JPH06301232A - 静電写真用トナー - Google Patents
静電写真用トナーInfo
- Publication number
- JPH06301232A JPH06301232A JP5088782A JP8878293A JPH06301232A JP H06301232 A JPH06301232 A JP H06301232A JP 5088782 A JP5088782 A JP 5088782A JP 8878293 A JP8878293 A JP 8878293A JP H06301232 A JPH06301232 A JP H06301232A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- weight
- binder resin
- parts
- ethylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 トナーに使用される樹脂成分の分散性の向上
をはかることによって、白地カブリ軽減等の画質の向
上、定着剥離性の向上あるいは、耐トナー飛散性の向上
等の複写性能の向上を可能とした静電写真用トナーを提
供すること。 【構成】 結着樹脂、着色剤、帯電制御剤、離型性物質
を主成分とするトナーに、結着樹脂に対する離型性物質
の相溶化剤として、エチレン・プロピレンゴム/エチレ
ンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物を配合する静
電写真用トナーであって、これらの相溶化剤を結着樹脂
の少なくとも一部、および離型性物質に配合してマスタ
ーバッチとして処方されたものを使用すること、あるい
は相溶化剤の使用量を前記樹脂成分との合計量中に2〜
10重量%とすることは、いずれも有効である。
をはかることによって、白地カブリ軽減等の画質の向
上、定着剥離性の向上あるいは、耐トナー飛散性の向上
等の複写性能の向上を可能とした静電写真用トナーを提
供すること。 【構成】 結着樹脂、着色剤、帯電制御剤、離型性物質
を主成分とするトナーに、結着樹脂に対する離型性物質
の相溶化剤として、エチレン・プロピレンゴム/エチレ
ンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物を配合する静
電写真用トナーであって、これらの相溶化剤を結着樹脂
の少なくとも一部、および離型性物質に配合してマスタ
ーバッチとして処方されたものを使用すること、あるい
は相溶化剤の使用量を前記樹脂成分との合計量中に2〜
10重量%とすることは、いずれも有効である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電写真用トナーに係
り、詳しくは、結着樹脂に対する離型性物質の分散性の
向上ならびにこれに伴う定着性・画質の向上を可能とし
た、複写機、レーザプリンタ、普通紙ファクシミリ等全
般に用いられる静電写真用トナーに関するものである。
り、詳しくは、結着樹脂に対する離型性物質の分散性の
向上ならびにこれに伴う定着性・画質の向上を可能とし
た、複写機、レーザプリンタ、普通紙ファクシミリ等全
般に用いられる静電写真用トナーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から二成分系現像剤として、感光体
上の静電潜像を可視化する粉体であるトナーと、摩擦帯
電によってトナーに電荷を与えるとともに、該トナーを
現像領域に搬送するためのキャリアの二つの成分から成
る現像剤が知られている。これらの現像剤のうち、トナ
ーとしては一般に80〜95%程度の結着樹脂、5〜1
5%程度の着色剤、1〜5%程度の帯電制御剤、その他
必要により5%以下程度の離型剤、外添剤などが配合さ
れてなるものである。この場合、結着樹脂としては、一
般的に、ポリスチレン、スチレン‐アクリル共重合体、
ポリエステル、エポキシ、ポリアミド、ポリメチルメタ
クリレート、ポリビニルブチラールなどが使用されてい
る。これらの内でも、スチレン‐アクリル共重合体樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂などが代表
的である。
上の静電潜像を可視化する粉体であるトナーと、摩擦帯
電によってトナーに電荷を与えるとともに、該トナーを
現像領域に搬送するためのキャリアの二つの成分から成
る現像剤が知られている。これらの現像剤のうち、トナ
ーとしては一般に80〜95%程度の結着樹脂、5〜1
5%程度の着色剤、1〜5%程度の帯電制御剤、その他
必要により5%以下程度の離型剤、外添剤などが配合さ
