JPH06300513A - プローブ位置制御方法,走査型トンネル顕微鏡および記録再生装置 - Google Patents

プローブ位置制御方法,走査型トンネル顕微鏡および記録再生装置

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JPH06300513A
JPH06300513A JP8723793A JP8723793A JPH06300513A JP H06300513 A JPH06300513 A JP H06300513A JP 8723793 A JP8723793 A JP 8723793A JP 8723793 A JP8723793 A JP 8723793A JP H06300513 A JPH06300513 A JP H06300513A
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elastic
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JP8723793A
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Takahiro Oguchi
高弘 小口
Toshihiko Miyazaki
俊彦 宮▲崎▼
Akira Kuroda
亮 黒田
Toshimitsu Kawase
俊光 川瀬
Masahiro Tagawa
昌宏 多川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プローブ位置制御方法,走査型トンネル顕微
鏡および記録再生装置を、弾性体プローブのフィードバ
ック制御を正確に行うことができるようにする。 【構成】 弾性体プローブ40により検出されたトンネ
ル電流Jt は、電流電圧変換回路21で変換電圧Vt
変換されたのち、対数変換回路22を介してZサーボ回
路23に入力される。Zサーボ回路23では、対数変換
回路22からの対数電圧Log(Vt) とFBループゲイ
ン設定回路26からのゲインパラメータP G とに基づい
て、弾性体プローブ40と観察試料1との間の距離が一
定になるようにZ微動機構25を駆動制御する距離制御
信号SL が作成される。距離制御信号SL は増幅器24
で増幅されたのち、Z微動機構25に入力される。その
結果、Z微動機構25によって弾性体プローブ40がバ
イモルフ駆動されることにより、弾性体プローブ40と
観察試料1との間の距離が一定に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プローブ位置制御方
法,走査型トンネル顕微鏡および記録再生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、導体の表面原子の電子構造を直接
観察できる走査型トンネル顕微鏡(STM)が開発さ
れ、単結晶および非晶質を問わずに、実空間像を高い分
解能で測定できるようになった (G. Binnig et al., Ph
ys. Rev. Lett., 49, 57, 1982)。走査型トンネル顕微
鏡は、金属のティップ(探針)と導電性物質との間に電
圧を加えた状態で、ティップを導電性物質の表面から1
nm程度の距離まで近づけたときに、ティップと導電性
物質との間に流れるトンネル電流を利用するものであ
る。このトンネル電流の大きさは、ティップと導電性物
質の表面との間の距離に依存し、かつ、この距離の変化
に非常に敏感である。このため、トンネル電流の大きさ
をを一定に保つようにティップを走査することにより、
実空間の全電子雲に関する種々の情報を読み取ることが
可能となる。このときの導電性物質の面内方向の分解能
は、0.1nm程度である。
【0003】このような走査型トンネル顕微鏡の原理を
応用すれば、十分に原子オーダ(サブ・ナノメートル)
での高密度記録再生を行うことが可能である。たとえ
ば、特開昭61−80536号公報に開示されている記
録再生装置では、電子ビームなどによって記録媒体の表
面に吸着した原子粒子を取り除くことにより情報の記録
を行うとともに、走査型トンネル顕微鏡を用いて、記録
された情報の再生を行っている。
【0004】また、記録層として、電圧電流のスイッチ
ング特性に対してメモリ効果をもつ材料(たとえば、π
電子系有機化合物やカルコゲン化合物類の薄膜層)を用
いて記録再生を走査型トンネル顕微鏡で行う方法が、特
開昭63−161552号公報および特開昭63−16
1553号公報に開示されている。この方法によれば、
記録ビットのサイズを10nmとすれば、1012bit
/cm2 もの大容量記録再生が可能である。
【0005】さらに、小型化を目的とし、先端にティッ
プが設けられた複数個のマイクロプローブを半導体基板
上に形成し、各ティップと対向する記録媒体で、プロー
ブを変位させることにより情報の記録を行う記録装置
が、特開昭62−281138号公報および特開平1−
196751号公報に開示されている。たとえば、1c
2 角のシリコンチップ上に2500本のプローブを5
0×50のマトリック状に配置したマルチプローブヘッ
ドと、上述したメモリ効果をもつ材料とを組み合わせる
ことにより、ティップ1本当たり400Mbit、総記
録容量1Tbitのデジタルデータの記録再生を行うこ
とができる。
【0006】この際、ティップを長さ数100μm程度
のカンチレバー(片持ちばり)上に取り付けることによ
りカンチレバー状のマイクロプローブを構成するととも
に、このカンチレバー状のマイクロプローブを圧電体で
構成して駆動する方法が考えられている。従来、このよ
うなカンチレバーの作成法としては、半導体プロセスを
応用し、一つの基板上に微細加工を施す加工技術を用い
て圧電体薄膜,金属膜などの多層構造を有するカンチレ
バーを作成する方法がある(T.R.Albrecht etal.,“Mic
rofabrication of integrated scanning tunneling mic
roscope”, Proceedings of 4th International Confer
ence on scanning tunneling microscope/spectroscop
y, 1990)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、上記のようなマ
イクロプローブやこれを集積化したマルチプローブヘッ
ドは、ICプロセスを応用して作成されていた。すなわ
ち、ティップをプローブ先端に形成したカンチレバー型
プローブをフォトリソグラフィー技術を用いて作成し、
このカンチレバーを圧電力や静電力により駆動するとい
うマイクロプローブやマルチプローブヘッドが、提案さ
れていた。しかしながら、このようなフォトリソグラフ
ィー技術で作成したマイクロプローブはサイズが大きく
ないため、それほど大きな弾性定数をもたない。このた
め、マイクロプローブに対向する記録媒体または試料に
マイクロプローブを近づけ、両者間に流れる電流を利用
して記録再生装置や走査型トンネル顕微鏡を構成しよう
とする場合、以下の問題があった。
【0008】(1)前述したように、マイクロプローブ
を試料(記録媒体)に近づけた場合、ティップの先端と
ファンデルワールス力,水など液体の表面張力,両者間
に印加される電圧による静電力などを原因とする吸着力
が働く。この力とアクチュエータのたわみの弾性力との
つりあいの関係で、ティップの先端を試料に近づけたと
き、吸着力と弾性力とのつりあいが不安定点に達した瞬
間、カンチレバーがたわんで、試料にティップが吸着
し、このとき、ティップからの検出電流は急にある値に
達してしまう。このような吸着状態下において、ティッ
プの変位量は、ティップの先端がフリーの状態に比べ大
きく減少してしまう。このため、この状態でティップの
先端と試料との間を流れる電流を一定とするフィードバ
ック制御を行おうとすると、先端がフリーの状態に比
べ、制御成績が非常に悪くなった。したがって、この状
態でマイクロプローブを記録再生に用いると、プローブ
を試料上をアクセスする際、両者の距離が大きく変動
し、記録再生の性能劣化をもたらした。また、走査型ト
ンネル顕微鏡に用いた場合は、正しい試料表面の凹凸情
報が得られなかった。
【0009】(2)また、マイクロプローブを集積化し
たマルチプローブヘッドを作成した場合、プロセスのば
らつきなどによるプローブ性能のばらつきが生じた。こ
