JPH06295111A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06295111A
JPH06295111A JP5104957A JP10495793A JPH06295111A JP H06295111 A JPH06295111 A JP H06295111A JP 5104957 A JP5104957 A JP 5104957A JP 10495793 A JP10495793 A JP 10495793A JP H06295111 A JPH06295111 A JP H06295111A
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JP
Japan
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carrier
potential
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toner
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Pending
Application number
JP5104957A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Sugimoto
浩之 杉本
Naomi Misago
奈緒美 三砂
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間転写ベルト上に形成されたフィルミング
層の検出を可能とし、その検出結果に基づいて、効率良
く、フィルミング層を除去できるようにした画像形成装
置を提供することである。 【構成】 トナー像を担持搬送する中間転写ベルト15
に対し、絶縁体より成るローラ19を接離自在に設け、
このローラ19を離隔させた直後の接触部電位を、表面
電位検出装置21で検出する。この検出により、中間転
写ベルト15上のフィルミング層を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター、
ファクシミリ等のアナログ式又はデジタル式の電子写真
方式を用いた画像形成装置に関し、詳しくはトナー像や
記録媒体などの被担持物を担持し、次工程まで、その被
担持物を搬送する担持体を有する画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体や中間転写体のような担持
体に、転写に寄与しなかったトナーが付着している場
合、それを次の画像形成サイクルまでにクリーニング装
置によって除去しているが、かかるクリーニング方式に
は、ウレタンゴムのエッジを担持体に圧接させてトナー
を掻き落すブレードクリーニング方式や、毛ブラシを用
いたファーブラシクリーニング方式などの諸方式のもの
がある。
【0003】特にブレードクリーニング方式は機械的に
簡単であり、しかも安価であるため、幅広く利用されて
いる。
【0004】ところが、熱や圧力などで溶融したトナー
や、微小粒径のトナーなどが、感光体や中間転写体等の
担持体に対し離れ難い状態で付着した場合、ブレードだ
けでは除去しきれず、担持体上には徐々にトナーによる
フィルミング層が形成されるようになる。このようにな
ると、トナー像を記録媒体に転写するときの転写性能が
低下し、画像品質が悪くなる。特に中間転写体を用いた
ダブル転写方式の場合、わずかなフィルミングでも大き
く転写効率が低下する。
【0005】また、担持体にトナーフィルミング層が形
成されると、ブレードと担持体との摩擦係数が増加する
ため、カウンターブレード方式を用いる場合に、ブレー
ドの巻き込みが発生し易くなる。また、担持体が駆動ロ
ーラと従動ローラにより張架されたベルト部材である場
合、ブレードと担持体の摩擦力の増大により駆動ローラ
が空転してしまう。
【0006】そこで、従来より例えば特開平2−214
882号公報に示されているように、クリーニングロー
ラを担持体に摺擦させてトナーフィルミング層を除去し
ている。しかしながら、このようにクリーニングローラ
でトナーフィルミング層を除去する場合、担持体を摺擦
し過ぎ、担持体を早期に劣化させるおそれがある。
【0007】そこで、特開平2−262180号公報に
示されているように、クリーニングローラが担持体を摺
擦するタイミングを、コピー数枚に1回というように設
定し、担持体の摺擦し過ぎを防止する技術も提案されて
いる。しかしながら、このような構成を採用しても、画
像形成装置の使用条件などによってフィルミングの生成
状態が変わるので、全ての使用環境に対応できるとは限
らない。
【0008】トナーフィルミングの生成量を直接検知す
ることが出来れば、その検出結果に応じて最適な除去動
作を行うことが可能であるが、その検出は従来より困難
とされていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、担持
体上のトナーフィルミング層の検出を可能にし、前述の
従来の欠点を簡単に除去することのできる画像形成装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、被担持物としてのトナー像又は記録媒体を
担持し、その被担持物が搬送されるように駆動される担
持体と、該担持体上に残留するトナー及びその他の付着
物を除去するクリーニング装置と、前記担持体に対して
接離自在となっている絶縁性の接触部材と、担持体に接
触させた状態の絶縁性の接触部材を、その担持体から離
隔させたとき、この離隔直後に、その担持体に接触させ
た絶縁性の接触部材部分の表面電位を検出する電位検出
手段と、この電位検出手段による検出値と予め定めた基
準値とを比較する比較手段と、当該比較手段による比較
結果に基づいて、前記担持体の表面に形成されたトナー
フィルミング層を除去するフィルミング層除去手段とを
有する画像形成装置を提案する。
【0011】又、同じ目的を達成するため、被担持物と
してのトナー像又は記録媒体を担持し、その被担持物が
搬送されるように駆動される担持体と、該担持体上の残
留トナー及びその他の付着物を除去するクリーニング装
置と、前記担持体に対し接離自在に構成され、導電性の
支持部材に支持された中抵抗の接触部材と、担持体に接
触させた状態の中抵抗の接触部材を、その担持体から離
隔させたとき、この離隔直後に、前記支持部材の電位を
