JPH06308741A - 静電記録体 - Google Patents
静電記録体Info
- Publication number
- JPH06308741A JPH06308741A JP6769093A JP6769093A JPH06308741A JP H06308741 A JPH06308741 A JP H06308741A JP 6769093 A JP6769093 A JP 6769093A JP 6769093 A JP6769093 A JP 6769093A JP H06308741 A JPH06308741 A JP H06308741A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- release sheet
- support
- conductive
- electrostatic recording
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】水溶性の糊を塗布することによっておこるよう
な、支持体のふくれ・歪み誘電体層の剥離等の障害がな
く、高品位な画質を保って記録可能で、容易且つすみや
かに貼り付けることができる粘着機能を有する静電記録
体を提供すること。 【構成】剥離シート支持体と剥離剤層から成る剥離シー
ト,粘着剤層,導電性支持体,絶縁性誘電体層を積層し
てなる静電記録体において、剥離シートが導電処理され
ていることを特徴とする。
な、支持体のふくれ・歪み誘電体層の剥離等の障害がな
く、高品位な画質を保って記録可能で、容易且つすみや
かに貼り付けることができる粘着機能を有する静電記録
体を提供すること。 【構成】剥離シート支持体と剥離剤層から成る剥離シー
ト,粘着剤層,導電性支持体,絶縁性誘電体層を積層し
てなる静電記録体において、剥離シートが導電処理され
ていることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電記録方式のプロッタ
ーやプリンター等に使用される静電記録体に関する。
ーやプリンター等に使用される静電記録体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築業での完成スケッチ,アパレ
ルデザイン画,商品容器のデザイン画等は手書きで一枚
ずつ作製していた。また少部数のポスター,案内図,販
売促進用ポスター等も同様に手書き、あるいはせいぜい
A4版の大きさのコピーマシーンで作製されていた。し
かし近年の技術発展に伴って、コンピューターを用いて
設計,作画を行うCADシステムが発達し、それらを容
易に作製することが可能となってきた。これらの画像を
受像体に記録する方式としては電子写真方式,インキジ
ェット方式,静電記録方式,熱転写方式といったものが
挙げられる。なかでも静電記録方式はA0版,A1版な
どの広幅記録が可能である、高速記録が可能である、作
画の定着・保存性が他と比べて良好である、装置の信頼
性が高いなどの優れた特徴を有していることから注目さ
れていた。さらに高密度記録が可能な400ドット/イ
ンチのカラー静電プロッターが開発され、コンピュータ
ーの端末プリンター,ファクシミリ,CADシステムの
出力装置,コンピューターグラフィックを用いて行なう
意匠設計等の各分野で広く利用されてきている。
ルデザイン画,商品容器のデザイン画等は手書きで一枚
ずつ作製していた。また少部数のポスター,案内図,販
売促進用ポスター等も同様に手書き、あるいはせいぜい
A4版の大きさのコピーマシーンで作製されていた。し
かし近年の技術発展に伴って、コンピューターを用いて
設計,作画を行うCADシステムが発達し、それらを容
易に作製することが可能となってきた。これらの画像を
受像体に記録する方式としては電子写真方式,インキジ
ェット方式,静電記録方式,熱転写方式といったものが
挙げられる。なかでも静電記録方式はA0版,A1版な
どの広幅記録が可能である、高速記録が可能である、作
画の定着・保存性が他と比べて良好である、装置の信頼
性が高いなどの優れた特徴を有していることから注目さ
れていた。さらに高密度記録が可能な400ドット/イ
ンチのカラー静電プロッターが開発され、コンピュータ
ーの端末プリンター,ファクシミリ,CADシステムの
出力装置,コンピューターグラフィックを用いて行なう
意匠設計等の各分野で広く利用されてきている。
【0003】一般的な静電記録体は、支持体の片面もし
くは両面に導電剤を塗布することによって支持体の導電
処理を行い、その上に絶縁性の誘電体層を積層すること
によって構成されている。この時使用される導電剤は白
色度,耐溶剤性,コストなどの面から溶剤不溶性のイオ
ン高分子化合物が多く用いられる。
くは両面に導電剤を塗布することによって支持体の導電
処理を行い、その上に絶縁性の誘電体層を積層すること
によって構成されている。この時使用される導電剤は白
色度,耐溶剤性,コストなどの面から溶剤不溶性のイオ
ン高分子化合物が多く用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのイオ
ン高分子化合物は極めて水中に分散し易い性質を有して
いるので、例えばプレゼンテーションやポスターなど展
示物としてどこかに貼り付ける場合、裏面に水溶性の糊
を塗布すると導電剤がたちまち吸水し、支持体に紙など
の吸水性シートを用いた場合には支持体のふくれ・歪み
を併発する。さらに吸水量が多くなると誘電体層が剥離
する。
ン高分子化合物は極めて水中に分散し易い性質を有して
いるので、例えばプレゼンテーションやポスターなど展
示物としてどこかに貼り付ける場合、裏面に水溶性の糊
を塗布すると導電剤がたちまち吸水し、支持体に紙など
の吸水性シートを用いた場合には支持体のふくれ・歪み
を併発する。さらに吸水量が多くなると誘電体層が剥離
する。
【0005】本発明は、上記のような問題点を引き起こ
さず、記録画像に悪影響を及ぼす事のないよう、容易且
つすみやかに貼り付けることができる粘着機能を有する
静電記録体を提供するものである。
さず、記録画像に悪影響を及ぼす事のないよう、容易且
つすみやかに貼り付けることができる粘着機能を有する
静電記録体を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る静電記録体
は、剥離シート支持体と剥離剤層から成る剥離シート,
粘着剤層,導電性支持体,縁性誘電体層を積層してなる
静電記録体において、剥離シートが導電処理されている
ことを特徴とする。
