JPH0630232U - コンクリート複合板 - Google Patents

コンクリート複合板

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JPH0630232U
JPH0630232U JP11040791U JP11040791U JPH0630232U JP H0630232 U JPH0630232 U JP H0630232U JP 11040791 U JP11040791 U JP 11040791U JP 11040791 U JP11040791 U JP 11040791U JP H0630232 U JPH0630232 U JP H0630232U
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敏之 西島
貞夫 中野
嘉一 西田
政弘 門脇
昭二 清水
清茂 西林
好正 林
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】単純な作業、短い工期で集水機能、およびまた
は結露防止機能に優れた地下室などの外壁躯体、地下内
壁を施工することのできる建築材を提供する。 【構成】2枚のシート物(11、13)とを適宜間隔を
持った状態に複数のリブ(14)で連結し、その片面に
断熱材(17)を介在させるかあるいは介在させずにコ
ンクリート板(16)を積層してコンクリート複合板
(P)を構成する。さらにコンクリート板(16)の
ないシート物の面には、必要に応じてフロック加工を施
す。このコンクリート複合板(P)のコンクリート板
(16)の内面を地山(22)面に間隔を置いて設置
し、外壁躯体(23)を施工する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建築物の壁、特に地下室の外壁躯体を施工するためのコンクリート 複合板、いわゆるPC板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地下室あるいは地山(土壌)面に密接した建築物の地山側壁は、土中からの湧 水などの浸透水の影響を受ける。したがって地下室などでの地山側壁の施工に際 しては、この浸透水の排除を目的とする何らかの防水工法が必ず採られている。 例えば、地山面に形成される躯体コンクリートと地下室壁を形成するコンクリ ートブロックとの間に空間を設けて二重壁にすることが行われる。
【0003】 しかしながら、この二重壁の施工では、地山面の外壁躯体コンクリートの型枠 作りの作業およびその脱型の作業、地下室壁を形成するブロック工事など非常に 煩雑な作業と時間とを要するため熟練した作業者を必要とする。また場合によっ ては品質の確保、安全の確保の面での問題がある。さらにまた、地山と室内との 温度差のためにこの地下内壁面が結露し易いという問題もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、地下室などの地山側壁の施工において、その作業の単純化、工期の 短縮、安全の確保を達成すると共に、湧水などの浸透水の集排水機能に優れ、か つ結露防止機能のある地下内壁を構成することができる壁構成材の提供を課題と するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は新規な構造のコンクリート複合板を完成したものであって、このコン クリート複合板を、建築物の地下室などの地下内壁の壁構成材として用いること によって前記課題を解決したものである。 本考案は、2枚のシート物が適宜間隔を保って合わされ、この間が適宜間隔に 設けられた複数のリブによって連結されていて、少なくともその一方のシート物 には多数の孔が施されている(穿孔が設けてある)板状構造体の片面のシート物 にコンクリート板を積層してなることを特徴とするコンクリート複合板を提供す るものである。なお大判のコンクリート板に対しては、本考案でいう板状構造体 を2枚以上連結した状態で積層する場合もある。
【0006】 さらにコンクリート板が積層されていない側のシート物の外側面にフロック加 工を施すことによって、地山からの湧水の集水機能を一層向上させることができ 、またコンクリート板が積層されている側において、シート物面とコンクリート 板面との間に断熱材を挟着した構造にすることにより、結露防止機能を一層向上 させることができる。
【0007】 本考案で用いられるシート物、リブ、断熱材、フロック加工用パイルは、これ が長期にわたって土中におかれるものであるから、土中で腐食するようなもので あってはいけない。 本考案にあって、この素材として用いられ得る材質は、ポリオレフイン系樹脂 、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド系樹脂等のものである。中でも、 リブとしては土中埋設中に土圧の影響を受けないために少し硬めのものが好まし い。さらにまた、このリブにも穿孔が設けてあれば、より一層優れた排水機能を 発揮し得る。リブ形状、構成などについても特に制限をつけるものではなく、リ ブ相互によって排水路が形成されていればよい。すなわち、リブの大きさ、形ま たリブ相互の間隔がいかに不規則であっても排水路が確保されていればよい。 さらにまたリブとシート物との一体化状態としては、接着剤等で接合されたもの 、あるいは一体成型されたものなどどのようなものでもかまわない。
【0008】 断熱材としては、例えば発泡ポリエチレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリウレ タンなどの有機系断熱材、グラスウール、セラミックファイバー、パーライト、 ケイソウ土などの無機系断熱材が用いられる。コンクリート板面に積層される板 状構造体を構成している2枚のシート物のいづれのシート物にも穿孔が施されて いる場合にあっては、挟着する断熱材に透水性を有するものを用いることによっ て、両面からの集水機能をもった板状構造体とすることができる。この場合透水 性のある断熱材としては、連通性のある発泡体あるいは機械的に穿孔したものが 用いられ得る。 なお、土中への長期埋設中に土圧によって圧しつぶされて断熱効果の低下する ようなものは好ましくない。なお積層されるコンクリート板には特に制限はなく 、任意である。
【0009】 本考案のコンクリート複合板は、建築物の中で、地山(土壌)面に接した壁、 例えば、地下室の地山側壁の施工に用いられるものであるが、以下図面に従って 具体的に説明する。
【0010】
【実施例】
図1は、本考案のコンクリート複合板の一例を示す模式図である。図に示すよ うに、土中の湧水を集水する働きをする多数の孔、例えば穿孔(12)を有する シート物(11)と穿孔のないシート物(13)とが一定の間を保って、複数の リブ(14)で連結され、複数のリブ(14)相互では、穿孔(12)を通って 集水された湧水を流通させるための排水路(15)が形成された板状構造体(a 1 )が構成されている。板状構造体(a1 )の穿孔のないシート物(13)側に コンクリート板(16)を積層して、本考案のコンクリート複合板(P1 )を完 成したものである。
