JPH06305827A - 機械加工性を有するガラスセラミックスの製法 - Google Patents
機械加工性を有するガラスセラミックスの製法Info
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- JPH06305827A JPH06305827A JP5099388A JP9938893A JPH06305827A JP H06305827 A JPH06305827 A JP H06305827A JP 5099388 A JP5099388 A JP 5099388A JP 9938893 A JP9938893 A JP 9938893A JP H06305827 A JPH06305827 A JP H06305827A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C10/00—Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition
- C03C10/16—Halogen containing crystalline phase
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- Glass Compositions (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クラック、カケなどが発生しにくく、しかも
耐熱性、電気絶縁性、機械的強度などの特性に優れた機
械加工性を有するガラスセラミックスをうる。 【構成】 特定組成の結晶化ガラス粉末A25〜95重量%
と結晶化ガラス粉末B5〜75重量%とを配合したものを
加圧成形して板状体を作製し、前記板状成形体を周辺が
粒状または鱗片状のフッ素含有鉱物で囲まれるようにし
て、耐火物容器中に焼成炉の炉床面に対し15〜65°の角
度で設置して1050〜1100℃の温度で加熱処理を行なう。
耐熱性、電気絶縁性、機械的強度などの特性に優れた機
械加工性を有するガラスセラミックスをうる。 【構成】 特定組成の結晶化ガラス粉末A25〜95重量%
と結晶化ガラス粉末B5〜75重量%とを配合したものを
加圧成形して板状体を作製し、前記板状成形体を周辺が
粒状または鱗片状のフッ素含有鉱物で囲まれるようにし
て、耐火物容器中に焼成炉の炉床面に対し15〜65°の角
度で設置して1050〜1100℃の温度で加熱処理を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気絶縁性、耐熱性、
機械的強度に優れ、かつ精密な寸法精度を必要とする加
工部品が、機械加工により容易にえられる機械加工性を
有するガラスセラミックスの製法に関する。さらに詳し
くは、電機・電子機器、精密機器などの耐熱絶縁部品
(基板、熱処理治具材)、構造支持部材(耐熱ボビン、
センサー支持部品)などとして、有用に使用できる機械
加工性を有するガラスセラミックスの製法に関する。
機械的強度に優れ、かつ精密な寸法精度を必要とする加
工部品が、機械加工により容易にえられる機械加工性を
有するガラスセラミックスの製法に関する。さらに詳し
くは、電機・電子機器、精密機器などの耐熱絶縁部品
(基板、熱処理治具材)、構造支持部材(耐熱ボビン、
センサー支持部品)などとして、有用に使用できる機械
加工性を有するガラスセラミックスの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】機械加工性を有するセラミックスとして
は、特開昭63-50365号公報に示されているマイカ粉末と
ZnO-SiO2-B2O3系セラミックスで構成されたも
のや、ガラスハンドブック(作花済夫、境野照雄、高橋
克明編、(株)朝倉書店、1982年発行)215〜216頁に示
されているようなガラス中にマイカ結晶を析出させたも
のが知られている。
は、特開昭63-50365号公報に示されているマイカ粉末と
ZnO-SiO2-B2O3系セラミックスで構成されたも
のや、ガラスハンドブック(作花済夫、境野照雄、高橋
克明編、(株)朝倉書店、1982年発行)215〜216頁に示
されているようなガラス中にマイカ結晶を析出させたも
のが知られている。
【0003】特開昭63-50365号公報に示されているセラ
ミックスの製法は、マイカ粉末とZnO-SiO2-B2O
3系セラミックスとの混合物を1000℃付近の温度でホッ
トプレスして作製する方法である。
ミックスの製法は、マイカ粉末とZnO-SiO2-B2O
3系セラミックスとの混合物を1000℃付近の温度でホッ
トプレスして作製する方法である。
【0004】また、前記ガラスハンドブックに示されて
いる製法は、ガラス中にマイカ結晶(フッ素金雲母)を
析出させる方法との記載があるのみで、その詳細は述べ
られていないが、ガラス中からマイカ結晶(四ケイ素マ
イカ)、ディオプサイド結晶、アパタイト結晶などを結
晶化させて作製する本発明の方法と、焼成により細晶化
ガラスを製造するという点では似ているものの、その焼
成方法は不明であるが成形体を水平に設置するという通
常の方法で行なったものと推察される。
いる製法は、ガラス中にマイカ結晶(フッ素金雲母)を
析出させる方法との記載があるのみで、その詳細は述べ
られていないが、ガラス中からマイカ結晶(四ケイ素マ
イカ)、ディオプサイド結晶、アパタイト結晶などを結
晶化させて作製する本発明の方法と、焼成により細晶化
ガラスを製造するという点では似ているものの、その焼
成方法は不明であるが成形体を水平に設置するという通
常の方法で行なったものと推察される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開昭63-50365号公報
は、ホットプレスで作製するため、本発明の製法とは異
なり、さらに前記ガラスハンドブック記載の製法も詳細
はわからない。しかし、前記従来法記載の組成を用い、
常温、常圧での従来法による焼成ではガラスから所望の
結晶を析出させ、かつえられたガラスセラミックスが欠
陥(クラック、カケ)の少ないものをうることは困難で
あると推察される。
は、ホットプレスで作製するため、本発明の製法とは異
なり、さらに前記ガラスハンドブック記載の製法も詳細
はわからない。しかし、前記従来法記載の組成を用い、
