JPH06305869A - 緩効性窒素肥料の製造法 - Google Patents
緩効性窒素肥料の製造法Info
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- JPH06305869A JPH06305869A JP5102605A JP10260593A JPH06305869A JP H06305869 A JPH06305869 A JP H06305869A JP 5102605 A JP5102605 A JP 5102605A JP 10260593 A JP10260593 A JP 10260593A JP H06305869 A JPH06305869 A JP H06305869A
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- C05C—NITROGENOUS FERTILISERS
- C05C9/00—Fertilisers containing urea or urea compounds
- C05C9/02—Fertilisers containing urea or urea compounds containing urea-formaldehyde condensates
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- Y02P60/20—Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
- Y02P60/21—Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures
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Abstract
(57)【要約】
【構成】尿素・ホルムアルデヒド縮合物からなる緩効性
窒素肥料を製造するに際し、尿素とホルムアルデヒド水
溶液とを、尿素/ホルムアルデヒドのモル比が1〜10の
範囲で、かつアルカリ性物質によりpH7〜10としてメ
チロール化反応を開始させた液をA液、酸性物質又はそ
の水溶液からなる液とホルムアルデヒド水溶液とを混合
した溶液をB液としたときに、A,Bの両液をラインミ
キサーにより混合し、尿素/ホルムアルデヒドのモル比
を1〜3、かつpHを 3.5〜4.5 の範囲内とし、メチレ
ン化反応を開始させることを特徴とする。 【効果】本方法による製造方法では、短時間に反応液の
全体にむらなくメチレン化反応を進ませることが可能と
なる。しかも得られる生成物は緩効性にも富んでおり、
農業的に極めて適した肥料となる。
窒素肥料を製造するに際し、尿素とホルムアルデヒド水
溶液とを、尿素/ホルムアルデヒドのモル比が1〜10の
範囲で、かつアルカリ性物質によりpH7〜10としてメ
チロール化反応を開始させた液をA液、酸性物質又はそ
の水溶液からなる液とホルムアルデヒド水溶液とを混合
した溶液をB液としたときに、A,Bの両液をラインミ
キサーにより混合し、尿素/ホルムアルデヒドのモル比
を1〜3、かつpHを 3.5〜4.5 の範囲内とし、メチレ
ン化反応を開始させることを特徴とする。 【効果】本方法による製造方法では、短時間に反応液の
全体にむらなくメチレン化反応を進ませることが可能と
なる。しかも得られる生成物は緩効性にも富んでおり、
農業的に極めて適した肥料となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、尿素・ホルムアルデヒ
ド縮合物からなる緩効性窒素肥料の製造方法に関する。
ド縮合物からなる緩効性窒素肥料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】緩効性窒素肥料は、尿素・ホルムアルデ
ヒド縮合物を有効成分とするものであり、これは通常次
のような方法で製造される。すなわち、尿素とホルムア
ルデヒド水溶液との溶液に水酸化ナトリウム等のアルカ
リ性物質を添加し、pH7〜10としてメチロール化反応
を行なわせ、次いで、得られたメチロール尿素溶液に硫
酸等の酸性物質を加え、pHを4以下としてメチレン化
反応を行なわせた後、固化・乾燥させ、粉砕する工程を
経て製造される。通常、上記に於けるメチロール化反応
は、尿素/ホルムアルデヒドのモル比(以下、U/Fと
記す)が1〜3の範囲であり、また、反応温度は40〜80
℃、反応時間は30〜60分で実施されている。メチレン化
反応は、前記した通り、メチロール化反応を終了した溶
液に酸性物質を添加することにより開始されるので、反
応温度はメチロール化反応時と略同程度で行なわれる。
そして酸性物質を添加した後は、メチロール尿素が縮合
してメチレン尿素となり、通常、30分以下で固化する。
ヒド縮合物を有効成分とするものであり、これは通常次
のような方法で製造される。すなわち、尿素とホルムア
ルデヒド水溶液との溶液に水酸化ナトリウム等のアルカ
リ性物質を添加し、pH7〜10としてメチロール化反応
を行なわせ、次いで、得られたメチロール尿素溶液に硫
酸等の酸性物質を加え、pHを4以下としてメチレン化
反応を行なわせた後、固化・乾燥させ、粉砕する工程を
経て製造される。通常、上記に於けるメチロール化反応
は、尿素/ホルムアルデヒドのモル比(以下、U/Fと
記す)が1〜3の範囲であり、また、反応温度は40〜80
℃、反応時間は30〜60分で実施されている。メチレン化
反応は、前記した通り、メチロール化反応を終了した溶
液に酸性物質を添加することにより開始されるので、反
応温度はメチロール化反応時と略同程度で行なわれる。
そして酸性物質を添加した後は、メチロール尿素が縮合
してメチレン尿素となり、通常、30分以下で固化する。
【0003】このようにして得られる尿素・ホルムアル
デヒド縮合物は、下記一般式(1)(化1)で表される
メチレン尿素と未反応の尿素とからなるものである。
