JPH06289908A - Imcコントローラ - Google Patents
ImcコントローラInfo
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- JPH06289908A JPH06289908A JP5095087A JP9508793A JPH06289908A JP H06289908 A JPH06289908 A JP H06289908A JP 5095087 A JP5095087 A JP 5095087A JP 9508793 A JP9508793 A JP 9508793A JP H06289908 A JPH06289908 A JP H06289908A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal model
- control
- output
- amount
- unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御対象プロセスにヒステリシス、非線形
性、又は時変性が存在しても精度と信頼性の高い制御を
行うことができるIMCコントローラを提供する。 【構成】 目標値rが入力された目標値フィルタ部2の
出力からフィードバック量eが第1の減算処理部3にて
減算される。この減算出力から操作量演算部4にて操作
量uが演算され制御対象プロセスへ出力される。第2の
減算処理部8にて制御対象プロセスの制御量yから内部
モデル出力演算部6bからの参照制御量ymが減算され
てフィードバック量eとなる。内部モデル選択処理部1
1によって内部モデル候補記憶部10に記憶された内部
モデルの候補中から制御条件に応じた内部モデルが選択
される。そして、この選択された内部モデルのパラメー
タが内部モデル記憶部6aに出力されることにより、内
部モデルが変更されて制御対象プロセスの特性の変化に
対応する。
性、又は時変性が存在しても精度と信頼性の高い制御を
行うことができるIMCコントローラを提供する。 【構成】 目標値rが入力された目標値フィルタ部2の
出力からフィードバック量eが第1の減算処理部3にて
減算される。この減算出力から操作量演算部4にて操作
量uが演算され制御対象プロセスへ出力される。第2の
減算処理部8にて制御対象プロセスの制御量yから内部
モデル出力演算部6bからの参照制御量ymが減算され
てフィードバック量eとなる。内部モデル選択処理部1
1によって内部モデル候補記憶部10に記憶された内部
モデルの候補中から制御条件に応じた内部モデルが選択
される。そして、この選択された内部モデルのパラメー
タが内部モデル記憶部6aに出力されることにより、内
部モデルが変更されて制御対象プロセスの特性の変化に
対応する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はIMC(Internal Model
Control)構造の制御アルゴリズムを用いたコントロー
ラに関し、特に制御条件に応じて内部モデルを変更する
ことができるコントローラに関するものである。
Control)構造の制御アルゴリズムを用いたコントロー
ラに関し、特に制御条件に応じて内部モデルを変更する
ことができるコントローラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より汎用コントローラとしてPID
制御を用いたものが一般に使用されている。PIDコン
トローラは、PID動作を行う操作部によって、目標値
(例えばこのコントローラが室内空調機であれば室内温
度設定値に相当する)とフィードバック量との差からこ
のコントローラの出力である操作量(室内空調機から出
る温風又は冷風の温度)を演算し、この操作量を制御対
象プロセス(室内環境)へ出力してその制御結果である
制御量(室内温度)をフィードバック量として戻すフィ
ードバック制御系である。しかし、PIDコントローラ
には、操作量が出力されてから制御対象プロセスにおけ
る制御量に変化が現れるまでの時間(例えば室内空調機
ならば温風が出てから室内温度が上昇するまでの時間)
であるむだ時間が大きい場合の対応が難しいという問題
点があった。
制御を用いたものが一般に使用されている。PIDコン
トローラは、PID動作を行う操作部によって、目標値
(例えばこのコントローラが室内空調機であれば室内温
度設定値に相当する)とフィードバック量との差からこ
のコントローラの出力である操作量(室内空調機から出
る温風又は冷風の温度)を演算し、この操作量を制御対
象プロセス(室内環境)へ出力してその制御結果である
制御量(室内温度)をフィードバック量として戻すフィ
ードバック制御系である。しかし、PIDコントローラ
には、操作量が出力されてから制御対象プロセスにおけ
る制御量に変化が現れるまでの時間(例えば室内空調機
ならば温風が出てから室内温度が上昇するまでの時間)
であるむだ時間が大きい場合の対応が難しいという問題
点があった。
【0003】そこで、制御対象プロセスを数式表現した
内部モデルを組み込んで制御を行うIMC構造の制御ア
ルゴリズムを用いたコントローラが提案されている。図
7はこのIMCコントローラを用いた制御系のブロック
線図である。43は目標値から後述するフィードバック
量を減算する第1の減算処理部、42は第1の減算処理
部43の出力の変化が急激に伝わらないようにするため
のフィルタ部、44はフィルタ部42の出力に基づいて
操作量を演算する操作部、46は制御対象プロセスを数
式で近似したものであって制御対象プロセスの制御量に
相当する参照制御量を出力する内部モデル、48は制御
量から内部モデル46からの参照制御量を減算してフィ
ードバック量を出力する第2の減算処理部、50は制御
対象プロセスである。また、F、Gc、Gm、Gpはそ
れぞれフィルタ部42、操作部44、内部モデル46、
制御対象プロセス50の伝達関数、rは目標値、uは操
作量、dは例えば室内環境に対する室外環境等に相当す
る外乱、yは制御量、ymは参照制御量、eはフィード
バック量である。
内部モデルを組み込んで制御を行うIMC構造の制御ア
ルゴリズムを用いたコントローラが提案されている。図
7はこのIMCコントローラを用いた制御系のブロック
線図である。43は目標値から後述するフィードバック
量を減算する第1の減算処理部、42は第1の減算処理
部43の出力の変化が急激に伝わらないようにするため
のフィルタ部、44はフィルタ部42の出力に基づいて
操作量を演算する操作部、46は制御対象プロセスを数
式で近似したものであって制御対象プロセスの制御量に
相当する参照制御量を出力する内部モデル、48は制御
量から内部モデル46からの参照制御量を減算してフィ
ードバック量を出力する第2の減算処理部、50は制御
対象プロセスである。また、F、Gc、Gm、Gpはそ
れぞれフィルタ部42、操作部44、内部モデル46、
制御対象プロセス50の伝達関数、rは目標値、uは操
作量、dは例えば室内環境に対する室外環境等に相当す
る外乱、yは制御量、ymは参照制御量、eはフィード
バック量である。
【0004】次に、このようなIMCコントローラの動
作を説明する。まず、第1の減算処理部43にて目標値
rからフィードバック量eが減算され、この結果がフィ
ルタ部42に出力される。次に、操作部44にてフィル
タ部42の出力から操作量uが演算され、制御対象プロ
セス50とコントローラの内部モデル46へ出力され
る。そして、第2の減算処理部48にて制御対象プロセ
ス50の制御量yから制御対象プロセス50の近似的な
動作をする内部モデル46からの参照制御量ymが減算
され、この結果がフィードバック量eとして第1の減算
処理部43へフィードバックされるフィードバック制御
系が構成されている。
作を説明する。まず、第1の減算処理部43にて目標値
rからフィードバック量eが減算され、この結果がフィ
ルタ部42に出力される。次に、操作部44にてフィル
タ部42の出力から操作量uが演算され、制御対象プロ
セス50とコントローラの内部モデル46へ出力され
る。そして、第2の減算処理部48にて制御対象プロセ
ス50の制御量yから制御対象プロセス50の近似的な
動作をする内部モデル46からの参照制御量ymが減算
され、この結果がフィードバック量eとして第1の減算
処理部43へフィードバックされるフィードバック制御
系が構成されている。
【0005】このようなIMCコントローラの内部モデ
ル46は、制御対象プロセス50と全く同一になるよう
に数式表現されるのが理想的であり、通常、制御対象プ
ロセス50をゲイン、むだ時間、及び時定数というパラ
メータからなる特性を有するものとして数式表現する。
また、操作部44は、内部モデル46の伝達関数の逆特
性(1/Gm)になるのが理想的であるが、内部モデル
46にあるむだ時間の要素については逆数化は不可能な
ので、通常はむだ時間の要素は無視する。
ル46は、制御対象プロセス50と全く同一になるよう
に数式表現されるのが理想的であり、通常、制御対象プ
ロセス50をゲイン、むだ時間、及び時定数というパラ
メータからなる特性を有するものとして数式表現する。
また、操作部44は、内部モデル46の伝達関数の逆特
性(1/Gm)になるのが理想的であるが、内部モデル
46にあるむだ時間の要素については逆数化は不可能な
ので、通常はむだ時間の要素は無視する。
【0006】よって、制御量yは、このような構成によ
り目標値r、外乱dから次式にて求めることができる。 y=F×Gp×Gc×r/{1+F×Gc×(Gp−Gm)} +(1−F×Gm×Gc)×d/{1+F×Gc×(Gp−Gm)} ・・・(1) ここで、内部モデル46の伝達関数Gmが制御対象プロ
