JPH06298884A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPH06298884A
JPH06298884A JP10768193A JP10768193A JPH06298884A JP H06298884 A JPH06298884 A JP H06298884A JP 10768193 A JP10768193 A JP 10768193A JP 10768193 A JP10768193 A JP 10768193A JP H06298884 A JPH06298884 A JP H06298884A
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JP
Japan
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meth
acrylate
carbon atoms
hydrogen atom
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JP10768193A
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English (en)
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Keiji Kawamoto
惠司 河本
Hideo Sawada
英夫 沢田
Masahiro Ishidoya
昌洋 石戸谷
Masahiro Kadooka
正弘 角岡
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NOF Corp
Original Assignee
Nippon Oil and Fats Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(A)一般式 【化1】 (R1、R2、R3、m及びnは明細書に記載のとおりで
ある)で表される数平均分子量500〜1000000
のビニル基含有重合体、及び(B)エネルギー線の照射
にてカチオン又はラジカルを発生する一般式 【化2】 (R12、R13、U、V、s及びtは明細書に記載のとお
りである)で表される化合物を含有して成る硬化性組成
物。 【効果】エネルギー線の照射による硬化においても気泡
が生成しない上、エネルギー線の照射による硬化性能が
著しく高く、良質な硬化物を与え、また、加熱によって
も高温、長時間の硬化条件を必要とせず、良好な硬化物
を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な硬化性組成物、さ
らに詳しくは、エネルギー線の照射による硬化において
も気泡が生成しない上、エネルギー線の照射による硬化
性能が著しく高く、良質な硬化物を与え、また、加熱に
よっても高温、長時間の硬化条件を必要とせず、良好な
硬化物を与える硬化性組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、エポキシ樹脂などのカチオン重合
性化合物の光若しくは熱重合は、その硬化物の物性が優
れることから注目されている。特に、光重合性高分子材
料は、省エネルギー性、省スペース性、無公害性の観点
から、とりわけ塗料分野において注目されているもの
の、一般にエポキシ樹脂を光重合させることは困難であ
った。ところが、最近、カチオン重合用の触媒として、
ルイス酸の芳香族ジアゾニウム塩に関する報告がなされ
(英国特許第1321263号明細書、アメリカ特許第
3205157号明細書)、このものはエポキシ樹脂に
対する光重合開始剤として有用であることが報告され
た。しかしながら、この芳香族ジアゾニウム塩は光分解
によりルイス酸以外に窒素ガスを放出するため、塗膜化
した場合に、塗膜が発泡するなどの欠点を有していた。
また、ルイス酸の芳香族ヨードニウム塩や第VIA族オニ
ウム塩も同様にエポキシ樹脂のカチオン重合触媒として
有用であることが報告されている(特公昭52−142
77号公報、特公昭52−14278号公報、特開昭5
5−65219号公報、英国特許第1526923号明
細書、英国特許第1516511号明細書、英国特許第
1518141号明細書、米国特許第4069054号
明細書)。しかしながら、これらの公知のオニウム塩を
用いたエポキシ樹脂などの紫外線照射による光重合にお
いては、深部まで硬化させることが一般に困難であり、
さらにコストを下げるという観点から反応時間の短い硬
化性組成物の開発が強く望まれているのが現状である。
その中でも、特にビニルエーテル基を含有するアクリル
系樹脂を構成成分とする硬化性組成物についてその開発
が強く望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、エネルギー線の照射による硬化において
も気泡が生成しない上、エネルギー線の照射による硬化
性能が著しく高く、良質な硬化物を与え、また、加熱に
よっても高温、長時間の硬化条件を必要とせず良好な硬
化物を与える硬化性組成物を提供することを目的として
なされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する硬化性組成物を開発すべく鋭意研究
を重ねた結果、ビニルエーテル基を含有する特定構造の
アクリル系樹脂と、エネルギー線の照射にてカチオン又
はラジカルを発生する特定構造の化合物とを含有して成
る組成物により、その目的を達成しうることを見い出
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、(A)一般式
【0005】
【化6】
【0006】[式中のR1は水素原子又はメチル基、R2
は炭素数1〜10のアルキレン基、mは1〜10000
の整数、nは0又は1〜10000の整数、R3はCX2
−CR4Y、
【0007】
【化7】
【0008】又は
【0009】
【化8】
【0010】で示される基、Xは水素原子又はハロゲン
原子、Yはフェニル基、シアノ基、ハロゲン原子、CO
25、OCOR6又はCON(R6)2、R4は水素原子、メ
チル基又はCH2CO26、R5は炭素数1〜10のアル
キル基若しくはペルフルオロアルキル基、グリシジル
基、炭素数3〜10のヒドロキシアルキル基、(CH2
2O)P−H又は
【0011】
【化9】
【0012】で示される基、pは0又は1〜5の整数、
qは0、1又は2、R6は水素原子又は炭素数1〜5の
アルキル基、R7、R8、R9及びR10はそれぞれ水素原
子又は炭素数1〜10のアルキル基、Zは酸素原子又は
N−R11、R11は水素原子、フェニル基、炭素数1〜1
0のアルキル基又は炭素数1〜10のシクロアルキル基
である]で表される数平均分子量500〜100000
0のビニルエーテル基含有重合体、及び(B)エネルギ
ー線の照射にてカチオン又はラジカルを発生する一般式
【0013】
【化10】
【0014】(式中のR12及びR13はそれぞれ水素原子
又は炭素数1〜10のアルキル基、U及びVはハロゲン
原子、炭素数1〜12のアルキル基、シクロアルキル
基、フルオロアルキル基、アルキルオキシ基若しくはア
ルキルチオ基、フェニル基、ニトロ基又はシアノ基、s
及びtはそれぞれ0又は1〜5の整数である)で表され
る化合物を含有して成る硬化性組成物を提供するもので
ある。
【0015】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
硬化性組成物において、(A)成分として用いられるビ
ニルエーテル基含有重合体は、一般式
【0016】
【化11】
【0017】(式中のR1、R2、R3、m及びnは前記
と同じ意味をもつ)で表される構造を有するものであっ
て、該式中のmあるいはnが10000を超えると得ら
れる重合体の粘度が高くなり、作業性が低下するので好
ましくない。また、R2の炭素数が1の場合は得られる
重合体がアセタール構造を有するため加水分解を極めて
受けやすくなる傾向にある。一方、R2の炭素数が10
を超えると、得られる重合体中に含まれるビニルエーテ
ル基の割合が低下するため、ビニルエーテル基の効果を
効率よく発現する上で一般に好ましくない。さらに、m
とnの値の比については特に制限はないが、大きすぎる
と架橋密度が極端に高くなり、得られる硬化物の脆性が
大きくなるし、小さすぎると得られる硬化物の耐久性な
どに悪影響を及ぼす。このようなことから、m:nは
2:98ないし98:2、好ましくは5:95ないし9
0:10の範囲にあるのが望ましい。前記一般式[1]
で表されるビニルエーテル基含有重合体を構成するビニ
ルエーテル基含有モノマーとしては、例えば2−ビニロ
キシエチル(メタ)アクリレート、3−ビニロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、2−ビニロキシプロピル
(メタ)アクリレート、4−ビニロキシブチル(メタ)
アクリレート、5−ビニロキシペンチル(メタ)アクリ
レート、6−ビニロキシヘキシル(メタ)アクリレー
ト、7−ビニロキシヘプチル(メタ)アクリレート、8
−ビニロキシオクチル(メタ)アクリレート、9−ビニ
ロキシノニル(メタ)アクリレート、10−ビニロキシ
デカニル(メタ)アクリレートなどを好ましく挙げるこ
とができる。
【0018】また、一般式[1]で表される重合体を与
えるコモノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アク
リレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、イソ
ブチル(メタ)アクリレート、sec−ブチル(メタ)
アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレー
ト、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレー
ト、デシル(メタ)アクリレートのようなアルキル(メ
タ)アクリレート、トリフルオロメチル(メタ)アクリ
レート、ペンタフルオロエチル(メタ)アクリレート、
ヘプチルフルオロプロピル(メタ)アクリレート、ペル
フルオロブチル(メタ)アクリレート、ペルフルオロイ
ソブチル(メタ)アクリレート、ペルフルオロ−sec