検出する電位検出手段と、この電位検出手段による検出
値と予め定めた基準値とを比較する比較手段と、当該比
較手段による比較結果に基づいて、前記担持体の表面に
形成されたトナーフィルミング層を除去するフィルミン
グ層除去手段とを有する画像形成装置を提案する。
【0012】その際、前記接触部材が、前記フィルミン
グ層除去手段を兼用していると有利である。
【0013】更に、前記目的を達成するため、被担持物
としてのトナー像又は記録媒体を担持し、その被担持物
が搬送されるように駆動される担持体と、該担持体上の
トナー像を転写するための転写手段と、その転写後に前
記担持体上に残留するトナー及びその他の付着物を除去
するクリーニング装置と、前記担持体に対して接離自在
となっている絶縁性の接触部材と、担持体に接触させた
状態の絶縁性の接触部材を、その担持体から離隔させた
とき、この離隔直後に、その担持体に接触させた絶縁性
の接触部材部分の表面電位を検出する電位検出手段と、
この電位検出手段による検出値と予め定めた基準値とを
比較する比較手段と、当該比較手段による比較結果に基
づいて、前記転写手段の出力を制御する制御手段とを有
する画像形成装置を提案する。
【0014】更に、前記目的を達成するため、被担持物
としてのトナー像又は記録媒体を担持し、その被担持物
が搬送されるように駆動される担持体と、該担持体上の
トナー像を転写するための転写手段と、その転写後に前
記担持体上の残留トナー及びその他の付着物を除去する
クリーニング装置と、前記担持体に対し接離自在に構成
され、導電性の支持部材に支持された中抵抗の接触部材
と、担持体に接触させた状態の中抵抗の接触部材を、そ
の担持体から離隔させたとき、この離隔直後に、前記支
持部材の電位を検出する電位検出手段と、この電位検出
手段による検出値と予め定めた基準値とを比較する比較
手段と、当該比較手段による比較結果に基づいて、前記
転写手段の出力を制御する制御手段とを有する画像形成
装置を提案する。
【0015】その際、上記各構成において、前記接触部
材は回転可能なローラ体より成り、このローラ体の表面
を清掃する清掃部材と、この清掃部材よりも、ローラ体
の回転方向上の下流側に設けられたローラ体表面除電用
除電部材とを有していると効果的である。
【0016】又、中抵抗の接触部材は中抵抗の繊維より
成るブラシで構成され、このブラシに、電気的にフロー
ト状態にされたフリッカ部材を接触させると効果的であ
る。
【0017】更に、上記各構成において、前記担持体と
前記接触部材との接触部、又はこの接触部よりも担持体
の移動方向上の上流側に、担持体の除電手段を設けると
効果的である。
【0018】更に、上記各構成において、前記接触部材
の近傍の湿度を検出する湿度検出センサと、該センサの
検出値に応じて前記基準値を補正する補正手段とを設け
ると効果的である。
【0019】更に、上記各構成において、前記担持体と
前記接触部材が離隔した直後の、前記電位検出手段の検
出値と、一定時間後の検出値を比較して電位変化量を検
出する電位変化検出手段と、その電位変化量に応じて前
記基準値を補正する補正手段とを有すると効果的であ
る。
【0020】更に、上記各構成において、前記担持体及
び接触部材は、両者を構成する材質の主成分が高分子材
料より成り、担持体の主成分と、接触部材の主成分との
比誘電率の差が0.5以上であると効果的である。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って詳細に
説明する。
【0022】図1は、本発明一実施例の画像形成装置に
具備される接触部材の電位検出構成部の要部のみを示し
た図である。
【0023】かかる検出構成部を説明するのに先立ち、
上記画像形成装置の全体構成のあらましを、図3を用い
て以下に明らかにしておく。
【0024】同図において、潜像担持体の一例であるド
ラム状の感光体1の周りには、帯電チャージャ2、現像
装置4、ベルト転写ローラ5、感光体用のクリーニング
装置6、除電ランプ7がそれぞれ配設されている。中間
転写ベルト15は、ベルト転写ローラ5、従動ローラ
8、ベルト駆動ローラ9、バックアップローラ10に架
張されている。
【0025】先ず、図示矢印方向に回転駆動される感光
体1の表面は帯電チャージャ2により一様に帯電され、
この帯電面に対して露光部3で所定の像露光が行われる
ことにより、その表面には所定の静電潜像が形成され
る。かかる静電潜像は次工程で現像装置4によりトナー
像として可視像化される。
【0026】上記トナー像は、中間転写ベルト15のう
ち、転写バイアス電圧を印加されたベルト転写ローラ5
に掛け渡されるベルト部分に静電的に転写される。トナ
ー像転写後の感光体1上に残留するトナー及びその他の
付着物はクリーニング装置6によって除去される。そし
て中間転写ベルト15上に転写されたトナー像は、ベル
ト駆動ローラ9に掛け渡されるベルト部分と、これに対
向して位置するペーパー転写ローラ13との間を送られ
る記録媒体16に静電的に転写される。このとき、ペー
パー転写ローラ13は記録媒体16を介して中間転写ベ
ルト15に圧接する。
【0027】この記録媒体16は例えば転写紙より成
り、この転写紙は、トナー像の転写後に、搬送ベルト1
7上に静電的に担持されつつ定着装置18に向けて送ら
れ、この装置で転写紙上の転写トナー像が定着される。
転写後において、中間転写ベルト15上に残っているト
ナーや、その他の付着物などが中間転写ベルトクリーニ
ング装置11によって除去される。
【0028】上述のクリーニング装置6,11は、感光
体1又は中間転写ベルト15に圧接して残留トナーを除
去するブレード6a,11aをそれぞれ有している。
【0029】ここで、中間転写ベルト15は、被担持物
としてのトナー像を担持する担持体の一例をなすもので
あり、かような被担持物が搬送されるように駆動され
る。すなわち、中間転写ベルト15は、ベルト駆動ロー
ラ9の回転によって図示矢印方向に駆動され、感光体1
から転写されたトナー像を次工程部の第2の転写部へ搬
送する。ここで、第2の転写部というのは、ペーパー転
写ローラ13の部位における転写部のことである。
【0030】なお、担持体としては、この他、トナー像
を担持する感光体1などの潜像担持体が適用される。こ
の場合、感光体としては、中間転写ベルト15のような
ものを併用しない単独型の感光体も含まれ、更にドラム
以外のベルト状などの感光体も、その適用対象となる。
