JPH0630800U - 放射線器械の絞り装置 - Google Patents

放射線器械の絞り装置

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造がコンパクトで簡単であると共に放射線
進路内で絞り板を正確に調節できるように、放射線器械
の絞り装置を改良することにある。 【構成】 放射線器械の本考案による絞り装置は、放射
線発生器(1)の放射線進路内で調節可能な少なくとも
1つの絞り板(10;11)を備え、この絞り板(1
0;11)に、絞り板(10;11)の縦軸線(12,
13)に対して斜めに延びる少なくとも1つのガイド
(15,16;17,18)が設けられていて、この場
合調節部材(31,38)が絞り板(10;11)に、
絞り板(10;11)をそのガイド(15,16;1
7,18)に沿ってひいては放射線進路内で調節できる
ように、作用している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、放射線器械の絞り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第1441312号明細書からX線診断器械用 の絞り装置が公知であり、この場合絞り装置は、互いに平行な平面内で互いに9 0度ずらされて配置された2つの絞り板対を有している。この絞り板対は、絞り 板の端面に作用する保持体を介して互いに逆向きに調節可能である。
【0003】 ベルリン及びミュンヘン在、ジーメンス・アクチェンゲゼルシャフト社198 0年発行(発行人:エーリッヒ クレステル)、ジーメンス図書”医療診断用の 成像システム”(国際標準図書番号3−8009−1300−3、注文番号L− 31/1300)第334頁及び第335頁、第8.49図及び第8.50図で は、計算断層像器械として構成された放射線器械の放射線進路が図示されている 。
【0004】 この場合、X線放射器械の放射線束は焦点近くの絞り装置と単個検出部材から 成る円弧状の放射線レシーバーの手前に配置された絞り装置とによって扇状に絞 られる。このために互いに向い合って配置された絞り板は、調節部材によって可 変なスリット状の開口を形成する。
【0005】 絞り板の調節は絞り板縦軸線に対して垂直方向で行なわれ、このために適当な 保持体及びガイドが設けられている。この保持体及びガイドは絞り板の縦軸線に 対して垂直に延びる絞り板の端面に配置されているので、絞り装置の大きな構造 幅が生ずる。
【0006】 絞り板調節を行なうために、調節部材は調節方向で絞り板に作用しなければな らず、これによって、同様に絞り装置の構造幅が大きくなりかつ機械的な構造が 複雑になる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、構造がコンパクトで簡単である共に放射線進路内で絞り板を 正確に調節できるように、冒頭に述べた形式の放射線器械の絞り装置を改良する ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題は本考案によれば、放射線器械の絞り装置が放射線発生器の放射線進 路内で調節可能な少なくとも1つの絞り板を備えていて、この絞り板に、絞り板 の縦軸線に対して斜めに延びる少なくとも1つのガイドが設けられていて、この 場合調節部材が絞り板に、絞り板をその絞り板ガイドに沿ってひいては放射線進 路内で調節できるように、作用していることによって解決された。
【0009】
【考案の効果】
本考案の利点は、絞り板の縦軸線に対して斜めに延びるガイドによって調節部 材が絞り板の縦軸線に沿って又は絞り板の縦軸線に対して垂直方向で作用するこ とができ、これによって放射線進路内で調節を行なうことができるということに ある。
【0010】 絞り板をガイドするために単一のガイドが設けられればよいので、構造的な費 用が節減される。絞り装置のコンパクトな構造は、ガイドが従来のように絞り板 の縁部範囲の外側に配置されるのでなく、絞り板に設けられることによって、得 られる。
【0011】 構造的に差程複雑でない構造は、調節部材がモータによって調節可能なスピン ドルを有していて、このスピンドルが絞り板を調節するためにリンクを介して絞 り板に作用している場合に、得られる。
