JPH06308278A - シュラウドヘッドの取扱い方法及びシュラウドヘッド吊り金具並びにシュラウドヘッドボルト取扱い装置 - Google Patents

シュラウドヘッドの取扱い方法及びシュラウドヘッド吊り金具並びにシュラウドヘッドボルト取扱い装置

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JPH06308278A
JPH06308278A JP5102905A JP10290593A JPH06308278A JP H06308278 A JPH06308278 A JP H06308278A JP 5102905 A JP5102905 A JP 5102905A JP 10290593 A JP10290593 A JP 10290593A JP H06308278 A JPH06308278 A JP H06308278A
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JP
Japan
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shroud head
shroud
head
handling
bolt
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Pending
Application number
JP5102905A
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English (en)
Inventor
Kiyokazu Hosoya
清和 細谷
Takahiro Konno
隆博 今野
Toshihiro Kodama
俊博 児玉
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06308278A publication Critical patent/JPH06308278A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/10Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by using foaming agents or by using mechanical means, e.g. adding preformed foam

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】シュラウドヘッドボルトがゆるんでいないこと
を検知することができるシュラウドヘッドの取扱い方法
及びシュラウドヘッド吊り金具を提供する。 【構成】手順100で作業者がシュラウドヘッド移動準備
指令を出し手順101で荷重検出指令を出すと荷重検出器4
6により荷重が検出され検出値が表示される。次に手順1
02で検出値とシュラウドヘッド4の自重との比較を行
う。検出値がシュラウドヘッド4の自重より大きくなけ
れば手順103でシュラウドヘッド移動指令を出しフロー
を終了する。手順102で検出値が自重より大きい場合、
手順104で天井クレーン操作禁止指令を出し天井クレー
ン35は無負荷の状態に戻ってロックされる。手順105で
SHBゆるめ確認指令を出し手順106でSHB9のゆる
め確認を行い、ゆるめられていないものがあればゆるめ
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、沸騰水型原子
力発電所の定期検査における原子炉開放・原子炉閉鎖び
手順に係わり、特に、シュラウドヘッド取り外し作業に
おけるシュラウドヘッドボルトのゆるめ忘れを防止する
のに好適なシュラウドヘッドの取扱い方法及びシュラウ
ドヘッド吊り金具と、シュラウドヘッド着脱作業におけ
る作業効率の向上を図るのに好適なシュラウドヘッドボ
ルト取扱い装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、沸騰水型原子力発電所の定期検
査の最初に行う原子炉開放の手順においては、通常はシ
ュラウドヘッドボルトレンチを使用してシュラウドヘッ
ドボルトのゆるめを行った後、天井クレーンのフックに
取り付けたドライヤーセパレータ吊り具を用いてシュラ
ウドヘッドをつかみ吊りあげてシュラウドヘッドを取り
外し、さらに天井クレーンによってシュラウドヘッドを
炉心上からドライヤーセパレータプールへと移動させて
いた。また同様に定期検査の最後に行う原子炉閉鎖の手
順においては、上記手順を逆に行って最後にシュラウド
ヘッドボルトレンチを使用してシュラウドヘッドボルト
の締め付けを行いシュラウドヘッドを取り付けていた。
【0003】上記原子炉開放・原子炉閉鎖の手順は、定
期検査行程上のクリティカルパス作業であり、すなわ
ち、この手順が終了しなければ燃料点検等以降の作業を
進めることができない。従って、期間が限定された定期
検査行程の中で、シュラウドヘッド取り外し・取り付け
作業の遅延は極力避けなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては以下の課題が存在する。原子炉開放の
手順において、作業員がシュラウドヘッドボルトをゆる
める際にゆるめ忘れを生じた場合やシュラウドヘッドボ
ルトの固着等が発生しゆるまない状態となった場合、そ
のままではシュラウドヘッドを天井クレーンで炉心上へ
吊り上げることができない。しかし、天井クレーンで吊
り上げる前にこのことを予め検知できないので、そのま
ま炉心上に吊り上げようとしてシュラウドヘッドボルト
の破損等が発生するおそれがある。かかる場合シュラウ
ドヘッドボルトの交換や破損部の切断等を行う必要が生
じるので、シュラウドヘッド取り外し作業に多大な支障
をきたす。
【0005】ここにおいて、一般的な貨物運搬用汎用型
クレーンの異常荷重検出についての公知技術として、例
えば特開昭61−86618号公報に記載のものがある。この
