JPH06294017A - コンクリート補強用鋼繊維 - Google Patents
コンクリート補強用鋼繊維Info
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- JPH06294017A JPH06294017A JP10375993A JP10375993A JPH06294017A JP H06294017 A JPH06294017 A JP H06294017A JP 10375993 A JP10375993 A JP 10375993A JP 10375993 A JP10375993 A JP 10375993A JP H06294017 A JPH06294017 A JP H06294017A
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- Japan
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- fiber
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- steel
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B14/00—Use of inorganic materials as fillers, e.g. pigments, for mortars, concrete or artificial stone; Treatment of inorganic materials specially adapted to enhance their filling properties in mortars, concrete or artificial stone
- C04B14/38—Fibrous materials; Whiskers
- C04B14/48—Metal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】簡単な構造で、分散性が良好であり、同時に本
来のコンクリート補強効果も改善することができる実用
的なコンクリート補強用鋼繊維を提供すること。 【構成】コンクリートに混入されその強度を補強するた
めの鋼繊維であって、断面が縦長扁平状をなし、幅/厚
みが2以上であり、全長/幅が20以上,50未満の範
囲であり、両端又は全長に扁平面と同一な面内で曲げ部
を有している。
来のコンクリート補強効果も改善することができる実用
的なコンクリート補強用鋼繊維を提供すること。 【構成】コンクリートに混入されその強度を補強するた
めの鋼繊維であって、断面が縦長扁平状をなし、幅/厚
みが2以上であり、全長/幅が20以上,50未満の範
囲であり、両端又は全長に扁平面と同一な面内で曲げ部
を有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリートに混入させ
てその強度を補強する目的で使用されるコンクリート補
強用繊維に関する。
てその強度を補強する目的で使用されるコンクリート補
強用繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】土木建築分野で使用されるコンクリート
は圧縮に対しては高い強度を示すが、引張り強度は圧縮
強度の約1/10程度と低くため、ひび割れを起し易く、ま
た一挙に崩壊するという欠点がある。これらの欠点を補
う目的で鉄筋や鋼線が補強材として使用されてきたが、
近年、直径0.4〜1.0mm、長さ25〜80mmの鋼繊
維を、対コンクリート容積比で0.3〜2%程度コンク
リートに混入させた鋼繊維補強コンクリート(SFR
C)が広く使用されるようになっており、かかる鋼繊維
はコンクリートとの付着性を向上させるため、両端部を
曲げたり、特公平1−32178号公報のように異形部
を連続して付けたり、或いは特公昭55−16768号
公報のように波型に曲げ加工して使用されている。
は圧縮に対しては高い強度を示すが、引張り強度は圧縮
強度の約1/10程度と低くため、ひび割れを起し易く、ま
た一挙に崩壊するという欠点がある。これらの欠点を補
う目的で鉄筋や鋼線が補強材として使用されてきたが、
近年、直径0.4〜1.0mm、長さ25〜80mmの鋼繊
