JPH06301411A - 産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法及び較正制御装置 - Google Patents

産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法及び較正制御装置

Info

Publication number
JPH06301411A
JPH06301411A JP8993693A JP8993693A JPH06301411A JP H06301411 A JPH06301411 A JP H06301411A JP 8993693 A JP8993693 A JP 8993693A JP 8993693 A JP8993693 A JP 8993693A JP H06301411 A JPH06301411 A JP H06301411A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coordinate system
tool
work
calculated
orientation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8993693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3263175B2 (ja
Inventor
Fumio Kasagami
文男 笠上
Masanari Fujita
雅成 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP08993693A priority Critical patent/JP3263175B2/ja
Publication of JPH06301411A publication Critical patent/JPH06301411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3263175B2 publication Critical patent/JP3263175B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付けなどの設置誤差を較正することがで
きる産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法及び較
正制御装置を提供する。 【構成】 ツールを移動させるロボットを含むツール移
動装置と、被作業物であるワークを含むワーク取扱装置
とを備え、ツールの位置がワークに設定されたワークベ
ース座標系の原点となるようにロボットを制御して、ロ
ボットの制御の前後におけるツールの先端と、上記ワー
クベース座標系の原点にその1頂点が一致するように載
置された直方体のブロックとの間の各距離を測定し、上
記測定された各距離に基づいて、所定の絶対座標系を基
準としたワークベース座標系の位置の誤差を演算し、上
記演算した誤差に基づいて絶対座標系を基準としたワー
クベース座標系の位置を較正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業用ロボットシステ
ムの設置誤差較正方法及び較正制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作業用ツールを把持し当該ツール
の位置と姿勢(以下、位置姿勢という。)を制御するロ
ボットマニピュレータ(以下、ロボットという。)と、
ロボットを搭載する移動機構装置である1軸スライダ
と、被作業ワークを搭載し当該ワークの姿勢を制御する
ワーク取扱装置であるポジショナと、それらを制御する
制御装置とを用いて産業用ロボットシステムを構成し、
ストアード・コンピュータプログラム方式を用いて、ロ
ボットとスライダの両方を動作させる協調動作によりツ
ールの位置姿勢を制御することが知られている。ここ
で、制御装置内部に設定する各機械毎の座標系は、一般
にスライダの駆動軸方向とロボットの機械座標系の座標
軸の方向とが一致するように設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の
ロボットシステムでは、スライダ上にロボットを搭載す
る場合の据え付け誤差により、しばしば、スライダの駆
動軸方向とロボットの機械座標系の座標軸の方向が正確
に一致しない場合が生じる。当該据え付け誤差がある実
際のロボットシステムにおいては、ロボットとスライダ
の両方を協調動作させた場合に、ワークに対するツール
の相対速度を一定にすることができず、作業中のツール
の軌跡が予め決められた所望のツールの軌跡からずれ
て、例えば溶接作業などに適用した場合、溶接の品質が
大幅に低下するなど、所望の溶接結果を得ることができ
ないという問題点がった。
【0004】以上の問題点を解決するために、各機械の
座標を校正する方法(以下、従来例の方法という。)
が、例えば、特開昭64−8408号公報において開示
されている。この方法では、複数個の座標系の各々によ
って表現されたデータ組み合わせてロボットの動作制御
を行うロボットシステムと視覚装置の各々に固有の同次
変換行列を設定し、視覚装置によりワークの位置姿勢の
ずれ量を検出して、ロボットと視覚装置との間で座標系
間の較正を行う。
【0005】しかしながら、従来例の方法では、視覚装
置を用いるとシステム全体のコストが高価となるという
問題点があった。また、当該方向の明細書の発明の詳細
な説明の欄の最後部に、「ロボットとポジショナ等の周
辺機器、ロボットと他のロボット、更にはそれらを包含
した多数の機器により構成される産業用ロボットシステ
ムなどにも、ロボットと視覚装置との間の座標系間を較
正する方法が同様に適用しうる」と記載しているが、そ
の具体的な実現手段は記載されておらず、その方法は不
明である。言い換えれば、この従来例の方法によれば、
ロボット単体のみへの適用は可能であるが、複数の機械
で構成されるロボットシステムへの適用はできない。
【0006】本発明の目的は以上の課題を解決し、ツー
ルを把持するツール移動装置と、ワークを搭載するワー
ク取扱装置とからなる産業用ロボットシステムにおい
て、取り付けなどの設置誤差を較正することができる産
業用ロボットシステムの設置誤差較正方法及びその較正
制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法は、所
定の作業を行うツールと、上記ツールを移動させる第1
の関節手段とを含むツール移動装置と、被作業物である
ワークを含むワーク取扱装置とを備えた産業用ロボット
システムの設置誤差較正方法であって、上記ツールの位
置が上記ワークに設定されたワークベース座標系の原点
となるように上記第1の関節手段を制御して、上記第1
の関節手段の制御の前後における上記ツールの先端と、
上記ワークベース座標系の原点にその1頂点が一致する
ように載置された直方体のブロックとの間の各距離を測
定する第1のステップと、上記第1のステップにおいて
測定された各距離に基づいて、所定の絶対座標系を基準
とした上記ワークベース座標系の位置の誤差を演算し、
上記演算した誤差に基づいて絶対座標系を基準とした上
記ワークベース座標系の位置を較正する第2のステップ
とを含むことを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の産業用ロボットシス
テムの設置誤差較正方法は、請求項1記載の方法におい
て、上記ワーク取扱装置は、上記ワークを移動させる第
2の関節手段をさらに含み、上記設置誤差較正方法はさ
らに、上記ツールの位置を所定の第1の位置から所定の
第2の位置に移動させるように上記第2の関節手段を制
御して、上記第2の関節手段の制御の前後における上記
ツールの先端と上記第2の関節手段との間の各距離を測
定する第3のステップと、上記第3のステップにおいて
測定された各距離に基づいて、上記ツールのずれ量を演
算しかつ上記絶対座標系を基準とした上記ワークベース
座標系の位置姿勢の誤差を演算し、上記演算した誤差に
基づいて上記絶対座標系を基準とした上記ワークベース
座標系の位置姿勢を較正する第4のステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0009】さらに、請求項3記載の産業用ロボットシ
ステムの設置誤差較正方法は、請求項1又は2記載の方
法において、上記ツール移動装置は、上記第1の関節手
段を所定の軸方向に沿って移動させる第3の関節手段を
さらに含み、上記設置誤差較正方法はさらに、上記第1
の関節手段を上記所定の軸方向に沿って所定の第3の位
置から所定の第4の位置に移動させるように上記第3の
関節手段を制御して、上記ツールの先端に治具を介して
設けられた距離測定手段を用いて、上記第3の関節手段
の制御の前後におけるその各面が上記絶対座標系の各軸
方向に平行となるように載置された直方体のブロックの
各面との各距離を測定する第5のステップと、上記第5
のステップにおいて測定された各距離に基づいて、上記
絶対座標系を基準とした上記ツールに設定されたツール
ベース座標系の位置姿勢のねじれ角度を演算し、上記演
算したねじれ角度に基づいて上記絶対座標系を基準とし
た上記ツールに設定されたツールベース座標系の位置姿
勢を較正する第6のステップと、上記ワークを基準とし
た上記ツールの位置姿勢を一定とする条件のもとで、上
記第1の関節手段を上記所定の軸方向に沿って所定の第
5の位置から所定の第6の位置に移動させるように上記
第1の関節手段と上記第3の関節手段とを制御して、上
記第1の関節手段と上記第3の関節手段の制御の前後に
おける上記ツールの先端と所定の固体位置との間の各距
離を測定する第7のステップと、上記第7のステップに
おいて測定された各距離に基づいて、上記第3の関節手
段の上記所定の軸方向に対する上記ツールベース座標系
のねじれ角度を演算し、上記演算したねじれ角度に基づ
いて上記第3の関節手段の上記所定の軸方向に対する上
記ツールベース座標系のねじれ角度を較正する第8のス
テップとを含むことを特徴とする。
【0010】本発明に係る請求項4記載の産業用ロボッ
トシステムの設置誤差較正制御装置は、所定の作業を行
うツールと、上記ツールを移動させる第1の関節手段と
を含むツール移動装置と、被作業物であるワークを含む
ワーク取扱装置とを備えた産業用ロボットシステムにお
いて、上記ツールの位置が上記ワークに設定されたワー
クベース座標系の原点となるように上記第1の関節手段
を制御する第1の制御手段と、上記第1の関節手段の先
端に設けられ、上記第1の制御手段の動作の前後におけ
る上記ツールの先端と上記ワークベース座標系の原点に
その1頂点が一致するように載置された直方体のブロッ
クとの間の各距離を測定する第1の測定手段と、上記第
1の測定手段によって測定された各距離に基づいて、所
定の絶対座標系を基準とした上記ワークベース座標系の
位置の誤差を演算し、上記演算した誤差に基づいて絶対
座標系を基準とした上記ワークベース座標系の位置を較
正する第1の較正手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項5記載の産業用ロボットシス
テムの設置誤差較正制御装置は、請求項4記載の装置に
おいて、上記ワーク取扱装置は、上記ワークを移動させ
る第2の関節手段をさらに含み、上記設置誤差較正制御
装置はさらに、上記ツールの位置を所定の第1の位置か
ら所定の第2の位置に移動させるように上記第2の関節
手段を制御する第2の制御手段と、上記第1の関節手段
の先端に設けられ、上記第2の制御手段の動作の前後に
おける上記ツールの先端と上記第2の関節手段との間の
各距離を測定する第2の測定手段と、上記第2の測定手
段によって測定された各距離に基づいて、上記ツールの
ずれ量を演算しかつ所定の絶対座標系を基準とした上記
ワークベース座標系の位置姿勢の誤差を演算し、上記演
算した誤差に基づいて上記絶対座標系を基準とした上記
ワークベース座標系の位置姿勢を較正する第2の較正手
段とを備えたことを特徴とする。
【0012】さらに、請求項6記載の産業用ロボットシ
ステムの設置誤差較正制御装置は、請求項4又は5記載
の装置において、上記ツール移動装置は、上記第1の関
節手段を所定の軸方向に沿って移動させる第3の関節手
段をさらに含み、上記設置誤差較正制御装置はさらに、
上記第1の関節手段を上記所定の軸方向に沿って所定の
第3の位置から所定の第4の位置に移動させるように上
記第3の関節手段を制御する第3の制御手段と、上記ツ
ールの先端に治具を介して設けられ、上記第3の関節手
段の制御の前後におけるその各面が上記絶対座標系の各
軸方向に平行となるように載置された直方体のブロック
の各面との各距離を測定する第3の測定手段と、上記第
3の測定手段によって測定された各距離に基づいて、上
記絶対座標系を基準とした上記ツールに設定されたツー
ルベース座標系の位置姿勢のねじれ角度を演算し、上記
演算したねじれ角度に基づいて上記絶対座標系を基準と
した上記ツールに設定されたツールベース座標系の位置
姿勢を較正する第3の較正手段と、上記ワークを基準と
した上記ツールの位置姿勢を一定とする条件のもとで、
上記第1の関節手段を上記所定の軸方向に沿って所定の
第5の位置から所定の第6の位置に移動させるように上
記第1の関節手段と上記第3の関節手段とを制御する第
4の制御手段と、上記ツールの先端と所定の固体位置と
の間の各距離を測定する第4の測定手段と、上記第4の
測定手段によって測定された各距離に基づいて、上記第
3の関節手段の上記所定の軸方向に対する上記ツールベ
ース座標系のねじれ角度を演算し、上記演算したねじれ
角度に基づいて上記第3の関節手段の上記所定の軸方向
に対する上記ツールベース座標系のねじれ角度を較正す
る第4の較正手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1記載の方法及び請求項4記載の装置に
おいては、上記ツールの位置が上記ワークに設定された
ワークベース座標系の原点となるように上記第1の関節
手段を制御して、上記第1の関節手段の制御の前後にお
ける上記ツールの先端と、上記ワークベース座標系の原
点にその1頂点が一致するように載置された直方体のブ
ロックとの間の各距離を測定する。次いで、上記測定さ
れた各距離に基づいて、所定の絶対座標系を基準とした
上記ワークベース座標系の位置の誤差を演算し、上記演
算した誤差に基づいて絶対座標系を基準とした上記ワー
クベース座標系の位置を較正する。
【0014】また、請求項2記載の方法及び請求項5記
載の装置においては、上記ツールの位置を所定の第1の
位置から所定の第2の位置に移動させるように上記第2
の関節手段を制御して、上記第2の関節手段の制御の前
後における上記ツールの先端と上記第2の関節手段との
間の各距離を測定する。次いで、上記測定された各距離
に基づいて、上記ツールのずれ量を演算しかつ上記絶対
座標系を基準とした上記ワークベース座標系の位置姿勢
の誤差を演算し、上記演算した誤差に基づいて上記絶対
座標系を基準とした上記ワークベース座標系の位置姿勢
を較正する。
【0015】さらに、請求項3記載の方法及び請求項6
記載の装置においては、上記第1の関節手段を上記所定
の軸方向に沿って所定の第3の位置から所定の第4の位
置に移動させるように上記第3の関節手段を制御して、
上記ツールの先端に治具を介して設けられた距離測定手
段を用いて、上記第3の関節手段の制御の前後における
その各面が上記絶対座標系の各軸方向に平行となるよう
に載置された直方体のブロックの各面との各距離を測定
する。次いで、上記測定された各距離に基づいて、上記
絶対座標系を基準とした上記ツールに設定されたツール
ベース座標系の位置姿勢のねじれ角度を演算し、上記演
算したねじれ角度に基づいて上記絶対座標系を基準とし
た上記ツールに設定されたツールベース座標系の位置姿
勢を較正する。さらには、上記ワークを基準とした上記
ツールの位置姿勢を一定とする条件のもとで、上記第1
の関節手段を上記所定の軸方向に沿って所定の第5の位
置から所定の第6の位置に移動させるように上記第1の
関節手段と上記第3の関節手段とを制御して、上記第1
の関節手段と上記第3の関節手段の制御の前後における
上記ツールの先端と所定の固体位置との間の各距離を測
定する。次いで、上記測定された各距離に基づいて、上
記第3の関節手段の上記所定の軸方向に対する上記ツー
ルベース座標系のねじれ角度を演算し、上記演算したね
じれ角度に基づいて上記第3の関節手段の上記所定の軸
方向に対する上記ツールベース座標系のねじれ角度を較
正する。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係る一実施
例である産業用ロボットシステムのための設置誤差較正
制御装置について、以下の項目の順序で説明する。 (1)産業用ロボットシステムとその設置誤差 (2)産業用ロボットシステムとその設置誤差較正制御
装置の構成 (3)設置誤差較正制御装置の処理 (3−1)メインルーチン (3−2)第1の較正処理 (3−3)第2の較正処理 (3−4)第3の較正処理 (3−5)第4の較正処理 (4)教示作業と再生動作 (5)変形例
【0017】(1)産業用ロボットシステムとその設置
誤差 図1に本実施例の産業用ロボットシステムとその設置誤
差較正制御装置(以下、制御装置という。)5の全体を
示し、図2にその機構図を示す。
【0018】本実施例の産業用ロボットシステムにおい
ては、図1に示すように、ツール移動装置11とワーク
取扱装置12と制御装置5とに大きく分けられ、(a)
ツール移動装置11は、例えば溶接トーチであるツール
4を把持しその位置姿勢を制御する6自由度のロボット
1と、それを搭載した移動機構装置であるスライダ2と
からなり、(b)ワーク取扱装置12は、被作業対象物
であるワーク(図示せず。)を載置するポシショナ3を
備え、(c)制御装置5には、教示作業時において上記
2個の装置11,12を動作させて作業プログラムを作
成するために操作者がデータの入力を行うティーチング
ボックス20と、教示作業と自動運転作業とを切り換え
たり自動運転作業時における起動信号を出力するために
操作者が手動操作する操作ボックス21と、詳細後述す
るように所定の距離をそれぞれ測定する3つの距離セン
サSS1−SS3とが接続され、本実施例は、これら機
械を設置したときに生ずる各機械間の座標系の位置を、
当該ロボットシステムを動作させる前、すなわち教示作
業や再生動作の前に、較正して正確にこれらの機械を協
調動作させる制御装置を備えたことを特徴とする。
【0019】また、ツール移動装置11において、ロボ
ット1を載置するスライダ2は、図1と図2とに示すよ
うに、その機械原点Osとロボット1の機械原点Omと
の間に互いに縦続して連結された4個のリンクL10乃
至L13からなり、リンクL11と平行な方向である第
1軸(当該第1軸はリンクL11と平行なので符号L1
1とする。)に沿って移動するとともに、リンクL11
と直交するリンクL12と平行な方向である第2軸(当
該第2軸はリンクL12と平行なので符号L12とす
る。)に沿って移動して、搭載したロボット1を、絶対
座標系ΣworldのX−Y平面上で水平方向に移動さ
せる。ここで、スライダ2の各リンクL10乃至L13
を連結する各関節RJ11乃至RJ13を備え、このう
ち各関節RJ11,RJ12はそれぞれ、第1軸L11
に沿って移動させる移動機構と、第2軸L12に沿って
移動させる移動機構に対応する。
【0020】さらに、ロボット1は、図1と図2とに示
すように、6個の回転可能な関節RJ1乃至RJ6と、
各関節間を連結する7個のリンクL0乃至L6とを備
え、ロボット1の機械原点Omは、第0リンクL0を介
して第1関節RJ1に連結され、第1関節RJ1は第1
リンクL1を介して第2関節RJ2に連結され、第2関
節RJ2は第2リンクL2を介して第3関節RJ3に連
結される。また、第3関節RJ3は第3リンクL3を介
して第4関節RJ4に連結され、第4関節RJ4は第4
リンクL4を介して第5関節RJ5に連結され、第5関
節RJ5は第5リンクL5を介して第6関節RJ6に連
結される。さらに、第6関節RJ6は第6リンクL6を
介してツール4に連結される。ロボット1の各関節RJ