公知技術は、クレーンのフックの上部に荷重検出手段を
設け、運搬物の重量が許容荷重を超えている場合にはク
レーンの上昇を禁止して作業の安全を保障するものであ
る。
【0006】しかしながら、上記公知技術は、床におい
た運搬物をロープで縛って持ち上げるものであって原子
炉のシュラウドヘッド等重量物の運搬への適用は特に考
慮されていない。また、シュラウドヘッドの吊り上げに
おいてシュラウドヘッドボルトのゆるめ忘れや固着の発
生に起因した荷重オーバーが発生した場合にとるべきゆ
るみ確認・シュラウドヘッドボルト切断等の措置を含め
た一連の作業手順についての配慮にも欠ける。よってこ
の公知技術はシュラウドヘッド取り外し作業におけるシ
ュラウドヘッド取扱い方法には直接適用できない。
【0007】一方、シュラウドヘッド取り外し作業での
シュラウドヘッドボルトのゆるめ又はシュラウドヘッド
取り付け作業におけるシュラウドヘッドボルトの締め付
けにおいては、シュラウドヘッドボルトレンチを用いて
1本ずつ手動により行っていたのである程度の時間が必
要であり、シュラウドヘッド取り外し・取り付け作業
(以下適宜、この2つをあわせてシュラウドヘッド着脱
作業という)における作業時間の短縮・作業効率の向上
の妨げとなっていた。これを解決すべく以下の公知技術
が提唱されている。
【0008】特開昭56−126584号公報 この公知技術は、シュラウドヘッドボルトの上端部に係
合する外側レンチをモータで駆動することにより、シュ
ラウドヘッドボルトを回転させるものである。
【0009】特開昭61−182779号公報 この公知技術は、シュラウドヘッドボルトの締め付けナ
ットに係合する内側レンチをモータで駆動することによ
り、シュラウドヘッドボルトの締め付けナットの締め付
け・ゆるめを行うものである。
【0010】しかしながら、上記公知技術においては、
公知技術は外側レンチのみ、公知技術は内側レンチ
のみをモータ駆動として自動化を図っている構成であ
り、外側レンチと内側レンチとを共にモータ駆動として
自動化するには至っていない。また、シュラウドヘッド
ボルトの締め付けナットの締め付け・ゆるめの終了、及
びシュラウドヘッドボルトの回転の終了を検出する手段
が設けられていない。したがって、このような両レンチ
の自動化・締め付け等の終了検出によるによる作業効率
の向上は不十分であった。
【0011】本発明の第1の目的は、シュラウドヘッド
取り外し作業においてシュラウドヘッドボルトがゆるん
でいないことを検知することができるシュラウドヘッド
の取扱い方法及びシュラウドヘッド吊り金具を提供する
ことである。
【0012】本発明の第2の目的は、外側レンチと内側
レンチとを共に自動化し、シュラウドヘッドボルトの締
め付けナットの締め付け・ゆるめの終了及びシュラウド
ヘッドボルトの回転の終了を検出することによりシュラ
ウドヘッド着脱作業における作業効率の向上を図ること
ができるシュラウドヘッドボルト取扱い装置を提供する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明によれば、原子炉圧力容器内の炉心シ
ュラウドからシュラウドヘッドを取り外す作業における
シュラウドヘッドの取扱い方法において、前記シュラウ
ドヘッドを前記炉心シュラウドから微小量持ち上げてそ
の持ち上げたときに負荷されている荷重を検出し、前記
検出された荷重と該シュラウドヘッドの自重とを比較す
ることを特徴とするシュラウドヘッドの取扱い方法が提
供される。
【0014】好ましくは、前記シュラウドヘッドの取扱
い方法において、前記検出された荷重が前記シュラウド
ヘッドの自重以下であるときには、該シュラウドヘッド
をさらに持ち上げて前記炉心シュラウドから取り外すこ
とを特徴とするシュラウドヘッドの取扱い方法が提供さ
れる。
【0015】また好ましくは、前記シュラウドヘッドの
取扱い方法において、前記検出された荷重が前記シュラ
ウドヘッドの自重を超えるときには、該シュラウドヘッ
ドを前記炉心シュラウドの上面へ降ろすことを特徴とす
るシュラウドヘッドの取扱い方法が提供される。
【0016】さらに好ましくは、前記シュラウドヘッド
の取扱い方法において、前記検出された荷重が前記シュ
ラウドヘッドの自重を超えるときには該シュラウドヘッ
ドを前記炉心シュラウドの上面へ降ろして固定し、シュ
ラウドヘッドボルトがゆるめられているかどうかの確認
を行うことを特徴とするシュラウドヘッドの取扱い方法
が提供される。
【0017】また好ましくは、前記シュラウドヘッドの
取扱い方法において、前記検出された荷重が前記シュラ
ウドヘッドの自重を超えるときには該シュラウドヘッド
を前記炉心シュラウドの上面へ降ろして固定し、シュラ
ウドヘッドボルトがゆるめられているかどうかの確認を
行い、ゆるまない該シュラウドヘッドボルトの切断を行
った後に前記シュラウドヘッドの固定を解除し、該シュ
ラウドヘッドを再び持ち上げて前記炉心シュラウドから
取り外すことを特徴とするシュラウドヘッドの取扱い方
法が提供される。
【0018】さらに好ましくは、前記シュラウドヘッド
の取扱い方法において、原子炉圧力容器の上方に設けら
れたクレーンにより前記シュラウドヘッドの吊り上げ・
吊り降ろしを行うことを特徴とするシュラウドヘッドの
取扱い方法が提供される。
【0019】また好ましくは、前記シュラウドヘッドの
取扱い方法において、原子炉圧力容器の上方に設けられ
たクレーンにより前記シュラウドヘッドの吊り上げ・吊
り降ろしを行い、かつ前記クレーンに備えられた荷重検
出手段により該シュラウドヘッドの自重を検出すること
を特徴とするシュラウドヘッドの取扱い方法が提供され
る。
【0020】さらに、上記第1の目的を達成するため
に、本発明によれば、原子炉圧力容器内の炉心シュラウ
ドからシュラウドヘッドを吊り上げて取り外すクレーン
の先端のフックに取り付けられる吊架中心部と、前記シ
ュラウドヘッドの円周状上端面の複数箇所において該シ
ュラウドヘッドと固定された複数本のビームと、前記吊
