JPH0630993A - 輸液ポンプ用の閉塞検知装置 - Google Patents

輸液ポンプ用の閉塞検知装置

Info

Publication number
JPH0630993A
JPH0630993A JP4185454A JP18545492A JPH0630993A JP H0630993 A JPH0630993 A JP H0630993A JP 4185454 A JP4185454 A JP 4185454A JP 18545492 A JP18545492 A JP 18545492A JP H0630993 A JPH0630993 A JP H0630993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
blockage
detecting
temperature
expansion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4185454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3130658B2 (ja
Inventor
Koichi Furusawa
康一 古沢
Osahisa Ohira
長久 大平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP04185454A priority Critical patent/JP3130658B2/ja
Publication of JPH0630993A publication Critical patent/JPH0630993A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3130658B2 publication Critical patent/JP3130658B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 輸液ポンプ等に設けられたチューブの閉塞を
検知する装置において、輸液ポンプを使用する環境の温
度が変化しても、この温度変化に対応して、チューブの
閉塞検知を正確に行い得る閉塞検知装置を提供するこ
と。 【構成】 閉塞検知装置は、閉塞によるチューブ内圧の
上昇に伴うチューブ18の膨張を検出する膨張検出手段
39と、図示しない輸液ポンプの使用環境温度を検出す
るサーミスタ38とを有する。図示しないマイクロプロ
セッサ部は、使用環境の温度変化に応じて閉塞検知レベ
ルを自動補正しつつ、この閉塞検知レベルと膨張検出手
段39で検出したチューブ18の膨張とに基づいてチュ
ーブ18の閉塞の有無を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、可撓性チューブを順次
押圧しながら該チューブ内を通る液体を移動させるポン
プ部を備えた輸液ポンプに組み込まれ、ポンプ部よりも
下流側におけるチューブの閉塞を検知するための閉塞検
知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬液を生体内に注入する際や、自
動点滴等を行う際には、種々の型式の輸液ポンプが使用
されているが、特公昭61−55,393号公報に開示
されているように、ペリスタリックフィンガ式の輸液ポ
ンプが知られている。
【0003】この種の輸液ポンプ10は、図7に示すよ
うに、本体部11の前面には、輸液バック等に接続され
た可撓性チューブが装着されるチューブ装着部12が設
けられている。このチューブ装着部12には、チューブ
内を通る液体を移動させるポンプ部13が設けられると
共に、ポンプ部13に対向するドア14がヒンジ15を
介して開閉自在に取り付けられている。更に、本体部1
1の前面には、種々の稼働条件を設定するための操作部
16や、稼働状態等を表示するための表示部17が設け
られている。また、図8にも示すように、前記ドア14
におけるポンプ部13に対向する内面14aには、チュ
ーブ18をポンプ部13に向かう方向に沿って押圧する
バックプレート19が設けられている。このバックプレ
ート19とドア内面14aとの間には、バックプレート
19をポンブ部13に向けて押圧する弾発力を付勢する
スプリング20が取り付けられている。
【0004】前記ポンプ部13は、図8に示すように、
装着されたチューブ18に対して進退移動自在な複数個
(例えば6個)のフィンガ25と、これら各フィンガ2
5を摺動自在に保持するケーシング26とを有する。ケ
ーシング26は、相互に突き合わせられる一対のケーシ
ング構成体27からなり、このケーシング26内には、
各フィンガ25を摺動自在に保持する保持溝28が棚状
に形成されている。また、ケーシング26内には、支軸
29が軸受30を介して回転自在に取り付けられてお
り、この支軸29には複数個(例えば6個)の偏心カム