デヒド縮合物は、下記一般式(1)(化1)で表される
メチレン尿素と未反応の尿素とからなるものである。
【化1】 H(NHCONHCH2 )n −NHCONH2 (1) 上記メチレン化反応は遂時競合反応であるので、得られ
る尿素・ホルムアルデヒド縮合物であるメチレン尿素
は、その製法の如何にかかわらず、上記一般式(1)
(化1)に於いてnの数が種々の値をもったものの混合
物である。そして上記に於いて、U/Fを小さくして反
応させた場合は、nの数の大きいものの割合が増加した
ものが得られ、逆にU/Fを大きくして反応させた場合
には、nの数の大きいものは減少するが、未反応尿素や
nの数の小さいものの割合が増加したものが得られる。
ここで、後記する如く、窒素肥料としての緩効性を示す
メチレン尿素は、nの数が2ないし3であるものが好ま
しいことは良く知られている。
る尿素・ホルムアルデヒド縮合物であるメチレン尿素
は、その製法の如何にかかわらず、上記一般式(1)
(化1)に於いてnの数が種々の値をもったものの混合
物である。そして上記に於いて、U/Fを小さくして反
応させた場合は、nの数の大きいものの割合が増加した
ものが得られ、逆にU/Fを大きくして反応させた場合
には、nの数の大きいものは減少するが、未反応尿素や
nの数の小さいものの割合が増加したものが得られる。
ここで、後記する如く、窒素肥料としての緩効性を示す
メチレン尿素は、nの数が2ないし3であるものが好ま
しいことは良く知られている。
【0004】また、尿素・ホルムアルデヒド縮合物を有
効成分とする緩効性窒素肥料中の窒素分の水に対する溶
解性の難易を示す尺度として、該窒素分は水溶性窒素
(以下、WNと記す)、水不溶性窒素(以下、WINと
記す)、熱水溶解性窒素(以下、HWNと記す)、熱水
不溶性窒素(以下、HWINと記す)に区分される。上
記区分はA.O.A.C(Methods of Analysis of the
Official Agricultural Chemists )に記載されている
ものであるが、上記分析法によれば、WN(25±2℃の
水に可溶性の窒素)は、未反応の尿素及び上記一般式
(1)(化1)に於けるn=1のメチレン尿素中に含ま
れる窒素がほぼこれに該当し、WIN(25±2℃の水に
不溶性の窒素)は、n≧2のメチレン尿素中に含まれる
窒素がほぼこれに該当し、HWN( 100℃、pH 7.5の
緩衝液に可溶性の窒素)は、n≦3のメチレン尿素中に
含まれる窒素がほぼこれに該当し、また、HWIN(上
記の緩衝液に不溶性の窒素)は、n≧4のメチレン尿素
中に含まれる窒素がほぼこれに該当する。なお、上記尿
素・ホルムアルデヒド縮合物を有効成分とする緩効性窒
素肥料中の全窒素をTN、尿素態窒素をUNと以下略記
する。
効成分とする緩効性窒素肥料中の窒素分の水に対する溶
解性の難易を示す尺度として、該窒素分は水溶性窒素
(以下、WNと記す)、水不溶性窒素(以下、WINと
記す)、熱水溶解性窒素(以下、HWNと記す)、熱水
不溶性窒素(以下、HWINと記す)に区分される。上
記区分はA.O.A.C(Methods of Analysis of the
Official Agricultural Chemists )に記載されている
ものであるが、上記分析法によれば、WN(25±2℃の
水に可溶性の窒素)は、未反応の尿素及び上記一般式
(1)(化1)に於けるn=1のメチレン尿素中に含ま
れる窒素がほぼこれに該当し、WIN(25±2℃の水に
不溶性の窒素)は、n≧2のメチレン尿素中に含まれる
窒素がほぼこれに該当し、HWN( 100℃、pH 7.5の
緩衝液に可溶性の窒素)は、n≦3のメチレン尿素中に
含まれる窒素がほぼこれに該当し、また、HWIN(上
記の緩衝液に不溶性の窒素)は、n≧4のメチレン尿素
中に含まれる窒素がほぼこれに該当する。なお、上記尿
素・ホルムアルデヒド縮合物を有効成分とする緩効性窒
素肥料中の全窒素をTN、尿素態窒素をUNと以下略記
する。
【0005】而して、上記に於けるWNは、一般式
(1)(化1)に於けるnの数が1のメチレン尿素態窒
素とUNであるので、土壌中では短時間で無機化してし
まい、緩効性というよりもむしろ速効性に近いものであ
る。逆に、HWINはnの数が大きいものであり、縮合
が進み過ぎていて土壌中では無機化速度が非常に遅く、
実質的には肥料効果のないものである。これに対し、n
の数が2ないし3であるメチレン尿素(WINからHW
INを除いたもの。以下、WIN−HWINと記す)
は、土壌中では徐々に無機化するので、長期間にわたり
肥料効果を現す。すなわち、このWIN−HWINが緩
効性窒素肥料としての有効成分をなすものである。
(1)(化1)に於けるnの数が1のメチレン尿素態窒
素とUNであるので、土壌中では短時間で無機化してし
まい、緩効性というよりもむしろ速効性に近いものであ
る。逆に、HWINはnの数が大きいものであり、縮合
が進み過ぎていて土壌中では無機化速度が非常に遅く、
実質的には肥料効果のないものである。これに対し、n
の数が2ないし3であるメチレン尿素(WINからHW
INを除いたもの。以下、WIN−HWINと記す)
は、土壌中では徐々に無機化するので、長期間にわたり
肥料効果を現す。すなわち、このWIN−HWINが緩
効性窒素肥料としての有効成分をなすものである。
【0006】また、窒素肥料の緩効性の大小を表す指標
として、通常、下記式(式1)で表される窒素の活性係
数(Activity-Index、以下、AIと記す)が用いられ
る。
として、通常、下記式(式1)で表される窒素の活性係
数(Activity-Index、以下、AIと記す)が用いられ
る。
【式1】 AI(%)=((WIN−HWIN)/WIN)× 100 そして、好ましい緩効性窒素肥料としては、このAIが
大きく、UN及びHWINの含有量が少く、かつWIN
−HWINの多いものである。
大きく、UN及びHWINの含有量が少く、かつWIN