架中心部と前記複数本のビームとを連結する複数本のア
ームとを有するシュラウドヘッド吊り金具において、前
記複数本のビームの前記複数本のアームとの連結部分に
それぞれ荷重検出手段を設けたことを特徴とするシュラ
ウドヘッド吊り金具が提供される。
【0021】また上記第2の目的を達成するために、本
発明によれば、原子炉圧力容器内の炉心シュラウドとシ
ュラウドヘッドとを固定するシュラウドヘッドボルトの
締め付け・ゆるめを行うシュラウドヘッドボルト取扱い
装置において、下端部がシュラウドヘッドボルトの上端
凸部に着脱自在に係合される内側レンチと、前記内側レ
ンチを駆動し回転させるモータと、該内側レンチに負荷
されるトルクを測定する手段と、前記内側レンチの外周
に配置され下端部がシュラウドヘッドボルトの締め付け
ナットに着脱自在に係合される外側レンチと、前記外側
レンチを駆動し回転させるモータと、該外側レンチに負
荷されるトルクを測定する手段とを有することを特徴と
するシュラウドヘッドボルト取扱い装置が提供される。
【0022】さらに上記第2の目的を達成するために、
本発明によれば、原子炉圧力容器内の炉心シュラウドと
シュラウドヘッドとを固定するシュラウドヘッドボルト
の締め付け・ゆるめを行うシュラウドヘッドボルト取扱
い装置において、前記炉心シュラウドから前記シュラウ
ドヘッドを吊り上げて取り外すクレーンの先端のフック
に取り付けられる吊架中心部と、前記シュラウドヘッド
の上端面とほぼ同径の円周形状を有するビームと、前記
吊架中心部と前記ビームとを連結する複数本のアーム
と、前記ビームに取り付けられ該シュラウドヘッドボル
トの数と同数個のシュラウドヘッドボルト取扱い機構と
を有し、かつそのシュラウドヘッドボルト取扱い機構は
それぞれ前記シュラウドヘッドボルト取扱い装置である
ことを特徴とするシュラウドヘッドボルト取扱い装置が
提供される。
【0023】
【作用】以上のように構成した本発明においては、シュ
ラウドヘッドを持ち上げたときに負荷されている荷重を
検出しこの検出された荷重と前記シュラウドヘッドの自
重とを比較することにより、検出された荷重がシュラウ
ドヘッドの自重より大きい場合には、作業員がシュラウ
ドヘッドボルトをゆるめる際にゆるめ忘れを生じた、あ
るいはシュラウドヘッドボルトの固着等が発生しゆるま
ない状態となった等、なんらかの異常事態が発生しシュ
ラウドヘッドボルトがゆるんでいないことをシュラウド
ヘッドを持ち上げる前に検知することができる。
【0024】また、前記検出された荷重が前記シュラウ
ドヘッドの自重以下であるときには、該シュラウドヘッ
ドをさらに持ち上げて前記炉心シュラウドから取り外す
ことにより、シュラウドヘッドボルトのゆるめ忘れ・固
着等によるシュラウドヘッドボルトの破損を発生を防止
しつつシュラウドヘッドを炉心シュラウドから取り外す
ことができる。さらに、前記検出された荷重が前記シュ
ラウドヘッドの自重を超えるときには、該シュラウドヘ
ッドを前記炉心シュラウドの上面へ降ろすことにより、
シュラウドヘッドボルトがゆるんでいるかどうかの確認
を行うことができる。また、前記検出された荷重が前記
シュラウドヘッドの自重を超えるときには該シュラウド
ヘッドを前記炉心シュラウドの上面へ降ろして固定しシ
ュラウドヘッドボルトがゆるんでいるかどうかの確認を
行うことにより、すべてのシュラウドヘッドボルトをゆ
るめることができるか、あるいはゆるまないシュラウド
ヘッドボルトがあればそれを発見し切断を行うことがで
きる。さらに、前記検出された荷重が前記シュラウドヘ
ッドの自重を超えるときには該シュラウドヘッドを前記
炉心シュラウドの上面へ降ろして固定し、シュラウドヘ
ッドボルトがゆるんでいるかどうかの確認を行い、ゆる
まない該シュラウドヘッドボルトの切断を行った後に前
記シュラウドヘッドの固定を解除し、該シュラウドヘッ
ドを再び持ち上げて前記炉心シュラウドから取り外すこ
とにより、シュラウドヘッドボルトの破損等が発生せず
シュラウドヘッド取り外し作業の円滑化を図ることがで
きる。また、原子炉圧力容器の上方に設けられたクレー
ンで前記シュラウドヘッドの吊り上げ・吊り降ろしを行
うことにより、シュラウドヘッドを炉心シュラウドから
取り外して移動させ、プール内に搬入することができ
る。さらに、原子炉圧力容器の上方に設けられたクレー
ンにより前記シュラウドヘッドの吊り上げ・吊り降ろし
を行い、かつ前記クレーンに備えられた荷重検出手段に
より該シュラウドヘッドの自重を検出することにより、
検出された荷重とシュラウドヘッドの自重とを比較する
ことができる。
【0025】また、本発明においては、シュラウドヘッ
ドの円周状上端面において固定された複数本のビームの
複数本のアームとの連結部分にそれぞれ荷重検出手段を
設けることにより、局所的な荷重の異常を検出できる。
【0026】さらに、本発明においては、シュラウドヘ
ッドボルトの上端に係合される内側レンチ及びシュラウ
ドヘッドボルトの締め付けナットに係合される外側レン
チをモータで駆動して回転させ、かつそのとき外側レン
チ及び内側レンチに負荷されるトルクを測定する手段を
有することにより、シュラウドヘッドボルトのゆるめ・
締め付けを短時間で行い作業効率の向上を図ることがで
きる。
【0027】また本発明においては、シュラウドヘッド
ボルトの数と同数個のシュラウドヘッドボルト取扱い機
構をビームに取り付けることにより、全本数のシュラウ
ドヘッドボルトについて一度にゆるめ・締め付けを行う
ことができ、大幅に作業時間を短縮でき作業効率の向上
を図ることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図15により説
明する。本発明の第1の実施例を図1〜図12により説明
する。原子炉圧力容器の内部構造を図1に、また図1中
A部の詳細構造を図2に示す。図1及び図2において、
原子炉圧力容器1内の各機器は一般に原子炉内部構造物
と呼ばれる。原子炉内部構造物は、蒸気乾燥器3、シュ
ラウドヘッド4(気水分離器を含む)、炉心シュラウド