れてなるものである。この場合、結着樹脂としては、一
般的に、ポリスチレン、スチレン‐アクリル共重合体、
ポリエステル、エポキシ、ポリアミド、ポリメチルメタ
クリレート、ポリビニルブチラールなどが使用されてい
る。これらの内でも、スチレン‐アクリル共重合体樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂などが代表
的である。
【0003】また、着色剤としては、ファーネスブラッ
ク、チャネルブラックなどのカーボンブラックが黒トナ
ー用として使用されている。また、帯電制御剤として
は、正帯電トナー用と負帯電トナー用とにより異なるも
のであって、前者としてはニグロシン染料、脂肪酸金属
塩、第4級アンモニウム塩などの電子供与性物質が、ま
た後者としてはアゾ系含金属染料、塩素化パラフィン、
塩素化ポリエステルなどの電子受容性物質が用いられ
る。さらに、離型性物質(離型剤)としては、オフセッ
ト防止用として低分子量ポリプロピレン(ポリプロピレ
ンワックス)、低分子量ポリエチレン(ポリエチレンワ
ックス)などが用いられる。
ク、チャネルブラックなどのカーボンブラックが黒トナ
ー用として使用されている。また、帯電制御剤として
は、正帯電トナー用と負帯電トナー用とにより異なるも
のであって、前者としてはニグロシン染料、脂肪酸金属
塩、第4級アンモニウム塩などの電子供与性物質が、ま
た後者としてはアゾ系含金属染料、塩素化パラフィン、
塩素化ポリエステルなどの電子受容性物質が用いられ
る。さらに、離型性物質(離型剤)としては、オフセッ
ト防止用として低分子量ポリプロピレン(ポリプロピレ
ンワックス)、低分子量ポリエチレン(ポリエチレンワ
ックス)などが用いられる。
【0004】乾式トナーの製造に際しては、以上の如き
原材料をそれぞれ適量計量し、乾式にてヘンシェルミキ
サー等公知の混合手段により混合したのち、たとえばス
クリュー型押出機、あるいはニーダーの如き公知の溶融
混練手段により原材料の均一分散を行ない、しかるのち
冷却、粉砕、分級工程を経て、約5〜20μm程度の粒
径のトナーを得る。これに必要により、トナー流動性の
向上、摩擦帯電性の調整、あるいはクリーニング性の向
上などの目的で、外添剤としてコロイダルシリカ、酸化
チタン、アルミナ、脂肪酸金属塩などの微粉末をトナー
表面に付着させてもよく、これによって最終のトナーの
製品として得られる。
原材料をそれぞれ適量計量し、乾式にてヘンシェルミキ
サー等公知の混合手段により混合したのち、たとえばス
クリュー型押出機、あるいはニーダーの如き公知の溶融
混練手段により原材料の均一分散を行ない、しかるのち
冷却、粉砕、分級工程を経て、約5〜20μm程度の粒
径のトナーを得る。これに必要により、トナー流動性の
向上、摩擦帯電性の調整、あるいはクリーニング性の向
上などの目的で、外添剤としてコロイダルシリカ、酸化
チタン、アルミナ、脂肪酸金属塩などの微粉末をトナー
表面に付着させてもよく、これによって最終のトナーの
製品として得られる。
【0005】以上はテキストなどに紹介されている極く
一般的な製造手段の一例であるが、この他、定着時の耐
オフセット性向上等の目的で、前記の原材料に加えて、
アルキレン‐酢酸ビニル共重合体、その部分加水分解物
等、さらにはアルキレンとα‐オレフィンとの共重合
体、などからなる熱可塑性ゴム状物質の少なくとも1種
を加える技術が特開昭54−140538号公報により
提案されている。ところで、複写性能に関して言えば、
良好な複写画質、定着性等を得るためには、トナー原料
の均一な分散、特に結着樹脂とは異なる樹脂の使用され
る離型性物質の結着樹脂に対する分散性が必要不可欠で
ある。
一般的な製造手段の一例であるが、この他、定着時の耐
オフセット性向上等の目的で、前記の原材料に加えて、
アルキレン‐酢酸ビニル共重合体、その部分加水分解物
等、さらにはアルキレンとα‐オレフィンとの共重合
体、などからなる熱可塑性ゴム状物質の少なくとも1種
を加える技術が特開昭54−140538号公報により
提案されている。ところで、複写性能に関して言えば、
良好な複写画質、定着性等を得るためには、トナー原料
の均一な分散、特に結着樹脂とは異なる樹脂の使用され
る離型性物質の結着樹脂に対する分散性が必要不可欠で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記のような
目的を満足するための樹脂分散性を付与するべく、原材
料の種類、連続混練機の採用などの面から溶融混練に関
する製造条件が検討されているが充分な結果は得られて
いない。また、前記の特開昭54−140538号公報
