JPH06301936A - 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド - Google Patents
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドInfo
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- JPH06301936A JPH06301936A JP1870494A JP1870494A JPH06301936A JP H06301936 A JPH06301936 A JP H06301936A JP 1870494 A JP1870494 A JP 1870494A JP 1870494 A JP1870494 A JP 1870494A JP H06301936 A JPH06301936 A JP H06301936A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにおいて、磁
気抵抗効果薄膜1からなる感磁部1aの両側に、通電用
の一対の電極32a、32bを設け、磁気抵抗効果薄膜
1及び一対の電極32a、32bを、絶縁層を介して対
向する一対のシールド磁性体2、3の間に配置し、その
対向する部分の段差hが、記録媒体との対向面における
磁気抵抗効果薄膜1と一対のシールド磁性体2、3との
間の距離であるギャップ長より大とされた溝部2a、3
aを、一対のシールド磁性体2、3に設け、各溝部2
a、3aの幅Lを、0<h/L≦0.5に設定した。 【効果】 磁気抵抗効果薄膜1まで達した信号磁束量の
内、感磁部1aの途中から一対のシールド磁性体2、3
に漏れる磁束量の割合を減少でき、高再生出力が得ら
れ、バイアス磁界分布の不均一性を改善して、再生信号
の非線形歪み量を減少させて再生信号のS/Nの向上が
図れる。
気抵抗効果薄膜1からなる感磁部1aの両側に、通電用
の一対の電極32a、32bを設け、磁気抵抗効果薄膜
1及び一対の電極32a、32bを、絶縁層を介して対
向する一対のシールド磁性体2、3の間に配置し、その
対向する部分の段差hが、記録媒体との対向面における
磁気抵抗効果薄膜1と一対のシールド磁性体2、3との
間の距離であるギャップ長より大とされた溝部2a、3
aを、一対のシールド磁性体2、3に設け、各溝部2
a、3aの幅Lを、0<h/L≦0.5に設定した。 【効果】 磁気抵抗効果薄膜1まで達した信号磁束量の
内、感磁部1aの途中から一対のシールド磁性体2、3
に漏れる磁束量の割合を減少でき、高再生出力が得ら
れ、バイアス磁界分布の不均一性を改善して、再生信号
の非線形歪み量を減少させて再生信号のS/Nの向上が
図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体からの記
録磁界によって、抵抗率が変化する磁気抵抗効果薄膜を
用い、その磁気抵抗効果薄膜の抵抗変化を再生出力電圧
として検出する磁気抵抗効果型磁気ヘッドに関する。
録磁界によって、抵抗率が変化する磁気抵抗効果薄膜を
用い、その磁気抵抗効果薄膜の抵抗変化を再生出力電圧
として検出する磁気抵抗効果型磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ハードディスク装置における小型
大容量化が進行する中で、特にノート型パソコンに代表
されるような可搬型コンピュータへの適用が考慮される
用途では、例えば2.5インチハードディスク装置に対
する要求が高まっている。
大容量化が進行する中で、特にノート型パソコンに代表
されるような可搬型コンピュータへの適用が考慮される
用途では、例えば2.5インチハードディスク装置に対
する要求が高まっている。
【0003】このような小型ハードディスクではディス
ク径に依存して媒体速度が遅くなるため、再生出力が媒
体速度に依存する従来の誘導型磁気ヘッドでは、再生出
力が低下し、大容量化の妨げとなっている。
ク径に依存して媒体速度が遅くなるため、再生出力が媒
体速度に依存する従来の誘導型磁気ヘッドでは、再生出
力が低下し、大容量化の妨げとなっている。
【0004】しかし、電流の向きと磁化の向きのなす角
によって抵抗率が変化する磁気抵抗効果素子(以下、単
にMR素子と記す)の抵抗変化を検出する磁気抵抗効果
型磁気ヘッド(以下、単にMRヘッドと記す)は、その
再生出力が媒体速度に依存せず、低媒体速度でも高再生
出力が得られるという特長を有するため、小型ハードデ
ィスクにおいて大容量化を実現するために好適な磁気ヘ
ッドとして注目されている。
によって抵抗率が変化する磁気抵抗効果素子(以下、単
にMR素子と記す)の抵抗変化を検出する磁気抵抗効果
型磁気ヘッド(以下、単にMRヘッドと記す)は、その
再生出力が媒体速度に依存せず、低媒体速度でも高再生
出力が得られるという特長を有するため、小型ハードデ
ィスクにおいて大容量化を実現するために好適な磁気ヘ
ッドとして注目されている。
【0005】従来は、MRヘッドをハードディスク装置
の磁気ヘッドとして実現させるために、スライダ部材
に、薄膜の磁気抵抗効果膜(以下、単にMR膜と記す)
を、再生時の磁路となる下部シールドコアと上部シール
ドコアとでサンドイッチした構造の磁気抵抗効果型薄膜
磁気ヘッド(以下、MR薄膜ヘッドと記す)を形成する
ようにしている。
の磁気ヘッドとして実現させるために、スライダ部材
に、薄膜の磁気抵抗効果膜(以下、単にMR膜と記す)
を、再生時の磁路となる下部シールドコアと上部シール
ドコアとでサンドイッチした構造の磁気抵抗効果型薄膜
磁気ヘッド(以下、MR薄膜ヘッドと記す)を形成する
ようにしている。
【0006】具体的には、図34及び図35に示すよう
に、非磁性の基板101上に絶縁層102を介して下部
シールド磁性体103となる軟磁性膜及び絶縁層104
を順次積層し、この絶縁層104上にMR膜105をそ
の長手方向が摺動面に沿うように形成した後、このMR
膜105の両端にセンス電流を供給するための電極10
6を形成する。その後、MR膜105及び電極106を
含む全面に絶縁層107を積層した後、下層のMR膜1
05に対向してその長手方向に沿うようにバイアス導体
108を形成し、その後、全面に絶縁層109及び上部
シールド磁性体110となる軟磁性膜並びに保護膜11
1を順次積層することにより、従来におけるMR薄膜ヘ
ッド112が構成される。
に、非磁性の基板101上に絶縁層102を介して下部
シールド磁性体103となる軟磁性膜及び絶縁層104
を順次積層し、この絶縁層104上にMR膜105をそ
の長手方向が摺動面に沿うように形成した後、このMR
膜105の両端にセンス電流を供給するための電極10
6を形成する。その後、MR膜105及び電極106を
含む全面に絶縁層107を積層した後、下層のMR膜1
05に対向してその長手方向に沿うようにバイアス導体
108を形成し、その後、全面に絶縁層109及び上部
シールド磁性体110となる軟磁性膜並びに保護膜11
1を順次積層することにより、従来におけるMR薄膜ヘ
ッド112が構成される。
【0007】このMR薄膜ヘッド112は、上述のよう
に、MR膜105を上部シールド磁性体110及び下部
シールド磁性体103で挟む構造としているため、シー
ルド磁性体110及び103のないものと比較して、再
生出力の記録密度依存性を向上させることができる。
に、MR膜105を上部シールド磁性体110及び下部
シールド磁性体103で挟む構造としているため、シー
ルド磁性体110及び103のないものと比較して、再
生出力の記録密度依存性を向上させることができる。
【0008】また、従来、図38に示す磁気抵抗効果型
磁気ヘッドが提案された。以下に、これについて説明す
る。これは、縦型のMR薄膜ヘッドの場合である。Fe
−Ni等の磁性膜からなるMR膜201の感磁部201
aの両側に、通電用の一対の電極、即ち、前端電極23
2a及び後端電極232bを設けて、記録媒体よりの信
号磁界と略同方向にセンス電流を流すようにしている。
即ち、MR膜201のうち電極232a、232bの間
が幅がLaの感磁201aとされる。MR膜201及び
一対の電極を、アルミナ等の絶縁層213、214を介
して対向するFe−Ni等の磁性膜よりなる一対の上下
のシールド磁性体202、203の間に配置する。この
シールド磁性体202、203は再生時に磁路となる。
磁気ヘッドが提案された。以下に、これについて説明す
る。これは、縦型のMR薄膜ヘッドの場合である。Fe
−Ni等の磁性膜からなるMR膜201の感磁部201
aの両側に、通電用の一対の電極、即ち、前端電極23
2a及び後端電極232bを設けて、記録媒体よりの信
号磁界と略同方向にセンス電流を流すようにしている。
即ち、MR膜201のうち電極232a、232bの間
が幅がLaの感磁201aとされる。MR膜201及び
一対の電極を、アルミナ等の絶縁層213、214を介
して対向するFe−Ni等の磁性膜よりなる一対の上下
のシールド磁性体202、203の間に配置する。この
シールド磁性体202、203は再生時に磁路となる。
【0009】また、感磁部201a及び一対の電極23
2a、232bの対向端部に亘る部分に対向する如く、
感磁部201aにバイアス磁界を与える如く、感磁部2
01aを横切る方向に延在し、その延在方向にそってバ
イアス電流がながされる幅がWのバイアス導体133C
を設ける。
2a、232bの対向端部に亘る部分に対向する如く、
感磁部201aにバイアス磁界を与える如く、感磁部2
01aを横切る方向に延在し、その延在方向にそってバ
イアス電流がながされる幅がWのバイアス導体133C
を設ける。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図34及び
図35のように、MR膜105が上部シールド磁性体1
10及び下部シールド磁性体103で挟まれた構造を有
する従来のMR薄膜ヘッド112においては、記録密度
を更に向上させるために、MR膜105とシールド磁性
体110及び103の間の距離(ギャップ長)を小さく
する必要がある。しかし、この場合、磁気記録媒体から
の磁束のうち、MR膜105からなる感磁部に流入する
磁束量が減少するため、再生出力が低下するという欠点
があった。
図35のように、MR膜105が上部シールド磁性体1
10及び下部シールド磁性体103で挟まれた構造を有
する従来のMR薄膜ヘッド112においては、記録密度
を更に向上させるために、MR膜105とシールド磁性
体110及び103の間の距離(ギャップ長)を小さく
する必要がある。しかし、この場合、磁気記録媒体から
の磁束のうち、MR膜105からなる感磁部に流入する
磁束量が減少するため、再生出力が低下するという欠点
があった。
【0011】また、上記ギャップ長を小さくすると、以
下のような欠点が生じる。即ち、図36で示すMR膜
(感磁部)105の深さ方向に対する信号磁界の変化の
状態からわかるように、信号磁界が、感磁部105から
シールド磁性体110及び103に洩れる量が感磁部1
05の摺動面側から後端側に向かってリニアに増大し、
それに伴って、感磁部105を通る信号磁界が後端側に
向かってリニアに減少していくため、再生出力の低下を
引き起こす。
下のような欠点が生じる。即ち、図36で示すMR膜
(感磁部)105の深さ方向に対する信号磁界の変化の
状態からわかるように、信号磁界が、感磁部105から
シールド磁性体110及び103に洩れる量が感磁部1
05の摺動面側から後端側に向かってリニアに増大し、
それに伴って、感磁部105を通る信号磁界が後端側に
向かってリニアに減少していくため、再生出力の低下を
引き起こす。
【0012】また、図37で示す感磁部105の深さ方
向に対するバイアス磁界の変化の状態からわかるよう
に、バイアス磁界の感磁部105上での磁界分布が不均
一となり、波形歪量を増大させるという問題が生じる。
向に対するバイアス磁界の変化の状態からわかるよう
に、バイアス磁界の感磁部105上での磁界分布が不均
一となり、波形歪量を増大させるという問題が生じる。
【0013】さらに、図38の従来例も、図34及び図
35の従来例と略同様の欠点がある。
35の従来例と略同様の欠点がある。
【0014】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、MR膜まで達した信号
磁束量のうち、感磁部の途中からシールド磁性体に洩れ
る磁束量の割合を減少させることができ、高再生出力を
達成させることができる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
を提供することにある。
ので、その目的とするところは、MR膜まで達した信号
磁束量のうち、感磁部の途中からシールド磁性体に洩れ
る磁束量の割合を減少させることができ、高再生出力を
達成させることができる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
を提供することにある。
【0015】また、本発明は、バイアス磁界分布の不均
一性を改善して、再生信号の非線形歪量を減少させるこ
とのできる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを提供するこ
とにある。
一性を改善して、再生信号の非線形歪量を減少させるこ
とのできる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドを提供するこ
とにある。
【0016】また、本発明は、MR膜に到達する信号磁
束の引き込み効率を向上させることができ、高再生出力
を達成させることができる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッ
ドを提供することにある。
束の引き込み効率を向上させることができ、高再生出力
を達成させることができる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッ
ドを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、磁気抵
抗効果薄膜1(201)を用いた磁気抵抗効果型薄膜磁
気ヘッドにおいて、磁気抵抗効果薄膜1(201)から
なる感磁部1a(201a)の両側に、通電用の一対の
電極32a(232a)、32b(232b)を設け、
磁気抵抗効果薄膜1(201)及び一対の電極32a
(232a)、32b(232b)を、絶縁層13(2
13)、14(214)を介して対向する一対のシール
ド磁性体2(202)、3(203)の間に配置し、そ
の一対のシールド磁性体2(202)、3(203)の
感磁部1a(201a)と対向する部分の段差hが、記
録媒体との対向面における磁気抵抗効果薄膜1(20
1)と一対のシールド磁性体2(202)、3(20
3)との間の距離であるギャップ長より大とされた溝部
2a(202a)、3a(203a)を、それぞれ一対
のシールド磁性体2(202)、3(203)に設けて
なり、各溝部2a(202a)、3a(203a)の幅
Lを、 0<h/L≦0.5 に設定したことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気で
ある。
抗効果薄膜1(201)を用いた磁気抵抗効果型薄膜磁
気ヘッドにおいて、磁気抵抗効果薄膜1(201)から
なる感磁部1a(201a)の両側に、通電用の一対の
電極32a(232a)、32b(232b)を設け、
磁気抵抗効果薄膜1(201)及び一対の電極32a
(232a)、32b(232b)を、絶縁層13(2
13)、14(214)を介して対向する一対のシール
ド磁性体2(202)、3(203)の間に配置し、そ
の一対のシールド磁性体2(202)、3(203)の
感磁部1a(201a)と対向する部分の段差hが、記
録媒体との対向面における磁気抵抗効果薄膜1(20
1)と一対のシールド磁性体2(202)、3(20
3)との間の距離であるギャップ長より大とされた溝部
2a(202a)、3a(203a)を、それぞれ一対
のシールド磁性体2(202)、3(203)に設けて
なり、各溝部2a(202a)、3a(203a)の幅
Lを、 0<h/L≦0.5 に設定したことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気で
ある。
【0018】第2の本発明は、第1の本発明において、
磁気抵抗効果薄膜1からなる感磁部1aの前後に、それ
ぞれ軟磁性膜からなる前端及び後端導磁路31a、31
bを設け、その前端及び後端導磁路31a、31bを絶
縁層13、14を介して一対のシールド磁性体2、3の
間に配し、後端導磁路31bを一対のシールド磁性体
2、3に磁気的に接続し、前端導磁路31aの長さが、