セス50の伝達関数Gpに等しく、操作部44の伝達関
数Gcが内部モデル46の伝達関数の逆数(1/Gm=
1/Gp)に等しい理想的な状態を仮定すると、式
(1)は次式のようになる。 y=F×r+(1−F)×d ・・・(2)
り目標値r、外乱dから次式にて求めることができる。 y=F×Gp×Gc×r/{1+F×Gc×(Gp−Gm)} +(1−F×Gm×Gc)×d/{1+F×Gc×(Gp−Gm)} ・・・(1) ここで、内部モデル46の伝達関数Gmが制御対象プロ
セス50の伝達関数Gpに等しく、操作部44の伝達関
数Gcが内部モデル46の伝達関数の逆数(1/Gm=
1/Gp)に等しい理想的な状態を仮定すると、式
(1)は次式のようになる。 y=F×r+(1−F)×d ・・・(2)
【0007】更に、目標値rに急激な変化がない理想的
な条件であればフィルタ部42は不要となり、F=1に
できるので、制御量yは目標値rと等しくなり(y=
r)、外乱dの影響が全くない制御を実現できることに
なる。また、図7の制御系で外乱dに着目すると、制御
対象プロセス50と内部モデル46に大きなむだ時間が
あったとしても、両者は操作量uに対して同じ特性を示
すので、第2の減算処理部48の出力であるフィードバ
ック量eは外乱dのみとなり、外乱dを抑制できること
が分かる。
な条件であればフィルタ部42は不要となり、F=1に
できるので、制御量yは目標値rと等しくなり(y=
r)、外乱dの影響が全くない制御を実現できることに
なる。また、図7の制御系で外乱dに着目すると、制御
対象プロセス50と内部モデル46に大きなむだ時間が
あったとしても、両者は操作量uに対して同じ特性を示
すので、第2の減算処理部48の出力であるフィードバ
ック量eは外乱dのみとなり、外乱dを抑制できること
が分かる。
【0008】このようなIMCコントローラは、通常、
内部モデル46が1種類に限定された形で制御が行われ
る。ところが、制御対象プロセス50には、例えば室外
温度が30℃で室内温度を30℃から25℃に下げると
きと20℃から25℃に上げるときでは室内温度の変化
の仕方が異なる、すなわち制御量の下降時と上昇時で特
性が異なるヒステリシスが存在する場合がある。また、
室外温度が30℃で室内温度を30℃から25℃に下げ
るときと25℃から20℃に下げるときのように制御条
件に依存してゲインや時定数が変化する非線形性が存在
する場合もあり、朝と夜で異なる室外温度に対して室内
温度を制御するときのように時間の経過に依存してゲイ
ンや時定数が変化する時変性が存在する場合もある。
内部モデル46が1種類に限定された形で制御が行われ
る。ところが、制御対象プロセス50には、例えば室外
温度が30℃で室内温度を30℃から25℃に下げると
きと20℃から25℃に上げるときでは室内温度の変化
の仕方が異なる、すなわち制御量の下降時と上昇時で特
性が異なるヒステリシスが存在する場合がある。また、
室外温度が30℃で室内温度を30℃から25℃に下げ
るときと25℃から20℃に下げるときのように制御条
件に依存してゲインや時定数が変化する非線形性が存在
する場合もあり、朝と夜で異なる室外温度に対して室内
温度を制御するときのように時間の経過に依存してゲイ
ンや時定数が変化する時変性が存在する場合もある。
【0009】このように制御対象プロセス50にヒステ
リシス、非線形性、又は時変性が存在する場合は、制御
条件の変化によって制御対象プロセス50の特性が変化
するので、内部モデル46に制御対象プロセス50に対
する事実上のモデル同定誤差が生じることになる。ま
た、上記の場合、内部モデル46の事実上のモデル同定
誤差を想定してフィルタ部42を設計する方法がある
が、この制御対象プロセス50の特性変化に基づくモデ
ル同定誤差を考慮すると、フィルタ部42の時定数は極
端に大きなものとなる。
リシス、非線形性、又は時変性が存在する場合は、制御
条件の変化によって制御対象プロセス50の特性が変化
するので、内部モデル46に制御対象プロセス50に対
する事実上のモデル同定誤差が生じることになる。ま
た、上記の場合、内部モデル46の事実上のモデル同定
誤差を想定してフィルタ部42を設計する方法がある
が、この制御対象プロセス50の特性変化に基づくモデ
ル同定誤差を考慮すると、フィルタ部42の時定数は極
端に大きなものとなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のIMCコントロ
ーラは以上のように構成されているので、制御対象プロ
セスにヒステリシス、非線形性、又は時変性が存在する
場合は内部モデルに事実上のモデル同定誤差が生じるの
で、制御が不安定になるという問題点があった。また、
上記のような内部モデルの事実上のモデル同定誤差を想
定して設計するとフィルタ部の時定数が極端に大きくな
り、目標値追従性が悪くなって実用上の支障が生じると
いう問題点があった。本発明は、上記課題を解決するた
めに、制御対象プロセスにヒステリシス、非線形性、又
は時変性が存在しても精度と信頼性の高い制御を行うこ
とができるIMCコントローラを提供することを目的と
する。
ーラは以上のように構成されているので、制御対象プロ
セスにヒステリシス、非線形性、又は時変性が存在する
場合は内部モデルに事実上のモデル同定誤差が生じるの
で、制御が不安定になるという問題点があった。また、
上記のような内部モデルの事実上のモデル同定誤差を想
定して設計するとフィルタ部の時定数が極端に大きくな
り、目標値追従性が悪くなって実用上の支障が生じると
いう問題点があった。本発明は、上記課題を解決するた
めに、制御対象プロセスにヒステリシス、非線形性、又
は時変性が存在しても精度と信頼性の高い制御を行うこ
とができるIMCコントローラを提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、目標値に基づ
く信号からフィードバック量を減算する第1の減算処理
部と、内部モデルのパラメータに基づいて第1の減算処
理部の出力から操作量を演算する操作量演算部と、内部
モデルのパラメータを記憶し、選択された内部モデルの
パラメータが入力されたときは記憶しているパラメータ
をこの選択された内部モデルのパラメータに更新する内
部モデル記憶部と、内部モデルのパラメータに基づいて
操作量演算部から出力された操作量から参照制御量を演
算する内部モデル出力演算部と、制御対象プロセスの制
御量から内部モデル出力演算部から出力された参照制御
量を減算してフィードバック量を出力する第2の減算処
理部と、動作時の制御条件を制御条件信号として出力す
る条件信号入力部と、制御条件の変化による制御対象プ
ロセスの特性の変化を想定した内部モデルのパラメータ
を内部モデルの候補として記憶する内部モデル候補記憶
部と、条件信号入力部から出力された制御条件信号に基
づいて内部モデル候補記憶部に記憶された候補中から制
御条件に応じた内部モデルを選択し、この選択された内
部モデルのパラメータを内部モデル記憶部に出力する内
部モデル選択処理部とを有するものである。
く信号からフィードバック量を減算する第1の減算処理
部と、内部モデルのパラメータに基づいて第1の減算処
理部の出力から操作量を演算する操作量演算部と、内部
モデルのパラメータを記憶し、選択された内部モデルの
パラメータが入力されたときは記憶しているパラメータ
をこの選択された内部モデルのパラメータに更新する内
部モデル記憶部と、内部モデルのパラメータに基づいて
操作量演算部から出力された操作量から参照制御量を演
算する内部モデル出力演算部と、制御対象プロセスの制
御量から内部モデル出力演算部から出力された参照制御
量を減算してフィードバック量を出力する第2の減算処
理部と、動作時の制御条件を制御条件信号として出力す
る条件信号入力部と、制御条件の変化による制御対象プ
ロセスの特性の変化を想定した内部モデルのパラメータ
を内部モデルの候補として記憶する内部モデル候補記憶
部と、条件信号入力部から出力された制御条件信号に基
づいて内部モデル候補記憶部に記憶された候補中から制
御条件に応じた内部モデルを選択し、この選択された内
部モデルのパラメータを内部モデル記憶部に出力する内
部モデル選択処理部とを有するものである。
【0012】また、目標値に基づく信号からフィードバ
ック量を減算する第1の減算処理部と、内部モデルのパ
ラメータに基づいて第1の減算処理部の出力から操作量
を演算する操作量演算部と、内部モデルのパラメータを
記憶し、推定された内部モデルのパラメータが入力され
たときは記憶しているパラメータをこの推定された内部
モデルのパラメータに更新する内部モデル記憶部と、内
部モデルのパラメータに基づいて操作量演算部から出力
された操作量から参照制御量を演算する内部モデル出力
演算部と、制御対象プロセスの制御量から内部モデル出
力演算部から出力された参照制御量を減算してフィード
バック量を出力する第2の減算処理部と、動作時の制御
条件を制御条件信号として出力する条件信号入力部と、
制御条件の変化による制御対象プロセスの特性の変化を
想定した代表的な内部モデルのパラメータを記憶する内
部モデル代表記憶部と、条件信号入力部から出力された
制御条件信号と内部モデル代表記憶部に記憶された代表
的な内部モデルのパラメータに基づいて、制御条件に応
じた内部モデルを推定し、この推定された内部モデルの
パラメータを内部モデル記憶部に出力する内部モデル推
定部とを有するものである。
