JPH0630996Y2 - 合成樹脂板 - Google Patents

合成樹脂板

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JPH0630996Y2
JPH0630996Y2 JP16727088U JP16727088U JPH0630996Y2 JP H0630996 Y2 JPH0630996 Y2 JP H0630996Y2 JP 16727088 U JP16727088 U JP 16727088U JP 16727088 U JP16727088 U JP 16727088U JP H0630996 Y2 JPH0630996 Y2 JP H0630996Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
resin plate
fading
colorant
line
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JP16727088U
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JPH0287827U (ja
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稔 前田
良夫 中辻
康雄 三宅
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筒中プラスチック工業株式会社
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、合成樹脂板、とくに主として屋外用建材に
使用される透明または半透明の合成樹脂板に関する。
従来の技術とその問題点 従来、採光ドーム、採光屋根等の屋外用建材として、高
い透明性、良好な加工性、低廉性等の諸点から、例えば
ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂等からなる
透明あるいは半透明の合成樹脂板が多く用いられてい
る。
これらの合成樹脂板は、施工に際し、切断とか折曲げ等
の加工が施されることも多いが、その加工位置を正確に
定めるために、板面に油性インキ等を用いてマーキング
ライン、即ち標線を付することがしばしば行われてい
る。また、施工に際して、隣接する合成樹脂板の端縁部
の重なり幅を正しく設定するため、例えば波板の施工に
おいてその端縁部の重なり山数を容易に正しく設定しう
るものとするためにも、端縁部に山部の稜線に沿ってそ
れと平行に標線を付することが行われることもある。
ところが、実際上、加工現場や施工現場で合成樹脂板の
表面に上記標線を付けることは、その作業が煩わしいば
かりでなく、特に建造物の上での該作業は危険でもあ
る。加えて、上記標線は、加工後あるいは施工後、払拭
除去することが望ましいが、このような作業は愈々面倒
であるのみならず、施工後においてはその作業が困難で
あることも多く、標線の残存、あるいはその不完全な払
拭による板面の汚染により、採光ドームや採光屋根の外
観が著しく損われるというような問題があった。
また、合成樹脂板表面の傷発生や汚染を防止するために
一般に利用されている保護フィルムの表面に予め標線を
印刷して、これを合成樹脂板の表面に貼付けることによ
り加工、施工の作業を容易にすることも試みられている
が、合成樹脂板と保護フィルムが互いにズレを生じた
り、作業中に保護フィルムが剥がれて位置の定めが不正
確になるなどの欠点がある。
この考案は、上記のような問題点を一挙解決した合成樹
脂板を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この考案は上記目的において、合成樹脂板に望ましくは
予め、標線を付したものとすることのほか、特に該標線
を施工後において自然に外観し得ない状態に消去せしめ
うるものに構成することにより、施工、加工等の作業性
の面で有利な合成樹脂板を提供するものである。
即ち、この考案は、透明または半透明合成樹脂板からな
り、その表面の所定位置に、太陽光線に曝露されること
によって経時的に視認不能ないしは困難な状態に退色す
る退色性着色料からなる1ないし複数条の退色性標線が
塗着形成されてなることを特徴とする合成樹脂板を要旨
とする。
合成樹脂板は、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリメチルメタク
リレート樹脂、ポリカーボネート樹脂等の通常熱可塑性
樹脂からなる透明または半透明のものが用いられる。か
つ該樹脂板は、平板のほか断面が波状または角波状のい
わゆる波板が含まれる。該波板の場合、退色性標線は、
表裏の識別性の付与とゝもに、施工時に隣接施工される
波板との側端部の重ね合わせるべき山数の識別を容易化
するために、その少なくとも片方の側端部において上記
山部の稜線と平行して設けるものとすることが好まし
い。
また、退色性標線の形成態様は、特に限定されるもので
はなく、連続状の線、点線、鎖線等の断続状の線として
