JPH06297097A - 半凝固金属の製造法 - Google Patents
半凝固金属の製造法Info
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- JPH06297097A JPH06297097A JP9136693A JP9136693A JPH06297097A JP H06297097 A JPH06297097 A JP H06297097A JP 9136693 A JP9136693 A JP 9136693A JP 9136693 A JP9136693 A JP 9136693A JP H06297097 A JPH06297097 A JP H06297097A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 攪拌子回転法により高固相率、微細初晶粒の
半凝固金属を連続的に安定して製造する。 【構成】 冷却槽冷却板の抜熱熱流束と固液界面のせん
断歪速度とにより冷却板内面に生成する凝固シェルの過
剰生長を防止し、攪拌子トルクの上昇を防止する。
半凝固金属を連続的に安定して製造する。 【構成】 冷却槽冷却板の抜熱熱流束と固液界面のせん
断歪速度とにより冷却板内面に生成する凝固シェルの過
剰生長を防止し、攪拌子トルクの上昇を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、非樹枝状初晶が金属
(一般には合金)液体中に分散したスラリ状の固体−液
体金属混合物(以下単に半凝固金属という)を連続的に
安定して製造する半凝固金属の製造法を提案するもので
ある。
(一般には合金)液体中に分散したスラリ状の固体−液
体金属混合物(以下単に半凝固金属という)を連続的に
安定して製造する半凝固金属の製造法を提案するもので
ある。
【0002】半凝固金属は、内部品質の良好な加工用素
材が得られること、下流の加工工程すなわち直接製品に
加工するレオフォームや、一度凝固させたのち、半融状
態に再加熱して加工するチクソキャスト、鋳造等でのニ
アネットシェイプの実現により加工エネルギーの大幅な
削減を可能にすること、新材料開発の可能性を有するこ
となど、その有用性から半凝固金属の安定した工業的生
産技術の開発が望まれている。
材が得られること、下流の加工工程すなわち直接製品に
加工するレオフォームや、一度凝固させたのち、半融状
態に再加熱して加工するチクソキャスト、鋳造等でのニ
アネットシェイプの実現により加工エネルギーの大幅な
削減を可能にすること、新材料開発の可能性を有するこ
となど、その有用性から半凝固金属の安定した工業的生
産技術の開発が望まれている。
【0003】
【従来の技術】半凝固金属を連続的に製造する手段とし
ては、たとえば、特公昭56−20944号公報(非樹
枝状初晶固体分を含む合金を連続的に形成する為の装
置)に開示されているように、一定温度の溶融金属を円
筒状の冷却槽の内面と高速回転する攪拌子との隙間に導
き、強い攪拌作用を加えつつ冷却し、得られた半凝固金
属をその底部から連続的に排出させる機械攪拌方式(以
下攪拌子回転法という)のものが知られている。また、
攪拌方式として、電磁力を用いる方法(以下電磁攪拌法
という)も良く知られている。
ては、たとえば、特公昭56−20944号公報(非樹
枝状初晶固体分を含む合金を連続的に形成する為の装
置)に開示されているように、一定温度の溶融金属を円
筒状の冷却槽の内面と高速回転する攪拌子との隙間に導
き、強い攪拌作用を加えつつ冷却し、得られた半凝固金
属をその底部から連続的に排出させる機械攪拌方式(以
下攪拌子回転法という)のものが知られている。また、
攪拌方式として、電磁力を用いる方法(以下電磁攪拌法
という)も良く知られている。
【0004】さらに他の手段として、抜熱能を有し横軸
のまわりに回転する単ロールと該ロールの外周に沿う凹
曲面からなる固定壁との隙間に溶湯を供給して、ロール
の回転により発生する固液界面のせん断歪により半凝固
金属を製造する手段(以下単ロール法という)が、特開
平3−142040号公報(連続的に半凝固金属を製造
する方法とその装置)や特開平4−238645号公報
(半凝固金属の製造方法および装置)などに開示されて
いる。
のまわりに回転する単ロールと該ロールの外周に沿う凹
曲面からなる固定壁との隙間に溶湯を供給して、ロール
の回転により発生する固液界面のせん断歪により半凝固
金属を製造する手段(以下単ロール法という)が、特開
平3−142040号公報(連続的に半凝固金属を製造
する方法とその装置)や特開平4−238645号公報
(半凝固金属の製造方法および装置)などに開示されて
いる。
【0005】これらいずれの手段も、半凝固金属中の固
相粒は、溶湯金属を冷却しながら激しく攪拌することに
よって、融体中に生成しつつある樹枝状初晶の枝部が消
失ないしは縮小して丸みを帯びた形態に変換されて形成
される。この半凝固金属は、非樹枝状初晶粒子が細かい
ほど、また固相率が高いほどその半凝固金属から得られ
る製品の品質特性が優れていると云われ、その初晶粒の
大きさは冷却速度が大きいほど細かくなる。
相粒は、溶湯金属を冷却しながら激しく攪拌することに
よって、融体中に生成しつつある樹枝状初晶の枝部が消
