JPH06310018A - 漏電遮断器 - Google Patents

漏電遮断器

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JPH06310018A
JPH06310018A JP9595893A JP9595893A JPH06310018A JP H06310018 A JPH06310018 A JP H06310018A JP 9595893 A JP9595893 A JP 9595893A JP 9595893 A JP9595893 A JP 9595893A JP H06310018 A JPH06310018 A JP H06310018A
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伸示 山県
Setsuo Hosogai
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一次導体絶縁部材を装着するだけの簡単な作
業でしかも一次導体の絶縁効果の大きい信頼性の高い漏
電遮断器を提供する。 【構成】 零相変流器10の両側面をそれぞれ覆う側面
絶縁部17a,17bと、この両側面絶縁部にそれぞれ
設けられて零相変流器10の孔に向って突出する孔絶縁
部18aとからなる一次導体絶縁部材16を備え、孔絶
縁部18aにより零相変流器10の孔に貫挿される一次
導体9R,9S,9Tをそれぞれ絶縁した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、漏電遮断器の零相変
流器部分における一次導体の絶縁方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図19は例えば特開平3−233824
号公報に示される従来の漏電遮断器を示す断面図、図2
0は図19の零相電流検出部分を示す要部斜視図であ
る。図において、1はモールド樹脂からなるケース、2
は同じくカバー、3は電源側の端子板3aと一体の固定
接触子、4はこれに対して開閉動作をする可動接触子、
5は可動接触子4を開閉駆動する開閉機構、6は過負荷
電流及び短絡電流を検出して作動する過電流引外し機
構、7は可動接触子4と過電流引外し機構6のヒータ導
体6aの一端とを接続する固定導体、9は一端が引外し
コイルにろう付けされかつ他端に端子板8が一体成形さ
れた導体、10は導体9を一次導体とする零相変流器
で、口出線10aが引き出されている。13は零相変流
器10の二次出力を増幅する増幅部11を収容した門形
ケース、12は増幅部11の出力を受けて作動する漏電
引外し機構である。
【0003】電流は端子板3aから固定接触子3,可動
接触子4,固定導体7,ヒータ導体6a,導体9を経て
端子板8に流れるが、固定導体7は一端が開閉運動する
可動接触子4と摺動接触し、他端がヒータ導体6aと重
ねてねじ14によりケース1に締め付けられている。
【0004】また、一次導体9は銅帯からの打ち抜き及
び曲げ加工によりR,S及びTの各相ごとに図示形状に
構成されており(9Rと9Tとは左右対称)、過電流引
外し機構6のヒータ導体6aとはろう付けにより一体に
接合される。ヒータ導体6aと固定鉄心6dとはピン6
eによりかしめ付けされる。アーマチュア6bは左右に
突出した腕を介してケース1に回動可能に支持される
が、アーマチュア6bと固定鉄心6dとの間には復帰ば
ね6cが掛け渡され、アーマチュア6bは図19の時計
方向に常時付勢されている。
【0005】このように一次導体9をコの字形状にする
と、零相電流検出部分の小形化が図れるのでケース1が
小さくなって漏電遮断器の電源負荷方向の小形化が図れ
るのであるが、コの字形状の一次導体9によって零相変
流器10が磁気的影響を受けやすくなるという問題点が
あった。
【0006】そこで、かかる問題点を解決するために、
図21に示すように一次導体9にテープ15を巻装した
り,図示しないが熱収縮性合成樹脂を熱収縮させて被覆
したりして、一次導体9を絶縁していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の漏電遮断器で
は、前記したようにコの字形状の一次導体9によって零
相変流器10が磁気的影響を受けにくくするために、一
