JPH06293640A - 肝疾患治療剤および1,3−ベンゾキサチオール誘導体 - Google Patents

肝疾患治療剤および1,3−ベンゾキサチオール誘導体

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JPH06293640A
JPH06293640A JP1850394A JP1850394A JPH06293640A JP H06293640 A JPH06293640 A JP H06293640A JP 1850394 A JP1850394 A JP 1850394A JP 1850394 A JP1850394 A JP 1850394A JP H06293640 A JPH06293640 A JP H06293640A
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JP
Japan
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benzoxathiol
compound
atom
synthesis example
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Application number
JP1850394A
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English (en)
Inventor
Tamio Ueyama
民男 植山
Kazuo Matsumoto
和夫 松本
Joji Hirase
襄二 平瀬
Yumi Osugi
由美 大杉
Hiroichi Oshima
博一 大島
Takeshi Sogawa
武 十川
Yasuo Mizuno
康夫 水野
Yoshikazu Okui
美和 奥井
Minoru Nishino
稔 西野
Toshinori Nishigaito
俊紀 西垣内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIN NIPPON YAKUHIN KK
Original Assignee
SHIN NIPPON YAKUHIN KK
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Publication date
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  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 新規肝疾患治療剤を提供する。 【構成】 式(I) 【化1】 〔式中、XはO又はS;YはCS又はCH2;RはH,
F,Cl,CN,低級アルキル基、低級アルコキシ基、
基−NR’R2(但し、R1、R2は水素原子、低級ア
ルキル基、アシル基等)、アリール基等;を表わし、n
は1又は2である〕 で示される1,3−ベンゾキサチオール誘導体もしくは
1,3−ベンゾジチオール誘導体を有効成分として含有
する肝疾患治療剤、および式(I)においてX=O,Y
=CH2,Rn=−NR5R6(但し、R5,R6は水
素原子、低級アルキル基、アシル基等)である化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1,3−ベンゾキサチ
オール誘導体もしくは1,3−ベンゾジチオール誘導体
及びそれらの薬理的に許容される塩を有効成分として含
有する肝疾患治療剤と新規な1,3−ベンゾキサチオー
ル誘導体に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】肝臓は
人間の身体の中の最大の臓器であり、生体内代謝をつか
さどる重要な臓器であることは、よく知られている。肝
臓は強靭な臓器であるが、時によって体外から侵入した
ウイルスや有害物質によって障害を受け、急性肝炎、慢
性肝炎、脂肪肝及び肝硬変等の疾病を生じることがあ
る。肝疾患はこの様にその病因、病像、病態生理が一様
でないため不明な点が多く、従って肝疾患治療剤の開発
は極めて困難性が高いのが現状である。現在、この肝疾
患の治療及び予防に広く使用され、臨床上評価されてい
る製剤としては、マロチラートに代表される1,3−ジ
チオール誘導体やグリチルリチン製剤を挙げることがで
きるが、その効果はまだ不十分である。また、近年イン
ターフェロン類がB型肝炎やC型肝炎に有効との知見が
得られているが、インターフェロン類についても発熱や
白血球減少等の副作用の発現率が高く、投与方法が注射
であるため患者の負担が大きい等の問題点もあるので、
安全性が高く、経口で有効な優れた薬剤の開発が続けら
れている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な課題を解決すべく鋭意検討した結果、次の式(I)で
表される1,3−ベンゾキサチオール誘導体もしくは
1,3−ベンゾジチオール誘導体及びそれらの薬理的に
許容される塩が、肝障害を有効に抑制することを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0004】すなわち、本発明は、次の式(I)で表さ
れる1,3−ベンゾキサチオール誘導体もしくは1,3
−ベンゾジチオール誘導体及びそれらの薬理的に許容さ
れる塩を有効成分とする肝疾患治療剤に関する。
【0005】
【化3】 〔式中、Xは酸素原子又はイオウ原子、Yはチオカルボ
ニル基又はメチレン基、Rは、水素原子;ハロゲン原
子;シアノ基;炭素原子上にハロゲン原子、ヒドロキシ
ル基、アシルオキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキ
ルチオ基、アリール基、もしくは置換アミノ基から選択
される置換基を1個又はそれ以上有してもよい低級アル
キル基;炭素原子上に低級アルコキシ基を有してもよい
低級アルコキシ基;低級アルキルチオ基;アシルオキシ
基;アシル基;−NR1R2(R1、R2はそれぞれ独立し
て水素原子、アシル基、低級アルキル基、アリール基、
アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基もしく
は(低級アルキルチオ)チオカルボニル基から選択され
る基であり、その窒素原子上の置換基が窒素原子と一体
になり環を形成していてもよい。但し、R1とR2は同時
にアシル基ではない)で表されるアミノ基;ジヒドロピ
リジル基;−CONR3R4で表されるカルバモイル基;
炭素原子上に低級アルコキシカルボニル基もしくは−C
ONR3R4で表されるカルバモイル基を有してもよい低
級アルケニル基;低級アルコキシカルボニル基を意味す
る。nは1又は2を示す。〕
【0006】なお、1,3−ベンゾキサチオール−2−
チオン誘導体として、5位に水酸基を含有するものが酸
化毛染め剤としての利用が可能であることが公表特許公
報昭56−501244号に、またアルキル基あるいは
ハロゲン原子を置換基として有するものの抗菌作用がフ
ァルマツィー(Pharmazie),21巻,765ページ
(1966)に報告されているが、それらには肝疾患の
治療及び予防に有用である旨の示唆はない。
【0007】また、式(I)で表される化合物のうち次
の式(II)でも表される1,3−ベンゾキサチオール誘
導体は、新規化合物であり、本発明はこれらも含むもの
である。
【0008】
【化4】 〔式中、R5、R6はそれぞれ独立して水素原子、アシル
基、低級アルキル基、アリール基、アリールアルキル
基、ヘテロアリールアルキル基もしくは(低級アルキル
チオ)チオカルボニル基から選択される基であり、その
窒素原子上の置換基が窒素原子と一体になり環を形成し
ていてもよい。但し、R5とR6は同時にアシル基ではな
い。〕
【0009】この発明の範囲に含まれる種々の定義の適
当な例ならびに説明について次に詳細に述べる。
【0010】「ハロゲン原子」の適当な例としては、フ
ッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられ
る。
【0011】「低級アルキル基」の適当な例としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブ
チル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル
基、tert−ペンチル基、1−メチルブチル基、2−
メチルブチル基、1,2−ジメチルプロピル基、ヘキシ
ル基、イソヘキシル基、1−メチルペンチル基、2−メ
チルペンチル基、3−メチルペンチル基、1,1−ジメ
チルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、2,2−ジ
メチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−
ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、1−エ
チルブチル基、2−エチルブチル基、1,2,2−トリ
メチルプロピル基、1−エチル−1−メチルプロピル
基、1−エチル−2−メチルプロピル基等が挙げられ
る。
【0012】「低級アルケニル基」の適当な例として
は、ビニル基、アリル基、1−プロペニル基、イソプロ
ペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、1−ブテニ
ル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、2−エチル−
1−ブテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、1,3
−ブタンジエニル基、1−ペンテニル基、2−ペンテニ
ル基、3−ペンテニル基、4−ペンテニル基、4−メチ
ル−3−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、2−ヘキセ
ニル基、3−ヘキセニル基、4−ヘキセニル基、5−ヘ
キセニル基等が挙げられる。
【0013】「低級アルコキシ基」とは、前記「低級ア
ルキル基」が酸素原子に結合した基であり、その適当な
例としてはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イ
ソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、sec
−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペンチルオキシ
基、イソペンチルオキシ基、ネオペンチルオキシ基、t
ert−ペンチルオキシ基、1−メチルブトキシ基、2
−メチルブトキシ基、1,2−ジメチルプロポキシ基、
ヘキシルオキシ基、イソヘキシルオキシ基、1−メチル
ペンチルオキシ基、2−メチルペンチルオキシ基、3−
メチルペンチルオキシ基、1−エチルブトキシ基、2−
エチルブトキシ基、1,2,2−トリメチルプロポキシ
基、1−エチル−1−メチルプロポキシ基、1−エチル
−2−メチルプロポキシ基等が挙げられる。
【0014】「低級アルキルチオ基」とは、前記「低級
アルキル基」がイオウ原子に結合した基であり、その適
当な例としてはメチルチオ基、エチルチオ基、プロピル
チオ基、イソプロピルチオ基、ブチルチオ基、イソブチ
ルチオ基、sec−ブチルチオ基、tert−ブチルチ
オ基、ペンチルチオ基、イソペンチルチオ基、ネオペン
チルチオ基、tert−ペンチルチオ基、1−メチルブ
チルチオ基、2−メチルブチルチオ基等が挙げられる。
【0015】「アリール基」の適当な例としては、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、低級アルコキシ基等で置換されて
いてもよいフェニル基、トリル基、ナフチル基等が挙げ
られる。
【0016】「ヘテロアリール基」の適当な例として
は、ピリジル基、チエニル基、フリル基、キノリル基等
が挙げられる。
【0017】「アリールアルキル基」とは、前記「アリ
ール基」が、前記「低級アルキル基」に結合した基をい
い、その適当な例としてはベンジル基、4−ブロモベン
ジル基、3−クロロベンジル基、2−クロロ−6−フル
オロベンジル基、2,3−ジクロロベンジル基、2,4
−ジクロロベンジル基、4−メチルベンジル基、4−エ
チルベンジル基、4−フルオロベンジル基、3−フルオ
ロベンジル基、2−フルオロベンジル基、4−ニトロベ
ンジル基、3−ニトロベンジル基、2−ニトロベンジル
基、m−アニシル基、p−アニシル基、3,4−ジメト
キシベンジル基、4−(トリフルオロメチル)ベンジル
基、α−ナフチルメチル基、β−ナフチルメチル基、α
−ナフチルジフェニルメチル基、9−アンスリルメチル
基、ピペロニル基、1−フェネチル基、2−フェネチル
基、1−フェニルプロピル基、2−フェニルプロピル
基、3−フェニルプロピル基、4−フェニルブチル基、
4−フェニルペンチル基、5−フェニルペンチル基、4
−フェニルヘキシル基、5−フェニルヘキシル基、6−
フェニルヘキシル基等が挙げられる。
【0018】「ヘテロアリールアルキル基」とは、前記
「ヘテロアリール基」が、前記「低級アルキル基」に結
合した基をいい、その適当な例としては2−テニル基、
3−テニル基、フルフリル基等が挙げられる。
【0019】「アシル基」の適当な例としては、脂肪族
飽和カルボン酸、脂肪族不飽和カルボン酸、炭素環式カ
ルボン酸又は複素環式カルボン酸のような有機酸の残基
が挙げられるが、具体的には、例えばホルミル基、アセ
チル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル
基、ヘキサノイル基、ブロモアセチル基、トリフルオロ
アセチル基、メトキシアセチル基、n−ブトキシアセチ
ル基、フェノキシアセチル基、4−ブロモメチルフェニ
ルアセチル基、4−メトキシフェニルアセチル基、1−
ナフチルアセチル基、3−ピリジルアセチル基、3−ク
ロロプロピオニル基、3−ブロモプロピオニル基、3−
(メチルチオ)プロピオニル基、3−エトキシプロピオ
ニル基、3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロピオ
ニル基、3−ベンゾイルプロピオニル基、4−クロロブ
チリル基、3−アセチル−n−ブチリル基、シクロペン
チルアセチル基、6−ブロモ−n−ヘキサノイル基等の
置換基を有してもよい低級アルカノイル基、アクリロイ
ル基、2−フリルアクリロイル基、クロトノイル基、3
−メチルクロトノイル基、シンナモイル基、4−メトキ
シシンナモイル基等の置換基を有してもよい低級アルケ
ノイル基、ベンゾイル基、4−アセチルベンゾイル基、
4−ニトロベンゾイル基、4−n−ペンチルベンゾイル
基、p−アニソイル基、o−アニソイル基、3,5−ビ
ス(トリフルオロメチル)ベンゾイル基、4−ブロモベ
ンゾイル基、n−ブトキシベンゾイル基、4−クロロベ
ンゾイル基、3−クロロベンゾイル基、4−(クロロメ
チル)ベンゾイル基、2−クロロ−4−ニトロベンゾイ
ル基、4−シアノベンゾイル基、3,4−ジクロロベン
ゾイル基、3,5−ジクロロベンゾイル基、2,4−ジ
フルオロベンゾイル基、3,4−ジメトキシベンゾイル
基、4−(ジメチルアミノ)ベンゾイル基、4−エトキ
シベンゾイル基、3−フルオロベンゾイル基、4−ホル
ミルベンゾイル基、4−イソプロピルベンゾイル基、4
−メトキシ−3−ニトロベンゾイル基、3−(トリフル
オロメチル)ベンゾイル基、3,4,5−トリメトキシ
ベンゾイル基、3,4−ジメチルベンゾイル基、3−メ
トキシ−2−ニトロベンゾイル基、4−メチル−3−ニ
トロベンゾイル基、m−トルオイル基、o−トルオイル
基、p−トルオイル基、1−ナフトイル基、2−ナフト
イル基、1−ブロモ−2−ナフトイル基等のアリールカ
ルボニル基、2−テノイル基、3−テノイル基、5−メ
チル−2−テノイル基、2−フロイル基、5−ブロモ−
2−フロイル基、ニコチノイル基、イソニコチノイル
基、6−メチルピリジン−2−カルボニル基、2−キノ
リンカルボニル基等のヘテロアリールカルボニル基を挙
げることができる。
【0020】「(低級アルキルチオ)チオカルボニル
基」とは、前記「低級アルキルチオ基」がチオカルボニ
ル基に結合した基であり、その適当な例としては、(メ
チルチオ)チオカルボニル基、(エチルチオ)チオカル
ボニル基、(プロピルチオ)チオカルボニル基、(イソ
プロピルチオ)チオカルボニル基、(イソブチルチオ)
チオカルボニル基、(n−ペンチルチオ)チオカルボニ
ル基、(2−メチルブチルチオ)チオカルボニル基等を
挙げることができる。
【0021】「アシルオキシ基」とは、前記「アシル
基」が酸素原子に結合した基であり、その適当な例とし
ては、アセトキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチリル
オキシ基、イソブチリルオキシ基、ヘキサノイルオキシ
基、ブロモアセトキシ基、トリフルオロアセトキシ基、
メトキシアセトキシ基、n−ブトキシアセトキシ基、フ
ェノキシアセトキシ基、4−ブロモメチルフェニルアセ
トキシ基、4−メトキシフェニルアセトキシ基、1−ナ
フチルアセトキシ基、3−ピリジルアセトキシ基、3−
クロロプロピオニルオキシ基、3−ブロモプロピオニル
オキシ基、3−(メチルチオ)プロピオニルオキシ基、
3−エトキシプロピオニルオキシ基、3−(3,4−ジ
メトキシフェニル)プロピオニルオキシ基、3−ベンゾ
イルプロピオニルオキシ基、4−クロロブチリルオキシ
基、3−アセトキシ−n−ブチリルオキシ基、シクロペ
ンチルアセトキシ基、6−ブロモ−n−ヘキサノイルオ
キシ基等の置換基を有してもよい低級アルカノイルオキ
シ基、アクリロイルオキシ基、2−フリルアクリロイル
オキシ基、クロトノイルオキシ基、3−メチルクロトノ
イルオキシ基、シンナモイルオキシ基、4−メトキシシ
ンナモイルオキシ基等の置換基を有してもよい低級アル
ケノイルオキシ基、ベンゾキシ基、4−アセチルベンゾ
キシ基、4−ニトロベンゾキシ基、4−n−ペンチルベ
ンゾキシ基、p−アニソイルオキシ基、o−アニソイル
オキシ基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾ
キシ基、4−ブロモベンゾキシ基、n−ブトキシベンゾ
キシ基、4−クロロベンゾキシ基、4−シアノベンゾキ
シ基、2,4−ジフルオロベンゾキシ基、3,4−ジメ
トキシベンゾキシ基、4−(ジメチルアミノ)ベンゾキ
シ基、4−エトキシベンゾキシ基、3−フルオロベンゾ
キシ基、3,4,5−トリメトキシベンゾキシ基、3,
4−ジメチルベンゾキシ基、m−トルオイルオキシ基、
o−トルオイルオキシ基、1−ナフトイルオキシ基、2
−ナフトイルオキシ基、1−ブロモ−2−ナフトイルオ
キシ基等のアリールカルボニルオキシ基、2−テノイル
オキシ基、3−テノイルオキシ基、5−メチル−2−テ
ノイルオキシ基、2−フロイルオキシ基、5−ブロモ−
2−フロイルオキシ基、ニコチノイルオキシ基、イソニ
コチノイルオキシ基、6−メチルピリジン−2−カルボ
ニルオキシ基等のヘテロアリールカルボニルオキシ基を
挙げることができる。
【0022】「低級アルコキシカルボニル基」とは、前
記「低級アルコキシ基」がカルボニル基に結合した基で
あり、その適当な例としては、メトキシカルボニル基、
エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソ
プロポキシカルボニル基、ブトキシカルボニル基、イソ
ブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル
基、tert−ブトキシカルボニル基、ペンチルオキシ
カルボニル基、イソペンチルオキシカルボニル基、3−
メチルペンチルオキシカルボニル基、2,3−ジメチル
ブトキシカルボニル基、3,3−ジメチルブトキシカル
ボニル基、2−エチルブトキシカルボニル基等が挙げら
れる。
【0023】「−CONR3R4で表されるカルバモイル
基」の適当な例としては、カルバモイル基、ジメチルカ
ルバモイル基、エチルカルバモイル基、アリルカルバモ
イル基、シクロペンチルカルバモイル基、ヘキシルカル
バモイル基、N−(4−エトキシカルボニルオキシフェ
ニル)カルバモイル基、N−(4−トリフルオロメチル
フェニル)カルバモイル基、m−トルイジノカルバモイ
ル基、p−トルイジノカルバモイル基、N−(3−フル
オロフェニル)カルバモイル基、N−(4−フルオロフ
ェニル)カルバモイル基、N−(3−メトキシフェニ
ル)カルバモイル基、N−(4−メトキシフェニル)カ
ルバモイル基、N−(4−エチルフェニル)カルバモイ
ル基、N−(2−メチル−4−ニトロフェニル)カルバ
モイル基、1−ナフチルカルバモイル基、2−ナフチル
カルバモイル基、(4−ニトロ−1−ナフチル)カルバ
モイル基、2−ピリジルカルバモイル基、4−アミノ−
2−クロロピリジルカルバモイル基等が挙げられる。
【0024】窒素原子と共に形成する環の適当な例とし
ては、ピロール、ピロリン、ピロリジン、イミダゾリジ
ン、ピラゾリジン等の5員複素環、ピペリジン、ピペラ
ジン、モルホリン等の6員複素環が挙げられる。
【0025】本発明の有効成分である式(I)の1,3
−ベンゾキサチオール誘導体もしくは1,3−ベンゾジ
チオール誘導体の置換基には、低級アルキル基、低級ア
ルケニル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、
低級アルカノイル基、低級アルケノイル基の炭素数が1
〜6個のものが含まれるが、とりわけ炭素数1〜4個の
ものが好ましい。
【0026】薬理的に許容される塩とは、慣用の無毒性
塩類であり、そのような塩としては例えば、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属、マグネシウム、カルシ
ウム等のアルカリ土類金属、アルミニウム等の無機塩基
との塩、エチルアミン、プロピルアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、モルホリン、ピペリジン、N−
エチルピペリジン、ジエタノールアミン、シクロヘキシ
ルアミン等の有機塩基との塩、リジン、オルニチン等の
塩基性アミノ酸との塩、アンモニウム塩、塩酸、硫酸、
リン酸、臭化水素酸等の鉱酸塩、酢酸、シュウ酸、コハ
ク酸、クエン酸、マレイン酸、リンゴ酸、フマル酸、酒
石酸、ピクリン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン
酸等の有機酸との塩、グルタミン酸、アスパラギン酸等
の酸性アミノ酸との塩が挙げられる。
【0027】式(I)の化合物を具体的に例示すると以
下のようになる。
【0028】1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン、6−フルオロ−1,3−ベンゾキサチオール−2−
チオン、5−ブロモ−1,3−ベンゾキサチオール−2
−チオン、5−シアノ−1,3−ベンゾキサチオール−
2−チオン、5−メチル−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオン、5−トリフルオロメチル−1,3−ベン
ゾキサチオール−2−チオン、5−ヒドロキシメチル−
1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、7−ヒドロ
キシメチル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン、5−(1−ヒドロキシエチル)−1,3−ベンゾキ
サチオール−2−チオン、5−アセトキシメチル−1,
3−ベンゾキサチオール−2−チオン、7−イソブチリ
ルオキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チ
オン、5−(1−アセトキシエチル)−1,3−ベンゾ
キサチオール−2−チオン、5−[1−(3−ブロモプ
ロピオニルオキシ)エチル]−1,3−ベンゾキサチオ
ール−2−チオン、7−クロトノイルオキシメチル−
1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、5−メトキ
シ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、6−メ
トキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、5
−プロポキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン、5−メトキシメトキシ−1,3−ベンゾキサチオー
ル−2−チオン、5−メチルチオ−1,3−ベンゾキサ
チオール−2−チオン、5−アセトキシ−1,3−ベン
ゾキサチオール−2−チオン、5−プロピオニルオキシ
−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、5−ホル
ミル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、5−
アセチル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、
5−ブチリル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン、5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チ
オン、7−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−
チオン、6−ジメチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオ
ール−2−チオン、5−アセチルアミノ−1,3−ベン
ゾキサチオール−2−チオン、7−アセチルアミノ−
1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、7−プロピ
オニルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン、5−トリフルオロアセチルアミノ−1,3−ベンゾ
キサチオール−2−チオン、5−(2−メトキシアセチ
ル)アミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン、5−(3−メチルチオプロピオニル)アミノ−1,
3−ベンゾキサチオール−2−チオン、5−クロトノイ
ルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、
5−[3−(2−フリル)アクリロイル]アミノ−1,
3−ベンゾキサチオール−2−チオン、5−(4−ニト
ロベンゾイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール−
2−チオン、5−(4−イソプロピルベンゾイルアミ
ノ)−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、6−
(3,4−ジメチルベンゾイルアミノ)−1,3−ベン
ゾキサチオール−2−チオン、5−(4−クロロベンゾ
イルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン、5−(1−ナフトイルアミノ)−1,3−ベンゾキ
