JPH06294366A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射装置

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Publication number
JPH06294366A
JPH06294366A JP8337793A JP8337793A JPH06294366A JP H06294366 A JPH06294366 A JP H06294366A JP 8337793 A JP8337793 A JP 8337793A JP 8337793 A JP8337793 A JP 8337793A JP H06294366 A JPH06294366 A JP H06294366A
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JP
Japan
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air
pressure
fuel
injection valve
air pump
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Application number
JP8337793A
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English (en)
Inventor
Keiso Takeda
啓壮 武田
Susumu Kojima
進 小島
Chishirou Sugimoto
知士郎 杉本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の機関A/Fが目標A/Fからずれるの
を阻止しつつ噴射燃料の微粒化を促進する。 【構成】 エアフローメータ12下流の吸気ダクト11
と吸気ポート6内に配置した噴射弁14間を空気通路3
1,33により連結する。空気通路31,33内にエア
ポンプ32を配置し、エアポンプ32から吐出された圧
縮空気を噴射弁14に供給して噴射弁14から圧縮空気
を燃料と共に吸気ポート6内に噴射する。エアフローメ
ータ12により検出された空気量に基づいて燃料噴射量
を制御する。噴射弁14から噴出される圧縮空気量が目
標空気量となるようにエアポンプ32の負圧室38内に
導かれた負圧に応じエアポンプの吐出圧を制御する。エ
アポンプ32から吐出された全ての圧縮空気を常時噴射
弁14に供給すると共に圧縮空気を噴射弁14から吸気
ポート6内に噴出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の燃料噴射装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】エアフローメータ下流の吸気通路内に噴
射弁を配置し、エアフローメータ下流の吸気通路から分
岐した空気通路を噴射弁に連結すると共に該空気通路内
にエアポンプを配置し、エアポンプから吐出された圧縮
空気を噴射弁に供給して噴射弁から圧縮空気を燃料と共
に吸気通路内に噴射するようにした内燃機関の燃料噴射
装置が公知である(特開平5−44603号公報参
照)。この内燃機関の燃料噴射装置では、圧縮空気を燃
料に衝突させて燃料の微粒化を促進している。また、こ
の燃料噴射装置では燃料が圧縮空気と共に高速度で吸気
通路内に噴出されるために燃料が吸気通路内で拡散する
のが阻止され、その結果燃料が吸気通路内壁面に付着す
るのが阻止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の内燃機
関の燃料噴射装置は吐出圧制御装置を備え、この吐出圧
制御装置ではエアポンプから吐出された圧縮空気の一部
を空気戻し通路を介してエアフローメータ下流の吸気通
路内に戻すことによってエアポンプの吐出圧が一定にな
るようにしている。すなわち、エアポンプの吐出圧が予
め定められた設定圧力よりも高くなったときには空気戻
し通路の開度を増大して空気戻し通路を介し吸気通路内
に戻す空気量を増大させ、一方エアポンプの吐出圧が設
定圧力よりも低くなったときには空気戻し通路の開度を
減少して空気戻し通路を介し吸気通路内に戻す空気量を
減少させることによってエアポンプの吐出圧を一定に維
持している。しかしながら、エアフローメータを通過し
エアフローメータによってその量が検出された空気は空
