JPH06299940A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

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JPH06299940A
JPH06299940A JP5084894A JP8489493A JPH06299940A JP H06299940 A JPH06299940 A JP H06299940A JP 5084894 A JP5084894 A JP 5084894A JP 8489493 A JP8489493 A JP 8489493A JP H06299940 A JPH06299940 A JP H06299940A
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JP
Japan
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ignition
coil
capacitor
circuit
energy storage
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JP5084894A
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English (en)
Inventor
Arihiro Kamiya
有弘 神谷
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P17/00Testing of ignition installations, e.g. in combination with adjusting; Testing of ignition timing in compression-ignition engines
    • F02P17/12Testing characteristics of the spark, ignition voltage or current
    • F02P2017/125Measuring ionisation of combustion gas, e.g. by using ignition circuits

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  • Testing Of Engines (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成にてイオン電流を検出することが
できる内燃機関用点火装置を提供する。 【構成】 ECU1に接続された閉角度・定電流制御回
路2及び単安定回路3には、それぞれ複合点火回路4の
トランジスタTr1,Tr2のベース端子が接続されてい
る。直流電源5、エネルギ蓄積コイル6及びトランジス
タTr1は直列に接続されている。又、エネルギ蓄積コイ
ル6、逆流防止用ダイオード7、点火コイル12の一次
コイル12a及びトランジスタTr2は直列に接続されて
いる。逆流防止用ダイオード7のカソード側には点火用
コンデンサ9が接続されている。点火コイル12の二次
コイル12bには点火プラグ14が接続されている。一
方、逆流防止用ダイオード7のカソード側には点火用コ
ンデンサ9に並列に電源用コンデンサ17が接続されて
いる。電源用コンデンサ17の一端子側には電流検出用
抵抗18と電圧検出用端子20が接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、容量放電型点火回路
と電流遮断型点火回路とを組み合わせて点火回路(以
下、これを複合点火回路という)を構成した内燃機関用
点火装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平1−232165号公報に開示さ
れている内燃機関用点火装置では、容量放電型点火回路
と電流遮断型点火回路とを組み合わせて複合点火回路を
構成していた。このような複合方式の点火装置では、点
火放電電流の立ち上がりを速めることができるととも
に、点火放電時間を長くすることができるという特徴が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】又、近年では、内燃機
関の燃焼時において混合気の電離作用によって発生する
イオンに着目し、そのイオン電流を検出する提案がなさ
れており、上記特開平1−232165号公報の内燃機
関用点火装置でも、そのイオン電流検出を可能するため
の具体的提案が望まれていた。