失ないしは縮小して丸みを帯びた形態に変換されて形成
される。この半凝固金属は、非樹枝状初晶粒子が細かい
ほど、また固相率が高いほどその半凝固金属から得られ
る製品の品質特性が優れていると云われ、その初晶粒の
大きさは冷却速度が大きいほど細かくなる。
【0006】このようなことから、半凝固金属の製造装
置としては、強冷却が可能な装置が必要であるが、強冷
却して微細初晶粒、高固相率の半凝固金属を製造する場
合、見かけ粘性が大きくなるため流動性が非常に悪くな
り、特に高固相率の半凝固金属の連続的な安定した排出
は困難になる。
置としては、強冷却が可能な装置が必要であるが、強冷
却して微細初晶粒、高固相率の半凝固金属を製造する場
合、見かけ粘性が大きくなるため流動性が非常に悪くな
り、特に高固相率の半凝固金属の連続的な安定した排出
は困難になる。
【0007】上記した各手段をこの半凝固金属の排出能
の観点から検討すると、単ロール法は、生成した半凝固
金属の排出がロールの回転により促進され、ロール表面
に付着する凝固シェルはスクレーパーで削り取られるの
で、排出する半凝固金属の固相率が大きくても排出のた
めの妨害要因は少なく、排出能が非常に優れた方法であ
る。しかし、攪拌子回転法や電磁攪拌法では冷却槽中
で、供給された溶湯を冷却槽の中心を回転軸とする回転
攪拌を行うために、遠心力による冷却槽壁面への圧力が
増大し、排出能を逆に低下させることになる。したがっ
て、攪拌子回転法や電磁攪拌法では、半凝固金属の排出
能増大技術の確立が特に重要な課題になる。
の観点から検討すると、単ロール法は、生成した半凝固
金属の排出がロールの回転により促進され、ロール表面
に付着する凝固シェルはスクレーパーで削り取られるの
で、排出する半凝固金属の固相率が大きくても排出のた
めの妨害要因は少なく、排出能が非常に優れた方法であ
る。しかし、攪拌子回転法や電磁攪拌法では冷却槽中
で、供給された溶湯を冷却槽の中心を回転軸とする回転
攪拌を行うために、遠心力による冷却槽壁面への圧力が
増大し、排出能を逆に低下させることになる。したがっ
て、攪拌子回転法や電磁攪拌法では、半凝固金属の排出
能増大技術の確立が特に重要な課題になる。
【0008】一方、これらの攪拌子回転法や電磁攪拌法
は、排出能の増大が実現できれば、製造した半凝固金属
をノズルを通過させるか、あるいは直接丸断面あるいは
角断面等の形状に押し出すことを可能にして、高固相率
の半凝固金属を直接加工する(レオフォーム)ことや、
ビレット化して加工することなど、半凝固金属を形状化
するには非常に優れた手段である。
は、排出能の増大が実現できれば、製造した半凝固金属
をノズルを通過させるか、あるいは直接丸断面あるいは
角断面等の形状に押し出すことを可能にして、高固相率
の半凝固金属を直接加工する(レオフォーム)ことや、
ビレット化して加工することなど、半凝固金属を形状化
するには非常に優れた手段である。
【0009】このような観点から攪拌子回転法について
は半凝固金属の排出能改善手段として、この発明会社は
先に特開平4−124231号公報(半凝固金属製造装
置)に開示したように、ら旋スクリュー形状の攪拌子を
用い、冷却槽で生成した半凝固金属を下方へ強制的に送
給する手段を取り入れた装置を提案したが、工業化する
にはいたらずいまだ改善の余地が残されている。
は半凝固金属の排出能改善手段として、この発明会社は
先に特開平4−124231号公報(半凝固金属製造装
置)に開示したように、ら旋スクリュー形状の攪拌子を
用い、冷却槽で生成した半凝固金属を下方へ強制的に送
給する手段を取り入れた装置を提案したが、工業化する
にはいたらずいまだ改善の余地が残されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記したような状況の
もとで発明者らは攪拌子回転法についてさらに実験を進
めた結果、従来の手段では攪拌子としてパドルを採用し
てもら旋スクリューを採用しても半凝固金属排出開始後
の時間経過とともに冷却槽内面に生成する凝固シェルの
生長に起因して攪拌子のトルクが上昇し、このトルクの
上昇が半凝固金属の連続排出の妨害要因になることを知
見するに至った。
もとで発明者らは攪拌子回転法についてさらに実験を進
めた結果、従来の手段では攪拌子としてパドルを採用し
てもら旋スクリューを採用しても半凝固金属排出開始後
の時間経過とともに冷却槽内面に生成する凝固シェルの
生長に起因して攪拌子のトルクが上昇し、このトルクの
上昇が半凝固金属の連続排出の妨害要因になることを知
見するに至った。
【0011】したがって、攪拌子回転法の優れた特徴を
生かすためには、凝固シェルの過剰生長を防止し攪拌子
に発生するトルクの上昇を防止して半凝固金属を連続的
に排出する技術の確立が解決すべき重要な課題になる。
このようなことから、この発明はかかる課題を有利に解
決し半凝固金属を連続的に安定して排出できる攪拌子回
転法による半凝固金属の製造法を提案することを目的と
する。
生かすためには、凝固シェルの過剰生長を防止し攪拌子
に発生するトルクの上昇を防止して半凝固金属を連続的
に排出する技術の確立が解決すべき重要な課題になる。
このようなことから、この発明はかかる課題を有利に解
決し半凝固金属を連続的に安定して排出できる攪拌子回