k(k=1,2,…,6)は図4に示すように、制御装
置3によってその回転角度が制御されサーボステッピン
グモータにてなるモータMOkと、モータMOkの回転
を所定の減速比λkで減速する減速機REkと、減速後
の回転軸の位置を検出するセンサSNkとから構成さ
れ、その軸がそれぞれ回転される。
【0021】上記スライダ2の各関節RJ11,RJ1
2に対応する移動機構はそれぞれ、ロボット1と同様
に、第1軸L11に沿って移動させるモータMO9と移
動後の位置を検出するセンサSN9と、第2軸L12に
沿って移動させるモータMO10と移動後の位置を検出
するセンサSN10とを備える。
【0022】さらに、ポシショナ3は、その機械原点O
pとワークの制御点Oworkとの間に互いに縦続して
連結された4本のリンクL20乃至L23を備え、リン
クL21,L22間に回転可能な関節RJ21を備える
とともに、リンクL22,L23間に回転可能な関節R
J22を備える。各関節RJ21,RJ22はそれぞ
れ、ロボット1と同様に、図4に示すように、制御装置
5によってその回転角度が制御されサーボモータにてな
るモータMOkと、モータMOkの回転を所定の減速比
λkで減速する減速機REkと、減速後の回転軸の位置
を検出するセンサSNkとから構成され、その軸がそれ
ぞれ回転され、ここで、k=7,8である。
【0023】本実施例のロボットシステムの各々の機械
要素の機械原点およびシステム原点を定義づけるため
に、図2及び図7乃至図9に示すように座標系を設定
し、各座標系の名称と、座標系の記号と、その設定位置
を以下に示す。 (a)絶対座標系Σworld:ロボットシステムの原
点Oworldに設定する。 (b)ツールベース座標系Σs:スライダ2の機械原点
Osに設定する。 (c)ツール機械座標系Σm:ロボット1の機械原点O
mに設定する。 (d)ツール側メカニカルインターフェイス座標系Σt
m:ロボット1の出力軸原点Otmに設定する。 (e)ツール座標系Σtool:ツール4の先端位置O
toolに設定する。 (f)ワークベース座標系Σp:ポジショナ3の機械原
点Opに設定する。 (g)ワーク側メカニカルインターフェイス座標系Σw
m:ポジショナ2の出力軸原点Owmに設定する。 (h)ワーク座標系Σwork:ワーク制御原点(以
下、ワーク原点という。)Oworkに設定する。 なお、各座標系は、X軸,Y軸,Z軸の3軸でかつそれ
ぞれの付属符号を付して表される。
【0024】ここで、2つの座標系間の位置姿勢の関係
示す同次変換行列の符号を以下に示す。これらの同次変
換行列の各要素と、これら同次変換行列を演算するとき
に用いられる詳細後述の位置データと姿勢データはRA
M102に格納される。 (a)[Zt]:絶対座標系Σworldを基準とした
ツールベース座標系Σsの位置姿勢。 (b)[Ts]:ツールベース座標系Σsを基準とした
ツール機械座標系Σmの位置姿勢。当該位置姿勢は、ス
ライダ2の位置姿勢である。 (c)[Tma]:ツール機械座標系Σmを基準とした
ツール側メカニカルインターフェイス座標系Σtmの位
置姿勢。当該位置姿勢は、ロボット1の位置姿勢であ
る。 (d)[Et]:ツール側メカニカルインターフェイス
座標系Σtmを基準としたツール座標系Σtoolの位
置姿勢。 (e)[Zw]:絶対座標系Σworldを基準とした
ワークベース座標系ΣOpの位置姿勢。 (f)[Tp]:ワークベース座標系Σpを基準とした
ワーク側メカニカルインターフェイス座標系Σwmの位
置姿勢。当該位置姿勢は、ポジショナ3の位置姿勢であ
る。 (g)[Ew]:ワーク側メカニカルインターフェイス
座標系Σwmを基準としたワーク座標系Σworkの位
置姿勢。
【0025】まず、ツール側メカニカルインターフェイ
ス座標系Σwmを基準としたツール座標系Σtoolの
位置姿勢を示す同次変換行列[Et]は、3つの位置デ
ータAte、Bte、Cteと、3つの姿勢データαt
e、βte、γteを用いて、次の数1によって表すこ
とができる。
【数1】 [Et]=Trans(Ate,Bte,Cte)・Rot(X,αte)・Rot(Y,βte)・Rot(Z,γte)
【0026】ここで、Rot(a,b)はaの軸を中心
として角度b(rad)だけ回転することを示す回転変
換であり、Trans(a,b,c)はX軸方向に距離
aだけ並進させ、Y軸方向に距離bだけ並進させ、Z軸
方向に距離cだけ並進させることを示す並進変換であ
り、以下同様である。これらの同次変換は、リチャード
・ピー・ポール(Richard P Paul)著,
“ロボット・マニピュレータズ;数学,プログラミング
と制御(ROBOT MANIPULATORS;MA
THEMATICS,PROGRAMMING,AND
CONTROL)”,ザ・エムアイティー・プレス
(The MIT Press),1981年において
用いられている。なお、上記数1から、ツール側メカニ
カルインターフェイス座標系Σtmを基準としたツール
座標系Σtoolの位置姿勢を示す同次変換行列[E
t]は、Trans(Ate,Bte,Cte)なる並
進変換を行い、X軸を中心にαte[rad]だけ回転
変換し、Y軸を中心にβte[rad]だけ回転変換
し、かつZ軸を中心にγte[rad]だけ回転変換す
る同次変換であることを示す。
【0027】上記数1の結果は、次の数2で示す4行×
4列の同次変換行列の形式で表すことができる。
【数2】
【0028】また、ワーク側メカニカルインターフェイ
ス座標系Σwmを基準としたワーク座標系の位置姿勢を
示す同次変換行列[Ew]は、3つの位置データAw
e、Bwe、Cweと、3つの姿勢データαwe、βw
e、γweとを用いて、次の数3で表すことができる。
【数3】 [Ew]=Trans(Awe,Bwe,Cwe)・Rot(X,αwe)・Rot(Y,βwe)・Rot(Z,γwe)
【0029】さらに、絶対座標系Σworldを基準と
したツールベース座標系Σsの位置姿勢を示す同次変換
行列[Zt]は、3つの位置データAtz、Btz、C
tzと、3つの姿勢データαtz、βtz、γtzとを
用いて、次の数4で表すことができる。
【数4】 [Zt]=Trans(Atz,Btz,Ctz)・Rot(X,αtz)・Rot(Y,βtz)・Rot(Z,γtz)
【0030】またさらに、絶対座標系Σworldを基
準としたワークベース座標系Σpの位置姿勢を示す同次
変換行列[Zw]は、3つの位置データAwz、Bw
z、Cwzと、3つの姿勢データαwz、βwz、γw
zを用いて、次の数5で表すことができる。
【数5】 [Zw]=Trans(Awz,Bwz,Cwz)・Rot(X,αwz)・Rot(Y,βwz)・Rot(Z,γwz)
【0031】また、ロボット1、スライダ2及びポジシ
ョナ3などの複数の関節とそれを連結する複数のリンク
を有する機械における各リンクLiにおける座標変換
を、公知のディナビット−ハルテンブルグ(Denav
it−Hartenberg)のリンクパラメータ(以
下、D−Hのリンクパラメータという。)の表現による
A行列を用いて、数6のように表すことができる。
【数6】 Ai=Rot(Z,θi)・Trans(ai,0,di)・Rot(X,αi), ここで、i=0,1,2,…,6である。
【0032】このA行列を用いると、当該ロボットシス
テムのロボット1、スライダ2及びポジショナ3の位置
姿勢を示す同次変換行列は、次の数7乃至数9で表すこ
とができる。
【数7】 [Tma]=Ama0・Ama1・Ama2・Ama3・Ama4・Ama5・Ama6
【数8】[Ts]=As0・As1・As2・As3
【数9】[Tp]=Ap0・Ap1・Ap2・Ap3 ここで、Ama0、As0およびAp0は各機械の台座
リンクに相当する。
【0033】さらに、ワーク座標系Σworkを基準と
したツール座標系Σtoolの位置姿勢を示す同次変換
行列[wXt]を、上記数2を用いることにより、次の
数10で定義する。
【数10】
【0034】このとき、ロボット1、スライダ2及びポ
ジショナ3並びにツール4で構成されるロボットシステ
ムにおいて設定した各機械構成要素の位置姿勢に対し
て、次の数11が成立する。
【数11】 [Zt]・[Ts]・[Tma]・[Et]=[Zw]・[Tp]・[Ew]・[wXt]
【0035】上記数11により、ツール4とワークの相
対的な位置姿勢の関係は、同次変換行列[wXt]で定
義づけられ、当該同次変換行列[wXt]を変更するこ
とにより、具体的には当該同次変換行列[wXt]の各
要素を変更することにより、ロボット1、スライダ2及
びポジショナ3を協調動作させることができる。
【0036】本実施例において、図1のロボットシステ
ムの各機械間の設置関係を設定するために必要な位置姿
勢データを、具体的に以下のように設定する。まず、絶
対座標系Σworldの原点Oworldを基準にした
スライダ2の機械原点Osの位置姿勢を示す同次変換行
列[Zt]を演算する位置姿勢データを、次の数12乃
至数17に示すように設定する。
【数12】Atz=0.0
【数13】Btz=0.0
【数14】Ctz=0.0
【数15】αtz=αtz
【数16】βtz=βtz
【数17】γtz=γtz
【0037】次いで、絶対座標系Σworldの原点O
worldを基準にしたポジショナ3の機械原点Opの
位置姿勢を示す同次変換行列[Zw]を演算する位置姿
勢データを、次の数18乃至数23に示すように設定す
る。
【数18】Awz=awz
【数19】Bwz=bwz
【数20】Cwz=cwz
【数21】αwz=αwz
【数22】βwz=βwz
【数23】γwz=γwz
【0038】同様に、同次変換行列[Et]及び[E
w]を演算する位置姿勢データを、次の数24乃至数3
5に示すように設定する。
【数24】Ate=0.0
【数25】Bte=0.0
【数26】Cte=Cte
【数27】αte=0.0
【数28】βte=βte
【数29】γte=0.0
【数30】Awe=0.0
【数31】Bwe=0.0
【数32】Cwe=0.0
【数33】αwe=0.0
【数34】βwe=0.0
【数35】γwe=0.0
【0039】また、ロボット1、スライダ2及びポジシ
ョナ3の位置姿勢を演算するために、次の表1から表3
にそれぞれ示すロボット1、スカイダ2及びポシショナ
3のD−Hのリンクパラメータを用いる。ここで、例え
ばロボット1においては、関節変数θmaiは第n番目
のリンクLiの回転角度を示し、共通法線距離amai
は第i番目のリンクLiの長さに対応し、リンク間距離
dmaiは第i−1番目のリンクLi−1と第i番目の
リンクLiとの間の距離に対応し、ねじれ角度αmai
は第i−1番目のリンクLi−1と第n番目のリンクL
iとの間の角度に対応する関節軸間の角度であり、ここ
で、i=0,1,2,3,…,6である。スライダ2及
びポジショナ3についても同様である。また、表1乃至
表3において、ロボット1の関節変数θmai(i=
1,2,…,6)と、スライダ2のリンク間距離である
動作位置ds1,ds2と、スライダ2の関節変数θs
3と、ポジショナ3の関節変数θpk(k=1,2)は
それぞれ変数であってRAM102に格納されるが、こ
れ以外のパラメータはROM101に格納された定数値
である。
【0040】
【表1】 リンク 関節変数θmai 距離amai 距離dmai ねじれ角度αmai ────────────────────────────────── L0 0.0 0.0 dma0 0.0 L1 θma1 ama1 dma1 +π/2 L2 θma2 ama2 0.0 0.0 L3 θma3 ama3 0.0 +π/2 L4 θma4 0.0 dma4 +π/2 L5 θma5 0.0 0.0 −π/2 L6 θma6 0.0 dma6 0.0
【0041】
【表2】 リンク 関節変数θsj 距離asj 距離dsj ねじれ角度αsj ────────────────────────────────── L10 +π/2 0.0 ds0 +π/2 L11 +π/2 0.0 ds1 +π/2 L12 +π/2 0.0 ds2 +π/2 L13 θs3 0.0 0.0 0.0
【0042】
【表3】 リンク 関節変数θpk 距離apk 距離dpk ねじれ角度αpk ────────────────────────────────── L20 0.0 0.0 0.0 0.0 L21 θp1 0.0 dp1 +π/2 L22 θp2 0.0 0.0 −π/2 L23 0.0 0.0 dp3 0.0
【0043】上記各機械1,2,3及び機械1,2,3
間の位置姿勢のデータが与えられると、各座標系間の位
置姿勢の関係を示す同次変換行列の各要素が演算され、
制御装置5内のRAM102(図3参照。)に格納され
る。
【0044】しかしながら、制御装置5に格納された各
機械1,2,3間の位置姿勢のデータは、しばしば実際
の位置姿勢の数値と同一とならず、図10乃至図12に
示すように種々の設置誤差が存在する。そこで、本発明
に係る本実施例においてはこれらの設置誤差を較正する
装置構成を以下に示す。
【0045】本実施例では、制御装置5が実行する較正
処理は、以下の4つの較正処理からなる。
【0046】(a)第1の較正処理(ステップS1,図
30及び図31参照。):絶対座標系Σworldとス
ライダ2の原点Osに設定したツールベース座標系Σs
との間の相互の座標系の回転に関する姿勢成分αtz、
βtz、γtzを較正する処理であり、設置誤差パラメ
ータは、絶対座標系Σworldとツールベース座標系
Σsの姿勢成分αtz、βtz、γtzのねじれ角度△
αtz、△βtz、△γtzからなる設置誤差ε3であ
る。
【0047】(b)第2の較正処理(ステップS2,図
32参照。):スライダ2の駆動第1軸L11方向と、
ロボット1の設置基準面に設けたツール機械座標系Σm
との間の交互の座標系の回転に関する姿勢成分θs3を
較正する処理であり、誤差パラメータは、スライダ2の
駆動第1軸L11方向と、ロボット1の設置基準面に設
けたツール機械座標系Σmとのねじれ角度△θs3から
なる設置誤差ε4である。
【0048】(c)第3の較正処理(ステップS3,図
33乃至図36参照。):絶対座標系Σworldと、
ポジショナ3の原点Opに設定したワークベース座標系
Σpとの相互の座標系の回転に関する、絶対座標系Σw
orldのZ軸、Y軸及びX軸の姿勢成分γwz,βw
z,αwzを較正する処理であり、誤差パラメータは、
絶対座標系Σworldと、ポジショナ3の原点Opに
設定したワークベース座標系Σpとの間の絶対座標系Σ
worldのZ軸、Y軸及びX軸の回りのねじれ角度△
γwz,Δβwz,Δαwzからなる設置誤差ε3であ
る。ここで、当該第3の較正処理は、図33に示すよう
に、角度γwz較正処理(ステップS31,図34参
照。)と、角度βwz較正処理(ステップS32,図3
5参照。)と、角度αwz較正処理(ステップS33,
図36参照。)とからなる。
【0049】(d)第4の較正処理(ステップS4,図
37参照。):ポジショナ3の出力軸原点Owmに設け
たワーク座標系Σworkに関して、制御装置5におけ
る演算上のワーク座標系Σworkの原点Oworkの
位置と、実際のワークの原点の位置との差を較正する処
理であり、誤差パラメータは、絶対座標系Σworld
の原点Oworldからポジショナ3の機械原点Opま
での位置成分awz、bwz、cwzのずれ量△aw
z、△bwz、△cwzである。
【0050】従って、上述した4つの設置誤差を図示す
ると図5のようになる。すなわち、設置誤差ε1とε2
は絶対座標系Σworldとポシショナ3との間の設置
誤差であって、さらに、設置誤差ε3は絶対座標系Σw
orldとスライダ2との設置誤差であり、設置誤差ε
4はロボット1とスライダ2との間の設置誤差である。 (2)産業用ロボットシステムとその設置誤差較正制御
装置の構成 図3に制御装置5の構成を示す。
【0051】図3に示すように、制御装置5は、(a)
クロック発生器110によって発生されるクロック信号
と当該クロック信号を所定の分周比で分周する分周器1
11によって発生される同期信号SYNCに基づいてR
OM101に格納されたシステムプログラムに従って、
ロボット1とスライダ2とポジショナ3とを制御するC
PU100と、(b)ロボット1とスライダ2とポジシ
ョナ3の各動作を制御するためのシステムプログラム
と、当該システムプログラムを実行するために必要なデ
ータを格納するROM101と、(c)CPU100の
ワーキングエリアとして用いられるとともに、作業プロ
グラム生成処理において生成された作業プログラムを格
納するためのRAM102と、(d)ティーチングボッ
クス20と操作ボックス21とが接続されたインターフ
ェース103と、(e)各モータMO1乃至MO10に
対する駆動制御値であるモータ指令位置DPk(k=
1,2,…,10)のデータを格納するデュアルポート
RAM104とを備え、これらの各回路100乃至10
3とデュアルポートRAM104の第1のポートがバス
109を介して接続される。なお、ティーチングボック
ス20と操作ボックス21の各操作スイッチについての
処理はCPU100の割り込み処理によって実行され
る。
【0052】デュアルポートRAM104の第2のポー
トはラッチ回路105に接続され、ラッチ回路105は
同期信号SYNCに同期して、デュアルポートRAM1
04に格納された各モータMO1乃至MO10に対する
10個のモータ指令位置DPkのデータを同時にラッチ
した後、以下の3つの動作を同時に実行する。 (a)ロボット1の関節制御に関するモータ指令位置D
P1乃至DP6のデータをサーボ制御回路106を介し
てモータMO1乃至MO6に出力して駆動する。 (b)スライダ2の関節制御に関するモータ指令位置D
P9乃至DP10のデータをサーボ制御回路108を介
してモータMO9乃至MO10に出力して駆動する。 (c)ポジショナ3の関節制御に関するモータ指令位置
DP7乃至DP8のデータをサーボ制御回路107を介
してモータMO7乃至MO8に出力して駆動する。ここ
で、同期信号SYNCの発生周期は、教示作業における
モータMO1乃至MO10の駆動周期と、再生動作処理
における各補間点毎にモータMO1乃至MO10を駆動
する周期に対応している。当該発生周期は、制御装置2
において教示作業時及び再生動作時における各補間毎に
要する処理、すなわち演算に要する時間に、若干の余裕
値を加算した値とする。また、当該発生周期は短い方が
好ましいが、このためには処理時間の速いCPUによる
処理が必要となり、高価となる。実用上は、好ましくは
10乃至70msecに設定される。
【0053】なお、CPU100は、後述のように計算
される関節変数を減速比λkで除算することによってモ
ータ指令位置DPkのデータを計算し、デュアルポート
RAM104に書き込み、CPU100は、計算されて
現在位置する関節変数の値と、上述した各座標系間の関
係を示す同次変換行列の各要素の値をRAM102に格
納している。
【0054】図4に、ロボット1とポジショナ3の各関
節RJkの構造とサーボ制御回路106,107のブロ
ック図を示す。図4に示すように、モータMOkの回転
軸は減速機REkの入力軸に連結され、減速機REkは
モータMOkの回転速度を所定の減速比λkだけ減速す
ることによって、モータMOkによって発生されるトル
クを上記減速比の逆数倍だけ増大させて、減速機REk
の出力軸に連結されたリンクLkに出力する。ここで、
モータMOkの回転軸にはセンサSNkの軸が連結さ
れ、当該センサSNkからの出力信号がサーボ制御回路
106,107内の加算器120の減算入力端子に入力
される。一方、ラッチ回路105からのモータ指令位置
DPkのデータが加算器120の加算入力端子に入力さ
れる。加算器120から出力されるデータは、D/A変
換器(図示せず。)によってアナログ電圧信号に変換さ
れた後、所定の増幅度を有する増幅器121を介してモ
ータMOkの駆動端子に印加される。以上のように構成
されたサーボ制御のフィードバック系においては、セン
サSNkからの出力信号に基づいて、1段前の関節のX
軸Xk−1に平行であって関節軸Zk−1から延在する
軸Xk−2’に対応しかつモータMOkの回転軸から延
在する軸Xk−2’’からの回転角度がモータ指令位置