に見られるような添加物についても、これらを単独ある
いは複合使用してトナーに及ぼす効果について検討され
たが、定着性などに若干の改良が見られるものの、充分
とはいえず、白地カブリ、トナー飛散等の問題は残るも
のである。従って本発明の目的は、トナーに使用される
樹脂成分の分散性の向上をはかることによって、白地カ
ブリ軽減等の画質の向上、定着剥離性の向上あるいは耐
トナー飛散性の向上等の複写性能の向上を可能とした静
電写真用トナーを提供することにある。
目的を満足するための樹脂分散性を付与するべく、原材
料の種類、連続混練機の採用などの面から溶融混練に関
する製造条件が検討されているが充分な結果は得られて
いない。また、前記の特開昭54−140538号公報
に見られるような添加物についても、これらを単独ある
いは複合使用してトナーに及ぼす効果について検討され
たが、定着性などに若干の改良が見られるものの、充分
とはいえず、白地カブリ、トナー飛散等の問題は残るも
のである。従って本発明の目的は、トナーに使用される
樹脂成分の分散性の向上をはかることによって、白地カ
ブリ軽減等の画質の向上、定着剥離性の向上あるいは耐
トナー飛散性の向上等の複写性能の向上を可能とした静
電写真用トナーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は標記課題に鑑み
なされたものであって、その要旨とするところは、結着
樹脂、着色剤、帯電制御剤、離型性物質を主成分とする
トナーに、結着樹脂に対する離型性物質の相溶化剤とし
て、エチレン・プロピレンゴム/エチレンヘキセン/エ
チレン酢酸ビニルの混合物を配合する静電写真用トナー
にあり、この場合、結着樹脂の少なくとも一部、および
離型性物質からなる樹脂成分と、これらの相溶化剤と
が、予めマスターバッチとして処方されたものを配合す
ること、また相溶化剤の使用量を、前記樹脂成分との合
計量中2〜10重量%とすることは、いずれも有効であ
る。
なされたものであって、その要旨とするところは、結着
樹脂、着色剤、帯電制御剤、離型性物質を主成分とする
トナーに、結着樹脂に対する離型性物質の相溶化剤とし
て、エチレン・プロピレンゴム/エチレンヘキセン/エ
チレン酢酸ビニルの混合物を配合する静電写真用トナー
にあり、この場合、結着樹脂の少なくとも一部、および
離型性物質からなる樹脂成分と、これらの相溶化剤と
が、予めマスターバッチとして処方されたものを配合す
ること、また相溶化剤の使用量を、前記樹脂成分との合
計量中2〜10重量%とすることは、いずれも有効であ
る。
【0008】
【作用】本発明においては、結着樹脂に対する離型性物
質の相溶化剤として、エチレン・プロピレンゴム/エチ
レンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物を、各トナ
ー原材料と共に、あるいは予め樹脂成分とのマスターバ
ッチとして、配合するので、得られたトナーにおける樹
脂成分中の離型性物質の分散が極めて良好となり、実写
テストの結果、白地カブリ、トナー飛散などの軽減、あ
るいは定着ローラからの紙の剥離性すなわち定着剥離性
の改善が顕著となる。特に相溶化剤を樹脂成分とともに
マスターバッチ方式によって添加した場合には、前記分
散性がさらに向上し、少量の離型性物質ならびに相溶化
剤の使用でも、多量の使用と同様な良好な評価を得るこ
とが可能となる。
質の相溶化剤として、エチレン・プロピレンゴム/エチ
レンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物を、各トナ
ー原材料と共に、あるいは予め樹脂成分とのマスターバ
ッチとして、配合するので、得られたトナーにおける樹
脂成分中の離型性物質の分散が極めて良好となり、実写
テストの結果、白地カブリ、トナー飛散などの軽減、あ
るいは定着ローラからの紙の剥離性すなわち定着剥離性
の改善が顕著となる。特に相溶化剤を樹脂成分とともに
マスターバッチ方式によって添加した場合には、前記分
散性がさらに向上し、少量の離型性物質ならびに相溶化
剤の使用でも、多量の使用と同様な良好な評価を得るこ
とが可能となる。
【0009】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。まず、本発明の最大の骨子とするところは、トナ
ー中において、結着樹脂および離型性物質により主とし
て構成されるところの樹脂成分について、前記両者の相
溶化剤としてエチレン・プロピレンゴム/エチレンヘキ
セン/エチレン酢酸ビニルの3者の混合物を使用する点
にある。これらの3成分の混合物が効果を発揮する理由