維を、対コンクリート容積比で0.3〜2%程度コンク
リートに混入させた鋼繊維補強コンクリート(SFR
C)が広く使用されるようになっており、かかる鋼繊維
はコンクリートとの付着性を向上させるため、両端部を
曲げたり、特公平1−32178号公報のように異形部
を連続して付けたり、或いは特公昭55−16768号
公報のように波型に曲げ加工して使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする技術的課題】しかし、鋼繊維
の異形化や曲げはコンクリートとの付着性が向上する反
面、繊維同士が絡み合ういわゆるファイバーボール化現
象を起しやすく、分散性を損なうという問題点がある。
この結果、鋼繊維のコンクリートへの投入時の作業性を
著しく損ねたり、極端な場合は分散機を使用して投入を
行なう必要があった。さらに、コンクリートの混練中、
投入した鋼繊維が再びファイバーボール化してしまい、
十分な補強効果が得られなかったり、混入量を多くでき
ないという問題が発生した。投入前の鋼繊維の絡み合い
を防止する方法として、特公昭60−9976号公報の
ように、水溶性の樹脂を用いて繊維同志をホッチキスの
針の如く張合わせたり、束ねたりする方法が提唱されて
いるが、コストアップとなったり、コンクリート中に溶
けだした樹脂がコンクリートのスランプを変化させた
り、投入前材料の雨漏れ管理を要するなどの問題点があ
った。さらに、高いコンクリート強度を得るために鋼繊
維の混入量を増やすと、コストの大幅な上昇となった
り、コンクリートのワーカビリティ(スランプなど打設
前の取扱い性)を損なう等の問題があり、少ない混入量
で高い補強効果が得られる鋼繊維の出現が望まれてい
た。本発明は、前記したような問題点を解消するために
創案されたもので、その目的とするところは、簡単な構
造で、分散性が良好であり、同時に本来のコンクリート
補強効果も改善することができる実用的なコンクリート
補強用鋼繊維を提供することにある。
の異形化や曲げはコンクリートとの付着性が向上する反
面、繊維同士が絡み合ういわゆるファイバーボール化現
象を起しやすく、分散性を損なうという問題点がある。
この結果、鋼繊維のコンクリートへの投入時の作業性を
著しく損ねたり、極端な場合は分散機を使用して投入を
行なう必要があった。さらに、コンクリートの混練中、
投入した鋼繊維が再びファイバーボール化してしまい、
十分な補強効果が得られなかったり、混入量を多くでき
ないという問題が発生した。投入前の鋼繊維の絡み合い
を防止する方法として、特公昭60−9976号公報の
ように、水溶性の樹脂を用いて繊維同志をホッチキスの
針の如く張合わせたり、束ねたりする方法が提唱されて
いるが、コストアップとなったり、コンクリート中に溶
けだした樹脂がコンクリートのスランプを変化させた
り、投入前材料の雨漏れ管理を要するなどの問題点があ
った。さらに、高いコンクリート強度を得るために鋼繊
維の混入量を増やすと、コストの大幅な上昇となった
り、コンクリートのワーカビリティ(スランプなど打設
前の取扱い性)を損なう等の問題があり、少ない混入量
で高い補強効果が得られる鋼繊維の出現が望まれてい
た。本発明は、前記したような問題点を解消するために
創案されたもので、その目的とするところは、簡単な構
造で、分散性が良好であり、同時に本来のコンクリート
補強効果も改善することができる実用的なコンクリート
補強用鋼繊維を提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め本発明は、断面が縦長扁平状をなし、幅/厚みが2以
上でかつ全長/幅が20以上、50未満の範囲であり、
両端又は全長に扁平面と同一な面内で曲げ部を有してい
る構成としたものである。好適には、曲げ部は幅の1/
2以上であり、換算直径が0.4〜1.0mm、長さが20
〜80mm、引張り強さが100〜150kgf/mm2の範囲
である。
め本発明は、断面が縦長扁平状をなし、幅/厚みが2以
上でかつ全長/幅が20以上、50未満の範囲であり、
両端又は全長に扁平面と同一な面内で曲げ部を有してい
る構成としたものである。好適には、曲げ部は幅の1/
2以上であり、換算直径が0.4〜1.0mm、長さが20
〜80mm、引張り強さが100〜150kgf/mm2の範囲