のとき、プローブの機械特性、特に弾性定数がばらつく
と、プローブ接触時、プローブ先端の変位減少量がばら
つき、プローブごとの制御性能のばらつきが発生した。
このため、複数のマイクロプローブを集積化したマルチ
プローブを用いた記録再生装置は、プローブごとに信号
がばらつき、思い通りの性能が得られなかった。
【0010】本発明の目的は、弾性体プローブのフィー
ドバック制御を正確に行うことができるプローブ位置制
御方法,走査型トンネル顕微鏡および記録再生装置を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のプローブ位置制
御方法は、弾性体プローブの先端に設けられた導電性テ
ィップを試料に接触させたときの該導電性ティップと該
試料との間に流れる電流を用いて、該弾性体プローブの
位置を制御するプローブ位置制御方法において、前記導
電性ティップと前記試料との接触に伴って生じる前記弾
性体プローブの先端の変位減少を補正する。
【0012】ここで、前記導電性ティップと前記試料と
の間の距離を制御するための制御ループのゲインを補正
することにより、前記弾性体プローブの先端の変位減少
を補正してもよい。
【0013】または、先端に導電性ティップが設けられ
た弾性体プローブが複数個集積されたマルチプローブヘ
ッドの前記各導電性ティップを試料に接触させたときの
該各導電性ティップと前記試料との間に流れる各電流を
用いて、前記各弾性体プローブの位置をそれぞれ制御す
るプローブ位置制御方法において、前記各導電性ティッ
プと前記試料との接触に伴って生じる前記各弾性体プロ
ーブの先端の変位減少をそれぞれ補正する。
【0014】ここで、前記各導電性ティップと前記試料
との間の距離を制御するための各制御ループのゲインを
それぞれ補正することにより、前記各弾性体プローブの
先端の変位減少をそれぞれ補正してもよい。
【0015】本発明の走査型トンネル顕微鏡は、先端に
導電性ティップが設けられた弾性体プローブが複数個集
積されたマルチプローブヘッドと、前記各導電性ティッ
プを試料に接触させたときの該各導電性ティップと前記
試料との間に流れる各電流を用いて前記各弾性体プロー
ブの位置をそれぞれ制御する複数個の制御手段とを備え
た走査型トンネル顕微鏡において、前記各制御手段の制
御ループのゲインをそれぞれ補正する複数個の補正手段
を含む。
【0016】ここで、前記各補正手段の補正量がそれぞ
れ格納される記憶手段をさらに含んでいてもよいし、前
記各制御手段のフィードバックパラメータがそれぞれ格
納される記憶手段をさらに含んでいてもよい。
【0017】本発明の記録再生装置は、先端に導電性テ
ィップが設けられた弾性体プローブが複数個集積された
マルチプローブヘッドと、前記各導電性ティップを試料
に接触させたときの該各導電性ティップと前記試料との
間に流れる各電流を用いて前記各弾性体プローブの位置
をそれぞれ制御する複数個の制御手段とを備えた記録再
生装置において、前記各制御手段の制御ループのゲイン
をそれぞれ補正する複数個の補正手段を含む。
【0018】ここで、前記各補正手段の補正量がそれぞ
れ格納される記憶手段をさらに含んでいてもよいし、前
記各制御手段のフィードバックパラメータがそれぞれ格
納される記憶手段をさらに含んでいてもよい。
【0019】
【作用】本発明のプローブ位置制御方法は、導電性ティ
ップと試料との接触に伴って生じる弾性体プローブの先
端の変位減少を補正することにより、弾性体プローブの
フィードバック制御を正確に行うことができる。具体的
には、導電性ティップと試料との間の距離を制御するた
めの制御ループのゲインを補正することにより、弾性体
プローブの先端の変位減少を補正すればよい。
【0020】本発明の走査型トンネル顕微鏡は、各制御
手段の制御ループのゲインをそれぞれ補正する複数個の
補正手段を含むことにより、弾性体プローブのフィード
バック制御を正確に行うことができる。
【0021】本発明の記録再生装置は、各制御手段の制
御ループのゲインをそれぞれ補正する複数個の補正手段
を含むことにより、弾性体プローブのフィードバック制
御を正確に行うことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。
【0023】図1は、本発明の走査型トンネル顕微鏡の
一実施例を示す概略構成図である。
【0024】走査型トンネル顕微鏡10は、XY微動駆
動機構11と、XY微動駆動回路12と、バイアス回路
13と、先端に導電性ティップ49が設けられた弾性体
プローブ40と、電流電圧変換回路21と、対数変換回
路22と、Zサーボ回路23と、増幅器24と、Z微動
機構25と、フィードバックループゲイン設定回路(以
下、「FBループゲイン設定回路26」と称する。)
と、制御回路30と、スイッチ回路31と、ディスプレ
イ32とを含む。走査型トンネル顕微鏡10の各構成要
素について、以下に詳細に説明する。
【0025】(1)XY微動駆動機構11,XY微動駆
動回路12およびバイアス回路13 XY微動駆動機構11は、導電性ティップ49を観察試
料1の表面に対して図示X軸方向およびY軸方向にそれ
ぞれ走査させるためのものである。XY微動駆動回路1
2は、XY微動駆動機構11を駆動させるためのもので
ある。バイアス回路13は、導電性ティップ11と観察
試料1との間に所定のバイアス電圧を印加するためのも
のである。
【0026】(2)弾性体プローブ40 弾性体プローブ40は、具体的には、図2(A),
(B)にそれぞれ示すように、シリコン基板41と、第
1のSiNx層42と、第1の駆動用電極43と、第1
の圧電体薄膜44と、第2の駆動用電極45と、第2の
圧電体薄膜46と、第3の駆動用電極47と、第2のS
iNx層48と、トンネル電流Jt を検出するための先
鋭な導電性ティップ49と、ティップ用電極50とから
なる。すなわち、弾性体プローブ40は、バイモルフ構
造を有するカンチレバーとなっており、第1から第3の
駆動用電極43,45,47に所定の電圧がそれぞれ印
加されることによって、逆圧電効果で図示上下方向に変
位する。
【0027】弾性体プローブ40を作製するには、たと
えば、厚さ0.5μmのシリコン(100)基板41上
に、厚さ0.15μmのSi34膜をCVD法により成
膜する。このとき使用する原料ガスはSiH2Cl2:N
3(1:9) であり、また、基板温度は800℃とす
る。続いて、フォトリソグラフィーおよびCF4 ドライ
エッチングによりSi34膜を所望の形状にパターニン
グして、第1のSiNx層42を形成する。続いて、厚
さ0.01μmのCr膜および厚さ0.09μmのAu
膜を成膜したのち、フォトリソグラフィーおよびウェッ
トエッチングによりCr膜およびAu膜を所望の形状に
パターニングして、第1の駆動用電極43を形成する。
続いて、厚さ0.3μmのAlN膜(圧電体薄膜)をス
パッタ法により成膜する。このとき、ターゲットとして
はAlを用い、Ar+N2 雰囲気中でスパッタする。続
いて、フォトリソグラフィーとAl用エッチング液によ
るウェットエッチングによりAlN膜を所望の形状にパ
ターニングして、第1の圧電体薄膜44を形成する。
【0028】その後、上記工程と同様にして、第2の駆
動用電極45,第2の圧電体薄膜46および第3の駆動
用電極47を順次形成することにより、シリコン基板−
Au/Cr−AlN−Au/Cr−AlN−Au/Cr
のバイモルフ構造を形成する。続いて、保護層として、
厚さ0.15μmのアモルファスSiNをCVD法によ
り成膜して、第2のSiNx層48を形成する。続い
て、タングステン(W)からなる導電性ティップ49を
蒸着法により形成したのち、KOHによるシリコンの異
方性エッチングを用いてSi34膜がついていない部分
を除去して、カンチレバーを作製する。最後に、導電性
ティップ49をPtコーティングする。
【0029】以上のようにして作製した一本のカンチレ
バーの寸法は、長さ500μm×幅100μmであり、
図1図示Z軸方向の共振周波数は2.3kHzであり、
1V印加時のバイモルフの平均変位量は1.5μmであ
る。また、フリーな状態で圧電バイモルフのZ軸方向の
たわみの弾性定数kP は、以下の式を用いて、kP
0.01N/mと算出される。
【0030】kP =b×t3/4×L3×E (1) ただし、E=カンチレバーのヤング率 b=カンチレバーの密度 t=カンチレバーの膜厚 L=カンチレバーの長さ さらに、導電性ティップ49の先端の曲率半径を約0.
