JPH06306974A - 遮音壁 - Google Patents
遮音壁Info
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- JPH06306974A JPH06306974A JP12067093A JP12067093A JPH06306974A JP H06306974 A JPH06306974 A JP H06306974A JP 12067093 A JP12067093 A JP 12067093A JP 12067093 A JP12067093 A JP 12067093A JP H06306974 A JPH06306974 A JP H06306974A
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多孔体により空気振動の減衰を多段で行わせ
て遮音性能を向上する。 【構成】 多孔体12を挟むように、その一方に第1の
硬質板材13を貼るとともに、他方に、吸音用の穴14
…を分散形成した第2の硬質板材15を貼って構成した
2枚の壁材9,9を、両者間に中間空気層を形成するよ
うに、壁材9と大きく異なる固有振動数を有する、両面
に粘着剤を付けた弾性スペーサ11を介して一体化し、
遮音壁4を一体成型する。
て遮音性能を向上する。 【構成】 多孔体12を挟むように、その一方に第1の
硬質板材13を貼るとともに、他方に、吸音用の穴14
…を分散形成した第2の硬質板材15を貼って構成した
2枚の壁材9,9を、両者間に中間空気層を形成するよ
うに、壁材9と大きく異なる固有振動数を有する、両面
に粘着剤を付けた弾性スペーサ11を介して一体化し、
遮音壁4を一体成型する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の室内で各部屋
などと通路とを仕切る壁とか、間仕切り壁などとして用
いる乾式工法による遮音壁に関する。
などと通路とを仕切る壁とか、間仕切り壁などとして用
いる乾式工法による遮音壁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遮音壁としては、従来一般に、湿
式工法によるものと乾式工法によるものとが有る。湿式
工法による場合、遮音に優れているものの、型枠の組
立、配筋、コンクリートの打設、養生、型枠の撤去、左
官仕上げ、養生、ペンキ仕上げと多数の工程と日数が必
要なうえに、多数の職種の職人が必要であり、更に、鉄
筋、コンクリートおよび型枠仮設材料の搬入、ならび
に、コンクリート打設後不要となる型枠仮設材料の搬出
が多く、工期が長くなるとともに工費が増大する欠点が
ある。
式工法によるものと乾式工法によるものとが有る。湿式
工法による場合、遮音に優れているものの、型枠の組
立、配筋、コンクリートの打設、養生、型枠の撤去、左
官仕上げ、養生、ペンキ仕上げと多数の工程と日数が必
要なうえに、多数の職種の職人が必要であり、更に、鉄
筋、コンクリートおよび型枠仮設材料の搬入、ならび
に、コンクリート打設後不要となる型枠仮設材料の搬出
が多く、工期が長くなるとともに工費が増大する欠点が
ある。
【0003】そこで、施工が簡単で工期を短縮できると
ともに工費を低減できることを目的として開発されたの
が、本発明に係る乾式工法による遮音壁であり、従来で
は、軽気泡コンクリートパネル(ALCパネル)等を単
体で建て、その上にプラスターボード等を貼るとか、あ
るいは、軽量鉄骨を下骨として、間にロックウール層な
どを入れてその両側にプラスターボードを軽量鉄骨にビ
ス止めし、その両側のプラスターボードそれぞれに更に
プラスターボードを貼るなどにより構成している。
ともに工費を低減できることを目的として開発されたの
が、本発明に係る乾式工法による遮音壁であり、従来で
は、軽気泡コンクリートパネル(ALCパネル)等を単
体で建て、その上にプラスターボード等を貼るとか、あ
るいは、軽量鉄骨を下骨として、間にロックウール層な
どを入れてその両側にプラスターボードを軽量鉄骨にビ
ス止めし、その両側のプラスターボードそれぞれに更に
プラスターボードを貼るなどにより構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、軽気泡
コンクリートパネル(ALCパネル)を用いた場合、一
方から入力される音、すなわち、空気振動が、ALCパ