−HWINの多いものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】メチレン化反応は、前
記した通り、メチロール化反応を終了した溶液に対し、
酸性物質を添加し、反応を開始させる方法で行なわれて
いる。しかしながら、メチロール尿素水溶液の量に対す
る酸性物質の量は微量であり、しかもメチレン化反応は
比較的短時間に進んでしまうために、従来の製造方法で
は、反応液の全体に渡り、むらなくメチレン化反応を進
ませることが非常に困難であった。すなわち、得られる
生成物は、その組成が不均一となりやすいという問題点
があり、未反応尿素又は一般式(1)(化1)に於ける
nの数4以上のものを充分少なくして得るという点で
は、未だ満足できるものではなかった。本発明では、こ
のような問題点に対し、UN及びHWINの含有量が少
なく、かつAI及びWIN−HWINの値の大きい緩効
性窒素肥料を、短時間に効率良く得る方法を提供するこ
とが目的である。
記した通り、メチロール化反応を終了した溶液に対し、
酸性物質を添加し、反応を開始させる方法で行なわれて
いる。しかしながら、メチロール尿素水溶液の量に対す
る酸性物質の量は微量であり、しかもメチレン化反応は
比較的短時間に進んでしまうために、従来の製造方法で
は、反応液の全体に渡り、むらなくメチレン化反応を進
ませることが非常に困難であった。すなわち、得られる
生成物は、その組成が不均一となりやすいという問題点
があり、未反応尿素又は一般式(1)(化1)に於ける
nの数4以上のものを充分少なくして得るという点で
は、未だ満足できるものではなかった。本発明では、こ
のような問題点に対し、UN及びHWINの含有量が少
なく、かつAI及びWIN−HWINの値の大きい緩効
性窒素肥料を、短時間に効率良く得る方法を提供するこ
とが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために、まず、メチレン化反応前に於ける
尿素とホルムアルデヒドとのメチロール化反応に必要と
する時間を検討した。すなわち、従来の製造方法ではメ
チロール化反応に30〜60分もの時間をかけ、その後、メ
チレン化反応を開始させているが、一般に使用されてい
る攪拌機付きの反応槽を用いて、前記した好ましい緩効
性窒素肥料を得ようとする場合、メチロール化反応に必
要とする時間は、どの程度であれば充分であるのかを実
験により調査した。その結果、メチロール化反応に際し
ては、反応開始後、尿素が溶解した状態であれば最早充
分であり、また、それ以上の時間をかけても、得られる
製品の品質にはほとんど変化が現れないという知見を得
た。このメチロール化反応に要する時間について、実験
した内容を実験例1及びその結果を表1に示す。
的を達成するために、まず、メチレン化反応前に於ける
尿素とホルムアルデヒドとのメチロール化反応に必要と
する時間を検討した。すなわち、従来の製造方法ではメ
チロール化反応に30〜60分もの時間をかけ、その後、メ
チレン化反応を開始させているが、一般に使用されてい
る攪拌機付きの反応槽を用いて、前記した好ましい緩効
性窒素肥料を得ようとする場合、メチロール化反応に必
要とする時間は、どの程度であれば充分であるのかを実
験により調査した。その結果、メチロール化反応に際し
ては、反応開始後、尿素が溶解した状態であれば最早充
分であり、また、それ以上の時間をかけても、得られる
製品の品質にはほとんど変化が現れないという知見を得
た。このメチロール化反応に要する時間について、実験
した内容を実験例1及びその結果を表1に示す。
【0009】更に本発明者らは、緩効性窒素肥料を製造
するに際し、製品中のUN及びHWINの含有量を少な
く、かつできるだけ均一なものとするには、一般的な攪
拌機付きの反応槽を用いてメチレン化反応を開始させる
方法よりも、ラインミキサー内で、メチロール化反応に
ある液と酸性物質とを混合させ、メチレン化反応を開始
させる方法が特に有効であり、しかも短時間に効率良く
緩効性窒素肥料が得られることを究明し、本発明を完成
した。
するに際し、製品中のUN及びHWINの含有量を少な
く、かつできるだけ均一なものとするには、一般的な攪
拌機付きの反応槽を用いてメチレン化反応を開始させる
方法よりも、ラインミキサー内で、メチロール化反応に
ある液と酸性物質とを混合させ、メチレン化反応を開始
させる方法が特に有効であり、しかも短時間に効率良く
緩効性窒素肥料が得られることを究明し、本発明を完成
した。
【0010】すなわち、本発明は、尿素・ホルムアルデ
ヒド縮合物からなる緩効性窒素肥料を製造するに際し、
尿素とホルムアルデヒド水溶液とを、U/Fが1〜10の
範囲で、かつアルカリ性物質によりpH7〜10としてメ
チロール化反応を開始させた液をA液、酸性物質又はそ
の水溶液からなる液とホルムアルデヒド水溶液とを混合
した溶液をB液としたときに、A,Bの両液をラインミ
キサーにより混合し、U/Fを1〜3、かつpHを 3.5
〜4.5 の範囲内とし、メチレン化反応を開始させること
を特徴とする緩効性窒素肥料の製造方法である。
ヒド縮合物からなる緩効性窒素肥料を製造するに際し、
尿素とホルムアルデヒド水溶液とを、U/Fが1〜10の
範囲で、かつアルカリ性物質によりpH7〜10としてメ
チロール化反応を開始させた液をA液、酸性物質又はそ
の水溶液からなる液とホルムアルデヒド水溶液とを混合
した溶液をB液としたときに、A,Bの両液をラインミ
キサーにより混合し、U/Fを1〜3、かつpHを 3.5
〜4.5 の範囲内とし、メチレン化反応を開始させること
を特徴とする緩効性窒素肥料の製造方法である。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用される尿素は、粒状及び/又は粉状のものが好まし
く用いられるが、高濃度の水溶液又はスラリーでも可能
である。また、ホルムアルデヒドは、例えば、市販のホ