気通路下流の吸気通路内に流入した空気と空気通路内に
流入した空気とから構成されるにもかかわらず上述の燃
料噴射装置におけるようにエアポンプの吐出圧を一定に
すべく空気通路内を流動する圧縮空気の一部を空気戻し
通路を介してエアフローメータ下流の吸気通路内に戻す
ようにするとこの空気戻し通路を介して吸気通路内に戻
された空気は残りの空気よりも遅れて燃焼室内に流入す
ることとなり、したがって、特に機関運転過渡時には実
際に燃焼室内に流入する空気量がエアフローメータによ
り検出された空気量に対してずれるためにその結果エア
フローメータにより検出された空気量に基づいて燃料噴
射量を決定するようにした場合には実際の機関A/Fが
目標A/Fに対してずれるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、エアフローメータ下流の吸気通路
内に噴射弁を配置し、エアフローメータ下流の吸気通路
から分岐した空気通路を噴射弁に連結すると共に該空気
通路内にエアポンプを配置し、エアポンプから吐出され
た圧縮空気を噴射弁に供給して噴射弁から圧縮空気を燃
料と共に吸気通路内に噴射し、エアフローメータにより
検出された空気量に基づいて燃料噴射量を制御するよう
にした内燃機関の燃料噴射装置において、上記エアポン
プを吐出圧が制御可能なエアポンプから構成し、噴射弁
から噴出される圧縮空気量が機関の運転状態に応じて定
まる目標空気量となるようにエアポンプの吐出圧を制御
してエアポンプから吐出された全ての圧縮空気を常時噴
射弁に供給すると共に該圧縮空気を噴射弁から吸気通路
内に噴出させるようにしている。
【0005】
【作用】噴射弁から噴出される圧縮空気量が目標空気量
となるようにエアポンプの吐出圧が制御されるためにエ
アポンプから吐出された全ての圧縮空気が噴射弁に供給
され、したがって機関A/Fが目標A/Fに対してずれ
るのが阻止される。
【0006】
【実施例】図1を参照すると、1はシリンダブロック、
2はシリンダブロック1内で往復動するピストン、3は
シリンダブロック1上に固締されたシリンダヘッド、4
はピストン2とシリンダヘッド3内壁面間に形成された
燃焼室、5は吸気弁、6は吸気ポート、7は排気弁、8
は排気ポートをそれぞれ示す。吸気ポート6は対応する
枝管9を介して共通のサージタンク10に連結され、サ
ージタンク10は共通の吸気ダクト11およびエアフロ
ーメータ12を介してエアクリーナ13に連結される。
各吸気ポート6内には噴射弁14が配置されており、次
に図2を参照しつつ噴射弁14の構造について説明す
る。
【0007】図2を参照すると噴射弁14は燃料噴射弁
15と空気制御弁16とを具備する。燃料噴射弁15は
ハウジング17内に形成された燃料噴射弁挿入孔18内
に挿入され、燃料噴射弁15下方の燃料噴射弁挿入孔1
8内には燃料空気ノズル19およびロングノズル20が
挿入される。燃料空気ノズル19内には燃料案内孔21
が形成され、ロングノズル20内には燃料空気孔22が
形成され、これら燃料案内孔21、燃料空気孔22およ
び燃料噴射弁15の噴口が整列するように燃料噴射弁1
5、燃料空気ノズル19およびロングノズル20は燃料
噴射弁挿入孔18内の正規の位置に固定される。ロング
ノズル20の先端部には一対の燃料空気噴出孔23を備
えた2方向ノズル24が取付けられ、燃料空気孔22は
燃料空気噴出孔23を介して吸気ポート6内に連通され
る。一方空気制御弁16はハウジング17内に形成され
た空気制御弁挿入孔25内に挿入され、空気制御弁16
の噴口は空気制御弁挿入孔25内の正規の位置に固定さ
れる。空気制御弁挿入孔25は空気供給孔26を介して
燃料噴射弁挿入孔18内周面と燃料空気ノズル19外周
面間に形成された環状空気室27に連結され、環状空気
室27は燃料空気ノズル19内に形成された圧縮空気噴
出孔28を介して燃料案内孔21内に連通される。なお
空気制御弁16には後述する空気供給通路31が連結さ
れる。
【0008】本発明による実施例において空気制御弁1
6は、図3に示すように燃料噴射弁15が開弁するより
も設定時間Toだけ先に開弁し、燃料噴射弁15が閉弁
してから設定時間Tcだけ後に閉弁し、これら設定時間
ToおよびTcは機関運転状態に依らず一定とされる。
その結果、燃料噴射弁15から燃料案内孔21内端面に
燃料が噴射されるとこの噴射燃料はすでに空気制御弁1
6から噴射され環状空気室27および圧縮空気噴出孔2