1μmとし、被覆層が有機材料であると仮定し、そのヤ
ング率が約10-9N/m2 とすると、この被覆層の凹に
対する弾性定数kS ≒1N/mと見積もられた。
【0031】(3)電流電圧変換回路21,対数変換回
路22,Zサーボ回路23,増幅器24およびFBルー
プゲイン設定回路26 電流電圧変換回路21,対数変換回路22,Zサーボ回
路23,増幅器24およびFBループゲイン設定回路2
6は、試料観察時に、弾性体プローブ40と観察試料1
との間の距離が一定となるようにサーボをかけるための
ものである。すなわち、弾性体プローブ40により検出
されたトンネル電流Jt は、電流電圧変換回路21で変
換電圧Vt に変換されたのち、対数変換回路22を介し
てZサーボ回路23に入力される。Zサーボ回路23で
は、対数変換回路22の出力信号(対数電圧Log
(Vt)) とFBループゲイン設定回路26の出力信号で
あるゲインパラメータPG とに基づいて、弾性体プロー
ブ40と観察試料1との間の距離が一定になるように弾
性体プローブ40を駆動制御する距離制御信号SL が作
成される。距離制御信号SL は増幅器24で増幅された
のち、弾性体プローブ40に入力される。その結果、弾
性体プローブ40がバイモルフ駆動されることにより、
弾性体プローブ40と観察試料1との間の距離が一定に
保たれる。なお、積層型圧電素子などからなるZ微動機
構25は、弾性体プローブ40を大きくZ軸方向に移動
する際に用いられる。
【0032】ここで、Zサーボ回路23は、図3に示す
ように、対数電圧Log(Vt) がプラス入力端子に入力
されるとともに予め定められた距離設定値Z0 がマイナ
ス入力端子に入力される減算器101 と、減算器101 の出
力信号であるエラー信号eが入力端子に入力されるとと
もにゲインパラメータPG が制御端子に入力される可変
ゲインアンプ102 と、可変ゲインアンプ102 の出力信号
が入力されるカットオフ周波数fC のローパスフィルタ
103 と、ローパスフィルタ103 の出力信号である距離制
御信号SL およびゲインパラメータPG がそれぞれ入力
される補正回路104 とを含む。なお、補正回路104 の出
力信号は、補正距離制御信号Sとしてスイッチ回路31
に出力される(図1参照)。
【0033】対数変換回路22から減算器101 のプラス
入力端子に入力される対数電圧Log(Vt) の大きさ
は、導電性ティップ49と観察試料1との間の距離に比
例するため(ティップと試料間の電流がトンネル電流の
場合)、Zサーボ回路23は、対数電圧Log(Vt) の
大きさを一定とするように、距離制御信号SL を出力す
る。このため、Zサーボ回路23では、減算器101 にお
いて対数電圧Log(Vt) と距離設定値Z0 との減算が
行われることにより、エラー信号eが作成される。続い
て、エラー信号eは、可変ゲインアンプ102 において、
FBループゲイン設定回路26から可変ゲインアンプ10
2 に送られてくるゲインパラメータPG に応じた増幅率
で、増幅される。可変ゲインアンプ102 で増幅されたエ
ラー信号eは、ローパスフィルタ103 を透過することに
より、高周波成分が除去されたのち、距離制御信号SL
として増幅器24(図1参照)に出力される。また、ロ
ーパスフィルタ103 から出力される距離制御信号SL
は、補正回路104 で、FBループゲイン設定回路26か
ら補正回路104 に送られてくるゲインパラメータPG
応じて補正されることにより、補正距離制御信号Sとし
てスイッチ回路31に出力される。なお、補正距離制御
信号Sは、観察試料1の表面の凹凸を表すトポ信号とし
て、ディスプレイ32に出力される。
【0034】FBループゲイン設定回路26の説明を行
うために、弾性体プローブ40の導電性ティップ49の
先端と観察試料1との間に吸着力が働くことにより生ず
る両者の接触状態について、図4(A)〜(C)をそれ
ぞれ参照して説明する。図4(A)は、導電性ティップ
49と観察試料1とが吸着力によって接触した状態を示
す図である。大気中などでSTM観察を行う場合には、
観察試料1の表面(または導電性ティップ49の先端)
は、ごく薄い絶縁性の被覆層201 で覆われていることが
多い。したがって、導電性ティップ49は、被覆層201
を介して観察試料1の表面からのトンネル電流を検出す
る。このとき、導電性ティップ49の先端と被覆層201
との間には、接触による斥力が作用する。この斥力によ
り、弾性体プローブ40には、たわみの弾性変形が生
じ、また、被覆層201 には、凹の弾性変形が生じる。図
4(B)は、接触の初期状態において、導電性ティップ
49の先端が観察試料1の表面の被覆層201 に接触した
ときの弾性体プローブ40の根元の位置,導電性ティッ
プ49の先端の位置および観察試料1の表面の位置関係
を表すモデルを示す図である。ここで、弾性体プローブ
40の根元とは、弾性体プローブ40がZ微動機構25
に接合されている部分をいう。同図に示すように、弾性
体プローブ40の根元,導電性ティップ49の先端およ
び観察試料1の表面は、弾性体プローブ40のたわみに
関する弾性体と被覆層201 のたわみに関する弾性体とが
相互に連結された状態になる。ここで、弾性体プローブ
40のたわみの弾性定数を“kP ”とし、被覆層201 の
弾性定数を“kS ”とする。この状態から、弾性体プロ
ーブ40を“ΔZd ”だけ観察試料1の表面に近づける
ように駆動したとき、導電性ティップ49の先端が“Δ
S ”だけ変位したとする(図4(C)参照)。このと
きの導電性ティップ49の先端の力の釣合いを考える
と、 kP ×(ΔZd−ΔZS)=kS ×ΔZS (2) が成り立つ。上記(2)式を変形すると、 ΔZS=kP ×ΔZd/(kP +kS ) (3) が成り立つ。上記(3)式より、弾性体プローブ40を
駆動したときの導電性ティップ49の先端の実際の変位
量は、弾性体プローブ40の駆動量に比べて、k P
(kP +kS )だけ減少することになる。たとえば、弾
性体プローブ40の弾性定数kP を約0.01N/mと
し、被覆層210 の弾性定数kS を約1N/mとすると、
導電性ティップ49の先端の変位減少量は、約1/10
0程度となる。
【0035】このように、導電性ティップ49の先端が
接触した状態では、導電性ティップ49の先端の変位が
大きく減少することがわかったが、このことが弾性体プ
ローブ40の位置制御に及ぼす影響について、図5
(A),(B)および図6をそれぞれ参照して、詳しく
説明する。
【0036】図5(A)は、弾性体プローブ40の図1
図示Z軸方向の位置制御を行う際に通常用いられる制御
系を示すブロック図である。この制御系は、導電性ティ
ップ49の先端の変位Zからトンネル電流Jt の変化を
検出する導電性ティップ49に相当する第1のブロック
301 と、トンネル電流Jt から変位Zに対し線形信号の
エラー信号eを求める電流電圧変換回路21,対数変換
回路22およびZサーボ回路23の減算器101 に相当す
る第2のブロック302 と、エラー信号eから弾性体プロ