その前端導磁路31a及び一対のシールド磁性体2、3
がギャップ長を隔てて対向する距離以上であることを特
徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
磁気抵抗効果薄膜1からなる感磁部1aの前後に、それ
ぞれ軟磁性膜からなる前端及び後端導磁路31a、31
bを設け、その前端及び後端導磁路31a、31bを絶
縁層13、14を介して一対のシールド磁性体2、3の
間に配し、後端導磁路31bを一対のシールド磁性体
2、3に磁気的に接続し、前端導磁路31aの長さが、
その前端導磁路31a及び一対のシールド磁性体2、3
がギャップ長を隔てて対向する距離以上であることを特
徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
【0019】第3の本発明は、第1又は第2の本発明に
おいて、磁気抵抗効果薄膜1(201)に対するセンス
電流が信号磁界と略同方向に流されるように磁気抵抗効
果薄膜1(201)が配されてなることを特徴とする磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
おいて、磁気抵抗効果薄膜1(201)に対するセンス
電流が信号磁界と略同方向に流されるように磁気抵抗効
果薄膜1(201)が配されてなることを特徴とする磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
【0020】第4の本発明は、第1又は第2の本発明に
おいて、磁気抵抗効果薄膜1(201)に対するセンス
電流が信号磁界と略直交する方向に流されるように磁気
抵抗効果薄膜1(201)が配されてなることを特徴と
する磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
おいて、磁気抵抗効果薄膜1(201)に対するセンス
電流が信号磁界と略直交する方向に流されるように磁気
抵抗効果薄膜1(201)が配されてなることを特徴と
する磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
【0021】第5の本発明は、第1、第2、第3又は第
4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜201の実効的
な比透磁率μ及び溝部202a、203aの幅Lの間の
関係を、 μ>194(L−3.5) に設定したことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドである。
4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜201の実効的
な比透磁率μ及び溝部202a、203aの幅Lの間の
関係を、 μ>194(L−3.5) に設定したことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドである。
【0022】第6の本発明は、第1、第2、第3又は第
4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜201の実効的
な比透磁率μ及び溝部202a、203aの幅Lの間の
関係を、 μ<−689(L−11.7) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜201に対向する
如くバイアス用永久磁石膜を設けたことを特徴とする磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜201の実効的
な比透磁率μ及び溝部202a、203aの幅Lの間の
関係を、 μ<−689(L−11.7) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜201に対向する
如くバイアス用永久磁石膜を設けたことを特徴とする磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
【0023】第7の本発明は、第1、第2、第3又は第
4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜201の実効的
な比透磁率μ及び溝部202a、203aの幅Lの間の
関係を、 μ<−1517(L−14.1) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜201に対向する
如くバイアス用永久磁石膜を設けたことを特徴とする磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜201の実効的
な比透磁率μ及び溝部202a、203aの幅Lの間の
関係を、 μ<−1517(L−14.1) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜201に対向する
如くバイアス用永久磁石膜を設けたことを特徴とする磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
【0024】第8の本発明は、第5の本発明において、
磁気抵抗効果薄膜201の実効的な比透磁率μ及び溝部
202a、203aの幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−689(L−11.7) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜201に対向する
如くバイアス用永久磁石膜を設けたことを特徴とする磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
磁気抵抗効果薄膜201の実効的な比透磁率μ及び溝部
202a、203aの幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−689(L−11.7) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜201に対向する
如くバイアス用永久磁石膜を設けたことを特徴とする磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドである。
【0025】第9の本発明は、第8の本発明において、
磁気抵抗効果薄膜201の実効的な比透磁率μ及び溝部
202a、203aの幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−1517(L−14.1) に設定したことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドである。
磁気抵抗効果薄膜201の実効的な比透磁率μ及び溝部
202a、203aの幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−1517(L−14.1) に設定したことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドである。
【0026】第10の本発明は、第6の本発明におい
て、磁気抵抗効果薄膜201の実効的な比透磁率μ及び
溝部202a、203aの幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−1517(L−14.1) に設定したことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドである。
て、磁気抵抗効果薄膜201の実効的な比透磁率μ及び
溝部202a、203aの幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−1517(L−14.1) に設定したことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドである。
【0027】
【作用】第1の本発明において、磁気抵抗効果薄膜1が
1対のシールド磁性体2及び3にて挟まれた構造を有す
る磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにおいては、記録媒体
との対向面(以下、摺動面と記す)からMR膜(感磁部
1a)に入った信号磁界は、一対のシールド磁性体2及
び3を通って記録媒体に還流する。このうち、再生信号
として寄与する磁界成分は、前端電極32aに対応して
設けられた前端導磁路、感磁部1a、後端電極32bに
対応して設けられた後端導磁路及びシールド磁性体2及
び3を通って記録媒体に還流する磁界成分であり、摺動
面から後端側にかけてギャップg1及びg2を保持する
部分(即ち、デプス部分)からギャップg1及びg2を
通ってシールド磁性体2及び3に戻る磁界成分は再生信
号として寄与する。また、感磁部1aの途中からシール
ド磁性体2及び3に戻る磁界成分は、その奥の感磁部の
再生出力を損なう。
1対のシールド磁性体2及び3にて挟まれた構造を有す
る磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにおいては、記録媒体
との対向面(以下、摺動面と記す)からMR膜(感磁部
1a)に入った信号磁界は、一対のシールド磁性体2及
び3を通って記録媒体に還流する。このうち、再生信号
として寄与する磁界成分は、前端電極32aに対応して
設けられた前端導磁路、感磁部1a、後端電極32bに
対応して設けられた後端導磁路及びシールド磁性体2及
び3を通って記録媒体に還流する磁界成分であり、摺動
面から後端側にかけてギャップg1及びg2を保持する
部分(即ち、デプス部分)からギャップg1及びg2を
通ってシールド磁性体2及び3に戻る磁界成分は再生信
号として寄与する。また、感磁部1aの途中からシール
ド磁性体2及び3に戻る磁界成分は、その奥の感磁部の
再生出力を損なう。
【0028】第1の本発明の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドAにおいては、シールド磁性体2及び3の感磁部1
aと対向する部分の段差hが、摺動面における磁気抵抗
薄膜1とシールド磁性体2又は3との距離であるギャッ
プ長g1又はg2よりも大に設定してあるため、デプス
部分の奥行き方向の長さが短くなり、かつ感磁部1aと
シールド磁性体2及び3間の距離が大きくなる。従っ
て、媒体からの信号磁界中、デプス部分からギャップg
1及びg2を通ってシールド磁性体2及び3に戻る磁界
成分と、感磁部1aの途中からシールド磁性体2及び3
に戻る磁界成分が少なくなり、その分、再生信号に寄与
する磁界成分が増大し、高再生出力を実現させることが
可能になる。
ッドAにおいては、シールド磁性体2及び3の感磁部1
aと対向する部分の段差hが、摺動面における磁気抵抗
薄膜1とシールド磁性体2又は3との距離であるギャッ
プ長g1又はg2よりも大に設定してあるため、デプス
部分の奥行き方向の長さが短くなり、かつ感磁部1aと
シールド磁性体2及び3間の距離が大きくなる。従っ
て、媒体からの信号磁界中、デプス部分からギャップg
1及びg2を通ってシールド磁性体2及び3に戻る磁界
成分と、感磁部1aの途中からシールド磁性体2及び3
に戻る磁界成分が少なくなり、その分、再生信号に寄与
する磁界成分が増大し、高再生出力を実現させることが
可能になる。
【0029】また、シールド磁性体2及び3の溝部2
a、3aの幅Lを長くすることにより、感磁部1aの長
さを大きくとれるため、再生信号のレベルを大きくする
ことが可能となる。本発明においては、高再生出力を得
る最適な条件として、この溝部2a、3aの幅Lと距離
(段差)hとの関係を0<h/L≦0.5としたので、
磁気抵抗の増加を招くことなく、効率よく高再生出力を
得ることができる。また、バイアス磁界の強度分布、特
に、感磁部1aにおける強度分布が均一となり、その結
果、再生信号の非線形歪量を減少させることができる。
a、3aの幅Lを長くすることにより、感磁部1aの長
さを大きくとれるため、再生信号のレベルを大きくする
ことが可能となる。本発明においては、高再生出力を得
る最適な条件として、この溝部2a、3aの幅Lと距離
(段差)hとの関係を0<h/L≦0.5としたので、
磁気抵抗の増加を招くことなく、効率よく高再生出力を
得ることができる。また、バイアス磁界の強度分布、特
に、感磁部1aにおける強度分布が均一となり、その結
果、再生信号の非線形歪量を減少させることができる。
【0030】
【実施例】以下、本発明に係る磁気抵抗効果型薄膜磁気
ヘッドの実施例(以下、単に実施例に係るMR薄膜ヘッ
ドと記す)を図1〜図26を参照しながら説明する。
ヘッドの実施例(以下、単に実施例に係るMR薄膜ヘッ
ドと記す)を図1〜図26を参照しながら説明する。
【0031】この実施例に係るMR薄膜ヘッドAは、縦
型のMR薄膜ヘッドを主体に説明すると、図1及び図2
に示すように、磁気抵抗効果薄膜(以下、単にMR膜と
記す)1を、再生時の磁路となる下部シールド磁性体2
と上部シールド磁性体3とでサンドイッチした構造とな
っている。
型のMR薄膜ヘッドを主体に説明すると、図1及び図2
に示すように、磁気抵抗効果薄膜(以下、単にMR膜と
記す)1を、再生時の磁路となる下部シールド磁性体2
と上部シールド磁性体3とでサンドイッチした構造とな
っている。
【0032】具体的には、非磁性基板11上に、絶縁層
12を介してFe−Ni等の磁性膜による下部シールド
磁性体2が形成され、この下部シールド磁性体2上に第
1の再生ギャップg1を形成するアルミナ等の絶縁層1
3が積層されている。そして、この絶縁層13上に例え
ばFe−Ni膜によるMR膜1が形成され、更にこのM
R膜1上に第2の再生ギャップg2を形成するアルミナ
等による絶縁層14が形成され、この絶縁層14上にF
e−Ni等の磁性膜による上部シールド磁性体3が積層
されて本実施例に係るMR薄膜ヘッドAが構成されてい
る。
12を介してFe−Ni等の磁性膜による下部シールド
磁性体2が形成され、この下部シールド磁性体2上に第
1の再生ギャップg1を形成するアルミナ等の絶縁層1
3が積層されている。そして、この絶縁層13上に例え
ばFe−Ni膜によるMR膜1が形成され、更にこのM
R膜1上に第2の再生ギャップg2を形成するアルミナ
等による絶縁層14が形成され、この絶縁層14上にF
e−Ni等の磁性膜による上部シールド磁性体3が積層
されて本実施例に係るMR薄膜ヘッドAが構成されてい
る。
【0033】なお、上部シールド磁性体3上には、図2
に示すように、磁気記録用の誘導型薄膜ヘッドBが形成
される。この誘導型薄膜ヘッドBは、記録用のギャップ
gとしてアルミナ膜21が例えばスパッタ法にて成膜さ
れ、このアルミナ膜21上に、下層の上部シールドコア
(下層コアを構成する)3と後述する記録コイル23と
の絶縁及び記録コイル形成面の平坦化を目的に有機材料
による平坦化膜22が形成され、この平坦化膜22上に
例えばCuのパターンめっきにより記録コイル23が形
成されている。
に示すように、磁気記録用の誘導型薄膜ヘッドBが形成
される。この誘導型薄膜ヘッドBは、記録用のギャップ
gとしてアルミナ膜21が例えばスパッタ法にて成膜さ
れ、このアルミナ膜21上に、下層の上部シールドコア
(下層コアを構成する)3と後述する記録コイル23と
の絶縁及び記録コイル形成面の平坦化を目的に有機材料
による平坦化膜22が形成され、この平坦化膜22上に
例えばCuのパターンめっきにより記録コイル23が形
成されている。
【0034】そして、上記記録コイル23を含む全面
に、この記録コイル23と後述する上層コア25との絶
縁及び上層コア形成面の平坦化を目的に有機材料による
平坦化膜24が形成され、この平坦化膜24から下層の
上部シールド磁性体3まで貫通し、かつこの上部シール
ド磁性体3と上層コア25とを磁気的に接続するコンタ
クトホール26が形成され、更に、Fe−Ni等の磁気
材料による上層コア25が形成されて、上記誘導型薄膜
ヘッドBが構成されている。
に、この記録コイル23と後述する上層コア25との絶
縁及び上層コア形成面の平坦化を目的に有機材料による
平坦化膜24が形成され、この平坦化膜24から下層の
上部シールド磁性体3まで貫通し、かつこの上部シール
ド磁性体3と上層コア25とを磁気的に接続するコンタ
クトホール26が形成され、更に、Fe−Ni等の磁気
材料による上層コア25が形成されて、上記誘導型薄膜
ヘッドBが構成されている。
【0035】そして、本実施例に係るMR薄膜ヘッドA
においては、縦型MR薄膜ヘッドの場合、図3A及び図
3Bに示すように、MR膜1を、その長手方向が磁気記
録媒体との対向面(摺動面)と垂直となるように配置さ
れ、その一方の端面を摺動面に露出させたかたちとなっ
ている。このMR膜1の摺動面側端(以下、前端と記