8を介して燃料案内孔21および燃料空気孔22内を流
動している圧縮空気に衝突するためにこの噴射燃料の微
粒化が促進される。また、燃料噴射弁15が閉弁した後
に空気制御弁16から噴出された圧縮空気によって燃料
案内孔21、燃料空気孔22および各燃料空気噴出孔2
3内に噴射燃料が残留するのが阻止され、その結果燃焼
室4内に供給される燃料量が正規の燃料量からずれるの
が阻止される。これら燃料および圧縮空気は次いで燃料
空気噴出孔23から対応する吸気ポート6内に噴出され
る。
【0009】また、燃料噴射時間TAUはエアフローメ
ータ12および回転数センサ60(図1)の出力に基づ
いて計算された機関負荷Q/N(吸入空気量Q/機関回
転数N)および機関回転数Nの関数として、図4に示す
ようなマップの形でROM52(図1)内に予め記憶さ
れている。本発明による実施例において燃料噴射圧は常
時一定に制御されており、このため燃料噴射量は燃料噴
射時間TAUに比例する。一方、圧縮空気噴射時間はT
o+TAU+Tcで求められ、このため圧縮空気噴射時
間も機関負荷Q/Nおよび機関回転数Nの関数となって
いる。なお本発明による実施例において、燃料噴射弁1
5および空気制御弁16は電子制御ユニット50の出力
信号に基づいて開閉弁制御され、燃料噴射弁15および
空気制御弁16に電子制御ユニット50の出力信号に基
づき電力が供給されるとこれらこれら燃料噴射弁15お
よび空気制御弁16が開弁するようになっている。
【0010】さらに、図2に示すように燃料噴射弁挿入
孔18内周面とロングノズル20外周面間には環状のP
TCヒータ29が配置され、本発明による実施例におい
てこのPTCヒータ29は機関暖気完了前、すなわち機
関本体1に取付けられた水温センサ58(図1)により
検出された機関冷却水温が予め定められた設定水温より
も低いときに作動される。その結果ロングノズル20お
よび2方向ノズル24が加熱されるために燃料空気孔2
2および各燃料空気噴出孔23内を流通する噴射燃料お
よび圧縮空気を加熱することができ、したがってこれら
燃料空気孔25および各燃料空気噴出孔27内を流通す
る噴射燃料の微粒化をさらに促進することができる。
【0011】再び図1を参照すると、エアフローメータ
12とスロットル弁30間の吸気ダクト11は空気通路
を構成する空気供給通路31を介してエアポンプ32に
連結され、エアポンプ32は空気通路を構成する圧縮空
気通路33を介して噴射弁14の空気制御弁16(図
2)に連結される。本発明による実施例においてエアポ
ンプ32は往復動式エアポンプから成り、エアポンプ3
2の構造を示した図5を参照すると、34はシリンダ、
35は回転軸、36はシリンダ34内を往復動するピス
トン、37は圧縮室、38はダイアフラム39により圧
縮室37と互いに隔離された負圧室、40は負圧室38
内に配置された圧縮ばね、41はダイアフラム39に取
付けられ圧縮室37内に配置された吐出圧制御ピストン
をそれぞれ示す。図1および図5に示すように圧縮室3
7にはリードバルブ42を介して空気供給通路31が連
結されると共にリードバルブ43を介して圧縮空気通路
33が連結される。一方負圧室38には負圧導入通路4
4を介して枝管9が連結され、負圧室38内には枝管9
内に生じた負圧が負圧導入通路44を介して導入され
る。なお、本発明による実施例において回転軸35は機
関1のクランク軸(図示しない)に連結される。
【0012】吐出圧制御ピストン41は負圧室38内の
圧力に応じてダイアフラム39と共に変位し、エアポン
プ32の吐出圧を変化せしめる。すなわち、吐出圧制御
ピストン41がダイアフラム39と共に上方に変位する
と吐出圧制御ピストン41とピストン36間に形成され
た圧縮室37の容積が増大されるためにエアポンプ32
の体積効率が低下せしめられ、その結果エアポンプ32
の吐出圧が低下せしめられる。一方、吐出圧制御ピスト
ン41がダイアフラム39と共に下方に変位すると圧縮
室37の容積が減少されるためにエアポンプ32の体積
効率が増大せしめれ、その結果エアポンプ32の吐出圧
が増大せしめられる。
【0013】図1に示されるように電子制御ユニット5
0はディジタルコンピュータからなり、双方向性バス5
1を介して相互に接続されたROM(リードオンリメモ
リ)52、RAM(ランダムアクセスメモリ)53、C
PU(マイクロプロセッサ)54、入力ポート55およ
び出力ポート56を具備する。エアフローメータ12は