は、剥離シート支持体と剥離剤層から成る剥離シート,
粘着剤層,導電性支持体,縁性誘電体層を積層してなる
静電記録体において、剥離シートが導電処理されている
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】現在通常の静電記録方式では多針電極を使用し
ている。画像記録プロセスは、まず多針電極に記録電圧
を印加して誘電体層表面に電気的な像、即ち静電潜像を
形成する。得られた静電潜像とは電気的に逆の極性を有
するトナーで現像することによって可視像を得る。カラ
ー静電プロッターには4つの多針電極と4つの現像器
(ブラック,シアン,マゼンタ,イエロー)を有するシ
ングルパス方式と、1つの多針電極と上記4つの現像器
を有するマルチパス方式とがある。シングルパス方式は
多針電極がそれぞれの現像器と1組ずつペアになってお
り、1回の通紙で画像を記録することができる。一方マ
ルチパス方式では、まず多針電極で静電記録体上に1色
目の静電潜像を形成する。続いて静電潜像を現像剤で現
像して1色目を形成する。それから一旦記録体を元の位
置まで引き戻し同一面上に2色目の静電潜像を形成して
現像を行なう。以降この操作を4回、あるいは5回くり
かえすことによって画像を記録する。
ている。画像記録プロセスは、まず多針電極に記録電圧
を印加して誘電体層表面に電気的な像、即ち静電潜像を
形成する。得られた静電潜像とは電気的に逆の極性を有
するトナーで現像することによって可視像を得る。カラ
ー静電プロッターには4つの多針電極と4つの現像器
(ブラック,シアン,マゼンタ,イエロー)を有するシ
ングルパス方式と、1つの多針電極と上記4つの現像器
を有するマルチパス方式とがある。シングルパス方式は
多針電極がそれぞれの現像器と1組ずつペアになってお
り、1回の通紙で画像を記録することができる。一方マ
ルチパス方式では、まず多針電極で静電記録体上に1色
目の静電潜像を形成する。続いて静電潜像を現像剤で現
像して1色目を形成する。それから一旦記録体を元の位
置まで引き戻し同一面上に2色目の静電潜像を形成して
現像を行なう。以降この操作を4回、あるいは5回くり
かえすことによって画像を記録する。
【0008】静電記録方式では静電潜像を形成する際、
多針電極に記録電圧を印加すると印加電圧の漏洩電流が
現像器に注入され、リード・エッジ・フォッグ現象(以
下LEF現象とする)と呼ばれる先端カブリを生じやす
い。これに対し支持体に紙を用いた静電記録体では、支
持体裏面にも導電処理を施すことによって漏洩電流を支
持体の体積方向に逃がし、LEF現象を防止している。
多針電極に記録電圧を印加すると印加電圧の漏洩電流が
現像器に注入され、リード・エッジ・フォッグ現象(以
下LEF現象とする)と呼ばれる先端カブリを生じやす
い。これに対し支持体に紙を用いた静電記録体では、支
持体裏面にも導電処理を施すことによって漏洩電流を支
持体の体積方向に逃がし、LEF現象を防止している。
【0009】通常剥離剤層に用いる剥離剤にはシリコー
ンなどの絶縁性物質を用いることが多く、また粘着剤層
の粘着剤についても同様に絶縁性の高いものを用いるこ
とが多い為、静電記録体をそのまま粘着シート加工した
場合に漏洩電流を体積方向に逃がすことができず、LE
F現象を防止することができないと考えられていた。事
実、静電記録体にそのまま粘着剤層と剥離シートを積層
して粘着シート加工したものに画像を記録すると、記録
濃度が低くなるばかりでなくLEF現象が顕著に現われ
る。
ンなどの絶縁性物質を用いることが多く、また粘着剤層
の粘着剤についても同様に絶縁性の高いものを用いるこ
とが多い為、静電記録体をそのまま粘着シート加工した
場合に漏洩電流を体積方向に逃がすことができず、LE
F現象を防止することができないと考えられていた。事
実、静電記録体にそのまま粘着剤層と剥離シートを積層
して粘着シート加工したものに画像を記録すると、記録
濃度が低くなるばかりでなくLEF現象が顕著に現われ
る。
【0010】ところが発明者らが試験を繰り返した結
果、絶縁性の剥離剤層および粘着剤層が介在していて
も、剥離シート支持体に導電処理を施すことによって何
ら支障無く画像を記録することが可能であることが判っ
た。剥離シート支持体に導電処理を施すために本発明で
は次の3つの方法が用いられる。 高分子電解質を塗布または含浸する。 金属半導体粉末を塗布または含浸する。 スメクタイト粘土を塗布または含浸する。
果、絶縁性の剥離剤層および粘着剤層が介在していて
も、剥離シート支持体に導電処理を施すことによって何
ら支障無く画像を記録することが可能であることが判っ
た。剥離シート支持体に導電処理を施すために本発明で
は次の3つの方法が用いられる。 高分子電解質を塗布または含浸する。 金属半導体粉末を塗布または含浸する。 スメクタイト粘土を塗布または含浸する。
【0011】さらに試験を重ねていくと、剥離シートの
表面抵抗と体積抵抗とをある一定の範囲内に制御する必
要のあることが判明した。即ち20℃・20%RHの環
境下において、剥離剤層の形成されていない方の側の表
面抵抗が105 〜109 Ω/□、好ましくは106〜1
08 Ω/□の範囲であること、さらに体積抵抗が104
〜1013Ω・cm、好ましくは107 〜1010Ω・cmであ
ることが必要である。これら表面抵抗・体積抵抗のどち
らかが範囲から外れても良好な画像記録は得られない。
いずれの抵抗値であっても高すぎる場合は漏洩電流を逃
がすことができず、前述のLEF現象が顕著に現われて
くる。また抵抗値が低すぎる場合は印加した電荷が逃げ
てしまい、記録濃度が低下してしまう。表面抵抗・体積
抵抗は高分子電解質,金属半導体,スメクタイト粘土の
各種材料の塗布量を変えることによって容易に調節でき
るものである。上記のような抵抗値を得るために、塗布
量を高分子電解質で2〜10g/m2 、金属半導体で1
〜20g/m2 、スメクタイト粘土で1〜10g/m2
の範囲で調節する。
表面抵抗と体積抵抗とをある一定の範囲内に制御する必
要のあることが判明した。即ち20℃・20%RHの環
境下において、剥離剤層の形成されていない方の側の表
面抵抗が105 〜109 Ω/□、好ましくは106〜1
08 Ω/□の範囲であること、さらに体積抵抗が104
〜1013Ω・cm、好ましくは107 〜1010Ω・cmであ
ることが必要である。これら表面抵抗・体積抵抗のどち
らかが範囲から外れても良好な画像記録は得られない。
いずれの抵抗値であっても高すぎる場合は漏洩電流を逃
がすことができず、前述のLEF現象が顕著に現われて