である。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1ないし図4は本発明によるコンクリート補強
用鋼繊維の実施例を示している。1は本発明による鋼繊
維であり、好適には鋼線材を所定径まで伸線加工した
後、ダイスやプレス又は圧延ロール等により圧偏するこ
とで作られ、断面積より算出される換算直径が0.4〜
1.0mm、長さが20〜80mmで、引張り強さが100
〜150kgf/mm2の範囲にある。鋼繊維1は、図1のよ
うに横断面が縦長偏平状をなしている。(a)は上下を平
行直線面11,12とし、左右を平行直線面13,14
としたものであり、(b)は左右を平行直線面13,14
とし、上下を平行直線面13,14から連続する曲率面
11’12’としたものである。(c)は左右を緩曲率面
13',14'とし、上下を急曲率面11”,12”とし
たものである。
する。図1ないし図4は本発明によるコンクリート補強
用鋼繊維の実施例を示している。1は本発明による鋼繊
維であり、好適には鋼線材を所定径まで伸線加工した
後、ダイスやプレス又は圧延ロール等により圧偏するこ
とで作られ、断面積より算出される換算直径が0.4〜
1.0mm、長さが20〜80mmで、引張り強さが100
〜150kgf/mm2の範囲にある。鋼繊維1は、図1のよ
うに横断面が縦長偏平状をなしている。(a)は上下を平
行直線面11,12とし、左右を平行直線面13,14
としたものであり、(b)は左右を平行直線面13,14
とし、上下を平行直線面13,14から連続する曲率面
11’12’としたものである。(c)は左右を緩曲率面
13',14'とし、上下を急曲率面11”,12”とし
たものである。
【0006】さらに、本発明は鋼繊維の断面形状を扁平
化させることに加え、幅寸法wと厚み寸法tと長さ寸法
lの関係を一定の条件とする。すなわち、幅寸法w/厚
み寸法t(幅・厚み比)を2以上とし、長さ寸法l/幅寸
法w(幅アスペクト比)を20以上かつ50未満とするも
のである。w/tが2を下回る比では、ファイバーボー
ルが起りやすくなるため不適当であり、4ないし5とい
うように大きい方が効果的であるが、あまりw/tが大
きすぎると厚みが薄くなってコンクリート混練中に繊維
が曲がるなどの変形を起してしまうため上限は8程度で
ある。繊維の長さが短くなると、これに伴い補強効果が
下がるため、最低長さを確保するためにl/wは少なく
とも20必要である。しかし、l/wがあまり大きすぎ
るとw/tが適正であっても絡み合い性が生ずるため、
上限は50を越えないことが必要である。
化させることに加え、幅寸法wと厚み寸法tと長さ寸法
lの関係を一定の条件とする。すなわち、幅寸法w/厚
み寸法t(幅・厚み比)を2以上とし、長さ寸法l/幅寸
法w(幅アスペクト比)を20以上かつ50未満とするも
のである。w/tが2を下回る比では、ファイバーボー
ルが起りやすくなるため不適当であり、4ないし5とい
うように大きい方が効果的であるが、あまりw/tが大
きすぎると厚みが薄くなってコンクリート混練中に繊維
が曲がるなどの変形を起してしまうため上限は8程度で
ある。繊維の長さが短くなると、これに伴い補強効果が
下がるため、最低長さを確保するためにl/wは少なく
とも20必要である。しかし、l/wがあまり大きすぎ
るとw/tが適正であっても絡み合い性が生ずるため、
上限は50を越えないことが必要である。
【0007】さらに本発明における鋼繊維1は、コンク
リートとの付着性を向上させるための曲げ部100を有
しているが、その曲げ部100は、図2ないし図4のよ
うに扁平面と同一な面内の曲げすなわち縦曲げとして形
成されており、図5のように偏平面と直角すなわち横曲
げであってはならない。この理由を説明すると、まずこ
のように扁平面と同一な面内の曲げとすることで幅アス
ペクト比が実質的に増加し、前記した幅アスペクト比と
の相乗効果でコンクリート中での分散性を一層向上させ
ることができることが挙げられる。また、扁平面と同一
な面内の曲げは補強作用の面でも著効を発揮する。すな
わち、曲げ部を有する鋼繊維のコンクリート補強効果
は、コンクリート亀裂発生過程で起こる鋼繊維の抜け出
し抵抗が大きいほど高くなる。つまり、曲げ部が直線状
へ変形する際の抵抗の大きい形状ほど、高い補強効果を
示す。変形抵抗は、繊維の断面二次モーメントに比例す
ることから、上記のように扁平面と同一面内に曲げられ