す)部分と、その前端部分から所定距離隔てた箇所に、
それぞれ一対の電極(前端電極32a及び後端電極32
b)が形成されている。
においては、縦型MR薄膜ヘッドの場合、図3A及び図
3Bに示すように、MR膜1を、その長手方向が磁気記
録媒体との対向面(摺動面)と垂直となるように配置さ
れ、その一方の端面を摺動面に露出させたかたちとなっ
ている。このMR膜1の摺動面側端(以下、前端と記
す)部分と、その前端部分から所定距離隔てた箇所に、
それぞれ一対の電極(前端電極32a及び後端電極32
b)が形成されている。
【0036】これら前端電極32a及び後端電極32b
には、それぞれ前端導磁路31a及び後端導磁路31b
が形成されている。前端電極32a及び後端電極32b
によって、MR膜1の長手方向に沿って(即ち、摺動面
と直交する方向)にセンス電流が流れるようになってい
る。この縦型のMR薄膜ヘッドにおいては、磁気記録媒
体からの信号磁界の方向と同一方向にセンス電流が流れ
ることになる。従って、MR膜1中、前端電極32aの
後端と後端電極32bの前端の間の領域が磁気抵抗効果
の検出部となり、この領域がMR膜1の感磁部1aを構
成することになる。
には、それぞれ前端導磁路31a及び後端導磁路31b
が形成されている。前端電極32a及び後端電極32b
によって、MR膜1の長手方向に沿って(即ち、摺動面
と直交する方向)にセンス電流が流れるようになってい
る。この縦型のMR薄膜ヘッドにおいては、磁気記録媒
体からの信号磁界の方向と同一方向にセンス電流が流れ
ることになる。従って、MR膜1中、前端電極32aの
後端と後端電極32bの前端の間の領域が磁気抵抗効果
の検出部となり、この領域がMR膜1の感磁部1aを構
成することになる。
【0037】そして、図3Aに示す如く、後端導磁路3
1bを一対のシールド磁性体2、3に磁気的に接続し、
前端導磁路31aの長さが、その前端導磁路31a及び
一対のシールド磁性体2、3がギャップ長を隔てて対向
する距離以上であるように設定されている。こにより、
MR膜1に到達する信号磁束の引き込み効果を向上させ
ることができ、高再生出力を得ることができる。
1bを一対のシールド磁性体2、3に磁気的に接続し、
前端導磁路31aの長さが、その前端導磁路31a及び
一対のシールド磁性体2、3がギャップ長を隔てて対向
する距離以上であるように設定されている。こにより、
MR膜1に到達する信号磁束の引き込み効果を向上させ
ることができ、高再生出力を得ることができる。
【0038】一方、横型のMR薄膜ヘッドの場合は、図
4及び図5に示すように、MR膜1を、その長手方向が
摺動面と平行となるように配置され、いずれの端面も摺
動面に露出させないかたち、即ちMR薄膜ヘッドにおけ
る深さ方向の所定箇所に埋め込まれたかたちとなってい
る。
4及び図5に示すように、MR膜1を、その長手方向が
摺動面と平行となるように配置され、いずれの端面も摺
動面に露出させないかたち、即ちMR薄膜ヘッドにおけ
る深さ方向の所定箇所に埋め込まれたかたちとなってい
る。
【0039】そして、摺動面からMR膜1の一部(摺動
面側の端面を含む一部)と重なる部分にかけて前端導磁
路31aが形成され、MR膜1の他の一部(奥行き側の
端面を含む一部)と重なる部分から奥行き方向に後端導
磁路31bが形成されている。また、MR膜1の長手方
向両端にそれぞれ電極53a及び53bが形成されて、
MR膜1の長手方向に沿って(即ち、摺動面に沿って)
センス電流が流れるようになっている。
面側の端面を含む一部)と重なる部分にかけて前端導磁
路31aが形成され、MR膜1の他の一部(奥行き側の
端面を含む一部)と重なる部分から奥行き方向に後端導
磁路31bが形成されている。また、MR膜1の長手方
向両端にそれぞれ電極53a及び53bが形成されて、
MR膜1の長手方向に沿って(即ち、摺動面に沿って)
センス電流が流れるようになっている。
【0040】前端電極32a及び後端電極32bによっ
て、MR膜1の長手方向に沿って(即ち、摺動面と同方
向に)センス電流が流れるようになっている。この横型
のMR薄膜ヘッドにおいては、磁気記録媒体からの信号
磁界の方向と直交する方向にセンス電流が流れることに
なる。従って、MR膜1中、前端電極32aの後端と後
端電極32bの前端の間の領域が磁気抵抗効果の検出部
となり、この領域がMR膜1の感磁部1aを構成するこ
とになる。
て、MR膜1の長手方向に沿って(即ち、摺動面と同方
向に)センス電流が流れるようになっている。この横型
のMR薄膜ヘッドにおいては、磁気記録媒体からの信号
磁界の方向と直交する方向にセンス電流が流れることに
なる。従って、MR膜1中、前端電極32aの後端と後
端電極32bの前端の間の領域が磁気抵抗効果の検出部
となり、この領域がMR膜1の感磁部1aを構成するこ
とになる。
【0041】そして、本実施例においては、図1に示す
ように、下部シールド磁性体2と上部シールド磁性体3
の互いに対向する面におけるそれぞれの所定箇所に段差
hを有する断面が、MR膜1から遠ざかるにつれて幅が
狭くなる台形状の溝部2a、3aが線対称に形成されて
いる。この段差hの溝部2a、2bは、その口部の始端
aが、前端電極32aの後端よりも摺動面側に位置し、
その口部の後端bが、後端電極32bの前端よりも奥行
き側に位置する範囲に形成されている。上記段差hの溝
部2a、2bの存在によって、下部シールド磁性体2及
び上部シールド磁性体3は、MR膜1の感磁部1aから
遠ざかるかたちとなる。また、MR膜1の感磁部1a上
には、このMR膜1にバイアス磁界を印加するためのバ
イアス導体33がMR膜1の上方を横切るように形成さ
れている。
ように、下部シールド磁性体2と上部シールド磁性体3
の互いに対向する面におけるそれぞれの所定箇所に段差
hを有する断面が、MR膜1から遠ざかるにつれて幅が
狭くなる台形状の溝部2a、3aが線対称に形成されて
いる。この段差hの溝部2a、2bは、その口部の始端
aが、前端電極32aの後端よりも摺動面側に位置し、
その口部の後端bが、後端電極32bの前端よりも奥行
き側に位置する範囲に形成されている。上記段差hの溝
部2a、2bの存在によって、下部シールド磁性体2及
び上部シールド磁性体3は、MR膜1の感磁部1aから
遠ざかるかたちとなる。また、MR膜1の感磁部1a上
には、このMR膜1にバイアス磁界を印加するためのバ
イアス導体33がMR膜1の上方を横切るように形成さ
れている。
【0042】図示の例では、溝部2a、2bの各段差h
を2.0μm、段差hの溝部2a、3aの口部始端aか
ら後端bまでの幅(溝部幅L)を8.0μm、摺動面か
ら溝部始端aまでの長さ(デプス長D)を1.5μm、
バイアス導体33の幅Wを6.0μm、感磁部1aの長
さLaを4.0μm、MR膜1の下面からバイアス導体
33までの距離dを0.1μm、第1の再生ギャップg
1及び第2の再生ギャップg2の長さを共に0.25μ
m、前端電極32a及び後端電極32bの深さ方向の長
さを共に3.5μm、前端電極31aとバイアス導体3
3との重なり幅t及び後端電極32bとバイアス導体3
3との重なり幅tを共に1μmとした例を示す。
を2.0μm、段差hの溝部2a、3aの口部始端aか
ら後端bまでの幅(溝部幅L)を8.0μm、摺動面か
ら溝部始端aまでの長さ(デプス長D)を1.5μm、
バイアス導体33の幅Wを6.0μm、感磁部1aの長
さLaを4.0μm、MR膜1の下面からバイアス導体
33までの距離dを0.1μm、第1の再生ギャップg
1及び第2の再生ギャップg2の長さを共に0.25μ
m、前端電極32a及び後端電極32bの深さ方向の長
さを共に3.5μm、前端電極31aとバイアス導体3
3との重なり幅t及び後端電極32bとバイアス導体3
3との重なり幅tを共に1μmとした例を示す。
【0043】次に、本実施例に係るMR薄膜ヘッドAの
製造方法を図6〜図12の製造工程図に基づいて順次説
明する。なお、図1と対応するものについては同符号を
記す。
製造方法を図6〜図12の製造工程図に基づいて順次説
明する。なお、図1と対応するものについては同符号を
記す。
【0044】まず、図6Aに示すように、非磁性基板1
1上に例えばSiO2 等の絶縁層12を形成した後、次
工程で形成されるMR膜1の感磁部1aと対応する箇所
が底部となる溝41を形成する。この溝41の形成方法
としては、例えば、絶縁膜12上に溝41を形成するた
めの窓をフォトリソグラフィ技術で形成し、その後、物
理的(イオンミーリング等)又は化学的(反応性イオン
エッチング等)の方法により溝41を形成する。
1上に例えばSiO2 等の絶縁層12を形成した後、次
工程で形成されるMR膜1の感磁部1aと対応する箇所
が底部となる溝41を形成する。この溝41の形成方法
としては、例えば、絶縁膜12上に溝41を形成するた
めの窓をフォトリソグラフィ技術で形成し、その後、物
理的(イオンミーリング等)又は化学的(反応性イオン
エッチング等)の方法により溝41を形成する。
【0045】このとき、図示するように、溝41の側面
がテーパ面となるようにする。テーパ面とする方法とし
ては、例えばイオンミーリングで溝41を形成する場
合、イオン入射角度などの調節及び熱印加によるレジス
トエッジの形状操作等の手法が利用てきる。一方、反応
性イオンエッチングで溝41を形成する場合において
は、エッチングガス圧などの調節及び熱印加によるレジ
ストエッジの形状操作等の手法が利用できる。
がテーパ面となるようにする。テーパ面とする方法とし
ては、例えばイオンミーリングで溝41を形成する場
合、イオン入射角度などの調節及び熱印加によるレジス
トエッジの形状操作等の手法が利用てきる。一方、反応
性イオンエッチングで溝41を形成する場合において
は、エッチングガス圧などの調節及び熱印加によるレジ
ストエッジの形状操作等の手法が利用できる。
【0046】次に、図6Bに示すように、溝41を含む
全面にFe−Ni等の磁性膜を例えばスパッタ法やめっ
きにより成膜した後、この磁性膜を所定の形状に加工し
て再生用の磁路となる下部シールド磁性体2を形成す
る。このとき、下部シールド磁性体2が溝41に沿って
形成されることから、この下部シールド磁性体2に溝4
1による段差hの溝部2aが形成される。
全面にFe−Ni等の磁性膜を例えばスパッタ法やめっ
きにより成膜した後、この磁性膜を所定の形状に加工し
て再生用の磁路となる下部シールド磁性体2を形成す
る。このとき、下部シールド磁性体2が溝41に沿って
形成されることから、この下部シールド磁性体2に溝4
1による段差hの溝部2aが形成される。
【0047】次に、図6Cに示すように、絶縁層12及
び下部シールド磁性体2の全面に、例えばAl2 O3 等
からなる絶縁層42を、溝41の深さ以上の厚みで、上
記下部シールド磁性体2の段差hの溝部2aを埋め込む
ようにして形成した後、この絶縁層42を、下層の下部
シールド磁性体2の段差hの溝部2a周辺部分が露出す
るまで、研磨等の手法により平坦化する。
び下部シールド磁性体2の全面に、例えばAl2 O3 等
からなる絶縁層42を、溝41の深さ以上の厚みで、上
記下部シールド磁性体2の段差hの溝部2aを埋め込む
ようにして形成した後、この絶縁層42を、下層の下部
シールド磁性体2の段差hの溝部2a周辺部分が露出す
るまで、研磨等の手法により平坦化する。
【0048】次に、図6Dに示すように、平坦化された
絶縁層42上に、例えばAl2 O3等からなる絶縁層1
3を形成した後、この絶縁層13に対してバフ研磨加工
を行うことにより、この絶縁層13の厚みを例えば1n
m以下にして、第1の再生ギャップg1及び第1のバッ
クギャップgb1を形成する。この場合、第1の再生ギ
ャップg1と第1のバックギャップgb1は、同じ膜厚
である必要はなく、特に第1のバックギャップgb1を
薄くすることにより、信号磁界の引き込み効率が向上す
る。なお、構造によっては、第1のバックギャップgb
1の厚みを零とし、下層の下部シールド磁性体2と次工
程で形成される後端導磁路31bを接合させるようにし
てもよい。なお、次工程以降、上記絶縁層42と絶縁層
13を総称して絶縁層13として記す。
絶縁層42上に、例えばAl2 O3等からなる絶縁層1
3を形成した後、この絶縁層13に対してバフ研磨加工
を行うことにより、この絶縁層13の厚みを例えば1n
m以下にして、第1の再生ギャップg1及び第1のバッ
クギャップgb1を形成する。この場合、第1の再生ギ
ャップg1と第1のバックギャップgb1は、同じ膜厚
である必要はなく、特に第1のバックギャップgb1を
薄くすることにより、信号磁界の引き込み効率が向上す
る。なお、構造によっては、第1のバックギャップgb
1の厚みを零とし、下層の下部シールド磁性体2と次工
程で形成される後端導磁路31bを接合させるようにし
てもよい。なお、次工程以降、上記絶縁層42と絶縁層
13を総称して絶縁層13として記す。
【0049】次に、図7に示すように、第1の再生ギャ
ップg1及び第1のバックギャップgb1を構成する絶
縁層13上にFe−Ni膜を例えばスパッタ法や蒸着法
にて形成した後、所定の形状にパターニングしてMR膜
1を形成する。この場合、MR膜1を巨大磁気抵抗効果
を有する多層膜材料等で形成するようにしてもよい。ま
た、MR膜1の容易軸の方向を磁気記録媒体からの磁束
の方向に対して直角になるように制御する。
ップg1及び第1のバックギャップgb1を構成する絶
縁層13上にFe−Ni膜を例えばスパッタ法や蒸着法
にて形成した後、所定の形状にパターニングしてMR膜
1を形成する。この場合、MR膜1を巨大磁気抵抗効果
を有する多層膜材料等で形成するようにしてもよい。ま
た、MR膜1の容易軸の方向を磁気記録媒体からの磁束
の方向に対して直角になるように制御する。
【0050】また、対象の薄膜ヘッドAが縦型のMR薄
膜ヘッドである場合、図7Aに示すように、MR膜1
を、その長手方向が摺動面と垂直となるように形成し、
その一方の端面を摺動面に露出させたかたちとする。こ
のMR膜1中、次工程にて形成される電極膜32a及び
32bとの接合部分、即ち摺動面側端(以下、前端と記
す)部分と、その前端部分から所定距離隔てた箇所がそ
れぞれ前端導磁路31aと後端導磁路31bとなる。
膜ヘッドである場合、図7Aに示すように、MR膜1
を、その長手方向が摺動面と垂直となるように形成し、
その一方の端面を摺動面に露出させたかたちとする。こ
のMR膜1中、次工程にて形成される電極膜32a及び
32bとの接合部分、即ち摺動面側端(以下、前端と記
す)部分と、その前端部分から所定距離隔てた箇所がそ
れぞれ前端導磁路31aと後端導磁路31bとなる。
【0051】そして、磁気記録媒体からの信号磁界の引
き込み効率を向上させるために、前端導波路31a及び
後端導磁路31bの部分に、例えばFe−Ni膜をめっ
きにて形成して、増厚させるようにしてもよい。この場
合、上記Fe−Ni膜の代わりにCo系アモルファス薄
膜を形成するようにしてもよい。
き込み効率を向上させるために、前端導波路31a及び
後端導磁路31bの部分に、例えばFe−Ni膜をめっ
きにて形成して、増厚させるようにしてもよい。この場
合、上記Fe−Ni膜の代わりにCo系アモルファス薄
膜を形成するようにしてもよい。
【0052】一方、対象の薄膜ヘッドAが横型のMR薄
膜ヘッドである場合、図7Bに示すように、MR膜1
を、その長手方向が摺動面と平行となるように形成し、
いずれの端面も摺動面に露出させないかたち、即ちこの
横型MR薄膜ヘッドの深さ方向における所定の箇所に埋
め込むかたちとする。
膜ヘッドである場合、図7Bに示すように、MR膜1
を、その長手方向が摺動面と平行となるように形成し、
いずれの端面も摺動面に露出させないかたち、即ちこの
横型MR薄膜ヘッドの深さ方向における所定の箇所に埋
め込むかたちとする。
【0053】そして、摺動面からMR膜1の一部(摺動
面側の端面を含む一部)と重なる部分にかけて軟磁性材
料による前端導波路31aを形成し、MR膜1の他の一
部(奥行き側の端面を含む一部)と重なる部分から奥行
き方向に軟磁性材料による後端導磁路31bを形成す
る。
面側の端面を含む一部)と重なる部分にかけて軟磁性材
料による前端導波路31aを形成し、MR膜1の他の一
部(奥行き側の端面を含む一部)と重なる部分から奥行
き方向に軟磁性材料による後端導磁路31bを形成す
る。
【0054】なお、上述した例では、非磁性基板11上
に形成した絶縁層12に溝41を形成することにより、
下部シールド磁性体2に段差hの溝部2aを設けるよう
にしたが、この段差hの溝部2aを設ける方法として
は、上記のほかに、下部シールド磁性体2自体に溝を設
ける方法や、下部シールド磁性体2中、上層に形成され
るMR膜1の感磁部1aに対応する箇所にランドを形成
する方法などがある。
に形成した絶縁層12に溝41を形成することにより、