形成しても良い。更には、該標線をもって製品の材質表
示、出所表示、広告宣伝機能等をも帯有せしめるものと
するべく、該標線を文字、記号、図形のうちの1種また
は2種以上の組合わせによる列記表示をもって構成する
ものとしてもよい。
標線の形成に用いる退色性着色料は、太陽光線から遮断
された環境下では早期に変退色せず、太陽光線に曝露さ
れるときは、比較的短かい期間、望ましくは数十時間以
内程度で色が消失して透明化し、あるいは色があせて本
来の色彩を失い、合成樹脂板の色と同化して、いずれに
しても外観的な視認が全く又はほとんど不可能になるよ
うな性質を有する着色料を意味するものであり、端的に
はそれ自体耐光性の極めて低い着色剤によるインキが用
いられるものである。このような耐光性の極めて低い着
色料が用いられることのほかは、通常の印刷用インキあ
るいは筆記具用インキ等の組成と同様のもので良いが、
樹脂板に対する良好な展着性のために、油性型、または
有機溶剤型のものが好適に用いられる。ちなみに退色性
着色料に用いられる媒質としては、例えばガムロジン、
コパール樹脂、フェノール樹脂、ロジン変性フェノール
樹脂等を挙げることができ、溶剤としてはn−ヘキサ
ン、n−ペプタン、n−パラフィン、シクロヘキサン等
の脂肪族および/または脂環族炭化水素系、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール等のアルコール系、メチ
ルセロソルブ、エチルセロソルブ、プロピルセロソルブ
等のセロソルブ系、メチルカービトール、エチルカービ
トール等のカービトール系その他トルエン、キシレン等
の芳香族炭化水素系等の溶剤を挙げることができる。そ
の他、必要に応じて各種添加剤の添加が許容されること
はいうまでもないが、退色性を阻害する添加剤、特に耐
光性の改善のために一般に用いられることの多い紫外線
吸収剤の添加は、この考案においては有害であり、これ
を用いないものとする。
前記の退色性着色剤としては、主に有機染料が用いら
れ、なかでも塩基性アゾ染料、ジフェニールメタン、ト
リフェニールメタンなどのカーボニウム系染料等が色が
鮮やかで着色力も高く、しかも耐光性が低いので好適に
用いられる。また、退色性着色料が標線として認識され
るとき、それがより鮮やかに視認できるようにするため
に、螢光染料を単独または前記染料と併用することも可
能である。
作用 この考案に係る合成樹脂板は、その表面の適所に設けら
れた標線をもって、折曲げ、切断等の加工あるいは施工
に際し位置決めのための基準線に利用しうる。一方施工
後において太陽光線に曝露されると、退色性着色料が劣
化し、経時的に退色ないし消色する。その結果、標線は
外観上視認できないものとなる。
実施例 第1図及び第2図は合成樹脂波板による場合の実施例を
示すものであり、該波板からなる合成樹脂板(1)の片
方の側端部表面において、端縁から3つ目の山部(1
a)の稜線に沿って、退色性着色料により太い点線状に
退色性標線(2)が印刷によって塗着形成されたもので
ある。従って、この波板は、使用に際し、標線の側の面
を表にして施工することにより、表裏を間違って取付施
工してしまうのを防止できるほか、隣接して施工する合
成樹脂板(1′)を、上記標線(2)のある山部(1
a)の隣りの2つ目の山部上に最端縁部の山部を覆い被
せる如くして施工することにより、重なり幅を容易にか
つ確実に一定に揃えることができるものである。もちろ
ん、上記山部(1a)と直交する方向にも同様の標線を
形成して、山部(1a)の稜線方向に隣位する波板を一
部重なり状態に取付施工する場合の基準線として利用し
うるものとすることもある。
第3図は、平板状の合成樹脂板(11)による場合の一実
施例を示すものである。該合成樹脂板(11)は、板状本
体(11a)の表面にその耐候性を向上させるための保護
フィルム(11b)を貼着して構成され、該保護フィルム
(11b)側の表面において、一つの側端部寄りの位置
に、退色性着色料をもって連続かつ直線状の退色性標線
(12)が複数条平行状に設けられたものとなされてい
る。保護フィルム(11b)を有するこのような合成樹脂
板(11)は、表裏を逆にして施工されると、保護フィル
ム(11b)による耐候性の向上効果を得ることができな
いので、従来品においては多くの場合表面にラベルを貼
って保護フィルム(11b)面を表示しているが、この考
案による標線(12)を設けた合成樹脂板においては、該
標線(12)をもって表裏を見分けることが可能であり、
上記ラベルの貼付を必要としない。しかもラベルを貼っ
た場合、その貼付部分において合成樹脂板が切断により
除去されると、表裏の判別が困難なものとなったり、あ
るいはまた施工後においてラベルを剥離除去する必要を
生じるが、標線(12)を有する合成樹脂板(11)にあっ
てはそれらの不都合や手間を排除しうる。標線(12)は
また、合成樹脂板(11)を切断したり、折曲げたりする
場合の基準線に利用しうるほか、前記波板の場合と同様
にその端縁部を重ね合わせて隣接する合成樹脂板と接続