31が所定の角度で位相をずらして固定されている。フ
ィンガ25は、略板状の形状を有し、偏心カム31が摺
接するカム孔32が形成されている。ケーシング26か
ら突出した支軸29の一端には、ステッピングモータ、
タイミングベルト等を備えた図示しない回転駆動手段が
接続されている。
【0005】そして、回転駆動手段を作動させて支軸2
9を回転駆動すると、この支軸29に位相をずらして固
定された偏心カム31のそれぞれは、対応するフィンガ
25のカム孔32の内周面に摺接しつつ回転する。この
カム作用の結果によって、各フィンガ25は、保持溝2
8内を摺動しつつ、上部から順次前進移動を開始し、前
進限まで移動したフィンガ25は、バックプレート19
との間でチューブ18を押圧してチューブ18の流路を
閉塞する。また、前進限まで移動したフィンガ25は、
支軸29が更に回転するのに伴い後進限に向けて移動
し、前記閉塞が解除される。このように、上方に位置す
るフィンガ25から順次前進限まで移動する動作を繰り
返すことにより、チューブ18を閉塞する点つまり圧閉
点18aがチューブ18の長手方向に沿って順次下方に
移動し、チューブ18内の液が吸入側から吐出側へ向け
て輸液されるようになっている。
【0006】このようにして輸液を行っている途中で、
ポンプ部13よりも下流側におけるチューブ18の一部
が折れ曲がったり、捩れたり、チューブ18の先端に取
り付けた針等が詰まったりして、チューブ18の流路が
閉塞し、チューブ18の内圧が上昇することがあった。
このようなチューブ内圧の上昇を放置すると該チューブ
18が破損する虞があることから、図7に示すように、
輸液ポンプ10のチューブ装着部12には、ポンプ部1
3よりも下流側におけるチューブ18の閉塞を検知する
ための閉塞検知機構35が設けられている。
【0007】閉塞検知機構35は、チューブ内圧の上昇
に伴うチューブ18の膨張を検出することにより、チュ
ーブ18の閉塞を検知するように構成されており、リン
ク機構を使用したものや、歪みゲージを使用したもの等
が提案されている。
【0008】リンク機構を使用した閉塞検知機構35
は、チューブ18の外表面にリンク機構の一部を接触さ
せ、チューブ内圧の上昇に伴うチューブ18の膨張量を
リンク機構で増大させ、このリンク機構に設けられた移
動部材の変位量を検出することにより、チューブ18が
閉塞したか否かを検知するように構成されている。
【0009】また、歪みゲージを使用した閉塞検知機構
35は、チューブ18の外表面に接触する板ばね等に歪
みゲージが取り付けられており、運転開始時における歪
みゲージの出力と、運転中における歪みゲージの出力と
の出力差を検出することにより、チューブ18が閉塞し
たか否かを検知するように構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記チュー
ブ18は、ある一定のチューブ内圧が作用した場合であ
っても、チューブ18周辺の温度が変化するのに伴っ
て、その膨らみ量も変化する。一般的な塩化ビニール製
チューブやシリコンチューブは、温度が高くなると軟化
し、逆に、温度が低くなると硬化する傾向がある。この
ため、一定のチューブ内圧が作用していても、温度が高
くなるとチューブ18は膨らみ易くなり、逆に、温度が
低くなるとチューブ18は膨らみ難くなる。
【0011】ところが、従来の閉塞検知機構35は、チ
ューブ18周辺の温度が変化しても閉塞検知レベルは一
定に維持されたままであるため、チューブ18の閉塞を
温度変化に対応して正確に検知することができなかっ
た。つまり、閉塞検知レベルを決定したときの設計温度
よりもチューブ18周辺の温度が高くなった場合には、
チューブ18が膨らみ易くなることから、チューブ内圧
が所定の閉塞検知圧力にまで達していないにも拘らず閉
塞が生じたと検知する虞がある。逆に、設計温度よりも
チューブ18周辺の温度が低くなった場合には、チュー
ブ18が膨らみ難くなることから、チューブ内圧が所定
の閉塞検知圧力にまで達しているにも拘らず閉塞が生じ
ていないと検知する虞がある。
【0012】そこで、本発明は、輸液ポンプを使用する
環境の温度が変化しても、この温度変化に対応して、チ
ューブの閉塞検知を正確に行い得る閉塞検知装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、可撓性チューブを順次押圧しながら該チュ
ーブ内を通る液体を移動させるポンプ部を備えた輸液ポ
ンプに組み込まれ、前記ポンプ部よりも下流側における
前記チューブの閉塞を検知する閉塞検知装置であって、
閉塞によるチューブ内圧の上昇に伴う前記チューブの膨
張を検出する膨張検出手段と、前記輸液ポンプの使用環
境温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段で
検出した前記使用環境温度に基づいて閉塞検知レベルを