常温、常圧での従来法による焼成ではガラスから所望の
結晶を析出させ、かつえられたガラスセラミックスが欠
陥(クラック、カケ)の少ないものをうることは困難で
あると推察される。
【0006】さらに、成形体の寸法(厚さ、大きさ)が
大きくなればなるほど、とくに焼成過程でクラック、カ
ケなどの欠陥が発生しやすくなり、そのため製品ロスが
多い。
大きくなればなるほど、とくに焼成過程でクラック、カ
ケなどの欠陥が発生しやすくなり、そのため製品ロスが
多い。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、先に1000℃
以上の耐熱性を有し、機械的強度および電気絶縁性に優
れ、かつ精密加工部品が容易に製作でき、大型寸法品の
製造も容易な、新しい材料組成の高強度易加工性ガラス
セラミックスの製法を提案(特願平2-30253号)した
が、本発明では前記発明をさらに発展させ、所望の結晶
を析出させた結晶化ガラスで、クラック、カケなどの欠
陥の少ない、優れた加工性を有するガラスセラミックス
を製造する方法を見出したものである。
以上の耐熱性を有し、機械的強度および電気絶縁性に優
れ、かつ精密加工部品が容易に製作でき、大型寸法品の
製造も容易な、新しい材料組成の高強度易加工性ガラス
セラミックスの製法を提案(特願平2-30253号)した
が、本発明では前記発明をさらに発展させ、所望の結晶
を析出させた結晶化ガラスで、クラック、カケなどの欠
陥の少ない、優れた加工性を有するガラスセラミックス
を製造する方法を見出したものである。
【0008】すなわち本発明は、(a)組成が化合物換算
でK2O 11.0〜11.5%(重量%、以下同様)、MgO 2
3.5〜24.8%、SiO2 55.0〜56.8%、F2 8.4〜12.6%
およびZrO2 0.86〜0.99%の結晶化ガラス粉末A25〜
95%と(b)組成が化合物換算でK2O 5.0〜6.0%、M
gO 9.5〜11.0%、SiO2 46.0〜48.0%、CaO 2
1.0〜23.0%、CaF2 0.2〜0.5%、MgF2 5.0〜6.5
%およびP2O5 8.0〜8.5%の結晶化ガラス粉末B5〜7
5%とを配合したものを加圧成形して板状成形体を作製
し、1050〜1100℃で加熱してガラスセラミックスを製造
する方法であって、前記板状成形体を周辺が粒状または
鱗片状のフッ素含有鉱物で囲まれるようにして、耐火物
容器中に焼成炉の炉床面に対し15〜65°の角度を有する
支持耐熱物上で、加熱処理を行なうことを特徴とする機
械加工性を有するガラスセラミックスの製法に関する。
でK2O 11.0〜11.5%(重量%、以下同様)、MgO 2
3.5〜24.8%、SiO2 55.0〜56.8%、F2 8.4〜12.6%
およびZrO2 0.86〜0.99%の結晶化ガラス粉末A25〜
95%と(b)組成が化合物換算でK2O 5.0〜6.0%、M
gO 9.5〜11.0%、SiO2 46.0〜48.0%、CaO 2
1.0〜23.0%、CaF2 0.2〜0.5%、MgF2 5.0〜6.5
%およびP2O5 8.0〜8.5%の結晶化ガラス粉末B5〜7
5%とを配合したものを加圧成形して板状成形体を作製
し、1050〜1100℃で加熱してガラスセラミックスを製造
する方法であって、前記板状成形体を周辺が粒状または
鱗片状のフッ素含有鉱物で囲まれるようにして、耐火物
容器中に焼成炉の炉床面に対し15〜65°の角度を有する
支持耐熱物上で、加熱処理を行なうことを特徴とする機
械加工性を有するガラスセラミックスの製法に関する。
【0009】
【作用】本発明の製法によると、原粉粉末の板状成形体
を焼成炉の炉床面に対し、15〜65°の角度を有する支持
耐熱物上で焼成するため、成形体が収縮をおこし始めて
も摩擦抵抗が少なく、かつ自重が有効に働き、クラッ
ク、カケなどの欠陥が発生しにくい。とくに成形体が大
形寸法になればなるほど、その効果が顕著である。
を焼成炉の炉床面に対し、15〜65°の角度を有する支持
耐熱物上で焼成するため、成形体が収縮をおこし始めて
も摩擦抵抗が少なく、かつ自重が有効に働き、クラッ
ク、カケなどの欠陥が発生しにくい。とくに成形体が大
形寸法になればなるほど、その効果が顕著である。
【0010】本発明の製法によれば、950°以上の耐熱
性を有し、機械強度(曲げ強さ)は800〜2000kg/cm2と
優れ、欠陥が少なく、かつ精密加工が切削加工などで容
易にできる安価なガラスセラミックスがえらえる。
性を有し、機械強度(曲げ強さ)は800〜2000kg/cm2と
優れ、欠陥が少なく、かつ精密加工が切削加工などで容
易にできる安価なガラスセラミックスがえらえる。
【0011】
【実施例】本発明においては、原料として結晶化ガラス
粉末Aおよび結晶化ガラス粉末Bの2種類の組成のガラ
ス粉末を使用する。
粉末Aおよび結晶化ガラス粉末Bの2種類の組成のガラ
ス粉末を使用する。
【0012】本発明で用いられる結晶化ガラス粉末A
は、化合物換算でK2O:11.0〜11.5%、MgO:23.5
〜24.8%、SiO2:55.0〜56.8%、F2:8.4〜12.6%
およびZrO2:0.86〜0.99%の組成からなる。
は、化合物換算でK2O:11.0〜11.5%、MgO:23.5
〜24.8%、SiO2:55.0〜56.8%、F2:8.4〜12.6%
およびZrO2:0.86〜0.99%の組成からなる。
【0013】前記結晶化ガラス粉末Aは、前記した組成
の結晶化ガラスがえられる方法で製造されたものであれ
ばとくに限定されないが、たとえば前記組成になるよう
に調合された原料を溶融ルツボにいれ、1400〜1500℃の
温度で加熱溶融し、急冷してガラスの塊状物をえ、次に
ボールミルやジェットミルなどで平均粒径5μm程度以
下に微粉砕したものを使用することができる。
の結晶化ガラスがえられる方法で製造されたものであれ
ばとくに限定されないが、たとえば前記組成になるよう
に調合された原料を溶融ルツボにいれ、1400〜1500℃の
温度で加熱溶融し、急冷してガラスの塊状物をえ、次に
ボールミルやジェットミルなどで平均粒径5μm程度以
下に微粉砕したものを使用することができる。
【0014】つぎに本発明で用いられる結晶化ガラス粉
末Bは、化合物換算でK2O:5.0〜6.0%、MgO:9.5
〜11.0%、SiO2:46.0〜48.0%、CaO:21.0〜23.
