JPH06290714A - X線撮像管 - Google Patents
X線撮像管Info
- Publication number
- JPH06290714A JPH06290714A JP5098634A JP9863493A JPH06290714A JP H06290714 A JPH06290714 A JP H06290714A JP 5098634 A JP5098634 A JP 5098634A JP 9863493 A JP9863493 A JP 9863493A JP H06290714 A JPH06290714 A JP H06290714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- ray
- amorphous selenium
- visible light
- phosphor
- Prior art date
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- Pending
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 少ないX線量でも輝度及びコントラストの高
い画像信号を得ることができるようにする。 【構成】 アルミニウム基盤21の上に蛍光体22を形
成し、その上にガラス薄板23を介してITO膜24及
びアモルファスセレン膜25を積層することにより、タ
ーゲット12を形成する。
い画像信号を得ることができるようにする。 【構成】 アルミニウム基盤21の上に蛍光体22を形
成し、その上にガラス薄板23を介してITO膜24及
びアモルファスセレン膜25を積層することにより、タ
ーゲット12を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医療の診断あるいは
非破壊材料検査などに用いられるX線テレビジョンシス
テムにおいてX線画像を電気信号に変換するX線撮像管
に関する。
非破壊材料検査などに用いられるX線テレビジョンシス
テムにおいてX線画像を電気信号に変換するX線撮像管
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のX線テレビジョンシステムでは、
X線画像を電気信号に変換するのに、X線イメージイン
テンシファイアと、テレビジョン撮像管とを組み合わせ
ている。すなわち、イメージインテンシファイアにX線
を入射し、CsI等の変換膜によって可視光線に変換し
た後光電膜より電子を放出させ、この電子を増倍しなが
ら出力蛍光膜に結像させて可視光に変換し、この出力蛍
光膜より可視光の画像として出力する。そして、このイ
メージインテンシファイアの出力面に撮像管を光学的に
結合させ、光学レンズなどを介して可視光線の像をこの
撮像管の撮像面に結像させることにより、この撮像面
に、入射光に応じた電荷を蓄積し、これを電子ビームで
走査することにより読み出し、電気信号として出力す
る。
X線画像を電気信号に変換するのに、X線イメージイン
テンシファイアと、テレビジョン撮像管とを組み合わせ
ている。すなわち、イメージインテンシファイアにX線
を入射し、CsI等の変換膜によって可視光線に変換し
た後光電膜より電子を放出させ、この電子を増倍しなが
ら出力蛍光膜に結像させて可視光に変換し、この出力蛍
光膜より可視光の画像として出力する。そして、このイ
メージインテンシファイアの出力面に撮像管を光学的に
結合させ、光学レンズなどを介して可視光線の像をこの
撮像管の撮像面に結像させることにより、この撮像面
に、入射光に応じた電荷を蓄積し、これを電子ビームで
走査することにより読み出し、電気信号として出力す
る。
【0003】また、X線ハープ管などのX線用の撮像管
を用いて、X線から電子への直接変換を行なうX線テレ
ビジョンシステムも知られている。このX線用撮像管
は、通常の可視光用の撮像管において用いられている光
電変換膜の代わりに、アモルファスセレンなどのX線領
域に感応する材料で構成したX線−電気変換膜を用いた
ものである。すなわち、このX線用撮像管では、イメー
ジインテンシファイアで用いられているCsI等のX線
−可視光の変換膜を用いず、X線を直接電荷に変換する
アモルファスセレン膜を用い、アバランシェ効果を起こ
して増幅された電気信号を得る。
を用いて、X線から電子への直接変換を行なうX線テレ
ビジョンシステムも知られている。このX線用撮像管
は、通常の可視光用の撮像管において用いられている光
電変換膜の代わりに、アモルファスセレンなどのX線領
域に感応する材料で構成したX線−電気変換膜を用いた
ものである。すなわち、このX線用撮像管では、イメー
ジインテンシファイアで用いられているCsI等のX線
−可視光の変換膜を用いず、X線を直接電荷に変換する
アモルファスセレン膜を用い、アバランシェ効果を起こ