くる。また抵抗値が低すぎる場合は印加した電荷が逃げ
てしまい、記録濃度が低下してしまう。表面抵抗・体積
抵抗は高分子電解質,金属半導体,スメクタイト粘土の
各種材料の塗布量を変えることによって容易に調節でき
るものである。上記のような抵抗値を得るために、塗布
量を高分子電解質で2〜10g/m2 、金属半導体で1
〜20g/m2 、スメクタイト粘土で1〜10g/m2
の範囲で調節する。
【0012】剥離シート支持体には紙,合成紙,和紙,
布,不織布などを使用することができる。剥離シート支
持体は、これらの支持体に導電処理を施すことによって
得ることができる。本発明では剥離シート支持体に、高
分子電解質,金属半導体,スメクタイト粘土等の導電性
付与剤のいずれかを塗布または含浸することによって導
電処理を行う。
布,不織布などを使用することができる。剥離シート支
持体は、これらの支持体に導電処理を施すことによって
得ることができる。本発明では剥離シート支持体に、高
分子電解質,金属半導体,スメクタイト粘土等の導電性
付与剤のいずれかを塗布または含浸することによって導
電処理を行う。
【0013】導電処理に用いられる高分子電解質には、
例えばポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライド,ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライ
ド,スチレンアクリル酸トリエチルアンモニウムクロラ
イド等のカチオン性高分子電解質、またはポリスチレン
スルホン酸塩,ポリアクリル酸塩,ポリビニルホスフェ
ート等のアニオン性高分子電解質などが挙げられる。
例えばポリビニルベンジルトリメチルアンモニウムクロ
ライド,ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライ
ド,スチレンアクリル酸トリエチルアンモニウムクロラ
イド等のカチオン性高分子電解質、またはポリスチレン
スルホン酸塩,ポリアクリル酸塩,ポリビニルホスフェ
ート等のアニオン性高分子電解質などが挙げられる。
【0014】導電処理に用いられる金属半導体には、例
えばAl,Zn,Sn,Ti,Pb,Feといった金属
またはその酸化物に不純物を混合した金属半導体粉末、
若しくは有機顔料などの周りにそれら金属半導体粉末を
コーティングしたものなどを挙げることができる。具体
的には導電性酸化亜鉛,導電性酸化錫といったものが相
当する。これらの金属半導体を塗布または含浸するため
には結着剤が併用される。結着剤は一般的なものが使用
でき、各種のポリビニルアルコール,カルボキシメチル
セルロース,メチルセルロース,デンプン等を挙げるこ
とができる。さらに結着力を強化する為にグリオキザー
ル,ホウ酸,ジアルデヒドデンプン,エポキシ系化合物
等を架橋剤として添加することもできる。
えばAl,Zn,Sn,Ti,Pb,Feといった金属
またはその酸化物に不純物を混合した金属半導体粉末、
若しくは有機顔料などの周りにそれら金属半導体粉末を
コーティングしたものなどを挙げることができる。具体
的には導電性酸化亜鉛,導電性酸化錫といったものが相
当する。これらの金属半導体を塗布または含浸するため
には結着剤が併用される。結着剤は一般的なものが使用
でき、各種のポリビニルアルコール,カルボキシメチル
セルロース,メチルセルロース,デンプン等を挙げるこ
とができる。さらに結着力を強化する為にグリオキザー
ル,ホウ酸,ジアルデヒドデンプン,エポキシ系化合物
等を架橋剤として添加することもできる。
【0015】これら導電性付与剤を含む塗液には、品質
向上のために顔料を加えることができる。例えばクレ
ー,デッカイト,ナクライト,カオリン,水酸化アルミ
ニウム,水酸化マグネシウム,炭酸カルシウム,焼成ク
レー,無定形シリカ,アルミナ,焼成カオリン,硫酸バ
リウム,酸化チタンなどが挙げられる。導電性付与剤の
塗布量は1〜30g/m2 程度の範囲で調節することが
望ましい。
向上のために顔料を加えることができる。例えばクレ
ー,デッカイト,ナクライト,カオリン,水酸化アルミ
ニウム,水酸化マグネシウム,炭酸カルシウム,焼成ク
レー,無定形シリカ,アルミナ,焼成カオリン,硫酸バ
リウム,酸化チタンなどが挙げられる。導電性付与剤の
塗布量は1〜30g/m2 程度の範囲で調節することが
望ましい。
【0016】3番目に挙げられているスメクタイト粘土
には特異的な性質がある。スメクタイト粘土は淡黄色あ
るいは白色の微粉末であり、その大きさはサブミクロン
単位である。水に分散した場合、膨張して独特のコロイ
ド構造を形成する。例えば、モンモリロナイトは2つの
シリカ層の間にアルミナ層をサンドイッチした3層構造
を1単位として構成されている。このフレークが水を介
して連なっており、水溶液中ではこれらフレーク間の水
のため、容易に分散することができる。その際これらの
フレーク表面にはプラスイオンとマイナスイオンが極在
しており、いわゆるカードハウス構造を形成する。これ
を支持体に含浸させると、これらイオンが連続すること
で導電性を示す。天然のものに比べて、合成品は導電性
と水溶液中での分散性ともに優れている傾向にあるの
で、使い易さの点から合成品のものの方が有用である。
には特異的な性質がある。スメクタイト粘土は淡黄色あ
るいは白色の微粉末であり、その大きさはサブミクロン
単位である。水に分散した場合、膨張して独特のコロイ
ド構造を形成する。例えば、モンモリロナイトは2つの
シリカ層の間にアルミナ層をサンドイッチした3層構造
を1単位として構成されている。このフレークが水を介
して連なっており、水溶液中ではこれらフレーク間の水
のため、容易に分散することができる。その際これらの
フレーク表面にはプラスイオンとマイナスイオンが極在
しており、いわゆるカードハウス構造を形成する。これ
を支持体に含浸させると、これらイオンが連続すること
で導電性を示す。天然のものに比べて、合成品は導電性
と水溶液中での分散性ともに優れている傾向にあるの
で、使い易さの点から合成品のものの方が有用である。
【0017】高分子電解質は湿度への依存性が高いが、
金属半導体は湿度依存性が低いので記録画質への影響が
少なくてすむ。従って、使用雰囲気湿度が極度に低い場
合や高い場合には高分子電解質に比べて金属半導体を使
用する方が好ましい。一方スメクタイト粘土は超微粒子
なため、上質紙などの支持体中に効果的に含浸させるこ
とができ、湿度依存性も低いため、たいへん好ましい材