【0012】 ガイドが絞り板内に設けられた切欠き及びケーシングに設けられたピンとして 構成されている場合には、製作技術的にみて経済的である。
【0013】 扇形の放射線束を得るために、互いに向き合って配置された2つの絞り板が放 射線発生器の放射線束を絞るためにスリット状の開口を形成し、かつ、絞り板が 絞り板の縦軸線に対して斜めに延びるガイドに沿って調節可能であり、これによ り絞り板の相互間隔が拡大又は縮小されると、有利である。
【0014】 このような絞り装置は、絞り装置が放射方向で放射線レシーバーの手前に配置 される場合には計算断層像法において特に有利に使用される。この場合絞り装置 の安価な構造は、多数の絞り板が円弧状に並列しかつ調節部材が縦軸線に沿って 絞り板に作用する場合、単一の調節部材のみが設けられればよいことによって、 得られる。
【0015】
【実施例】
第1図では原則的に、例えば計算断層像器械として構成された放射線器械を図 示している。この放射線器械においてはX線放射器1によって放射線束2が放射 線レシーバー3に送られ、この放射線レシーバー3は円弧状に構成されかつ並列 した単個検出部材を有している。
【0016】 放射線束2を絞るためにX線放射器1の範囲にスリット絞り4が、引き続く放 射線進路内に前絞り5、第1の絞り6及び放射線レシーバー3の直前に第2の絞 り7が層幅を調節するために設けられている。
【0017】 この放射線器械においては上記機構は、被検体が配置される測定区分8を中心 として回転する。被検体を貫通する放射線に関連して、単個検出部材に衝突する 放射線強度に相応した信号が単個検出部材の出力部において得られ、この信号は 像処理装置に供給され、この像処理装置の出力信号は被検体のラジオグラフィー としてモニターに表示される。
【0018】 例えばX線放射器1として構成された放射線発生器を絞るための本考案による 絞り装置は第2図で図示されている。この絞り装置9は、縦軸線12,13を互 いに平行に調整された第1の絞り板10と第2の絞り板11とを有しているので 、第1の絞り板10と第2の絞り板11とによってスリット状の開口14が形成 される。それぞれの絞り板10,11には少なくとも1つのガイド15,16も しくは17,18が設けられていて、このガイドに沿って絞り板10,11が調 節可能である。
【0019】 実施例ではそれぞれの絞り板10,11は第1のガイド15,16及び第2の ガイド17,18を有していて、これらガイドは互いに平行にしかも縦軸線12 もしくは13に対して斜めに延びていてかつそれぞれ絞り板10,11に設けら れた切欠き19,20,21,22と切欠き内に係合する第1及び第2のピン2 3,24;25,26;27,28;29,30とから形成されている。
【0020】 ピン23乃至30が例えば転がり軸受として構成された軸受けを備えている場 合には、特に容易に絞り板10,11をガイド15,16,17,18に沿って 調節することができ、この場合、第1のピン23;25;27;29の軸受けは 切欠き19;20;21;22の一方の縦側にかつ第2のピン24;26;28 ;30の軸受けは同じ切欠き19;20;21;22の対置する縦側に作用する 。
【0021】 支承遊びはピン23乃至30に設けられる偏心体によって遊びなく調節される 。当然本考案においてはガイド15,16,17,18はピンのみを備えること ができるが、この場合、ガイド15,16,17,18の精度は多少劣る。
【0022】 スリット状の開口14を拡大又は縮小するような第1及び第2の絞り板10, 11の調節は、調節部材31によって行なわれ、この調節部材31は、レール3 3,34に沿って調節可能なキャリッジ35に作用するスピンドル32を有して いる。キャリッジ35には第1もしくは第2のリンク36,37の一端が支承さ れ、このリンク36,37の他端は第1もしくは第2の絞り板10,11に結合 されている。
【0023】 図示の位置では絞り板10,11は、中央のスリット状の開口14を形成する 位置を占めている。スリット状の開口14を拡大しようとする場合には、キャリ ッジ35が図平面でみて左向きに調節されるように、スピンドル32が縦軸線を 中心として調節される。この場合、絞り板10,11は第1及び第2のリンク3 6,37を介してガイド15,16,17,18において調節され、これによっ て絞り板10,11の間隔が拡大される。