5、炉心支持板6、上部格子版7、及びシュラウドサポ
ート8を有し、炉心部を形成する炉内各機器を収納する
とともに、炉心への原子炉冷却材・気水混合物の流路を
形成する。
【0029】シュラウドヘッド4は、炉心シュラウド5
上部にシュラウドヘッドボルト9で固定され、上部格子
板7と共に炉心上部プレナム10を構成する。またシュラ
ウドヘッド4の上部にはスタンドパイプ11を介して気水
分離器12が溶接されこれらが一体となっている。
【0030】シュラウドヘッドボルト9の上端は気水分
離器12の上端よりも上に位置し、この上端でシュラウド
ヘッドボルト9のゆるめ・締め付け作業を行なうことに
より定期検査における燃料取扱作業時においてシュラウ
ドヘッド4の着脱(後述)を容易に行うことができる構
造である。
【0031】定期検査における原子炉開放作業を図3〜
図10により説明する。原子炉開放作業にあたり、まず原
子炉圧力容器蓋を取外す。この手順を図3に示す。図3
において、遠隔自動ボルト取扱い装置36は、天井クレー
ン35の下方に取り付けられた操作室50内の作業員により
天井クレーン35が操作されて吊り降ろされ、原子炉圧力
容器蓋(以下適宜、RPVヘッドという)34に取り付け
固定される。その後、遠隔自動ボルト取扱い装置36によ
ってRPVヘッド34外周部のスタッド(図示せず)がゆ
るめられ、スタッド及びナット(図示せず)が取外され
る。さらにその後、遠隔自動ボルト取扱い装置36はRP
Vヘッド34に取り付けられたままの形で天井クレーン35
によって吊り上げられ、オペレーションフロア37上へ移
動される。これによってRPVヘッド34の取り外しが終
了する。
【0032】RPVヘッドの取り外しが終了した後、次
に、蒸気乾燥器を取り外す。この手順を図4に示す。図
4において、ドライヤーセパレータ吊り金具(以下適
宜、DS吊り金具という)58が天井クレーン35によって
吊り降ろされ、蒸気乾燥器3上部に取り付けて固定され
る。その後、DS吊り金具58と一体となった蒸気乾燥器
3を天井クレーン35にて吊り上げて移動させ、ドライヤ
ーセパレータプール39(以下適宜、DSプールという)
内へ搬入する。
【0033】蒸気乾燥器の取り外しが終了した後、次
に、シュラウドヘッドを取り外す。この手順を図5に示
す。図5において、シュラウドヘッド4を取り外すにあ
たり、オペレーションフロア37上にある燃料取替機40が
原子炉圧力容器1の直上へ移動され、作業員が燃料取替
機40上でシュラウドヘッドボルト9(以下適宜SHBと
いう)を取り外す。この燃料取替機40は、本来原子炉開
放作業の後に行う燃料取扱い作業で使用されるものを作
業員の移動用及びSHBゆるめ作業用として用いるもの
である。
【0034】このSHB9の取り外し作業を図6に示
す。図6において、SHB9はシュラウドヘッドに約30
本取付けられており、作業員がシュラウドヘッドボルト
レンチ27(以下適宜、SHBレンチという)を使用して
1本ごとにゆるめて取り外す。
【0035】SHB9の構造を図7及び図8に示す。図
7はSHB9の全体構造図であり、図8は図7中B部の
詳細構造図である。図7及び図8において、SHB9
は、パイプ14、ロッド15、T型フック16を有する。ロッ
ド15とT型フック16は一体構造となっており、ロッド15
の上部には凸上に切り欠いた形状を有する凸部18が設け
られている。また、パイプ14とベース19は一体構造とな
っており、ベース19下端部にはSHB9の位置決めの際
に使用するスリーブ17が設けられている。上記構成のS
HB9は、シュラウドヘッド4の上部に設けられたシュ
ラウドヘッド上リング20及びシュラウドヘッド下リング
21を介し直立して支持される。シュラウドヘッド上リン
グ20及びシュラウドヘッド下リング21は、気水分離器12
の外周上に設けた円板形状のサポートに穴を設けた構成
であり、その穴にSHB9のパイプ14又はロッド15が挿
入されて支持されている。
【0036】またSHB9のパイプ14下端のベース19
は、シュラウドヘッド4の下端部外側に設けられたラグ
22の切り欠き形状の凹部24に挿入されており、SHB9
のロッド15下端に設けたT型フック16は、炉心シュラウ
ド5上端部外側に設けられたラグ23の切り欠き形状の凹
部25に挿入されている。
【0037】さらにSHB9のロッド15はシュラウドヘ
ッド上リング20上方にネジ部15aを有し、そのネジ部15
aに締め付けナット13がねじ込まれることにより、SH
B9はロッド15が上へもち上げられる方向に締め付けら
れる。一方このときロッド15が挿入されたパイプ14
はシュラウドヘッド上リング20の下端20aにより押さえ
られているので、パイプ14は結果的に下向きに押圧され
る。すなわちロッド15には上向きに、パイプ14には下向
きに力がかかることによりロッド15のT型フック16とパ
イプ14のベース19とによってシュラウドヘッド4と炉心
シュラウド5とが堅固に挟まれて固定されている。
【0038】なおT型フック16は、締め付けナット13を
ゆるめロッド15を押し下げた後、90°回転させることに
よりゆるめることができる。このとき回転させる方向は
時計まわりでも反時計まわりでもどちらでも良い。再度
締める時には同様に90°回転させることにより締めるこ
とができる。
【0039】シュラウドヘッドボルトレンチの構造を図
9に示す。図9において、SHBレンチ27は、内側ハン
ドル28、外側ハンドル29、内側レンチ30、外側レンチソ
ケット31、及びパイプ32を有する。外側ハンドル29とパ
イプ32と外側レンチソケット31とは一体構造となってお
り、その中に内側レンチ30が挿入されている。また内側
レンチ30と内側ハンドル28とは一体構造となっており、
内側レンチ30の下端部に切り欠き形状を有する凹状溝33
が設けられている。
【0040】上記構成において、SHB9をゆるめる時
には、このSHBレンチ27がSHB9の上部にかぶせら
れて外側レンチソケット31は締め付けナット13に係合さ