−ブチル(メタ)アクリレート、ペルフルオロペンチル
(メタ)アクリレート、ペルフルオロヘキシル(メタ)
アクリレート、ペルフルオロヘプチル(メタ)アクリレ
ート、ペルフルオロオクチル(メタ)アクリレート、ペ
ルフルオロ−2−エチルヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ペルフルオロノニル(メタ)アクリレート、ペルフ
ルオロデシル(メタ)アクリレートのようなペルフルオ
ロアルキル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル、イタコ
ン酸メチル、イタコン酸エチル、イタコン酸プロピル、
イタコン酸イソプロピル、イタコン酸ブチル、イタコン
酸イソブチル、イタコン酸sec−ブチル、イタコン酸
t−ブチル、イタコン酸ペンチル、グリシジル(メタ)
アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル
(メタ)アクリレート、5−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシルメチルオキサカルボニル)ペンチル(メタ)ア
クリレートのようなエポキシ基含有(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブ
チル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、
ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
ヘプチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシオクチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシノニル(メタ)アク
リレート、ヒドロキシデシル(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールモノメタクリレート[CH2=C
(CH3)CO2(CH2CH2O)n−H,n=2〜5]、ポリ
エチレングリコールモノアクリレート[CH2=CHC
2(CH2CH2O)n−H,n=2〜5]のようなヒドロ
キシ基含有(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル
酸、スチレン、α−メチルスチレン、(メタ)アクロレ
イン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルア
ミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジプロピ
ル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジイソプロピル
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジブチル(メタ)ア
クリルアミド、N,N−ジペンチル(メタ)アクリルア
ミドのような(メタ)アクリルアミド誘導体、フマル
酸、フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジ
プロピル、フマル酸ジイソプロピル、フマル酸ジブチ
ル、フマル酸ジイソブチル、フマル酸ジsec−ブチ
ル、フマル酸ジt−ブチル、フマル酸ジペンチル、フマ
ル酸ジヘキシル、フマル酸ジヘプチル、フマル酸ジオク
チル、フマル酸ジノニル、フマル酸ジデシル、あるいは
前述のフマル酸誘導体のモノエステルや、非対称エステ
ル、マレイン酸、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエ
チル、マレイン酸ジプロピル、マレイン酸ジイソプロピ
ル、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジイソブチル、マ
レイン酸ジsec−ブチル、マレイン酸ジt−ブチル、
マレイン酸ジペンチル、マレイン酸ジヘキシル、マレイ
ン酸ジヘプチル、マレイン酸ジオクチル、マレイン酸ジ
ノニル、マレイン酸ジデシル、無水マレイン酸、マレイ
ミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、
N−プロピルマレイミド、N−イソプロピルマレイミ
ド、N−ブチルマレイミド、N−イソブチルマレイミ
ド、N−sec−ブチルマレイミド、N−t−ブチルマ
レイミド、N−ペンチルマレイミド、N−ヘキシルマレ
イミド、N−ヘプチルマレイミド、N−オクチルマレイ
ミド、N−ノニルマレイミド、N−デシルマレイミド、
N−シクロペンチルマレイミド、N−シクロヘキシルマ
レイミド、N−シクロヘプチルマレイミド、N−フェニ
ルマレイミドなどを好ましく挙げることができる。該一
般式[1]で表されるビニルエーテル基含有重合体は、
前記のモノマーを用いて、例えばアゾビス系化合物又は
有機過酸化物を開始剤とするラジカル重合あるいはブチ
ルリチウムなどを開始剤とするアニオン重合によって製
造することができる。さらに、その際の重合方法として
