JPH06289632A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH06289632A JPH06289632A JP9517393A JP9517393A JPH06289632A JP H06289632 A JPH06289632 A JP H06289632A JP 9517393 A JP9517393 A JP 9517393A JP 9517393 A JP9517393 A JP 9517393A JP H06289632 A JPH06289632 A JP H06289632A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- photosensitive member
- conductive
- photoconductive layer
- electrophotographic photosensitive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 透光性支持体上に透光性導電層と光導電層を
順次積層してなる背面露光同時現像方式用の電子写真感
光体であって、該感光体中少なくとも、その表面に導電
性又は半導電性の微粒子もしくは繊維を含有する電子写
真感光体。 【効果】 この電子写真感光体を背面露光方式の画像形
式方法からなる電子写真装置に使用すると、かぶりが少
なく、良好な画像が得られる。
順次積層してなる背面露光同時現像方式用の電子写真感
光体であって、該感光体中少なくとも、その表面に導電
性又は半導電性の微粒子もしくは繊維を含有する電子写
真感光体。 【効果】 この電子写真感光体を背面露光方式の画像形
式方法からなる電子写真装置に使用すると、かぶりが少
なく、良好な画像が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背面露光同時現像方式
の電子写真装置に適した電子写真感光体に関する。
の電子写真装置に適した電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式は図2に示すような
構成となっていた。すなわち、暗所においてコロナ帯電
器12で電子写真感光体11の表面を均一に帯電し、次
に露光器13により該感光体に静電潜像を形成する。そ
して、現像器14によって現像剤15を前記静電潜像に
付着させて現像し、しかるのち電子写真感光体11表面
上のトナー像をコロナ転写器16によって記録紙17に
転写するものである。一般的にこのような電子写真方式
の感光体としてセレン、アモルファスシリコン、酸化亜
鉛、CdS等の無機系のものやビスアゾ顔料、ペリレン
顔料等のキャリア発生材とヒドラゾン等のキャリア輸送
材を組合せた機能分離型有機感光体が知られている。し
かしながら前記の電子写真方式は、コロナ帯電器を使用
するためオゾンが発生することによる環境上の問題があ
り、また感光体のまわりに種々の機器が必要なために機
械自体の小型化には限界があった。
構成となっていた。すなわち、暗所においてコロナ帯電
器12で電子写真感光体11の表面を均一に帯電し、次
に露光器13により該感光体に静電潜像を形成する。そ
して、現像器14によって現像剤15を前記静電潜像に
付着させて現像し、しかるのち電子写真感光体11表面
上のトナー像をコロナ転写器16によって記録紙17に
転写するものである。一般的にこのような電子写真方式
の感光体としてセレン、アモルファスシリコン、酸化亜
鉛、CdS等の無機系のものやビスアゾ顔料、ペリレン
顔料等のキャリア発生材とヒドラゾン等のキャリア輸送
材を組合せた機能分離型有機感光体が知られている。し
かしながら前記の電子写真方式は、コロナ帯電器を使用
するためオゾンが発生することによる環境上の問題があ
り、また感光体のまわりに種々の機器が必要なために機
械自体の小型化には限界があった。
【0003】そこで近年、前記電子写真方式の問題点を
改善するため、特開昭58−44445号公報に示され
るように背面露光同時現像方式の電子写真方式が提案さ
れている。この方式はコロナ帯電器を使用しないためオ
ゾン発生による環境上の問題が全くなく、画像露光装置
を電子写真感光体内部に設けるので装置が小型になると
いう利点を有するものである。具体的には図3および図