変更し、この閉塞検知レベルと前記膨張検出手段で検出
した前記チューブの膨張とを比較して前記チューブの閉
塞を判断する制御手段とを有することを特徴とする輸液
ポンプ用の閉塞検知装置である。
【0014】
【作用】制御手段は、温度検出手段で検出した使用環境
温度に基づいて閉塞検知レベルを変更し、この変更され
た閉塞検知レベルと、膨張検出手段で検出したチューブ
の膨張とを比較することにより、チューブの閉塞の有無
を判断する。このように、閉塞検知レベルを変更しつつ
閉塞の有無を判断しているため、輸液ポンプを使用して
いる環境の温度が変化しても、この温度変化に対応し
て、チューブの閉塞検知を正確に行うことができる。例
えば、環境温度が高くなった場合には、閉塞検知レベル
を高めに変更することにより、膨らみ易くなったチュー
ブに対応して所定の閉塞検知圧力でチューブの閉塞を検
知できる。また、環境温度が低くなった場合には、閉塞
検知レベルが低めに変更されるため、膨らみ難くなった
チューブに対応して所定の閉塞検知圧力でチューブの閉
塞を検知できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の閉塞検知装置が組み込まれた
輸液ポンプの一使用例を示す図、図2(A)(B)は、
図1に示される閉塞検知装置の作動状態を示す要部断面
図であり、図6及び図7に示した部材と共通する部材に
は同一の符号を付して、その説明は一部省略する。
【0016】図1に示すように、医療分野においては、
栄養液、薬液、生理食塩水等の非経口液体を患者8に投
与するために、これらの液体を輸液する輸液システム5
が用いられている。この輸液システム5は、栄養液等を
貯える輸液バック6と、栄養液等を輸液する輸液ポンプ
40とを有する。輸液バック6には、点滴筒7を介して
可撓性チューブ18が接続され、輸液ポンプ40の本体
部11前面には、前記チューブ18が装着されるチュー
ブ装着部12が設けられている。このチューブ装着部1
2には、ポンプ部13よりも下流側におけるチューブ1
8の閉塞を検知するための閉塞検知装置41が設けられ
ている。
【0017】本実施例の閉塞検知装置41には、図2
(A)(B)に示すように、閉塞によるチューブ内圧の
上昇に伴うチューブ18の膨張を検出する膨張検出手段
39が設けられており、この膨張検出手段39は、チュ
ーブ18が閉塞したときに当該チューブ18が膨張する
のに伴って移動する移動子42を有している。本体部1
1には、チューブ18が収容されるチューブ装着溝43
と、このチューブ装着溝43に連通する通孔44とが形
成されており、前記移動子42は、通孔44に移動自在
に挿通されている。また、輸液バック6を交換する等の
場合に、薬液の一部が漏れ出て、チューブ18の外表面
を伝わってチューブ装着溝43に至ることがあるが、こ
の薬液が通孔44と移動子42との間の隙間を通って本
体部11内に侵入することを防止するために、チューブ
装着溝43にはダイヤフラムゴム45が張り付けられて
いる。従って、移動子42の先端は、ダイヤフラムゴム
45を介して、チューブ18の外表面に当接している。
チューブ装着溝43内のチューブ18を移動子42との
間で保持するため、ドア内面14aには保持部材46が
設けられている。この保持部材46は、ドア内面14a
にネジ止めされた第1板バネ47に、チューブ装着溝4
3に対向する押さえ板48を固定することにより構成さ
れている。
【0018】前記移動子42は、円柱形状を有し、本体
部11にネジ止めされた第2板バネ49に固定されてい
る。第2板バネ49は、移動子42に対して押さえ板4
8に向かう方向の弾発力を付勢している。この第2板バ
ネ49の弾発力の強さは、チューブ18の素材自身の弾
性力よりも大きく、かつ、チューブ18が閉塞しチュー
ブ内圧が上昇したときの当該チューブ18の円滑な膨張
を阻害しない大きさに設定されている。また、保持部材
46の第1板バネ47の弾発力の強さは、第2板バネ4
9の弾発力よりも大きく、かつ、チューブ18が閉塞し
当該チューブ18が膨張しても、押さえ板48がチュー
ブ装着溝43から離間することがない大きさに設定され
ている。従って、閉塞検知の基準となる運転開始の時点
においては、図2(A)に示すように、チューブ18
は、その外径寸法以下の所定寸法Lに押し潰された状態
で、移動子42と押さえ板48との間で保持されてい
る。一方、チューブ18が閉塞した時点においては、同
図(B)に示すように、チューブ18はチューブ内圧の
上昇に応じて寸法△Lだけ膨張し、移動子42は、膨張
したチューブ18により第2板バネ49の弾発力に抗し
て図中上方向に向けて△Lだけ移動することになる。
【0019】尚、移動子42に弾発力を付勢する構成
は、図示した第2板バネ49に限定されず、例えば、ス
プリング等で構成しても良い。また、移動子42や保持
部材46の形状や構造も、図示したものに限定されず適
