の米国特許第3,843,425号等がある。
これらのトリムストリップの多くは、可塑性樹脂の基体
とその上に積層された一層または複数の層の装飾金属ま
たはプラスチックの層とから形成されている。ワウ(wa
ugh)の米国特許第4,446,179号は、接着剤が裏打された
金属またはプラスチックの箔状基体の上に架橋性の液状
可塑性樹脂が注型されたトリムストリップを開示してい
る。その樹脂は基体の上にレンズ状の被覆体を形成し、
箔上の装飾印刷にレンズ効果を与えている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、そのような箔状基体が必要であるということ
は、このようなトリムストリップの製造原価を高くして
いる。更に基体の厚みはトリムストリップ全体の柔軟性
に限界を与え、トリムストリップを曲面に永久的に接着
することをより困難にしている。従って、トリムストリ
ップおよびその製造方法において、安価でまた曲面に接
着するに必要な柔軟性を有するトリムストリップおよび
その製造方法が望まれている。
この発明は、接着剤層の上面に装飾模様等が直接印刷さ
れ、プラスチックの被覆体を有するトリムストリップお
よびその製造方法を提供するものである。すなわち、本
発明は中間の金属、紙あるいはプラスチックからなる基
体の必要性を排除し、所望の表面例えば自動車の車体側
面に容易に接着しうる美麗で柔軟性を有する長尺なトリ
ムストリップを製造することにある。従って、それは成
形前のトリム、バンパーあるいはバンパーガードのイン
サートとして使用しうるものであり、また曲面を有する
物品を装飾するために用いることができる。
(課題を解決するための手段) すなわち、この発明は、基体を有しないトリムストリッ
プに係り、剥離ライナーと、前記剥離ライナー上に形成
された感圧性接着剤よりなる長尺な層と、前記接着剤層
上面に形成された非粘着性表面と、前記非粘着性表面上
に印刷された装飾表示と、前記装飾表示を含む非粘着性
表面上に形成されたプラスチック被覆体とからなること
を特徴とする。
また、基体を有しないトリムストリップの製造発明は、
剥離ライナー上に長尺な感圧性接着剤の層を形成する工
程と、前記接着剤層上面に非粘着性表面を形成する工程
と、前記非粘着性表面上に装飾表示を印刷する工程と、
前記装飾表示を含む非粘着性表面にプラスチック層を被
覆する工程とからなることを特徴とする。
本発明の一態様に従うと、プラスチックの被覆体を有す
る接着性物品は、先ず支持体表面上に感圧性接着剤の層
が形成され、次いで所定量の架橋性可塑性樹脂が感圧性
接着剤層の上面に付与される。この樹脂はその後架橋硬
化して接着剤層上にプラスチック被覆体の組立体を形成
する。プラスチック被覆体の形成後、個々の物品は型抜
き、打抜きあるいはその他の方法によって分離される。
プラスチックの被覆体を有する物品の好ましい形成方法
は、剥離剤が塗布された剥離ライナーの上に感圧接着層
を支持することである。その結果、剥離ライナーは使用
に際して接着性物品から容易に剥離される。接着剤は剥
離ライナーに通常の方法例えば吹き付けまたはロールコ
ートによって付与されてもよい。接着剤は透明であって
よいが、着色されているものが好ましい。形成されるプ
ラスチックの被覆体は、液状樹脂が接着剤層の上に注型
されるため、レンズ状または凸状のメニスカス(menisc
us)の形状をしている。これに代えて液状樹脂を接着剤
に上面にフローコーティング(flow coating)、吹き付
けもしくは押出すことによって付与し、比較的平担な被
覆体を形成してもよい。これら後者の方法は、使用され
る支持用剥離ライナーが比較的大なる場合に好適であ
る。その後その樹脂が架橋硬化後複数の物品に分離され
る。
必要に応じて感圧性接着剤の上面は、プラスチック被覆
体を付与するに先立って、実質的に非粘着性(tack fre
e)とされ、その上に装飾表示を直接印刷するに適した
状態とされる。この処理は接着剤の上面全体にあるいは
