JPH06302478A - 電解コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

電解コンデンサ及びその製造方法

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JPH06302478A
JPH06302478A JP8458293A JP8458293A JPH06302478A JP H06302478 A JPH06302478 A JP H06302478A JP 8458293 A JP8458293 A JP 8458293A JP 8458293 A JP8458293 A JP 8458293A JP H06302478 A JPH06302478 A JP H06302478A
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JP
Japan
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capacitor element
resin
tape
resin composition
electrolytic solution
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Pending
Application number
JP8458293A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Suzuki
啓一郎 鈴木
Masato Tada
正人 多田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
NDK Inc
Original Assignee
Nihon Denshi Kogyo KK
Kureha Corp
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Publication date
Application filed by Nihon Denshi Kogyo KK, Kureha Corp filed Critical Nihon Denshi Kogyo KK
Priority to JP8458293A priority Critical patent/JPH06302478A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】小型化でき、製造性、電解液の漏洩をもたらす
ことなくリフロー半田が可能な耐熱性と信頼性に優れた
電解コンデンサーとその製造方法である。 【構成】リード線をそれぞれ有する陽極及び陰極の両電
極である箔状テープと、電解液を含浸するテープとが交
互に畳重され、巻回され、偏平状のコンデンサ素子1に
おいて、コンデンサ素子のリード線端子部2aを有する
底面がエポキシ樹脂4或いはポリフェニレンスルフィド
テープ3により被覆され、その他がポリフェニレンスル
フィドテープ3により被覆され、更にその周りをポリフ
ェニレンスルフィド樹脂5で封止されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は小型で信頼性が高く且つ
半田リフローが可能な電解コンデンサ及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】電気電子部品の分野では、小型計量化、
薄型化に伴い、表面実装が主流となっている。それとと
もに、電子部品に求められる耐熱性や耐久性も厳しくな
っており、半田リフロー工程では、直接部品本体へ熱応
力が掛かる等の過酷な状況での使用が行われている。電
解コンデンサーは素子内部に沸点の低い電解液を持つた
め熱には弱く、例えば半田リフローでは内部の電解液が
気化して電解液が蒸散したり、或いは素子の内圧上昇に
よる電解液の漏洩、素子の破裂等の問題が発生し、表面
実装部品化が難しい電子部品となっている。
【0003】現在採用されている技術は、電解コンデン
サーを半田リフロー可能な表面実装部品とするために、
足の部分をゴムとし、その他をアルミ円筒とするチュー
ブパッケージを、ポリフェニレンスルフィドのような耐
熱性熱可塑性樹脂ハウジング内に入れてチップ型表面実
装部品とする手法や、低背型チューブパッケージのゴム
封孔部に、ポリフェニレンスルフィドのような耐熱性熱
可塑性樹脂基台を設けて、耐熱性を向上させて、表面実
装部品にする方法である。
【0004】しかしながら前記の手法は、生産上のコス
トが高く、またゴム部分から電解液の漏れが生じる場合
がある。また後者の方法も電解液が漏れ易く、また高さ
が小さくできないため、電子機器設計上大きな障害にな
っている。また基板に固着するのに必要とされる時間、
半田リフローに曝すことができず、半田接続不良が生じ
易いという問題を抱えている。