【0004】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、容量放電型点
火回路と電流遮断型点火回路とを組み合わせた複合方式
の点火装置において、簡易な構成にてイオン電流を検出
することができる内燃機関用点火装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のイオン電流検出装置は、直流電源とエネ
ルギ蓄積コイルと第1のスイッチング素子とを含む第1
の直列閉回路と、前記エネルギ蓄積コイルと逆流防止手
段と点火コイルの一次コイルと第2のスイッチング素子
とを含む第2の直列閉回路と、前記エネルギ蓄積コイル
に前記逆流防止手段を介して接続した第1のコンデンサ
と、前記点火コイルの二次コイルの点火用高電圧が印加
され、混合気を着火する点火プラグと、前記第1のコン
デンサに並列に接続し、前記エネルギ蓄積コイルのエネ
ルギにより充電され、前記点火プラグに正極性のバイア
ス電圧を印加する第2のコンデンサと、前記混合気の燃
焼時に前記第2のコンデンサと前記点火プラグとの間に
流れるイオン電流を検出するイオン電流検出手段と、前
記第1,第2のスイッチング素子のいずれか一方を導通
させて前記エネルギ蓄積コイルにエネルギを蓄えるとと
もに、前記第2のスイッチング素子を遮断させて前記エ
ネルギ蓄積コイルに蓄積されたエネルギにより第1のコ
ンデンサを充電し、さらに、点火時期において、前記第
1のスイッチング素子の遮断と略同時に前記第2のスイ
ッチング素子を導通させることにより、前記エネルギ蓄
積コイルに蓄積されたエネルギと前記第1のコンデンサ
に充電されたエネルギとを前記点火コイルの一次コイル
に供給するスイッチング素子制御手段とを備えたことを
要旨とするものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、スイッチング素子制御手段
は、第1,第2のスイッチング素子のいずれか一方を導
通させてエネルギ蓄積コイルにエネルギを蓄えるととも
に、第2のスイッチング素子を遮断させてエネルギ蓄積
コイルに蓄積されたエネルギにより第1のコンデンサを
充電する。さらに、点火時期において、第1のスイッチ
ング素子の遮断と略同時に第2のスイッチング素子を導
通させることにより、エネルギ蓄積コイルに蓄積された
エネルギと第1のコンデンサに充電されたエネルギとを
点火コイルの一次コイルに供給する。
【0007】そして、点火コイルの一次コイルへのエネ
ルギ供給に伴い、二次コイルに点火用高電圧が印加さ
れ、点火プラグが混合気を着火する。このとき、混合気
の燃焼に伴い電離作用が生じ、混合気がイオン化する。
【0008】一方、第2のコンデンサは、エネルギ蓄積
コイルのエネルギにより充電され、点火プラグに正極性
のバイアス電圧を印加している。従って、混合気の燃焼
時には、電離作用により生じたイオンが第2のコンデン
サの正極性のバイアス電圧により移動しイオン電流が流
れる。そして、そのイオン電流がイオン電流検出手段に
て検出される。
【0009】さらに、上記構成では、第1のコンデンサ
及び第2のコンデンサへのエネルギの供給源として、エ
ネルギ蓄積コイルを共用したため、構成の簡略化が実現
される。
【0010】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明を具体化した第1実施例
の内燃機関用点火装置について、図1及び図2に従って
説明する。
【0011】図1において、点火信号IGtを演算し出
力するための電子制御ユニット(ECU)1には、公知
の閉角度・定電流制御回路2と単安定回路3とが接続さ
れている。又、閉角度・定電流制御回路2の出力側には
複合点火回路4の第1のスイッチング素子としてのトラ
ンジスタTr1のベース端子が接続され、単安定回路3の
出力側には第2のスイッチング素子としてのトランジス
タTr2のベース端子が接続されている。
【0012】そして、閉角度・定電流制御回路2は、点
火信号IGtに対応して、エネルギ蓄積コイル6を通電
させるための2つのパルス信号を出力する(図2にトラ
ンジスタTr1のベース入力信号として示す)。又、単安
定回路3は、点火信号IGtの立ち下がり時に所定時間
のパルス信号を出力する(図2にトランジスタTr2のベ
ース入力信号として示す)。なお、本実施例では、EC
U1、閉角度・定電流制御回路2、及び単安定回路3に
てスイッチング素子制御手段が構成されている。
【0013】複合点火回路4において、直流電源5には
エネルギ蓄積コイル6の一端子側が接続されている。エ
ネルギ蓄積コイル6の他端子側は2分岐されて、トラン