ネルの質量が小さいために壁そのものにより直接的に他
方に伝播しやすく、遮音性能が低い欠点があった。
コンクリートパネル(ALCパネル)を用いた場合、一
方から入力される音、すなわち、空気振動が、ALCパ
ネルの質量が小さいために壁そのものにより直接的に他
方に伝播しやすく、遮音性能が低い欠点があった。
【0005】また、軽量鉄骨を下骨とするものの場合、
プラスターボード間のロックウール層を通過させること
により空気振動をいくらか減衰できるが、中間空気層の
空気振動の多くは反対側のプラスターボードを振動さ
せ、反対側への通過音波となる。また、プラスターボー
ドを軽量鉄骨にビス止めしているため、プラスターボー
ドからビスおよび軽量鉄骨を介して空気振動が直接的に
他方に伝播し、遮音性能が低くなる欠点があった。
プラスターボード間のロックウール層を通過させること
により空気振動をいくらか減衰できるが、中間空気層の
空気振動の多くは反対側のプラスターボードを振動さ
せ、反対側への通過音波となる。また、プラスターボー
ドを軽量鉄骨にビス止めしているため、プラスターボー
ドからビスおよび軽量鉄骨を介して空気振動が直接的に
他方に伝播し、遮音性能が低くなる欠点があった。
【0006】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであって、請求項1に係る発明の遮音壁は、多
孔体により空気振動の減衰を多段で行わせて遮音性能を
向上できるようにすることを目的とし、また、請求項2
に係る発明の遮音壁は、多孔体による多段の空気振動の
減衰と、マフラー効果との相乗により、遮音性能を一層
向上できるようにすることを目的とし、また、請求項3
に係る発明の遮音壁は、空気振動による圧力増加を無く
し、遮音性能をより一層向上できるようにすることを目
的とする。
れたものであって、請求項1に係る発明の遮音壁は、多
孔体により空気振動の減衰を多段で行わせて遮音性能を
向上できるようにすることを目的とし、また、請求項2
に係る発明の遮音壁は、多孔体による多段の空気振動の
減衰と、マフラー効果との相乗により、遮音性能を一層
向上できるようにすることを目的とし、また、請求項3
に係る発明の遮音壁は、空気振動による圧力増加を無く
し、遮音性能をより一層向上できるようにすることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の遮
音壁は、上述のような目的を達成するために、第1の硬
質板材と、吸音用の穴を分散形成した第2の硬質板材と
で多孔体を挟んで構成した壁材の2枚を、第2の硬質板
材どうしを対向させるとともに、その対向する第2の硬
質板材間に中間空気層を形成するように、壁材と大きく
異なる固有振動数を有する弾性スペーサを介して一体化
して構成する。
音壁は、上述のような目的を達成するために、第1の硬
質板材と、吸音用の穴を分散形成した第2の硬質板材と
で多孔体を挟んで構成した壁材の2枚を、第2の硬質板
材どうしを対向させるとともに、その対向する第2の硬
質板材間に中間空気層を形成するように、壁材と大きく
異なる固有振動数を有する弾性スペーサを介して一体化
して構成する。
【0008】また、請求項2に係る発明の遮音壁は、上
述のような目的を達成するために、第1の硬質板材と、
吸音用の第1の穴を分散形成した第2の硬質板材とで多
孔体を挟んで構成した壁材の2枚と、空気抜き用の第2
の穴を分散形成した多孔質板材とから成り、かつ、多孔
質板材の両面側それぞれに第2の硬質板材を対向させる
とともに、多孔質板材と第2の硬質板材それぞれとの間
に中間空気層を形成するように、壁材と大きく異なる固
有振動数を有する弾性スペーサを介して一体化して構成
する。
述のような目的を達成するために、第1の硬質板材と、
吸音用の第1の穴を分散形成した第2の硬質板材とで多
孔体を挟んで構成した壁材の2枚と、空気抜き用の第2
の穴を分散形成した多孔質板材とから成り、かつ、多孔
質板材の両面側それぞれに第2の硬質板材を対向させる
とともに、多孔質板材と第2の硬質板材それぞれとの間
に中間空気層を形成するように、壁材と大きく異なる固
有振動数を有する弾性スペーサを介して一体化して構成
する。
【0009】また、請求項3に係る発明の遮音壁は、上
述のような目的を達成するために、請求項2の壁材のう
ちの振動入力側となるものに、部分的に圧抜き穴を形成