は、溶液重合法や、ラジカル重合の場合には乳化重合
法、懸濁重合法などが挙げられる。本発明の硬化性組成
物においては、(B)成分として、一般式
【0019】
【化12】
【0020】(式中のR12、R13、U、V、s及びtは
前記と同じ意味をもつ)で表される化合物が用いられ
る。この化合物はエネルギー線の照射にてカチオン又は
ラジカルを発生する。前記一般式[2]において、R12
及びR13はそれぞれ水素原子又は炭素数1〜10のアル
キル基であり、それらはたがいに同一であっても異なっ
ていてもよい。該アルキル基の具体例としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノ
ニル基、デシル基が挙げられる。さらに、U及びVの具
体例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソ
プロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、
シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基などの炭素数
12までのアルキル基又はシクロアルキル基、あるいは
前記のアルキル基の水素原子をフッ素原子に変えたペル
フルオロアルキル基、前記のアルキル基やペルフルオロ
アルキル基と芳香環とを酸素原子又はイオウ原子を介し
て結合するような構造のアルキルオキシ基又はアルキル
チオキシ基、さらにはハロゲン原子(フッ素原子、塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子)、フェニル基、ニトロ
基、シアノ基が挙げられる。また、s及びtはそれぞれ
0又は1〜5の整数である。U及びVはたがいに同一で
あってもよいし、異なっていてもよい。さらに、sが2
〜5の整数である場合、複数のUは同一であっても異な
っていてもよいし、tが2〜5の整数である場合、複数
のVは同一であっても異なっていてもよい。前記一般式
[2]で表される化合物の具体例としては、例えば
【0021】
【化13】
【0022】
【化14】
【0023】で示される化合物などを挙げることができ
る。本発明組成物においては、(A)成分の前記一般式
[1]で表されるビニルエーテル基含有重合体は1種用
いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、
またその含有量は5〜95重量%、好ましくは15〜7
5重量%の範囲にあるのが望ましい。一方、(B)成分
の一般式[2]で表される化合物は1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよく、またその含
有量は0.01〜20重量%、好ましくは0.05〜10
重量%の範囲にあるのが望ましい。この含有量が0.0
1重量%未満では触媒としての有効濃度に達しないため
に組成物の硬化が良好には進まないし、20重量%を超
えると硬化性組成物の貯蔵安定性に悪影響を与えること
がある。本発明の硬化性組成物のエネルギー線照射によ
る硬化時の反応温度は、通常0〜200℃、好ましくは
20〜160℃の範囲で選ばれる。この反応温度が0℃
未満では硬化反応が円滑に進行しにくい傾向があるし、
200℃を超えると硬化反応を制御しにくくなるため好
ましくない。また、この際の反応時間は通常15秒ない
し2時間、好ましくは30秒ないし1時間程度である。
この反応時間が15秒未満では硬化反応が十分に進行し
ないおそれがあるし、2時間を超えると硬化反応の転化
率の増加がみられない傾向にある。該エネルギー線につ
いては、前記(B)成分の化合物を活性化するエネルギ
ーを有するものであればよく、特に制限はないが、例え
ば高・低圧水銀ランプ、キセノンランプ、メタルハライ
ドランプ、殺菌灯、レーザー光などから得られる150
nm〜900nmの波長を有する電磁波エネルギー線や電子
線、X線、γ線などの放射線である高エネルギー線が好
ましく用いられる。本発明の硬化性組成物は、用途によ
っては不活性な顔料、染料、充填剤、静電防止剤、難燃
剤、ゲル化防止剤、流れ調整剤、界面活性剤、密着性改
良剤、加工助剤、粘度調整剤、増感剤、促進剤、紫外線
吸収剤、表面改質剤などを混合して用いることも可能で
ある。
【0024】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。 製造例1 撹拌機、還流管、温度計、窒素導入口を備えた500ミ
リリットルの4つ口フラスコにベンゼン246g、メタ
クリル酸メチル(MMA)5g、2−ビニロキシエチル
メタクリレート(2−VEM)7.3g、パーブチルN
D[登録商標:日本油脂(株)製、t−ブチルペルオキシ
ネオデカネート]180mgを仕込み55℃に加温し、6
時間その温度を保ち重合反応を行った。反応終了後、溶
媒のベンゼンを減圧下留去し、それを2000ミリリッ
トルのn−ヘキサン中にて再沈殿させることにより白色
沈殿を得た。この白色沈殿を減圧乾燥させることによ
り、下記構造式で示される目的物のメタクリル酸メチル
と2−ビニロキシエチルメタクリレートの共重合体を無