転法による半凝固金属の製造法を提案することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】発明者らは前記した課題
を解決するために、攪拌子のトルク上昇機構を研究しこ
の発明を達成したものである。すなわちこの発明の要旨
とするところは以下の通りである。
を解決するために、攪拌子のトルク上昇機構を研究しこ
の発明を達成したものである。すなわちこの発明の要旨
とするところは以下の通りである。
【0013】 冷却板を有する筒状の冷却槽の上部よ
り注入した溶湯を、攪拌子の回転下に冷却する半凝固金
属の製造方法において、該冷却板の抜熱熱流束と固液界
面のせん断歪速度により、凝固シェルの過剰生長を防止
し、攪拌子のトルク上昇を防止することを特徴とする半
凝固金属の製造法。
り注入した溶湯を、攪拌子の回転下に冷却する半凝固金
属の製造方法において、該冷却板の抜熱熱流束と固液界
面のせん断歪速度により、凝固シェルの過剰生長を防止
し、攪拌子のトルク上昇を防止することを特徴とする半
凝固金属の製造法。
【0014】 冷却板の抜熱熱流束と固液界面のせん
断歪速度との関係が下記式(1)を満たす項に記載の
半凝固金属の製造法。 〔記〕 γ>12.9(m2 /Kcal)・q −−−(1) ここで γ:固液界面のせん断歪速度(s-1) q:冷却板の抜熱熱流束(Kcal/m2 ・s)
断歪速度との関係が下記式(1)を満たす項に記載の
半凝固金属の製造法。 〔記〕 γ>12.9(m2 /Kcal)・q −−−(1) ここで γ:固液界面のせん断歪速度(s-1) q:冷却板の抜熱熱流束(Kcal/m2 ・s)
【0015】 冷却板と攪拌子との間の設定クリアラ
ンスの値に応じて冷却板内面に生長する凝固シェルの厚
みを制限する又は項に記載の半凝固金属の製造法。
ンスの値に応じて冷却板内面に生長する凝固シェルの厚
みを制限する又は項に記載の半凝固金属の製造法。
【0016】 先端にスパイラル状のスクリュー溝を
設けた攪拌子を採用して、トルクの上昇を防止しつつ半
凝固金属の排出を促進することを特徴とする1,2又は
3項に記載の半凝固金属の製造法。
設けた攪拌子を採用して、トルクの上昇を防止しつつ半
凝固金属の排出を促進することを特徴とする1,2又は
3項に記載の半凝固金属の製造法。
【0017】
【作用】この発明を実験結果をもとに以下に詳述する。
図1に示す半凝固金属製造装置、すなわち受湯槽5、冷
却槽6、保持槽7、排出量制御用ノズル12及び冷却槽
6の冷却板8の中心において回転する攪拌子10とその
トルクメータ3から主として構成される実験装置によ
り、攪拌子10のトルク上昇におよぼす冷却槽6の冷却
板8の抜熱熱流束(抜熱速度)、固液界面のせん断歪速
度の影響を、溶湯1の注入前に設定する冷却板8と攪拌
子10との隙間間隔(設定クリアランス)を変更するこ
とにより実験検討を行った。
図1に示す半凝固金属製造装置、すなわち受湯槽5、冷
却槽6、保持槽7、排出量制御用ノズル12及び冷却槽
6の冷却板8の中心において回転する攪拌子10とその
トルクメータ3から主として構成される実験装置によ
り、攪拌子10のトルク上昇におよぼす冷却槽6の冷却
板8の抜熱熱流束(抜熱速度)、固液界面のせん断歪速
度の影響を、溶湯1の注入前に設定する冷却板8と攪拌
子10との隙間間隔(設定クリアランス)を変更するこ
とにより実験検討を行った。
【0018】まず、排出される半凝固金属の固相率を
0.15とし、設定クリアランスを7、10及び15m
mと変えた場合の攪拌子10に発生するトルクの経時変
化を図2に示す。なお、上記において排出される半凝固
金属の固相率の制御は注入した溶湯1の冷却槽6内での
滞留時間を排出量制御用ノズル12により調整すること
で行った。また攪拌子10には図3(a)に示すパドル
型のものを採用した。
0.15とし、設定クリアランスを7、10及び15m
mと変えた場合の攪拌子10に発生するトルクの経時変
化を図2に示す。なお、上記において排出される半凝固
金属の固相率の制御は注入した溶湯1の冷却槽6内での
滞留時間を排出量制御用ノズル12により調整すること
で行った。また攪拌子10には図3(a)に示すパドル
型のものを採用した。
【0019】ここに、図3は攪拌子の形状を示す説明図
で、図3の(a)はパドル型攪拌子、(b)はパドルの
先端にら旋スクリューを装着したパドル・スクリュー複
合型攪拌子である。
で、図3の(a)はパドル型攪拌子、(b)はパドルの
先端にら旋スクリューを装着したパドル・スクリュー複
合型攪拌子である。
【0020】図2に示すように、設定クリアランスが1
0mm以下の場合は攪拌子10のトルクは時間が経過す
るにつれ上昇するのに対し、設定クリアランスを15m
mにした場合には攪拌子10のトルク上昇はなく、半凝
固金属を連続的に排出できることが明らかになった。な
お、上記において設定クリアランスが大きければ、冷却
板8内面のクリアランス内で生長可能なシェル厚が厚く
なり、このことは凝固シェルが攪拌子に接近した時の抜
熱速度が小さくなることを意味する。
0mm以下の場合は攪拌子10のトルクは時間が経過す
るにつれ上昇するのに対し、設定クリアランスを15m
mにした場合には攪拌子10のトルク上昇はなく、半凝
固金属を連続的に排出できることが明らかになった。な
お、上記において設定クリアランスが大きければ、冷却