は明らかでないが、本発明者らの実験によれば上記の組
合せが最良であり、その理由としては、恐らく、エチレ
ン・プロピレンゴムならびにエチレンヘキセンが夫々、
不飽和結合を有すること、また、エチレン酢酸ビニルは
極性が強いこと、などによるものではないかと予想され
る。
する。まず、本発明の最大の骨子とするところは、トナ
ー中において、結着樹脂および離型性物質により主とし
て構成されるところの樹脂成分について、前記両者の相
溶化剤としてエチレン・プロピレンゴム/エチレンヘキ
セン/エチレン酢酸ビニルの3者の混合物を使用する点
にある。これらの3成分の混合物が効果を発揮する理由
は明らかでないが、本発明者らの実験によれば上記の組
合せが最良であり、その理由としては、恐らく、エチレ
ン・プロピレンゴムならびにエチレンヘキセンが夫々、
不飽和結合を有すること、また、エチレン酢酸ビニルは
極性が強いこと、などによるものではないかと予想され
る。
【0010】上記の3成分を相溶化剤としてトナー原材
料に配合する手段としては、これら3成分を予めヘンシ
ェルミキサー等で乾式混合したのち、これを相溶化剤と
してトナー原材料に配合することもできるが、そのよう
な予備乾式混合の工程を省略して、相溶化剤の3成分を
直接トナー原材料に配合して、結着樹脂、着色剤、その
他を混合する際に同時に添加しても効果には変わりはな
い。なお、これらの3成分、エチレン・プロピレンゴム
/エチレンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの配合比率
は、目的、用途、すなわちたとえば結着樹脂の種類なら
びに離型性物質の種類の組合せに応じて適宜、任意な比
率を採用することができる。
料に配合する手段としては、これら3成分を予めヘンシ
ェルミキサー等で乾式混合したのち、これを相溶化剤と
してトナー原材料に配合することもできるが、そのよう
な予備乾式混合の工程を省略して、相溶化剤の3成分を
直接トナー原材料に配合して、結着樹脂、着色剤、その
他を混合する際に同時に添加しても効果には変わりはな
い。なお、これらの3成分、エチレン・プロピレンゴム
/エチレンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの配合比率
は、目的、用途、すなわちたとえば結着樹脂の種類なら
びに離型性物質の種類の組合せに応じて適宜、任意な比
率を採用することができる。
【0011】次に本発明トナーの製造手段については、
たとえば前記の如き従来の手段に準じ、所定配合のトナ
ー原材料に前記相溶化剤を添加し、これをヘンシェルミ
キサー等の混合手段により混合し、さらに溶融混練/冷
却/粉砕/分級等の一連の公知の工程により、トナーと
することも可能であり、または、結着樹脂の少なくとも
一部、離型性物質ならびに相溶化剤を予め混合/溶融混
練/冷却/粉砕の工程にかけて、各樹脂が高濃度で均一
分散したマスターバッチを調整したのち、このマスター
バッチを結着樹脂の残部、ならびに他のトナー原材料で
ある着色剤、帯電制御剤などに配合して所定のトナー処
方とし、さらに、通常の一連の工程により上記の如く分
級を行なって粒度を調整してトナーとすることも可能で
ある。なお、いずれも必要により外添剤を添加して表面
処理を行なうことができるものである。
たとえば前記の如き従来の手段に準じ、所定配合のトナ
ー原材料に前記相溶化剤を添加し、これをヘンシェルミ
キサー等の混合手段により混合し、さらに溶融混練/冷
却/粉砕/分級等の一連の公知の工程により、トナーと
することも可能であり、または、結着樹脂の少なくとも
一部、離型性物質ならびに相溶化剤を予め混合/溶融混
練/冷却/粉砕の工程にかけて、各樹脂が高濃度で均一
分散したマスターバッチを調整したのち、このマスター
バッチを結着樹脂の残部、ならびに他のトナー原材料で
ある着色剤、帯電制御剤などに配合して所定のトナー処
方とし、さらに、通常の一連の工程により上記の如く分
級を行なって粒度を調整してトナーとすることも可能で
ある。なお、いずれも必要により外添剤を添加して表面
処理を行なうことができるものである。
【0012】この場合、相溶化剤の使用量としては、比
較的少量で良く、結着樹脂および離型性物質との3者合
計量中で2〜10重量%の範囲内であることが適当であ
る。しかし2重量%より少ないと、樹脂を均一分散させ
るという相溶化剤の本来の効果が充分には発揮されな
い。一方、10重量%よりも相溶化剤の添加量が増す
と、これらの物質固有の特性が強く現われて来るように
なり、トナー全体の性能をかえって損なう結果になりか
ねない。なお、トナー原材料として使用される結着樹脂
あるいは離型性物質(離型剤)などは先に述べた従来か