状態に施工する場合、その重なり幅の設定基準線として
も有効に利用しうるものである。もちろん、施工後にお
いて太陽光線に曝露されることによって短期間のうちに
標線(12)は退色し、実質上消去されるものである。
第4図は標線(22)を商標等の文字(22a)の一直線状
の列記配列によって形成した場合の一例を示す。この場
合、標線(22)は前記のような表裏識別、加工、施工上
の基準線表示の諸機能のほか、製品の材質、出所等の表
示機能、更には宣伝機能等をも兼ねるものとなしうる点
で一層有益である。
次に、上記退色性標線(2)(12)(22)の形成に用い
る退色性着色料の具体例と、その退色性の確認実験の結
果を示す。
退色性着色料として次の3種のインキを用意した。
〔インキ組成〕
実施例1 ・C.I.ベーシックブルー#1 20重量部 (住友化学工業社製 “Primocyanine 6GX”) ・ガムロジン 15重量部 ・メチルセロソルブ 80重量部 実施例2 ・C.I.ベーシックイエロー#2 15重量部 ・ガムロジン 10重量部 ・メチルセロソルブ 50重量部 ・イソブタノール 65重量部 ・オルトフェニレンジアミン 1重量部 実施例3 ・C.I.ベーシックバイオレット#10 20重量部 ・ベンジルアルコール 25重量部 ・エチレングリコールフェニルエーテル 40重量部 ・シクロヘキサノン/ホルマリン縮合物 15重量部 ・エチルセルロース 10重量部 上記実施例1〜3の各インキを用い、手書きにより、厚
さ1mmの無色透明なポリカーボネート樹脂板の表面に、
幅3.0mmの連続状の標線を形成した。
しかるに、それらの標線は、それぞれ鮮やかな青色、黄
色、紫色を呈するものであった。
そして、それらの標線を付したサンプル板を、直射日光
の当たらない通常の室内に1ケ月間放置したところ、各
標線の色調、顕示性にはほとんど変化は認められなかっ
た。
一方、上記同様の各サンプルを、JIS A1415に
準拠してウエザーメータ(スガ試験機社製)に40時間
曝露し、その後の各標線の変化状態を目視検査した。結
果は、若干の程度の差は認められたが、いずれのサンプ
ルも標線の退色が著しく、外観的にほとんど視認し得な
い程度のものとなっており、合成樹脂板の均一な透明感
をほとんど阻害しない状態に変化していることを確認し
得た。
考案の効果 この考案に係る合成樹脂板は、表面に標線を付したもの
であることにより、それを所定位置に形成することによ
って、折曲げ、切断等の加工等を施す場合の基準線に利
用して当該加工を正確に行いうるのはもとより、建築用
板として躯体取付施工する場合にも、その表裏の識別表
示、取付固定部位の表示、端縁部の重ね合わせのための
重ね幅の表示等に利用して施工を正確かつ容易に行いう
るものとすることができる。
しかも、上記標線は、退色性着色料をもって形成され、
太陽光線に曝露することで経時的に退色するものとなさ
れているから、取付施行後において払拭除去する必要が
なく、自然に消去ないし外観的にほとんど視認できない
状態のものとすることができ、短期間のうちに外観上全
く遜色のないものとすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は合成樹脂製波板による場合のこの考案の一実施
例を示す斜視図、第2図はその一部断面図、第3図は表
面に保護フィルムを有する平板状合成樹脂板による場合
の一実施例を示す斜視図、第4図は標線の形成態様の変
形例を示す平面図である。 (1)(11)……合成樹脂板、(2)(12)(22)……
標線。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明または半透明合成樹脂板からなり、そ
    の表面の所定位置に、太陽光線に曝露されることによっ
    て経時的に視認不能ないしは困難な状態に退色する退色
    性着色料からなる1ないし複数条の退色性標線が塗着形
    成されてなることを特徴とする合成樹脂板。
  2. 【請求項2】断面が波状に成形された波板からなり、そ
    の少なくとも片方の側端部に、山部の稜線と平行して退
    色性標線が設けられてなる請求項(1)記載の合成樹脂
    板。
  3. 【請求項3】退色性標線が、文字、記号、図形のうちの
    1種または2種以上の組合わせによる列記表示からなる
    請求項(1)または(2)に記載の合成樹脂板。
  4. 【請求項4】退色性着色料が、油性型または有機溶剤型
    の印刷インキからなる請求項(1)ないし(3)のいず
    れか1に記載の合成樹脂板。
  5. 【請求項5】退色性着色料が、塩基性アゾ染料、カーボ
    ニウム染料および螢光染料のうちの1種または2種以上
    の着色剤を含む請求項(1)ないし(4)のいずれか1
    に記載の合成樹脂板。
JP16727088U 1988-12-23 1988-12-23 合成樹脂板 Expired - Lifetime JPH0630996Y2 (ja)

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