下部シールド磁性体2に段差hの溝部2aを設けるよう
にしたが、この段差hの溝部2aを設ける方法として
は、上記のほかに、下部シールド磁性体2自体に溝を設
ける方法や、下部シールド磁性体2中、上層に形成され
るMR膜1の感磁部1aに対応する箇所にランドを形成
する方法などがある。
【0055】即ち、前者の方法は、図11に示すよう
に、まず、非磁性基板11上に形成された平坦な絶縁層
12上に下部シールド磁性体2を形成した後、溝41を
形成するための窓をフォトリソグラフィ技術で形成し、
その後、物理的(イオンミーリング等)又は化学的(反
応性イオンエッチング等)の方法により、下部シールド
磁性体2に溝41を形成する。このとき、図示するよう
に、溝41の側面がテーパ面となるようにしてもよい。
に、まず、非磁性基板11上に形成された平坦な絶縁層
12上に下部シールド磁性体2を形成した後、溝41を
形成するための窓をフォトリソグラフィ技術で形成し、
その後、物理的(イオンミーリング等)又は化学的(反
応性イオンエッチング等)の方法により、下部シールド
磁性体2に溝41を形成する。このとき、図示するよう
に、溝41の側面がテーパ面となるようにしてもよい。
【0056】テーパ面とする方法としては、例えばイオ
ンミーリングで溝41を形成する場合、イオン入射角度
などの調節及び熱印加によるレジストエッジの形状操作
等の手法が利用できる。一方、反応性イオンエッチング
で溝41を形成する場合においては、エッチングガス圧
などの調節及び熱印加によるレジストエッジの形状操作
等の手法が利用できる。
ンミーリングで溝41を形成する場合、イオン入射角度
などの調節及び熱印加によるレジストエッジの形状操作
等の手法が利用できる。一方、反応性イオンエッチング
で溝41を形成する場合においては、エッチングガス圧
などの調節及び熱印加によるレジストエッジの形状操作
等の手法が利用できる。
【0057】この後、溝41を例えばAl2 O3 等の絶
縁層42にて埋め込み、下層の下部シールド磁性体2
中、溝41周辺の磁性体2が露出するまで研磨等の手法
で絶縁層42を平坦化し、その後、第1の再生ギャップ
g1及び第1のバックギャップgb1用の絶縁層13を
形成した後、MR膜1を形成する。このとき、MR膜1
中、溝41と対応する部分(感磁部1aを含む部分)の
みが、下部シールド磁性体2に形成されている溝41の
深さ分、下部シールド磁性体2から離間するかたちとな
る。
縁層42にて埋め込み、下層の下部シールド磁性体2
中、溝41周辺の磁性体2が露出するまで研磨等の手法
で絶縁層42を平坦化し、その後、第1の再生ギャップ
g1及び第1のバックギャップgb1用の絶縁層13を
形成した後、MR膜1を形成する。このとき、MR膜1
中、溝41と対応する部分(感磁部1aを含む部分)の
みが、下部シールド磁性体2に形成されている溝41の
深さ分、下部シールド磁性体2から離間するかたちとな
る。
【0058】他方、後者の方法は、図12に示すよう
に、まず、非磁性基板11上に形成された平坦な絶縁層
12上に下部シールド磁性体2を形成した後、下部シー
ルド磁性体2とMR膜1の感磁部1aを離すためのラン
ド部43をSiO2 等の絶縁膜で形成する。即ち、全面
に絶縁膜を形成した後、ランド部43を形成するための
レジストをフォトリソグラフィ技術で形成し、その後、
物理的(イオンミーリング等)又は化学的(反応性イオ
ンエッチング等)の方法によりランド部43を形成す
る。
に、まず、非磁性基板11上に形成された平坦な絶縁層
12上に下部シールド磁性体2を形成した後、下部シー
ルド磁性体2とMR膜1の感磁部1aを離すためのラン
ド部43をSiO2 等の絶縁膜で形成する。即ち、全面
に絶縁膜を形成した後、ランド部43を形成するための
レジストをフォトリソグラフィ技術で形成し、その後、
物理的(イオンミーリング等)又は化学的(反応性イオ
ンエッチング等)の方法によりランド部43を形成す
る。
【0059】この場合、ランド部43の側面にテーパが
付くようにしないと、その後に形成されるMR膜1に断
線等の電気的な悪影響や磁気的な悪影響が発生する。そ
こで、例えば、イオンミーリングでランド部43を形成
する場合は、イオン入射角度などの調節及び熱印加によ
るレジストエッジの形状操作等の手法によってテーパを
付けることができ、一方、反応性イオンエッチングでラ
ンド部43を形成する場合においては、エッチングガス
圧などの調節及び熱印加によるレジストエッジの形状操
作等の手法によってテーパを付けることができる。
付くようにしないと、その後に形成されるMR膜1に断
線等の電気的な悪影響や磁気的な悪影響が発生する。そ
こで、例えば、イオンミーリングでランド部43を形成
する場合は、イオン入射角度などの調節及び熱印加によ
るレジストエッジの形状操作等の手法によってテーパを
付けることができ、一方、反応性イオンエッチングでラ
ンド部43を形成する場合においては、エッチングガス
圧などの調節及び熱印加によるレジストエッジの形状操
作等の手法によってテーパを付けることができる。
【0060】この後、第1の再生ギャップg1及び第1
のバックギャップgb1用の絶縁層(Al2 O3 等)1
3を形成した後、MR膜1を形成する。このとき、MR
膜1中、ランド部43と対応する部分(感磁部1aを含
む部分)のみが、そのランド部43の高さ分、下部シー
ルド磁性体2から離間するかたちとなる。
のバックギャップgb1用の絶縁層(Al2 O3 等)1
3を形成した後、MR膜1を形成する。このとき、MR
膜1中、ランド部43と対応する部分(感磁部1aを含
む部分)のみが、そのランド部43の高さ分、下部シー
ルド磁性体2から離間するかたちとなる。
【0061】再び主工程に戻って、図8に示すように、
全面にMR膜1及び導磁路(31a、31b)を保護す
るための絶縁層(図示せず)を形成する。その後、縦型
のMR薄膜ヘッドにおいては、図8Aに示すように、前
端導磁路31a及び後端導磁路31bに対応する箇所に
それぞれコンタクトホール51a及び51bを形成す
る。その後、全面に電極膜を形成した後、この電極膜を
所定の形状にパターニングして、前端導磁路31aにコ
ンタクトホール51aを介して電気的に接続される前端
電極32aと、後端導磁路31bにコンタクトホール5
1bを介して電気的に接続される後端電極32bを形成
する。これら前端電極32a及び後端電極32bは、M
R膜1にセンス電流を流すためのセンス電極として機能
する。そして、MR膜1の電極32a、32b間の部分
が感磁部1aとなる。
全面にMR膜1及び導磁路(31a、31b)を保護す
るための絶縁層(図示せず)を形成する。その後、縦型
のMR薄膜ヘッドにおいては、図8Aに示すように、前
端導磁路31a及び後端導磁路31bに対応する箇所に
それぞれコンタクトホール51a及び51bを形成す
る。その後、全面に電極膜を形成した後、この電極膜を
所定の形状にパターニングして、前端導磁路31aにコ
ンタクトホール51aを介して電気的に接続される前端
電極32aと、後端導磁路31bにコンタクトホール5
1bを介して電気的に接続される後端電極32bを形成
する。これら前端電極32a及び後端電極32bは、M
R膜1にセンス電流を流すためのセンス電極として機能
する。そして、MR膜1の電極32a、32b間の部分
が感磁部1aとなる。
【0062】一方、横型のMR薄膜ヘッドにおいては、
全面にMR膜1及び導磁路(31a、31b)を保護す
るための絶縁層(図示せず)を形成した後、図8Bに示
すように、MR膜1の長手方向端部に対応する箇所にそ
れぞれコンタクトホール52a及び52bを形成する。
その後、全面に電極膜を形成した後、この電極膜を所定
の形状にパターニングして、一方の長手方向端部にコン
タクトホール52aを介して電気的に接続される第1の
電極52aと、他方の長手方向端部にコンタクトホール
52aを介して電気的に接続される第2の電極53bを
形成する。これら第1及び第2の電極53a及び53b
は、MR膜1にセンス電流を流すためのセンス電極とし
て機能する。そして、MR膜1の両電極53a、53b
の間の部分が感磁部1aとなる。
全面にMR膜1及び導磁路(31a、31b)を保護す
るための絶縁層(図示せず)を形成した後、図8Bに示
すように、MR膜1の長手方向端部に対応する箇所にそ
れぞれコンタクトホール52a及び52bを形成する。
その後、全面に電極膜を形成した後、この電極膜を所定
の形状にパターニングして、一方の長手方向端部にコン
タクトホール52aを介して電気的に接続される第1の
電極52aと、他方の長手方向端部にコンタクトホール
52aを介して電気的に接続される第2の電極53bを
形成する。これら第1及び第2の電極53a及び53b
は、MR膜1にセンス電流を流すためのセンス電極とし
て機能する。そして、MR膜1の両電極53a、53b
の間の部分が感磁部1aとなる。
【0063】なお、前端電極32a及び後端電極32b
並びに第1の電極53a及び第2の電極53bは、次の
図9以降で示す工程図においては、その図示を省略して
示す。また、図9以降の工程図においては、主に縦型の
MR薄膜ヘッドを主体に説明する。
並びに第1の電極53a及び第2の電極53bは、次の
図9以降で示す工程図においては、その図示を省略して
示す。また、図9以降の工程図においては、主に縦型の
MR薄膜ヘッドを主体に説明する。
【0064】次に、図9Aに示すように、全面にSiO
2 等の絶縁層54を形成する。この絶縁層54は、次工
程で形成されるバイアス導体33の下地となる。
2 等の絶縁層54を形成する。この絶縁層54は、次工
程で形成されるバイアス導体33の下地となる。
【0065】次に、図9Bに示すように、全面に金属膜
(図示せず)を形成した後、この金属膜を所定の形状に
パターニングして、MR膜1にバイアス磁界を印加させ
るためのバイアス導体33を形成する。なお、このバイ
アス導体33を形成する代わりにSALシャント方法や
シャントバイアス方法を使用してもよい。この場合、上
述の図7で示す工程において、MR膜1に重ねてバイア
ス磁界印加に必要となるSAL膜やシャント膜を形成す
る。更に、この図9Bでの工程の代わりに、図6Aで形
成した溝41に、バイアス磁界印加用の導体又はハード
膜等を埋め込んでもよい。
(図示せず)を形成した後、この金属膜を所定の形状に
パターニングして、MR膜1にバイアス磁界を印加させ
るためのバイアス導体33を形成する。なお、このバイ
アス導体33を形成する代わりにSALシャント方法や
シャントバイアス方法を使用してもよい。この場合、上
述の図7で示す工程において、MR膜1に重ねてバイア
ス磁界印加に必要となるSAL膜やシャント膜を形成す
る。更に、この図9Bでの工程の代わりに、図6Aで形
成した溝41に、バイアス磁界印加用の導体又はハード
膜等を埋め込んでもよい。
【0066】次に、図9Cに示すように、全体を保護す
るSiO2 等の絶縁層55を形成する。その後、前端導
磁路31aと次工程で形成される上部シールド磁性体3
で第2の再生ギャップg2が形成されるように、また、
後端導磁路31bから上部シールド磁性体3への磁束還
流効率を向上させるように、前端導磁路31a及び後端
導磁路31bが露出するまでエッチングを行う。このと
き、MR膜1の感磁部1aに対応する箇所へのエッチン
グが進行しないように、その箇所にマスクを形成して上
記エッチングを行う。また、エッチング端部がテーパ面
となるように、例えば等方性のエッチングを行うことが
好ましい。
るSiO2 等の絶縁層55を形成する。その後、前端導
磁路31aと次工程で形成される上部シールド磁性体3
で第2の再生ギャップg2が形成されるように、また、
後端導磁路31bから上部シールド磁性体3への磁束還
流効率を向上させるように、前端導磁路31a及び後端
導磁路31bが露出するまでエッチングを行う。このと
き、MR膜1の感磁部1aに対応する箇所へのエッチン
グが進行しないように、その箇所にマスクを形成して上
記エッチングを行う。また、エッチング端部がテーパ面
となるように、例えば等方性のエッチングを行うことが
好ましい。
【0067】このエッチングによって、図10Aに示す
ように、MR膜1の感磁部1aに対応する箇所に、上方
に凸で、かつその端面がテーパ面とされたランド部56
が形成される。その後、全面に、例えばAl2 O3 等か
らなる絶縁層14を形成する。この場合においても、第
2の再生ギャップg2と第2のバックギャップgb2
は、同じ膜厚である必要はなく、特に第2のバックギャ
ップgb2を薄くすることにより、信号磁界の引き込み
効率が向上する。なお、構造によっては、第2のバック
ギャップgb2の厚みを零とし、次工程で形成される上
部シールド磁性体3と下層の後端導磁路31bを接合さ
せるようにしてもよい。
ように、MR膜1の感磁部1aに対応する箇所に、上方
に凸で、かつその端面がテーパ面とされたランド部56
が形成される。その後、全面に、例えばAl2 O3 等か
らなる絶縁層14を形成する。この場合においても、第
2の再生ギャップg2と第2のバックギャップgb2
は、同じ膜厚である必要はなく、特に第2のバックギャ
ップgb2を薄くすることにより、信号磁界の引き込み
効率が向上する。なお、構造によっては、第2のバック
ギャップgb2の厚みを零とし、次工程で形成される上
部シールド磁性体3と下層の後端導磁路31bを接合さ
せるようにしてもよい。
【0068】次に、図10Bに示すように、全面Fe−
Ni等の磁性膜を例えばスパッタ法やめっきにより成膜
した後、この磁性膜を所定の形状に加工して再生用の磁
路となる上部シールド磁性体3を形成する。このとき、
上部シールド磁性体3が上記ランド部56に沿って形成
されることから、この下部シールド磁性体3にランド部
56による段差hの溝部3aが形成される。
Ni等の磁性膜を例えばスパッタ法やめっきにより成膜
した後、この磁性膜を所定の形状に加工して再生用の磁
路となる上部シールド磁性体3を形成する。このとき、
上部シールド磁性体3が上記ランド部56に沿って形成
されることから、この下部シールド磁性体3にランド部
56による段差hの溝部3aが形成される。
【0069】この段階で、本実施例に係るMR薄膜ヘッ
ドA、即ち下部シールド磁性体2及び上部シールド磁性
体3の各MR膜1の感磁部1aに対応する箇所に段差h
の溝部2a、3aが形成されたMR薄膜ヘッドAが完成
する。この後、上部シールド磁性体3上に図2及び図4
で示す誘導型薄膜ヘッドBが形成されるが、その製法に
ついての説明は省略する。
ドA、即ち下部シールド磁性体2及び上部シールド磁性
体3の各MR膜1の感磁部1aに対応する箇所に段差h
の溝部2a、3aが形成されたMR薄膜ヘッドAが完成
する。この後、上部シールド磁性体3上に図2及び図4
で示す誘導型薄膜ヘッドBが形成されるが、その製法に
ついての説明は省略する。
【0070】このように、MR膜1が上下のシールド磁
性体2及び3で挟まれた構造を有するMR薄膜ヘッドA
においては、摺動面からMR膜1の感磁部1aに入った
信号磁界は、上下のシールド磁性体2及び3を通って磁
気記録媒体に還流する。このうち、再生信号として寄与
する磁界成分は、前端導磁路31a、感磁部1a、後端
導磁路31b及びシールド磁性体2及び3を通って媒体
に還流する磁界成分であり、摺動面から後端側にかけて
ギャップg1及びg2を保持する部分(即ち、デプス部
分)からギャップg1及びg2を通ってシールド磁性体
2及び3に戻る磁界成分や、感磁部1aの途中からシー
ルド磁性体2及び3に戻る磁界成分などは再生信号とし
て寄与しない。
性体2及び3で挟まれた構造を有するMR薄膜ヘッドA
においては、摺動面からMR膜1の感磁部1aに入った
信号磁界は、上下のシールド磁性体2及び3を通って磁
気記録媒体に還流する。このうち、再生信号として寄与
する磁界成分は、前端導磁路31a、感磁部1a、後端
導磁路31b及びシールド磁性体2及び3を通って媒体
に還流する磁界成分であり、摺動面から後端側にかけて
ギャップg1及びg2を保持する部分(即ち、デプス部
分)からギャップg1及びg2を通ってシールド磁性体
2及び3に戻る磁界成分や、感磁部1aの途中からシー
ルド磁性体2及び3に戻る磁界成分などは再生信号とし
て寄与しない。
【0071】本実施例に係るMR薄膜ヘッドAにおいて
は、MR膜1の感磁部1aに対応する部分に段差hの溝
部2a、3aを設けることにより、シールド磁性体2及
び3と感磁部1a(又は導磁路31a及び31b)とが
対向する部分の距離を、摺動面における感磁部1aとシ
ールド磁性体2又は3との距離であるギャップ長g1又
はg2よりも大に設定してあるため、デプス部分の奥行
き方向の長さが短くなり、かつ感磁部1aとシールド磁
性体2及び3間の距離が大きくなる。従って、媒体から
の信号磁界中、デプス部分からギャップg1及びg2を