【0024】 この場合有利には絞り板10,11は放射線レシーバー3の中央の縦軸線に対 して対称的に同時に調節される。本考案においては一方の絞り板を定置に、これ に対して他方の絞り板をスリット状の開口14を変えるために調節可能にするこ ともできる。
【0025】 同様に、互いに向き合うように配置された絞り板のガイドが異なるリードを有 することもでき、これによって絞り板は調節した場合放射線レシーバー3の中央 の縦軸線に対して非対称的に調節されるようになる。
【0026】 ガイド15,16,17,18が縦軸線12,13に対して成す角度及びガイ ドの長さに関連して、絞り板10,11間でどのような最大間隔を得るかを予め 規定できる。
【0027】 この角度が鈍角である場合には、絞り板10,11を調節するために著しい力 をかける必要がありかつ絞り板10,11間の間隔を調節する精度が劣るように なる。鋭角の場合には、第1及び第2の絞り板10,11の調節が容易になりか つ絞り板10,11の所定の間隔を調節する精度が増大するようになる。この場 合、ガイド15,16;17,18が絞り板10,11の縦軸線12,13に対 してほぼ15度乃至45度、有利には25度の角度を成すと有利である。
【0028】 本考案においてはガイドは切欠き及びピンとしてばかりでなく、ウェブが係合 する溝として構成することもできる。同様に、転がり軸受けが係合するウェブを 設けることもできる。
【0029】 第3図では第1及び第2の絞り板10,11用の調節部材38の有利な実施例 を図示している。スピンドル32が係合するねじブシュがキャリッジ35に設け られる前述の調節部材31とは異なって、第3図による調節部材38の場合スピ ンドル39は、キャリッジ40に保持される有利には転がり軸受け41,42と して構成された軸受けがスピンドル39に係合するようなリードを有している。
【0030】 転がり軸受け41,42は、キャリッジ40とスピンドル39との間で遊びを 生ぜしめないように、偏心体を介して調節可能である。この場合キャリッジ40 には、既に述べたように、第1及び第2の絞り板10,11を調節するための第 2図で記載した第1及び第2のリンク36,37が係合する。
【0031】 更に第3図で図示されているように、ステップモータ又は直流モータとして構 成できるモータ43が例えばチェーン又はVベルト44を介してスピンドル39 に作用している。
【0032】 調節部材38の軸受けの作動性の他に、調節部材38は極めて頑丈に形成され かつ汚染の影響を受け難くなる。
【0033】 第2図によるスピンドル32は例えば市販のスピンドルとしてDIN13(ド イツ工業規格13)によるねじ山を備えることができる。キャリッジ35,40 とスピンドル32,39との間の遊びを減少させるために、スピンドル32,3 9は台形ねじ山を備えることもでき、この台形ねじ山は適当なねじ山を備えたキ ャリッジ35,40のブッシュ内に係合する。
【0034】 この場合、ブッシュはナットとして構成することもできる。遊びを減少させる ためにブッシュは軸方向で分割されていてかつばね部材、例えばゴムリングを介 して緊定されている。この措置によって支承遊びが著しく減少される。
【0035】 ガイド15,16;17,18に沿った絞り板10,11の調節は、絞り板1 0,11に作用する偏心体を介して行なうこともできる。
【0036】 第2図及び第4図で図示されているように絞り板10,11の位置を規定する ために、エンコーダ、ポテンシオメータ又はレゾルバーとして構成された位置信 号発生器45を設けることができる。
【0037】 本考案による絞り装置を計算断層像器械においてしかも特に単個検出部材の手 前で絞りとして使用する場合には、第4図で図示されているように第2図による 多数の絞り板10,11を並列して円弧状に構成すると有利である。
【0038】 絞り板10,11を互いに結合することによって、絞り板10,11を調節す る1つだけの調節部材31もしくは38を設ければ十分である。この場合、絞り 板10,11は完全に高い放射線吸収作用を有する材料から形成できる。
【0039】 本考案では、絞り板は本考案によるガイドを備えた例えばアルミニウムから成 る支持板46,47を有することもでき、この場合支持板の一方の端面範囲に高 い放射線吸収作用を有する材料が設けられている。