ら使用されている材料を適宜選択して使用すれば良く、
結着樹脂としては、スチレン‐アクリル共重合体樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂などが適当であ
り、離型剤としてはポリプロピレンワックス、ポリエチ
レンワックスなどが適当である。
較的少量で良く、結着樹脂および離型性物質との3者合
計量中で2〜10重量%の範囲内であることが適当であ
る。しかし2重量%より少ないと、樹脂を均一分散させ
るという相溶化剤の本来の効果が充分には発揮されな
い。一方、10重量%よりも相溶化剤の添加量が増す
と、これらの物質固有の特性が強く現われて来るように
なり、トナー全体の性能をかえって損なう結果になりか
ねない。なお、トナー原材料として使用される結着樹脂
あるいは離型性物質(離型剤)などは先に述べた従来か
ら使用されている材料を適宜選択して使用すれば良く、
結着樹脂としては、スチレン‐アクリル共重合体樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂などが適当であ
り、離型剤としてはポリプロピレンワックス、ポリエチ
レンワックスなどが適当である。
【0013】以下、実験結果に基いて本発明の効果をさ
らに具体的に述べる。表1に実験に供されたトナー組成
を、また表2に10,000枚連続複写後の評価を夫々
示す。表1および表2において実施例1〜5が本発明の
範囲を満足するものであり、比較例1〜6に前記の範囲
外のものを本発明の効果の確認のために示している。ま
た、表1の実施例1〜3は、表3に示す2水準の相溶化
剤の重量混合比率AあるいはBのものを直接トナー原材
料に配合した例、また実施例4〜5は、表3の相溶化剤
Aを用い、マスターバッチ方式により表4に示す2水準
の重量組成比率aおよびbのマスターバッチを夫々トナ
ー原材料に配合した例を示すものである。
らに具体的に述べる。表1に実験に供されたトナー組成
を、また表2に10,000枚連続複写後の評価を夫々
示す。表1および表2において実施例1〜5が本発明の
範囲を満足するものであり、比較例1〜6に前記の範囲
外のものを本発明の効果の確認のために示している。ま
た、表1の実施例1〜3は、表3に示す2水準の相溶化
剤の重量混合比率AあるいはBのものを直接トナー原材
料に配合した例、また実施例4〜5は、表3の相溶化剤
Aを用い、マスターバッチ方式により表4に示す2水準
の重量組成比率aおよびbのマスターバッチを夫々トナ
ー原材料に配合した例を示すものである。
【0014】一方、表1における比較例1〜3は、相溶
化剤を使用しない場合の例、また、比較例4〜6は相溶
化剤は使用するものの、本発明に見られるような3成分
混合の相溶化剤の使用は行なわれない例を、夫々に示
す。なお、表2において、10,000枚連続複写後の
評価方法は次のとおりとする。 (イ)トナー飛散:10,000枚連続複写後の複写機
内のトナー飛散状態を目視観察により確認。 (ロ)白地カブリ:日本電色工業(株)の色差計(Σ9
0)を用いて複写用紙における複写前後の白地の値の差
とした。値は小さいほどカブリが小さく良好である。 (ハ)定着剥離性:10,000枚連続複写後の定着ロ
ーラの汚れ具合を目視にて確認。 但し○:良好、△:ローラ汚れ有り、×:ローラ汚れ多
い。
化剤を使用しない場合の例、また、比較例4〜6は相溶
化剤は使用するものの、本発明に見られるような3成分
混合の相溶化剤の使用は行なわれない例を、夫々に示
す。なお、表2において、10,000枚連続複写後の
評価方法は次のとおりとする。 (イ)トナー飛散:10,000枚連続複写後の複写機
内のトナー飛散状態を目視観察により確認。 (ロ)白地カブリ:日本電色工業(株)の色差計(Σ9
0)を用いて複写用紙における複写前後の白地の値の差
とした。値は小さいほどカブリが小さく良好である。 (ハ)定着剥離性:10,000枚連続複写後の定着ロ
ーラの汚れ具合を目視にて確認。 但し○:良好、△:ローラ汚れ有り、×:ローラ汚れ多
い。
【0015】以下、表1および表2の実施例ならびに比
較例について説明する。 実施例1 スチレン‐アクリル樹脂100重量部、カーボンブラッ
ク7重量部、4級アンモニウム塩3重量部、ポリプロピ
レンワックス3重量部、エチレン・プロピレンゴム/エ
チレンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物(サンプ
ルA)5重量部をヘンシェルミキサーで混合後、溶融混
練、冷却、粉砕、分級を行い平均粒径10μmのトナー
を作った。このトナー100重量部と疎水性シリカ0.
