JPH06310876A - 屋外用電子機器ケース - Google Patents

屋外用電子機器ケース

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JPH06310876A
JPH06310876A JP12198693A JP12198693A JPH06310876A JP H06310876 A JPH06310876 A JP H06310876A JP 12198693 A JP12198693 A JP 12198693A JP 12198693 A JP12198693 A JP 12198693A JP H06310876 A JPH06310876 A JP H06310876A
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Satoshi Nakagawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体とその本体の開口部を閉ざす為の蓋とか
ら成る屋外用電子機器ケースにおいて、蓋を閉ざす場
合、その閉鎖が完全でない場合はそのことを明瞭に示す
ことが出来て、蓋の完全閉鎖を促し得るようにする。 【構成】 本体に対する蓋の閉状態をロックする為に、
本体には掛止体が、蓋には係合体が夫々備えられる。係
合体の係合爪を掛止体における受止部から掛止部に案内
する案内部は受止部側に傾斜している。従って係合爪が
掛止部にまで至らぬと、係合爪は案内部によって受止部
に戻され、蓋は本体に対して大きく浮き上がった状態と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は屋外にて使用する電子機
器のケースに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の屋外用電子機器ケースとして
は、図7に示すように内部に電子回路体収納用の空間9f
を備えていると共に前面10fが開放している本体1fと、
上記本体前面の開口部を閉ざす為に上部を上記本体の上
部に枢着23fした蓋2fとから構成され、上記蓋2fの内面
にはそこから上記空間9fに向けて弾性変形可能な持出片
36fを突設させ、その持出片の自由端部から係合爪37f
を矢印aの如く上記側板の側に向けて突設させ、一方、
上記本体1fにおける側板8fの内面には、上記蓋2fを閉ざ
す場合に上記係合爪37fを受止める為の受止部25fと、
係合爪37fを係合させる為の掛止部26fと、受止部25f
から掛止部26fに係合爪37fを案内する為の案内部27f
とを有する膨出状の掛止体24fを備えさせたものがある
(例えば実公昭58−3309号公報参照)。
【0003】上記屋外用電子機器ケースでは、蓋2fを閉
じた状態では掛止体24fに対する係合爪37fの係合によ
って蓋2fを閉状態にロックでき、不測の蓋開放に伴う雨
の侵入を防止できる効果がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の屋外
用電子機器ケースは、係合爪37fを側板8fの側に向けて
突出させた構成である為、蓋を閉ざす操作の場合、上記
係合爪37fは本体内部側の案内部27fを通って掛止部26
fに至る。ところで掛止体24fは、本体1f内へ電子回路
を納める操作を阻害せぬよう側板8fの内面からの突出寸
法Lが小さくある必要がある。この為、上記係合爪37f
が通過する案内部27fは平坦面乃至は極めて緩い傾斜に
しかならない。すると蓋2fを閉ざす際にその閉じつけが
不十分でると、係合爪37fが掛止部26fに至らず案内部
27fの上に乗っている場合でも蓋2fはそこで動きが止ま
る為、上記係合爪37fが上記案内部27fに乗ったまま蓋
2fの閉鎖操作が終了されてしまい、その後使用中に不測
的に蓋が開いてしまう事故を招く問題点があった。
【0005】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、蓋を閉ざす場
合、その閉鎖が完全でない場合はそのことを明瞭に示す
ことが出来て、蓋の完全閉鎖を促し得るようにした屋外
用電子機器ケースを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明における屋外用電子機器ケースは、背板、
上板、下板及び左右の側板とを備え且つ内部は電子回路
体収納用の空間になっていると共に前面が開放している
本体と、上記本体前面の開口部を閉ざす為に上部を上記
本体の上部に枢着した蓋とから構成され、上記蓋の内面
にはそこから上記空間に向けて弾性変形可能な持出片を
突設させると共に、その持出片の自由端部から係合爪を
突設させ、一方、上記本体の側板内面には、上記蓋を閉
ざす場合に上記係合爪を受止める為の受止部と、係合爪
を係合させる為の掛止部と、受止部から掛止部に係合爪
を案内する為の案内部とを有する膨出状の掛止体を備え
させている屋外用電子機器ケースにおいて、上記案内部
は上記側板と平行な面内に備えさせると共に、該案内部