宜変更可能である。更に、移動子42に付勢される弾発
力の強さを調節できる構成にしても良い。
【0020】閉塞検知装置41の膨張検出手段39は、
更に、チューブ18が閉塞したときに当該チューブ18
が膨張するのに伴って移動する移動子42の移動量つま
り変位量を検出する変位量検出手段50を有している。
この変位量検出手段50は、例えば、磁気センサより構
成され、移動子42とともに移動するマグネット51
と、マグネット51の移動による磁場の強さの変化に応
じた信号を出力する磁気素子52とを有している。マグ
ネット51は、第2板バネ49に形成した図示しないネ
ジ孔に取り付けられた調節ネジ53により保持され、第
2板バネ49との間に設けられたスプリング54により
調節ネジ53の頭部に向かう方向に弾発されている。従
って、調節ネジ53を回転することにより、マグネット
51の保持位置は、図中上下方向に沿って調節自在とな
っている。一方、磁気素子52は、マグネット51と所
定の隙間を隔てて、ブラケット55を介して本体部11
に固定されている。磁気素子52は、マグネット51と
の位置関係により、所定のカーブを描くように磁場の強
さの変化に応じた信号を出力するが、マグネット51の
変位量を正確に検出するためには、マグネット51が初
期の位置から閉塞時の位置まで移動するとき、磁気素子
52からの出力電圧の変化が、直線的な範囲で得られる
ようにすることが必要である。このため、上述したよう
に、マグネット51の保持位置は直線範囲内に収まるよ
うに調節自在となっている。
【0021】ところで、輸液ポンプ40は通常約10℃
〜約40℃の温度範囲で使用されるが、図3に示すよう
に、一定のチューブ内圧Piが作用した場合であって
も、前記温度範囲においてチューブ18の硬度が変化
し、チューブ18の膨らみ量△Lが異なってくる。図3
より明らかなように、温度が高くなるとチューブ18が
軟化して膨らみ易くなり、温度が低くなるとチューブ1
8が硬化して膨らみ難くなる傾向がある。
【0022】このように温度がチューブ18の膨らみ量
に大きな影響を与えることから、本実施例の閉塞検知装
置41は、輸液ポンプ40の使用環境温度を検出する温
度検出手段38を有している。この温度検出手段38
は、例えば、サーミスタや熱電対等からなる。温度検出
手段としてのサーミスタ38は、図1及び図2に示すよ
うに、輸液ポンプ40の使用環境温度を検出し得る部
位、例えば、本体部11の外面、好ましくは、チューブ
装着部12、更に好ましくは、移動子42に近接するド
ア内面14aに取り付けられている。
【0023】図4は、図3より求めたチューブの膨らみ
率△L/Pi(膨らみ量△Lとチューブ内圧Piとの
比)の温度に対する変化を示している。この図4より明
らかなように、膨らみ率△L/Piは、温度に対して一
次の関数と近似しており、以下の式(1)で与えられ
る。 △L/Pi = Kn・t+a …(1) ここに、 △L:チューブの膨らみ量 Pi:チューブ内圧 Kn:比例定数 a:0℃における膨らみ率 t:温度(℃) である。
【0024】マグネット51の保持位置は調節ネジ53
で調整され、チューブ18の膨らみに伴ってマグネット
51が移動したとき、磁気素子52からの出力電圧の変
化が、直線的な範囲で得られるように設定されている。
【0025】このときには、チューブ18の膨らみ量△
Lと、それに伴う磁気素子52の抵抗変化による検出電
圧の変化△Vdとは比例しており、以下の式(2)で与
えられる。 △Vd/△L = Km …(2) ここに、 Km:比例定数 である。
【0026】式(1)(2)より、 △Vd = Km・△L =Km・(Kn・t+a)・Pi = a・Km・(1+Kn/a・t)・Pi …(3) となる。
【0027】この式(3)より、検知したいチューブ内
圧(閉塞検知圧力)をPthとすれば、対応する検出電
圧△Vthは、 △Vth = a・Km・(1+Kn/a・t)・Pth …(4) となる。よって、予め、定数a、Km、Knを実験等に
より定めておけば、温度が変化しても、所定の閉塞検知
圧力Pthにてチューブ18の閉塞の有無を検知するこ
とができる。
【0028】図5は、磁気センサ50からの信号、及
び、サーミスタ38からの信号に基づいてチューブ18
の閉塞を判断する処理回路を示すブロック図である。
【0029】磁気素子52は、抵抗R1 、R2 、R3 と
ブリッジを構成しており、定電圧回路61から一定の電
圧がブリッジに与えられている。マグネット51の移動
により磁気素子52の抵抗が変化し、この変化に応じた
信号を差動アンプ60に出力する。差動アンプ60は、
磁気素子52からの信号を適宜増幅し、チューブ内圧と
相関関係のある出力電圧をA/Dコンバータ62に出力
する。A/Dコンバータ62では、差動アンプ60から
の検出信号をデジタルコードに変換し、制御手段として
のマイクロプロセッサ部63に出力する。一方、サーミ
