JPH06296571A - シート状清掃物品 - Google Patents

シート状清掃物品

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JPH06296571A
JPH06296571A JP9024993A JP9024993A JPH06296571A JP H06296571 A JPH06296571 A JP H06296571A JP 9024993 A JP9024993 A JP 9024993A JP 9024993 A JP9024993 A JP 9024993A JP H06296571 A JPH06296571 A JP H06296571A
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JP
Japan
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sheet
weight
cleaning
cleaning article
hard surface
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JP9024993A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Akai
弘幸 赤井
Makoto Ishii
信 石井
Yasuki Tsutsumi
泰樹 堤
Hidesuke Kakiuchi
秀介 垣内
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄力及び清掃面の仕上がり性に優れ、特に
台所、リビング、トイレ、浴室等の硬質表面(ステンレ
ス表面及びタイル表面等)の清拭等に適したシート状清
掃物品の提供。 【構成】 本発明のシート状清掃物品は、シートに、下
記の(A)、(B)、(C)及び(D)成分をそれぞれ
下記の範囲の量で含有する硬質表面洗浄剤組成物をシー
ト重量に対して50〜500%の割合で含浸したことを
特徴とする。 (A)界面活性剤:0.01〜10重量% (B)アルカリ剤:0.1〜10重量% (C)蒸気圧が2mmHg(20℃)以上の、1価アルコー
ル及び多価アルコールの誘導体から選ばれる1種又は2
種以上の溶剤:1〜40重量% (D)3−メチルブタン−1,3−ジオール及び3−メ
チルペンタン−1,5−ジオールから選ばれる1種又は
2種の溶剤:1〜40重量%

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台所、リビング、トイ
レ、浴室等の硬質表面(ステンレス表面及びタイル表面
等)の清拭等に適したシート状清掃物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
洗浄剤組成物は、汚れの種類、程度の違いにより使い分
けられている。即ち、比較的程度の軽い手垢汚れや未変
性油汚れに対しては界面活性剤/溶剤系の洗浄剤が、台
所回り等の熱、日光、空気中の酸素等の作用により変質
した油汚れ等に対しては界面活性剤/溶剤/アルカリ剤
系の洗浄剤がそれぞれ主流となってきている。
【0003】また、最近では、これらの洗浄剤をシート
に含浸した使い捨てのシート状清掃物品が市販されるよ
うになってきた。これらのシート状清掃物品は、洗浄力
についてはある程度満足のいくレベルのものが提案され
てはいるが、洗浄剤が清掃面に移行し、洗浄剤成分中の
不揮発性成分が残留するため、特にステンレス等の清掃
面において拭き筋等の跡が目立ち、仕上がり性の面に問
題が認められた。
【0004】さらに、市販のシート状清掃物品は、薄手
のシートが多く、雑巾のような厚手感、耐久性、持続性
(広い面積を清掃できる拭きごたえ)に欠けている。
【0005】従って、本発明の目的は、洗浄力及び清掃
面の仕上がり性に優れ、特に台所、リビング、トイレ、
浴室等の硬質表面(ステンレス表面及びタイル表面等)
の清拭等に適したシート状清掃物品を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、特定の揮発性溶剤
及び特定の水溶性溶剤を併用することにより、不揮発性
の界面活性剤及びアルカリ剤の配合された洗浄剤系を紙