ジスタTr1のコレクタ端子と、逆流防止手段としての逆
流防止用ダイオード7とに接続されている。トランジス
タTr1のエミッタ端子には電流検出用抵抗8が接続され
ている。そして、この電流検出用抵抗8により検出され
た電流値に応じて、前記閉角度・定電流制御回路2の電
流値及び通電時間(閉角度)がフィードバック制御され
るようになっている。
【0014】逆流防止用ダイオード7のカソード側に
は、点火用の放電電圧を充電するための第1のコンデン
サとしての点火用コンデンサ9と、同コンデンサ9の逆
方向の充電を阻止するための逆流防止用ダイオード10
とが接続されている。さらに、逆流防止用ダイオード7
のカソード側には、高電圧発生回路11の点火コイル1
2の一次コイル12aが接続されている。
【0015】高電圧発生回路11において、点火コイル
12の一次コイル12aにはトランジスタTr2のコレク
タ端子が接続されている。又、トランジスタTr2のエミ
ッタ端子は接地され、ベース端子には前述したように単
安定回路3が接続されている。点火コイル12の二次コ
イル12bの高電圧出力端子には、順方向の逆流防止用
ダイオード13を介して点火プラグ14が接続されてお
り、点火プラグ14の中心電極は正(+)極性となって
いる。
【0016】このように、本実施例の複合点火回路4で
は、直流電源5、エネルギ蓄積コイル6、及びトランジ
スタTr1により第1の直列閉回路が構成されている。
又、エネルギ蓄積コイル6、逆流防止用ダイオード7、
点火コイル12の一次コイル12a、及びトランジスタ
Tr2により第2の直列閉回路が構成されている。
【0017】一方、イオン電流検出回路15において、
複合点火回路4の逆流防止用ダイオード7のカソード側
には、順方向の逆流防止用ダイオード16を介して第2
のコンデンサとしての電源用コンデンサ17が接続され
ている。つまり、この電源用コンデンサ17は、点火用
コンデンサ9に並列に接続され、エネルギ蓄積コイル6
により正(+)極性で充電される。
【0018】又、電源用コンデンサ17の接地されてい
ない端子には電流検出用抵抗18が接続され、さらに、
同抵抗18には順方向の逆流防止用ダイオード19を介
して点火プラグ14の中心電極が接続されている。電流
検出用抵抗18と逆流防止用ダイオード19との中間に
は、電流検出用抵抗18に発生するイオン電流を電圧に
て検出する電圧検出用端子20が設けられている。この
ように、電流検出用抵抗18及び電圧検出用端子20に
より、イオン電流検出手段が構成されている。
【0019】次いで、本実施例の内燃機関用点火装置の
作用について、図2のタイムチャートを用いて説明す
る。なお、図2において、t1〜t2,t3〜t4のタ
イミングはトランジスタTr1の導通時間、t2〜t3の
タイミングはトランジスタTr2の導通時間(点火コイル
12の誘導放電時間)を示している。又、”VC1”は図
1の点A(点火用コンデンサ9の正極端子側)の電
位、”VC2”は図1の点B(電源用コンデンサ17の正
極端子側)の電位、”Vi ”は電圧検出用端子20の端
子電圧を示している。
【0020】さて、トランジスタTr1,Tr2の入力信号
が共にLレベル(低レベル)であるt1のタイミング以
前では、点火用コンデンサ9には容量性エネルギが充電
されており、点Aの電位VC1がエネルギ蓄積コイル6で
発生する電圧に保持されている。そのため、エネルギ蓄
積コイル6には電流が流れず、同コイル6を流れるコイ
ル電流IC (図1に破線で示す)は「0」値に維持され
ている。
【0021】そして、t1のタイミングにて、点火信号
IGtがLレベルからHレベル(高レベル)に立ち上げ
られ、トランジスタTr1が導通(オン)されると、エネ
ルギ蓄積コイル6が通電されてコイル電流IC が流れ始
める。それにより、エネルギ蓄積コイル6に誘導性エネ
ルギが蓄えられる。そして、コイル電流IC が所定の一
次側遮断電流Ia (例えば、6.5A)に達した時点
で、閉角度・定電流制御回路2によりトランジスタTr1
が不飽和状態で作動し、コイル電流IC が一次側遮断電
流Ia にて制限される。
【0022】その後、t2のタイミングになると、点火
信号IGtがHレベルからLレベルに立ち下げられてト
ランジスタTr1が遮断(オフ)され、それと同時に、単
安定回路3の出力によりトランジスタTr2が導通(オ
ン)される。すると、点火用コンデンサ9に蓄えられた
容量性エネルギと、エネルギ蓄積コイル6に蓄えられた
誘導性エネルギとが点火コイル12の一次コイル12a
に供給される。その結果、トランス作用により同二次コ
イル12bに高電圧が印加されるとともに、点火プラグ