料である。また本発明のように記録体が剥離シートと組
み合わせられると記録体単独に較べてカールが発生しや
すくなる。ところがカールは画像を記録する際に位置ず
れや通紙不良の原因となるのでできるだけカールの発生
を押さえる必要がある。その点でも吸湿性の大きい高分
子電解質を塗布した剥離シートはカールし易いが、吸湿
性の低い金属半導体やスメクタイト粘土を塗布した剥離
シートはカールが発生しにくいので、有用である。また
スメクタイト粘土は金属半導体に較べて安価であるとい
う利点がある。
金属半導体は湿度依存性が低いので記録画質への影響が
少なくてすむ。従って、使用雰囲気湿度が極度に低い場
合や高い場合には高分子電解質に比べて金属半導体を使
用する方が好ましい。一方スメクタイト粘土は超微粒子
なため、上質紙などの支持体中に効果的に含浸させるこ
とができ、湿度依存性も低いため、たいへん好ましい材
料である。また本発明のように記録体が剥離シートと組
み合わせられると記録体単独に較べてカールが発生しや
すくなる。ところがカールは画像を記録する際に位置ず
れや通紙不良の原因となるのでできるだけカールの発生
を押さえる必要がある。その点でも吸湿性の大きい高分
子電解質を塗布した剥離シートはカールし易いが、吸湿
性の低い金属半導体やスメクタイト粘土を塗布した剥離
シートはカールが発生しにくいので、有用である。また
スメクタイト粘土は金属半導体に較べて安価であるとい
う利点がある。
【0018】一般にスメクタイト粘土は水中に分散させ
ると容易にコロイド状になるが、高濃度になるにつれて
粘土が急上昇し、顕著なチキソトロピー性を示す。この
ため通常の処理ではスメクタイト粘土を高濃度で分散さ
せがたい。しかしながら解膠剤を併用することによっ
て、安定した高濃度溶液を得ることができる。解膠剤の
例にはヘキサメタリン酸,ポリリン酸塩(ピロリン酸ナ
トリウムなど)といった多価リン酸塩が挙げられる。特
に、このような解膠剤を添加すると支持体のサイズ度が
低下する。これは支持体を廃棄した場合の再生処理が容
易になることを意味し、環境問題、紙のリサイクルの観
点から好ましいものである。
ると容易にコロイド状になるが、高濃度になるにつれて
粘土が急上昇し、顕著なチキソトロピー性を示す。この
ため通常の処理ではスメクタイト粘土を高濃度で分散さ
せがたい。しかしながら解膠剤を併用することによっ
て、安定した高濃度溶液を得ることができる。解膠剤の
例にはヘキサメタリン酸,ポリリン酸塩(ピロリン酸ナ
トリウムなど)といった多価リン酸塩が挙げられる。特
に、このような解膠剤を添加すると支持体のサイズ度が
低下する。これは支持体を廃棄した場合の再生処理が容
易になることを意味し、環境問題、紙のリサイクルの観
点から好ましいものである。
【0019】本発明において支持体に含浸させるスメク
タイト粘土は三層構造の結晶から成っており、層間には
水分子を持った各種イオンが入るため膨張格子となり積
層は不規則である。化学的には以下の成分を主成分とし
て含有するものを例示できる。 1 モンモリロナイト X0.33(Al1.67Mg0.33)Si4O10(O
H)2・ nH2O 2 バイデライト X0.33(Al2)(Al0.33Si3.67)O
10(OH)2 ・ nH2O 3 ノントロライト X0.33(Fe3+ 2)(Al0.33Si3.67)O
10(OH)2 ・ nH2O 4 サポナイト X0.33(Mg3)(Al0.33Si3.67)O
10(OH)2 ・ nH2O 5 鉄サポナイト X0.33(Mg,Fe)3(Al0.33Si3.67)O
10(OH)2 ・ nH2O 6 ヘクトライト X0.33(Mg2.67Li0.33) Si4O10(O
H)2 ・ nH2O 7 ソーコナイト X0.33(Mg,Zn)3(Al0.33Si3.67)O
10(OH)2 ・ nH2O 8 スチプンサイト X0.33/2(Mg2.97)Si4O10(OH)2 ・
nH2O 9 ヘクタイト X0.33(Mg2.67Li0.33)Si4O10(O
H,F)2 ・ nH2O XはK,Na,1/2Ca,1/2Mgなどの金属であ
るが、市販品にはNaであるものが多い。
タイト粘土は三層構造の結晶から成っており、層間には
水分子を持った各種イオンが入るため膨張格子となり積
層は不規則である。化学的には以下の成分を主成分とし
て含有するものを例示できる。 1 モンモリロナイト X0.33(Al1.67Mg0.33)Si4O10(O
H)2・ nH2O 2 バイデライト X0.33(Al2)(Al0.33Si3.67)O
10(OH)2 ・ nH2O 3 ノントロライト X0.33(Fe3+ 2)(Al0.33Si3.67)O
10(OH)2 ・ nH2O 4 サポナイト X0.33(Mg3)(Al0.33Si3.67)O
10(OH)2 ・ nH2O 5 鉄サポナイト X0.33(Mg,Fe)3(Al0.33Si3.67)O
10(OH)2 ・ nH2O 6 ヘクトライト X0.33(Mg2.67Li0.33) Si4O10(O
H)2 ・ nH2O 7 ソーコナイト X0.33(Mg,Zn)3(Al0.33Si3.67)O
10(OH)2 ・ nH2O 8 スチプンサイト X0.33/2(Mg2.97)Si4O10(OH)2 ・
nH2O 9 ヘクタイト X0.33(Mg2.67Li0.33)Si4O10(O
H,F)2 ・ nH2O XはK,Na,1/2Ca,1/2Mgなどの金属であ
るが、市販品にはNaであるものが多い。
【0020】市販品をいくつか例示すると、商品名:Ve
egum(Vanderbilt社製のモンモリロナイト),商品名:
スメクトンSA-1(クニミネ工業社製のサポナイト),商
品名:ラポナイトRD(Laporte Industries Ltd製のヘク
トライト),商品名:ラポナイトS及びラポナイトB(La
porte Industries Ltd製のヘクトライト)といったもの
が挙げられる。
egum(Vanderbilt社製のモンモリロナイト),商品名:
スメクトンSA-1(クニミネ工業社製のサポナイト),商
品名:ラポナイトRD(Laporte Industries Ltd製のヘク
トライト),商品名:ラポナイトS及びラポナイトB(La
porte Industries Ltd製のヘクトライト)といったもの
が挙げられる。
【0021】このようにして導電処理された剥離シート
支持体は、粘着剤層のうえに積層される導電性支持体に
も使用することができ、両者に同じものを用いれば製造
工程の簡略化ができる。ただし良好な画像記録を得るた