様のシートに含浸した清掃物品の清掃面の仕上がり性を
改善できることを知見した。
【0007】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、シートに、下記の(A)、(B)、(C)及び
(D)成分をそれぞれ下記の範囲の量で含有する硬質表
面洗浄剤組成物をシート重量に対して50〜500%の
割合で含浸したことを特徴とするシート状清掃物品を提
供するものである。 (A)界面活性剤:0.01〜10重量% (B)アルカリ剤:0.1〜10重量% (C)蒸気圧が2mmHg(20℃)以上の、1価アルコー
ル及び多価アルコールの誘導体から選ばれる1種又は2
種以上の溶剤:1〜40重量% (D)3−メチルブタン−1,3−ジオール及び3−メ
チルペンタン−1,5−ジオールから選ばれる1種又は
2種の溶剤:1〜40重量%
【0008】以下、本発明のシート状清掃物品について
詳述する。
【0009】先ず、本発明で用いられる硬質表面洗浄剤
組成物について説明する。
【0010】上記硬質表面洗浄剤組成物の(A)成分の
界面活性剤としては、特に限定されるものではなく、陰
イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面
活性剤又は陽イオン性界面活性剤をそれぞれ単独又は組
み合わせて用いることができる。
【0011】上記陰イオン性界面活性剤としては、例え
ば、通常用いられているスルホネート系又はサルフェー
ト系或いは石鹸等の陰イオン性界面活性剤が挙げられ
る。このスルホネート系陰イオン性界面活性剤として
は、直鎖又は分岐鎖アルキル(C 3 〜C22)ベンゼンス
ルホン酸塩、長鎖アルキル(C4 〜C22)スルホン酸
塩、長鎖オレフィン(C3 〜C22)スルホン酸塩等が挙
げられる。また、サルフェート系陰イオン性界面活性剤
としては、長鎖モノアルキル(C3 〜C22)硫酸エステ
ル塩、ポリオキシエチレン(1〜6モル)長鎖アルキル
(C3 〜C22)エーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエ
チレン(1〜6モル)アルキル(C3 〜C22)フェニル
エーテル硫酸エステル塩等が挙げられる。
【0012】上記陰イオン性界面活性剤としては、アル
カリ剤配合時の加水分解に対する抵抗が強い点から、ス
ルホネート系陰イオン性界面活性剤、特に直鎖又は分岐
鎖アルキル(C3 〜C22)ベンゼンスルホン酸塩が好ま
しい。
【0013】また、上記非イオン性界面活性剤として
は、例えば、ポリオキシエチレン(6〜35モル)長鎖
アルキル(C3 〜C22)エーテル、ポリオキシエチレン
(6〜35モル)アルキル(C3 〜C22)フェニルエー
テル、下記〔化1〕の一般式(1) で表されるアルキルグ
ルコシド等が挙げられる。
【0014】
【化1】
【0015】上記〔化1〕の一般式(1) で表されるアル
キルグルコシドについて更に説明すると、一般式(1) 中
のxはその平均値が0〜5であるが、この値を変えるこ
とにより、本発明で用いられる硬質表面洗浄剤組成物の
水溶性及び結晶性を調整できる。つまり、xの値が大き
いもの程、水溶性が高くなり且つ結晶性が低くなる傾向
にある。好ましいxの値は0〜2であり、特に好ましく
は0である。一方、yは、その平均値が1より大きい場
合、つまり2糖類以上の糖鎖を親水性基とする一般式
(1) で表される非イオン性界面活性剤を含有する場合、
糖鎖の結合様式が1−2、1−3、1−4、1−6結合
のもの、更にα−、β−ピラノシド結合又はフラノシド
結合及びこれらの混合された結合様式を有する任意の混
合物を含むことが可能である。また、一般式(1) 中のy
の平均値は1〜5、好ましくは1〜1.5、より好まし
くは1.1〜1.4である。尚、yの測定法はプロトン
NMR法によるものである。
【0016】また、一般式(1) 中のR1 は、溶解性及び
洗浄性の点から炭素数10〜14のアルキル基が好まし
い。また、R2 は、水溶性の点から炭素数2〜3のアル
キレン基が好ましい。更に、Gは単糖類若しくは2糖類
以上の原料によってその構造が決定されるが、このGの
原料としては、単糖類ではグルコース、フルクトース、
ガラクトース、キシロース、マンノース、リキソース、
アラビノース、及びこれらの混合物等が挙げられ、2糖