れ、また内側レンチ30は凹状溝33の角度を調整してSH
B9のロッド15に設けられた最上端の凸部18に係合され
る。
【0041】この状態で、まず、外側ハンドル29を反時
計まわりに90°回転させて締め付けナット13をゆるめ
る。その後、内側ハンドル28を約3回転させるとこの回
転が図示しない歯車により減速されて伝わり内側レンチ
30が約90゜回転し、T型フック16が約90°回転される。
このときの回転方向は時計まわり・反時計まわりどちら
でも良い。これによってT型フック16は炉心シュラウド
5のラグ23の凹部25から抜け出てSHB9はゆるめら
れ、シュラウドヘッド4と炉心シュラウド5との結合は
開放される。
【0042】以上のような操作を行ってSHB9をゆる
めた後、シュラウドヘッド吊り金具38が天井クレーン35
により吊り降ろされ、シュラウドヘッド4の上部に取り
付けて固定される。その後、シュラウドヘッド吊り金具
38と一体となったシュラウドヘッド4を天井クレーン35
にて炉心シュラウド5から吊り上げて移動し、DSプー
ル39内へ搬入する。なお、シュラウドヘッド吊り金具38
は、蒸気乾燥器を取り外す手順で使用したDS吊り金具
58(図4参照)と同一のものを共用することもできる。
【0043】以上で原子炉開放作業は終了する。この状
態を図10に示す。原子炉開放作業が終了した後は、燃
料取扱い作業が行われる。燃料取扱い作業が終了した後
には原子炉閉鎖作業が行われるが、この場合も同様に、
図3〜図10により示した手順を逆手順で実施される。
【0044】本実施例は以上説明した原子炉開放・原子
炉閉鎖の手順に関するものであるが、本実施例の要部
は、図5に示したシュラウドヘッド4の取り外し作業に
おけるシュラウドヘッド4の取扱い方法にある。以下、
本実施例のシュラウドヘッド取扱い方法の詳細について
図11及び図12により説明する。図5に示した天井クレー
ン35付近の詳細構造を図11に示す。図11において、天井
クレーン35は、作業台43、作業台43が移動するときのガ
イドとなる走行レール部41,41と横行レール部42,42、
主巻部ホイスト44、及び補巻部ホイスト45を有する。ま
た主巻部ホイスト44の先端にはフック44aが設けられ、
さらにフック44aの先には荷重検出器46が取り付けられ
ている。また作業台43の下方には図示しない操作室が設
けられている。
【0045】この天井クレーン35を用いて作業者が行う
シュラウドヘッド取り外し作業の作業手順フローを図12
に示す。
【0046】前述したようにSHBレンチ27を用いてS
HB9がゆるめられた後、まず手順100において、操作
盤のある操作室50内の作業者がシュラウドヘッド移動準
備指令を出す。そして操作盤上のシュラウドヘッド移動
準備指令が出されたことを示す表示ランプを確認する。
【0047】次に、手順101において荷重検出指令を出
し、操作盤上の荷重検出指令が出されたことを示す表示
ランプを確認する。この荷重検出指令により天井クレー
ン35がわずかにシュラウドヘッド4を持ち上げるととも
に、荷重検出器46により荷重の検出が開始される。この
荷重検出器46による検出値は操作盤上に表示される。
【0048】次に作業者は、手順102において操作盤上
に表示された検出値とシュラウドヘッド4の自重(例え
ば約4.2t)との比較を行う。検出値がシュラウドヘ
ッド4の自重より大きくなければ、SHB9は正常にゆ
るめられた状態であると判断し、手順103へ進む。
【0049】手順103においては、作業者がシュラウド
ヘッド移動指令を出す。これによってシュラウドヘッド
4が天井クレーン35により炉心シュラウド5から吊り上
げられて移動され、このフローを終了する。
【0050】一方、手順102において検出値がシュラウ
ドヘッド4の自重より大きい場合には、作業者はSHB
9のゆるめ忘れ等が発生していると判断し、手順104へ
進む。
【0051】手順104において、作業者は天井クレーン
操作禁止指令を出す。これにより天井クレーン35はわず
かに持ち上げたシュラウドヘッド4を降ろして無負荷の
状態に戻り、すべての方向への操作(走行・横行・上昇
操作)が禁止されロックされる。そして作業者は操作盤
上の天井クレーン操作禁止指令が出されたことを示す表
示ランプを確認する。このとき上昇のみならずすべての
操作を禁止するのは、いずれの方向へ動いたとしてもこ
の後行うゆるめ確認(後述)の際に危険であるからであ
る。
【0052】次に、手順105において、作業者はSHB
ゆるめ確認指令を出し、操作盤上のSHBゆるめ確認指
令が出されたことを示す表示ランプを確認する。
【0053】次に、手順106において、作業者は操作室
から出てオペレーションフロア37において再度燃料取替
機40上でSHBレンチ27を用い、SHB9がゆるめられ
ているかどうかゆるめ確認を1本1本行い、ゆるめられ
ていないものがあればゆるめを行う。
【0054】次に、手順107においてすべてのSHB9
のゆるめが確認されたら、手順108に進んで天井クレー
ン操作禁止指令を解除し、その後手順100に戻って再度
移動準備指令からの手順を繰り返す。
【0055】一方手順107においてすべてのSHB9の
ゆるめが確認できない場合、すなわちゆるまないSHB
9がある場合は、そのSHB9において固着等が発生し
たと判断して手順109へ進み、そのSHB9の切断等の
処理を行う。
【0056】その後、手順108において天井クレーン操
作禁止指令を解除した後、手順100に戻って再度移動準
備指令からの手順を繰り返す。
【0057】以上のように構成した本実施例によれば、
原子炉圧力容器1の上方に設けられた天井クレーン35に
よりシュラウドヘッド4の吊り上げ・吊り降ろしを行
い、かつ天井クレーン35に備えられた荷重検出器46によ
りシュラウドヘッド4の自重を検出するので、検出され
た荷重とシュラウドヘッド4の自重とを比較することが
できる。検出された荷重がシュラウドヘッド4の自重よ
り大きい場合には、作業員がシュラウドヘッドボルト9
をゆるめる際にゆるめ忘れを生じた、あるいはシュラウ