ルマリン等が使用でき、その濃度は特に限定するもので
はないが、後工程の乾燥処理等を考慮すれば、37重量%
程度以上のものが好ましい。
使用される尿素は、粒状及び/又は粉状のものが好まし
く用いられるが、高濃度の水溶液又はスラリーでも可能
である。また、ホルムアルデヒドは、例えば、市販のホ
ルマリン等が使用でき、その濃度は特に限定するもので
はないが、後工程の乾燥処理等を考慮すれば、37重量%
程度以上のものが好ましい。
【0012】本発明に於けるラインミキサーとは、複数
の流体を連続的に混合及び/又は乳化させる場合に好ま
しく使用される連続攪拌装置であり、例えば、スタティ
ックミキサー((株)ノリタケカンパニーリミテド
製)、パイプラインミキサー(みづほ工業(株)製)、
モーションレスミクサー、T.K.ホモジェッター(以上、
特殊機化工業(株)製)等が挙げられる。
の流体を連続的に混合及び/又は乳化させる場合に好ま
しく使用される連続攪拌装置であり、例えば、スタティ
ックミキサー((株)ノリタケカンパニーリミテド
製)、パイプラインミキサー(みづほ工業(株)製)、
モーションレスミクサー、T.K.ホモジェッター(以上、
特殊機化工業(株)製)等が挙げられる。
【0013】これらのうち、本発明では、可動部がなく
しかも管路抵抗の小さいスタティックミキサーを用いる
ことが好ましい。ここで、スタティックミキサーとは、
例えば、特公平1-31928号公報に記載されているもので
あり、配管状をしたハウジングの内部に右ねじりバッフ
ル板と左ねじりバッフル板をある角度をもたせて交互に
配置したものである。すなわち、スタティックミキサー
に導入された複数の流体は、バッフル板によりそれらが
分割されるとともに、らせん運動及び回転運動を受けな
がら激しく攪拌され、次のバッフル板で更にそれらが分
割された後、今度は逆方向にらせん運動及び回転運動を
受け、これを繰り返されることにより効率良く混合・攪
拌操作がなされるようにしたものである。
しかも管路抵抗の小さいスタティックミキサーを用いる
ことが好ましい。ここで、スタティックミキサーとは、
例えば、特公平1-31928号公報に記載されているもので
あり、配管状をしたハウジングの内部に右ねじりバッフ
ル板と左ねじりバッフル板をある角度をもたせて交互に
配置したものである。すなわち、スタティックミキサー
に導入された複数の流体は、バッフル板によりそれらが
分割されるとともに、らせん運動及び回転運動を受けな
がら激しく攪拌され、次のバッフル板で更にそれらが分
割された後、今度は逆方向にらせん運動及び回転運動を
受け、これを繰り返されることにより効率良く混合・攪
拌操作がなされるようにしたものである。
【0014】本発明では、上記に例として挙げたスタテ
ィックミキサー等のラインミキサーを使用し、該ミキサ
ー内でメチロール化反応中にあるA液と、酸性物質又は
その水溶液とホルムアルデヒド水溶液との混合溶液であ
るB液との2液を混合し、メチレン化反応を開始させる
方法である。上記に於けるA液は、尿素とホルムアルデ
ヒド水溶液とをU/Fが1〜10の範囲内で、かつアルカ
リ性物質によりpH7〜10としてメチロール化反応を開
始させた液を用い、また、B液としては、酸性物質又は
その水溶液からなる液とホルムアルデヒド水溶液とを混
合した溶液を用いる。そしてA,Bの両液を、ラインミ
キサーの出口に於けるU/Fが1〜3、かつpHが3.5
〜4.5 の範囲となるように、該ミキサーに供給する方法
である。
ィックミキサー等のラインミキサーを使用し、該ミキサ
ー内でメチロール化反応中にあるA液と、酸性物質又は
その水溶液とホルムアルデヒド水溶液との混合溶液であ
るB液との2液を混合し、メチレン化反応を開始させる
方法である。上記に於けるA液は、尿素とホルムアルデ
ヒド水溶液とをU/Fが1〜10の範囲内で、かつアルカ
リ性物質によりpH7〜10としてメチロール化反応を開
始させた液を用い、また、B液としては、酸性物質又は
その水溶液からなる液とホルムアルデヒド水溶液とを混
合した溶液を用いる。そしてA,Bの両液を、ラインミ
キサーの出口に於けるU/Fが1〜3、かつpHが3.5
〜4.5 の範囲となるように、該ミキサーに供給する方法
である。
【0015】しかし、本発明では、上記に於けるA液の
U/Fを当初より1〜3の範囲として、かつアルカリ性
物質によりpH7〜10とした溶液を用いても、充分本発
明の目的を達成することが可能である。この場合には、
B液は酸性物質又はその水溶液であれば良い。そしてこ
れらA,Bの両液を、ラインミキサー出口に於けるpH
が3.5 〜4.5 の範囲となるように該ミキサーに供給する
方法でも可能である。
U/Fを当初より1〜3の範囲として、かつアルカリ性
物質によりpH7〜10とした溶液を用いても、充分本発
明の目的を達成することが可能である。この場合には、
B液は酸性物質又はその水溶液であれば良い。そしてこ
れらA,Bの両液を、ラインミキサー出口に於けるpH
が3.5 〜4.5 の範囲となるように該ミキサーに供給する
方法でも可能である。
【0016】本発明に於けるメチロール化反応を開始さ
せるアルカリ性物質としては、一般的なアルカリであれ
ば特に限定はなく、例えば、アルカリ金属水酸化物、ア
ルカリ土類金属水酸化物又はアミン類が使用可能であ
る。また、メチレン化反応を開始させる酸性物質につい
ても一般的な酸であれば特に限定はなく、例えば、硫
酸、塩酸、硝酸、リン酸等の鉱酸、クエン酸、リンゴ
酸、フタル酸、酪酸、酒石酸、プロピオン酸、酢酸等の
有機酸を使用することができる。
せるアルカリ性物質としては、一般的なアルカリであれ
ば特に限定はなく、例えば、アルカリ金属水酸化物、ア
ルカリ土類金属水酸化物又はアミン類が使用可能であ
る。また、メチレン化反応を開始させる酸性物質につい
ても一般的な酸であれば特に限定はなく、例えば、硫
酸、塩酸、硝酸、リン酸等の鉱酸、クエン酸、リンゴ