類以上ではマルトース、キシロビオース、イソマルトー
ス、セロビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スク
ロース、ニゲロース、ツラノース、ラフィノース、ゲン
チアノース、メレジトース、及びこれらの混合物等が挙
げられる。これらのうち、好ましい原料は、それらの入
手容易性及びコストの点から、単糖類ではグルコース及
びフルクトースであり、2糖類以上ではマルトース及び
スクロースである。この中でも特に入手容易性の点から
グルコースが好ましい。
【0017】また、上記両性界面活性剤としては、例え
ば、炭素数8〜22のアルキル基を有するカルボベタイ
ン、スルホベタイン、ヒドロキシスルホベタイン等が挙
げられる。
【0018】また、上記陽イオン性界面活性剤として
は、例えば、炭素数10〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基を有するモノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウ
ム塩、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩、モノ長
鎖アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等が挙げら
れる。
【0019】これらの界面活性剤の中でも、より好まし
い態様としては、常温で液体性状の、非イオン性界面活
性剤及び両性界面活性剤が使用される。
【0020】上記(A)成分の界面活性剤の配合量は、
硬質表面洗浄剤組成物中に0.01〜10重量%、好ま
しくは0.1〜5重量%である。
【0021】また、上記硬質表面洗浄剤組成物の(B)
成分のアルカリ剤としては、洗浄剤組成物に通常使用さ
れているものを使用でき、特に限定されるものではな
く、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金
属の水酸化物もしくはこれらの酸化物、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、セスキ炭酸ナトリウム等の炭酸塩、
硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム、硫酸水素マグ
ネシウム等の硫酸塩、第一リン酸ナトリウム、第二リン
酸ナトリウム、第三リン酸ナトリウム等のリン酸塩、ケ
イ酸ナトリウム等のケイ酸塩等の無機アルカリ金属塩;
ギ酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、シュウ酸ナトリウ
ム、グルタル酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム等の有
機アルカリ金属塩;アンモニア、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のア
ルカノールアミン類、トリエチルアミン等のアルキルア
ミン類、ジエチルアミノエタノール、モノホリン等の有
機含窒素化合物等が挙げられる。
【0022】これらのアルカリ剤の中でも、より好まし
い態様としては、モノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン
類が使用される。
【0023】上記(B)成分のアルカリ剤の配合量は、
硬質表面洗浄剤組成物中に0.1〜10重量%、好まし
くは0.3〜5重量%である。
【0024】また、上記硬質表面洗浄剤組成物の(C)
成分の蒸気圧が2mmHg(20℃)以上の、1価アルコー
ル及び多価アルコールの誘導体(揮発性溶剤)として
は、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、プロ
ピルアルコール、ブチルアルコール等の1価アルコー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
イソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエ
ーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、エチレングリコール
モノメチルエーテルアセテート等の多価アルコールの誘