3重量部を混合し、最終のトナーとした。また最終トナ
ー4重量部と、フェライトキャリア100重量部とを混
合し、現像剤とした。上記の現像剤と最終トナーを用い
て10,000枚の連続複写を行ったところ、トナー飛
散、白地カブリ、定着ローラからの剥離性等が改善され
た。
較例について説明する。 実施例1 スチレン‐アクリル樹脂100重量部、カーボンブラッ
ク7重量部、4級アンモニウム塩3重量部、ポリプロピ
レンワックス3重量部、エチレン・プロピレンゴム/エ
チレンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物(サンプ
ルA)5重量部をヘンシェルミキサーで混合後、溶融混
練、冷却、粉砕、分級を行い平均粒径10μmのトナー
を作った。このトナー100重量部と疎水性シリカ0.
3重量部を混合し、最終のトナーとした。また最終トナ
ー4重量部と、フェライトキャリア100重量部とを混
合し、現像剤とした。上記の現像剤と最終トナーを用い
て10,000枚の連続複写を行ったところ、トナー飛
散、白地カブリ、定着ローラからの剥離性等が改善され
た。
【0016】実施例2 スチレン‐アクリル樹脂100重量部、カーボンブラッ
ク7重量部、4級アンモニウム塩3重量部、ポリエチレ
ンワックス2重量部、エチレン・プロピレンゴム/エチ
レンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物(サンプル
A)5重量部をヘンシェルミキサーで混合後、溶融混
練、冷却、粉砕、分級を行い平均粒径10μmのトナー
を作った。このトナー100重量部と疎水性シリカ0.
3重量部を混合し、最終のトナーとした。また最終トナ
ー4重量部と、フェライトキャリア100重量部とを混
合し、現像剤とした。上記の現像剤と最終トナーを用い
て10,000枚の連続複写を行ったところ、トナー飛
散、白地カブリ、定着ローラからの剥離性等が改善され
た。
ク7重量部、4級アンモニウム塩3重量部、ポリエチレ
ンワックス2重量部、エチレン・プロピレンゴム/エチ
レンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物(サンプル
A)5重量部をヘンシェルミキサーで混合後、溶融混
練、冷却、粉砕、分級を行い平均粒径10μmのトナー
を作った。このトナー100重量部と疎水性シリカ0.