ーブ40への印加電圧Vを求めるZサーボ回路23の可
変ゲインアンプ102 乃至増幅器24に相当する第3のブ
ロック303 と、弾性体プローブ40への印加電圧V対変
位Zの変換特性を示す第4のブロック304 とで表され
る。なお、図中、“A”,“B”および“G1 ”は定数
を示し、“G2(s)”は、Zサーボ回路23の可変ゲイ
ンアンプ102 から増幅器24の伝達特性を示し、“G
3(s)”は、弾性体プローブ40の印加電圧Vから変位
Zへの変換の伝達特性を示す。一方、導電性ティップ4
9の先端が接触し、前述したように導電性ティップ49
の先端の変位が減少した場合の制御系は、図5(B)に
示すように、第4のブロック304 と第1のブロック301
との間に、導電性ティップ49の先端の変位の減少に相
当する第5のブロック305 が付加されたものとなる。こ
こで、第5のブロック305 は、利得がkP /(kP
S)のアッテネータとして機能する。なお、図中、
“Z’”は導電性ティップ49の変位量を示す。図5
(A)で示される制御系と図5(B)で示される制御系
との違いが制御性能に与える影響について、図6に示す
制御系開ループ利得特性の周波数特性を参照して、以下
詳細に説明する。なお、圧電体プローブ40の印加電圧
−変位変換特性のカットオフ周波数は十分高いものと
し、また、圧電体プローブ40の共振周波数のQ値は小
さいものとする。
【0037】図5(A)で示される制御系の開ループ利
得特性は、図6に実線で示すものとなる。ここで、“f
C ”はZサーボ回路23のローパスフィルタ103 (図3
参照)のカットオフ周波数であり、ローパスフィルタ10
3 が一次の減衰特性をもつときには、周波数がカットオ
フ周波数fC よりも大きくなると、開ループ利得は−2
0dB/decの割合で減衰していく。このとき、Z軸
方向のサーボの応答周波数は、開ループ利得が0dBと
交差する周波数f1 となる。一方、図5(B)で示され
る制御系の開ループ利得特性は、図6に破線で示すよう
に、図5(A)で示される制御系の開ループ利得特性に
比べて、全周波数にわたって、利得が“kP /(kP
S)”だけ小さくなる。この場合のZ軸方向のサーボ
の応答周波数は、周波数f2 となり、周波数f1 に比べ
て“kP /(kP+kS)”だけ小さくなる。したがっ
て、たとえば、弾性体プローブ40がフリーの状態のと
きのZサーボの応答周波数が1kHzになるように開ル
ープ利得を設計しても、被覆層201 の弾性定数kS が約
1N/mであり、弾性体プローブ40の弾性定数kP
約0.01N/mであるようなサーボ系では、サーボの
応答は10Hz程度しか得られないことになる。
【0038】そこで、FBループゲイン設定回路26
(図1参照)では、弾性体プローブ40の弾性定数kP
と被覆層201 の弾性定数kS との値から、導電性ティッ
プ49の先端の接触時の変位減少量を見積もり、これを
補償するように、ゲインパラメータPG が決定される。
決定されたゲインパラメータPG に基づいてZサーボ回
路23の可変ゲインアンプ102 (図3参照)の利得が決
定される。これにより、制御系の開ループゲインが補償
される。また、Zサーボ回路23の可補正回路104 で
は、ゲインパラメータPG に基づいて、ローパスフィル
タ103 から出力される距離制御信号SL が補正されるこ
とにより、実際の導電性ティップ49の先端の変位量を
示す補正距離制御信号Sが作成される。
【0039】(4)制御回路30,スイッチ回路31お
よびディスプレイ32 図1に示した制御回路30は、XY微動駆動回路12,
バイアス回路13およびZ微動機構25をそれぞれ制御
するとともに、観察試料1の表面観察時に電流電圧変換
回路21から送られてくる変換電圧Vt を処理してトン
ネル電流像を作成するためのものである。スイッチ回路
31は、制御回路30の出力信号とZサーボ回路23で
作成された補正距離制御信号Sとを切り換えるためのも
のである。ディスプレイ32は、スイッチ回路31から
送られてくる制御回路30の出力信号および補正距離制
御信号Sにより、観察試料1のトンネル電流像およびト
ポ像を表示するためのものである。
【0040】次に、走査型トンネル顕微鏡10の動作に
ついて、簡単に説明する。
【0041】表面観察時には、所定のバイアス電圧が導
電性ティップ49と観察試料1との間にバイアス回路1
3から印加された状態で、Z微動機構25が駆動される
ことにより、導電性ティップ49と観察試料1との間に
所定の値のトンネル電流Jtが流れる程度にまで、弾性
体プローブ40が観察試料1に近づけられたのち、両者
間の距離が一定となるように、弾性体プローブ40がサ
ーボ制御される。この状態で、XY微動駆動回路12に
よってXY微動駆動機構11が駆動されることにより、
導電性ティップ49が観察試料1の表面上を二次元走査
される。このとき、観察試料1の表面の微小な凹凸によ
って値が変化するトンネル電流Jt が、導電性ティップ
49により検出される。検出されたトンネル電流Jt
は、電流電圧変換回路21で変換電圧Vt に変換された
のち、制御回路30に取り込まれる。制御回路30で、
変換電圧Vt が、導電性ティップ49を観察試料1の表
面上を二次元走査させるXY走査信号に同期して処理さ
れることにより、トンネル電流像が作成される。トンネ
ル電流像は、スイッチ回路31を介してディスプレイ3
2に表示される。なお、観察場所を変えるときには、X
Y粗動機構(図1には不図示)により観察試料1を図示
X軸方向およびY軸方向にそれぞれ移動させて、所望の
観察領域に導電性ティップ49を移動したのち、同様に
して、観察が行われる。
【0042】観察の際、FBループゲイン設定回路26
において、接触時の変位減少量を0.01と見積もっ
て、この減少量を補正するように、通常のフィードバッ
クループゲインよりも100倍高い利得をもつように可
変ゲインアンプ102 のゲインを設定し、弾性体プローブ
40の図示Z軸方向の位置制御を行った。このとき、図
示Z軸方向の位置制御は、アクチュエータ性能限界に近
い約1kHz程度まで追従していることが、閉ループ利
得応答からわかった。この状態で、導電性ティップ49
と観察試料1との間にバイアス回路13から1Vのバイ
アス電圧を印加したままZ微動機構25を駆動し、導電
性ティップ49と観察試料1との間に1nAのトンネル
電流Jt が流れる程度にまで導電性ティップ49を観察
試料1に近づけたのち、両者間の距離が一定となるよう
に、弾性体プローブ40をZサーボ回路23で制御し
た。この状態で、XY微動駆動回路12によりXY微動
駆動機構11を駆動して、観察試料1の表面観察を行っ
た。このとき、主走査方向の周波数を100Hz程度と
し、導電性ティップ49の走査を高速で行っても、観察
試料1の表面の微小な凹凸に対応した補正距離制御信号
Sが作成でき、安定した走査型トンネル顕微鏡像(ST
M像)をディスプレイ32に表示することができた。
【0043】なお、本実施例の走査型トンネル顕微鏡1
0では、弾性体プローブ40を薄膜の圧電アクチュエー