サチオール−2−チオン、7−(2−ナフトイルアミ
ノ)−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、5−
(2−テノイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオン、5−ニコチノイルアミノ−1,3−ベン
ゾキサチオール−2−チオン、5−カルバモイル−1,
3−ベンゾキサチオール−2−チオン、5−エチルカル
バモイル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、
5−アリルカルバモイル−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオン、5−ビニル−1,3−ベンゾキサチオー
ル−2−チオン、5−[2−(N−ヘキシルカルバモイ
ル)ビニル]−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン、5−[2−(N−2−ピリジルカルバモイル)ビニ
ル]−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、5−
[2−[N−(4−エトキシカルボニルオキシフェニ
ル)カルバモイル]ビニル]−1,3−ベンゾキサチオ
ール−2−チオン、5−(2−エトキシカルボニルビニ
ル)−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、5−
フルオロ−7−(1−ヒドロキシエチル)−1,3−ベ
ンゾキサチオール−2−チオン、7−アセチル−5−フ
ルオロ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン、
【0029】1,3−ベンゾキサチオール、5−クロロ
−1,3−ベンゾキサチオール、5−ブロモ−1,3−
ベンゾキサチオール、5−シアノ−1,3−ベンゾキサ
チオール、5−メチル−1,3−ベンゾキサチオール、
6−メチル−1,3−ベンゾキサチオール、7−メチル
−1,3−ベンゾキサチオール、4,6−ジメチル−
1,3−ベンゾキサチオール、5−エチル−1,3−ベ
ンゾキサチオール、5−ブロモメチル−1,3−ベンゾ
キサチオール、5−クロロメチル−1,3−ベンゾキサ
チオール、5−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキサ
チオール、5−アセトキシメチル−1,3−ベンゾキサ
チオール、5−(4−クロロブチリルオキシ)メチル−
1,3−ベンゾキサチオール、5−ベンゾキシメチル−
1,3−ベンゾキサチオール、5−(p−アニソイルオ
キシメチル)−1,3−ベンゾキサチオール、5−(4
−クロロベンゾキシメチル)−1,3−ベンゾキサチオ
ール、5−メトキシメチル−1,3−ベンゾキサチオー
ル、5−メチルチオメチル−1,3−ベンゾキサチオー
ル、5−エチルチオメチル−1,3−ベンゾキサチオー
ル、5−イソブチルチオメチル−1,3−ベンゾキサチ
オール、5−ベンジル−1,3−ベンゾキサチオール、
5−(3,4−ジメトキシベンジル)−1,3−ベンゾ
キサチオール、5−(4−メチルベンジル)−1,3−
ベンゾキサチオール、5−(1−ヒドロキシ−1−フェ
ニルメチル)−1,3−ベンゾキサチオール、5−
(2,2−ジメトキシエチル)アミノメチル−1,3−
ベンゾキサチオール、5−メトキシ−1,3−ベンゾキ
サチオール、5−エトキシ−1,3−ベンゾキサチオー
ル、5−プロポキシ−1,3−ベンゾキサチオール、5
−イソブトキシ−1,3−ベンゾキサチオール、5−メ
トキシメトキシ−1,3−ベンゾキサチオール、5−ア
セトキシ−1,3−ベンゾキサチオール、5−(3−エ
トキシプロピオニルオキシ)−1,3−ベンゾキサチオ
ール、5−ヘキサノイルオキシ−1,3−ベンゾキサチ
オール、5−ベンゾキシ−1,3−ベンゾキサチオー
ル、5−(4−シアノベンゾキシ)−1,3−ベンゾキ
サチオール、5−(3−フルオロベンゾキシ)−1,3
−ベンゾキサチオール、5−ホルミル−1,3−ベンゾ
キサチオール、5−アセチル−1,3−ベンゾキサチオ
ール、5−ブチリル−1,3−ベンゾキサチオール、5
−(3−アセチル−n−ブチリル)−1,3−ベンゾキ
サチオール、5−(p−トルオイル)−1,3−ベンゾ
キサチオール、5−(4−クロロベンゾイル)−1,3
−ベンゾキサチオール、5−[3,5−ビス(トリフル
オロメチル)ベンゾイル]−1,3−ベンゾキサチオー
ル、5−(p−アニソイル)−1,3−ベンゾキサチオ
ール、5−ベンゾイル−1,3−ベンゾキサチオール、
5−(3,4−ジメトキシベンゾイル)−1,3−ベン
ゾキサチオール、5−(2−テノイル)−1,3−ベン
ゾキサチオール、5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオ
ール、6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール、7−
アミノ−1,3−ベンゾキサチオール、6−メチルアミ
ノ−1,3−ベンゾキサチオール、5−エチルアミノ−
1,3−ベンゾキサチオール、6−エチルアミノ−1,
3−ベンゾキサチオール、7−エチルアミノ−1,3−
ベンゾキサチオール、7−プロピルアミノ−1,3−ベ
ンゾキサチオール、7−イソブチルアミノ−1,3−ベ
ンゾキサチオール、7−ペンチルアミノ−1,3−ベン
ゾキサチオール、6−ヘキシルアミノ−1,3−ベンゾ
キサチオール、6−ジメチルアミノ−1,3−ベンゾキ
サチオール、7−ジペンチルアミノ−1,3−ベンゾキ
サチオール、5−ベンジルアミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール、6−(p−アニシルアミノ)−1,3−ベン
ゾキサチオール、7−(4−フルオロベンジルアミノ)
−1,3−ベンゾキサチオール、5−(3−フェニルプ
ロピルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、5−
(2−テニルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、
5−ピペリジノ−1,3−ベンゾキサチオール、5−
(2−ニトロフェニル)アミノ−1,3−ベンゾキサチ
オール、7−ホルミルアミノ−1,3−ベンゾキサチオ
ール、5−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオー
ル、6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオー
ル、7−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオー
ル、5−プロピオニルアミノ−1,3−ベンゾキサチオ
ール、7−ブチリルアミノ−1,3−ベンゾキサチオー
ル、7−イソブチリルアミノ−1,3−ベンゾキサチオ
ール、6−ヘキサノイルアミノ−1,3−ベンゾキサチ
オール、7−(3−クロロプロピオニルアミノ)−1,
3−ベンゾキサチオール、7−トリフルオロアセチルア
ミノ−1,3−ベンゾキサチオール、7−(3−ブロモ
プロピオニルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、
6−(4−クロロブチリルアミノ)−1,3−ベンゾキ
サチオール、5−クロトノイルアミノ−1,3−ベンゾ
キサチオール、7−シンナモイルアミノ−1,3−ベン
ゾキサチオール、5−[3−(2−フリル)アクリロイ
ル]アミノ−1,3−ベンゾキサチオール、5−ベンゾ
イルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール、6−ベンゾ
イルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール、7−ベンゾ
イルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール、5−(1−
ナフトイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、7
−(2−ナフトイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオ
ール、5−(4−イソプロピルベンゾイルアミノ)−
1,3−ベンゾキサチオール、6−(3,4−ジメチル
ベンゾイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、5
−(4−クロロベンゾイルアミノ)−1,3−ベンゾキ
サチオール、5−(3−フルオロベンゾイルアミノ)−
1,3−ベンゾキサチオール、7−(4−フルオロベン
ゾイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、7−
(4−ブロモベンゾイルアミノ)−1,3−ベンゾキサ
チオール、7−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)
−1,3−ベンゾキサチオール、6−(4−アセチルベ
ンゾイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、5−
(2−クロロ−4−ニトロベンゾイルアミノ)−1,3
−ベンゾキサチオール、6−(4−ジメチルアミノベン
ゾイル)アミノ−1,3−ベンゾキサチオール、5−
(4−ニトロベンゾイルアミノ)−1,3−ベンゾキサ
チオール、5−(p−アニソイルアミノ)−1,3−ベ
ンゾキサチオール、6−(p−アニソイルアミノ)−
1,3−ベンゾキサチオール、7−(p−アニソイルア
ミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、5−(2−テノ
イルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、5−(3
−テノイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、5
−イソニコチノイルアミノ−1,3−ベンゾキサチオー
ル、7−ニコチノイルアミノ−1,3−ベンゾキサチオ
ール、7−(N−イソブチル−N−エチルアミノ)−
1,3−ベンゾキサチオール、6−[N−(p−アニシ
ル)−N−メチルアミノ]−1,3−ベンゾキサチオー
ル、6−(N−アセチル−N−メチルアミノ)−1,3
−ベンゾキサチオール、5−(N−アセチル−N−メチ
ルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオール、7−(N−
ブチリル−N−メチルアミノ)−1,3−ベンゾキサチ
オール、7−(N−アクリロイル−N−メチルアミノ)
−1,3−ベンゾキサチオール、5−(N−クロトノイ
ル−N−メチルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオー
ル、6−[N−(p−アニソイル)−N−メチルアミ
ノ]−1,3−ベンゾキサチオール、7−(N−ブチリ
ル−N−エチルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオー
ル、5−[N−エチル−N−(2−テノイル)アミノ]
−1,3−ベンゾキサチオール、5−(メチルチオ)チ
オカルボニルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール、6
−(プロピルチオ)チオカルボニルアミノ−1,3−ベ
ンゾキサチオール、5−[4−[3,5−ビス(エトキ
シカルボニル)−2,6−ジメチル]−1,4−ジヒド
ロピリジル]−1,3−ベンゾキサチオール、5−カル
バモイル−1,3−ベンゾキサチオール、5−エチルカ
ルバモイル−1,3−ベンゾキサチオール、5−(1−
ナフチル)カルバモイル−1,3−ベンゾキサチオー
ル、5−(2−エトキシカルボニルビニル)−1,3−
ベンゾキサチオール、5−メトキシカルボニル−1,3
−ベンゾキサチオール、5−エトキシカルボニル−1,
3−ベンゾキサチオール、5−イソペンチルオキシカル
ボニル−1,3−ベンゾキサチオール、
【0030】1,3−ベンゾジチオール−2−チオン、
5−クロロ−1,3−ベンゾジチオール−2−チオン、
4−メチル−1,3−ベンゾジチオール−2−チオン、
5−メチル−1,3−ベンゾジチオール−2−チオン、
4−メトキシ−1,3−ベンゾジチオール−2−チオ
ン、5−メトキシ−1,3−ベンゾジチオール−2−チ
オン、4−エトキシ−1,3−ベンゾジチオール−2−
チオン、5−プロポキシ−1,3−ベンゾジチオール−
2−チオン、5−イソブトキシ−1,3−ベンゾジチオ
ール−2−チオン、5−イソペンチルオキシ−1,3−
ベンゾジチオール−2−チオン、5−ペンチルオキシ−
1,3−ベンゾジチオール−2−チオン、
【0031】1,3−ベンゾジチオール、5−クロロ−
1,3−ベンゾジチオール、5−ブロモ−1,3−ベン
ゾジチオール、5−シアノ−1,3−ベンゾジチオー
ル、4−メチル−1,3−ベンゾジチオール、5−ブチ
ル−1,3−ベンゾジチオール、5−ヒドロキシメチル
−1,3−ベンゾジチオール、5−(1−ヒドロキシエ
チル)−1,3−ベンゾジチオール、5−(1−アセト
キシエチル)−1,3−ベンゾジチオール、5−ベンゾ
キシメチル−1,3−ベンゾジチオール、5−メトキシ
−1,3−ベンゾジチオール、5−プロポキシ−1,3
−ベンゾジチオール、5−イソブトキシ−1,3−ベン
ゾジチオール、5−ペンチルオキシ−1,3−ベンゾジ
チオール、5−(3−フェニルプロポキシ)−1,3−
ベンゾジチオール、5−ホルミル−1,3−ベンゾジチ
オール、5−アセチル−1,3−ベンゾジチオール、5
−ブチリル−1,3−ベンゾジチオール、5−ヘキサノ
イル−1,3−ベンゾジチオール、5−ベンゾイル−
1,3−ベンゾジチオール、5−(4−ブロモベンゾイ
ル)−1,3−ベンゾジチオール、5−(4−シアノベ
ンゾイル)−1,3−ベンゾジチオール、5−(3,4
−ジメトキシベンゾイル)−1,3−ベンゾジチオー
ル、5−アミノ−1,3−ベンゾジチオール、5−エチ
ルアミノ−1,3−ベンゾジチオール、5−ジエチルア
ミノ−1,3−ベンゾジチオール、5−ピペリジノ−
1,3−ベンゾジチオール、5−アセチルアミノ−1,
3−ベンゾジチオール、5−トリフルオロアセチルアミ
ノ−1,3−ベンゾジチオール、5−ブチリルアミノ−
1,3−ベンゾジチオール、5−ニコチノイルアミノ−
1,3−ベンゾジチオール、5−(メチルチオ)チオカ
ルボニルアミノ−1,3−ベンゾジチオール、5−(イ
ソプロピルチオ)チオカルボニルアミノ−1,3−ベン
ゾジチオール、5−[4−[3,5−ビス(エトキシカ
ルボニル)−2,6−ジメチル]−1,4−ジヒドロピ
リジル]−1,3−ベンゾジチオール、5−カルバモイ
ル−1,3−ベンゾジチオール、7−アセチル−4−メ
チル−1,3−ベンゾジチオール。
【0032】本発明の式(I)で示される化合物には公
知の化合物も含まれる。
【化5】 例えば式(I)中、(Ia)(R=水素原子)で表され
る1,3−ベンゾキサチオール−2−チオンはジャーナ
ル・オブ・ケミカル・ソサイアティー(Journal of Che
mical Society),1514ページ(1953)に、
(Ib)(R=水素原子)で表される1,3−ベンゾキ
サチオール及び(Ib)(R=メチル基)で表される5
−メチル−1,3−ベンゾキサチオールはシンセシス
(Synthesis),797ページ(1976)に、(I
b)(R=臭素原子)で表される5−ブロモ−1,3−
ベンゾキサチオール及び(Ib)(R=アセチル基)で
表される5−アセチル−1,3−ベンゾキサチオールは
ジャーナル・オブ・ヘテロサイクリック・ケミストリー
(Journal of Heterocyclic Chemistry),19巻,1
35ページ(1982)に、(Ic)(R=水素原子)
で表される1,3−ベンゾジチオール−2−チオン、
(Ic)(R=メチル基)で表される4−メチル−1,
3−ベンゾジチオール−2−チオン及び(Ic)(R=
塩素原子)で表される5−クロロ−1,3−ベンゾジチ
オール−2−チオンはテトラヘドロン・レターズ(Tetr
ahedron Letters),24巻,2585ページ(198
3)に、(Id)(R=水素原子)で表される1,3−
ベンゾジチオールはブリチン・オブ・ザ・ケミカル・ソ
サイアティー・オブ・ジャパン(Bulletin of the Chem
ical Society of Japan),49巻,3567ページ
(1976)に記載されている。
【0033】また、式(I)で表わされる化合物のう
ち、一部の1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン誘
導体は、本発明者らによって合成された新規化合物であ
って特許出願されている(特願平5−25200号)。
【0034】さらに詳細に説明すると、式(II)の化合
物を包含している式(I)の化合物は例えば次の反応式
に従って製造することができる。
【化6】 〔式中X、Y、R、nは前記と同意義を有する。Halは
ハロゲン原子を意味する。〕即ち、式(III)の化合物
と臭化メチレン等のジハロゲン化メチレン(IV)、ある
いは1,1′−チオカルボニルジイミダゾール(V)も
しくはチオホスゲン(VI)とを反応させて目的物質であ
る化合物(I)を得ることができる。
【0035】具体的には、例えば水酸化ナトリウム等の
水酸化アルカリ及びアドゲン464(アルドリッチ・ケ
ミカル・カンパニー、米国)等の相間移動触媒を含む水
と臭化メチレン(IV)(Hal=臭素)の混合液に(III)
を加え、室温〜加熱還流下で常法により反応を行うと、
(I)(Y=メチレン基)が得られる。又は、クロロホ
ルム等の反応に関与しない有機溶媒中で氷冷下又は室温
〜加熱還流下で常法により(III)と(V)の反応を行
う。あるいはクロロホルム等の反応に関与しない有機溶
媒と水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アル
カリを含む水の混合液中で氷冷下又は室温〜加熱還流下
で常法により(III)と(VI)の反応を行うと、(I)
(Y=チオカルボニル基)が得られる。
【0036】式(IV)、(V)、(VI)の化合物は公知
の化合物である。また、化合物(III)は公知の化合物
であるか又は公知文献の方法と類似の方法で製造される
〔ザ・ジャーナル・オブ・オルガニック・ケミストリー
(the Journal of Organic Chemistry),4426ペー
ジ(1968)、シンセティック・コミュニケーション
ズ(Synthetic Communications),16巻,681ペー
ジ(1986)、シンセシス(Synthesis),679ペ
ージ(1990)、公開特許公報昭51−70740
号、公開特許公報平5−117225号等〕。
【0037】あるいは式(I)の化合物は、次の反応式
に従って製造することができる。
【化7】 〔式中X′はイオウ原子、Y、R、nは前記と同意義を
有する。R7はアルキル基、HZは酸を意味する。〕即
ち、式(VII)で表される2−アルコキシ−1,3−ベ
ンゾジチオールとイオウ(VIII)との反応、あるいは
(VII)と酸との反応による塩(IX)の形成とそれに続
く水素化ホウ素ナトリウム(X)との反応によって目的
物質である化合物(I)(X=イオウ原子)を得ること
ができる。
【0038】具体的には、(VII)と(VIII)をピリジ
ン、1,2−ジクロロベンゼン等の反応に関与しない有
機溶媒中で室温〜加熱還流下で常法により反応を行う
と、(I)(Y=チオカルボニル基)が得られる。ある
いは、アルゴン、窒素等の不活性ガス雰囲気下、ジエチ
ルエーテル等の反応に関与しない有機溶媒中、(VII)
と酸とを氷冷〜室温で常法によって反応させて得られる
生成物(IX)と(X)とをテトラヒドロフラン、ジエチ
ルエーテル等の反応に関与しない有機溶媒中、氷冷下又
は室温〜加熱還流下で常法により反応を行うと、(I)
(Y=メチレン基)が得られる。用いられる酸として、
テトラフルオロホウ酸、過塩素酸、硫酸、塩酸、臭化水
素酸等が挙げられる。化合物(VII)は公知の化合物で
あるか又は公知文献の方法と類似の方法で製造される
〔シンセシス(Synthesis),38ページ(1975)
等〕。
【0039】本発明の化合物はまた、化合物(I)を原
料としてその一部分を適当な手段で変換することによっ
ても製造できる。具体的には、例えばRがヒドロキシメ
チル基、アミノ基のものをアシル化剤と反応させること
によりアシルオキシメチル基、アシルアミノ基に、ま
た、アルキル化剤と反応させることによりアルコキシメ
チル基、アルキルアミノ基に変換することができる。ま
た、Rがアシルアミノ基、アシル基のものを公知の還元
剤と反応させることにより、アルキルアミノ基、アリー
ルアルキルアミノ基、ヘテロアリールアルキルアミノ
基、アルキル基、アリールアルキル基に変換することが
できる。アシル化剤としては、酸無水物、酸ハロゲン化
物もしくはこれらの対応する有機酸と適当な縮合剤の組
合わせが、アルキル化剤としてはハロゲン化アルキル、
スルホン酸アルキル等が、還元剤としては水素化アルミ
ニウムリチウム等が用いられる。
【0040】なお、上記の反応により生成する式(I)
の1,3−ベンゾキサチオール誘導体もしくは1,3−
ベンゾジチオール誘導体はろ過、抽出、カラムクロマト
グラフィー、再結晶等の公知の方法により反応混合物よ
り単離、精製することができる。
【0041】このようにして得られる本発明化合物
(I)は、後記のごとく優れた肝障害抑制作用を示し、
かつ安全性も高いので、医薬品としての用途に充分耐え
得るものである。
【0042】処置に必要とされる本発明の化合物の使用
量は、選択された特定の化合物によって異なるばかりで
なく、投与の経路、処置される症状の性質、年齢及び患
者の症状によっても変化し、最終的には、担当の医師の
判断で決まる。しかしながら通常、適切な投与量は一般
に成人1日量約10〜約2000mgの範囲であり、好ま
しくは20〜1000mgの範囲である。
【0043】好ましい投与形態は、好都合に1回にする
か、あるいは適切な時間間隔で何回か、例えば1日に
2、3、4回あるいはさらに分割して投与してもよい。
【0044】投与方法は投与に適した任意の形態をとる
ことができ、特に経口投与が望ましい。
【0045】本発明に用いられる化合物(I)は有効成
分の一つとして単独又は通常使用される有機もしくは無
機固体状もしくは液状賦形剤のような製薬学的に許容さ
れる担体と混合した医薬製剤の形で使用される。医薬製
剤はカプセル剤、錠剤、丸剤、顆粒剤、散剤、細粒剤、
経口用液剤、懸濁剤、乳剤、注射剤、坐剤、吸入剤等の
製剤として調製される。所望に応じて上記製剤中に助
剤、安定剤、湿潤剤又は乳化剤、緩衝液及びその他の通
常使用される添加剤が含まれていてもよい。
【0046】例えば、経口投与のための固体組成物とし
ては、錠剤、散剤、顆粒剤等が含まれる。このような固
体組成物においては、1種類又はそれ以上の活性物質
が、不活性な希釈剤、例えばデンプン、白糖、マンニッ
ト、カルボキシメチルセルロース、コーンスターチ、無
機塩類等と混合される。この組成物は所望に応じて不活
性な希釈剤以外の添加剤、例えば結合剤、崩壊剤、界面
活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色剤、香料
等を含有していてもよい。より具体的には、結合剤とし
てのデンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチ
ン、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、マクロゴール等;崩壊剤と
してのデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセ
ルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低
置換ヒドロキシプロピルセルロース等;界面活性剤とし
てのラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂
肪酸エステル、ポリソルベート80等;滑沢剤としての
タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル等;流動性促進剤としての軽質無水ケイ酸、乾燥水酸
化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸
マグネシウム等が使用でき、適当に組合わせることによ
り錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤とすることができ
る。またこれらの固形製剤をヒドロキシプロピルメチル
セルロースフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースアセテートサクシネート、セルロースアセテート
フタレート、メタアクリレートコーポリマー等の被覆用
基剤を用いて腸溶性製剤とすることができる。
【0047】経口投与のための液体組成物は、薬剤的に
許容される乳濁剤、溶液剤、懸濁剤、シロップ剤、エリ
キシル剤等を含み、一般的に用いられる不活性な希釈
剤、例えば精製水、エタノールを含む。この組成物は不
活性な希釈剤以外に湿潤剤、懸濁剤のような補助剤、甘
味剤、風味剤、芳香剤、防腐剤を含有していてもよい。
経口投与のためのその他の組成物としては、1種類又は
それ以上の活性物質を含み、それ自体公知の方法により
処方されるスプレー剤が含まれる。
【0048】本発明による非経口投与のための注射剤と
しては、無菌の水性又は非水性の溶液剤、懸濁剤、乳濁
剤又は用時溶剤に溶解もしくは懸濁して用いるものを包
含する。水性注射剤の溶剤としては、例えば注射用蒸留
水、生理食塩水、リンゲル液等が含まれ、非水性注射剤
の溶剤としては、例えばオリーブ油、メンジツ油、ゴマ
油のような植物油、エタノール、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール類等のような有機溶剤が含
まれる。このような組成物は、さらに安定剤、溶解補助
剤、懸濁化剤、乳化剤、緩衝剤、保存剤又はそのほかの
適当な添加剤を含んでもよい。これらは例えばメンブラ
ンフィルターによるろ過、高圧蒸気滅菌、高周波滅菌等
の適当な滅菌操作によって無菌化される。
【0049】次に合成例、試験例及び製剤例を示して本
発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら
限定されるものではない。なお、合成例原料化合物の製
造方法を製造例に示す。
【0050】合成例において赤外線吸収スペクトル(I
R)は測定方法及び特性吸収の波数(cm-1)を、また水
素核磁気共鳴スペクトル(NMR)は測定溶媒及び化学
シフト値(δ値、ppm)を記す。なお、NMRの測定溶
媒のうち、次に示すものは()内の略号で記す。アセト
ン−d6(ACE);クロロホルム−d(CHL);ジメチル
スルホキシド−d6(DMS);メタノール−d4(MET);
トリフルオロ酢酸−d(TFA)。
【0051】製造例1 4−シアノ−2−メルカプトフェノール p−シアノフェノール5.0gを氷酢酸80mlに溶解
し、室温で攪拌する。この溶液に60%硝酸(比重1.