0%、CaF2:0.2〜0.5%、MgF2:5.0〜6.5%およ
びP2O5:8.0〜8.5%の組成からなる。
末Bは、化合物換算でK2O:5.0〜6.0%、MgO:9.5
〜11.0%、SiO2:46.0〜48.0%、CaO:21.0〜23.
0%、CaF2:0.2〜0.5%、MgF2:5.0〜6.5%およ
びP2O5:8.0〜8.5%の組成からなる。
【0015】前記結晶化ガラス粉末Bも、前記した組成
の結晶化ガラスがえられる方法で製造されたものであれ
ばとくに限定されないが、たとえば前記組成になるよう
に調合された原料を結晶化ガラス粉末Aの製法と同様の
条件で加熱、溶融したのち、平均粒径5μm程度以下に
微粉砕したものを使用することができる。
の結晶化ガラスがえられる方法で製造されたものであれ
ばとくに限定されないが、たとえば前記組成になるよう
に調合された原料を結晶化ガラス粉末Aの製法と同様の
条件で加熱、溶融したのち、平均粒径5μm程度以下に
微粉砕したものを使用することができる。
【0016】結晶化ガラス粉末Aおよび結晶化ガラス粉
末Bとも前記組成範囲から離脱すると、加熱溶融時にガ
ラス化しにくく、かつ溶融炉から取り出すときに一部結
晶化がおこり好ましくない。
末Bとも前記組成範囲から離脱すると、加熱溶融時にガ
ラス化しにくく、かつ溶融炉から取り出すときに一部結
晶化がおこり好ましくない。
【0017】結晶化ガラス粉末A、Bの粒径は、5μm
程度以下が好ましく、それをこえると、それを用いた成
形体は、加熱過程で均一に焼成できず緻密なガラスセラ
ミックスをえにくくなる。
程度以下が好ましく、それをこえると、それを用いた成
形体は、加熱過程で均一に焼成できず緻密なガラスセラ
ミックスをえにくくなる。
【0018】えられた2種のガラス粉末を、ガラス粉末
A25〜95%、ガラス粉末B5〜75%、好ましくはガラス
粉末A30〜90%、ガラス粉末B10〜70%の比率になるよ
うに混ぜ合わせて混合粉末が調製される。
A25〜95%、ガラス粉末B5〜75%、好ましくはガラス
粉末A30〜90%、ガラス粉末B10〜70%の比率になるよ
うに混ぜ合わせて混合粉末が調製される。
【0019】2種のガラスを前記の比率で混ぜ合わせて
使用するのはつぎのような理由による。
使用するのはつぎのような理由による。
【0020】すなわち、結晶化ガラス粉末Aは、加熱す
ると600℃付近から四ケイ素マイカ結晶を主に析出する
タイプであり、この結晶化ガラス単独では、機械加工性
に優れるものの、緻密な焼成体がえられ難く機械的強度
がおとり好ましくない。
ると600℃付近から四ケイ素マイカ結晶を主に析出する
タイプであり、この結晶化ガラス単独では、機械加工性
に優れるものの、緻密な焼成体がえられ難く機械的強度
がおとり好ましくない。
【0021】一方結晶化ガラス粉末Bは、加熱すると85
0℃付近からディオプサイド結晶、アパタイト結晶およ
びマイカ結晶などを主体とする結晶が析出するタイプの
もので、焼成体は、緻密化し、また機械的強度にすぐれ
たものがえられるが、硬くて、機械加工性に乏しいな
ど、それぞれ単独では、本発明の目的とするガラスセラ
ミックスをうることができない。
0℃付近からディオプサイド結晶、アパタイト結晶およ
びマイカ結晶などを主体とする結晶が析出するタイプの
もので、焼成体は、緻密化し、また機械的強度にすぐれ
たものがえられるが、硬くて、機械加工性に乏しいな
ど、それぞれ単独では、本発明の目的とするガラスセラ
ミックスをうることができない。
【0022】したがって本発明では、結晶化ガラス粉末
Aと結晶化ガラス粉末Bの配合比率を25〜95:5〜75の
重量比率に組合わせたものを用いる。
Aと結晶化ガラス粉末Bの配合比率を25〜95:5〜75の
重量比率に組合わせたものを用いる。
【0023】この範囲で用いると、えられる焼成体は、
緻密化し、電気絶縁性、耐熱性および機械的強度にすぐ
れ、機械加工性も良好なガラスセラミックスをうること
ができる。
緻密化し、電気絶縁性、耐熱性および機械的強度にすぐ
れ、機械加工性も良好なガラスセラミックスをうること
ができる。
【0024】つぎに、前記のように配合された粉末を加
圧成形して板状成形体を作製し、1050〜1100℃で加熱し
てセラミックをうるがその際、本発明では前記板状成形
体を周辺が粒状または鱗片状のフッ素含有鉱物で囲まれ
るようにして、耐火物容器中に焼成炉の炉床面に対し15
〜65°の角度を有する支持耐熱物上で、加熱処理を行な
うという従来と異なる方法をとる。
圧成形して板状成形体を作製し、1050〜1100℃で加熱し
てセラミックをうるがその際、本発明では前記板状成形
体を周辺が粒状または鱗片状のフッ素含有鉱物で囲まれ
るようにして、耐火物容器中に焼成炉の炉床面に対し15
〜65°の角度を有する支持耐熱物上で、加熱処理を行な
うという従来と異なる方法をとる。
【0025】まず板状成型体を作製する方法は、通常用
いられる方法で行なうことができ、とくに限定されない
が、以下その一例を示す。
いられる方法で行なうことができ、とくに限定されない
が、以下その一例を示す。
【0026】前記の割合で配合された混合粉末に、前記
混合粉末100重量部に対して通常5〜10%程度の濃度の
ポリビニルアルコールなどの有機バインダー水溶液5〜
10部を添加し、たとえばスパルタンリューザーなどの造
粒機により50〜100μm程度の粒子に造粒する。この造
粒物を金型に充填し、加圧力500〜1000kg/cm2で成形
し、成形体を作製する。
混合粉末100重量部に対して通常5〜10%程度の濃度の
ポリビニルアルコールなどの有機バインダー水溶液5〜
10部を添加し、たとえばスパルタンリューザーなどの造
粒機により50〜100μm程度の粒子に造粒する。この造
粒物を金型に充填し、加圧力500〜1000kg/cm2で成形
し、成形体を作製する。