板8内面のクリアランス内で生長可能なシェル厚が厚く
なり、このことは凝固シェルが攪拌子に接近した時の抜
熱速度が小さくなることを意味する。
【0021】つぎに、図4は、排出される半凝固金属の
固相率を0.45とし、設定クリアランスを15及び2
3mmと変えた場合の攪拌子10に発生するトルクの経
時変化を示すグラフである。
固相率を0.45とし、設定クリアランスを15及び2
3mmと変えた場合の攪拌子10に発生するトルクの経
時変化を示すグラフである。
【0022】なお、排出される半凝固金属の固相率を増
大した場合排出能は低下するが、この実験では図3
(b)に示したパドル・スクリュー複合型攪拌子10を
用いて固相率0.45の半凝固金属を排出したもので、
このように固相率の大きい半凝固金属の排出に際して
は、攪拌子10により半凝固金属の排出能を向上させる
ことは極めて有効である。
大した場合排出能は低下するが、この実験では図3
(b)に示したパドル・スクリュー複合型攪拌子10を
用いて固相率0.45の半凝固金属を排出したもので、
このように固相率の大きい半凝固金属の排出に際して
は、攪拌子10により半凝固金属の排出能を向上させる
ことは極めて有効である。
【0023】この図4から明らかなように、設定クリア
ランスが15mmでは攪拌子10のトルクは時間経過と
共に上昇しているのに対し、設定クリアランスを23m
mにすることにより攪拌子10のトルク上昇はなく、半
凝固金属を連続的に排出できた。以上のように固相率を
増大した場合においても、設定クリアランスを大きくす
ることによりトルクの増大は防止できることが明らかと
なった。
ランスが15mmでは攪拌子10のトルクは時間経過と
共に上昇しているのに対し、設定クリアランスを23m
mにすることにより攪拌子10のトルク上昇はなく、半
凝固金属を連続的に排出できた。以上のように固相率を
増大した場合においても、設定クリアランスを大きくす
ることによりトルクの増大は防止できることが明らかと
なった。
【0024】上記において、設定クリアランスを大きく
すること(攪拌子10のトルク上昇のない冷却槽6の周
壁8内面に生長する凝固シェル厚を厚くできる)によ
り、攪拌子10のトルク上昇が防止できる理由は、攪拌
子10の高速回転により発生する固液界面の激しいせん
断歪が、下記式(2)に示すように冷却板8内面に生成
する凝固シェルの生長にともないしだいに大きくなり
(凝固シェルと攪拌子10との隙間間隙すなわちクリア
ランスSが小さくなることによる)、その結果攪拌子1
0の回転による凝固シェルの分断速度がしだいに増大
し、一方凝固シェルの成長速度は、凝固シェルの生長と
ともに小さくなることから、攪拌子10の回転による凝
固シェルの分断速度と凝固シェルの生長速度が等しくな
る条件が存在するためではないかと考えられる。
すること(攪拌子10のトルク上昇のない冷却槽6の周
壁8内面に生長する凝固シェル厚を厚くできる)によ
り、攪拌子10のトルク上昇が防止できる理由は、攪拌
子10の高速回転により発生する固液界面の激しいせん
断歪が、下記式(2)に示すように冷却板8内面に生成
する凝固シェルの生長にともないしだいに大きくなり
(凝固シェルと攪拌子10との隙間間隙すなわちクリア
ランスSが小さくなることによる)、その結果攪拌子1
0の回転による凝固シェルの分断速度がしだいに増大
し、一方凝固シェルの成長速度は、凝固シェルの生長と
ともに小さくなることから、攪拌子10の回転による凝
固シェルの分断速度と凝固シェルの生長速度が等しくな
る条件が存在するためではないかと考えられる。
【0025】 〔記〕 γ=2・r1 ・r2 ・Ω/(r2 2 −r1 2 ) −−−(2) r2 =S+r1 ここで γ:固液界面せん断歪速度(s-1) r1 :攪拌子半径(m) r2 :冷却槽(冷却板)内径(m) Ω :攪拌子の角速度(rad/s) S :クリアランス(m)
【0026】したがって、設定クリアランスの増大によ
り攪拌子に発生するトルクの上昇を防止できたのは冷却
板8の抜熱速度と固液界面のせん断歪速度が適正化さ
れ、凝固シェルの過剰生長が防止されたためと考えられ
る。このことは攪拌子10に発生するトルクの上昇が、
冷却槽6の冷却板8の材質や厚さ、凝固シェル厚などの
溶湯冷却条件と固液界面のせん断歪速度の適正化によっ
て防止できることを意味する。
り攪拌子に発生するトルクの上昇を防止できたのは冷却
板8の抜熱速度と固液界面のせん断歪速度が適正化さ
れ、凝固シェルの過剰生長が防止されたためと考えられ
る。このことは攪拌子10に発生するトルクの上昇が、
冷却槽6の冷却板8の材質や厚さ、凝固シェル厚などの
溶湯冷却条件と固液界面のせん断歪速度の適正化によっ
て防止できることを意味する。
【0027】そこで、さらに実験検討を重ねた結果とし
て、冷却板8の抜熱速度と固液界面のせん断歪速度とを
算出し、これらの計算結果をもとにトルク上昇を防止で
きる冷却板8の抜熱速度と固液界面のせん断歪速度の関
係をまとめて図5に示す。
て、冷却板8の抜熱速度と固液界面のせん断歪速度とを
算出し、これらの計算結果をもとにトルク上昇を防止で
きる冷却板8の抜熱速度と固液界面のせん断歪速度の関
係をまとめて図5に示す。
【0028】上記において、冷却板8の抜熱速度は、冷
却板8中に埋め込んだ熱電対により測定した温度勾配
