JPH06299040A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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- JPH06299040A JPH06299040A JP10776193A JP10776193A JPH06299040A JP H06299040 A JPH06299040 A JP H06299040A JP 10776193 A JP10776193 A JP 10776193A JP 10776193 A JP10776193 A JP 10776193A JP H06299040 A JPH06299040 A JP H06299040A
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- Japan
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- propylene
- ethylene
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- block copolymer
- ethylene block
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形時のフローマークが改良された熱可
塑性樹脂組成物を提供する。 【構成】 (a) 多段重合により得られるプロピレン−エ
チレンブロック共重合体50〜75重量%と、(b) オレフィ
ン系エラストマー20〜35重量%と、(c) 無機フィラー5
〜20重量%とを含有し、前記(a) 多段重合により得られ
るプロピレン−エチレンブロック共重合体は、1.4 以上
のダイスウェル比 (210 ℃、剪断速度103 s-1、キャピ
ラリーのL/D=40/0.8)を有し、前記プロピレ
ン−エチレンブロック共重合体中のプロピレン−エチレ
ンランダム共重合部分は4.0 以上の極限粘度を有する熱
可塑性樹脂組成物。
塑性樹脂組成物を提供する。 【構成】 (a) 多段重合により得られるプロピレン−エ
チレンブロック共重合体50〜75重量%と、(b) オレフィ
ン系エラストマー20〜35重量%と、(c) 無機フィラー5
〜20重量%とを含有し、前記(a) 多段重合により得られ
るプロピレン−エチレンブロック共重合体は、1.4 以上
のダイスウェル比 (210 ℃、剪断速度103 s-1、キャピ
ラリーのL/D=40/0.8)を有し、前記プロピレ
ン−エチレンブロック共重合体中のプロピレン−エチレ
ンランダム共重合部分は4.0 以上の極限粘度を有する熱
可塑性樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂組成物に関
し、特に射出成形時のフローマークが改良された熱可塑
性樹脂組成物に関する。
し、特に射出成形時のフローマークが改良された熱可塑
性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリプ
ロピレンは軽量であり、かつ機械的強度等に優れている
ので、各種の分野に広く利用されている。しかしなが
ら、耐衝撃性に劣るため、その改良を目的として、プロ
ピレン−エチレンブロック共重合体にエチレン−プロピ
レン共重合体ゴム(EPR)等のゴム成分やタルク等の無機
フィラーを添加してなる種々のポリプロピレン系樹脂組
成物が提案されている。
ロピレンは軽量であり、かつ機械的強度等に優れている
ので、各種の分野に広く利用されている。しかしなが
ら、耐衝撃性に劣るため、その改良を目的として、プロ
ピレン−エチレンブロック共重合体にエチレン−プロピ
レン共重合体ゴム(EPR)等のゴム成分やタルク等の無機
フィラーを添加してなる種々のポリプロピレン系樹脂組
成物が提案されている。
【0003】特開昭61-12742号は、(a) エチレン含量2
〜3重量%、メルトフローレート40〜45g/10 分のプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体62〜57重量%、(b)
エチレン含量70〜80重量%、ムーニー粘度ML1+4 (100
℃)55 〜58のエチレン−プロピレン共重合体ゴム26〜28
重量%、(c) 密度0.955 〜0.960 g/cm3 、メルトフロー
レート18〜22g/10 分の高密度ポリエチレン2〜3重量
%、(d) 平均粒径1.8 〜2.2 μm、比表面積36000 〜42
000 cm2 /gのタルク10〜12重量%からなり、メルトフロ
ーレート13〜18g/10 分、密度0.950 〜0.980 g/cm3 、
曲げ弾性率11500〜14000 kg/ cm2 、20〜80℃間の線膨
張係数7×10-5〜10×10-5cm/ cm/ ℃及びJIS-Z8741 の
60°−60°法による表面光沢度55%以上である樹脂組成
物を開示している。
〜3重量%、メルトフローレート40〜45g/10 分のプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体62〜57重量%、(b)
エチレン含量70〜80重量%、ムーニー粘度ML1+4 (100
℃)55 〜58のエチレン−プロピレン共重合体ゴム26〜28
重量%、(c) 密度0.955 〜0.960 g/cm3 、メルトフロー
レート18〜22g/10 分の高密度ポリエチレン2〜3重量
%、(d) 平均粒径1.8 〜2.2 μm、比表面積36000 〜42
000 cm2 /gのタルク10〜12重量%からなり、メルトフロ
ーレート13〜18g/10 分、密度0.950 〜0.980 g/cm3 、
曲げ弾性率11500〜14000 kg/ cm2 、20〜80℃間の線膨
張係数7×10-5〜10×10-5cm/ cm/ ℃及びJIS-Z8741 の
60°−60°法による表面光沢度55%以上である樹脂組成
物を開示している。
【0004】特開平1-149845号は、(a) エチレン含有量
が20〜60重量%の沸騰キシレン可溶分を5〜12重量%含
み、重合体全体のエチレン含量が1〜7重量%でかつメ
ルトフローレートが15〜50g/10 分のプロピレン−エチ