38)4.6mlを徐々に加えた後、反応液が黄色に着色
するまで60℃で加熱し、その後、室温で1時間攪拌す
る。反応混合物を氷水100mlに注ぎ、析出する結晶を
ろ取し、水洗する。減圧乾燥後、4−シアノ−2−ニト
ロフェノール5.9gが黄色結晶として得られる。
【0052】この黄色結晶5.9gをエタノール150m
lに溶解し、この溶液に10%パラジウム炭素350mg
を加え、室温常圧下3時間水素添加を行う。触媒をろ別
し溶媒を減圧留去後、2−アミノ−4−シアノフェノー
ル4.8gが褐色結晶として得られる。
【0053】この褐色結晶4.8gに水10mlと塩酸
8.9mlを加え、攪拌しながら0℃まで冷却する。この
溶液に亜硝酸ナトリウム2.8gを水10mlに溶解した
液を液温が5℃を越えないように滴加しジアゾニウム塩
を調製する。硫化ナトリウム九水和物9.0gとイオウ
1.2gを水10mlに加温して溶解し、次いで10N水
酸化ナトリウム水溶液3.6mlを加え直ちに0℃に冷却
した溶液に、先に調製したジアゾニウム塩の水溶液を滴
加し、室温で1時間攪拌する。反応混合物に希塩酸を加
え酸性にした後、エーテル800mlで抽出する。抽出液
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。
溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=13:
7)により精製すると、ビス(5−シアノ−2−ヒドロ
キシフェニル)ジスルフィド4.0gが黄色結晶として
得られる。
【0054】この黄色結晶4.0gをメタノール25ml
に溶解し、室温で攪拌する。この溶液に6N硫酸50ml
を加え、次いで亜鉛末3.6gを加えて1時間攪拌す
る。反応液を水500mlに注ぎ、エーテル800mlで抽
出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、4−シアノ−2−メ
ルカプトフェノール3.6gが白色結晶として得られ
る。
【0055】上記例のp−シアノフェノールに代えて、
5−フルオロ−2−ヒドロキシアセトフェノンを用いて
同様の反応を行うと2−アセチル−4−フルオロ−6−
メルカプトフェノールが得られる。
【0056】上記例の4−シアノ−2−ニトロフェノー
ルに代えて、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンゾトリフ
ルオリドを用いて同様の反応を行うと2−メルカプト−
4−(トリフルオロメチル)フェノールが得られる。
【0057】上記例の2−アミノ−4−シアノフェノー
ルに代えて、2−アミノフェノールを用いて同様の反応
を行うと2−メルカプトフェノールが得られる。
【0058】製造例2 4−エチルカルバモイル−2−メルカプトフェノール 4−ヒドロキシ−3−ニトロ安息香酸2.0gとN,
N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド2.9gをアセ
トン15mlに溶解する。この溶液にエチルアミン3.0
gを加え、室温で18時間攪拌する。反応混合物に酢酸
エチル30ml及び2N塩酸20mlを加えた後、酢酸エチ
ル300mlで抽出する。抽出液を5%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣を酢酸エ
チルで再結晶すると、4−エチルカルバモイル−2−ニ
トロフェノール1.4gが淡黄色結晶として得られる。
【0059】この淡黄色結晶1.4gを製造例1の4−
シアノ−2−ニトロフェノールに代えて同様の反応を行
なうと、4−エチルカルバモイル−2−メルカプトフェ
ノール0.50gが淡黄色油状物として得られる。
【0060】製造例3 2−メルカプト−4−メトキシカルボニルフェノール 4−ヒドロキシ−3−ニトロ安息香酸10gと炭酸リチ
ウム3.5gを乾燥したN,N−ジメチルホルムアミド
40mlに加え、次いでヨウ化メチル15mlを加え、室温
で4時間攪拌する。反応混合物をろ過し、ろ液を水20
0mlに注ぎ、希塩酸を加え液性を酸性にし、エーテル5
00mlで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキ
サン:酢酸エチル=9:1)により精製すると、4−メ
トキシカルボニル−2−ニトロフェノール3.6gが黄
色結晶として得られる。
【0061】この黄色結晶3.6gを製造例1の4−シ
アノ−2−ニトロフェノールに代えて同様の反応を行な
うと、2−メルカプト−4−メトキシカルボニルフェノ
ール0.23gが白色結晶として得られる。
【0062】製造例4 2−ヒドロキシ−3−メルカプトベンジルアルコール サリチル酸メチル99gを製造例1の方法に準じてニト
ロ化及びその還元を行い、次いで二硫化ナトリウムとの
反応を行うと、ビス(2−ヒドロキシ−3−メトキシカ
ルボニルフェニル)ジスルフィド14gが黄色結晶とし
て得られる。
【0063】この黄色結晶14gを乾燥したエーテル3
00mlに溶解し、この溶液を予め乾燥したエーテル50
mlに水素化リチウムアルミニウム14gを加えて製した
液に室温で滴加し、1時間攪拌する。反応混合物に含水
エーテルを加え10分間攪拌後、水100mlを加える。
希塩酸を加えて水層の液性を酸性にした後、酢酸エチル
800mlで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、2−ヒ
ドロキシ−3−メルカプトベンジルアルコール11gが
黄色油状物として得られる。
【0064】上記例のビス(2−ヒドロキシ−3−メト
キシカルボニルフェニル)ジスルフィドに代えて、製造
例3の中間体として得られるビス(2−ヒドロキシ−5
−メトキシカルボニルフェニル)ジスルフィドを用いて
同様の反応を行うと、4−ヒドロキシ−3−メルカプト
ベンジルアルコールが得られる。
【0065】製造例5 4−アセチルアミノ−2−メルカプトフェノール p−ヒドロキシアセトアニリド5.0gとシリカゲル
(フジゲルBW−820)1.8gを塩化メチレン50
0mlに加え、−5℃で攪拌する。この懸濁液に60%硝
酸(比重1.38)3.8mlを滴加し20分間攪拌す
る。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧留去後、得られる
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼ
ン:酢酸エチル=1:3)により精製すると、4−アセ
チルアミノ−2−ニトロフェノール2.2gが黄褐色結
晶として得られる。
【0066】この黄褐色結晶2.2gを製造例1の4−
シアノ−2−ニトロフェノールに代えて同様の反応を行
なうと、4−アセチルアミノ−2−メルカプトフェノー
ル0.65gが白色結晶として得られる。
【0067】製造例6 2−メルカプト−4−(メチルチオ)フェノール p−(メチルチオ)フェノール8.4gを製造例5の方
法に準じてニトロ化及びその還元を行うと2−アミノ−
4−(メチルチオ)フェノール4.5gが赤茶色結晶と
して得られる。
【0068】この赤茶色結晶4.5gを塩酸5mlに加
え、加熱溶解した後、攪拌しながら0℃まで冷却する。
この溶液に亜硝酸ナトリウム2.2gを水7mlに溶解し
た液を液温が5℃を越えない様に滴加しジアゾニウム塩
を調製する。ジチオ炭酸O−エチルカリウム5.6gを
水10mlに溶解し70℃に加温攪拌した溶液に、先に調
製したジアゾニウム塩の水溶液を滴加し、70℃で20
分間加温攪拌する。放冷後、反応混合物をエーテル50
0mlで抽出し、抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、茶褐色油状物
6.1gが得られる。
【0069】この茶褐色油状物6.1gを95%エタノ
ール50mlに溶解した液に5N水酸化カリウム水溶液4
0mlを加え、室温で30分間攪拌する。溶媒を減圧留去
後、得られる残渣に水50mlを加え、エーテルで洗浄し
た後、6N硫酸100mlと亜鉛末10gを加え室温で1
5分間攪拌する。反応混合物をろ過し、ろ液をエーテル
400mlで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、2−メ
ルカプト−4−(メチルチオ)フェノール3.2gが褐
色油状物として得られる。
【0070】上記例の2−アミノ−4−(メチルチオ)
フェノールに代えて2−アミノ−p−クレゾ−ル、2−
アミノ−5−フルオロフェノールを用いて同様の反応を
行うと、2−メルカプト−4−メチルフェノール、5−
フルオロ−2−メルカプトフェノールがそれぞれ得られ
る。
【0071】製造例7 2−アミノ−6−メルカプトフェノール o−ヒドロキシアセトアニリド10gを製造例5の方法
に準じてニトロ化を行うと、2−アセチルアミノ−6−
ニトロフェノール5.0gが黄色結晶として得られる。
【0072】この黄色結晶5.0gを10N塩酸100m
lに加え30分間加熱還流する。放冷後、反応混合物に
10N水酸化ナトリウム水溶液を加え液性を中性とし、
酢酸エチル500mlで抽出する。抽出液を硫酸マグネシ
ウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、2−アミノ−6−
ニトロフェノール3.8gが赤色結晶として得られる。
【0073】この赤色結晶3.8gを製造例1の方法に
準じてジアゾニウム塩を調製し、二硫化ナトリウムとの
反応を行うと、ビス(2−ヒドロキシ−3−ニトロフェ
ニル)ジスルフィド2.4gが黄褐色結晶として得られ
る。
【0074】水素化リチウムアルミニウム1.1gを乾
燥したテトラヒドロフラン12mlに加えアルゴン雰囲気
下、室温で攪拌する。この懸濁液にビス(2−ヒドロキ
シ−3−ニトロフェニル)ジスルフィド2.4gを乾燥
したテトラヒドロフラン19mlに溶解した液を徐々に加
え、室温で1時間攪拌する。反応混合物に含水エーテル
を加え10分間攪拌後、水200mlを加える。希塩酸を
加えて水層の液性を酸性にした後、酢酸エチル300ml
で洗浄する。水層に10N水酸化ナトリウム水溶液を加
え液性を中性にし、酢酸エチル300mlで抽出する。抽
出液を硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去
後、2−アミノ−6−メルカプトフェノール1.2gが
茶褐色油状物として得られる。また、酢酸エチル洗液を
減圧留去すると、2−メルカプト−6−ニトロフェノー
ル0.56gが茶褐色油状物として得られる。
【0075】製造例8 4−アセチル−2−メルカプトフェノール 塩化アルミニウム70gをアルゴン気流下、氷冷下で攪
拌し、乾燥したN,N−ジメチルホルムアミド11mlを
滴加する。次いで、反応混合物を35℃に加温し塩化ア
セチル6.6mlを加えた後、o−アセトアミドフェノー
ル10gを加え反応混合物を80℃で2時間加熱攪拌す
る。放冷後、氷水100ml及び6N塩酸100mlを加え
1時間攪拌する。析出する結晶をろ取し、減圧乾燥する
と2−アセトアミド−4−アセチルフェノール12gが
薄緑色結晶として得られる。
【0076】この薄緑色結晶12gを10N塩酸60ml
に加え、1時間加熱還流する。水20mlを加えて放冷
し、析出する結晶をろ取し、減圧乾燥すると4−アセチ
ル−2−アミノフェノール・塩酸塩10gが薄茶色結晶
として得られる。
【0077】この薄茶色結晶10gを製造例1の2−ア
ミノ−4−シアノフェノールに代えて同様の反応を行う
と、4−アセチル−2−メルカプトフェノール3.6g
が淡黄色結晶として得られる。
【0078】製造例9 6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オ
ン レソルシノール3.0gと硫酸銅五水和物21gを水70
mlに加え、室温で攪拌する。この液にチオシアン酸アン
モニウム8.4gを水14mlに溶解した液を滴加し1時
間攪拌する。黒色の不溶物をろ別し、ろ液を90℃で1
時間加熱攪拌する。水冷後、析出する結晶をろ取し、水
洗後、減圧乾燥すると6−ヒドロキシ−1,3−ベンゾ
キサチオール−2−オン1.4gが黄色結晶として得ら
れる。
【0079】上記例のレソルシノールに代えて、m−ジ
メチルアミノフェノールを用いて同様の反応を行うと、
6−ジメチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2
−オンが得られる。
【0080】製造例10 5−ヒドロキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オ
ン チオ尿素30gを2N塩酸230mlに加えた液に、1,
4−ベンゾキノン25gを氷酢酸140mlに溶解した液
を液温が35℃を越えない様に滴加する。室温で30分
間攪拌した後、90℃で1時間加熱攪拌する。反応液を
氷冷し、析出する結晶をろ取し、氷水で洗浄後、減圧乾
燥すると5−ヒドロキシ−1,3−ベンゾキサチオール
−2−オン33gが白色結晶として得られる。
【0081】製造例11 5−ブロモ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オン 4−ブロモフェノール15gとチオシアン酸カリウム2
5gを氷酢酸150mlに加え15℃で攪拌する。この溶
液に臭素5.6mlを氷酢酸20mlに溶解した液を滴加
し、室温で2時間攪拌する。反応混合物をろ過し、ろ液
にエタノール100mlと10N塩酸30mlを加え80℃
で30分間加熱攪拌する。反応混合物を氷水500mlに
注ぎ、酢酸エチル700mlで抽出する。抽出液を5%炭
酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られ
る残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘ
キサン:クロロホルム=2:1)により精製すると、5
−ブロモ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オン2.
6gが白色結晶として得られる。
【0082】製造例12 5−メトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オン 5−ヒドロキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オ
ン5.0gとヨウ化メチル11mlと炭酸カリウム5.0g
をアセトン60mlに加え、3時間加熱還流する。水冷
後、反応混合物を水200mlに注ぎ、希塩酸を加え液性
を中性にした後、酢酸エチル600mlで抽出する。抽出
液を硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、
5−メトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オン
5.3gが淡黄色結晶として得られる。
【0083】上記例のヨウ化メチルに代えて、クロロメ
チルメチルエーテル、臭化n−プロピル、臭化イソブチ
ルを用いて同様の反応を行うと、5−メトキシメトキシ
−1,3−ベンゾキサチオール−2−オン、5−プロポ
キシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オン、5−イ
ソブトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オンが
それぞれ得られる。
【0084】また、上記例の5−ヒドロキシ−1,3−
ベンゾキサチオール−2−オンに代えて、6−ヒドロキ
シ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オンを用いて、
同様の反応を行うと、6−メトキシ−1,3−ベンゾキ
サチオール−2−オンが得られる。
【0085】製造例13 2−メルカプト−4−メトキシフェノール 5−メトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オン
5.3gを2N水酸化ナトリウム水溶液50mlに加え、
アルゴン雰囲気下45℃で3.5時間加熱攪拌する。放
冷後、希塩酸を加え液性を酸性にし、エーテル300ml
で抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、2−メルカプト
−4−メトキシフェノール4.5gが黄色油状物として
得られる。
【0086】上記例の5−メトキシ−1,3−ベンゾキ
サチオール−2−オンに代えて、5−メトキシメトキシ
−1,3−ベンゾキサチオール−2−オン、5−プロポ
キシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オン、5−イ
ソブトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オン、
6−メトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−オ
ン、6−ジメチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール
−2−オン、5−ブロモ−1,3−ベンゾキサチオール
−2−オンを用いて同様の反応を行うと、2−メルカプ
ト−4−(メトキシメトキシ)フェノール、2−メルカ
プト−4−プロポキシフェノール、4−イソブトキシ−
2−メルカプトフェノール、2−メルカプト−5−メト
キシフェノール、5−ジメチルアミノ−2−メルカプト
フェノール、4−ブロモ−2−メルカプトフェノールが
それぞれ得られる。
【0087】製造例14 2−イソペンチルオキシ−5−メトキシ−1,3−ベン
ゾジチオール 5−クロロ−2−ニトロ安息香酸100gを4N水酸化
ナトリウム水溶液1.0lに加え、14時間加熱還流す
る。希塩酸を加え液性を酸性にした後、酢酸エチル4.
0lで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、5−ヒドロ
キシ−2−ニトロ安息香酸89gが黄色結晶として得ら
れる。
【0088】この黄色結晶89gとヨウ化メチル178m
lと炭酸カリウム178gをN,N−ジメチルホルムアミ
ド890mlに加え、室温で18時間攪拌する。反応混合
物を水890mlに注ぎ、エーテル8.9lで抽出する。
抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
する。溶媒を減圧留去後、5−メトキシ−2−ニトロ安
息香酸メチル74gが黄色結晶として得られる。
【0089】この黄色結晶74gをエタノール360ml
に溶解し、次いで5N水酸化ナトリウム水溶液360ml
を加え、室温で45時間攪拌する。希塩酸を加え液性を
酸性にした後、酢酸エチル3.6lで抽出する。抽出液
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。
溶媒を減圧留去後、5−メトキシ−2−ニトロ安息香酸
70gが橙色結晶として得られる。
【0090】この橙色結晶70gをエタノール360ml
に溶解し、この溶液に10%パラジウム炭素1.8gを
加え室温常圧下22時間水素添加を行う。触媒をろ別
し、ろ液に2N塩酸280mlを加えて酸性にした後、溶
媒を減圧留去し、得られる残渣をエタノール−エーテル
で再結晶すると5−メトキシアントラニル酸・塩酸塩6
5gが淡黄色結晶として得られる。
【0091】この淡黄色結晶65gを水780mlに加
え、5N水酸化ナトリウム水溶液を加えて液性を中性に
した後、酢酸エチル3.9lで抽出する。抽出液を硫酸
マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、5−メト
キシアントラニル酸31gが黄色結晶として得られる。
【0092】この黄色結晶31gをジオキサン130ml
に溶解した液を、1,2−ジクロロエタン600mlに亜
硝酸イソアミル31ml、イソアミルアルコール44ml、
二硫化炭素86mlを加え加熱還流した溶液に1時間かけ
て滴加する。さらに20分間加熱還流した後、反応混合
物を水、飽和炭酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去
後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン:酢酸エチル=20:1)により精製
すると、2−イソペンチルオキシ−5−メトキシ−1,
3−ベンゾジチオール2.8gが黄色油状物として得ら
れる。
【0093】上記例のヨウ化メチルに代えて、臭化イソ
ブチル、臭化n−アミル、臭化イソアミルを用いて同様
の反応を行うと、5−イソブトキシ−2−イソペンチル
オキシ−1,3−ベンゾジチオール、2−イソペンチル
オキシ−5−ペンチルオキシ−1,3−ベンゾジチオー
ル、2,5−ジ(イソペンチルオキシ)−1,3−ベン
ゾジチオールがそれぞれ得られる。
【0094】上記例の5−メトキシアントラニル酸に代
えて、アントラニル酸、6−アミノ−o−トルイル酸、
3−メトキシアントラニル酸、2−アミノ−4−クロロ
安息香酸、2−アミノ−5−ブロモ安息香酸、4−ニト
ロアントラニル酸を用いて同様の反応を行うと、2−イ
ソペンチルオキシ−1,3−ベンゾジチオール、2−イ
ソペンチルオキシ−4−メチル−1,3−ベンゾジチオ
ール、2−イソペンチルオキシ−4−メトキシ−1,3
−ベンゾジチオール、5−クロロ−2−イソペンチルオ
キシ−1,3−ベンゾジチオール、5−ブロモ−2−イ
ソペンチルオキシ−1,3−ベンゾジチオール、2−イ
ソペンチルオキシ−5−ニトロ−1,3−ベンゾジチオ
ールがそれぞれ得られる。
【0095】合成例1 5−メチルチオ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チ
オン(化合物1) 2−メルカプト−4−(メチルチオ)フェノール3.2
gをクロロホルム30mlに溶解し、室温で攪拌する。こ
の溶液にチオホスゲン2.1mlを加え、次いで1.6N
水酸化ナトリウム水溶液30mlを加え15分間攪拌す
る。反応混合物を水100mlに注ぎ、酢酸エチル300
mlで抽出し、抽出液を水で洗浄後、硫酸マグネシウムで
乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=10:1)により精製すると、標記化合物1.0g
が得られる。
【0096】融点:95.0〜96.0℃ IR(KBr錠剤法):1460,1394,1306,1264,1190,111
2,1054,1028,960,856,795 NMR(CHL):7.30(3H,s),2.55(3H,s)
【0097】合成例2 5−メチル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン
(化合物2) 2−メルカプト−4−メチルフェノールを合成例1の方
法に準じてチオホスゲンとの反応を行うと、化合物2が
得られる。
【0098】融点:107.0〜108.0℃ IR(KBr錠剤法):1470,1309,1211,1170,1070,101
8,800 NMR(CHL):7.28〜7.11(3H,m),2.40(3H,s)
【0099】合成例3 6−フルオロ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン(化合物3) 5−フルオロ−2−メルカプトフェノールを合成例1の
方法に準じてチオホスゲンとの反応を行うと、化合物3
が得られる。
【0100】融点:108.5〜109.5℃ IR(KBr錠剤法):1608,1594,1482,1468,1420,131
0,1274,1180,1120,1080,1020,954,856,808 NMR(CHL):7.56〜6.88(3H,m)
【0101】合成例4 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4) 2−メルカプトフェノールを合成例1の方法に準じてチ
オホスゲンとの反応を行うと、化合物4が得られる。
【0102】融点:96.5〜97.0℃ IR(KBr錠剤法):1452,1313,1174,1150,1085,102
0,1005,739 NMR(CHL):7.38(4H,s)
【0103】合成例5 5−シアノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン
(化合物5) 4−シアノ−2−メルカプトフェノールを合成例1の方
法に準じてチオホスゲンとの反応を行うと、化合物5が
得られる。
【0104】融点:186.0〜187.0℃ IR(KBr錠剤法):2250,1470,1315,1180,1010,88
0,824 NMR(CHL):7.74(1H,dd,J=2.0,9.0Hz),7.73(1H,d,J
=2.0Hz),7.47(1H,d,J=9.0Hz)
【0105】合成例6 5−トリフルオロメチル−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオン(化合物6) 2−メルカプト−4−(トリフルオロメチル)フェノー
ルを合成例1の方法に準じてチオホスゲンとの反応を行
うと、化合物6が得られる。
【0106】融点:88.5〜90.0℃ IR(KBr錠剤法):1605,1425,1321,1270,1192,112
5,1095,1052,1023,872,825 NMR(CHL):7.70(1H,d,J=2.0Hz),7.70(1H,dd,J=2.
0,9.0Hz),7.49(1H,d,J=9.0Hz)
【0107】合成例7 5−アセチル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン(化合物7) 4−アセチル−2−メルカプトフェノールを合成例1の
方法に準じてチオホスゲンとの反応を行うと、化合物7
が得られる。
【0108】融点:180.0〜181.0℃ IR(KBr錠剤法):1680,1588,1412,1362,1328,127
6,1256,1180,1138,1010,905,820 NMR(DMS):8.38(1H,d,J=2.0Hz),8.09(1H,dd,J=2.
0,9.0Hz),7.70(1H,d,J=9.0Hz),2.63(3H,s)
【0109】合成例8 5−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2
−チオン(化合物8) 4−アセチルアミノ−2−メルカプトフェノールを合成
例1の方法に準じてチオホスゲンとの反応を行うと、化
合物8が得られる。
【0110】融点:229.0〜230.5℃ IR(KBr錠剤法):3330,1668,1619,1600,1570,148
2,1410,1288,1200,1028,862,810 NMR(DMS):8.15(1H,m),7.56(2H,m),2.08(3H,s)
【0111】合成例9 5−メトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン(化合物9) 2−メルカプト−4−メトキシフェノールを合成例1の
方法に準じてチオホスゲンとの反応を行うと、化合物9
が得られる。
【0112】融点:152.0〜152.5℃ IR(KBr錠剤法):1580,1475,1441,1322,1278,117
0,1075,1019,852,807 NMR(CHL):7.32(1H,d,J=9.0Hz),6.92(1H,dd,J=2.
