JPH06299377A - 海洋エンジンにおける電蝕・錆防止方法及びその装置 - Google Patents
海洋エンジンにおける電蝕・錆防止方法及びその装置Info
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- JPH06299377A JPH06299377A JP5107502A JP10750293A JPH06299377A JP H06299377 A JPH06299377 A JP H06299377A JP 5107502 A JP5107502 A JP 5107502A JP 10750293 A JP10750293 A JP 10750293A JP H06299377 A JPH06299377 A JP H06299377A
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Landscapes
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 海洋エンジンにおける電蝕防止に外部電源方
式を採用し、電蝕防止のみならず、防蝕電流によって錆
の発生を防止し、かつ、既に存する錆を取り、鍍金作用
を果すことによってエンジンの長寿命化をはかることを
目的とする。 【構成】 海洋エンジン1の冷却管路に、海水が流通可
能な低電位金属体が収納された電蝕防止装置3を設け、
低電位金属体から導出した端子4を抵抗器5を介して外
部電源10のプラス側端子に接続し、該外部電源10の
マイナス側端子をエンジン各部材及び他の被防蝕体2に
接続して防蝕電流を流し、電蝕を防止する方法と装置を
提供する。溶解した低電位金属は、海洋エンジン1の冷
却管路内に付着するようにしてある。
式を採用し、電蝕防止のみならず、防蝕電流によって錆
の発生を防止し、かつ、既に存する錆を取り、鍍金作用
を果すことによってエンジンの長寿命化をはかることを
目的とする。 【構成】 海洋エンジン1の冷却管路に、海水が流通可
能な低電位金属体が収納された電蝕防止装置3を設け、
低電位金属体から導出した端子4を抵抗器5を介して外
部電源10のプラス側端子に接続し、該外部電源10の
マイナス側端子をエンジン各部材及び他の被防蝕体2に
接続して防蝕電流を流し、電蝕を防止する方法と装置を
提供する。溶解した低電位金属は、海洋エンジン1の冷
却管路内に付着するようにしてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海洋エンジンにおける電
蝕・錆防止方法及びその装置に係り、特には海水による
エンジン各部の電蝕を防止するために、エンジンの冷却
管路の取水口近傍に亜鉛等の低電位金属体を介在させ、
この低電位金属体と外部に設置したバッテリ等の電源の
プラス極とを電気的に接続するとともに、該電源のマイ
ナス極と被電蝕・錆防止体であるエンジン各部及び舵取
部材等と電気的に接続することにより、被電蝕・錆防止
体に防蝕電流を発生させて電蝕を防止する一方、溶触し
た亜鉛等が冷却管路内面に鍍金作用で付着することによ
り、配管内外の錆を取るとともに、その後を被膜して保
護するようにしたものである。
蝕・錆防止方法及びその装置に係り、特には海水による
エンジン各部の電蝕を防止するために、エンジンの冷却
管路の取水口近傍に亜鉛等の低電位金属体を介在させ、
この低電位金属体と外部に設置したバッテリ等の電源の
プラス極とを電気的に接続するとともに、該電源のマイ
ナス極と被電蝕・錆防止体であるエンジン各部及び舵取
部材等と電気的に接続することにより、被電蝕・錆防止
体に防蝕電流を発生させて電蝕を防止する一方、溶触し
た亜鉛等が冷却管路内面に鍍金作用で付着することによ
り、配管内外の錆を取るとともに、その後を被膜して保
護するようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般に金属が錆びることを防ぐ手段とし
て、該金属表面に塗膜を施して空気,水及び湿気から遮
断する方法が多用されているが、海洋航行船舶に搭載さ
れる舶用エンジンその他海水を冷却水として用いるエン
ジンを含む海洋エンジンは、海水によって電蝕を起こ
し、エンジンそのものの寿命よりも電蝕による腐蝕で使
用できなくなることが多い。
て、該金属表面に塗膜を施して空気,水及び湿気から遮
断する方法が多用されているが、海洋航行船舶に搭載さ
れる舶用エンジンその他海水を冷却水として用いるエン
ジンを含む海洋エンジンは、海水によって電蝕を起こ
し、エンジンそのものの寿命よりも電蝕による腐蝕で使
用できなくなることが多い。
【0003】この電蝕とは2種の金属が電解質溶液に浸
漬された場合に、両金属の電極電位の差によって電池が
できて、陽極側の金属がイオンとなって溶出する現象を
指す。船舶の場合を例にとると、船体が鋼鉄製であるの
に対してエンジンを構成する各部材とかプロペラ及び舵
取部材は黄銅とかアルミニウム青銅であるため、イオン
化傾向の大きい金属で構成されているエンジン各部材及
び舵取部材等は電蝕による腐食が進行し易い状態下にあ
る。
漬された場合に、両金属の電極電位の差によって電池が
できて、陽極側の金属がイオンとなって溶出する現象を
指す。船舶の場合を例にとると、船体が鋼鉄製であるの
に対してエンジンを構成する各部材とかプロペラ及び舵
取部材は黄銅とかアルミニウム青銅であるため、イオン
化傾向の大きい金属で構成されているエンジン各部材及
び舵取部材等は電蝕による腐食が進行し易い状態下にあ
る。
【0004】上記電蝕に対処して、電気防蝕法として知
られている手段がある。即ち、金属面から流出する電流
と反対方向から、これに打ち勝つだけの防蝕電流を継続
的に流すことにより、腐食電流を打ち消す方法である。
られている手段がある。即ち、金属面から流出する電流
と反対方向から、これに打ち勝つだけの防蝕電流を継続
的に流すことにより、腐食電流を打ち消す方法である。
【0005】電気防蝕法には流電陽極方式と外部電源方