【0027】えられた成形体を1050〜1100℃、3〜5時
間加熱し、焼成体とすることにより、ガラスセラミック
スを製造する。前記加熱温度が1050℃未満になると充分
緻密な焼成体がえられ難く、とくに機械的強度、電気絶
縁性などがおとり、好ましくない。一方、1100℃をこえ
ると、内部に大きな気孔が介在したり、また析出した結
晶も成長したりして、多孔質となるため好ましくない。
加熱時間が3時間より短いばあい、析出する結晶(たと
えばマイカ、ディオプサイドなど)量が少なく強度に乏
しいものとなる。
間加熱し、焼成体とすることにより、ガラスセラミック
スを製造する。前記加熱温度が1050℃未満になると充分
緻密な焼成体がえられ難く、とくに機械的強度、電気絶
縁性などがおとり、好ましくない。一方、1100℃をこえ
ると、内部に大きな気孔が介在したり、また析出した結
晶も成長したりして、多孔質となるため好ましくない。
加熱時間が3時間より短いばあい、析出する結晶(たと
えばマイカ、ディオプサイドなど)量が少なく強度に乏
しいものとなる。
【0028】一方5時間より長いばあい、多孔質となり
やすい。
やすい。
【0029】つぎに、前記した成形体を焼成する際の本
発明の特徴である耐火物容器中の板状成形体の設置方法
および焼成方法の一実施例を図面に基づいて説明する。
発明の特徴である耐火物容器中の板状成形体の設置方法
および焼成方法の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0030】図1は、本発明の一実施例を示す断面図
で、図2は従来の一般的な板状成形品の焼成方法を示す
断面図である。ここで1は板状成形体、2は耐火物容
器、3はフッ素含有鉱物、4は焼成炉の炉床面を示す。
5は板状成形体を支持し、炉床面に対し15〜65℃の角度
を有する支持耐熱物である。また、αはそのときの板状
成形体1と焼成炉の炉床面4との角度を示す。
で、図2は従来の一般的な板状成形品の焼成方法を示す
断面図である。ここで1は板状成形体、2は耐火物容
器、3はフッ素含有鉱物、4は焼成炉の炉床面を示す。
5は板状成形体を支持し、炉床面に対し15〜65℃の角度
を有する支持耐熱物である。また、αはそのときの板状
成形体1と焼成炉の炉床面4との角度を示す。
【0031】前記板状成形体1は前記した成形方法でえ
られたものであり、その寸法は厚さ30mm、幅200mm、長
さ200mm程度のものが好ましい。
られたものであり、その寸法は厚さ30mm、幅200mm、長
さ200mm程度のものが好ましい。
【0032】本発明で用いる耐火物容器2の例として
は、たとえばムライト、アルミナ系の耐火物で、その大
きさはたとえば高さ600mm、幅300mm、長さ300mmのもの
を用いることができ、板状成形体の設置の方法は図1の
ように、焼成炉の炉床面4に対してその角度αが15〜65
°の角度を有する支持耐熱物上にのせフッ素含有鉱物中
に埋める。なお、設置の角度が15℃未満では効果が少な
く65°を越える場合は板状成形体の自重が下方端部に集
中するため、変形を越し易い。焼成炉の例としては、た
とえば電気炉、ガス炉などを使用することができる。
は、たとえばムライト、アルミナ系の耐火物で、その大
きさはたとえば高さ600mm、幅300mm、長さ300mmのもの
を用いることができ、板状成形体の設置の方法は図1の
ように、焼成炉の炉床面4に対してその角度αが15〜65
°の角度を有する支持耐熱物上にのせフッ素含有鉱物中
に埋める。なお、設置の角度が15℃未満では効果が少な
く65°を越える場合は板状成形体の自重が下方端部に集
中するため、変形を越し易い。焼成炉の例としては、た
とえば電気炉、ガス炉などを使用することができる。
【0033】板状成形体を焼成するばあいに、板状成形
体の周辺を粒状または、鱗片状のフッ素含有鉱物3で囲
んで焼成するのは、結晶化ガラス中のフッ素成分の飛散
を防止し、所望の結晶ができやすいようにするためで、
通常採られている方法である。
体の周辺を粒状または、鱗片状のフッ素含有鉱物3で囲
んで焼成するのは、結晶化ガラス中のフッ素成分の飛散
を防止し、所望の結晶ができやすいようにするためで、
通常採られている方法である。
【0034】フッ素含有鉱物3の例として、たとえば合
成フッ素金雲母、フッ化マグネシウム、ケイフッ化カリ
などが使用されるが、粒径は30〜100μm程度が好まし
い。30μm未満のばあい、板状成形体を埋め込み難く、
また100μmを超えると板状成形体との接触がわるく、
結晶化ガラス中のフッ素が拡散しやすい。
成フッ素金雲母、フッ化マグネシウム、ケイフッ化カリ
などが使用されるが、粒径は30〜100μm程度が好まし
い。30μm未満のばあい、板状成形体を埋め込み難く、
また100μmを超えると板状成形体との接触がわるく、
結晶化ガラス中のフッ素が拡散しやすい。
【0035】欠陥が発生するのは、成形体が加熱により
収縮をおこし始める時点、すなわちガラス中から結晶が
析出しはじめる600〜850℃の温度付近から現れるばあい
が多い。本発明のガラスセラミックスの収縮率は、成形
体の寸法を基準とすると16〜20%の線収縮率があるた
め、成形体が収縮しはじめると支持耐熱物と接する部分
で摩擦抵抗が発生し、成形体がこれに打ち勝たないばあ
いにクラック、カケなどの欠陥が発生しやすい。とくに
成形体の自重がかかる下面にこれら欠陥が発生し、収縮
とともに成長する。
収縮をおこし始める時点、すなわちガラス中から結晶が
析出しはじめる600〜850℃の温度付近から現れるばあい
が多い。本発明のガラスセラミックスの収縮率は、成形
体の寸法を基準とすると16〜20%の線収縮率があるた
め、成形体が収縮しはじめると支持耐熱物と接する部分
で摩擦抵抗が発生し、成形体がこれに打ち勝たないばあ
いにクラック、カケなどの欠陥が発生しやすい。とくに
成形体の自重がかかる下面にこれら欠陥が発生し、収縮