するとともに、その圧抜き穴に対向する位置において、
振動入力側からの直接音が入ることを防止する消音体を
中間空気層内に設けて構成する。
述のような目的を達成するために、請求項2の壁材のう
ちの振動入力側となるものに、部分的に圧抜き穴を形成
するとともに、その圧抜き穴に対向する位置において、
振動入力側からの直接音が入ることを防止する消音体を
中間空気層内に設けて構成する。
【0010】
【作用】請求項1に係る発明の遮音壁の構成によれば、
図7の遮音作用の説明に供する要部の断面図に示すよう
に、壁の一方から第1の硬質板材13に音が入力するに
伴い、その空気振動が多孔体12に伝播し、その多孔体
12内を通過する途中で減衰し、その減衰した空気振動
が吸音用の穴から中間空気層10に伝播すると、一部の
空気振動は、入力側とは反対側の第2の硬質板材15で
反射して入力側の第2の硬質板材15に形成した吸音用
の穴14から多孔体12内に伝播して減衰し、また、別
の空気振動は、直接的にあるいは反射を繰り返した後に
入力側とは反対側の第2の硬質板材15に形成した穴1
4から多孔体12内に伝播して減衰する。また、壁材の
振動エネルギーを固有振動数の異なる弾性スペーサで減
衰させる。これらの現象により、音が壁の一方から他方
に伝播することを防止することができる。
図7の遮音作用の説明に供する要部の断面図に示すよう
に、壁の一方から第1の硬質板材13に音が入力するに
伴い、その空気振動が多孔体12に伝播し、その多孔体
12内を通過する途中で減衰し、その減衰した空気振動
が吸音用の穴から中間空気層10に伝播すると、一部の
空気振動は、入力側とは反対側の第2の硬質板材15で
反射して入力側の第2の硬質板材15に形成した吸音用
の穴14から多孔体12内に伝播して減衰し、また、別
の空気振動は、直接的にあるいは反射を繰り返した後に
入力側とは反対側の第2の硬質板材15に形成した穴1
4から多孔体12内に伝播して減衰する。また、壁材の
振動エネルギーを固有振動数の異なる弾性スペーサで減
衰させる。これらの現象により、音が壁の一方から他方
に伝播することを防止することができる。
【0011】また、請求項2に係る発明の遮音壁の構成
によれば、図8の遮音作用の説明に供する要部の断面図
に示すように、壁の一方から第1の硬質板材13に音が
入力するに伴い、その空気振動が多孔体12に伝播し、
その多孔体12内を通過する途中で減衰し、その減衰し
た空気振動が入力側の第2の硬質板材15に形成した吸
音用の第1の穴14aから中間空気層10aに伝播する
と、多孔質板材17で吸収されて減衰し、一部の空気振
動は、多孔質板材17で反射して入力側の第2の硬質板
材15に形成した第1の穴14aから多孔体12内に伝
播して減衰し、また、別の空気振動は、直接的にあるい
は反射を繰り返した後に多孔質板材17に形成した空気
抜き用の第2の穴16から他方の中間空気層10aに伝
播する。更に、その空気振動の一部が入力側とは反対側
の第2の硬質板材15で反射して第2の穴16から入力
側の中間空気層10aに伝播し、第1の穴14aから多
孔体12に伝播して減衰し、また、別の空気振動は、直
接的にあるいは反射を繰り返した後に入力側とは反対側
の第2の硬質板材15に形成した第1の穴14aから多
孔体12内に入って減衰する。また、壁材の振動エネル
ギーを固有振動数の異なる弾性スペーサで減衰させる。
これらの現象により、音が壁の一方から他方に伝播する
ことを防止することができる。
によれば、図8の遮音作用の説明に供する要部の断面図
に示すように、壁の一方から第1の硬質板材13に音が
入力するに伴い、その空気振動が多孔体12に伝播し、
その多孔体12内を通過する途中で減衰し、その減衰し
た空気振動が入力側の第2の硬質板材15に形成した吸
音用の第1の穴14aから中間空気層10aに伝播する
と、多孔質板材17で吸収されて減衰し、一部の空気振
動は、多孔質板材17で反射して入力側の第2の硬質板
材15に形成した第1の穴14aから多孔体12内に伝
播して減衰し、また、別の空気振動は、直接的にあるい
は反射を繰り返した後に多孔質板材17に形成した空気
抜き用の第2の穴16から他方の中間空気層10aに伝
播する。更に、その空気振動の一部が入力側とは反対側
の第2の硬質板材15で反射して第2の穴16から入力
側の中間空気層10aに伝播し、第1の穴14aから多