必要に応じて所定の部分のみに施されてもよい。これ
は、例えば、接着剤の上面に硬化性または架橋性の液を
塗布もしくは吹付けることにより、あるいは粒状物を塗
布することにより、あるいはホットスタンプ用箔を貼着
することにより、あるいはその表面を金属蒸着すること
によりなすことができる。
これら非粘着化処理は表面を透明もしくは着色透明とす
るものであってもよく、または不透明とするものであっ
てもよい。この方法によって最終物品の色が決定され、
感圧性接着剤の色、非粘着化処理の色または両者を組合
せた色となる。
このように処理された接着剤の上面は次いで印刷された
り、あるいはシルクスクリーン印刷もしくは他の従来公
知の印刷技術等によって選択的に装飾が施される。プラ
スチックを被覆した物品が形成された後、その架橋硬化
したプラスチックの被覆体を有する個々の物品はその集
合体から型抜き、打ち抜きあるいは他の従来からある分
離技術によって分離される。それらは所定の表面に貼着
されるまで剥離ライナー上に保持される。
本発明の他の態様に従うと、基体を有しないトリムスト
リップは、感圧性接着剤の長尺な層を支持体表面上に準
備し、その感圧接着剤の片面に、間隔をおいて複数の長
い盛り上がった境界(bound ary)を形成することによ
り作られる。その盛り上がった境界は感圧接着剤の長尺
な長手方向に伸びる少なくとも一の開放部を設けるよう
に離されている。この開放部は最終のトリムストリップ
構造体の外形に相当するものである。この開放部は次い
でその接着剤上面のその部分が非粘着性に、かつその上
面にシルクスクリーンもしくは他の手段により直接印刷
が可能なように処理される。この発明の他の実施例にお
いては、感圧性接着剤の上面が非粘着性に処理された
後、盛り上がった境界が形成され、それによって少なく
とも一の装飾すべき囲まれた部分が作られる。
その処理された接着剤の上面は、次いでその上に下地色
および/または表示をシルクスクリーンもしくは他の手
段により印刷することにより所望の装飾が施され、所定
量の架橋性液状可塑性樹脂がその装飾面に注型される。
そしてその樹脂は盛り上がって境界の縁部まで流延す
る。この実施例において、その樹脂は盛り上がった境界
の縁部を越えることなく装飾面を覆う凸状のメニスカス
を形成する。次いでその樹脂は架橋硬化されてプラスチ
ックのレンズ状被覆体を有する一以上の長尺な基体を有
しないトリムストリップが形成される。なお比較的平担
な被覆体はフローコーティング、吹き付けもしくは積層
によって付与形成されてもよい。プラスチックの被覆体
が形成された後個々のトリムストリップはその集合体か
ら分離される。好ましくはその集合体もまた剥離ライナ
ーを有していることである。
このように、この実施例のトリムストリップの好ましい
形成方法は剥離ライナーに支持された感圧性接着剤の長
尺な層を形成することを含んでいる。盛り上がった境界
は接着剤の表面にカバーストリップを少なくとも一の長
く伸びた開放部を形成するように間隔をおいて積層する
ことにより設けられる。その開放部は次いで非粘着性に
処理され、装飾され、上述のごとくその上に注型された
プラスチックの被覆体を有している。
トリムストリップが形成された後プラスチックの被覆体
は架橋硬化され、個々のトリムストリップは剥離ライナ
ーから容易に剥されるようになる。カバーストリップの
切断縁によって形成されている盛り上がった境界は、ト
リムストリップが集合体から分離されるとき一種のナイ
フエッジのごとく作用し、下層の接着剤がその部分にお
いて鋭く破断し、それによってトリムストリップを明瞭
な縁部を持ったものとする。これに代え、切断操作が個
々の剥離ライナー付トリムストリップを全体の集合体か
ら分離するのに使用されてもよい。
このように、本発明は従来のトリムストリップに必要と
されていた金属、紙あるいはプラスチック等の中間基体
層を必要としないトリムストリップを提供するものであ
る。本発明のトリムストリップは極めて柔軟性に富むも