3重量部を混合し、最終のトナーとした。また最終トナ
ー4重量部と、フェライトキャリア100重量部とを混
合し、現像剤とした。上記の現像剤と最終トナーを用い
て10,000枚の連続複写を行ったところ、トナー飛
散、白地カブリ、定着ローラからの剥離性等が改善され
た。
【0017】実施例3 ポリエステル樹脂100重量部、カーボンブラック7重
量部、4級アンモニウム塩3重量部、ポリプロピレンワ
ックス3重量部、エチレン・プロピレンゴム/エチレン
ヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物(サンプルB)
4重量部をヘンシェルミキサーで混合後、溶融混練、冷
却、粉砕、分級を行い平均粒径10μmのトナーを作っ
た。このトナー100重量部と疎水性シリカ0.3重量
部を混合し、最終のトナーとした。また最終トナー4重
量部と、フェライトキャリア100重量部とを混合し、
現像剤とした。上記の現像剤と最終トナーを用いて1
0,000枚の連続複写を行ったところ、トナー飛散、
白地カブリ、定着ローラからの剥離性等が改善された。
量部、4級アンモニウム塩3重量部、ポリプロピレンワ
ックス3重量部、エチレン・プロピレンゴム/エチレン
ヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物(サンプルB)
4重量部をヘンシェルミキサーで混合後、溶融混練、冷
却、粉砕、分級を行い平均粒径10μmのトナーを作っ
た。このトナー100重量部と疎水性シリカ0.3重量
部を混合し、最終のトナーとした。また最終トナー4重
量部と、フェライトキャリア100重量部とを混合し、
現像剤とした。上記の現像剤と最終トナーを用いて1
0,000枚の連続複写を行ったところ、トナー飛散、
白地カブリ、定着ローラからの剥離性等が改善された。
【0018】実施例4 マスターバッチ用として、スチレン‐アクリル樹脂70
重量部、ポリプロピレンワックス10重量部、相溶化剤
の混合物A20重量部を混合・溶融混練・冷却・粉砕す
る。次に、トナーとして上記マスターバッチ(a)20
重量部、スチレン‐アクリル樹脂86重量部、カーボン
ブラック7重量部、4級アンモニウム塩3重量部を配合
し、実施例1と同様に最終トナー、現像剤とした。連続
複写の結果、マスターバッチを用いると、ワックス、相
溶化剤の減少にもかかわらず良好な評価が得られた。
重量部、ポリプロピレンワックス10重量部、相溶化剤
の混合物A20重量部を混合・溶融混練・冷却・粉砕す
る。次に、トナーとして上記マスターバッチ(a)20
重量部、スチレン‐アクリル樹脂86重量部、カーボン
ブラック7重量部、4級アンモニウム塩3重量部を配合
し、実施例1と同様に最終トナー、現像剤とした。連続
複写の結果、マスターバッチを用いると、ワックス、相
溶化剤の減少にもかかわらず良好な評価が得られた。
【0019】実施例5 マスターバッチ用として、ポリエステル樹脂50重量
部、ポリプロピレンワックス30重量部、相溶化剤の混
合物A20重量部を混合・溶融混練・冷却・粉砕する。
次に、トナーとして上記マスターバッチ(b)10重量
部、ポリエステル樹脂95重量部、カーボンブラック7
重量部、4級アンモニウム塩3重量部を配合し、実施例
1と同様に最終トナー、現像剤とした。連続複写の結
果、マスターバッチを用いると、ワックス、相溶化剤の
減少にもかかわらず良好な評価が得られた。
部、ポリプロピレンワックス30重量部、相溶化剤の混
合物A20重量部を混合・溶融混練・冷却・粉砕する。
次に、トナーとして上記マスターバッチ(b)10重量
部、ポリエステル樹脂95重量部、カーボンブラック7
重量部、4級アンモニウム塩3重量部を配合し、実施例
1と同様に最終トナー、現像剤とした。連続複写の結
果、マスターバッチを用いると、ワックス、相溶化剤の
減少にもかかわらず良好な評価が得られた。
【0020】比較例1〜3 相溶化剤を使用しない比較例であり、10,000枚連
続複写後の評価に見られるように、トナー飛散も多く、
白地カブリも大きく、さらに定着剥離性についてもロー
ラ汚れが多い。 比較例4〜6 相溶化剤を使用した例であり、従って10,000枚連
続複写後の評価は表2に見られる如く、前記比較例1〜
3よりは若干改善されているものの、相溶化剤の種類が
適切でないため、やはり満足すべき結果は得られていな
いことが明らかである。
続複写後の評価に見られるように、トナー飛散も多く、
白地カブリも大きく、さらに定着剥離性についてもロー
ラ汚れが多い。 比較例4〜6 相溶化剤を使用した例であり、従って10,000枚連
続複写後の評価は表2に見られる如く、前記比較例1〜
3よりは若干改善されているものの、相溶化剤の種類が
適切でないため、やはり満足すべき結果は得られていな
いことが明らかである。
【0021】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0022】
【発明の効果】以上の実施例にも見られるとおり、本発
明によれば、樹脂成分の分散性の向上をはかることが可
能となり、これによって、白地カブリの軽減等の画質の
向上、定着剥離性の向上あるいは耐トナー飛散性の向上
等の複写性能の向上された静電写真用トナーを提供する
ことが可能となるものであり、その効果は極めて顕著で
ある。
明によれば、樹脂成分の分散性の向上をはかることが可
能となり、これによって、白地カブリの軽減等の画質の
向上、定着剥離性の向上あるいは耐トナー飛散性の向上
等の複写性能の向上された静電写真用トナーを提供する
ことが可能となるものであり、その効果は極めて顕著で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 結着樹脂、着色剤、帯電制御剤、離型性
物質を主成分とするトナーに、結着樹脂に対する離型性
物質の相溶化剤として、エチレン・プロピレンゴム/エ
チレンヘキセン/エチレン酢酸ビニルの混合物を配合す
ることを特徴とする静電写真用トナー。 - 【請求項2】 結着樹脂の少なくとも一部、離型性物
質、ならびに相溶化剤が予めマスターバッチとして処方
されたものを配合することを特徴とする請求項1記載の
静電写真用トナー。 - 【請求項3】 相溶化剤の使用量が結着樹脂および離型
性物質との3者合計量中2〜10重量%の範囲にあるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の静電写真用トナ