DPkとなるように制御され、これによって、リンクL
kが軸Xk−2’から関節変数θkだけ回転される。な
お、スライダ2の関節の構造とそのためのサーボ制御回
路108は、2つの駆動軸L11,L12で並進移動さ
せることを除いて同様に構成される。
【0055】(3)設置誤差較正制御装置の処理 (3−1)メインルーチン 図26に当該制御装置5によって実行される設置誤差較
正処理のメインルーチンのフローチャートを示す。
【0056】図26において、まず、ステップS1にお
いて設置誤差ε3を較正する第1の較正処理を実行し、
次いで、ステップS2において設置誤差ε4を較正する
第2の較正処理を実行する。さらに、ステップS3にお
いて設置誤差ε2を較正する第3の較正処理を実行し、
次いで、ステップS4において設置誤差ε1を較正する
第4の較正処理を実行する。
【0057】(3−2)第1の較正処理 図30及び図31は、図26及び図28の第1の較正処
理(ステップS1)を示すフローチャートである。
【0058】当該第1の較正処理においては、絶対座標
系Σworldを基準にしたスライダ2の機械原点Os
に設定したツールベース座標系Σsの姿勢成分αtz、
βtz、γtzを較正対象とし、これらのパラメータ
は、制御装置5のRAM102に格納している。しかし
ながら、実際の当該ロボットシステムにおいては、前記
格納したパラメータ値に対して、図10乃至図12に示
すように、設置誤差ε3であるねじれ角度△αtz、△
βtz、△γtzを有する。当該第1の較正処理におい
ては、制御装置5内で格納する位置姿勢データと実際の
ロボットシステムの位置姿勢データとの相違であるねじ
れ角度△αtz、△βtz、△γtzを検出し、制御装
置5内の位置姿勢データを実際のロボットシステムの位
置姿勢データに較正する。
【0059】まず、図13と図14に示すように、直方
体のブロックBK1の各表面が絶対座標系Σworld
の各軸方向に対して平行となるような予め決められた位
置に、表面が平担となるように機械加工されている直方
体のブロックBK1を載置する。また、Zworld軸
に対して平行なブロックBK1の上面との距離を測定す
る距離センサSS1と、Xworld軸に対して平行な
ブロックBK2の側面との距離を測定する距離センサS
S2とを、距離センサSS1,SS2のセンサ面が直交
しかつ距離センサSS1のセンサ軸はブロックBK1の
上面に対して垂直となり距離センサSS2のセンサ軸は
ブロックBK1の側面に対して垂直になるように、これ
ら距離センサSS1,SS2を把持する治具J1を介し
てロボット1のツール4に操作者が取り付ける。この準
備作業が完了したことを、操作者がティーチングボック
ス20を用いてCPU100に知らしめることにより、
制御装置5はスライダ5がポジションA1にあるものと
して、以下の第1の較正処理を実行する。
【0060】ステップS110において、制御装置5の
RAM102に記憶した、現在のポジションA1でのス
ライダ2の動作位置ds1をCPU100内に取り込
む。以下、各処理において「データを取り込む」とは
「データをCPU100内に取り込む」ことを意味す
る。次いで、ステップS112において、制御装置5の
RAM102に格納されている、絶対座標系Σworl
dを基準としたツールベース座標系Σsの位置姿勢を示
す同次変換行列[Zt]を取り込む。さらに、ステップ
S116において、図13及び図14に示すスライダ2
がポジションA1に位置するときの距離センサSS1,
SS2が検出したセンサ検出距離lx1、lz1を図3
に示すインターフェイス103を介して取り込む。ここ
で、各センサ検出距離lx1とlz1はそれぞれ、絶対
座標系ΣworldのX軸方向とZ軸方向の各距離であ
る。
【0061】次いで、ステップS118において、ロボ
ット1が載置されたスライダ2をその第1軸L11に沿
って予め決められた距離DL1だけ移動させて、スライ
ダ2をポシションB1に位置させて固定させる。当該処
理において、スライダ2上のロボット1は動作させな
い。そして、ステップS119において、図13及び図
14に示すように、スライダ2がポジションB1に位置
するときに、ステップS116と同様に、距離センサS
S1,SS2がそれぞれ検出したセンサ検出距離をlz
2、lx2を取り込む。さらに、ステップS120にお
いて、ステップS116,S119において得られたセ
ンサ検出距離lx1、lx2及びlz1、lz2と、上
記移動距離DL1とに基づいて、次の数36,数37を
用いて、絶対座標系Σworldを基準としたツールベ
ース座標系Σsの姿勢成分αe及びγeを演算する。
【0062】
【数36】
【数37】
【0063】さらに、ステップS121において、ステ
ップS120で演算された絶対座標系Σworldを基
準としたツールベース座標系ΣsのX軸回りの姿勢成分
αeが、RAM102に格納されているαtzに等しい
か否かが判断され、次いで、ステップS122におい
て、ステップS120で演算された絶対座標系Σwor
ldを基準としたツールベース座標系ΣsのZ軸回りの
姿勢成分γeが、RAM102に格納されているγtz
に等しいか否かが判断される。ここで、もしαe=αt
zでありかつγe=γtzであるとき、ステップS13
0乃至S132の較正処理を行う必要がないと判断して
図31の処理に進む。一方、もし、αe≠αtzであり
かつγe≠γtzであるときステップS130に進む。
【0064】ステップS130において、ステップS1
20で演算した絶対座標系Σworldを基準としたツ
ールベース座標系Σsの姿勢成分αe、γeに基づい
て、次の数38と数39とを用いて、制御装置5のRA
M102に格納している姿勢成分αtz、γtzに対す
る、ねじれ角度△αtz、△γtzを演算する。
【数38】△αtz=αe−αtz
【数39】△γtz=γe−γtz
【0065】次いで、ステップS131において、ステ
ップS130において演算された、ねじれ角度△αt
z、△γtzを補正値として用いて、ロボット制御装置
のRAMに格納している姿勢成分αtz、γtzに対し
て補正する。すなわち、ねじれ角度△αtz、△γtz
を用いて較正された後の、絶対座標系Σworldを基
準としたツールベース座標系Σsの姿勢成分の較正値α
tz’、γtz’は次の数40と数41のように表わさ
れる。
【数40】αtz’=αtz+△αtz
【数41】γtz’=γtz+△γtz
【0066】次いで、上記演算された較正値αtz’、
γtz’に対する、絶対座標系Σworldを基準とし
たツールベース座標系Σsの位置姿勢を示す較正値の同
次変換行列[Zt’]を、数42を用いて演算する。
【数42】 [Zt']=Trans(atz,btz,ctz)・Rot(X,αtz')・Rot(Y,βtz)・Rot(Z,γtz')
【0067】そして、ステップS132において、上記
演算された較正値の同次変換行列[Zt’]を、同次変
換行列[Zt]としてRAM102に格納され、これに
よって較正が完了したので、絶対座標系Σworldを
基準としたツールベース座標系Σsの姿勢成分αtz、
βtz、γtzのうち姿勢成分αtz、γtzを較正す
ることができ、残りの姿勢成分βtzを較正するため
に、図31の以下の処理を行う。
【0068】図15及び図16に示すように、ロボット
1を所定のポジションA2に位置させ、Zworld軸
に対して平行なブロックBK1の上面との距離を測定す
る距離センサSS1と、Yworld軸に対して平行な
ブロックBK2の側面との距離を測定する距離センサS
S2とを、距離センサSS1,SS2のセンサ面が直交
しかつ距離センサSS1のセンサ軸はブロックBK1の
上面に対して垂直となり距離センサSS2のセンサ軸は
ブロックBK1の側面に対して垂直になるように、これ
ら距離センサSS1,SS2を把持する治具J1を介し
てロボット1のツール4に操作者が取り付ける。この準
備作業が完了したことを操作者がティーチングボックス
20を用いてCPU100に知らしめることにより、制
御装置5はスライダ2がポジションA2にあるものとし
て以下の処理を実行する。まず、図31のステップS1
50において、スライダ2の動作位置ds2を取り込
む。
【0069】次いで、ステップS152において、制御
装置5のRAM102に格納されている、絶対座標系Σ
worldを基準としたツールベース座標系Σsの位置
姿勢を示す同次変換行列[Zt]を取り込む。さらに、
ステップS153において、図15及び図16に示すよ
うに、ロボット1が当該ポジションA2に位置するとき
の距離センサSS1,SS2がそれぞれ検出したセンサ
検出距離lz1、ly1を取り込む。ここで、各センサ
検出距離ly1とlz1はそれぞれ、絶対座標系Σwo
rldのY軸方向とZ軸方向の各距離である。
【0070】次いで、ステップS155においてロボッ
ト1が載置されたスライダ2をその第2軸L12に沿っ
て予め決められた距離DL2だけ移動させて、スライダ
2をポジションB2に位置させて固定させる。当該処理
において、スライダ2上のロボット1は動作させない。
そして、ステップS156において、図15及び図16
に示すように、スライダ2がポジションB2に位置する
ときに、ステップS153と同様に、距離センサSS
1,SS2がそれぞれ検出したセンサ検出距離をlz
2、ly2を取り込む。さらに、ステップS157にお
いて、ステップS153,S156において得られたセ
ンサ検出距離ly1、ly2及びlz1、lz2と、上
記移動距離DL2とに基づいて、次の数43を用いて、
絶対座標系Σworldを基準としたツールベース座標
系Σsの姿勢成分βeを演算する。
【0071】
【数43】
【0072】さらに、ステップS158において、ステ
ップS157で演算された絶対座標系Σworldを基
準としたツールベース座標系ΣsのY軸回りの姿勢成分
βeが、RAM102に格納されているβtzに等しい
か否かが判断される。ここで、もしβe=βtzである
とき、第1の較正処理が終了したとしてリターンする。
一方、もし、βe≠βtzであるときステップS160
に進む。
【0073】ステップS160において、ステップS1
57で演算した絶対座標系Σworldを基準としたツ
ールベース座標系Σsの姿勢成分βeに基づいて、次の
数44を用いて、制御装置5のRAM102に格納して
いる姿勢成分βtzに対する、ねじれ角度△βtzを演
算する。
【数44】△βtz=βe−βtz
【0074】次いで、ステップS161において、ステ
ップS157において演算された、ねじれ角度△βtz
を補正値として用いて、ロボット制御装置のRAMに格
納している姿勢成分βtzに対して補正する。すなわ
ち、ねじれ角度△βtzを用いて較正された後の、絶対
座標系Σworldを基準としたツールベース座標系Σ
sの姿勢成分の較正値βtz’は次の数45のように表
される。
【数45】βtz’=βtz+△βtz
【0075】次いで、上記演算された較正値βtz’に
対する、絶対座標系Σworldを基準としたツールベ
ース座標系Σsの位置姿勢を示す較正値の同次変換行列
[Zt’’]を、次の数46を用いて演算する。
【数46】 [Zt'']=Trans(atz,btz,ctz)・Rot(X,αtz)・Rot(Y,βtz')・Rot(Z,γtz)
【0076】そして、ステップS162において、上記
演算された較正値の同次変換行列[Zt’’]を、同次
変換行列[Zt]として、RAM102に格納される。
これによって、第1の較正処理が完了したとしてリター
ンする。以上の図30と図31の第1の較正処理によっ
て、絶対座標系Σworldを基準としたツールベース
座標系Σsのすべての姿勢成分αtz、βtz、γtz
を較正することができる。
【0077】(3−3)第2の較正処理 図32に第2の較正処理のフロチャートを示す。
【0078】第2の較正処理は、図10乃至図12に示
すように、スライダ2の第2軸L12方向と、ロボット
1の設置基準面に設けたツール機械座標系ΣOmとの間
の姿勢成分θs3の設置誤差であるねじれ角度Δθs3
を検出して、姿勢成分θs3を較正する。
【0079】まず、図18及び図19に示すように、ツ
ール4の先端基準点Otoolまでの距離lを測定する
ために、ツール4の先端に表面が平担となるように機械
加工されている直方体のブロックBK1を取り付け、直
線距離を計測する距離センサSS2をそのセンサ面がス
ライダ2の第2軸L12の基準面L1Rに対して平行と
なるように、例えば台上に固定する。従って、ここで、
固定した距離センサSS2のセンサ軸は、ブロックBK
1の側面及びスライダ2の第2軸L12の基準面L1R
に対して垂直であり、距離センサSS2はセンサSS2
のセンサ面からツール4の先端基準点Otoolまでの
距離lを測定する。
【0080】ところで、図4に示すように、ロボット
1、スライダ2及びポジショナ3の各関節は、モータと
減速機とを備えて回転可能に構成されている。従って、
ロボット1の各関節RJ1乃至RJ6において、(a)
関節番号をi(i=1,2,3,…,6)とし、(b)
モータ指令位置をPmai[パルス]とし、(c)モー
タの1回転当たりの指令位置増減量をNmai[パルス
/回転](d)減速機の減速比をλmaiとし、(e)
ロボット1の関節変数をθmai[rad]とすると、
次の数47が成立する。
【0081】
【数47】 θmai=Pmai×(2π/Nmai)×λmai,
i=1,2,…,6
【0082】また、スライダ2の第1および第2の移動
軸において、(a)軸番号をj(j=1、2)とし、
(b)モータ指令位置をPsj[パルス]とし、(c)
モータの1回転当たりのスライダ移動量をDsj[m
m]とし、(d)モータの1回転当たりの指令位置増減
量をNsj[パルス/回転]とし、(e)スライダ2の
動作位置(関節変数に対応する。)をdsj[mm]と
すると、次の数48が成立する。
【0083】
【数48】dsj=Psj×(Dsj/Nsj),j=
1,2
【0084】さらに、ポジショナ3の1軸及び2軸の関
節RJ21,RJ22において、(a)関節番号をk
(k=1、2)とし、(b)モータ指令位置をPpk
[pulse]とし、(c)モータの1回転当たりの指
令位置増減量をNpk[パルス/回転]とし、(d)減
速機の減速比をλpkとし、(e)ポジショナ3の関節
変数をθpk[rad]とすると、次の数49が成立す
る。
【0085】
【数49】 θpk=Ppk×(2π/Npk)×λpk,k=1,
【0086】当該第2の較正処理のステップS210に
おいては、図3におけるデュアルポートRAM104か
ら各機械1,2,3のモータ指令位置Pmai,Ps
j,Ppkを読み出す。
【0087】次いで、数47乃至数49を用いて、ロボ
ット1を図18と図19に示すように位置させて固定し
たときのポジションA3でのロボット1、スライダ2及
びポジショナ3の関節変数θmai,θpkと動作位置
dsjを計算する。
【0088】次いで、ステップS211において、ステ
ップS210で演算された、ロボット1の関節変数θm
ai(i=1,2,…,6)、スライダ2の動作位置d
sj(j=1,2)、及びポジショナ3の関節変数θp
k(k=1,2)に基づいて、図17のポジションA3
におけるロボット1の位置姿勢を示す同次変換行列[T
ma]と、スライダ2の位置姿勢を示す同次変換行列
[Ts]と、ポジショナ3の位置姿勢を示す同次変換行
列[Tp]とをそれぞれ、以下のように演算してRAM
102に格納する。
【0089】まず、上記演算されたロボット1の関節変
数θmai(i=1,2,…,6)の値を、数6に代入
することにより、ロボット1のA行列Amaiを次の数
50を用いて演算する。
【数50】 Amai=Rot(Z,θmai)・Trans(amai,0,dmai)・Rot(X,αmai), ここで、i=0,1,2,…,6である。
【0090】なお、Ama0は上記表1のリンクL0の
パラメータ値に基づいて演算される。上記演算されたこ
のA行列Amai(i=0,1,2,…,6)を数7に
代入することにより、ロボット1の位置姿勢を示す同次
変換行列[Tma]を演算する。
【0091】また、スライダ2のA行列Asjは、数6
にスライダ2の動作位置dsj(j=1,2)を代入す
ることにより次式で表すことができ、上記演算されたス
ライダ2の動作位置dsj(j=1,2)の値を、数5
1に代入することにより、当該A行列の各要素を演算す
る。
【数51】 Asj=Rot(Z,θsj)・Trans(asj,0,dsj)・Rot(X,αsj) ここで、j=1,2である。
【0092】なお、As0,As3はそれぞれ上記表2
のリンクL10,L13のパラメータ値に基づいて演算
される。上記演算されたこのA行列Asj(j=0,
1,2,3)を数8に代入することにより、スライダ2
の位置姿勢を示す同次変換行列[Ts]を演算する。
【0093】さらに、ポジショナ3のA行列Apkは、
数6にポジショナ3の関節変数θpk(k=1,2)を
代入することにより次式で表すことができ、上記演算さ
れたポジショナ3の動作位置θpk(k=1,2)の値
を、数52に代入することにより、当該A行列の各要素
を演算する。
【数52】 Apk=Rot(Z,θpk)・Trans(0,0,0)・Rot(X,αpk) ここで、k=1,2である。
【0094】なお、Ap0,Ap3はそれぞれ上記表3
のリンクL20,L23のパラメータ値に基づいて演算
される。上記演算されたこのA行列Apk(k=0,
1,2,3)を数9に代入することにより、ポジショナ
3の位置姿勢を示す同次変換行列[Tp]を演算する。
【0095】上述のように演算されたポジションA3で
のロボット1とスライダ2とポジショナ3の位置姿勢を
示す同次変換行列[Tma],[Ts],[Tp]を演
算してRAM102に格納する。
【0096】次いで、ステップS213において、ステ
ップ2が上記ポジションA3に固定されたときの距離セ
ンサSS2と、ツール4の先端Otoolに取り付けた
ブロックBK1とのセンサ検出距離lを距離l1とし
て、図3に示すインターフェイス103を介してRAM
102に取り込む。さらに、ステップS214におい
て、第1の較正処理によって較正されRAM102に同
次変換行列[Zt]として格納されている同次変換行列
[Zt’’]と、RAM102に格納されている[Z
w]、[Et]、[Ew]を取り込んだ後に、ステップ
S211において演算されたポジションA3におけるロ
ボット1、スライダ2及びポジショナ3の位置姿勢を示
す同次変換行列[Tma]、[Ts]、[Tp]に基づ
いて、ワーク座標系Σworkを基準としたツール4の
先端Otoolの位置姿勢を示す同次変換行列[wX
t]を演算する。
【0097】
【数53】 [wXt]=[Ew]-1・[Tp]-1・[Zw]-1・[Zt'']・[Ts]・[Tma]・[Et]
【0098】なお、上記数53において、同次変換行列
[Zw]-1、[Tp]-1、[Ew] -1はそれぞれ、RA
M102に格納されている同次変換行列[Zw]、[T
p]、[Ew]をそれぞれ行列の逆変換を実行すること
により演算される。
【0099】次いで、ステップS216において、以下
の処理を実行する。すなわち、ステップS210で演算
されたポジションA3でのスライダ2の第2軸L12の
動作位置ds2と、予め決められたスライダ2の第2軸
L12の移動量DL3に基づいて、次の数54を用い
て、次のポジションB3でのスライダ2の動作位置ds
2’を演算する。
【0100】
【数54】ds2’=DL3+ds2
【0101】次いで、ポジションB3でのスライダ2の
第2軸L12の動作位置ds2’を動作位置ds2とし
て、動作位置ds2におけるスライダ2の位置姿勢[T
s’]を上記数8を用いて演算する。上記演算したポジ
ションA3でのワーク座標系Σworkを基準としたツ
ール4先端Otoolの位置姿勢を示す同次変換行列
[wXt]を一定としかつポシショナ3を動作させずそ
の位置姿勢を示す同次変換行列[Tp]を一定とする条
件のもとで、スライダ2の第2軸L12に沿って所定の
距離DL3だけ移動させたときのポジションB3のロボ
ット1の位置姿勢を示す同次変換行列[Tma’]を次
の数55を用いて演算して同次変換行列[Tma’]を
演算する。
【0102】