して増幅された電気信号を得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
X線イメージインテンシファイアとテレビジョン撮像管
とを組み合わせたX線テレビジョンシステムでは、X線
画像から最終の電気的画像信号が得られるまでには、上
記のようにX線−可視光線−電子−可視光線−光学系−
可視光線−電気信号というように多くの変換工程が含ま
れており、そのため変換効率が悪化する傾向にあり、最
終画像のS/N比を低下させる原因となることが避けら
れない。それとともに、イメージインテンシファイアと
撮像管とを組み合わせるため、装置が複雑・大型化する
という問題がある。また、X線ハープ管などのアモルフ
ァスセレン膜でX線−電荷の変換を直接行うX線用の撮
像管では、X線の透過率が大きいため、効率を上げるた
めにはアモルファスセレン膜を厚くしなければならず、
そうするとアバランシェ効果を引き起こすために超高電
圧を要し、実用的には無理がある。
X線イメージインテンシファイアとテレビジョン撮像管
とを組み合わせたX線テレビジョンシステムでは、X線
画像から最終の電気的画像信号が得られるまでには、上
記のようにX線−可視光線−電子−可視光線−光学系−
可視光線−電気信号というように多くの変換工程が含ま
れており、そのため変換効率が悪化する傾向にあり、最
終画像のS/N比を低下させる原因となることが避けら
れない。それとともに、イメージインテンシファイアと
撮像管とを組み合わせるため、装置が複雑・大型化する
という問題がある。また、X線ハープ管などのアモルフ
ァスセレン膜でX線−電荷の変換を直接行うX線用の撮
像管では、X線の透過率が大きいため、効率を上げるた
めにはアモルファスセレン膜を厚くしなければならず、
そうするとアバランシェ効果を引き起こすために超高電
圧を要し、実用的には無理がある。
【0005】また、X線−可視光の変換膜に直接アモル
ファスセレン膜を形成して、このアモルファスセレン膜
を光電変換面として用いることも考えられているが、X
線−可視光の変換膜は通常CsIであって針状結晶構造
となっているので、その上のアモルファスセレン膜は平
坦にならず、その結果、アモルファスセレン膜の中で局
所高電界を発生し、スパークなどを起こして画素を破壊
してしまうおそれがある。
ファスセレン膜を形成して、このアモルファスセレン膜
を光電変換面として用いることも考えられているが、X
線−可視光の変換膜は通常CsIであって針状結晶構造
となっているので、その上のアモルファスセレン膜は平
坦にならず、その結果、アモルファスセレン膜の中で局
所高電界を発生し、スパークなどを起こして画素を破壊
してしまうおそれがある。
【0006】この発明は、上記に鑑み、少ないX線量で
も輝度及びコントラストの高い画像信号を得ることがで
きるとともに、大口径とすることも容易な、X線撮像管
を提供することを目的とする。
も輝度及びコントラストの高い画像信号を得ることがで
きるとともに、大口径とすることも容易な、X線撮像管
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるX線撮像管は、X線を可視光線に変
換する蛍光面と、この蛍光面に密着させられたガラス薄
板と、該ガラス薄板の他方の面に密着させられたアモル
ファスセレンよりなる光電変換面と、この光電変換面に
形成された電荷を電子ビームの走査によって読み出す手
段とを備えることが特徴となっている。
め、この発明によるX線撮像管は、X線を可視光線に変
換する蛍光面と、この蛍光面に密着させられたガラス薄
板と、該ガラス薄板の他方の面に密着させられたアモル
ファスセレンよりなる光電変換面と、この光電変換面に
形成された電荷を電子ビームの走査によって読み出す手
段とを備えることが特徴となっている。
【0008】また、ファイバプレートと、該ファイバプ
レートの一方の面に形成された、X線を可視光線に変換
する蛍光体層と、上記ファイバプレートの他方の面に形
成されたアモルファスセレンよりなる光電変換面と、こ
の光電変換面に形成された電荷を電子ビームの走査によ
って読み出す手段とによりX線撮像管を構成しても、上
記の目的を達成できる。
レートの一方の面に形成された、X線を可視光線に変換
する蛍光体層と、上記ファイバプレートの他方の面に形
成されたアモルファスセレンよりなる光電変換面と、こ
の光電変換面に形成された電荷を電子ビームの走査によ
って読み出す手段とによりX線撮像管を構成しても、上
記の目的を達成できる。
【0009】
【作用】蛍光面にX線が入射すると可視光線に変換さ
れ、これが、蛍光面に密着させられている光電変換面に
入射する。この光電変換面はアモルファスセレンよりな
り、可視光線の入射によって生じた電荷がアバランシェ
効果によって増幅される。こうして増幅された電荷が電