0,9.0Hz),6.92(1H,d,J=2.0Hz),3.88(3H,s)
【0113】合成例10 5−メトキシメトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−
2−チオン(化合物10) 2−メルカプト−4−(メトキシメトキシ)フェノール
を合成例1の方法に準じてチオホスゲンとの反応を行う
と、化合物10が得られる。
【0114】融点:60.5〜61.0℃ IR(KBr錠剤法):1586,1471,1440,1410,1317,127
5,1218,1183,1096,1067,1025,985,806 NMR(CHL):7.47〜6.91(3H,m),5.19(2H,s),3.51(3
H,s)
【0115】合成例11 6−メトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン(化合物11) 2−メルカプト−5−メトキシフェノールを合成例1の
方法に準じてチオホスゲンとの反応を行うと、化合物1
1が得られる。
【0116】融点:105.0〜106.0℃ IR(KBr錠剤法):1620,1582,1487,1447,1318,128
3,1195,1150,1085,1040,1010,852,795 NMR(CHL):7.20(1H,d,J=9.0Hz),7.02〜6.68(2H,
m),3.80(3H,s)
【0117】合成例12 5−ブロモ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン
(化合物12) 4−ブロモ−2−メルカプトフェノールを合成例1の方
法に準じてチオホスゲンとの反応を行うと、化合物12
が得られる。
【0118】融点:174.0〜175.0℃ IR(KBr錠剤法):1450,1396,1302,1259,1185,109
0,1020,860,800 NMR(DMS):8.04(1H,d,J=2.0Hz),7.75〜7.60(2H,m)
【0119】合成例13 6−ジメチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2
−チオン(化合物13) 5−ジメチルアミノ−2−メルカプトフェノールを合成
例1の方法に準じてチオホスゲンとの反応を行うと、化
合物13が得られる。
【0120】融点:128.5〜130.0℃ IR(KBr錠剤法):1620,1505,1360,1323,1275,123
3,1208,1168,1023,795 NMR(CHL):7.18(1H,d,J=9.0Hz),6.69(1H,d,J=2.0H
z),6.68(1H,dd,J=2.0,9.0Hz),3.04(6H,s)
【0121】合成例14 5−ホルミル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン(化合物14) 4−シアノ−2−メルカプトフェノール3.3gを乾燥
したエーテル200mlに溶解し、アルゴン雰囲気下、−
70℃で攪拌する。この溶液に水素化ジイソブチルアル
ミニウム1.0Mヘキサン溶液86mlを滴加し、−70
℃で2時間攪拌する。メタノール5mlを加え徐々に室温
に戻した後、反応液を飽和塩化アンモニウム水溶液50
0mlに注ぎ30分間攪拌する。次いで10%硫酸100
mlを加え30分間攪拌後、酢酸エチル600mlで抽出す
る。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥する。溶媒を減圧留去後、4−ホルミル−2−メル
カプトフェノール2.7gが得られる。
【0122】この4−ホルミル−2−メルカプトフェノ
ール2.7gを乾燥したクロロホルム70mlに溶解し、
室温で攪拌する。この溶液に1,1′−チオカルボニル
ジイミダゾール4.2gを加え、室温で40分間攪拌す
る。溶媒を減圧留去後、得られる残渣を酢酸エチル30
0mlに溶解した液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:ク
ロロホルム=1:2)により精製すると、標記化合物
2.5gが得られる。
【0123】融点:156.5〜157.0℃ IR(KBr錠剤法):1695,1580,1418,1390,1332,117
5,1118,1060,1010,880,810 NMR(DMS):10.08(1H,s),8.33(1H,d,J=1.6Hz),8.08
(1H,dd,J=1.6,9.0Hz),7.80(1H,d,J=9.0Hz)
【0124】合成例15 7−アセチル−5−フルオロ−1,3−ベンゾキサチオ
ール−2−チオン(化合物15) 2−アセチル−4−フルオロ−6−メルカプトフェノー
ルを合成例14の方法に準じて1,1′−チオカルボニ
ルジイミダゾールとの反応を行うと、化合物15が得ら
れる。
【0125】融点:133.0〜134.0℃ IR(KBr錠剤法):3060,1686,1604,1586,1452,144
2,1414,1364,1330,1270,1182,1074,1024,990,924,900,8
72,810 NMR(CHL):7.65(1H,dd,J=3.0,10.0Hz),7.34(1H,dd,J=
3.0,7.0Hz),2.80(3H,s)
【0126】合成例16 5−エチルカルバモイル−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオン(化合物16) 4−エチルカルバモイル−2−メルカプトフェノールを
合成例14の方法に準じて1,1′−チオカルボニルジ
イミダゾールとの反応を行うと、化合物16が得られ
る。
【0127】融点:179.5〜180.5℃ IR(KBr錠剤法):3340,1634,1590,1548,1472,136
2,1330,1300,1264,1204,1140,1016,900,832,752 NMR(DMS):8.86〜8.50(1H,m),8.28(1H,d,J=2.4H
z),8.02(1H,dd,J=2.4,8.4Hz),7.73(1H,d,J=8.4Hz),3.40
〜2.95(2H,m),1.14(3H,t,J=7.2Hz)
【0128】合成例17 7−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール−
2−チオン(化合物17) 2−ヒドロキシ−3−メルカプトベンジルアルコールを
合成例14の方法に準じて1,1′−チオカルボニルジ
イミダゾールとの反応を行うと、化合物17が得られ
る。
【0129】融点:110.0〜111.5℃ IR(KBr錠剤法):3520,1438,1326,1284,1232,117
8,1146,1040,766 NMR(CHL):7.57〜7.32(3H,m),4.91(2H,d,J=5.0H
z),2.49〜2.16(1H,m)
【0130】合成例18 5−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール−
2−チオン(化合物18) 4−ヒドロキシ−3−メルカプトベンジルアルコールを
合成例14の方法に準じて1,1′−チオカルボニルジ
イミダゾールとの反応を行うと、化合物18が得られ
る。
【0131】融点:117.0〜118.0℃ IR(KBr錠剤法):3340,1475,1421,1360,1339,130
5,1232,1173,1076,1014,875,801 NMR(ACE):7.65(1H,brs),7.45(2H,brs),4.71(2H,
d,J=4.0Hz,),4.55〜4.27(1H,m)
【0132】合成例19 7−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン
(化合物19) 2−アミノ−6−メルカプトフェノールを合成例14の
方法に準じて1,1′−チオカルボニルジイミダゾール
との反応を行うと、化合物19が得られる。
【0133】融点:141.0〜141.5℃ IR(KBr錠剤法):3460,3380,1628,1486,1450,133
6,1314,1214,1170,1150,1056,910,764 NMR(CHL+ACE):7.12(1H,t,J=8.0Hz),6.90〜6.60
(2H,m),5.00〜4.00(2H,br)
【0134】合成例20 5−(2−エトキシカルボニルビニル)−1,3−ベン
ゾキサチオール−2−チオン(化合物20) 60%油性水素化ナトリウム0.90gを乾燥したn−
ヘキサンで洗浄した後、乾燥したテトラヒドロフラン5
0mlを加え、アルゴン雰囲気下、室温で攪拌する。この
懸濁液に、ジエチルホスホノ酢酸エチル5.2gを乾燥
したテトラヒドロフラン20mlに溶解した液を滴加し、
30分間攪拌する。次いで5−ホルミル−1,3−ベン
ゾキサチオール−2−チオン(化合物14)2.5gを
乾燥したテトラヒドロフラン60mlに溶解した液を滴加
し、室温で1時間攪拌する。反応液を冷却した2N塩酸
870mlに注ぎ、酢酸エチル870mlで抽出する。抽出
液を5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得ら
れる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム)により精製すると、標記化合物1.9gが得
られる。
【0135】融点:151.0〜152.0℃ IR(KBr錠剤法):3100,2990,1700,1640,1588,148
0,1412,1369,1330,1312,1295,1238,1200,1175,1072,101
6,970,820 NMR(CHL):7.70〜7.38(3H,m),7.68(1H,d,J=16.0H
z),6.41(1H,d,J=16.0Hz),4.30(2H,q,J=7.0Hz),1.38(3H,
t,J=7.0Hz)
【0136】合成例21 5−[2−[N−(p−エトキシカルボニルオキシフェ
ニル)カルバモイル]ビニル]−1,3−ベンゾキサチ
オール−2−チオン(化合物21) 5−(2−エトキシカルボニルビニル)−1,3−ベン
ゾキサチオール−2−チオン(化合物20)1.9gを
10N塩酸87ml及び氷酢酸50mlに加え、加熱還流す
る。1時間後、結晶をろ取し、水、クロロホルムの順で
洗浄し、減圧乾燥すると、5−(2−カルボキシビニ
ル)−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン1.5
gが得られる。
【0137】クロロ炭酸エチル1.4gを塩化メチレン
12mlに溶解し、アルゴン雰囲気下、−5℃で攪拌す
る。この溶液に5−(2−カルボキシビニル)−1,3
−ベンゾキサチオール−2−チオン1.5gとトリエチ
ルアミン1.4gを塩化メチレン13mlに溶解した液を
滴加し、−5℃で40分間攪拌する。次いでp−アミノ
フェノール0.75gをN,N−ジメチルホルムアミド
9.0mlに溶解した液を滴加した後、室温に戻し4時間
攪拌する。反応液を2N塩酸60mlに注ぎ、酢酸エチル
180mlで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られ
る残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘ
キサン:酢酸エチル=1:1)により精製すると、標記
化合物0.48gが得られる。
【0138】融点:208.0〜209.0℃ IR(KBr錠剤法):3380,1764,1680,1632,1550,151
0,1412,1372,1268,1205,1189,1060,1015,972 NMR(DMS):10.41(1H,brs),8.11(1H,brs),7.90〜7.
58(5H,m),7.27(2H,d,J=8.4Hz),6.85(1H,d,J=16.0Hz),4.
30(2H,q,J=7.0Hz),1.31(3H,t,J=7.0Hz)
【0139】合成例22 5−[2−(N−ヘキシルカルバモイル)ビニル]−
1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物2
2) 合成例21のp−アミノフェノールに代えてn−ヘキシ
ルアミンを用いて同様の反応を行うと、化合物22が得
られる。
【0140】融点:157.0〜159.0℃ IR(KBr錠剤法):3320,2970,2940,2870,1654,161
8,1552,1470,1335,1212,1018,968,860,818 NMR(DMS):8.10(1H,brs),7.96(1H,brs),7.67(2H,b
rs),7.45(1H,d,J=16.0Hz),6.59(1H,d,J=16.0),3.40〜3.
10(2H,m),1.60〜1.10(8H,m),1.00〜0.70(3H,m)
【0141】合成例23 5−[2−(N−2−ピリジルカルバモイル)ビニル]
−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物2
3) 合成例21の中間体である5−(2−カルボキシビニ
ル)−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン3.0
gをベンゼン50mlに加えた後、塩化チオニル1.4ml
とN,N−ジメチルホルムアミド1滴を加え、2時間加
熱還流する。反応液を減圧留去後、得られる残渣をベン
ゼン50mlに溶解する。この溶液を、2−アミノピリジ
ン1.2gをピリジン50mlに溶解した液に滴加する。
30分後、析出する結晶をろ取し、クロロホルムで洗浄
する。この結晶を氷酢酸で再結晶すると、標記化合物
0.36gが得られる。
【0142】融点:278.0〜280.0 ℃(分解) IR(KBr錠剤法):3250,3040,1698,1637,1586,154
0,1472,1443,1412,1343,1322,1298,1205,1080,1053,102
0,990,810,765 NMR(DMS):10.82(1H,brs),8.60〜7.60(7H,m),7.40
〜6.95(2H,m)
【0143】合成例24 5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン
(化合物24) 5−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2
−チオン(化合物8)2.0gを10N塩酸22mlに加
え、1.5時間加熱還流する。放冷後、反応液を水10
0mlに注ぎ、5N水酸化ナトリウム水溶液を加え液性を
中性にし、酢酸エチル250mlで抽出する。抽出液を硫
酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られ
る残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘ
キサン:アセトン=3:1)により精製すると、標記化
合物1.5gが得られる。
【0144】融点:145.0〜146.0℃ IR(KBr錠剤法):3430,3340,1615,1595,1475,133
0,1170,1012,854,805 NMR(ACE):7.27(1H,d,J=8.0Hz),6.95〜6.63(2H,
m),5.46〜4.54(2H,br)
【0145】合成例25 5−トリフルオロアセチルアミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール−2−チオン(化合物25) 5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン
(化合物24)1.2gをピリジン20mlに加え、氷冷
下で攪拌する。この溶液にトリフルオロ酢酸無水物1.
1mlを滴加し、氷冷下で15分間攪拌する。反応液を2
N塩酸100mlに加え、酢酸エチル200mlで抽出す
る。抽出液を希塩酸、飽和食塩水の順で洗浄し、硫酸マ
グネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残
渣を酢酸エチルで再結晶すると、標記化合物0.63g
が得られる。
【0146】融点:210.0〜211.0℃ IR(KBr錠剤法):3340,3140,1710,1622,1596,157
6,1480,1464,1422,1350,1260,1197,1158,1018,922,888,
870,810 NMR(ACE):10.80〜10.20(1H,br),8.19(1H,d,J=2.2
Hz),7.80(1H,dd,J=2.2,9.4Hz),7.54(1H,d,J=9.4Hz)
【0147】合成例26 5−(3−メチルチオプロピオニルアミノ)−1,3−
ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物26) 合成例25のトリフルオロ酢酸無水物に代えて塩化3−
メチルチオプロピオニルを用いて同様の反応を行うと、
化合物26が得られる。
【0148】融点:150.0〜150.5℃ IR(KBr錠剤法):3340,3140,1679,1598,1552,147
8,1445,1410,1317,1290,1258,1183,1080,1032,893,808 NMR(DMS):10.28(1H,brs),8.20(1H,brs),7.60(2H,
brs),2.85〜2.63(4H,m),2.15(3H,s)
【0149】合成例27 5−(2−メトキシアセチル)アミノ−1,3−ベンゾ
キサチオール−2−チオン(化合物27) 合成例25のトリフルオロ酢酸無水物に代えて塩化メト
キシアセチルを用いて同様の反応を行うと、化合物27
が得られる。
【0150】融点:132.5〜133.0℃ IR(KBr錠剤法):3400,3140,2960,2840,1692,159
9,1531,1480,1409,1335,1268,1188,1091,1031,928,892,
811 NMR(ACE):9.50〜9.00(1H,br),8.26(1H,d,J=2.0H
z),7.78(1H,dd,J=2.0,9.0Hz),7.50(1H,d,J=9.0Hz),4.07
(2H,s),3.51(3H,s)
【0151】合成例28 5−(2−テノイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオ
ール−2−チオン(化合物28) 合成例25のトリフルオロ酢酸無水物に代えて塩化2−
テノイルを用いて同様の反応を行うと、化合物28が得
られる。
【0152】融点:265.5〜266.0℃ IR(KBr錠剤法):3340,1640,1610,1545,1480,142
2,1405,1358,1290,1253,1188,1022,812,705 NMR(DMS):11.33(1H,brs),8.34〜8.22(1H,m),8.14
〜8.00(1H,m),8.00〜7.82(1H,m),7.80〜7.69(2H,m),7.3
8〜7.16(1H,m)
【0153】合成例29 5−(p−ニトロベンゾイルアミノ)−1,3−ベンゾ
キサチオール−2−チオン(化合物29) 合成例25のトリフルオロ酢酸無水物に代えて塩化p−
ニトロベンゾイルを用いて同様の反応を行うと、化合物
29が得られる。
【0154】融点:268.5〜269.5℃ IR(KBr錠剤法):3410,1693,1600,1540,1522,148
0,1413,1355,1280,1248,1095,1102,1027,850,702 NMR(DMS):10.89(1H,brs),8.41(2H,d,J=9.0Hz),8.
17(2H,d,J=9.0Hz),8.41〜8.25(1H,m),7.81〜7.62(2H,m)
【0155】合成例30 5−ニコチノイルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオン(化合物30) 合成例25のトリフルオロ酢酸無水物に代えて塩化ニコ
チノイル・塩酸塩を用いて同様の反応を行うと、化合物
30が得られる。
【0156】融点:290.5〜291.0℃ IR(KBr錠剤法):3340,3140,1683,1618,1598,155
8,1490,1475,1422,1405,1291,1257,1198,1170,1141,111
2,1028,808,700 NMR(TFA):11.77(1H,brs),9.98〜7.20(7H,m)
【0157】合成例31 5−クロトノイルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオン(化合物31) 合成例25のトリフルオロ酢酸無水物に代えて塩化クロ
トノイルを用いて同様の反応を行うと、化合物31が得
られる。
【0158】融点:204.0〜205.0℃ IR(KBr錠剤法):3325,1675,1640,1610,1598,155
0,1480,1445,1410,1315,1290,1261,1184,1024,953,928,
860,803 NMR(DMS):10.31(1H,brs),8.41〜8.18(1H,m),7.87
〜7.57(2H,m),7.22〜6.54(1H,m),6.41〜5.97(1H,m),1.9
3(3H,d,J=7.0Hz)
【0159】合成例32 7−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2
−チオン(化合物32) 合成例25の5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオンとトリフルオロ酢酸無水物に代えて、7−
アミノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化
合物19)と無水酢酸を用いて同様の反応を行うと、化
合物32が得られる。
【0160】融点:183.0〜185.0℃(昇華) IR(KBr錠剤法):3280,1668,1620,1530,1480,142
6,1370,1296,1256,1172,1050,780 NMR(DMS):10.20(1H,brs),7.90(1H,dd,J=3.0,6.8H
z),7.76〜7.20(2H,m),2.13(3H,s)
【0161】合成例33 5−[3−(2−フリル)アクリロイル]アミノ−1,
3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物33) 3−(2−フリル)アクリル酸1.5gを塩化メチレン
20mlに加え、氷冷下で10分間攪拌する。次いで、
N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミド2.3gを
加え、氷冷下で15分間攪拌した後、5−アミノ−1,
3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物24)
2.0gを加え、室温で3時間攪拌する。反応混合物を
水300mlに注ぎ、酢酸エチル1.2lで抽出する。抽
出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒
を減圧留去後、標記化合物1.5gが得られる。
【0162】融点:231.0〜233.0℃(分解) IR(KBr錠剤法):3340,3125,1685,1631,1595,153
9,1480,1468,1405,1338,1309,1253,1195,1183,1160,87
5,810,750 NMR(DMS):10.53(1H,brs),8.23(1H,d,J=2.0Hz),7.
79(1H,d,J=1.8Hz),7.72〜7.57(2H,m),7.42(1H,d,J=16.0
Hz),6.86(1H,d,J=3.6Hz),6.60(1H,dd,J=1.8,3.6Hz),6.5
9(1H,d,J=16.0Hz)
【0163】合成例34 7−イソブチリルオキシメチル−1,3−ベンゾキサチ
オール−2−チオン(化合物34) 7−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール−
2−チオン(化合物17)2.0gとイソ酪酸無水物2
0mlをピリジン30mlに加え、室温で15時間攪拌す
る。反応混合物を氷水300mlに注ぎ、エーテル300
mlで抽出する。抽出液を希塩酸、5%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液の順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。
溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=19:
1)により精製すると、標記化合物1.7gが得られ
る。
【0164】融点:68.5〜69.0℃ IR(KBr錠剤法):2990,2950,1733,1472,1452,143
3,1372,1333,1320,1182,1148,1048,1016,840,779 NMR(CHL):7.39(3H,s),5.36(2H,s),2.90〜2.30(1
H,m),1.22(6H,d,J=7.0Hz)
【0165】合成例35 7−クロトノイルオキシメチル−1,3−ベンゾキサチ
オール−2−チオン(化合物35) 合成例34のイソ酪酸無水物に代えて塩化クロトノイル
を用いて同様の反応を行うと、化合物35が得られる。
【0166】融点:51.0〜52.0℃ IR(KBr錠剤法):1729,1664,1436,1380,1314,126
6,1180,1160,1102,1024,964,764 NMR(CHL):7.32(3H,s),7.21〜6.71(1H,m),6.08〜
5.68(1H,m),5.38(2H,s),1.90(3H,dd,J=1.0,7.0Hz)
【0167】合成例36 5−アセトキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール−
2−チオン(化合物36) 合成例34の7−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキ
サチオール−2−チオンとイソ酪酸無水物に代えて、5
−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール−2
−チオン(化合物18)と無水酢酸を用いて同様の反応
を行うと、化合物36が得られる。
【0168】融点:79.0〜80.0℃ IR(KBr錠剤法):1735,1596,1480,1462,1377,136
1,1318,1236,1175,1075,1041,892,806 NMR(CHL):7.57〜7.25(3H,m),5.14(2H,s),2.13(3
H,s)
【0169】合成例37 5−カルバモイル−1,3−ベンゾキサチオール−2−
チオン(化合物37) 5−シアノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン
(化合物5)1.9gを氷酢酸10mlに溶解する。この
溶液に四塩化チタン7.6mlを滴加し、次いで水2.9
mlを加え室温で21時間攪拌する。反応液を水100ml
に注ぎ、酢酸エチル300mlで抽出する。抽出液を5%
炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ベンゼン)により精製
すると、標記化合物1.0gが得られる。
【0170】融点:243.0〜244.0℃ IR(KBr錠剤法):3410,3180,1652,1622,1597,142
0,1382,1323,1268,1190,1060,1014,882,842,796 NMR(DMS):8.24(1H,d,J=2.0Hz),7.99(1H,dd,J=2.
0,8.0Hz),7.69(1H,d,J=8.0Hz)
【0171】合成例38 5−ビニル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン
(化合物38) 5−ブロモ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン
(化合物12)3.0gとテトラキストリフェニルホス
フィンパラジウム(0)0.28gと触媒量の2,6−
ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノールを蒸留し
たトルエン50mlに加え、アルゴン雰囲気下、室温で
攪拌し、次いでトリブチルエテニルスタンナン3.9m
lを滴加した後、5時間加熱還流する。放冷後、この溶
液に1.2Nピリジニウムフルオライド溶液5.0mlを
滴加した後、室温で16時間攪拌する。反応混合物を希
塩酸200mlに注ぎ、酢酸エチル600mlで抽出する。
抽出液を希塩酸、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水の
順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧
留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=7:1)により精
製すると、標記化合物0.40gが得られる。
【0172】融点:90.0〜91.0℃ IR(KBr錠剤法):1630,1476,1395,1320,1308,123
2,1180,1078,1018,995,900,890,810 NMR(CHL):7.50〜7.20(3H,m),6.71(1H,dd,J=11.0,
15.6Hz),5.71(1H,d,J=15.6Hz),5.32(1H,d,J=11.0Hz)
【0173】合成例39 5−アセトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チ
オン(化合物39) 5−メトキシメトキシ−1,3−ベンゾキサチオール−
2−チオン(化合物10)0.35gと塩酸3.0mlを
メタノール15mlに加え、室温で6時間攪拌する。反応
混合物を水100mlに注ぎ、エーテル100mlで抽出す
る。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥する。溶媒を減圧留去後、5−ヒドロキシ−1,3
−ベンゾキサチオール−2−チオン0.28gが得られ
る。この5−ヒドロキシ−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオン0.28gを無水酢酸0.23mlとピリジ
ン0.14mlに加え、室温で30分間攪拌する。析出す
る結晶をろ取し、水洗する。減圧乾燥後、標記化合物
0.33gが得られる。
【0174】融点:116.0〜116.5℃ IR(KBr錠剤法):1678,1572,1480,1420,1395,132
8,1218,978,802 NMR(CHL):7.35(1H,d,J=8.0Hz),7.27〜6.90(2H,m),2.3
2(3H,s)
【0175】合成例40 5−(1−ヒドロキシエチル)−1,3−ベンゾキサチ
オール−2−チオン(化合物40) 5−アセチル−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオ
ン(化合物7)0.57gを乾燥したトルエン50mlに
溶解し、この溶液にアルミニウムトリイソプロポキシド
1.7gを加え、2時間加熱還流する。氷冷後、反応液
にトルエン70mlを加え、次いで水15mlを徐々に加え
る。硫酸マグネシウム及びセライトを加え10分間攪拌
後、ろ過する。ろ液を減圧留去後、得られる残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸
エチル=7:1)により精製すると、標記化合物0.5
5gが得られる。
【0176】融点:72.0〜73.0℃ IR(KBr錠剤法):3300,2990,1476,1406,1374,131
2,1260,1188,1096,1022,820 NMR(CHL):7.60〜7.22(3H,m),4.97(1H,q,J=6.0H
z),2.10(1H,brs),1.51(3H,d,J=6.0Hz)
【0177】合成例41 5−フルオロ−7−(1−ヒドロキシエチル)−1,3
−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物41) 合成例40の5−アセチル−1,3−ベンゾキサチオー
ル−2−チオンに代えて7−アセチル−5−フルオロ−
1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物1
5)を用いて同様の反応を行うと、化合物41が得られ
る。
【0178】融点:82.5〜83.5℃ IR(KBr錠剤法):3340,3000,1592,1446,1430,137
0,1318,1276,1214,1192,1178,1134,1080,1042,954,904,
866,814 NMR(CHL):7.28(1H,dd,J=3.0,10.0Hz),7.03(1H,dd,J=
3.0,7.0Hz),5.56〜5.06(1H,m),2.48〜2.26(1H,m),1.55
(3H,d,J=6.0Hz)
【0179】合成例42 5−アリルカルバモイル−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオン(化合物42) 5−シアノ−1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン
(化合物5)2.1gを塩酸39mlと氷酢酸13mlに加
えて9時間加熱還流する。反応混合物を水300mlに注
ぎ、酢酸エチル500mlで抽出する。酢酸エチル層を5
%炭酸水素ナトリウム水溶液1.0lで抽出し、抽出液
に希塩酸を加え、液性を酸性にした後、酢酸エチル1.