【0011】 図2は、本考案の別の例であって、図1に示す板状構造体(a1 )に断熱材( 17)を積層一体化して板状構造体(a2 )を構成し、この断熱材(17)面に コンクリート板(16)を積層してコンクリート複合板(p2 )を完成したもの である。
【0012】 図3は、本考案の別の例であって、図1に示す板状構造体(a1 )で穿孔(1 2)を有するシート物(11)表面にフロック加工(18)を施すと共に、穿孔 のないシート物(13)表面には断熱材(17)を積層一体化して板状構造体( a3 )を構成し、この断熱材(17)面にコンクリート板(16)を積層してコ ンクリート複合板(P3 )を完成したものである。
【0013】 図4、図5、図6、図7は本考案の別の例であって、図3において例示した板 状構造体(a3 )へのコンクリート板(16)の積層形態に特徴を有するもので ある。図4は、コンクリート板(16)の対向する2辺の端部が板状構造体(a 3 )より突出ている(4A1 )(4A2 )構造のコンクリート複合板(P4 )で ある。
【0014】 図5は、コンクリート板(16)の対向する2辺の端部のうち1端は、板状構 造体(a3 )より突出(5A)しており、他端は板状構造体(a3 )より凹んで いる(5B)構造のコンクリート複合板(P5 )である。
【0015】 図6は、コンクリート板(16)の対向する2辺の端部が板状構造体(a3 ) より凹んでいる(6B1 )(6B2 )構造のコンクリート複合板(P6 )である 。
【0016】 図7は、コンクリート板(16)の4辺の端部のうち1端は板状構造体(a3 )より凹んでおり(7B)、他の隣接する2端は板状構造体(a3 )より突出( 7A)(7C)している構造のコンクリート複合板(P7 )である。
【0017】 ところで、本考案のコンクリート複合板は、施工現場において、複数枚を接続 して使用することがある。この接続にあっては、その接続部から水が浸透して、 コンクリート板側に浸出するようなことがあってはならない。その接続の方法に よってこの問題は解決され得るものであるが、図4、図5、図6に例示する構造 のコンクリート複合板はその組み合わせによってこの接続部からの水の浸透を防 止し得るものである。図8はこの接続状態を示す模式図である。
【0018】 図8は、図4に示すコンクリート複合板(P4 )と図5に示すコンクリート複 合板(P5 )とをそれぞれの端部(4A2 )と(5B)とで接続した状態を示す ものである。これによれば接続部(b1 )、(b2 )が連続していないため、接 続部からの水の浸出が防止される。
【0019】 さらに別の連結態様として、図4に例示する構造のコンクリート複合板(P4 )同士を連結することも有効である。この例を図9に示す。この連結態様にあっ ては、接続部(b3 )に接続用板状構造体(a4 )をはめこむことによって接続 を完了する。 なお、この連結態様にあっては図10に例示するように、板状構造体(a3 ) の断熱材(17)端部にテーパー(T)を付けると共に板状構造体(a3 )を構 成するシート物(11)と断熱材(17)それぞれの端部を不揃いにすることで 、コンクリート複合板(P4 )の連結がより一層正確に行われ得る。
【0020】 図11は、本考案のコンクリート複合板を用いて地下室の地下内壁を施工した 状態を示すものであって、地下室の一部を切欠いた模式図である。 工場で製造されたコンクリート複合板(P2 )(図2参照)を地下室(21) の施工現場において地下内壁(24)として設置し、地山(22)と本コンクリ ート複合板(P2 )との間に躯体コンクリートを打設して外壁躯体(23)を施 工して地下内壁(地山側壁)(24)の構造を完成する。地下内壁(24)の排 水路(15)の端は地下室床(25)の下に設けられた集水ピット(26)に通 ずる水抜き穴(27)に連結している。
【0021】 本構造の地下内壁(地山側壁)(24)にあっては、板状構造体(a2 )のシ ート物(11)に設けられた多数の穿孔(12)が、外壁躯体(23)から漏水 してくる地山(22)の湧水(W1 )を、板状構造体(a2 )内に集水し、その 排水路(15)を通して、地下室床(25)の下に設けられた集水ピット(26 )と水抜き穴(27)から排水(W2 )として排除するのである。
【0022】 さらにまた、この板状構造体(a2 )は、断熱層としての機能を発揮し、地山 (22)と地下室(21)内との温度差のために発生する地下内壁(24)面の 結露を防止する。
【0023】
【考案の効果】
本考案のコンクリート複合板は、これを用いて、例えば地下室の地下内壁(地 山側壁)を施工するならば、従来のように二重構造をした地下内壁の施工におけ るような外壁躯体コンクリートの型枠作成とその脱型が不要であり、ならびにそ の内側のコンクリートブロックが不要となり、したがって工事が非常単純化され ると共に従来の二重構造の地下外壁の施工に比べて工期の大幅な短縮が可能であ る。
【0024】 また、本考案のコンクリート複合板は、それを構成する板状構造体の集水機能 と排水機能とによって、外壁躯体からの室内への漏水防止効果を半永久的に発揮 するものである。さらにまた、板状構造体が断熱層としても機能するため地下内 壁の結露が防止される。板状構造体が断熱材を積層一体化したものであれば、こ の結露防止効果はより一層すぐれたものである。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のコンクリート複合板の一例を示す模式
図である。
【図2】本考案のコンクリート複合板の一例を示す模式
図である。
【図3】本考案のコンクリート複合板の一例を示す模式
図である。
【図4】本考案のコンクリート複合板の一例を示す模式
図である。
【図5】本考案のコンクリート複合板の一例を示す模式
図である。
【図6】本考案のコンクリート複合板の一例を示す模式
図である。
【図7】本考案のコンクリート複合板の一例を示す模式
図である。
【図8】本考案のコンクリート複合板の連結状態の一例
を示す模式図である。
【図9】本考案のコンクリート複合板の連結状態の他の
一例を示す断面模式図である。
【図10】本考案のコンクリート複合板の連結状態の他
の一例を示す断面模式図である。
【図11】本考案のコンクリート複合板の一つを、地下
内壁の施工に使用した状態の一例を示す一部切欠模式図
である。
【符号の説明】
11…シート物、12…穿孔、13…シート物、14…
リブ、15…排水路、16…コンクリート板、17…断
熱材、18…フロック加工 21…地下室、22…地山、23…外壁躯体、24…地
下外壁(地山側壁) 25…地下室床、26…集水ピット、27…水抜き穴、
、a、a…板状構造体 P、P、P、P、P、P、P…コンクリ
ート複合板 4A、4A、5A 7A 7C…コンクリート板突
出部 5B、6B、6B…コンクリート板凹み部 b、b…接続部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西田 嘉一 東京都豊島区東池袋3−1−1 ダイニッ ク株式会社東京本社内 (72)考案者 門脇 政弘 東京都豊島区東池袋3−1−1 ダイニッ ク株式会社東京本社内 (72)考案者 清水 昭二 東京都豊島区東池袋3−1−1 ダイニッ ク株式会社東京本社内 (72)考案者 西林 清茂 東京都清瀬市下清戸4−640 株式会社大 林組技術研究所内 (72)考案者 林 好正 東京都清瀬市下清戸4−640 株式会社大 林組技術研究所内