色固体として9.2g(収率72%)得た。再沈殿にて
得られた重合体の平均分子量、分散比、1H−NMRの
ピーク位置、該ピークの積分値から得られた共重合比、
IRの主な吸収を第1表に示す。
【0025】
【化15】
【0026】(共重合比x:y=41:59) 製造例2〜5 製造例1において、重合開始剤であるパーブチルNDの
代わりにパーブチルPV[登録商標:日本油脂(株)製、
t−ブチルペルオキシピバレート]、パーロイルIPP
[登録商標:日本油脂(株)製、ジイソプロピルペルオキ
シジカーボネート]、ナイパーBW[登録商標:日本油
脂(株)製、ベンゾイルペルオキシド]、パーブチルZ
[登録商標:日本油脂(株)製、t−ブチルペルオキシベ
ンゾエート]を用い、かつ重合反応温度を65℃、50
℃、80℃、110℃(溶媒としてベンゼンの代わりに
トルエンを使用した)にそれぞれ変えた以外は製造例1
に準じて同様に行った。再沈殿により得られた重合体の
平均分子量、分散比、1H−NMRのピーク位置、該ピ
ークの積分値から得られた共重合比、IRの主な吸収を
第1表に示す。各共重合体の基本構造は製造例1と同じ
であり、共重合比x:yは、製造例2で39:61製造
例3で2:98、製造例4で24:76、製造例5で1
7:83であった。
【0027】製造例6、7 製造例1において、モノマーの仕込量を第1表に示すよ
うに変えた以外は、製造例2と同様に行った。再沈殿し
て得られた重合体の平均分子量、分散比、1H−NMR
のピーク位置、該ピークの積分値から得られた共重合
比、IRの主な吸収を第1表に示す。各共重合体の基本
構造は製造例1と同じであり、共重合比x:yは、製造
例6で17:83、製造例7で6:94であった。 製造例8〜10 製造例1において、開始剤の仕込み量を第1表に示すよ
うに変えた以外は、製造例1と同様に行った。再沈殿し
て得られた重合体の平均分子量、分散比、1H−NMR
のピーク位置、該ピークの積分値から得られた共重合
比、IRの主な吸収を第1表に示す。各共重合体の基本
構造は製造例1と同じであり、共重合比x:yは、製造
例8で39:61、製造例9で42:58、製造例10
で40:60であった。 製造例11 撹拌機、還流管、温度計、窒素導入口を備えた300ミ
リリットルの4つ口フラスコにベンゼン190.0g、
2−VEM10.0g、パーブチルND(前出)141m
gを仕込み55℃に加温し、6時間その温度で保ち、重
合反応を行った。反応終了後、溶媒のベンゼンを減圧下
留去し、それを28wt%ナトリウムメチラートのメタノ
ール溶液50mgを添加した2000ミリリットルのメタ
ノール中にて再沈殿させることにより白色沈殿を得た。
この白色沈殿を減圧乾燥させることにより、下記構造式
で示される目的物の2−ビニロキシエチルメタクリレー
トの共重合体を無色固体として6.2g(収率62%)
得た。再沈殿にて得られた重合体の平均分子量、分散
比、1H−NMRのピーク位置、IRの主な吸収を第1
表に示す。
【0028】
【化16】
【0029】製造例12 撹拌機、還流管、温度計、窒素導入口を備えた反応容器
にベンゼン12.8g、MMA2.5g、2−VEM3.
9g、ノフマーMSD[登録商標:日本油脂(株)製、α
−メチルスチレンダイマー]1.35g、パーブチルN
D(前出)274mgを仕込み55℃に加温し、6時間そ
の温度を保ち重合反応を行った。反応終了後、溶媒のベ
ンゼンを減圧下留去し、それを500ミリリットルのn
−ヘキサン中にて再沈殿させることにより白色沈殿を得
た。この白色沈殿を減圧乾燥させることにより、メタク
リル酸メチル・2−ビニロキシエチルメタクリレートの
テロマーを無色固体として5.6g(収率72%)得
た。再沈殿にて得られた重合体の平均分子量、分散比、
1H−NMRのピーク位置、該ピークの積分値から得ら
れた共重合比、IRの主な吸収を第2表に示す。
【0030】
【化17】
【0031】(x:y=51:49) 製造例13〜16 製造例12において、連鎖移動剤であるノフマーMSD
の代わりに、製造例13ではラウリルメルカプタンを、
製造例14ではジメチルキサントゲンジスルフィドを、
製造例15では四塩化炭素を、製造例16ではノフマー
TP[登録商標:日本油脂(株)製、不飽和環状炭化水素
化合物類]を用い、製造例12に準じて同様に行った。
再沈殿にて得られた重合体の平均分子量、分散比、1
−NMRのピーク位置、該ピークの積分値から得られた
共重合比、IRの主な吸収を第2表に示す。各共重合体
の基本構造は製造例12と同じであり、共重合比x:y
は、製造例13で52:48、製造例14で50:5
0、製造例15で52:48、製造例16で51:49
であった。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】 製造例17 p−トリルフェナシルスルホンの製造 p−トルエンスルフィン酸ナトリウム四水和物3.75
g(0.015mol)とフェナシルブロミド3.0g(0.
015mol)をエタノール/水(重量比1/1)混合溶
媒中にて、40℃で1時間加熱し、その後60℃で30
分間加熱して反応を行った。生成物はエタノール/水
(重量比8/2)混合溶媒で再結晶を行った。収量1.