4に示すような構成となっている。すなわち、図3にお
いて、電子写真感光体21に接触させた現像剤22に現
像バイアス電圧を印加することにより電子写真感光体2
1に電荷を与え、電子写真感光体21内に設けたLED
(発光ダイオード)等からなる露光器23により画像部
を露光し、露光部分の電荷を除去し、井戸型ポテンシャ
ルの潜像を形成すると同時に現像器24によって現像剤
22が前記井戸型ポテンシャルの潜像に反転現像され顕
像される。その後電子写真感光体21表面上の画像を転
写ローラ25によって記録紙26に転写するものであ
る。また、図4は帯電ローラ27により電子写真感光体
21の表面を均一に帯電した後、電子写真感光体21内
に設けたLED(発光ダイオード)等からなる露光器2
3により画像部を露光し、露光部分の電荷を除去し、静
電潜像を形成すると同時に現像器24によって現像剤2
2が前記静電潜像を現像し顕像される。その後電子写真
感光体21表面上の画像を転写ローラ25によって記録
紙26に転写するものである。
改善するため、特開昭58−44445号公報に示され
るように背面露光同時現像方式の電子写真方式が提案さ
れている。この方式はコロナ帯電器を使用しないためオ
ゾン発生による環境上の問題が全くなく、画像露光装置
を電子写真感光体内部に設けるので装置が小型になると
いう利点を有するものである。具体的には図3および図
4に示すような構成となっている。すなわち、図3にお
いて、電子写真感光体21に接触させた現像剤22に現
像バイアス電圧を印加することにより電子写真感光体2
1に電荷を与え、電子写真感光体21内に設けたLED
(発光ダイオード)等からなる露光器23により画像部
を露光し、露光部分の電荷を除去し、井戸型ポテンシャ
ルの潜像を形成すると同時に現像器24によって現像剤
22が前記井戸型ポテンシャルの潜像に反転現像され顕
像される。その後電子写真感光体21表面上の画像を転
写ローラ25によって記録紙26に転写するものであ
る。また、図4は帯電ローラ27により電子写真感光体
21の表面を均一に帯電した後、電子写真感光体21内
に設けたLED(発光ダイオード)等からなる露光器2
3により画像部を露光し、露光部分の電荷を除去し、静
電潜像を形成すると同時に現像器24によって現像剤2
2が前記静電潜像を現像し顕像される。その後電子写真
感光体21表面上の画像を転写ローラ25によって記録
紙26に転写するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような背面露光同
時現像方式に前記従来の電子写真方式に使用されていた
電子写真感光体を適用すると次のような問題が生じてい
た。すなわち、従来の電子写真感光体は、電子写真感光
体表面上に電荷が帯電し減衰しにくいように設計されて
おり、電子写真感光体内部に電荷注入が起きにくい特性
を有している。また、一般的には背面露光同時現像方式
では非画像部のカブリを防止するためのバイアス電位を
電子写真感光体と現像器の間に印加できない。そのため
に、従来の電子写真感光体を背面露光同時現像方式に適
用すると、電子写真感光体表面上の非画像部に存在する
電荷に現像剤が付着して、そのまま記録紙に転写されか
ぶりが発生するという問題を有していた。本発明は、前
記した図3及び図4に示す背面露光同時現像方式に適し
た電子写真感光体を提供するものであって、特にかぶり
が少なく、十分な画像濃度を有した良好な画像特性が得
られる電子写真感光体を提供することを目的とする。
時現像方式に前記従来の電子写真方式に使用されていた
電子写真感光体を適用すると次のような問題が生じてい
た。すなわち、従来の電子写真感光体は、電子写真感光
体表面上に電荷が帯電し減衰しにくいように設計されて
おり、電子写真感光体内部に電荷注入が起きにくい特性
を有している。また、一般的には背面露光同時現像方式
では非画像部のカブリを防止するためのバイアス電位を
電子写真感光体と現像器の間に印加できない。そのため
に、従来の電子写真感光体を背面露光同時現像方式に適
用すると、電子写真感光体表面上の非画像部に存在する
電荷に現像剤が付着して、そのまま記録紙に転写されか
ぶりが発生するという問題を有していた。本発明は、前
記した図3及び図4に示す背面露光同時現像方式に適し
た電子写真感光体を提供するものであって、特にかぶり
が少なく、十分な画像濃度を有した良好な画像特性が得