レンブロック共重合体59〜74重量%と、(b) プロピレン
含量が20〜60重量%でかつムーニー粘度ML1+4 (100℃)
が100 〜150 のエチレン−プロピレン系共重合体ゴム35
〜20重量%と、(c) 比表面積が30000 cm2 /g以上、平均
粒径が0.5 〜2.0 μmであるタルク3〜6重量%を配合
してなる樹脂組成物を開示している。
が20〜60重量%の沸騰キシレン可溶分を5〜12重量%含
み、重合体全体のエチレン含量が1〜7重量%でかつメ
ルトフローレートが15〜50g/10 分のプロピレン−エチ
レンブロック共重合体59〜74重量%と、(b) プロピレン
含量が20〜60重量%でかつムーニー粘度ML1+4 (100℃)
が100 〜150 のエチレン−プロピレン系共重合体ゴム35
〜20重量%と、(c) 比表面積が30000 cm2 /g以上、平均
粒径が0.5 〜2.0 μmであるタルク3〜6重量%を配合
してなる樹脂組成物を開示している。
【0005】しかしながら特開昭61-12742号及び特開平
1-149845号の樹脂組成物のようにプロピレン−エチレン
ブロック共重合体とエチレン−プロピレン共重合体ゴム
(必要に応じて高密度ポリエチレン等を添加)とタルク
とからなるような系では、プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体やエチレン−プロピレン共重合体ゴムにおけ
るエチレンとプロピレンとの比や、分子量等を調整する
ことにより、それぞれの用途に適した流動性を有する組
成物としている。しかしながら、上記組成物は、射出成
形したときにフローマークが生じやすいという問題があ
る。
1-149845号の樹脂組成物のようにプロピレン−エチレン
ブロック共重合体とエチレン−プロピレン共重合体ゴム
(必要に応じて高密度ポリエチレン等を添加)とタルク
とからなるような系では、プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体やエチレン−プロピレン共重合体ゴムにおけ
るエチレンとプロピレンとの比や、分子量等を調整する
ことにより、それぞれの用途に適した流動性を有する組
成物としている。しかしながら、上記組成物は、射出成
形したときにフローマークが生じやすいという問題があ
る。
【0006】そこで、成形耐の表面にシボを形成した
り、塗装を施すことによりフローマークを隠蔽すること
が行われているが、これらの方法では特に大型射出成形
品を製造する場合に十分なフローマークの隠蔽効果を得
ることができず、また使用する用途によってはこれらの
方法を採用できない場合もある。
り、塗装を施すことによりフローマークを隠蔽すること
が行われているが、これらの方法では特に大型射出成形
品を製造する場合に十分なフローマークの隠蔽効果を得
ることができず、また使用する用途によってはこれらの
方法を採用できない場合もある。
【0007】したがって、本発明の目的は、射出成形時
のフローマークが改良された熱可塑性樹脂組成物を提供
することである。
のフローマークが改良された熱可塑性樹脂組成物を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み、本発明
者らは、多段重合プロピレン−エチレンブロック共重合
体と、オレフィン系エラストマーと、タルク等の無機フ
ィラーとを含有する組成物において、射出成形した際の
フローマークを減少させるにはどのような物性を有する
ものを使用すればよいか鋭意研究した結果、プロピレン
−エチレンブロック共重合体として、所定の範囲のダイ
スウェル比と、所定の範囲のプロピレン−エチレンラン
ダム共重合部分の極限粘度とを有するものを使用すれ
ば、フローマークがほとんど生じないことを見出し、本
発明に想到した。
者らは、多段重合プロピレン−エチレンブロック共重合
体と、オレフィン系エラストマーと、タルク等の無機フ
ィラーとを含有する組成物において、射出成形した際の
フローマークを減少させるにはどのような物性を有する
ものを使用すればよいか鋭意研究した結果、プロピレン
−エチレンブロック共重合体として、所定の範囲のダイ
スウェル比と、所定の範囲のプロピレン−エチレンラン
ダム共重合部分の極限粘度とを有するものを使用すれ
ば、フローマークがほとんど生じないことを見出し、本
発明に想到した。
【0009】すなわち、本発明の熱可塑性樹脂組成物
は、(a) 多段重合により得られるプロピレン−エチレン
ブロック共重合体50〜75重量%と、(b) オレフィン系エ
ラストマー20〜35重量%と、(c) 無機フィラー5〜20重
量%とを含有するものであって、前記(a) 多段重合によ
り得られるプロピレン−エチレンブロック共重合体は、
1.4 以上のダイスウェル比 (210 ℃、剪断速度10
3 s-1、キャピラリーのL/D=40/0.8)を有
し、前記プロピレン−エチレンブロック共重合体中のプ
ロピレン−エチレンランダム共重合部分は4.0 以上の極
限粘度を有することを特徴とする。
は、(a) 多段重合により得られるプロピレン−エチレン
ブロック共重合体50〜75重量%と、(b) オレフィン系エ
ラストマー20〜35重量%と、(c) 無機フィラー5〜20重
量%とを含有するものであって、前記(a) 多段重合によ
り得られるプロピレン−エチレンブロック共重合体は、
1.4 以上のダイスウェル比 (210 ℃、剪断速度10
3 s-1、キャピラリーのL/D=40/0.8)を有
し、前記プロピレン−エチレンブロック共重合体中のプ
ロピレン−エチレンランダム共重合部分は4.0 以上の極
限粘度を有することを特徴とする。
【0010】本発明を以下詳細に説明する。〔1〕組成成分 (a) プロピレン−エチレンブロック共重合体 本発明において使用する(a) プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体は、多段重合により合成されるものであ
る。
ック共重合体は、多段重合により合成されるものであ
る。
【0011】上記多段重合により合成されたプロピレン
−エチレンブロック共重合体は、実質的に結晶性ホモ
ポリプロピレン部分と、プロピレン−エチレンランダ
ム共重合部分と、少量の結晶性エチレンホモポリマー
部分とからなるものであり、それぞれの部分は単独のポ