タのバイモルフ構成にしたが、弾性体プローブ40は、
アクチュエータでなく、電流検出型のマイクロ電流プロ
ーブとして、このマイクロ電流プローブを積層型圧電素
子のような微動駆動素子に取り付けて、Z軸方向の制御
を行ってもよい。
【0044】次に、本発明の記録再生装置の第1の実施
例について、図7を参照して、説明する。
【0045】記録再生装置600 は、構造体611 と、記録
媒体601 が載置される基台612 と、Zアクチュエータ61
3 と、4×4本のプローブ61411〜61444を有するマルチ
プローブヘッド614 と、XYアクチュエータ615 と、プ
ローブヘッド制御回路616 と、Zサーボ回路617 と、F
Bループゲイン設定回路618 と、カンチレバー駆動回路
619 と、傾き補正回路620 と、電圧印加回路621 と、走
査回路622 と、トラッキング制御回路623 と、加算回路
624 と、符号器625 と、復号器626 とを含む。次に、記
録再生装置600 の各構成要素について、詳しく説明す
る。
【0046】(1)構造体611 ,基台612 およびZアク
チュエータ613 構造体611 は、密閉された内部空間を有するものであ
る。記録媒体601 が載置される基台612 は、Zアクチュ
エータ613 を介して構造体611 内部の底面に取り付けら
れており、Zアクチュエータ613 により図示Z軸方向,
図示α回転方向およびβ回転方向にそれぞれ移動させら
れる。なお、記録媒体601 の表面には、幅200nmお
よび深さ30nmの凹溝が図示X軸方向に2μmピッチ
で図示Y軸方向に長さ100μmにわたって半導体プロ
セスなどの微細加工によって刻まれることにより、4×
4組の短冊状の、各プローブ1411〜1444の位置制御
用のトラッキングパターン602 が形成されている。ま
た、記録媒体601 は、ガラスや雲母などの平坦な基板
と、この基板上に成長された金のエピタキシャル成長面
からなる、各トラッキングパターン602 が形成された基
板電極と、この基板電極上に形成された、スクアリウム
−ビス−6−オクチルアズレン(以下、「SOAZ」と
称する。)の単分子膜二層の累積膜とからなる。ここ
で、SOAZは、電圧電流のスイッチング特性に対して
メモリ効果をもつ材料であり、公知のラングミュア・プ
ロジェット法により形成することができる。
【0047】(2)マルチプローブヘッド614 およびX
Yアクチュエータ615 マルチプローブヘッド614 は、4×4本のプローブ614
11〜61444を有するものである。ここで、各プローブ614
11〜61444は、図8に示すように、記録媒体601の表面に
形成された各トラッキングパターン602 と互いに対向す
る位置に、同図図示X軸方向に1mmのピッチ(W1
1mm)および図示Y軸方向に200μmのピッチ(L
1 =200μm)で形成されている。マルチプローブヘ
ッド614は、記録媒体601 の表面と近接かつ互いに対向
して、XYアクチュエータ615 を介して構造体611 内部
の上面に取り付けられており、XYアクチュエータ615
により図1図示X軸方向およびY軸方向にそれぞれ移動
される。なお、各プローブ61411〜61444は、図2に示し
た弾性体プローブ40と同様に作成された、ZnO,A
lNなどの圧電体薄膜および金属膜の薄膜を積層したカ
ンチレバー型アクチュエータを含むものである。
【0048】(3)プローブヘッド制御回路616 プローブヘッド制御回路616 は、各プローブ61411〜614
44からそれぞれ出力される各トンネル電流信号Jt11
t44を受け取って、各トンネル電流信号Jt11〜Jt44
をZサーボ回路617 および復号器626 に出力する。
【0049】(4)Zサーボ回路617 ,FBループゲイ
ン設定回路618 ,カンチレバー駆動回路619 および傾き
補正回路620 Zサーボ回路617 は、制御回路616 から入力される各ト
ンネル電流信号Jt11〜Jt44の値が所定の値となるよう
に各プローブ61411〜61444と記録媒体601 の表面との間
の距離をそれぞれ変化させるZ方向駆動信号A11〜A44
を作成し、作成したZ方向駆動信号A11〜A44をカンチ
レバー駆動回路619 および傾き補正回路620 にそれぞれ
出力する。カンチレバー駆動回路619 は、Zサーボ回路
617 から入力されるZ方向駆動信号A11〜A44に応じ
て、各プローブ61411〜61444の第1から第3の駆動用電
極(図2参照)に所定の電圧をそれぞれ印加することに
よって、各プローブ61411〜61444を図示Z軸方向に変位
させる。傾き補正回路620は、Zサーボ回路617 から入
力されるZ方向駆動信号A11〜A44に応じてマルチプロ
ーブヘッド614 の傾きを変化させる傾き補正信号Dを作
成し、Zアクチュエータ613 に出力する。FBループゲ
イン設定回路618 は、図1に示したFBループゲイン設
定回路26と同様のものである。
【0050】(5)電圧印加回路621 電圧印加回路621 は、各プローブ61411〜61444と記録媒
体601 との間に各種の電圧を印加するためのものであ
る。
【0051】(6)走査回路622 ,トラッキング制御回
路623 および加算回路624 走査回路622 ,トラッキング制御回路623 および加算回
路624 は、各プローブ61411〜61444をトラッキング制御
しながら記録媒体601 の表面上を二次元走査させるため
のものである。
【0052】(7)符号器625 および復号器626 符号器625 は、外部から入力される記録情報(データ)
のコード化を行い、記録情報を“0”または“1”の二
値化データへ変換する。変換された二値化データは、プ
ローブヘッド制御回路616 を介して各プローブ61411〜6
1444に入力される。復号器626 は、再生した二値化デー
タを記録情報(データ)へ変換したのち、外部に出力す
る。
【0053】次に、記録再生装置600 の動作について説
明する。
【0054】Zアクチュエータ613 を駆動することによ
り、マルチプローブヘッド614 を記録媒体601 に近づけ
る。各プローブ61411〜61444は記録媒体610 の表面の弾
性定数よりも小さい弾性定数を有するため、すべてのプ
ローブ61411〜61444を一括して記録媒体601 に接近する
際に、弾性体カンチレバーの変形により両者の間に働く
力を一定レベル以下にできる。その結果、接触の際に、
記録媒体601 の表面や各プローブ61411〜61444のティッ
プ用電極の損傷を防ぐことができる。記録再生の際に
は、マルチプローブヘッド614 の各プローブ61411〜614
44は、トンネル電流がそれぞれ流れる程度にまで記録媒
体601 に近づいている。各プローブ61411〜61444から出
力されるトンネル電流信号Jt11〜Jt44は、プローブヘ
ッド制御回路616 を介してZサーボ回路617 に入力され
る。Zサーボ回路617 では、各プローブ61411〜61444
記録媒体601 との間の距離を一定とするような各Z方向
駆動信号A11〜A44が、各トンネル電流信号Jt11〜J
