JPH06295189A - 能動騒音消去装置及び複数の能動騒音消去装置の安定動作方法 - Google Patents

能動騒音消去装置及び複数の能動騒音消去装置の安定動作方法

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Publication number
JPH06295189A
JPH06295189A JP5083309A JP8330993A JPH06295189A JP H06295189 A JPH06295189 A JP H06295189A JP 5083309 A JP5083309 A JP 5083309A JP 8330993 A JP8330993 A JP 8330993A JP H06295189 A JPH06295189 A JP H06295189A
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JP
Japan
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filter
noise
signal
sound
adaptive
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Withdrawn
Application number
JP5083309A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Hoshino
勉 星野
Toshiro Oga
寿郎 大賀
Kensaku Fujii
健作 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は機器に複数組み込まれた能動騒音消去
装置の相互に回り込み、かつ騒音を消去するための適正
動作を妨げる音の影響を取り除くことによって、機器の
騒音発生源から出力される騒音を消去することができる
能動騒音消去装置及び複数の能動騒音消去装置の安定動
作方法を提供することを目的とする。 【構成】騒音発生源2から発生する騒音を消去する能動
騒音消去装置を複数近接した状態で動作させる場合に、
自己の誤差検出手段11aに入射される他の複数の能動
騒音消去装置の発音手段10bから発せられた音を電気
信号に変換したと同等の信号を、自己の模擬フィルタ2
5bから出力するようにし、自己の模擬フィルタ25b
の出力信号を自己の誤差検出手段11aで得られる信号
から減算し、この減算結果の信号をフィルタ係数を最適
化とするための信号として自己の適応フィルタ9aへ供
給するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は能動騒音消去装置及び複
数の能動騒音消去装置の安定動作方法に関する。
【0003】オフィス等の人のいる周囲の機器から発せ
られる騒音については、従来は特に問題にならなかっ
た。しかし、快適なオフィス環境を作り出すことによっ
て仕事の能率を向上させる等の試みが進められている昨
今においては大きな問題となる。
【0004】そこで、機器から発せられる騒音を消去す
ることができる能動騒音消去装置が要望されている。
【0005】
【従来の技術】従来の能動騒音消去装置について説明す
る。能動騒音消去装置が、例えば空調ダクトに用いられ
た送風機の騒音を消去するものであるとする。
【0006】この場合、能動騒音消去装置は、その騒音
をマイクロホン等の音響手段により検出してDSP(Dig
ital Signal Processer)により形成された適応フィルタ
に通した後、スピーカへ出力することによりスピーカか
ら騒音波形と同振幅で逆位相の音を発して騒音を消去す
る構造となる。
【0007】更に、消去後の消し残り音をスピーカ近傍
に設置された誤差検出用マイクロホン(誤差検出手段)
により検出し、この検出された消し残り分の情報を適応
フィルタにフィードバックすることによってフィルタ係
数を更新し、消し残り音を無くすようにするものであ
る。
【0008】このような能動騒音消去装置を、空調ダク
ト等の比較的大規模な建造物でなく、電子機器や通信機
器及び家電製品等の騒音発生源が複数存在する構造物に
適応する場合には、能動騒音消去装置を複数組み込む。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した能
動騒音消去装置においては、誤差検出手段で消し残り音
を検出することによって消し残り分の情報を正確に得る
必要があるため、騒音とスピーカからの消去音以外の音
は存在してはならず、仮にこれ以外の不要な音が存在し
た場合、適応フィルタの正確な適応動作を阻害すること
になる。
【0010】上述したように能動騒音消去装置を複数組
み込んだ場合、スピーカから発せられる消去音が相互に
回り込み、相互の能動騒音消去装置の誤差検出手段に入
射されるため、個々の能動騒音消去装置の適応フィルタ
の正確な適応動作を阻害し、騒音が消去できなくなると
いった問題がある。
【0011】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、機器に複数組み込まれた能動騒音消去装置
の相互に回り込み、かつ騒音を消去するための適正動作
を妨げる音の影響を取り除くことによって、機器の騒音
発生源から出力される騒音を消去することができる能動
騒音消去装置及び複数の能動騒音消去装置の安定動作方
法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1に本発明の原理図を
示す。図中、1は電算機や電子機器等の筐体であり、2
は筐体1内の騒音発生源である。騒音発生源2から発生
する騒音は筐体1の開口部3,4から外に漏れてしまう
が、これを防止するために以下に記述する構成とされて
いる。