導体が挙げられる。
【0025】上記(C)成分としては、上記の1価アル
コール及び多価アルコールの誘導体から選ばれる少なく
とも1種以上の溶剤(揮発性溶剤)が用いられ、その配
合量は、硬質表面洗浄剤組成物中に1〜40重量%、好
ましくは2〜30重量%である。
【0026】また、上記硬質表面洗浄剤組成物の(D)
成分の3−メチルブタン−1,3−ジオール及び3−メ
チルペンタン−1,5−ジオールから選ばれる少なくと
も1種以上の溶剤(水溶性溶剤)の配合量は、硬質表面
洗浄剤組成物中に1〜40重量%、好ましくは2〜30
重量%である。
【0027】上記(C)成分の溶剤は、台所回り等の油
性汚れの除去に有用であり、上記(D)成分との併用に
より良好な仕上がり性をもたらす。即ち、これらの成分
を併用した洗浄剤は、均一透明な液状であり、シートに
含浸して清拭した直後に清掃面に移行し、残留する状態
も均一透明な液状薄膜となり、その後その状態をほぼ維
持して適度な速度で揮発性成分が揮散していくので、良
好な仕上がり性をもたらすものと考えられる。
【0028】上記硬質表面洗浄剤組成物において、上記
(C)成分と上記(D)成分との配合割合は、重量比で
(C)/(D)=2/30〜40/2であるのが好まし
い。
【0029】尚、上記硬質表面洗浄剤組成物は、上記
(A)〜(D)成分に水を加えてバランスをとるが、そ
の他にも必要に応じて通常の洗浄剤に用いられる金属イ
オン封鎖剤、分散剤、酸、無機物、香料、染料、顔料、
防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤等の任意成分を適宜添加す
ることができる。
【0030】次に、上記硬質表面洗浄剤組成物を含浸さ
せるシートについて説明する。
【0031】本発明で用いられるシートとしては、雑巾
のような厚手感、耐久性、持続性(広い面積を清掃でき
る拭きごたえ)を得る観点から、パルプ及び平均融点1
50℃以下の熱融着成分を含有する繊維を主たる構成成
分とする繊維原料を抄紙して得られるシートが好まし
い。このシートは湿式抄紙法や乾式抄紙法等の常法によ
り製造される。
【0032】上記シートの原料として用いられるパルプ
としては、抄紙可能なパルプ繊維であれば良く、特に限
定されるものではなく、例えば、以下のパルプが挙げら
れる。
【0033】 ・針葉樹さらし又は未さらしクラフトパルプ ・針葉樹さらし又は未さらし亜硫酸パルプ ・広葉樹さらし又は未さらしクラフトパルプ ・広葉樹さらし又は未さらし亜硫酸パルプ ・針葉樹さらし又は未さらしケミサーモメカニカルパル
プ ・広葉樹さらし又は未さらしケミサーモメカニカルパル
プ ・針葉樹さらし又は未さらしクラフトパルプをマーセル
化処理したパルプ ・広葉樹さらし又は未さらしクラフトパルプをマーセル
化処理したパルプ ・針葉樹さらし又は未さらしメカニカルケミカル処理パ
ルプ ・広葉樹さらし又は未さらしメカニカルケミカル処理パ
ルプ
【0034】また、上記シートの原料として用いられる
平均融点150℃以下の熱融着成分を含有する繊維とし
ては、高温度(例えば100℃以上)の熱処理で繊維表
面の一部が溶融し、繊維が接着構造化に働く繊維、例え
ば、低融点タイプのポリエチレンテレフタレート繊維、
ポリエチレン繊維、エチレンビニルアルコール繊維、ポ
リビニルアルコール繊維等を鞘成分とし高融点タイプの
繊維を芯成分とした芯鞘状繊維、及びサイドバイサイド
で片方の成分が上記低融点タイプの繊維であるもの等が
挙げられる。
【0035】この熱融着成分を含有する繊維は、特に上
記硬質表面洗浄剤組成物を含浸した態様においても清掃
に耐えうる十分な接着強度を発現し、且つ熱エンボス加
工における凹凸形状を保持する特性を有することが望ま
しい。
【0036】上記のパルプ及び熱融着成分を含有する繊
維は、好ましくはパルプ30〜95重量%及び繊維5〜
70重量%の比率、さらに好ましくはパルプ60〜95
重量%及び繊維5〜40重量%の比率で混合される。
【0037】本発明で用いられるシートのより好ましい
態様としては、上記のパルプ及び熱融着成分を含有する
繊維からなる繊維原料を抄紙して得られるシート同士
を、多層(2層以上)に積層して熱エンボス加工を施し
て一体化した積層状シートが挙げられる。この積層状シ
ートは、シート同士が貼り合わされているため好ましい