と、冷却板8の材質の伝熱係数とから算出するととも
に、注入した溶湯1の冷却槽6内での温度降下と凝固シ
ェルの生長挙動及び冷却板8の冷却面面積とからも計算
し確認した。また、固液界面のせん断歪速度は、装置形
状、攪拌子10の回転数及びクリアランスSを用いて上
記(2)式より計算した。なお、ここでトルクが上昇し
始めるクリアランスSは、トレーサー添加試験によると
約0.8mmであった。
却板8中に埋め込んだ熱電対により測定した温度勾配
と、冷却板8の材質の伝熱係数とから算出するととも
に、注入した溶湯1の冷却槽6内での温度降下と凝固シ
ェルの生長挙動及び冷却板8の冷却面面積とからも計算
し確認した。また、固液界面のせん断歪速度は、装置形
状、攪拌子10の回転数及びクリアランスSを用いて上
記(2)式より計算した。なお、ここでトルクが上昇し
始めるクリアランスSは、トレーサー添加試験によると
約0.8mmであった。
【0029】このようにして得られた図5の直線は攪拌
子10のトルクの上昇を防止できる境界線で各々の抜熱
速度に応じた凝固シェルの生長停止に必要な固液界面の
せん断歪速度の下限を示し、その直線は下記式(3)で
あらわされる。 〔記〕 γ=1.29(m2 /Kcal)・q −−−(3) ここで γ:固液界面のせん断歪速度(s-1) q:冷却板8の抜熱速度(抜熱熱流束)(Kcal/m
2 ・s)
子10のトルクの上昇を防止できる境界線で各々の抜熱
速度に応じた凝固シェルの生長停止に必要な固液界面の
せん断歪速度の下限を示し、その直線は下記式(3)で
あらわされる。 〔記〕 γ=1.29(m2 /Kcal)・q −−−(3) ここで γ:固液界面のせん断歪速度(s-1) q:冷却板8の抜熱速度(抜熱熱流束)(Kcal/m
2 ・s)
【0030】したがって、図5に示す攪拌子10のトル
ク上昇がない高せん断歪速度領域で操業した場合の凝固
シェルの生長は、凝固シェルの生長にともなう凝固シェ
ル生長速度の低減とせん断歪速度の増大によって上記境
界線に達する前に停止することになり、その際のクリア
ランスは0.8mmより大きい値になる。なお上記は、
設定クリアランスによって冷却板8内面に生成生長する
凝固シェル厚を制限し、クリアランスが0.8mm以上
になるようにすれば、攪拌子10のトルク上昇は防止で
きることを意味する。
ク上昇がない高せん断歪速度領域で操業した場合の凝固
シェルの生長は、凝固シェルの生長にともなう凝固シェ
ル生長速度の低減とせん断歪速度の増大によって上記境
界線に達する前に停止することになり、その際のクリア
ランスは0.8mmより大きい値になる。なお上記は、
設定クリアランスによって冷却板8内面に生成生長する
凝固シェル厚を制限し、クリアランスが0.8mm以上
になるようにすれば、攪拌子10のトルク上昇は防止で
きることを意味する。
【0031】以上述べたように、攪拌子回転法による半
凝固金属の製造にあたって、冷却板8の抜熱速度に応じ
た固液界面のせん断歪速度を採用すること、図5に示し
た攪拌子10のトルク上昇のない領域すなわち前記式
(1)を満足させること、さらには設定クリアランスの
値に応じて冷却板8内面に生成する凝固シェル厚を制限
することなどにより、冷却板8内面に生成する凝固シェ
ルの過剰生長を防止して攪拌子10のトルク上昇を防止
でき、抜熱速度を大きくして微細初晶粒、高固相率の半
凝固金属を連続して製造する場合にも容易に対応でき
る。
凝固金属の製造にあたって、冷却板8の抜熱速度に応じ
た固液界面のせん断歪速度を採用すること、図5に示し
た攪拌子10のトルク上昇のない領域すなわち前記式
(1)を満足させること、さらには設定クリアランスの
値に応じて冷却板8内面に生成する凝固シェル厚を制限
することなどにより、冷却板8内面に生成する凝固シェ
ルの過剰生長を防止して攪拌子10のトルク上昇を防止
でき、抜熱速度を大きくして微細初晶粒、高固相率の半
凝固金属を連続して製造する場合にも容易に対応でき
る。
【0032】
実施例1 実験を実施した半凝固金属製造装置の説明図を図1に示
す。この装置の主な構成は、受湯槽5、冷却板8を有す
る冷却槽6、保持槽7、攪拌子10、排出量制御用ノズ
ル12(スライデングノズル)及びトルクメータ3から
なる。その他図1において、1は溶湯、2は攪拌モー
タ、4はタンディッシュ、9は冷却板8の冷却スプレ
ー、11は受湯槽5及び保持槽7の各ヒータである。
す。この装置の主な構成は、受湯槽5、冷却板8を有す
る冷却槽6、保持槽7、攪拌子10、排出量制御用ノズ
ル12(スライデングノズル)及びトルクメータ3から
なる。その他図1において、1は溶湯、2は攪拌モー
タ、4はタンディッシュ、9は冷却板8の冷却スプレ
ー、11は受湯槽5及び保持槽7の各ヒータである。
【0033】攪拌子10に前記図3(a)に示したパド
ル型を用い、上記装置での半凝固金属の製造を、受湯槽
5及び保持槽7をそれぞれのヒータ11で、また排出量
制御用ノズル12をバーナ(図示省略)で十分予熱した
のち、装置の上方よりタンディッシュ4を介して適正温
度に調整した溶湯1を注入して、冷却槽6の冷却板8か
らの抜熱と攪拌子10の回転による攪拌により半凝固金
属を生成させ、排出される半凝固金属の固相率を排出量
制御用ノズル12により冷却槽6内での滞留時間を制御