【0040】 このような絞り板を円弧状に並列させようとする場合、2つ以上の支持板46 ,47が相互間隔を置いて配置されていると、有利であり、この支持板は高い放 射線吸収作用を有する材料から成るリング48又はリングセグメントによって互 いに結合されている。更に、個々の支持板46,47は多数の本考案によるガイ ドを有することができる。
【0041】 この実施例の利点は、絞り板を調節する場合運動質量が極めて僅かであるとい うことにある。
【0042】 当然記述の絞り装置は計算断層像器械ばかりでなく、別の機器、例えばX線診 断器械、電子ビーム器械、放射線治療器械及び放射線束を絞るための光源の場合 に使用でき、しかも少なくとも1つ並びに多数の絞り板を有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】放射線器械を示す図。
【図2】第1図による放射線器械用の本考案による絞り
装置の平面図。
【図3】第2図による絞り装置の調節部材を示す図。
【図4】第2図の絞り装置の円弧状に並列した絞り板を
示す図。
【符号の説明】
1 X線放射器 2 放射線束 3 放射線レシーバー 4 スリット絞り 5 前絞り 6 第1の絞り 7 第2の絞り 8 測定区分 9 絞り装置 10,11 絞り板 12,13 縦軸線 14 開口 15,16,17,18 ガイド 19,20,21,22 切欠き 23,24,25,26,27,28,29,30 ピ
ン 31,38 調節部材 32,39 スピンドル 33,34 レール 35,40 キャリッジ 36,37 リンク 41,42 転がり軸受け 43 モータ 45 位置信号発生器 46,47 支持板 48 リング

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線器械の絞り装置であって、放射線
    発生器(1)の放射線進路内で調節可能な少なくとも1
    つの絞り板(10;11)を備え、この絞り板(10;
    11)に、絞り板(10;11)の縦軸線(12,1
    3)に対して斜めに延びる少なくとも1つのガイド(1
    5,16;17,18)が設けられていて、この場合調
    節部材(31,38)が絞り板(10;11)に、絞り板
    (10;11)をそのガイド(15,16;17,18)
    に沿ってひいては放射線進路内で調節できるように、作
    用していることを特徴とする、放射線器械の絞り装置。
  2. 【請求項2】 調節部材(31,38)がモータ(4
    3)によって調節可能なスピンドル(32,39)を有
    し、このスピンドル(32,39)が絞り板を調節する
    ためにリンク(36,37)を介して絞り板(10;1
    1)に作用している、請求項1記載の絞り装置。
  3. 【請求項3】 ガイド(15,16;17,18)が絞
    り板(10;11)に設けられた切欠き(19,20,
    21,22)及びケーシングに設けられたピン(23,
    24;25,26;27,28;29,30)として構
    成されている、請求項1又は2記載の絞り装置。
  4. 【請求項4】 互いに向き合って配置された2つの絞り
    板(10;11)が放射線発生器(1)の放射線束
    (2)を絞るためのスリット状の開口(14)を形成し
    かつこの場合絞り板(10;11)が絞り板(10;1
    1)の縦軸線(12,13)に対して斜めに延びるガイ
    ド(15,16;17,18)に沿って調節可能であ
    り、これにより絞り板(10;11)相互の間隔が拡大
    又は縮小可能である、請求項1から3までのいずれか1
    項記載の絞り装置。
  5. 【請求項5】 放射線器械が計算断層像器械として構成
    されていてかつ絞り装置が放射方向で放射線レシーバー
    (3)の手前に配置されている、請求項1から4までの
    いずれか1項記載の絞り装置。
  6. 【請求項6】 多数の絞り板(10;11)が円弧状に
    並列している、請求項5記載の絞り装置。
JP1993035258U 1992-08-13 1993-06-29 放射線器械の絞り装置 Expired - Lifetime JP2598741Y2 (ja)

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