JPH062956U - 浸漬型鋳型内電磁攪拌装置用コイル - Google Patents

浸漬型鋳型内電磁攪拌装置用コイル

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JPH062956U
JPH062956U JP4473592U JP4473592U JPH062956U JP H062956 U JPH062956 U JP H062956U JP 4473592 U JP4473592 U JP 4473592U JP 4473592 U JP4473592 U JP 4473592U JP H062956 U JPH062956 U JP H062956U
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喜大 小川
健治 夏目
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神鋼電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続鋳造機に使用される浸漬型鋳型内電磁撹
拌装置用コイルの使用寿命が短かい問題を解決する。 【構成】 セラミックフェルト又はアスベストフェルト
等の無機材料を被覆した平角導体を使用したコイルをコ
アに挿入した後、真空加圧含浸によりエポキシワニス、
ポリイミドワニス又はシリコンワニス等の無溶剤ワニス
を含浸して加熱硬化して形成された構成の浸漬型鋳型内
電磁撹拌装置用コイルである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は一般に連続鋳造機に関し、特に連続鋳造機の鋳型などの中、冷却水 に直接接触する状態で浸漬されて使用される浸漬型鋳型内電磁撹拌装置に使用さ れるコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
浸漬型電磁撹拌装置用コイルでは、限定されたスペ−ス内で大電流が流される ために占積率の点から丸線よりも平角導体が使用される。 前記の、従来のコイル素線の断面拡大図を図6に示すが、平角導体1の外周被 覆2は鋳型が高温になるにも拘らずPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、 FEP(フルオロネイテッドエチレンプロピレン)またはETFE(エチレンテ トラフルオロエチレン)などのフッ素樹脂が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
これらのフッ素樹脂被覆電線を使用した電磁撹拌装置を長年月運転すると、被 覆素材は有機物であることから運転中の温度上昇やヒ−トサイクルによって絶縁 劣化を生じ、遂にはレヤ−ショ−トなどによりコイル焼損に至る。焼損した電磁 撹拌装置の修復は不可能でコイル巻き替え変えなどの多大な費用と復旧工期を要 するなどの問題があり解決策が要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案では、セラミックフェルト又はアスベストフェルト等の無機材料で被覆 された被覆平角導体を使用し、電磁撹拌装置用コイルとして所定形状と回数にコ イル巻き成形して、必要に応じヨ−クの内周とコイル外周間、磁極とコイル間に もスペ−サを配置した上で、成形されたコイルをヨ−クの内周に沿うようにして 磁極に外嵌して、ヨ−ク・コイル組立体とし、次にこの組立体に、エポキシワニ ス、ポリイミドワニス、又はシリコンワニス等の無溶剤ワニスを真空加圧含浸し て加熱硬化させることにより上記の課題を解決した。
【0005】
【作用】
導体被覆を構成する基材としてセラミックフェルト又はアスベストフェルト等 の耐熱性無機材料を使用するので、1000℃前後の高温度にも耐えてコイル焼 損を生ずることがない、しかし前記の無機材料被覆は多孔性であるため、単独で は水中において絶縁抵抗が低下するが、前記の無溶剤ワニスを真空加圧含浸して 微細な孔を充填することにより水中での絶縁抵抗の低下も防止される。 このようにされた電磁撹拌装置も長期間運転使用すると、含浸したワニスが温 度やヒ−トサイクルによる膨張、収縮により劣化するが、水中絶縁抵抗を監視し て、前記絶縁抵抗値が一定値以下になった場合は、運転を中止し、再度新しい無 溶剤ワニスで真空加圧含浸を行うようにすれば、導体被覆を構成する基材は無機 材料製で熱劣化がないので水中絶縁抵抗は回復し、リサイクルが容易に可能であ り、万一コイルのレヤ−ショ−トで循環電流が流れても、被覆基材は無機材料で あるので溶融、焼損することがなく再度新しい無溶剤ワニスを真空加圧含浸して 加熱硬化するだけで、煩雑な巻替えを必要とせずリサイクル可能である。
【0006】
【実施例】
図1は、本考案による浸漬型鋳型内電磁撹拌装置用コイル11を取り付けた縦 型連続鋳造機の鋳型10の半体断面立面図であり、図1のA−A断面を図2に示 すが、円筒形の本体フレ−ム12の軸方向中程に、円筒形のヨ−ク13が配置さ れていて、その円周方向四等分の位置から磁極14が、鋳型10の軸線0−0に 向って半径方向に突出し、ヨ−ク13と磁極14とでコア15を形成し、コア1 5の4個の磁極の周囲にコイル11が巻きつけられ、このコイル11の内側に断 面が管状のウォ−タジャケット16が、更にその内側に四角管状の鋳型空隙17 が画定される。 この鋳型空隙17内に溶湯が注入され、前記磁極14の極性の変化による電磁 攪拌作用により、注入された溶湯が撹拌されて、組成が均一になり冷却されなが ら降下し、ピンチロ−ルなどにより下流側に移動されて凝固し、ビレットまたは スラブと呼ばれる金属四角管が連続鋳造され適宜な長さに切断される。 この実施例では、鋳型空隙17は四角管状のスラブを鋳造するものとして示し たが、スラブは四角管状に限られず、円柱または角柱など通常のインゴットと同 形状のスラブの連続鋳造に使用されることは勿論である。 冷却水は、本体フレ−ム12の図示しない下部から入り、矢印Bで示すように コイル周辺を上方へ流れ、ウォ−タジャケット16の外周を下方へ流れて戻り、 更にウォ−タジャケット16内に流入して上方へ流れ、外部へ流出するようにな っており、コイル11は水及び蒸気に曝される。