酸、フタル酸、酪酸、酒石酸、プロピオン酸、酢酸等の
有機酸を使用することができる。
【0017】本発明に於けるA液としては、尿素とホル
ムアルデヒドとの混合溶液のU/Fが1〜10の範囲にあ
り、かつアルカリ性物質を添加してメチロール化反応を
開始させた液を用いることが好ましく、これをU/Fを
1未満として行なった場合には、得られる生成物中、H
WINを多く含む製品となりやすくなる。また、10を越
えては、その溶液の温度にもよるが、一般に尿素が析出
しやすく、反応に供さない尿素が生成物中に残りやすく
なって、UNを多く含む製品となるので好ましくない。
ムアルデヒドとの混合溶液のU/Fが1〜10の範囲にあ
り、かつアルカリ性物質を添加してメチロール化反応を
開始させた液を用いることが好ましく、これをU/Fを
1未満として行なった場合には、得られる生成物中、H
WINを多く含む製品となりやすくなる。また、10を越
えては、その溶液の温度にもよるが、一般に尿素が析出
しやすく、反応に供さない尿素が生成物中に残りやすく
なって、UNを多く含む製品となるので好ましくない。
【0018】更に、上記に於けるメチロール化反応を開
始させるに際し、アルカリ性物質の添加は、溶液のpH
を7〜10、好ましくは 7.4〜8とする範囲である。pH
を7未満として行なった場合には、A液中でメチレン化
反応を開始してしまい、ラインミキサー内で液が固結し
やすくなるとともに、得られる製品もUN及びWNの多
いものとなる。また、10を越えると、メチレン化反応を
させるに際して酸性物質が多量に必要となるので好まし
くない。
始させるに際し、アルカリ性物質の添加は、溶液のpH
を7〜10、好ましくは 7.4〜8とする範囲である。pH
を7未満として行なった場合には、A液中でメチレン化
反応を開始してしまい、ラインミキサー内で液が固結し
やすくなるとともに、得られる製品もUN及びWNの多
いものとなる。また、10を越えると、メチレン化反応を
させるに際して酸性物質が多量に必要となるので好まし
くない。
【0019】更に、ラインミキサーによる混合後は、U
/Fを1〜3、かつpHを 3.5〜4.5 の範囲内とするこ
とが好ましい。混合後のU/Fが3を越えていては、得
られる生成物がUN、WNを多く含む尿素・ホルムアル
デヒド縮合物となりやすい。また、混合後のpHが 3.5
未満では、HWINの多く含むものとなり、更に、 4.5
を越えてはUN、WNを多く含む生成物となりやすくな
る。
/Fを1〜3、かつpHを 3.5〜4.5 の範囲内とするこ
とが好ましい。混合後のU/Fが3を越えていては、得
られる生成物がUN、WNを多く含む尿素・ホルムアル
デヒド縮合物となりやすい。また、混合後のpHが 3.5
未満では、HWINの多く含むものとなり、更に、 4.5
を越えてはUN、WNを多く含む生成物となりやすくな
る。
【0020】本発明に於けるラインミキサーでの混合前
の両液の温度は、A液が40〜70℃、好ましくは40〜65℃
の範囲である。40℃未満では尿素が析出する場合があ
り、また、得られる生成物はUN、WNの多く含んだ生
成物となりやすく、更に、70℃を越えていてはHWIN
を多く含む生成物となりやすくなる。他方の液であるB
液については特に限定はなく、常温でも充分可能であ
る。
の両液の温度は、A液が40〜70℃、好ましくは40〜65℃
の範囲である。40℃未満では尿素が析出する場合があ
り、また、得られる生成物はUN、WNの多く含んだ生
成物となりやすく、更に、70℃を越えていてはHWIN
を多く含む生成物となりやすくなる。他方の液であるB
液については特に限定はなく、常温でも充分可能であ
る。
【0021】本発明では、上記したA,Bの両液をライ
ンミキサーを使用して混合し、メチレン化反応を開始さ
せるが、ラインミキサーへの液の供給方法は、両液の流
量を調節して、その混合後のpHが3.5 〜4.5 、かつU
/Fが1〜3の範囲となるように、各々一定流量で供給
することが好ましい。これには、例えば、ダイヤフラム
式ポンプ等の定量ポンプを用いることにより、一定流量
でラインミキサーに供給することが可能となる。
ンミキサーを使用して混合し、メチレン化反応を開始さ
せるが、ラインミキサーへの液の供給方法は、両液の流
量を調節して、その混合後のpHが3.5 〜4.5 、かつU
/Fが1〜3の範囲となるように、各々一定流量で供給
することが好ましい。これには、例えば、ダイヤフラム
式ポンプ等の定量ポンプを用いることにより、一定流量
でラインミキサーに供給することが可能となる。
【0022】ラインミキサーにより混合及びメチレン化
反応を開始させられた液は、通常、一般的な攪拌機を備
えた攪拌槽で受け、液が固化するまで攪拌した後、粗砕
し、水分3重量%以下となるまで乾燥して緩効性窒素肥
料の製品を得ることができる。また、工業的に好ましい
方法としては、ラインミキサーからの液を、例えば、特
公平4-74310号公報に記載されているような無端回転ベ
ルト上に供給し、この上で固化させた後、粗砕及び乾燥
工程を経ることにより、連続的に緩効性窒素肥料を得る
ことも可能となる。
反応を開始させられた液は、通常、一般的な攪拌機を備
えた攪拌槽で受け、液が固化するまで攪拌した後、粗砕
し、水分3重量%以下となるまで乾燥して緩効性窒素肥
料の製品を得ることができる。また、工業的に好ましい
方法としては、ラインミキサーからの液を、例えば、特
公平4-74310号公報に記載されているような無端回転ベ
ルト上に供給し、この上で固化させた後、粗砕及び乾燥
工程を経ることにより、連続的に緩効性窒素肥料を得る
ことも可能となる。
【0023】
【実施例】以下、実験例及び実施例により本発明を更に
詳細に説明する。以下に於いて「%」は重量基準であ
り、また、窒素の種類は、前記したA.O.A.Cに記
載されている方法で行ない、その値とした。
詳細に説明する。以下に於いて「%」は重量基準であ
り、また、窒素の種類は、前記したA.O.A.Cに記