ー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5088782A JPH06301232A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 静電写真用トナー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5088782A JPH06301232A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 静電写真用トナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06301232A true JPH06301232A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13952426
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5088782A Pending JPH06301232A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 静電写真用トナー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06301232A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999013382A1 (fr) * | 1997-09-10 | 1999-03-18 | Nippon Shokubai Co., Ltd | Procede servant a preparer un toner de fixation instantanee et cuvee principale mise en application dans ce procede |
| EP1077394A1 (de) * | 1999-08-12 | 2001-02-21 | Zimmer, Michael | Verfahren zur Übertragung von Tonern und Toner mit vulkanisierbaren Kautschuk- und/oder Gummiwerkstoffen |
| KR100739791B1 (ko) * | 2006-02-04 | 2007-07-13 | 삼성전자주식회사 | 전자사진용 현상제의 제조방법 |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP5088782A patent/JPH06301232A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999013382A1 (fr) * | 1997-09-10 | 1999-03-18 | Nippon Shokubai Co., Ltd | Procede servant a preparer un toner de fixation instantanee et cuvee principale mise en application dans ce procede |
| US6232029B1 (en) | 1997-09-10 | 2001-05-15 | Nippon Shokubai Co., Ltd. | Process for preparing flash fixation toner and master batch for use in said process |
| EP1077394A1 (de) * | 1999-08-12 | 2001-02-21 | Zimmer, Michael | Verfahren zur Übertragung von Tonern und Toner mit vulkanisierbaren Kautschuk- und/oder Gummiwerkstoffen |
| KR100739791B1 (ko) * | 2006-02-04 | 2007-07-13 | 삼성전자주식회사 | 전자사진용 현상제의 제조방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2192448A1 (en) | Toner for electrophotography and process for producing the same | |
| JPH0782253B2 (ja) | 静電荷像用トナーの製造方法 | |
| JPH07199542A (ja) | トナー組成物 | |
| JP2006163395A (ja) | トナー組成物 | |
| DE69016316T2 (de) | Toner für Elektrophotographie und Verfahren zu dessen Herstellung. | |
| JPH06301232A (ja) | 静電写真用トナー | |
| US5474871A (en) | Process for making magnetic toners | |
| JP2659873B2 (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
| JPH08152747A (ja) | 電子写真用トナー | |
| JPH06161155A (ja) | 電子写真用トナー | |
| JP4068007B2 (ja) | トナー用マスターバッチの評価方法 | |
| JP3227627B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及びその製造方法 | |
| US7267921B2 (en) | Process for forming toners from dry pigments | |
| JPH09204073A (ja) | 電子写真用トナー | |
| JP3237385B2 (ja) | 磁性トナー | |
| JP3164453B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
| JPH0650405B2 (ja) | 静電荷像現像用トナ− | |
| JP4967564B2 (ja) | トナー用離型剤マスターバッチ、電子写真用トナー及びその製造方法 | |
| JP2839935B2 (ja) | トナーの製造方法 | |
| JPH0643690A (ja) | 電子写真用トナーの製造方法 | |
| JPH04186369A (ja) | 静電荷現像用トナー | |
| JPS63200160A (ja) | 静電荷像用正帯電トナ− | |
| JPH0561250A (ja) | トナー製造方法 | |
| JPH06324521A (ja) | 負帯電性電子写真用トナー | |
| JP2000075543A (ja) | トナーの製造方法 |