た形状は変形抵抗が極端に大きくなり、高い補強効果が
得られるのである。たとえば、直径0.8mmφの丸鋼線
繊維の断面二次モーメント(公式:πd4/64)と、同材質で
作られた換算直径0.8mmφ(幅w1.6mm、厚みt0.4m
m)の偏平状繊維を曲げ高さ1.6mmとしたときの断面
二次モーメント(公式wh3/12)を比較すると、下記表1
のとおりである。
リートとの付着性を向上させるための曲げ部100を有
しているが、その曲げ部100は、図2ないし図4のよ
うに扁平面と同一な面内の曲げすなわち縦曲げとして形
成されており、図5のように偏平面と直角すなわち横曲
げであってはならない。この理由を説明すると、まずこ
のように扁平面と同一な面内の曲げとすることで幅アス
ペクト比が実質的に増加し、前記した幅アスペクト比と
の相乗効果でコンクリート中での分散性を一層向上させ
ることができることが挙げられる。また、扁平面と同一
な面内の曲げは補強作用の面でも著効を発揮する。すな
わち、曲げ部を有する鋼繊維のコンクリート補強効果
は、コンクリート亀裂発生過程で起こる鋼繊維の抜け出
し抵抗が大きいほど高くなる。つまり、曲げ部が直線状
へ変形する際の抵抗の大きい形状ほど、高い補強効果を
示す。変形抵抗は、繊維の断面二次モーメントに比例す
ることから、上記のように扁平面と同一面内に曲げられ
た形状は変形抵抗が極端に大きくなり、高い補強効果が
得られるのである。たとえば、直径0.8mmφの丸鋼線
繊維の断面二次モーメント(公式:πd4/64)と、同材質で
作られた換算直径0.8mmφ(幅w1.6mm、厚みt0.4m
m)の偏平状繊維を曲げ高さ1.6mmとしたときの断面
二次モーメント(公式wh3/12)を比較すると、下記表1
のとおりである。
【0008】
【表1】
【0009】この表1から扁平面と同一面内曲げ(縦曲
げ)とした場合、偏平面と直角の曲げ(横曲げ)の約16
倍も変形抵抗の大きいことがわかる。
げ)とした場合、偏平面と直角の曲げ(横曲げ)の約16
倍も変形抵抗の大きいことがわかる。
【0010】この扁平面と同一面内曲げの曲げ部100
は、繊維の長手方向両端、中間に施されてもよいし、全
長にわたり施されてもよく、形状も任意である。図2は
曲げ部100を両端に直線部101,101を残すよう
に台形状に形成したものである。図3は中間に直線部1
01を残すように両端に山状の曲げ部100,100を
形成したものである。この場合、2つの山は上下で逆方
向であってもよい。図4は全長にわたり波状に曲げ部1
00を形成したものである。但しいずれの場合にも曲げ
高さhは、幅wの1/2以上であることが必要である。
これは前記したコンクリートとの付着性、分散性、変形
抵抗の実効を挙げるために不可欠だからであり、幅wの
1/2未満では幅・厚み比と幅アスペクト比が適正であ
っても所期する効果が得られない。上記扁平面と同一面
内曲げの曲げは、伸線によって製作した丸線を、ロール
にて圧延して偏平化し、さらに倒れ防止用の溝付きロー
ルによって曲げを行うか、または丸線に曲げ加工を施し
た後に圧延ロールで偏平化することによって得ることが
できる。
は、繊維の長手方向両端、中間に施されてもよいし、全
長にわたり施されてもよく、形状も任意である。図2は
曲げ部100を両端に直線部101,101を残すよう
に台形状に形成したものである。図3は中間に直線部1
01を残すように両端に山状の曲げ部100,100を
形成したものである。この場合、2つの山は上下で逆方
向であってもよい。図4は全長にわたり波状に曲げ部1
00を形成したものである。但しいずれの場合にも曲げ
高さhは、幅wの1/2以上であることが必要である。
これは前記したコンクリートとの付着性、分散性、変形
抵抗の実効を挙げるために不可欠だからであり、幅wの
1/2未満では幅・厚み比と幅アスペクト比が適正であ
っても所期する効果が得られない。上記扁平面と同一面
内曲げの曲げは、伸線によって製作した丸線を、ロール
にて圧延して偏平化し、さらに倒れ防止用の溝付きロー
ルによって曲げを行うか、または丸線に曲げ加工を施し
た後に圧延ロールで偏平化することによって得ることが
できる。
【0011】次に本発明によるコンクリート補強用鋼繊
維の具体例と特性の試験結果を示す。 JIS G 35
05に規格されている軟鋼線材(SWRM6)の5.5m