孔体12に伝播して減衰し、また、別の空気振動は、直
接的にあるいは反射を繰り返した後に入力側とは反対側
の第2の硬質板材15に形成した第1の穴14aから多
孔体12内に入って減衰する。また、壁材の振動エネル
ギーを固有振動数の異なる弾性スペーサで減衰させる。
これらの現象により、音が壁の一方から他方に伝播する
ことを防止することができる。
【0012】また、請求項3に係る発明の遮音壁の構成
によれば、中間空気層での空気振動の伝播に伴ってその
中間空気層内の圧力が高くなっても、圧抜き穴から入力
側に逃がすことができる。また、圧抜き穴から直接的に
音が入ることを消音体で防止することができる。
によれば、中間空気層での空気振動の伝播に伴ってその
中間空気層内の圧力が高くなっても、圧抜き穴から入力
側に逃がすことができる。また、圧抜き穴から直接的に
音が入ることを消音体で防止することができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】図1は建築物の要部の平面図であり、天井
1と床2とにわたって通路3を仕切る遮音壁4が設けら
れ、その遮音壁4の通路3とは反対側において、耐力壁
5と間仕切り壁6、あるいは、間仕切り壁6どうしによ
って個室R,Rが区画形成されている。遮音壁4は、図
2の要部の縦断面図に示すように、天井1および床2そ
れぞれにランナー7と弾性材8とを介して取り付けられ
ている。
1と床2とにわたって通路3を仕切る遮音壁4が設けら
れ、その遮音壁4の通路3とは反対側において、耐力壁
5と間仕切り壁6、あるいは、間仕切り壁6どうしによ
って個室R,Rが区画形成されている。遮音壁4は、図
2の要部の縦断面図に示すように、天井1および床2そ
れぞれにランナー7と弾性材8とを介して取り付けられ
ている。
【0015】また、遮音壁4は、図3の本発明に係る遮
音壁の第1実施例を示す一部省略分解斜視図、図4の要
部の横断面図に示すように、2枚の壁材9,9を、両者
間に中間空気層10を形成するように、両面に粘着剤を
付けた弾性スペーサ11を介して一体化して構成されて
いる。弾性スペーサ11はゴムまたはプラスチック製
(例えば、軟質ポリエチレンなど)で、壁材9とは大き
く異なる固有振動数を有しており、例えば、直径30mm、
高さ5mmの円柱状に形成され、縦横に 100mmのピッチで
介装される。
音壁の第1実施例を示す一部省略分解斜視図、図4の要
部の横断面図に示すように、2枚の壁材9,9を、両者
間に中間空気層10を形成するように、両面に粘着剤を
付けた弾性スペーサ11を介して一体化して構成されて
いる。弾性スペーサ11はゴムまたはプラスチック製
(例えば、軟質ポリエチレンなど)で、壁材9とは大き
く異なる固有振動数を有しており、例えば、直径30mm、
高さ5mmの円柱状に形成され、縦横に 100mmのピッチで
介装される。
【0016】壁材9,9それぞれは、多孔体12を挟む
ように、その一方に第1の硬質板材13を貼るととも
に、他方に、吸音用の穴14…を分散形成した第2の硬
質板材15を貼って構成されている。多孔体12は、例
えば、シラスを発泡させた無機質の多孔構造のものが採
用される。その内部に重量を増すために鉄粉等を混入し
たものでも良い。
ように、その一方に第1の硬質板材13を貼るととも
に、他方に、吸音用の穴14…を分散形成した第2の硬
質板材15を貼って構成されている。多孔体12は、例
えば、シラスを発泡させた無機質の多孔構造のものが採
用される。その内部に重量を増すために鉄粉等を混入し
たものでも良い。
【0017】第1および第2の硬質板材13,15は、
それぞれワラストナイト針状結晶を削って繊維状にした
ものとか、ロックウールとか、ガラス繊維とか、ステン
レス繊維などの金属繊維といった無機質繊維に、セメン
トペーストとか、アクリル樹脂エマルジョンやフェノー
ル樹脂といった固結材を含浸して構成されている。吸音
用の穴14…は、例えば、直径5mmで縦横に 100mmのピ
ッチで第2の硬質板材15に分散形成されている。
それぞれワラストナイト針状結晶を削って繊維状にした
ものとか、ロックウールとか、ガラス繊維とか、ステン
レス繊維などの金属繊維といった無機質繊維に、セメン
トペーストとか、アクリル樹脂エマルジョンやフェノー
ル樹脂といった固結材を含浸して構成されている。吸音
用の穴14…は、例えば、直径5mmで縦横に 100mmのピ