5lで抽出する。抽出液を硫酸マグネシウムで乾燥し、
溶媒を減圧留去すると、5−カルボキシ−1,3−ベン
ゾキサチオール−2−チオン2.0gが得られる。
【0180】クロロ炭酸エチル1.0mlを塩化メチレン
30mlに溶解し、アルゴン雰囲気下、−5℃で攪拌す
る。この溶液に5−カルボキシ−1,3−ベンゾキサチ
オール−2−チオン2.0gとトリエチルアミン3.0m
lを塩化メチレン30mlに溶解した液を滴加し、−5℃
で40分間攪拌する。次いでアリルアミン1.0gを塩
化メチレン10mlに溶解した液を滴加した後、室温に戻
し16時間攪拌する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=6:4)により精製すると、標記化合
物1.9gが得られる。
【0181】融点:126.0〜127.0℃ IR(KBr錠剤法):3360,1660,1595,1524,1469,132
8,1260,1184,1126,1072,1023,990,928,832,757 NMR(CHL):8.02〜7.70(2H,m),7.42(1H,d,J=9.0H
z),6.75〜6.27(1H,br),6.25〜5.60(1H,m),5.50〜5.00(2
H,m),4.24〜3.92(2H,m)
【0182】合成例43 1,3−ベンゾキサチオール(化合物43) アドゲン464 0.12gと臭化メチレン2.7mlを
水5.5mlに加え、アルゴン雰囲気下、加熱還流する。
この懸濁液に2−メルカプトフェノール3.3gを5N
水酸化ナトリウム水溶液13mlに溶解した液を4時間か
けて滴加する。滴加終了後、30分間加熱還流し、反応
混合物を水100mlに注ぐ。希塩酸を加え液性を酸性と
した後、エーテル200mlで抽出する。抽出液を水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去
後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン:クロロホルム=4:1)により精製
すると、標記化合物1.6gが無色油状物として得られ
る。
【0183】IR(液膜法):3060,2920,2870,1578,14
69,1450,1325,1303,1208,1118,1059,1019,992,813,735 NMR(CHL):7.32〜6.60(4H,m),5.65(2H,s)
【0184】合成例44 5−メチル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物4
4) 合成例43の2−メルカプトフェノールに代えて2−メ
ルカプト−4−メチルフェノールを用いて同様の反応を
行うと、化合物44が得られる。
【0185】無色油状物 IR(液膜法):2920,2870,1480,1458,1328,1218,118
5,1000,873,805,778 NMR(CHL):6.98(1H,brs),6.72(2H,s),5.62(2H,s),
2.28(3H,s)
【0186】合成例45 5−シアノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物4
5) 合成例43の2−メルカプトフェノールに代えて4−シ
アノ−2−メルカプトフェノールを用いて同様の反応を
行うと、化合物45が得られる。
【0187】融点:108.0〜109.0℃ IR(KBr錠剤法):2230,1586,1477,1407,1335,122
6,1192,995,888,815 NMR(CHL):7.42(1H,s),7.36(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),
6.85(1H,d,J=8.0Hz),5.80(2H,s)
【0188】合成例46 6−ジメチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物46) 合成例43の2−メルカプトフェノールに代えて5−ジ
メチルアミノ−2−メルカプトフェノールを用いて同様
の反応を行うと、化合物46が得られる。
【0189】融点:50.0〜51.0℃ IR(KBr錠剤法):2925,2860,2800,1610,1566,149
6,1442,1355,1315,1271,1219,1158,1042,1002,869,811,
777,750 NMR(CHL):7.01(1H,d,J=9.0Hz),6.43〜6.15(2H,
m),5.62(2H,s),2.90(6H,s)
【0190】合成例47 5−メトキシ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物4
7) 合成例43の2−メルカプトフェノールに代えて2−メ
ルカプト−4−メトキシフェノールを用いて同様の反応
を行うと、化合物47が得られる。
【0191】無色油状物 IR(液膜法):3000,2940,2870,2840,1592,1480,144
0,1310,1270,1205,1175,1120,1053,1028,1003,876,834,
775 NMR(CHL):6.75(1H,d,J=2.0Hz),6.75(1H,d,J=9.0H
z),6.48(1H,dd,J=2.0,9.0Hz),5.65(2H,s),3.78(3H,s)
【0192】合成例48 5−メトキシメトキシ−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物48) 合成例43の2−メルカプトフェノールに代えて2−メ
ルカプト−4−(メトキシメトキシ)フェノールを用いて
同様の反応を行うと、化合物48が得られる。
【0193】淡黄色油状物 IR(液膜法):2920,1590,1478,1402,1310,1262,120
5,1171,1150,1077,1040,995,917,775 NMR(CHL):6.98〜6.58(3H,m),5.60(2H,s),5.04(2
H,s),3.45(3H,s)
【0194】合成例49 5−プロポキシ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物
49) 合成例43の2−メルカプトフェノールに代えて2−メ
ルカプト−4−プロポキシフェノールを用いて同様の反
応を行うと、化合物49が得られる。
【0195】淡黄色油状物 IR(液膜法):2980,2940,2890,1595,1480,1395,131
1,1270,1207,1179,1116,1055,1005,984,890,794 NMR(CHL):6.80(1H,d,J=2.0Hz),6.73(1H,d,J=9.0H
z),6.52(1H,dd,J=2.0,9.0Hz),5.61(2H,s),3.84(2H,t,J=
7.0Hz),2.12〜1.42(2H,m),1.00(3H,t,J=7.0Hz)
【0196】合成例50 5−イソブトキシ−1,3−ベンゾキサチオール(化合
物50) 合成例43の2−メルカプトフェノールに代えて4−イ
ソブトキシ−2−メルカプトフェノールを用いて同様の
反応を行うと、化合物50が得られる。
【0197】無色油状物 IR(液膜法):2970,2930,2880,1596,1484,1472,139
8,1370,1310,1270,1208,1174,1118,1048,1026,1004,95
2,894,784,728 NMR(CHL):6.74(1H,d,J=2.0Hz),6.72(1H,d,J=8.8H
z),6.46(1H,dd,J=2.0,8.8Hz),5.60(2H,s),3.60(2H,d,J=
6.4Hz),2.40〜1.60(1H,m),0.99(6H,d,J=6.4Hz)
【0198】合成例51 5−ホルミル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物5
1) 1,3−ベンゾキサチオール(化合物43)3.0gを
乾燥した塩化メチレン105mlに溶解しアルゴン雰囲気
下、氷冷下で攪拌する。この溶液にジクロロメチルメチ
ルエーテル5.9mlを滴加し、次いで四塩化チタン3.
9mlを乾燥した塩化メチレン11mlに溶解した液を滴加
し、室温で1時間攪拌する。反応混合物を水400mlに
注ぎ、酢酸エチル800mlで抽出する。抽出液を水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去
後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン:クロロホルム=6:1)により精製
すると、標記化合物2.7gが得られる。
【0199】融点:57.0〜60.0℃ IR(KBr錠剤法):3075,2810,2710,1675,1570,147
8,1420,1393,1342,1327,1217,979,903,884,804,735 NMR(CHL):9.84(1H,s),7.69(1H,d,J=2.0Hz),7.51
(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),6.88(1H,d,J=8.0Hz),5.78(2H,s)
【0200】合成例52 5−アセチル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物5
2) 1,3−ベンゾキサチオール(化合物43)2.0gを
無水酢酸2.0mlに溶解し、室温で攪拌する。この溶液
に70%過塩素酸溶液0.032mlを滴加し、室温で3
時間攪拌する。反応混合物を水200mlに注ぎ、エーテ
ル300mlで抽出する。抽出液を5%炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、水の順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥す
る。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:クロロホルム=
2:1)により精製すると、標記化合物0.41gが得
られる。
【0201】融点:124.5〜125.5℃ IR(KBr錠剤法):1652,1571,1471,1411,1350,127
8,1245,1210,1132,980,894,816 NMR(CHL):7.80(1H,d,J=2.0Hz),7.67(1H,dd,J=2.
0,8.0Hz),6.84(1H,d,J=8.0Hz),5.79(2H,s),2.55(3H,s)
【0202】合成例53 5−ベンゾイル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物
53) 四塩化チタン3.6mlに乾燥した1,2−ジクロロエタ
ン90mlを加え、氷冷下で攪拌する。この懸濁液に1,
3−ベンゾキサチオール(化合物43)4.6gと塩化
ベンゾイル3.8mlの混合液を滴加し、氷冷下で30分
間攪拌する。反応混合物を氷水500mlに徐々に注ぎ、
エーテル800mlで抽出する。抽出液を水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られ
る残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘ
キサン:クロロホルム=3:1)により精製すると、標
記化合物2.5gが得られる。
【0203】融点:61.0〜62.0℃ IR(KBr錠剤法):3050,1645,1580,1473,1445,141
5,1322,1285,1250,1210,1150,1120,985,955,900,840,74
6,725,690 NMR(CHL):8.00〜7.44(7H,m),6.88(1H,d,J=9.0H
z),5.82(2H,s)
【0204】合成例54 5−(p−トルオイル)−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物54) 合成例53の塩化ベンゾイルに代えて塩化p−トルオイ
ルを用いて同様の反応を行うと、化合物54が得られ
る。
【0205】融点:70.0〜71.5℃ IR(KBr錠剤法):1647,1631,1602,1575,1480,140
2,1340,1319,1290,1280,1251,1210,1179,1148,1116,104
5,991,936,890,838,810,750 NMR(CHL):7.80〜7.36(4H,m),7.35〜7.10(2H,m),
6.81(1H,d,J=8.0Hz),5.76(2H,s),2.45(3H,s)
【0206】合成例55 5−(p−クロロベンゾイル)−1,3−ベンゾキサチ
オール(化合物55) 合成例53の塩化ベンゾイルに代えて塩化p−クロロベ
ンゾイルを用いて同様の反応を行うと、化合物55が得
られる。
【0207】融点:132.0〜133.5℃ IR(KBr錠剤法):3060,2940,2870,1640,1585,147
5,1410,1340,1282,1258,1215,1150,1090,990,959,845,7
50 NMR(CHL):7.81〜7.18(6H,m),6.80(1H,d,J=9.0H
z),5.73(2H,s)
【0208】合成例56 5−(p−アニソイル)−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物56) 合成例53の塩化ベンゾイルに代えて塩化p−アニソイ
ルを用いて同様の反応を行うと、化合物56が得られ
る。
【0209】融点:101.5〜103.0℃ IR(KBr錠剤法):3060,3000,2960,2930,2840,163
9,1603,1580,1510,1470,1409,1315,1280,1260,1210,117
0,1119,1025,989,960,840,759 NMR(CHL):7.72(2H,d,J=10.0Hz),7.60(1H,d,J=2.0
Hz),7.43(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),6.90(2H,d,J=10.0Hz),6.
81(1H,d,J=8.0Hz),5.75(2H,s),3.85(3H,s)
【0210】合成例57 5−カルバモイル−1,3−ベンゾキサチオール(化合
物57) 合成例37の5−シアノ−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオンに代えて、5−シアノ−1,3−ベンゾキ
サチオール(化合物45)を用いて同様の反応を行う
と、化合物57が得られる。
【0211】融点:146.5〜147.5℃ IR(KBr錠剤法):3370,3170,2940,2880,1646,162
0,1584,1485,1426,1403,1387,1330,1308,1211,1191,115
2,1118,982,947,864 NMR(DMS):7.79(1H,d,J=2.0Hz),7.60(1H,dd,J=2.
0,9.0Hz),7.49〜7.03(2H,br),6.90(1H,d,J=9.0Hz),5.82
(2H,s)
【0212】合成例58 5−メトキシカルボニル−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物58) 5−シアノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物4
5)1.9gを合成例42の方法に準じて塩酸及び氷酢
酸と反応させると、5−カルボキシ−1,3−ベンゾキ
サチオール1.9gが得られる。
【0213】この5−カルボキシ−1,3−ベンゾキサ
チオール1.9gと硫酸0.19mlをメタノール7.6m
lに加え、3時間加熱還流する。反応混合物を水200m
lに注ぎ、酢酸エチル300mlで抽出する。抽出液を5
%炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、
得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)により精製する
と、標記化合物1.9gが得られる。
【0214】融点:59.0〜60.0℃ IR(KBr錠剤法):2950,1712,1587,1482,1437,140
5,1351,1330,1285,1255,1224,1194,1132,1101,990,894,
830,800,757 NMR(CHL):7.91〜7.59(2H,m),6.79(1H,d,J=8.0H
z),5.76(2H,s),3.87(3H,s)
【0215】合成例59 5−(1−ヒドロキシ−1−フェニルメチル)−1,3
−ベンゾキサチオール(化合物59) 合成例40の5−アセチル−1,3−ベンゾキサチオー
ル−2−チオンに代えて、5−ベンゾイル−1,3−ベ
ンゾキサチオール(化合物53)を用いて同様の反応を
行うと、化合物59が得られる。
【0216】無色油状物 IR(液膜法):3410,2870,1588,1482,1455,1416,132
7,1215,1080,1049,995,790,694 NMR(CHL):7.32(5H,s),7.17(1H,d,J=2.0Hz),6.98
(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),6.73(1H,d,J=8.0Hz),5.65(2H,s),
5.31(1H,s)
【0217】合成例60 5−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物60) 5−ホルミル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物5
1)1.2gをエタノール50mlに加え加温溶解し、室
温で攪拌する。この溶液に水素化ホウ素ナトリウム0.
43gを徐々に加え、室温で1時間攪拌する。反応混合
物を氷水300mlに注ぎ、酢酸エチル400mlで抽出す
る。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:クロロホ
ルム=2:1)により精製すると、標記化合物0.90
gが淡黄色油状物として得られる。
【0218】IR(液膜法):3330,2920,2870,1594,14
81,1415,1327,1212,994,867,806 NMR(CHL):7.22〜6.65(3H,m),5.69(2H,s),4.52(2
H,s),1.92(1H,s)
【0219】合成例61 5−(2−エトキシカルボニルビニル)−1,3−ベン
ゾキサチオール(化合物61) 合成例20の5−ホルミル−1,3−ベンゾキサチオー
ル−2−チオンに代えて、5−ホルミル−1,3−ベン
ゾキサチオール(化合物51)を用いて同様の反応を行
うと、化合物61が得られる。
【0220】融点:38.0〜40.0℃ IR(液膜法):2980,2930,2870,1705,1630,1585,148
1,1415,1366,1315,1265,1215,1170,1035,985,854,809,7
29 NMR(CHL):7.50(1H,d,J=16.0Hz),7.25(1H,d,J=2.0
Hz),6.95(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),6.71(1H,d,J=8.0Hz),6.2
1(1H,d,J=16.0Hz),5.68(2H,s),4.24(2H,q,J=7.0Hz),1.3
3(3H,t,J=7.0Hz)
【0221】合成例62 5−(2,2−ジメトキシエチル)アミノメチル−1,
3−ベンゾキサチオール(化合物62) 5−ホルミル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物5
1)0.33g、アミノアセトアルデヒドジメチルアセ
タール0.24ml、p−トルエンスルホン酸10mgをエ
タノール8mlに加え、3時間加熱還流する。反応液を室
温に戻し、水素化ホウ素ナトリウム83mgを徐々に加
え、2時間加熱還流する。放冷後、反応混合物を水30
0mlに注ぎ、酢酸エチル300mlで抽出する。抽出液を
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧
留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(酢酸エチル)により精製すると、標記化合物
0.42gが無色油状物として得られる。
【0222】IR(液膜法):3340,2930,2840,1480,13
29,1212,1120,1050,999 NMR(CHL):7.35〜6.63(3H,m),5.66(2H,s),4.47(1
H,t,J=5.0Hz),3.71(2H,s),3.38(6H,s),2.71(2H,d,J=5.0
Hz),1.66(1H,s)
【0223】合成例63 5−[4−[3,5−ビス(エトキシカルボニル)−
2,6−ジメチル]−1,4−ジヒドロピリジル]−
1,3−ベンゾキサチオール(化合物63) 5−ホルミル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物5
1)0.81g、アセト酢酸エチル1.3ml、25%ア
ンモニア水1.4mlをエタノール5mlに加え、4時間加
熱還流する。放冷後、水300mlに注ぎエーテル500
mlで抽出する。抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エ
チル=6:1)により精製すると、標記化合物0.63
gが得られる。
【0224】融点:168.0〜169.0℃ IR(KBr錠剤法):3360,2975,1688,1650,1480,136
9,1340,1312,1295,1258,1242,1205,1129,1090,1046,101
9,997,765 NMR(CHL):7.01(1H,d,J=2.0Hz),6.88(1H,dd,J=2.
0,8.0Hz),6.59(1H,d,J=8.0Hz),5.88〜5.68(1H,br),5.58
(2H,s),4.89(1H,s),4.09(4H,q,J=7.0Hz),2.30(6H,s),1.
22(6H,t,J=7.0Hz)
【0225】合成例64 5−メトキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物64) 60%油性水素化ナトリウム0.13gを乾燥したn−
ヘキサンで洗浄した後、乾燥したエチレングリコ−ルジ
メチルエーテル10mlを加え、室温で攪拌する。この懸
濁液に5−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキサチオ
ール(化合物60)0.42gを乾燥したエチレングリ
コ−ルジメチルエーテル4mlに溶解した液を滴加し、次
いでヨウ化メチル0.47mlを滴加し室温で1.5時間
攪拌する。反応混合物を水100mlに注ぎ、酢酸エチル
300mlで抽出する。抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:
クロロホルム=2:1)により精製すると、標記化合物
0.41gが無色油状物として得られる。
【0226】IR(液膜法):2980,2930,2860,2830,15
77,1481,1417,1378,1329,1214,1090,996,810 NMR(CHL):7.17(1H,d,J=2.0H
z),6.98(1H,dd,J=2.0,8.0H
z),6.72(1H,d,J=8.0Hz),5.6
6(2H,s),4.32(2H,s),3.32(3
H,s)
【0227】合成例65 5−ブロモメチル−1,3−ベンゾキサチオール(化合
物65) 5−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物60)0.28gを乾燥した塩化メチレン25
mlに溶解する。この溶液にピリジン0.16mlを滴加
し、0℃で攪拌する。この溶液に三臭化リン0.11ml
を滴加し0℃で30分間攪拌する。反応混合物を水20
0mlに注ぎ、酢酸エチル500mlで抽出する。抽出液を
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧
留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(n−ヘキサン:クロロホルム=1:1)により
精製すると、標記化合物0.13gが淡黄色油状物とし
て得られる。
【0228】IR(液膜法):2940,2880,1595,1575,14
82,1458,1428,1417,1331,1275,1220,1153,1052,995,92
4,890,874,809,781,727,710 NMR(CHL):7.25〜6.62(3H,m),5.71(2H,s),4.46(2
H,s)
【0229】合成例66 5−クロロメチル−1,3−ベンゾキサチオール(化合
物66) 5−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物60)0.33gを乾燥したクロロホルム3ml
に溶解した後、塩化チオニル0.16mlを滴加し室温で
30分間攪拌する。溶媒を減圧留去後、標記化合物0.
35gが黄緑色油状物として得られる。
【0230】IR(液膜法):2940,2880,1598,1483,14
18,1332,1262,1218,1153,1122,1052,995,875,810,716 NMR(CHL):7.19(1H,d,J=2.0Hz),7.01(1H,dd,J=2.
0,9.0Hz),6.78(1H,d,J=9.0Hz),5.69(2H,s),4.50(2H,s)
【0231】合成例67 5−アセトキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物67) 5−ヒドロキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物60)0.51gに無水酢酸0.42mlとピリ
ジン0.25mlを加え、室温で45分間攪拌する。反応
混合物を水100mlに注ぎ、酢酸エチル200mlで抽出
する。抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥す
る。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:クロロホルム=
1:1)により精製すると、標記化合物0.44gが無
色油状物として得られる。
【0232】IR(液膜法):2950,2875,1737,1485,13
78,1361,1330,1215,1021,995,806 NMR(CHL):7.20(1H,d,J=2.0Hz),7.01(1H,dd,J=2.
0,8.0Hz),6.78(1H,d,J=8.0Hz),5.68(2H,s),5.00(2H,s),
2.06(3H,s)
【0233】合成例68 5−ベンゾキシメチル−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物68) 合成例67の無水酢酸に代えて塩化ベンゾイルを用いて
同様の反応を行うと、化合物68が得られる。
【0234】無色油状物 IR(液膜法):3060,2940,2880,1720,1603,1486,145
6,1375,1331,1316,1270,1217,1176,1102,1069,994,805,
703 NMR(CHL):8.44〜7.85(2H,m),7.72〜6.93(5H,m),
6.79(1H,d,J=9.0Hz),5.69(2H,s),5.25(2H,s)
【0235】合成例69 5−メチルチオメチル−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物69) メチルメルカプタンナトリウム水溶液1.1mlにアセト
ン5mlを加え、室温で攪拌する。この溶液に5−クロロ
メチル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物66)
0.35gをアセトン2mlに溶解した液を滴加し、1時
間加熱還流する。放冷後、反応混合物を水200mlに注
ぎ、酢酸エチル300mlで抽出する。抽出液を水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、
得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサン:クロロホルム=3:1)により精製す
ると、標記化合物0.34gが無色油状物として得られ
る。
【0236】IR(液膜法):2920,2870,1594,1575,14
80,1457,1425,1330,1214,1185,1150,1118,1050,994,95
3,878,810,785,730 NMR(CHL):7.18(1H,d,J=2.0Hz),6.95(1H,dd,J=2.
0,8.0Hz),6.77(1H,d,J=8.0Hz),5.70(2H,s),3.62(2H,s),
2.03(3H,s)
【0237】合成例70 5−アセトキシ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物
70) 5−メトキシメトキシ−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物48)1.9gを合成例39の方法に準じてメ
タノール中、塩酸と反応させると、5−ヒドロキシ−
1,3−ベンゾキサチオール1.3gが得られる。
【0238】この5−ヒドロキシ−1,3−ベンゾキサ
チオール1.3gを無水酢酸1.2mlとピリジン0.6
9mlに加え、室温で45分間攪拌する。反応混合物を水
100mlに注ぎ、希塩酸を加えて液性を酸性にした後、
酢酸エチル200mlで抽出する。抽出液を5%炭酸水素
ナトリウム水溶液、水で順次洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:クロロ
ホルム=1:1)により精製すると、標記化合物1.4
gが無色油状物として得られる。
【0239】IR(液膜法):2930,2875,1758,1600,14
77,1370,1331,1205,1167,1113,1000,920,880,810 NMR(CHL):7.00〜6.62(3H,m),5.69(2H,s),2.28(3
H,s)
【0240】合成例71 5−ベンゾキシ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物
71) 合成例70の無水酢酸に代えて安息香酸無水物を用いて
同様の反応を行うと、化合物71が得られる。
【0241】融点:62.0〜63.5℃ IR(KBr錠剤法):1740,1482,1457,1270,1249,116
8,1115,1079,1062,1023,990,885,785,702 NMR(CHL):8.35〜8.08(2H,m),7.72〜7.29(3H,m),
7.04(1H,s),6.83(2H,s),5.70(2H,s)
【0242】合成例72 5−ベンジル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
2) 5−ベンゾイル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物
53)0.42gにトリフルオロ酢酸0.33ml、次い
でトリエチルシラン0.57mlを滴加し、室温で52時
間攪拌する。反応混合物を飽和炭酸ナトリウム水溶液5
0mlに注ぎ、酢酸エチル200mlで抽出する。抽出液を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶
媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:
1)により精製すると、標記化合物0.37gが無色油
状物として得られる。
【0243】IR(液膜法):3075,3040,2930,2880,16
04,1481,1458,1438,1416,1330,1218,1000,786,696 NMR(CHL):7.22(5H,s),6.97(1H,brs),6.76(2H,s),
5.60(2H,s),3.87(2H,s)
【0244】合成例73 5−エチル−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
3) 合成例72の5−ベンゾイル−1,3−ベンゾキサチオ
ールに代えて5−アセチル−1,3−ベンゾキサチオー
ル(化合物52)を用いて同様の反応を行うと、化合物
73が得られる。
【0245】無色油状物 IR(液膜法):2980,2940,2880,1485,1460,1418,133
0,1217,1188,1002,863,813,764 NMR(CHL):7.00(1H,s),6.76(2H,s),5.62(2H,s),2.
55(2H,q,J=7.0Hz),1.18(3H,t,J=7.0Hz)
【0246】合成例74 5−ブロモ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
4) 1,3−ベンゾキサチオール(化合物43)3.7gを
四塩化炭素35mlに溶解し水冷下攪拌する。この溶液に
臭素1.4mlを四塩化炭素7mlに溶解した液を滴加し、
水冷下20時間攪拌する。反応混合物を水200mlに注
ぎ、クロロホルム300mlで抽出する。抽出液を水、飽
和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。
溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(n−ヘキサン:クロロホルム=4:
1)により精製すると、標記化合物3.8gが無色油状
物として得られる。
【0247】IR(液膜法):2920,2870,1470,1450,13
28,1208,1070,995,800,738 NMR(CHL):7.21(1H,d,J=2.0Hz),7.05(1H,dd,J=2.