厚み感及び強度を有するとともに、硬質表面を拭く時に
無理な力をかけずに済むため毛羽及び紙粉の発生が少な
い。
【0038】更に、上記積層状シートは、熱エンボス加
工時の熱融着成分を含有する繊維の溶融に起因して、エ
ンボスパターンの凹凸形状がしっかり保持されるため、
清掃面の汚れ部分に対してエンボスの凸部が応力集中
し、汚れを効果的に清掃面から掻き取ることができ、清
掃効果がを高い。
【0039】エンボスは、エンボスパターンの深さが
0.3〜2.0mmのスチール・マッチエンボスが好まし
い。エンボス時の温度は、実質的に使用する熱融着成分
を含有する繊維を軟化溶融する温度であれば良く、特に
限定されないが、通常100℃以上とすると良い。
【0040】また、本発明で用いられるその他の好まし
いシートとしては、上記のパルプ及び熱融着成分を含有
する繊維からなる繊維原料を抄紙して得られたシート表
面に該シート表面の強度を向上させるために水不溶性結
合物質を網目状に塗布したシート、及びこのシートを多
層に積層し一体化した積層状シートが挙げられる。
【0041】該シート表面に塗布する水不溶性結合物質
としては、水不溶性高分子、例えば、アクリル酸低級
(C1 〜C3 )アルキルエステル、メタクリル酸低級
(C1 〜C3 )アルキルエステル、無水マレイン酸低級
(C1 〜C3 )アルキルエステルから選ばれる1種、好
ましくは2種以上からなる重合体若しくは共重合体、あ
るいはそれらとエチレン、酢酸ビニル等との共重合体等
が挙げられ、好ましくは、アクリル酸、メタクリル酸及
び無水マレイン酸の共重合体、より好ましくは、更にN
−メチロールアクリルアミド、エポキサイド等のモノマ
ーを共重合させた自己架橋型高分子化合物である。この
自己架橋型高分子化合物は架橋し三次元化するため、シ
ートの耐水性が向上する。また、風合いの点から、上記
水不溶性結合物質は、ガラス転移点が10℃以下のもの
を使用するのがより好ましい。
【0042】上記水不溶性結合物質の塗布量は、使用す
る結合物質の種類(エポキシ系、アクリル系等)や組成
により異なるが、通常1〜30g/m2 、好ましくは3
〜10g/m2 程度とすると良い。
【0043】上記水不溶性結合物質をシート表面に塗布
する際の網目状とは、シート表面の結合物質を塗布され
ていない任意の点が水平方向に対して実質的に結合物質
の塗布部分で囲まれていることを意味するものであっ
て、製造に際しては、パターン塗工を施したものが好ま
しい。塗工パターンは特に限定されないが、例えば1〜
4mm幅の格子状(四角)、菱形あるいは六角形の亀甲パ
ターンに塗工するのが好ましい。また、上記積層状シー
トの場合、通常は表面塗工パターンと同一のパターン及
び同一の水不溶性結合物質を用いることが便利である。
【0044】上記積層状シートは、そのまま上記硬質表
面洗浄剤組成物を含浸して用いても良いし、あるいは上
記の熱エンボス加工を施した後、上記硬質表面洗浄剤組
成物を含浸して用いることもできる。
【0045】而して、本発明のシート状清掃物品は、上
記硬質表面洗浄剤組成物を上記シートに含浸したもので
ある。
【0046】上記シートへの上記硬質表面洗浄剤組成物
の含浸量は、仕上がり性の観点から、シート重量に対し
て50〜500%、好ましくは100〜300%、特に
好ましくは150〜250%の割合である。
【0047】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0048】実施例1 針葉樹さらしクラフトパルプ(NBKP)、針葉樹さら
しクラフトパルプをマーセル化処理したパルプ及び熱融
着性PET繊維〔商品名:TJ04CN(平均融点11
0℃)2de×5mm、クラレ製〕を50:35:15(重
量比)の割合で混合した繊維原料に、湿潤紙力を得るた
めに「カイメン557H(ポリアミドアミン・エピクロ
ルヒドリン樹脂、ディックハーキュレス社製)」を繊維
原料に対して1.2重量%添加し、CSF=700mlま
で叩解した後、長網/ヤンキーの抄紙機を用いて坪量2
5g/m2 のシートを抄紙した。
【0049】かくして得られたシートを、水不溶性結合
物質(塗工剤)として自己架橋型アクリルバインダー
〔アクリル酸エチル/アクリル酸ブチル/メタクリル酸
エチル/N−メチロールアクリルアミド=75/22.