ッチで第2の硬質板材15に分散形成されている。
【0018】そして、工場において、両壁材9,9を、
第2の硬質板材15,15が互いに対向するようにして
弾性スペーサ11を介して一体化することにより遮音壁
を一体成型するようになっている。
第2の硬質板材15,15が互いに対向するようにして
弾性スペーサ11を介して一体化することにより遮音壁
を一体成型するようになっている。
【0019】図5は本発明に係る遮音壁の第2実施例を
示す一部省略分解斜視図、図6は要部の縦断面図であ
り、第1実施例と異なるところは次の通りである。すな
わち、吸音用の第1の穴14aを分散形成した第2の硬
質板材15,15間に、空気抜き用の第2の穴16を分
散形成した多孔質板材17が介装され、その多孔質板材
17の両面側それぞれに、そこに中間空気層10aを形
成するように、第1実施例と同じ弾性スペーサ11を介
して第2の硬質板材15,15が一体化され、壁材9,
9と多孔質板材17とが一体成型されている。
示す一部省略分解斜視図、図6は要部の縦断面図であ
り、第1実施例と異なるところは次の通りである。すな
わち、吸音用の第1の穴14aを分散形成した第2の硬
質板材15,15間に、空気抜き用の第2の穴16を分
散形成した多孔質板材17が介装され、その多孔質板材
17の両面側それぞれに、そこに中間空気層10aを形
成するように、第1実施例と同じ弾性スペーサ11を介
して第2の硬質板材15,15が一体化され、壁材9,
9と多孔質板材17とが一体成型されている。
【0020】前記多孔質板材17は、多孔体12と同様
に、例えば、シラスを発泡させた無機質の多孔構造のも
のが採用される。その内部に重量を増すために鉄粉等を
混入したものでも良い。
に、例えば、シラスを発泡させた無機質の多孔構造のも
のが採用される。その内部に重量を増すために鉄粉等を
混入したものでも良い。
【0021】前記空気抜き用の第2の穴16は、例え
ば、直径10mmで縦横に 100mmのピッチで形成されてい
る。そして、弾性スペーサ11…は、縦横に 200mmのピ
ッチで介装されている。
ば、直径10mmで縦横に 100mmのピッチで形成されてい
る。そして、弾性スペーサ11…は、縦横に 200mmのピ
ッチで介装されている。
【0022】両壁材9,9のうちの振動入力側となるも
のの天井Uに近い位置に、部分的に圧抜き穴18が形成
されるとともに、その圧抜き穴18に対向する位置にお
いて、中間空気層10a内に、振動入力側からの直接音
が入ることを防止する消音体19が設けられている。こ
の消音体19は、鉄板19aに、前記多孔質板材17と
同材質の多孔質成型体19bを接着して構成されてい
る。他の構成は、第1実施例と同じであり、同一図番を
付すことによりその説明は省略する。
のの天井Uに近い位置に、部分的に圧抜き穴18が形成
されるとともに、その圧抜き穴18に対向する位置にお
いて、中間空気層10a内に、振動入力側からの直接音
が入ることを防止する消音体19が設けられている。こ
の消音体19は、鉄板19aに、前記多孔質板材17と
同材質の多孔質成型体19bを接着して構成されてい
る。他の構成は、第1実施例と同じであり、同一図番を
付すことによりその説明は省略する。
【0023】上記実施例では、通路3と個室R側とを仕
切る壁を遮音壁4に適用した場合について説明したが、
本発明としては、例えば、一方にピアノなどの楽器を置
く場合とか、あるいは、スピーカなどの音響設備を置く
ような場合にあって、その個室R側が入力側になるよう
にして遮音壁に構成するときにも適用できる。
切る壁を遮音壁4に適用した場合について説明したが、
本発明としては、例えば、一方にピアノなどの楽器を置
く場合とか、あるいは、スピーカなどの音響設備を置く
ような場合にあって、その個室R側が入力側になるよう
にして遮音壁に構成するときにも適用できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の遮音壁によれば、先ず、ひとつの多孔体で空気振動
を減衰させ、その減衰した空気振動を、直接的には吸音
用の穴を通じてもうひとつの多孔体に、そして、第2の
硬質板材で反射した後には吸音用の穴を通じていずれか
一方の多孔体にそれぞれ伝播して減衰させ、全体として
少なくとも多孔体により二段階で減衰させ、更に、対向
する壁材どうしを一体化する弾性スペーサにより、この