られる電子写真感光体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、背面露光
同時現像方式による電子写真感光体と、電子写真特性及
び画像特性との関係を詳細に検討した結果、感光体中の
少なくともその表面に、導電性又は半導電性の無機質材
料もしくは有機質材料の微粒子もしくは繊維を含有せし
めることが、諸特性に対して重要な因子であることを見
出し、本発明をなすに至った。すなわち、本発明は透光
性支持体上に透光性導電層と光導電層とを順次積層して
なる背面露光同時現像方式用の電子写真感光体であっ
て、該感光体中少なくともその表面に導電性の無機質材
料もしくは有機質材料の微粒子もしくは繊維を含有せし
めたことを特徴とする電子写真感光体である。
同時現像方式による電子写真感光体と、電子写真特性及
び画像特性との関係を詳細に検討した結果、感光体中の
少なくともその表面に、導電性又は半導電性の無機質材
料もしくは有機質材料の微粒子もしくは繊維を含有せし
めることが、諸特性に対して重要な因子であることを見
出し、本発明をなすに至った。すなわち、本発明は透光
性支持体上に透光性導電層と光導電層とを順次積層して
なる背面露光同時現像方式用の電子写真感光体であっ
て、該感光体中少なくともその表面に導電性の無機質材
料もしくは有機質材料の微粒子もしくは繊維を含有せし
めたことを特徴とする電子写真感光体である。
【0006】以下本発明を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の電子写真感光体の層構成図であって、図
中1は透光性支持体、2は透光性導電層、3は光導電層
である。透光性支持体1は円筒状のガラス、ポリカーボ
ネート等の透光性のある樹脂の円筒形状成型物、又はポ
リエチレンテレフタレート(PET)等の透光性のある
シート状フィルムが用いられる。透光性導電層2は酸化
インジウムスズ(以下、ITOという)、酸化スズ、酸
化亜鉛等の超微細粒子であって、上記透光性支持体1上
に真空蒸着、スパッタリング、化学的気相成長(CV
D)又はイオンプレーティング等の方法を用いて形成す
ることができる。
図1は本発明の電子写真感光体の層構成図であって、図
中1は透光性支持体、2は透光性導電層、3は光導電層
である。透光性支持体1は円筒状のガラス、ポリカーボ
ネート等の透光性のある樹脂の円筒形状成型物、又はポ
リエチレンテレフタレート(PET)等の透光性のある
シート状フィルムが用いられる。透光性導電層2は酸化
インジウムスズ(以下、ITOという)、酸化スズ、酸
化亜鉛等の超微細粒子であって、上記透光性支持体1上
に真空蒸着、スパッタリング、化学的気相成長(CV
D)又はイオンプレーティング等の方法を用いて形成す
ることができる。
【0007】光導電層3は機能分離型積層系光導電層あ
るいは単層系光導電層を用いることができる。機能分離
型積層系光導電層はキャリア発生層上にキャリア輸送層
を積層してなるものであり、キャリア発生材料として
は、有機材料では例えばフタロシアニン系顔料、アゾ系
顔料、多環キノン系顔料、ペリレン系顔料、キナクリド
ン系顔料、ピロル系顔料、アンタントロン系顔料等が挙
げられる。又、無機材料では例えば酸化亜鉛、酸化チタ
ン、硫化カドミウム、セレン、ヒ素セレン、セレンテル
ル、シリコン、アモルファスシリコン等が挙げられる。
一方、キャリア輸送材料としては例えばヒドラゾン、ブ
タジエン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ピラゾリ
ン、オキサジアゾール、オキサゾール、トリフェニルメ
タン、アミン誘導体、フルオレノン誘導体、ジフェノキ
ノン誘導体等が挙げられる。
るいは単層系光導電層を用いることができる。機能分離
型積層系光導電層はキャリア発生層上にキャリア輸送層
を積層してなるものであり、キャリア発生材料として
は、有機材料では例えばフタロシアニン系顔料、アゾ系
顔料、多環キノン系顔料、ペリレン系顔料、キナクリド
ン系顔料、ピロル系顔料、アンタントロン系顔料等が挙
げられる。又、無機材料では例えば酸化亜鉛、酸化チタ
ン、硫化カドミウム、セレン、ヒ素セレン、セレンテル
ル、シリコン、アモルファスシリコン等が挙げられる。
一方、キャリア輸送材料としては例えばヒドラゾン、ブ
タジエン誘導体、ポリビニルカルバゾール、ピラゾリ