は上記係合爪が該案内部において停止した場合にそれを
上記受止部に戻す為に、閉蓋時の蓋の進行方向に対して
上記受止部側に傾斜させ、一方上記係合体における係合
爪の突出方向は上記側板と平行する方向にしたものであ
る。
【0007】
【作用】蓋を閉じた状態では係合爪が掛止体に係合し蓋
は閉状態にロックされる。蓋を閉じる場合、係合爪は掛
止体の受止部に当たり、その後案内部を通って掛止部に
至りそこに係合する。係合爪が掛止部に至らぬ状態で蓋
の閉方向への移動が止まった場合、傾斜状態の案内部に
よって係合爪は受止部まで押し戻され、蓋は本体から浮
き上がった状態となる。上記案内部は側板と平行する面
内に備えられるものだから、該案内部を大きく形成して
も掛止体の本体内部方向への突出寸法は小さいままに維
持できる。
【0008】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1に示される屋外用電子機器ケースにおいて、1
は本体、2は蓋を夫々示す。3は本体1内に収納した電
子回路体である。上記本体1は図2、3に示されるよう
に背板4、上板5、下板6、左右の側板7,8を備えて
おり、内部は電子回路体3の収納空間9となっていると
共に前面10が開放している。図2に示されるように背板
4の後面に備えた11はマストに対する当付部材で、図6
に示すように周知のU字ボルト12a、蝶ナット12b、押
え部材12cと共にマスト12dに対する取付具13を構成し
ている。図2に示される14は蓋2を開放状態に保持する
為の係合凸部、背板4の前面の15,16は回路体の固定用
の部材であり、15は受止部材、16は弾力的に撓ますこと
のできる持出片16aとその自由端に備えた係合爪16bか
ら成る引止部材である。図1において上板5の下面に備
えてある18は回路体の位置決部材である。該位置決部材
18は側板7,8の内面にも備えてある。次に20は伝送線
例えば図6に示される同軸ケーブル20aを挿通する為の
挿通孔、21は図6に示す防水キャップ21aを装着する為
の装着筒、22は雨水を下方へ流下させて挿通孔20の側へ
至ることを阻止する為の筒体である。図2に示す15',16
b'は下板6の上面に備えた回路体の受止部材及び引き止
め用の係合爪である。次に図1、4に示す23は側板7の
上部外面に一体形成により備えさせた蓋枢着用の軸体を
示す。該軸体23は他方の側板8の上部外面にも備えてあ
る。24, 24は側板7,8の下部内面に備えた掛止体で、
図5に明示されるように前面側には後述の係合爪37を受
け止める為の受止部25を、後面側には係合爪37を係合さ
せる為の掛止部26を夫々備えており、更に、受止部25と
掛止部26との間には係合爪37を受止部25から掛止部26に
向けて案内する為の案内部27を、側板7,8の内面と平
行な面内に備えさせる為にその下面側に備えさせてあ
る。上面側に備えさせても良い。該案内部27は閉蓋時の
蓋2の進行方向(矢印53参照)に対して受止部25の側に
傾斜させてある。28は掛止部26と案内部27との境界点を
示す。
【0009】次に蓋2について説明する。蓋2は前記開
口部10を覆うに充分な大きさの前板30と、上板5の上側
を囲うに充分な大きさの上板31と側板7,8の外側を囲
うに充分な大きさの側板32, 33とを備えている。35,35
は係合体で、隣接する側板(例えば側板33)とはその側
板との間に本体1において対応する側の側板(例えば側
板8)が入り込む間隔Gを隔てて設けてある。係合体35
における持出片36は蓋2の内面から空間9に向けて突設
させる為に前板30の内面30bから空間9に向けて突設さ
せてあり、側板32, 33と平行な方向への弾性変形を可能
にする為に上記側板と平行な方向への厚みtを小さく、
かつ上記側板と垂直な方向への幅Wを大きく形成してあ
る。37は持出片36の自由端部から上記側板32, 33と平行
するよう上板31の側に向けて突設させた係合爪で、図5
に示す如く、閉蓋時における該係合爪37の進行方向の前
面側には前記受止部25に対する当接部38を、後面側には
掛止部26に対する係合部39を夫々備え、更にそれらの間
は係合爪37の突出方向の先端42を境界点として前面側の
部分40は案内部27に沿った移動を円滑にする為の斜面と
なっており、後面側の部分41は蓋2の閉方向への移動を
押し進める為の斜面となっている。前記案内部27を掛止
体24の上面側に設けた場合、上記係合爪37は上板31とは
反対の側に向けて(下向きに)突設させると良い。図
1、2に示す43, 44,45は閉蓋状態において下板6の前
縁の上側及び下側に位置して空間9内への下方からの雨
水の侵入を防止する為のリブを夫々示す。次に上板31の
後縁に備えた46は閉蓋状態では雨水を下方へ流下させ、
開蓋状態では係合凸部14と係合して蓋2の開放状態を保
持する為の垂れ片、側板32の上部に備えた48は軸体23と
嵌合して蓋2を本体1に枢着する為の軸孔を夫々示す。
【0010】次に電子回路体3は周知の構成のもので、
回路基板50に芯線接続部51aと外部導体接続部51bから