スタ38は、抵抗R4 、R5 、R6 とブリッジを構成し
ており、定電圧回路64から一定の電圧がブリッジに与
えられている。温度変化によりサーミスタ38の抵抗が
変化し、この変化に応じた信号を差動アンプ65に出力
する。差動アンプ65は、サーミスタ38からの信号を
適宜増幅し、温度と相関関係のある出力電圧をA/Dコ
ンバータ66に出力する。A/Dコンバータ66では、
差動アンプ65からの信号をデジタルコードに変換し、
マイクロプロセッサ部63に出力する。マイクロプロセ
ッサ部63には記憶手段67が接続され、上記式(4)
や、定数値や、検知したい閉塞検知圧Pthが記憶され
ている。そして、このマイクロプロセッサ部63は、サ
ーミスタ38からの情報で周囲温度を検知し、この温度
に基づいて式(4)から△Vthを演算し、A/Dコン
バータ62からの信号が演算した△Vthを越えた場合
には、チューブ18に閉塞が生じたと判断する。このよ
うに、演算された△Vthは、閉塞を検知する閉塞検知
レベルつまりしきい値として働く。
【0030】次ぎに、本実施例の作用を説明する。
【0031】チューブ18をチューブ装着部12に装着
して輸液ポンプ40を駆動すると、ポンプ部13は、上
方に位置するフィンガ25から順次前進限まで移動する
動作を順次繰り返し、これにより、チューブ18を閉塞
する点つまり圧閉点18aがチューブ18の長手方向に
沿って順次下方に移動し、チューブ18内の液が吸入側
から吐出側へ向けて輸液される。
【0032】運転開始の時点においては、閉塞検知装置
41は、図2(A)に示す状態にあり、チューブ18
は、押さえ板48と、第2板バネ49の弾発力が付勢さ
れた移動子42との間で、外径寸法以下の所定寸法Lに
押し潰された状態で保持されている。また、正常な輸液
が行われている間は、移動子42及びマグネット51は
移動せず、磁気素子52からの出力信号は一定である。
また、マイクロプロセッサ部63は、サーミスタ38か
らの情報で周囲温度を検知し、この温度に基づいて式
(4)から△Vthを演算している。そして、正常な輸
液が行われている間は、マイクロプロセッサ部63は、
A/Dコンバータ62からの信号が演算した△Vthを
越えていないと判断し、チューブ18に閉塞が生じてい
ないと判断する。
【0033】輸液を行っている途中で、ポンプ部13よ
りも下流側におけるチューブ18の流路が閉塞すると、
該チューブ18の内圧が徐々に上昇してくる。すると、
図2(B)に示すように、所定寸法Lに押し潰されてい
たチューブ18は、第2板バネの弾発力に抗して、チュ
ーブ内圧の上昇に応じて寸法△Lだけ膨張し、移動子も
図中上方向に向けて同量だけ押し上げられる。このと
き、チューブ18は基準となる運転開始の時点で予め押
し潰された状態となっていることから、チューブ18自
身の膨張量を比較的大きくとることができ、これに伴
い、移動子42の変位量も比較的大きなものとなる。こ
のようにして移動子42が移動すると、マグネット51
も同量移動することから、磁気素子52からの出力信号
は、マグネット51の移動による磁場の強さの変化に応
じて変化してくる。マイクロプロセッサ部63では、A
/Dコンバータ62からの信号と演算した△Vthとを
常時比較している。
【0034】チューブ内圧が閉塞検知圧Pthを越える
と、A/Dコンバータ62からの信号が演算した△Vt
hよりも大きくなり、マイクロプロセッサ部63は、チ
ューブ18に閉塞が生じたと判断する。式(4)から求
まる△Vthと、A/Dコンバータ62からの信号とを
比較しているため、使用環境温度が変化しても、それに
応じて△Vthつまりしきい値が自動的に変更ないし補
正されることになり、所定の閉塞検知圧Pthにてチュ
ーブ18の閉塞が確実に検知されるそして、閉塞検知装
置41でチューブ18の閉塞が検知された場合には、ポ
ンプ部13の作動が強制的に停止されたり、警報が発せ
られたりする。これにより輸液ポンプ40に対する信頼
性が高まり、看護婦は安心して他の業務に従事でき、ま
た、輸液を受けている患者は安心して治療を受けること
ができる。
【0035】以上説明したように、本実施例の閉塞検知
装置41によれば、マイクロプロセッサ部63は、サー
ミスタ38で検出したチューブ周辺の温度に合わせて、
閉塞検知レベルを自動補正し、この補正した閉塞検知レ
ベルに基づいて閉塞の有無を判断しているため、輸液ポ
ンプ40を使用している環境の温度が設計温度と違った
場合であっても、環境の温度変化に対応して、チューブ
18の閉塞検知を正確に行うことができる。つまり、チ
ューブ18周辺の温度が高くなった場合には、式(4)
から明らかなように、しきい値が高めに補正されるた
め、膨らみ易くなったチューブ18に対応して、所定の
閉塞検知圧力Pthでチューブ18の閉塞を検知でき
る。逆に、チューブ18周辺の温度が低くなった場合に