mφを原料とし、1mmφ前後の直径となるように伸線
加工を施した後、平圧加工を行い、更に縦曲げ加工を行
い、所定の長さに切断して4種類の横断面縦長の鋼繊維
を製作した。断面形状は図1(b)、曲げ部形状は図3と
した。また、比較のため伸線加工まま(丸線)の鋼繊維も
作った。その寸法諸元を表2に示す。NO.2ないしNO.6
の各鋼繊維は、断面積が丸線0.8mmφと同一になる
ようにし、また、曲げ高さhと長さlをすべて同一寸法
とした。これらの鋼繊維を1.0ton用のコンクリートミ
キサーにて15分間混練した後、できたファイバーボー
ルの数(10本以上の鋼繊維が絡み合っている状態をフ
ァイバーボールとして数えた)で分散性の評価試験を行
った結果を表2に示す。
維の具体例と特性の試験結果を示す。 JIS G 35
05に規格されている軟鋼線材(SWRM6)の5.5m
mφを原料とし、1mmφ前後の直径となるように伸線
加工を施した後、平圧加工を行い、更に縦曲げ加工を行
い、所定の長さに切断して4種類の横断面縦長の鋼繊維
を製作した。断面形状は図1(b)、曲げ部形状は図3と
した。また、比較のため伸線加工まま(丸線)の鋼繊維も
作った。その寸法諸元を表2に示す。NO.2ないしNO.6
の各鋼繊維は、断面積が丸線0.8mmφと同一になる
ようにし、また、曲げ高さhと長さlをすべて同一寸法
とした。これらの鋼繊維を1.0ton用のコンクリートミ
キサーにて15分間混練した後、できたファイバーボー
ルの数(10本以上の鋼繊維が絡み合っている状態をフ
ァイバーボールとして数えた)で分散性の評価試験を行
った結果を表2に示す。
【0012】
【表2】
【0013】この表2から明らかなように、幅・厚み比
が2以上で、かつ幅アスペクト比が50未満であるNO.5
とNO.6はファイバーボールが発生せず、分散性が良好で
あることがわかる。
が2以上で、かつ幅アスペクト比が50未満であるNO.5
とNO.6はファイバーボールが発生せず、分散性が良好で
あることがわかる。
【0014】次に、前記と同じ素材と製法で曲げ高さを
種々にした鋼繊維を製作した。それらをNO.7〜NO.10と
して表3に示す。なお、NO.10は曲げを平圧面に対し直
角な面で行ったものすなわち、図5に示す横曲げタイプ
である。補強効果を検討するため、各鋼繊維を生コンク
リートに容積比で0.4%混入し、1.0ton用のミキサ
ーにて十分混練して均一分散させた後、150×150
×530mmの繊維強化コンクリート試験片を製作した。
鋼繊維の混入量が少ないため、いずれの鋼繊維において
もファイバーボールの生成はなかった。前記コンクリー
ト試験片を水中で28日間の養生を行った後、曲げ試験
を行って、曲げ強度と、曲げ荷重〜たわみ曲線で囲まれ
る面積で示されるいわゆる曲げタフネスを求めた。その
結果を表3に示す。
種々にした鋼繊維を製作した。それらをNO.7〜NO.10と
して表3に示す。なお、NO.10は曲げを平圧面に対し直
角な面で行ったものすなわち、図5に示す横曲げタイプ
である。補強効果を検討するため、各鋼繊維を生コンク
リートに容積比で0.4%混入し、1.0ton用のミキサ
ーにて十分混練して均一分散させた後、150×150
×530mmの繊維強化コンクリート試験片を製作した。
鋼繊維の混入量が少ないため、いずれの鋼繊維において
もファイバーボールの生成はなかった。前記コンクリー
ト試験片を水中で28日間の養生を行った後、曲げ試験
を行って、曲げ強度と、曲げ荷重〜たわみ曲線で囲まれ
る面積で示されるいわゆる曲げタフネスを求めた。その
結果を表3に示す。
【0015】
【表3】
【0016】この表3から明らかなように、NO.6〜NO.9
を比べると、曲げ高さが幅の1/2以下であるNO.8とN
O.9は、本発明範囲であるNO.6,NO.7にくらべて補強効
果が低くなっている。特に、曲げタフネスが低い値とな
っている。曲げ高さが2.0mmと同一であるNO.1,3,6
を比べると、補強効果はNO.6,3,1の順番で低下してお
り、w/t(断面2次モーメント)の大きさの順番と一致
している。w/tを大きい値とすることにより、高い補
強効果が得られ、w/t値としては、分散性とを勘案し
て2以上が適当であることがわかる。NO.6とNO.10を比
べるとやはりNO.6の補強効果が優れており、曲げ加工は
平圧加工と同一な面である縦曲げを施したものが高い補