ドヘッドボルト9の固着等が発生しゆるまない状態とな
った等のなんらかの異常事態が発生しシュラウドヘッド
ボルト9がゆるんでいないことをシュラウドヘッド4を
持ち上げる前に検知することができる。また、検出され
た荷重がシュラウドヘッド4の自重以下であるときに
は、シュラウドヘッド4をさらに吊り上げて炉心シュラ
ウド5から取り外すので、シュラウドヘッドボルト9の
ゆるめ忘れ・固着等によるシュラウドヘッドボルト9の
破損の発生を防止しつつシュラウドヘッド4を炉心シュ
ラウド5から取り外して移動させ、DSプール39内に搬
入することができる。さらに、検出された荷重がシュラ
ウドヘッド4の自重を超えるときにはシュラウドヘッド
4を炉心シュラウド5の上面へ降ろして固定しシュラウ
ドヘッドボルト9がゆるめんでいるかどうかの確認を行
うので、すべてのシュラウドヘッドボルト9をゆるめる
ことができるか、あるいはゆるまないシュラウドヘッド
ボルト9があればそれを発見し切断を行うことができ、
その後にシュラウドヘッド4の固定を解除して再び持ち
上げて炉心シュラウド5から取り外すので、シュラウド
ヘッドボルト9の破損等が発生せずシュラウドヘッド4
の取り外し作業の円滑化を図ることができる。
【0058】本発明の第2の実施例を図13により説明す
る。本実施例は、第1の実施例において天井クレーン35
のフック44aに設けた荷重検出器(図11参照)をシュラ
ウドヘッド吊り金具に設けた場合の実施例である。本実
施例のシュラウドヘッド吊り金具88を図13に示す。第1
の実施例と共通の部品は共通の番号で示す。図13におい
て、シュラウドヘッド吊り金具88は、2本のビーム47
a,bが正方形の2本の対角線位置に配置された構成で
あり、そのビーム47a,bの両端(すなわち正方形の4
つの頂点位置)からそれぞれアーム97a〜dが天井クレ
ーン35のフック44aに取り付けられた吊架中心部98に向
かって伸びている。ビーム47a,bの両端にはそれぞれ
荷重検出器48a〜dが取り付けられている。その他の構
成や操作の手順等は第1の実施例とほぼ同様である。
【0059】本実施例によれば、第1の実施例で得られ
る効果に加え、局所的な荷重の異常を検出できる。よっ
て、ゆるんでいないSHB9の位置をいち早く知ること
ができる。
【0060】本発明の第3の実施例を図14により説明す
る。本実施例はシュラウドヘッドボルト取扱い装置に関
する実施例である。本実施例のSHB取扱い装置59の全
体構造を図14に示す。図14において、SHB取扱い装置
59は、外側レンチ61、外側レンチ61上部に設けられた歯
車63、歯車63と噛合する歯車62が先端に取り付けられた
モータ60、外側レンチ61の内部に設けられたモータ67、
モータ67の先端に設けられた内側レンチ68、全体を覆う
サポート65、及びサポート65上面に取付けられた外側レ
ンチ用指示計66と内側レンチ用指示計70を有する。
【0061】また外側レンチ61はSHB9の上部の凸部
18(図7参照)に係合する形状の下端部64を有し、内側
レンチ68はSHB9に取り付けられる締め付けナット13
(図7参照)と係合する形状の溝部69を有する。
【0062】SHB9をゆるめる際には、第1の実施例
において説明したように、締め付けナット13をゆるめた
後にSHB9先端のT型フック16を90゜回転させなけれ
ばならない。上記構成の本実施例のSHB取扱い装置59
を用いてこの作業を行う手順を以下に説明する。まず、
モータ60を回転させるとその回転力が歯車62から外側レ
ンチ61上端の歯車63へ伝わり外側レンチ61が回転する。
これにより締め付けナット13が回転し、外側レンチ用指
示計66が一定のトルク値を表示する。締め付けナット13
が完全にゆるんだ時に外側レンチ用指示計66がトルク値
“0”を表示するのでモータ60を停止させ、締め付けナ
ット13のゆるめを完了する。
【0063】次に、モータ67を回転させると、内側レン
チ68が回転することによりSHB9のロッド15が回転
し、サポート65上面に取付けた内側レンチ用指示計が70
が一定のトルク値を表示する。ロッド15が90°回転して
T型フック16が炉心シュラウド5のラグ23の凹部25から
離脱する(図8参照)と内側レンチ用指示計70がトルク
値“0”を表示するのでモータ67の回転を停止し、これ
によってT型フック16の回転を終了させる。以上の手順
により、1本のSHB9のゆるめが完了する。
【0064】また、SHB9の締め付けの際は、モータ
60,67を逆回転させて上記の手順を逆に行い、SHB9
を締め付けることができる。
【0065】本実施例によれば、モータ60を回転させて
締め付けナット13のゆるめ及び締め付けを行い、またモ
ータ67を回転させえT型フック16を回転させるので、短
時間でSHB9のゆるめ・締め付けを行いシュラウドヘ
ッド着脱作業の作業効率の向上を図ることができる。
【0066】なお、第1の実施例においては、図6によ
り説明したようにSHBレンチ27を用いて手動によりS
HB9をゆるめてシュラウドヘッド4を取り外したが、
本実施例のSHB取扱い装置59を使用してSHB9をゆ
るめることもでき、この場合も同様の効果を得る。
【0067】本発明の第4の実施例を図15により説明す
る。本実施例は、シュラウドヘッドボルト取扱い装置に
関する他の実施例である。本実施例のSHB取り扱い装
置の全体構造を図15に示す。第1〜第3の実施例と共通
の部品については共通の番号で示す。図15において、S
HB取扱い装置は、第3の実施例において説明したSH
B取扱い装置59をSHBの全本数分(例えば30本)設置
し、全本数のゆるめ・締め付けを一度に行うものであ
る。全本数分のSHB取扱い装置59は円形のビーム71に
取り付けられ、このビーム71は4本のアーム72a〜dを
介し天井クレーン35のフック44aに取り付けられること
により、天井クレーン35により全体が吊り上げられて移
動される。
【0068】本実施例によれば、第3の実施例において