めには、導電処理を施した後にスーパーカレンダーや鏡
面キャスト等で平滑化処理をすることが好ましく、ベッ
ク平滑度を200秒以上とすることがより好ましい。
支持体は、粘着剤層のうえに積層される導電性支持体に
も使用することができ、両者に同じものを用いれば製造
工程の簡略化ができる。ただし良好な画像記録を得るた
めには、導電処理を施した後にスーパーカレンダーや鏡
面キャスト等で平滑化処理をすることが好ましく、ベッ
ク平滑度を200秒以上とすることがより好ましい。
【0022】本発明において、剥離シート支持体を導電
処理するだけでも使用上充分な記録画像を得ることがで
きるが、さらに粘着剤層を導電処理することで画質向上
に寄与することができる。粘着剤層に前述の高分子電解
質や金属半導体を添加することによってなされる。添加
する材料の種類や分量は粘着剤の種類に応じて随時適当
なものを選択する必要がある。不適当な組合せを選択し
た場合には、粘着剤としての機能を失ってしまうことも
ありうるが、発明者らの試験においては剥離後支障なく
貼り付けることができた。粘着剤層の塗布量は1〜30
g/m2 程度の範囲で調節するのが望ましい。
処理するだけでも使用上充分な記録画像を得ることがで
きるが、さらに粘着剤層を導電処理することで画質向上
に寄与することができる。粘着剤層に前述の高分子電解
質や金属半導体を添加することによってなされる。添加
する材料の種類や分量は粘着剤の種類に応じて随時適当
なものを選択する必要がある。不適当な組合せを選択し
た場合には、粘着剤としての機能を失ってしまうことも
ありうるが、発明者らの試験においては剥離後支障なく
貼り付けることができた。粘着剤層の塗布量は1〜30
g/m2 程度の範囲で調節するのが望ましい。
【0023】本発明における剥離シートは、上記要領で
得られた導電性剥離シート支持体と剥離剤層とを積層し
て構成されている。剥離剤には弗素樹脂やシリコーン樹
脂など公知の材料を使用することができる。この時、シ
ョアーA硬度が65±2゜であるクロロプレンゴムと剥
離剤層表面との動摩擦係数(JIS P 8147規定
の測定法に基づく)が0.2以上のものを用いると、ギ
ロチン,スリッター,ダイカットなどの裁断加工を行う
際、裁断面からの粘着剤の滲みだしが抑制されるので特
に好ましい。因みに、動摩擦係数が0.2未満であった
場合は、静電記録体側面での粘着剤の滲み出しがひどく
なり、作業効率の著しい低下を引き起こす。
得られた導電性剥離シート支持体と剥離剤層とを積層し
て構成されている。剥離剤には弗素樹脂やシリコーン樹
脂など公知の材料を使用することができる。この時、シ
ョアーA硬度が65±2゜であるクロロプレンゴムと剥
離剤層表面との動摩擦係数(JIS P 8147規定
の測定法に基づく)が0.2以上のものを用いると、ギ
ロチン,スリッター,ダイカットなどの裁断加工を行う
際、裁断面からの粘着剤の滲みだしが抑制されるので特
に好ましい。因みに、動摩擦係数が0.2未満であった
場合は、静電記録体側面での粘着剤の滲み出しがひどく
なり、作業効率の著しい低下を引き起こす。
【0024】この様な動摩擦係数を与える剥離剤は、例
えば東レ・ダウ・コーニング・シリコーン株式会社製の
SD−7239,BY24−162,BY14−40
3,BY14−405,BY14−407,BY14−
413,BY14−414,BY14−411,BY1
4−420,LTC−300B,LTC−350A,L
TC−350G,LTC−370Gといったものや、信
越化学工業株式会社製のKS−845,KS−770,
KNS−202A,KNS−305,KNS−316,
KNS−319,KNS−320,X−62−A23
2,X−62−1233といったものが挙げられる。剥
離剤の塗布量は乾燥重量で0.05〜3g/m2 の範囲
で調節することが好ましい。塗布した後、熱硬化,電離
放射線硬化等の処理を施すことによって剥離剤層に仕上
げられる。
えば東レ・ダウ・コーニング・シリコーン株式会社製の
SD−7239,BY24−162,BY14−40
3,BY14−405,BY14−407,BY14−
413,BY14−414,BY14−411,BY1
4−420,LTC−300B,LTC−350A,L
TC−350G,LTC−370Gといったものや、信
越化学工業株式会社製のKS−845,KS−770,
KNS−202A,KNS−305,KNS−316,
KNS−319,KNS−320,X−62−A23
2,X−62−1233といったものが挙げられる。剥
離剤の塗布量は乾燥重量で0.05〜3g/m2 の範囲
で調節することが好ましい。塗布した後、熱硬化,電離
放射線硬化等の処理を施すことによって剥離剤層に仕上
げられる。
【0025】本発明で用いられる粘着剤は一般に使用さ
れているもので良く、例えばアクリル系エマルジョン
型,アクリル系溶剤型,アクリル系ホットメルト型,ア
クリル系放射線硬化型,ゴム系エマルジョン型,ゴム系
溶剤型,ゴム系ホットメルト型,ゴム系放射線硬化型,
シリコーン系溶剤型,ウレタン系溶剤型などのものが挙
げられる。通常これら粘着剤には、塗布して乾燥させる
と水に不溶性となるものが多い。従って画像を記録した
後、剥離シートを剥した状態の静電記録体は、記録面側
に溶剤系の誘電体層、裏面側に水不溶性の粘着剤層を持
つことから耐水性をも有するシートとなる。実際、画像
を記録したのち壁に貼り付けたものは長期的な湿度の変
化による影響を受けずにすむ。
れているもので良く、例えばアクリル系エマルジョン
型,アクリル系溶剤型,アクリル系ホットメルト型,ア
クリル系放射線硬化型,ゴム系エマルジョン型,ゴム系
溶剤型,ゴム系ホットメルト型,ゴム系放射線硬化型,
シリコーン系溶剤型,ウレタン系溶剤型などのものが挙
げられる。通常これら粘着剤には、塗布して乾燥させる
と水に不溶性となるものが多い。従って画像を記録した
後、剥離シートを剥した状態の静電記録体は、記録面側
に溶剤系の誘電体層、裏面側に水不溶性の粘着剤層を持
つことから耐水性をも有するシートとなる。実際、画像
を記録したのち壁に貼り付けたものは長期的な湿度の変
化による影響を受けずにすむ。
【0026】本発明の静電記録体の誘電体層は、主に高
絶縁性樹脂と顔料によって構成されている。例えばアク
リル酸メチル,アクリル酸エチル,アクリル酸2−エチ
ルヘキシル,アクリル酸デシル,メタクリル酸メチル,
メタクリル酸イソブチル,メタクリル酸2−エチルヘキ
シル等のアクリル酸エステル共重合体や、メタクリル酸
エステル共重合体,酢酸ビニル,尿素樹脂,メラミン樹