【数55】 [Tma']=[Ts']-1・[Zt'']-1・[Zw]・[Tp]・[Ew]・[wXt]・[Et]-1 ここで、右辺の各同次変換行列は当該ステップS216
及び上記ステップS214において演算された同次変換
行列である。
【0103】次いで、ポジションB3でのロボット1の
位置姿勢を示す同次変換行列[Tma’]を逆変換し
て、ロボット1の各関節変数θmai(i=1,2,
…,6)を演算する。さらに、ポジションB3における
ロボット1のモータ指令位置Pmai(i=1,2,
…,6)を、上記数47を変形することにより得られた
次の数56を用いて演算するとともに、スライダ2のモ
ータ指令位置Psj(j=1,2)を、上記数48を変
形することにより得られた数57を用いて演算する。
【0104】
【数56】 Pmai=θmai×(Nmai/2π)×(1/λmai), i=1,2,…,6
【数57】Psj=dsj×(Nsj/Dsj),j=
1,2
【0105】次いで、ステップS219において、ポジ
ションB3におけるロボット1及びスライダ2のモータ
指令位置Pmai(i=1,2,…,6),Psj(j
=1,2)のデータを、図3に示すようにデュアルポー
トRAM104、ラッチ回路105及びサーボ制御回路
106,108を介してモータMO1乃至MO6,MO
9,MO10に転送して、ロボット1の各関節RJ1乃
至RJ6を動作させるとともに、スライダ2をその第2
軸L12に沿って距離DL3だけ移動させ図17に示す
ポジションB3に移動させる。そして、ポジションB3
における距離センサSS2とツール4の先端Otool
に取り付けたブロックBK1とのセンサ検出距離l2を
インターフェイス103を介してRAM102に取り込
む。
【0106】次いで、ステップS221において、ステ
ップS213において検出したポジションA3でのセン
サ検出距離l1と、ステップS220において検出した
ポジションB3でのセンサ検出距離l2とが等しいか否
かを判断し、もしl1=l2のとき、設置誤差であるね
じれ角度Δθs3は0となり、当該第2の較正処理は完
了していると判断して、リターンする。一方、もしl1
≠l2のときはステップSS222に進む。
【0107】ステップS222においては、スライダ2
の第2軸L12の方向と、ロボット1の設置基準面に設
けたツール機械座標系Σmとの間のねじれ角度△θs3
によるツール4の先端Otoolのずれ量△DL3を、
次の数58を用いて演算する。
【数58】△DL3=l2−l1
【0108】次いで、ステップS223において、上記
ステップS222で検出したツール4の先端Otool
のずれ量△DL3と上記所定の移動量DL3とに基づい
て、スライダ2の第2軸L12の方向とロボット設置基
準面に設けたツール機械座標系Σmとのねじれ角度△θ
s3を、次の数59を用いて演算する。
【数59】△θs3=tan-1(△DL3/DL3)
【0109】そして、上記演算されたねじれ角度△θs
3を補正値として用いて、表2のスライダ2のD−Hの
リンクパラメータに記載の第3リンクのZ軸回りの角度
回転量θs3に対して次の数60を用いて補正して、較
正値θs3’を演算して回転量θs3としてRAM10
2に格納する。
【数60】θs3’=θs3+△θs3
【0110】以上の処理によって、第2の較正処理が完
了したとしてリターンする。
【0111】(3−4)第3の較正処理 第3の較正処理は、絶対座標系Σworldとポジショ
ナ3の原点Opに設定したワークベース座標系Σpとの
間の絶対座標系ΣworldのX軸、Y軸及びZ軸回り
の各姿勢の角度成分αwz,βwz及びγwzを較正対
象とし、図33に示すように、順次実行される (a)角度成分γwzを較正する角度γwz較正処理
(ステップS31)と、(b)角度成分βwzを較正す
る角度βwz較正処理(ステップS32)と、(c)角
度成分αwzを較正する角度αwz較正処理(ステップ
S33)とから構成される。以下各処理について説明す
る。なお、上記数30乃至数35によって、同次変換行
列[Ew]に関する位置姿勢データはすべて0と設定さ
れている。そこで、ワーク座標系Σworkは、ワーク
側メカニカルインターフェイス座標系Σwmと一致して
いるので、ワーク座標系Σworkの原点の位置はポジ
ショナ3のテーブル平面の中心Oworkである。
【0112】(3−4−1)角度γwz較正処理(ステ
ップS31) 図34は角度γwz較正処理(ステップS31)を示す
フローチャートであち、当該処理では、設置誤差である
ねじれ角度△γwzを検出して角度γwzを較正する。
【0113】まず、ステップS310において、予めR
OM101に記憶されたポジショナ3の関節変数θp1
及びθp2の固定値データθp1=−90°、θp2=
0°を取り込む。次いで、上記ポジショナ3の関節変数
θpk(k=1,2)に対する、ポジショナ3のモータ
指令位置Ppk(k=1,2)を、数49を変形するこ
とによって得られた次の数61を用いて演算した後、当
該演算されたデータをデユアルポートRAM104、ラ
ッチ回路105及びサーボ制御回路107を介してモー
タMO7,MO8に転送してポジショナ3を初期設定の
位置に移動動作させる。
【数61】 Ppk=θpk×Npk/2π×(1/λpk) ここで、k=1,2である。次いで、操作者が図20に
示すように、ツール4の先端Otoolとポジショナ3
のテーブル平面との間の距離を測定するための距離セン
サSS1をそのセンサ軸がポジショナ3のテーブル平面
に対して垂直となるように操作者が取り付ける。この準
備作業が完了したことを操作者がティーチングボックス
20を用いてCPU100に知らしめることにより、ス
テップS311における準備完了信号の受信の判断がY
SEとなり、制御装置5は各機械1,2,3がポジショ
ンA4にあるものとして、以下の処理を実行する。
【0114】次いで、ステップS312においてポジシ
ョナ3の第1軸及び第2軸のA行列の値は、上記数6に
上記初期設定において取り込んだθp1及びθp2を代
入することによって次の数62で演算される。
【数62】 Apk=Rot(Z,θpk)・Trans(0,0,0)・Rot(X,αpk) ここで、k=1,2である。
【0115】さらに、Ap0,Ap3はそれぞれ上記表
3のリンクL20,L23のパラメータ値に基づいて演
算される。上記演算されたこのA行列Apk(i=0,
1,2,3)を数9に代入することにより、ポジショナ
3の位置姿勢を示す同次変換行列[Tp]を演算する。
【0116】次いで、スライダ2の動作位置dsj(j
=1,2)は図3におけるデュアルポートRAM104
からモータ指令位置Psj(j=1,2)を読み出し、
数48によってスライダ2のA行列Asj(j=1,
2)を演算する。
【0117】さらに、上記数51を用いてスライダ2の
A行列Asj(j=1,2)を演算し、上述の第2の較
正処理によって既に較正されたスライダ2のD−Hリン
クパラメータθs3を用いてスライダ2のA行列Asj
(j=0,3)を演算した後、数8を用いてスライダ2
の位置姿勢を示す同次変換行列[Ts]を演算する。
【0118】次いで、ロボット1の各関節変数θmai
(i=1,2,…,6)は図3におけるデュアルポート
RAM104からモータ指令位置Pmai(i=1,
2,…,6)を読み出し、数47を用いて演算する。さ
らに、数50を用いてロボット1のA行列Amai(i
=0,1,2,…,6)を演算した後、数7を用いてロ
ボット1の位置姿勢を示す同次変換行列[Tma]を演
算する。
【0119】以上でステップS312の処理が終了し、
次いで、ステップS316において、ポジションA4に
おける距離センサSS1のセンサ検出距離l1をインタ
ーフェイス103を介してRAM102に取り込む。
【0120】次いで、ステップS318において、第1
の較正処理によって較正されかつRAM102に同次変
換行列[Zt]として格納されている[Zt’’]と、
RAM102に格納されている同次変換行列[Zw]、
[Et]及び[Ew]とを取り込むとともに、上記演算
されたポジショナ3の位置姿勢を示す同次変換行列[T
p]と、第2の較正処理によって得られた関節変数θs
3を用いて得られたスライダ2の位置姿勢を示す同次変
換行列[Ts]と、ロボット1の位置姿勢を示す同次変
換行列「Tma」とに基づいて、次の数63を用いて、
上記ポジションA4におけるワーク座標系Σworkを
基準としたツール4の先端Otoolの位置姿勢を示す
同次変換行列[wXt]を演算する。
【0121】
【数63】
【0122】また、ポジションA4のときの、ワーク座
標系Σworkを基準としたツール4の先端Otool
の位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]に基づいて、
ポジションA4におけるツール4の先端Otoolの位
置(xtool1,ytool1,ztool1)は、
次の数64を用いて表され、当該位置の座標値が演算さ
れる。
【数64】xtool1=tx ytool1=ty ztool1=tz
【0123】次いで、ステップS320において、ツー
ル4の先端Otoolを図20に示すように、上記ポジ
ションA4からワーク座標系ΣworkのY軸方向に所
定の移動量DL4だけ移動させてポジションB4に位置
させたときのワーク座標系Σworkを基準としたツー
ル4の先端Otoolの位置姿勢を示す同次変換行列
[wXt’]を以下のように演算する。
【0124】まず、上記数64を用いて演算した上記ポ
ジションA4におけるツール4の先端Otoolの位置
成分に対して、ワーク座標系ΣworkのY軸方向のツ
ール4の先端移動量DL4を加算して、ポジションB4
におけるツール4の先端Otoolの位置(xtool
2,ytool2,ztool2)を数65を用いて演
算する。
【数65】xtool2=tx ytool2=ty+DL4 ztool2=tz
【0125】次いで、上記ポジションA4におけるワー
ク座標系Σworkを基準としたツール4の先端Oto
olの位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]の中の3
行×3列の姿勢行列と、上記数65を用いて演算したポ
ジションB4におけるツール4の先端Otoolの位置
(xtool2,ytool2,ztool2)に基づ
いて、当該ポジションB4におけるワーク座標系Σwo
rldを基準としたツール4の先端Otoolの位置姿
勢を示す同次変換行列[wXt’]は次の数66で表さ
れる。
【数66】
【0126】ステップS322において、ポジションA
4からポジションB4まで移動させるときに、スライダ
2及びポジショナ3は動作させないので、各関節変数d
sj(j=1,2)、θpk(k=1,2)の値は変化
しない。すなわち、上記演算したポジショナ3の位置姿
勢を示す同次変換行列[Tp]と上記演算したスライダ
2の位置姿勢を示す同次変換行列[Ts]は変化しな
い。従って、上記ポジションB4におけるロボット1の
位置姿勢を示す同次変換行列[Tma’]を、上記位置
姿勢を示す各同次変換行列[Ts]、[Tp]、[wX
t’]、並びに第1の較正処理によって較正されかつR
AM102に同次変換行列[Zt]として格納されてい
る同次変換行列[Zt’’]と、RAM102に格納さ
れている同次変換行列[Zw]、[Et]、[Ew]と
に基づいて、次の数67を用いて演算する。
【数67】 [Tma']=[Ts]-1・[Zt'']-1・[Zw]・[Tp]・[Ew]・[wXt']・[Et]-1
【0127】さらに、上記ポジションB4におけるロボ
ット1の位置姿勢を示す同次変換行列[Tma’]を逆
変換して、ロボット1の各関節変数θmai(i=1,
2,…,6)を演算した後、上記数56を用いて、ロボ
ット1のモータ指令位置Pmai(i=1,2,…,
6)を演算する。上記演算されたモータ指令位置Pma
iのデータは、図3に示すようにデュアルポートRAM
104、ラッチ回路105及びサーボ制御回路106を
介してモータMO1乃至MO6に転送され、これによっ
て、ロボット1の各関節を動かし、ツール4の先端Ot
oolがポジションB4に位置する。
【0128】次いで、ステップS323において、ポジ
ションB4における距離センサSS1のセンサ検出距離
l2をRAM102に取り込む。そして、ステップS3
24においてポジションA4におけるセンサ検出距離l
1とポジションB4におけるセンサ検出距離l2とが等
しいか否かが判断され、もしl1=l2のとき、当該角
度γwz較正処理が完了したと判断して、リターンす
る。一方、もしl1≠l2であるときステップS325
に進む。
【0129】ステップS325においては、上記検出さ
れたセンサ検出距離l1,l2に基づいて、ポジショナ
3のテーブル平面に対するツール4の先端Otoolの
ずれ量△DL4を、次の数68を用いて演算する。
【数68】△DL4=l2−l1
【0130】次いで、ステップS326において、上記
演算されたずれ量△DL4と上記移動量DL4とに基づ
いて、絶対座標系Σworldを基準としたワークベー
ス座標系ΣOpのZ軸回りのねじれ角度△γwzを、次
の数69を用いて演算する。
【数69】△γwz=sin-1(△DL4/DL4)
【0131】そして、次の数70に示すように、上記ね
じれ角度△γwzを補正値として用いて、RAM102
に格納している絶対座標系Σworldを基準としたワ
ークベース座標系ΣpのZ軸回りの姿勢成分γwzに対
して補正して、較正値γwz’を演算して姿勢成分γw
zとしてRAM102に格納する。
【数70】γwz’=γwz+△γwz となる。
【0132】次いで、上記姿勢成分の較正値γwz’
を、数5に代入し、較正値γwz’に対する絶対座標系
Σworldを基準としたワークベース座標系Σpの位
置姿勢を示す同次変換行列[Zw’]を、次の数71を
用いて演算する。
【数71】 [Zw']=Trans(awz,bwz,cwz)・Rot(X,αwz)・Rot(Y,βwz)・Rot(Z,γwz')
【0133】さらに、ステップS329において、上記
演算した位置姿勢を示す同次変換行列[Zw’]を、
[Zw]として、RAM102に格納して更新する。こ
れによって、角度γwzに関する較正処理が完了したの
でリターンする。
【0134】(3−4−2)角度βwz較正処理(ステ
ップS32) 図35は角度γwz較正処理(ステップS32)を示す
フローチャートであち、当該処理では、設置誤差である
ねじれ角度△βwzを検出して角度βwzを較正する。
【0135】まず、ステップS410において、予めR
OM101に記憶されたポジショナ3の関節変数θp1
及びθp2の固定値データθp1=0°、θp2=0°
を取り込む。次いで、上記ポジショナ3の関節変数θp
k(k=1,2)に対する、ポジショナ3のモータ指令
位置Ppk(k=1,2)を、数49を変形することに
よって得られた数62を用いて演算した後、当該演算さ
れたデータをデユアルポートRAM104、ラッチ回路
105及びサーボ制御回路107を介してモータMO
7,MO8に転送してポジショナ3を初期設定の位置に
移動動作させる。次いで、図21に示すように、操作者
がツール4の先端Otoolとポジショナ3のテーブル
平面との間の距離を測定するための距離センサSS1
を、そのセンサ軸がポジショナ3のテーブル平面に対し
て垂直となるように操作者が取り付ける。この準備作業
が完了したことを、操作者がティーチングボックス20
を用いてCPU100に知らしめることによって、ステ
ップS411における準備完了信号の受信の判断はYE
Sとなり、制御装置5は各機械1,2,3がポジション
A5にあるものとして以下の処理を実行する。
【0136】次いで、ステップS412において、ポジ
ショナ3の第1軸及び第2軸のA行列の値は、上記数6
に上記初期設定において取り込んだ関節変数θp1及び
θp2を代入することによって数63を用いて演算され
る。
【0137】さらに、Ap0,Ap3はそれぞれ上記表
3のリンクL20,L23のパラメータ値に基づいて演
算される。上記演算されたこのA行列Apk(i=0,
1,2,3)を数9に代入することにより、ポジショナ
3の位置姿勢を示す同次変換行列[Tp]を演算する。
【0138】次いで、スライダ2の動作位置dsj(j
=1,2)は、図3におけるデュアルポートRAM10
4からモータ指令位置Psj(j=1,2)を読み出
し、上記数48を用いて演算する。
【0139】さらに、上記数51を用いてスライダ2の
Asj(j=1,2)を演算し、第2の較正処理によっ
て既に較正されたスライダ2のD−Hリンクパラメータ
の関節変数θs3を用いてスライダ2のA行列Asj
(j=0,3)を演算した後、上記数8を用いてスライ
ダ2の位置姿勢を示す同次変換行列[Ts]を演算す
る。
【0140】次いで、ロボット1の各関節変数θmai
(i=1,2,…,6)は図3におけるデュアルポート
RAM104からモータ指令位置Pmai(i=1,
2,…,6)を読み出し、上記数47を用いて演算され
る。さらに、上記数50を用いてロボット1のA行列A
mai(i=0,1,2,…,6)を演算した後、上記
数7を用いてロボット1の位置姿勢を示す同次変換行列
[Tma]を演算する。
【0141】以上でステップS412の処理が終了し、
次いで、ステップS416において、ポジションA5に
おける距離センサSS1のセンサ検出距離l1をRAM
102に取り込む。
【0142】次いで、ステップS418において、第1
の較正処理によって較正されかつRAM102に格納さ
れている同次変換行列[Zt’’]と、第3の較正処理
のうちの角度γwz較正処理によって角度γwzが較正
されてRAM102に格納されている同次変換行列[Z
w’]と、RAM102に格納されている同次変換行列
[Et]、[Ew]とを取り込むとともに、上記演算さ
れたポジショナ3の位置姿勢を示す同次変換行列[T
p]と、第2の較正処理によって得られた関節変数θs
3を用いて得られたスライダ2の位置姿勢を示す同次変
換行列[Ts]と、ロボット1の位置姿勢を示す同次変
換行列[Tma]とに基づいて、次の数77を用いて、
上記ポジションA5におけるワーク座標系Σworkを
基準としたツール4の先端Otoolの位置姿勢を示す
同次変換行列[wXt]を演算する。
【0143】
【数72】
【0144】また、ポジションA5のときの上記ワーク
座標系Σworkを基準としたツール4の先端Otoo
lの位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]に基づい
て、ポジションA5におけるツール4の先端Otool
の位置(xtool3,ytool31,ztool
3)は、次の数73を用いて表され、当該位置の座標値
が演算される。
【数73】xtool3=txw’ ytool3=tyw’ ztool3=tzw
【0145】次いで、ステップS420において、ツー
ル4の先端Otoolを図21に示すように、上記ポジ
ションA5からワーク座標系ΣworkのX軸方向に所
定の移動量DL5だけ移動させてポジションB5に位置
させたときのワーク座標系Σworkを基準としたツー
ル4の先端Otoolの位置姿勢を示す同次変換行列
[wXt’’]を以下のように演算する。
【0146】まず、上記数74を用いて演算した上記ポ
ジションA5におけるツール4の先端Otoolの位置
成分に対して、ワーク座標系ΣworkのX軸方向のツ
ール4の先端移動量DL5を加算して、ポジションB5
におけるツール4の先端Otoolの位置(xtool
4,ytool4,ztool4)を数74を用いて演
算する。
【数74】xtool4=txw’+DL5 ytool4=tyw’ ztool4=tzw
【0147】次いで、上記ポジションA5におけるワー
ク座標系Σworkを基準としたツール4の先端Oto
olの位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]の中の3
行×3列の姿勢行列と、上記数74を用いて演算したポ
ジションB4におけるツール4の先端Otoolの位置
(xtool4,ytool4,ztool4)に基づ
いて、当該ポジションB5におけるワーク座標系Σwo
rldを基準としたツール4の先端Otoolの位置姿
勢を示す同次変換行列[wXt’’]ha次の数75で
表される。
【0148】
【数75】