t44に基づいてそれぞれ作成される。作成された各Z方
向駆動信号A11〜A44は、カンチレバー駆動回路619を
経て、各プローブ61411〜61444の第1から第3の駆動用
電極(図2参照)にそれぞれ印加される。また、傾き補
正回路620 では、各Z方向駆動信号A11〜A44に基づい
て、マルチプローブヘッド614 と記録媒体601 との間の
傾きを補正する傾き補正信号Dが作成され、Zアクチュ
エータ613 に出力される。
【0055】記録再生時には、走査回路622 からマルチ
プローブヘッド614 へ、XY走査信号が出力され、これ
により、マルチプローブヘッド614 が記録媒体601 に対
して図示X軸方向およびY軸方向にそれぞれ走査され
る。このとき、トラッキング制御回路623 では、各プロ
ーブ61411〜61444で検出されるトンネル電流の変化から
トラッキングパターンエッジ位置が検出される。この検
出結果に基づいて、トラッキングパターン602 とマルチ
プローブヘッド614 との位置ずれが、XYアクチュエー
タ615 により補正される。この状態で、記録用電圧が各
プローブ61411〜61444と記録媒体601 との間に電圧印加
回路612 から印加されることにより、トンネル電流が変
調されて、記録媒体601 上に記録ビットが形成される。
【0056】記録再生装置600 におけるマルチプローブ
ヘッド614 の図示Z軸方向の制御について、図9を参照
して、以下に詳細に説明する。
【0057】Zサーボ回路617 は、プローブヘッド制御
回路616 からのタイミングで、各プローブ61411〜61444
からの各トンネル電流信号Jt11〜Jt44をデジタル信号
に変換するとともに、デジタル信号から各プローブ614
11〜61444をZ軸方向に制御する各制御信号を順次発生
する、デジタルサーボ系の構成とした。Zサーボ回路61
7 は、具体的には、図9に示すように、選択回路701
と、A/D変換回路702 と、対数変換回路703 と、所定
の設定値Z0 がマイナス入力端子に入力されている減算
器704 と、ゲイン補正回路705 と、各プローブ61411〜6
1444ごとの補正量G 11〜G44が格納されるメモリ706
と、PI制御回路707 と、D/A変換回路708と、切替
回路709 とを含む。
【0058】各プローブ61411〜61444からの各トンネル
電流信号Jt11〜Jt44は、プローブヘッド制御回路616
を介して選択回路701 にそれぞれ入力される。選択回路
701では、プローブヘッド制御回路616 からのタイミン
グに従って、各トンネル電流信号Jt11〜Jt44の一つだ
けが選択される(以下、選択されたトンネル電流信号
を、「トンネル電流信号Jtn」と称する。)。選択され
たトンネル電流信号Jtnは、A/D変換器702 でデジタ
ル信号に変換される(以下、デジタル信号に変換された
トンネル電流信号Jtnを、「デジタルトンネル電流信号
tn(t) 」と称する。)。デジタルトンネル電流信号J
tn(t) は、対数変換回路703 で対数変換されることによ
り、プローブと記録媒体601 との間の距離に対して線形
化される(以下、線形化されたデジタルトンネル電流信
号Jtn(t) を、「線形化デジタルトンネル電流信号Lo
gJtn(t) 」と称する。)。線形化デジタルトンネル電
流信号LogJtn(t) は減算器704 のプラス入力端子に
入力され、減算器704 で所定の設定値Z0 と減算される
ことにより、誤差信号en(t)に変換される。
【0059】このとき、メモリ706 は、プローブヘッド
制御回路616 によって、選択回路701 で選択されている
プローブに対応するアドレスが指定されており、この選
択されているプローブの補正量Gn が、メモリ706 から
補正回路705 に出力されている。なお、メモリ706 に格
納されている各補正量G11〜G44は、FBループゲイン
設定回路618 によって、接触に伴う変位減少量を補償す
るよう、作成されたものである。補正回路705 では、誤
差信号en(t)に補正量Gn が乗じられることにより、補
正誤差信号en(t)’が作成される。PI制御回路708 で
は、補正誤差信号en(t)’がゼロとなるように、選択さ
れたプローブと記録媒体601 との距離を変位させる距離
制御信号Un(t)が生成される。距離制御信号Un(t)は、
D/A変換器708 でアナログ信号に変換されたのち、切
替回路709 によって、選択されたプローブをZ軸方向に
駆動するアクチュエータに印加される。
【0060】プローブヘッド制御回路616 は、各プロー
ブ番号に対応した距離制御信号Un(t)をストアしなが
ら、選択するプローブを順次切り替えて、すべてのプロ
ーブ61411〜61444に対して、同様にして、Z軸方向の制
御を行う。なお、アクチュエータに距離制御信号が一度
印加されたのちは、再び同じアクチュエータに距離制御
信号が印加されるまでの間、アクチュエータはフローテ
ィング状態になる。すなわち、この間は、アクチュエー
タの電極間の容量により制御電圧が保持されており、ア
クチュエータの変位は保たれる。これにより、すべての
プローブ61411〜61444の変位減少によるZサーボ応答の
低下とそのばらつきとが補正でき、補正後の誤差信号を
PI制御回路707 に入力することにより、すべてのプロ
ーブ61411〜61444について、同程度の精度で、かつ、ア
クチュエータの性能限界に近い周波数まで、サーボ制御
を行うことができる。
【0061】次に、以上のようにしてサーボをかけなが
ら行った記録再生について説明する。
【0062】マルチプローブヘッド614 の各プローブ61
411〜61444のティップが記録媒体601 の表面に接触する
と、記録媒体601 の表面が弾性変形し、ティップと基板
電極との間にトンネル電流が流れる。16本のプローブ
61411〜61444の弾性定数kPは、図1に示した弾性体プ
ローブ40と同様に、約0.01N/m±10%であっ
た。さらに、ティップの先端の曲率半径を約0.1μm
とし、記録媒体601 の有機材料のヤング率を約10-9
/m2 とすると、記録媒体601 の凹に対する弾性定数k
S は約1N/mと見積もられた。そこで、FBループゲ
イン設定回路618 では、接触時の変位減少量が0.01
±10%と見積もられ、この変位減少量を補正するよう
に、各プローブ61411〜61444の補正量G11〜G44が作成
されたのち、メモリ706 に格納された。
【0063】記録情報の記録は、以下のようにして、行
った。各プローブ61411〜61444と記録媒体601 との間
に、0.1Vのバイアス電圧を印加し、一定のトンネル
電流(1nA)が流れる程度にまで、各プローブ61411
〜61444を記録媒体601 にそれぞれ近づけた。各プロー
ブ61411〜61444をZサーボ回路617 によってZ軸方向に
それぞれ独立に駆動し、1nAのトンネル電流が流れる
ように、フィードバック制御をそれぞれ行った。さら
に、Z方向駆動信号A11〜A44に基づいて、マルチプロ