【0007】 本考案によるコイル11の部分拡大断面図を図5(A)に示すが、セラミック フェルト又はアスベストフェルトの被覆18が施された平角素線1を図1,図2 と図1のC矢視部分拡大図である図3に示すように、所定の形状と巻回数に巻い て個々のコイル11とし、磁極の部分を除いたヨ−クの内周には図4(A)に示 すように中間にジョイントシ−ト21aを挟んで折り曲げたポリエステルフェル トスペ−サ21を図4(B)のように所定の間隔に配置し、コイル−ヨ−ク間ス ペ−サ21bとし、このスペ−サ21bの内側で磁極14の側周と上下周に、図 3に示すように外周をガラスバインドテ−プ20で巻いたコイル11を、図1と 図2に示す位置に挿入する。 各磁極の側面とコイル11の間には、図4(C)の矢印のようにスペ−サ21 を挿入してコイル−磁極間スペ−サ21cとする。 このようにして隣接する磁極14の外周に挿入され互いに隣接するコイル11 相互の間には、前記のスペ−サ21を図4(D)のように押しつぶしたコイル− コイル間スペ−サ21dを、図2に示すようにコイル11が挿入された内側から 半径方向外方に挿入する。 次に、このようにして組み立てられたコイル11磁極14などの部材を、真空 加圧含浸により、エポキシワニス、ポリイミドワニス又はシリコンワニス等の無 溶剤ワニス22を含浸させた後、加熱硬化する。
【0008】
【考案の効果】 本考案による浸漬型の連続鋳造用鋳型内電磁撹拌装置用コイルは、従来技術の ものでは冷却水や、冷却水がコイル、鋳型壁などの昇温により加熱されて発生し た蒸気に曝され、温度の周期的変動、いわゆるヒ−トサイクルによってワニスが 劣化し絶縁抵抗が低下し、逐にはレヤ−ショ−トに基く焼損に至って寿命が極め て短かくなるという問題を解決し、寿命が更に延長される。 また長期運転使用されて、温度の変動に伴なうヒ−トサイクルによる膨脹収縮 によりワニスが逐次劣化しても、水中での絶縁抵抗を監視して、一定値以下にな った場合には運転を中止し、再度新しいワニスを真空加圧含浸すれば水中絶縁抵 抗も回復し、容易にリサイクルが可能であり、万一コイルがレヤ−ショ−トして も被覆基材は無機材料であるので、溶融・焼損することがなく、再度新しい無溶 剤ワニスを真空加圧含浸すればリサイクルが可能で煩雑な巻替えは不必要となる 効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による浸漬型鋳型内電磁撹拌
装置用コイルを取り付けた連続鋳造機の鋳型の半体断面
立面図である。
【図2】図1の矢印A−A断面図である。
【図3】図1のC矢視部分拡大図である。
【図4】(A)〜(D)は本考案で使用する各種のスペ
−サの形状と配置を示す概略説明図である。
【図5】(A)は、本考案によるコイルの真空加圧含浸
前の部分拡大断面で、(B)は真空加圧含浸後の部分拡
大断面である。
【図6】従来の浸漬型鋳型内電磁撹拌装置用コイルの部
分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 素線 2 被覆 3 空孔 10 浸漬型鋳型 11 コイル 12 本体フレ−ム 13 ヨ−ク 14 磁極 15 コア 16 ウォ−タ−ジャケット 17 鋳型空隙 18 多孔性被覆 20 ガラスバインドテ−プ 21 スペ−サ 21a ジョイントシ−ト 21b ヨ−ク−コイル間スペ−サ 21c 磁極−コイル間スペ−サ 21d コイル−コイル間スペ−サ 22 無溶剤ワニス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体フレ−ムと、この本体フレ−ムの内
    周の軸線方向のほぼ中央部に挿入され内周の等分位置か
    ら半径方向内方に突出する複数の磁極を有するヨ−ク
    と、このヨ−クの内周に沿い前記磁極に外嵌されたコイ
    ルとから成るコイル組立体と、このコイル組立体の磁極
    より半径方向内方の空間部内に軸線に沿ってほぼ垂直に
    配置され、上端と下端が解放され上端が溶湯の注入口と
    なり下端は溶湯が冷却され逐次凝固しながら移動される
    中空管状または実体のスラブの出口となる連続鋳造鋳型
    と、この連続鋳造鋳型の外周に配置された水冷ジャケッ
    トと前記円本体フレ−ムに設けられた冷却水の流入口と
    流出口とを有し、 前記冷却水は、前記磁極とコイルおよび水冷ジャケット
    の外周の間の空隙と前記水冷ジャケット内を貫流して、
    前記コイル組立体を冷却水に浸漬して冷却するととも
    に、前記鋳型を前記水冷ジャケットにより冷却する浸漬
    型鋳型内電磁撹拌装置用コイルにおいて;前記コイル
    は、セラミックフェルト又はアスベストフェルト等の無
    機材料で被覆された被覆平角導体が所定の形状と所定の
    回数に巻回され、エポキシワニス、ポリイミドワニス、
    又はシリコンワニス等の無溶剤ワニスが真空加圧含浸後
    加熱硬化されていることを特徴とする浸漬型鋳型内電磁
    撹拌装置用コイル。
JP1992044735U 1992-06-05 1992-06-05 浸漬型鋳型内電磁攪拌装置用コイル Expired - Lifetime JP2578836Y2 (ja)

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