14に放電電流Iy (図1に破線で示す)が発生する。
そして、点火プラグ14の中心電極に火花が発生し、内
燃機関の燃焼室(図示略)内の混合気が着火される。
【0023】さらに、t2〜t3のタイミングでは、点
火コイル12の誘導放電により点火プラグ14の火花が
持続され、コイル電流IC が低下するとともに、点Aの
電位VC1が「0」に保持される。
【0024】そして、コイル電流IC が点火コイル12
のエネルギ蓄積に要する電流値と一致する時点(t3の
タイミング)で、点火プラグ14の放電が停止する。
又、このt3のタイミングで、トランジスタTr1が再び
導通(オン)されるとともに、トランジスタTr2が遮断
(オフ)される。なお、この誘導放電により、イオン電
流検出回路15の電源用コンデンサ17の充電電圧(点
Bの電位VC2)も若干低下するが、その低下分は微小で
あるため波形図にも現れていない。そして、トランジス
タTr1の導通に伴いコイル電流IC が再び上昇する。
【0025】その後、t4のタイミングにて、トランジ
スタTr1が遮断(オフ)されると、エネルギ蓄積コイル
6に蓄積されたエネルギにより点火用コンデンサ9が充
電される。その結果、点Aの電位VC1は再び所定電圧に
維持され、コイル電流IC は「0」となる。又、このと
き、エネルギ蓄積コイル6のエネルギは、電源用コンデ
ンサ17にも供給され、そのエネルギ供給により放電時
の低下分が充電される。
【0026】以上一連の動作により混合気が燃焼され、
特に、本実施例では複合点火回路4を用いたことによ
り、点火放電電流の立ち上がりを速めるとともに放電時
間を長くすることができ、ひいては着火性の向上を図る
ことができる。
【0027】一方、イオン電流検出回路15において、
電源用コンデンサ17はエネルギ蓄積コイル6から供給
されるエネルギにて所定電圧に保持され、そのコンデン
サ17の電圧は正極性のバイアス電圧として、点火プラ
グ14の電極間に印加されている。そして、燃焼室内に
おいて混合気が着火燃焼すると、点火プラグ14での放
電に伴う電離作用により燃焼ガスがイオン化され、点火
プラグ14の電極間に電源用コンデンサ17による印加
電圧と逆極性のイオンが引き寄せられることになる。
【0028】その結果、図1の破線で示す経路にてイオ
ン電流Ii が流れ、そのイオン電流Ii に応じて電圧検
出用端子20からイオン電流電圧が検出される。なお、
図2に示すように、電圧検出用端子20には点火放電開
始時(t2のタイミング)、点火放電終了時(t3のタ
イミング)、及び点火放電終了後の所定のタイミングに
て波形が現れている。しかし、t2,t3のタイミング
の波形にはノイズ信号が重なっており、そのため、点火
放電終了後の所定のタイミングに現れる波形によってイ
オン電流電圧が検出されるようになっている。
【0029】そして、このイオン電流電圧の検出によっ
て、例えば、内燃機関の失火検出が可能となる他、空燃
比制御等にも利用することができる。以上詳述したよう
に、本実施例の内燃機関用点火装置では、複合点火回路
4を構成し、点火時期において、エネルギ蓄積コイル6
に蓄えられたエネルギと点火用コンデンサ9に蓄えられ
たエネルギとを点火コイル12の一次コイル12aに供
給するようにした。又、複合点火回路4の点火用コンデ
ンサ9に並列に電源用コンデンサ17を接続し、エネル
ギ蓄積コイル6に蓄えられたエネルギにより電源用コン
デンサ17を充電するようにした。そして、電源用コン
デンサ17の充電電圧により点火プラグ14に正極性の
バイアス電圧を印加し、混合気の燃焼時に電源用コンデ
ンサ17と点火プラグ14との間に流れるイオン電流を
検出するようにした。
【0030】この構成により、電源用コンデンサ17
は、常に点火プラグ14に正極性のバイアス電圧を印加
した状態を保持でき、容量放電型点火回路と電流遮断型
点火回路とを組み合わせた複合方式の点火装置における
イオン電流検出を実現することができる。
【0031】又、複合点火回路4とイオン電流検出回路
15とにおいて、点火用コンデンサ9及び電源用コンデ
ンサ17へのエネルギ供給源としてエネルギ蓄積コイル
6を共用したため、点火装置の構造を簡略化できるとと
もに、装置の製造コストを最小限に抑えることができ
る。
【0032】さらに、上記実施例では、点火プラグ14
の中心電極に正極性のバイアス電圧を印加する構成した
ため、それを負極性にする場合に比べて、点火プラグ1
4における電極間電流を大きくすることができ、ひいて
はイオン電流の検出能力を高めることができる。
【0033】なお、図1では、逆流防止用ダイード7の
カソード側(点A)に、逆流防止用ダイオード16を介