0,8.0Hz),6.62(1H,d,J=8.0Hz),5.68(2H,s)
【0248】合成例75 5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
5) 5−ブロモ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
4)1.6gに銅粉0.10gを加え、これに塩化第一銅
87mgを28%アンモニア水5mlに溶解した液を加えて
封管し、170℃で6時間加熱攪拌する。放冷後、反応
混合物を10N水酸化ナトリウム水溶液50mlに注ぎ、
酢酸エチル400mlで抽出する。抽出液を希塩酸で洗浄
する。塩酸洗液に10N水酸化ナトリウム水溶液を加え
液性をアルカリ性にした後、酢酸エチル200mlで抽出
する。抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥す
る。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=
2:1)により精製すると、標記化合物0.80gが得
られる。
【0249】融点:81.0〜82.0℃ IR(KBr錠剤法):3425,3350,1620,1590,1485,145
5,1440,1318,1258,1205,1185,998,868,808,785,710,69
0,660 NMR(CHL):6.60(1H,d,J=8.5Hz),6.52(1H,d,J=2.0H
z),6.25(1H,dd,J=2.0,8.5Hz),5.58(2H,s),3.39(2H,brs)
【0250】合成例76 6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
6) 40%硝酸61gに氷酢酸40mlを加えて、−10℃で
攪拌する。この溶液に1,3−ベンゾキサチオール(化
合物43)10gを滴加し、−7℃で20分間攪拌す
る。反応混合物を水400mlに注ぎ、5N水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え液性を中性にした後、酢酸エチル70
0mlで抽出する。抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:クロ
ロホルム=3:1)により精製すると、6−ニトロ−
1,3−ベンゾキサチオール1.2gが得られる。
【0251】この6−ニトロ−1,3−ベンゾキサチオ
ール1.2gをエタノール50mlに加えて、次いで鉄粉
1.5gを加えて、室温で攪拌する。この懸濁液に6N
塩酸1.3mlを加えて、3時間加熱還流する。放冷後、
反応混合物をろ過し、ろ液を水300mlに注ぎ2N水酸
化ナトリウム水溶液を加えて液性をアルカリ性にした
後、酢酸エチル600mlで抽出する。抽出液を飽和食塩
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧
留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(n−ヘキサン:クロロホルム=1:3)により
精製すると、標記化合物0.78gが得られる。
【0252】融点:59.0〜59.5℃ IR(KBr錠剤法):3480,3390,1624,1574,1486,144
9,1314,1200,1164,1130,1000,930,840 NMR(CHL):6.90(1H,d,J=9.0Hz),6.40〜6.09(2H,
m),5.60(2H,s),3.50(2H,brs)
【0253】合成例77 7−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
7) 60%油性水素化ナトリウム0.34gを乾燥したn−
ヘキサンで洗浄した後、乾燥したN,N−ジメチルホル
ムアミド6mlを加え、室温で攪拌する。この懸濁液に臭
化メチレン0.27mlと2−メルカプト−6−ニトロフ
ェノール0.48gを乾燥したN,N−ジメチルホルム
アミド4mlに溶解した液を滴加し、室温で30分間攪拌
する。反応混合物を希塩酸40mlに注ぎ、酢酸エチル2
00mlで抽出する。抽出液を水、飽和食塩水で順次洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、
得られる残渣にベンゼン100mlを加え、有機層を2N
水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣を酢酸エチ
ルにより再結晶すると、7−ニトロ−1,3−ベンゾキ
サチオール0.50gが得られる。
【0254】この7−ニトロ−1,3−ベンゾキサチオ
ール0.50gを合成例76の方法に準じて鉄粉及び塩
酸と反応させると、標記化合物0.29gが得られる。
【0255】融点:36.0〜37.5℃ IR(液膜法):3460,3380,2940,2880,1625,1482,146
2,1450,1324,1305,1231,1190,1040,1000,810,758 NMR(CHL):6.84〜6.30(3H,m),5.63(2H,s),3.55(2
H,brs)
【0256】合成例78 6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物78) 6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
6)0.30gを無水酢酸0.28mlとピリジン0.2
8mlに加え、室温で30分間攪拌する。反応混合物を水
50mlに注ぎ酢酸エチル200mlで抽出する。抽出液を
水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧
留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)により精
製すると、標記化合物0.34gが得られる。
【0257】融点:107.5〜108.5℃ IR(KBr錠剤法):3340,1670,1603,1539,1478,141
0,1371,1338,1318,1281,1258,1230,1164,1015,970,903,
856,803 NMR(CHL):8.28〜7.78(1H,br),7.50〜6.70(3H,m),
5.65(2H,s),2.12(3H,s)
【0258】合成例79 5−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物79) 合成例78の6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
に代えて5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物75)を用いて同様の反応を行うと、化合物79が
得られる。
【0259】融点:116.0〜117.0℃ IR(KBr錠剤法):3320,1662,1608,1564,1486,146
0,1400,1324,1234,1220,1000,868,810 NMR(CHL):7.80(1H,brs),7.43(1H,d,J=2.0Hz),6.9
9(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),6.70(1H,d,J=8.0Hz),5.67(2H,
s),2.11(3H,s)
【0260】合成例80 7−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物80) 合成例78の6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
に代えて7−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物77)を用いて同様の反応を行うと、化合物80が
得られる。
【0261】融点:144.0〜145.0℃ IR(KBr錠剤法):3290,1659,1612,1589,1531,146
5,1430,1374,1337,1298,1255,1221,1180,1140,1059,102
0,1000,975,818,769 NMR(CHL):7.86(1H,t,J=4.8Hz),7.42〜7.10(1H,b
r),6.92〜6.74(2H,m),5.65(2H,s),2.13(3H,s)
【0262】合成例81 7−ブチリルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物81) 合成例78の6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
と無水酢酸に代えて、7−アミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール(化合物77)と塩化n−ブチリルを用いて同
様の反応を行うと、化合物81が得られる。
【0263】融点:114.5〜115.0℃ IR(KBr錠剤法):3300,2980,1660,1611,1530,146
6,1432,1195,1000 NMR(CHL):7.98(1H,t,J=4.8Hz),7.37〜7.09(1H,b
r),7.00〜6.79(2H,m),5.70(2H,s),2.35(2H,m),2.10〜1.
42(2H,m),1.00(3H,t,J=6.0Hz)
【0264】合成例82 7−イソブチリルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物82) 合成例78の6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
と無水酢酸に代えて、7−アミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール(化合物77)とイソ酪酸無水物を用いて同様
の反応を行うと、化合物82が得られる。
【0265】融点:154.0〜155.0℃ IR(KBr錠剤法):3290,2980,1654,1610,1530,147
1,1439,1208,1001 NMR(CHL):8.00(1H,t,4.8Hz),7.43〜7.02(1H,br),
6.88(2H,d,J=4.8Hz),5.70(1H,s),2.92〜2.20(1
H,m),1.29(6H,d,J=6.0Hz)
【0266】合成例83 6−ヘキサノイルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物83) 合成例78の無水酢酸に代えてn−カプロン酸無水物を
用いて同様の反応を行うと、化合物83が得られる。
【0267】融点:106.0〜106.5℃ IR(KBr錠剤法):3300,2940,2865,1659,1598,152
4,1482,1422,1330,1198,1153,1010,851,805,780 NMR(CHL):7.73(1H,brs),7.34〜7.12(1H,m),7.12
〜6.95(2H,m),5.67(2H,s),2.53〜2.09(2H,m),2.05〜1.0
8(6H,m),0.95(3H,t,J=6.0Hz)
【0268】合成例84 7−トリフルオロアセチルアミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール(化合物84) 合成例78の6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
と無水酢酸に代えて、7−アミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール(化合物77)とトリフルオロ酢酸無水物を用
いて同様の反応を行うと、化合物84が得られる。
【0269】融点:79.0〜79.5℃ IR(KBr錠剤法):3440,1736,1622,1540,1472,144
4,1302,1286,1194,1150,1054,996,950,916,764,710 NMR(ACE):10.30〜9.30(1H,br),7.44(1H,dd,J=2.
0,8.0Hz),7.23(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),6.94(1H,t,J=8.0H
z),5.84(2H,s)
【0270】合成例85 7−(3−クロロプロピオニルアミノ)−1,3−ベン
ゾキサチオール(化合物85) 合成例78の6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
と無水酢酸に代えて、7−アミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール(化合物77)と塩化3−クロロプロピオニル
を用いて同様の反応を行うと、化合物85が得られる。
【0271】融点:113.5〜114.0℃ IR(KBr錠剤法):3300,1651,1613,1588,1532,146
6,1438,1422,1370,1336,1295,1223,1191,1058,998,970,
814,757 NMR(CHL):7.88(1H,m),7.40(1H,br),6.96〜6.80(2
H,m),5.70(2H,s),3.86(2H,t,J=6.0Hz),2.82(2H,t,J=6.0
Hz)
【0272】合成例86 5−クロトノイルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物86) 合成例78の6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
と無水酢酸に代えて、5−アミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール(化合物75)と塩化クロトノイルを用いて同
様の反応を行うと、化合物86が得られる。
【0273】融点:126.0〜127.0℃ IR(KBr錠剤法):3260,3140,3060,2950,2890,167
5,1633,1602,1550,1482,1455,1410,1350,1328,1290,125
5,1200,1122,1102,1045,1000,964,930,898,875,804,72
5,660 NMR(CHL):7.88(1H,brs),7.48(1H,d,J=2.0Hz),7.2
5〜6.76(2H,m),6.69(1H,d,J=8.5Hz),6.11〜5.75(1H,m),
5.60(2H,s),1.83(3H,dd,J=2.0,7.0Hz)
【0274】合成例87 5−ベンゾイルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物87) 合成例78の6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
と無水酢酸に代えて、5−アミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール(化合物75)と塩化ベンゾイルを用いて同様
の反応を行うと、化合物87が得られる。
【0275】融点:136.0〜137.0℃ IR(KBr錠剤法):3310,2875,1648,1602,1582,152
5,1482,1455,1402,1390,1315,1281,1265,1230,1205,118
8,1128,1078,1028,1000,975,945,930,908,865,808,780,
720,650 NMR(CHL):8.10〜7.75(3H,m),7.65〜7.35(4H,m),
7.12(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),6.75(1H,d,J=8.0Hz)5.69(2H,
s)
【0276】合成例88 6−(p−アニソイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチ
オール(化合物88) 合成例78の無水酢酸に代えて塩化p−アニソイルを用
いて同様の反応を行うと、化合物88が得られる。
【0277】融点:184.0〜185.0℃ IR(KBr錠剤法):3390,2880,1663,1604,1582,150
7,1488,1424,1311,1282,1250,1182,1155,1025,1010,89
0,852,810,758 NMR(DMS):10.10(1H,s),8.00(2H,d,J=9.0Hz),7.60
〜7.27(3H,m),7.09(2H,d,J=9.0Hz),5.80(2H,s),3.85(3
H,s)
【0278】合成例89 5−(2−テノイルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオ
ール(化合物89) 合成例78の6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
と無水酢酸に代えて、5−アミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール(化合物75)と塩化2−テノイルを用いて同
様の反応を行うと、化合物89が得られる。
【0279】融点:114.5〜115.5℃ IR(KBr錠剤法):3230,3080,1637,1605,1545,148
7,1460,1420,1399,1359,1316,1288,1270,1245,1225,120
8,1188,1124,1095,1050,1000,958,900,866,850,821,78
0,720 NMR(DMS):10.17(1H,brs),7.99(1H,d,J=4.0Hz),7.
87(1H,d,J=5.0Hz),7.69(1H,d,J=2.0Hz),7.42〜7.15
(2H,m),6.88(1H,d,J=8.4H
z),5.79(2H,s)
【0280】合成例90 7−ニコチノイルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物90) 合成例78の6−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
と無水酢酸に代えて、7−アミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール(化合物77)と塩化ニコチノイル・塩酸塩を
用いて同様の反応を行うと、化合物90が得られる。
【0281】融点:144.0〜145.0℃ IR(KBr錠剤法):3250,3050,1686,1612,1600,154
0,1489,1464,1440,1420,1329,1301,1230,1200,1181,112
1,995,820,701 NMR(CHL+重水):9.10(1H,d,J=2.0Hz),8.77(1H,d
d,J=2.0,5.0Hz),8.30〜7.86(3H,m),7.41(1H,dd,5.0,8.0
Hz),7.10〜6.77(2H,m),5.74(2H,s)
【0282】合成例91 7−ペンチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物91) 60%油性水素化ナトリウム0.38gを乾燥したn−
ヘキサンで洗浄後、乾燥したN,N−ジメチルホルムア
ミド10mlを加え、室温で攪拌する。この懸濁液に7−
アミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物77)
0.58gを乾燥したN,N−ジメチルホルムアミド5m
lに溶解した液を滴加し、10分間攪拌する。次いで、
臭化n−アミル1.2mlを滴加し、70℃で2時間加熱
攪拌する。放冷後、反応混合物を飽和食塩水200mlに
注ぎ、酢酸エチル200mlで抽出する。抽出液を水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去
後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン:酢酸エチル=49:1)により精製
すると、標記化合物0.40gが褐色油状物として得ら
れる。
【0283】IR(液膜法):3440,2970,2940,2870,16
18,1505,1470,1428,1321,1225,1180,1150,1001,749 NMR(CHL):6.84(1H,t,J=8.0Hz),6.56(1H,dd,J=2.
0,8.0Hz),6.40(1H,dd,2.0,8.0Hz),5.67(2H,s),3.86〜3.
50(1H,br),3.12(2H,t,J=7.0Hz),1.90〜1.10(6H,m),0.94
(3H,m)
【0284】合成例92 5−ピペリジノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物
92) 5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
5)0.60gをN,N−ジメチルホルムアミド16ml
に溶解する。この溶液に臭化ペンタメチレン1.4g、
炭酸カリウム1.6gを加え、100℃で4時間加熱攪
拌する。放冷後、反応混合物を水300mlに注ぎ、酢酸
エチル300mlで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、
得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1)により精製す
ると、標記化合物0.61gが無色油状物として得られ
る。
【0285】IR(液膜法):2940,2860,2810,1600,14
88,1456,1386,1324,1238,1214,1190,1128,1004,934,85
8,822,796,752 NMR(CHL):6.88(1H,d,J=3.0Hz),6.76〜6.44(2H,
m),5.64(2H,s),3.22〜2.84(4H,m),1.90〜1.42(6H,m)
【0286】合成例93 5−(2−ニトロフェニル)アミノ−1,3−ベンゾキ
サチオール(化合物93) 5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
5)0.56g、o−フルオロニトロベンゼン0.52
g、炭酸カリウム4.1g、18−クラウン−695mg、
銅粉0.93gをo−ジクロロベンゼン10mlに加え
て、アルゴン雰囲気下180℃で3.5時間加熱攪拌す
る。放冷後、反応混合物をろ過する。ろ液を減圧留去
後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)により精製す
ると、標記化合物0.38gが得られる。
【0287】融点:143.0〜144.0℃ IR(KBr錠剤法):3360,1618,1576,1500,1485,142
5,1346,1327,1252,1220,1146,1000,808,730 NMR(CHL):9.38(1H,brs),8.21(1H,dd,J=2.0,9.0H
z),7.60〜6.60(6H,m),5.78(2H,s)
【0288】合成例94 5−(メチルチオ)チオカルボニルアミノ−1,3−ベ
ンゾキサチオール(化合物94) 5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物7
5)0.83gを乾燥したテトラヒドロフラン10mlに
溶解し、次いでトリエチルアミン0.85mlと二硫化炭
素0.50mlを加え、室温で4時間攪拌後、ヨウ化メチ
ル0.25mlを滴加し、さらに室温で1時間攪拌する。
反応混合物を水100mlに注ぎ、酢酸エチル200mlで
抽出する。抽出液を希塩酸、飽和食塩水の順で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得ら
れる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−
ヘキサン:酢酸エチル=4:1)により精製すると、標
記化合物0.51gが得られる。
【0289】融点:113.5〜114.5℃ IR(KBr錠剤法):3160,2980,2920,2875,1594,151
8,1480,1412,1348,1328,1230,1026,1000,952,858,822,7
94,702 NMR(ACE):10.45(1H,br),7.55(1H,d,J=2.0Hz),7.2
0(1H,dd,2.0,9.0Hz),6.84(1H,d,J=9.0Hz),5.80(2H,s),
2.60(3H,s)
【0290】合成例95 6−(プロピルチオ)チオカルボニルアミノ−1,3−
ベンゾキサチオール(化合物95) 合成例94の5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
とヨウ化メチルに代えて、6−アミノ−1,3−ベンゾ
キサチオール(化合物76)と臭化n−プロピルを用い
て同様の反応を行うと、化合物95が得られる。
【0291】融点:82.5〜83.0℃ IR(KBr錠剤法):3140,2970,1584,1520,1478,141
4,1346,1324,1224,1154,1054,1024,1004,932,866,804,7
78 NMR(CHL):9.10〜8.60(1H,br),7.30〜6.74(3H,m),
5.70(2H,s),3.28(2H,t,J=7.1Hz),2.10〜1.36(2H,m),1.0
0(3H,t,J=7.1Hz)
【0292】合成例96 6−(N−アセチル−N−メチルアミノ)−1,3−ベ
ンゾキサチオール(化合物96) 60%油性水素化ナトリウム74mgを乾燥したn−ヘキ
サンで洗浄した後、乾燥したN,N−ジメチルホルムア
ミド4mlを加え、アルゴン雰囲気下、室温で攪拌する。
この懸濁液に6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサ
チオール(化合物78)0.31gを乾燥したN,N−
ジメチルホルムアミド2mlに溶解した液を滴加し、室温
で20分間攪拌する。次いでヨウ化メチル0.16mlを
滴加し、室温で1時間攪拌する。反応混合物を水100
mlに注ぎ、酢酸エチル200mlで抽出する。抽出液を水
で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留
去後、標記化合物0.36gが得られる。
【0293】融点:129.5〜130.0℃ IR(KBr錠剤法):3070,2950,1660,1600,1573,148
0,1422,1387,1320,1199,1140,1085,999,830 NMR(CHL):7.21(1H,d,J=9.0Hz),6.88〜6.63(2H,
m),5.80(2H,s),3.23(3H,s),1.93(3H,s)
【0294】合成例97 7−(N−ブチリル−N−エチルアミノ)−1,3−ベ
ンゾキサチオール(化合物97) 合成例96の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサ
チオールとヨウ化メチルに代えて、7−ブチリルアミノ
−1,3−ベンゾキサチオール(化合物81)とヨウ化
エチルを用いて同様の反応を行うと、化合物97が得ら
れる。
【0295】無色油状物 IR(液膜法):2980,2940,2890,1660,1601,1480,143
9,1402,1285,1251,1229,1192,1130,1052,1000,772,723 NMR(CHL):7.32〜6.78(3H,m),5.74(2H,s),3.71(2
H,dq,J=3.0,7.6Hz),2.25〜1.85(2H,m),1.85〜1.30(2H,
m),1.09(3H,t,J=7.0Hz),0.85(3H,t,J=7.0Hz)
【0296】合成例98 5−(N−クロトノイル−N−メチルアミノ)−1,3
−ベンゾキサチオール(化合物98) 合成例96の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサ
チオールに代えて5−クロトノイルアミノ−1,3−ベ
ンゾキサチオール(化合物86)を用いて同様の反応を
行うと、化合物98が得られる。
【0297】黄色油状物 IR(液膜法):3060,2940,2890,1668,1624,1590,148
0,1450,1420,1372,1332,1292,1242,1210,1137,1105,106
0,995,965,915,815,785,745,715 NMR(CHL):7.10〜6.55(1H,m),6.90(1H,d,J=10.0H
z),6.85(1H,dd,J=2.0,10.0Hz),6.79(1H,d,J=2.0Hz),6.0
0〜5.50(1H,m),5.75(2H,s),3.28(3H,s),1.75(3H,dd,J=
2.0,7.0Hz)
【0298】合成例99 7−(N−アクリロイル−N−メチルアミノ)−1,3
−ベンゾキサチオール(化合物99) 合成例96の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサ
チオールに代えて7−(3−クロロプロピオニルアミ
ノ)−1,3−ベンゾキサチオール(化合物85)を用
いて同様の反応を行うと、化合物99が得られる。
【0299】無色油状物 IR(液膜法):3010,1740,1662,1629,1601,1482,142
8,1404,1377,1359,1272,1245,1200,1121,1048,995,751 NMR(CHL):7.30〜6.76(3H,m),6.31(1H,d,J=4.0H
z),6.22(1H,d,J=9.0Hz),5.73(2H,s),5.53(1H,dd,J=4.0,
9.0Hz),3.27(3H,s)
【0300】合成例100 6−[N−(p−アニソイル)−N−メチルアミノ]−
1,3−ベンゾキサチオール(化合物100) 合成例96の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサ
チオールに代えて6−(p−アニソイルアミノ)−1,
3−ベンゾキサチオール(化合物88)を用いて同様の
反応を行うと、化合物100が得られる。
【0301】無色油状物 IR(KBr錠剤法):2940,1642,1608,1576,1516,148
0,1420,1360,1305,1255,1180,1100,1020,840 NMR(CHL):7.32(2H,d,J=9.0Hz),6.98(1H,d,J=9.0H
z),6.68(2H,d,J=9.0Hz),6.67〜6.49(2H,m),5.66(2H,s),
3.74(3H,s),3.40(3H,s)
【0302】合成例101 5−(N−エチル−N−テノイルアミノ)−1,3−ベ
ンゾキサチオール(化合物101) 合成例96の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキサ
チオールとヨウ化メチルに代えて、5−(2−テノイル
アミノ)−1,3−ベンゾキサチオール(化合物89)
とヨウ化エチルを用いて同様の反応を行うと、化合物1
01が得られる。
【0303】融点:106.0〜107.0℃ IR(KBr錠剤法):3080,2980,2930,2870,1612,158
5,1512,1480,1456,1440,1421,1400,1350,1330,1300,124
5,1210,1155,1120,1103,997,810,730 NMR(CHL):7.33(1H,dd,J=1.6,4.6Hz),7.10〜6.75
(5H,m),5.80(2H,s),3.87(2H,q,J=7.0Hz),1.23(3H,t,J=
7.0Hz)
【0304】合成例102 6−エチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合
物102) 水素化リチウムアルミニウム0.18gを乾燥したテト
ラヒドロフラン9mlに加えアルゴン雰囲気下、室温で攪
拌する。この懸濁液に6−アセチルアミノ−1,3−ベ
ンゾキサチオール(化合物78)0.59gを乾燥した
テトラヒドロフラン6mlに溶解した液を滴加し、2時間
加熱還流する。放冷後、反応混合物に含水テトラヒドロ
フランを滴加し、次いで水を滴加する。飽和炭酸ナトリ
ウム水溶液を加えアルカリ性にした後、クロロホルム4
00mlで抽出する。抽出液を水、飽和食塩水の順で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、
得られる残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)により精製する
と、標記化合物0.26gが黄色油状物として得られ
る。
【0305】IR(液膜法):3440,2980,2940,2880,16
15,1580,1495,1482,1455,1426,1386,1332,1313,1265,11
70,1150,1003,784 NMR(CHL):6.88(1H,d,J=8.5Hz),6.24〜5.98(2H,
m),5.56(2H,s),3.56〜3.13(1H,br),3.08(2H,q,J=7.0H
z),1.21(3H,t,J=7.0Hz)
【0306】合成例103 5−エチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合
物103) 合成例102の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキ
サチオールに代えて5−アセチルアミノ−1,3−ベン
ゾキサチオール(化合物79)を用いて同様の反応を行
うと、化合物103が得られる。
【0307】淡黄色油状物 IR(液膜法):3420,2980,2930,2880,1606,1480,145
8,1380,1318,1270,1210,1185,1148,1060,1038,1004,94
5,840,795,725 NMR(CHL):6.67(1H,d,J=8.0Hz),6.49(1H,d,J=2.0H
z),6.20(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),5.55(2H,s),3.30〜3.00(1
H,br),3.07(2H,q,J=7.0Hz),1.22(3H,t,J=7.0Hz)
【0308】合成例104 7−イソブチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール
(化合物104) 合成例102の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキ
サチオールに代えて7−イソブチリルアミノ−1,3−
ベンゾキサチオール(化合物82)を用いて同様の反応
を行うと、化合物104が得られる。
【0309】無色油状物 IR(液膜法):3450,2970,2890,1619,1505,1471,142
8,1321,1228,1182,1156,1080,1000,750 NMR(CHL):6.75(1H,t,J=7.8Hz),6.46(1H,dd,J=1.