リマーとして存在していても、あるいはそれぞれが結合
した状態にあってもよい。なお、上記各部分は基本的に
はプロピレン及び/又はエチレンとからなるものである
が、他のα−オレフィンやジエン系モノマー等を少量含
有していてもよい。
−エチレンブロック共重合体は、実質的に結晶性ホモ
ポリプロピレン部分と、プロピレン−エチレンランダ
ム共重合部分と、少量の結晶性エチレンホモポリマー
部分とからなるものであり、それぞれの部分は単独のポ
リマーとして存在していても、あるいはそれぞれが結合
した状態にあってもよい。なお、上記各部分は基本的に
はプロピレン及び/又はエチレンとからなるものである
が、他のα−オレフィンやジエン系モノマー等を少量含
有していてもよい。
【0012】結晶性プロピレンホモポリマー部分 プロピレンホモポリマー部分としては、プロピレンのホ
モポリマー又は少量(5モル%以下程度)のコモマー成
分を含むプロピレンコポリマーが挙げられる。コモノマ
ー成分としては、ブテン−1、オクテン−1等の他のα
−オレフィンやジエン系モノマー等が挙げられる。
モポリマー又は少量(5モル%以下程度)のコモマー成
分を含むプロピレンコポリマーが挙げられる。コモノマ
ー成分としては、ブテン−1、オクテン−1等の他のα
−オレフィンやジエン系モノマー等が挙げられる。
【0013】上記プロピレンホモポリマー部分は0.8 〜
1.5 l/g の極限粘度〔η〕H を有するのが好ましい。極
限粘度が0.8 dl/g未満では延性が不足し、また1.5 dl/g
を超えると、組成物の流動性が不足するため好ましくな
い。
1.5 l/g の極限粘度〔η〕H を有するのが好ましい。極
限粘度が0.8 dl/g未満では延性が不足し、また1.5 dl/g
を超えると、組成物の流動性が不足するため好ましくな
い。
【0014】プロピレン−エチレンランダム共重合部分 プロピレン−エチレンランダム共重合部分は、低結晶性
の部分であり、エチレンの含有率が25〜65重量%のもの
が好ましい。エチレンの含有率が25重量%未満あるいは
65重量%を超えると、特に延性が不足するため好ましく
ない。また上記プロピレン−エチレンランダム共重合部
分は、少量(5モル%以下程度)のコモノマー成分を含
有していてもよい。コモノマー成分としては、ブテン−
1、オクテン−1等の他のα−オレフィンやジエン系モ
ノマー等が挙げられる。
の部分であり、エチレンの含有率が25〜65重量%のもの
が好ましい。エチレンの含有率が25重量%未満あるいは
65重量%を超えると、特に延性が不足するため好ましく
ない。また上記プロピレン−エチレンランダム共重合部
分は、少量(5モル%以下程度)のコモノマー成分を含
有していてもよい。コモノマー成分としては、ブテン−
1、オクテン−1等の他のα−オレフィンやジエン系モ
ノマー等が挙げられる。
【0015】上記プロピレン−エチレンランダム共重合
部分の極限粘度〔η〕CXS は4.0 以上、好ましくは4.0
〜10.0dl/gである。プロピレン−エチレンランダム共重
合部分の極限粘度が4.0 dl/g未満では、フローマークが
生じやすい。なお、極限粘度が10.0 dl/g を超えると、
組成物の流動性が不足するので好ましくない。
部分の極限粘度〔η〕CXS は4.0 以上、好ましくは4.0
〜10.0dl/gである。プロピレン−エチレンランダム共重
合部分の極限粘度が4.0 dl/g未満では、フローマークが
生じやすい。なお、極限粘度が10.0 dl/g を超えると、
組成物の流動性が不足するので好ましくない。
【0016】結晶性エチレンホモポリマー部分 エチレンホモポリマー部分は、任意成分であり、上記プ
ロピレン−エチレンランダム共重合部分の合成時にわず
かに合成される成分である。上記結晶性エチレンホモポ
リマー部分としては、エチレンのホモポリマー又は少量
(5モル%以下程度)のコモマー成分を含むエチレンコ
ポリマーが挙げられる。コモノマー成分としては、ブテ
ン−1、オクテン−1等の他のα−オレフィンやジエン
系モノマー等が挙げられる。
ロピレン−エチレンランダム共重合部分の合成時にわず
かに合成される成分である。上記結晶性エチレンホモポ
リマー部分としては、エチレンのホモポリマー又は少量
(5モル%以下程度)のコモマー成分を含むエチレンコ
ポリマーが挙げられる。コモノマー成分としては、ブテ
ン−1、オクテン−1等の他のα−オレフィンやジエン
系モノマー等が挙げられる。
【0017】上述したような各部分を含有する多段重合
プロピレン−エチレンブロック共重合体全体におけるエ
チレンの含有量は、1〜16重量%であり、特に2.0 〜1
2.5重量%であるのが好ましい。また結晶性プロピレ
ンホモポリマー部分と、プロピレン−エチレンランダ
ム共重合部分との含有量については、+の合計を10
0 重量%として、結晶性プロピレンホモポリマー部分が
75〜95重量%、プロピレン−エチレンランダム共重合部
分が5〜25重量%であるのが好ましい。上記範囲外で
は、物性のバランスが悪化する。なお、結晶性エチレン
ホモポリマー部分を含有する場合、その含有量は5重量
%以下程度である。
プロピレン−エチレンブロック共重合体全体におけるエ
チレンの含有量は、1〜16重量%であり、特に2.0 〜1
2.5重量%であるのが好ましい。また結晶性プロピレ
ンホモポリマー部分と、プロピレン−エチレンランダ
ム共重合部分との含有量については、+の合計を10
0 重量%として、結晶性プロピレンホモポリマー部分が
75〜95重量%、プロピレン−エチレンランダム共重合部
分が5〜25重量%であるのが好ましい。上記範囲外で
は、物性のバランスが悪化する。なお、結晶性エチレン
ホモポリマー部分を含有する場合、その含有量は5重量
%以下程度である。
【0018】上記多段重合プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体は、1.4 以上、好ましくは1.4 〜2.4 のダイ
スウェル比 (210 ℃、剪断速度103 s-1、キャピラリー
のL/D=40/0.8)を有する。ダイスウェル比が
1.4 未満ではフローマークが生じやすくなる。なお、ダ
イスウェル比が2.4 を超えると組成物の成形性が不足す
るので好ましくない。
ク共重合体は、1.4 以上、好ましくは1.4 〜2.4 のダイ