【0149】ステップS422において、ポジションA
5からポジションB5まで移動させるときに、スライダ
2及びポジショナ3は動作させないので、各関節変数d
sj(j=1,2)、θpk(k=1,2)の値は変化
しない。すなわち、上記演算したポジショナ3の位置姿
勢を示す同次変換行列[Tp]と上記演算したスライダ
2の位置姿勢を示す同次変換行列[Ts]は変化しな
い。従って、上記ポジションB5におけるロボット1の
位置姿勢を示す同次変換行列[Tma’]を、上記位置
姿勢を示す各同次変換行列[Ts]、[Tp]、[wX
t’]、並びにRAM102に格納されている同次変換
行列[Zt’’]、[Zw’]、[Et]、[Ew]に
基づいて、次の数76を用いて演算する。
【0150】
【数76】 [Tma']=[Ts]-1・[Zt'']-1・[Zw']・[Tp]・[Ew]・[wXt']・[Et]-1
【0151】さらに、上記ポジションB5におけるロボ
ット1の位置姿勢を示す同次変換行列[Tma’]を逆
変換して、ロボット1の各関節変数θmai(i=1,
2,…,6)を演算した後、上記数56を用いて、ロボ
ット1のモータ指令位置Pmai(i=1,2,…,
6)を演算する。上記演算されたモータ指令位置Pma
iのデータは、図3に示すようにデュアルポートRAM
104、ラッチ回路105及びサーボ制御回路106を
介してモータMO1乃至MO6に転送され、これによっ
て、ロボット1の各関節を動かし、ツール4の先端Ot
oolの位置がポジションB5に位置する。
【0152】次いで、ステップS423において、ポジ
ションB5における距離センサSS1のセンサ検出距離
l2をRAM102に取り込む。そして、ステップS4
24においてポジションA5におけるセンサ検出距離l
1とポジションB5におけるセンサ検出距離l2とが等
しいか否かが判断され、もしl1=l2のとき、当該角
度βwz較正処理が完了したと判断して、リターンす
る。一方、もしl1≠l2であるときステップS425
に進む。
【0153】ステップS425においては、上記検出さ
れたセンサ検出距離l1,l2に基づいて、ポジショナ
3のテーブル平面に対するツール4の先端Otoolの
ずれ量△DL5を、次の数77を用いて演算する。
【数77】△DL5=l2−l1
【0154】次いで、ステップS426において、上記
演算されたずれ量△DL5と上記移動量DL5とに基づ
いて、絶対座標系Σworldを基準としたワークベー
ス座標系ΣOpのY軸回りのねじれ角度△βwzを、次
の数78を用いて演算する。
【数78】△βwz=sin-1(△DL5/DL5)
【0155】そして、次の数79に示すように、上記ね
じれ角度△βwzを補正値として用いて、RAM102
に格納している絶対座標系Σworldを基準としたワ
ークベース座標系ΣpのZ軸回りの姿勢成分βwzに対
して補正して、較正値βwz’を演算して姿勢成分βw
zとしてRAM102に格納する。
【数79】βwz’=βwz+△βwz となる。
【0156】次いで、上記姿勢成分の較正値βwz’
を、数5に代入し、較正値βwz’に対する絶対座標系
Σworldを基準としたワークベース座標系Σpの位
置姿勢を示す同次変換行列[Zw’’]を、次の数80
を用いて演算する。
【数80】 [Zw'']=Trans(awz,bwz,cwz)・Rot(X,αwz)・Rot(Y,βwz')・Rot(Z,γwz)
【0157】さらに、ステップS429において、上記
演算した位置姿勢を示す同次変換行列[Zw’’]を、
[Zw]として、RAM102に格納して更新する。こ
れによって、角度βwzに関する較正処理が完了したの
で、リターンする。
【0158】(3−4−3)角度αwz較正処理(ステ
ップS33) 図36は角度αwz較正処理(ステップS33)を示す
フローチャートであち、当該処理では、設置誤差である
ねじれ角度△αwzを検出して角度αwzを較正する。
【0159】まず、ステップS510において、予めR
AM101に記憶されたポジショナ3の関節変数θp1
及びθp2の固定値データθp1=0°、θp2=0°
を取り込む。次いで、上記ポジショナ3の関節変数θp
k(k=1,2)に対する、ポジショナ3のモータ指令
位置Ppk(k=1,2)を、数49を変形することに
よって得られた数61を用いて演算した後、当該演算さ
れたデータをデユアルポートRAM104、ラッチ回路
105及びサーボ制御回路107を介してモータMO
7,MO8に転送してポジショナ3を初期設定の位置に
移動動作させる。次いで、図22に示すように、操作者
がツール4の先端Otoolとポジショナ3のテーブル
平面との間後距離を測定するための距離センサSS1を
そのセンサ軸がポジショナ3のテーブル平面に対して垂
直となるように操作者が取り付ける。この準備作業が完
了したことを、操作者がティーチングボックス20を用
いてCPU100に知らしめることによって、ステップ
S511の準備完了信号の判断はYESとなり、制御装
置5は各機械1,2,3がポジションA5にあるものと
として、以下の処理を行う。
【0160】次いで、ステップS512において、ポジ
ショナ3の第1軸及び第2軸のA行列の値は、上記数6
に上記初期設定において取り込んだ関節変数θp1及び
θp2を代入することによって数62を用いて演算され
る。
【0161】さらに、Ap0,Ap3はそれぞれ上記表
3のリンクL20,L23のパラメータ値に基づいて演
算される。上記演算されたこのA行列Apk(i=0,
1,2,3)を数9に代入することにより、ポジショナ
3の位置姿勢を示す同次変換行列[Tp]を演算する。
【0162】次いで、スライダ2の動作位置dsj(j
=1,2)は、図3におけるデュアルポートRAM10
4からモータ指令位置Psj(j=1,2)を読み出
し、数48を用いて演算する。
【0163】さらに、数51を用いてスライダ2のA行
列Asj(j=1,2)を演算し、第2の較正処理によ
って既に較正されたスライダ2のD−Hリンクパラメー
タの関節変数θs3を用いて残りのA行列Asj(j=
0,3)を演算した後、上記数8を用いてスライダ2の
位置姿勢を示す同次変換行列[Ts]を演算する。
【0164】次いで、ロボット1の各関節変数θmai
(i=1,2,…,6)は図3におけりデュアルポート
RAM104からモータ指令位置Pmai(i=1,
2,…,6)を読み出し、数47を用いて演算する。さ
らに、数50を用いてロボット1のA行列Amai(i
=0,1,2,…,6)を演算した後、数7を用いてロ
ボット1の位置姿勢を示す同次変換行列[Tma]を演
算する。
【0165】以上でステップS512の処理が終了し、
次いで、ステップS516において、ポジションA6に
おける距離センサSS1のセンサ検出距離l1をRAM
102に取り込む。
【0166】次いで、ステップS518において、第1
の較正処理によって較正されかつRAM102に格納さ
れている同次変換行列[Zt’’]と、第3の較正処理
のうちの角度γwz較正処理と角度βwz較正処理とに
よって角度γwz,βwzga較正されてかつ予めRA
M102に格納されている[Zw’’]と、RAM10
2に格納されている同次変換行列[Et],[Ew]と
を取り込むとともに、上記演算されたポジショナ3の位
置姿勢を示す同次変換行列[Tp]と、第2の較正処理
によって得られた関節変数θs2を用いて得られたスラ
イダ2の位置姿勢を示す同次変換行列[Ts]と、ロボ
ット1の位置姿勢を示す同次変換行列[Tma]とに基
づいて、次の数81を用いて、上記ポジションA6にお
けるワーク座標系Σworkを基準としたツール4の先
端Otoolの位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]
を演算する。
【0167】
【数81】
【0168】また、ポジションA6のときの、ワーク座
標系Σworkを基準としたツール4の先端Otool
の位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]に基づいて、
ポジションA6におけるツール4の先端Otoolの位
置(xtool5,ytool5,ztool5)は、
次の数82を用いて表され、当該位置の座標値が演算さ
れる。
【数82】xtool5=txw'’ ytool5=tyw'’ ztool5=tzw'’
【0169】次いで、ステップS520において、ツー
ル4の先端Otoolを図22に示すように、上記ポジ
ションA6からワーク座標系ΣworkのY軸方向に所
定の移動量DL6だけ移動させてポジションB6に位置
させたときのワーク座標系Σworkを基準としたツー
ル4の先端Otoolの位置姿勢を示す同次変換行列
[wXt’’’]を以下のように演算する。
【0170】まず、上記数82を用いて演算した上記ポ
ジションA5におけるツール4の先端Otoolの位置
成分に対して、ワーク座標系ΣworkのX軸方向のツ
ール4の先端移動量DL6を加算して、ポジションB6
におけるツール4の先端Otoolの位置(xtool
6,ytool6,ztool6)を次の数83を用い
て演算する。
【数83】xtool6=tx'' ytool6=ty''+DL6 ztool6=tz''
【0171】次いで、上記ポジションA6におけるワー
ク座標系Σworkを基準としたツール4の先端Oto
olの位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]の中の3
行×3列の姿勢行列と、上記数83を用いて演算したポ
ジションB6におけるツール4の先端Otoolの位置
(xtool6,ytool6,ztool6)に基づ
いて、当該ポジションB6におけるワーク座標系Σwo
rldを基準としたツール4の先端Otoolの位置姿
勢を示す同次変換行列[wXt’’’]は次の数84で
表される。
【数84】
【0172】ステップS522において、ポジションA
6からポジションB6まで移動させるときに、スライダ
2及びポジショナ3は動作させないので、各関節変数d
sj(j=1,2)、θpk(k=1,2)の値は変化
しない。すなわち、上記演算したポジショナ3の位置姿
勢を示す同次変換行列[Tp]と上記演算したスライダ
2の位置姿勢を示す同次変換行列[Ts]は変化しな
い。従って、上記ポジションB5におけるロボット1の
位置姿勢を示す同次変換行列[Tma’]を、上記位置
姿勢を示す各同次変換行列[Ts]、[Tp]、[wX
t’]、並びにRAM102に格納されている同次変換
行列[Zt’’]、[Zw’’]、[Et]、[Ew]
に基づいて、次の数85を用いて演算する。
【数85】 [Tma']=[Ts]-1・[Zt'']-1・[Zw'']・[Tp]・[Ew]・[wXt']・[Et]-1
【0173】さらに、上記ポジションB6におけるロボ
ット1の位置姿勢を示す同次変換行列[Tma’]を逆
変換して、ロボット1の各関節変数θmai(i=1,
2,…,6)を演算した後、上記数56を用いて、ロボ
ット1のモータ指令位置Pmai(i=1,2,…,
6)を演算する。上記演算されたモータ指令位置Pma
iのデータは、図3に示すようにデュアルポートRAM
104、ラッチ回路105及びサーボ制御回路106を
介してモータMO1乃至MO6に転送され、これによっ
て、ロボット1の各関節を動かし、ツール4の先端Ot
oolの位置がポジションB6に位置する。
【0174】次いで、ステップS523において、ポジ
ションB6における距離センサSS1のセンサ検出距離
l2をRAM102に取り込む。そして、ステップS5
24においてポジションA6におけるセンサ検出距離l
1とポジションB6におけるセンサ検出距離l2とが等
しいか否かが判断され、もしl1=l2のとき、当該角
度αwz較正処理が完了したと判断して、リターンす
る。一方、もしl1≠l2であるときステップS525
に進む。
【0175】ステップS525においては、上記検出さ
れたセンサ検出距離l1,l2に基づいて、ポジショナ
3のテーブル平面に対するツール4の先端Otoolの
ずれ量△DL6を、次の数86を用いて演算する。
【数86】△DL6=l2−l1
【0176】次いで、ステップS526において、上記
演算されたずれ量△DL6と上記移動量DL6とに基づ
いて、絶対座標系Σworldを基準としたワークベー
ス座標系ΣOpのX軸回りのねじれ角度△αwzを、次
の数87を用いて演算する。
【数87】△αwz=sin-1(△DL6/DL6)
【0177】そして、次の数88に示すように、上記ね
じれ角度△αwzを補正値として用いて、RAM102
に格納している絶対座標系Σworldを基準としたワ
ークベース座標系ΣpのZ軸回りの姿勢成分αwzに対
して補正して、較正値αwz’を演算して姿勢成分αw
zとしてRAM102に格納する。
【数88】αwz’=αwz+△αwz となる。
【0178】次いで、上記姿勢成分の較正値αwz’
を、数5に代入し、較正値αwz’に対する絶対座標系
Σworldを基準としたワークベース座標系Σpの位
置姿勢を示す同次変換行列[Zw’’’]を、次の数8
9を用いて演算する。
【数89】 [Zw''']=Trans(awz,bwz,cwz)・Rot(X,αwz')・Rot(Y,βwz)・Rot(Z,γwz)
【0179】さらに、ステップS529において、上記
演算した位置姿勢を示す同次変換行列[Zw’’’]
を、[Zw]として、RAM102に格納して更新す
る。そして、角度αWZに関する較正処理が完了したの
で、リターンする。
【0180】(3−5)第4の較正処理 図37は第4の較正処理(ステップS34)のフローチ
ャートである。当該第4の較正処理は、絶対座標系Σw
orldとポジショナ3の原点Opに設定したワークベ
ース座標系Σpとの位置成分awz、bwz、cwzを
較正対象とし、これらの誤差パラメータは、図10乃至
図12に示すように、位置の誤差△awz、△bwz、
△cwzである。当該第4の較正処理は、当該位置の誤
差△awz、△bwz、△cwzを検出して、当該誤差
が無くなるように較正する。
【0181】ワーク側メカニカルインターフェイス座標
系Σwmを基準としたワーク座標系Σworkの位置姿
勢を示す同次変換行列[Ew]に関するデータは、数3
0乃至数35によって示したように、すべて0と設定さ
れている。そこで、ワーク座標系Σworkはポジショ
ナ3のテーブル平面の中心にワーク側メカニカルインタ
ーフェイス座標系Σwmと一致して設定されている。そ
こで、表面が平担になるように機械加工された直方体の
ブロックBK1を、その1頂点をポジショナ3のテーブ
ツ平面の中心と一致するように載置する。すなわち、ブ
ロックBK1の1頂点はワーク側メカニカルインターフ
ェイス座標系Σwmの原点と一致させているので、ワー
ク座標系Σworkの原点に一致する。さらに、上記ブ
ロックBK1の1頂点を中心とし、上記ブロックBK1
の1頂点から向かって右側にあるブロックBK1の1辺
をワーク側メカニカルインターフェイス座標系Σwmの
X軸の正方向と一致するようにブロックBK1を回転さ
せた後、ブロックBK1をポジショナ3のテーブル平面
に固定する。そして、図25に示すように、ロボット1
の先端に、3つの距離センサSS1,SS2,SS3か
らなるセンサユニットを、上記各センサSS1,SS
2,SS3のセンサ軸を互いに直交するように配設する
ための治具J1,J2,J3を介して、ツールとして取
り付ける。上記センサユニットにおける距離センサSS
1とツール座標系Σtoolの原点Otoolとの距離
は既知であり、それがlx0として予めROM101に
格納されている。上記距離センサSS1は、ワーク座標
系ΣworkのY軸とZ軸とによって構成されている面
と一致させて載置した直方体のブロックBK1の側面と
の計測によって距離lxを測定し、ワーク座標系Σwo
rkの原点Oworkとツール座標系Σtoolの原点
Otoolとのワーク側メカニカルインターフェイス座
標系ΣwmのX軸に平行な距離を距離(lx−lx0)
として演算するために用いる。また、上記センサユニッ
トにおける距離センサSS2とツール座標系Σtool
の原点Otoolとの距離は既知であり、それがly0
として予めROM101に格納されている。上記距離セ
ンサSS2は、ワーク座標系ΣworkのX軸とZ軸と
によって構成されている面と一致させて載置した直方体
のブロックBK1の側面との計測によって距離lyを測
定し、ワーク座標系Σworkの原点Oworkとツー
ル座標系Σtoolの原点Otoolとのワーク側メカ
ニカルインターフェイス座標系ΣwmのY軸に平行な距
離を距離(ly−ly0)として演算するために用い
る。さらに、上記センサユニットにおける距離センサS
S3とツール座標系Σtoolの原点Otoolとの距
離は既知であり、それがlz0として予めROM101
に格納されている。上記距離センサSS3は、ワーク座
標系ΣworkのX軸とY軸とによって構成されている
面(すなわち、ポジショナ3の平面)との計測によって
距離lzを測定し、ワーク座標系Σworkの原点Ow
orkとツール座標系Σtoolの原点Otoolとの
ワーク側メカニカルインターフェイス座標系ΣwmのZ
軸に平行な距離を距離(lz−lz0)として演算する
ために用いる。
【0182】まず、ステップS610において、上記第
3の較正処理において較正した、絶対座標系Σworl
dを基準としたワークベース座標系ΣpのX軸、Y軸お
よびZ軸回りの姿勢成分の較正値αwz’、βwz’、
γwz’を取り込む。次いで、ステップS611におい
て、直方体ブロックBK1の各側面が、絶対座標系Σw
orldのX軸及びY軸と平行になるように、絶対座標
系Σworldを基準としたワークベース座標系Σpの
Z軸回りの姿勢成分の較正値γwz’だけ回転させるた
めに、次の数90を用いてポジショナ3の第2軸L22
の回りの回転角度(関節変数)θp2を演算する。
【0183】
【数90】θp2=(−1)×γwz’ ここで、ポジショナ3の第1軸L21の関節変数θp1
を0とし、数90で算出したθp2と併せて、RAM1
02に格納される。
【0184】そして、上記関節変数θp1、θp2に対
するモータ指令位置Ppk(k=1,2)を、数61を
用いて演算する。
【0185】上記モータ指令位置Ppkのデータをデュ
アルポートRAM104、ラッチ回路105及びサーボ
制御回路107を介してモータMO7,MO8に転送し
て、ポジショナ3をその第2軸L22の回りに回転角度
θp2[rad]だけ回転させる。
【0186】さらに、上記関節変数θp1,θp2に基
づいて、ポジショナ3の第1軸及び第2軸のA行列の値
を上記数62を用いて演算する。
【0187】さらに、表3のポジショナ3のD−Hのリ
ンクパラメータの値に基づいて、A行列Ap0及びAp
3も演算される。次いで、数9を用いて、ポジショナ3
の位置姿勢を示す同次変換行列[Tp]を演算する。
【0188】次いで、ステップS614において、予め
下記の条件のもとで作成されてROM101に格納され
たワーク座標系Σworkを基準としたツール4の位置
姿勢を示す同次変換行列のデータ[wXt]を取り込
む。このデータは、3個の距離センサSS1−SS3を
有するセンサユニットであるツールが上記ブロックBK
1とポジショナ3のテーブル面上に対して上述のように
所定の距離を測定するために設置されたときの、ワーク
座標系Σworkを基準としたツール4の姿勢と、ワー
ク座標系Σworkを基準としたツール4の位置とがす
べて0としたときの同次変換行列である。
【0189】ステップS615において、予めROM1
01に記憶されたスライダ2の所定の動作位置dsj
(j=1,2)に対するモータ指令位置Psj(j=
1,2)を、数57を用いて演算し、当該モータ指令位
置PsiのデータをデュアルポートRAM104、ラッ
チ回路105及びサーボ制御回路108を介してモータ
MO9,MO10に転送され、スライダ2が動作され
る。
【0190】そして、上記スライダ2の動作位置dsj
(j=1,2)に基づいて、数51を用いてスライダ2
のA行列Asj(j=1,2)を演算し、第2の較正処
理によって既に較正されたスライダ2のD−Hリンクパ
ラメータの関節変数θs3を用いてスライダ2のA行列
Asj(j=0,3)を演算した後、スライダ2の位置
姿勢を示す同次変換行列[Ts]を、数8を用いて演算