ック量を減算する第1の減算処理部と、内部モデルのパ
ラメータに基づいて第1の減算処理部の出力から操作量
を演算する操作量演算部と、内部モデルのパラメータを
記憶し、推定された内部モデルのパラメータが入力され
たときは記憶しているパラメータをこの推定された内部
モデルのパラメータに更新する内部モデル記憶部と、内
部モデルのパラメータに基づいて操作量演算部から出力
された操作量から参照制御量を演算する内部モデル出力
演算部と、制御対象プロセスの制御量から内部モデル出
力演算部から出力された参照制御量を減算してフィード
バック量を出力する第2の減算処理部と、動作時の制御
条件を制御条件信号として出力する条件信号入力部と、
制御条件の変化による制御対象プロセスの特性の変化を
想定した代表的な内部モデルのパラメータを記憶する内
部モデル代表記憶部と、条件信号入力部から出力された
制御条件信号と内部モデル代表記憶部に記憶された代表
的な内部モデルのパラメータに基づいて、制御条件に応
じた内部モデルを推定し、この推定された内部モデルの
パラメータを内部モデル記憶部に出力する内部モデル推
定部とを有するものである。
【0013】また、内部モデル推定部の代わりに、内部
モデル代表記憶部に記憶された代表的な内部モデルのパ
ラメータに基づいてファジィ推論におけるメンバシップ
関数を設定し、このメンバシップ関数と条件信号入力部
から出力された制御条件信号に基づいて制御条件に応じ
た内部モデルを推定し、この推定された内部モデルのパ
ラメータを内部モデル記憶部に出力する内部モデル推定
処理部を有するものである。
モデル代表記憶部に記憶された代表的な内部モデルのパ
ラメータに基づいてファジィ推論におけるメンバシップ
関数を設定し、このメンバシップ関数と条件信号入力部
から出力された制御条件信号に基づいて制御条件に応じ
た内部モデルを推定し、この推定された内部モデルのパ
ラメータを内部モデル記憶部に出力する内部モデル推定
処理部を有するものである。
【0014】また、目標値に基づく信号からフィードバ
ック量を減算する第1の減算処理部と、内部モデルのパ
ラメータに基づいて第1の減算処理部の出力から操作量
を演算する操作量演算部と、内部モデルのパラメータを
記憶し、算出された内部モデルのパラメータが入力され
たときは記憶しているパラメータをこの算出された内部
モデルのパラメータに更新する内部モデル記憶部と、内
部モデルのパラメータに基づいて操作量演算部から出力
された操作量から参照制御量を演算する内部モデル出力
演算部と、制御対象プロセスの制御量から内部モデル出
力演算部から出力された参照制御量を減算してフィード
バック量を出力する第2の減算処理部と、動作時の制御
条件を制御条件信号として出力する条件信号入力部と、
条件信号入力部から出力された制御条件信号に基づいて
制御条件に応じた内部モデルを算出し、この算出された
内部モデルのパラメータを内部モデル記憶部に出力する
パラメータ算出処理部とを有するものである。
ック量を減算する第1の減算処理部と、内部モデルのパ
ラメータに基づいて第1の減算処理部の出力から操作量
を演算する操作量演算部と、内部モデルのパラメータを
記憶し、算出された内部モデルのパラメータが入力され
たときは記憶しているパラメータをこの算出された内部
モデルのパラメータに更新する内部モデル記憶部と、内
部モデルのパラメータに基づいて操作量演算部から出力
された操作量から参照制御量を演算する内部モデル出力
演算部と、制御対象プロセスの制御量から内部モデル出
力演算部から出力された参照制御量を減算してフィード
バック量を出力する第2の減算処理部と、動作時の制御
条件を制御条件信号として出力する条件信号入力部と、
条件信号入力部から出力された制御条件信号に基づいて
制御条件に応じた内部モデルを算出し、この算出された
内部モデルのパラメータを内部モデル記憶部に出力する
パラメータ算出処理部とを有するものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、第1の減算処理部にて目標値
に基づく信号からフィードバック量が減算され、操作量
演算部にてこの第1の減算処理部の出力から操作量が演
算されて制御対象プロセス及び内部モデル出力演算部へ
出力される。次いで、第2の減算処理部にて制御対象プ
ロセスの制御量から内部モデル出力演算部からの参照制
御量が減算され、この結果がフィードバック量として第
1の減算処理部へフィードバックされるフィードバック
制御系が構成されている。そして、内部モデル選択処理
部によって内部モデル候補記憶部に記憶された内部モデ
ルの候補中から制御条件に応じた内部モデルが選択さ
れ、この選択された内部モデルのパラメータが内部モデ
ル記憶部に出力されることにより、内部モデルが変更さ
れる。
に基づく信号からフィードバック量が減算され、操作量
演算部にてこの第1の減算処理部の出力から操作量が演
算されて制御対象プロセス及び内部モデル出力演算部へ
出力される。次いで、第2の減算処理部にて制御対象プ
ロセスの制御量から内部モデル出力演算部からの参照制
御量が減算され、この結果がフィードバック量として第
1の減算処理部へフィードバックされるフィードバック
制御系が構成されている。そして、内部モデル選択処理
部によって内部モデル候補記憶部に記憶された内部モデ
ルの候補中から制御条件に応じた内部モデルが選択さ
れ、この選択された内部モデルのパラメータが内部モデ
ル記憶部に出力されることにより、内部モデルが変更さ
れる。
【0016】また、内部モデル推定部によって内部モデ
ル代表記憶部に記憶された代表的な内部モデルに基づい
て制御条件に応じた内部モデルが推定され、この推定さ
れた内部モデルのパラメータが内部モデル記憶部に出力
されることにより、内部モデルが変更される。
ル代表記憶部に記憶された代表的な内部モデルに基づい
て制御条件に応じた内部モデルが推定され、この推定さ
れた内部モデルのパラメータが内部モデル記憶部に出力
されることにより、内部モデルが変更される。
【0017】また、内部モデル推定処理部によって、内
部モデル代表記憶部に記憶された代表的な内部モデルに
基づいてファジィ推論におけるメンバシップ関数が設定
されて制御条件に応じた内部モデルが推定され、この推
定された内部モデルのパラメータが内部モデル記憶部に
出力されることにより、内部モデルが変更される。
部モデル代表記憶部に記憶された代表的な内部モデルに
基づいてファジィ推論におけるメンバシップ関数が設定
されて制御条件に応じた内部モデルが推定され、この推
定された内部モデルのパラメータが内部モデル記憶部に
出力されることにより、内部モデルが変更される。
【0018】また、パラメータ算出処理部によって制御
条件に応じた内部モデルが算出され、この算出された内
部モデルのパラメータが内部モデル記憶部に出力される
ことにより、内部モデルが変更される。
条件に応じた内部モデルが算出され、この算出された内
部モデルのパラメータが内部モデル記憶部に出力される
ことにより、内部モデルが変更される。
【0019】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示すIMCコント
ローラのブロック図、図2はこのIMCコントローラを
用いた制御系のブロック線図である。図1において、1
は図示しないオペレータによって設定された目標値rを
このコントローラに入力する目標値入力部、2は目標値
入力部1からの目標値rを伝達関数が1次遅れの特性で
出力する目標値フィルタ部、3は目標値フィルタ部2の
出力からフィードバック量eを減算する第1の減算処理
部、4は後述する内部モデル記憶部からのパラメータに
基づいて第1の減算処理部3の出力から操作量uを演算
する操作量演算部、5は操作量演算部4から出力された
操作量uを図1では図示しない制御対象プロセスへ出力
する信号出力部である。
ローラのブロック図、図2はこのIMCコントローラを
用いた制御系のブロック線図である。図1において、1
は図示しないオペレータによって設定された目標値rを
このコントローラに入力する目標値入力部、2は目標値
入力部1からの目標値rを伝達関数が1次遅れの特性で
出力する目標値フィルタ部、3は目標値フィルタ部2の
出力からフィードバック量eを減算する第1の減算処理
部、4は後述する内部モデル記憶部からのパラメータに
基づいて第1の減算処理部3の出力から操作量uを演算
する操作量演算部、5は操作量演算部4から出力された
操作量uを図1では図示しない制御対象プロセスへ出力
する信号出力部である。
【0020】また、6aはこのIMCコントローラの内
部モデルのパラメータを記憶する内部モデル記憶部、6
bは内部モデル記憶部6aから出力されたパラメータに
基づいて内部モデルとしての演算を行い参照制御量ym
を出力する内部モデル出力演算部、7は制御対象プロセ
スからの制御量yをこのIMCコントローラに入力する
制御量入力部、8は制御量入力部7から出力された制御
量yから内部モデル出力演算部6bから出力された参照
制御量ymを減算してフィードバック量eを出力する第
2の減算処理部である。
部モデルのパラメータを記憶する内部モデル記憶部、6
bは内部モデル記憶部6aから出力されたパラメータに
基づいて内部モデルとしての演算を行い参照制御量ym
を出力する内部モデル出力演算部、7は制御対象プロセ
スからの制御量yをこのIMCコントローラに入力する
制御量入力部、8は制御量入力部7から出力された制御
量yから内部モデル出力演算部6bから出力された参照
制御量ymを減算してフィードバック量eを出力する第
2の減算処理部である。