79g(収量32%)
【0036】
【化18】
【0037】製造例18〜21 製造17に準じて以下に示す化合物を製造した。 ・製造例18 2,4−キシリルフェナシルスルホン
【0038】
【化19】
【0039】 ・製造例19 o−トリルフェナシルスルホン
【0040】
【化20】
【0041】 ・製造例20 メシチルフェナシルスルホン
【0042】
【化21】
【0043】 ・製造例21 フェニルフェナシルスルホン
【0044】
【化22】
【0045】製造例17〜21において製造した化合物
についてその特性値を第3表に示す。
【0046】
【表4】
【0047】実施例1 テトラヒドロフラン(THF)3ミリリットルに、製造
例1で得られたポリマー1gを溶解した溶液に、製造例
20で得られたメシチルフェナシルスルホン50mgを添
加し、石英板上にキャストし、溶媒を減圧乾燥したの
ち、低圧水銀灯(ウシオ電機製、ULO−6DQ、6
W)を10cmの距離で10分間照射し、フイルムを得
た。得られたフイルムを0℃のTHFに4分間浸漬し、
減圧乾燥後その重量を測定し、光照射前のフイルムの重
量との比から不溶化率を求めた結果、95%であった。 実施例2〜20 実施例1に準じて行った。フイルムを作成するに当たっ
て用いたポリマーの種類と量、触媒の種類と量及び得ら
れた膜の不溶化率を第4表に示す。
【0048】
【表5】
【0049】比較例1 THF3ミリリットルに、製造例1で得られたポリマー
1gを溶かした溶液を、石英板上にキャストし、溶媒を
減圧乾燥したのち、低圧水銀灯(ウシオ電機製、ULO
−6DQ、6W)を10cmの距離で10分間照射し、フ
イルムを得た。得られたフイルムを0℃のTHFに4分
間浸漬し、減圧乾燥後その重量を測定し、光照射前のフ
イルムの重量との比から不溶化率を求めた結果、3%以
下であった。
【0050】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物は新規なものであ
り、エネルギー線の照射による硬化においても気泡が生
成しない上、エネルギー線の照射による硬化性能が著し
く高く、良質の硬化物が得られる。また、加熱によって
も高温、長時間の硬化条件を必要とせず良好な硬化物を
得ることができる。本発明の硬化性組成物は、金属、ゴ
ム、プラスチック、紙、セラミック、木材、成形部品の
材料に応用することができ、具体的な用途としては、美
観あるいは保護を目的とした耐久性塗料を作るための塗
料組成物にとりわけ応用することが可能である。さら
に、本発明の硬化性組成物は付着性、耐薬品性、耐摩耗
性、絶縁性などに優れるため、インキ、接着剤、フォト
レジスト、ラミネート、植え込み用コンパウンド、絶縁
塗料やその他の用途に使用することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)一般式 【化1】 [式中のR1は水素原子又はメチル基、R2は炭素数1〜
    10のアルキレン基、mは1〜10000の整数、nは
    0又は1〜10000の整数、R3はCX2−CR4Y、 【化2】 又は 【化3】 で示される基、Xは水素原子又はハロゲン原子、Yはフ
    ェニル基、シアノ基、ハロゲン原子、CO25、OCO
    6又はCON(R6)2、R4は水素原子、メチル基又はC
    2CO26、R5は炭素数1〜10のアルキル基若しく
    はペルフルオロアルキル基、グリシジル基、炭素数3〜
    10のヒドロキシアルキル基、(CH2CH2O)P−H又
    は 【化4】 で示される基、pは0又は1〜5の整数、qは0、1又
    は2、R6は水素原子又は炭素数1〜5のアルキル基、
    7、R8、R9及びR10はそれぞれ水素原子又は炭素数
    1〜10のアルキル基、Zは酸素原子又はN−R11、R
    11は水素原子、フェニル基、炭素数1〜10のアルキル
    基又は炭素数1〜10のシクロアルキル基である]で表
    される数平均分子量500〜1000000のビニルエ
    ーテル基含有重合体、及び(B)エネルギー線の照射に
    てカチオン又はラジカルを発生する一般式 【化5】 (式中のR12及びR13はそれぞれ水素原子又は炭素数1
    〜10のアルキル基、U及びVはハロゲン原子、炭素数
    1〜12のアルキル基、シクロアルキル基、フルオロア
    ルキル基、アルキルオキシ基若しくはアルキルチオ基、
    フェニル基、ニトロ基又はシアノ基、s及びtはそれぞ
    れ0又は1〜5の整数である)で表される化合物を含有
    して成る硬化性組成物。
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