とともに成長する。
【0036】したがって、板状成形体をのせた支持耐熱
物が焼成炉の炉焼面に平行に設置する図2に示すような
従来法では、板状成形体2の下面に欠陥が発生しやす
い。
物が焼成炉の炉焼面に平行に設置する図2に示すような
従来法では、板状成形体2の下面に欠陥が発生しやす
い。
【0037】本発明の効果は炉床面に対し15〜65°の角
度を有する支持耐熱物上で板状成形体を焼成するため、
収縮とともに成形体の自重で摩擦係数を小さくさせる作
用が考えられ、欠陥の発生を防止しているもの思われ
る。
度を有する支持耐熱物上で板状成形体を焼成するため、
収縮とともに成形体の自重で摩擦係数を小さくさせる作
用が考えられ、欠陥の発生を防止しているもの思われ
る。
【0038】本発明の方法と従来法を比較すると、とく
に板状成形体が大型寸法品になるほど効果が明らかで炉
床面に平行にして焼成する従来法に比べて、クラック、
カケなどの欠陥の発生は顕著に少なくなる。
に板状成形体が大型寸法品になるほど効果が明らかで炉
床面に平行にして焼成する従来法に比べて、クラック、
カケなどの欠陥の発生は顕著に少なくなる。
【0039】本発明のガラスセラミックスはマイカ結晶
とディオプサイド結晶を含有したもので前記したような
理由からクラック、カケなどを含まない。したがって本
発明のガラスセラミックスは950℃以上の耐熱性を有
し、結晶化ガラスの配合比率にもよるが機械的強度(曲
げ強さ)は、800〜2000kg/cm2を有する。また、切削性
などの機械加工性に優れ、精密加工品が容易に加工でき
る。
とディオプサイド結晶を含有したもので前記したような
理由からクラック、カケなどを含まない。したがって本
発明のガラスセラミックスは950℃以上の耐熱性を有
し、結晶化ガラスの配合比率にもよるが機械的強度(曲
げ強さ)は、800〜2000kg/cm2を有する。また、切削性
などの機械加工性に優れ、精密加工品が容易に加工でき
る。
【0040】つぎに本発明の製法をさらに実施例に基づ
き説明する。
き説明する。
【0041】[実施例1]平均粒径4μmの結晶化ガラ
ス粉末A1000gと、平均粒径4μmの結晶化ガラス粉末
B1000gとを秤量して、ボールミルで5時間混合した。
ス粉末A1000gと、平均粒径4μmの結晶化ガラス粉末
B1000gとを秤量して、ボールミルで5時間混合した。
【0042】つぎにこの混合物1000gに対し、ポリビニ
ルアルコール(3%水溶液)を100g添加し、スパルタ
ンリューザで造粒して平均粒径60μmの造粒物を製造
し、前記造粒物を60℃で12時間乾燥した。
ルアルコール(3%水溶液)を100g添加し、スパルタ
ンリューザで造粒して平均粒径60μmの造粒物を製造
し、前記造粒物を60℃で12時間乾燥した。
【0043】この操作を繰り返し、2000gの造粒物を準
備した。つぎに前記造粒物を厚さ300mm、幅200mm、長さ
200mmの金型に充填し、徐々に加圧し、エアー抜きを行
い、最終的に1ton/cm2の圧力で3分間加圧して、厚さ
約28mm、幅200mm、長さ200mmの板状成形体を作製した。
備した。つぎに前記造粒物を厚さ300mm、幅200mm、長さ
200mmの金型に充填し、徐々に加圧し、エアー抜きを行
い、最終的に1ton/cm2の圧力で3分間加圧して、厚さ
約28mm、幅200mm、長さ200mmの板状成形体を作製した。
【0044】つぎに高さ220mm、幅250mm、長さ250mmの
ムライト製の耐火容器を準備し、内部に平均粒径45μm
程度の合成フッ素金雲母粉末を充填し、この中に成形体
を挿入した。成形体は、炉床面に対して15°の角度を有
する支持耐熱物上にのせ、さらにフッ素金雲母粉末を充
填しセットした。つぎに常温の焼成炉にいれ、1080℃ま
で1.5℃/分の昇温速度であげ、3時間保持したのち、
スイッチを切り、自然徐冷して、炉温が50℃以下になっ
て焼成炉から取り出した。
ムライト製の耐火容器を準備し、内部に平均粒径45μm
程度の合成フッ素金雲母粉末を充填し、この中に成形体
を挿入した。成形体は、炉床面に対して15°の角度を有
する支持耐熱物上にのせ、さらにフッ素金雲母粉末を充
填しセットした。つぎに常温の焼成炉にいれ、1080℃ま
で1.5℃/分の昇温速度であげ、3時間保持したのち、
スイッチを切り、自然徐冷して、炉温が50℃以下になっ
て焼成炉から取り出した。
【0045】収縮率は、厚さ、幅、長さとも平均で18%
程度であり、顕微鏡(倍率10倍)でで外観を観察した
ところクラック、カケなどの欠陥はなかった。この試料
から機械的強度(曲げ強さ)、電気絶縁抵抗、ショアー
硬度および切削加工性、熱膨張率、熱変形温度を測定し
た。
程度であり、顕微鏡(倍率10倍)でで外観を観察した
ところクラック、カケなどの欠陥はなかった。この試料
から機械的強度(曲げ強さ)、電気絶縁抵抗、ショアー
硬度および切削加工性、熱膨張率、熱変形温度を測定し
た。
【0046】曲げ強さは、厚さ3mm、幅4mm、長さ50mm
の寸法品を試験片として、(株)島津製作所のオートグ
ラフを用い、支点間30mm、クロスヘッド速度0.5mm/分
で3点曲げ法で評価した。
の寸法品を試験片として、(株)島津製作所のオートグ
ラフを用い、支点間30mm、クロスヘッド速度0.5mm/分
で3点曲げ法で評価した。
【0047】電気絶縁抵抗としては、体積抵抗率をJISC
2141(電気絶縁用セラミックス材料試験方法)に準じ
て常態で測定した。ショアー硬度は、ショアー硬度計を
用いて測定した。
2141(電気絶縁用セラミックス材料試験方法)に準じ
て常態で測定した。ショアー硬度は、ショアー硬度計を
用いて測定した。
【0048】機械加工性は、厚さ5mm、幅50mm、長さ50
mmの寸法品を試験片として、つぎの方法により、判断し
た。すなわち、ボール盤とドリル径0.2、0.5、1.0、3.