更に、図には示していないが、転写紙を転写部又は定着
装置へ担持搬送し、感光体又は中間転写ベルトからトナ
ー像を転写紙に転写するとき、この転写紙を感光体又は
中間転写ベルトに接触させる搬送ベルトなども、担持体
の一構成例をなすものであり、この搬送ベルトにもトナ
ーが残留付着するので、そのトナーとその他の付着物は
図示していないクリーニング装置によって除去される。
これらいずれの担持体例においても、トナーが付着する
ので、トナーによるフィルミング層が形成されてしまう
場合があり、かかるフィルミング層の形成によってトナ
ー像の転写効率が低下するなどの前述した不具合が発生
するおそれがある。
【0031】上述のように、本発明は被担持物としての
トナー像又は記録媒体を担持し、その被担持物が搬送さ
れるように駆動される担持体が、中間転写ベルトの如き
中間転写体、感光体の如き潜像担持体、又は搬送ベルト
の如き記録媒体搬送部材などから成るときに広く適用で
きるものであるが、以下、便宜上、担持体として、上述
の中間転写ベルト15を一例に挙げて説明を続けること
とする。
【0032】図1に戻って、中間転写ベルト15は、こ
の図では便宜上、従動ローラ8に掛け渡されるベルト部
分につき展張した状態にしてある。
【0033】かかる中間転写ベルト15を挟んで、従動
ローラ8と対向するベルト面の側には絶縁性の接触部材
19が配設されている。本例においては、かかる絶縁性
の接触部材19が回転可能な、絶縁体より成るローラ体
(以下「ローラ」と言う)で構成されている。そして、
このローラ19は中間転写ベルト15に対し接触自在に
構成されている。例えば、図示されないソレノイドのよ
うな駆動手段で、実線で示す接触位置と、破線で示す離
隔位置との各位置に、変位駆動されるようになっている
のである。
【0034】図3に示したクリーニング装置11によっ
て表面を清掃され、かつトナー像が担持されていない中
間転写ベルト15に対して、上記ローラ19が適当な時
期に当接する。
【0035】ここで、本例における中間転写ベルト15
は体積固有抵抗率が105乃至108Ω・cm程度の中抵抗
ベルトより成るが、かような中間転写ベルト15に絶縁
材料より成るローラ19が接触すると、一方から他方へ
電荷担体が移行して界面近傍に電荷二重層が発生する。
電荷の移動が平衡状態になるまでの時間は次式で表わさ
れる。 緩和時間τ=ε0ε1ρ ε0:真空の誘電率 ε1:比誘電率 ρ:固体抵抗
(Ω・cm)
【0036】接触開始からτ時間後、両者を互いに離隔
させると、移行していた電荷はほとんどが残留する。こ
れは、絶縁材料の場合は、電荷がトラップに捕らえられ
た状態で空間電荷として存在するので、正負の帯電の重
心間距離が大きく、離隔を開始させてもトンネル効果に
よる電荷の逆流の望みが無いためである。また、帯電電
荷が最後に離隔する凸部を迂回して中和する可能性も少
ない。したがって、絶縁体では、一旦移行した電荷を失
わず、静帯電として取り出すことが比較的容易なのであ
る。離隔後は漏洩によって電荷量が減衰して行くことに
なる。
【0037】中間転写ベルト15と、ローラ19とを互
いに離隔させたとき、この直後に、図示されない回転駆
動手段によって、ローラ19を略90°図示時計方向に
回動させ、図2に示すように、中間転写ベルト15に接
触していたローラ部分19Aを表面電位検出装置21の
センサ部22に対向させる。
【0038】表面電位検出装置21は、表面電位測定プ
ローブとも呼ばれるセンサ部22と、センサ本体部(表
面電位計)23とから構成され、ローラ部分19Aの表
面電位を検出する。ここで、中間転写ベルト15のトナ
ー像担持面はローラ19側の面となっているのである
が、この面は、トナーによるフィルミング層が形成され
てしまう面となっている。
【0039】かかる面にトナーフィルミング層が無い
か、若しくはあったとしても、比較的軽微なものである
場合、ローラ部分19Aの表面電位は大きくなるが、そ
のフィルミング層が顕著に形成されるようになると、表
面電位は小さくなる傾向となる。この点については、更
に後で詳細に述べる。
【0040】かかる電位の大きさを表面電位検出装置2
1によって検出することにより、トナーフィルミング層
が形成されているか否かを検出することができる。中間
転写ベルト15と絶縁性の接触部材との接触電位差によ
って生じる、離隔後の絶縁性の接触部材の残留帯電電位
を検測することで、中間転写ベルト15上のトナーフィ
ルミング層を検出することができるのである。
【0041】中間転写ベルト15又は前述したその他の
担持体が中抵抗体ではなく、高抵抗体又は低抵抗体から
成るときも、上述したところと同様にしてフィルミング
層を検出することができ、担持体の体積固有抵抗率がい
かなるときも検出することが可能である。
【0042】なお、表面電位検出装置21は、担持体に
接触させた状態の絶縁性の接触部材を、その担持体15
から離隔させたとき、この離隔直後に、その担持体に接
触させた絶縁性の接触部材部分の表面電位を検出する電
位検出手段の一例を構成するものである。
【0043】このような電位検出手段による検出値と、
予め定めた基準値とを、図示していない比較手段によっ
て比較することにより、トナーフィルミング層の形成状
態を検出でき、かかるフィルミング層を効率良く除去す
ることができる。或いは後述する如く、転写条件を変え
ることができる。例えば、基準値が、最もひどいトナー
フィルミング層形成状態の一歩手前の状態に対応する基
準値であるものとして、その電位検出手段が、かかる基
準値から外れる電位(トナーフィルミング層形成程度が
更に悪くなる方向の電位)を検出したとき、例えば図1
に示したフィルミング層除去部材24より成る適当なフ
ィルミング層除去手段によって、このトナーフィルミン
グ層を取り去り、最悪のフィルミング層形成状態に至ら
しめないようにすることができるのである。
【0044】フィルミング層除去部材24は、例えばロ
ーラ状又はブラシ状ものから成り、中間転写ベルト15
の表面に対して接離自在に支持され、中間転写ベルト1
5上のトナーフィルミング層を除去するときは、回転し
ながら中間転写ベルト15に接触し、該ベルト15に対
して研磨作用を与え、このフィルミング層を除去する。
【0045】より具体的に示すと、中間転写ベルト15
とローラ19が離間した直後の表面電位検出装置21に
よる電位検出値をV0とし、予め設定された基準値をVs