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のシート物が適宜距離を保って合わ
    され、この間が適宜間隔に設けられた複数のリブで連結
    されていて、少なくともその一方のシート物には多数の
    孔が施されている板状構造体の片側のシート物にコンク
    リート板を積層してなることを特徴とするコンクリート
    複合板。
  2. 【請求項2】コンクリート板に積層される板状構造体の
    4辺の端部のうち少なくともその対向する2辺の端部が
    コンクリート板の端部より内側にあることを特徴とする
    請求項1記載のコンクリート複合板。
  3. 【請求項3】コンクリート板に積層される板状構造体の
    4辺の端部のうち少なくとも1辺の端部はコンクリート
    板の端部より内側にあり、かつ少なくとも1辺の端部は
    コンクリート板の端部より外側に突出していることを特
    徴とする請求項1記載のコンクリート複合板。
  4. 【請求項4】コンクリート板が積層されていないシート
    物の外側面にフロック加工が施されていることを特徴と
    する請求項1、請求項2、請求項3、いづれかに記載の
    コンクリート複合板。
  5. 【請求項5】コンクリート板とシート物との間に断熱材
    が挟着されていることを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、いづれかに記載のコンクリー
    ト複合板。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5992735U (ja) * 1982-12-14 1984-06-23 タキロン株式会社 土木用排水材
JPH03250122A (ja) * 1990-02-27 1991-11-07 Shimizu Corp 建築物の地下の壁又は床構造

Patent Citations (2)

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