脂,不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,ウレタン
樹脂,シリコーン樹脂,ポリエチレンテレフタレート,
エチレン−酢酸ビニル共重合体,ブチラール樹脂,ポリ
エステル樹脂,ニトロセルロース,ポリスチレン,スチ
レン−アクリル共重合体,スチレン−メタクリル酸共重
合体,フェノール樹脂などが挙げられる。
絶縁性樹脂と顔料によって構成されている。例えばアク
リル酸メチル,アクリル酸エチル,アクリル酸2−エチ
ルヘキシル,アクリル酸デシル,メタクリル酸メチル,
メタクリル酸イソブチル,メタクリル酸2−エチルヘキ
シル等のアクリル酸エステル共重合体や、メタクリル酸
エステル共重合体,酢酸ビニル,尿素樹脂,メラミン樹
脂,不飽和ポリエステル樹脂,エポキシ樹脂,ウレタン
樹脂,シリコーン樹脂,ポリエチレンテレフタレート,
エチレン−酢酸ビニル共重合体,ブチラール樹脂,ポリ
エステル樹脂,ニトロセルロース,ポリスチレン,スチ
レン−アクリル共重合体,スチレン−メタクリル酸共重
合体,フェノール樹脂などが挙げられる。
【0027】誘電体層に使用される顔料にはクレー,デ
ッカイト,ナクライト,カオリン,水酸化アルミニュウ
ム,水酸化マグネシュウム,炭酸カルシウム,焼成クレ
ー,無定形シリカ,アルミナ,焼成カオリン,硫酸バリ
ウム,チタン酸バリウム,酸化チタンなどと、及びこれ
ら顔料の表面を絶縁処理した顔料、または各種プラスチ
ックピグメント等が挙げられる。これら高絶縁性樹脂と
顔料の配合割合は所望とする記録体の特性や使用する材
料の種類などに応じて適宜調節されるが、一般に絶縁性
樹脂と顔料の重量比率が99対1から30対70、好ま
しくは90対10から40対60となるような範囲で調
節される。
ッカイト,ナクライト,カオリン,水酸化アルミニュウ
ム,水酸化マグネシュウム,炭酸カルシウム,焼成クレ
ー,無定形シリカ,アルミナ,焼成カオリン,硫酸バリ
ウム,チタン酸バリウム,酸化チタンなどと、及びこれ
ら顔料の表面を絶縁処理した顔料、または各種プラスチ
ックピグメント等が挙げられる。これら高絶縁性樹脂と
顔料の配合割合は所望とする記録体の特性や使用する材
料の種類などに応じて適宜調節されるが、一般に絶縁性
樹脂と顔料の重量比率が99対1から30対70、好ま
しくは90対10から40対60となるような範囲で調
節される。
【0028】誘電体層は通常、トルエン,メチルエチル
ケトン,キシレン,などの適当な有機溶剤に絶縁性樹脂
や顔料を溶解分散した塗液を塗布することによって得
る。以上の各層、誘電体層、剥離剤層、粘着剤層の形成
や導電処理の際の塗布または含浸用に、例えばバーコー
ター,コントラコーター,グラビアコーター,カーテン
コーター,チャンプレックスコーター,ロールコータ
ー,ブレードコーター、エアーナイフコーターなどの適
当な装置が使用される。
ケトン,キシレン,などの適当な有機溶剤に絶縁性樹脂
や顔料を溶解分散した塗液を塗布することによって得
る。以上の各層、誘電体層、剥離剤層、粘着剤層の形成
や導電処理の際の塗布または含浸用に、例えばバーコー
ター,コントラコーター,グラビアコーター,カーテン
コーター,チャンプレックスコーター,ロールコータ
ー,ブレードコーター、エアーナイフコーターなどの適
当な装置が使用される。
【0029】また各層には必要に応じて差し支えない範
囲内で、消泡剤,滑剤,染料,蛍光染料などの各種助剤
を添加することが可能である。
囲内で、消泡剤,滑剤,染料,蛍光染料などの各種助剤
を添加することが可能である。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、勿論本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。また特に断わらない限り実施例中の
部及び%はそれぞれ固形重量部及び重量%を示す。
説明するが、勿論本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。また特に断わらない限り実施例中の
部及び%はそれぞれ固形重量部及び重量%を示す。
【0031】実施例1 (剥離シートの作製)剥離シート支持体にポリラミネー
ト原紙(坪量84g/m2 )を用い、その片面(ポリラ
ミネート加工面)にシリコーン剥離剤(商品名:信越シ
リコーンKS−857、信越化学社製)を乾燥重量で
0.5g/m2 となるようにバーコーターで塗布した。
続いて140℃で30秒間・熱風乾燥キュアーさせて、
剥離シート支持体に剥離剤層を形成した剥離シートを得
た。
ト原紙(坪量84g/m2 )を用い、その片面(ポリラ
ミネート加工面)にシリコーン剥離剤(商品名:信越シ
リコーンKS−857、信越化学社製)を乾燥重量で
0.5g/m2 となるようにバーコーターで塗布した。
続いて140℃で30秒間・熱風乾燥キュアーさせて、
剥離シート支持体に剥離剤層を形成した剥離シートを得
た。
【0032】得られた剥離シートのシリコーン離型剤を
塗布していない側の面に、カチオン性高分子電解質(商
品名:ケミスタット7300、三洋化成社製)を乾燥重
量で2g/m2 塗布して導電処理を施した。
塗布していない側の面に、カチオン性高分子電解質(商
品名:ケミスタット7300、三洋化成社製)を乾燥重
量で2g/m2 塗布して導電処理を施した。
【0033】リップコーター型塗工装置(ヒラノテクシ
ード社製のリップコーター)を用いて、上記工程で得ら
れた剥離シートの表面側に塗工速度150m/分にて、
アクリル系エマルジョン型粘着剤(商品名:ニカゾール
L−145、日本カーバイド工業社製)を乾燥重量が2
0g/m2 となるように塗布した後、120℃で30秒
間乾燥し、粘着剤層を形成した。
ード社製のリップコーター)を用いて、上記工程で得ら
れた剥離シートの表面側に塗工速度150m/分にて、
アクリル系エマルジョン型粘着剤(商品名:ニカゾール
L−145、日本カーバイド工業社製)を乾燥重量が2
0g/m2 となるように塗布した後、120℃で30秒
間乾燥し、粘着剤層を形成した。
【0034】(導電性支持体の作製)坪量60g/m2
の上質紙のフェルト面側に乾燥重量で2g/m2 、カチ
オン性高分子電解質を塗布して導電性支持体を得た。そ
のあと常温湿雰囲気で調湿し、導電性支持体の裏面と粘
着剤層面とを貼り合わせ、加圧ニップロールの間を通引
・圧着した。
の上質紙のフェルト面側に乾燥重量で2g/m2 、カチ
オン性高分子電解質を塗布して導電性支持体を得た。そ