弾性スペーサを介して通過していく振動エネルギーを減
衰させるから、それらの相乗効果により、遮音性能を大
幅に向上できるようになった。
明の遮音壁によれば、先ず、ひとつの多孔体で空気振動
を減衰させ、その減衰した空気振動を、直接的には吸音
用の穴を通じてもうひとつの多孔体に、そして、第2の
硬質板材で反射した後には吸音用の穴を通じていずれか
一方の多孔体にそれぞれ伝播して減衰させ、全体として
少なくとも多孔体により二段階で減衰させ、更に、対向
する壁材どうしを一体化する弾性スペーサにより、この
弾性スペーサを介して通過していく振動エネルギーを減
衰させるから、それらの相乗効果により、遮音性能を大
幅に向上できるようになった。
【0024】また、請求項2に係る発明の遮音壁によれ
ば、先ず、ひとつの多孔体で空気振動を減衰させ、その
減衰した空気振動を、直接的には吸音用の穴を通じても
うひとつの多孔体に、そして、第2の硬質板材で反射し
た後には吸音用の穴を通じていずれか一方の多孔体にそ
れぞれ伝播して減衰させ、全体として少なくとも多孔体
により二段階で減衰させ、かつ、多孔質板材で空気振動
を吸収して減衰するとともに、その多孔質板材に形成し
た空気抜き用の第2の穴を通過するに伴ってのマフラー
効果により減衰でき、更に、対向する壁材どうしを一体
化する弾性スペーサにより、この弾性スペーサを介して
通過していく振動エネルギーを減衰させるから、それら
の相乗効果により、遮音性能を大幅に向上できるように
なった。
ば、先ず、ひとつの多孔体で空気振動を減衰させ、その
減衰した空気振動を、直接的には吸音用の穴を通じても
うひとつの多孔体に、そして、第2の硬質板材で反射し
た後には吸音用の穴を通じていずれか一方の多孔体にそ
れぞれ伝播して減衰させ、全体として少なくとも多孔体
により二段階で減衰させ、かつ、多孔質板材で空気振動
を吸収して減衰するとともに、その多孔質板材に形成し
た空気抜き用の第2の穴を通過するに伴ってのマフラー
効果により減衰でき、更に、対向する壁材どうしを一体
化する弾性スペーサにより、この弾性スペーサを介して
通過していく振動エネルギーを減衰させるから、それら
の相乗効果により、遮音性能を大幅に向上できるように
なった。
【0025】また、請求項3に係る発明の遮音壁によれ
ば、中間空気層での空気振動の伝播に伴って高くなった
中間空気層内の圧力を圧抜き穴から入力側に逃がし、か
つ、圧抜き穴の形成に起因してそこから直接的に音が入
ることを消音体によって防止するから、空気振動による
入力側とは反対側の壁材の板振動を抑制できるととも
に、中間空気層での空気振動を減衰でき、遮音性能をよ
り一層向上できるようになった。
ば、中間空気層での空気振動の伝播に伴って高くなった
中間空気層内の圧力を圧抜き穴から入力側に逃がし、か
つ、圧抜き穴の形成に起因してそこから直接的に音が入
ることを消音体によって防止するから、空気振動による
入力側とは反対側の壁材の板振動を抑制できるととも
に、中間空気層での空気振動を減衰でき、遮音性能をよ
り一層向上できるようになった。
【図1】建築物の要部の平面図である。
【図2】図1の要部の縦断面図である。
【図3】本発明に係る遮音壁の第1実施例を示す一部省
略分解斜視図である。
略分解斜視図である。
【図4】要部の横断面図である。
【図5】本発明に係る遮音壁の第2実施例を示す一部省
略分解斜視図である。
略分解斜視図である。
【図6】要部の縦断面図である。
【図7】遮音作用の説明に供する要部の断面図である。
【図8】遮音作用の説明に供する要部の断面図である。
4…遮音壁 9…壁材 10,10a…中間空気層 11…弾性スペーサ 12…多孔体 13…第1の硬質板材 14…穴 14a…第1の穴 15…第2の硬質板材 16…第2の穴 17…多孔質板材 18…圧抜き穴 19…消音体
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の硬質板材と、吸音用の穴を分散形
成した第2の硬質板材とで多孔体を挟んで構成した壁材
の2枚を、前記第2の硬質板材どうしを対向させるとと
もに、その対向する前記第2の硬質板材間に中間空気層
を形成するように、前記壁材と大きく異なる固有振動数
を有する弾性スペーサを介して一体化してあることを特
徴とする遮音壁。 - 【請求項2】 第1の硬質板材と、吸音用の第1の穴を
分散形成した第2の硬質板材とで多孔体を挟んで構成し