【0013】5a,5bは第1及び第2騒音検出手段、
9a,9bは第1及び第2適応フィルタ、10a,10
bは第1及び第2発音手段、11a,11bは第1及び
第2誤差検出手段、13a,13bは第1及び第2減算
器、25a,25bは第1及び第2フィルタである。
【0014】第1騒音検出手段5aは、騒音発生源2の
開口部4側の近傍に設置されており、騒音を検出し、こ
の検出された騒音を電気信号に変換するものである。第
1適応フィルタ9aは、DSP等で構成したFIR(Fin
ite Inpulse Response) ディジタルフィルタ等を適用し
たものであり、第1騒音検出手段5aにより得られる信
号を後述で説明する処理を行って第1発音手段10aへ
出力するものである。
【0015】第1発音手段10aは、その発音部31a
が筐体1内に配置されるように筐体1の開口部4付近の
側面に設けられており、第1適応フィルタ9aから送ら
れてくる信号に応じて筐体1内の発音部31a前方に存
在する騒音波形と同振幅で逆位相の音を発生するもので
ある。
【0016】第1適応フィルタ9aは、フィルタ係数を
適応させる機能を有するものであり、第1発音手段10
aがその発音部31a前方に存在する騒音波形と同振幅
で逆位相の音を発生させるための信号を生成する処理を
行う。
【0017】第1誤差検出手段11aは、第1発音手段
10aの発音部31aの前方付近に設置されており、発
音部前方に存在する音を検出し、この検出された音を電
気信号に変換するものである。
【0018】第1減算器13aは、第1誤差検出手段1
1aにより得られた信号から、第2フィルタ25bより
出力される信号を差し引いて第1適応フィルタ9aの制
御端子へ出力するものである。
【0019】このように第1減算器13aから出力され
る信号は、第1適応フィルタ9aのフィルタ係数を最適
とするための制御信号となる。第1フィルタ25aは、
第1適応フィルタ9aの出力信号を処理し、第1発音手
段10aの出力音が第2誤差検出手段11bに回り込ん
で騒音消去動作に悪影響を及ぼすことを防止するための
信号を生成するものである。
【0020】その音の回り込みは、1つには一点鎖線L
2で示す第1発音手段10aの発音部31aから発せら
れる音が開口部4より出力され、筐体1の外部空間を伝
搬して開口部3から入り込み、第2誤差検出手段11b
へ入射される経路である。
【0021】2つには、一点鎖線L3で示す第1発音手
段10aの後方から発せられる音が筐体1の外部空間を
伝搬して開口部3から入り込み、第2誤差検出手段11
bへ入射される経路である。
【0022】3つには、一点鎖線L4で示すように、第
1発音手段10aから発せられる音が筐体1の側壁を伝
播して第2誤差検出手段11bへ入射される経路であ
る。即ち、第1フィルタ25aは、言い換えれば、第1
適応フィルタ9aの出力信号を処理し、一点鎖線L2,
L3,L4で示す回り込み音を電気信号に変換したと同
等の信号を生成するものである。
【0023】また、第2フィルタ25bは、第2適応フ
ィルタ9bの出力信号を処理し、第2発音手段10bの
出力音が第1誤差検出手段11aに回り込んで騒音消去
動作に悪影響を及ぼすことを防止するための信号を生成
するものである。
【0024】その第2発音手段10bから第1誤差検出
手段11aへの音の回り込みは、1つには一点鎖線L5
で示す第2発音手段10bの発音部31bから発せられ
る音が開口部3より出力され、筐体1の外部空間を伝搬
して開口部4から入り込み、第1誤差検出手段11aへ
入射される経路である。
【0025】2つには、一点鎖線L6で示す第2発音手
段10bの後方から発せられる音が筐体1の外部空間を
伝搬して開口部4から入り込み、第1誤差検出手段11
aへ入射される経路である。
【0026】3つには、一点鎖線L7で示すように、第
2発音手段10bから発せられる音が筐体1の側壁を伝
播して第2誤差検出手段11bへ入射される経路であ
る。即ち、第2フィルタ25bは、言い換えれば、第2
適応フィルタ9bの出力信号を処理し、一点鎖線L5,
L6,L7で示す回り込み音を電気信号に変換したと同
等の信号を生成するものである。
【0027】第2騒音検出手段5bは、騒音発生源2の
開口部3側の近傍に設置されており、騒音を検出し、こ
の検出された騒音を電気信号に変換するものである。第
2適応フィルタ9bは、第1適応フィルタ9aと同機能
を有しており、第4減算器13dから出力される信号を
後述で説明する処理を行って第2発音手段10bへ出力
するものである。
【0028】第2発音手段10bは、その発音部31b
が筐体1内に配置されるように筐体1の開口部3付近の
側面に設けられており、第2適応フィルタ9bから送ら
れてくる信号に応じて発音部31b前方に存在する騒音
波形と同振幅で逆位相の音を発生するものである。
【0029】即ち、第2適応フィルタ9bは、第2発音
手段10bがその発音部31b前方に存在する騒音波形
と同振幅で逆位相の音を発生させるための信号を生成す
る処理を行う。
【0030】第2誤差検出手段11bは、第2発音手段
10bの発音部31bの前方且つ近傍に配置されてお
り、発音部31b前方に存在する音を検出し、この検出
された音を電気信号に変換するものである。
【0031】第2減算器13bは、第2誤差検出手段1
1bにより得られた信号から、第3フィルタ25aより
出力される信号を差し引いて第2適応フィルタ9bの制
御端子へ出力するものである。
【0032】第2減算器13bから出力される信号は、
第2適応フィルタ9bのフィルタ係数を最適とするため
の制御信号となる。
【0033】
【作用】上述した本発明において、筐体1内に設置され
た騒音発生源2から、比較的、周期性の無い騒音が発生
し、筐体1内を両側の開口部3,4へ向かって伝搬して
いる状態を想定する。
【0034】このような状態において、まず、開口部4