してRAM102に格納する。
【0191】さらに、同様に、表2のスライダ2のD−
Hのリンクパラメータ値に基づいて、A行列As0及び
びAs3も演算されるので、スライダ2の位置姿勢を示
す同次変換行列[Ts]を、数8を用いて、スライダ2
の動作位置dsj(j=1,2)に対して演算する。
【0192】次いで、ステップS618において、RA
M102に格納されている同次変換行列[Zt’’]、
[Zw’’]、[Et]、[Ew]を取り込む。そし
て、ツール4の先端の位置Otoolを、演算上のワー
ク座標系Σworkの原点Oworkに移動するように
ロボット1を動作させるロボット1の位置姿勢[Tm
a]を、上記演算されたポジショナ3の位置姿勢を示す
同次変換行列[Tp]と、上記演算されたスライダ2の
位置姿勢を示す同次変換行列[Ts]と、上記取り込ん
だ同次変換行列[Zt’’]、[Zw’’]、[E
t]、[Ew]と、並びに上記ステップS614におい
て取り込んだワーク座標系Σworkを基準としたツー
ル4の位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]に基づい
て次の数91を用いて演算する。
【0193】
【数91】 [Tma]=[Ts]-1・[Zt'']-1・[Zw'']・[Tp]・[Ew]・[wXt]・[Et]-1
【0194】さらに、ツール4の先端の位置Otool
が演算上のワーク座標系Σworkの原点Oworkに
おけるロボット1の位置姿勢を示す同次変換行列[Tm
a]を逆変換して、ロボット1の各関節変数θmai
(i=1,2,…,6)を演算し、上記数56を用い
て、ロボット1のモータ指令位置Pmai(i=1,
2,…,6)が演算される。これらのモータ指令位置P
maiのデータはデュアルポートRAM104、ラッチ
回路105及びサーボ制御回路106を介してモータM
O1乃至MO6に転送され、これによって、ロボット1
の各関節RJ1乃至RJ6を回転させ、ツール4の先端
の位置Otoolが演算上のワーク座標系Σworkの
原点Oworkに位置させる。
【0195】次いで、ステップS620において、ツー
ル4の先端の位置Otoolが演算上のワーク座標系Σ
workの原点Oworkに位置する距離センサSS
1,SS2,SS3のセンサ検出距離lx,ly,lz
を検出してRAM102に格納する。
【0196】上記格納された検出距離lx,ly,lz
は各距離センサSS1−SS3からワーク座標系Σwo
rkの原点Oworkまでの距離である。そこで予めR
OM101に格納された各距離センサSS1−SS3か
らTOOL座標系Σtoolの原点Otoolまでの距
離lx0,ly0,lz0とそれぞれ比較し、ワーク座
標系Σworkの原点Oworkの位置とツール座標系
Σtoolの原点Otoolの位置とが一致しているか
がステップS621において判断される。機械1,2,
3間の誤差が無い場合は、両者が一致する。なぜなら
ば、ステップS614で取り出し、それ以降の演算の基
礎となったワーク座標系Σworkを基準としたツール
4の位置姿勢のデータのうち位置のデータはすべて上述
のように0としているからである。このように両者が一
致したとき、当該第4の較正処理が完了したと判断し
て、リターンする。一方、一致しないときには、ステッ
プS622に進む。
【0197】ステップS622において、ツール座標系
Σtoolと各距離センサSS1,SS2,SS3の端
面との最短距離lx0、ly0、lz0と、上記ステッ
プS620において検出されたセンサ検出距離lx,l
y,lzと、上記ステップS610において取り込んだ
絶対座標系Σworldを基準としたワークベース座標
系ΣpのX軸、Y軸及びZ軸回りの姿勢成分の較正値α
wz’、βwz’、γwz’とに基づいて、絶対座標系
Σworldを基準としたワークベース座標系Σpの位
置成分の誤差△awz、△bwz、△cwzを、次の数
92を用いて演算する。
【0198】
【数92】 △awz={(lx−lx0)−(lz−lz0)・tanβwz'}・cosβwz' △bwz={(ly−ly0)−(lz−lz0)・tanαwz'}・cosαwz' △cwz={(lz−lz0)・cosαwz’・cosβwz’
【0199】次いで、ステップS623においては、上
記演算した位置成分の誤差△awz、△bwz、△cw
zを補正値として用いて、RAM102に格納されてい
る絶対座標系Σworldを基準としたワークベース座
標系Σpの位置成分awz、bwz、cwzを次の数9
3を用いて補正して、その較正値awz’,bwz’,
cwz’を演算する。
【0200】
【数93】awz’=awz+△awz bwz’=bwz+△bwz cwz’=cwz+△cwz
【0201】さらに、上記演算した位置成分の較正値a
wz’、bwz’、cwz’を、上記数5に代入し、較
正値awz’、bwz’、cwz’に対する、絶対座標
系Σworldを基準としたワークベース座標系Σpの
位置姿勢を示す同次変換行列[Zw’’’’]を、次の
数94を用いて演算する。
【数94】 [Zw'''']=Trans(awz',bwz',cwz')・Rot(X,αwz)・Rot(Y,βwz)・Rot(Z,γwz)
【0202】次いで、上記演算された較正値awz’、
bwz’、cwz’に対する絶対座標系Σworldを
基準としたワークベース座標系Σpの位置姿勢を示す同
次変換行列[Zw’’’’]を、[Zw]としてRAM
102に格納して更新する。これによって、第4の較正
処理が完了したとして、リターンする。
【0203】(4)教示作業と再生動作 以上の本発明に係る実施例の設置誤差の較正処理を当該
ロボットシステムの設置直後に実行することによって、
ロボット1とスライダ2及びポジショナ3の各々の間の
設置関係を示し、制御装置5内のRAM102に格納さ
れた同次変換行列[Zw]、[Zt]、[Ts]を実際
の設置状態に対応した値に修正することができる。この
後に、当該ロボットシステムに対して教示作業を行った
後に、再生動作である自動運転を行わせる。
【0204】もし当該較正処理を実行しない場合に、教
示作業と再生動作において発生する問題を、上記同次変
換行列[Zw]、[Zt]、[Ts]を対応し、当該較
正処理を実行しないときの設置関係を示す同次変換行列
[Zwq]、[Ztq]、[Tsq]を用いて、以下に
説明する。なお、当該ロボットシステムによる作業内容
は、ワーク取扱装置12とツール移動装置11の両方を
動かし、ワークとツール4との相対的な動作を行わせる
ものとする。
【0205】本実施例のロボットシステムに対して制御
装置5が実行する計算のうち、絶対座標系Σworld
を基準としたワーク座標系Σpの位置姿勢を示す同次変
換行列[worldXwork]は次の数95で表すこ
とができ、絶対座標系Σworldを基準としたツール
座標系Σtoolの位置姿勢を示す同次変換行列[wo
rldXtool]は次の数96で表すことができる。
【0206】
【数95】 [worldXwork]=[Zwq]・[Tp]・[Ew]
【数96】 [worldXtool]=[Ztq]・[Tsq]・[Tma]・[Et]
【0207】従って、上記数95と数96とから、ワー
ク座標系Σworkを基準としたツール座標系Σtoo
lの位置姿勢を示す同次変換行列[workXtoo
l]は、次の数97を用いて演算することができる。
【数97】 [workXtool] =[worldXwork]-1・[worldXtool] =[Ew]-1・[Tp]-1・[Zwq]-1・[Ztq]・[Tsq]・[Tma]・[Et]
【0208】教示作業において、例えば、ワーク座標系
Σworkを基準としたツール座標系Σtoolの位置
姿勢を示す整数i番目の同次変換行列[workXto
ol]を上記数97を用いて演算した後、[workX
tool]iとしてRAM102に格納し、次の整数
(i+1)番目のその同次変換行列を[workXto
ol]i+1としてRAM102に記憶したとする。こ
こで、両方の同次変換行列の記憶データ[workXt
ool]i,[workXtool]i+1は大きな設
置誤差を含むと、以下同様に繰り返し、大きな誤差を含
んだ記憶データによる作業プログラムが作成される。
【0209】こうした作業プログラムに基づき再生動作
をさせると、i番目からi+1番目への動作は、それぞ
れ設置誤差を有する同次変換行列[workXtoo
l]iと同次変換行列[workXtool]i+1と
によって演算された、大きな設置誤差を有する移動距離
Lqに基づいて動作を実行することになる。この間の動
作に要する所要時間Tsqは、指定されたi番目の相対
速度Viと、上記大きな設置誤差を有する移動距離Lq
とによって、次の数98によって演算される。この結
果、実際のワーク上の移動距離Lと、i番目の相対速度
Viによる期待する所要時間とが互いに大きく異なるこ
とになる。すなわち、指定した相対速度Viを実現でき
ないという問題点を生じる。
【数98】Tsq=Lq÷Vi
【0210】従って、以上の本実施例の設置誤差の較正
処理を当該ロボットシステムの設置直後に実行すること
によって、設置誤差を無くし、これによって、教示作業
後に実行する再生作業を実行するときに、教示作業で指
示された作業内容と実質的に同一の作業内容を実現する
ことができ、例えば「ワークとツール4との間で所望の
相対速度を実現できない」という上述の問題点を解決す
ることができる。
【0211】(5)変形例 (5−1)第1の変形例 以上の実施例において、図6の(a)に示すように、産
業用ロボットシステムにおいてスライダ2が無い場合
は、上記設置誤差ε3及びε4が存在せず、図27に示
すように、設置誤差ε2を較正する第3の較正処理(ス
テップS3)と、設置誤差ε1を較正する第4の較正処
理(ステップS4)のみを順次実行するように構成して
もよい。
【0212】この変形例において取り扱う数式は、基本
的には上記の実施例と同じであるが、上記スライダ2が
無い事による対応を以下に説明する。スライダ2が存在
しないことより、スライダ2の位置姿勢の同次変換行列
[Ts]は、不要となる。すなわち、数4は不要とな
る。また、スライダ2の機械原点に設定したツールベー
ス座標系Σs及びツール側メカニズムニカルインターフ
ェイス座標系Σtmは無い。そこで、絶対座標系Σwo
rldを基準としたツールベース座標系Σsの位置姿勢
を表す同次変換行列[Zt]は不要であり、ロボット1
の機械原点Omに設定したツール機械座標系Σmと絶対
座標系Σworldとは、一致しているとして取り扱
う。ここで、同次変換行列[Ts]および[Zt]は不
要となるから、ロボットシステムの各構成要素の位置姿
勢に関する数式、すなわち、上記実施例における数11
は、次の数99に置き換える。
【数99】 [Tma]・[Et]=[Zw]・[Tp]・[Ew]・[wXt]
【0213】設置誤差ε2を較正する第3の較正処理
(ステップS3)においては、次のように変更される。
まず、ステップS31の角度γwzの較正処理におい
て、S311におけるスライダ2の動作位置dsj(j
=1,2)の読み出しから同次変換行列[Ts]の演算
までが不要となる。さらに、ステップS318において
は同次変換行列[Zt]の読み出しが不要であり、ワー
ク座標系Σworkを基準としたツール4の先端Oto
olの位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]は上記実
施例における数63から、次の数100に置き換える。
【数100】 また、ステップS322において演算するポジションB
4におけるロボット1の位置姿勢[Tma’]は上記実
施例における数67から、次の数101に置き換える。
【数101】 [Tma']=[Zw]・[Tp]・[Ew]・[wXt']・[Et]-1
【0214】ステップ32の角度βwzの較正処理にお
いて、ステップS411におけるスライダ2の動作位置
dsj(j=1,2)の読み出しから同次変換行列[T
s]の演算までが不要となる。さらに、ステップS41
8においては同次変換行列[Zt]の読み出しが不要で
あり、ワーク座標系Σworkを基準としたツール4の
先端Otoolの位置姿勢を示す同次変換行列[wX
t]は上記実施例における数72から、次の数102に
置き換える。
【数102】 また、ステップS422において演算するポジションB
4におけるロボット1の位置姿勢[Tma’]は上記実
施例における数76から、次の数103に置き換える。
【数103】 [Tma']=[Zw']・[Tp]・[Ew]・[wXt']・[Et]-1
【0215】ステップ33の角度αwzの較正処理にお
いて、S511におけるスライダ2の動作位置dsj
(j=1,2)の読み出しから同次変換行列[Ts]の
算出までが不要となる。さらに、ステップS518にお
いては同次変換行列[Zt]の読み出しが不要であり、
ワーク座標系Σworkを基準としたツール4の先端O
toolの位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]は上
記実施例における数82から、次の数104に置き換え
る。
【数104】 また、ステップS522において算出するポジションB
4におけるロボット1の位置姿勢[Tma’]は上記実
施例における数85から、次の数105に置き換える。
【数105】 [Tma']=[Zw"]・[Tp]・[Ew]・[wXt']・[Et]-1
【0216】設置誤差ε1を較正する第4の較正処理
(ステップS4)においては、次のように変更される。
まず、ステップS615はスキップし実行しない。そし
て、ステップS618においては、同次変換行列[Z
t]の読み出しが不要であり、ステップS618におい
て算出するロボット1の位置姿勢[Tma]は上記実施
例における数91から、次の数106に置き換える。
【数106】 [Tma]=[Zw"]・[Tp]・[Ew]・[wXt]・[Et]-1
【0217】(5−2)第2の変形例 以上の実施例において、図6の(b)に示すように、産
業用ロボットシステムにおいてポジショナ3が無い場合
は、上記設置誤差ε2が存在せず、図28に示すよう
に、設置誤差ε3を較正する第1の較正処理(ステップ
S1)と、設置誤差ε4を較正する第2の較正処理(ス
テップS2)と、設置誤差ε1を較正する第4の較正処
理(ステップS4)のみを順次実行するように構成して
もよい。
【0218】この変形例において取り扱う数式は、基本
的には上記の実施例と同じであるが、前記構成要素が無
い事による対応を下記に説明する。ポジショナ3が存在
しないことより、ポジショナ3の位置姿勢の同次変換行
列[Tp]は、不要となる。すなわち、数9は不要とな
る。また、ポジショナ3の機械原点に設定したワークベ
ース座標系Σpおよびワーク側メカニズムニカルインタ
ーフェイス座標系Σwmは無い。そこで、ワーク側メカ
ニズムニカルインターフェイス座標系Σwmを基準とし
たワーク座標系Σworkの位置姿勢を表す同次変換行
列[Ew]は不要である。そして、絶対座標系Σwor
ldを基準としたワーク座標系Σworkの位置姿勢を
示す同次変換行列を、同次変換行列[Zw]として取り
扱う。同次変換行列[Tp]及び同次変換行列[Ew]
は不要となるから、ロボットシステムの各構成要素の位
置姿勢に関する数式、すなわち、上記実施例における数
11は、次の数107に置き換える。
【数107】 [Zt]・[Ts]・[Tma]・[Et]=[Zw]・[wXt]
【0219】設置誤差ε4を較正する第2の較正処理
(ステップS2)においては、次のように変更される。
まず、ステップS210における、ポジショナ3の関節
変数θpk(k=1,2)の計算は不要となり、ステッ
プS211における、ポジショナ3のA行列の計算およ
びポジショナ3の位置姿勢を示す同次変換行列[Tp]
の演算は不要となる。さらに、S214においては、ワ
ーク座標系Σworkを基準としたツール4の先端Ot
oolの位置姿勢を示す同次変換行列[wXt]は上記
実施例における数53から、次の数108に置き換え
る。
【数108】 [wXt]=[Zw]-1・[Zt"]・[Ts]・[Tma]・[Et] また、ステップS216において演算するポジショナB
3におけるロボット1の位置姿勢[Tma’]は上記実
施例における数55から、次の数109に置き換える。
【数109】 [Tma']=[Ts']-1・[Zt"]-1・[Zw]・[wXt]・[Et]-1
【0220】設置誤差ε1を較正する第4の較正処理
(ステップS4)においては、次の変更となる。まず、
較正処理を実施する準備作業として、ポジショナ3のテ
ーブル平面に相当する円板(図示せず)をワークの基準
点であるワーク座標系に設置する。そして、当該較正処
理においては、ステップS610及びステップS611
はスキップし実行しない。そして、ステップS618に
おいては、同次変換行列[Ew]の読み出しが不要であ
り、ステップS618において演算するロボット1の位
置姿勢[Tma]は上記実施例における数91から、次
の数110に置き換える。この変形例では、第3の較正
処理(ステップS3)は実行しないので同次変換行列
[Zw]は初期設定と同一である。
【数110】 [Tma]=[Ts]-1・[Zt"]-1・[Zw]・[wXt]・[Et]-1 また、ステップS622においては、数21,数22,
数23によって、予め設定した絶対座標系Σworld
を基準としたワーク座標系Σworkの位置姿勢を示す
同次変換行列[Zw]の姿勢成分αwz,βwz,γw
zを用い、これらをそれぞれαwz’,βwz’,γw
z’として取り扱う。そして、絶対座標系Σworld
を基準としたワーク座標系Σworkの位置姿勢を同次
変換行列[Zw]の位置成分の誤差Δawz、Δbw
z、Δcwzを演算した後、位置成分の較正値aw
z’、bwz’、cwz’を演算する。
【0221】(5−3)第3の変形例 以上の実施例において、図6の(c)に示すように、産
業用ロボットシステムにおいてスライダ2とポジショナ
3が無い場合は、上記設置誤差ε1のみしか存在せず、
図29に示すように、設置誤差ε1を較正する第4の較
正処理(ステップS4)のみを実行するように構成して
もよい。
【0222】この変形例において取り扱う数式は、基本
的には上記の実施例と同じであるが、前記構成要素が無
い事による対応を下記に説明する。スライダ2が存在し
ないことより、スライダ2の位置姿勢の同次変換行列
[Ts]は、不要となる。すなわち、数4は不要とな
る。また、スライダ2の機械原点Osに設定したツール
ベース座標系Σs及びツール側メカニズムニカルインタ
ーフェイス座標系Σtmは無い。そこで、絶対座標系Σ
worldを基準としたツールベース座標系Σsの位置
姿勢を表す同次変換行列[Zt]は不要であり、ロボッ
ト1の機械原点Omに設定したツール機械座標系Σmと
絶対座標系Σworldとは、一致しているとして取り
扱う。さらに、ポジショナ3が存在しないことにより、
ポジショナ3の位置姿勢の同次変換行列[Tp]は、不
要となる。すなわち、数9は不要となる。ポジショナ3
の機械原点に設定したワークベース座標系Σpおよびワ
ーク側メカニズムニカルインターフェイス座標系Σwm
は無い。そこで、ワーク側メカニズムニカルインターフ
ェイス座標系Σwmを基準としたワーク座標系Σwor
kの位置姿勢を表す同次変換行列[Ew]は不要であ
る。そして、絶対座標系Σworldを基準としたワー
ク座標系Σworkの位置姿勢を示す同次変換行列を、
同次変換行列[Zw]として取り扱う。同次変換行列
[Ts],[Zt],[Tp]および[Ew]は不要と
なるから、ロボットシステムの各構成要素の位置姿勢に
関する数式、すなわち、上記実施例における数11は、
次の数111に置き換える。
【数111】 [Tma]・[Et]=[Zw]・[wXt]
【0223】設置誤差ε1を較正する第4の較正処理
(ステップS4)においては、次のように変更される。
まず、較正処理を実施する準備作業として、ポジショナ
3のテーブル平面に相当する円板(図示せず)をワーク
の基準点であるワーク座標系に設置する。そして、較正
処理においては、まず、ステップS610、ステップS
611、ステップS615はスキップし実行しない。そ
して、ステップS618においては、同次変換行列[Z
t]及び同次変換行列[Ew]の読み出しが不要であ