【0021】また、9は目標値入力部1から出力された
目標値rと制御量入力部7から出力された制御量yに基
づいて制御条件信号を出力する条件信号入力部、10は
制御条件の変化による制御対象プロセス50の特性の変
化を想定した内部モデル6のパラメータを内部モデル6
の候補として記憶する内部モデル候補記憶部である。ま
た、11は内部モデル選択処理部であり、条件信号入力
部9から出力された制御条件信号に基づいて内部モデル
候補記憶部10に記憶された候補中から該当する候補を
選択し、そのパラメータを内部モデル記憶部6aに出力
することにより内部モデルを変更させる。
目標値rと制御量入力部7から出力された制御量yに基
づいて制御条件信号を出力する条件信号入力部、10は
制御条件の変化による制御対象プロセス50の特性の変
化を想定した内部モデル6のパラメータを内部モデル6
の候補として記憶する内部モデル候補記憶部である。ま
た、11は内部モデル選択処理部であり、条件信号入力
部9から出力された制御条件信号に基づいて内部モデル
候補記憶部10に記憶された候補中から該当する候補を
選択し、そのパラメータを内部モデル記憶部6aに出力
することにより内部モデルを変更させる。
【0022】図2において、4aは操作量演算部4の内
部にあって、第1の減算処理部3の出力を伝達関数が1
次遅れの特性で出力する目標値・外乱フィルタ部、4b
は同じくその内部にあって目標値・外乱フィルタ部4a
の出力から操作量uを演算する操作部、6は内部モデル
記憶部6a及び内部モデル出力演算部6bからなる内部
モデル、F1は目標値フィルタ部2の伝達関数、F2は
目標値・外乱フィルタ部4aの伝達関数である。なお、
図2は図1のIMCコントローラから条件信号入力部
9、内部モデル候補記憶部10、及び内部モデル選択処
理部11を除く本来のコントローラと、制御対象プロセ
ス50及び外乱dとを含めて制御系として書き直したも
のである。
部にあって、第1の減算処理部3の出力を伝達関数が1
次遅れの特性で出力する目標値・外乱フィルタ部、4b
は同じくその内部にあって目標値・外乱フィルタ部4a
の出力から操作量uを演算する操作部、6は内部モデル
記憶部6a及び内部モデル出力演算部6bからなる内部
モデル、F1は目標値フィルタ部2の伝達関数、F2は
目標値・外乱フィルタ部4aの伝達関数である。なお、
図2は図1のIMCコントローラから条件信号入力部
9、内部モデル候補記憶部10、及び内部モデル選択処
理部11を除く本来のコントローラと、制御対象プロセ
ス50及び外乱dとを含めて制御系として書き直したも
のである。
【0023】次に、このようなIMCコントローラの動
作を説明する。目標値rは、このIMCコントローラの
オペレータ等によって設定され、目標値入力部1を介し
て目標値フィルタ部2に入力される。目標値フィルタ部
2は、目標値rをその時定数をT1とする次式のような
伝達関数F1の特性で出力する。 F1=1/(1+T1×s) ・・・(3) 次に、第1の減算処理部3は、この目標値フィルタ部2
の出力から第2の減算処理部8から出力されるフィード
バック量eを減算する。
作を説明する。目標値rは、このIMCコントローラの
オペレータ等によって設定され、目標値入力部1を介し
て目標値フィルタ部2に入力される。目標値フィルタ部
2は、目標値rをその時定数をT1とする次式のような
伝達関数F1の特性で出力する。 F1=1/(1+T1×s) ・・・(3) 次に、第1の減算処理部3は、この目標値フィルタ部2
の出力から第2の減算処理部8から出力されるフィード
バック量eを減算する。
【0024】そして、操作量演算部4内の目標値・外乱
フィルタ部4aは、第1の減算処理部3の出力をその時
定数をT2とする次式のような伝達関数F2の特性で出
力する。 F2=1/(1+T2×s) ・・・(4) また、同じくその内部の操作部4bは、目標値・外乱フ
ィルタ部4aの出力から操作量uを演算するが、その伝
達関数Gcは内部モデル記憶部6aから出力された内部
モデル6のゲイン及び時定数により次式となり、図7の
例と同様にむだ時間Lmの要素を除いた内部モデル6の
伝達関数Gmの逆数となっている。 Gc=(1+Tm×s)/Km ・・・(5) ここで、Km、Tmはそれぞれ内部モデル6のゲイン、
時定数である。
フィルタ部4aは、第1の減算処理部3の出力をその時
定数をT2とする次式のような伝達関数F2の特性で出
力する。 F2=1/(1+T2×s) ・・・(4) また、同じくその内部の操作部4bは、目標値・外乱フ
ィルタ部4aの出力から操作量uを演算するが、その伝
達関数Gcは内部モデル記憶部6aから出力された内部
モデル6のゲイン及び時定数により次式となり、図7の
例と同様にむだ時間Lmの要素を除いた内部モデル6の
伝達関数Gmの逆数となっている。 Gc=(1+Tm×s)/Km ・・・(5) ここで、Km、Tmはそれぞれ内部モデル6のゲイン、
時定数である。
【0025】よって、操作量演算部4全体としての伝達
関数は次式となる。 F2×Gc=(1+Tm×s)/{Km×(1+T2×s)}・・・(6) このようにして、第1の減算処理部3の出力から操作量
uが演算されて信号出力部5を介して制御対象プロセス
50へ出力され、また内部モデル出力演算部6bへ出力
される。
関数は次式となる。 F2×Gc=(1+Tm×s)/{Km×(1+T2×s)}・・・(6) このようにして、第1の減算処理部3の出力から操作量
uが演算されて信号出力部5を介して制御対象プロセス
50へ出力され、また内部モデル出力演算部6bへ出力
される。
【0026】次に、内部モデル6は、内部モデル記憶部
6aに記憶されたゲインKm、むだ時間Lm、及び時定
数Tmからなるこれらのパラメータによって、制御対象
プロセス50を1次遅れとむだ時間の要素を有するもの
として数式表現したものであり、内部モデル出力演算部
6bにて操作量演算部4から出力された操作量uから参
照制御量ymを演算する。その伝達関数Gmは次式とな
る。 Gm=Km×exp(−Lm×s)/(1+Tm×s) ・・・(7)
6aに記憶されたゲインKm、むだ時間Lm、及び時定
数Tmからなるこれらのパラメータによって、制御対象
プロセス50を1次遅れとむだ時間の要素を有するもの
として数式表現したものであり、内部モデル出力演算部
6bにて操作量演算部4から出力された操作量uから参
照制御量ymを演算する。その伝達関数Gmは次式とな
る。 Gm=Km×exp(−Lm×s)/(1+Tm×s) ・・・(7)
【0027】次に、第2の減算処理部8は、制御量入力
部7を介して入力された制御対象プロセス50からの制
御量yから内部モデル出力演算部6bからの参照制御量
ymを減算してフィードバック量eを出力する。そし
て、このフィードバック量eが上記のように第1の減算
処理部3に入力される。これで、このIMCコントロー
ラからなるフィードバック制御系が成立する。
部7を介して入力された制御対象プロセス50からの制
御量yから内部モデル出力演算部6bからの参照制御量
ymを減算してフィードバック量eを出力する。そし
て、このフィードバック量eが上記のように第1の減算
処理部3に入力される。これで、このIMCコントロー
ラからなるフィードバック制御系が成立する。
【0028】このような制御系において、制御対象プロ
セス50に制御量yの下降時と上昇時で特性が異なるヒ
ステリシスが存在するときは、条件信号入力部9、内部
モデル候補記憶部10、及び内部モデル選択処理部11
により以下のような動作で内部モデル6を選択して変更
することができる。
セス50に制御量yの下降時と上昇時で特性が異なるヒ
ステリシスが存在するときは、条件信号入力部9、内部
モデル候補記憶部10、及び内部モデル選択処理部11
により以下のような動作で内部モデル6を選択して変更
することができる。
【0029】まず、条件信号入力部9は、目標値入力部
1から出力された目標値rと制御量入力部7から出力さ
れた制御量yを比較する。そして、制御量yに対して目
標値rが大きいときは、以後制御量yを目標値rに到達
させる制御が行われることにより制御量yが上昇すると
判断できるので、制御量yの変化が正であることを示す
制御条件信号を出力する。また、制御量yに対して目標
値rが小さいときは、以後制御量yが下降すると判断で
きるので、制御量yの変化が負であることを示す制御条
件信号を出力する。
1から出力された目標値rと制御量入力部7から出力さ
れた制御量yを比較する。そして、制御量yに対して目
標値rが大きいときは、以後制御量yを目標値rに到達
させる制御が行われることにより制御量yが上昇すると
判断できるので、制御量yの変化が正であることを示す
制御条件信号を出力する。また、制御量yに対して目標
値rが小さいときは、以後制御量yが下降すると判断で
きるので、制御量yの変化が負であることを示す制御条
件信号を出力する。
【0030】次に、内部モデル候補記憶部10には、例
えば2種類の内部モデル6の候補として、制御量yの上
昇時における制御対象プロセス50の特性の変化を想定
したゲインKm1が4、むだ時間Lm1が50秒、時定
数Tm1が10秒という内部モデル6のパラメータと、
同じく制御量yの下降時のゲインKm2が6、むだ時間
Lm2が20秒、時定数Tm2が5秒という内部モデル
6のパラメータが記憶されている。
えば2種類の内部モデル6の候補として、制御量yの上
昇時における制御対象プロセス50の特性の変化を想定
したゲインKm1が4、むだ時間Lm1が50秒、時定
数Tm1が10秒という内部モデル6のパラメータと、
同じく制御量yの下降時のゲインKm2が6、むだ時間