子ビームの走査によって電気信号として取り出される。
X線の画像が蛍光面に入射したとき、その画像に対応し
た電荷の分布が光電変換面に形成され、これが電子ビー
ムの走査により順次読み出され、X線画像に対応した画
像信号が電気信号として得られる。この画像信号は上記
のアバランシェ増幅のため非常に大きく、かつダイナミ
ックレンジの大きなものとなる。そして、アモルファス
セレンの層は蛍光面に直接形成されるのでなく、ガラス
薄板を介して形成されたり、ファイバプレートを介して
形成される。つまり、アモルファスセレン層は表面の平
坦なガラス薄板やファイバプレート上に形成されるた
め、アモルファスセレン層の表面も平坦になり、その層
の中で局所的に高電界を生じることがなくなり、画素を
破壊してしまうスパーク事故などを起こすことがなくな
る。
れ、これが、蛍光面に密着させられている光電変換面に
入射する。この光電変換面はアモルファスセレンよりな
り、可視光線の入射によって生じた電荷がアバランシェ
効果によって増幅される。こうして増幅された電荷が電
子ビームの走査によって電気信号として取り出される。
X線の画像が蛍光面に入射したとき、その画像に対応し
た電荷の分布が光電変換面に形成され、これが電子ビー
ムの走査により順次読み出され、X線画像に対応した画
像信号が電気信号として得られる。この画像信号は上記
のアバランシェ増幅のため非常に大きく、かつダイナミ
ックレンジの大きなものとなる。そして、アモルファス
セレンの層は蛍光面に直接形成されるのでなく、ガラス
薄板を介して形成されたり、ファイバプレートを介して
形成される。つまり、アモルファスセレン層は表面の平
坦なガラス薄板やファイバプレート上に形成されるた
め、アモルファスセレン層の表面も平坦になり、その層
の中で局所的に高電界を生じることがなくなり、画素を
破壊してしまうスパーク事故などを起こすことがなくな
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好ましい一実施例について
図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すよう
に、X線撮像管1は、真空バルブ10中にターゲット1
2と電子銃13とを納めて構成されている。被写体4を
透過したX線がX線を透過する窓11を経てターゲット
12に入射するようにされる。
図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すよう
に、X線撮像管1は、真空バルブ10中にターゲット1
2と電子銃13とを納めて構成されている。被写体4を
透過したX線がX線を透過する窓11を経てターゲット
12に入射するようにされる。
【0011】ターゲット12は図2に模式的に示すよう
に、アルミニウム基盤21の、X線入射側とは反対側の
表面に蛍光体22を形成し、さらにその上にガラス薄板
23を形成した後、導電膜24とアモルファスセレン膜
25とを順次形成したものからなる。この蛍光体22と
しては、CsI等のX線に感応して可視光線を生じる材
料を用いる。導電膜24は透明なもので、たとえばイン
ジウムと錫と酸素の合金であるITOよりなる。アモル
ファスセレン膜25は可視光を電気信号に変換する光電
変換膜として機能する。
に、アルミニウム基盤21の、X線入射側とは反対側の
表面に蛍光体22を形成し、さらにその上にガラス薄板
23を形成した後、導電膜24とアモルファスセレン膜
25とを順次形成したものからなる。この蛍光体22と
しては、CsI等のX線に感応して可視光線を生じる材
料を用いる。導電膜24は透明なもので、たとえばイン
ジウムと錫と酸素の合金であるITOよりなる。アモル
ファスセレン膜25は可視光を電気信号に変換する光電
変換膜として機能する。
【0012】被写体4にX線を照射し、それを透過した
X線を窓11を介してターゲット12に入射すると、X
線が入射した部分の蛍光体22が発光し、その光がガラ
ス薄膜23と透明な導電膜であるITO膜24とを通っ
てアモルファスセレン膜25に入る。このアモルファス
セレン膜25に光が達することによりその中で電荷(電
子・正孔対)が発生し、その部分の導電率が高くなる。
すなわち、このアモルファスセレン膜25上に、入射し
たX線透過像に対応した導電率の分布が得られる。
X線を窓11を介してターゲット12に入射すると、X
線が入射した部分の蛍光体22が発光し、その光がガラ
ス薄膜23と透明な導電膜であるITO膜24とを通っ
てアモルファスセレン膜25に入る。このアモルファス
セレン膜25に光が達することによりその中で電荷(電
子・正孔対)が発生し、その部分の導電率が高くなる。
すなわち、このアモルファスセレン膜25上に、入射し
たX線透過像に対応した導電率の分布が得られる。
【0013】ターゲット12の導電膜(ITO膜)24