り、ステップS618において算出するロボット1の位
置姿勢を示す同次変換行列[Tma]は上記実施例にお
ける数91から、次の数112に置き換える。この変形
例では、第3の較正処理(ステップS3)は実行しない
ので同次変換行列[Zw]は初期設定と同一である。
【数112】 [Tma]=[Zw]・[wXt]・[Et]-1 また、ステップS622においては、数21,数22,
数23によって、予め設定した絶対座標系Σworld
を基準としたワーク座標系Σworkの位置姿勢を示す
同次変換行列[Zw]の姿勢成分αwz,βwz,γw
zを用いて、これらをそれぞれαwz’,βwz’,γ
wz’として取り扱う。そして、絶対座標系Σworl
dを基準としたワーク座標系Σworkの位置姿勢を同
次変換行列[Zw]の位置成分の誤差Δawz,Δbw
z,Δcwzを演算した後、位置成分の較正値aw
z’,bwz’,cwz’を演算する。
【0224】なお、上記第2又は第3の変形例における
ように第3の較正処理を実行せず第4の較正処理を実行
する場合は、ステップS610において入力データとし
て用いる、絶対座標系を基準としたワークベース座標系
の姿勢成分の較正値はRAM102に格納されているそ
れらの姿勢成分を用いる。
【0225】(5−4)第4の変形例 以上の実施例において、ワーク取扱装置12にポジショ
ナ3を用いているが、本発明はこれに限らず、例えば6
自由度のロボット(図示せず。以下、第2のロボットと
いう。)を用いてもよい。この場合の処理における上記
実施例との相違点について以下に詳述する。ここで、相
違するのは、第1乃至第4の較正処理のうち第3と第4
の較正処理である。
【0226】(a)第2のロボットの位置姿勢を示す同
次変換行列[Tp]は次の数113で表される。
【数113】 [Tp]=Ap0・Ap1・Ap2・Ap3・Ap4・Ap5・Ap6
【0227】(b)第3の較正処理のうち角度γwz較
正処理(図34のステップS31)において、ポジショ
ナ3のテーブル平面に相当する円板(図示せず。)を第
2のロボットの先端の把持させる。そして、第2のロボ
ットの設置基準面をワークベース座標系Σpとする。こ
こで、ステップS310においては、上記円板が絶対座
標系ΣworldのX−Y平面に対して90°だけ傾斜
した状態、すなわちαwz=0,βwz=−90°,γ
wz=0に設定し、そのときの当該円板の位置姿勢を示
す同次変換行列[Tp]・[Ew]を予めRAM102
に格納する。次いで、当該同次変換行列[Tp]・[E
w]に基づいて第2のロボットの位置姿勢を示す同次変
換行列[Tp]を演算し、さらに、当該同次変換行列
[Tp]を逆変換することによって第2のロボットの各
関節変数θpk(k=1,2,…,6)を演算し、上記
実施例と同様に第2のロボットを動作させる。
【0228】(c)第3の較正処理のうち角度βwz較
正処理(図35のステップS32)において、ポジショ
ナ3のテーブル平面に相当する円板(図示せず。)を第
2のロボットの先端の把持させる。そして、第2のロボ
ットの設置基準面をワークベース座標系Σpとする。こ
こで、ステップS410においては、上記円板が絶対座
標系ΣworldのX−Y平面と平行となる状態、すな
わちαwz=0,βwz=0,γwz=0に設定し、そ
のときの当該円板の位置姿勢を示す同次変換行列[T
p]・[Ew]を予めRAM102に格納する。次い
で、当該同次変換行列[Tp]・[Ew]に基づいて第
2のロボットの位置姿勢を示す同次変換行列[Tp]を
演算し、さらに、当該同次変換行列[Tp]を逆変換す
ることによって第2のロボットの各関節変数θpk(k
=1,2,…,6)を演算し、上記実施例と同様に第2
のロボットを動作させる。
【0229】(d)第3の較正処理のうち角度γwz較
正処理(図35のステップS33)において、ポジショ
ナ3のテーブル平面に相当する円板(図示せず。)を第
2のロボットの先端の把持させる。そして、第2のロボ
ットの設置基準面をワークベース座標系Σpとする。こ
こで、ステップS510においては、上記円板が絶対座
標系ΣworldのX−Y平面と平行となる状態、すな
わちαwz=0,βwz=0,γwz=0に設定し、そ
のときの当該円板の位置姿勢を示す同次変換行列[T
p]・[Ew]を予めRAM102に格納する。次い
で、当該同次変換行列[Tp]・[Ew]に基づいて第
2のロボットの位置姿勢を示す同次変換行列[Tp]を
演算し、さらに、当該同次変換行列[Tp]を逆変換す
ることによって第2のロボットの各関節変数θpk(k
=1,2,…,6)を演算し、上記実施例と同様に第2
のロボットを動作させる。
【0230】(e)第4の較正処理(図37)におい
て、ポジショナ3のテーブル平面に相当する円板(図示
せず。)を第2のロボットの先端の把持させる。そし
て、第2のロボットの設置基準面をワークベース座標系
Σpとする。ここで、ステップS611においては、上
記円板が絶対座標系ΣworldのX−Y平面と平行と
なる状態に設定し、そのときの当該円板の位置姿勢を示
す同次変換行列[Tp]・[Ew]を予めRAM102
に格納する。次いで、当該同次変換行列[Tp]・[E
w]に基づいて第2のロボットの位置姿勢を示す同次変
換行列[Tp]を演算し、さらに、当該同次変換行列
[Tp]を逆変換することによって第2のロボットの各
関節変数θpk(k=1,2,…,6)を演算し、上記
実施例と同様に第2のロボットを動作させる。
【0231】(5−5)第5の変形例 以上の実施例において、図1に示す産業用ロボットシス
テムにおいてスライダ2が、図示した2軸のスライダで
はなく、1軸のスライダの場合には、設置誤差ε3を較
正する第1の較正処理(ステップS1)において、ステ
ップS110からステップS132を実行し、「αe」
と「γe」を算出する。そして、ステップ150以降は
スキップし実行しないことで較正処理が出来る。また、
3軸のスライダの場合には、本実施例に該当する2軸の
みを、本実施例に従って、「αe」と「βe」と「γ
e」とを算出することによって、設置関係の較正ができ
る。
【0232】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、所
定の作業を行うツールと、上記ツールを移動させる第1
の関節手段とを含むツール移動装置と、被作業物である
ワークを含むワーク取扱装置とを備えた産業用ロボット
システムの設置誤差較正方法であって、上記ツールの位
置が上記ワークに設定されたワークベース座標系の原点
となるように上記第1の関節手段を制御して、上記第1
の関節手段の制御の前後における上記ツールの先端と、
上記ワークベース座標系の原点にその1頂点が一致する
ように載置された直方体のブロックとの間の各距離を測
定し、上記測定された各距離に基づいて、所定の絶対座
標系を基準とした上記ワークベース座標系の位置の誤差
を演算し、上記演算した誤差に基づいて絶対座標系を基
準とした上記ワークベース座標系の位置を較正する。従
って、当該較正処理を上記産業用ロボットシステムの設
置直後に実行することによって、設置誤差を無くし、こ
れによって、教示作業後に実行する再生作業を実行する
ときに、教示作業で指示された作業内容と実質的に同一
の作業内容を実現することができ、ツールとワークの相
対的な位置と速度の精度を向上させることができる。こ
れにより、例えば「ワークとツールとの間で所望の相対
速度を実現できない」という上述の問題点を解決するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施例である産業用ロボット
システムとその設置誤差較正制御装置を示す斜視図であ
る。
【図2】 図1の産業用ロボットシステムの各装置にお
けるリンク及び関節を示す機構図である。
【図3】 図1の較正制御装置のブロック図である。
【図4】 図1の産業用ロボットシステムの各装置(ス
ライダを除く。)における各関節の構成を示す斜視図、
並びに較正制御装置内のサーボ制御回路のブロック図で
ある。
【図5】 図1の実施例の産業用ロボットシステムの各
設置誤差を示す模式図である。
【図6】 (a)は第1の変形例の産業用ロボットシス
テムの各設置誤差を示す模式図であり、(b)は第2の
変形例の産業用ロボットシステムの各設置誤差を示す模
式図であり、(c)は第3の変形例の産業用ロボットシ
ステムの各設置誤差を示す模式図である。
【図7】 図1の産業用ロボットシステムに設けられた
各座標系の関連を示す平面図である。
【図8】 図1の産業用ロボットシステムに設けられた
各座標系の関連を示す正面図である。
【図9】 図1の産業用ロボットシステムに設けられた
各座標系の関連を示す側面図である。
【図10】 図1の産業用ロボットシステムに設けられ
た各座標系において各設置誤差を示す平面図である。
【図11】 図1の産業用ロボットシステムに設けられ
た各座標系において各設置誤差を示す正面図である。
【図12】 図1の産業用ロボットシステムに設けられ
た各座標系において各設置誤差を示す側面図である。
【図13】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
1の較正処理を実行するときにロボットをスライダの第
1軸L11に沿って所定の距離DL1だけ移動させたと
きの装置構成を示す斜視図である。
【図14】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
1の較正処理を実行するときにロボットをスライダの第
1軸L11に沿って所定の距離DL1だけ移動させたと
きのブロックBK1付近の装置構成を示す平面図であ
る。
【図15】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
1の較正処理を実行するときにロボットをスライダの第
2軸L12に沿って所定の距離DL2だけ移動させたと
きの装置構成を示す斜視図である。
【図16】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
1の較正処理を実行するときにロボットをスライダの第
2軸L12に沿って所定の距離DL2だけ移動させたと
きのブロックBK1付近の装置構成を示す平面図であ
る。
【図17】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
2の較正処理を実行するときの設置誤差を示す平面図で
ある。
【図18】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
2の較正処理を実行するときの距離センサとブロックB
K1との位置関係を示す斜視図である。
【図19】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
2の較正処理を実行するときの距離センサとブロックB
K1との位置関係を示す平面図である。
【図20】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
3の較正処理のうちの角度γwz較正処理を実行すると
きの設置誤差を示す正面図である。
【図21】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
3の較正処理のうちの角度βwz較正処理を実行すると
きの設置誤差を示す正面図である。
【図22】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
3の較正処理のうちの角度αwz較正処理を実行すると
きの設置誤差を示す正面図である。
【図23】 (a)は図1の産業用ロボットシステムに
おいて第4の較正処理を実行するときの設置誤差を示す
平面図であり、(b)はその正面図である。
【図24】 図1の産業用ロボットシステムにおいて第
4の較正処理を実行するときの設置誤差を示す側面図で
ある。
【図25】 (a)は図1の産業用ロボットシステムに
おいて第4の較正処理を実行するときの距離せンサの配
置を示す平面図であり、(b)はその正面図であり、
(c)はその側面図である。
【図26】 図1の実施例の較正制御装置において実行
される設置誤差較正処理のメインルーチンである。
【図27】 第1の変形例の較正制御装置において実行
される設置誤差較正処理のメインルーチンである。
【図28】 第2の変形例の較正制御装置において実行
される設置誤差較正処理のメインルーチンである。
【図29】 第3の変形例の較正制御装置において実行
される設置誤差較正処理のメインルーチンである。
【図30】 図26及び図28の第1の較正処理(ステ
ップS1)の第1の部分を示すフローチャートである。
【図31】 図26及び図28の第1の較正処理(ステ
ップS1)の第2の部分を示すフローチャートである。
【図32】 図26及び図28の第2の較正処理(ステ
ップS2)を示すフローチャートである。
【図33】 図26及び図27の第3の較正処理(ステ
ップS3)を示すフローチャートである。
【図34】 図33の角度γwz較正処理(ステップS
31)を示すフローチャートである。
【図35】 図33の角度βwz較正処理(ステップS
32)を示すフローチャートである。
【図36】 図33の角度αwz較正処理(ステップS
33)を示すフローチャートである。
【図37】 図26、図27、図28及び図29の第4
の較正処理(ステップS4)を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…ロボットマニピュレータ(ロボット)、 2…スライダ、 3…ポジショナ、 4…ツール、 5…較正制御装置、 11…ツール移動装置、 12…ワーク取扱装置、 20…ティーチングボックス、 21…操作ボックス、 100…CPU、 101…ROM、 102…RAM、 103…インターフェース、 104…デュアルポートRAM、 105…ラッチ回路、 106,107,108…サーボ制御回路、 110…クロック発生器、 111…分周器、 RJ1乃至RJ6、RJ11乃至RJ13,RJ21乃
至RJ23……関節、 L1乃至L6、L11乃至L13,L21乃至L23…
リンク、 MO1乃至M10…モータ、 SN1乃至SN10…センサ、 RE1乃至RE10…減速機、 J1,J2,J3…治具、 ε1,ε2,ε3,ε4…設置誤差、 Δαtz,Δβtz,Δγtz,Δθs3,Δαwz,
Δβwz,Δγwz…ねじれ角度、 [Zt]…絶対座標系を基準としたツールベース座標系
の位置姿勢を示す同次変換行列、 [Zt’],[Zt’’]…絶対座標系を基準としたツ
ールベース座標系の位置姿勢を示す同次変換行列の較正
値、 [Zw]…絶対座標系を基準としたワークベース座標系
の位置姿勢を示す同次変換行列、 [Zw’],[Zw’’],[Zw’’’],[Z
w’’’’]…絶対座標系を基準としたワークベース座
標系の位置姿勢を示す同次変換行列の較正値、 BK1,BK2…直方体のブロック、 SS1,SS2,SS3…距離センサ、 Otool…ツールの先端。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の作業を行うツールと、上記ツール
    を移動させる第1の関節手段とを含むツール移動装置
    と、 被作業物であるワークを含むワーク取扱装置とを備えた
    産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法であって、 上記ツールの位置が上記ワークに設定されたワークベー
    ス座標系の原点となるように上記第1の関節手段を制御
    して、上記第1の関節手段の制御の前後における上記ツ
    ールの先端と、上記ワークベース座標系の原点にその1
    頂点が一致するように載置された立方体のブロックとの
    間の各距離を測定する第1のステップと、 上記第1のステップにおいて測定された各距離に基づい
    て、所定の絶対座標系を基準とした上記ワークベース座
    標系の位置の誤差を演算し、上記演算した誤差に基づい
    て絶対座標系を基準とした上記ワークベース座標系の位
    置を較正する第2のステップとを含むことを特徴とする
    産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法。
  2. 【請求項2】 上記ワーク取扱装置は、上記ワークを移
    動させる第2の関節手段をさらに含み、上記設置誤差較
    正方法はさらに、 上記ツールの位置を所定の第1の位置から所定の第2の
    位置に移動させるように上記第2の関節手段を制御し
    て、上記第2の関節手段の制御の前後における上記ツー
    ルの先端と上記第2の関節手段との間の各距離を測定す
    る第3のステップと、 上記第3のステップにおいて測定された各距離に基づい
    て、上記ツールのずれ量を演算しかつ上記絶対座標系を
    基準とした上記ワークベース座標系の位置姿勢の誤差を
    演算し、上記演算した誤差に基づいて上記絶対座標系を
    基準とした上記ワークベース座標系の位置姿勢を較正す
    る第4のステップとを含むことを特徴とする請求項1記
    載の産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法。
  3. 【請求項3】 上記ツール移動装置は、上記第1の関節
    手段を所定の軸方向に沿って移動させる第3の関節手段
    をさらに含み、上記設置誤差較正方法はさらに、 上記第1の関節手段を上記所定の軸方向に沿って所定の
    第3の位置から所定の第4の位置に移動させるように上
    記第3の関節手段を制御して、上記ツールの先端に治具
    を介して設けられた距離測定手段を用いて、上記第3の
    関節手段の制御の前後におけるその各面が上記絶対座標
    系の各軸方向に平行となるように載置された直方体のブ
    ロックの各面との各距離を測定する第5のステップと、 上記第5のステップにおいて測定された各距離に基づい
    て、上記絶対座標系を基準とした上記ツールに設定され
    たツールベース座標系の位置姿勢のねじれ角度を演算
    し、上記演算したねじれ角度に基づいて上記絶対座標系
    を基準とした上記ツールに設定されたツールベース座標
    系の位置姿勢を較正する第6のステップと、 上記ワークを基準とした上記ツールの位置姿勢を一定と
    する条件のもとで、上記第1の関節手段を上記所定の軸
    方向に沿って所定の第5の位置から所定の第6の位置に
    移動させるように上記第1の関節手段と上記第3の関節
    手段とを制御して、上記第1の関節手段と上記第3の関
    節手段の制御の前後における上記ツールの先端と所定の
    固体位置との間の各距離を測定する第7のステップと、 上記第7のステップにおいて測定された各距離に基づい
    て、上記第3の関節手段の上記所定の軸方向に対する上
    記ツールベース座標系のねじれ角度を演算し、上記演算
    したねじれ角度に基づいて上記第3の関節手段の上記所
    定の軸方向に対する上記ツールベース座標系のねじれ角
    度を較正する第8のステップとを含むことを特徴とする
    請求項1又は2記載の産業用ロボットシステムの設置誤
    差較正方法。
  4. 【請求項4】 所定の作業を行うツールと、上記ツール
    を移動させる第1の関節手段とを含むツール移動装置
    と、 被作業物であるワークを含むワーク取扱装置とを備えた
    産業用ロボットシステムにおいて、 上記ツールの位置が上記ワークに設定されたワークベー
    ス座標系の原点となるように上記第1の関節手段を制御
    する第1の制御手段と、 上記第1の関節手段の先端に設けられ、上記第1の制御
    手段の動作の前後における上記ツールの先端と上記ワー
    クベース座標系の原点にその1頂点が一致するように載
    置された直方体のブロックとの間の各距離を測定する第
    1の測定手段と、 上記第1の測定手段によって測定された各距離に基づい
    て、所定の絶対座標系を基準とした上記ワークベース座
    標系の位置の誤差を演算し、上記演算した誤差に基づい
    て絶対座標系を基準とした上記ワークベース座標系の位