た壁材の2枚と、空気抜き用の第2の穴を分散形成した
多孔質板材とから成り、かつ、前記多孔質板材の両面側
それぞれに前記第2の硬質板材を対向させるとともに、
前記多孔質板材と前記第2の硬質板材それぞれとの間に
中間空気層を形成するように、前記壁材と大きく異なる
固有振動数を有する弾性スペーサを介して一体化してあ
ることを特徴とする遮音壁。 - 【請求項3】 請求項2の壁材のうちの振動入力側とな
るものに、部分的に圧抜き穴を形成するとともに、前記
圧抜き穴に対向する位置において、振動入力側からの直
接音が入ることを防止する消音体を中間空気層内に設け
てある遮音壁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12067093A JPH06306974A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 遮音壁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12067093A JPH06306974A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 遮音壁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06306974A true JPH06306974A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14792022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12067093A Pending JPH06306974A (ja) | 1993-04-22 | 1993-04-22 | 遮音壁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06306974A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002123259A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd | 防音パネル |
| JP2007016422A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Daiwa House Ind Co Ltd | 遮音壁の構造 |
| CN112996968A (zh) * | 2018-09-24 | 2021-06-18 | 圣-戈贝恩普拉科公司 | 包括安装在直立伸长构件上的板的分隔件及其构造方法 |
-
1993
- 1993-04-22 JP JP12067093A patent/JPH06306974A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002123259A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Nippon Sheet Glass Environment Amenity Co Ltd | 防音パネル |
| JP2007016422A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Daiwa House Ind Co Ltd | 遮音壁の構造 |
| CN112996968A (zh) * | 2018-09-24 | 2021-06-18 | 圣-戈贝恩普拉科公司 | 包括安装在直立伸长构件上的板的分隔件及其构造方法 |
| CN112996968B (zh) * | 2018-09-24 | 2023-11-28 | 圣-戈贝恩普拉科公司 | 包括安装在直立伸长构件上的板的分隔件及其构造方法 |
| US11970854B2 (en) | 2018-09-24 | 2024-04-30 | Saint-Gobain Placo | Partition comprising boards mounted onto upright elongate members and method for constructing the same |
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