強効果を示すことがわかる。
を比べると、曲げ高さが幅の1/2以下であるNO.8とN
O.9は、本発明範囲であるNO.6,NO.7にくらべて補強効
果が低くなっている。特に、曲げタフネスが低い値とな
っている。曲げ高さが2.0mmと同一であるNO.1,3,6
を比べると、補強効果はNO.6,3,1の順番で低下してお
り、w/t(断面2次モーメント)の大きさの順番と一致
している。w/tを大きい値とすることにより、高い補
強効果が得られ、w/t値としては、分散性とを勘案し
て2以上が適当であることがわかる。NO.6とNO.10を比
べるとやはりNO.6の補強効果が優れており、曲げ加工は
平圧加工と同一な面である縦曲げを施したものが高い補
強効果を示すことがわかる。
【0017】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、幅/厚み
が2以上、全長/幅が20〜50の断面が縦長扁平状を
なし、かつ両端又は全長に扁平面と同一な面内で曲げ部
を有しているため、幅アスペクト比が実質的に大きくな
るとともに左右面が偏平であるため、コンクリートに投
入したときにサラサラと分離し分散性が良好で、混練時
の絡み合いが生じにくくなる。このため、投入時に分散
機が不要となり、ファイバーボールが生成されないため
コンクリートへの混入量を多くすることができるととも
に均質なコンクリートが得られる。また、幅・厚み比が
大きく断面二次モーメントが大きくなることと、曲げ部
がいわゆる縦曲げであることにより変形抵抗が極めて大
きくなることにより補強効果が高くなる。このため、同
一強度のコンクリートを得る場合には少ない混入量で済
むことになり、経済性が高く、また混入量が少なくて済
むことによってファイバーボール化がますます生じにく
くなるというすぐれた効果が得られる。
が2以上、全長/幅が20〜50の断面が縦長扁平状を
なし、かつ両端又は全長に扁平面と同一な面内で曲げ部
を有しているため、幅アスペクト比が実質的に大きくな
るとともに左右面が偏平であるため、コンクリートに投
入したときにサラサラと分離し分散性が良好で、混練時
の絡み合いが生じにくくなる。このため、投入時に分散
機が不要となり、ファイバーボールが生成されないため
コンクリートへの混入量を多くすることができるととも
に均質なコンクリートが得られる。また、幅・厚み比が
大きく断面二次モーメントが大きくなることと、曲げ部
がいわゆる縦曲げであることにより変形抵抗が極めて大
きくなることにより補強効果が高くなる。このため、同
一強度のコンクリートを得る場合には少ない混入量で済
むことになり、経済性が高く、また混入量が少なくて済
むことによってファイバーボール化がますます生じにく
くなるというすぐれた効果が得られる。
【図1】本発明によるコンクリート補強用鋼繊維の横断
面図である。
面図である。
【図2】本発明による補強繊維の一例を示す拡大斜視図
である。
である。
【図3】本発明による補強繊維の他例を示す拡大斜視図
である。
である。
【図4】本発明による補強繊維の他例を示す拡大斜視図
である。
である。
【図5】比較品の斜視図である。
1 鋼繊維 100 曲げ部 w 幅 t 厚み h 曲げ高さ
Claims (3)
- 【請求項1】コンクリートに混入されその強度を補強す
るための鋼繊維であって、断面が縦長扁平状をなし、幅
/厚みが2以上であり、全長/幅が20以上、50未満
の範囲であり、両端又は全長に扁平面と同一な面内で曲
げ部を有していることを特徴とするコンクリート補強用
繊維。 - 【請求項2】曲げ高さが幅の1/2以上である請求項1
に記載のコンクリート補強用繊維。 - 【請求項3】伸線した鋼線を圧偏し、曲げ加工したもの
である請求項1または請求項2に記載のコンクリート補
強用鋼繊維。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5103759A JP2627046B2 (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | コンクリート補強用鋼繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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