と電子銃13との間には高電圧がかけられ、高電界が形
成される。そこで、アモルファスセレン膜25には高電
界がかけられることになるため、アバランシェ効果が引
き起こされて上記の電荷は指数関数的に増加し、導電率
が高まる。このアバランシェ効果を起こすためには10
0メガボルト/mm程度の高電界が必要であるが、これ
はアモルファスセレン膜25を薄くすることにより比較
的容易に達成できる。電荷の増大によりアモルファスセ
レン膜25の導電率は非常に大きくなるが、X線照射を
受けない部分のアモルファスセレン膜25の導電率は低
いままである。
と電子銃13との間には高電圧がかけられ、高電界が形
成される。そこで、アモルファスセレン膜25には高電
界がかけられることになるため、アバランシェ効果が引
き起こされて上記の電荷は指数関数的に増加し、導電率
が高まる。このアバランシェ効果を起こすためには10
0メガボルト/mm程度の高電界が必要であるが、これ
はアモルファスセレン膜25を薄くすることにより比較
的容易に達成できる。電荷の増大によりアモルファスセ
レン膜25の導電率は非常に大きくなるが、X線照射を
受けない部分のアモルファスセレン膜25の導電率は低
いままである。
【0014】こうして形成されたアモルファスセレン膜
25上の導電率の2次元的分布は電子ビームにより読み
出される。すなわち、電子銃13からターゲット12に
向けて電子ビームが発射させられ、アモルファスセレン
膜25の、この電子ビームが当たった部分における導電
率に比例した電流がターゲット12と電子銃13との間
に流れるので、抵抗Rの両端において電圧信号が得られ
る。電子ビームは図示しない偏向コイル等により偏向さ
れてターゲット12上を2次元的に走査させられるた
め、上記のアモルファスセレン膜25上の導電率の分布
が電気的な画像信号として読み出される。
25上の導電率の2次元的分布は電子ビームにより読み
出される。すなわち、電子銃13からターゲット12に
向けて電子ビームが発射させられ、アモルファスセレン
膜25の、この電子ビームが当たった部分における導電
率に比例した電流がターゲット12と電子銃13との間
に流れるので、抵抗Rの両端において電圧信号が得られ
る。電子ビームは図示しない偏向コイル等により偏向さ
れてターゲット12上を2次元的に走査させられるた
め、上記のアモルファスセレン膜25上の導電率の分布
が電気的な画像信号として読み出される。
【0015】この電気信号はカメラコントロールユニッ
ト2を経てビデオ信号となり、テレビジョンモニター装
置3に送られる。そのため、このテレビジョンモニター
装置3の画面上に、被写体4のX線透過像が表示される
ことになる。
ト2を経てビデオ信号となり、テレビジョンモニター装
置3に送られる。そのため、このテレビジョンモニター
装置3の画面上に、被写体4のX線透過像が表示される
ことになる。
【0016】このX線撮像管1においては、X線が可視
光線に変換され、さらにこの可視光線の強度に応じて電
荷が発生するとともにそれがアバランシェ効果により増
幅されるので、感度が高く、少ないX線入射量でも大き
な電気信号が得られるとともに、信号のダイナミックレ
ンジも大きなものとなる。また、X線から電気信号に至
るまでの変換工程が少なく、そのためノイズが少ない。
その結果、テレビジョンモニター装置3の画面に表され
るX線透過像は輝度及びコントラストが高く、S/N比
の大きなものとなる。さらにCsI等の蛍光体22を大
きな面積で形成することは従来のイメージインテシファ
イア製造技術上可能であり、またアモルファスセレン膜
25も大型化が容易である。そのため関心領域の大きさ
にまで視野を広げることのできる大口径のX線撮像管1
を作製することも可能である。
光線に変換され、さらにこの可視光線の強度に応じて電
荷が発生するとともにそれがアバランシェ効果により増
幅されるので、感度が高く、少ないX線入射量でも大き
な電気信号が得られるとともに、信号のダイナミックレ
ンジも大きなものとなる。また、X線から電気信号に至
るまでの変換工程が少なく、そのためノイズが少ない。
その結果、テレビジョンモニター装置3の画面に表され
るX線透過像は輝度及びコントラストが高く、S/N比
の大きなものとなる。さらにCsI等の蛍光体22を大
きな面積で形成することは従来のイメージインテシファ
イア製造技術上可能であり、またアモルファスセレン膜
25も大型化が容易である。そのため関心領域の大きさ
にまで視野を広げることのできる大口径のX線撮像管1
を作製することも可能である。
【0017】しかも、ITO膜24およびアモルファス
セレン膜25は蛍光体22の上に直接形成するのではな
く、ガラス薄板23を介して形成するようにしているた
め、ITO膜24およびアモルファスセレン膜25の表
面の平滑性が良好となる。このアモルファスセレン膜2
5では上記のように100メガボルト/mm程度の電界