は、しきい値が低めに補正されるため、膨らみ難くなっ
たチューブ18に対応して、所定の閉塞検知圧力Pth
でチューブ18の閉塞を検知できる。
【0036】図6は、磁気センサ50からの信号、及
び、サーミスタ38からの信号に基づいてチューブの閉
塞を判断する他の処理回路を示すブロック図である。
【0037】前述した処理回路と同様に、磁気素子52
は、ブリッジを構成しており、定電圧回路61により駆
動される。また、差動アンプ60は、磁気素子52から
の信号を適宜増幅して検出信号70を得る。この差動ア
ンプ60は、チューブ18が輸液ポンプ40に装着され
たときの検出信号70がゼロになるように調整されてい
る。差動アンプ60からの検出信号70は、コンパレー
タ71に出力される。一方、サーミスタ38は、補正抵
抗Rs とともに合成抵抗RC をなしている。この合成抵
抗RC は、温度により以下の式(5)のような変化をす
る。
【0038】 RC = RC0(1−Kc・t) …(5) ここに、 RC0:0℃におけるRc の値 Kc:比例定数 である。
【0039】また、サーミスタ38に接続されたアンプ
72の出力Vcは、以下の式(6)で与えられる。
【0040】Vc = −RF /RC ・(−V) = RF /(RC0(1−Kc・t))・V = RF /RC0(1+Kc・t)・V …(6) 但し、(Kc・t)2 <1 ここに、 −V:基準電圧 である。
【0041】よって、式(4)と式(6)とを比較すれ
ば明らかなように、RF /RC0、Kc、Vの値を選ぶこ
とにより、アンプ72からの出力Vcは、△Vthに等
しくなる。従って、コンパレータ71及びアンプ72と
を備えた制御手段では、検出電圧70と、アンプ72か
ら出力される温度補償されたVcとを、コンパレータ7
1で比較することによってチューブ18の閉塞を検知で
き、これに応じた検知信号73を出力する。
【0042】このような処理回路に構成しても、前述し
た実施例と同様に、温度補正機能を有するため、輸液ポ
ンプ40を使用している環境温度が設計温度と違った場
合であっても、輸液ポンプ40を使用する環境の温度変
化に対応して、チューブ18の閉塞検知を正確に行うこ
とができる。
【0043】尚、ペリスタリックフィンガ式の輸液ポン
プ40を図示したが、本発明の閉塞検知装置41は、他
の型式の輸液ポンプに組み込むことも可能である。ま
た、膨張検出手段39も図示例のものに限定されず、閉
塞によるチューブ内圧の上昇に伴うチューブ18の膨張
を検出し得る構成であれば、従来公知のリンク機構を有
するものや、歪みゲージを有する構成としても良い。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る輸液ポンプ用の閉塞検知装
置は、閉塞によるチューブ内圧の上昇に伴うチューブの
膨張を検出する膨張検出手段と、輸液ポンプの使用環境
温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段で検
出した前記使用環境温度に基づいて閉塞検知レベルを変
更し、この閉塞検知レベルと前記膨張検出手段で検出し
た前記チューブの膨張とを比較して前記チューブの閉塞
を判断する制御手段とを有するので、輸液ポンプを使用
している環境温度が変化しても、それに応じて閉塞検知
レベルが変更されつつ閉塞の有無が判断されることにな
り、チューブの閉塞検知を温度変化に対応して正確に行
うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の閉塞検知装置が組み込まれた輸液ポ
ンプの一使用例を示す図
【図2】 図2(A)(B)は、図1に示される閉塞検
知装置を示しており、同図(A)は、運転開始時におけ
る作動状態を示す要部断面図、同図(B)は、チューブ
が閉塞したときの作動状態を示す要部断面図
【図3】 温度変化による、チューブ内圧とチューブの
膨らみ量との関係を示すグラフ
【図4】 温度とチューブの膨張率との関係を示すグラ
【図5】 閉塞検知装置の処理回路の一実施例を示すブ
ロック図
【図6】 閉塞検知装置の処理回路の他の実施例を示す
ブロック図
【図7】 一般的な輸液ポンプの外観形状を示す斜視図
【図8】 輸液ポンプに組み込まれる一般的なポンプ部
を示す要部断面図
【符号の説明】
13…ポンプ部 18…可撓性
チューブ 38…サーミスタ(温度検出手段) 39…膨張検
出手段 40…輸液ポンプ 63…マイクロプロセッ
サ部(制御手段) 71…コンパレータ(制御手段) 72…アンプ
(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性チューブ(18)を順次押圧しながら該
    チューブ(18)内を通る液体を移動させるポンプ部(13)を
    備えた輸液ポンプ(40)に組み込まれ、前記ポンプ部(13)
    よりも下流側における前記チューブ(18)の閉塞を検知す