得られる効果に加え、全本数のSHB9について一度に
ゆるめ・締め付けを行えるので大幅な時間短縮が可能で
あり、シュラウドヘッド着脱作業における作業効率の向
上を図ることができる。
【0069】なお、第3の実施例と同様、本実施例のS
HB取扱い装置を第1の実施例のシュラウドヘッド取扱
い方法に適用することもできる。
【0070】
【発明の効果】以上のように構成した本発明によれば、
シュラウドヘッドを持ち上げたときに負荷されている荷
重を検出しこの検出された荷重とシュラウドヘッドの自
重とを比較するので、検出された荷重がシュラウドヘッ
ドの自重より大きい場合には、シュラウドヘッドボルト
がゆるんでいないことをシュラウドヘッドを持ち上げる
前に検知することができる。
【0071】また、検出された荷重がシュラウドヘッド
の自重以下であるときには、シュラウドヘッドをさらに
持ち上げて炉心シュラウドから取り外すので、シュラウ
ドヘッドボルトのゆるめ忘れ・固着等によるシュラウド
ヘッドボルトの破損を発生を防止しつつシュラウドヘッ
ドを炉心シュラウドから取り外すことができる。さら
に、検出された荷重がシュラウドヘッドの自重を超える
ときには、シュラウドヘッドを炉心シュラウドの上面へ
降ろすので、シュラウドヘッドボルトがゆるんでいるか
どうかの確認を行うことができる。また、検出された荷
重がシュラウドヘッドの自重を超えるときにはシュラウ
ドヘッドを炉心シュラウドの上面へ降ろして固定しシュ
ラウドヘッドボルトがゆるんでいるかどうかの確認を行
うので、すべてのシュラウドヘッドボルトをゆるめるこ
とができるか、あるいはゆるまないシュラウドヘッドボ
ルトがあればそれを発見し切断を行うことができる。さ
らに、検出された荷重がシュラウドヘッドの自重を超え
るときにはシュラウドヘッドを炉心シュラウドの上面へ
降ろして固定し、シュラウドヘッドボルトがゆるんでい
るかどうかの確認を行い、ゆるまないシュラウドヘッド
ボルトの切断を行った後にシュラウドヘッドの固定を解
除し、シュラウドヘッドを再び持ち上げて炉心シュラウ
ドから取り外すので、シュラウドヘッドボルトの破損等
が発生せずシュラウドヘッド取り外し作業の円滑化を図
ることができる。また、原子炉圧力容器の上方に設けら
れたクレーンでシュラウドヘッドの吊り上げ・吊り降ろ
しを行うので、シュラウドヘッドを炉心シュラウドから
取り外して移動させ、プール内に搬入することができ
る。さらに、原子炉圧力容器の上方に設けられたクレー
ンによりシュラウドヘッドの吊り上げ・吊り降ろしを行
い、かつクレーンに備えられた荷重検出手段によりシュ
ラウドヘッドの自重を検出するので、検出された荷重と
シュラウドヘッドの自重とを比較することができる。
【0072】また、本発明によれば、シュラウドヘッド
の円周状上端面において固定された複数本のビームの複
数本のアームとの連結部分にそれぞれ荷重検出手段を設
けるので、局所的な荷重の異常を検出できる。よってゆ
るめんでいないシュラウドヘッドボルトの位置をいち早
く知ることができる。
【0073】さらに、本発明によれば、シュラウドヘッ
ドボルトの上端に係合される内側レンチ及びシュラウド
ヘッドボルトの締め付けナットに係合される外側レンチ
をモータで駆動して回転させ、かつそのとき外側レンチ
及び内側レンチに負荷されるトルクを測定する手段を有
するので、シュラウドヘッドボルトのゆるめ・締め付け
を短時間で行い、シュラウドヘッド着脱作業の効率向上
を図ることができる。
【0074】また、本発明によれば、シュラウドヘッド
ボルトの数と同数個のシュラウドヘッドボルト取扱い機
構をビームに取り付けるので、全本数のシュラウドヘッ
ドボルトについて一度にゆるめ・締め付けを行うことが
でき、大幅に作業時間を短縮できる。よって、シュラウ
ドヘッド着脱作業の効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】原子炉圧力容器の内部構造を示す図である。
【図2】原子炉圧力容器の内部構造の詳細図である。
【図3】原子炉圧力容器蓋を取り外す手順を示す図であ
る。
【図4】蒸気乾燥器を取り外す手順を示す図である。
【図5】シュラウドヘッドを取り外す手順を示す図であ
る。
【図6】シュラウドヘッドボルトを取り外す手順を示す
図である。
【図7】シュラウドヘッドボルトの構造図である。
【図8】シュラウドヘッドボルトの構造図である。
【図9】シュラウドヘッドボルトレンチの構造図であ
る。
【図10】原子炉開放作業が終了した状態を示す図であ
る。
【図11】本発明の第1の実施例のシュラウドヘッド取扱
い方法を実施する天井クレーン付近の詳細構造図であ
る。
【図12】シュラウドヘッド取り外し作業の作業手順フロ
ーである。
【図13】本発明の第2の実施例のシュラウドヘッド取扱
い方法を実施するシュラウドヘッド吊り金具を示す図で
ある。
【図14】本発明の第3の実施例のシュラウドヘッドボル
ト取扱い装置の全体構造図である。
【図15】本発明の第4の実施例のシュラウドヘッドボル
ト取扱い装置の全体構造図である。
【符号の説明】
1 原子炉圧力容器 4 シュラウドヘッド 5 炉心シュラウド 9 シュラウドヘッドボルト 13 締め付けナット 18 凸部 35 天井クレーン 38 シュラウドヘッド吊り金具 44a フック 46 荷重検出器 47a〜d ビーム 48a〜d 荷重検出器 59 シュラウドヘッドボルト取扱い装置 60 モータ 61 外側レンチ 64 下端部 66 外側レンチ用指示計 67 モータ 68 内側レンチ 69 溝部 70 内側レンチ用指示計 71 ビーム 72a〜d アーム 88 シュラウドヘッド吊り金具 97a〜d アーム 98 吊架中心部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器内の炉心シュラウドから
    シュラウドヘッドを取り外す作業におけるシュラウドヘ
    ッドの取扱い方法において、 前記シュラウドヘッドを前記炉心シュラウドから微小量
    持ち上げてその持ち上げたときに負荷されている荷重を