側における騒音消去動作について説明する。騒音発生源
2から発せられる騒音が、第1騒音検出手段5aにより
検出されて電気信号に変換され、第1適応フィルタ9a
に入力された後、第1発音手段10aに入力される。
【0035】これによって、筐体1内を騒音発生源2よ
り開口部4方向に伝搬し、かつ第1発音手段10aの発
音部31a前方に存在する騒音波形と同振幅で逆位相の
音が、第1発音手段10aから発せられる。
【0036】ここで、一点鎖線L5,L6,L7で示す
第2発音手段10bから開口部4へ回り込む音の影響を
考えなければ、開口部4側における騒音は消去されるこ
とになる。
【0037】即ち、前記したように第1発音手段10a
から音を発生させただけでは、回り込み音の影響によっ
て騒音が残存することになるので、次に説明する動作に
よりその不具合が補われている。
【0038】第2発音手段10bへ出力される信号が、
第2フィルタ25bで処理されることにより、一点鎖線
L5,L6,L7で示す回り込み音を電気信号に変換し
たと同等の信号が得られる。
【0039】また、第1誤差検出手段11aによって先
の残存する騒音が検出されて電気信号に変換される。そ
して、第1減算器13aによって第1誤差検出手段11
aで得られた信号から第2フィルタ25bで得られた信
号が減算され、この減算された信号が第1適応フィルタ
9aの制御端子へ出力され、これによって、第1適応フ
ィルタ9aのフィルタ係数が最適値とされる。
【0040】以上の動作によって、第1発音手段10a
から開口部4側における騒音を消去できる音が発生する
ので、開口部4側の騒音が消去される。次に、開口部3
側における騒音消去動作について説明する。
【0041】騒音発生源2から発せられる騒音が、第2
騒音検出手段5bにより検出されて電気信号に変換さ
れ、第2適応フィルタ9bに入力された後、第2発音手
段10bに入力される。
【0042】これによって、筐体1内を開口部3方向に
伝搬し、かつ発音部31b前方に存在する騒音波形と同
振幅で逆位相の音が、第2発音手段10bから発せられ
る。このように第2発音手段10bから音を発生させた
だけでは、回り込み音の影響によって騒音が残存するこ
とになるので、次に説明する動作によりその不具合が補
われている。
【0043】第1発音手段10aへ出力される信号が、
第1フィルタ25aで処理されることにより、一点鎖線
L2,L3,L4で示す回り込み音を電気信号に変換し
たと同等の信号が得られる。
【0044】また、第2誤差検出手段11bによって先
の残存する騒音が検出されて電気信号に変換される。そ
して、第2減算器13bによって第2誤差検出手段11
bで得られた信号から第1フィルタ25aで得られた信
号が減算され、この減算された信号が第2適応フィルタ
9bの制御端子へ出力され、これによって、第2適応フ
ィルタ9bのフィルタ係数が最適値とされる。
【0045】以上の動作によって、第2発音手段10b
から開口部3側における騒音を消去できる音が発生する
ので、開口部3側の騒音が消去される。
【0046】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図2は本発明の第1実施例による能動騒音
消去装置の構成を示す図である。この図において図1の
原理図に示す各部に対応する部分には同一符号が付して
ある。
【0047】この図2において、1はOA機器や電子機
器等の筐体であり、2は筐体1内の騒音発生源である。
騒音発生源2から発生する騒音は筐体1の開口部3,4
から外に漏れてしまうが、これを防止するために以下に
記述する構成とされている。
【0048】5a,5bは騒音検出用マイクロホン、1
1a,11bは誤差検出用マイクロホン、10a,10
bはスピーカ、7a,7bはスピーカボックス、13
a,13b,13c,13dは減算器、24a,24
b,24c,24dはA/D変換器、15a,15bは
D/A変換器、32a,32bはアンプ、9a,9bは
消去音適応フィルタ、22a,22bは自己回り込み防
止フィルタ、25a,25bは消去音相手側回り込み防
止フィルタである。
【0049】騒音検出用マイクロホン5aは、騒音発生
源2の開口部4側の近傍に設置されており、騒音を検出
して電気信号に変換する。この変換された信号は、A/
D変換器24aによりディジタル信号に変換されされた
後、減算器13cを介して消音用適応フィルタ9aに入
力される。
【0050】消音用適応フィルタ9aは、DSP等で構
成したFIRディジタルフィルタ等を適用したものであ
り、フィルタ係数を適応する機能を有しており、入力信
号を処理することによって、スピーカ10aがその前方
に存在する騒音波形と同振幅で逆位相の音を発生させる
ための信号を生成して出力する。
【0051】この消音用適応フィルタ9aから出力され
るディジタル信号は、D/A変換器15aによってアナ
ログ信号に変換された後、アンプ32aで増幅されてス
ピーカ10aに入力される。
【0052】これによって、スピーカ10aから、その
前方に存在する騒音波形と同振幅で逆位相の音が発生す
る。一方、騒音検出用マイクロホン5bは、騒音発生源
2の開口部3側の近傍に設置されており、騒音を検出し
て電気信号に変換する。
【0053】この変換された信号は、A/D変換器24
bによりディジタル信号に変換されされた後、減算器1
3dを介して消音用適応フィルタ9bに入力される。消
音用適応フィルタ9bは、9aと同様のものであり、こ
の消音用適応フィルタ9bから出力されるディジタル信
号が、D/A変換器15bによってアナログ信号に変換
された後、アンプ32bで増幅されてスピーカ10bに
入力される。
【0054】これによって、スピーカ10bから、その
前方に存在する騒音波形と同振幅で逆位相の音が発生す
る。本来であれば以上の構成による動作で開口部3,4