ン、オキサジアゾール、オキサゾール、トリフェニルメ
タン、アミン誘導体、フルオレノン誘導体、ジフェノキ
ノン誘導体等が挙げられる。
【0008】前記無機材料からなるキャリア発生層の場
合は、真空蒸着、スパッタリング、化学的気相成長(C
VD)又はイオンプレーティング等の方法を用いて透光
性導電層2上に形成することができる。又、前記有機材
料からなるキャリア発生層及びキャリア輸送層の形成
は、前記材料を結着樹脂中に分散させロールコーティン
グ、ディッピング、スピンコーティング、キャスティン
グ、スプレー、ブレードコーティング、ワイヤーバーコ
ーティング等の方法により塗布して形成することができ
る。この場合結着樹脂としては、ポリカーボネート、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリレート、ポ
リビニルアセテート、シリコーン樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルブチ
ラール、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂等を用いる
ことができる。又、これらの結着樹脂を溶解する有機溶
剤としては、トルエン、メチルエチルケトン、ジクロロ
メタン、ジクロロエタン、クロルベンゼン、酢酸エチ
ル、メチルアルコール、エチルアルコール等が使用でき
る。
合は、真空蒸着、スパッタリング、化学的気相成長(C
VD)又はイオンプレーティング等の方法を用いて透光
性導電層2上に形成することができる。又、前記有機材
料からなるキャリア発生層及びキャリア輸送層の形成
は、前記材料を結着樹脂中に分散させロールコーティン
グ、ディッピング、スピンコーティング、キャスティン
グ、スプレー、ブレードコーティング、ワイヤーバーコ
ーティング等の方法により塗布して形成することができ
る。この場合結着樹脂としては、ポリカーボネート、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリレート、ポ
リビニルアセテート、シリコーン樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルブチ
ラール、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂等を用いる
ことができる。又、これらの結着樹脂を溶解する有機溶
剤としては、トルエン、メチルエチルケトン、ジクロロ
メタン、ジクロロエタン、クロルベンゼン、酢酸エチ
ル、メチルアルコール、エチルアルコール等が使用でき
る。
【0009】機能分離型積層系のキャリア発生層として
用いられる場合の有機顔料は、真空蒸着、スパッタリン
グ、化学的気相成長(CVD)又はイオンプレーティン
グ等の方法を用いて透光性導電層2上に形成することも
できる。単層系の光導電層としては、前述の樹脂分散さ
れたキャリア発生材料もしくはこの塗工液に前述のキャ
リア輸送材料を適当量添加したものをロールコーティン
グ、ディッピング、スピンコーティング、キャスティン
グ、スプレーコーティング、ブレードコーティング、ワ
イヤーバーコーティング等で塗布して形成する。光導電
層3は、層厚として0.5〜30μm程度、好ましくは
3〜20μmである。
用いられる場合の有機顔料は、真空蒸着、スパッタリン
グ、化学的気相成長(CVD)又はイオンプレーティン
グ等の方法を用いて透光性導電層2上に形成することも
できる。単層系の光導電層としては、前述の樹脂分散さ
れたキャリア発生材料もしくはこの塗工液に前述のキャ
リア輸送材料を適当量添加したものをロールコーティン
グ、ディッピング、スピンコーティング、キャスティン
グ、スプレーコーティング、ブレードコーティング、ワ
イヤーバーコーティング等で塗布して形成する。光導電
層3は、層厚として0.5〜30μm程度、好ましくは
3〜20μmである。
【0010】本発明の電子写真感光体は前記透光性導電
層2と光導電層3との間にカゼイン、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルブチラール、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、セルロース誘導体等を塗布して形成するバ
リアー層、あるいはアモルファスシリコンや酸化チタン