のでありまたその製造を比較的容易にするものである。
それゆえ本発明の目的は、基体を有しないトリムストリ
ップおよびその製造方法を提供することにある。この目
的および他の目的さらに本発明の利点は以下の詳細な説
明、添付図面および付属の特許請求の範囲から明らかと
なるであろう。
(実施例) 第1図はこの発明の一実施例を示すトリムストリップの
断面図、第2図は感圧性接着剤の装飾層の一部をカバー
ストリップとともに示した分解斜視図、第3図は可塑性
樹脂を注型する前のトリムストリップ構造体の断面図、
第4図は可塑性樹脂が注型された後のトリムストリップ
構造体の断面図、第5図は本発明の他の実施例によって
製造されたプラスチック被覆を有する接着性物品の断面
図、第6図は本発明の他の実施例によって得られた非粘
着層を備えたプラスチック被覆を有する接着性物品の断
面図、および第7図は本発明のさらに他の実施例によっ
て製造された物品の断面図である。
第1図は本発明の方法に従って製造された、基体を有し
ないトリムストリップ本体の断面を示すものである。
トリムストリップ本体10は上面と下面を有する感圧性
接着剤12の層を有している。感圧性接着剤12は商業
的に入手可能な数ある接着剤のいずれであってもよく、
その例としてはアクリル系感圧性接着剤がある。
接着剤12の上面13は以下に詳細に説明されるように
非粘着性に処理される。図示したように非粘着性表面1
6は接着剤12の上面13を覆っている。非粘着性表面
16は好ましくは透明なラッカーの層であるが、粒状物
の層、例えばタルク(talc)もしくはマイカ(mica)の
層であってもよい。これに代えて近似的に0.0025
mm(0.0001インチ)以下の厚みを有する薄い光揮
性の金属調の層をホットスタンプあるいは金属蒸着によ
って付し、表示18を印刷するための光揮なもしくは着
色した下地としてもよい。表示18は所望のいかなる装
飾であってもよく言葉、数字、シンボル、画もしくはこ
れらの組合せを含むものである。
接着剤12は、いかなる手段でもよいが、それ自体に着
色して表示18の下地として作用させてもよく、あるい
はその他の例として、その表面を非粘着化する必要性お
よび模様をなくするようにしてもよい。その場合、トリ
ムストリップは単に接着剤自体の色となる。
好ましい実施例においては、架橋した透明なプラスチッ
クのレンズ状被覆体20が表示18を覆いかつ内蔵して
いる。第1図から看取されるように、レンズ状の被覆体
20の縁は接着剤12の層に接触して凸状のメニスカス
を形成している。このメニスカスは被覆体20のレンズ
効果に寄与して、印刷表示18の美観を強め、同時に堅
牢な耐候性の保護カバーを提供する。被覆体20は架橋
して透明かつ堅牢な化合物となるならば、いかなる種類
の注型可能な可塑性樹脂から形成されてもよく、好まし
くは二成分からなるポリウレタン樹脂が使用される。し
かし他の注型可能なプラスチックが使用されてもよい。
このような樹脂は熱または紫外線もしくは他の照射線に
曝すことにより架橋することができる。
さて、第2図、第3図および第4図に参照されるよう
に、本発明の基体を有しないトリムストリップは次の工
程によって好ましく製造される。
まず、感圧性接着剤12の層が剥離ライナー14上に設
けられる。接着剤は適宜な手段によって剥離ライナー1
4に付与されればよく、例えば吹き付け、ロールコーテ
ィングもしくは浸漬等によって設けることができる。接
着剤層12は約0.05mm(0.002インチ)から
0.24mm(0.010インチ)の間の厚みに形成され
るのが好ましい。
次いで所定の間隔をおいて複数の長尺な盛り上がった境
界が前記接着剤12の上面13に形成され、少なくとも
一の長手方向に伸びる開放部が形成される。次いで上面
13は以下に詳述するように非粘着性に処理され、その
処理面に直接印刷することが可能とされる。
この発明の好ましい実施例においては、第2図、第3図
および第4図に示すように、盛り上がった境界がカバー