通ってシールド磁性体2及び3に戻る磁界成分と、感磁
部1aの途中からシールド磁性体2及び3に戻る磁界成
分が少なくなり、その分、再生信号に寄与する磁界成分
が増大し、高再生出力を実現させることが可能になる。
は、MR膜1の感磁部1aに対応する部分に段差hの溝
部2a、3aを設けることにより、シールド磁性体2及
び3と感磁部1a(又は導磁路31a及び31b)とが
対向する部分の距離を、摺動面における感磁部1aとシ
ールド磁性体2又は3との距離であるギャップ長g1又
はg2よりも大に設定してあるため、デプス部分の奥行
き方向の長さが短くなり、かつ感磁部1aとシールド磁
性体2及び3間の距離が大きくなる。従って、媒体から
の信号磁界中、デプス部分からギャップg1及びg2を
通ってシールド磁性体2及び3に戻る磁界成分と、感磁
部1aの途中からシールド磁性体2及び3に戻る磁界成
分が少なくなり、その分、再生信号に寄与する磁界成分
が増大し、高再生出力を実現させることが可能になる。
【0072】しかし、このままでは、MR膜1とシール
ド磁性体2及び3間の磁気抵抗が増加し、かえって再生
出力が低下するおそれがある。そこで、本実施例では、
感磁部1aの後端に導磁路31bを配置し、この後端導
磁路31bとシールド磁性体2及び3を磁気的に接続す
る。これにより、図13の特性図に示すように、MR膜
1とシールド磁性体2及び3間の磁気抵抗が低下し、再
生信号として寄与する信号磁界の割合を増加させること
が可能となり、高再生出力を達成させることができる。
ド磁性体2及び3間の磁気抵抗が増加し、かえって再生
出力が低下するおそれがある。そこで、本実施例では、
感磁部1aの後端に導磁路31bを配置し、この後端導
磁路31bとシールド磁性体2及び3を磁気的に接続す
る。これにより、図13の特性図に示すように、MR膜
1とシールド磁性体2及び3間の磁気抵抗が低下し、再
生信号として寄与する信号磁界の割合を増加させること
が可能となり、高再生出力を達成させることができる。
【0073】また、シールド磁性体2及び3の溝部幅L
を長くすることにより、感磁部1aの長さが大きくとれ
るため、再生信号のレベルを大きくすることが可能とな
る。特に、本実施例においては、高再生出力を得る最適
な条件として、この溝部2a、3aの幅Lとその段差h
との関係をh/L≦0.5としたので、磁気抵抗の増加
を招くことなく、効率よく高再生出力を得ることができ
る。また、図14の特性図に示すように、バイアス磁界
の強度分布、特に、感磁部1aにおける強度分布が均一
となり、その結果、再生信号の非線形歪量を減少させる
ことができる。
を長くすることにより、感磁部1aの長さが大きくとれ
るため、再生信号のレベルを大きくすることが可能とな
る。特に、本実施例においては、高再生出力を得る最適
な条件として、この溝部2a、3aの幅Lとその段差h
との関係をh/L≦0.5としたので、磁気抵抗の増加
を招くことなく、効率よく高再生出力を得ることができ
る。また、図14の特性図に示すように、バイアス磁界
の強度分布、特に、感磁部1aにおける強度分布が均一
となり、その結果、再生信号の非線形歪量を減少させる
ことができる。
【0074】次に、本実施例に係るMR薄膜ヘッドAの
各種寸法を違えて、それぞれ深さ方向の信号磁界分布と
バイアス磁界分布を計算した例を以下に示す。図15〜
図26は、各計算で得た特性図を示すもので、横軸に摺
動面位置からの距離(深さ方向の距離)を示し、縦軸に
信号磁界強度又はバイアス磁界強度を示す。ここで、M
R膜の先端部(摺動面)に磁石を置き、この磁石からの
流入磁束を信号磁束とした。また、バイアス印加はハー
ド膜の残留磁化を用いた。
各種寸法を違えて、それぞれ深さ方向の信号磁界分布と
バイアス磁界分布を計算した例を以下に示す。図15〜
図26は、各計算で得た特性図を示すもので、横軸に摺
動面位置からの距離(深さ方向の距離)を示し、縦軸に
信号磁界強度又はバイアス磁界強度を示す。ここで、M
R膜の先端部(摺動面)に磁石を置き、この磁石からの
流入磁束を信号磁束とした。また、バイアス印加はハー
ド膜の残留磁化を用いた。
【0075】まず、図15は、下部シールド磁性体2及
び上部シールド磁性体3に設けられた溝部2a、3aの
段差hと信号磁界の強度分布との関係を示すもので、具
体的には、段差hをそれぞれ0μm(−●−で示す)、
1μm(−◇−で示す)、2μm(−◆−で示す)、5
μm(−△−で示す)としたときの各信号磁界の強度分
布を示す。なお、−○−で示す強度分布は、上部シール
ド磁性体3にのみ段差h(2μm)の溝部3aを設けた
MR薄膜ヘッドの信号磁界の強度分布を示す。また、溝
部幅Lはいずれも8μmとした。
び上部シールド磁性体3に設けられた溝部2a、3aの
段差hと信号磁界の強度分布との関係を示すもので、具
体的には、段差hをそれぞれ0μm(−●−で示す)、
1μm(−◇−で示す)、2μm(−◆−で示す)、5
μm(−△−で示す)としたときの各信号磁界の強度分
布を示す。なお、−○−で示す強度分布は、上部シール
ド磁性体3にのみ段差h(2μm)の溝部3aを設けた
MR薄膜ヘッドの信号磁界の強度分布を示す。また、溝
部幅Lはいずれも8μmとした。
【0076】また、図16は、下部シールド磁性体2及
び上部シールド磁性体3に設けられる溝部2a、3aの
段差hとバイアス磁界の強度分布との関係を示すもの
で、具体的には、段差hをそれぞれ1μm(−○−で示
す)、2μm(−△−で示す)、5μm(−●−で示
す)としたときの各バイアス磁界の強度分布を示す。な
お、溝部幅Lはいずれも8μmとした。
び上部シールド磁性体3に設けられる溝部2a、3aの
段差hとバイアス磁界の強度分布との関係を示すもの
で、具体的には、段差hをそれぞれ1μm(−○−で示
す)、2μm(−△−で示す)、5μm(−●−で示
す)としたときの各バイアス磁界の強度分布を示す。な
お、溝部幅Lはいずれも8μmとした。
【0077】図15の特性図から段差hが大きいほど感
磁部1aにおける信号磁界の強度分布曲線がフラットと
なり、信号磁界の洩れが少なくなっていることがわか
る。従って、段差hが大きいほど高再生出力を得ること
ができる。また、図16の特性図から、段差hが大きい
ほど感磁部1aにおけるバイアス磁界の強度分布曲線が
フラットとなり、波形歪が少なくなることがわかる。従
って、段差hが大きいほど再生信号の非線形歪量を減少
させることができ、再生信号のS/Nの向上を図ること
ができる。
磁部1aにおける信号磁界の強度分布曲線がフラットと
なり、信号磁界の洩れが少なくなっていることがわか
る。従って、段差hが大きいほど高再生出力を得ること
ができる。また、図16の特性図から、段差hが大きい
ほど感磁部1aにおけるバイアス磁界の強度分布曲線が
フラットとなり、波形歪が少なくなることがわかる。従
って、段差hが大きいほど再生信号の非線形歪量を減少
させることができ、再生信号のS/Nの向上を図ること
ができる。
【0078】しかし、段差hを大きくするほど、プロセ
ス上の困難性を引き起こし、製造コストの面からも不利
になる。このことから、溝部幅Lが8μmの場合は、下
部シールド磁性体2及び上部シールド磁性体3に設ける
溝部2a、3aの段差hの大きさとしては、プロセス上
の面及び製造コストの面から、2μmにすることが望ま
しい。この段差hが2μmのときの特性は、段差hが5
μmのときの特性とほぼ同じであり、また、プロセス上
の困難性もほとんどないことから、段差hの大きさとし
て最適な値である。
ス上の困難性を引き起こし、製造コストの面からも不利
になる。このことから、溝部幅Lが8μmの場合は、下
部シールド磁性体2及び上部シールド磁性体3に設ける
溝部2a、3aの段差hの大きさとしては、プロセス上
の面及び製造コストの面から、2μmにすることが望ま
しい。この段差hが2μmのときの特性は、段差hが5
μmのときの特性とほぼ同じであり、また、プロセス上
の困難性もほとんどないことから、段差hの大きさとし
て最適な値である。
【0079】次に、図17は、下部シールド磁性体2及
び上部シールド磁性体3の両方に段差hの溝部2a、3
aを設けた場合におけるバイアス磁界の強度分布(−●
−で示す)と、下部シールド磁性体2あるいは上部シー
ルド磁性体3のいずれか一方のみに段差hの溝部を設け
た場合におけるバイアス磁界の強度分布(−○−で示
す)を示す。なお、段差hはいずれも2μmとし、溝部
幅Lはいずれも8μmとした。また、MR膜1の下面か
らバイアス導体33までの距離dを0.1μm、バイア
ス導体33の幅Wを6μmとした。
び上部シールド磁性体3の両方に段差hの溝部2a、3
aを設けた場合におけるバイアス磁界の強度分布(−●
−で示す)と、下部シールド磁性体2あるいは上部シー
ルド磁性体3のいずれか一方のみに段差hの溝部を設け
た場合におけるバイアス磁界の強度分布(−○−で示
す)を示す。なお、段差hはいずれも2μmとし、溝部
幅Lはいずれも8μmとした。また、MR膜1の下面か
らバイアス導体33までの距離dを0.1μm、バイア
ス導体33の幅Wを6μmとした。
【0080】図17の特性図から、下部シールド磁性体
2及び上部シールド磁性体3の両方に段差hの溝部2
a、3aを設けた方が、感磁部1aにおけるバイアス磁
界の強度分布が均一となり、その結果、再生信号の非線
形歪量を減少させることができ、再生信号のS/Nの向
上を図ることができる。
2及び上部シールド磁性体3の両方に段差hの溝部2
a、3aを設けた方が、感磁部1aにおけるバイアス磁
界の強度分布が均一となり、その結果、再生信号の非線
形歪量を減少させることができ、再生信号のS/Nの向
上を図ることができる。
【0081】次に、図18は、下部シールド磁性体2及
び上部シールド磁性体3に設けられた溝部幅Lと信号磁
界の強度分布との関係を示すもので、具体的には、溝部
幅Lをそれぞれ8μm(−○−で示す)、14μm(−
△−で示す)、20μm(−●−で示す)としたときの
各信号磁界の強度分布を示す。なお、段差hはいずれも
2μmとした。
び上部シールド磁性体3に設けられた溝部幅Lと信号磁
界の強度分布との関係を示すもので、具体的には、溝部
幅Lをそれぞれ8μm(−○−で示す)、14μm(−
△−で示す)、20μm(−●−で示す)としたときの
各信号磁界の強度分布を示す。なお、段差hはいずれも
2μmとした。
【0082】また、図19は、下部シールド磁性体2及
び上部シールド磁性体3に設けられた段差hの溝部2
a、2bの幅Lとバイアス磁界の強度分布との関係を示
すもので、具体的には、溝部幅Lをそれぞれ8μm(−
○−で示す)、14μm(−△−で示す)、20μm
(−●−で示す)としたときの各バイアス磁界の強度分
布を示す。なお、段差hはいずれも2μmとした。
び上部シールド磁性体3に設けられた段差hの溝部2
a、2bの幅Lとバイアス磁界の強度分布との関係を示
すもので、具体的には、溝部幅Lをそれぞれ8μm(−
○−で示す)、14μm(−△−で示す)、20μm
(−●−で示す)としたときの各バイアス磁界の強度分
布を示す。なお、段差hはいずれも2μmとした。
【0083】溝部幅Lを大きくするほどMR膜1の感磁
部1aが長くとれ、それに伴って再生信号が大きくな
る。しかし、図18の特性図から、溝部幅Lを長くしす
ぎると、MR膜1を通る磁束に対する磁気抵抗が増加
し、再生出力の低下をもたらす。また、図19の特性図
から、溝部幅Lを大きくするほどバイアス磁界の強度分
布が不均一になり、再生信号の波形歪量を増大させるこ
とがわかる。従って、実際にMR薄膜ヘッドAの作製に
おいては、段差hが2μmの場合、溝部幅Lとして、再
生信号のレベルの増加に比して、磁気抵抗の増加が軽微
な範囲(即ち、バイアス磁界の強度分布が均一な範囲)
である8μmとすることが好ましい。しかし、段差hが
深くなればバイアス磁界強度分布はフラット化されるの
で一般にはh/L≦0.5が望ましい。
部1aが長くとれ、それに伴って再生信号が大きくな
る。しかし、図18の特性図から、溝部幅Lを長くしす
ぎると、MR膜1を通る磁束に対する磁気抵抗が増加
し、再生出力の低下をもたらす。また、図19の特性図
から、溝部幅Lを大きくするほどバイアス磁界の強度分
布が不均一になり、再生信号の波形歪量を増大させるこ
とがわかる。従って、実際にMR薄膜ヘッドAの作製に
おいては、段差hが2μmの場合、溝部幅Lとして、再
生信号のレベルの増加に比して、磁気抵抗の増加が軽微
な範囲(即ち、バイアス磁界の強度分布が均一な範囲)
である8μmとすることが好ましい。しかし、段差hが
深くなればバイアス磁界強度分布はフラット化されるの
で一般にはh/L≦0.5が望ましい。
【0084】次に、図20は、摺動面位置から段差hの
溝部2a、2bの始端aまでの長さ(デプス長D)と信
号磁界の強度分布との関係を示すもので、具体的には、
デプス長Dをそれぞれ0.5μm(−○−で示す)、
1.0μm(−△−で示す)、1.5μm(−●−で示
す)としたときの各信号磁界の強度分布を示す。なお、
段差hはいずれも2μmとし、溝部幅Lはいずれも8μ
mした。
溝部2a、2bの始端aまでの長さ(デプス長D)と信
号磁界の強度分布との関係を示すもので、具体的には、
デプス長Dをそれぞれ0.5μm(−○−で示す)、
1.0μm(−△−で示す)、1.5μm(−●−で示
す)としたときの各信号磁界の強度分布を示す。なお、
段差hはいずれも2μmとし、溝部幅Lはいずれも8μ
mした。
【0085】また、図21は、デプス長Dとバイアス磁
界の強度分布との関係を示すもので、具体的には、デプ
ス長Dをそれぞれ0.5μm(−○−で示す)、1.0
μm(−△−で示す)、1.5μm(−●−で示す)と
したときの各バイアス磁界の強度分布を示す。なお、段
差hはいずれも2μmとし、溝部幅Lはいずれも8μm
とした。
界の強度分布との関係を示すもので、具体的には、デプ
ス長Dをそれぞれ0.5μm(−○−で示す)、1.0
μm(−△−で示す)、1.5μm(−●−で示す)と
したときの各バイアス磁界の強度分布を示す。なお、段
差hはいずれも2μmとし、溝部幅Lはいずれも8μm
とした。
【0086】図20の特性図から、デプス長Dが小さい
ほど再生出力が大きくなることがわかる。また、図21
の特性図から、デプス長Dが小さいほどバイアス磁界強
度が大きくなることがわかる。
ほど再生出力が大きくなることがわかる。また、図21
の特性図から、デプス長Dが小さいほどバイアス磁界強
度が大きくなることがわかる。
【0087】次に、図22は、MR膜1の下部シールド
磁性体2(及び上部シールド磁性体3)と対向する長さ
(対向長)と信号磁界の強度分布との関係を示すもの
で、具体的には、対向長をそれぞれ90.5μm(−□
−で示す)、40.5μm(−◆−で示す)、5μm
(−■−で示す)としたときの各信号磁界の強度分布を
示す。なお、段差hはいずれも2μmとし、溝部幅Lは
いずれも8μmとした。
磁性体2(及び上部シールド磁性体3)と対向する長さ
(対向長)と信号磁界の強度分布との関係を示すもの
で、具体的には、対向長をそれぞれ90.5μm(−□
−で示す)、40.5μm(−◆−で示す)、5μm
(−■−で示す)としたときの各信号磁界の強度分布を
示す。なお、段差hはいずれも2μmとし、溝部幅Lは
いずれも8μmとした。
【0088】図22の特性図から、信号磁界の強度分布
は、MR膜1の下部シールド磁性体2(及び上部シール
ド磁性体3)と対向する長さには依存せず、その長さと
して5μmもあれば十分であることがわかる。
は、MR膜1の下部シールド磁性体2(及び上部シール
ド磁性体3)と対向する長さには依存せず、その長さと
して5μmもあれば十分であることがわかる。
【0089】次に、図23は、MR膜1の前端導磁路3
1a部分に形成される軟磁性膜の厚みと信号磁界の強度
分布との関係を示すもので、具体的には、厚みをそれぞ
れ0μm(−□−で示す)、0.033μm(−◇−で
示す)、0.066μm(−■−で示す)としたときの
各信号磁界の強度分布を示す。なお、段差hはいずれも
2μmとし、溝部幅Lはいずれも8μmとした。また、
前端導磁路31aの長さは3.5μmである。
1a部分に形成される軟磁性膜の厚みと信号磁界の強度
分布との関係を示すもので、具体的には、厚みをそれぞ
れ0μm(−□−で示す)、0.033μm(−◇−で
示す)、0.066μm(−■−で示す)としたときの
各信号磁界の強度分布を示す。なお、段差hはいずれも
2μmとし、溝部幅Lはいずれも8μmとした。また、
前端導磁路31aの長さは3.5μmである。
【0090】図23の特性図から、前端導磁路31aの
増厚の効果は軽微であることがわかる。
増厚の効果は軽微であることがわかる。
【0091】次に、図24は、MR膜1の下面からバイ
アス導体33までの距離dとバイアス磁界の強度分布と
の関係を示すもので、具体的には、距離をそれぞれ0.
1μm(−○−で示す)、0.2μm(−◇−で示
す)、0.3μm(−●−で示す)としたときの各バイ
アス磁界の強度分布を示す。なお、段差hはいずれも2
μmとし、溝部幅Lはいずれも8μmとした。
アス導体33までの距離dとバイアス磁界の強度分布と
の関係を示すもので、具体的には、距離をそれぞれ0.
1μm(−○−で示す)、0.2μm(−◇−で示
す)、0.3μm(−●−で示す)としたときの各バイ
アス磁界の強度分布を示す。なお、段差hはいずれも2
μmとし、溝部幅Lはいずれも8μmとした。
【0092】図24の特性図から、MR膜1の下面から
バイアス導体33までの距離dが小さいほど、即ちMR
膜1とバイアス導体33とが近いほどバイアス磁界の強
度が大きくなり、かつ感磁部1aにおける強度分布曲線
がフラットとなる。従って、上記距離dが小さいほど再
生信号の非線形歪量を減少させることができる。但し、
図25の特性図に示すように、上述の距離が0.2μm
よりも大きい場合は、保磁力Hcが一定となるため、M
R薄膜ヘッドAの再現性が良好となるが、距離が0.2
μmよりも小さい場合は、保磁力Hcが距離に依存して
変化するため、MR薄膜ヘッドAの再現性が悪くなる。
従って、実際にMR薄膜ヘッドAを作製する場合には、
上記条件を考慮して、上述の距離を0.2μmに設定す
ることが望ましい。
バイアス導体33までの距離dが小さいほど、即ちMR
膜1とバイアス導体33とが近いほどバイアス磁界の強
度が大きくなり、かつ感磁部1aにおける強度分布曲線
がフラットとなる。従って、上記距離dが小さいほど再
生信号の非線形歪量を減少させることができる。但し、
図25の特性図に示すように、上述の距離が0.2μm
よりも大きい場合は、保磁力Hcが一定となるため、M
R薄膜ヘッドAの再現性が良好となるが、距離が0.2
μmよりも小さい場合は、保磁力Hcが距離に依存して
変化するため、MR薄膜ヘッドAの再現性が悪くなる。
従って、実際にMR薄膜ヘッドAを作製する場合には、
上記条件を考慮して、上述の距離を0.2μmに設定す
ることが望ましい。
【0093】次に、図26は、バイアス導体33の幅W
とバイアス磁界の強度分布との関係を示すもので、具体
的には、幅Wをそれぞれ4μm(−○−で示す)、5μ
m(−◆−で示す)、6μm(−●−で示す)、7μm
(−◇−で示す)としたときの各バイアス磁界の強度分
布を示す。なお、段差hはいずれも2μmとし、溝部幅
Lはいずれも8μmとした。また、MR膜1の下面から
バイアス導体33までの距離dは0.1μmとした。
とバイアス磁界の強度分布との関係を示すもので、具体
的には、幅Wをそれぞれ4μm(−○−で示す)、5μ
m(−◆−で示す)、6μm(−●−で示す)、7μm
(−◇−で示す)としたときの各バイアス磁界の強度分
布を示す。なお、段差hはいずれも2μmとし、溝部幅
Lはいずれも8μmとした。また、MR膜1の下面から
バイアス導体33までの距離dは0.1μmとした。
【0094】図26の特性図から、強度分布中、バイア
ス導体33の幅W方向両端からそれぞれ1μmほど内方
に入り込んだ領域までの各強度分布が不均一となってい
る。従って、再生信号の非線形歪量を抑制させるには、
バイアス導体33の幅Wを広くとる方が好ましい。
ス導体33の幅W方向両端からそれぞれ1μmほど内方
に入り込んだ領域までの各強度分布が不均一となってい
る。従って、再生信号の非線形歪量を抑制させるには、
バイアス導体33の幅Wを広くとる方が好ましい。
【0095】従って、前端導磁路31aの深さ方向の長
さを大きくとるほど、感磁部1aにおける信号磁界及び
バイアス磁界の各強度分布が均一となる。しかし、あま
り長くし過ぎると、感磁部1aの領域が圧迫され、再生
出力が低下することとなる。従って、実際にMR薄膜ヘ
ッドAを作製する場合には、上記条件を考慮して、前端
導磁路31aの長さをこの前端導磁路とシールド磁性体
とがギャップ長を隔てて対向する距離以上にすることが
望ましい。
さを大きくとるほど、感磁部1aにおける信号磁界及び
バイアス磁界の各強度分布が均一となる。しかし、あま
り長くし過ぎると、感磁部1aの領域が圧迫され、再生
出力が低下することとなる。従って、実際にMR薄膜ヘ
ッドAを作製する場合には、上記条件を考慮して、前端
導磁路31aの長さをこの前端導磁路とシールド磁性体
とがギャップ長を隔てて対向する距離以上にすることが
望ましい。
【0096】以下に、図27を参照して、本発明による
磁気抵抗効果型磁気ヘッドの他の実施例を説明するが、
上述の実施例と対応する部分については、その説明を援
用する。尚、この実施例は縦型のMR薄膜ヘッドの場合
であるが、上述の実施例と同様に横型のMR薄膜ヘッド
も可能である。Fe−Ni等の磁性膜からなるMR膜2
01の感磁部201aの両側に、通電用の一対の電極、
即ち、前端電極232a及び後端電極232bを設け
て、記録媒体よりの信号磁界と略同方向にセンス電流を
流すようにしている。即ち、MR膜201のうち電極2
32a、232bの間が感磁部201aとされる。MR
膜201及び一対の電極232a、232bを、アルミ
ナ等の絶縁層213、214を介して対向するFe−N
i等の磁性膜よりなる一対の上下のシールド磁性体20
2、203の間に配置する。このシールド磁性体20
2、203は再生時に磁路となる。
磁気抵抗効果型磁気ヘッドの他の実施例を説明するが、
上述の実施例と対応する部分については、その説明を援
用する。尚、この実施例は縦型のMR薄膜ヘッドの場合
であるが、上述の実施例と同様に横型のMR薄膜ヘッド
も可能である。Fe−Ni等の磁性膜からなるMR膜2
01の感磁部201aの両側に、通電用の一対の電極、
即ち、前端電極232a及び後端電極232bを設け
て、記録媒体よりの信号磁界と略同方向にセンス電流を
流すようにしている。即ち、MR膜201のうち電極2
32a、232bの間が感磁部201aとされる。MR
膜201及び一対の電極232a、232bを、アルミ
ナ等の絶縁層213、214を介して対向するFe−N
i等の磁性膜よりなる一対の上下のシールド磁性体20
2、203の間に配置する。このシールド磁性体20
2、203は再生時に磁路となる。
【0097】一対のシールド磁性体202、203の感
磁部201aと対向する部分の段差hが、記録媒体との
対向面におけるMR膜201と一対のシールド磁性体2
02、203との間の距離であるギャップ長g1、g2
より大とされた溝部202a、203aを、それぞれ一
対のシールド磁性体202、203に設ける。
磁部201aと対向する部分の段差hが、記録媒体との
対向面におけるMR膜201と一対のシールド磁性体2
02、203との間の距離であるギャップ長g1、g2
より大とされた溝部202a、203aを、それぞれ一
対のシールド磁性体202、203に設ける。
【0098】そして、各溝部202a、203aの幅L
を、 0<h/L≦0.5 に設定する。
を、 0<h/L≦0.5 に設定する。
【0099】また、感磁部201a及び一対の電極23
2a、232bの対向端部に亘る部分に対向する如く、
感磁部201aにバイアス磁界を与える如く、感磁部2
01aと略同方向に延在し、その延在方向に着磁された
Fe−Ni等の磁性膜からなる長さがWのバイアス用ハ
ード膜233Hを設ける。
2a、232bの対向端部に亘る部分に対向する如く、
感磁部201aにバイアス磁界を与える如く、感磁部2
01aと略同方向に延在し、その延在方向に着磁された
Fe−Ni等の磁性膜からなる長さがWのバイアス用ハ
ード膜233Hを設ける。
【0100】尚、このハード膜233Hは、図32に示
す如く、ハード膜233Hの一端、例えば、左端を上部
シールド磁性体203とその溝部203a内において磁
気的に連結して、その左端からの正又は負方向の磁束が
上部シールド磁性体203を通じて、感磁部201aに
流れるようにしても良い。この場合は、ハード膜233
Hの左端は前端電極232aと対向していない。
す如く、ハード膜233Hの一端、例えば、左端を上部
シールド磁性体203とその溝部203a内において磁
気的に連結して、その左端からの正又は負方向の磁束が
上部シールド磁性体203を通じて、感磁部201aに
流れるようにしても良い。この場合は、ハード膜233
Hの左端は前端電極232aと対向していない。
【0101】図27の実施例の場合は、図16の特性図
から明らかのように、バイアス磁界の反転(バイアス磁
界の符号の反転)が生じる。このため、図27の実施例
では、MR薄膜201の前端電極232aを一対のシー
ルド磁性体203の溝部203aまで延長して、バイア
ス用ハード膜233Hの前端部と対向させて、反転部分
を感磁部201aに含ませないようにいている。このた
め、再生出力が低下する。尚、このような問題は、バイ
アス用導体を用いた場合には生じない。
から明らかのように、バイアス磁界の反転(バイアス磁
界の符号の反転)が生じる。このため、図27の実施例
では、MR薄膜201の前端電極232aを一対のシー
ルド磁性体203の溝部203aまで延長して、バイア
ス用ハード膜233Hの前端部と対向させて、反転部分
を感磁部201aに含ませないようにいている。このた
め、再生出力が低下する。尚、このような問題は、バイ
アス用導体を用いた場合には生じない。
【0102】そこで、図32の実施例では、バイアス用
ハード膜233Hの前端を上側のシールド磁性体203
に磁気的に接続して、シールド磁性体203を介してM
R薄膜201にバイアス磁界を与えているので、上述の
バイアス磁界の反転が生じないので、図27の実施例に
比べて、再生出力が高くなる。尚、バイアス用ハード膜
233Hの前端及び後端の両方をシールド磁性体203
に磁気的に接続すると、MR薄膜201に与えるバイア
ス磁界が弱まるので好ましくない。
ハード膜233Hの前端を上側のシールド磁性体203
に磁気的に接続して、シールド磁性体203を介してM
R薄膜201にバイアス磁界を与えているので、上述の
バイアス磁界の反転が生じないので、図27の実施例に
比べて、再生出力が高くなる。尚、バイアス用ハード膜
233Hの前端及び後端の両方をシールド磁性体203
に磁気的に接続すると、MR薄膜201に与えるバイア
ス磁界が弱まるので好ましくない。
【0103】また、このハード膜233Hの代わりに、
図33に示す如く、感磁部201a及び一対の電極23
2a、232bの対向端部に亘る部分に対向する如く、
感磁部201aにバイアス磁界を与える如く、感磁部2
01aを横切る方向に延在し、その延在方向にそってバ
イアス電流が流される幅ががWのバイアス導体233C
を設けても良い。
図33に示す如く、感磁部201a及び一対の電極23
2a、232bの対向端部に亘る部分に対向する如く、
感磁部201aにバイアス磁界を与える如く、感磁部2
01aを横切る方向に延在し、その延在方向にそってバ
イアス電流が流される幅ががWのバイアス導体233C
を設けても良い。
【0104】かかる実施例によれば、MR膜201を用
いたMR薄膜ヘッドにおいて、MR膜201からなる感
磁部201aの両側に、通電用の一対の電極232a、
232bを設け、MR膜201及び一対の電極232
a、232bを、絶縁層213、214を介して対向す
る一対のシールド磁性体202、203の間に配置し、
一対のシールド磁性体202、203の感磁部201a
と対向する部分の段差h′が、記録媒体との対向面にお
けるMR膜201と一対のシールド磁性体202、20
3との間の距離であるギャップ長より大とされた溝部2
02a、202bを、それぞれ上記一対のシールド磁性
体に設けてなり、上記各溝部の幅Lを、 0<h/L≦0.5 に設定したので、上述の実施例と同様に、MR膜201
まで達した信号磁束量の内、感磁部201aの途中から
一対のシールド磁性体202、203に漏れる磁束量の
割合を減少させることができ、高再生出力を得ることが
できる。また、バイアス磁界分布の不均一性を改善し
て、再生信号の非線形歪み量を減少させることができ、
再生信号のS/Nの向上を図ることができる。さらに、
MR膜201に到達する信号磁束の引き込み効果を向上
させることができ、高再生出力を達成させることができ
る。
いたMR薄膜ヘッドにおいて、MR膜201からなる感
磁部201aの両側に、通電用の一対の電極232a、
232bを設け、MR膜201及び一対の電極232
a、232bを、絶縁層213、214を介して対向す
る一対のシールド磁性体202、203の間に配置し、
一対のシールド磁性体202、203の感磁部201a
と対向する部分の段差h′が、記録媒体との対向面にお
けるMR膜201と一対のシールド磁性体202、20
3との間の距離であるギャップ長より大とされた溝部2
02a、202bを、それぞれ上記一対のシールド磁性
体に設けてなり、上記各溝部の幅Lを、 0<h/L≦0.5 に設定したので、上述の実施例と同様に、MR膜201
まで達した信号磁束量の内、感磁部201aの途中から
一対のシールド磁性体202、203に漏れる磁束量の
割合を減少させることができ、高再生出力を得ることが
できる。また、バイアス磁界分布の不均一性を改善し
て、再生信号の非線形歪み量を減少させることができ、
再生信号のS/Nの向上を図ることができる。さらに、
MR膜201に到達する信号磁束の引き込み効果を向上
させることができ、高再生出力を達成させることができ
る。
【0105】次に、図27及び図32の実施例における
シールド磁性体202、203の溝部202a、203
aの幅(溝部幅)Lと、MR膜201の実効的な比透磁
率μとの関係を図28を参照して説明する。
シールド磁性体202、203の溝部202a、203
aの幅(溝部幅)Lと、MR膜201の実効的な比透磁
率μとの関係を図28を参照して説明する。
【0106】まず、図28の直線aに示す如く、MR膜
201膜の実効的な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関
係を、 μ>194(L−3.5) に設定する。このようにすると、再生信号出力が一層大
きくなる。
201膜の実効的な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関
係を、 μ>194(L−3.5) に設定する。このようにすると、再生信号出力が一層大
きくなる。
【0107】尚、図33のように、バイアス用ハード膜
233Hの代わりに、バイアス用導体233Cを設けた
場合でも、MR膜201膜の実効的な比透磁率μ及び溝
部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) に設定すれば、やはり再生信号出力が一層大きくなる。
233Hの代わりに、バイアス用導体233Cを設けた
場合でも、MR膜201膜の実効的な比透磁率μ及び溝
部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) に設定すれば、やはり再生信号出力が一層大きくなる。
【0108】次に、図28の直線bに示す如く、MR膜
201膜の実効的な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関
係を、 μ>−689(L−11.7) に設定する。このようにすると、バイアス強度が一層大
きくなる。
201膜の実効的な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関
係を、 μ>−689(L−11.7) に設定する。このようにすると、バイアス強度が一層大
きくなる。
【0109】次に、図28の直線cに示す如く、MR膜
201膜の実効的な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関
係を、 μ>−1517(L−14.1) に設定する。このようにすると、バイアス均一性が一層
良好となる。
201膜の実効的な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関
係を、 μ>−1517(L−14.1) に設定する。このようにすると、バイアス均一性が一層
良好となる。
【0110】尚、MR膜201膜の実効的な比透磁率μ
及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) で、且つ、 μ>−689(L−11.7) に設定すれば、再生信号出力が一層大きくなると共に、
バイアス強度が一層大きくなる。
及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) で、且つ、 μ>−689(L−11.7) に設定すれば、再生信号出力が一層大きくなると共に、
バイアス強度が一層大きくなる。
【0111】また、MR膜201膜の実効的な比透磁率
μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) で、且つ、 μ>−689(L−11.7) で、且つ、 μ>−1517(L−14.1) に設定すれば、再生信号出力が一層大きくなり、バイア
ス強度が一層大きくなると共に、バイアス均一性が一層
良好となる。
μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) で、且つ、 μ>−689(L−11.7) で、且つ、 μ>−1517(L−14.1) に設定すれば、再生信号出力が一層大きくなり、バイア
ス強度が一層大きくなると共に、バイアス均一性が一層
良好となる。
【0112】さらに、MR膜201膜の実効的な比透磁
率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ>−689(L−11.7) で、且つ、 μ>−1517(L−14.1) に設定すれば、バイアス強度が一層大きくなると共に、
バイアス均一性が一層良好となる。
率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ>−689(L−11.7) で、且つ、 μ>−1517(L−14.1) に設定すれば、バイアス強度が一層大きくなると共に、
バイアス均一性が一層良好となる。
【0113】図29は、MR膜201膜の実効的な比透
磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) に設定したとき、再生信号出力が一層大きくなることを
シュミレーションにより確かめた溝部幅(μm)Lに対
する信号出力(相対比)の特性を示す。ここでは、MR
膜201の実効的な比透磁率μをそれぞれ250、50
0及び1000に選定した場合の、図27に示した実施
例と、図38に示し従来例との特性を比較して示したも
のである。
磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) に設定したとき、再生信号出力が一層大きくなることを
シュミレーションにより確かめた溝部幅(μm)Lに対
する信号出力(相対比)の特性を示す。ここでは、MR
膜201の実効的な比透磁率μをそれぞれ250、50
0及び1000に選定した場合の、図27に示した実施
例と、図38に示し従来例との特性を比較して示したも
のである。
【0114】次に、図29で、再生信号出力が、従来例
に比べて、実施例の方が高い場合を○、従来例と同程度
の場合を△、従来例より低くなる場合を×で示すと、実
効的な比透磁率μ及び溝幅Lとの組み合わせの数値例は
次の通りである。
に比べて、実施例の方が高い場合を○、従来例と同程度
の場合を△、従来例より低くなる場合を×で示すと、実
効的な比透磁率μ及び溝幅Lとの組み合わせの数値例は
次の通りである。
【0115】 L(μm) 4 6 8 14 20 μ 250 × ○ ○ ○ ○ 500 × △ ○ ○ ○ 1000 × × △ ○ ○
【0116】図30は、MR膜201膜の実効的な比透
磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ<−689(L−11.7) に設定したとき、バイアス強度が一層大きくなることを
シュミレーションにより確かめた溝部幅(μm)Lに対
するバイアス強度(KA/m)/バイアス用ハード膜厚
(μm)の特性を示す。ここでは、MR膜201の実効
的な比透磁率μをそれぞれ250、500及び1000
に選定した場合の、図27に示した実施例と、図38に
示し従来例との特性を比較して示したものである。
磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ<−689(L−11.7) に設定したとき、バイアス強度が一層大きくなることを
シュミレーションにより確かめた溝部幅(μm)Lに対
するバイアス強度(KA/m)/バイアス用ハード膜厚
(μm)の特性を示す。ここでは、MR膜201の実効
的な比透磁率μをそれぞれ250、500及び1000
に選定した場合の、図27に示した実施例と、図38に
示し従来例との特性を比較して示したものである。
【0117】次に、図30で、MR膜201が適正バイ
アス(Ms/√2)となるバイアス用ハード膜の膜厚が
従来例に比べて、実施例の方が薄くて良い場合を○、従
来例と同程度の場合を△、従来例より厚くなる場合を×
で示すと、実効的な比透磁率μ及び溝幅Lとの組み合わ
せの数値例は次の通りである。
アス(Ms/√2)となるバイアス用ハード膜の膜厚が
従来例に比べて、実施例の方が薄くて良い場合を○、従
来例と同程度の場合を△、従来例より厚くなる場合を×
で示すと、実効的な比透磁率μ及び溝幅Lとの組み合わ
せの数値例は次の通りである。
【0118】 L(μm) 4 6 8 14 20 μ 250 ○ ○ ○ × × 500 ○ ○ ○ × × 1000 ○ ○ ○ × ×
【0119】図31は、MR膜201膜の実効的な比透
磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ<−1517(L−14.1) に設定したとき、バイアス均一性が一層良好となるとを
シュミレーションにより確かめた溝部幅(μm)Lに対
するバイアス均一性の特性を示す。ここでは、MR膜2
01の実効的な比透磁率μをそれぞれ250、500及
び1000に選定した場合の、図27に示した実施例
と、図38に示し従来例との特性を比較して示したもの
である。
磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ<−1517(L−14.1) に設定したとき、バイアス均一性が一層良好となるとを
シュミレーションにより確かめた溝部幅(μm)Lに対
するバイアス均一性の特性を示す。ここでは、MR膜2
01の実効的な比透磁率μをそれぞれ250、500及
び1000に選定した場合の、図27に示した実施例
と、図38に示し従来例との特性を比較して示したもの
である。
【0120】次に、図31で、バイアス均一性が、従来
例に比べて、実施例の方が良好な場合を○、従来例と同
程度の場合を△、従来例より悪くなる場合を×で示す
と、実効的な比透磁率μ及び溝幅Lとの組み合わせの数
値例は次の通りである。
例に比べて、実施例の方が良好な場合を○、従来例と同
程度の場合を△、従来例より悪くなる場合を×で示す
と、実効的な比透磁率μ及び溝幅Lとの組み合わせの数
値例は次の通りである。
【0121】 L(μm) 4 6 8 14 20 μ 250 ○ ○ ○ △ × 500 ○ ○ ○ △ × 1000 ○ ○ ○ × ×
【0122】
【発明の効果】第1の本発明によれば、磁気抵抗効果薄
膜を用いた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにおいて、磁
気抵抗効果薄膜からなる感磁部の両側に、通電用の一対
の電極を設け、磁気抵抗効果薄膜及び一対の電極を、絶
縁層を介して対向する一対のシールド磁性体の間に配置
し、その一対のシールド磁性体の感磁部と対向する部分
の段差hが、記録媒体との対向面における磁気抵抗効果
薄膜と一対のシールド磁性体との間の距離であるギャッ
プ長より大とされた溝部を、それぞれ一対のシールド磁
性体に設けてなり、各溝部の幅Lを、 0<h/L≦0.5 に設定したので、磁気抵抗効果薄膜まで達した信号磁束
量の内、感磁部の途中から一対のシールド磁性体に漏れ
る磁束量の割合を減少させることができ、高再生出力を
得ることができる。また、バイアス磁界分布の不均一性
を改善して、再生信号の非線形歪み量を減少させること
ができ、再生信号のS/Nの向上を図ることができる。
膜を用いた磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドにおいて、磁
気抵抗効果薄膜からなる感磁部の両側に、通電用の一対
の電極を設け、磁気抵抗効果薄膜及び一対の電極を、絶
縁層を介して対向する一対のシールド磁性体の間に配置
し、その一対のシールド磁性体の感磁部と対向する部分
の段差hが、記録媒体との対向面における磁気抵抗効果
薄膜と一対のシールド磁性体との間の距離であるギャッ
プ長より大とされた溝部を、それぞれ一対のシールド磁
性体に設けてなり、各溝部の幅Lを、 0<h/L≦0.5 に設定したので、磁気抵抗効果薄膜まで達した信号磁束
量の内、感磁部の途中から一対のシールド磁性体に漏れ
る磁束量の割合を減少させることができ、高再生出力を
得ることができる。また、バイアス磁界分布の不均一性
を改善して、再生信号の非線形歪み量を減少させること
ができ、再生信号のS/Nの向上を図ることができる。
【0123】第2の本発明によれば、第1の本発明にお
いて、磁気抵抗効果薄膜からなる感磁部の前後に、それ
ぞれ軟磁性膜からなる前端及び後端導磁路を設け、その
前端及び後端導磁路を絶縁層を介して一対のシールド磁
性体の間に配し、後端導磁路を一対のシールド磁性体に
磁気的に接続し、前端導磁路の長さが、その前端導磁路
及び一対のシールド磁性体がギャップ長を隔てて対向す
る距離以上であるようにしたので、第1の本発明の効果
に加えて、磁気抵抗効果薄膜に到達する信号磁束の引き
込み効果を向上させることができ、高生出力を得ること
ができる。
いて、磁気抵抗効果薄膜からなる感磁部の前後に、それ
ぞれ軟磁性膜からなる前端及び後端導磁路を設け、その
前端及び後端導磁路を絶縁層を介して一対のシールド磁
性体の間に配し、後端導磁路を一対のシールド磁性体に
磁気的に接続し、前端導磁路の長さが、その前端導磁路
及び一対のシールド磁性体がギャップ長を隔てて対向す
る距離以上であるようにしたので、第1の本発明の効果
に加えて、磁気抵抗効果薄膜に到達する信号磁束の引き
込み効果を向上させることができ、高生出力を得ること
ができる。
【0124】第3の本発明によれば、第1又は第2の本
発明において、磁気抵抗効果薄膜に対するセンス電流が
信号磁界と略同方向に流されるように磁気抵抗効果薄膜
が配されてなるので、第1又は第2の本発明と同様の効
果がある。
発明において、磁気抵抗効果薄膜に対するセンス電流が
信号磁界と略同方向に流されるように磁気抵抗効果薄膜
が配されてなるので、第1又は第2の本発明と同様の効
果がある。
【0125】第4の本発明によれば、第1又は第2の本
発明において、磁気抵抗効果薄膜に対するセンス電流が
信号磁界と略直交する方向に流されるように磁気抵抗効
果薄膜が配されてなるので、第1又は第2の本発明と同
様の効果がある。
発明において、磁気抵抗効果薄膜に対するセンス電流が
信号磁界と略直交する方向に流されるように磁気抵抗効
果薄膜が配されてなるので、第1又は第2の本発明と同
様の効果がある。
【0126】第5の本発明によれば、第1、第2、第3
又は第4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜の実効的
な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) に設定したので、第1、第2、第3又は第4の本発明の
効果に加えて、再生信号出力が一層大きくなる。
又は第4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜の実効的
な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) に設定したので、第1、第2、第3又は第4の本発明の
効果に加えて、再生信号出力が一層大きくなる。
【0127】第6の本発明によれば、第1、第2、第3
又は第4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜の実効的
な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ<−689(L−11.7) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜に対向する如くバ
イアス用永久磁石膜を設けたので、第1、第2、第3又
は第4の本発明の効果に加えて、バイアス強度が一層大
きくなる。
又は第4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜の実効的
な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ<−689(L−11.7) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜に対向する如くバ
イアス用永久磁石膜を設けたので、第1、第2、第3又
は第4の本発明の効果に加えて、バイアス強度が一層大
きくなる。
【0128】第7の本発明によれば、第1、第2、第3
又は第4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜の実効的
な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ<−1517(L−14.1) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜に対向する如くバ
イアス用永久磁石膜を設けたので、第1、第2、第3又
は第4の本発明の効果に加えて、バイアス均一性が一層
良好となる。
又は第4の本発明において、磁気抵抗効果薄膜の実効的
な比透磁率μ及び溝部の幅Lの間の関係を、 μ<−1517(L−14.1) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜に対向する如くバ
イアス用永久磁石膜を設けたので、第1、第2、第3又
は第4の本発明の効果に加えて、バイアス均一性が一層
良好となる。
【0129】第8の本発明によれば、第5の本発明にお
いて、磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁率μ及び溝部
の幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−689(L−11.7) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜に対向する如くバ
イアス用永久磁石膜を設けたので、第5の本発明の効果
に加えて、バイアス強度が一層大きくなる。
いて、磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁率μ及び溝部
の幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−689(L−11.7) に設定すると共に、磁気抵抗効果薄膜に対向する如くバ
イアス用永久磁石膜を設けたので、第5の本発明の効果
に加えて、バイアス強度が一層大きくなる。
【0130】第9の本発明によれば、第8の本発明にお
いて、磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁率μ及び溝部
の幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−1517(L−14.1) に設定したので、第8の本発明の効果に加えて、バイア
ス均一性が一層良好となる。
いて、磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁率μ及び溝部
の幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−1517(L−14.1) に設定したので、第8の本発明の効果に加えて、バイア
ス均一性が一層良好となる。
【0131】第10の本発明によれば、第6の本発明に
おいて、磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁率μ及び溝
部の幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−1517(L−14.1) に設定したので、第6の本発明の効果に加えて、バイア