Lm2が20秒、時定数Tm2が5秒という内部モデル
6のパラメータが記憶されている。
【0031】そして、内部モデル選択処理部11は、制
御量yの変化が正であることを示す制御条件信号が条件
信号入力部9から出力されると、内部モデル候補記憶部
10に記憶された候補中から該当する候補として、制御
量yの上昇時における内部モデル6の候補を選択してそ
のパラメータを内部モデル記憶部6aに出力する。よっ
て、内部モデル記憶部6aに記憶された内部モデル6の
ゲインKm、むだ時間Lm、及び時定数Tmが内部モデ
ル選択処理部11から出力されたパラメータに変更され
ることにより、内部モデル6が変更される。
御量yの変化が正であることを示す制御条件信号が条件
信号入力部9から出力されると、内部モデル候補記憶部
10に記憶された候補中から該当する候補として、制御
量yの上昇時における内部モデル6の候補を選択してそ
のパラメータを内部モデル記憶部6aに出力する。よっ
て、内部モデル記憶部6aに記憶された内部モデル6の
ゲインKm、むだ時間Lm、及び時定数Tmが内部モデ
ル選択処理部11から出力されたパラメータに変更され
ることにより、内部モデル6が変更される。
【0032】また、このような制御で制御量yが上昇し
た後に、例えば制御量yがいったんオーバシュートして
目標値rよりも大きくなると、今度は制御量yの変化が
負であることを示す制御条件信号が条件信号入力部9か
ら出力されて、内部モデル選択処理部11からは内部モ
デル候補記憶部10に記憶された制御量yの下降時用の
内部モデル6のパラメータが出力され、内部モデル6が
変更される。以後、制御中はこのような処理が常に行わ
れる。
た後に、例えば制御量yがいったんオーバシュートして
目標値rよりも大きくなると、今度は制御量yの変化が
負であることを示す制御条件信号が条件信号入力部9か
ら出力されて、内部モデル選択処理部11からは内部モ
デル候補記憶部10に記憶された制御量yの下降時用の
内部モデル6のパラメータが出力され、内部モデル6が
変更される。以後、制御中はこのような処理が常に行わ
れる。
【0033】したがって、本実施例のIMCコントロー
ラは、このような内部モデル6の変更により、制御条件
の変化による制御対象プロセス50に対する事実上のモ
デル同定誤差がなくなるので、信頼性の高い制御を行う
ことができる。また、本実施例では上記のような内部モ
デル6の変更を制御対象プロセス50にヒステリシスが
存在する場合に適用しているが、制御対象プロセス50
に非線形性、又は時変性が存在する場合にも適用するこ
とができる。
ラは、このような内部モデル6の変更により、制御条件
の変化による制御対象プロセス50に対する事実上のモ
デル同定誤差がなくなるので、信頼性の高い制御を行う
ことができる。また、本実施例では上記のような内部モ
デル6の変更を制御対象プロセス50にヒステリシスが
存在する場合に適用しているが、制御対象プロセス50
に非線形性、又は時変性が存在する場合にも適用するこ
とができる。
【0034】なお、本実施例のIMCコントローラによ
る制御系は、図7の例の制御系において、フィルタ部4
2を目標値・外乱フィルタ部4aにし、目標値rに対し
て目標値フィルタ部2を追加した制御系に相当するの
で、式(1)から制御量yは次式となる。 y=F1×F2×Gp×Gc×r/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)} +(1−F2×Gm×Gc)×d/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)} ・・・(8)
る制御系は、図7の例の制御系において、フィルタ部4
2を目標値・外乱フィルタ部4aにし、目標値rに対し
て目標値フィルタ部2を追加した制御系に相当するの
で、式(1)から制御量yは次式となる。 y=F1×F2×Gp×Gc×r/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)} +(1−F2×Gm×Gc)×d/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)} ・・・(8)
【0035】すなわち、式(8)に示すように外乱dに
かかる右辺第2項[(1−F2×Gm×Gc)×d/
{1+F2×Gc×(Gp−Gm)}]には目標値・外
乱フィルタ部4aの伝達関数F2のみが関係しているの
で、設計の際は外乱dについては目標値・外乱フィルタ
部4aで調整する。また、右辺第1項[F1×F2×G
p×Gc×r/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)}]
から、目標値rについては目標値・外乱フィルタ部4a
の調整後に目標値フィルタ部2を調整する。つまり、外
乱dに対しては伝達関数F2という1次遅れの特性とな
り、目標値rに対しては伝達関数F1×F2という2次
遅れの特性となるIMCコントローラとなっている。
かかる右辺第2項[(1−F2×Gm×Gc)×d/
{1+F2×Gc×(Gp−Gm)}]には目標値・外
乱フィルタ部4aの伝達関数F2のみが関係しているの
で、設計の際は外乱dについては目標値・外乱フィルタ
部4aで調整する。また、右辺第1項[F1×F2×G
p×Gc×r/{1+F2×Gc×(Gp−Gm)}]
から、目標値rについては目標値・外乱フィルタ部4a
の調整後に目標値フィルタ部2を調整する。つまり、外
乱dに対しては伝達関数F2という1次遅れの特性とな
り、目標値rに対しては伝達関数F1×F2という2次
遅れの特性となるIMCコントローラとなっている。
【0036】図1の例ではあらかじめ記憶された内部モ
デルの候補を制御条件により選択して内部モデルを変更
したが、制御対象プロセスの特性の変化を想定した代表
的な内部モデルから制御条件に応じた内部モデルを推定
して変更することもできる。図3は本発明の他の実施例
を示すIMCコントローラのブロック図であり、図1と
同様の部分には同一の符号を付してある。
デルの候補を制御条件により選択して内部モデルを変更
したが、制御対象プロセスの特性の変化を想定した代表
的な内部モデルから制御条件に応じた内部モデルを推定
して変更することもできる。図3は本発明の他の実施例
を示すIMCコントローラのブロック図であり、図1と
同様の部分には同一の符号を付してある。
【0037】19は制御量入力部7から出力された制御
量yに基づいて制御条件信号を出力する条件信号入力
部、20は制御条件の変化による制御対象プロセス50
の特性の変化を想定した代表的な内部モデル6のパラメ
ータを記憶する内部モデル代表記憶部である。また、2
1は内部モデル推定部であり、条件信号入力部19から
出力された制御条件信号と内部モデル代表記憶部20に
記憶された代表的な内部モデル6のパラメータに基づい
て、制御条件に応じた内部モデル6を推定し、そのパラ
メータを内部モデル記憶部6aに出力することにより内
部モデル6を変更させる。
量yに基づいて制御条件信号を出力する条件信号入力
部、20は制御条件の変化による制御対象プロセス50
の特性の変化を想定した代表的な内部モデル6のパラメ
ータを記憶する内部モデル代表記憶部である。また、2
1は内部モデル推定部であり、条件信号入力部19から
出力された制御条件信号と内部モデル代表記憶部20に
記憶された代表的な内部モデル6のパラメータに基づい
て、制御条件に応じた内部モデル6を推定し、そのパラ
メータを内部モデル記憶部6aに出力することにより内
部モデル6を変更させる。
【0038】本実施例のIMCコントローラは、条件信
号入力部19、内部モデル代表記憶部20、及び内部モ
デル推定部21を除くIMCコントローラ本体の構成が
図1の例と同じなので、制御対象プロセス50に制御条
件に依存してゲインや時定数が変化する非線形性が存在
するときの条件信号入力部19、内部モデル代表記憶部
20、及び内部モデル推定部21の動作を説明する。
号入力部19、内部モデル代表記憶部20、及び内部モ
デル推定部21を除くIMCコントローラ本体の構成が
図1の例と同じなので、制御対象プロセス50に制御条
件に依存してゲインや時定数が変化する非線形性が存在
するときの条件信号入力部19、内部モデル代表記憶部
20、及び内部モデル推定部21の動作を説明する。
【0039】まず、条件信号入力部19は、あらかじめ
設定された制御量yのフルスケール(以下、FSと略す
る)に対する制御量入力部7から出力された制御量yの
割合を制御条件とし、これを制御条件信号として出力す
る。次に、内部モデル代表記憶部20は、この制御条件
の変化による制御対象プロセス50の特性の変化を想定
して設計された代表的な内部モデル6のパラメータを記
憶している。
設定された制御量yのフルスケール(以下、FSと略す
る)に対する制御量入力部7から出力された制御量yの
割合を制御条件とし、これを制御条件信号として出力す
る。次に、内部モデル代表記憶部20は、この制御条件
の変化による制御対象プロセス50の特性の変化を想定
して設計された代表的な内部モデル6のパラメータを記
憶している。
【0040】ここでは、代表的な内部モデル6として例
えば制御条件が0%FS、50%FS、100%FS時
の内部モデル6のパラメータを記憶しているとし、制御
条件0%FS時の内部モデル6のゲインKm0 を2、む
だ時間Lm0 を50秒、時定数Tm0 を20秒とし、5
0%FS時のゲインKm50を6、むだ時間Lm50を40
秒、時定数Tm50を15秒とし、100%FS時のゲイ
ンKm100 を8、むだ時間Lm100 を20秒、時定数T