空気流量に比例した出力電圧を発生し、この出力電圧は
AD変換器57を介して入力ポート55に入力される。
機関本体1には機関冷却水温に比例した電圧を発生する
水温センサ58が取付けられ、水温センサ58の出力電
圧はAD変換器59を介して入力ポート55に入力され
る。また、機関回転数を表す出力パルスを発生する回転
数センサ60が入力ポート55に接続される。一方、出
力ポート56は対応する駆動回路61を介して各噴射弁
14にそれぞれ接続される。
【0014】ところで本発明による第1実施例では、空
気制御弁16の単位開弁時間当たりの圧縮空気噴射量が
機関運転状態に依らず予め定められた一定量になるよう
に空気制御弁16の空気噴射圧、すなわちエアポンプ3
2の吐出圧と枝管9内の圧力との差圧が機関運転状態に
依らず予め定められた一定差圧に維持されるようにして
いる。本発明による実施例では燃料噴射弁15の単位開
弁時間当たりの燃料噴射量は機関運転状態に依らない予
め定められた一定量に制御されており、その結果空気制
御弁16の単位開弁時間当たりの圧縮空気噴射量を機関
運転状態に依らず一定に維持することによって燃料噴射
量と噴射燃料に衝突させるべき圧縮空気量との比が常に
一定に維持されることとなる。したがって、噴射燃料に
圧縮空気を衝突させることによる噴射燃料の微粒化が機
関運転状態に応じて変動するのが阻止できる。
【0015】ところで、エアポンプ32の吐出圧を目標
吐出圧よりも高く設定すると共にエアポンプ32から吐
出された圧縮空気の一部を、例えば吸気ダクト11内に
戻すことによってエアポンプ32の吐出圧と枝管9内の
圧力との差圧を目標差圧に制御するようにすると実際に
燃焼室4内に流入した空気量がエアフローメータ12に
より検出された吸入空気量Qに対してずれることとな
り、したがって本発明による実施例におけるように燃料
噴射量を吸入空気量Qに基づいて決定する場合には実際
の機関A/Fが目標A/Fに対してずれるようになる。
また、このようにエアポンプ32の吐出圧を目標吐出圧
よりも高く設定しておくとエアポンプ32の動力が増大
せしめられ、このため本発明による実施例におけるよう
にエアポンプ32を機関1により駆動させるようにした
場合には機関のポンプ損失が増大して機関燃費が悪化す
ることとなる。そこで本発明による第1実施例では、枝
管9内の圧力に応じエアポンプ32の圧縮室37の容積
を変化させてエアポンプ32の吐出圧と枝管9内の圧力
との差圧が一定になるようにエアポンプ32の吐出圧を
制御している。
【0016】すなわち、枝管9内で生じた負圧は負圧導
入通路44を介してエアポンプ32の負圧室38内に導
かれ、吐出圧制御ピストン41がこの負圧の大きさに比
例してダイアフラム39と共に変位する。このとき、吐
出圧制御ピストン41は吐出圧制御ピストン41が変位
することにより得られた圧縮室37の容積におけるエア
ポンプ32の吐出圧が目標吐出圧となるように、すなわ
ちエアポンプ32の吐出圧と枝管9内の圧力との差圧が
一定となるように変位する。このため、エアポンプ32
から吐出された圧縮空気の一部を、例えば吸気ダクト1
1内に戻すことなくエアポンプ32の吐出圧と枝管9内
の圧力との差圧を一定に維持することができ、したがっ
て実際の機関A/Fが目標A/Fに対してずれるのが阻
止できる。また、本発明による第1実施例ではエアポン
プ32の吐出圧が目標吐出圧となっているためにエアポ
ンプ32から吐出された全圧縮空気が空気制御弁16に
供給されることとなり、その結果エアポンプ32を駆動
するための動力を最小とすることができる。なお、エア
ポンプ32から空気制御弁16に供給された圧縮空気は
次いで吸気ポート6内に噴射される。
【0017】図6は本発明による第1実施例におけるエ
アポンプ32の吐出圧と枝管9内の圧力との関係を示
し、図6において実線はエアポンプ32の吐出圧を示
し、破線は枝管9内の圧力を示している。第1実施例で
はこれらエアポンプ32の吐出圧と枝管9内の圧力との
差圧ΔPが機関運転状態に依らず一定に維持される。そ
の結果、空気制御弁16の単位開弁時間当たりの圧縮空
気噴射量を機関運転状態に依らず一定に維持することが
できる。
【0018】図7および図8に本発明による第2実施例
を示す。図7および図8に示す実施例において図1と同
様の構成要素は同一の番号で示し、図7において電子制
御ユニットが省略されている。図7および図8に示すよ
うに第2実施例において、負圧室38と枝管9間を連結