スウェル比 (210 ℃、剪断速度103 s-1、キャピラリー
のL/D=40/0.8)を有する。ダイスウェル比が
1.4 未満ではフローマークが生じやすくなる。なお、ダ
イスウェル比が2.4 を超えると組成物の成形性が不足す
るので好ましくない。
【0019】また、多段重合プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体のメルトフローレート(MFR、230 ℃、
2.16kg荷重) は15〜90g/10 分であるのが好ましい。M
FRの値が15g/10 分未満では得られる組成物の成形
性、特に射出成形性が低下し、また90g/10 分を超える
と機械的強度が低下するため好ましくない。
ック共重合体のメルトフローレート(MFR、230 ℃、
2.16kg荷重) は15〜90g/10 分であるのが好ましい。M
FRの値が15g/10 分未満では得られる組成物の成形
性、特に射出成形性が低下し、また90g/10 分を超える
と機械的強度が低下するため好ましくない。
【0020】なお、プロピレン−エチレンランダム共重
合部分以外の成分の合計(結晶性プロピレンホモポリマ
ー+結晶性エチレンホモポリマー)のメルトフローレー
トは、20〜220 g/10分であるのが好ましい。
合部分以外の成分の合計(結晶性プロピレンホモポリマ
ー+結晶性エチレンホモポリマー)のメルトフローレー
トは、20〜220 g/10分であるのが好ましい。
【0021】上述したような多段重合プロピレン−エチ
レンブロック共重合体は、まずチーグラ触媒等の存在下
でプロピレンを重合することにより、結晶性プロピレン
ホモポリマー部分(少量のコモノマー成分を含んでいて
もよい)を生成し、次の段階でエチレン+プロピレンに
切替えてランダム共重合部分を生成することにより合成
することができる。なお、結晶性エチレンホモポリマー
部分は、上記ランダム共重合部分の合成工程において微
量生成される。
レンブロック共重合体は、まずチーグラ触媒等の存在下
でプロピレンを重合することにより、結晶性プロピレン
ホモポリマー部分(少量のコモノマー成分を含んでいて
もよい)を生成し、次の段階でエチレン+プロピレンに
切替えてランダム共重合部分を生成することにより合成
することができる。なお、結晶性エチレンホモポリマー
部分は、上記ランダム共重合部分の合成工程において微
量生成される。
【0022】なお、結晶性プロピレンホモポリマー部
分、プロピレン−エチレンランダム共重合部分及び結晶
性エチレンホモポリマー部分は、例えば、プロピレン−
エチレンブロック共重合体を沸騰キシレンに溶解し、冷
却後に結晶性プロピレンホモポリマー部分と、結晶性エ
チレンホモポリマー部分を不溶部として分離し、前記不
溶部を100 ℃に再加熱して結晶性プロピレンホモポリマ
ー部分を不溶部として、それぞれ分離することができ
る。
分、プロピレン−エチレンランダム共重合部分及び結晶
性エチレンホモポリマー部分は、例えば、プロピレン−
エチレンブロック共重合体を沸騰キシレンに溶解し、冷
却後に結晶性プロピレンホモポリマー部分と、結晶性エ
チレンホモポリマー部分を不溶部として分離し、前記不
溶部を100 ℃に再加熱して結晶性プロピレンホモポリマ
ー部分を不溶部として、それぞれ分離することができ
る。
【0023】(b) オレフィン系エラストマー オレフィン系エラストマーとしては、エチレン、プロピ
レン、1ーブテン、1ーヘキセン、4ーメチルー1ーペ
ンテン等のα−オレフィンの2種又は3種以上の共重合
体ゴム、並びに上記モノオレフィンの2種(エチレンと
プロピレンが望ましい)とジシクロペンタジエン、1,4
ーヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチレンノルボ
ルネン、エチリデンノルボルネン等の非共役ジエン又は
ブタジエン、イソプレン等の共役ジエンとの共重合体ゴ
ム等が挙げられる。典型的には、エチレン−プロピレン
共重合体ゴム(EPR)、エチレン−ブテン共重合体ゴ
ム(EBR)及びエチレン−プロピレン−ジエン共重合
体ゴム(EPDM)等が挙げられる。
レン、1ーブテン、1ーヘキセン、4ーメチルー1ーペ
ンテン等のα−オレフィンの2種又は3種以上の共重合
体ゴム、並びに上記モノオレフィンの2種(エチレンと
プロピレンが望ましい)とジシクロペンタジエン、1,4
ーヘキサジエン、シクロオクタジエン、メチレンノルボ
ルネン、エチリデンノルボルネン等の非共役ジエン又は
ブタジエン、イソプレン等の共役ジエンとの共重合体ゴ
ム等が挙げられる。典型的には、エチレン−プロピレン
共重合体ゴム(EPR)、エチレン−ブテン共重合体ゴ
ム(EBR)及びエチレン−プロピレン−ジエン共重合
体ゴム(EPDM)等が挙げられる。
【0024】エチレン−プロピレン共重合体ゴム(EP
R)は、エチレンの含有率が60〜80モル%、プロピレン
の含有率が20〜40モル%であるのが好ましい。より好ま
しい範囲は、エチレンが72〜78モル%、プロピレンが22
〜28モル%である。このようなエチレン−プロピレン共
重合体ゴムは、0.3 〜9.0 g/10分、特に0.4 〜8.6g
/10分のメルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16kg荷
重) を有するのが好ましい。
R)は、エチレンの含有率が60〜80モル%、プロピレン
の含有率が20〜40モル%であるのが好ましい。より好ま
しい範囲は、エチレンが72〜78モル%、プロピレンが22
〜28モル%である。このようなエチレン−プロピレン共
重合体ゴムは、0.3 〜9.0 g/10分、特に0.4 〜8.6g
/10分のメルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16kg荷
重) を有するのが好ましい。
【0025】また、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム(EPDM)は、上記エチレン−プロピレン共
重合体ゴムに、さらにジエン化合物を20モル%以下程度
共重合体したオレフィン系エラストマーである。上記エ
チレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムは、0.3 〜3.