して電源用コンデンサ17を接続しているが、図中に二
点鎖線で示すように、逆流防止用ダイード7のアノード
側(点A1 )に、逆流防止用ダイオード16,電源用コ
ンデンサ17を接続する構成としてもよい。この構成に
より、電源用コンデンサ17の充電電圧を逆流防止用ダ
イオード7の電圧分高くすることができる。
【0034】以上、第1実施例では独立点火方式の特定
気筒からイオン電流を検出する構成を説明したが、次
に、第1実施例を変形した第2〜第8実施例について説
明する。 (第2実施例)図3は、本発明を独立点火方式の多気筒
内燃機関に適用した第2実施例を示す図である。
【0035】図3に示すように、閉角度・定電流制御回
路2には、単安定回路3を介して振分け回路21が接続
されている。この振分け回路21は、第1気筒〜第n気
筒に相当するトランジスタTr21 〜Tr2n (第2のスイ
ッチング素子)を点火順に導通(オン)させるための振
分け信号IGdを生成し出力するものであって、同振分
け回路21の出力は、トランジスタTr21 〜トランジス
タTr2n のベース端子に接続されている。つまり、本第
2実施例では、ECU1、閉角度・定電流制御回路2、
単安定回路3、及び振分け回路21にてスイッチング素
子制御手段が構成されている。
【0036】この場合、点火時期において、振分け信号
IGdに応じてトランジスタTr21〜Tr2n のいずれか
が導通される。そして、そのトランジスタTr21 〜Tr2
n の導通に従い点火コイル12の二次コイル12bに高
電圧が発生し、放電電流が点火プラグ14に流れる。さ
らに、放電終了後において、混合気のイオン化によるイ
オン電流電圧が電圧検出用端子20により検出される。 (第3実施例)図4は、本発明を同時点火方式の多気筒
(4気筒)内燃機関に適用した第3実施例を示す図であ
る。
【0037】図4に示すように、4気筒内燃機関におい
て、第2のスイッチング素子としてのトランジスタTr2
1 ,Tr22 は、全気筒数の半数個(即ち、2個)設けら
れており、振分け回路(図示略)からの振分け信号に応
じて導通(オン)・遮断(オフ)されるようになってい
る。又、各トランジスタTr21 ,Tr22 には、点火コイ
ル12の一次コイル12aが2個直列に接続されてい
る。又、各気筒の燃焼毎に、イオン電流の検出を点火プ
ラグ14から行えるように、ダイオード群19のカソー
ド側がそれぞれ点火プラグ14に接続されている。
【0038】この場合、トランジスタTr21 ,Tr22 に
は交互に振分け信号が入力されることにより、2気筒分
の点火プラグ14が同時に点火される。又、イオン電流
の検出は、前記各実施例と同じ動作にて行われる。 (第4実施例)図5は、独立点火方式の多気筒内燃機関
であって、点火プラグ14の中心電極を負(−)極性と
した第4実施例を示す図である。
【0039】図5に示すように、各点火コイル12の二
次コイル12bは点火プラグ14に接続されるととも
に、ツェナーダイオードDZ を介して接地されている。
この場合、放電電流Iy は、図に破線で示す経路(点火
プラグ→二次コイル12b→ツェナーダイオードDZ の
順)で流れる。又、電源用コンデンサ17により点火プ
ラグ14に正極性のバイアス電圧が印加されているため
に、イオン電流Ii は前記実施例と同様の経路(電源用
コンデンサ17→電流検出用抵抗18→二次コイル12
b→点火プラグ14の順)で流れる。
【0040】このように第4実施例では、前記各実施例
と異なり、点火プラグ14の放電時の極性を負極性とし
たが、電源用コンデンサ17を正極性とすることで前記
各実施例と同様にイオン電流の検出能力を高めることが
できる。 (第5実施例)図6は、同時点火方式の多気筒内燃機関
であって、第4実施例と同様に点火プラグ14を負極性
とした第5実施例を示す図である。
【0041】図6に示すように、4気筒内燃機関におい
て、点火コイル12の二次コイル12bは、点火プラグ
14に接続されるとともに、ツェナーダイオードDZ を
介して接地されている。又、二次コイル12bには、イ
オン電流検出回路15の逆流防止用ダイオード19が接
続されている。 (第6実施例)図7は、同時点火方式の多気筒内燃機関
であって、第5実施例でのツェナーダイオードDZ の接
続状態を変更した第6実施例を示す図である。
【0042】図7に示すように、ツェナーダイオードD
Z には点火コイル12の二次コイル12bが2個並列に
接続されている。つまり、この第6実施例では、ツェナ
ーダイオードDZ を共用することで回路構成を第5実施
例よりも簡略化することができる。 (第7実施例)図8は、同時点火方式の多気筒内燃機関