としたとき、V0が基準値Vs以下となったとき、その比
較手段の結果により、図示していない表面状態検知手段
が中間転写ベルト15上にトナーフィルミング層が形成
されたことを検知し、その出力によって、フィルミング
層除去部材24が上述のように回転しながら中間転写ベ
ルト15に当接し、トナーフィルミング層を除去する。
そして、このフィルミング層除去部材24を所定時間だ
け作動させるか、又は中間転写ベルト上のトナーフィル
ミング層がなくなり、ないしはこれが少なくなったこと
が検知されたとき、フィルミング層除去部材24を中間
転写ベルト15から離し、そのフィルミング層除去動作
を停止する。
【0046】上述のようにしてトナー像の転写効率を低
下させるようなトナーフィルミング層が中間転写ベルト
15に形成されることを阻止でき、しかもトナーフィル
ミング層が形成されたときだけフィルミング層除去部材
24によるフィルミング層除去動作を実行するので、中
間転写ベルト15を摺擦し過ぎて、これが早期に劣化す
る不具合も阻止できる。このように、トナーフィルミン
グ層の生成による転写効率の低下や、クリーニング装置
11のブレード11aの巻き込みなどを防止し、長期的
に安定した画像形成を確保できるのである。
【0047】なお、上記フィルミング層除去動作は、通
常の画像形成動作により得られるトナー像が形成されし
ていない中間転写ベルト15に対して行われることは当
然である。
【0048】比較手段はそれ自体公知な比較回路などか
ら成り、かかる比較手段は、電位検出手段による検出値
と予め定めた基準値とを比較するものであって、その比
較結果に基づいて、中間転写ベルト15などの担持体の
表面に形成されたトナーフィルミング層がフィルミング
層除去手段によって除去されるのである。
【0049】なお、ローラ19より成る接触部材に、か
かるフィルミング層除去機能を兼用させるようにしても
良く、このようにするとフィルミング層除去部材24が
不要になり、画像形成装置の構成を一層簡素化すること
ができ、コスト的にも有利になる。
【0050】ところで、ローラ19と中間転写ベルト1
5との接触時において、ローラ19の表面に残留電位が
存在していると、トナーフィルミング層の検出のための
電位を正確に検出することができなくなる場合がある。
そこで、図4に例示するように、ローラ体表面除電用の
除電部材26をローラ19の表面に当接させるようにす
ると、その除電部材26を通して、ローラ19の表面の
残留電位を除去することができる。
【0051】ローラ19の表面にはトナーや塵埃やその
他の異物などが付着し易いので、ローラ19の表面に清
掃部材27を当接させ、ローラ19を回転させると、そ
れらの付着物を除去して清掃することができる。然る
に、かような清掃部材を当接させると、これとローラ1
9との間の摩擦帯電によってローラ表面に電荷が残るお
それがある。このような場合には、清掃部材27に対し
て、ローラ19の回転方向上の下流側に、除電部材26
を設けるようにすると、これで、そのような電荷を除去
することができる。
【0052】図4に示した例では、除電部材26が接地
された導電性材料のブレードから成るので、除電部材2
6がローラ19の清掃機能も果し、専用の清掃部材27
が不要になり、画像形成装置の構成を簡素化することが
でき、コスト的にも有利になる。
【0053】先にも述べたように、ローラ19と中間転
写ベルト15の接触時において、ローラ19の表面に残
留電位が存在していると、フィルミング層などの検出の
ための電位を正確に検出することができなくなる場合が
ある。同じような理由で、中間転写ベルト15の表面に
残留電位が存在していると好ましくない。そこで、図4
に示すように、中間転写ベルト15とローラ19の接触
部に対し、中間転写ベルト15の走行方向上の上流側
に、中間転写ベルトの除電手段を設けるようにすると、
そのような残留電位を除去できる。
【0054】交流コロナ放電用電源28(図4)に接続
された除電用コロナ放電器30は、その除電手段の一例
をなすものであり、その放電によって上述の残留電位を
除去することができる。
【0055】また本例では中間転写ベルト15が中抵抗
体であるため、図4に示したようにローラ19に対向し
て中間転写ベルト15に接する従動ローラ8を導電性に
し、これを接地しておけば、中間転写ベルト15の帯電
電荷を、従動ローラ8を通して除去することができる
(図6も参照)。この場合には、かかるローラ8が中間
転写ベルト15の除電手段を構成し、かかる除電手段は
中間転写ベルト15とローラ19との接触部の領域に設
けられている。
【0056】なお、上述したローラより成る接触部材を
清掃部材によって清掃する構成や、中間転写ベルト15
を除電手段によって除電する構成などは、後述する各実
施例にも適用できるものである。
【0057】図5及び図6に示した実施例においては、
中間転写ベルト15上のトナーフィルミング層を検知す
るための接触部材が絶縁性ではなく、中抵抗の接触部材
として構成されている。
【0058】図5に示した中抵抗の接触部材29は、導
電性の支持部材(芯金)31のまわりに一体に支持さ
れ、その全体がローラ32を構成し、これが中間転写ベ
ルト15に対して接離自在に支持されている。
【0059】図6に示した中抵抗の接触部材39は、導
電性の支持部材(芯金)41のまわりに支持されたブラ
シより成り、これらがブラシローラ42を構成し、これ
が中間転写ベルト15に対して接離自在に支持されてい
る。
【0060】中抵抗の接触部材29,39の材料として
は、絶縁性材料中に導電性微粒子等を分散させた105
〜108Ω・cmの抵抗率を持つものが望ましい。このよ
うに構成された中抵抗の接触部材29,39を用いた場
合には、これらを中間転写ベルト15から離隔した後、
中抵抗の接触部材29,39中の絶縁性部分に残留した
電荷が、同じ部材中の導電性部分(導電性微粒子)を通
して導電性の支持部材31,41の方に移動する。この
とき、中抵抗の接触部材29,39は電気的にフロート
状態にある。かかる状態で支持部材31,41と同じ電
位部分(電位測定部)33の電位を電位検出装置21で
検出する。中間転写ベルト15の面にトナーフィルミン
グ層が無いか、若しくはあったとしても比較的軽微なも
のである場合には、電位検出装置21による電位の検出
値は大きくなり、又、フィルミング層が顕著に形成され
ると、その検出値は小さくなる。
【0061】このように、中間転写ベルト15に接触さ