のあと常温湿雰囲気で調湿し、導電性支持体の裏面と粘
着剤層面とを貼り合わせ、加圧ニップロールの間を通引
・圧着した。
【0035】(誘電体層塗液の調製) トルエン/MEK混合溶剤(1/1) 200部 炭酸カルシウム粉末(平均粒子径5μm) 35部 スチレン/n−ブチルメタクリレート樹脂 65部 上記配合で調製した液を誘電体層塗液とした。
【0036】得られたシートの導電性支持体上に上記誘
電体層塗液をメイヤーバーで、乾燥重量で3g/m2 塗
布して静電記録体とした。
電体層塗液をメイヤーバーで、乾燥重量で3g/m2 塗
布して静電記録体とした。
【0037】実施例2 粘着剤100部に対し、導電性酸化チタン(商品名:F
T−2000、石原産業社製)を15部添加した以外は
実施例1と同様に静電記録体を得た。
T−2000、石原産業社製)を15部添加した以外は
実施例1と同様に静電記録体を得た。
【0038】実施例3 スメクタイト粘土(商品名:ラポナイトB、Laporte In
dustries Ltd製のヘクタイト)3部、水100部よりな
る塗液を坪量84g/m2 の上質紙に5回のサイズプレ
ス工程で乾燥後の塗布量が合計3g/m2 となるように
紙の両面に塗布含浸させて剥離シート支持体とした。こ
の支持体に導電剤を塗布しない以外は実施例1と同様に
して静電記録体を得た。 実施例4 スメクタイト粘土を100部、ピロリン酸ナトリウム5
部、水100部の塗液を乾燥重量で3.0g/m2 とな
るように、1回のサイズプレス工程で剥離シート支持体
を作製した以外は実施例3と同様にして静電記録体を得
た。 実施例5 導電性支持体にも実施例3で得た剥離シート支持体と同
じものを使用した他は、実施例3と同様にして静電記録
体を得た。
dustries Ltd製のヘクタイト)3部、水100部よりな
る塗液を坪量84g/m2 の上質紙に5回のサイズプレ
ス工程で乾燥後の塗布量が合計3g/m2 となるように
紙の両面に塗布含浸させて剥離シート支持体とした。こ
の支持体に導電剤を塗布しない以外は実施例1と同様に
して静電記録体を得た。 実施例4 スメクタイト粘土を100部、ピロリン酸ナトリウム5
部、水100部の塗液を乾燥重量で3.0g/m2 とな
るように、1回のサイズプレス工程で剥離シート支持体
を作製した以外は実施例3と同様にして静電記録体を得
た。 実施例5 導電性支持体にも実施例3で得た剥離シート支持体と同
じものを使用した他は、実施例3と同様にして静電記録
体を得た。
【0039】比較例1 剥離シート・粘着剤層共に導電処理しない以外は実施例
1と同様に静電記録体を得た。 比較例2 剥離シートに導電処理していない以外は実施例2と同様
にして静電記録体を得た。 比較例3 剥離シート支持体に導電処理する時、塗布するカチオン
性高分子電解質を乾燥重量で1.5g/m2 に変えた以
外は実施例1と同様にして静電記録体を得た。 比較例4 粘着機能を付与していない、導電性支持体と誘電体層だ
けで構成された従来の静電記録体。
1と同様に静電記録体を得た。 比較例2 剥離シートに導電処理していない以外は実施例2と同様
にして静電記録体を得た。 比較例3 剥離シート支持体に導電処理する時、塗布するカチオン
性高分子電解質を乾燥重量で1.5g/m2 に変えた以
外は実施例1と同様にして静電記録体を得た。 比較例4 粘着機能を付与していない、導電性支持体と誘電体層だ
けで構成された従来の静電記録体。
【0040】(記録評価) 記録濃度 : 静電カラープロッター(機種名:V
C3424、Xerox社製)を用いて20℃・50%
RH環境条件下で画像を記録した。 LEF濃度 : 上記静電カラープロッターを用いて
20℃・30%RH環境下で画像を記録し、この時の記
録電極と現像器間のカブリ濃度をマクベス濃度計で測定
した。LEF濃度=カブリ濃度−白紙部濃度とした。
C3424、Xerox社製)を用いて20℃・50%
RH環境条件下で画像を記録した。 LEF濃度 : 上記静電カラープロッターを用いて
20℃・30%RH環境下で画像を記録し、この時の記
録電極と現像器間のカブリ濃度をマクベス濃度計で測定
した。LEF濃度=カブリ濃度−白紙部濃度とした。
【0041】画質評価 : 目視によって評価し
た。評価基準は次の要領で行った。 ○:優れた鮮明な画像が得られた。 ×:不鮮明であり、良好な記録とはいえない。 (抵抗値の測定)20℃・20%RHの環境下で剥離シ
ートの剥離剤層が形成されていない側の表面抵抗と体積
抵抗をそれぞれ測定した。
た。評価基準は次の要領で行った。 ○:優れた鮮明な画像が得られた。 ×:不鮮明であり、良好な記録とはいえない。 (抵抗値の測定)20℃・20%RHの環境下で剥離シ
ートの剥離剤層が形成されていない側の表面抵抗と体積
抵抗をそれぞれ測定した。
【0042】以上の評価結果を表1に示した。
【0043】
【表1】
【0044】(結果)表1を見ると明かなように、本発
明による導電処理を施した実施例1〜5と導電処理を施
していない比較例1とでは、実施例1〜5の方が記録濃
度・LEF濃度ともに良好であった。またいずれの例に
おいても、容易且つすみやかに貼り付けることができ、
充分な粘着機能を有することが確認された。
明による導電処理を施した実施例1〜5と導電処理を施
していない比較例1とでは、実施例1〜5の方が記録濃
度・LEF濃度ともに良好であった。またいずれの例に
おいても、容易且つすみやかに貼り付けることができ、
充分な粘着機能を有することが確認された。
【0045】実施例1は通常の粘着紙に用いられている
剥離シートに導電処理を施したものであるが良好な記録
が得られた。実施例2は実施例1に加えて粘着層をも導
電処理したものであるが記録濃度・LEF濃度ともに実
施例1に比べ、より改善された。比較例2は剥離シート
支持体には導電処理せずに、粘着剤層にのみ導電処理し
たものであるが、粘着剤層にのみ導電処理してもあまり
大きな効果は見られないことが判った。
剥離シートに導電処理を施したものであるが良好な記録
が得られた。実施例2は実施例1に加えて粘着層をも導
電処理したものであるが記録濃度・LEF濃度ともに実
施例1に比べ、より改善された。比較例2は剥離シート
支持体には導電処理せずに、粘着剤層にのみ導電処理し
たものであるが、粘着剤層にのみ導電処理してもあまり
大きな効果は見られないことが判った。
【0046】実施例3と4は剥離シートの導電処理をス
メクタイト粘土によって行ったものであるが、記録濃度
の点で、高分子電解質による導電処理である実施例1よ
りも優る結果となった。しかし、発明者らの他の試験に