【0005】このような問題を解決するため、特開昭6
1−90414号公報に開示されているような、熱可塑
性樹脂と熱硬化性樹脂を組み合わせたパッケージが提案
されているが、電解液が漏洩することがあると云う点で
信頼性に問題が残っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、小型
化でき、しかも電解液の漏洩をもたらすことなく半田リ
フローが可能な耐熱性と信頼性に優れた電解コンデンサ
ー及びその製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】従来の認識によれば耐熱
性熱可塑性樹脂で封止する以上、この耐熱性熱可塑性樹
脂の成形温度が高い故に、100℃程度の沸点である電
解液を含浸させた電解コンデンサを封止しようとしても
電解液が蒸散するか、或いは内部ガス圧の上昇により電
解液の漏洩、素子の爆発を招き、耐熱性熱可塑性樹脂に
よる封止は不可能であると考えるところである。ところ
が、予め耐熱性樹脂フィルムでコンデンサを被覆した後
に耐熱性熱可塑性樹脂で封止した場合にはこのような問
題が生じないという驚くべき事実を見いだし、本発明に
至ったものである。
【0008】即ち、本発明の要旨とするところはリード
線をそれぞれ有する陽極及び陰極の両電極である箔状テ
ープと、電解液を含浸したテープとが交互に畳重され巻
回されたコンデンサ素子において、電解液に実質的に膨
潤せずしかも後記の熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成
物による封止の際に溶融しない樹脂よりなるテープによ
りコンデンサ素子の上面及び外周面が被覆され、電解液
に実質的に膨潤しない熱硬化された熱硬化性樹脂若しく
はその樹脂組成物によりコンデンサ素子の底面及びリー
ド線端子部が封止され、この被覆されたコンデンサ素子
の周りが半田リフローの際に溶融しない熱可塑性樹脂若
しくはその樹脂組成物又は融点を210℃以上とする熱
可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物により封止されたこ
とを特徴とする電解コンデンサにある。
【0009】なお、本発明においてはリード線端子部を
有するコンデンサ素子の面を底面と呼び、その反対の面
を上面と呼ぶこととする。
【0010】また本発明の別の要旨とするところはリー
ド線をそれぞれ有する陽極及び陰極の両電極である箔状
テープと、電解液を含浸したテープとが交互に畳重され
巻回されたコンデンサ素子において、電解液に実質的に
膨潤せずしかも後記の熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組
成物による封止の際に溶融しない樹脂よりなるテープに
よりコンデンサ素子の周囲が被覆され、半田リフローの
際に溶融しない熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物又
は融点を210℃以上とする熱可塑性樹脂若しくはその
樹脂組成物によりこの被覆されたコンデンサ素子が封止
されたことを特徴とする電解コンデンサにある。
【0011】また本発明のさらに別の要旨とするところ
はリード線をそれぞれ有する陽極及び陰極の両電極であ
る箔状テープと、電解液を含浸可能とするテープとを交
互に重ねて巻回し円筒状コンデンサ素子を得る第1工
程、電解液に実質的に膨潤せずしかも後記の熱可塑性樹
脂若しくはその樹脂組成物による封止の際に溶融しない
樹脂よりなりコンデンサ素子の外周面より広幅であるテ
ープを、コンデンサ素子の上面縁及び底面縁より延出す
るようにコンデンサ素子の外周面に巻回する第2工程、
電解液に実質的に膨潤しない熱硬化性樹脂若しくはその
樹脂組成物を熱硬化させてコンデンサ素子底面及びリー
ド線端子部を封止する第3工程、コンデンサ素子に電解
液を含浸させる第4工程、コンデンサ素子上面縁より延
出している前記テープの上端付近を封口するように融着
する第5工程及び半田リフローの際に溶融しない熱可塑
性樹脂若しくはその樹脂組成物又は融点を210℃以上
とする熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物により前記
工程により被覆された電解コンデンサ素子を封止する第
6工程よりなることを特徴とする電解コンデンサの製造
方法にある。
【0012】また本発明のさらに別の要旨とするところ
はリード線をそれぞれ有する陽極及び陰極の両電極であ
る箔状テープと、電解液を含浸可能とするテープとを交
互に重ねて巻回し円筒状コンデンサ素子を得る第1工
程、電解液に実質的に膨潤せずしかも後記の熱可塑性樹
脂若しくはその樹脂組成物による封止の際に溶融しない
樹脂よりなりコンデンサ素子の外周面より広幅であるテ
ープを、コンデンサ素子の上面縁及び底面縁より延出す