する負圧導入通路44内には負圧制御装置61が設けら
れる。図7および図8を参照すると、62は負圧制御
室、63は負圧導入通路44から分岐され負圧制御室6
2内に連通された負圧通路、64はダイアフラム65に
よって負圧制御室62と互いに隔離された圧縮空気圧
室、66は負圧制御室62内に配置された圧縮ばねをそ
れぞれ示す。負圧制御室62は大気圧導入通路67を介
してエアフローメータ12とスロットル弁30間の吸気
ダクト11に連結され、このため負圧制御室62内には
エアフローメータ12とスロットル弁30間の吸気ダク
ト11内のほぼ大気圧が大気圧導入通路67を介して導
入される。一方、圧縮空気圧室64は圧縮空気圧導入通
路68を介して噴射弁14の空気制御弁挿入孔25(図
2参照)に連結され、このため圧縮空気圧室64内には
空気制御弁挿入孔25内の圧縮空気圧が圧縮空気圧導入
通路68を介して導入される。また、図8に示すように
ダイアフラム65には弁69が取付けられ、この弁69
は負圧制御室62内の圧力と圧縮空気圧室64内の圧力
との差圧に応じダイアフラム65と共に変位して負圧通
路63を開放または閉鎖する。
【0019】ところで本発明による第2実施例では、枝
管9内の圧力が低いときほど空気制御弁16の単位開弁
時間当たりの圧縮空気噴射量が多くなるように、すなわ
ち枝管9内の圧力が低いときほどエアポンプ32の吐出
圧と枝管9内の圧力との差圧が大きくなるようにエアポ
ンプ32の吐出圧が機関運転状態に依らないほぼ一定の
設定圧力と一致するようにしている。この第2実施例で
はエアポンプ32の吐出圧が大気圧に対して予め定めら
れた設定圧力だけ高くなるようにしているが、大気圧は
機関運転状態に依らずほぼ一定とみなすことができるの
でエアポンプ32の吐出圧を大気圧に対して予め定めら
れた設定圧力だけ高くすることによってエアポンプ32
の吐出圧がほぼ一定に維持されるとみなすことができ
る。枝管9内の圧力が低いときほど、すなわち機関負荷
が低いときほど空気制御弁16の単位開弁時間当たりの
圧縮空気噴射量が増大されると枝管9内の圧力が低いと
きほど燃料噴射量に対する圧縮空気噴射量の比が大きく
なり、その結果噴射燃料と圧縮空気との衝突作用が増大
されるために噴射燃料の微粒化が促進される。通常の内
燃機関において機関低負荷運転時には燃焼室4(図1)
における混合気の燃焼が悪化しやすく、このため本発明
による第2実施例のように機関低負荷運転時に特に噴射
燃料の微粒化を促進することによって機関低負荷運転時
にも燃焼室4において混合気を良好に燃焼せしめること
ができる。
【0020】ところで、エアポンプ32の吐出圧が圧縮
ばね66のばね力によって決まる設定圧力よりも低くな
ると圧縮空気圧室64内に導かれた圧力によってダイア
フラム65に作用する力よりも負圧制御室62内に導か
れた大気圧と圧縮ばね66のばね力とによってダイアフ
ラム65に作用する力のほうが大きくなり、その結果弁
69がダイアフラム65と共に、図8において上方に変
位して負圧通路63を開放する。負圧通路63が開放さ
れると負圧制御室62内に導かれた大気圧によって負圧
室38内に負圧導入通路44を介して導かれる負圧が小
さくなり、その結果吐出圧制御ピストン41がダイアフ
ラム39と共に圧縮ばね40により下方に付勢されて圧
縮室37の容積が減少せしめられるためにエアポンプ3
2の吐出圧が増大せしめられる。一方、エアポンプ32
の吐出圧が設定圧力よりも高くなると負圧制御室62内
に導かれた大気圧と圧縮ばね66のばね力とによってダ
イアフラム65に作用する力よりも圧縮空気圧室64内
に導かれた圧力によってダイアフラム65に作用する力
のほうが大きくなり、その結果弁69がダイアフラム6
5と共に下方に変位して負圧通路63を閉鎖する。負圧
通路63が閉鎖されると負圧室38内には負圧導入通路
44を介して枝管9内の負圧がそのまま導かれ、その結
果吐出圧制御ピストン41がダイアフラム39と共に圧
縮ばね40により上方に付勢されて圧縮室37の容積が
増大せしめられるためにエアポンプ32の吐出圧が低下
せしめられる。なおエアポンプ32から吐出された圧縮
空気は全て空気制御弁16に供給され、この圧縮空気は
次いで吸気ポート6内に噴射される。
【0021】図9は本発明による第2実施例におけるエ
アポンプ32の吐出圧と枝管9内の圧力との関係を示
し、図9において実線はエアポンプ32の吐出圧を示
し、破線は枝管9内の圧力を示している。第2実施例で