強度となっているが、表面の平滑性が良好であるため、
その表面内の方向では等電界分布となる。その結果、局
所的に高電界となることがないので、電子ビーム走査時
にスパークを起こして画素を破損するおそれがなくな
る。
セレン膜25は蛍光体22の上に直接形成するのではな
く、ガラス薄板23を介して形成するようにしているた
め、ITO膜24およびアモルファスセレン膜25の表
面の平滑性が良好となる。このアモルファスセレン膜2
5では上記のように100メガボルト/mm程度の電界
強度となっているが、表面の平滑性が良好であるため、
その表面内の方向では等電界分布となる。その結果、局
所的に高電界となることがないので、電子ビーム走査時
にスパークを起こして画素を破損するおそれがなくな
る。
【0018】図3、図4は第2の実施例にかかるもの
で、この実施例では、これらの図に示すように、表面が
平滑化されたファイバプレート26の一表面(X線入射
側の面)に蛍光体22を蒸着し、他の表面にITO膜2
4およびアモルファスセレン膜25を蒸着することによ
って、ターゲット12を形成している。ここでは、ファ
イバプレート26が蛍光体22やアモルファスセレン膜
25等の支持体となっているとともに、光透過膜となっ
ている。
で、この実施例では、これらの図に示すように、表面が
平滑化されたファイバプレート26の一表面(X線入射
側の面)に蛍光体22を蒸着し、他の表面にITO膜2
4およびアモルファスセレン膜25を蒸着することによ
って、ターゲット12を形成している。ここでは、ファ
イバプレート26が蛍光体22やアモルファスセレン膜
25等の支持体となっているとともに、光透過膜となっ
ている。
【0019】ファイバプレート26は微小な直径の光フ
ァイバを多数束ねて切断し、薄板化したもので、光は厚
さ方向には伝達するが面方向に拡散することはない。そ
のため、図1、図2の実施例のような単なるガラス薄板
23を使用した場合の問題を回避できる。すなわち、ガ
ラス薄板23の場合、蛍光体22からの光は厚さ方向に
伝達されるとともに、面方向にも拡散することになり解
像度の低下を招く。これを避けるにはガラス薄板23の
厚さを50μm程度と薄くすればよいが、そうすると脆
弱になって、取り扱いがやっかいとなる。この点、ファ
イバプレート26では上記の通り光は面方向に拡散する
ことはないため、厚くして強度を大きくしても問題がな
い。
ァイバを多数束ねて切断し、薄板化したもので、光は厚
さ方向には伝達するが面方向に拡散することはない。そ
のため、図1、図2の実施例のような単なるガラス薄板
23を使用した場合の問題を回避できる。すなわち、ガ
ラス薄板23の場合、蛍光体22からの光は厚さ方向に
伝達されるとともに、面方向にも拡散することになり解
像度の低下を招く。これを避けるにはガラス薄板23の
厚さを50μm程度と薄くすればよいが、そうすると脆
弱になって、取り扱いがやっかいとなる。この点、ファ
イバプレート26では上記の通り光は面方向に拡散する
ことはないため、厚くして強度を大きくしても問題がな
い。
【0020】そこで、このファイバプレート26の強度
を利用し、これを支持体とすることができる。その結
果、図2のようなアルミニウム基盤21が不要となり、
X線の減衰を防ぐことができるという効果も得られる。
を利用し、これを支持体とすることができる。その結
果、図2のようなアルミニウム基盤21が不要となり、
X線の減衰を防ぐことができるという効果も得られる。
【0021】
【発明の効果】 以上説明したように、この発明のX線
撮像管によれば、イメージインテンシファイアと組み合
わせることなく、少ないX線入射量でも輝度及びコント
ラストが高く、しかもノイズの少ないX線画像信号を得
ることができる。また、構造上、大口径化も比較的容易
である。さらにイメージインテンシファイアと撮像管と
を組み合わせるという構成としないので、構造が簡単と
なり、装置を小型化することができる。また、アモルフ
ァスセレン膜でスパークを起こして画素を破損するおそ
れをなくすことができる。
撮像管によれば、イメージインテンシファイアと組み合
わせることなく、少ないX線入射量でも輝度及びコント
ラストが高く、しかもノイズの少ないX線画像信号を得
ることができる。また、構造上、大口径化も比較的容易
である。さらにイメージインテンシファイアと撮像管と
を組み合わせるという構成としないので、構造が簡単と
なり、装置を小型化することができる。また、アモルフ
ァスセレン膜でスパークを起こして画素を破損するおそ
れをなくすことができる。
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】同実施例のターゲット部分のみを示す模式的な
断面図。
断面図。
【図3】第2の実施例のブロック図。
【図4】同実施例のターゲット部分のみを示す模式的な