ストリップ22,24を接着剤12表面上に積層するこ
とによって形成される。カバーストリップ22,24の
端末は端末用ストリップ26によって接続され、接着剤
12に積層された一の構造体または組合体30を形成す
る。図示するごとく組合体30の一以上の領域が型抜き
等によって除去され、それに対応する接着剤の露出領域
が残されてもよい。この除去された領域の周縁は製造さ
れるトリムストリップ10の最終形状に相当する。カバ
ーストリップ22,24,26および組合体30は金
属、厚紙、紙あるいはプラスチックからなっている。し
かし、それらは非吸収性の物質からなるか、または非吸
収性に処理されているのが好ましい。適当なプラスチッ
クには近似的に0.1mm(0.004インチ)から0.
2mm(0.008インチ)の厚さを有するスチレン樹脂
またはポリエステル樹脂が含まれる。連続的製法におい
ては、これに代えてカバーストリップ22,24が供給
ロールから繰り出され、接着剤12をその上に有するウ
エブ状の剥離ライナー14上に積層される。この場合、
端末用ストリップ26は使用されない。
好ましい実施例としては、カバーストリップが注がれる
液状可塑性樹脂に対してその表面を実質的に濡れないよ
うに処理されていることである。抜き取り領域が除去さ
れる前または除去後にカバーストリップ22,24,2
6に付与される適当な処理剤には、例えばポリテトラフ
ルオロエチレン等の弗化炭化水素およびシリコン等が含
まれる。ポリエステルのカバーストリップに対する好ま
しい処理剤はポリテトラフルオロエチレンとハイパロン
(デュポン社の商標)の混合物からなるものである。塩
素化ゴムであるハイパロンは処理剤のポリエステルに対
する接着性をよくし、塗付物の伸展性を増加させる。こ
の処理剤は適当な方法によって付与されればよく、例え
ばスクリーン印刷、吹き付けまたはロールコーティング
等によって付与される。
次いで接着剤12の露出部の表面が非粘着性に処理さ
れ、その上に表示18が直接印刷可能とされる。接着剤
12の下面は粘着性のまま残されており、それによって
製品が所定の表面に貼着されるようになっている。接着
剤12の上面13を非粘着性とする処理には種々の方法
があるが、好ましい一例は非粘着性層16を形成する透
明または着色ラッカーを、上面13に上塗りし、接着剤
の上面をシールすることである。これに代えて上面13
のマイカ等の不活性粒子の微粉でまぶしてもよい。
また、これらに代わる方法として、光輝性の金属調表面
材を上面13に付与してもよい。これはホットスタンプ
用の光輝金属箔を圧着ロール等の手段によって上面13
に付与することによってなされることができる。その箔
は支持用フイルムが添着されており、そのフイルムを剥
がすことによって光輝金属の非粘着性表面16が残るこ
ととなる。金属調の非粘着性表面は銀色、金色あるいは
他の所望の色とされていてもよい。光輝金属調表面材1
6の全体の厚みは0.025mm(0.001インチ)以
下とするのが好ましい。
ひとたび接着剤12の表面13が非粘着性とされると、
適宜な表示18を直接その上に印刷しうる。この表示と
は文字、数字、言葉、シンボル、画、その他の装飾を含
むものである。印刷は、その技術分野において公知のシ
ルクスクリーン印刷を含む各種技術によってなすことが
できる。
接着剤12は、その組成物に適当な顔料あるいは塗料を
添加することにより、それ自体が着色されていてもよ
い。もし接着剤12が着色済であれば下地色を印刷する
必要性がなくなり、その場合非粘着性層を設ける必要も
省略され得る。
印刷後、液状可塑性樹脂が装飾面に注型され、それはカ
バーストリップ22,24の縁部まで流延する。好まし
い実施例は付与される液状樹脂の量が制御され、その樹
脂がカバーストリップ22,24を越えて溢れることな
く凸状のメニスカスを形成することである。同様に、レ
ンズ状とする必要がないなら比較的薄い被覆体を作るよ
うに制御されてもよい。また、好ましいことには前もっ