せた状態の中抵抗の接触部材29,39を、そのベルト
15から離隔させたとき、その離隔直後に、その支持部
材31,41の電位を電位検出装置21より成る電位検
出手段により検出し、その検出値と、予め定めた基準値
とを比較手段によって比較することにより、この比較結
果に基づいて、先の実施例と全く同様にして中間転写ベ
ルト15上のトナーフィルミング層の有無を検出でき、
そのフィルミング層を除去することができるのである。
この構成によれば、接触部材29,39の電位の検出の
ために、これらを回転させなくともよく、簡単に電位の
検出を行うことができる。
【0062】図5及び図6に示した実施例の他の構成
は、図1乃至図4に関連して先に説明した実施例の構成
と変りはない。また、図5及び図6に示した実施例にお
いても、トナーフィルミング層を除去する手段として、
図1に示した如きフィルミング層除去部材24を用いる
ことができるほか、中抵抗の接触部材29,30によっ
て、中間転写ベルト15上のトナーフィルミング層を除
去するように構成することもできる。その際、図6に示
した接触部材39はブラシより成るため、かかる接触部
材39によって効率よくトナーフィルミング層を除去す
ることができる。
【0063】またブラシより成る接触部材39には、ト
ナーや紙粉などの異物が付着する。特に接触部材39が
フィルミング層除去手段を兼用していると、かかる接触
部に異物が付着し易くなる。
【0064】そこで、図6に示す如く中抵抗繊維のブラ
シより成る接触部材39に喰い込ませて接触させたフリ
ッカ部材34を設け、ブラシローラ42を回転させなが
らフリッカ部材34によって接触部材39への付着物を
除去するように構成することが好ましい。その際、フリ
ッカ部材34によるブラシの摩擦帯電や帯電電荷のリー
クを防止するため、フリッカ部材34を接触部材39の
ブラシと同一材質とすることが望ましい。又、この場合
にはフリッカ部材34が中抵抗体より成るので、これを
接地するとフィルミング層検出のための電荷がアース側
にリークするおそれがあるので、フリッカ部材34を電
気的にフロート状態とし、かかるリークの発生を防止す
ることが有利である。
【0065】ここで、図7及び図8は、図6に示した構
成によって実施した接触部材39の帯電電位の測定結果
を示す。図7は、図6に示した中抵抗の接触部材39、
すなわちブラシを中間転写ベルト15から離隔させた後
の時間経過と、ブラシ芯金である支持部材41の電位と
の相関特性の一例を示したものである。すなわち、ブラ
シ離隔時に支持部材41に発生する電位の経時変化を示
したものである。図7及び図8に示した測定結果は、中
抵抗の接触部材39として、炭素含有アクリル繊維(商
品名SA−7東レ株式会社製)によるループブラシを用
い、次のような仕様条件としたときのものである。
【0066】(1)ループブラシは、360D/24
F,600ループ/inch2、毛足の長さ4.5mmのもの
とし、ブラシローラ42の外径は18mm、支持部材(芯
金)41の外径は9mmのものとした。 (2)中間転写ベルトと接触するときの、ブラシ接触ニ
ップ幅が9mmとなるように、その喰い込み量を設定し
た。 (3)中間転写ベルトには炭素含有エチレンテトラフル
オロエチレンを主成分とする、厚さが150μの中抵抗
の中間転写ベルトを用いた。中間転写ベルト15に対す
る接触部材39の接触動作はソレノイドによって行っ
た。
【0067】図7において、中間転写ベルト15に接触
部材39が接触しているときの支持部材41の電位は0
Vであるが、接触部材39の離隔と同時に初期電位V0
が発生し、その後、指数関数的に減衰していく(図中実
線)。本発明は、この初期電位V0が中間転写ベルトの
表面状態の変化、すなわちフィルミング層の形成程度の
変化と共に変化する現象を利用している。
【0068】ブラシより成る接触部材39の定期的な接
離動作により、接触部材39の帯電電位の測定を実施
し、その初期電位V0値の減少(あるいは増加)からベ
ルト表面上のトナーフィルミング層の増加を検出した場
合に、先に示したフィルミング層除去手段のベルト研磨
作用によってフィルミング層の除去動作を行う。また、
除去動作終了後あるいは動作途中でV0値の検出を行う
ことによって、除去動作時の制御などを行うことも可能
である。このようにして、図6に示した接触部材39を
フィルミング層除去手段として用いることにより、簡単
な構成でフィルミング層を効率良く除去することができ
るのである。
【0069】図8は中抵抗の接触部材39をフィルミン
グ層除去手段として用いた場合の、中間転写ベルトに対
するブラシ(接触部材39)の摺接時間と、先のV
0(離隔直後の検出電位)値との測定例を示す。すなわ
ち、トナーフィルミング層が形成された中間転写ベルト
15に対するブラシ摺擦時間の経過に伴って、V0値が
如何ように変化するかを示したものである。図中、実線
はブラシを900rpmで回転させたときの測定例であ
り、二点鎖線はブラシを600rpmで回転させたときの
測定例であり、又、破線はブラシを300rpmで回転さ
せたときの測定例である。すなわち、フィルミング層除
去能力(フィルミング層の研磨能力)を変えた場合の特
性線を示しているのである。
【0070】図中、Vnというのは、中間転写ベルト1
5の新品時の検出電位値であり、トナーによるフィルミ
ング層が形成(生成)されていない場合の検出電位値で
ある。トナーフィルミング層を除去していくと、接触部
材39を中間転写ベルト15から離隔した直後の検出電
位(初期電位)V0の値はプラス側に増加する。この増
加速度は、トナーフィルミング除去能力(研磨能力)を
反映しており、本発明によってブラシの摺擦能力を測定
することもできる。フィルミング層が完全に除去される
と、V0は一定となる(Vn)。
【0071】したがって、先にも説明したように、初期
電位V0が、予め定めた或る基準値Vs以下となった場合
に、フィルミング除去動作を実施し、V0がベルト新品
時の値Vnに戻った時に除去動作を終了させるように、
制御回路により動作を制御すれば、最適な動作時間でフ
ィルミング除去を行うことが可能になる。
【0072】むやみに、長い間、ブラシを中間転写ベル
トに対し摺擦させたのでは、中間転写ベルトの劣化を速
め、その寿命が短くなるおそれがあるが、最適な時間で
それを摺擦させれば、そのような早期の劣化を抑えるこ
とができ、中間転写ベルトの寿命を長くすることができ
るのである。