0、5.0mmφの超硬ドリル(K-10)を用いて、試験辺に
貫通孔を設け、その穴の加工状態を観察することによ
り、判断した。貫通穴ができないばあいは、加工不可、
貫通穴を設けることができるが、穴の周辺にカケなどの
欠陥が有るばあいは、加工可とし、貫通穴がカケなどの
欠陥なしにスムーズに加工できたばあいは、加工良と判
断し、表1に記載した。
mmの寸法品を試験片として、つぎの方法により、判断し
た。すなわち、ボール盤とドリル径0.2、0.5、1.0、3.
0、5.0mmφの超硬ドリル(K-10)を用いて、試験辺に
貫通孔を設け、その穴の加工状態を観察することによ
り、判断した。貫通穴ができないばあいは、加工不可、
貫通穴を設けることができるが、穴の周辺にカケなどの
欠陥が有るばあいは、加工可とし、貫通穴がカケなどの
欠陥なしにスムーズに加工できたばあいは、加工良と判
断し、表1に記載した。
【0049】熱膨張率は、厚さ3mm、幅3mm、長さ20mm
の寸法品を試験片として、常温から約900℃まで測定
し、平均熱膨張率を求めた。なお、昇温速度は10℃/分
で行った。
の寸法品を試験片として、常温から約900℃まで測定
し、平均熱膨張率を求めた。なお、昇温速度は10℃/分
で行った。
【0050】熱変形温度は、厚さ1mm、幅5mm、長さ5
mmの寸法品を試験片として、荷重 2.5kg/cm2を加え、熱
機械分析(TMA)で行ない、熱収縮をおこし始める温
度を熱変形温度とした。昇温速度は10℃/分で行った。
mmの寸法品を試験片として、荷重 2.5kg/cm2を加え、熱
機械分析(TMA)で行ない、熱収縮をおこし始める温
度を熱変形温度とした。昇温速度は10℃/分で行った。
【0051】実施例1で作製したガラスセラミックスの
混合組成、焼成条件およびそれぞれの特性を表1に示
す。
混合組成、焼成条件およびそれぞれの特性を表1に示
す。
【0052】[実施例2]平均粒径4μmの結晶化ガラ
ス粉末A500gと、平均粒径4μmの結晶化ガラス粉末
B1500gとを秤量して、ボールミルで5時間混合した。
ス粉末A500gと、平均粒径4μmの結晶化ガラス粉末
B1500gとを秤量して、ボールミルで5時間混合した。
【0053】つぎにこの混合物1000gに、ポリビニルア
ルコール(3%水溶液)を100g添加し、スパルタンリ
ューザで造粒して平均粒径60μmの造粒物を製造し、前
記造粒物を60℃で12時間乾燥した。この操作を繰り返
し、2000gの造粒物を準備した。
ルコール(3%水溶液)を100g添加し、スパルタンリ
ューザで造粒して平均粒径60μmの造粒物を製造し、前
記造粒物を60℃で12時間乾燥した。この操作を繰り返
し、2000gの造粒物を準備した。
【0054】つぎに、板状成形体の作製は、実施例1と
同じ方法で行い、厚さ約26mm、幅200mm、長さ200mmの
寸法品をえた(実施例1より厚さが薄いのは、比重が大
きい結晶化ガラス粉末Bの配合比率が大きくなっている
ためである)。
同じ方法で行い、厚さ約26mm、幅200mm、長さ200mmの
寸法品をえた(実施例1より厚さが薄いのは、比重が大
きい結晶化ガラス粉末Bの配合比率が大きくなっている
ためである)。
【0055】実施例2では、耐火物容器に入れた板状成
形品を実施例1と同様に炉床面に対して45°の角度を有
する支持耐熱物上にセットした。つぎに常温の焼成炉に
入れ、1050℃まで1.5℃/分の昇温速度で上げ、3時間
保持したのちスイッチを切り、自然徐冷して炉温が200
℃以下になって、焼成炉から取り出した。収縮率はほぼ
実施例1と同様で、顕微鏡による外観観察でも同様にク
ラック、カケなどの欠陥は認められなかった。
形品を実施例1と同様に炉床面に対して45°の角度を有
する支持耐熱物上にセットした。つぎに常温の焼成炉に
入れ、1050℃まで1.5℃/分の昇温速度で上げ、3時間
保持したのちスイッチを切り、自然徐冷して炉温が200
℃以下になって、焼成炉から取り出した。収縮率はほぼ
実施例1と同様で、顕微鏡による外観観察でも同様にク
ラック、カケなどの欠陥は認められなかった。
【0056】以下実施例1と同様にして、実施例2で作
製したガラスセラミックスの機械的強度(曲げ強さ)、
電気絶縁性(体積抵抗率)、ショアー硬度、機械加工
性、熱膨張率、熱変形温度などを評価した。その結果を
実施例1と同様に表1に示す。
製したガラスセラミックスの機械的強度(曲げ強さ)、
電気絶縁性(体積抵抗率)、ショアー硬度、機械加工
性、熱膨張率、熱変形温度などを評価した。その結果を
実施例1と同様に表1に示す。
【0057】[実施例3]平均粒径4μmの結晶化ガラ
ス粉末A1900gと、平均粒径4μmの結晶化ガラス粉末
B100gとを秤量して、ボールミルで5時間混合した。
ス粉末A1900gと、平均粒径4μmの結晶化ガラス粉末
B100gとを秤量して、ボールミルで5時間混合した。
【0058】つぎにこの混合物1000gに、ポリビニルア
ルコール(3%水溶液)を100g添加し、スパルタンリ
ューザで造粒して平均粒径60μmの造粒物を製造し、前
記造粒物を60℃で12時間乾燥した。
ルコール(3%水溶液)を100g添加し、スパルタンリ
ューザで造粒して平均粒径60μmの造粒物を製造し、前
記造粒物を60℃で12時間乾燥した。
【0059】この操作を繰り返し、2000gの造粒物を準
備した。
備した。
【0060】板状成形品は、実施例1と同じ方法で行
い、厚さ約30mm、幅200mm、長さ200mmの寸法品をえた
(実施例1より厚さが厚いのは、比重が小さい結晶化ガ
ラスAの配合比率が大きくなっているためである)。
い、厚さ約30mm、幅200mm、長さ200mmの寸法品をえた
(実施例1より厚さが厚いのは、比重が小さい結晶化ガ
ラスAの配合比率が大きくなっているためである)。
【0061】つぎに耐火物容器に入れた板状成形品を実
施例1と同様に炉床面に対し65°の角度を有する支持耐