載されている方法で行ない、その値とした。
【0024】実験例1 好ましい緩効性窒素肥料を得る上に於いて、通常の攪拌
装置及び加熱設備を備えた反応槽を用い、メチロール化
反応の際に必要とする時間はどの程度以上あれば良いの
かを下記の実験により調べた。まず、37%ホルムアルデ
ヒド水溶液1194gに80%トリエタノールアミンを添加し
てpHを 7.5とし、U/Fが 1.5となるように尿素を13
26g加え、60℃に加熱して溶解させた。この液を60℃に
保ったまま、尿素完溶直後及びそれより1、5、15、3
0、45、60、75、90、 120分後に液を各々 200gづつ採
取し、速やかに20%硫酸水溶液 0.6gを添加し、攪拌し
て10分間メチレン化反応をさせた。得られた生成物を80
℃で5時間乾燥した後、各々の窒素分の成分分析を行な
った。それらの分析結果を表1に示す。
装置及び加熱設備を備えた反応槽を用い、メチロール化
反応の際に必要とする時間はどの程度以上あれば良いの
かを下記の実験により調べた。まず、37%ホルムアルデ
ヒド水溶液1194gに80%トリエタノールアミンを添加し
てpHを 7.5とし、U/Fが 1.5となるように尿素を13
26g加え、60℃に加熱して溶解させた。この液を60℃に
保ったまま、尿素完溶直後及びそれより1、5、15、3
0、45、60、75、90、 120分後に液を各々 200gづつ採
取し、速やかに20%硫酸水溶液 0.6gを添加し、攪拌し
て10分間メチレン化反応をさせた。得られた生成物を80
℃で5時間乾燥した後、各々の窒素分の成分分析を行な
った。それらの分析結果を表1に示す。
【0025】
【表1】 表1よりメチロール化反応をさせるに必要とする時間
は、尿素完溶直後であれば充分であり、また、それ以上
に時間をかけていても得られる製品の品質にはほとんど
変化が現れないということがわかる。
は、尿素完溶直後であれば充分であり、また、それ以上
に時間をかけていても得られる製品の品質にはほとんど
変化が現れないということがわかる。
【0026】実施例1 まず、ホルムアルデヒド1モルに対して尿素2モルを加
え、アルカリ性物質によりpHを 7.5とした水溶液を、
塩酸を加えてpH3.7 とするためには、該水溶液の塩化
水素の濃度が0.0324モル/Lit となるように塩酸を加え
れば良いことを確かめた。次に、37%ホルムアルデヒド
水溶液1688gに25%水酸化ナトリウム水溶液を添加して
pHを 7.5とした溶液に、尿素を3752gを加え、60℃に
加熱して溶解させた液をA液とした。また、B液として
は、37%ホルムアルデヒド水溶液 847gに35%塩酸水溶
液17.51 gを加えて攪拌し、調整した。上記で調整した
2液各々をダイヤフラム式ポンプを用い、スタティック
ミキサー、T4-21R-2PT型(商品名;(株)ノリタケカン
パニーリミテド製)にA液を 32640g/h、B液を5187
g/hの流量で供給した。因みに、該ミキサー出口に於
けるpHは3.7 であった。該ミキサーを通り、混合され
た液を攪拌機を備えた攪拌槽で受け、10分間攪拌を行な
った後、固化したものを恒温乾燥機を用いて80℃で3時
間乾燥し、製品を得た。その製品の窒素分析値を表2に
示す。
え、アルカリ性物質によりpHを 7.5とした水溶液を、
塩酸を加えてpH3.7 とするためには、該水溶液の塩化
水素の濃度が0.0324モル/Lit となるように塩酸を加え
れば良いことを確かめた。次に、37%ホルムアルデヒド
水溶液1688gに25%水酸化ナトリウム水溶液を添加して
pHを 7.5とした溶液に、尿素を3752gを加え、60℃に
加熱して溶解させた液をA液とした。また、B液として
は、37%ホルムアルデヒド水溶液 847gに35%塩酸水溶
液17.51 gを加えて攪拌し、調整した。上記で調整した
2液各々をダイヤフラム式ポンプを用い、スタティック
ミキサー、T4-21R-2PT型(商品名;(株)ノリタケカン
パニーリミテド製)にA液を 32640g/h、B液を5187
g/hの流量で供給した。因みに、該ミキサー出口に於
けるpHは3.7 であった。該ミキサーを通り、混合され
た液を攪拌機を備えた攪拌槽で受け、10分間攪拌を行な
った後、固化したものを恒温乾燥機を用いて80℃で3時
間乾燥し、製品を得た。その製品の窒素分析値を表2に
示す。
【0027】実施例2 まず、ホルムアルデヒド1モルに対して尿素2モルを加
え、アルカリ性物質によりpHを 7.5とした水溶液を、
硫酸を加えてpH3.7 とするためには、該水溶液の硫酸
の濃度が0.0162モル/Lit となるように硫酸を加えれば
良いことを確かめた。次に、37%ホルムアルデヒド水溶
液1688gに80%トリエタノールアミン水溶液を添加して
pHを 7.5とした溶液に、尿素を3752gを加え、60℃に
加熱して溶解させた液をA液とした。また、B液として
は、37%ホルムアルデヒド水溶液 847gに98%硫酸水溶
液8.42gを加えて攪拌し、調整した。上記で調整した2
液各々をダイヤフラム式ポンプを用い、実施例1に同じ
スタティックミキサーにA液を 32640g/h、B液を51
33g/hの流量で供給した。因みに、該ミキサー出口に
於けるpHは3.7 であった。該ミキサーを通った液を実
施例1と同様に攪拌・乾燥した後、得られた製品の窒素
分析を行なった。結果を表2に示す。
え、アルカリ性物質によりpHを 7.5とした水溶液を、
硫酸を加えてpH3.7 とするためには、該水溶液の硫酸
の濃度が0.0162モル/Lit となるように硫酸を加えれば
良いことを確かめた。次に、37%ホルムアルデヒド水溶
液1688gに80%トリエタノールアミン水溶液を添加して
pHを 7.5とした溶液に、尿素を3752gを加え、60℃に
加熱して溶解させた液をA液とした。また、B液として
は、37%ホルムアルデヒド水溶液 847gに98%硫酸水溶
液8.42gを加えて攪拌し、調整した。上記で調整した2