【0073】ところで、上述した各実施例で使用される
中間転写ベルト15は主成分が高分子材料より成ってい
る。例えば、前述のように炭素含有エチレンテトラフル
オロエチレン等の炭素含有フッ素系樹脂(比誘電率ε1
≒2)より成っている。又、図6に示した接触部材39
も、同じく主成分が高分子材料、例えば、炭素含有アク
リル系樹脂(比誘電率ε1≒3)より成り、その形態は
例えばループブラシとなっている。
【0074】従って、これらの材質条件により、中間転
写ベルト15についてはマイナスに、ブラシ42につい
てはプラスにそれぞれ帯電する。この発明において、両
者の材質は上記の物に限られないが、両者の比電電率の
差が大きい程、すなわち、摩擦帯電系列の中で両者の関
係が離れている程、大きな電位として検出することがで
きる。特に、両者の比誘電率の差が0.5以上であるこ
とが望ましい。
【0075】ブラシ材質としては上記の条件を満足して
いれば、アクリル系樹脂に限定されないが、摺擦部材と
しての特性としては、比較的硬度の大きいアクリル系の
材料が望ましく、かかるブラシより成る接触部材39を
用いれば、トナーフィルミング層を効率よく除去するこ
とができる。
【0076】ここで、中間転写ベルト15の表面にトナ
ーフィルミング層が形成されている場合、微視的に見て
図9(a)に示すように、中間転写ベルトとブラシより
成る接触部材39が直接接触する部分と、トナー成分T
と接触部材(ブラシ)39が接触している部分とがあ
る。この例では、トナーの主成分としてポリエステル系
樹脂(比誘電率ε1≒3)を用いるので、トナー成分T
と接触部材39の接触部分には電荷の移動が起こり難
く、接触部材との接触部分にのみ電荷移動が起こる(図
9(a))。従って、接触部材39と中間転写ベルト1
5の離隔時に発生する電位V0は比較的小さくなる。こ
れに対して、トナー成分が付着していない状態では、中
間転写ベルトと接触部材39との実質的な接触面積が増
加するため、移動する電荷量も増加し(図9(b))、
図8に示すように離隔後の電位V0もプラス側に増加す
るのである。
【0077】ところで、前述の各実施例において、中間
転写ベルト及び接触部材近傍の湿度が変化した場合、接
触部材及びベルト表面への吸着水分量や、両者の離隔時
の逆流電荷量が変化するため、接触部材離隔直後の電位
0も変化してしまう。また、接触部材離隔後の電位の
減衰は、気中への電荷漏洩が主要因となって起こるた
め、雰囲気の湿度に依存し、帯電半減時間は相対湿度の
増加と共に指数関数的に減少するようになる。図7中の
破線は、図6に示したブラシより成る接触部材39の支
持部材(芯金)41の電位が湿度上昇時に経時変化する
様子を示している。離隔直後の電位V0は減少し、減衰
速度は増加している。
【0078】このように、同じトナーフィルミング状態
の中間転写ベルトであっても、環境条件によって、支持
部材(芯金)41の電位が変化してしまう。そこで、図
6に例示するように、ブラシより成る接触部材39の近
傍に湿度検出センサ35を設け、その検知値に応じて前
述した基準値Vs及びVnをシフトさせるようにする。す
なわち、センサ35の検出値に応じて、図示していない
補正手段により、比較手段の基準値Vsを補正するので
ある。例えば、湿度が高くなったときは、基準値Vsが
今までよりも小さくなるように補正する。
【0079】温度が変わって、接触部材の支持部材電位
の経時変化が変わる場合には、同じように温度検出セン
サを接触部材の近傍に備えつけることで、そのような補
正を行うことができる。
【0080】いずれにしても、ブラシ周囲の環境条件の
違いによって、基準値Vsを補正することにより、その
ような環境条件が変わっても、トナーフィルミング層の
除去条件や、クリーニング時の残留トナーの除去条件
や、転写条件などを最適なものに設定することができる
のである。なお、湿度や温度などの検出値と、基準値と
の相互のシフト量の関係は、予め実験的に把握しておく
ことができ、所定の記憶回路にそれらのデータ値をイン
プットすることで所期の目的を達成できる。
【0081】上述した湿度ないしは温度検出センサに関
する構成も、前述した各実施例にそれぞれ適用できるも
のである。
【0082】なお、図7に示したような電位の減衰過程
を利用して環境条件の変化を逆に検出することもでき
る。図6及び図7において、接触部材39を中間転写ベ
ルト15から離隔させてから一定時間後の支持部材41
の電位をVtとすると、電位の変化量ΔV(=V0−V
t)は、湿度の増加と共に増加する。従って、この変化
量ΔVの大きさから湿度を検出することができ、変化量
ΔVに応じて前述した基準値Vs及びVnが補正されるよ
うに、これらをシフトさせることができる。すなわち、
中間転写ベルト15と接触部材39が離隔した直後の、
前述の電位検出手段の検出値と、一定時間後の検出値を
比較して電位検出変化量を検出する電位変化検出手段
(不図示)を設け、その電位変化量に応じて、前述の基
準値Vsを補正手段によって補正するのである。変化量
ΔVと基準値のシフト量の関係についても、予め実験的
に求めることができ、これらのデータを所定の記憶回路
にインプットさせることで所期の目的を達成できる。こ
の場合には、湿度検出センサ35(図7)や、温度検出
センサなどを新たに設ける必要がない。
【0083】上述した基準値の補正に関する構成も、前
述した各実施例に適用できることは勿論である。
【0084】以上説明した実施例では、接触部材19,
29,39によって中間転写ベルト15上のフィルミン
グ層の有無を検出し、その結果に応じて、制御手段によ
りフィルミング層除去動作を制御するように構成した
が、接触部材による検出結果に基づいて、トナー像を転
写するための転写手段の出力電圧を以下の如く制御する
ように構成することもできる。
【0085】図3に示したペーパー転写ローラ13は、
バイアス電圧電源E2によって、中間転写ベルト15上
のトナーと逆極性のバイアス電圧が印加され、中間転写
ベルト15上のトナー像を記録媒体16に転写するもの
であり、中間転写ベルト15より成る担持体上のトナー
像を転写するための転写手段の一例を構成する。
【0086】ここで、先にも説明したように、中間転写
ベルト15の表面にフィルミング層が形成されると、上
述のぺーパー転写ローラ9によるトナー像の転写効率が
低下し、これによって画像品質が低下する。
【0087】そこで、前述の接触部材19,29,3
9、電位検出手段及び比較手段などによって、中間転写