等の無機系酸化物等を蒸着して形成するバリアー層を電
荷注入阻止の目的で設けてもよい。バリアー層の層厚は
0.01〜10μmが好ましい。上記の材料および層構
成からなる本発明の電子写真感光体を用いる背面露光同
時現像方式においては、前述のとおり、電子写真感光体
の表面上に電荷が存在すると非画像部のかぶりが発生す
る。これは感光体表面に電荷が存在すると、トナーとの
結び付きにより、電荷を中和しようとする作用が働くた
めである。すなわちこのような背面露光同時現像方式
で、かぶりをなくすためには、感光体表面にある電荷を
感光体中に電荷注入させ、感光体表面近傍に電荷を存在
させる必要がある。そこで感光体中に電荷を注入する手
段として、導電性又は半導電性材料を感光体中の少なく
とも表面に添加することが有効となる。
層2と光導電層3との間にカゼイン、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルブチラール、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂、セルロース誘導体等を塗布して形成するバ
リアー層、あるいはアモルファスシリコンや酸化チタン
等の無機系酸化物等を蒸着して形成するバリアー層を電
荷注入阻止の目的で設けてもよい。バリアー層の層厚は
0.01〜10μmが好ましい。上記の材料および層構
成からなる本発明の電子写真感光体を用いる背面露光同
時現像方式においては、前述のとおり、電子写真感光体
の表面上に電荷が存在すると非画像部のかぶりが発生す
る。これは感光体表面に電荷が存在すると、トナーとの
結び付きにより、電荷を中和しようとする作用が働くた
めである。すなわちこのような背面露光同時現像方式
で、かぶりをなくすためには、感光体表面にある電荷を
感光体中に電荷注入させ、感光体表面近傍に電荷を存在
させる必要がある。そこで感光体中に電荷を注入する手
段として、導電性又は半導電性材料を感光体中の少なく
とも表面に添加することが有効となる。
【0011】本発明において感光体中少なくともその表
面に導電性又は半導電性の材料を添加する方法として
は、光導電層用塗液に適当量の前記材料を添加し、それ
を塗工することにより得るか、又は光導電層の表面に前
記材料を樹脂中に分散した塗工液を塗布してオーバーコ
ート層中に添加することも可能である。ここで使用され
る導電性又は半導電性材料は、一般に導電性又は半導電
性を有している材料を、バインダー等との相容性や分散
性を考慮して、適当に選択すればよい。ここに用いられ
る導電性又は半導電性材料は下記のとおりである。無機
質材料の微粒子としては酸化スズ、酸化スズアンチモ
ン、酸化インジウム、酸化インジウムスズ、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ニッケ
ル、炭化チタン、窒化チタン、炭化タングステン、炭化
珪素、チタン酸カリウム等の無機化合物や、銅粉、アル
ミニウム粉、鉄粉等の金属粉の他、銅ファイバー、ステ
ンレスファイバー等の繊維やカーボンブラックが使用で
きる。有機質材料の微粒子としては、カーボンブラック
等の導電性微粒子を含有したポリメチルメタクリレート
樹脂粉末や、カーボンファイバー等の有機繊維系導電材
料を使用することができる。これらのものはいずれもシ
リコーン樹脂などに分散して使用することができる。
面に導電性又は半導電性の材料を添加する方法として
は、光導電層用塗液に適当量の前記材料を添加し、それ
を塗工することにより得るか、又は光導電層の表面に前
記材料を樹脂中に分散した塗工液を塗布してオーバーコ
ート層中に添加することも可能である。ここで使用され
る導電性又は半導電性材料は、一般に導電性又は半導電
性を有している材料を、バインダー等との相容性や分散
性を考慮して、適当に選択すればよい。ここに用いられ
る導電性又は半導電性材料は下記のとおりである。無機
質材料の微粒子としては酸化スズ、酸化スズアンチモ
ン、酸化インジウム、酸化インジウムスズ、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ニッケ
ル、炭化チタン、窒化チタン、炭化タングステン、炭化
珪素、チタン酸カリウム等の無機化合物や、銅粉、アル
ミニウム粉、鉄粉等の金属粉の他、銅ファイバー、ステ
ンレスファイバー等の繊維やカーボンブラックが使用で