5/2/0.5(重量%)の50%エマルション、ガラ
ス転移点:−18℃〕を使用し、亀甲パターンのグラビ
ア塗工ロールで片方の面を塗工して2枚貼り合わせ、乾
燥させた。さらに、この貼り合わせたシートの片面に、
上記と同じ亀甲パターンを持つグラビア塗工ロールで上
記と同じバインダーを塗工して乾燥し、もう一方の面に
も同様にしてバインダーを塗工、乾燥してバインダー塗
工シートを調製した。2層に積層されたバインダー塗工
シートに塗工された塗工剤は6g/m2 (シート間塗工
剤及び両表面塗工剤の乾燥重量合計)であった。
【0050】得られたバインダー塗工シートを、米粒型
の凹凸パターンを有するスチール・マッチのエンボス機
で150℃、5m/minの条件でヒートエンボス処理
を施し、清掃シートを作成した。
【0051】得られた清掃シートに、下記〔表1〕及び
〔表2〕に示す成分組成の各種洗浄剤組成物をシート重
量に対して170重量%含浸し、シート状清掃物品(本
発明品1〜8及び比較品1〜4)をそれぞれ製造した。
これらのシート状清掃物品について、仕上がり性を以下
の方法により評価した。その結果を下記〔表1〕及び
〔表2〕に示す。
【0052】<仕上がり性の評価方法>市販のサラダ油
0.3gを35cm×35cmのステンレス板の5箇所に滴
下し、120℃で3時間乾燥して弱変性油汚れを作成し
た。作成した弱変性油汚れを上記のシート状清掃物品で
弱変性油汚れが除去できるまで拭き、清掃後の仕上がり
性を視覚判定にて下記4段階にて評価した。 4:拭き筋が残らない。 3:かすかに拭き筋が残る。 2:若干拭き筋が残る。 1:拭き筋が残る。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【発明の効果】本発明のシート状清掃物品は、洗浄力及
び清掃面の仕上がり性に優れ、特に台所、リビング、ト
イレ、浴室等の硬質表面(ステンレス表面及びタイル表
面等)の清拭等に適したものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートに、下記の(A)、(B)、
    (C)及び(D)成分をそれぞれ下記の範囲の量で含有
    する硬質表面洗浄剤組成物をシート重量に対して50〜
    500%の割合で含浸したことを特徴とするシート状清
    掃物品。 (A)界面活性剤:0.01〜10重量% (B)アルカリ剤:0.1〜10重量% (C)蒸気圧が2mmHg(20℃)以上の、1価アルコー
    ル及び多価アルコールの誘導体から選ばれる1種又は2
    種以上の溶剤:1〜40重量% (D)3−メチルブタン−1,3−ジオール及び3−メ
    チルペンタン−1,5−ジオールから選ばれる1種又は
    2種の溶剤:1〜40重量%
  2. 【請求項2】 シートが、パルプ30〜95重量%及び
    平均融点150℃以下の熱融着成分を含有する繊維5〜
    70重量%からなる繊維原料を抄紙して得られるシート
    である請求項1記載のシート状清掃物品。
  3. 【請求項3】 シートの表面に水不溶性結合物質が網目
    状に塗布されている請求項2記載のシート状清掃物品。
  4. 【請求項4】 シートが、シート同士を多層に積層して
    熱エンボス加工を施して一体化した積層状シートである
    請求項1乃至3記載のシート状清掃物品。
  5. 【請求項5】 硬質表面洗浄剤組成物の含浸量が、シー
    ト重量に対して100〜300%の割合である請求項1
    乃至4記載のシート状清掃物品。
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JP (1) JPH06296571A (ja)

Cited By (9)

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