ベルト15上に、転写効率の低下を招くようなトナーフ
ィルミング層が形成されたことが検出されたとき、電源
2によれペーパー転写ローラ13へ印加する電圧値を
シフトさせ、最適電圧値に設定することによって転写効
率の低下を阻止することができる。例えば、中間転写ベ
ルト15上にフィルミング層が形成されたとき、ペーパ
ー転写ローラ13への印加バイアス電圧を今までよりも
高く設定し、転写効率の低下を防ぐのである。このよう
に、前述の電位検出手段による検出値と、予め定めた基
準値とを比較する比較手段による比較結果に基づいて、
図示していない制御手段によって、ペーパー転写ローラ
13より成る転写手段の出力を制御し、転写効率の低下
を阻止することができる。このとき、検出値V0と転写
電圧値のシフト量の関係は、予め実験的に求めておき、
これが記憶回路にインプットされている。
【0088】また前述のように、本発明は図3に示した
感光体1のような潜像担持体を担持体とする画像形成装
置にも適用でき、かかる感光体1上のトナーフィルミン
グ層の有無も、前述した各構成によって検知することが
できるのであるが、この場合には図3に例示したベルト
転写ローラ5が、この担持体上のトナー像を転写するた
めの転写手段の一例を構成する。すなわち、この転写ロ
ーラ5には、バイアス電圧電源E1によって、感光体1
上のトナーと逆極性の電圧を印加され、感光体1上のト
ナーを中間転写ベルト15上に転写するのであるが、こ
の場合にも、ペーパー転写ローラ9に対するバイアス電
圧の大きさを制御したのと全く同様にして、ベルト転写
ローラ5へのバイアス電圧の大きさを制御することがで
きる。すなわち、電位検出手段の検出値と予め定めた基
準紹とを比較する比較手段による比較結果に基づいて、
感光体1上に転写効率を低下させるようなフィルミング
層が形成されたことが検出されたとき、制御手段によっ
て、ベルト転写ローラ5より成る転写手段の出力を制御
するのである。この場合も、ベルト転写ローラ5に印加
するバイアス電圧を高めて、転写効率の低下を阻止すれ
ばよい。
【0089】上述した転写手段の出力を制御する構成
も、前述の各実施例にそれぞれ適用できるものである
が、この構成は、中間転写ベルト15などの担持体を摺
接してフィルミング層を除去するフィルミング層除去手
段を設けない場合にも適用可能である。フィルミング層
を除去しなくとも、転写手段による転写効率の低下を防
ぐことができるからである。
【0090】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、従来より検出が難しくなっていたトナーフィルミン
グ層の検出が可能になると共に、そのような残留トナー
やトナーフィルミング層などを最適条件で除去すること
が可能になる。
【0091】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
上述した利点のほかに、接触部材の電位を簡単に検出す
ることが可能となる。
【0092】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
専用のフィルミング層除去手段を省略することも可能で
あり、これによって画像形成装置の構成を簡素化するこ
とができ、コスト的にも有利になる。
【0093】請求項4及び5に記載の画像形成装置によ
れば、フィルミング層の形成程度に応じて最適な転写条
件を設定することができ、フィルミング層除去手段を設
けない場合にも、常に安定した高品質な画像を得ること
ができる。
【0094】請求項6に記載の画像形成装置によれば、
接触部材であるローラ体表面の付着物を接触部材で清掃
除去することができると共に、その接触部材に起因して
生じるローラ体表面の電荷を除去することができ、フィ
ルミング層検出などのための電位検出を正確に行うこと
ができる。
【0095】請求項7に記載の画像形成装置によれば、
接触部材であるブラシローラに付着した付着物を除去す
ることができると共に、フィルミング層検出のための電
荷のリークを効果的に防止することができ、特に接触部
材によってフィルミング層除去手段を構成した場合に効
果的である。
【0096】請求項8に記載の画像形成装置によれば、
担持体に残留する電荷を除去することができ、担持体表
面のフィルミング層を正確に検出することができる。
【0097】請求項9に記載の画像形成装置によれば、
湿度条件が変わっても、フィルミング層除去条件や転写
条件などを常に最適に設定できる。
【0098】請求項10に記載の画像形成装置によれ
ば、湿度センサなどを設けなくとも、環境変化に対応す
ることができる。
【0099】請求項11に記載の画像形成装置によれ
ば、フィルミング層の形成程度を更に精度良く検出する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施例の画像形成装置に具備される接
触部材の電位検出構成部の要部のみを示した図である。
【図2】同上接触部材が電位検出位置に置かれた状態を
示す図である。
【図3】本発明一実施例の電子写真式の画像形成装置の
概略構成図である。
【図4】接触部材の周りに、清掃部材や除電部材などを
配設した例を示す図である。
【図5】別の例の接触部材電位検出構成部を示した図で
ある。
【図6】更に、別の例の接触部材電位検出構成部を示し
た図である。
【図7】接触部材であるブラシを中間転写ベルトから離
隔させた後のブラシ芯金電位の大きさの経時変化を示す
図である。
【図8】ブラシより成る接触部材が中間転写ベルトを摺
擦する時間の経過に伴って初期電位が如何ように変化す
るかを示す図である。
【図9】ブラシより成る接触部材と中間転写ベルトとの
接触界面における、トナーが存在の有無の違いに伴う電
位形成状態を説明するための図である。
【符号の説明】
6 クリーニング装置 11 クリーニング装置 19 ローラ 19A 部分 26 除電部材 27 清掃部材 29 接触部材 31 支持部材 32 ローラ 34 フリッカ部材 35 湿度検出センサ 39 接触部材 41 支持部材

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被担持物としてのトナー像又は記録媒体
    を担持し、その被担持物が搬送されるように駆動される
    担持体と、該担持体上に残留するトナー及びその他の付
    着物を除去するクリーニング装置と、前記担持体に対し