ーブヘッド614 と記録媒体601 との間の傾きを補正する
傾き補正信号Dを作成し、Zアクチュエータ613 に出力
する。この状態で、記録媒体601 の所望の位置まで各プ
ローブ61411〜61444を移動したのち、バイアス電圧を変
調し、6Vのパルス電圧を所定のプローブ61411〜61444
と記録媒体601 との間に印加すると、瞬間的に約0.1
μAのトンネル電流が流れる大きさの記録ビット(10
nmφの記録ビット)が形成された。パルス電圧の印加
後、走査を行ったところ、その状態を保持した。そこ
で、低抵抗状態にある記録ビットを“1”に対応づける
とともに、高抵抗状態にある記録ビットを“0”に対応
づける。そして、符号器625で、外部から入力されてく
る記録情報(データ)を“0”および“1”の二値デー
タへコード化し、復号器626 で二値化データの再生を行
うことにより、二値化データの記録再生を行った。
【0064】次に、本発明の記録再生装置の第2の実施
例について、図10を参照して、説明する。
【0065】本実施例の記録再生装置は、図10に示す
Zサーボ回路を有する点で、図7に示した、記録再生装
置600 と異なる。すなわち、Zサーボ回路は、選択回路
801と、A/D変換回路802 と、対数変換回路803 と、
所定の設定値Z0 がマイナス入力端子に入力されている
減算器804 と、PI制御回路806 と、PI制御回路806
の制御パラメータK11〜K44が各プローブ61411〜61444
ごとに格納されるメモリ807 と、D/A変換回路808
と、切替回路809 とを含む。
【0066】各プローブ81411〜81444からの各トンネル
電流信号Jt11〜Jt44は、プローブヘッド制御回路(不
図示)を介して選択回路801 にそれぞれ入力される。選
択回路801 では、プローブヘッド制御回路からのタイミ
ングに従って、各トンネル電流信号Jt11〜Jt44の一つ
だけが選択される(以下、選択されたトンネル電流信号
を、「トンネル電流信号Jtn」と称する。)。選択され
たトンネル電流信号J tnは、A/D変換器802 でデジタ
ル信号に変換される(以下、デジタル信号に変換された
トンネル電流信号Jtnを、「デジタルトンネル電流信号
tn(t) 」と称する。)。デジタルトンネル電流信号J
tn(t) は、対数変換回路803 で対数変換されることによ
り、プローブと記録媒体との間の距離に対して線形化さ
れる(以下、線形化されたデジタルトンネル電流信号J
tn(t) を、「線形化デジタルトンネル電流信号LogJ
tn(t) 」と称する。)。線形化デジタルトンネル電流信
号LogJtn(t) は減算器804 のプラス入力端子に入力
され、減算器804 で所定の設定値Z0 と減算されること
により、誤差信号en(t)に変換される。PI制御回路80
6 では、誤差信号en(t)がゼロとなるように、選択され
たプローブと記録媒体との距離を変位させる距離制御信
号Un(t)が作成される。距離制御信号Un(t)は、D/A
変換器808 でアナログ信号に変換されたのち、切替回路
809 によって、選択されたプローブをZ軸方向に駆動す
るアクチュエータに印加される。
【0067】プローブヘッド制御回路は、選択するプロ
ーブを順次切り替えて、すべてのプローブ81411〜81444
に対して、同様にして、Z軸方向の制御を行う。このと
き、FBループゲイン設定回路(不図示)は、接触に伴
う各プローブ81411〜81444の変位減少量を見積もって、
見積もった各変位減少量を補償するPI制御回路806の
制御パラメータK11〜K44を作成して、メモリ807 に格
納させる。その結果、PI制御回路806 では、 Un(t)=Kp ×en(t)+Ki ×∫en(t)dt (4) ただし、Kp,Ki=制御パラメータ により、距離制御信号Un(t)が作成されるが、変位減少
分を補うように、たとえば上記(4)式の積分項(同式
の2項)の制御パラメータKi が大きくされる。この制
御パラメータKi として、メモリ807 に格納された制御
パラメータK11〜K44を用いる。
【0068】なお、本実施例では、上記(4)式の2項
目の制御パラメータKi を変えることにより、接触に伴
う変位減少を補償したが、上記のようなデジタルサーボ
系においては、アナログ値からデジタル値に離散値化す
るサンプリングタイミングのクロック周波数を上げるこ
とにより、上記(4)式の積分項の利き方を大きくする
ようにしてもよい。
【0069】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次の効果を奏する。
【0070】(1)弾性体プローブの先端の媒体への接
触による導電性ティップの先端部の変位減少によって生
じる弾性体プローブと試料との間の距離制御性能の低下
を補償し、弾性体プローブの安定した制御を可能とする
ことができる。これにより、マイクロプローブを用いた
走査型トンネル顕微鏡や記録再生装置において、安定し
た信号の再生を実現することができる。
【0071】(2)マイクロプローブを集積化したマル
チプローブヘッドを用いた走査型トンネル顕微鏡や記録
再生装置において、複数の弾性体プローブの機械特性の
ばらつきを吸収し、各弾性体プローブの接触時の変位減
少に伴うプローブ位置制御性能の低下を補償し、すべて
のプローブから安定した信号の再生を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走査型トンネル顕微鏡の一実施例を示
す概略構成図である。
【図2】図1に示した弾性体プローブの具体的構成を示
す図であり、(A)は側断面図、(B)を(A)のA−
A線に沿う断面図である。
【図3】図1に示したZサーボ回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】図1に示したFBループゲイン設定回路の説明
を行うための図であり、(A)は導電性ティップと観察
試料とが吸着力によって接触した状態を示す図、(B)
は接触の初期状態において導電性ティップの先端が観察
試料の表面の被覆層に接触したときの弾性体プローブの
根元の位置,導電性ティップの先端の位置および観察試
料の表面の位置関係を表すモデルを示す図、(C)は導
電性ティップの先端が“ΔZS ”だけ変位したときの弾
性体プローブの根元の位置,導電性ティップの先端の位
置および観察試料の表面の位置関係を表すモデルを示す
図である。
【図5】図1に示した導電性ティップの先端の変位が大
きく減少することが弾性体プローブの位置制御に及ぼす
影響について説明するための図であり、(A)は弾性体
プローブのZ軸方向の位置制御を行う際に通常用いられ
る制御系を示すブロック図、(B)は導電性ティップの
先端の変位が減少した場合の制御系を示すブロック図で
ある。
【図6】図1に示した導電性ティップの先端の変位が大
きく減少することが弾性体プローブの位置制御に及ぼす
影響について説明するためのグラフである。
【図7】本発明の記録再生装置の第1の実施例を示す概
略構成図である。