るようにコンデンサ素子の外周面に巻回する第2工程、
コンデンサ素子の底面縁より延出している前記テープの
下端付近を封口するように融着させる第3工程、コンデ
ンサ素子に電解液を含浸させる第4工程、コンデンサ素
子の上面縁より延出している前記テープの上端付近を封
口するように融着させる第5工程及び半田リフローの際
に溶融しない熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物又は
融点を210℃以上とする熱可塑性樹脂若しくはその樹
脂組成物により前記工程により被覆された電解コンデン
サ素子を封止する第6工程よりなることを特徴とする電
解コンデンサの製造方法にある。
【0013】以下まず本発明の電解コンデンサについて
詳細に説明する。本発明電解コンデンサにおいては従来
同様、リード線をそれぞれ有する陽極及び陰極の両電極
である箔状テープと、電解液を含浸するテープとが交互
に畳重され巻回されている。その形状は特に限定されな
いが、通常、巻回された円筒状のままか、或いは押圧し
て偏平状にして用いられることが多い。
【0014】本発明電解コンデンサにおいては、コンデ
ンサ素子の上面及び外周面が特定の性能を有する樹脂よ
りなるテープ(以下単に「樹脂テープ」と呼ぶ)により
被覆される。特定の性能としてまず要求される第一のも
のは樹脂テープの周囲を熱可塑性樹脂若しくはその樹脂
組成物で封止する際にテープを構成する樹脂が溶融しな
いものである。
【0015】また樹脂テープに要求される第二のものは
テープを構成する樹脂が電解液に実質的に膨潤しないこ
とである。このような樹脂テープに用いられ得る樹脂と
してはポリフェニレンスルフィドに代表されるポリアリ
ーレンスルフィドが特に好ましいが、ポリエステル等も
好適なものとして例示される。樹脂テープを構成するも
のとしては、樹脂のみであっても良いが、樹脂を主成分
とし、他の成分を含めた組成物、繊維強化樹脂等であっ
ても良い。
【0016】またコンデンサ素子の底面及びリード線端
子部は上述の樹脂テープ又は電解液に膨潤しない熱硬化
された熱硬化性樹脂若しくはその樹脂組成物により被覆
される。熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂が代表的で
ある。
【0017】本発明電解コンデンサにおいては上記のよ
うに被覆された素子の周りが半田リフローの際に溶融し
ない熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物により封止さ
れる。通常は熱可塑性樹脂の融点が210℃以上、好ま
しくは230℃以上、より好ましくは260℃以上とす
るものが用いられる。また熱可塑性樹脂は好適には成形
機金型に注入され固化する迄に10秒を要しないもので
あり、より好ましくは5秒を要しないものである。この
ような条件を満たすものとしてポリフェニレンスルフィ
ド樹脂またはその樹脂組成物が例示される。またこのよ
うな樹脂であってしかも成形機のシリンダ温度領域で1
200/秒でその溶融粘度が100Pa・s以下のもの
が好適に用いられる。
【0018】コンデンサ素子は上記の樹脂テープ或いは
電解液に実質的に膨潤しない熱硬化された熱硬化性樹脂
若しくはその樹脂組成物により被覆された周りを上述し
た通り、直接熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物によ
り封止しても良いし、その間に別なもの、例えば別な樹
脂テープを介在させても良い。
【0019】次に以下、本発明の電解コンデンサの製造
方法について詳細に説明する。
【0020】本発明における工程のうち、リード線をそ
れぞれ有する陽極及び陰極の両電極である箔状テープ
と、電解液を含浸可能とするテープとを交互に重ねて巻
回し円筒状コンデンサ素子を得る工程及びコンデンサ素
子に電解液を含浸させる工程については、従来技術がそ
のまま適用される。例えばコンデンサ素子はその巻き込
み外端を止着させる必要があるが、その止着手段は糊付
けをしても良いし、コンデンサ素子の外周に樹脂テープ
を被着して止めても良い。この樹脂テープは熱可塑性樹
脂による封止の際に溶融しない接着剤を片面に塗布した
ものであれば、更に良い。
【0021】また、コンデンサ素子の外周面より広幅の
樹脂テープを、コンデンサ素子の上面縁及び底面縁より
延出するようにコンデンサ素子の外周面に巻回する工程
については広幅である点及びコンデンサ素子の上面縁及
び底面縁より延出するように巻回する他は従来技術がそ
のまま適用される。
【0022】電解液に実質的に膨潤しない熱硬化性樹脂
若しくはその樹脂組成物を熱硬化させて素子底面及びリ
ード線端子部を封止するにはリード線端子部を素子の底
面より上向きにした状態でこの素子底面を底面とし、延
出した樹脂テープを壁とする空間に、硬化剤が含浸され
た熱硬化性樹脂若しくはその樹脂組成物粉末を入れて加