8,7.8Hz),6.31(1H,dd,J=1.8,7.8Hz),5.59(2H,s),3.90〜
3.40(1H,br),2.91(2H,d,J=6.2Hz),2.12〜1.50(1H,m),1.
00(6H,d,J=6.0Hz)
【0310】合成例105 6−ヘキシルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物105) 合成例102の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキ
サチオールに代えて6−ヘキサノイルアミノ−1,3−
ベンゾキサチオール(化合物83)を用いて同様の反応
を行うと、化合物105が得られる。
【0311】淡黄色油状物 IR(液膜法):3440,2930,2870,1615,1581,1496,148
0,1332,1312,1261,1170,1148,1004 NMR(CHL):6.89(1H,d,J=9.0Hz),6.27〜6.00(2H,
m),5.57(2H,s),3.35(1H,brs),3.22〜2.85(2H,m),1.95〜
0.68(11H,m)
【0312】合成例106 7−プロピルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物106) 合成例102の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキ
サチオールに代えて7−(3−クロロプロピオニルアミ
ノ)−1,3−ベンゾキサチオール(化合物85)を用
いて同様の反応を行うと、化合物106が得られる。
【0313】黄色油状物 IR(液膜法):3440,2970,2950,2880,1619,1504,147
0,1428,1322,1298,1223,1180,1152,1003,750 NMR(CHL):6.83(1H,t,J=7.5Hz),6.52(1H,dd,J=2.
0,7.5Hz),6.39(1H,dd,J=2.0,7.5Hz),5.66(2H,s),3.90〜
3.44(1H,br),3.10(2H,t,J=7.0Hz),2.00〜1.20(2H,m),1.
00(3H,t,J=6.5Hz)
【0314】合成例107 6−(p−アニシルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオ
ール(化合物107) 合成例102の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキ
サチオールに代えて6−(p−アニソイルアミノ)−
1,3−ベンゾキサチオール(化合物88)を用いて同
様の反応を行うと、化合物107が得られる。
【0315】融点:55.5〜56.0℃ IR(KBr錠剤法):3420,3080,3000,2950,2900,285
0,1617,1577,1506,1483,1473,1420,1349,1314,1253,117
0,1149,1099,1031,1002,828,786 NMR(CHL):7.24(2H,d,J=9.0Hz),6.90(1H,d,J=9.0H
z),6.82(2H,d,J=9.0Hz),6.28〜6.03(2H,m),5.54(2H,s),
4.14(2H,s),3.97〜3.63(1H,br),3.75
(3H,s)
【0316】合成例108 5−ベンジルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化
合物108) 合成例102の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキ
サチオールに代えて5−ベンゾイルアミノ−1,3−ベ
ンゾキサチオール(化合物87)を用いて同様の反応を
行うと、化合物108が得られる。
【0317】淡黄色油状物 IR(液膜法):3430,3075,3040,29
25,2875,1605,1480,1457,14
10,1360,1318,1280,1210,11
82,1132,1095,1070,1004,95
0,905,830,785,730,695 NMR(CHL):7.38〜7.28(5H,m),6.65(1H,d,J=8.0H
z),6.50(1H,d,J=2.0Hz),6.23(1H,dd,J=2.0,8.0Hz)5.55
(2H,s)4.25(2H,s)3.70〜3.30(1H,br)
【0318】合成例109 5−(2−テニルアミノ)−1,3−ベンゾキサチオー
ル(化合物109) 合成例102の6−アセチルアミノ−1,3−ベンゾキ
サチオールに代えて5−(2−テノイルアミノ)−1,
3−ベンゾキサチオール(化合物89)を用いて同様の
反応を行うと、化合物109が得られる。
【0319】淡黄色油状物 IR(液膜法):3420,3100,2940,2880,1604,1488,137
2,1314,1210,1186,1082,1040,1004,830,794,696 NMR(CHL):7.40〜6.82(3H,m),6.70(1H,d,J=9.0H
z),6.56(1H,d,J=3.0Hz),6.28(1H,dd,J=3.0,9.0Hz),5.58
(2H,s),4.44(2H,brs),4.10〜3.20(1H,br)
【0320】合成例110 7−(N−イソブチル−N−エチルアミノ)−1,3−
ベンゾキサチオール(化合物110) 60%油性水素化ナトリウム70mgを乾燥したn−ヘキ
サンで洗浄した後、乾燥したN,N−ジメチルホルムア
ミド2mlを加え室温で攪拌する。この懸濁液に7−イソ
ブチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオール(化合物1
04)0.28gを乾燥したN,N−ジメチルホルムア
ミド2mlに溶解した液を滴加する。次にヨウ化エチル
0.30gを滴加し、60℃で1時間加熱攪拌する。放
冷後、反応混合物を水150mlに注ぎ、酢酸エチル20
0mlで抽出する。抽出液を水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸
エチル=100:1)により精製すると、標記化合物
0.20gが無色油状物として得られる。
【0321】IR(液膜法):2960,2880,1598,1485,14
34,1321,1208,1018 NMR(CHL):6.84〜6.50(3H,m),5.65(2H,s),3.22(2
H,q,J=7.0Hz),2.91(2H,d,J=7.0Hz),2.14〜1.50(1H,m),
1.02(3H,t,J=7.0Hz),0.90(6H,d,J=6.4Hz)
【0322】合成例111 6−[N−(p−アニシル)−N−メチルアミノ]−
1,3−ベンゾキサチオール(化合物111) アルゴン雰囲気下、水素化リチウムアルミニウム0.2
2gを乾燥したテトラヒドロフラン30mlに加え、室温
で攪拌する。この懸濁液に6−[N−(p−アニソイ
ル)−N−メチルアミノ]−1,3−ベンゾキサチオー
ル(化合物100)1.2gを乾燥したテトラヒドロフ
ラン30mlに溶解した液を滴加し、1.5時間加熱還流
する。放冷後、反応混合物に含水エーテルを加え、硫酸
マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、得られる
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキ
サン:酢酸エチル=1:5)により精製すると、標記化
合物0.20gが無色油状物として得られる。また、副
生物として6−メチルアミノ−1,3−ベンゾキサチオ
ール(化合物112)0.14gが無色油状物として得
られる。
【0323】化合物111 IR(液膜法):2925,1613,1569,1515,1500,1358,130
5,1250,1173,1110,1036,1007,810 NMR(CHL):7.19(2H,d,J=9.0Hz),7.04(1H,d,J=9.0H
z),6.87(2H,d,J=9.0Hz),6.48〜6.21(2H,m),5.64(2H,s),
4.43(2H,s),3.81(3H,s),2.95(3H,s)
【0324】化合物112 IR(液膜法):3440,2940,2870,2820,1612,1580,150
0,1435,1414,1332,1315,1275,1180,1000,820,788 NMR(CHL):6.97(1H,d,J=9.0Hz),6.32〜6.04(2H,
m),5.63(2H,s),3.85〜3.13(1H,br),2.78(3H,s)
【0325】合成例112 5−メトキシ−1,3−ベンゾジチオール−2−チオン
(化合物113) 2−イソペンチルオキシ−5−メトキシ−1,3−ベン
ゾジチオール2.8gとイオウ350mgを1,2−ジク
ロロベンゼン32mlに加え、1時間加熱還流する。放冷
後、反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1)により精製す
ると、標記化合物1.4gが得られる。
【0326】融点:151.0〜152.0℃ IR(KBr錠剤法):1585,1544,1460,1432,1294,127
0,1225,1176,1060,1045,845,795 NMR(ACE):7.67(1H,d,J=9.0Hz),7.40(1H,d,J=2.0H
z),7.12(1H,dd,J=2.0,9.0Hz),3.91(3H,s)
【0327】合成例113 5−ペンチルオキシ−1,3−ベンゾジチオール−2−
チオン(化合物114) 合成例112の2−イソペンチルオキシ−5−メトキシ
−1,3−ベンゾジチオールに代えて2−イソペンチル
オキシ−5−ペンチルオキシ−1,3−ベンゾジチオー
ルを用いて同様の反応を行うと、化合物114が得られ
る。
【0328】融点:49.0〜50.0℃ IR(KBr錠剤法):2950,2880,1590,1468,1400,131
0,1270,1240,1082,1012,876,820,796 NMR(CHL):7.32(1H,d,J=9.6Hz),7.14〜6.86(2H,
m),3.98(2H,t,J=6.0Hz),2.04〜1.18(6H,m),1.18〜0.74
(3H,m)
【0329】合成例114 5−イソペンチルオキシ−1,3−ベンゾジチオール−
2−チオン(化合物115) 合成例112の2−イソペンチルオキシ−5−メトキシ
−1,3−ベンゾジチオールに代えて2,5−ジ(イソ
ペンチルオキシ)−1,3−ベンゾジチオールを用いて
同様の反応を行うと、化合物115が得られる。
【0330】融点:75.5〜76.5℃ IR(KBr錠剤法):2950,2880,1588,1464,1400,139
0,1306,1280,1270,1238,1050,1028,1010,908,886,850,8
06 NMR(CHL):7.34(1H,d,J=9.6Hz),7.10〜6.80(2H,
m),4.00(2H,t,J=6.0Hz),2.00〜1.40(3H,m),0.95(6H,d,J
=6.0Hz)
【0331】合成例115 4−メトキシ−1,3−ベンゾジチオール−2−チオン
(化合物116) 合成例112の2−イソペンチルオキシ−5−メトキシ
−1,3−ベンゾジチオールに代えて2−イソペンチル
オキシ−4−メトキシ−1,3−ベンゾジチオールを用
いて同様の反応を行うと、化合物116が得られる。
【0332】融点:142.5〜143.0℃ IR(KBr錠剤法):1570,1466,1436,1316,1274,108
0,1060,1030,904,756 NMR(CHL):7.41(1H,t,J=7.8Hz),7.08(1H,brd,J=7.
8Hz),6.86(1H,brd,J=7.8Hz),3.94(3H,s)
【0333】合成例116 4−メチル−1,3−ベンゾジチオール−2−チオン
(化合物117) 合成例112の2−イソペンチルオキシ−5−メトキシ
−1,3−ベンゾジチオールに代えて2−イソペンチル
オキシ−4−メチル−1,3−ベンゾジチオールを用い
て同様の反応を行うと、化合物117が得られる。
【0334】融点:85.5〜86.5℃ IR(KBr錠剤法):1453,1085,1053,902,860,760 NMR(CHL):7.40〜7.10(3H,m),2.39(3H,s)
【0335】合成例117 1,3−ベンゾジチオール−2−チオン(化合物11
8) 1,2−ベンゼンジチオール1.6gとチオホスゲン
1.1mlを1.6N水酸化ナトリウム水溶液18mlに加
え、室温で40分間攪拌する。反応混合物を水300ml
に注ぎエーテル600mlで抽出する。抽出液を水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、
得られる残渣をクロロホルムで洗浄すると、標記化合物
0.46gが得られる。
【0336】融点:165.0〜166.0℃ IR(KBr錠剤法):1442,1432,1290,1262,1135,111
9,1056,1021,888,735 NMR(CHL):7.41(4H,brs)
【0337】合成例118 5−メチル−1,3−ベンゾジチオール−2−チオン
(化合物119) 合成例117の1,2−ベンゼンジチオールに代えてト
ルエン−3,4−ジチオールを用いて同様の反応を行う
と、化合物119が得られる。
【0338】融点:85.5〜86.5℃ IR(KBr錠剤法):1455,1114,1063,888,805 NMR(CHL):7.40〜7.20(3H,m),2.41(3H,s)
【0339】合成例119 1,3−ベンゾジチオール(化合物120) 2−イソペンチルオキシ−1,3−ベンゾジチオール2
2gを乾燥したエーテル60mlに加えて、アルゴン気流
下、氷冷下で攪拌する。この溶液にテトラフルオロホウ
酸ジエチルエーテル錯塩18gを加え、攪拌する。析出
する結晶をろ取し、減圧乾燥すると、1,3−ベンゾジ
チオリリウムテトラフルオロボレート20gが得られ
る。
【0340】水素化ホウ素ナトリウム3.4gを乾燥し
たテトラヒドロフラン200mlに加え、室温で攪拌す
る。この懸濁液に1,3−ベンゾジチオリリウムテトラ
フルオロボレート20gを徐々に加え、室温で15分攪
拌する。反応混合物を氷水300mlに徐々に注ぎ、酢酸
エチル700mlで抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、標
記化合物10gが無色油状物として得られる。
【0341】IR(液膜法):3060,2920,1447,1435,12
62,1115,739 NMR(CHL):7.35〜6.80(4H,m),4.45(2H,s)
【0342】合成例120 4−メチル−1,3−ベンゾジチオール(化合物12
1) 合成例119の2−イソペンチルオキシ−1,3−ベン
ゾジチオールに代えて2−イソペンチルオキシ−4−メ
チル−1,3−ベンゾジチオールを用いて同様の反応を
行うと、化合物121が得られる。
【0343】淡黄色油状物 IR(液膜法):3060,2980,2920,1578,1454,1400,138
0,1180,1150,1054,868,760 NMR(CHL):7.10〜6.70(3H,m),4.42(2H,s),2.24(3
H,s)
【0344】合成例121 5−クロロ−1,3−ベンゾジチオール(化合物12
2) 合成例119の2−イソペンチルオキシ−1,3−ベン
ゾジチオールに代えて5−クロロ−2−イソペンチルオ
キシ−1,3−ベンゾジチオールを用いて同様の反応を
行うと、化合物122が得られる。
【0345】淡黄色油状物 IR(液膜法):3060,2920,1560,1445,1410,1380,125
0,1081,1031,860,800 NMR(CHL):7.20〜7.00(2H,m),6.90(1H,dd,J=2.0,
8.0Hz),4.46(2H,s)
【0346】合成例122 5−ブロモ−1,3−ベンゾジチオール(化合物12
3) 合成例119の2−イソペンチルオキシ−1,3−ベン
ゾジチオールに代えて5−ブロモ−2−イソペンチルオ
キシ−1,3−ベンゾジチオールを用いて同様の反応を
行うと、化合物123が得られる。
【0347】淡黄色油状物 IR(液膜法):2930,1560,1445,1374,1252,1118,107
0,1032,864,802,772 NMR(CHL):7.40〜7.00(3H,m),4.48(2H,s)
【0348】合成例123 5−メトキシ−1,3−ベンゾジチオール(化合物12
4) 合成例119の2−イソペンチルオキシ−1,3−ベン
ゾジチオールに代えて2−イソペンチルオキシ−5−メ
トキシ−1,3−ベンゾジチオールを用いて同様の反応
を行うと、化合物124が得られる。
【0349】淡黄色油状物 IR(液膜法):2940,2840,1583,1463,1435,1295,126
5,1238,1223,1108,1040,850,794 NMR(CHL):7.11(1H,d,J=9.0Hz),6.82(1H,d,J=2.0H
z),6.55(1H,dd,J=2.0,9.0Hz),4.47(2H,s),3.73(3H,s)
【0350】合成例124 5−イソブトキシ−1,3−ベンゾジチオール(化合物
125) 合成例119の2−イソペンチルオキシ−1,3−ベン
ゾジチオールに代えて5−イソブトキシ−2−イソペン
チルオキシ−1,3−ベンゾジチオールを用いて同様の
反応を行うと、化合物125が得られる。
【0351】黄色油状物 IR(液膜法):2970,2920,2880,1588,1564,1460,139
8,1370,1292,1266,1240,1224,1114,1040,890,794 NMR(CHL):7.10(1H,d,J=8.4Hz),6.84(1H,d,J=2.2H
z),6.56(1H,dd,J=2.2,8.4Hz),4.46(2H,s),3.64(2H,d,J=
6.4Hz),2.32〜1.60(1H,m),1.00(6H,d,J=6.4Hz)
【0352】合成例125 5−アミノ−1,3−ベンゾジチオール(化合物12
6) 合成例119の2−イソペンチルオキシ−1,3−ベン
ゾジチオールに代えて2−イソペンチルオキシ−5−ニ
トロ−1,3−ベンゾジチオール3.0gを用いて同様
の反応を行うと、5−ニトロ−1,3−ベンゾジチオー
ル2.4gが得られる。
【0353】この5−ニトロ−1,3−ベンゾジチオー
ル2.4gを合成例76の方法に準じて鉄粉及び塩酸と
反応させると、標記化合物1.9gが黄色油状物として
得られる。
【0354】IR(KBr錠剤法):3410,3320,1620,1
588,1460,1303,1275,1240,805 NMR(CHL):6.98(1H,d,J=8.0Hz),6.60(1H,d,J=2.0H
z),6.35(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),4.45(2H,s),3.80〜3.20(2
H,br)
【0355】合成例126 5−ジエチルアミノ−1,3−ベンゾジチオール(化合
物127) 5−アミノ−1,3−ベンゾジチオール(化合物12
6)0.3gをエタノール10mlに溶解する。この溶液
に炭酸カリウム0.74g、ヨウ化エチル1.7gを加え
て、7時間加熱還流する。放冷後、ろ過し、ろ液に水1
50mlを加え、酢酸エチル200mlで抽出する。抽出液
を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。
溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=40:
1)により精製すると、標記化合物0.29gが淡黄色
油状物として得られる。
【0356】IR(液膜法):2960,2920,1585,1542,14
70,1374,1354,1258,1195,1160,1124,1074,1020,788 NMR(CHL):6.98(1H,d,J=9.0Hz),6.58(1H,d,J=2.6H
z),6.32(1H,dd,J=2.6,9.0Hz),4.42(2H,s),3.30(4H,q,J=
7.2Hz),1.15(6H,t,J=7.2Hz)
【0357】合成例127 5−ピペリジノ−1,3−ベンゾジチオール(化合物1
28) 合成例92の5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
に代えて5−アミノ−1,3−ベンゾジチオール(化合
物126)を用いて同様の反応を行うと、化合物128
が得られる。
【0358】融点:73.5〜74.5℃ IR(KBr錠剤法):2920,2850,2800,1586,1550,144
8,1404,1380,1340,1262,1233,1218,1150,1120,1090,93
3,855,805 NMR(CHL):7.03(1H,d,J=8.4Hz),6.82(1H,d,J=2.0H
z),6.55(1H,dd,J=2.0,8.4Hz),4.42(2H,s),3.20〜2.90(4
H,m),1.90〜1.50(6H,m)
【0359】合成例128 5−アセチルアミノ−1,3−ベンゾジチオール(化合
物129) 5−アミノ−1,3−ベンゾジチオール(化合物12
6)1.6gをピリジン10mlに加え、室温で攪拌す
る。この溶液に無水酢酸1.3mlを滴加し、室温で2時
間攪拌する。反応混合物を氷水50mlに注ぐ。析出する
結晶をろ取し、ジメチルスルホキシドで再結晶すると標
記化合物1.8gが得られる。
【0360】融点:137.5〜138.5℃ IR(KBr錠剤法):3320,1660,1582,1518,1468,139
2,1372,1300,1254,1116,804 NMR(DMS):9.93(1H,brs),7.67(1H,brs),7.24(2H,
s),4.63(2H,s),2.01(3H,s)
【0361】合成例129 5−ブチリルアミノ−1,3−ベンゾジチオール(化合
物130) 合成例128の無水酢酸に代えて塩化n−ブチリルを用
いて同様の反応を行うと、化合物130が得られる。
【0362】融点:128.0〜130.0℃ IR(KBr錠剤法):3290,1655,1584,1532,1459,138
0,1290 NMR(DMS):9.70(1H,brs),7.63(1H,brs),7.20(2H,b
rs),4.63(2H,s),2.29(2H,t,J=7.0Hz),1.59(2H,sex,J=7.
0Hz),0.90(3H,t,J=7.0Hz)
【0363】合成例130 5−ニコチノイルアミノ−1,3−ベンゾジチオール
(化合物131) 合成例128の無水酢酸に代えて塩化ニコチノイル・塩
酸塩を用いて同様の反応を行うと、化合物131が得ら
れる。
【0364】融点:195.5〜196.5℃ IR(KBr錠剤法):3250,1646,1588,1532,1520,151
0,1466,1394,1308,1254,1116,1024,808 NMR(DMS):10.45(1H,brs),9.13(1H,d,J=1.8Hz),8.
80(1H,d,J=6.8Hz),8.34(1H,dd,J=1.8,6.8Hz),7.82(1H,b
rs),7.76〜7.50(1H,m),7.50〜7.16(2H,m),4.68(2H,s)
【0365】合成例131 5−(メチルチオ)チオカルボニルアミノ−1,3−ベ
ンゾジチオール(化合物132) 合成例94の5−アミノ−1,3−ベンゾキサチオール
に代えて5−アミノ−1,3−ベンゾジチオール(化合
物126)を用いて同様の反応を行うと、化合物132
が得られる。
【0366】融点:114.0〜115.0℃ IR(KBr錠剤法):3160,2970,2910,1568,1510,146
0,1422,1386,1340,1120,1030,958,874,804 NMR(CHL):9.40〜8.50(1H,br),7.44〜7.02(3H,m),
4.54(2H,s),2.64(3H,s)
【0367】合成例132 5−エチルアミノ−1,3−ベンゾジチオール・塩酸塩
(化合物133) 水素化リチウムアルミニウム0.12gに乾燥したテト
ラヒドロフラン10mlを加え加熱還流する。この懸濁液
に5−アセチルアミノ−1,3−ベンゾジチオール(化
合物129)0.50gを乾燥したテトラヒドロフラン
5mlに溶解した液を滴加し、2時間加熱還流する。放冷
後、反応混合物に少量の酢酸エチルを加え、氷に徐々に
注ぐ。希塩酸10mlを加え、室温で30分間攪拌する。
この液に2N水酸化ナトリウム水溶液を加え液性をアル
カリ性にした後、酢酸エチル300mlで抽出する。抽出
液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥す
る。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:クロロホルム=
1:5)により精製すると、5−エチルアミノ−1,3
−ベンゾジチオール0.30gが黄色油状物として得ら
れる。
【0368】この黄色油状物0.30gをエタノール1
0mlに溶解し、室温で攪拌する。この溶液に塩酸ガスを
吹き込む。1時間後、溶媒を減圧留去し、得られる残渣
をエタノール−エーテルで再結晶すると、標記化合物
0.17gが得られる。
【0369】融点:148.0〜150.0℃(分解) IR(KBr錠剤法):2930,2760,2670,2460,1582,146
3,1270,1106,1020,810 NMR(MET):7.50〜7.20(2H,m),7.08(1H,brd,J=8.0H
z),4.62(2H,s),3.40(2H,q,J=7.0Hz),1.38(3H,t,J=7.0H
z)
【0370】合成例133 5−シアノ−1,3−ベンゾジチオール(化合物13
4) 5−ブロモ−1,3−ベンゾジチオール(化合物12
3)1.5gをN,N−ジメチルホルムアミド3mlに加
えた後、シアン化銅0.70gを加え加熱還流する。3
時間後、10%シアン化ナトリウム水溶液45mlを加え
て、100℃で10分間加熱する。放冷後、反応混合物
を水100mlに注ぎ、酢酸エチル200mlで抽出する。
抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=
20:1)により精製すると、標記化合物0.80gが
得られる。
【0371】融点:70.0〜71.0℃ IR(KBr錠剤法):2240,1574,1452,1384,1192,111
4,890,802 NMR(CHL):7.36(1H,brs),7.22(2H,s),4.52(2H,s)
【0372】合成例134 5−カルバモイル−1,3−ベンゾジチオール(化合物
135) 合成例37の5−シアノ−1,3−ベンゾキサチオール
−2−チオンに代えて5−シアノ−1,3−ベンゾジチ
オール(化合物134)を用いて同様の反応を行うと、
化合物135が得られる。
【0373】融点:189.0〜191.0℃ IR(KBr錠剤法):3400,3220,1655,1608,1550,140
5,1371,1256,903,760 NMR(DMS+重水):7.72(1H,d,J=2.0Hz),7.57(1H,d
d,J=2.0,8.0Hz),7.32(1H,d,J=8.0Hz),4.70(2H,s)
【0374】合成例135 5−ホルミル−1,3−ベンゾジチオール(化合物13
6) 合成例51の1,3−ベンゾキサチオールに代えて1,
3−ベンゾジチオール(化合物120)を用いて同様の
反応を行うと化合物136が得られる。
【0375】橙色油状物 IR(液膜法):3060,2990,2920,2830,2740,1685,157
5,1550,1380,1300,1190,1031,901,874,812,731,700 NMR(CHL):9.70(1H,s),7.66(1H,d,J=1.6Hz),7.48
(1H,dd,J=1.6,8.0Hz),7.29(1H,d,J=8.0Hz),4.57(2H,s)
【0376】合成例136 5−アセチル−1,3−ベンゾジチオール(化合物13
7) アルゴン気流下、塩化アルミニウム1.0gに乾燥した
クロロホルム5mlを滴加し、−5℃で攪拌する。この液
に塩化アセチル0.56mlを滴加し、次いで1,3−ベ
ンゾジチオール(化合物120)1.0gを乾燥したク
ロロホルム3mlに溶解した液を滴加する。−5℃で3
0分間攪拌後、反応混合物を徐々に氷水100mlに注
ぐ。希塩酸を加えて液性を酸性とした後、酢酸エチル2
00mlで抽出する。抽出液を5%炭酸水素ナトリウム水
溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥する。溶媒を減圧留去後、得られる残渣をクロロホル
ムで再結晶すると標記化合物1.3gが得られる。
【0377】融点:109.0〜110.0℃ IR(KBr錠剤法):2980,1664,1574,1548,1418,139
4,1354,1278,1242,1110,1024,966,902,866,814 NMR(CHL):7.76(1H,d,J=2.0Hz),7.56(1H,dd,J=2.