側の騒音が除去されるばずであるが、回り込み音の影響
によって音が残存する。
【0055】これは、スピーカ10bから発生する音が
反対側の開口部4へ伝搬する回り込み音(第1相手側回
り込み音と呼ぶ)及びスピーカ10aから発生する音が
反対側の開口部3へ伝搬する回り込み音(第2相手側回
り込み音と呼ぶ)と、スピーカ10aから騒音検出用マ
イクロホン5aへの回り込み音(第1自己回り込み音と
呼ぶ)及びスピーカ10bから騒音検出用マイクロホン
5bへの回り込み音(第2自己回り込み音と呼ぶ)との
影響による。
【0056】そこで、回り込み音を除去するための構成
部分を説明する。まず、第1自己回り込み音を除去する
ために、消音用適応フィルタ9aの出力信号を自己回り
込み防止フィルタ22aで処理することによって、第1
自己回り込み音を電気信号に変換したと同等の信号を生
成し、この生成された信号を、減算器13cによってA
/D変換器24aを介して送られてくる騒音検出用マイ
クロホン5aで得られる信号から減算し、消音用適応フ
ィルタ9aへ出力する。
【0057】即ち、減算器13cにおいて第1自己回り
込み音の成分が、騒音検出用マイクロホン5aで検出さ
れる音から除去されることになる。同様に第2自己回り
込み音を除去するために、消音用適応フィルタ9bの出
力信号を自己回り込み防止フィルタ22bで処理するこ
とによって、第2自己回り込み音を電気信号に変換した
と同等の信号を生成し、この生成された信号を、減算器
13dによってA/D変換器24bを介して送られてく
る騒音検出用マイクロホン5bで得られる信号から減算
し、消音用適応フィルタ9bへ出力する。
【0058】即ち、減算器13dにおいて第2自己回り
込み音の成分が、騒音検出用マイクロホン5bで検出さ
れる音から除去されることになる。また、第1及び第2
相手側回り込み音を除去するために、スピーカ10a,
10bの前方に誤差検出用マイクロホン11a,11b
が設けられている。
【0059】第1相手側回り込み音を除去するために、
スピーカ10bへ出力される信号を、消去音相手側回り
込み防止フィルタ25bで処理することにより、第1相
手側回り込み音を電気信号に変換したと同等の信号を生
成する。そして、その生成された信号を、減算器13a
によってA/D変換器24cを介して送られてくる誤差
検出用マイクロホン11aで検出された信号から減算
し、この減算で得られる信号をフィルタ係数を最適値と
するための信号として消音用適応フィルタ9aへ出力す
る。
【0060】この制御によって、騒音及び第1相手側回
り込み音の成分が消去される音がスピーカ10aから出
力されることになる。同様に第2相手側回り込み音を除
去するために、スピーカ10aへ出力される信号を、消
去音相手側回り込み防止フィルタ25aで処理すること
により、第2相手側回り込み音を電気信号に変換したと
同等の信号を生成する。そして、その生成された信号
を、減算器13bによってA/D変換器24dを介して
送られてくる誤差検出用マイクロホン11bで検出され
た信号から減算し、この減算で得られる信号をフィルタ
係数を最適値とするための信号として消音用適応フィル
タ9bへ出力する。
【0061】この制御によって、騒音及び第2相手側回
り込み音の成分を消去する音がスピーカ10bから出力
されることになる。従って、開口部3,4から出力され
る騒音をほぼ完全に除去することが可能となる。
【0062】但し、上述した自己回り込み防止フィルタ
22a,22b及び消去音相手側回り込み防止フィルタ
25a,25bには、予め測定したインパルス応答をフ
ィルタ係数データとして用いた係数固定のフィルタが用
いられている。
【0063】次に、第2実施例による能動騒音消去装置
を図3を参照して説明する。但し、図3に示す第2実施
例において図2に示した第1実施例の各部に対応する部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0064】図3に示す第2実施例の特徴は、自己回り
込み防止適応フィルタ22a′,22b′及び消去音相
手側回り込み防止適応フィルタ25a′,25b′を、
適応フィルタとして構成し、その適応動作を行う制御を
CPU26で行うようにしたことである。
【0065】この特徴構成を説明する。自己回り込み防
止適応フィルタ22a′のフィルタ係数を減算器13c
の出力信号で適応させるようにし、自己回り込み防止適
応フィルタ22b′のフィルタ係数を減算器13dの出
力信号で適応させるようにしてある。
【0066】消去音相手側回り込み防止適応フィルタ2
5a′のフィルタ係数を減算器13bの出力信号で適応
させるようにし、消去音相手側回り込み防止適応フィル
タ25b′のフィルタ係数を減算器13aの出力信号で
適応させるようにしてある。
【0067】各適応フィルタ22a′,22b′,25
a′,25b′のフィルタ係数の適応動作を能動可能状
態又は固定状態とする制御をCPU26により行うよう
になっており、更にこの実施例では、消音用適応フィル
タ9a,9bの適応動作も同様に制御されるようになっ
ている。
【0068】消音用適応フィルタ9aの出力側には、C
PU26によってその切り替え動作が制御される切替ス
イッチ16aが設けられている。切替スイッチ16a
は、D/A変換器15aの入力端及び適応フィルタ22
a′,25a′の入力端が接続される共通端子と、消音
用適応フィルタ9aの出力端とを接続するか、或いは共
通端子と、新たに設けられた雑音発生器19aの出力端
とを接続するようになっている。
【0069】消音用適応フィルタ9bの出力側には、C
PU26によってその切り替え動作が制御される切替ス
イッチ16bが設けられている。切替スイッチ16b
は、D/A変換器15bの入力端及び適応フィルタ22
b′,25b′の入力端が接続される共通端子と、消音