熱硬化せしめる方法が好適に採用される。
【0023】コンデンサ素子上面を覆うように、コンデ
ンサ素子上面縁に延出している樹脂テープ上端付近を封
口するように融着させる方法としては樹脂テープ上端付
近をテープの外側から挟み込み、閉じた箇所を超音波融
着させる方法が好ましく採用されるが、熱融着による方
法であっても良い。また半田リフローの際に溶融しない
熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物又は融点を210
℃以上とする熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物によ
る封止は射出成形により行われる。
【0024】
【実施例】図1には本発明の電解コンデンサの第1実施
例を例示しており、この電解コンデンサにおけるコンデ
ンサ素子1はリード線2をそれぞれ有する陽極及び陰極
の両電極であるアルミニウム箔テープと、含浸した紙テ
ープとが交互に畳重され、巻回され円筒状に形成された
後に押圧されて偏平状に形成されている。
【0025】この偏平状コンデンサ素子1の上面及び外
周面がポリフェニレンスルフィドテープ3により被覆さ
れ、底面1cが硬化されたエポキシ樹脂4により被覆さ
れ、その周囲がポリフェニレンスルフィド樹脂を60重
量%とし、溶融粉砕シリカを40重量%とする組成物5
により更に封止されている。
【0026】図2には本発明の電解コンデンサの第2実
施例を例示しており、構成は前記第1実施例のものと基
本的に同じであるため、共通する構成の説明を省略し
て、相連する構成について説明すると、偏平状コンデン
サ素子1の周囲は全体がポリフェニレンスルフィドテー
プ3により被覆され、更にその周りがポリフェニレンス
ルフィド樹脂を60重量%とし、溶融粉砕シリカを40
重量%とする組成物5により封止されている。
【0027】図3乃至図8には本発明の電解コンデンサ
の製造方法の一例として、前記第1実施例の電解コンデ
ンサの場合について各工程順に示している。
【0028】第1工程(図3) 陽極箔テープ1Aと陰極箔テープ1Bはアルミニウム箔
を交流電源につなげて硫酸中で表面をエッチングし、さ
らに陽極箔テープ1Aはアジピン酸アンモニウム水溶液
中で直流電気分解させて表面に酸化アルミニウムを形成
させた。電解紙テープ1Cは浸透性を有する細帯状紙で
ある。また、陰陽両極用のリード線2は、それぞれ1本
の線材の一端にアルミニウム線材の端子部2aを突き合
わせて溶着し、この端子部2aの先端を偏平状に圧潰し
て、同先端を陰陽両極箔テープ1A,1Bにカシメ止め
してある。
【0029】リード線2をそれぞれ有する陽極及び陰極
の両電極箔テープ1A,1Bと電解紙テープ1Cは回転
軸6により、交互に重ねて巻いて円筒形状のコンデンサ
素子1とした。このとき、両電極箔テープ1A、1Bは
リード線2が重なり合わないようにややずらして巻回
し、両極用のリード線2は互いに離れて平行状に引き出
された状態となっている。
【0030】第2工程(図4) 次に、コンデンサ素子1にポリフェニレンスルフィド樹
脂テープ3を巻回した。この樹脂テープ3は片面に接着
剤を塗布した透明フィルムテープであり、素子1の外周
面1bに覆うように巻き付け、素子1外周面を外部と遮
断すると同時に、素子1の巻き込み外端を止着してあ
る。また、樹脂テープ3は素子1の上面縁及び底面縁か
ら若干延ばして、それぞれ延出部3a,3bを形成して
ある(図4のハ)。次に、円筒状コンデンサ素子1を回
転軸6から外し、外周面1bを押圧して偏平状に圧潰し
た(図4のニ)。
【0031】第3工程(図5) 素子1のリード線端子部2aを底面1cより上向きにし
た状態で、素子底面1cを底面とし、ポリフェニレンス
ルフィド樹脂テープ3における延出部3bを壁とする空
間に、硬化剤を含浸したエポキシ樹脂粉末7を入れて1
40℃で加熱硬化した。
【0032】第4工程(図6) 素子上面1aを底面1cより上にし、ポリフェニレンス
ルフィド樹脂テープ3における延出部3aを壁とする空
間に、適宜の注入要素8から電解液9を適量注入して素
子1に含浸させ、然る後に、通電して陽極箔1A及び端
子部2aの被覆修復を行うと共に、通電時に発生したガ
スを除去した。電解液9はエチレングリコール、アジピ
ン酸アンモニウムと水を5:1:1の重量比よりなるも
のを用いた。
【0033】第5工程(図7) 樹脂テープ上端付近3cをテープ外側から挟み込み、閉
じた個所をホーン10により超音波融着させた。
【0034】第6工程(図8) 封止成形はポリフェニレンスルフィドを60重量%と
し、溶融粉砕シリカを40重量%とする組成物で行っ
た。成形条件は割型構造の成形金型11を有する射出成
形機である日本製鋼所製JT−40Sを用い、シリンダ
温度約300℃、金型温度約130℃、サイクルタイム
20秒である。得られた電解コンデンサの大きさは7.