m100 を5秒とする。
えば制御条件が0%FS、50%FS、100%FS時
の内部モデル6のパラメータを記憶しているとし、制御
条件0%FS時の内部モデル6のゲインKm0 を2、む
だ時間Lm0 を50秒、時定数Tm0 を20秒とし、5
0%FS時のゲインKm50を6、むだ時間Lm50を40
秒、時定数Tm50を15秒とし、100%FS時のゲイ
ンKm100 を8、むだ時間Lm100 を20秒、時定数T
m100 を5秒とする。
【0041】ところで、これらは上記の特定の制御条件
に対する内部モデル6なので、例えば0〜50%FS間
の制御条件に対する記憶されていない内部モデル6につ
いては推定する必要がある。ある制御条件に対するこの
ような内部モデル6は、この内部モデル6が上記の代表
的な内部モデル6にどれくらい近いかを示す上記の特定
の制御条件を中心としたファジィ集合を設定し、ある制
御条件がそのファジィ集合に所属する度合いである適合
度を与えるメンバシップ関数を設定することにより、フ
ァジィ推論にて推定される。
に対する内部モデル6なので、例えば0〜50%FS間
の制御条件に対する記憶されていない内部モデル6につ
いては推定する必要がある。ある制御条件に対するこの
ような内部モデル6は、この内部モデル6が上記の代表
的な内部モデル6にどれくらい近いかを示す上記の特定
の制御条件を中心としたファジィ集合を設定し、ある制
御条件がそのファジィ集合に所属する度合いである適合
度を与えるメンバシップ関数を設定することにより、フ
ァジィ推論にて推定される。
【0042】そして、内部モデル推定部21には、この
ようなファジィ推論のために、内部モデル代表記憶部2
0に記憶された代表的な内部モデル6に対応する特定の
制御条件を中心として、すなわち適合度1.0として制
御条件の適合度を与えるメンバシップ関数が設定されて
いる。図4は内部モデル推定部21に設定されたメンバ
シップ関数の1例であり、ここではそれぞれ制御条件0
%FS、50%FS、100%FSを適合度1.0とす
る3つの3角形のメンバシップ関数が設定されている。
ようなファジィ推論のために、内部モデル代表記憶部2
0に記憶された代表的な内部モデル6に対応する特定の
制御条件を中心として、すなわち適合度1.0として制
御条件の適合度を与えるメンバシップ関数が設定されて
いる。図4は内部モデル推定部21に設定されたメンバ
シップ関数の1例であり、ここではそれぞれ制御条件0
%FS、50%FS、100%FSを適合度1.0とす
る3つの3角形のメンバシップ関数が設定されている。
【0043】今、制御実行中のある時点において条件信
号入力部19から出力された制御条件信号が示す制御条
件を30%FSとすると、制御条件30%FSの各ファ
ジィ集合に対する適合度は図4のようになる。つまり、
制御条件0%FSを中心とするファジィ集合(以下、制
御条件0%FSのファジィ集合と略する)に対する適合
度α0 は0.4、制御条件50%FSのファジィ集合に
対する適合度α50は0.6、100%FSのファジィ集
合に対する適合度α100 (図示せず)は0である。
号入力部19から出力された制御条件信号が示す制御条
件を30%FSとすると、制御条件30%FSの各ファ
ジィ集合に対する適合度は図4のようになる。つまり、
制御条件0%FSを中心とするファジィ集合(以下、制
御条件0%FSのファジィ集合と略する)に対する適合
度α0 は0.4、制御条件50%FSのファジィ集合に
対する適合度α50は0.6、100%FSのファジィ集
合に対する適合度α100 (図示せず)は0である。
【0044】そして、内部モデル推定部21は、これら
の適合度と内部モデル代表記憶部20に記憶された代表
的な内部モデル6のパラメータから制御条件30%FS
のときの内部モデル6のゲインKm3、むだ時間Lm
3、及び時定数Tm3を次式のように推定し、内部モデ
ル記憶部6aに出力する。 Km3=Km0 ×α0 +Km50×α50+Km100 ×α100 =2×0.4+6×0.6+8×0=4.4 ・・・(9) Lm3=Lm0 ×α0 +Lm50×α50+Lm100 ×α100 =50×0.4+40×0.6+20×0=44秒 ・・・(10) Tm3=Tm0 ×α0 +Tm50×α50+Tm100 ×α100 =20×0.4+15×0.6+5×0=17秒 ・・・(11)
の適合度と内部モデル代表記憶部20に記憶された代表
的な内部モデル6のパラメータから制御条件30%FS
のときの内部モデル6のゲインKm3、むだ時間Lm
3、及び時定数Tm3を次式のように推定し、内部モデ
ル記憶部6aに出力する。 Km3=Km0 ×α0 +Km50×α50+Km100 ×α100 =2×0.4+6×0.6+8×0=4.4 ・・・(9) Lm3=Lm0 ×α0 +Lm50×α50+Lm100 ×α100 =50×0.4+40×0.6+20×0=44秒 ・・・(10) Tm3=Tm0 ×α0 +Tm50×α50+Tm100 ×α100 =20×0.4+15×0.6+5×0=17秒 ・・・(11)
【0045】よって、内部モデル記憶部6aに記憶され
た内部モデル6のゲインKm、むだ時間Lm、及び時定
数Tmが内部モデル推定部21から出力されたこれらの
パラメータに変更されることにより、内部モデル6が変
更される。したがって、本実施例のIMCコントローラ
は、このような内部モデル6の変更により、制御条件の
変化による制御対象プロセス50に対する事実上のモデ
ル同定誤差がなくなるので、信頼性の高い制御を行うこ
とができる。なお、本実施例では、制御条件を1種類と
しているが、ファジィ推論の特徴より制御条件は2種類
以上であってもよく、またこのような内部モデル6の変
更を制御対象プロセス50に非線形性が存在する場合に
適用しているが、制御対象プロセス50にヒステリシ
ス、又は時変性が存在する場合にも適用することができ
る。
た内部モデル6のゲインKm、むだ時間Lm、及び時定
数Tmが内部モデル推定部21から出力されたこれらの
パラメータに変更されることにより、内部モデル6が変
更される。したがって、本実施例のIMCコントローラ
は、このような内部モデル6の変更により、制御条件の
変化による制御対象プロセス50に対する事実上のモデ
ル同定誤差がなくなるので、信頼性の高い制御を行うこ
とができる。なお、本実施例では、制御条件を1種類と
しているが、ファジィ推論の特徴より制御条件は2種類
以上であってもよく、またこのような内部モデル6の変
更を制御対象プロセス50に非線形性が存在する場合に
適用しているが、制御対象プロセス50にヒステリシ
ス、又は時変性が存在する場合にも適用することができ
る。
【0046】図3の例では内部モデルの推定をメンバシ
ップ関数が設定された内部モデル推定部21によって行
っているが、このようなメンバシップ関数の設定、追
加、削除等には数学的知識を必要とする場合があるの
で、IMCコントローラのオペレータには調整できない
ことがある。そこで、内部モデル推定部21の代わりに
メンバシップ関数を代表的な内部モデルから自動的に設
定する機能を有する内部モデル推定処理部を設けること
により、調整作業によらずにメンバシップ関数の設定を
行うことができる。
ップ関数が設定された内部モデル推定部21によって行
っているが、このようなメンバシップ関数の設定、追
加、削除等には数学的知識を必要とする場合があるの
で、IMCコントローラのオペレータには調整できない
ことがある。そこで、内部モデル推定部21の代わりに
メンバシップ関数を代表的な内部モデルから自動的に設
定する機能を有する内部モデル推定処理部を設けること
により、調整作業によらずにメンバシップ関数の設定を
行うことができる。
【0047】本実施例におけるIMCコントローラの構
成は内部モデル推定処理部以外は図3の例と全く同様な
ので、これを内部モデル推定処理部21aとしてその動
作を説明する。まず、内部モデル推定処理部21aに
は、次式のようなメンバシップ関数の一般式が用意され
ている。 αAn-1=(C−An-1 )/(An-1 −An )+1 ・・・(12) αAn=(C−An )/(An −An-1 )+1 ・・・(13) An-1 ≦C≦An {n−1=1、2...} ・・・(14)
成は内部モデル推定処理部以外は図3の例と全く同様な
ので、これを内部モデル推定処理部21aとしてその動
作を説明する。まず、内部モデル推定処理部21aに
は、次式のようなメンバシップ関数の一般式が用意され
ている。 αAn-1=(C−An-1 )/(An-1 −An )+1 ・・・(12) αAn=(C−An )/(An −An-1 )+1 ・・・(13) An-1 ≦C≦An {n−1=1、2...} ・・・(14)
【0048】ここで、Cは図3の条件信号入力部19か
ら出力された制御条件信号が示す制御条件、An-1 、A
n は内部モデル代表記憶部20に記憶された代表的な内
部モデル6の制御条件、αAn-1、αAnはそれぞれ制御条
件An-1 、An を中心とするファジィ集合に対する適合
度である。
ら出力された制御条件信号が示す制御条件、An-1 、A
n は内部モデル代表記憶部20に記憶された代表的な内
部モデル6の制御条件、αAn-1、αAnはそれぞれ制御条
件An-1 、An を中心とするファジィ集合に対する適合
度である。
【0049】今、図3の例と同じ代表的な内部モデル6
のパラメータが内部モデル代表記憶部20に記憶されて
いるとすると、その3種類の内部モデル6に対応する制
御条件はA1 =0、A2 =50、A3 =100となる。