    る閉塞検知装置であって、 閉塞によるチューブ内圧の上昇に伴う前記チューブ(18)
    の膨張を検出する膨張検出手段(39)と、 前記輸液ポンプ(40)の使用環境温度を検出する温度検出
    手段(38)と、 前記温度検出手段(38)で検出した前記使用環境温度に基
    づいて閉塞検知レベルを変更し、この閉塞検知レベルと
    前記膨張検出手段(39)で検出した前記チューブ(18)の膨
    張とを比較して前記チューブ(18)の閉塞を判断する制御
    手段(63,(71,72))とを有することを特徴とする輸液ポン
    プ用の閉塞検知装置。
JP04185454A 1992-07-13 1992-07-13 輸液ポンプ用の閉塞検知装置 Expired - Lifetime JP3130658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04185454A JP3130658B2 (ja) 1992-07-13 1992-07-13 輸液ポンプ用の閉塞検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04185454A JP3130658B2 (ja) 1992-07-13 1992-07-13 輸液ポンプ用の閉塞検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0630993A true JPH0630993A (ja) 1994-02-08
JP3130658B2 JP3130658B2 (ja) 2001-01-31

Family

ID=16171081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04185454A Expired - Lifetime JP3130658B2 (ja) 1992-07-13 1992-07-13 輸液ポンプ用の閉塞検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3130658B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008289635A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Atom Medical Corp 輸液装置
JP2011200326A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Terumo Corp 輸液ポンプ
JP2012205867A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Terumo Corp 輸液ポンプ
JP2013538652A (ja) * 2010-10-01 2013-10-17 ゼヴェクス・インコーポレーテッド 圧力センサーシールおよび使用方法
WO2014049660A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 テルモ株式会社 輸液ポンプ
JP2016054789A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 テルモ株式会社 体外循環装置
JP2016147084A (ja) * 2010-08-11 2016-08-18 ゼヴェクス・インコーポレーテッド 圧力センサーおよび使用方法
WO2020045385A1 (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 日機装株式会社 血液浄化装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008289635A (ja) * 2007-05-24 2008-12-04 Atom Medical Corp 輸液装置
JP2011200326A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Terumo Corp 輸液ポンプ
JP2016147084A (ja) * 2010-08-11 2016-08-18 ゼヴェクス・インコーポレーテッド 圧力センサーおよび使用方法
JP2013538652A (ja) * 2010-10-01 2013-10-17 ゼヴェクス・インコーポレーテッド 圧力センサーシールおよび使用方法
JP2012205867A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Terumo Corp 輸液ポンプ
WO2014049660A1 (ja) * 2012-09-27 2014-04-03 テルモ株式会社 輸液ポンプ