5mm×6.0mm×4.5mmの大きさであった。シ
リンダ温度における1200/秒での溶融粘度は60P
a・sであり、成形機金型に注入され固化する迄の時間
は3秒であった。このような条件で1000個の成形を
した後、素子表面の最高温度を240℃とする雰囲気に
5秒間曝して半田リフローを行った。その結果、液洩れ
等の問題は全く見られなった。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば電解液の漏洩をもたらす
ことなく半田リフローが可能な耐熱性を有し、小型電解
コンデンサを製造性並びに信頼性良く製造することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電解コンデンサの第1実施例を例示
しており、(イ)は正面図、(ロ)は側面の縦断面図で
ある。
【図2】 本発明の電解コンデンサの第2実施例を例示
しており、(イ)は正面図、(ロ)は側面の縦断面図で
ある。
【図3】 本発明の電解コンデンサの製造方法の第1工
程を例示する、リード線をそれぞれ有する陽極及び陰極
の両電極箔テープと電解紙テープを交互に重ねて巻いて
円筒形状コンデンサ素子を形成する状態の斜視図。
【図4】 本発明の電解コンデンサの製造方法の第2工
程を例示しており、(イ)は円筒形状コンデンサ素子に
樹脂テープを巻き付ける状態の斜視図。(ロ)は樹脂テ
ープを巻き付けた状態の底面図。(ハ)は同縦断面図。
(ニ)は円筒形状コンデンサ素子を押圧して偏平形状コ
ンデンサ素子を形成した状態の底面図。
【図5】 第3工程を例示しており、コンデンサ素子底
面から硬化剤を含浸させた熱硬化性樹脂粉末を入れる状
態を正面から見た説明図。
【図6】 第4工程を例示しており、コンデンサ素子上
面から電解液を適量注入してコンデンサ素子に含浸させ
ている状態を正面から見た説明図。
【図7】 第5工程を例示しており、樹脂テープ上端付
近を融着している状態を縦断面から見た説明図。
【図8】 第6工程を例示しており、成形金型内で封止
成形している状態を縦断面から見た説明図。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 1A 陽極箔テープ 1B 陰極箔テープ 1C 電解紙テープ 1a コンデンサ素子の上面 1b コンデンサ素子の外周面 1c コンデンサ素子の底面 2 リード線 2a リード線端子部 3 ポリフェニレンスルフィド樹脂テープ 3a,3b ポリフェニレンスルフィド樹脂テープの延
出部 3c ポリフェニレンスルフィド樹脂テープ上端付近 4 エポキシ樹脂 5 ポリフェニレンスルフィド樹脂組成物 6 回転軸 7 硬化剤を含浸したエポキシ樹脂粉末 8 注入要素 9 電解液 10 ホーン 11 成形金型

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード線をそれぞれ有する陽極及び陰極
    の両電極である箔状テープと、電解液を含浸したテープ
    とが交互に畳重され巻回されたコンデンサ素子におい
    て、電解液に実質的に膨潤せずしかも後記の熱可塑性樹
    脂若しくはその樹脂組成物による封止の際に溶融しない
    樹脂よりなるテープによりコンデンサ素子の上面及び外
    周面が被覆され、電解液に実質的に膨潤しない熱硬化さ
    れた熱硬化性樹脂若しくはその樹脂組成物によりコンデ
    ンサ素子の底面及びリード線端子部が封止され、この被
    覆されたコンデンサ素子の周りが半田リフローの際に溶
    融しない熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物により封
    止されたことを特徴とする電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 半田リフローの際に溶融しない熱可塑性
    樹脂若しくはその樹脂組成物が成形機金型に注入され固
    化する迄に10秒を要しないものであることを特徴とす
    る請求項1の電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 リード線をそれぞれ有する陽極及び陰極
    の両電極である箔状テープと、電解液を含浸したテープ
    とが交互に畳重され巻回されたコンデンサ素子におい
    て、電解液に実質的に膨潤せずしかも後記の熱可塑性樹
    脂若しくはその樹脂組成物による封止の際に溶融しない
    樹脂よりなるテープによりコンデンサ素子の上面及び外
    周面が被覆され、電解液に実質的に膨潤しない熱硬化さ