することで調整して、排出量制御用ノズル12から所望
の固相率の半凝固金属を排出することで行った。
ル型を用い、上記装置での半凝固金属の製造を、受湯槽
5及び保持槽7をそれぞれのヒータ11で、また排出量
制御用ノズル12をバーナ(図示省略)で十分予熱した
のち、装置の上方よりタンディッシュ4を介して適正温
度に調整した溶湯1を注入して、冷却槽6の冷却板8か
らの抜熱と攪拌子10の回転による攪拌により半凝固金
属を生成させ、排出される半凝固金属の固相率を排出量
制御用ノズル12により冷却槽6内での滞留時間を制御
することで調整して、排出量制御用ノズル12から所望
の固相率の半凝固金属を排出することで行った。
【0034】実験は、Al−10mass%Cu合金を
用い、排出される半凝固金属の固相率を0.15とし、
設定クリアランスすなわち冷却槽6の冷却板8と攪拌子
10との隙間間隙を7、10及び15mmと変えてトル
クメータ3により攪拌子10に発生するトルクの経時変
化を測定した。これらの結果をまとめて図2に示す。
用い、排出される半凝固金属の固相率を0.15とし、
設定クリアランスすなわち冷却槽6の冷却板8と攪拌子
10との隙間間隙を7、10及び15mmと変えてトル
クメータ3により攪拌子10に発生するトルクの経時変
化を測定した。これらの結果をまとめて図2に示す。
【0035】図2は、排出される半凝固金属の固相率を
0.15とし設定クリアランスを変えた場合の攪拌子1
0に発生するトルクの排出開始からの経時変化を示すグ
ラフである。なお、図2において攪拌子10に発生する
トルクは、機械的損失などによる初期に発生するトルク
を排除したものである。
0.15とし設定クリアランスを変えた場合の攪拌子1
0に発生するトルクの排出開始からの経時変化を示すグ
ラフである。なお、図2において攪拌子10に発生する
トルクは、機械的損失などによる初期に発生するトルク
を排除したものである。
【0036】図2から明らかなように、攪拌子10に発
生するトルク上昇の経時変化は設定クリアランスにより
差があり、設定クリアランスを15mmにすることによ
り攪拌子10に発生するトルクの上昇はなく、固相率
0.15の半凝固金属を連続して排出できた。
生するトルク上昇の経時変化は設定クリアランスにより
差があり、設定クリアランスを15mmにすることによ
り攪拌子10に発生するトルクの上昇はなく、固相率
0.15の半凝固金属を連続して排出できた。
【0037】実施例2 攪拌子10に図3(b)に示したパドル・スクリュー複
合型を用いた以外は実施例1と同様に図1に示した半凝
固金属製造装置を用い半凝固金属を製造した。この実験
は、実施例1と同様の合金を用いて排出される半凝固金
属の固相率を0.45とし、設定クリアランスを15及
び23mmと変えて攪拌子10に発生するトルクの経時
変化を測定した。これらの結果を図4にまとめて示す。
合型を用いた以外は実施例1と同様に図1に示した半凝
固金属製造装置を用い半凝固金属を製造した。この実験
は、実施例1と同様の合金を用いて排出される半凝固金
属の固相率を0.45とし、設定クリアランスを15及
び23mmと変えて攪拌子10に発生するトルクの経時
変化を測定した。これらの結果を図4にまとめて示す。
【0038】図4は、排出される半凝固金属の固相率を
0.45とし設定クリアランスを変えた場合の攪拌子1
0に発生するトルクの排出開始からの経時変化を示すグ
ラフである。なお、図2と同様に攪拌子10に発生する
トルクは、機械的損失などによる初期に発生するトルク
を排除したものである。
0.45とし設定クリアランスを変えた場合の攪拌子1
0に発生するトルクの排出開始からの経時変化を示すグ
ラフである。なお、図2と同様に攪拌子10に発生する
トルクは、機械的損失などによる初期に発生するトルク
を排除したものである。
【0039】図4に示すように、排出される半凝固金属
の固相率が0.45の場合も固相率0.15の場合と同
様に設定クリアランスを大きくする(23mm)ことに
より攪拌子10に発生するトルクの上昇を防止でき、固
相率0.45の半凝固金属を連続して排出できた。
の固相率が0.45の場合も固相率0.15の場合と同
様に設定クリアランスを大きくする(23mm)ことに
より攪拌子10に発生するトルクの上昇を防止でき、固
相率0.45の半凝固金属を連続して排出できた。
【0040】しかし固相率0.45の場合のトルクの上
昇を防止できる設定クリアランスは固相率0.15の場
合よりも大きくなる。この理由は固相率の増大により冷
却板8に生成する凝固シェルの生長速度が速くなるため
と考えられる。
昇を防止できる設定クリアランスは固相率0.15の場
合よりも大きくなる。この理由は固相率の増大により冷
却板8に生成する凝固シェルの生長速度が速くなるため
と考えられる。
【0041】実施例3 攪拌子10に図3(a)及び(b)に示したパドル型及
びパドル・スクリュー複合型を用い、実施例1及び2と
同様に図1に示した半凝固金属製造装置を用いて実験を
行った。
びパドル・スクリュー複合型を用い、実施例1及び2と
同様に図1に示した半凝固金属製造装置を用いて実験を
行った。
【0042】この実験は、JIS H−5202のAC
4C、JIS H−5302のADC12及びJIS
H−4000の2024など3種類のAl合金を用いて