用適応フィルタ9bの出力端子とを接続するか、或いは
共通端子と、本実施例で新たに設けられた雑音発生器1
9bの出力端子とを接続するようになっている。
【0070】このような構成において、フィルタ係数を
最適値とするための各適応フィルタの適応動作を、CP
U26の制御によって行わせる順序を説明する。 騒音発生源2の動力源(図示せず)を停止させる。
【0071】CPU26の制御によって、切替スイッ
チ16aを切り替え、共通端子を雑音発生器19aの出
力端子に接続させ、また、切替スイッチ16bを切り替
え、共通端子を消音用適応フィルタ9bの出力端子に接
続させる。
【0072】この動作によって、雑音発生器19aから
出力される信号に応じてスピーカ10aから雑音が発生
する。この時点では、スピーカ10aのみから雑音が発
生している。
【0073】自己回り込み防止適応フィルタ22
a′、及び消去音相手側回り込み防止適応フィルタ25
a′の適応動作が能動可能状態となるようにCPU26
で制御する。
【0074】この場合、スピーカ10aから発生された
雑音が開口部4側の騒音検出用マイクロホン5aにより
検出され、スピーカ10aからの回り込み音が開口部3
側の誤差検出用マイクロホン11bにより検出されてい
る。
【0075】従って、雑音を検出した騒音検出用マイク
ロホン5aで得られる信号がA/D変換器24aでディ
ジタル信号に変換され、この変換信号から適応フィルタ
22a′の出力信号が減算器13cで減算される。この
減算結果である信号が、フィルタ係数を制御するための
信号として適応フィルタ22a′に供給される。
【0076】また、回り込み音を検出した誤差検出用マ
イクロホン11bで得られる信号がA/D変換器24d
でディジタル信号に変換され、この変換信号から適応フ
ィルタ25a′の出力信号が減算器13bで減算され
る。この減算結果である信号が、フィルタ係数を制御す
るための信号として適応フィルタ25a′に供給され
る。
【0077】このような動作によって各適応フィルタ2
2a′,25a′のフィルタ係数が最適とされる。この
ように係数が最適値となる時間を経過した後、各適応フ
ィルタ22a′,25a′の適応動作が固定状態となる
ようにCPU26によって制御する。
【0078】CPU26の制御によって、切替スイッ
チ16aを切り替え、共通端子を消音用適応フィルタ9
aの出力端子に接続させ、また、切替スイッチ16bを
切り替え、共通端子を雑音発生器19bの出力端子に接
続させる。
【0079】この動作によって、雑音発生器19aから
出力される信号に応じてスピーカ10bのみから雑音が
発生する。 自己回り込み防止適応フィルタ22b′、及び消去音
相手側回り込み防止適応フィルタ25b′の適応動作が
能動可能状態となるようにCPU26で制御する。
【0080】この場合、スピーカ10bから発生された
雑音が開口部3側の騒音検出用マイクロホン5bにより
検出され、スピーカ10bからの回り込み音が開口部4
側の誤差検出用マイクロホン11aにより検出されてい
る。
【0081】従って、雑音を検出した騒音検出用マイク
ロホン5bで得られる信号がA/D変換器24bでディ
ジタル信号に変換され、この変換信号から適応フィルタ
22b′の出力信号が減算器13dで減算される。この
減算結果である信号が、フィルタ係数を制御するための
信号として適応フィルタ22b′に供給される。
【0082】また、回り込み音を検出した誤差検出用マ
イクロホン11aで得られる信号がA/D変換器24c
でディジタル信号に変換され、この変換信号から適応フ
ィルタ25b′の出力信号が減算器13aで減算され
る。この減算結果である信号が、フィルタ係数を制御す
るための信号として適応フィルタ25b′に供給され
る。
【0083】このような動作によって各適応フィルタ2
2b′,25b′のフィルタ係数が最適とされる。この
ように係数が最適値となる時間を経過した後、各適応フ
ィルタ22b′,25b′の適応動作が固定状態となる
ようにCPU26によって制御する。
【0084】CPU26の制御によって、切替スイッ
チ16bを切り替え、共通端子を消音用適応フィルタ9
bの出力端子に接続させる。この動作によって、何れの
切替スイッチ16a,16bの共通端子とも、雑音発生
器19a,19bに接続されなくなるので、無音状態と
なる。
【0085】騒音発生源2の動力源を入れる。 CPU26の制御によって、消音用適応フィルタ9
a,9bの適応動作が能動可能状態となるようにする。
そして、係数が最適値となる時間を経過した後、各適応
フィルタ9a,9bの適応動作が固定状態となるように
する。
【0086】以上の動作によって開口部3,4から出力
される騒音をほぼ完全に除去することが可能となる。但
し、上述のとの動作は、騒音発生源2の騒音のレベ
ルと、各スピーカ10a,10bから発せられる音のレ
ベルとの比によっては不要となることもある。また、
の動作終了後には、及びを先に作動させてもよい。
【0087】上述では各適応フィルタ9a,9b,22
a,22b,25a,25bの適応動作をCPU26に
よって制御したが、この代わりに、各適応フィルタをD
SPで構成し、DSP内のソフトウエアの制御によりD
SP外部へ割り込み等の信号を送出したり、外部からの
信号を取り込んだりする構成としてもよい。この場合、
CPU26等の制御手段が必要なくなる。
【0088】このようなDSP内のソフトウエアによる
手段に限らずディジタル素子で各適応フィルタを構成し
てもよく、また、各適応フィルタをアナログ遅延素子
(BBD)等で構成し、音の検出信号をA/D変換しな
くてもよくする構成も可能である。
【0089】また、例えば電子機器、電算機、及び家電
製品等の冷却ファンを騒音発生源2とし、開口部3を吸
気口、開口部4を排出口としても、上述したように騒音
発生源2からの騒音を除去することができる。これは、