次導体9にテーピングしたり,熱収縮性合成樹脂を熱収
縮させて被覆したりしているので、テーピング作業,熱
収縮作業に手間がかかり、作業性が悪いという問題点が
あった。
【0008】この発明はかかる問題点を解消するために
なされたもので、一次導体絶縁部材を装着するだけの簡
単な作業でしかも一次導体の絶縁効果の大きい信頼性の
高い漏電遮断器を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る漏電遮断
器は、零相変流器の両側面をそれぞれ覆う側面絶縁部
と、この両側面絶縁部にそれぞれ設けられて零相変流器
の孔に向って突出する孔絶縁部とからなる一次導体絶縁
部材を備えたものである。また、この発明に係る漏電遮
断器は、零相変流器の孔に複数の一次導体が横一列に配
置されるものにおいて、両端側の一次導体を除く中間の
一次導体の少なくとも零相変流器の孔に貫挿される部分
に被せられかつ一次導体間に位置する絶縁隔壁部を有す
る一次導体絶縁部材を備えたものである。さらに、この
発明に係る漏電遮断器は、零相変流器の孔に平面U字状
に貫挿される一次導体を有するものにおいて、前記一次
導体のU字状部分に被せられる平面U字状をしかつこの
平面U字状部分の内側面全長に開放可能部を有する一次
導体絶縁部材を備えたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、一次導体絶縁部材の孔絶
縁部,あるいは絶縁隔壁部,またはU字状外側面によ
り、零相変流器の孔に貫挿される一次導体を絶縁できる
ので、一次導体絶縁部材を装着するだけでよい。
【0011】
【実施例】
実施例1.この発明の一実施例を図1〜図4について説
明する。図1は零相変流器周辺を示す斜視図、図2は図
1の平面図、図3は図を下からみた図、図4は図1の一
次導体絶縁部材を示す分解斜視図であり、前記従来のも
のと同一または相当部分には同一符号を付して説明を省
略する。
【0012】図において、16は電気絶縁材料の成形品
からなる一次導体絶縁部材で、零相変流器10の両側面
をそれぞれ覆う左右一対の板状側面絶縁部17a,17
bと、この両側面絶縁部17a,17bの各内面にそれ
ぞれ設けられて零相変流器10の孔10aに向って突出
する筒状孔絶縁部18a,18bとからなっている。1
9a,19bは両側面絶縁部17a,17bの各内面に
それぞれ設けた凹部で、左右の一次導体9R,9Tが通
るスペースを確保している。20a,20bは両側面絶
縁部17a,17bにそれぞれ設けた係止部で、一方の
爪20bを係止することにより両側面絶縁部17a,1
7bをスナップ止めする。21a,21bは両側面絶縁
部17a,17bの各外面にそれぞれ設けた相間絶縁用
リブである。
【0013】両側面絶縁部17a,17bを図4に示す
ように離して両者間に零相変流器10を挿入する。零相
変流器10の孔10a内で嵌合する両孔絶縁部18a,
18b内には一次導体9Sを貫挿し、この孔絶縁部18
a,18bの両側の孔10a内には左右の一次導体9
R,9Tを貫挿した状態で、両側面絶縁部17a,17
bを両係止部20a,20bによりスナップ止めする。
こうして装着された一次導体絶縁部材16は図1〜図3
に示すように最終的にはケース1内に固定される。
【0014】こうしてケース1内に固定された状態で
は、中央の一次導体9Sが孔絶縁部18a,18b内に
保持されて左右の一次導体9R,9Tとは絶縁されるの
で、3本の一次導体9R,9S,9Tは互いに絶縁状態
に保持された状態となる。
【0015】図1,図2に示すように側面絶縁部17a
およびその凹部19aにより零相変流器10は端子板8
側とは隔離されると共に各一次導体9R,9S,9Tも
隣接極とは完全に隔離されるし、相間絶縁リブ21aに
より極間も隔離される。また、側面絶縁部17bおよび
その凹部19bにより零相変流器10はリレー部側とは
隔離されると共に各一次導体9R,9S,9Tも隣接極
とは完全に隔離されるし、相間絶縁リブ21bにより極
間も隔離される。
【0016】上記実施例のように両係止部20a,20
bのスナップ止めにより両側面絶縁部17a,17bを
止めておくと、一次導体絶縁部材16の装着が容易であ
るし、図1に示す状態にユニット化できるようになって