行った。
4C、JIS H−5302のADC12及びJIS
H−4000の2024など3種類のAl合金を用いて
行った。
【0043】そして、冷却槽6の冷却板8の抜熱速度を
設定クリアランス、冷却水量及び冷却板8の材質を変え
ることにより調整し、かつ、抜熱速度は冷却板8中に埋
め込んだ熱電対により測定した温度勾配と伝熱係数から
算出した。また、固液界面のせん断歪速度は攪拌子10
の回転数により調整し前記式(2)により計算した。上
記計算結果に基づいて、攪拌子10に発生するトルクの
上昇を防止できる冷却板8の抜熱速度と固液界面のせん
断歪速度の関係を図5に示す。
設定クリアランス、冷却水量及び冷却板8の材質を変え
ることにより調整し、かつ、抜熱速度は冷却板8中に埋
め込んだ熱電対により測定した温度勾配と伝熱係数から
算出した。また、固液界面のせん断歪速度は攪拌子10
の回転数により調整し前記式(2)により計算した。上
記計算結果に基づいて、攪拌子10に発生するトルクの
上昇を防止できる冷却板8の抜熱速度と固液界面のせん
断歪速度の関係を図5に示す。
【0044】この図より明らかなように、攪拌子10に
発生するトルクの上昇は、冷却板8の抜熱速度に応じて
固液界面のせん断歪速度を、図5に示したトルクの上昇
を防止できる範囲すなわち前記式(1)の関係を満たす
範囲に選択すれば防止できる。したがって、上記のよう
な条件で操業すれば攪拌子10のトルクの上昇はなく、
連続的に安定して半凝固金属の製造ができることにな
る。
発生するトルクの上昇は、冷却板8の抜熱速度に応じて
固液界面のせん断歪速度を、図5に示したトルクの上昇
を防止できる範囲すなわち前記式(1)の関係を満たす
範囲に選択すれば防止できる。したがって、上記のよう
な条件で操業すれば攪拌子10のトルクの上昇はなく、
連続的に安定して半凝固金属の製造ができることにな
る。
【0045】
【発明の効果】この発明は、攪拌子回転法により半凝固
金属を製造するにあたり、冷却槽冷却板の単位面積当た
りの抜熱速度(抜熱熱流束)に応じ固液界面のせん断歪
速度を適正化することにより攪拌子に発生するトルクの
上昇を防止し、微細初晶粒、高固相率の半凝固金属を連
続的に安定して製造できるようにしたものであり、
金属を製造するにあたり、冷却槽冷却板の単位面積当た
りの抜熱速度(抜熱熱流束)に応じ固液界面のせん断歪
速度を適正化することにより攪拌子に発生するトルクの
上昇を防止し、微細初晶粒、高固相率の半凝固金属を連
続的に安定して製造できるようにしたものであり、
【0046】この発明によれば、半凝固金属を直接製品
に加工するレオフォーム、半凝固金属を凝固させたの
ち、半融状態に再加熱して加工するチクソキャスト、鋳
造等でのニアネットシェイプの実現により加工エネルギ
ーの大幅な削減を可能にすること、半凝固金属の特徴を
生かした新材料の開発を可能にすることなど、その効果
は多大である。
に加工するレオフォーム、半凝固金属を凝固させたの
ち、半融状態に再加熱して加工するチクソキャスト、鋳
造等でのニアネットシェイプの実現により加工エネルギ
ーの大幅な削減を可能にすること、半凝固金属の特徴を
生かした新材料の開発を可能にすることなど、その効果
は多大である。
【図1】実験に用いた半凝固金属製造装置の説明図であ
る。
る。
【図2】排出される半凝固金属の固相率を0.15と
し、設定クリアランスを変えた場合の攪拌子に発生する
トルクの排出開始からの経時変化を示すグラフである。
し、設定クリアランスを変えた場合の攪拌子に発生する
トルクの排出開始からの経時変化を示すグラフである。
【図3】実験に用いた攪拌子の形状を示す説明図であ
る。 (a)はパドル型攪拌子の説明図である。(b)はパド
ルの先端にら旋スクリューを装着したパドル・スクリュ
ー複合型攪拌子の説明図である。
る。 (a)はパドル型攪拌子の説明図である。(b)はパド
ルの先端にら旋スクリューを装着したパドル・スクリュ
ー複合型攪拌子の説明図である。
【図4】排出される半凝固金属の固相率を0.45とし
設定クリアランスを変えた場合の攪拌子に発生するトル
クの排出開始からの経時変化を示すグラフである。
設定クリアランスを変えた場合の攪拌子に発生するトル
クの排出開始からの経時変化を示すグラフである。
【図5】攪拌子のトルク上昇を防止できる冷却板の抜熱
速度とせん断歪速度の関係を示すグラフである。
速度とせん断歪速度の関係を示すグラフである。
【符号の説明】 1 溶湯 2 攪拌用モータ 3 トルクメータ 4 タンディッシュ 5 受湯槽 6 冷却槽 7 保持槽 8 冷却板 9 冷却スプレ 10 攪拌子 11 ヒータ 12 排出量制御用ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 〔記〕 γ=2・r1 ・r3 ・Ω/(r2 2 −r1 2 ) −−−(2) r3 =r2 −d=S+r1 ここで γ:固液界面せん断歪速度(s-1) r1 :攪拌子半径(m) r2 :冷却槽半径(m) Ω :攪拌子の角速度(rad/s) S :クリアランス(m) r3 :冷却槽内溶湯半径(m) d :凝固シェル厚(m) ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 〔記〕 γ=2・r1 ・r3 ・Ω/(r3 2 −r1 2 ) −−−(2) r3 =r2 −d=S+r1 ここで γ:固液界面せん断歪速度(s-1) r1 :攪拌子半径(m) r2 :冷却槽半径(m) Ω :攪拌子の角速度(rad/s) S :クリアランス(m) r3 :冷却槽内溶湯半径(m) d :凝固シェル厚(m)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 広芳 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 株式会 社レオテック内 (72)発明者 難波 明彦 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 株式会 社レオテック内