    検出し、前記検出された荷重と該シュラウドヘッドの自
    重とを比較することを特徴とするシュラウドヘッドの取
    扱い方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシュラウドヘッドの取扱
    い方法において、前記検出された荷重が前記シュラウド
    ヘッドの自重以下であるときには、該シュラウドヘッド
    をさらに持ち上げて前記炉心シュラウドから取り外すこ
    とを特徴とするシュラウドヘッドの取扱い方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシュラウドヘッドの取扱
    い方法において、前記検出された荷重が前記シュラウド
    ヘッドの自重を超えるときには、該シュラウドヘッドを
    前記炉心シュラウドの上面へ降ろすことを特徴とするシ
    ュラウドヘッドの取扱い方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシュラウドヘッドの取扱
    い方法において、前記検出された荷重が前記シュラウド
    ヘッドの自重を超えるときには該シュラウドヘッドを前
    記炉心シュラウドの上面へ降ろして固定し、シュラウド
    ヘッドボルトがゆるめられているかどうかの確認を行う
    ことを特徴とするシュラウドヘッドの取扱い方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシュラウドヘッドの取扱
    い方法において、前記検出された荷重が前記シュラウド
    ヘッドの自重を超えるときには該シュラウドヘッドを前
    記炉心シュラウドの上面へ降ろして固定し、シュラウド
    ヘッドボルトがゆるめられているかどうかの確認を行
    い、ゆるまない該シュラウドヘッドボルトの切断を行っ
    た後に前記シュラウドヘッドの固定を解除し、該シュラ
    ウドヘッドを再び持ち上げて前記炉心シュラウドから取
    り外すことを特徴とするシュラウドヘッドの取扱い方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載のシュ
    ラウドヘッドの取扱い方法において、原子炉圧力容器の
    上方に設けられたクレーンにより前記シュラウドヘッド
    の吊り上げ・吊り降ろしを行うことを特徴とするシュラ
    ウドヘッドの取扱い方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれか1項記載のシュ
    ラウドヘッドの取扱い方法において、原子炉圧力容器の
    上方に設けられたクレーンにより前記シュラウドヘッド
    の吊り上げ・吊り降ろしを行い、かつ前記クレーンに備
    えられた荷重検出手段により該シュラウドヘッドの自重
    を検出することを特徴とするシュラウドヘッドの取扱い
    方法。
  8. 【請求項8】 原子炉圧力容器内の炉心シュラウドから
    シュラウドヘッドを吊り上げて取り外すクレーンの先端
    のフックに取り付けられる吊架中心部と、前記シュラウ
    ドヘッドの円周状上端面の複数箇所において該シュラウ
    ドヘッドと固定された複数本のビームと、前記吊架中心
    部と前記複数本のビームとを連結する複数本のアームと
    を有するシュラウドヘッド吊り金具において、 前記複数本のビームの前記複数本のアームとの連結部分
    にそれぞれ荷重検出手段を設けたことを特徴とするシュ
    ラウドヘッド吊り金具。
  9. 【請求項9】 原子炉圧力容器内の炉心シュラウドとシ
    ュラウドヘッドとを固定するシュラウドヘッドボルトの
    締め付け・ゆるめを行うシュラウドヘッドボルト取扱い
    装置において、 下端部がシュラウドヘッドボルトの上端凸部に着脱自在
    に係合される内側レンチと、前記内側レンチを駆動し回
    転させるモータと、該内側レンチに負荷されるトルクを
    測定する手段と、前記内側レンチの外周に配置され下端
    部がシュラウドヘッドボルトの締め付けナットに着脱自
    在に係合される外側レンチと、前記外側レンチを駆動し
    回転させるモータと、該外側レンチに負荷されるトルク
    を測定する手段とを有することを特徴とするシュラウド
    ヘッドボルト取扱い装置。
  10. 【請求項10】 原子炉圧力容器内の炉心シュラウドと
    シュラウドヘッドとを固定するシュラウドヘッドボルト
    の締め付け・ゆるめを行うシュラウドヘッドボルト取扱
    い装置において、 前記炉心シュラウドから前記シュラウドヘッドを吊り上
    げて取り外すクレーンの先端のフックに取り付けられる
    吊架中心部と、前記シュラウドヘッドの上端面とほぼ同
    径の円周形状を有するビームと、前記吊架中心部と前記
    ビームとを連結する複数本のアームと、前記ビームに取
    り付けられ該シュラウドヘッドボルトの数と同数個のシ
    ュラウドヘッドボルト取扱い機構とを有し、かつそのシ
    ュラウドヘッドボルト取扱い機構はそれぞれ請求項9記
    載のシュラウドヘッドボルト取扱い装置であることを特
    徴とするシュラウドヘッドボルト取扱い装置。
JP5102905A 1993-04-28 1993-04-28 シュラウドヘッドの取扱い方法及びシュラウドヘッド吊り金具並びにシュラウドヘッドボルト取扱い装置 Pending JPH06308278A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100701623B1 (ko) * 2004-03-05 2007-03-30 이정윤 원자력 발전소의 운전 정지시 핵연료를 방출하기 위한장치 및 그 방법

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