であって、点火コイル12をダブルコイル方式とした第
7実施例を示す図である。図8に示すように、二次コイ
ル12bの正(+)極性側,負(−)極性側には、それ
ぞれ点火プラグ14が接続されている。この構成によ
り、点火時期には、正,負極性の点火コイル12が同時
に点火される。 (第8実施例)図9及び図10は、前述した複合点火回
路4及びイオン電流検出回路15にノイズ信号除去回路
31を設けた第8実施例を示す図である。つまり、点火
プラグ14の点火放電によりイオン電流が発生するが、
その点火放電期間には電圧検出用端子20にノイズ信号
が現れる。そこで、本実施例はこのノイズ信号を除去す
るためのものである。
【0043】図9に示すように、ノイズ信号除去回路3
1において、コンパレータ32の非反転入力端子には複
合点火回路4のトランジスタTr1のエミッタ端子が接続
され、反転入力端子には基準電源33が接続されてい
る。又、コンパレータ32の出力端子には単安定回路3
4が接続され、単安定回路34の出力側には抵抗35を
介してトランジスタTr3のベース端子が接続されてい
る。
【0044】従って、コンパレータ32では、エネルギ
蓄積コイル6のコイル電流IC と所定のスレッシュレベ
ルとが比較判定され、コイル電流IC がスレッシュレベ
ルを越えれば、Hレベルの信号が出力される。又、単安
定回路34では、コンパレータ32からの出力信号の立
ち上げに伴い、所定時間だけHレベル状態を継続するパ
ルス信号が出力される。そして、単安定回路34の信号
に基づき、トランジスタTr3が導通動作する。
【0045】一方、イオン電流検出回路15の電圧検出
用端子20にはコンデンサ36が接続され、このコンデ
ンサ36には反転増幅器37が接続されている。反転増
幅器37の出力側は2分岐され、一方は出力端子38に
接続され、他方はトランジスタTr3のコレクタ端子に接
続されている。
【0046】従って、トランジスタTr3が通電状態であ
れば、出力端子38の出力信号がアース電圧に固定され
る。又、トランジスタTr3が遮断状態であれば、電圧検
出用端子20からのイオン電流電圧信号が出力端子38
にて検出されることになる。
【0047】次いで、図10のタイムチャートにより本
第8実施例の作用を説明する。なお、図10において、
t11〜t12のタイミングはエネルギ蓄積コイル6の通電
時間を示し、t12〜t13のタイミングは点火プラグ14
の点火放電時間を示している。
【0048】さて、前記第1実施例にて詳述したように
エネルギ蓄積コイル6のコイル電流IC はトランジスタ
Tr1の動作に応じて変化する。そして、コンパレータ3
2ではコイル電流IC と所定のスレッシュレベルとが比
較判定され、その比較判定結果が出力される。つまり、
本実施例では、点火放電終了時(t13のタイミング)に
おけるコイル電流値がスレッシュレベル以下となるた
め、1点火周期につき1番目及び2番目のパルス信号が
コンパレータ32から出力される。
【0049】又、電圧検出用端子20の出力電圧に示す
ように、点火プラグ14の点火放電開始時(t12のタイ
ミング)、及び点火放電終了時(t13のタイミング)に
はノイズ信号が現れ、放電終了後、所定時間経過後にノ
イズ信号を含まないイオン電流電圧信号が出力されてい
る。
【0050】そして、コンパレータ32の出力信号が単
安定回路34に入力されることで、1番目のコンパレー
タ出力信号と、2番目のコンパレータ出力信号とが各々
延長される。図では、両パルス信号が延長されることに
より、単安定回路34の出力信号(トランジスタTr3の
通電信号)が継続時間TN の信号として出力されてい
る。
【0051】そして、単安定回路34の出力信号により
トランジスタTr3が導通されることにより、点火放電開
始時や点火放電終了時に現れるノイズ信号が除去され、
ノイズ信号を含まないイオン電流電圧信号のみが出力端
子38から出力されることになる。
【0052】以上のようにして、第8実施例の内燃機関
用点火装置では、点火プラグ14の点火放電時において
ノイズ信号を含むイオン電流電圧の信号部分を除去し、
ノイズ信号を含まない信号部分のみを検出することがで
きる。その結果、ノイズ信号の影響を回避し、イオン電
流の検出精度を高めることができる。
【0053】
【発明の効果】この発明によれば、容量放電型点火回路
と電流遮断型点火回路とを組み合わせた複合方式の点火
装置において、イオン電流検出を実現することができ、
さらに、第1のコンデンサ及び第2のコンデンサへのエ
ネルギ供給源としてエネルギ蓄積コイルを共用したた