よれば、高分子電解質や金属半導体でも抵抗値を同じに
すれば同等のものが得られた。従って、画質は単純に抵
抗値に依存しているものと考えられる。
メクタイト粘土によって行ったものであるが、記録濃度
の点で、高分子電解質による導電処理である実施例1よ
りも優る結果となった。しかし、発明者らの他の試験に
よれば、高分子電解質や金属半導体でも抵抗値を同じに
すれば同等のものが得られた。従って、画質は単純に抵
抗値に依存しているものと考えられる。
【0047】実施例3の方法では希薄なスメクタイト粘
土分散液を5回にわたって塗布したのに対し、実施例4
の方法では解膠剤を添加したので、高濃度の分散液を1
回の塗布含浸で塗布量が乾燥重量で等量になるように塗
布できた。記録濃度・LEF濃度ともに大差なく同程度
のものが得られた。従って、実施例3に比べ実施例4の
方が塗布回数が少なくてすむという利点がある。
土分散液を5回にわたって塗布したのに対し、実施例4
の方法では解膠剤を添加したので、高濃度の分散液を1
回の塗布含浸で塗布量が乾燥重量で等量になるように塗
布できた。記録濃度・LEF濃度ともに大差なく同程度
のものが得られた。従って、実施例3に比べ実施例4の
方が塗布回数が少なくてすむという利点がある。
【0048】実施例5は実施例3で得られた剥離シート
支持体と同じ支持体を導電性支持体として用いたもので
ある。なんら画質に悪影響を及ぼすこともなく、このこ
とから剥離シート支持体と導電性支持体に同じ支持体を
用いることができることがわかる。比較例3は高分子電
解質の塗布量を少なくすることによって表面抵抗を大き
くしたものであるが、記録濃度の低下とLEF濃度の上
昇が生じている。発明者らは他にも高分子電解質、金属
半導体、スメクタイト粘土の塗布量を調節することによ
って種々の抵抗値を有する剥離シート支持体を作製し、
静電記録体を得た。その結果、剥離シート支持体の剥離
剤層の形成されていない方の側の表面抵抗が109 Ωを
越えたり、体積抵抗が1013Ωを越えたりした場合は、
製品として使用に耐えない画質であった。一方、表面抵
抗が108 Ω以下で体積抵抗が1010Ω以下である場合
には、非常に良好な画質が得られることが判った。
支持体と同じ支持体を導電性支持体として用いたもので
ある。なんら画質に悪影響を及ぼすこともなく、このこ
とから剥離シート支持体と導電性支持体に同じ支持体を
用いることができることがわかる。比較例3は高分子電
解質の塗布量を少なくすることによって表面抵抗を大き
くしたものであるが、記録濃度の低下とLEF濃度の上
昇が生じている。発明者らは他にも高分子電解質、金属
半導体、スメクタイト粘土の塗布量を調節することによ
って種々の抵抗値を有する剥離シート支持体を作製し、
静電記録体を得た。その結果、剥離シート支持体の剥離
剤層の形成されていない方の側の表面抵抗が109 Ωを
越えたり、体積抵抗が1013Ωを越えたりした場合は、
製品として使用に耐えない画質であった。一方、表面抵
抗が108 Ω以下で体積抵抗が1010Ω以下である場合
には、非常に良好な画質が得られることが判った。
【0049】比較例4は粘着機能を付与していない従来
の静電記録体と比較するためにおこなったものである。
これは実施例1〜5よりも若干良い画質が得られている
が、実施例1〜5はそれぞれ実用に差し支えない良好な
画質が得られている。
の静電記録体と比較するためにおこなったものである。
これは実施例1〜5よりも若干良い画質が得られている
が、実施例1〜5はそれぞれ実用に差し支えない良好な
画質が得られている。
【0050】
【発明の効果】本発明の静電記録体は、水溶性の糊を塗
布することによっておこるような、導電層の破損・導電
処理効果の劣化及び導電性支持体のふくれ・歪み等の障
害がなく、高品位な画質を保って記録可能で、容易且つ
すみやかに貼り付けることができる粘着機能を有する静
電記録体である。
布することによっておこるような、導電層の破損・導電
処理効果の劣化及び導電性支持体のふくれ・歪み等の障
害がなく、高品位な画質を保って記録可能で、容易且つ
すみやかに貼り付けることができる粘着機能を有する静
電記録体である。
Claims (3)
- 【請求項1】剥離シート支持体と剥離剤層から成る剥離
シート,粘着剤層,導電性支持体,絶縁性誘電体層を積
層してなる静電記録体において、剥離シートが導電処理
されていることを特徴とする静電記録体。 - 【請求項2】剥離シートが20℃・20%RHの環境下
で、剥離剤層の形成されていない方の側の表面抵抗が1
06 〜109 Ω/□、体積抵抗が104〜1013Ω・cm
になるように導電処理された剥離シートであることを特
徴とした請求項1記載の静電記録体。 - 【請求項3】粘着剤層に導電剤を添加していることを特
徴とした請求項1記載の静電記録体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6769093A JPH06308741A (ja) | 1993-02-26 | 1993-03-26 | 静電記録体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5-37788 | 1993-02-26 | ||
| JP3778893 | 1993-02-26 | ||
| JP6769093A JPH06308741A (ja) | 1993-02-26 | 1993-03-26 | 静電記録体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06308741A true JPH06308741A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=26376933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6769093A Pending JPH06308741A (ja) | 1993-02-26 | 1993-03-26 | 静電記録体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06308741A (ja) |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP6769093A patent/JPH06308741A/ja active Pending
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