液各々をダイヤフラム式ポンプを用い、実施例1に同じ
スタティックミキサーにA液を 32640g/h、B液を51
33g/hの流量で供給した。因みに、該ミキサー出口に
於けるpHは3.7 であった。該ミキサーを通った液を実
施例1と同様に攪拌・乾燥した後、得られた製品の窒素
分析を行なった。結果を表2に示す。
【0028】実施例3 37%ホルムアルデヒド水溶液2535gに80%トリエタノー
ルアミン水溶液を添加してpHを 7.5とした溶液に、尿
素を3752gを加え、60℃に加熱して溶解した液をA液と
した。また、B液は、常温の10%硫酸水溶液として調整
した。次に、これら2液を実施例1に同じスタティック
ミキサーに、A液を 37722g/hの流量で通し、また、
該ミキサーの出口のpHが 4.0〜4.5 の範囲となるよう
にB液も、ともにダイヤフラム式ポンプを使用して供給
した。因みに、B液の流量は、 495g/hであった。該
ミキサーを通った液を実施例1と同様に攪拌・乾燥した
後、得られた製品の窒素分析を行なった。結果を表2に
示す。
ルアミン水溶液を添加してpHを 7.5とした溶液に、尿
素を3752gを加え、60℃に加熱して溶解した液をA液と
した。また、B液は、常温の10%硫酸水溶液として調整
した。次に、これら2液を実施例1に同じスタティック
ミキサーに、A液を 37722g/hの流量で通し、また、
該ミキサーの出口のpHが 4.0〜4.5 の範囲となるよう
にB液も、ともにダイヤフラム式ポンプを使用して供給
した。因みに、B液の流量は、 495g/hであった。該
ミキサーを通った液を実施例1と同様に攪拌・乾燥した
後、得られた製品の窒素分析を行なった。結果を表2に
示す。
【0029】比較例1 攪拌機・加熱器を備えた反応槽に37%ホルムアルデヒド
水溶液2535gを仕込み、80%トリエタノールアミン水溶
液を添加してpHを 7.5とした。この溶液を60℃に加熱
してから尿素3752gを加え、溶解させた後、30分間メチ
ロール化反応を行なわせた。次に、98%硫酸水溶液を8.
42g添加し、溶液のpHを3.7 としてメチレン化反応を
開始させた。反応開始より10分後の混合液を固化した
後、実施例1と同様に乾燥し、製品を得た。得られた製
品の窒素分析を表2に示す。
水溶液2535gを仕込み、80%トリエタノールアミン水溶
液を添加してpHを 7.5とした。この溶液を60℃に加熱
してから尿素3752gを加え、溶解させた後、30分間メチ
ロール化反応を行なわせた。次に、98%硫酸水溶液を8.
42g添加し、溶液のpHを3.7 としてメチレン化反応を
開始させた。反応開始より10分後の混合液を固化した
後、実施例1と同様に乾燥し、製品を得た。得られた製
品の窒素分析を表2に示す。
【0030】実施例4 まず、ホルムアルデヒド1モルに対して尿素 1.5モルを
加え、アルカリ性物質によりpHを 7.5とした水溶液
を、硫酸を加えてpH3.9 とするためには、該水溶液の
硫酸の濃度が0.0074モル/Lit となるように硫酸を加え
れば良いことを確かめた。次に、37%ホルムアルデヒド
水溶液2253gに80%トリエタノールアミン水溶液を添加
してpHを 7.5とした溶液に、尿素を3752gを加え、60
℃に加熱して溶解させた液をA液とした。また、B液と
しては、37%ホルムアルデヒド水溶液 1126gに98%硫酸
水溶液4.34gを加えて攪拌し、調整した。上記で調整し
た2液各々をダイヤフラム式ポンプを用い、実施例1に
同じスタティックミキサーにA液を 36030g/h、B液
を6782g/hの流量で供給した。因みに、該ミキサー出
口に於けるpHは3.9 であった。該ミキサーを通った液
を実施例1と同様に攪拌・乾燥した後、得られた製品の
窒素分析を行なった。結果を表2に示す。
加え、アルカリ性物質によりpHを 7.5とした水溶液
を、硫酸を加えてpH3.9 とするためには、該水溶液の
硫酸の濃度が0.0074モル/Lit となるように硫酸を加え
れば良いことを確かめた。次に、37%ホルムアルデヒド
水溶液2253gに80%トリエタノールアミン水溶液を添加
してpHを 7.5とした溶液に、尿素を3752gを加え、60
℃に加熱して溶解させた液をA液とした。また、B液と
しては、37%ホルムアルデヒド水溶液 1126gに98%硫酸
水溶液4.34gを加えて攪拌し、調整した。上記で調整し
た2液各々をダイヤフラム式ポンプを用い、実施例1に
同じスタティックミキサーにA液を 36030g/h、B液
を6782g/hの流量で供給した。因みに、該ミキサー出
口に於けるpHは3.9 であった。該ミキサーを通った液
を実施例1と同様に攪拌・乾燥した後、得られた製品の
窒素分析を行なった。結果を表2に示す。
【0031】比較例2 攪拌機・加熱器を備えた反応槽に37%ホルムアルデヒド
水溶液1194gを仕込み、80%トリエタノールアミン水溶
液を添加してpHを 7.5とした。この溶液を60℃に加熱
してから尿素1326gを加え、溶解させた後、30分間メチ
ロール化反応を行なわせた。次に、20%硫酸水溶液を添
加して溶液のpHを 3.9とし、10分間メチレン化反応を
させた。得られたものを実施例1と同様に乾燥した後、
生成物の窒素分析を行なった。その結果を表2に示す。
水溶液1194gを仕込み、80%トリエタノールアミン水溶
液を添加してpHを 7.5とした。この溶液を60℃に加熱
してから尿素1326gを加え、溶解させた後、30分間メチ
ロール化反応を行なわせた。次に、20%硫酸水溶液を添
加して溶液のpHを 3.9とし、10分間メチレン化反応を
させた。得られたものを実施例1と同様に乾燥した後、
生成物の窒素分析を行なった。その結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】
【発明の効果】本発明による緩効性窒素肥料の製造方法
では、短時間に反応液の全体にむらなくメチレン化反応