    置を較正する第1の較正手段とを備えたことを特徴とす
    る産業用ロボットシステムの設置誤差較正制御装置。
  5. 【請求項5】 上記ワーク取扱装置は、上記ワークを移
    動させる第2の関節手段をさらに含み、上記設置誤差較
    正制御装置はさらに、 上記ツールの位置を所定の第1の位置から所定の第2の
    位置に移動させるように上記第2の関節手段を制御する
    第2の制御手段と、 上記第1の関節手段の先端に設けられ、上記第2の制御
    手段の動作の前後における上記ツールの先端と上記第2
    の関節手段との間の各距離を測定する第2の測定手段
    と、 上記第2の測定手段によって測定された各距離に基づい
    て、上記ツールのずれ量を演算しかつ所定の絶対座標系
    を基準とした上記ワークベース座標系の位置姿勢の誤差
    を演算し、上記演算した誤差に基づいて上記絶対座標系
    を基準とした上記ワークベース座標系の位置姿勢を較正
    する第2の較正手段とを備えたことを特徴とする請求項
    4記載の産業用ロボットシステムの設置誤差較正制御装
    置。
  6. 【請求項6】 上記ツール移動装置は、上記第1の関節
    手段を所定の軸方向に沿って移動させる第3の関節手段
    をさらに含み、上記設置誤差較正制御装置はさらに、 上記第1の関節手段を上記所定の軸方向に沿って所定の
    第3の位置から所定の第4の位置に移動させるように上
    記第3の関節手段を制御する第3の制御手段と、 上記ツールの先端に治具を介して設けられ、上記第3の
    関節手段の制御の前後におけるその各面が上記絶対座標
    系の各軸方向に平行となるように載置された直方体のブ
    ロックの各面との各距離を測定する第3の測定手段と、 上記第3の測定手段によって測定された各距離に基づい
    て、上記絶対座標系を基準とした上記ツールに設定され
    たツールベース座標系の位置姿勢のねじれ角度を演算
    し、上記演算したねじれ角度に基づいて上記絶対座標系
    を基準とした上記ツールに設定されたツールベース座標
    系の位置姿勢を較正する第3の較正手段と、 上記ワークを基準とした上記ツールの位置姿勢を一定と
    する条件のもとで、上記第1の関節手段を上記所定の軸
    方向に沿って所定の第5の位置から所定の第6の位置に
    移動させるように上記第1の関節手段と上記第3の関節
    手段とを制御する第4の制御手段と、 上記ツールの先端と所定の固体位置との間の各距離を測
    定する第4の測定手段と、 上記第4の測定手段によって測定された各距離に基づい
    て、上記第3の関節手段の上記所定の軸方向に対する上
    記ツールベース座標系のねじれ角度を演算し、上記演算
    したねじれ角度に基づいて上記第3の関節手段の上記所
    定の軸方向に対する上記ツールベース座標系のねじれ角
    度を較正する第4の較正手段とを備えたことを特徴とす
    る請求項4又は5記載の産業用ロボットシステムの設置
    誤差較正制御装置。
JP08993693A 1993-04-16 1993-04-16 産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法及び較正制御装置 Expired - Lifetime JP3263175B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08993693A JP3263175B2 (ja) 1993-04-16 1993-04-16 産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法及び較正制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08993693A JP3263175B2 (ja) 1993-04-16 1993-04-16 産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法及び較正制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06301411A true JPH06301411A (ja) 1994-10-28
JP3263175B2 JP3263175B2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=13984590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08993693A Expired - Lifetime JP3263175B2 (ja) 1993-04-16 1993-04-16 産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法及び較正制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3263175B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230918A (ja) * 2004-02-04 2005-09-02 Janome Sewing Mach Co Ltd ロボット
WO2007138756A1 (ja) * 2006-05-31 2007-12-06 Panasonic Corporation 回転中心点算出方法、回転軸線算出方法、プログラムの作成方法、動作方法およびロボット装置
KR100785477B1 (ko) * 2006-10-20 2007-12-13 삼성중공업 주식회사 파이프 자동 정렬 장치의 레이저 비젼 시스템을 이용한 캘리브레이션 방법
JP2008207274A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Kobe Steel Ltd 工業用ロボット
JP2009104317A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Okuma Corp 数値制御方法及び数値制御装置
ES2346030A1 (es) * 2009-03-30 2010-10-07 Alberto Gonzalo Carracedo Procedimiento para el sellado de vias de agua y reparacion de las juntas y la fisuracion en presas y la roca de cimentacion, sin necesidad de desmebalsar y sin suspender la explotacion. y reparacion de juntas y grietas en presas.
JP2011183535A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Shinmaywa Industries Ltd 教示点補正装置及び教示点補正方法
WO2014050829A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 三菱重工業株式会社 加工装置の制御装置、加工装置、及び加工データの補正方法
KR101888465B1 (ko) * 2017-12-06 2018-08-16 김진식 Cnc 공작기계 티칭시스템
CN112643665A (zh) * 2019-10-10 2021-04-13 北京京东乾石科技有限公司 一种绝对位姿传感器安装误差的标定方法和装置
CN112873204A (zh) * 2021-01-13 2021-06-01 深圳瀚维智能医疗科技有限公司 机器人标定方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN114102595A (zh) * 2021-11-29 2022-03-01 苏州艾利特机器人有限公司 一种机器人标定方法、标定组件及存储介质
CN114310877A (zh) * 2021-03-09 2022-04-12 香港科能有限公司 机器人协同系统及其应用和加工精度评价方法
CN114434445A (zh) * 2022-01-26 2022-05-06 深圳市越疆科技有限公司 机械臂安装角度标定方法、装置、安装控制装置和介质
CN116499356A (zh) * 2023-03-21 2023-07-28 中国航空工业集团公司北京航空精密机械研究所 基于用作参考基准的靶标装置的基准坐标系的建立方法
CN116652950A (zh) * 2023-06-06 2023-08-29 蓝思智能机器人(长沙)有限公司 并联机器人的零点标定方法、装置、电子设备及存储介质
CN117226857A (zh) * 2023-11-15 2023-12-15 北京集度科技有限公司 机器人工具坐标原点的标定方法、标定装置及介质
CN117788604A (zh) * 2023-12-29 2024-03-29 珠海广浩捷科技股份有限公司 一种通过已标定机器人进行相机标定的方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117798463A (zh) * 2023-12-29 2024-04-02 浙大城市学院 金属结构件多轴3d打印装置及电弧增材方法

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005230918A (ja) * 2004-02-04 2005-09-02 Janome Sewing Mach Co Ltd ロボット
WO2007138756A1 (ja) * 2006-05-31 2007-12-06 Panasonic Corporation 回転中心点算出方法、回転軸線算出方法、プログラムの作成方法、動作方法およびロボット装置
JPWO2007138756A1 (ja) * 2006-05-31 2009-10-01 パナソニック株式会社 回転中心点算出方法、回転軸線算出方法、プログラムの作成方法、動作方法およびロボット装置
JP4613955B2 (ja) * 2006-05-31 2011-01-19 パナソニック株式会社 回転軸線算出方法、プログラムの作成方法、動作方法およびロボット装置
US7957834B2 (en) 2006-05-31 2011-06-07 Panasonic Corporation Method for calculating rotation center point and axis of rotation, method for generating program, method for moving manipulator and positioning device, and robotic system
KR100785477B1 (ko) * 2006-10-20 2007-12-13 삼성중공업 주식회사 파이프 자동 정렬 장치의 레이저 비젼 시스템을 이용한 캘리브레이션 방법
JP2008207274A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Kobe Steel Ltd 工業用ロボット
JP2009104317A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Okuma Corp 数値制御方法及び数値制御装置
ES2346030A1 (es) * 2009-03-30 2010-10-07 Alberto Gonzalo Carracedo Procedimiento para el sellado de vias de agua y reparacion de las juntas y la fisuracion en presas y la roca de cimentacion, sin necesidad de desmebalsar y sin suspender la explotacion. y reparacion de juntas y grietas en presas.
WO2010112621A1 (es) * 2009-03-30 2010-10-07 Alberto Gonzalo Carracedo Procedimiento para el sellado de vias de agua y reparacion de las juntas y la fisuracion en presas y la roca de cimentacion, sin necesidad de desembalsar y sin suspender la explotacion. y reparacion de juntas y grietas en presas
ES2346030B1 (es) * 2009-03-30 2011-06-15 Alberto Gonzalo Carracedo Procedimiento para el sellado de vias de agua y reparacion de las juntas y la fisuracion en presas y la roca de cimentacion, sin necesidad de desmebalsar y sin suspender la explotacion. y reparacion de juntas y grietas en presas.
JP2011183535A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Shinmaywa Industries Ltd 教示点補正装置及び教示点補正方法
US9897993B2 (en) 2012-09-25 2018-02-20 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Control device for machining apparatus, machining apparatus, and correction method of machining data
WO2014050829A1 (ja) * 2012-09-25 2014-04-03 三菱重工業株式会社 加工装置の制御装置、加工装置、及び加工データの補正方法
JP2014067158A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 加工装置の制御装置、加工装置、及び加工データの補正方法
KR101888465B1 (ko) * 2017-12-06 2018-08-16 김진식 Cnc 공작기계 티칭시스템
CN112643665A (zh) * 2019-10-10 2021-04-13 北京京东乾石科技有限公司 一种绝对位姿传感器安装误差的标定方法和装置
CN112873204A (zh) * 2021-01-13 2021-06-01 深圳瀚维智能医疗科技有限公司 机器人标定方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN114310877A (zh) * 2021-03-09 2022-04-12 香港科能有限公司 机器人协同系统及其应用和加工精度评价方法
CN114310877B (zh) * 2021-03-09 2024-05-07 香港科能有限公司 机器人协同系统及其应用和加工精度评价方法
CN114102595B (zh) * 2021-11-29 2023-10-27 苏州艾利特机器人有限公司 一种机器人标定方法、标定组件及存储介质
CN114102595A (zh) * 2021-11-29 2022-03-01 苏州艾利特机器人有限公司 一种机器人标定方法、标定组件及存储介质
CN114434445A (zh) * 2022-01-26 2022-05-06 深圳市越疆科技有限公司 机械臂安装角度标定方法、装置、安装控制装置和介质
CN116499356A (zh) * 2023-03-21 2023-07-28 中国航空工业集团公司北京航空精密机械研究所 基于用作参考基准的靶标装置的基准坐标系的建立方法
CN116499356B (zh) * 2023-03-21 2025-07-22 中国航空工业集团公司北京航空精密机械研究所 基于用作参考基准的靶标装置的基准坐标系的建立方法
CN116652950A (zh) * 2023-06-06 2023-08-29 蓝思智能机器人(长沙)有限公司 并联机器人的零点标定方法、装置、电子设备及存储介质
CN117226857A (zh) * 2023-11-15 2023-12-15 北京集度科技有限公司 机器人工具坐标原点的标定方法、标定装置及介质
CN117226857B (zh) * 2023-11-15 2024-01-26 北京集度科技有限公司 机器人工具坐标原点的标定方法、标定装置及介质
CN117788604A (zh) * 2023-12-29 2024-03-29 珠海广浩捷科技股份有限公司 一种通过已标定机器人进行相机标定的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3263175B2 (ja) 2002-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3263175B2 (ja) 産業用ロボットシステムの設置誤差較正方法及び較正制御装置
EP0523889B1 (en) Apparatus for controlling industrial robot to perform coordinated operation using teaching playback method and method thereof
JP4917252B2 (ja) アーク溶接用装置
CA2526459C (en) Teaching data preparing method for articulated robot
US4495588A (en) Robot locus control system
US5020001A (en) Robot controller
JPS61281305A (ja) 多関節ロボツト制御装置
JP2004272887A (ja) 数値制御装置及び数値制御方法
EP0411139A1 (en) Positioning correction for robots
EP1886771B1 (en) Rotation center point calculating method, rotation axis calculating method, program creating method, operation method, and robot apparatus
JPH06131032A (ja) ロボット装置およびロボット装置のティ−チング方法。
JP2001038662A (ja) 作業ロボットの校正方法
JP4230196B2 (ja) 位置決め演算方法および位置決め演算装置
JPS62199383A (ja) ロボツトの制御方式
JPH1190868A (ja) ロボット制御装置
JPS62148173A (ja) 関節型ロボツトの原点調整方法
JPS59173805A (ja) 教示デ−タ変換機能を有する産業用ロボツト
JP2692043B2 (ja) ロボツトの教示データの作成方法
JP2025116641A (ja) ロボットアームのキャリブレーション方法
JPH09128026A (ja) ロボット動作プログラム変換方式とその実行装置
JP2025110229A (ja) ロボットアームのキャリブレーション方法
JPS61285506A (ja) 工業用ロボツトの教示点修正方法
JP2000020120A (ja) ロボットのティーチングシステム
JPH1199491A (ja) ロボット制御装置
JP2022181810A (ja) ロボットシステム

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

EXPY Cancellation because of completion of term