0 g/10分、特に0.4 〜2.5 g/10分のメルトフローレ
ート(MFR、230 ℃、2.16kg荷重) を有するのが好まし
い。
合体ゴム(EPDM)は、上記エチレン−プロピレン共
重合体ゴムに、さらにジエン化合物を20モル%以下程度
共重合体したオレフィン系エラストマーである。上記エ
チレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムは、0.3 〜3.
0 g/10分、特に0.4 〜2.5 g/10分のメルトフローレ
ート(MFR、230 ℃、2.16kg荷重) を有するのが好まし
い。
【0026】エチレン−ブテン共重合体ゴム(EBR)
は、エチレンの含有量が78〜86モル%、ブテン-1の含有
量が14〜22モル%であるのが好ましい。特にエチレンの
含有量が80〜84モル%、ブテン-1の含有量が16〜20モル
%のものが好ましい。なお、エチレン−ブテン共重合体
ゴムは、エチレン及びブテン−1以外にヘキセン−1、
オクテン−1等の他のα−オレフィンやエチリデンノル
ボルネン、ジシクロペンタジエン等のジエン化合物等を
少量含有していてもよい。このようなエチレン−ブテン
共重合体ゴムは1.0 〜80g/10分、特に2.0 〜50g/10
分のメルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16kg荷重) を
有するのが好ましい。
は、エチレンの含有量が78〜86モル%、ブテン-1の含有
量が14〜22モル%であるのが好ましい。特にエチレンの
含有量が80〜84モル%、ブテン-1の含有量が16〜20モル
%のものが好ましい。なお、エチレン−ブテン共重合体
ゴムは、エチレン及びブテン−1以外にヘキセン−1、
オクテン−1等の他のα−オレフィンやエチリデンノル
ボルネン、ジシクロペンタジエン等のジエン化合物等を
少量含有していてもよい。このようなエチレン−ブテン
共重合体ゴムは1.0 〜80g/10分、特に2.0 〜50g/10
分のメルトフローレート(MFR、230 ℃、2.16kg荷重) を
有するのが好ましい。
【0027】(c) 無機フィラー 本発明において使用する無機フィラーとしては、タル
ク、マイカ、各種ウィスカ、ガラス繊維、炭酸カルシウ
ム等が挙げられる。これらの内ではタルクが好ましい。
ク、マイカ、各種ウィスカ、ガラス繊維、炭酸カルシウ
ム等が挙げられる。これらの内ではタルクが好ましい。
【0028】上記タルクは、平均粒径が3.0 μm以下の
ものが好ましい。タルクの平均粒径が3.0 μmを超える
と、曲げ弾性率等の機械的強度や寸法安定性が低下する
ため好ましくない。特に好ましいタルクの平均粒径は1.
0 〜2.0 μmである。なお、ここでいう平均粒径とは、
遠心沈降式粒度分布測定から求められる粒径である。
ものが好ましい。タルクの平均粒径が3.0 μmを超える
と、曲げ弾性率等の機械的強度や寸法安定性が低下する
ため好ましくない。特に好ましいタルクの平均粒径は1.
0 〜2.0 μmである。なお、ここでいう平均粒径とは、
遠心沈降式粒度分布測定から求められる粒径である。
【0029】〔2〕配合割合 上述したような各種成分の配合割合は、(a) 多段重合プ
ロピレン−エチレンブロック共重合体が50〜75重量%、
好ましくは55〜70重量%であり、(b) オレフィン系エラ
ストマーが20〜35重量%、好ましくは20〜30重量%であ
り、(c) 無機フィラーが5〜20重量%、好ましくは5〜
15重量%である。
ロピレン−エチレンブロック共重合体が50〜75重量%、
好ましくは55〜70重量%であり、(b) オレフィン系エラ
ストマーが20〜35重量%、好ましくは20〜30重量%であ
り、(c) 無機フィラーが5〜20重量%、好ましくは5〜
15重量%である。
【0030】(a) 多段重合プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体が50重量%未満では得られる組成物の剛性、
硬度等が低下しやすく、一方70重量%を超えると延性が
低下する。
ク共重合体が50重量%未満では得られる組成物の剛性、
硬度等が低下しやすく、一方70重量%を超えると延性が
低下する。
【0031】(b) オレフィン系エラストマーが20重量%
未満では引張破断伸度等の引張物性及び衝撃強度が低下
し、一方35重量%を超えると硬度及び剛性等が低下す
る。
未満では引張破断伸度等の引張物性及び衝撃強度が低下
し、一方35重量%を超えると硬度及び剛性等が低下す
る。
【0032】さらに(c) 無機フィラーの含有量が5重量
%未満では、剛性及び耐熱変形性が十分でなく、20重量
%を超えると延性が低下する。
%未満では、剛性及び耐熱変形性が十分でなく、20重量
%を超えると延性が低下する。
【0033】〔3〕その他の成分 本発明の熱可塑性樹脂組成物は、その他にその改質を目
的として、他の添加剤、例えば熱安定剤、酸化防止剤、
光安定剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、離型剤、発泡
剤等を添加することができる。
的として、他の添加剤、例えば熱安定剤、酸化防止剤、
光安定剤、難燃剤、可塑剤、帯電防止剤、離型剤、発泡
剤等を添加することができる。
【0034】〔4〕製造方法 このような本発明の組成物は一軸押出機、二軸押出機等
の押出機を用いて、180 〜220 ℃、好ましくは190 〜21
0 ℃で溶融混練することによって得ることができる。
の押出機を用いて、180 〜220 ℃、好ましくは190 〜21
0 ℃で溶融混練することによって得ることができる。
【0035】〔5〕物性 上述したようにして得られる本発明の熱可塑性樹脂組成
物は、7〜40g/10分、特に9〜30g/10分のメルトフ
ローレート(MFR、230 ℃、2.16kg荷重)を有するの
が好ましい。MFRの値が7g/10 分未満では得られる
組成物の成形性、特に射出成形性が低下し、また40g/1
0 分を超えると機械的強度が低下するため好ましくな
い。
物は、7〜40g/10分、特に9〜30g/10分のメルトフ
ローレート(MFR、230 ℃、2.16kg荷重)を有するの
が好ましい。MFRの値が7g/10 分未満では得られる
組成物の成形性、特に射出成形性が低下し、また40g/1
0 分を超えると機械的強度が低下するため好ましくな
い。
【0036】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、1.