したがって、式(12)、(13)より制御条件0〜5
0%FS間(式(14)において0≦C≦50)の適合
度αA1、αA2は次式となる。 αA1=α0 =(C−A1 )/(A1 −A2 )+1 =−C/50+1 ・・・(15) αA2=α50=(C−A2 )/(A2 −A1 )+1 =C/50 ・・・(16)
のパラメータが内部モデル代表記憶部20に記憶されて
いるとすると、その3種類の内部モデル6に対応する制
御条件はA1 =0、A2 =50、A3 =100となる。
したがって、式(12)、(13)より制御条件0〜5
0%FS間(式(14)において0≦C≦50)の適合
度αA1、αA2は次式となる。 αA1=α0 =(C−A1 )/(A1 −A2 )+1 =−C/50+1 ・・・(15) αA2=α50=(C−A2 )/(A2 −A1 )+1 =C/50 ・・・(16)
【0050】また、同様に制御条件50〜100%FS
間(式(14)において50≦C≦100)の適合度α
A2、αA3は次式となる。 αA2=α50=(C−A2 )/(A2 −A3 )+1 =−C/50+2 ・・・(17) αA3=α100 =(C−A3 )/(A3 −A2 )+1 =C/50−1 ・・・(18)
間(式(14)において50≦C≦100)の適合度α
A2、αA3は次式となる。 αA2=α50=(C−A2 )/(A2 −A3 )+1 =−C/50+2 ・・・(17) αA3=α100 =(C−A3 )/(A3 −A2 )+1 =C/50−1 ・・・(18)
【0051】式(15)は図4における制御条件0%F
Sのメンバシップ関数を意味しており、式(16)は制
御条件50%FSのメンバシップ関数(制御条件50%
FS以下の部分)、式(17)は同じくその50%FS
以上の部分、式(18)は制御条件100%FSのメン
バシップ関数を意味している。これで、図4と同じメン
バシップ関数が設定できたことになり、あとは図3の例
と同様にして内部モデル6を推定して変更することがで
きる。
Sのメンバシップ関数を意味しており、式(16)は制
御条件50%FSのメンバシップ関数(制御条件50%
FS以下の部分)、式(17)は同じくその50%FS
以上の部分、式(18)は制御条件100%FSのメン
バシップ関数を意味している。これで、図4と同じメン
バシップ関数が設定できたことになり、あとは図3の例
と同様にして内部モデル6を推定して変更することがで
きる。
【0052】また、図5は内部モデル推定処理部21a
によって設定されたメンバシップ関数の他の例であり、
図4の例では制御条件75%FS付近はちょうど2つの
メンバシップ関数の谷間にあって推定精度が不十分な場
合があるので、制御条件75%FS時の制御対象プロセ
ス50の特性を想定した内部モデル6のパラメータを内
部モデル代表記憶部20に追加記憶させることによっ
て、メンバシップ関数が図5のように再設定された例で
ある。したがって、本実施例のIMCコントローラは、
代表的な内部モデル6を設定するだけで内部モデル6の
推定を行うことができるので、このコントローラのオペ
レータの調整作業における負担を軽減することができ
る。
によって設定されたメンバシップ関数の他の例であり、
図4の例では制御条件75%FS付近はちょうど2つの
メンバシップ関数の谷間にあって推定精度が不十分な場
合があるので、制御条件75%FS時の制御対象プロセ
ス50の特性を想定した内部モデル6のパラメータを内
部モデル代表記憶部20に追加記憶させることによっ
て、メンバシップ関数が図5のように再設定された例で
ある。したがって、本実施例のIMCコントローラは、
代表的な内部モデル6を設定するだけで内部モデル6の
推定を行うことができるので、このコントローラのオペ
レータの調整作業における負担を軽減することができ
る。
【0053】上記の実施例では制御条件に基づいて内部
モデルを推定しているが、制御条件から内部モデルを算
出することもできる。図6は本発明の他の実施例を示す
IMCコントローラのブロック図であり、図1と同様の
部分には同一の符号を付してある。29は制御開始から
の経過時間を制御条件信号として出力する条件信号入力
部、31は条件信号入力部29から出力された制御条件
信号に基づいて制御条件に応じた内部モデル6を算出
し、そのパラメータを内部モデル記憶部6aに出力する
ことにより内部モデル6を変更させるパラメータ算出処
理部である。
モデルを推定しているが、制御条件から内部モデルを算
出することもできる。図6は本発明の他の実施例を示す
IMCコントローラのブロック図であり、図1と同様の
部分には同一の符号を付してある。29は制御開始から
の経過時間を制御条件信号として出力する条件信号入力
部、31は条件信号入力部29から出力された制御条件
信号に基づいて制御条件に応じた内部モデル6を算出
し、そのパラメータを内部モデル記憶部6aに出力する
ことにより内部モデル6を変更させるパラメータ算出処
理部である。
【0054】本実施例のIMCコントローラは、条件信
号入力部29、及びパラメータ算出処理部31を除くI
MCコントローラ本体の構成が図1の例と同じなので、
制御対象プロセス50に時間の経過に依存してゲインや
時定数が変化する時変性が存在するときの条件信号入力
部29、及びパラメータ算出処理部31の動作を説明す
る。
号入力部29、及びパラメータ算出処理部31を除くI
MCコントローラ本体の構成が図1の例と同じなので、
制御対象プロセス50に時間の経過に依存してゲインや
時定数が変化する時変性が存在するときの条件信号入力
部29、及びパラメータ算出処理部31の動作を説明す
る。
【0055】まず、条件信号入力部29は、制御開始か
らの経過時間tを制御条件とし、これを制御条件信号と
して出力する。そして、パラメータ算出処理部31は、
条件信号入力部29から出力された制御条件信号が示す
経過時間tのときの内部モデル6のゲインKm4、むだ
時間Lm4、及び時定数Tm4を例えば次式のように算
出する。 Km4=2.0×sin(π×t/30)+4.0 ・・・(19) Lm4=10×sin(π×t/30)+50 ・・・(20) Tm4=5×sin(π×t/30)+15 ・・・(21)
らの経過時間tを制御条件とし、これを制御条件信号と
して出力する。そして、パラメータ算出処理部31は、
条件信号入力部29から出力された制御条件信号が示す
経過時間tのときの内部モデル6のゲインKm4、むだ
時間Lm4、及び時定数Tm4を例えば次式のように算
出する。 Km4=2.0×sin(π×t/30)+4.0 ・・・(19) Lm4=10×sin(π×t/30)+50 ・・・(20) Tm4=5×sin(π×t/30)+15 ・・・(21)
【0056】この例ではゲインKm4、むだ時間Lm
4、及び時定数Tm4が60分周期で大きくなったり小
さくなったりしている。このとき、条件信号入力部29
から出力された制御条件信号が示す経過時間tを250
分とすると、経過時間t=250分における内部モデル
6のゲインKm、むだ時間Lm、及び時定数Tmはそれ
ぞれ以下に示すように算出される。 Km4=2.0×sin(250×π/30)+4.0 =5.73 ・・・(22) Lm4=10×sin(250×π/30)+50 =58.7秒 ・・・(23) Tm4=5×sin(250×π/30)+15 =19.3秒 ・・・(24)
4、及び時定数Tm4が60分周期で大きくなったり小
さくなったりしている。このとき、条件信号入力部29
から出力された制御条件信号が示す経過時間tを250
分とすると、経過時間t=250分における内部モデル
6のゲインKm、むだ時間Lm、及び時定数Tmはそれ
ぞれ以下に示すように算出される。 Km4=2.0×sin(250×π/30)+4.0 =5.73 ・・・(22) Lm4=10×sin(250×π/30)+50 =58.7秒 ・・・(23) Tm4=5×sin(250×π/30)+15 =19.3秒 ・・・(24)
【0057】そして、パラメータ算出処理部31からこ
れらのパラメータが内部モデル記憶部6aに出力され、
内部モデル記憶部6aに記憶された内部モデル6のゲイ
ンKm、むだ時間Lm、及び時定数Tmがこれらのパラ
メータに変更されることにより、内部モデル6が変更さ
れる。したがって、本実施例のIMCコントローラは、
このような内部モデル6の変更により信頼性の高い制御
を行うことができ、図3のように内部モデル6を推定す
る実施例と比べてその処理時間が短く、また必要とする
メモリ容量を少なくすることができる。
れらのパラメータが内部モデル記憶部6aに出力され、
内部モデル記憶部6aに記憶された内部モデル6のゲイ
ンKm、むだ時間Lm、及び時定数Tmがこれらのパラ
メータに変更されることにより、内部モデル6が変更さ
れる。したがって、本実施例のIMCコントローラは、
このような内部モデル6の変更により信頼性の高い制御
を行うことができ、図3のように内部モデル6を推定す
る実施例と比べてその処理時間が短く、また必要とする
メモリ容量を少なくすることができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、制御対象プロセスの特
性が制御条件に依存して変化するときに内部モデルを選
択し、又は推定し、又は算出して変更するので、精度と
信頼性の高い制御を行うことができる。また、事実上の
モデル同定誤差に対応するためにフィルタ部の時定数を
大きくする必要がなく、安定性を高くする代わりに制御
性能を犠牲にすることがないので、IMCコントローラ
の用途を拡大することができる。また、代表的な内部モ