第2実施例のみならず図2に示す第1実施例においても
同様である。
【0090】次に、第3実施例による能動騒音消去装置
を図4を参照して説明する。但し、図4に示す第3実施
例において図3に示した第2実施例の各部に対応する部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0091】図4に示す第3実施例は、騒音検出用マイ
クロホン5aと5b、誤差検出用マイクロホン11aと
11b、及びスピーカ10aと10bを、騒音発生源2
を中心として対称な位置関係とすることによって、フィ
ルタ係数を共用するように構成したものである。
【0092】このように対称とすることによってスピー
カ10aから誤差検出用マイクロホン11bまでの伝達
系と、スピーカ10bから誤差検出用マイクロホン11
aまでの伝達系が音響的に類似のものとなる。
【0093】よって、前述した図3における消去音相手
側回り込み防止適応フィルタ25a′,25b′のフィ
ルタ係数が共用できることになる。この場合、一方のフ
ィルタを固定フィルタとし、適応フィルタから固定フィ
ルタへフィルタ係数を転送可能とする手段を設けるか、
或いは共有可能とする手段を設けるようにする。
【0094】図4の第3実施例においては、22aが固
定フィルタとしてある。そして、フィルタ係数を転送す
るための転送用バス20bを設け、自己回り込み防止適
応フィルタ22b′から自己回り込み防止フィルタ22
aへ転送用バス20bによってフィルタ係数を転送する
ようにしてある。
【0095】また、前記した対称構造によって、開口部
4側のスピーカ10aから騒音検出用マイクロホン5a
までの伝達系と、開口部3側のスピーカ10bから騒音
検出用マイクロホン5bまでの伝達系とが類似として見
なせる。
【0096】この場合は図3に示す自己回り込み防止適
応フィルタ22a′,22b′のフィルタ係数が共有で
きることになるので、図4では22aを固定フィルタと
し、自己回り込み防止適応フィルタ22b′から自己回
り込み防止フィルタ22aへ転送用バス20bによって
フィルタ係数を転送するようにしてある。
【0097】更に、対称構造によって、開口部4側のス
ピーカ10aから誤差検出用マイクロホン11aまでの
伝達系と、開口部3側のスピーカ10bから誤差検出用
マイクロホン11bまでの伝達系とが類似として見なせ
る。
【0098】この場合は図3に示す消音用適応フィルタ
9a,9bのフィルタ係数が共有できることになるの
で、図4では9a′を固定フィルタとし、消音用適応フ
ィルタ9bから消音用フィルタ9a′へ転送用バス20
cによってフィルタ係数を転送するようにしてある。
【0099】このような構成においては、全フィルタの
内、半分のフィルタを固定フィルタとすることができる
ので、他の半分の適応フィルタの適応動作のみ行い、こ
れによって得られるフィルタ係数を他方の固定フィルタ
へ転送すればよい。
【0100】従って、この第3実施例においては、第2
実施例と同様の効果が得られるが、第2実施例よりも構
造の簡素化、縮小化が図れ、又、フィルタ係数の収束時
間を半分に短縮することができる。
【0101】また、全てのフィルタを適応フィルタとし
て、障害時の信頼性を向上させることもできる。これ
は、仮に、一方の適応フィルタに入力されるフィルタ係
数を制御するための信号が何らかの障害で中断して適応
動作が行えなくなった場合に、他方の適応フィルタによ
り係数更新を行うことができるからである。
【0102】このように全てのフィルタを適応フィルタ
とした場合、フィルタ間の転送用バス20a,20b,
20cを双方向性バスとする。また、フィルタ係数の転
送はCPU26によって制御されるが、この代わりに、
各適応フィルタをDSPで構成し、DSP内のソフトウ
エアの制御により行う構成としてもよい。この場合、C
PU26等の制御手段が必要なくなる。
【0103】次に、第4実施例による能動騒音消去装置
を図5を参照して説明する。但し、図5に示す第4実施
例において図4に示した第3実施例の各部に対応する部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0104】図5に示す第4実施例が図4に示した第3
実施例と異なる点は、転送用バス20a,20b,20
cの代わりに、デュアルポートRAM(以下RAMとい
う)18a,18b,18cを設けたことである。
【0105】即ち、フィルタ25b′とフィルタ25a
とをRAM18aを介して接続し、CPU26の制御に
よって、フィルタ25b′で得られたフィルタ係数をR
AM18aに書き込み、フィルタ25aがその書き込ま
れたフィルタ係数をRAM18aから読み出して用いる
ようになっている。
【0106】これと同様に、フィルタ22b′とフィル
タ22a間にRAM18bを接続し、フィルタ9bとフ
ィルタ9a′間にRAM18cを接続して構成する。ま
た、各RAM18a〜18cには、バックアップ用のバ
ッテリー35a〜35cが接続されており、機器不動作
時にフィルタ係数をRAM18a〜18cに保持するこ
とが可能となる。
【0107】また、このようなバックアップ機能によれ
ば、機器の動作電源を切断した後に、再度、電源を投入
した場合の再学習動作を行う時間を短縮できることはも
とより、音響に影響する温度、湿度、その他の周囲環境
等の条件が余り変動しなければ再学習動作が不要とな
る。その他、第3実施例と同様な効果を得ることが可能
となる。
【0108】次に、第5実施例による能動騒音消去装置
を図6を参照して説明する。但し、図6に示す第5実施
例において図5に示した第4実施例の各部に対応する部
分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0109】図6に示す第5実施例は、第3及び第4実