を進ませることが可能であり、また、得られる製品は、
UN、HWINの値が比較的低く、かつAI、WIN−
HWINの値が高い。すなわち、U/Fが2としてなる
ように行なった本発明の製造方法による実施例1〜3で
は、その全てが、UN 7.2%以下、HWIN 0.8%以下
であり、また、WIN−HWINが 8.1%以上、AIで
は実に92%を達成することができる。
では、短時間に反応液の全体にむらなくメチレン化反応
を進ませることが可能であり、また、得られる製品は、
UN、HWINの値が比較的低く、かつAI、WIN−
HWINの値が高い。すなわち、U/Fが2としてなる
ように行なった本発明の製造方法による実施例1〜3で
は、その全てが、UN 7.2%以下、HWIN 0.8%以下
であり、また、WIN−HWINが 8.1%以上、AIで
は実に92%を達成することができる。
【0034】これに対し、従来の製造方法により、同モ
ル比としてなるように行なった比較例1では、UNが12
%以上、HWINが 1.5%と高く、また、WIN−HW
INは約7%、AIでは82%でしかない。また、U/F
が 1.5となるようにして行なった実施例4では、従来の
製造方法として行なった比較例2と比べ、全て、UN及
びHWINは低い値であり、更に、WIN−HWIN及
びAIが高い値となる。従って、本発明による緩効性窒
素肥料の製造方法では、緩効性に富む極めて農業的に適
した肥料を短時間に効率良く得ることが可能である。
ル比としてなるように行なった比較例1では、UNが12
%以上、HWINが 1.5%と高く、また、WIN−HW
INは約7%、AIでは82%でしかない。また、U/F
が 1.5となるようにして行なった実施例4では、従来の
製造方法として行なった比較例2と比べ、全て、UN及
びHWINは低い値であり、更に、WIN−HWIN及
びAIが高い値となる。従って、本発明による緩効性窒
素肥料の製造方法では、緩効性に富む極めて農業的に適
した肥料を短時間に効率良く得ることが可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 豪 千葉県茂原市東郷1900番地 三井東圧肥料 株式会社千葉工場内 (72)発明者 千正 清方 福岡県大牟田市新開町2番地 三井東圧肥 料株式会社大牟田工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 尿素・ホルムアルデヒド縮合物からなる
緩効性窒素肥料を製造するに際し、尿素とホルムアルデ
ヒド水溶液とを、尿素/ホルムアルデヒドのモル比が1
〜10の範囲で、かつアルカリ性物質によりpH7〜10と
してメチロール化反応を開始させた液をA液、酸性物質
又はその水溶液からなる液とホルムアルデヒド水溶液と
を混合した溶液をB液としたときに、A,Bの両液をラ
インミキサーにより混合し、尿素/ホルムアルデヒドの
モル比を1〜3、かつpHを 3.5〜4.5 の範囲内とし、
メチレン化反応を開始させることを特徴とする緩効性窒
素肥料の製造方法。 - 【請求項2】 A液が、尿素/ホルムアルデヒドのモル
比を1〜3の範囲で、かつアルカリ性物質によりpH7
〜10としてメチロール化反応を開始させた液であり、B
液が、酸性物質又はその水溶液である請求項1記載の方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5102605A JPH06305869A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 緩効性窒素肥料の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5102605A JPH06305869A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 緩効性窒素肥料の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06305869A true JPH06305869A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14331876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5102605A Pending JPH06305869A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 緩効性窒素肥料の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06305869A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09208552A (ja) * | 1996-02-01 | 1997-08-12 | Toyo Eng Corp | 粒状尿素の製造方法 |
| CN104744082A (zh) * | 2015-03-17 | 2015-07-01 | 安徽中农化工国际贸易有限公司 | 脲醛粉体制备方法 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP5102605A patent/JPH06305869A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09208552A (ja) * | 1996-02-01 | 1997-08-12 | Toyo Eng Corp | 粒状尿素の製造方法 |
| CN104744082A (zh) * | 2015-03-17 | 2015-07-01 | 安徽中农化工国际贸易有限公司 | 脲醛粉体制备方法 |
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