0,8.0Hz),7.22(1H,d,J=8.0Hz),4.50(2H,s),2.50(3H,s)
【0378】合成例137 5−ブチリル−1,3−ベンゾジチオール(化合物13
8) 合成例136の塩化アセチルに代えて塩化n−ブチリル
を用いて同様の反応を行うと、化合物138が得られ
る。
【0379】淡黄色油状物 IR(液膜法):2960,2930,2870,1676,1573,1547,145
4,1391,1302,1224,1209,1116,1030,895,805 NMR(CHL):7.73(1H,d,J=2.0Hz),7.55(1H,dd,J=2.
0,8.0Hz),7.20(1H,d,J=8.0Hz),4.51(2H,s),2.85(2H,t,J
=7.0Hz),1.75(2H,sex,J=7.0Hz),0.98(3H,t,J=7.0Hz)
【0380】合成例138 5−ベンゾイル−1,3−ベンゾジチオール(化合物1
39) 合成例136の塩化アセチルに代えて塩化ベンゾイルを
用いて同様の反応を行うと、化合物139が得られる。
【0381】黄色油状物 IR(液膜法):3060,3000,2920,1650,1598,1573,154
5,1449,1389,1319,1280,1250,1179,1154,1115,1050,103
0,956,890,830,780,750,721,692 NMR(CHL):7.90〜7.10(8H,m),4.55(2H,s)
【0382】合成例139 7−アセチル−4−メチル−1,3−ベンゾジチオール
(化合物140) 合成例136の1,3−ベンゾジチオールに代えて4−
メチル−1,3−ベンゾジチオール(化合物121)を
用いて同様の反応を行うと、化合物140が得られる。
【0383】淡黄色油状物 IR(液膜法):2975,2930,1680,1572,1430,1382,135
4,1252,1178,1026,962,804 NMR(CHL):7.34(1H,d,J=8.0Hz),7.04(1H,d,J=8.0H
z),4.44(2H,s),2.48(3H,s),2.41(3H,s)
【0384】合成例140 5−ブチル−1,3−ベンゾジチオール(化合物14
1) 合成例72の5−ベンゾイル−1,3−ベンゾオサチオ
ールに代えて5−ブチリル−1,3−ベンゾジチオール
(化合物138)を用いて同様の反応を行うと、化合物
141が得られる。
【0385】淡黄色油状物 IR(液膜法):2950,2920,2850,1583,1460,1397,111
5,1048,862,806 NMR(CHL):7.05(1H,d,J=8.0Hz),7.00(1H,s),6.73
(1H,dd,J=2.0,8.0Hz),4.43(2H,s),2.50(2H,t,J=7.6Hz),
1.80〜1.10(4H,m),0.92(3H,m)
【0386】合成例141 5−[4−[3,5−ビス(エトキシカルボニル)−
2,6−ジメチル]−1,4−ジヒドロピリジル]−
1,3−ベンゾジチオール(化合物142) 合成例63の5−ホルミル−1,3−ベンゾキサチオー
ルに代えて5−ホルミル−1,3−ベンゾジチオール
(化合物136)を用いて同様の反応を行うと、化合物
142が得られる。
【0387】融点:149.0〜150.0℃ IR(KBr錠剤法):3360,2970,1686,1652,1480,145
4,1368,1335,1292,1255,1240,1205,1115,1088,1045,102
0,780,745 NMR(CHL):7.20〜6.90(3H,m),5.73(1H,brs),4.89
(1H,s),4.41(2H,s),4.09(4H,q,J=7.0Hz),2.31(6H,s),1.
25(6H,t,J=7.0Hz)
【0388】合成例142 5−(1−ヒドロキシエチル)−1,3−ベンゾジチオ
ール(化合物143) 合成例40の5−アセチル−1,3−ベンゾキサチオー
ル−2−チオンに代えて5−アセチル−1,3−ベンゾ
ジチオール(化合物137)を用いて同様の反応を行う
と、化合物143が得られる。
【0389】無色油状物 IR(液膜法):3370,2970,2920,1586,1557,1456,140
0,1372,1330,1270,1192,1070,1010,904,812 NMR(CHL):7.44〜6.94(3H,m),4.82(1H,t,J=6.4H
z),4.52(2H,s),2.02(1H,brs),1.46(3H,d,J=6.4Hz)
【0390】合成例143 5−(1−アセトキシエチル)−1,3−ベンゾジチオ
ール(化合物144) 5−(1−ヒドロキシエチル)−1,3−ベンゾジチオ
ール(化合物143)0.54gと無水酢酸0.38ml
をピリジン2mlに加え、室温で3時間攪拌する。反応混
合物を水100mlに注ぎ、希塩酸を加えて液性を酸性と
した後、酢酸エチル200mlで抽出する。抽出液を飽和
食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を
減圧留去後、得られる残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=20:1)に
より精製すると、標記化合物0.23gが無色油状物と
して得られる。
【0391】IR(液膜法):2980,2930,1738,1460,14
04,1372,1240,1214,1120,1060,1020,944,862,812 NMR(CHL):7.36〜6.88(3H,m),5.80(1H,q,J=6.8H
z),4.48(2H,s),2.04(3H,s),1.46(3H,d,J=6.8Hz)
【0392】試験例1 肝障害抑制作用(D−ガラクトサミン肝障害に対する抑
制作用) 肝疾患治療剤としての効力試験は、通常、被験物質及び
肝障害惹起物質を試験動物に投与し、その肝障害抑制作
用を調べる事によって行われる。肝障害惹起物質として
は四塩化炭素、クロロホルム、チオアセトアミド、D−
ガラクトサミン等が知られているが、本試験において
は、光学顕微鏡学的にヒトのウイルス性肝炎に類似し、
強い炎症反応を伴うことで知られるD−ガラクトサミン
を用いた。また、被験物質の肝障害抑制作用は、肝細胞
の変性・壊死を反映して上昇する血清中グルタミック・
オキザロアセティック・トランスアミナーゼ(GOT)
活性を指標として検索した。
【0393】試験に用いた動物はウイスター系の雄ラッ
トで、1群につき5匹を使用した。4週齢、体重80〜
100gのものを購入し、恒温恒湿(23±1℃,55
±5%)の飼育室で、固形飼料(MF、オリエンタル酵
母工業製)及び水を自由に与えて1週間予備飼育した
後、成育良好なものを選んで試験に供した。被験物質
は、5%アラビアゴム水溶液に懸濁し、12.5mg/1
0ml/kg、50mg/10ml/kgもしくは100mg/10
ml/kgで強制経口投与した。その30分後から、生理食
塩水に溶解した塩酸D−ガラクトサミンを300mg(D
−ガラクトサミンとして250mg)/3ml/kgの割合
で、3時間毎に4回腹腔内投与した。次いで、塩酸D−
ガラクトサミン最終投与の39時間後に腹大動脈から採
血し、遠心分離(3000rpm,10分)により血清
を分離し、そのGOT活性を測定した。なお、試験動物
は被験物質の投与19時間前から、塩酸D−ガラクトサ
ミンの最終投与時まで絶食させた。血清中のGOT活性
はリッピ(Lippi)らの酵素法〔クリニカ・キミカ・ア
クタ(Clinica Chimica Acta),28巻,431ページ
(1970)〕に従って測定し、次式より肝障害抑制率
(%)を求めた。
【0394】各被験物質の肝障害に対する抑制率を表1
に示す。 正常群の値:正常群の血清GOTの平均値 対照群の値:対照群の血清GOTの平均値 投与群の値:被験物質投与群の血清GOTの平均値
【0395】
【表1】 肝障害抑制作用 被験物質 投与量 肝障害 化合物番号 (mg/kg) 抑制率(%) 1 12.5 46 3 12.5 58 4 12.5 79 5 100 75 6 12.5 43 8 12.5 66 9 12.5 39 12 12.5 27 13 12.5 50 15 12.5 66 16 100 60 17 12.5 51 20 100 29 22 12.5 29 23 12.5 48 25 100 65 29 12.5 43 30 12.5 36 32 100 74 34 12.5 52 35 100 77 37 100 59 38 12.5 27 39 12.5 63 41 12.5 43 42 100 67 43 50 58 44 50 85 45 100 65 46 100 84 47 50 61 48 100 64 52 100 75 53 50 61 58 100 66 62 50 55 63 50 29 64 50 48 67 50 31 68 50 40 69 50 71 71 100 65 74 50 48 75 100 95 77 100 95 78 50 39 82 100 74 87 100 76 94 100 40 108 100 92 113 12.5 63 116 12.5 45 117 12.5 46 118 12.5 66 119 12.5 45 120 50 78 121 50 82 122 50 61 123 100 44 124 50 48 125 100 84 127 50 84 128 100 89 129 100 61 132 50 58 133 100 78 137 100 66 140 100 91 141 50 37 142 50 41 143 100 82 144 50 53
【0396】試験例2 毒性試験 試験に用いた動物はICR系雄マウスで、1群につき3
匹を使用した。4週齢、体重18〜22gのものを購入
し、恒温恒湿(23±1℃、55±5%)の飼育室で固
形飼料(MF、オリエンタル酵母工業製)および水を自
由に与えて1週間予備飼育した後、その中で成育良好な
ものを選んで試験に供した。試験動物はあらかじめ16
時間絶食した後、被験物質を5%アラビアゴム水溶液に
懸濁させ、20ml/kg体重で強制経口投与した。投与7
日後の死亡状況を観察し、MLD(最小致死量)値を求
めた。本発明化合物について、結果を表2に示す。
【0397】
【表2】 急性毒性値 被験物質 MLD値 化合物番号 (mg/kg) 1 2000以上 3 500以上 4 2000以上 5 2000以上 6 500以上 8 2000以上 9 2000以上 12 1000以上 13 2000以上 15 1000以上 16 2000以上 17 500以上 20 500以上 23 1000以上 25 1000以上 29 500以上 30 2000以上 35 500以上 37 1000以上 39 500以上 41 500以上 42 500以上 43 1000以上 44 500以上 45 500以上 46 500以上 47 500以上 48 1000以上 52 2000以上 53 2000以上 58 500以上 63 1000以上 64 500以上 67 1000以上 68 500以上 69 500以上 71 2000以上 74 500以上 75 500以上 77 500以上 78 500以上 82 500以上 87 1000以上 94 1000以上 108 500以上 113 2000以上 116 1000以上 117 1000以上 118 1000以上 119 500以上 120 500以上 121 500以上 122 500以上 123 500以上 124 2000以上 125 500以上 127 500以上 128 500以上 129 500以上 132 500以上 133 500以上 137 500以上 140 500以上 142 500以上 143 500以上 144 500以上
【0398】製剤例1 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
を有効成分とする散剤 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
5gを乳糖95gと均一に混和し、散剤を得た。
【0399】製剤例2 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
を有効成分とする顆粒剤 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
5g、乳糖36g、トウモロコシデンプン31gおよび結
晶セルロース22gをとりよく混合し、これをヒドロキ
シプロピルセルロース4gを水100mlに溶解した液で
練合造粒し50℃で4時間乾燥する。これを12メッシ
ュのスクリーンで整粒した後、ステアリン酸マグネシウ
ム2gを加えてよく混合し顆粒剤とした。
【0400】製剤例3 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
を有効成分とする錠剤 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
5g、乳糖35g、トウモロコシデンプン32gおよび結
晶セルロース24gをよく混合し、これをヒドロキシプ
ロピルセルロース2gを水に溶解した液で練合造粒し5
0℃で4時間乾燥する。これにステアリン酸マグネシウ
ム2gを加えてよく混合し、打錠機を用い1錠あたり2
00mgの重量で打錠し錠剤を得た。
【0401】製剤例4 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
を有効成分とするカプセル剤 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
5g、乳糖38g、トウモロコシデンプン33g 、結晶セ
ルロース22gおよびステアリン酸マグネシウム2gをよ
く混合する。これをカプセル充填機にて硬カプセルに2
00mg宛充填してカプセル剤を得た。
【0402】製剤例5 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
を有効成分とする坐剤 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
5gおよびウィテップゾルRW−35(ディナミル・ノ
ーベル・ケミカルズ、ドイツ国)95gをとり、60℃
に加熱溶解してよく混合する。これを鋳型に1個あたり
1.5g又は3gの重量となるように流し込み冷却して坐
剤とした。
【0403】製剤例6 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
を有効成分とする注射剤 1,3−ベンゾキサチオール−2−チオン(化合物4)
1gをとり、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油2.5g及
び生理食塩水96.5gと共に加温混合した後、滅菌し
て注射剤とする。
【0404】
【発明の効果】本発明による化合物は、インビボにおい
て優れた肝障害抑制作用を有し、肝疾患の治療剤として
有用である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 411/12 7602−4C // C07D 339/06 (72)発明者 大杉 由美 大阪府岸和田市三田町370 新日本薬品株 式会社技術本部内 (72)発明者 大島 博一 大阪府岸和田市三田町370 新日本薬品株 式会社技術本部内 (72)発明者 十川 武 大阪府岸和田市三田町370 新日本薬品株 式会社技術本部内 (72)発明者 水野 康夫 大阪府岸和田市三田町370 新日本薬品株 式会社技術本部内 (72)発明者 奥井 美和 大阪府岸和田市三田町370 新日本薬品株 式会社技術本部内 (72)発明者 西野 稔 大阪府岸和田市三田町370 新日本薬品株 式会社技術本部内 (72)発明者 西垣内 俊紀 大阪府岸和田市三田町370 新日本薬品株 式会社技術本部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) 【化1】 〔式中、Xは酸素原子又はイオウ原子、Yはチオカルボ
    ニル基又はメチレン基、Rは、水素原子;ハロゲン原
    子;シアノ基;炭素原子上にハロゲン原子、ヒドロキシ
    ル基、アシルオキシ基、低級アルコキシ基、低級アルキ
    ルチオ基、アリール基、もしくは置換アミノ基から選択
    される置換基を1個又はそれ以上有してもよい低級アル
    キル基;炭素原子上に低級アルコキシ基を有してもよい
    低級アルコキシ基;低級アルキルチオ基;アシルオキシ
    基;アシル基;−NR1R2(R1、R2はそれぞれ独立し
    て水素原子、アシル基、低級アルキル基、アリール基、
    アリールアルキル基、ヘテロアリールアルキル基もしく
    は(低級アルキルチオ)チオカルボニル基から選択され
    る基であり、その窒素原子上の置換基が窒素原子と一体
    になり環を形成していてもよい。但し、R1とR2は同時
    にアシル基ではない)で表されるアミノ基;ジヒドロピ
    リジル基;−CONR3R4で表されるカルバモイル基;
    炭素原子上に低級アルコキシカルボニル基もしくは−C
    ONR3R4で表されるカルバモイル基を有してもよい低
    級アルケニル基;低級アルコキシカルボニル基を意味す
    る。nは1又は2を示す。上記の定義におけるアシル基
    とは、脂肪族飽和カルボン酸、脂肪族不飽和カルボン
    酸、炭素環式カルボン酸又は複素環式カルボン酸のよう
    な有機酸の残基を意味する。アリール基とは、ハロゲン
    原子、ニトロ基、低級アルコキシ基等で置換されていて
    もよいフェニル基、トリル基、ナフチル基等を意味し、
    ヘテロアリール基とは、環ヘテロ原子又は原子群が酸
    素、窒素及びイオウより選択されたものである一価の芳
    香族複素環を意味する。カルバモイル基の窒素原子上の
    置換基R3、R4は、独立して水素原子、低級アルキル
    基、低級アルケニル基、アリール基、ヘテロアリール基
    から選択される置換基を意味し、低級とは、炭素数1〜
    6個の直鎖状もしくは分枝状炭素鎖を意味する。〕で表
    される1,3−ベンゾキサチオール誘導体もしくは1,
    3−ベンゾジチオール誘導体及びそれらの薬理的に許容
    される塩を有効成分として含有する肝疾患治療剤。
  2. 【請求項2】 Rが、1)水素原子、2)ハロゲン原
    子、3)シアノ基、4)炭素原子上にハロゲン原子;ヒ
    ドロキシル基;ハロゲン原子で置換されていてもよい低
    級アルカノイルオキシ基;低級アルケニルオキシ基;フ
    ェニル基上にハロゲン原子もしくは低級アルコキシ基を
    有してもよいベンゾキシ基;低級アルコキシ基;低級ア
    ルキルチオ基;低級アルキル基もしくは低級アルコキシ
    基を有してもよいフェニル基;メトキシ置換低級アルキ
    ル基を有するアミノ基から選択される置換基を1〜3個
    有してもよい低級アルキル基、5)炭素原子上にメトキ
    シ基を有してもよい低級アルコキシ基、6)低級アルキ
    ルチオ基、7)炭素原子上に低級アルコキシ基を有して
    もよい低級アルカノイルオキシ基、8)フェニル基上に
    ハロゲン原子もしくはシアノ基を有してもよいベンゾキ
    シ基、9)低級アルカノイル基、10)フェニル基上に
    ハロゲン原子;ハロゲン原子で置換されていてもよい低
    級アルキル基;低級アルコキシ基から選択される置換基
    を有してもよいベンゾイル基、11)テノイル基、1
    2)−NR1R2(R1、R2はそれぞれ独立して水素原
    子;低級アルキル基;フェニル基上にハロゲン原子もし
    くは低級アルコキシ基を有してもよいフェニル低級アル
    キル基;テニル基;炭素原子上にハロゲン原子、低級ア
    ルコキシ基、低級アルキルチオ基から選択される置換基
    を有してもよい低級アルカノイル基;炭素原子上にフリ
    ル基もしくはフェニル基を有してもよい低級アルケノイ
    ル基;フェニル基上にハロゲン原子、低級アルキル基、
    低級アルコキシ基、ニトロ基、アセチル基から選択され
    る置換基を有してもよいベンゾイル基;ナフトイル基;
    テノイル基;ニコチノイル基;イソニコチノイル基;
    (低級アルキルチオ)チオカルボニル基;ニトロ基を有
    してもよいフェニル基から選択される置換基であり、そ
    の窒素原子上の置換基が窒素原子と一体になり、環を形
    成していてもよい)で表されるアミノ基、13)2,6
    −ジ(低級アルキル)−3,5−ビス(低級アルコキシ
    カルボニル)−1,4−ジヒドロピリジル基、14)−
    CONR3R4(R3、R4はそれぞれ独立して水素原子、
    低級アルキル基もしくは低級アルケニル基から選択され
    る置換基である)で表されるカルバモイル基、15)炭
    素原子上に低級アルコキシカルボニル基もしくは−CO
    NR3R4(R3、R4はそれぞれ独立して水素原子、低級
    アルキル基、エトキシカルボニルオキシフェニル基もし
    くはピリジル基から選択される置換基である)で表され
    るカルバモイル基を有してもよいビニル基、16)低級
    アルコキシカルボニル基を形成する請求項1記載の肝疾
    患治療剤。
  3. 【請求項3】 Rが、1)水素原子、2)ハロゲン原
    子、3)シアノ基、4)炭素原子上にハロゲン原子;ヒ
    ドロキシル基;低級アルカノイルオキシ基;低級アルケ
    ニルオキシ基;ベンゾキシ基;低級アルコキシ基;低級
    アルキルチオ基;フェニル基;メトキシ置換アルキル基
    を有するアミノ基から選択される置換基を1〜3個有し
    てもよい低級アルキル基、5)炭素原子上にメトキシ基
    を有してもよい低級アルコキシ基、6)低級アルキルチ
    オ基、7)低級アルカノイルオキシ基、8)ベンゾキシ
    基、9)低級アルカノイル基、10)フェニル基上にハ
    ロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基から選
    択される置換基を有してもよいベンゾイル基、11)−
    NR1R2(R1、R2はそれぞれ独立して水素原子;低級
    アルキル基;フェニル基上に低級アルコキシ基を有して
    もよいベンジル基;テニル基;炭素原子上にハロゲン原
    子、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基から選択さ
    れる基を有してもよい低級アルカノイル基;炭素原子上
    にフリル基を有してもよい低級アルケノイル基;フェニ
    ル基上に低級アルコキシ基もしくはニトロ基を有しても
    よいベンゾイル基;テノイル基;ニコチノイル基;(低
    級アルキルチオ)チオカルボニル基;ニトロ基を有して
    もよいフェニル基から選択される置換基であり、その窒
    素原子上の置換基が窒素原子と一体になり、環を形成し
    ていてもよい)で表されるアミノ基、12)2,6−ジ
    メチル−3,5−ビス(エトキシカルボニル)−1,4
    −ジヒドロピリジル基、13)−CONR3R4(R3、
    R4はそれぞれ独立して水素原子、低級アルキル基もし
    くは低級アルケニル基から選択される置換基である)で
    表されるカルバモイル基、14)炭素原子上に低級アル
    コキシカルボニル基もしくは−CONR3R4(R3、R4
    はそれぞれ独立して水素原子、低級アルキル基、ピリジ
    ル基から選択される置換基である)で表されるカルバモ
    イル基を有してもよいビニル基、15)低級アルコキシ
    カルボニル基を形成する請求項1記載の肝疾患治療剤。
  4. 【請求項4】式(II) 【化2】 〔式中、R5、R6はそれぞれ独立して水素原子、アシル
    基、低級アルキル基、アリール基、アリールアルキル
    基、ヘテロアリールアルキル基もしくは(低級アルキル
    チオ)チオカルボニル基から選択される基であり、その
    窒素原子上の置換基が窒素原子と一体になり環を形成し
    ていてもよい。但し、R5とR6は同時にアシル基ではな
    く、該アシル基とは、脂肪族飽和カルボン酸、脂肪族不
    飽和カルボン酸、炭素環式カルボン酸又は複素環式カル
    ボン酸のような有機酸の残基を意味し、アリール基と
    は、ハロゲン原子、ニトロ基、低級アルコキシ基等で置
    換されていてもよいフェニル基、トリル基、ナフチル基
    等を意味し、ヘテロアリール基とは、環ヘテロ原子又は
    原子群が酸素、窒素及びイオウより選択されたものであ
    る一価の芳香族複素環を意味し、低級とは、炭素数1〜
    6個の直鎖状もしくは分枝状炭素鎖を意味する。〕で表
    される1,3−ベンゾキサチオール誘導体及び薬理的に
    許容される塩。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000353544A (ja) * 1999-06-09 2000-12-19 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 非水電解液二次電池

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