め、構成の簡略化を図ることができるという優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例の内燃機関用点
火装置を示す回路図である。
【図2】図1を説明するためのタイムチャートである。
【図3】第2実施例における内燃機関用点火装置を示す
回路図である。
【図4】第3実施例における内燃機関用点火装置を示す
回路図である。
【図5】第4実施例における内燃機関用点火装置を示す
回路図である。
【図6】第5実施例における内燃機関用点火装置を示す
回路図である。
【図7】第6実施例における内燃機関用点火装置を示す
回路図である。
【図8】第7実施例における内燃機関用点火装置を示す
回路図である。
【図9】第8実施例における内燃機関用点火装置を示す
回路図である。
【図10】図9を説明するためのタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1…スイッチング素子制御手段としてのECU、2…ス
イッチング素子制御手段としての閉角度・定電流制御回
路、3…スイッチング素子制御手段としての単安定回
路、5…直流電源、6…エネルギ蓄積コイル、7…逆流
防止手段としての逆流防止用ダイオード、9…第1のコ
ンデンサとしての点火用コンデンサ、12…点火コイ
ル、12a…一次コイル、12b…二次コイル、14…
点火プラグ、17…第2のコンデンサとしての電源用コ
ンデンサ、18…イオン電流検出手段としての電流検出
用抵抗、20…イオン電流検出手段としての電圧検出用
端子、21…スイッチング素子制御手段としての振分け
回路、Tr1…第1のスイッチング素子としてのトランジ
スタ、Tr2(Tr21 〜Tr2n )…第2のスイッチング素
子としてのトランジスタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源とエネルギ蓄積コイルと第1の
    スイッチング素子とを含む第1の直列閉回路と、 前記エネルギ蓄積コイルと逆流防止手段と点火コイルの
    一次コイルと第2のスイッチング素子とを含む第2の直
    列閉回路と、 前記エネルギ蓄積コイルに前記逆流防止手段を介して接
    続した第1のコンデンサと、 前記点火コイルの二次コイルの点火用高電圧が印加さ
    れ、混合気を着火する点火プラグと、 前記第1のコンデンサに並列に接続し、前記エネルギ蓄
    積コイルのエネルギにより充電され、前記点火プラグに
    正極性のバイアス電圧を印加する第2のコンデンサと、 前記混合気の燃焼時に前記第2のコンデンサと前記点火
    プラグとの間に流れるイオン電流を検出するイオン電流
    検出手段と、 前記第1,第2のスイッチング素子のいずれか一方を導
    通させて前記エネルギ蓄積コイルにエネルギを蓄えると
    ともに、前記第2のスイッチング素子を遮断させて前記
    エネルギ蓄積コイルに蓄積されたエネルギにより第1の
    コンデンサを充電し、さらに、点火時期において、前記
    第1のスイッチング素子の遮断と略同時に前記第2のス
    イッチング素子を導通させることにより、前記エネルギ
    蓄積コイルに蓄積されたエネルギと前記第1のコンデン
    サに充電されたエネルギとを前記点火コイルの一次コイ
    ルに供給するスイッチング素子制御手段とを備えたこと
    を特徴とする内燃機関用点火装置。
JP5084894A 1993-04-12 1993-04-12 内燃機関用点火装置 Pending JPH06299940A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6557537B2 (en) 2000-12-01 2003-05-06 Denso Corporation Ion current detection system and method for internal combustion engine
JP2023502557A (ja) * 2019-11-27 2023-01-25 ティーヴィーエス モーター カンパニー リミテッド 内燃エンジンの不点火検出システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6557537B2 (en) 2000-12-01 2003-05-06 Denso Corporation Ion current detection system and method for internal combustion engine
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