施例のように騒音発生源2を中心として筐体1に設けら
れる各部を対称な位置関係とすることによって、フィル
タ係数を共用するように構成したものであり、同一フィ
ルタの信号を左右共通に使用するために、時分割用の切
替スイッチ27にて交互に切り替えて2経路に振るい分
けるように構成されている。
【0110】図6に示す消音用適応フィルタ9のみ適応
動作を行わせ、他の自己回り込み防止フィルタ22及び
消去音相手側回り込み防止フィルタ25は、予め測定し
たインパルス応答をフィルタ係数として用いたフィルタ
係数固定のフィルタとしている。フィルタ9,22,2
5の処理時間は全て同一である。CPU26による適応
動作の制御をその制御順に説明する。
【0111】全ての切替スイッチ27を接点b側に倒
して固定する。但し、切替スイッチ16は、雑音発生器
19の出力端と逆側端子に倒されているとする。 消音用適応フィルタ9の適応動作を行わせる。フィル
タ係数が最適値となる時間が経過した後、適応動作を停
止させる。
【0112】切替スイッチ27を接点aからb、bか
らaへと交互に切り替える。この切り替え周期は、各フ
ィルタ9,22,25の処理時間の1/2以下とする必
要がある。
【0113】この〜を経ることによって適応動作が
行われる。でフィルタ係数が最適値となる時間を経過
するまで適応動作を続けるのではなく、適応動作の途中
でに移行し、の切り替え中に適応動作を行うことも
考えられる。ここでは、フィルタ22,25を固定フィ
ルタとしたが、適応フィルタとしてもよく、その場合、
雑音発生器19の出力信号に応じて雑音を発生させるこ
とにより、各フィルタ22,25のフィルタ係数を最適
値とする。
【0114】但し、この場合、フィルタ22,25の制
御配線を例えば図3の第2実施例を参照した構成としな
ければならない。また、CPU26による制御の代わり
に、適応フィルタをDSPで構成し、DSP内のソフト
ウエアの制御によりDSP外部へ割り込み等の信号を送
出したり、外部からの信号を取り込んだりする構成とし
てもよい。この場合、CPU26等の制御手段が必要な
くなる。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機器に複数組み込まれた能動騒音消去装置の相互に回り
込み、かつ騒音を消去するための適正動作を妨げる音の
影響を取り除くことができるので、機器の騒音発生源か
ら出力される騒音を消去することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1実施例による能動騒音消去装置の
構成を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例による能動騒音消去装置の
構成を示す図である。
【図4】本発明の第3実施例による能動騒音消去装置の
構成を示す図である。
【図5】本発明の第4実施例による能動騒音消去装置の
構成を示す図である。
【図6】本発明の第5実施例による能動騒音消去装置の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 騒音発生源 3,4 開口部 5a 第1騒音検出手段 5b 第2騒音検出手段 9a 第1適応フィルタ 9b 第2適応フィルタ 10a 第1発音手段 10b 第2発音手段 11a 第1誤差検出手段 11b 第2誤差検出手段 13a 第1減算器 13b 第2減算器 25a 第1フィルタ 25b 第2フィルタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に開口部(3,4) を有する筐体(1) 内
    に設けられた騒音発生源(2) から発生する騒音を除去す
    る能動騒音消去装置において、 前記騒音発生源(2) の両側に設けられ、該騒音発生源
    (2) から発生する騒音を検出して電気信号に変換する第
    1及び第2騒音検出手段(5a,5b) と、 前記筐体(1) の両端付近に固定された第1及び第2発音
    手段(10a,10b) と、 該第1及び第2発音手段(10a,10b) の音発生側に設けら
    れ、音を検出して電気信号に変換する第1及び第2誤差
    検出手段(11a,11b) と、 該第1騒音検出手段(5a)で得られる信号を、該第1発音
    手段(10a) がその音発生側に存在する騒音波形と同振幅
    で逆位相の音を発生できる信号に処理して該第1発音手
    段(10a) へ出力する第1適応フィルタ(9a)と、 該第2騒音検出手段(5b)で得られる信号を、該第2発音
    手段(10b) がその音発生側に存在する騒音波形と同振幅
    で逆位相の音を発生できる信号に処理して該第2発音手
    段(10b) へ出力する第2適応フィルタ(9b)と、 該第1適応フィルタ(9a)の出力信号を処理し、該第1発
    音手段(10a) の発生音の内、該第2誤差検出手段(11b)
    に入射される音を電気信号に変換したと同等の信号を生
    成する第1フィルタ(25a) と、 該第2適応フィルタ(9b)の出力信号を処理し、該第2発
    音手段(10b) の発生音の内、該第1誤差検出手段(11a)
    に入射される音を電気信号に変換したと同等の信号を生
    成する第2フィルタ(25b) と、 該第1誤差検出手段(11a) で得られる信号から該第2フ
    ィルタ(25b) の出力信号を減算し、この減算により得ら
    れる信号をフィルタ係数を可変する信号として該第1適
    応フィルタ(9a)へ出力する第1減算器(13a) と、 該第2誤差検出手段(11b) で得られる信号から該第1フ
    ィルタ(25a) の出力信号を減算し、この減算により得ら
    れる信号をフィルタ係数を可変する信号として該第2適
    応フィルタ(9b)へ出力する第2減算器(13b) とを具備し