    れた熱硬化性樹脂若しくはその樹脂組成物によりコンデ
    ンサ素子の底面及びリード線端子部が封止され、この被
    覆されたコンデンサ素子の周りが融点を210℃以上と
    する熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物により封止さ
    れたことを特徴とする電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 融点を210℃以上とする熱可塑性樹脂
    若しくはその樹脂組成物が成形機金型に注入され固化す
    る迄に10秒を要しないものであることを特徴とする請
    求項3の電解コンデンサ。
  5. 【請求項5】 リード線をそれぞれ有する陽極及び陰極
    の両電極である箔状テープと、電解液を含浸したテープ
    とが交互に畳重され巻回されたコンデンサ素子におい
    て、電解液に実質的に膨潤せずしかも後記の熱可塑性樹
    脂若しくはその樹脂組成物による封止の際に溶融しない
    樹脂よりなるテープによりコンデンサ素子の周囲が被覆
    され、この被覆されたコンデンサ素子が半田リフローの
    際に溶融しない熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物に
    より封止されたことを特徴とする電解コンデンサ。
  6. 【請求項6】 半田リフローの際に溶融しない熱可塑性
    樹脂若しくはその樹脂組成物が成形機金型に注入され固
    化する迄に10秒を要しないものであることを特徴とす
    る請求項5の電解コンデンサ。
  7. 【請求項7】 リード線をそれぞれ有する陽極及び陰極
    の両電極である箔状テープと、電解液を含浸したテープ
    とが交互に畳重され巻回されたコンデンサ素子におい
    て、電解液に実質的に膨潤せずしかも後記の熱可塑性樹
    脂若しくはその樹脂組成物による封止の際に溶融しない
    樹脂よりなるテープによりコンデンサ素子の周囲が被覆
    され、この被覆されたコンデンサ素子が融点を210℃
    以上とする熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物により
    封止されたことを特徴とする電解コンデンサ。
  8. 【請求項8】 融点を210℃以上とする熱可塑性樹脂
    若しくはその樹脂組成物が成形機金型に注入され固化す
    る迄に10秒を要しないものであることを特徴とする請
    求項7の電解コンデンサ。
  9. 【請求項9】 リード線をそれぞれ有する陽極及び陰極
    の両電極である箔状テープと、電解液を含浸可能とする
    テープとを交互に重ねて巻回し円筒状コンデンサ素子を
    得る第1工程、電解液に実質的に膨潤せずしかも後記の
    熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物による封止の際に
    溶融しない樹脂よりなりコンデンサ素子の外周面より広
    幅であるテープを、コンデンサ素子の上面縁及び底面縁
    より延出するようにコンデンサ素子の外周面に巻回する
    第2工程、電解液に実質的に膨潤しない熱硬化性樹脂若
    しくはその樹脂組成物を熱硬化させてコンデンサ素子底
    面及びリード線端子部を封止する第3工程、コンデンサ
    素子に電解液を含浸させる第4工程、前記コンデンサ素
    子上面縁より延出しているテープの上端付近を封口する
    ように融着する第5工程及び前記工程により被覆された
    電解コンデンサ素子を、半田リフローの際に溶融しない
    熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物により封止する第
    6工程よりなることを特徴とする電解コンデンサの製造
    方法。
  10. 【請求項10】 半田リフローの際に溶融しない熱可塑
    性樹脂若しくはその樹脂組成物が成形機金型に注入され
    固化する迄に10秒を要しないものであることを特徴と
    する請求項9の電解コンデンサの製造方法。
  11. 【請求項11】 リード線をそれぞれ有する陽極及び陰
    極の両電極である箔状テープと、電解液を含浸可能とす
    るテープとを交互に重ねて巻回し円筒状コンデンサ素子
    を得る第1工程、電解液に実質的に膨潤せずしかも後記
    の熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物による封止の際
    に溶融しない樹脂よりなりコンデンサ素子の外周面より