て付与された非濡れ性(nonwetting)の弗化炭化水素の
塗布が可塑性樹脂の流れを制御するのに役立つことであ
る。注型操作をなすのに好適な装置はワウ(waugh)の
米国特許第4,100,010号により詳しく記載されており、
参考文献としてここに記載する。
使用される可塑性樹脂は耐摩耗性、耐衝撃性のある透明
な熱硬化性材料が好ましい。多くのプラスチックがこの
目的のために使用しうるが、耐衝撃性ポリウレタンが特
に有利である。本発明の実施に有用なポリウレタンは、
例えばポリエーテルグリコールもしくはポリエステルグ
リコール等のグリコールと脂肪族ジイソシアネートとの
反応生成物である二成分の組成物である。
注型された可塑性樹脂は架橋し、さらには硬化してレン
ズ状の被覆体20を形成する。その樹脂は加熱、または
紫外線によって架橋されるのが好ましい。ただし、使用
される組成物によっては、他の方法例えば高周波加熱、
熱風乾燥あるいは発熱を伴う架橋反応の熱でさえも利用
しうる。
この好ましい方法においては、カバーストリップ22,
24の縁部が一種ナイフエッジのごとく作用して接着剤
層を鋭く切断し、第1図に示すような被覆体を有するト
リムストリップが剥離ライナーから分離される。ポリウ
レタンの被覆体は表示が形成された接着剤層に強固に接
合しており、それによりトリムストリップがきれいに分
離されるのである。
他の実施例においては、トリムストリップは切断により
分離される。その場合にはカバーストリップ22,24
を使用する必要はなく他の方法が盛り上がった境界を形
成するために使用される。それらの方法はリード(Ree
d)の米国特許第4,259,388号、ジロー(Gillo)の米国
特許第4,409,264号に教示されており、ここに参考文献
として挙げる。さらに盛り上がった境界はエンボス加工
によって形成されてもよい。その場合には盛り上がった
境界を形成する前に接着剤の上面を非粘着性とするのが
望ましい。その余の工程は上記と同一である。
第5図および第6図は、本発明の他の実施例によって製
造された、プラスチック被覆を有する接着性物品の断面
図を示すものである。物品40は上面43と下面を持っ
た感圧性接着剤42の層を有している。接着剤42の下
面は剥離ライナー44または他の離型性支持体表面に貼
着されている。
接着剤42は、次いでその上面43が非粘着性とされ、
上記したごとくその上に表示48が直接印刷可能なよう
に適宜処理が施される。接着剤42の下面は粘着性が残
されており、それにより最終加工された物品は所定の表
面に貼着することができる。ひとたび上面43が処理さ
れ、実質的に非粘着性とされると、それは印刷可能な表
面46となり、適宜の表示48がその上に直接印刷され
る。
接着剤42は、その組成物に適宜の顔料あるいは染料を
添加することにより、それ自体着色されていてもよい。
もし接着剤層42が着色済なら、着色下地に重ねて印刷
する必要性および/または接着剤42の上面43を実質
的に非粘着性とする処理は省略されることができる。ま
た、もし接着剤層42が透明ならば、その上面に表示4
8によって装飾されない部分を残しておき、それにより
物品が基体に貼着されたとき該基体の色もしくは光輝性
をその部分を通して表わすことができる。
第5図に示すように接着剤42の層を形成した後に、あ
るいは第6図に示すように印刷をなした後に、架橋性の
液状可塑性樹脂がその構造体上に付与される。第5図に
示す実施例において個々の物品が形成される場合、構造
体上に注がれた液状樹脂は構造体の縁まで流延して凸形
状のメニスカスを形成する。このメニスカスはその樹脂
が架橋されたとき形成されるプラスチックの被覆体50
のレンズ効果に寄与する。
他方、例えば第6図に示すような比較的平担な被覆体は
その構造体の上面に液状樹脂をフローコーティング、吹
き付けあるいは押出すことにより付与される。これら後
者の方法は、それぞれの物品が複数一枚の大きなシート
状、ロール状またはウエブ状の剥離ライナー44に支持
されている場合に好適である。架橋されてプラスチック
の被覆体50が形成された後、個々の物品は支持シート
から型抜き、打抜きあるいはその他の手段により分離さ
れる。ある実施例においては、個々の物品がキスカット
(kiss-cut)され、すなわち剥離ライナー44に至るま
で切込みが入れられ、シート状またはロール状の剥離ラ
イナー上に残される。この状態で、物品は最終ユーザー
に出荷される。ユーザーは所定の基体に貼着するために
剥離ライナー44から個々の物品を容易に剥がして使用
することができる。
第7図に示す実施例において、物品60は上下面を持っ
た感圧性接着剤62の層を有している。接着剤62の下
面は剥離ライナー64に貼着されている。接着剤62の
上面63は前に詳述したごとく処理されて実質的に非粘
着性とされている。図に示すごとく非粘着性の表面66
は接着剤62の上面を覆っている。接着剤層62の上面
は実質的に非粘着性とされている。その上に適宜の表示
68が直接印刷される。印刷後透明または着色プラスチ
ックシート70がその組立体に積層される。
種々のプラスチックが物品に対して望む効果、意図する
外観によって利用される。例えば物品が屋外に溢される
ような場合びは堅牢な耐侯性を有するプラスチック、例
えばポリウレタンあるいはポリガーボネートが利用さ
れ、柔軟性が必要とされる場合にはポリエステルあるい
はポリオレフィン系のプラスチックが利用される。その
プラスチック層を装飾組立体に永久に接着しておくため
にプラスチック層70の下面に接着剤を付与しておいて
もよい。第7図の実施例品の製造方法においては、複数
の装飾物品が一枚のシート状もしくはウエブ状の剥離ラ
イナーに支持され、次いで液状可塑性樹脂がシート状あ
るいはウエブ状剥離ライナー全面を覆うように注型、塗
布、吹き付け、押出、もしくはその他の方法により付与
される。このようにして比較的平担なプラスチックの被
覆体がシート上全面に形成される。しかる後個々の物品
が型抜き、打抜きもしくは他の方法によってシートから
分離される。好ましい方法は個々の物品をキスカット
し、すなわち剥離ライナーに至るまで切込みを入れ、そ
れらをシート上に残しておくことである。この状態でそ
れらは出荷され、最終ユーザーに販売される。従ってユ
ーザーは所定の基体に貼着するために剥離ライナー64
から個々の物品を容易に剥がして使用することができ
る。
(効果) 本発明の実施によって、新規な基体を有しないトリムス
トリップ、すなわち自己保形用の紙、厚紙あるいプラス
チック製の基体を必要としない製品が得られ、それは車
体用のトリムストリップとして、あるいはバンパーおよ
びバンパーガード用のインサートとして、あるいは尾
灯、側壁、ドアー、保護帽およびこれらの類似物の装飾
体もしくは反射体として有用なものである。
本発明を特徴ある実施例を参照しながら詳細に説明した
が、本発明の要旨からはずれることなく多くの変形例が
可能であることは明白であろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すトリムストリップの
断面図、第2図は感圧性接着剤の装飾層の一部をカバー
ストリップとともに示した分解斜視図、第3図は可塑性
樹脂を注型する前のトリムストリップ構造体の断面図、
第4図は可塑性樹脂が注型された後のトリムストリップ
構造体の断面図、第5図は本発明の他の実施例によって
製造されたプラスチック被覆を有する接着性物品の断面
図、第6図は本発明の他の実施例によって得られた被粘
着層を備えたプラスチック被覆を有する接着性物品の断
面図、および第7図は本発明のさらに他の実施例によっ
て製造された物品の断面図である。 10,40,60……トリムストリップ、12,42,
62……感圧性接着剤、14,44,64……剥離ライ
ナー、16,46,66……非粘着性表面、18,4
8,68……表示、20……レンズ状被覆体、22,2
4,26……カバーストリップ、30……カバーストリ
ップの組立体、50……プラスチック被覆体、70……