JPWO2014049660A1 (ja) * 2012-09-27 2016-08-18 テルモ株式会社 輸液ポンプ
US10022494B2 (en) 2012-09-27 2018-07-17 Terumo Kabushiki Kaisha Infusion pump
JP2016054789A (ja) * 2014-09-05 2016-04-21 テルモ株式会社 体外循環装置
WO2020045385A1 (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 日機装株式会社 血液浄化装置
JPWO2020045385A1 (ja) * 2018-08-27 2021-10-07 日機装株式会社 血液浄化装置
US11918717B2 (en) 2018-08-27 2024-03-05 Nikkiso Co., Ltd. Blood purification device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3130658B2 (ja) 2001-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5695473A (en) Occlusion detection system for an infusion pump
US7255680B1 (en) Positive pressure infusion system having downstream resistance measurement capability
JP5728231B2 (ja) 電子監視注射装置
EP0149618B1 (en) Differential occlusion sensing method and apparatus
US5423746A (en) Method and apparatus for infiltration detection during administration of intravenous fluids
AU2004289199C1 (en) Syringe pump rapid occlusion detection system
JP3670293B2 (ja) 上流側の閉塞検出システム
JP6023723B2 (ja) 薬剤注入装置
EP0118505A1 (en) APPARATUS FOR PUMPING A PERISTALTIC FLUID.
JPH06510918A (ja) 高精度のペリスタポンプ
CN114616007B (zh) 用于使用输注泵系统补偿管应力松弛效应的系统和方法
JP3130658B2 (ja) 輸液ポンプ用の閉塞検知装置
JP3268654B2 (ja) 輸液ポンプ用の閉塞検知装置
EP3710080B1 (en) Infusion device and method for administering a medical fluid to a patient
JPH06254159A (ja) 輸液ポンプ用の閉塞検知装置
US20190328963A1 (en) Infusion device suitable to test for extravasation
EP3228343A1 (en) Method for operating an infusion device
US10881791B2 (en) Infusion device and method for administering a medical fluid to a patient
JPS6344389B2 (ja)
US12560161B2 (en) Fluid delivery
HK1151997A (en) Positive pressure infusion system having downstream resistance measurement capability
HK1119982B (en) Positive pressure infusion system having downstream resistance measurement capability
JPS62299269A (ja) 点滴装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081117

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091117

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101117

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111117

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121117

Year of fee payment: 12