    広幅であるテープを、コンデンサ素子の上面縁及び底面
    縁より延出するようにコンデンサ素子の外周面に巻回す
    る第2工程、電解液に実質的に膨潤しない熱硬化性樹脂
    若しくはその樹脂組成物を熱硬化させてコンデンサ素子
    底面及びリード線端子部を封止する第3工程、コンデン
    サ素子に電解液を含浸させる第4工程、コンデンサ素子
    上面縁より延出している前記テープの上端付近を封口す
    るように融着する第5工程及び前記工程により被覆され
    た電解コンデンサ素子を、融点が210℃以上とする熱
    可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物により封止する第6
    工程よりなることを特徴とする電解コンデンサの製造方
    法。
  12. 【請求項12】 融点が210℃以上とする熱可塑性樹
    脂若しくはその樹脂組成物が成形機金型に注入され固化
    する迄に10秒を要しないものであることを特徴とする
    請求項11の電解コンデンサの製造方法。
  13. 【請求項13】 リード線をそれぞれ有する陽極及び陰
    極の両電極である箔状テープと、電解液を含浸可能とす
    るテープとを交互に重ねて巻回し円筒状コンデンサ素子
    を得る第1工程、電解液に実質的に膨潤せずしかも後記
    の熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物による封止の際
    に溶融しない樹脂よりなりコンデンサ素子の外周面より
    広幅であるテープを、コンデンサ素子の上面縁及び底面
    縁より延出するようにコンデンサ素子の外周面に巻回す
    る第2工程、コンデンサ素子の底面縁より延出している
    前記テープの下端付近を封口するように融着させる第3
    工程、コンデンサ素子に電解液を含浸させる第4工程、
    コンデンサ素子の上面縁より延出している前記テープの
    上端付近を封口するように融着させる第5工程及び前記
    工程により被覆された電解コンデンサ素子を半田リフロ
    ーの際に溶融しない熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成
    物により封止する第6工程よりなることを特徴とする電
    解コンデンサの製造方法。
  14. 【請求項14】 半田リフローの際に溶融しない熱可塑
    性樹脂若しくはその樹脂組成物が成形機金型に注入され
    固化する迄に10秒を要しないものであることを特徴と
    する請求項13の電解コンデンサの製造方法。
  15. 【請求項15】 リード線をそれぞれ有する陽極及び陰
    極の両電極である箔状テープと、電解液を含浸可能とす
    るテープとを交互に重ねて巻回し円筒状コンデンサ素子
    を得る第1工程、電解液に実質的に膨潤せずしかも後記
    の熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物による封止の際
    に溶融しない樹脂よりなりコンデンサ素子の外周面より
    広幅であるテープを、コンデンサ素子の上面縁及び底面
    縁より延出するようにコンデンサ素子の外周面に巻回す
    る第2工程、コンデンサ素子の底面縁より延出している
    前記テープの下端付近を封口するように融着させる第3
    工程、コンデンサ素子に電解液を含浸させる第4工程、
    コンデンサ素子の上面縁より延出している前記テープの
    上端付近を封口するように融着させる第5工程及び前記
    工程により被覆された電解コンデンサ素子を、融点が2
    10℃以上とする熱可塑性樹脂若しくはその樹脂組成物
    により封止する第6工程よりなることを特徴とする電解
    コンデンサの製造方法。
  16. 【請求項16】 融点を210℃以上とする熱可塑性樹
    脂若しくはその樹脂組成物が成形機金型に注入され固化
    する迄に10秒を要しないものであることを特徴とする
    請求項15の電解コンデンサの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7350281B2 (en) * 2004-07-26 2008-04-01 Hamilton Sundstrand Corporation Method of protecting a capacitor

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