    て接離自在となっている絶縁性の接触部材と、担持体に
    接触させた状態の絶縁性の接触部材を、その担持体から
    離隔させたとき、この離隔直後に、その担持体に接触さ
    せた絶縁性の接触部材部分の表面電位を検出する電位検
    出手段と、この電位検出手段による検出値と予め定めた
    基準値とを比較する比較手段と、当該比較手段による比
    較結果に基づいて、前記担持体の表面に形成されたトナ
    ーフィルミング層を除去するフィルミング層除去手段と
    を有することを特徴とした画像形成装置。
  2. 【請求項2】 被担持物としてのトナー像又は記録媒体
    を担持し、その被担持物が搬送されるように駆動される
    担持体と、該担持体上の残留トナー及びその他の付着物
    を除去するクリーニング装置と、前記担持体に対し接離
    自在に構成され、導電性の支持部材に支持された中抵抗
    の接触部材と、担持体に接触させた状態の中抵抗の接触
    部材を、その担持体から離隔させたとき、この離隔直後
    に、前記支持部材の電位を検出する電位検出手段と、こ
    の電位検出手段による検出値と予め定めた基準値とを比
    較する比較手段と、当該比較手段による比較結果に基づ
    いて、前記担持体の表面に形成されたトナーフィルミン
    グ層を除去するフィルミング層除去手段とを有すること
    を特徴とした画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記接触部材が、前記フィルミング層除
    去手段を兼用している請求項1又は2に記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 被担持物としてのトナー像又は記録媒体
    を担持し、その被担持物が搬送されるように駆動される
    担持体と、該担持体上のトナー像を転写するための転写
    手段と、その転写後に前記担持体上に残留するトナー及
    びその他の付着物を除去するクリーニング装置と、前記
    担持体に対して接離自在となっている絶縁性の接触部材
    と、担持体に接触させた状態の絶縁性の接触部材を、そ
    の担持体から離隔させたとき、この離隔直後に、その担
    持体に接触させた絶縁性の接触部材部分の表面電位を検
    出する電位検出手段と、この電位検出手段による検出値
    と予め定めた基準値とを比較する比較手段と、当該比較
    手段による比較結果に基づいて、前記転写手段の出力を
    制御する制御手段とを有することを特徴とした画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 被担持物としてのトナー像又は記録媒体
    を担持し、その被担持物が搬送されるように駆動される
    担持体と、該担持体上のトナー像を転写するための転写
    手段と、その転写後に前記担持体上の残留トナー及びそ
    の他の付着物を除去するクリーニング装置と、前記担持
    体に対し接離自在に構成され、導電性の支持部材に支持
    された中抵抗の接触部材と、担持体に接触させた状態の
    中抵抗の接触部材を、その担持体から離隔させたとき、
    この離隔直後に、前記支持部材の電位を検出する電位検
    出手段と、この電位検出手段による検出値と予め定めた
    基準値とを比較する比較手段と、当該比較手段による比
    較結果に基づいて、前記転写手段の出力を制御する制御
    手段とを有することを特徴とした画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記接触部材は回転可能なローラ体より
    成り、このローラ体の表面を清掃する清掃部材と、この
    清掃部材よりも、ローラ体の回転方向上の下流側に設け
    られたローラ体表面除電用除電部材とを有する請求項1
    乃至5のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 中抵抗の接触部材は中抵抗の繊維より成
    るブラシで構成され、このブラシに、電気的にフロート
    状態にされたフリッカ部材を接触させた請求項2又は5
    に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記担持体と前記接触部材との接触部、
    又はこの接触部よりも担持体の移動方向上の上流側に、
    担持体の除電手段を設けた請求項1乃至7のいずれか1
    つに記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記接触部材の近傍の湿度を検出する湿
    度検出センサと、該センサの検出値に応じて前記基準値
    を補正する補正手段とを設けた請求項1乃至8のいずれ
    か1つに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記担持体と前記接触部材が離隔した
    直後の、前記電位検出手段の検出値と、一定時間後の検
    出値を比較して電位変化量を検出する電位変化検出手段
    と、その電位変化量に応じて前記基準値を補正する補正
    手段とを有する請求項1乃至9のいずれか1つに記載の
    画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記担持体及び接触部材は、両者を構
    成する材質の主成分が高分子材料より成り、担持体の主
    成分と、接触部材の主成分との比誘電率の差が0.5以
    上である請求項1乃至10のいずれか1つに記載の画像
    形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5809365A (en) * 1996-08-07 1998-09-15 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus using intermediate transfer member
JP2005301201A (ja) * 2004-03-16 2005-10-27 Ricoh Co Ltd リフェイスモードを備えた画像形成装置

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