組立が容易となる。この時、各端子板8をユニット化し
た最後の工程で各一次導体9R,9S,9Tにロー付け
するようにすれば、組立が容易に行える。
【0017】実施例2.上記実施例1では孔絶縁部18
a,18bとして筒体を示したが、例えば図5,図6に
示すように孔22aとこの孔22aの左右両側に突出す
る一対のコの字状壁23aとで構成したもの、図7,図
8に示すように孔22bとこの孔22bの左右両側に突
出する一対の平行壁23bとで構成したもの、図9,図
10に示すように孔22cとこの孔22cの下方に突出
するT字状壁23cとで構成したものであってもよい。
【0018】実施例3.次に、この発明の他の実施例を
図11〜図14について説明する。図11は零相変流器
周辺を示す斜視図、図12は図11の平面図(但し零相
変流器は断面とする)、図13は図11の分解斜視図、
図14は組立途中を示す斜視図であり、前記従来のもの
と同一または相当部分には同一符号を付して説明を省略
する。図において、24は電気絶縁材料の成形品からな
る一次導体絶縁部材で、零相変流器10の孔10a内に
おいて中央の一次導体9Sを被覆するボックス状の絶縁
隔壁部24aと、これに連なって左右の一次導体9R,
9T側にそれぞれ折曲する折曲部24bとからなってい
る。
【0019】図13に示す分解した状態から、図14に
示すように左右の一次導体9R,9Tを零相変流器10
の孔10aに挿入した後、中央の一次導体9Sに一次導
体絶縁部材24を被せて矢印25の方向に零相変流器1
0の孔10a内に挿入する。こうして組立てた図11,
図12に示す状態では、一次導体絶縁部材24の絶縁隔
壁部24aにより各一次導体9R,9S,9Tが絶縁さ
れると共に折曲部24bによりリレー部と隔離されかつ
相間絶縁がなされる。
【0020】実施例4.上記実施例3において、図15
に示すように電気絶縁材料の成形品からなるコーナ部材
26を備えると、このコーナ部材26を図11に示す左
右の一次導体9R,9Tの各コーナ部27に被せること
により、端子板8側との隔離および相間絶縁が確実とな
る。
【0021】実施例5.次に、この発明の他の実施例を
図16〜図18について説明する。図16は零相変流器
周辺を示す斜視図、図17は図16の一次導体絶縁部材
を示す斜視図、図18は図16の絶縁筒を示す斜視図で
あり、前記従来のものと同一または相当部分には同一符
号を付して説明を省略する。図において、28はシリコ
ンゴムなどのゴム系材料の成形品からなる一次導体絶縁
部材で、左右の一次導体9R,9TのU字状部分に被せ
られる平面U字状をしかつこの平面U字状部分の内側面
全長に開放可能部28aを有している。29は中央の一
次導体9Sに被せる絶縁筒で、一次導体絶縁部材28と
同材料でもよい。
【0022】一次導体絶縁部材28を開放可能部28a
により開いて左右の一次導体9R,9TのU字状部分に
被せると共に絶縁筒29を中央の一次導体9Sに被せた
後、零相変流器10の孔に挿入すると、一次導体絶縁部
材28および絶縁筒29により各一次導体9R,9S,
9Tは絶縁されると共に一次導体絶縁部材28のコの字
状により相間絶縁もなされる。なお、中央の絶縁筒29
は無くても一次導体絶縁部材28により各一次導体9
R,9S,9Tの絶縁はなされる。
【0023】実施例6.以上の各実施例では3極型につ
いて説明したが、4極型,2極型であってもそのままあ
るいは少し変形することにより対応でき、同様の効果が
得られることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば一次導
体絶縁部材を装着するだけでの簡単な作業でしかも一次
導体の絶縁効果の大きい信頼性の高いものが得られると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す要部斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2を下からみた図である。
【図4】図1の一次導体絶縁部材を示す分解斜視図であ
る。
【図5】この発明の実施例2を示す部分斜視図である。
【図6】図5の正面図である。
【図7】この発明の実施例2を示す部分斜視図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】この発明の実施例2を示す部分斜視図である。