熱物上にのせた耐火物容器を焼成炉に入れ、1100℃まで
1.5℃/分の昇温速度であげ、3時間保持したのち、ス
イッチを切り、自然徐冷して炉温が200℃以下になって
焼成炉から取り出した。収縮率は平均16%であった。ま
たえられたガラスセラミックスは、下部(耐火容器に近
接する部分)は、少し厚さが大きくなっており、焼成前
と比較して変化が認められたがクラック、カケなどの欠
陥は、認められなかった。下部の部分の変形は、ガラス
セラミックス自体の自重が集中したためであろう。クラ
ック、ワレなどの欠陥が発生しなければ、切削加工によ
り面精度をだすため、製品としては支障ない。
施例1と同様に炉床面に対し65°の角度を有する支持耐
熱物上にのせた耐火物容器を焼成炉に入れ、1100℃まで
1.5℃/分の昇温速度であげ、3時間保持したのち、ス
イッチを切り、自然徐冷して炉温が200℃以下になって
焼成炉から取り出した。収縮率は平均16%であった。ま
たえられたガラスセラミックスは、下部(耐火容器に近
接する部分)は、少し厚さが大きくなっており、焼成前
と比較して変化が認められたがクラック、カケなどの欠
陥は、認められなかった。下部の部分の変形は、ガラス
セラミックス自体の自重が集中したためであろう。クラ
ック、ワレなどの欠陥が発生しなければ、切削加工によ
り面精度をだすため、製品としては支障ない。
【0062】以下、実施例1と同様にして実施例3で作
製したガラスセラミックスの機械的強度(曲げ強さ)、
電気絶縁性(体積抵抗率)、ショアー硬度、機械加工
性、熱膨張率、熱変形温度などを評価した。その結果を
実施例1と同様に表1に示す。
製したガラスセラミックスの機械的強度(曲げ強さ)、
電気絶縁性(体積抵抗率)、ショアー硬度、機械加工
性、熱膨張率、熱変形温度などを評価した。その結果を
実施例1と同様に表1に示す。
【0063】[比較例1]実施例1と同様にして、板状
成形品を作製した。つぎに耐火物容器に板状成形品を炉
床面に対して平行である従来法に近似した支持耐熱物上
にセットした以外は、実施例1と全く同様に焼成し、ガ
ラスセラミックスを作製した。えられたガラスセラミッ
クスは、端部中央1箇所に下部から上面にかけて貫通し
たクラックが発生するとともに、下部面コーナー部4個
所に小さなキレツが認められた。つぎに欠陥部を除いて
機械的強度(曲げ強さ)、電気絶縁性(体積抵抗率)、
ショアー硬度、機械加工性、熱膨張率、熱変形温度など
を評価した。その結果を実施例1と同様に表1に示す。
成形品を作製した。つぎに耐火物容器に板状成形品を炉
床面に対して平行である従来法に近似した支持耐熱物上
にセットした以外は、実施例1と全く同様に焼成し、ガ
ラスセラミックスを作製した。えられたガラスセラミッ
クスは、端部中央1箇所に下部から上面にかけて貫通し
たクラックが発生するとともに、下部面コーナー部4個
所に小さなキレツが認められた。つぎに欠陥部を除いて
機械的強度(曲げ強さ)、電気絶縁性(体積抵抗率)、
ショアー硬度、機械加工性、熱膨張率、熱変形温度など
を評価した。その結果を実施例1と同様に表1に示す。
【0064】[比較例2]実施例2と同様にして、板状
成形品を作製した。つぎに比較例1と同様に耐火物容器
に板状成形品を炉床面に対して平行にセットして、実施
例2と同様にして焼成し、ガラスセラミックスを作製し
た。えられたガラスセラミックスは、比較例1と同様に
端部中央1か所に下部から上面にかけて貫通したクラッ
クは発生し、板全体が少しソリが認められた。つぎに欠
陥部を除いて、機械的強度(曲げ強さ)、電気絶縁性
(体積抵抗率)、ショアー硬度、機械加工性、熱膨張
率、熱変形温度などを評価した。その結果を実施例1と
同様に表1に示す。
成形品を作製した。つぎに比較例1と同様に耐火物容器
に板状成形品を炉床面に対して平行にセットして、実施
例2と同様にして焼成し、ガラスセラミックスを作製し
た。えられたガラスセラミックスは、比較例1と同様に
端部中央1か所に下部から上面にかけて貫通したクラッ
クは発生し、板全体が少しソリが認められた。つぎに欠
陥部を除いて、機械的強度(曲げ強さ)、電気絶縁性
(体積抵抗率)、ショアー硬度、機械加工性、熱膨張
率、熱変形温度などを評価した。その結果を実施例1と
同様に表1に示す。
【0065】[比較例3]実施例3と同様にして、板状
成形品を作製した。つぎに比較例1と同様に耐火物容器
に板状成形品を炉床面に対して平行にセットして、実施
例3と同様にして焼成し、ガラスセラミックスを作製し
た。えられたガラスセラミックスは、端部中央4箇所に
下部から上面にかけて、貫通したクラックが認められ
た。
成形品を作製した。つぎに比較例1と同様に耐火物容器
に板状成形品を炉床面に対して平行にセットして、実施
例3と同様にして焼成し、ガラスセラミックスを作製し
た。えられたガラスセラミックスは、端部中央4箇所に
下部から上面にかけて、貫通したクラックが認められ
た。
【0066】つぎに欠陥部を除いて、機械的強度(曲げ
強さ)、電気絶縁性(体積抵抗率)、ショアー硬度、機
械加工性、熱膨張率、熱変形温度などを評価した。その
結果を実施例1と同様に表1に示す。
強さ)、電気絶縁性(体積抵抗率)、ショアー硬度、機
械加工性、熱膨張率、熱変形温度などを評価した。その
結果を実施例1と同様に表1に示す。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】本発明の製法によれば、クラック、カケ
などの欠陥が発生しにくいガラスセラミックスをうるこ
とができ、製造ロスが軽減し、低コストになる。
などの欠陥が発生しにくいガラスセラミックスをうるこ
とができ、製造ロスが軽減し、低コストになる。
【0069】またえられたガラスセラミックスは、電気
絶縁性であり耐熱温度(熱変形温度)が950〜1000℃と
耐熱性を有し、また機械的強度(曲げ強さ)も800〜200