    て構成されることを特徴とする能動騒音消去装置。
  2. 【請求項2】 前記第1騒音検出手段(5a)と前記第2騒
    音検出手段(5b)を前記騒音発生源(2) を中心として対称
    関係に設置すると共に、前記第1発音手段(10a) と前記
    第2発音手段(10b) 、前記第1誤差検出手段(11a) と前
    記第2誤差検出手段(11b) を該騒音発生源(2) を中心と
    して対称関係に設置し、 前記第1適応フィルタ(9a)と前記第2適応フィルタ(9b)
    の何れか一方で得られたフィルタ係数を他方へ転送する
    ことによりフィルタ係数を共有できる構成とし、 前記第1フィルタ(25a) 及び前記第2フィルタ(25b) を
    適応フィルタとすると共にそれら適応フィルタの何れか
    一方で得られたフィルタ係数を他方へ転送することによ
    りフィルタ係数を共有できる構成としたことを特徴とす
    る請求項1記載の能動騒音消去装置。
  3. 【請求項3】 前記第1騒音検出手段(5a)と前記第2騒
    音検出手段(5b)を前記騒音発生源(2) を中心として対称
    関係に設置すると共に、前記第1発音手段(10a) と前記
    第2発音手段(10b) 、前記第1誤差検出手段(11a) と前
    記第2誤差検出手段(11b) を該騒音発生源(2) を中心と
    して対称関係に設置し、 前記第1適応フィルタ(9a)と前記第2適応フィルタ(9b)
    の何れかで得られたフィルタ係数を記憶手段に記憶し、
    この記憶されたフィルタ係数を該第1及び第2適応フィ
    ルタ(9a,9b) が読み出して使用できる構成とし、 前記第1フィルタ(25a) 及び前記第2フィルタ(25b) を
    適応フィルタとすると共にそれら適応フィルタの何れか
    で得られたフィルタ係数を記憶手段に記憶し、この記憶
    されたフィルタ係数をそれら適応フィルタが読み出して
    使用できる構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    能動騒音消去装置。
  4. 【請求項4】 前記第1騒音検出手段(5a)と前記第2騒
    音検出手段(5b)を前記騒音発生源(2) を中心として対称
    関係に設置すると共に、前記第1発音手段(10a) と前記
    第2発音手段(10b) 、前記第1誤差検出手段(11a) と前
    記第2誤差検出手段(11b) を該騒音発生源(2) を中心と
    して対称関係に設置し、 前記第1適応フィルタ(9a)と前記第2適応フィルタ(9b)
    の何れかのみを用いて共通適応フィルタとし、前記第1
    フィルタ(25a) 及び前記第2フィルタ(25b) の何れかの
    みを用いて共通フィルタとし、 該第1及び第2騒音検出手段(5a,5b) で得られる各々の
    信号を時分割で該共通適応フィルタに入力し、この入力
    動作により出力される各々の信号を、伝達経路に応じて
    該第1及び第2発音手段(10a,10b) の各々に時分割で出
    力し、 該第1及び第2発音手段(10a,10b) の各々に時分割で出
    力される各々の信号を該共通フィルタに入力し、この入
    力動作により出力される信号を、伝達経路に応じて前記
    第1及び第2減算器(13a,13b) へ時分割で出力し、 該第1及び第2減算器(13a,13b) から出力される各々の
    信号をフィルタ係数の可変信号として時分割で該共通適
    応フィルタへ出力するように構成したことを特徴とする
    請求項1記載の能動騒音消去装置。
  5. 【請求項5】 騒音発生源から発生する騒音を騒音検出
    手段で検出し、該騒音検出手段で得られる信号を適応フ
    ィルタに入力し、該適応フィルタの出力信号を発音手段
    に供給することにより、該発音手段から、該発音手段前
    方に存在する騒音波形と同振幅で逆位相の音を発生さ
    せ、該発音手段前方に設置され、且つ音を検出する誤差
    検出手段で得られる信号により該適応フィルタのフィル
    タ係数の最適化を行う能動騒音消去装置において、 前記能動騒音消去装置を複数近接した状態で動作させる
    場合に、自己の前記誤差検出手段に入射される他の複数
    の能動騒音消去装置の発音手段から発せられた音を電気
    信号に変換したと同等の信号を、自己の模擬フィルタか
    ら出力するようにし、自己の模擬フィルタの出力信号を
    自己の誤差検出手段で得られる信号から減算し、この減
    算結果の信号をフィルタ係数を最適化とするための信号
    として自己の適応フィルタへ供給することを特徴とする
    複数の能動騒音消去装置の安定動作方法。
JP5083309A 1993-04-09 1993-04-09 能動騒音消去装置及び複数の能動騒音消去装置の安定動作方法 Withdrawn JPH06295189A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212700A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Nagoya Institute Of Technology アクティブノイズキャンセリングシステム用アナログ電子回路
CN107123525A (zh) * 2017-06-26 2017-09-01 国家电网公司 一种干式空心电抗器自适应有源降噪系统
CN113889065A (zh) * 2020-07-03 2022-01-04 阿尔卑斯阿尔派株式会社 主动型噪声控制系统

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