Claims (4)
- 【請求項1】 冷却板を有する筒状の冷却槽の上部より
注入した溶湯を、攪拌子の回転下に冷却する半凝固金属
の製造方法において、 該冷却板の抜熱熱流束と固液界面のせん断歪速度によ
り、凝固シェルの過剰生長を防止し、攪拌子のトルク上
昇を防止することを特徴とする半凝固金属の製造法。 - 【請求項2】 冷却板の抜熱熱流束と固液界面のせん断
歪速度との関係が下記式(1)を満たす請求項1に記載
の半凝固金属の製造法。 〔記〕 γ>12.9(m2 /Kcal)・q −−−(1) ここで γ:固液界面のせん断歪速度(s-1) q:冷却板の抜熱熱流束(Kcal/m2 ・s) - 【請求項3】 冷却板と攪拌子との間の設定クリアラン
スの値に応じて冷却板内面に生長する凝固シェルの厚み
を制限する請求項1又は2に記載の半凝固金属の製造
法。 - 【請求項4】 先端にスパイラル状のスクリュー溝を設
けた攪拌子を採用して、トルクの上昇を防止しつつ半凝
固金属の排出を促進することを特徴とする請求項1,2
又は3の半凝固金属の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9136693A JPH06297097A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 半凝固金属の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9136693A JPH06297097A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 半凝固金属の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06297097A true JPH06297097A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14024388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9136693A Pending JPH06297097A (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | 半凝固金属の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06297097A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5849115A (en) * | 1994-05-17 | 1998-12-15 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Alloy material for thixocasting, process for preparing semi-molten alloy material for thixocasting and thixocasting process |
| WO2010103641A1 (ja) | 2009-03-12 | 2010-09-16 | 虹技株式会社 | 鉄系合金の半凝固スラリー製造方法、その半凝固スラリー製造方法を用いた鋳鉄鋳物製造方法及び鋳鉄鋳物 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP9136693A patent/JPH06297097A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5849115A (en) * | 1994-05-17 | 1998-12-15 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Alloy material for thixocasting, process for preparing semi-molten alloy material for thixocasting and thixocasting process |
| WO2010103641A1 (ja) | 2009-03-12 | 2010-09-16 | 虹技株式会社 | 鉄系合金の半凝固スラリー製造方法、その半凝固スラリー製造方法を用いた鋳鉄鋳物製造方法及び鋳鉄鋳物 |
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