デルをこのコントローラに記憶させるだけでファジィ推
論におけるメンバシップ関数を設定し、制御条件に応じ
た内部モデルを推定するので、このコントローラのオペ
レータの調整作業における負担を軽減することができ
る。また、制御条件に応じて内部モデルを算出して変更
するので、その処理時間が短く、必要とするメモリ容量
を少なくすることができる。また、実用上のほとんどの
場合において高級なプロセッサやメモリが不要なので、
コストの低減を図ることができる。
性が制御条件に依存して変化するときに内部モデルを選
択し、又は推定し、又は算出して変更するので、精度と
信頼性の高い制御を行うことができる。また、事実上の
モデル同定誤差に対応するためにフィルタ部の時定数を
大きくする必要がなく、安定性を高くする代わりに制御
性能を犠牲にすることがないので、IMCコントローラ
の用途を拡大することができる。また、代表的な内部モ
デルをこのコントローラに記憶させるだけでファジィ推
論におけるメンバシップ関数を設定し、制御条件に応じ
た内部モデルを推定するので、このコントローラのオペ
レータの調整作業における負担を軽減することができ
る。また、制御条件に応じて内部モデルを算出して変更
するので、その処理時間が短く、必要とするメモリ容量
を少なくすることができる。また、実用上のほとんどの
場合において高級なプロセッサやメモリが不要なので、
コストの低減を図ることができる。
【図1】本発明の1実施例を示すIMCコントローラの
ブロック図である。
ブロック図である。
【図2】図1のIMCコントローラを用いた制御系のブ
ロック線図である。
ロック線図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すIMCコントローラ
のブロック図である。
のブロック図である。
【図4】図3の内部モデル推定部に設定されたメンバシ
ップ関数の例である。
ップ関数の例である。
【図5】内部モデル推定処理部によって設定されたメン
バシップ関数の例である。
バシップ関数の例である。
【図6】本発明の他の実施例を示すIMCコントローラ
のブロック図である。
のブロック図である。
【図7】従来のIMCコントローラを用いた制御系のブ
ロック線図である。
ロック線図である。
3 第1の減算処理部 4 操作量演算部 5 信号出力部 6a 内部モデル記憶部 6b 内部モデル出力演算部 8 第2の減算処理部 9 条件信号入力部 10 内部モデル候補記憶部 11 内部モデル選択処理部 19 条件信号入力部 20 内部モデル代表記憶部 21 内部モデル推定部 21a 内部モデル推定処理部 29 条件信号入力部 31 パラメータ算出処理部
Claims (4)
- 【請求項1】 制御の目標値から制御対象プロセスに出
力する操作量を演算し、制御対象プロセスを数式表現し
た内部モデルにて制御結果である制御対象プロセスの制
御量に相当する参照制御量を演算し、制御量と参照制御
量との差をフィードバックすることにより制御を行うI
MCコントローラにおいて、 目標値に基づく信号からフィードバック量を減算する第
1の減算処理部と、 内部モデルのパラメータに基づいて前記第1の減算処理
部の出力から操作量を演算する操作量演算部と、 前記内部モデルのパラメータを記憶し、選択された内部
モデルのパラメータが入力されたときは記憶しているパ
ラメータをこの選択された内部モデルのパラメータに更
新する内部モデル記憶部と、 前記内部モデルのパラメータに基づいて前記操作量演算
部から出力された操作量から参照制御量を演算する内部
モデル出力演算部と、 制御対象プロセスの制御量から前記内部モデル出力演算
部から出力された参照制御量を減算して前記フィードバ
ック量を出力する第2の減算処理部と、 動作時の制御条件を制御条件信号として出力する条件信
号入力部と、 前記制御条件の変化による制御対象プロセスの特性の変
化を想定した内部モデルのパラメータを内部モデルの候
補として記憶する内部モデル候補記憶部と、 前記条件信号入力部から出力された制御条件信号に基づ
いて内部モデル候補記憶部に記憶された候補中から制御
条件に応じた内部モデルを選択し、この選択された内部
モデルのパラメータを前記内部モデル記憶部に出力する
内部モデル選択処理部とを有することを特徴とするIM
Cコントローラ。 - 【請求項2】 制御の目標値から制御対象プロセスに出
力する操作量を演算し、制御対象プロセスを数式表現し
た内部モデルにて制御結果である制御対象プロセスの制
御量に相当する参照制御量を演算し、制御量と参照制御
量との差をフィードバックすることにより制御を行うI
MCコントローラにおいて、 目標値に基づく信号からフィードバック量を減算する第
1の減算処理部と、 内部モデルのパラメータに基づいて前記第1の減算処理
部の出力から操作量を演算する操作量演算部と、 前記内部モデルのパラメータを記憶し、推定された内部
モデルのパラメータが入力されたときは記憶しているパ
ラメータをこの推定された内部モデルのパラメータに更
新する内部モデル記憶部と、 前記内部モデルのパラメータに基づいて前記操作量演算
部から出力された操作量から参照制御量を演算する内部
モデル出力演算部と、 制御対象プロセスの制御量から前記内部モデル出力演算
部から出力された参照制御量を減算して前記フィードバ
ック量を出力する第2の減算処理部と、 動作時の制御条件を制御条件信号として出力する条件信
号入力部と、 前記制御条件の変化による制御対象プロセスの特性の変
化を想定した代表的な内部モデルのパラメータを記憶す
る内部モデル代表記憶部と、 前記条件信号入力部から出力された制御条件信号と内部
モデル代表記憶部に記憶された代表的な内部モデルのパ
ラメータに基づいて、制御条件に応じた内部モデルを推
定し、この推定された内部モデルのパラメータを前記内
部モデル記憶部に出力する内部モデル推定部とを有する
ことを特徴とするIMCコントローラ。 - 【請求項3】 請求項2記載のIMCコントローラにお
いて、 内部モデル推定部の代わりに、内部モデル代表記憶部に
記憶された代表的な内部モデルのパラメータに基づいて
ファジィ推論におけるメンバシップ関数を設定し、この
メンバシップ関数と条件信号入力部から出力された制御
条件信号に基づいて制御条件に応じた内部モデルを推定
し、この推定された内部モデルのパラメータを内部モデ
ル記憶部に出力する内部モデル推定処理部を有すること
を特徴とするIMCコントローラ。 - 【請求項4】 制御の目標値から制御対象プロセスに出
力する操作量を演算し、制御対象プロセスを数式表現し
た内部モデルにて制御結果である制御対象プロセスの制
御量に相当する参照制御量を演算し、制御量と参照制御
量との差をフィードバックすることにより制御を行うI
MCコントローラにおいて、 目標値に基づく信号からフィードバック量を減算する第
1の減算処理部と、 内部モデルのパラメータに基づいて前記第1の減算処理
部の出力から操作量を演算する操作量演算部と、 前記内部モデルのパラメータを記憶し、算出された内部
モデルのパラメータが入力されたときは記憶しているパ
ラメータをこの算出された内部モデルのパラメータに更
新する内部モデル記憶部と、 前記内部モデルのパラメータに基づいて前記操作量演算
部から出力された操作量から参照制御量を演算する内部
モデル出力演算部と、 制御対象プロセスの制御量から前記内部モデル出力演算
部から出力された参照制御量を減算して前記フィードバ
ック量を出力する第2の減算処理部と、 動作時の制御条件を制御条件信号として出力する条件信
号入力部と、 前記条件信号入力部から出力された制御条件信号に基づ
いて制御条件に応じた内部モデルを算出し、この算出さ
れた内部モデルのパラメータを前記内部モデル記憶部に
出力するパラメータ算出処理部とを有することを特徴と
するIMCコントローラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5095087A JPH06289908A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | Imcコントローラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5095087A JPH06289908A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | Imcコントローラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06289908A true JPH06289908A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=14128155
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5095087A Pending JPH06289908A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | Imcコントローラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06289908A (ja) |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5095087A patent/JPH06289908A/ja active Pending
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