【図8】図7に示したマルチプローブヘッドの構成を説
明するための図である。
【図9】図7に示したZサーボ回路の構成を説明するた
めの図である。
【図10】本発明の記録再生装置の第2の実施例におけ
るZサーボ回路の構成を説明するための図である。
【符号の説明】
1 観察試料 10 走査型トンネル顕微鏡 11 XY微動駆動機構 12 XY微動駆動回路 13 バイアス回路 21 電流電圧変換回路 22 対数変換回路 23 Zサーボ回路 24 増幅器 25 Z微動機構 26 FBループゲイン設定回路 30 制御回路 31 スイッチ回路 32 ディスプレイ 40 弾性体プローブ 41 シリコン基板 42 第1のSiNx層 43 第1の駆動用電極 44 第1の圧電体薄膜 45 第2の駆動用電極 46 第2の圧電体薄膜 47 第3の駆動用電極 48 第2のSiNx層 49 導電性ティップ 50 ティップ用電極 101 減算器 102 可変ゲインアンプ 103 ローパスフィルタ 104 補正回路 201 被覆層 301〜305 ブロック 600 記録再生装置 601 記録媒体 611 構造体 612 基台 613 Zアクチュエータ 614 マルチプローブヘッド 61411〜61444,81411,81412,81444 プローブ 615 XYアクチュエータ 616 プローブヘッド制御回路 617 Zサーボ回路 618 FBループゲイン設定回路 619 カンチレバー駆動回路 620 傾き補正回路 621 電圧印加回路 622 走査回路 623 トラッキング制御回路 624 加算回路 625 符号器 626 復号器 701,801 選択回路 702,802 A/D変換回路 703,803 対数変換回路 704,804 減算器 705 ゲイン補正回路 706,807 メモリ 707,806 PI制御回路 708,808 D/A変換回路 709,809 切替回路 kP,kS 弾性定数 Jt トンネル電流 Vt 電圧 Log(Vt) 対数電圧 PG ゲインパラメータ SL 距離制御信号 Z0 距離設定値 e エラー信号 S 補正距離制御信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川瀬 俊光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 多川 昌宏 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体プローブの先端に設けられた導電
    性ティップを試料に接触させたときの該導電性ティップ
    と該試料との間に流れる電流を用いて、該弾性体プロー
    ブの位置を制御するプローブ位置制御方法において、 前記導電性ティップと前記試料との接触に伴って生じる
    前記弾性体プローブの先端の変位減少を補正することを
    特徴とするプローブ位置制御方法。
  2. 【請求項2】 前記導電性ティップと前記試料との間の
    距離を制御するための制御ループのゲインを補正するこ
    とにより、前記弾性体プローブの先端の変位減少を補正
    することを特徴とする請求項1記載のプローブ位置制御
    方法。
  3. 【請求項3】 先端に導電性ティップが設けられた弾性
    体プローブが複数個集積されたマルチプローブヘッドの
    前記各導電性ティップを試料に接触させたときの該各導
    電性ティップと前記試料との間に流れる各電流を用い
    て、前記各弾性体プローブの位置をそれぞれ制御するプ
    ローブ位置制御方法において、 前記各導電性ティップと前記試料との接触に伴って生じ
    る前記各弾性体プローブの先端の変位減少をそれぞれ補
    正することを特徴とするプローブ位置制御方法。
  4. 【請求項4】 前記各導電性ティップと前記試料との間
    の距離を制御するための各制御ループのゲインをそれぞ
    れ補正することにより、前記各弾性体プローブの先端の
    変位減少をそれぞれ補正することを特徴とする請求項3
    記載のプローブ位置制御方法。
  5. 【請求項5】 先端に導電性ティップが設けられた弾性
    体プローブが複数個集積されたマルチプローブヘッド
    と、前記各導電性ティップを試料に接触させたときの該
    各導電性ティップと前記試料との間に流れる各電流を用
    いて前記各弾性体プローブの位置をそれぞれ制御する複
    数個の制御手段とを備えた走査型トンネル顕微鏡におい
    て、 前記各制御手段の制御ループのゲインをそれぞれ補正す
    る複数個の補正手段を含むことを特徴とする走査型トン
    ネル顕微鏡。
  6. 【請求項6】 前記各補正手段の補正量がそれぞれ格納
    される記憶手段をさらに含むことを特徴とする請求項5
    記載の走査型トンネル顕微鏡。
  7. 【請求項7】 前記各制御手段のフィードバックパラメ
    ータがそれぞれ格納される記憶手段をさらに含むことを
    特徴とする請求項5記載の走査型トンネル顕微鏡。
  8. 【請求項8】 先端に導電性ティップが設けられた弾性
    体プローブが複数個集積されたマルチプローブヘッド
    と、前記各導電性ティップを試料に接触させたときの該
    各導電性ティップと前記試料との間に流れる各電流を用
    いて前記各弾性体プローブの位置をそれぞれ制御する複
    数個の制御手段とを備えた記録再生装置において、 前記各制御手段の制御ループのゲインをそれぞれ補正す
    る複数個の補正手段を含むことを特徴とする記録再生装
    置。
  9. 【請求項9】 前記各補正手段の補正量がそれぞれ格納
    される記憶手段をさらに含むことを特徴とする請求項8
    記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】 前記各制御手段のフィードバックパラ
    メータがそれぞれ格納される記憶手段をさらに含むこと
    を特徴とする請求項8記載の記録再生装置。
JP8723793A 1993-04-14 1993-04-14 プローブ位置制御方法,走査型トンネル顕微鏡および記録再生装置 Pending JPH06300513A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114355A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Pioneer Corporation プローブを用いた情報記憶装置
JP2016102749A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 株式会社アドバンテスト 測定装置
US10436822B2 (en) 2014-11-28 2019-10-08 Advantest Corporation Measurement apparatus

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