きる。有機質材料の微粒子としては、カーボンブラック
等の導電性微粒子を含有したポリメチルメタクリレート
樹脂粉末や、カーボンファイバー等の有機繊維系導電材
料を使用することができる。これらのものはいずれもシ
リコーン樹脂などに分散して使用することができる。
【0012】これらの導電性又は半導電性材料の光導電
層もしくはオーバーコート層への添加量は、使用する導
電性物質の導電度や併用する樹脂成分の絶縁抵抗、顔料
の種類や配合によって、適宜決定されるが、通常は添加
する層の全固型分中には0.1重量%〜100重量%
で、好ましくは1重量%〜50重量%である。添加量が
0.1重量%を下回れば導電性が不足し感光体中に電荷
が注入され難くなり、感光体表面に電荷が存在するため
に、前述の如く非画像部にかぶりを生じる。逆に導電性
又は半導電性材料の添加量が100重量%より多いと感
光体表面近傍に電荷が流れてしまい、そのために全面現
像が起り黒べたとなり、鮮明な画像が得られなくなる。
層もしくはオーバーコート層への添加量は、使用する導
電性物質の導電度や併用する樹脂成分の絶縁抵抗、顔料
の種類や配合によって、適宜決定されるが、通常は添加
する層の全固型分中には0.1重量%〜100重量%
で、好ましくは1重量%〜50重量%である。添加量が
0.1重量%を下回れば導電性が不足し感光体中に電荷
が注入され難くなり、感光体表面に電荷が存在するため
に、前述の如く非画像部にかぶりを生じる。逆に導電性
又は半導電性材料の添加量が100重量%より多いと感
光体表面近傍に電荷が流れてしまい、そのために全面現
像が起り黒べたとなり、鮮明な画像が得られなくなる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例及び比較例について説明
する。 実施例1 円筒状のガラスからなる透光性支持体の表面上にITO
をスパッタリングして透光性導電層を形成し、該透光性
導電層上にアルコール可溶性ポリアミド(東レ社製、C
M−8000)を乾燥後の膜厚が1.0μmになるよう
に塗布してバリアー層を設けた。一方、下記組成よりな
る配合物をガラスビーズを用いた分散装置により、2時
間分散した塗液を調製し、これを塗布し60℃で10分
間常圧乾燥後、50℃で3時間真空乾燥し、厚さ0.5
μmのキャリア発生層を得た。 ・X型無金属フタロシアニン 2重量部 ・ポリビニルブチラール樹脂 1重量部 (電気化学工業社製、#4000−1) ・ジクロロエタン 97重量部 このキャリア発生層上に下記の組成物を2時間混合溶解
して得られる塗液を塗布し上記同様の乾燥をして厚さ1
0μmのキャリア輸送層を作成し、本発明の電子写真感
光体を得た。 ・ヒドラゾン化合物 10重量部
する。 実施例1 円筒状のガラスからなる透光性支持体の表面上にITO
をスパッタリングして透光性導電層を形成し、該透光性
導電層上にアルコール可溶性ポリアミド(東レ社製、C
M−8000)を乾燥後の膜厚が1.0μmになるよう
に塗布してバリアー層を設けた。一方、下記組成よりな
る配合物をガラスビーズを用いた分散装置により、2時
間分散した塗液を調製し、これを塗布し60℃で10分
間常圧乾燥後、50℃で3時間真空乾燥し、厚さ0.5
μmのキャリア発生層を得た。 ・X型無金属フタロシアニン 2重量部 ・ポリビニルブチラール樹脂 1重量部 (電気化学工業社製、#4000−1) ・ジクロロエタン 97重量部 このキャリア発生層上に下記の組成物を2時間混合溶解
して得られる塗液を塗布し上記同様の乾燥をして厚さ1
0μmのキャリア輸送層を作成し、本発明の電子写真感
光体を得た。 ・ヒドラゾン化合物 10重量部
【化1】 ・ポリカーボネート樹脂 9重量部 (帝人化成社製、パンライトL1250) ・酸化スズアンチモン 1重量部 (関東電化社製) ・ジクロロエタン 80重量部
【0014】実施例2 実施例1のキャリア輸送層用の塗液を下記組成の塗液を
用いた他は実施例1と同様にして本発明の電子写真感光
体を得た。 ・スチリル化合物 10重量部
用いた他は実施例1と同様にして本発明の電子写真感光
体を得た。 ・スチリル化合物 10重量部
【化2】 ・ポリカーボネート樹脂 9.7重量部 (帝人化成社製、パンライトL1250) ・カーボンブラック 0.3重量部 (ライオンアクゾ社製、ケッチェンブラックEC) ・ジクロロエタン 80重量部