はエアポンプ32の吐出圧と大気圧との差圧ΔP′が機
関運転状態に依らず一定に維持される。このためエアポ
ンプ32の吐出圧と枝管9内の圧力との差圧ΔPが枝管
9内の圧力が低いときほど大きくなり、その結果空気制
御弁16の単位開弁時間当たりの圧縮空気噴射量が機関
負荷が低いときほど多くなる。
【0022】上述の実施例では、エアポンプ32を吐出
圧が制御可能なエアポンプから構成し、エアポンプ32
の吐出圧を制御することによって空気制御弁16からの
圧縮空気圧が目標圧となるようにしている。これに対
し、例えばエアポンプを吐出圧が制御不可能なエアポン
プから構成し、空気制御弁16の開弁期間を制御するこ
とによって空気制御弁16からの圧縮空気圧を目標圧に
することが考えられ、すなわち空気制御弁16による圧
縮空気圧が目標圧よりも高いときには空気制御弁16の
開弁期間を長くし、一方圧縮空気圧が目標圧よりも低い
ときには空気制御弁16の開弁期間を短くする、ことが
考えられる。ところが本発明による実施例において空気
制御弁16は通電された期間だけ開弁し、このため、例
えば圧縮空気圧を目標圧まで低下させるべく空気制御弁
16の開弁期間を長くするようにすると空気制御弁16
への通電期間が長くされるために消費電力が増大し、さ
らに空気制御弁16が開弁状態に維持される期間が長く
されるために空気制御弁16の耐久性が悪化する恐れが
増大する。しかしながら、本発明による実施例ではエア
ポンプ32の吐出圧を制御することによって空気制御弁
16からの圧縮空気圧が目標圧となるようにしているた
めに空気制御弁16の耐久性が悪化するのが阻止され
る。
【0023】上述の実施例では噴射弁14をシリンダヘ
ッド10に取付けている。しかしながら噴射弁14を枝
管2内に取付けてもよい。また空気制御弁16を設けず
に圧縮空気通路33を環状空気室27に直接連結するよ
うにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】噴射弁から噴出される圧縮空気量が目標
空気量となるようにエアポンプの吐出圧が制御されるた
めにエアポンプから吐出された全ての圧縮空気が噴射弁
に供給され次いで吸気通路内に噴射され、その結果実際
に燃焼室内に流入する空気量がエアフローメータにより
検出された空気量に対してずれるのを阻止でき、したが
って実際の機関A/Fが目標A/Fに対してずれる機関
A/Fが目標A/Fに対してずれるのを阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】噴射弁の拡大側面断面図である。
【図3】燃料噴射弁と空気制御弁の駆動時期を示す線図
である。
【図4】燃料噴射時間を示す線図である。
【図5】エアポンプの拡大側面断面図である。
【図6】エアポンプの吐出圧と枝管内の圧力との関係を
示す線図である。
【図7】第2実施例を示す内燃機関の全体図である。
【図8】第2実施例によるエアポンプおよび負圧制御装
置の拡大側面断面図である。
【図9】第2実施例におけるエアポンプの吐出圧と枝管
内の圧力との関係を示す線図である。
【符号の説明】
6…吸気ポート 9…枝管 11…吸気ダクト 12…エアフローメータ 14…噴射弁 31,33…空気通路 32…エアポンプ 37…圧縮室 38…負圧室 44…負圧導入通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアフローメータ下流の吸気通路内に噴
    射弁を配置し、エアフローメータ下流の吸気通路から分
    岐した空気通路を噴射弁に連結すると共に該空気通路内
    にエアポンプを配置し、エアポンプから吐出された圧縮
    空気を噴射弁に供給して噴射弁から圧縮空気を燃料と共
    に吸気通路内に噴射し、エアフローメータにより検出さ
    れた空気量に基づいて燃料噴射量を制御するようにした
    内燃機関の燃料噴射装置において、上記エアポンプを吐
    出圧が制御可能なエアポンプから構成し、噴射弁から噴
    出される圧縮空気量が機関の運転状態に応じて定まる目
    標空気量となるようにエアポンプの吐出圧を制御してエ
    アポンプから吐出された全ての圧縮空気を常時噴射弁に
    供給すると共に該圧縮空気を噴射弁から吸気通路内に噴
    出させるようにした内燃機関の燃料噴射装置。
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