式とがあるが、上記流電陽極方式とは、防蝕すべき金属
に、それより低電位の金属,例えば鉄に対してはアルミ
ニウムとかマグネシウム,亜鉛等の陽極を電線をつな
ぎ、両金属の局部電池作用で発生する電流を防蝕電流と
して利用する方法である。他方の外部電源方式とは、一
般的には腐食液中又は土壌中に電極を設置してこれを外
部の直流電源のプラス端子に、被防蝕をマイナス端子に
それぞれ接続して、電極から防蝕すべき金属に向けて防
蝕電流を流入させる方式である。
式とがあるが、上記流電陽極方式とは、防蝕すべき金属
に、それより低電位の金属,例えば鉄に対してはアルミ
ニウムとかマグネシウム,亜鉛等の陽極を電線をつな
ぎ、両金属の局部電池作用で発生する電流を防蝕電流と
して利用する方法である。他方の外部電源方式とは、一
般的には腐食液中又は土壌中に電極を設置してこれを外
部の直流電源のプラス端子に、被防蝕をマイナス端子に
それぞれ接続して、電極から防蝕すべき金属に向けて防
蝕電流を流入させる方式である。
【0006】海洋エンジンの場合には、通常流電陽極方
式が多用されており、エンジンの外面にボルト状又は板
状の亜鉛を取付けて電蝕を防止している。特に不純物含
有量の少ない高純度の亜鉛を使用することにより、使用
期間中を通じて−1.0V内外の陽極電位を維持するこ
とが可能であり、鉄鋼の防蝕電位に対して略0.25V
の有効電圧を有することになり、海中では十分な防蝕電
流を発生させることが可能となる。
式が多用されており、エンジンの外面にボルト状又は板
状の亜鉛を取付けて電蝕を防止している。特に不純物含
有量の少ない高純度の亜鉛を使用することにより、使用
期間中を通じて−1.0V内外の陽極電位を維持するこ
とが可能であり、鉄鋼の防蝕電位に対して略0.25V
の有効電圧を有することになり、海中では十分な防蝕電
流を発生させることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような流電陽極方式の場合、海洋エンジンにボルト状又
は板状の亜鉛を部分的に取り付けても、この亜鉛自体の
全量が小量にすぎないため、5〜8ヶ月程度で亜鉛がな
くなり、頻繁に亜鉛を補充しなければならず、現実的に
はこの補充を忘れてしまうことが多く、防蝕効果が充分
に得られないという課題があった。
ような流電陽極方式の場合、海洋エンジンにボルト状又
は板状の亜鉛を部分的に取り付けても、この亜鉛自体の
全量が小量にすぎないため、5〜8ヶ月程度で亜鉛がな
くなり、頻繁に亜鉛を補充しなければならず、現実的に
はこの補充を忘れてしまうことが多く、防蝕効果が充分
に得られないという課題があった。
【0008】また、海洋エンジンに対して亜鉛を部分的
に取り付けるものであるから、局部的な電蝕防止にとど
まっており、更に従来のエンジン外面に取付けられた亜
鉛等の低電位金属体は電蝕を防止するのみであって、エ
ンジン各部の錆を取ったり、錆の発生を防止する作用は
なく、溶解した亜鉛はそのまま外部に放出されているの
が現状である。
に取り付けるものであるから、局部的な電蝕防止にとど
まっており、更に従来のエンジン外面に取付けられた亜
鉛等の低電位金属体は電蝕を防止するのみであって、エ
ンジン各部の錆を取ったり、錆の発生を防止する作用は
なく、溶解した亜鉛はそのまま外部に放出されているの
が現状である。
【0009】そこで本発明は、このような従来の海洋エ
ンジンにおける電蝕防止方法と装置が有している課題を
解消して、特に前記外部電源方式を採用したことにより
電蝕を防止するのみならず、防蝕電流によって電蝕によ
る錆の発生を防止するとともに、既に存する錆を取り、
かつ、鍍金作用を果すことによって海洋エンジンの長寿
命化をはかることができる電蝕・錆防止方法及びその装
置を提供することを目的とするものである。
ンジンにおける電蝕防止方法と装置が有している課題を
解消して、特に前記外部電源方式を採用したことにより
電蝕を防止するのみならず、防蝕電流によって電蝕によ
る錆の発生を防止するとともに、既に存する錆を取り、
かつ、鍍金作用を果すことによって海洋エンジンの長寿
命化をはかることができる電蝕・錆防止方法及びその装
置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、海洋エンジンの冷却管路に、海水が流通可
能な低電位金属体が収納された電蝕防止装置を設け、該
低電位金属体から導出した端子を抵抗器を介して外部電
源のプラス側端子に接続するとともに、該外部電源のマ
イナス側端子をエンジンを構成する各部材若しくは他の
被防蝕体に接続して防蝕電流を流し、この防蝕電流でエ
ンジン各部若しくは他の被防蝕体の電蝕を防止するよう
にした海洋エンジンにおける電蝕・錆防止方法を提供す
る。また、溶解した低電位金属が冷却管路内に付着する
ようにしてある。
するために、海洋エンジンの冷却管路に、海水が流通可
能な低電位金属体が収納された電蝕防止装置を設け、該
低電位金属体から導出した端子を抵抗器を介して外部電
源のプラス側端子に接続するとともに、該外部電源のマ
イナス側端子をエンジンを構成する各部材若しくは他の
被防蝕体に接続して防蝕電流を流し、この防蝕電流でエ
ンジン各部若しくは他の被防蝕体の電蝕を防止するよう
にした海洋エンジンにおける電蝕・錆防止方法を提供す
る。また、溶解した低電位金属が冷却管路内に付着する
ようにしてある。
【0011】上記電蝕防止装置は、所定のケーシング
と、該ケーシングの内部に収納され、長手方向に沿って
貫通する孔が形成された低電位金属体と、低電位金属体
から導出された導電性端子と、この導電性端子に付設さ
れた抵抗器とを具備しており、又上半分が開口された半
筒状のケーシングと、該ケーシングの内部に収納され、
長手方向に沿って貫通する孔が形成された円筒形状の低
電位金属体と、上記ケーシングの開口部分を覆う蓋部材
と、低電位金属体から蓋部材上に導出された導電性端子
と、この導電性端子に付設された抵抗器とを具備してい
る。この抵抗器には、通電時に点灯する表示ランプが設
けられている。
と、該ケーシングの内部に収納され、長手方向に沿って
貫通する孔が形成された低電位金属体と、低電位金属体
から導出された導電性端子と、この導電性端子に付設さ
れた抵抗器とを具備しており、又上半分が開口された半
筒状のケーシングと、該ケーシングの内部に収納され、
長手方向に沿って貫通する孔が形成された円筒形状の低
電位金属体と、上記ケーシングの開口部分を覆う蓋部材
と、低電位金属体から蓋部材上に導出された導電性端子
と、この導電性端子に付設された抵抗器とを具備してい
る。この抵抗器には、通電時に点灯する表示ランプが設
けられている。
【0012】上記低電位金属体の内壁部には、長手方向
に沿って延長された複数本の溝が形成され、更に該低電
位金属体の内部の長手方向に沿って鉄板が埋設されてお
り、この鉄板の外周面にメッシュ金網が固定されてい
る。また、上記低電位金属体の外周部は絶縁性のフィル
ムで被覆されている。更に電蝕防止装置の海水入力側の
接続管には、停船時における海水の逆流を防止する逆止
弁を配設されている。
に沿って延長された複数本の溝が形成され、更に該低電
位金属体の内部の長手方向に沿って鉄板が埋設されてお
り、この鉄板の外周面にメッシュ金網が固定されてい
る。また、上記低電位金属体の外周部は絶縁性のフィル
ムで被覆されている。更に電蝕防止装置の海水入力側の
接続管には、停船時における海水の逆流を防止する逆止
弁を配設されている。
【0013】前記外部電源とは別途に海水が注入された
容器を設けて、該容器内に低電位金属体を浸漬し、該低
電位金属体と前記外部電源のプラス側端子とを接続する
とともに船体に装備された他の電気機器と該低電位金属
体とをアース線で接続した構成にしてある。
容器を設けて、該容器内に低電位金属体を浸漬し、該低
電位金属体と前記外部電源のプラス側端子とを接続する
とともに船体に装備された他の電気機器と該低電位金属
体とをアース線で接続した構成にしてある。
【0014】
【作用】上記構成の本発明によれば、かかる電蝕・錆防
止方法及びその装置によれば、海洋エンジンの始動に伴
って冷却水ポンプが駆動されると、冷却水として取り入
れられた海水が電蝕防止装置内に入り、低電位金属体の
孔内を流通する際に、海水を電解質溶液とする電池作用
によって陽極側の金属であるエンジン各部がイオンとな
って溶出し易い状態となるが、電極電位の差によって低
電位金属体から流れる電流が抵抗器を介して外部電源の
プラス側端子に流れ、この外部電源のマイナス側端子か
らエンジン各部及び他の被防蝕体に向けて前記電池作用
に基づく電流の向きとは反対方向からこれに打ち勝つだ
けの防蝕電流が継続的に流入される。この防蝕電流によ
ってエンジン各部と他の被防蝕体の電蝕が防止され、更
に部分的に溶解した低電位金属体は冷却水の配管内部に
鍍金作用によって付着して配管内外の錆を取り、その後
を被膜して保護するという作用をもたらす。更に、船体
の外への牡蠣や貝の付着を防止する作用をも有する。
止方法及びその装置によれば、海洋エンジンの始動に伴
って冷却水ポンプが駆動されると、冷却水として取り入
れられた海水が電蝕防止装置内に入り、低電位金属体の
孔内を流通する際に、海水を電解質溶液とする電池作用
によって陽極側の金属であるエンジン各部がイオンとな
って溶出し易い状態となるが、電極電位の差によって低
電位金属体から流れる電流が抵抗器を介して外部電源の
プラス側端子に流れ、この外部電源のマイナス側端子か
らエンジン各部及び他の被防蝕体に向けて前記電池作用
に基づく電流の向きとは反対方向からこれに打ち勝つだ
けの防蝕電流が継続的に流入される。この防蝕電流によ
ってエンジン各部と他の被防蝕体の電蝕が防止され、更
に部分的に溶解した低電位金属体は冷却水の配管内部に
鍍金作用によって付着して配管内外の錆を取り、その後
を被膜して保護するという作用をもたらす。更に、船体
の外への牡蠣や貝の付着を防止する作用をも有する。
【0015】また、上記低電位金属体の内部に埋設され
た鉄板及び該鉄板の外周面に固定されたメッシュ金網に
よって低電位金属体の溶解が促進され、該低電位金属体
の外周部を絶縁性のフィルムで被覆したことにより、低
電位金属体は内側から外側に向けて順次溶解する。ま
た、導電性端子に付設された抵抗器は、外部電源に流れ
る電流を一定に保つ作用を有し、かつ、抵抗器の通電時
には表示ランプが点灯して通電の有無を確認することが
できる。
た鉄板及び該鉄板の外周面に固定されたメッシュ金網に
よって低電位金属体の溶解が促進され、該低電位金属体
の外周部を絶縁性のフィルムで被覆したことにより、低
電位金属体は内側から外側に向けて順次溶解する。ま
た、導電性端子に付設された抵抗器は、外部電源に流れ
る電流を一定に保つ作用を有し、かつ、抵抗器の通電時
には表示ランプが点灯して通電の有無を確認することが
できる。
【0016】
【実施例】以下図面を参照して本発明にかかる海洋エン
ジンにおける電蝕・錆防止方法及びその装置の具体的な
実施例を説明する。図1は本発明の基本的概念を全体的
に説明する概念図であり、1は被防蝕体としての海洋エ
ンジン、2はその他の被防蝕体である。この被防蝕体2
としては、舵取部材とかプロペラが挙げられる。
ジンにおける電蝕・錆防止方法及びその装置の具体的な
実施例を説明する。図1は本発明の基本的概念を全体的
に説明する概念図であり、1は被防蝕体としての海洋エ
ンジン、2はその他の被防蝕体である。この被防蝕体2
としては、舵取部材とかプロペラが挙げられる。
【0017】3は本発明の特徴的な構成体である電蝕防
止装置であり、この電蝕防止装置3の外周面には端子4
が取り付けられている。5は端子4に付設された抵抗器
である。電蝕防止装置3の具体的構造に関しては、図2
乃至図6を用いて後述する。
止装置であり、この電蝕防止装置3の外周面には端子4
が取り付けられている。5は端子4に付設された抵抗器
である。電蝕防止装置3の具体的構造に関しては、図2
乃至図6を用いて後述する。
【0018】海洋エンジン1と電蝕防止装置3とは接続
管6で連接されている。7は海水の流入口、8は同排出
口である。更に上記海水の流入口7と電蝕防止装置3と
の間に逆止弁9が配設されている。
管6で連接されている。7は海水の流入口、8は同排出
口である。更に上記海水の流入口7と電蝕防止装置3と
の間に逆止弁9が配設されている。
【0019】10はバッテリで成る外部電源であり、こ
の外部電源10のプラス側端子と前記抵抗器5とが配線
11により接続され、外部電源10のマイナス側端子と
前記海洋エンジン1及びその他の被防蝕体2とが夫々配
線12,13により接続されている。また、別途に設け
た容器14内に海水15が注入され、この海水15中に
低電位金属体16が浸漬されている。17は船体内に装
備された他の電気機器であり、この電気機器17と低電
位金属体16とがアース線18により接続されている。
の外部電源10のプラス側端子と前記抵抗器5とが配線
11により接続され、外部電源10のマイナス側端子と
前記海洋エンジン1及びその他の被防蝕体2とが夫々配
線12,13により接続されている。また、別途に設け
た容器14内に海水15が注入され、この海水15中に
低電位金属体16が浸漬されている。17は船体内に装
備された他の電気機器であり、この電気機器17と低電
位金属体16とがアース線18により接続されている。
【0020】次に図2乃至図6により、前記電蝕防止装
置3の構成を説明する。図中の21は上半分が開口され
た半筒状のケーシングであって、該ケーシング21は台
座22に水平位で固定されている。23は開口部分を覆
うための蓋部材であり、ケーシング21のフランジ部2
1aと蓋部材23のフランジ部23aとが締付ボルト2
4,24により固定されている。図4は上記蓋部材23
を取外して開口部を露出した状態を示している。
置3の構成を説明する。図中の21は上半分が開口され
た半筒状のケーシングであって、該ケーシング21は台
座22に水平位で固定されている。23は開口部分を覆
うための蓋部材であり、ケーシング21のフランジ部2
1aと蓋部材23のフランジ部23aとが締付ボルト2
4,24により固定されている。図4は上記蓋部材23
を取外して開口部を露出した状態を示している。
【0021】ケーシング21の内部には、低電位金属体
25が収納されている。この低電位金属体25は、図
5,図6に示したように長手方向に沿って貫通する孔2
6が形成された円筒形状を有していて、その内壁部には
長手方向に沿って延長された複数本の溝27が形成され
ている。更に該低電位金属体25の上面には、端子とし
てのボルト挿通用の孔部28が開口されている。
25が収納されている。この低電位金属体25は、図
5,図6に示したように長手方向に沿って貫通する孔2
6が形成された円筒形状を有していて、その内壁部には
長手方向に沿って延長された複数本の溝27が形成され
ている。更に該低電位金属体25の上面には、端子とし
てのボルト挿通用の孔部28が開口されている。
【0022】更に図2及び図6に示したように、低電位
金属体25の内部のに、長手方向に沿って鉄板29が埋
設されており、この鉄板29の外周面にメッシュ金網3
0が固定されている。また、低電位金属体25の外周部
は絶縁性のフィルム35で被覆されている。なお、この
鉄板29は図示のように低電位金属体25の内部の全周
にわたって埋設するのみならず、部分的に埋設するもの
としてもよい。
金属体25の内部のに、長手方向に沿って鉄板29が埋
設されており、この鉄板29の外周面にメッシュ金網3
0が固定されている。また、低電位金属体25の外周部
は絶縁性のフィルム35で被覆されている。なお、この
鉄板29は図示のように低電位金属体25の内部の全周
にわたって埋設するのみならず、部分的に埋設するもの
としてもよい。
【0023】上記ケーシング21の両端部に蓋体31,
32が着脱可能に装着されている。この蓋体31,32
にはそれぞれ接続管33,34が連結されており、一方
の接続管33には前記逆止弁9が配設されている。
32が着脱可能に装着されている。この蓋体31,32
にはそれぞれ接続管33,34が連結されており、一方
の接続管33には前記逆止弁9が配設されている。
【0024】また、蓋部材23の上面から配線接続用の
端子4が挿通固定されている。この端子4はボルト等の
導電性を持つ金属体で構成され、該端子4の先端部は低
電位金属体25を貫通して、内方の中空部に突出してい
る。この端子4に付設された抵抗器5には通電時に点灯
する表示ランプ5aが設けられている。
端子4が挿通固定されている。この端子4はボルト等の
導電性を持つ金属体で構成され、該端子4の先端部は低
電位金属体25を貫通して、内方の中空部に突出してい
る。この端子4に付設された抵抗器5には通電時に点灯
する表示ランプ5aが設けられている。
【0025】低電位金属体25として、例えば高純度の
亜鉛或いは亜鉛合金であるジンノード(ZINNOD
E)等が適当であるが、マグネシウムとかアルミニウム
等の金属を採用することも可能である。そして前記接続
管33を海水の流入口とし、接続管34を流出口とし
て、低電位金属体25の孔26中を海水が流通するよう
になっている。
亜鉛或いは亜鉛合金であるジンノード(ZINNOD
E)等が適当であるが、マグネシウムとかアルミニウム
等の金属を採用することも可能である。そして前記接続
管33を海水の流入口とし、接続管34を流出口とし
て、低電位金属体25の孔26中を海水が流通するよう
になっている。
【0026】以下に電蝕防止装置3の使用時の態様を説
明する。図7は第1実施例を示しており、電蝕防止装置
3は海洋エンジン1の取水口近傍の冷却管路に設けられ
ている。即ち、キングストンバルブ36側に前記接続管
33が連結され、冷却水ポンプ37側に前記接続管34
が連結されている。
明する。図7は第1実施例を示しており、電蝕防止装置
3は海洋エンジン1の取水口近傍の冷却管路に設けられ
ている。即ち、キングストンバルブ36側に前記接続管
33が連結され、冷却水ポンプ37側に前記接続管34
が連結されている。
【0027】上記電蝕防止装置3とエンジン各部を連接
する冷却管とは絶縁されていることが要求される。その
ため該冷却管がゴムホースである場合は問題ないが、フ
ランジ等を利用した配管を採用する時には、電蝕防止装
置3から少なくとも1〜2m離れた位置にフランジ部を
配置することが必要である。
する冷却管とは絶縁されていることが要求される。その
ため該冷却管がゴムホースである場合は問題ないが、フ
ランジ等を利用した配管を採用する時には、電蝕防止装
置3から少なくとも1〜2m離れた位置にフランジ部を
配置することが必要である。
【0028】10は外部電源であり、前記端子4に付設
された抵抗器5と外部電源10のプラス側端子とが配線
11により接続され、外部電源10のマイナス側端子
は、抵抗ボックス38を介して前記冷却水ポンプ37、
冷却水タンク39及び排気管40に夫々配線12a,1
2b,12cを用いて接続されている。同図の41はス
クリュー,42は舵取部材,43はシューピースであ
り、これら各部材と海洋エンジン1とが配線12dを用
いて接続されている。
された抵抗器5と外部電源10のプラス側端子とが配線
11により接続され、外部電源10のマイナス側端子
は、抵抗ボックス38を介して前記冷却水ポンプ37、
冷却水タンク39及び排気管40に夫々配線12a,1
2b,12cを用いて接続されている。同図の41はス
クリュー,42は舵取部材,43はシューピースであ
り、これら各部材と海洋エンジン1とが配線12dを用
いて接続されている。
【0029】かかる構成による第1実施例の作用を以下
に説明する。先ず海洋エンジン1が始動して冷却水ポン
プ37が駆動されると、キングストンバルブ36から取
り入れられた海水は、接続管33から電蝕防止装置3内
に入り、この電蝕防止装置3内に収納された低電位金属
体25の孔26内を流通する際に該低電位金属体25と
接触し、更に接続管34から冷却水ポンプ37から冷却
水タンク39に至り、間接冷却作用によって真水で成る
冷却水を冷却してから排気管40内に入り、そこで熱を
奪って煙とともに外部へ放出される。
に説明する。先ず海洋エンジン1が始動して冷却水ポン
プ37が駆動されると、キングストンバルブ36から取
り入れられた海水は、接続管33から電蝕防止装置3内
に入り、この電蝕防止装置3内に収納された低電位金属
体25の孔26内を流通する際に該低電位金属体25と
接触し、更に接続管34から冷却水ポンプ37から冷却
水タンク39に至り、間接冷却作用によって真水で成る
冷却水を冷却してから排気管40内に入り、そこで熱を
奪って煙とともに外部へ放出される。
【0030】この時に海水を電解質溶液とする電池作用
により、陽極側の金属であるエンジン各部がイオンとな
って溶出する電蝕による腐食が進行し易い状態となる
が、本例では電極電位の差によって低電位金属体25か
ら流れる電流が抵抗器5及び配線11を介して外部電源
10のプラス側端子に流れ、この外部電源10のマイナ
ス側端子から被防蝕体としての冷却水ポンプ37と冷却
水タンク39及び排気管40に向かって前記電池作用に
基づく電流の向きとは反対方向からこれに打ち勝つだけ
の防蝕電流が継続的に流入する。この防蝕電流によって
エンジン各部と舵取部材の電蝕が防止され、更に部分的
に溶解した低電位金属体25は冷却水の配管内部に鍍金
作用によって付着することにより、配管内外の錆を取
り、その後を被膜して保護するという作用をもたらす。
により、陽極側の金属であるエンジン各部がイオンとな
って溶出する電蝕による腐食が進行し易い状態となる
が、本例では電極電位の差によって低電位金属体25か
ら流れる電流が抵抗器5及び配線11を介して外部電源
10のプラス側端子に流れ、この外部電源10のマイナ
ス側端子から被防蝕体としての冷却水ポンプ37と冷却
水タンク39及び排気管40に向かって前記電池作用に
基づく電流の向きとは反対方向からこれに打ち勝つだけ
の防蝕電流が継続的に流入する。この防蝕電流によって
エンジン各部と舵取部材の電蝕が防止され、更に部分的
に溶解した低電位金属体25は冷却水の配管内部に鍍金
作用によって付着することにより、配管内外の錆を取
り、その後を被膜して保護するという作用をもたらす。
【0031】このような動作時に、低電位金属体25は
内壁部に形成された複数本の溝27,27から次第に溶
解して、長年の使用によっても海水の流路を塞ぐことな
く次第に消滅する。また、低電位金属体25の内部に埋
設された鉄板29と、該鉄板29の外周面に固定された
メッシュ金網30によって低電位金属体25の通電性が
高められて溶解が促進され、更にこの低電位金属体25
の外周部を絶縁性のフィルム35で被覆したことによ
り、低電位金属体25は内側から外側に向けて順次溶解
する。
内壁部に形成された複数本の溝27,27から次第に溶
解して、長年の使用によっても海水の流路を塞ぐことな
く次第に消滅する。また、低電位金属体25の内部に埋
設された鉄板29と、該鉄板29の外周面に固定された
メッシュ金網30によって低電位金属体25の通電性が
高められて溶解が促進され、更にこの低電位金属体25
の外周部を絶縁性のフィルム35で被覆したことによ
り、低電位金属体25は内側から外側に向けて順次溶解
する。
【0032】端子4に付設された前記抵抗器5は、外部
電源10に流れる電流を一定に保つ作用を有しており、
本実施例では0.02〜0.03アンペアの定電流が常
時流れるように設定されている。抵抗器5の通電時には
表示ランプ5aが点灯するので、通電の有無を確認する
ことができる。
電源10に流れる電流を一定に保つ作用を有しており、
本実施例では0.02〜0.03アンペアの定電流が常
時流れるように設定されている。抵抗器5の通電時には
表示ランプ5aが点灯するので、通電の有無を確認する
ことができる。
【0033】図8は第2実施例を示しており、基本的な
構成は前記第1実施例と同一であって、同一の符号を付
して表示してある。本実施例では、端子4に付設された
抵抗器5と外部電源10のプラス側端子とが配線11に
より接続され、外部電源10のマイナス側端子は、配線
12eを介して直接舵取部材42及びシューピース43
に接続されている。
構成は前記第1実施例と同一であって、同一の符号を付
して表示してある。本実施例では、端子4に付設された
抵抗器5と外部電源10のプラス側端子とが配線11に
より接続され、外部電源10のマイナス側端子は、配線
12eを介して直接舵取部材42及びシューピース43
に接続されている。
【0034】かかる第2実施例によれば、前記第1実施
例と同様な作動態様により、外部電源10のマイナス側
端子から舵取部材42側へ防蝕電流が流れて該舵取部材
の電蝕が防止され、更に配線12dを介して海洋エンジ
ン1側に向けて、前記電池作用に基づく電流に打ち勝つ
防蝕電流が継続的に流れて、冷却水ポンプ37と冷却水
タンク39及び排気管40等のエンジン各部と舵取部材
の電蝕が防止される。
例と同様な作動態様により、外部電源10のマイナス側
端子から舵取部材42側へ防蝕電流が流れて該舵取部材
の電蝕が防止され、更に配線12dを介して海洋エンジ
ン1側に向けて、前記電池作用に基づく電流に打ち勝つ
防蝕電流が継続的に流れて、冷却水ポンプ37と冷却水
タンク39及び排気管40等のエンジン各部と舵取部材
の電蝕が防止される。
【0035】尚、380馬力以下の小型船の場合には、
外部電源のマイナス側とエンジンのセルモータ部とを電
気的に接続しているのが通例であるため、このような小
型船の場合には実施例1のように外部電源10とエンジ
ン各部とを電気的に接続する必要はない。また、エンジ
ン各部に外部電源10のマイナス側が電気的に接続され
ていない大型船の場合には、前記した第1実施例のよう
に配線する必要がある。尚、小型船の場合でも外部電源
10とエンジン各部とを電気的に重複して接続しても差
し支えはない。
外部電源のマイナス側とエンジンのセルモータ部とを電
気的に接続しているのが通例であるため、このような小
型船の場合には実施例1のように外部電源10とエンジ
ン各部とを電気的に接続する必要はない。また、エンジ
ン各部に外部電源10のマイナス側が電気的に接続され
ていない大型船の場合には、前記した第1実施例のよう
に配線する必要がある。尚、小型船の場合でも外部電源
10とエンジン各部とを電気的に重複して接続しても差
し支えはない。
【0036】上記第1,第2実施例の説明において、停
船時に喫水線よりも上にあるエンジン冷却管内の海水が
図1の流入口7から排水されてしまうと、該冷却管の内
部で酸化による腐食が進行する惧れがあるため、本実施
例では図1の概念図に記したように海水の流入口7と電
蝕防止装置3との間に逆止弁9を配設してあり、これに
より冷却管から流入口7側への海水の逆流をなくして、
停船時にも冷却管の内部が常に海水で満たされ、防蝕電
流が流れると同時に酸化による腐食を防止することがで
きる。
船時に喫水線よりも上にあるエンジン冷却管内の海水が
図1の流入口7から排水されてしまうと、該冷却管の内
部で酸化による腐食が進行する惧れがあるため、本実施
例では図1の概念図に記したように海水の流入口7と電
蝕防止装置3との間に逆止弁9を配設してあり、これに
より冷却管から流入口7側への海水の逆流をなくして、
停船時にも冷却管の内部が常に海水で満たされ、防蝕電
流が流れると同時に酸化による腐食を防止することがで
きる。
【0037】一方、船体上には通信機とか魚群探知機等
の各種電気機器が積載されているが、一般にこれらの電
気機器のアースを海洋エンジン1に取っているのが通例
である。しかし本実施例のような外部電源方式による電
蝕防止装置を用いた場合には、該アースから流れる電流
がエンジン各部の電蝕防止上で悪影響があるため、図1
に示したように容器14内に注入された海水15中に別
途に用意した低電位金属体16を浸漬し、該低電位金属
体16と外部電源10のプラス側端子とを接続する一
方、他の電気機器17と低電位金属体16とをアース線
18で接続したことにより、アース電流による悪影響を
なくし、かつ、ノイズの除去作用が得られる。
の各種電気機器が積載されているが、一般にこれらの電
気機器のアースを海洋エンジン1に取っているのが通例
である。しかし本実施例のような外部電源方式による電
蝕防止装置を用いた場合には、該アースから流れる電流
がエンジン各部の電蝕防止上で悪影響があるため、図1
に示したように容器14内に注入された海水15中に別
途に用意した低電位金属体16を浸漬し、該低電位金属
体16と外部電源10のプラス側端子とを接続する一
方、他の電気機器17と低電位金属体16とをアース線
18で接続したことにより、アース電流による悪影響を
なくし、かつ、ノイズの除去作用が得られる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、海洋エン
ジンの冷却水として用いられる海水が電蝕防止装置内の
低電位金属体の孔内を流通する際に、電極電位の差によ
って低電位金属体から流れる電流が抵抗器を介して外部
電源のプラス側端子に流れ、この外部電源のマイナス側
端子からエンジン各部及び他の被防蝕体に向けて前記電
池作用に基づく電流の向きとは反対方向からこれに打ち
勝つだけの防蝕電流が継続的に流入して、この防蝕電流
によってエンジン各部と他の被防蝕体の電蝕を効果的に
防止することができる。更に、船体の外への牡蠣や貝の
付着を防止する作用をも有する。
ジンの冷却水として用いられる海水が電蝕防止装置内の
低電位金属体の孔内を流通する際に、電極電位の差によ
って低電位金属体から流れる電流が抵抗器を介して外部
電源のプラス側端子に流れ、この外部電源のマイナス側
端子からエンジン各部及び他の被防蝕体に向けて前記電
池作用に基づく電流の向きとは反対方向からこれに打ち
勝つだけの防蝕電流が継続的に流入して、この防蝕電流
によってエンジン各部と他の被防蝕体の電蝕を効果的に
防止することができる。更に、船体の外への牡蠣や貝の
付着を防止する作用をも有する。
【0039】本発明では、大きな低電位金属体をケーシ
ング内に収納したことにより、数年という長期間にわた
る電蝕を防止するために必要で充分な量の低電位金属体
を船体に配備することができて、該低電位金属体の頻繁
な交換は必要としない上、維持管理が容易であるという
効果が得られる。
ング内に収納したことにより、数年という長期間にわた
る電蝕を防止するために必要で充分な量の低電位金属体
を船体に配備することができて、該低電位金属体の頻繁
な交換は必要としない上、維持管理が容易であるという
効果が得られる。
【0040】また、導電性端子に付設された抵抗器によ
り、外部電源に流れる電流が一定となり、しかも抵抗器
の通電時には表示ランプが点灯して通電の有無を確認す
ることができる。更に上記低電位金属体の内部に埋設さ
れた鉄板及び該鉄板の外周面に固定されたメッシュ金網
によって低電位金属体の溶解が促進され、該低電位金属
体の外周部を絶縁性のフィルムで被覆したことにより、
低電位金属体は内側から外側に向けて順次溶解して、材
料等の無駄が発生しないという効果を発揮する。
り、外部電源に流れる電流が一定となり、しかも抵抗器
の通電時には表示ランプが点灯して通電の有無を確認す
ることができる。更に上記低電位金属体の内部に埋設さ
れた鉄板及び該鉄板の外周面に固定されたメッシュ金網
によって低電位金属体の溶解が促進され、該低電位金属
体の外周部を絶縁性のフィルムで被覆したことにより、
低電位金属体は内側から外側に向けて順次溶解して、材
料等の無駄が発生しないという効果を発揮する。
【0041】特に本発明では、外部電源方式を採用した
ことにより、電蝕を防止するのみならず、部分的に溶解
した低電位金属体が冷却水の配管内部に鍍金作用によっ
て付着して配管内外の錆を取り、その後を被膜して保護
するので、海洋エンジンの長寿命化をはかることができ
る。
ことにより、電蝕を防止するのみならず、部分的に溶解
した低電位金属体が冷却水の配管内部に鍍金作用によっ
て付着して配管内外の錆を取り、その後を被膜して保護
するので、海洋エンジンの長寿命化をはかることができ
る。
【図1】本発明の基本的概念を全体的に説明する概念
図。
図。
【図2】本発明で採用した電蝕防止装置の構成を説明す
る要部断面図。
る要部断面図。
【図3】図2の電蝕防止装置の斜視図。
【図4】図2の電蝕防止装置の蓋部材を取外した状態を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図5】本実施例で用いた低電位金属体の構造例を示す
斜視図。
斜視図。
【図6】図5の低電位金属体の要部断面図。
【図7】本発明の第1実施例を全体的に示す概要図。
【図8】本発明の第2実施例を全体的に示す概要図。
1…海洋エンジン 2…被防蝕体 3…電蝕防止装置 4…端子 5…抵抗器 6…接続管 7…流入口 8…排出口 9…逆止弁 10…外部電源 14…容器 16…低電位金属体 17…他の電気機器 18…アース線 21…ケーシング 22…台座 23…蓋部材 25…低電位金属体 26…孔 27…溝 28…孔部 29…鉄板 30…メッシュ金網 31,32…蓋体 33,34…接続管 35…(絶縁性の)フィルム 36…キングストンバルブ 37…冷却水ポンプ 38…抵抗ボックス 39…冷却水タンク 40…排気管 41…スクリュー 42…舵取部材 43…シューピース
Claims (13)
- 【請求項1】 海洋エンジンの冷却管路に、海水が流通
可能な低電位金属体が収納された電蝕防止装置を設け、
該低電位金属体から導出した端子を抵抗器を介して外部
電源のプラス側端子に接続するとともに、該外部電源の
マイナス側端子をエンジンを構成する各部材若しくは他
の被防蝕体に接続して防蝕電流を流し、この防蝕電流で
エンジン各部若しくは他の被防蝕体の電蝕を防止するこ
とを特徴とする海洋エンジンにおける電蝕・錆防止方
法。 - 【請求項2】 前記防蝕電流でエンジン各部若しくは他
の被防蝕体の電蝕を防止するとともに、溶解した低電位
金属が冷却管路内に付着するようにしたことを特徴とす
る請求項1記載の海洋エンジンにおける電蝕・錆防止方
法。 - 【請求項3】 海洋エンジンの冷却管路の途中に、所定
のケーシングと、該ケーシングの内部に収納され、長手
方向に沿って貫通する孔が形成された低電位金属体と、
低電位金属体から導出された導電性端子と、この導電性
端子に付設された抵抗器とを具備する電蝕防止装置を配
設したことを特徴とする海洋エンジンにおける電蝕・錆
防止装置。 - 【請求項4】 海洋エンジンの冷却管路の途中に、上半
分が開口された半筒状のケーシングと、該ケーシングの
内部に収納され、長手方向に沿って貫通する孔が形成さ
れた円筒形状の低電位金属体と、上記ケーシングの開口
部分を覆う蓋部材と、低電位金属体から蓋部材上に導出
された導電性端子と、この導電性端子に付設された抵抗
器とを具備する電蝕防止装置を配設したことを特徴とす
る海洋エンジンにおける電蝕・錆防止装置。 - 【請求項5】 上記低電位金属体の内壁部に、長手方向
に沿って延長された複数本の溝を形成した請求項3,4
記載の海洋エンジンにおける電蝕・錆防止装置。 - 【請求項6】 上記低電位金属体の上面に、端子として
のボルト挿通用の孔部を開口した請求項3,4,5記載
の海洋エンジンにおける電蝕・錆防止装置。 - 【請求項7】 上記低電位金属体の内部の長手方向に沿
って鉄板を埋設した請求項3,4,5,6記載の海洋エ
ンジンにおける電蝕・錆防止装置。 - 【請求項8】 上記鉄板の外周面にメッシュ金網を固定
した請求項7記載の海洋エンジンにおける電蝕・錆防止
装置。 - 【請求項9】 上記低電位金属体の外周部を絶縁性のフ
ィルムで被覆した請求項3,4,5,6,7,8記載の
海洋エンジンにおける電蝕・錆防止装置。 - 【請求項10】 上記電蝕防止装置の海水入力側の接続
管に、停船時における海水の逆流を防止する逆止弁を配
設した請求項3,4,5,6,7,8,9記載の海洋エ
ンジンにおける電蝕・錆防止装置。 - 【請求項11】 前記導電性端子に付設された抵抗器
に、通電時に点灯する表示ランプを設けた請求項3,
4,5,6,7,8,9,10記載の海洋エンジンにお
ける電蝕・錆防止装置。 - 【請求項12】 海洋エンジンの冷却管路の途中に、所
定のケーシングと、該ケーシングの内部に収納され、長
手方向に沿って貫通する孔が形成された低電位金属体
と、低電位金属体から導出された導電性端子と、この導
電性端子に付設された抵抗器とを具備する電蝕防止装置
を配設し、上記外部電源とは別途に海水が注入された容
器を設けて、該容器内に低電位金属体を浸漬し、該低電
位金属体と前記外部電源のプラス側端子とを接続すると
ともに船体に装備された他の電気機器と該低電位金属体
とをアース線で接続したことを特徴とする海洋エンジン
における電蝕・錆防止装置。 - 【請求項13】 海洋エンジンの冷却管路の途中に、上
半分が開口された半筒状のケーシングと、該ケーシング
の内部に収納され、長手方向に沿って貫通する孔が形成
された円筒形状の低電位金属体と、上記ケーシングの開
口部分を覆う蓋部材と、低電位金属体から蓋部材上に導
出された導電性端子と、この導電性端子に付設された抵
抗器とを具備する電蝕防止装置を配設し、上記外部電源
とは別途に海水が注入された容器を設けて、該容器内に
低電位金属体を浸漬し、該低電位金属体と前記外部電源
のプラス側端子とを接続するとともに船体に装備された
他の電気機器と該低電位金属体とをアース線で接続した
ことを特徴とする海洋エンジンにおける電蝕・錆防止装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5107502A JPH06299377A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 海洋エンジンにおける電蝕・錆防止方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5107502A JPH06299377A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 海洋エンジンにおける電蝕・錆防止方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06299377A true JPH06299377A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14460839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5107502A Pending JPH06299377A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 海洋エンジンにおける電蝕・錆防止方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06299377A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002284045A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Nissan Motor Co Ltd | 車輌用部材の接合方法及び車輌用部材の接合構造 |
| US7431809B2 (en) | 2005-03-24 | 2008-10-07 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Electrode for a cathodic protection device |
| US7438787B2 (en) | 2005-03-24 | 2008-10-21 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Impressed current cathodic protection system for marine engine |
| US7803256B2 (en) | 2007-11-28 | 2010-09-28 | Caterpillar Inc | Corrosion protection system |
-
1993
- 1993-04-09 JP JP5107502A patent/JPH06299377A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002284045A (ja) * | 2001-03-26 | 2002-10-03 | Nissan Motor Co Ltd | 車輌用部材の接合方法及び車輌用部材の接合構造 |
| US7431809B2 (en) | 2005-03-24 | 2008-10-07 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Electrode for a cathodic protection device |
| US7438787B2 (en) | 2005-03-24 | 2008-10-21 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Impressed current cathodic protection system for marine engine |
| US7803256B2 (en) | 2007-11-28 | 2010-09-28 | Caterpillar Inc | Corrosion protection system |
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