【0015】実施例3 実施例1と同様にガラスの円筒基体上にITOの透光性
導電層及びポリアミドのバリアー層を設け、そのバリア
ー層上に下記組成よりなり、ガラスビーズを用いた分散
装置により4時間分散した塗液を塗布し、60℃で10
分間乾燥後50℃で3時間真空乾燥し、厚さ10μmの
光導電層を設け、本発明の電子写真感光体を得た。 ・チタニルフタロシアニン 2重量部 ・ポリカーボネート樹脂 5.7重量部 (帝人化成社製、パンライトL1250) ・酸化チタン・酸化スズ(酸化アンチモンドープ) 0.3重量部 (三菱金属社製、W−10) ・ジクロロエタン 92重量部
導電層及びポリアミドのバリアー層を設け、そのバリア
ー層上に下記組成よりなり、ガラスビーズを用いた分散
装置により4時間分散した塗液を塗布し、60℃で10
分間乾燥後50℃で3時間真空乾燥し、厚さ10μmの
光導電層を設け、本発明の電子写真感光体を得た。 ・チタニルフタロシアニン 2重量部 ・ポリカーボネート樹脂 5.7重量部 (帝人化成社製、パンライトL1250) ・酸化チタン・酸化スズ(酸化アンチモンドープ) 0.3重量部 (三菱金属社製、W−10) ・ジクロロエタン 92重量部
【0016】実施例4 実施例3の光導電層の塗液の代わりに下記組成の塗液を
用いた他は実施例3と同様にして本発明の電子写真感光
体を得た。 ・X型無金属フタロシアニン 3重量部 ・ポリエステル樹脂 6重量部 (ユニチカ社製、エリーテルUE3200) ・炭化タングステン 1.8重量部 (白水化学社製) ・ジクロロエタン 89.2重量部
用いた他は実施例3と同様にして本発明の電子写真感光
体を得た。 ・X型無金属フタロシアニン 3重量部 ・ポリエステル樹脂 6重量部 (ユニチカ社製、エリーテルUE3200) ・炭化タングステン 1.8重量部 (白水化学社製) ・ジクロロエタン 89.2重量部
【0017】実施例5 実施例1のキャリア輸送層用の塗液を下記組成の塗液を
用いた他は実施例1と同様にして本発明の電子写真感光
体を得た。 ・ヒドラゾン化合物 10重量部
用いた他は実施例1と同様にして本発明の電子写真感光
体を得た。 ・ヒドラゾン化合物 10重量部
【化3】 ・ポリカーボネート樹脂 9重量部 (帝人化成社製、パンライトL1250) ・磁性粉 1重量部 (関東電化社製、KBI20V) ・ジクロロエタン 80重量部
【0018】比較例1 実施例1のキャリア輸送層用の塗液の代わりに、下記組
成の塗液を用いた他は実施例1と同様にして比較用の電
子写真感光体を得た。 ・ヒドラゾン化合物 10重量部
成の塗液を用いた他は実施例1と同様にして比較用の電
子写真感光体を得た。 ・ヒドラゾン化合物 10重量部
【化4】 ・ポリカーボネート樹脂 10重量部 (帝人化成社製、パンライトL1250) ・ジクロロエタン 80重量部
【0019】比較例2 実施例3の光導電層の塗液の代わりに下記組成の塗液を
用いた他は実施例3と同様にして比較用の電子写真感光
体を得た。 ・チタニルフタロシアニン 2重量部 ・ポリカーボネート樹脂 6重量部 (帝人化成社製、パンライトL1250) ・ジクロロエタン 92重量部
用いた他は実施例3と同様にして比較用の電子写真感光
体を得た。 ・チタニルフタロシアニン 2重量部 ・ポリカーボネート樹脂 6重量部 (帝人化成社製、パンライトL1250) ・ジクロロエタン 92重量部
【0020】以上の操作で得られた実施例1〜5及び比
較例1〜2の電子写真感光体を図3に示すような背面露
光同時現像方式の電子写真装置にセットし画像評価し
た。この効果を表1に示す。なお、表1において、かぶ
りは現像剤を電子写真感光体上に現像した後、感光体上
の非画像部をテープはく離し、そのはく離したテープと
テープそのものの白色度差を日本電色社製のハンター色
差計で測定したものである。この時使用した現像剤は、
トナー抵抗106 Ω・cmの導電性磁性トナーを用い
た。
較例1〜2の電子写真感光体を図3に示すような背面露
光同時現像方式の電子写真装置にセットし画像評価し
た。この効果を表1に示す。なお、表1において、かぶ
りは現像剤を電子写真感光体上に現像した後、感光体上
の非画像部をテープはく離し、そのはく離したテープと
テープそのものの白色度差を日本電色社製のハンター色
差計で測定したものである。この時使用した現像剤は、
トナー抵抗106 Ω・cmの導電性磁性トナーを用い
た。