プラスチックシート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クライド・アール・ロックウッド アメリカ合衆国、オハイオ 43220、コロ ンバス ウッドホールロード 4631

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】剥離ライナーと、 前記剥離ライナー上に形成された感圧性接着剤よりなる
    長尺な層と、 前記接着剤層上面に形成された非粘着性表面と、 前記非粘着性表面上に印刷された装飾表示と、 前記装飾表示を含む非粘着性表面上に形成されたプラス
    チック被覆体 とからなることを特徴とする基体を有しないトリムスト
    リップ。
  2. 【請求項2】剥離ライナー上に長尺な感圧性接着剤の層
    を形成する工程と、 前記接着剤層上面に非粘着性表面を形成する工程と、 前記非粘着性表面上に装飾表示を印刷する工程と、 前記装飾表示を含む非粘着性表面にプラスチック層を被
    覆する工程 とからなることを特徴とする基体を有しないトリムスト
    リップの製法。
  3. 【請求項3】プラスチック層の被覆工程が、架橋性の液
    状可塑性樹脂を前記装飾表示を含む非粘着性表面に注型
    し該樹脂を架橋して硬化することからなる特許請求の範
    囲第2項記載の基体を有しないトリムストリップの製造
    方法。
  4. 【請求項4】プラスチック層の被覆工程が、透明なプラ
    スチック層を前記装飾表示を含む非粘着性表面に積層す
    ることからなる特許請求の範囲第2項記載の基体を有し
    ないトリムストリップの製造方法。
  5. 【請求項5】プラスチック層の被覆工程が、透明なプラ
    スチック層を前記装飾表示を含む非粘着性表面に押出す
    ことからなる特許請求項第2項記載の基体を有しないト
    リムストリップの製造方法。
  6. 【請求項6】プラスチック層の被覆工程前に間隔をおい
    た複数の長尺な盛り上がった境界を前記感圧性接着剤層
    の上面に形成し、少なくとも一の長手方向に伸びる開放
    部を前記感圧性接着剤層上に設け、しかる後液状可塑性
    樹脂を注型し、該樹脂を複数の境界の縁部まで流延さ
    せ、前記開放部を満たすことを含む、特許請求の範囲第
    3項記載の基体を有しないトリムストリップの製造方
    法。
JP61135855A 1985-06-12 1986-06-11 基体を有しないトリムストリツプおよびその製造方法 Expired - Lifetime JPH0628953B2 (ja)

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US06/744,014 US4612075A (en) 1985-06-12 1985-06-12 Substrateless trim strip and method of making
US744014 1985-06-12
US06/820,106 US4737225A (en) 1985-06-12 1986-01-21 Method of making a substrateless decorative article
US820106 1986-01-21
US06/820,646 US4643790A (en) 1985-06-12 1986-01-21 Plastic-capped adhesive article and method for making same
US820646 1986-01-21

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JPS61290051A JPS61290051A (ja) 1986-12-20
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