3 以上、特に1.3 〜2.3 のダイスウェル比 (210 ℃、剪
断速度103 s-1、キャピラリーのL/D=40/0.
8)を有するのが好ましい。ダイスウェル比が1.3 未満
では、射出成形品にフローマークが生じやすくなるため
好ましくない。なお、ダイスウェル比が2.3 を超えると
成形性が低下するため好ましくない。
3 以上、特に1.3 〜2.3 のダイスウェル比 (210 ℃、剪
断速度103 s-1、キャピラリーのL/D=40/0.
8)を有するのが好ましい。ダイスウェル比が1.3 未満
では、射出成形品にフローマークが生じやすくなるため
好ましくない。なお、ダイスウェル比が2.3 を超えると
成形性が低下するため好ましくない。
【0037】また、本発明の熱可塑性樹脂組成物は、5.
0 ×102 〜2.0 ×103 ポイズ、特に7.0 ×102 〜1.5 ×
103 ポイズの粘度 (キャピログラフにより測定) を有す
るのが好ましい。粘度が5.0 ×102 ポイズ未満では、射
出成形品にフローマークが生じやすくなり、一方2.0 ×
103 ポイズを超えると、組成物の成形性、特に射出成形
性が低下するため好ましくない。
0 ×102 〜2.0 ×103 ポイズ、特に7.0 ×102 〜1.5 ×
103 ポイズの粘度 (キャピログラフにより測定) を有す
るのが好ましい。粘度が5.0 ×102 ポイズ未満では、射
出成形品にフローマークが生じやすくなり、一方2.0 ×
103 ポイズを超えると、組成物の成形性、特に射出成形
性が低下するため好ましくない。
【0038】
【作用】本発明においては、多段重合プロピレン−エチ
レンブロック共重合体と、オレフィン系エラストマー
と、無機フィラーとをそれぞれ所定量含有してなる組成
物において、多段重合プロピレン−エチレンブロック共
重合体として、所定の範囲のダイスウェル比と、所定の
範囲のプロピレン−エチレンランダム共重合部分の極限
粘度とを有するものを使用しているので、得られる組成
物は、射出成形したときにフローマークがほとんど生じ
ず、かつ良好な機械的強度を有する。
レンブロック共重合体と、オレフィン系エラストマー
と、無機フィラーとをそれぞれ所定量含有してなる組成
物において、多段重合プロピレン−エチレンブロック共
重合体として、所定の範囲のダイスウェル比と、所定の
範囲のプロピレン−エチレンランダム共重合部分の極限
粘度とを有するものを使用しているので、得られる組成
物は、射出成形したときにフローマークがほとんど生じ
ず、かつ良好な機械的強度を有する。
【0039】このような効果が得られる理由は必ずしも
明らかではないが、上記物性を有するプロピレン−エチ
レンブロック共重合体は、オレフィン系エラストマー及
び無機フィラーとの組成物とした時に、組成物が射出成
形に好適な溶融粘度を有するように作用するため、得ら
れる組成物が射出成形時に均一な樹脂の流動性を示すた
めであると考えられる。
明らかではないが、上記物性を有するプロピレン−エチ
レンブロック共重合体は、オレフィン系エラストマー及
び無機フィラーとの組成物とした時に、組成物が射出成
形に好適な溶融粘度を有するように作用するため、得ら
れる組成物が射出成形時に均一な樹脂の流動性を示すた
めであると考えられる。
【0040】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説
明する。なお、原料となる樹脂及びタルクとしては以下
のものを使用した。 [1] 2段重合プロピレン−エチレンブロック共重合体
明する。なお、原料となる樹脂及びタルクとしては以下
のものを使用した。 [1] 2段重合プロピレン−エチレンブロック共重合体
【0041】 第 1 表 物 性 BPP−1 BPP−2 BPP−3 BPP−4 BPP−5 MFR(1) 30 70 40 60 80 Cv(2) 15 10 15 15 5 Gv(3) 50 30 50 50 50 〔η〕CXS (4) 4 6 6 3 4 MFRHOMO (5) 90 180 140 140 140 ダイスウェル比(6) 1.4 1.7 1.7 1.4 1.3
【0042】注) (1) MFR:ASTM D1238により230
℃、2.16kg荷重下で測定した (単位はg/10分) 。 (2) Cv:プロピレン−エチレンブロック共重合体中の
共重合部分 (プロピレン−エチレンランダム共重合部
分) の含有率 (単位は重量%) 。 (3) Gv:プロピレン−エチレンランダム共重合部分に
おけるエチレンの含有率(単位は重量%) 。 (4) 〔η〕CXS :プロピレン−エチレンブロック共重合
体中の共重合部分 (プロピレン−エチレンランダム共重
合部分) の極限粘度 (単位はdl/g) 。 (5) MFRHOMO:プロピレン−エチレンブロック共重合
体中のホモ部分 (結晶性プロピレンホモポリマー部分及
び結晶性エチレンホモポリマー部分) のメルトフローレ
ート(MFR、230 ℃、2.16kg荷重;単位はg/10
分)。 (6) ダイスウェル比:210 ℃、剪断速度103 s-1、キャ
ピラリーのL/D=40/0.8の条件下で測定した
(無次元量)。
℃、2.16kg荷重下で測定した (単位はg/10分) 。 (2) Cv:プロピレン−エチレンブロック共重合体中の
共重合部分 (プロピレン−エチレンランダム共重合部
分) の含有率 (単位は重量%) 。 (3) Gv:プロピレン−エチレンランダム共重合部分に
おけるエチレンの含有率(単位は重量%) 。 (4) 〔η〕CXS :プロピレン−エチレンブロック共重合
体中の共重合部分 (プロピレン−エチレンランダム共重
合部分) の極限粘度 (単位はdl/g) 。 (5) MFRHOMO:プロピレン−エチレンブロック共重合
体中のホモ部分 (結晶性プロピレンホモポリマー部分及
び結晶性エチレンホモポリマー部分) のメルトフローレ
ート(MFR、230 ℃、2.16kg荷重;単位はg/10
分)。 (6) ダイスウェル比:210 ℃、剪断速度103 s-1、キャ
ピラリーのL/D=40/0.8の条件下で測定した
(無次元量)。
【0043】[2] オレフィン系エラストマー EPR−1:〔プロピレン含有率26重量%、メルトフロ
ーレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)3.2g/10
分〕 EPR−2:〔プロピレン含有率23重量%、メルトフロ
ーレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)0.8g/10
分〕 EBR−1:〔ブテン含有率20重量%、メルトフローレ
ート(MFR、230 ℃、2.16kg荷重)7.1g/10分〕
ーレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)3.2g/10
分〕 EPR−2:〔プロピレン含有率23重量%、メルトフロ
ーレート(MFR、230℃、2.16kg荷重)0.8g/10
分〕 EBR−1:〔ブテン含有率20重量%、メルトフローレ
ート(MFR、230 ℃、2.16kg荷重)7.1g/10分〕
【0044】[3] タルク タルク−1:〔富士タルク(株)製 LMR100、平
均粒径1.8 μm〕 タルク−2:〔富士タルク(株)製 LMS300、平
均粒径1.2 μm〕
均粒径1.8 μm〕 タルク−2:〔富士タルク(株)製 LMS300、平
均粒径1.2 μm〕
【0045】実施例1〜6、比較例1〜7 第2表に示す割合で多段重合プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体(BPP-1乃至BPP-7)、オレフィン系エラス
トマー (EPR-1 、EPR-2 又はEBR-1)及びタルク(タルク
−1又はタルク−2) をスーパーミキサーでドライブレ
ンドし、その後二軸押出機 (45mmφ) に投入して180 〜
220 ℃及びスクリュー回転数200 rpm で混練し、ペレッ
トを得た。
ック共重合体(BPP-1乃至BPP-7)、オレフィン系エラス
トマー (EPR-1 、EPR-2 又はEBR-1)及びタルク(タルク
−1又はタルク−2) をスーパーミキサーでドライブレ
ンドし、その後二軸押出機 (45mmφ) に投入して180 〜
220 ℃及びスクリュー回転数200 rpm で混練し、ペレッ
トを得た。
【0046】次に得られたペレットを射出成形機によ
り、射出温度210 ℃及び射出圧力60kg/cm 2 で後述する
物性測定用の試験片に成形した。
り、射出温度210 ℃及び射出圧力60kg/cm 2 で後述する
物性測定用の試験片に成形した。
【0047】このようにして得られた試験片に対して、
メルトフローレート、ダイスウェル比及び粘度の測定、
フローマークの有無、剛性及び耐衝撃性の評価を行っ
た。結果を第3表に示す。
メルトフローレート、ダイスウェル比及び粘度の測定、
フローマークの有無、剛性及び耐衝撃性の評価を行っ
た。結果を第3表に示す。
【0048】 第 2 表 組 成 (重量部) 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 BPPの種類 BPP-1 BPP-1 BPP-2 BPP-2 BPP-2 配合量 60 65 60 60 65 EPR又はEBRの種類 EPR-1 EPR-1 EBR-1 EBR-1 EPR-2 配合量 30 25 30 25 25 タルクの種類 タルク-1 タルク-1 タルク-1 タルク-2 タルク-1 配合量 10 10 10 10 10
【0049】 第 2 表 (続 き) 組 成 (重量部) 実施例6 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 BPPの種類 BPP-3 BPP-4 BPP-5 BPP-3 BPP-3 配合量 70 60 60 45 70 EPR又はEBRの種類 EPR-1 EPR-1 EPR-1 EPR-1 EPR-1 配合量 25 30 30 35 15 タルクの種類 タルク-2 タルク-1 タルク-1 タルク-1 タルク-1 配合量 5 10 10 20 15
【0050】
【0051】 第 3 表 物 性 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 M F R (1) 15 17 30 30 20 ダイスウェル比(2) 1.3 1.3 1.6 1.6 1.6 粘度 (×102 ) (3) 9.0 8.5 7.0 7.0 8.0 フローマークの有無(4) 無 無 無 無 無 剛性の評価(5) ○ ○ ○ ○ ○ 耐衝撃性の評価(6) ○ ○ ○ ○ ○
【0052】 第 3 表 (続 き) 物 性 実施例6 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 M F R (1) 25 30 40 15 25 ダイスウェル比(2) 1.6 1.3 1.2 1.4 1.6 粘度 (×102 ) (3) 7.5 7.0 6.0 9.0 8.0 フローマークの有無(4) 無 有 有 有 無 剛性の評価(5) ○ ○ ○ ○ ○ 耐衝撃性の評価(6) ○ ○ ○ ○ ×
【0053】第 3 表 (続 き)物 性 比較例5 比較例6 比較例7 M F R (1) 10 22 15 ダイスウェル比(2) 1.4 1.6 1.4 粘度 (×102 ) (3) 10.0 8.0 9.0 フローマークの有無(4) 無 無 無 剛性の評価(5) × × ○ 耐衝撃性の評価(6) ○ ○ ×
【0054】(1) MFR:ASTM D1238により230 ℃、2.
16kgの荷重下で測定した (単位g/10分) 。 (2) ダイスウェル比:210 ℃、剪断速度103 s-1、キャ
ピラリーのL/D=40/0.8の条件下で測定した
(無次元量)。 (3) 粘度:210 ℃、剪断速度103 s-1の条件下で測定し
た (単位はポイズ) 。 (4) フローマークの有無:35cm×10cm×0.3 cmの射出成
形品を作製し、その表面を目視にて観察してフローマー
クの認められたものを ^有" 、認められなかったものを
^無" として記載した。 (5) 剛性の評価:曲げ弾性率 (単位はkgf/cm2 ) をASTM
D790 により準拠して測定し、その値が6000kgf/cm2 以
上のものを○、それ未満のものを×はして評価した。 (6) 耐衝撃性の評価:アイゾット衝撃強度(単位はkgf-
cm/cm)をASTM D256 に準拠して6.4 mmの厚さの試験片を
用いて、−30℃、ノッチ付きにて測定し、その値が5kg
f-cm/cm 以上のものを○、それ未満のものを×として評
価した。
16kgの荷重下で測定した (単位g/10分) 。 (2) ダイスウェル比:210 ℃、剪断速度103 s-1、キャ
ピラリーのL/D=40/0.8の条件下で測定した
(無次元量)。 (3) 粘度:210 ℃、剪断速度103 s-1の条件下で測定し
た (単位はポイズ) 。 (4) フローマークの有無:35cm×10cm×0.3 cmの射出成
形品を作製し、その表面を目視にて観察してフローマー
クの認められたものを ^有" 、認められなかったものを
^無" として記載した。 (5) 剛性の評価:曲げ弾性率 (単位はkgf/cm2 ) をASTM
D790 により準拠して測定し、その値が6000kgf/cm2 以
上のものを○、それ未満のものを×はして評価した。 (6) 耐衝撃性の評価:アイゾット衝撃強度(単位はkgf-
cm/cm)をASTM D256 に準拠して6.4 mmの厚さの試験片を
用いて、−30℃、ノッチ付きにて測定し、その値が5kg
f-cm/cm 以上のものを○、それ未満のものを×として評
価した。
【0055】第3表より明らかなように、実施例1〜6
の組成物は、MFRの値、ダイスウェル比及び粘度の値
が射出成形に好適なものであり、フローマークが無く、
剛性及び耐衝撃性が良好なものであった。これに対し、
各比較例の組成物は、フローマークの無いものは、剛性
及び/又は耐衝撃性が十分でなく、また剛性及び耐衝撃
性の良好なものには、フローマークが認められた。
の組成物は、MFRの値、ダイスウェル比及び粘度の値
が射出成形に好適なものであり、フローマークが無く、
剛性及び耐衝撃性が良好なものであった。これに対し、
各比較例の組成物は、フローマークの無いものは、剛性
及び/又は耐衝撃性が十分でなく、また剛性及び耐衝撃
性の良好なものには、フローマークが認められた。
【0056】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明において
は、多段重合プロピレン−エチレンブロック共重合体
と、オレフィン系エラストマーと、無機フィラーとをそ
れぞれ所定量含有してなる組成物において、多段重合プ
ロピレン−エチレンブロック共重合体として、所定の範
囲のダイスウェル比と、所定の範囲のプロピレン−エチ
レンランダム共重合部分の極限粘度とを有するものを使
用しているので、得られる組成物は、射出成形したとき
にフローマークがほとんど生じず、かつ良好な機械的強
度を有する。
は、多段重合プロピレン−エチレンブロック共重合体
と、オレフィン系エラストマーと、無機フィラーとをそ
れぞれ所定量含有してなる組成物において、多段重合プ
ロピレン−エチレンブロック共重合体として、所定の範
囲のダイスウェル比と、所定の範囲のプロピレン−エチ
レンランダム共重合部分の極限粘度とを有するものを使
用しているので、得られる組成物は、射出成形したとき
にフローマークがほとんど生じず、かつ良好な機械的強
度を有する。
【0057】このような本発明の熱可塑性樹脂組成物
は、大型射出成形品、特に自動車の各種外装品、例えば
バンパー、サイドモール、スポイラー、マットガード等
に好適である。
は、大型射出成形品、特に自動車の各種外装品、例えば
バンパー、サイドモール、スポイラー、マットガード等
に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北野 吉祥 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番1号 東 燃化学株式会社技術開発センター内
Claims (1)
- 【請求項1】 (a) 多段重合により得られるプロピレン
−エチレンブロック共重合体50〜75重量%と、(b) オレ
フィン系エラストマー20〜35重量%と、(c) 無機フィラ
ー5〜20重量%とを含有する熱可塑性樹脂組成物であっ
て、前記(a) 多段重合により得られるプロピレン−エチ
レンブロック共重合体は、1.4 以上のダイスウェル比
(210 ℃、剪断速度103 s-1、キャピラリーのL/D=
40/0.8)を有し、前記プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体中のプロピレン−エチレンランダム共重合
部分は4.0 以上の極限粘度を有することを特徴とする熱
可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10776193A JPH06299040A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10776193A JPH06299040A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06299040A true JPH06299040A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14467329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10776193A Pending JPH06299040A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06299040A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SG79256A1 (en) * | 1998-06-18 | 2001-03-20 | Sumitomo Chemical Co | Injection-molded product of propylene based resin composition |
| SG113461A1 (en) * | 2002-05-09 | 2005-08-29 | Sumitomo Chemical Co | Polypropylene resin composition and heat-shrinkable film obtained from the same |
| JP2008019347A (ja) * | 2006-07-13 | 2008-01-31 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ポリプロピレン系樹脂組成物 |
| CN105849179A (zh) * | 2013-12-20 | 2016-08-10 | 沙特基础工业公司 | 多相丙烯共聚物 |
| JP2023139863A (ja) * | 2022-03-22 | 2023-10-04 | Mcppイノベーション合同会社 | 熱可塑性エラストマー組成物、射出成形品、及びエアバッグ収納カバー |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP10776193A patent/JPH06299040A/ja active Pending
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