【0021】
【表1】
【0022】表1の結果から明らかなように、本発明の
電子写真感光体は、かぶりが少ないものであった。又、
現像剤を電子写真感光体上に現像した後、電子写真感光
体のベタ画像をテープ剥離し、その剥離したテープをマ
クベス社製の反射型画像濃度計RD−914で測定した
ところ、本発明の電子写真感光体は1.1〜1.3の十
分な画像濃度を有するものであった。これに対して比較
用の電子写真感光体は、かぶりが発生し実用上問題を有
するものであった。
電子写真感光体は、かぶりが少ないものであった。又、
現像剤を電子写真感光体上に現像した後、電子写真感光
体のベタ画像をテープ剥離し、その剥離したテープをマ
クベス社製の反射型画像濃度計RD−914で測定した
ところ、本発明の電子写真感光体は1.1〜1.3の十
分な画像濃度を有するものであった。これに対して比較
用の電子写真感光体は、かぶりが発生し実用上問題を有
するものであった。
【発明の効果】本発明によれば、背面露光同時現像方式
の画像形成方法からなる電子写真装置に適しており、本
発明の電子写真感光体を使用すると、かぶりの少なく、
画像濃度を十分有する良好な画像特性を得ることができ
る。
の画像形成方法からなる電子写真装置に適しており、本
発明の電子写真感光体を使用すると、かぶりの少なく、
画像濃度を十分有する良好な画像特性を得ることができ
る。
【図1】本発明の電子写真感光体断面図。
【図2】従来の電子写真方式の構成図。
【図3】背面露光同時現像方式の電子写真装置の概略
図。
図。
【図4】背面露光同時現像方式の電子写真装置の概略図
である。
である。
1 透光性支持体 2 透光性導電層 3 光導電層 11 電子写真感光体 12 コロナ帯電器 13 露光器 14 現像器 15 現像剤 16 コロナ転写器 17 記録紙 21 電子写真感光体 22 現像剤 23 露光器 24 現像器 25 転写ローラー 26 記録紙 27 帯露ローラー
Claims (2)
- 【請求項1】 透光性支持体上に透光性導電層と光導電
層を順次積層してなる背面露光同時現像方式用の電子写
真感光体であって、該感光体中少なくともその表面に、
導電性又は半導電性の無機質材料もしくは有機質材料の
微粒子もしくは繊維を含有せしめたことを特徴とする電
子写真感光体。 - 【請求項2】 無機質材料が無機化合物、金属もしくは
カーボンブラックである請求項1記載の電子写真感光
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9517393A JPH06289632A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9517393A JPH06289632A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06289632A true JPH06289632A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=14130369
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9517393A Withdrawn JPH06289632A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06289632A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09325509A (ja) * | 1996-06-07 | 1997-12-16 | Canon Inc | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP9517393A patent/JPH06289632A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09325509A (ja) * | 1996-06-07 | 1997-12-16 | Canon Inc | 電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカ−トリッジ及び電子写真装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |