JPH0630227U - 雑草の成育を防止する機構 - Google Patents
雑草の成育を防止する機構Info
- Publication number
- JPH0630227U JPH0630227U JP7210192U JP7210192U JPH0630227U JP H0630227 U JPH0630227 U JP H0630227U JP 7210192 U JP7210192 U JP 7210192U JP 7210192 U JP7210192 U JP 7210192U JP H0630227 U JPH0630227 U JP H0630227U
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- Pending
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- Protection Of Plants (AREA)
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 切土や盛土の法面に配設された枠構造体の枠
内植生域上にマルチング部材により隙間なく覆い、その
域における雑草の成育を防止する。 【構成】 前縁に断面L字型の係止部53と後縁に内外
2つの挿入溝54a,54bを有する下部フレーム51
と、前縁に弾性体55を埋設し、かつ後縁に内外2つの
挿入溝54a,55bを有する上部フレームと52を、
それらフレーム51,52の内挿入溝54aに所定間隔
を保って嵌入され、内部にばねが装着された縦支持棒部
材6により、両フレーム51,52をそれぞれ枠構造体
の横枠体1a,1bに加圧密接させて固定するととも
に、それらフレーム51,52の外挿入溝54bに通水
性のマルチング部材8を挿入して枠構造体の枠内植生域
上を覆っている。
内植生域上にマルチング部材により隙間なく覆い、その
域における雑草の成育を防止する。 【構成】 前縁に断面L字型の係止部53と後縁に内外
2つの挿入溝54a,54bを有する下部フレーム51
と、前縁に弾性体55を埋設し、かつ後縁に内外2つの
挿入溝54a,55bを有する上部フレームと52を、
それらフレーム51,52の内挿入溝54aに所定間隔
を保って嵌入され、内部にばねが装着された縦支持棒部
材6により、両フレーム51,52をそれぞれ枠構造体
の横枠体1a,1bに加圧密接させて固定するととも
に、それらフレーム51,52の外挿入溝54bに通水
性のマルチング部材8を挿入して枠構造体の枠内植生域
上を覆っている。
Description
【0001】
この考案は、切土や盛土による法面の安定と景観を目的に配設された現地施工 枠やプレキャスト枠などの枠構造体の枠内植生域において、遮光することにより 雑草の成育を防止し、必要とする木本植物のみを成育させる機構に関する。
【0002】
従来の枠内植生域におけるマルチングには、黒に着色された軟質塩化ビニル、 ポリエチレン、ポリプロピレンフィルムまたは不織布などを、地表面全体に敷き 詰めたり、木本植物の茎周囲に大きな穴を開けて敷設していた。また別の方法と しては、上記プラスチックフィルムや不織布などを、ベニア板と併用して使用す る場合もある。
【0003】
しかしながら、プラスチックフィルムは水を透過せず、不織布は透過が少ない から、地表面全体に敷き詰めたときは水不足のため木本植物が立ち枯れることが あり、大きな穴を設けたときは、その部分から雑草が繁殖し木本植物の成育が阻 害される。またプラスチックフィルムは軽量であるため、フィルム上に石を置い たり土で覆って、風によって吹き飛ばされるのを防ぐ必要があるほか、隙間に雑 草が繁殖しないように、枠構造体に接するようにフィルムを敷設することは厄介 な作業であった。
【0004】 またベニア板を併用するマルチング工法では、ベニア板は上記フィルム同様に 水を透過しないほか、腐食するから長期にわたって使用することができない。ま た木本植物のための貫通孔を設けるには作業工具を必要とするほか、枠内に隙間 なく敷き詰めたり、ベニア板相互の隙間をなくすことは困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この考案は切土や盛土の法面に配設された枠構造体の枠内の植生域における雑 草の成育を防止する機構であって、前縁に枠構造体の横枠体の枠上縁を把持する 断面L字型の係止部を、後縁に内外2つの挿入溝を有する下部フレーム、前縁に 前記横枠体の一段上方の横枠体の下壁面に接触する弾性体を埋設し、かつ後縁に 内外2つの挿入溝を有する上部フレーム、両フレームの内挿入溝間に所定間隔を 保って嵌入され内部に装着されたばねにより両フレームをそれぞれ横枠体に加圧 密接させる縦支持棒部材、および両フレームの外挿入溝間に挿入係着され、植生 された木本植物の茎周辺を纏着し、植生域上方を覆う通水性のマルチング部材と からなることを特徴とするものであるから、前記の課題を解決することができる のである。
【0006】
この考案の雑草の成育を防止する機構において、所定間隔を保って上部および 下部のフレーム間に介装された縦支持棒部材の内部に装着されたばねの反発弾性 力により、上部および下部のフレームをそれぞれ上下の横枠体に圧着させるが、 そのとき下部フレームの前縁に設けた断面L字型の係止部により横枠体の枠上縁 を把持し、上部フレームの前縁に埋設した弾性体により、上部フレームは横枠体 の下壁面に密着する。したがって上部および下部のフレームは上下の横枠体に確 実に係止されるとともに、隙間を生じることはない。さらにその上部および下部 のフレームの外挿入溝に通水性のマルチング部材の端部が挿入係着され、木本植 物の茎周囲に纏着しかつ植生域を覆うから、植生域における確実な遮光と木本植 物の成育に必要な水分が供給されるとともに、雑草の成育および侵入を防ぐこと ができる。
【0007】
この考案の実施例を図面を参照しながらその詳細を説明する。切土や盛土によ る法面の安定と景観を目的に配設された枠構造体と緑化された枠内植生域は随所 に見ることができる。図1乃至図3はそのような枠構造体においてこの考案の雑 草の成育を防止する機構が利用される状態を説明する概略の断面図である。図1 では工場で製造されたプレキャストの枠構造体が斜面整理された法面2の法尻の 基礎台91上に設置され、その横枠体1と縦枠体(図示せず)とで囲われたの枠 内植生域3の上方が雑草の成育を防止する機構5で覆われている。
【0008】 図2は、法面2に現地モルタル施工で設けられた枠構造体の断面図であり、こ の場合法面を格別に斜面整理することなく施工されるが、横枠体1とその一段上 方の横枠体1との間のスパン間隔は景観を保つためほぼ一定に設計されており、 1〜3m程度である。
【0009】 図3は、法面2が斜面整理され、基礎台91上にブロック構造体9が積み重ね られた枠構造体の断面図であり、図示していない背側面で上下左右のブロック構 造体9は現地モルタル施工で一体化され、かつ法面1にも固着される。この枠構 造体9において、その横枠体1は左右にそれぞれ連なっている。この一つのブロ ック構造体9の高さは0.5乃至1mでその左右幅は1〜2m程度のものである 。
【0010】 図4は枠構造体の横枠体1aと一段上方の横枠体1bとの間に加圧密接された 雑草の成育を防止する機構5の側面図、図5乃至図7はその機構5を下端部分、 中央部分および上端部分に分割した詳細断面図、そして図8は同機構5の正面図 である。下部フレーム51は塩化ビニル樹脂などの硬質合成樹脂材料やアルミニ ウムなどの軽金属材料から、押出加工または引き抜き加工で製造された、長さ2 〜8mの成形品であり、その前縁には横枠体1aの枠上縁16を把持する断面L 字型の係止部53、後縁には内外2つの挿入溝54a,54bが設けられている 。
【0011】 上部フレーム52は上記の下部フレーム51と同様に製造され、後縁には内外 2つの挿入溝54a,54bを有し、かつ前縁には耐光性の良好な合成樹脂また は合成ゴム製の発泡体もしくは充実体からなる弾性体55が埋設されている。
【0012】 上部および下部のフレーム52,51の内外2つの挿入溝のうち法面2に近い 側の内挿入溝54a,54a間には、所定間隔を保って縦支持棒部材6が介装さ れている。この縦支持棒部材6を配置する間隔は、横枠体1のスパン間隔にもよ るが、通常1〜3mである。縦支持棒部材6は両端の押し板61,61、補助調 節パイプ63、メインパイプ66および補助パイプ67とからなる。押し板61 は台形状の板であり、その幅広の辺は内挿入溝54aに挿入され、その短辺は補 助調節パイプ63および補助パイプ67の一端に設けられたパイプ直径方向の切 り溝に嵌入され、ビス62により補助調節パイプ63および補助パイプ67と固 定されている。
【0013】 補助調節パイプ63および補助パイプ67の外径と、メインパイプ66の内径 は、摺動自在に嵌合する寸法に構成されており、メインパイプ66側の固定ビス 64を補助調節パイプ63の他端側に設けられた所定位置のビス穴65に螺着す ることにより、補助調節パイプ63のメインパイプ66内に嵌入する長さを規制 可能とし、縦支持棒部材6の全長を調節することができる。
【0014】 メインパイプ66内に嵌入された補助パイプ67の端縁にはばね押さえ板71 が、そしてメインパイプ66の中央内部にはばね押さえ板71がビス72により 固定されており、それら押さえ板71,71間のパイプ空間に挿入された圧縮ば ね70により、縦支持棒部材6の両端間に圧縮力が作用されたとき、補助パイプ 67はメインパイプ66内を摺動するとともに反発弾性力を蓄える。
【0015】 したがって、縦支持棒部材6に圧縮力が作用するように、上部および下部のフ レーム52,51の内挿入溝54a,54a間に嵌入されたとき、その反発弾性 力により、上部および下部のフレーム52,51を枠構造体の上下の横枠体1b ,1aにそれぞれ圧着させる。このとき図8に示したように、上部フレーム52 に埋設された弾性体55により、上方の横枠体1bの下壁面15に凸起13や凹 窪14があったり、その横枠体1bに連結された横枠体1cとの接合部12にお いて若干のずれが生じている場合でも、または縦支持棒部材6の軸芯方向に対し て横枠体1bの下壁面15が垂直でなくとも、上部フレーム52を横枠体1b, 1cに確実に密着させることができる。また上部または下部のフレーム52,5 1に接合部59があった場合でも、押し板61の幅広の辺でその接合部59の両 側フレームを圧着するから、接合のための特別の処理を必要としない。
【0016】 横枠体1,1間に縦支持棒部材6でフレーム51,52を確実に強固に設置し たのち、フレーム51,52の外挿入溝54b間に、マルチング部材8の端縁を 挿入して係着して、枠構造体の枠内の植生域3をマルチング部材8で完全に覆う 。この考案のマルチング部材8には、木本植物の成育に必要な水分を確保するた め雨水の通水性と遮光度85%以上の遮光性が要求される。この目的には、基布 に太手の繊維フィラメントや細いリボンなどを植設した人工芝生が特に好ましい 。ただその裏面側に補強用のバッキング層を備えたものは通水性がないので使用 できない。そのほか、網目が0.5〜1.0mm程度の緑色に着色された寒冷紗 や網戸用ネットなどを必要に応じて重ね合わせた状態で使用すると経済的である 。
【0017】 この様なマルチング部材8は、まずその端縁を下部フレーム51の外挿入溝5 4bに挿入係着したのち上方に繰りひろげる。このとき木本植物4が障害となる 部分ではその茎径に合せて最小限の切り欠き82を設ける。つぎに同様にして別 のマルチング部材8を上部フレーム52から繰り下げてきて、両マルチング部材 8を木本植物4の茎部分で重ね合うよう茎の周囲に纏着させる。つぎに両マルチ ング部材8を展張しながらそれらの端縁を係止具81により互いに繋ぐ。なおマ ルチング部材8の左右端は、植生域外で枠構造体の縦枠体に固着する。
【0018】 このようにして上部および下部フレーム52,53間の植生域上方にマルチン グ部材8が隙間なく敷設され、植生域の土壌との間に空隙を保ち空気の流通を可 能とし、かつ夏期の植生域の土壌の乾燥を抑制するとともに、冬季における土壌 の凍結を防いで木本植物の成育を促進する。
【0019】 図9は前記したプレキャスト枠構造体をさらに現地施工により一体化した枠構 造体において、この考案が利用される状態を説明する概略の断面図である。この 例では、上部フレーム52は横枠体1bの下壁面15の中央部に密着させた場合 であるが、この場合でも縦支持棒部材6内のばね70と弾性体55の弾性力によ り、上部および下部のフレーム52,51を枠構造体の横枠体1a,1bに強固 に密着させることができる。
【0020】
この考案の雑草の成育を防止する機構は上記のように構成されており、枠構造 体の枠内の植生域の遮光を果たすことにより雑草の成育を防止することができる 。特に縦支持棒部材内にばねを挿入し、かつ弾性体を上部フレームに埋設したこ とにより、上部および下部のフレームを枠構造体の横枠体に強固に密着させるこ とができた。したがって、植生域上方をマルチング部材で完全に覆うことができ 、マルチング部材の隙間に雑草が成育することを防ぎ、木本植物を順調に成育さ せることが可能となり、雑草の除去のための経費が不要となった。
【0021】 また上記のように枠構造体の横枠体に上部および下部のフレームが強固に密着 させてあるから、風雪によりこの雑草の成育を防止する機構が破壊されることな く、その補修費用も必要としない。なお気温差による各部材の膨張収縮は、前記 ばねおよび弾性体の弾性力で充分吸収できる。
【0022】 さらに植生域上方にマルチング部材が隙間なく敷設され、植生域の土壌との間 に空隙を保って空気の流通を可能とし、かつ夏期の植生域の土壌の乾燥を抑制す るとともに、冬季における土壌の凍結を防ぐから木本植物を気候条件に拘らずす こやかに成育させることができる。
【図1】プレキャスト枠構造体においてこの考案が利用
される状態を説明する概略の断面図である。
される状態を説明する概略の断面図である。
【図2】現地施工の枠構造体においてこの考案が利用さ
れる状態を説明する概略の断面図である。
れる状態を説明する概略の断面図である。
【図3】プレキャスト枠構造体をさらに現地施工により
一体化した枠構造体においてこの考案が利用される状態
を説明する概略の断面図である。
一体化した枠構造体においてこの考案が利用される状態
を説明する概略の断面図である。
【図4】この考案の雑草の成育を防止する機構の一例を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図5】図4に示した機構の下端部分の詳細を示す断面
図である。
図である。
【図6】図4に示した機構の中央部分の詳細を示す断面
図である。
図である。
【図7】図4に示した機構の上端部分の詳細を示す断面
図である。
図である。
【図8】図4に示した機構の正面図である。
【図9】図3の部分拡大図である。
1 横枠体 2 法面 3 植生域 4 木本植物 5 雑草の成育を防止する機構 6 縦支持棒部材 8 マルチング部材 15 横枠体の下壁面 16 枠上縁 51 下部フレーム 52 上部フレーム 54a 内挿入溝 54b 外挿入溝 55 弾性体 70 ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 切土や盛土の法面に配設された枠構造体
の枠内の植生域における雑草の成育を防止する機構であ
って、前縁に枠構造体の横枠体の枠上縁を把持する断面
L字型の係止部を、後縁に内外2つの挿入溝を有する下
部フレーム、前縁に前記横枠体の一段上方の横枠体の下
壁面に接触する弾性体を埋設し、かつ後縁に内外2つの
挿入溝を有する上部フレーム、両フレームの内挿入溝間
に所定間隔を保って嵌入され内部に装着されたばねによ
り両フレームをそれぞれ横枠体に加圧密接させる縦支持
棒部材、および両フレームの外挿入溝間に挿入係着さ
れ、植生された木本植物の茎周辺を纏着し、植生域上方
を覆う通水性のマルチング部材とからなることを特徴と
する雑草の成育を防止する機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7210192U JPH0630227U (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 雑草の成育を防止する機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7210192U JPH0630227U (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 雑草の成育を防止する機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0630227U true JPH0630227U (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=13479685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7210192U Pending JPH0630227U (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 雑草の成育を防止する機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630227U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108951712A (zh) * | 2018-09-30 | 2018-12-07 | 沈阳工业大学 | 垃圾填埋场防渗膜应力调节构造 |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP7210192U patent/JPH0630227U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108951712A (zh) * | 2018-09-30 | 2018-12-07 | 沈阳工业大学 | 垃圾填埋场防渗膜应力调节构造 |
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