0kg/cm2と優れた特性を示し、原料の結晶化ガラス粉末
の種類を適正に配合することにより、種々の要求特性に
対応できるものである。
絶縁性であり耐熱温度(熱変形温度)が950〜1000℃と
耐熱性を有し、また機械的強度(曲げ強さ)も800〜200
0kg/cm2と優れた特性を示し、原料の結晶化ガラス粉末
の種類を適正に配合することにより、種々の要求特性に
対応できるものである。
【0070】また、本発明によってえらえるガラスセラ
ミックスは、切削加工などの機械加工性を有するため、
前記の電機・電子機器、精密機器などの耐熱絶縁部品
(基板、熱処理治具材)、構造支持部材(耐熱ボビン、
センサー支持部品)などに有用に使用できる。
ミックスは、切削加工などの機械加工性を有するため、
前記の電機・電子機器、精密機器などの耐熱絶縁部品
(基板、熱処理治具材)、構造支持部材(耐熱ボビン、
センサー支持部品)などに有用に使用できる。
【0071】さらに本発明の製法は、その製法自体が簡
単なため、低コストで前記ガラスセラミックをうること
ができる。
単なため、低コストで前記ガラスセラミックをうること
ができる。
【図1】本発明の機械加工性を有するガラスセラミック
スの製法の、一実施例による板状成形品の焼成方法を示
す断面図である。
スの製法の、一実施例による板状成形品の焼成方法を示
す断面図である。
【図2】従来のガラスセラミックスの一般的な板状成形
品の焼成方法を示す断面図である。
品の焼成方法を示す断面図である。
1 板状成形体 2 耐火物容器 3 フッ素含有鉱物 4 焼成炉の炉床面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C03C 3/112 10/04 (72)発明者 池田 泰彦 兵庫県三田市三輪2丁目6番1号 菱電化 成株式会社内 (72)発明者 村上 忠▲き▼ 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社生産技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)組成が化合物換算でK2O 11.0〜11.
5重量%、MgO 23.5〜24.8重量%、SiO2 55.0〜5
6.8重量%、F2 8.4〜12.6重量%およびZrO2 0.86〜
0.99重量%の結晶化ガラス粉末A25〜95重量%と(b)組
成が化合物換算でK2O 5.0〜6.0重量%、MgO 9.5〜
11.0重量%、SiO2 46.0 〜48.0重量%、CaO 21.
0〜23.0重量%、CaF2 0.2〜0.5重量%、MgF2 5.0
〜6.5重量%およびP2O5 8.0〜8.5重量%の結晶化ガラ
ス粉末B5〜75重量%とを配合したものを加圧成形して
板状成形体を作製し、1050〜1100℃で加熱してガラスセ
ラミックスを製造する方法であって、前記板状成形体
を、周辺が粒状または鱗片状のフッ素含有鉱物で囲まれ
るようにして、耐火物容器中に焼成炉の炉床面に対し15
〜65°の角度を有する支持耐熱物上で加熱処理を行うこ
とを特徴とする機械加工性を有するガラスセラミックス
の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5099388A JPH06305827A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 機械加工性を有するガラスセラミックスの製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5099388A JPH06305827A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 機械加工性を有するガラスセラミックスの製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06305827A true JPH06305827A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14246128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5099388A Pending JPH06305827A (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 機械加工性を有するガラスセラミックスの製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06305827A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100348525C (zh) * | 2004-09-28 | 2007-11-14 | 中南大学 | 一种可切削的生物活性玻璃陶瓷及其制备方法 |
| CN118388218A (zh) * | 2024-05-23 | 2024-07-26 | 宜春市洪州瓷业有限公司 | 易变形陶瓷制品烧成方法及辅助烧成材料 |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP5099388A patent/JPH06305827A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100348525C (zh) * | 2004-09-28 | 2007-11-14 | 中南大学 | 一种可切削的生物活性玻璃陶瓷及其制备方法 |
| CN118388218A (zh) * | 2024-05-23 | 2024-07-26 | 宜春市洪州瓷业有限公司 | 易变形陶瓷制品烧成方法及辅助烧成材料 |
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