【図10】図9の正面図である。
【図11】この発明の実施例3を示す要部斜視図であ
る。
【図12】図11の平面図である。
【図13】図11の分解斜視図である。
【図14】組立途中を示す斜視図である。
【図15】この発明の実施例4を示す斜視図である。
【図16】この発明の実施例5を示す要部斜視図であ
る。
【図17】図16の一次導体絶縁部材を示す斜視図であ
る。
【図18】図16の絶縁筒を示す斜視図である。
【図19】従来のものを示す断面図である。
【図20】図19の零相変流検出部分を示す要部斜視図
である。
【図21】異なる従来例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1 ベース 6a ヒータ導体 8 端子板 9R 一次導体 9S 一次導体 9T 一次導体 10 零相変流器 10a 零相変流器の孔 16 一次導体絶縁部材 24 一次導体絶縁部材 28 一次導体絶縁部材 17a 側面絶縁部 17b 側面絶縁部 18a 孔絶縁部 18b 孔絶縁部 19a 凹部 19b 凹部 20a 係止部 20b 係止部 24a 絶縁隔壁部 24b 折曲部 28a 開放可能部 29 絶縁筒
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】このように一次導体9をコの字形状にする
と、零相電流検出部分の小形化が図れるのでケース1が
小さくなって漏電遮断器の電源負荷方向の小形化が図れ
るのであるが、コの字形状の一次導体9と零相変流器1
0の電気的絶縁が問題となる
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の漏電遮断器で
は、前記したようにコの字形状の一次導体9と零相変流
器10との電気的絶縁を確保するために、一次導体9に
テーピングしたり,熱収縮性合成樹脂を熱収縮させて被
覆したりしているので、テーピング作業,熱収縮作業に
手間がかかり、作業性が悪いという問題点があった。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 零相変流器の両側面をそれぞれ覆う側面
    絶縁部と、この両側面絶縁部にそれぞれ設けられて零相
    変流器の孔に向って突出する孔絶縁部とからなる一次導
    体絶縁部材を備え、 前記孔絶縁部により零相変流器の孔に貫挿される一次導
    体をそれぞれ絶縁したことを特徴とする漏電遮断器。
  2. 【請求項2】 孔絶縁部を、筒状,T字状,平行板状と
    したことを特徴とする請求項1の漏電遮断器。
  3. 【請求項3】 側面絶縁部の内面に左右の一次導体が通
    る凹部を設けて、左右の一次導体とリレー部,バック端
    子とを絶縁したことを特徴とする請求項1の漏電遮断
    器。
  4. 【請求項4】 両側面絶縁部をスナップ止めしたことを
    特徴とする請求項1の漏電遮断器。
  5. 【請求項5】 一次導体を一次導体絶縁部材により組立
    てた後、一次導体に端子板をロー付けすることを特徴と
    する請求項1の漏電遮断器。
  6. 【請求項6】 零相変流器の孔に複数の一次導体が横一
    列に配置されるものにおいて、 両端側の一次導体を除く中間の一次導体の少なくとも零
    相変流器の孔に貫挿される部分に被せられかつ一次導体
    間に位置する絶縁隔壁部を有する一次導体絶縁部材を備
    え、 前記絶縁隔壁部により零相変流器の孔に貫挿される一次
    導体をそれぞれ絶縁したことを特徴とする漏電遮断器。
  7. 【請求項7】 零相変流器の孔に平面U字状に貫挿され
    る一次導体を有するものにおいて、 前記一次導体のU字状部分に被せられる平面U字状をし
    かつこの平面U字状部分の内側面全長に開放可能部を有
    する一次導体絶縁部材を備え、 この一次導体絶縁部材のU字状外側面により零相変流器
    の孔に貫挿される一次導体をそれぞれ絶縁したことを特
    徴とする漏電遮断器。
  8. 【請求項8】 中間の一次導体に絶縁筒を被せたことを
    特徴とする請求項7の漏電遮断器。
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