断面図。
断面図。
1 X線撮像管 2 カメラコントロールユニット 3 テレビジョンモニター装置 4 被写体 10 真空バルブ 11 X線入射窓 12 ターゲット 13 電子銃 21 アルミニウム基盤 22 蛍光体 24 ITO(透明導電)膜 25 アモルファスセレン膜 26 ファイバプレート
フロントページの続き (72)発明者 竹本 隆之 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地株 式会社島津製作所三条工場内 (72)発明者 木村 雄太郎 京都府京都市中京区西ノ京桑原町1番地株 式会社島津製作所三条工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 X線を可視光線に変換する蛍光面と、こ
の蛍光面に密着させられたガラス薄板と、該ガラス薄板
の他方の面に密着させられたアモルファスセレンよりな
る光電変換面と、この光電変換面に形成された電荷を電
子ビームの走査によって読み出す手段とを備えることを
特徴とするX線撮像管。 - 【請求項2】 ファイバプレートと、該ファイバプレー
トの一方の面に形成された、X線を可視光線に変換する
蛍光体層と、上記ファイバプレートの他方の面に形成さ
れたアモルファスセレンよりなる光電変換面と、この光
電変換面に形成された電荷を電子ビームの走査によって
読み出す手段とを備えることを特徴とするX線撮像管。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5098634A JPH06290714A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | X線撮像管 |
| US08/215,950 US5515411A (en) | 1993-03-31 | 1994-03-22 | X-ray image pickup tube |
| CN94103207A CN1093830A (zh) | 1993-03-31 | 1994-03-24 | X射线摄像管 |
| DE4410269A DE4410269A1 (de) | 1993-03-31 | 1994-03-24 | Röntgenbildaufnahmeröhre |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5098634A JPH06290714A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | X線撮像管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06290714A true JPH06290714A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=14224942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5098634A Pending JPH06290714A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | X線撮像管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06290714A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6818913B2 (en) * | 2000-02-25 | 2004-11-16 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and apparatus for reading image information by use of stimulable phosphor, and solid-state image detector |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5098634A patent/JPH06290714A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6818913B2 (en) * | 2000-02-25 | 2004-11-16 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and apparatus for reading image information by use of stimulable phosphor, and solid-state image detector |
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