ス均一性が一層良好となる。
おいて、磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁率μ及び溝
部の幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−1517(L−14.1) に設定したので、第6の本発明の効果に加えて、バイア
ス均一性が一層良好となる。
【図1】本発明に係る磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの
実施例(以下、単に実施例に係るMR薄膜ヘッドと記
す)の構成を示す断面図
実施例(以下、単に実施例に係るMR薄膜ヘッドと記
す)の構成を示す断面図
【図2】本実施例に係るMR薄膜ヘッドを縦型のMR薄
膜ヘッドに適用した場合の構成を示す断面図
膜ヘッドに適用した場合の構成を示す断面図
【図3】本実施例に係る縦型MR薄膜ヘッドを模式的に
示す斜視図 同図Aは下部シールド磁性体上に磁気抵抗効果薄膜(以
下、単にMR膜と記す)を形成した状態を示し、同図B
はMR膜上に先端電極及び後端電極を形成した状態を示
す。
示す斜視図 同図Aは下部シールド磁性体上に磁気抵抗効果薄膜(以
下、単にMR膜と記す)を形成した状態を示し、同図B
はMR膜上に先端電極及び後端電極を形成した状態を示
す。
【図4】本実施例に係るMR薄膜ヘッドを横型のMR薄
膜ヘッドに適用した場合の構成を示す断面図
膜ヘッドに適用した場合の構成を示す断面図
【図5】本実施例に係る横型MR薄膜ヘッドを模式的に
示す斜視図 同図Aは下部シールド磁性体上に磁気抵抗効果薄膜(以
下、単にMR膜と記す)を形成した状態を示し、同図B
はMR膜上に第1の電極及び第2の電極を形成した状態
を示す。
示す斜視図 同図Aは下部シールド磁性体上に磁気抵抗効果薄膜(以
下、単にMR膜と記す)を形成した状態を示し、同図B
はMR膜上に第1の電極及び第2の電極を形成した状態
を示す。
【図6】本実施例に係るMR薄膜ヘッドの製造方法を示
す製造工程図 同図Aは非磁性基板上の絶縁層に溝を形成する工程を示
し、同図Bは溝を含む面に下部シールド磁性体を形成す
る工程を示し、同図Cは下部シールド磁性体上に形成さ
れた絶縁層の平坦化処理を示し、同図Dは再生ギャップ
を形成する工程を示す。
す製造工程図 同図Aは非磁性基板上の絶縁層に溝を形成する工程を示
し、同図Bは溝を含む面に下部シールド磁性体を形成す
る工程を示し、同図Cは下部シールド磁性体上に形成さ
れた絶縁層の平坦化処理を示し、同図Dは再生ギャップ
を形成する工程を示す。
【図7】本実施例に係るMR薄膜ヘッドの製造方法を示
す製造工程図 同図Aは縦型MR薄膜ヘッドにおいて、下部シールド磁
性体上にMR膜を形成する工程を示し、同図Bは横型M
R薄膜ヘッドにおいて、下部シールド磁性体上にMR膜
を形成する工程を示す。
す製造工程図 同図Aは縦型MR薄膜ヘッドにおいて、下部シールド磁
性体上にMR膜を形成する工程を示し、同図Bは横型M
R薄膜ヘッドにおいて、下部シールド磁性体上にMR膜
を形成する工程を示す。
【図8】本実施例に係るMR薄膜ヘッドの製造方法を示
す製造工程図 同図Aは縦型MR薄膜ヘッドにおいて、MR膜に先端電
極及び後端電極を形成する工程を示し、同図Bは横型M
R薄膜ヘッドにおいて、MR膜に第1の電極及び第2の
電極を形成する工程を示す。
す製造工程図 同図Aは縦型MR薄膜ヘッドにおいて、MR膜に先端電
極及び後端電極を形成する工程を示し、同図Bは横型M
R薄膜ヘッドにおいて、MR膜に第1の電極及び第2の
電極を形成する工程を示す。
【図9】本実施例に係るMR薄膜ヘッドの製造方法を示
す製造工程図 同図AはMR膜上に絶縁層を形成する工程を示し、同図
Bは絶縁層上にバイアス導体を形成する工程を示し、同
図Cはランド部を形成する工程を示す。
す製造工程図 同図AはMR膜上に絶縁層を形成する工程を示し、同図
Bは絶縁層上にバイアス導体を形成する工程を示し、同
図Cはランド部を形成する工程を示す。
【図10】本実施例に係るMR薄膜ヘッドの製造方法を
示す製造工程図 同図Aは再生ギャップを形成する工程を示し、同図Bは
上部シールド磁性体を形成する工程を示す。
示す製造工程図 同図Aは再生ギャップを形成する工程を示し、同図Bは
上部シールド磁性体を形成する工程を示す。
【図11】下部シールド磁性体に溝部を設ける他の製法
を示す工程経過図
を示す工程経過図
【図12】下部シールド磁性体に溝部を設ける更に他の
製法を示す工程経過図
製法を示す工程経過図
【図13】本実施例に係るMR薄膜ヘッドにおいて、M
R膜感磁部の深さ方向に対する信号磁界分布を示す特性
図
R膜感磁部の深さ方向に対する信号磁界分布を示す特性
図
【図14】本実施例に係るMR薄膜ヘッドにおいて、M
R膜感磁部の深さ方向に対するバイアス磁界分布を示す
特性図
R膜感磁部の深さ方向に対するバイアス磁界分布を示す
特性図
【図15】下部シールド磁性体及び上部シールド磁性体
に設けられた溝部の段差と信号磁界の強度分布との関係
を示す特性図
に設けられた溝部の段差と信号磁界の強度分布との関係
を示す特性図
【図16】下部シールド磁性体及び上部シールド磁性体
に設けられる溝部の段差とバイアス磁界の強度分布との
関係を示す特性図
に設けられる溝部の段差とバイアス磁界の強度分布との
関係を示す特性図
【図17】下部シールド磁性体及び上部シールド磁性体
の両方に溝部を設けた場合におけるバイアス磁界の強度
分布と、下部シールド磁性体あるいは上部シールド磁性
体のいずれか一方のみに溝部を設けた場合におけるバイ
アス磁界の強度分布を示す特性図
の両方に溝部を設けた場合におけるバイアス磁界の強度
分布と、下部シールド磁性体あるいは上部シールド磁性
体のいずれか一方のみに溝部を設けた場合におけるバイ
アス磁界の強度分布を示す特性図
【図18】下部シールド磁性体及び上部シールド磁性体
に設けられた溝部の幅と信号磁界の強度分布との関係を
示す特性図
に設けられた溝部の幅と信号磁界の強度分布との関係を
示す特性図
【図19】下部シールド磁性体及び上部シールド磁性体
に設けられた溝部の幅とバイアス磁界の強度分布との関
係を示す特性図
に設けられた溝部の幅とバイアス磁界の強度分布との関
係を示す特性図
【図20】摺動面から溝部の始端までの長さ(デプス
長)と信号磁界の強度分布との関係を示す特性図
長)と信号磁界の強度分布との関係を示す特性図
【図21】摺動面から溝部の始端までの長さ(デプス
長)とバイアス磁界の強度分布との関係を示す特性図
長)とバイアス磁界の強度分布との関係を示す特性図
【図22】MR膜の下部シールド磁性体(及び上部シー
ルド磁性体)と対向する長さと信号磁界の強度分布との
関係を示す特性図
ルド磁性体)と対向する長さと信号磁界の強度分布との
関係を示す特性図
【図23】MR膜の前端導磁路部分に形成される軟磁性
膜の厚みと信号磁界の強度分布との関係を示す特性図
膜の厚みと信号磁界の強度分布との関係を示す特性図
【図24】MR膜の下面からバイアス導体までの距離と
バイアス磁界の強度分布との関係を示す特性図
バイアス磁界の強度分布との関係を示す特性図
【図25】MR膜の下面からバイアス導体までの距離と
保磁力との関係を示す特性図
保磁力との関係を示す特性図
【図26】バイアス導体の幅とバイアス磁界の強度分布
との関係を示す特性図
との関係を示す特性図
【図27】本発明に係る磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
(以下、単に他の実施例に係るMR薄膜ヘッドと記す)
の他の実施例の構成を示す断面図
(以下、単に他の実施例に係るMR薄膜ヘッドと記す)
の他の実施例の構成を示す断面図
【図28】他の実施例に係るMR薄膜ヘッドの溝部幅と
実効的な比透磁率の関係を示す特性図
実効的な比透磁率の関係を示す特性図
【図29】他の実施例に係るMR薄膜ヘッドの信号出力
の溝部幅依存性を示す特性図
の溝部幅依存性を示す特性図
【図30】他の実施例に係るMR薄膜ヘッドの溝部幅依
存性を示す特性図
存性を示す特性図
【図31】他の実施例に係るMR薄膜ヘッドのバイアス
均一性の溝部幅依存性を示す特性図
均一性の溝部幅依存性を示す特性図
【図32】他の実施例に係るMR薄膜ヘッドの変形例を
示す断面図
示す断面図
【図33】他の実施例に係るMR薄膜ヘッドの変形例を
示す断面図
示す断面図
【図34】従来例に係るMR薄膜ヘッドを示す平面図
【図35】従来例に係るMR薄膜ヘッドを示す断面図
【図36】従来例に係るMR薄膜ヘッドにおいて、MR
感磁部の深さ方向に対する信号磁界分布を示す特性図
感磁部の深さ方向に対する信号磁界分布を示す特性図
【図37】従来例に係るMR薄膜ヘッドにおいて、MR
感磁部の深さ方向に対するバイアス時間分布を示す特性
図
感磁部の深さ方向に対するバイアス時間分布を示す特性
図
【図38】他の従来例に係るMR薄膜ヘッドを示す断面
図
図
A MR薄膜ヘッド 1 MR膜 1a 感磁部 2 下部シールド磁性体 3 上部シールド磁性体 11 非磁性基板 12 絶縁層 13 絶縁層(第1の再生ギャップ形成用) 14 絶縁層(第2の再生ギャップ形成用) 32a 前端電極 32b 後端電極 33 バイアス導体 201 MR膜 201a 感磁部 202 下部シールド磁性体 203 上部シールド磁性体 232a 前端電極 232b 後端電極 233 バイアス導体
Claims (10)
- 【請求項1】 磁気抵抗効果薄膜を用いた磁気抵抗効果
型薄膜磁気ヘッドにおいて、 上記磁気抵抗効果薄膜からなる感磁部の両側に、通電用
の一対の電極を設け、 上記磁気抵抗効果薄膜及び上記一対の電極を、絶縁層を
介して対向する一対のシールド磁性体の間に配置し、 該一対のシールド磁性体の上記感磁部と対向する部分の
段差hが、記録媒体との対向面における上記磁気抵抗効
果薄膜と上記一対のシールド磁性体との間の距離である
ギャップ長より大とされた溝部を、それぞれ上記一対の
シールド磁性体に設けてなり、 上記各溝部の幅Lを、 0<h/L≦0.5 に設定したことを特徴とする磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッド。 - 【請求項2】 上記磁気抵抗効果薄膜からなる感磁部の
前後に、それぞれ軟磁性膜からなる前端及び後端導磁路
を設け、 該前端及び後端導磁路を上記絶縁層を介して上記一対の
シールド磁性体の間に配し、 上記後端導磁路を上記一対のシールド磁性体に磁気的に
接続し、 上記前端導磁路の長さが、該前端導磁路及び上記一対の
シールド磁性体が上記ギャップ長を隔てて対向する距離
以上であることを特徴とする請求項1に記載の磁気抵抗
効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項3】 上記磁気抵抗効果薄膜に対するセンス電
流が信号磁界と略同方向に流されるように上記磁気抵抗
効果薄膜が配されてなることを特徴とする請求項1又は
2に記載の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項4】 上記磁気抵抗効果薄膜に対するセンス電
流が信号磁界と略直交する方向に流されるように上記磁
気抵抗効果薄膜が配されてなることを特徴とする請求項
1又は2に記載の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項5】 上記磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁
率μ及び上記溝部の幅Lの間の関係を、 μ>194(L−3.5) に設定したことを特徴とする請求項1、2、3又は4に
記載の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項6】 上記磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁
率μ及び上記溝部の幅Lの間の関係を、 μ<−689(L−11.7) に設定すると共に、上記磁気抵抗効果薄膜に対向する如
くバイアス用永久磁石膜を設けたことを特徴とする請求
項1、2、3又は4に記載の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッド。 - 【請求項7】 上記磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁
率μ及び上記溝部の幅Lの間の関係を、 μ<−1517(L−14.1) に設定すると共に、上記磁気抵抗効果薄膜に対向する如
くバイアス用永久磁石膜を設けたことを特徴とする請求
項1、2、3又は4に記載の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッド。 - 【請求項8】 上記磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁
率μ及び上記溝部の幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−689(L−11.7) に設定すると共に、上記磁気抵抗効果薄膜に対向する如
くバイアス用永久磁石膜を設けたことを特徴とする請求
項5に記載の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項9】 上記磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透磁
率μ及び上記溝部の幅Lの間の関係を、さらに、 μ<−1517(L−14.1) に設定したことを特徴とする請求項8に記載の磁気抵抗
効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項10】 上記磁気抵抗効果薄膜の実効的な比透
磁率μ及び上記溝部の幅Lの間の 関係を、さらに、 μ<−1517(L−14.1) に設定したことを特徴とする請求項6に記載の磁気抵抗
効果型薄膜磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1870494A JPH06301936A (ja) | 1993-02-18 | 1994-02-15 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2942593 | 1993-02-18 | ||
| JP5-29425 | 1993-02-18 | ||
| JP1870494A JPH06301936A (ja) | 1993-02-18 | 1994-02-15 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06301936A true JPH06301936A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=26355423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1870494A Pending JPH06301936A (ja) | 1993-02-18 | 1994-02-15 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06301936A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6683760B1 (en) | 1999-09-27 | 2004-01-27 | Alps Electric Co., Ltd. | Thin film magnetic head comprising track positioning marker |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP1870494A patent/JPH06301936A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6683760B1 (en) | 1999-09-27 | 2004-01-27 | Alps Electric Co., Ltd. | Thin film magnetic head comprising track positioning marker |
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