成る接続端子51やその他図示外の多数の回路素子を付設
して、周知の電子回路例えばブースタ回路或いはミキサ
回路が構成されている。
【0011】次に上記本体1は周知のように合成樹脂材
料の型成形によって製造される。この場合、本体1の各
部を成形する為の各要素の抜き方向及びその順序は図1
の矢印A1〜A4で示す通りである。即ち掛止体24を成形す
る要素を先ず側板7,8と垂直な矢印A1方向にスライド
させ、次に下板6の下面及びそこにある各部材を成形す
る要素を下板6と垂直な矢印A2方向にスライドさせ、次
に各板4,5,6,7,8の内部空間9側の面及びそこ
にある部材を成形する要素を背板4に垂直で板5,6,
7,8の内面に沿った矢印A3方向に抜き、最後に、側板
7,8、背板4及び上板5の各外面を成形する要素を側
板7,8と垂直な矢印A4方向に移動させることによって
本体1の脱型を行う。一方、蓋2も本体1と同様にして
成形される。その場合成形型の各要素の抜き方向及びそ
の順序は矢印B1〜B4の通りである。即ち係合体35の成形
要素を側板32,33に沿った矢印B1方向にスライドさせ、
次に軸孔48の成形要素を側板32,33と垂直な矢印B2方向
にスライドさせ、次に上板31の下面の成形要素を該下面
と垂直な矢印B3方向にスライドさせ、最後に、蓋2の全
体の外面及び内面の成形要素を側板32,33に沿った矢印
B4方向に移動させて蓋2の脱型が行われる。
【0012】次に上記ケースには回路体3が収納されて
屋外用電子機器が完成され、その完成品は屋外において
使用される。この場合、蓋2を図2、3に示されるよう
に閉じた状態では係合体35が掛止体24と係合して閉蓋状
態がロックされ、風による不測の開放が防止される。こ
の状態で降雨があった場合、蓋2の上板31に掛かった雨
は、垂れ片46から本体1における背板4の後ろ側を通っ
て下方へ流れ落ちたり、前板30の表面30aや側板32, 33
の外面を夫々伝って下方へ流れ落ち、内部空間9への雨
水の侵入が防止される。
【0013】電子回路体3の調整或いは接続端子51に対
する伝送線の接続は図4に二点鎖線で示すように蓋2を
開きドライバその他の工具52を用いて行う。上記作業を
途中休憩する場合、蓋2は完全に閉じずとも図4に矢印
53の如く実線で示す状態まで降ろしておくだけで、休憩
途中ににわか雨があっても安心である。この場合係合体
35の係合爪37が掛止体24の受止部25に当接している。こ
の状態では図から明らかなように本体の側板7と蓋2の
側板32とが重合(向こう側の側板8, 33も同様)して、
前面開口部10の側方がそれらにより閉ざされている為、
雨が内部の回路体3に向けて降り込むことを防止でき
る。
【0014】次に蓋2を閉ざす場合の掛止体24に対する
係合爪37の係合作用について図5に基づき説明する。蓋
2を前記矢印53方向に進めると、先ず(A)に示す如く
当接部38が受止部25に当接する。上記蓋2の進行を更に
進めると、(B)に示すように持出片36をそれの弾性に
抗して矢印36a方向に撓ませながら、係合爪37は案内部
27に沿って矢印54方向に進む。やがて(C)に示すよう
に先端42が境界点28を越えると、その後は持出片36が弾
力的に復元しながら後側の斜面の部分41が境界点28を摺
動して係合爪37は矢印55方向に進み、(D)の如く係合
部39が掛止部26に係合するに至る。
【0015】上記の場合、係合爪37が案内部27に当接し
ている過程(先端42が境界点28を越える以前)で蓋2を
閉操作する力が途絶えると、持出片36の弾力的復元力及
び案内部27の傾斜によって、係合爪37は(A)の如く当
接部38が受止部25に当接する位置まで押し戻され、蓋2
は本体1から浮き上がった状態となる。従って作業者に
即座に蓋2の閉鎖が不完全であることに気付かせ、再度
の閉操作を促すことができる。尚この状態で閉鎖作業を
終えてしまった場合は、地上から電子機器を見上げて行
う最終点検の際に図6の如く蓋2が大きく浮き上がって
いることを目視でき、その時点で異常に気付かせること
ができる。又、先端42が境界点28を越えた後に蓋2を閉
操作する力が途絶えても、その場合は持出片36の復元力
によって(D)の係合状態が達成される。
【0016】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、蓋2
を閉じた状態においては雨混じりの強風が吹いても、蓋
2は掛止体24に対する係合爪37の係合によって閉鎖状態
にロックされているから、蓋2の不測的な開放を防止し
て内部の電子回路体3を保護できる効果がある。
【0017】しかも上記掛止体24において、蓋2を閉じ
る場合に上記係合爪37を掛止部26に案内する案内部27
は、側板7,8と平行な面内に備えた構成であるから、
その案内部27を受止部25側に傾斜した大きな斜面に形成
しておくことによって、上記蓋2を閉ざす操作のとき、
本体1に対する蓋2の閉じつけが不十分で係合爪37が掛
止部26に至らず完全閉鎖の状態とならぬ場合は、上記案
内部27によって係合爪37を受止部25まで押し戻して、蓋
2を本体1から大きく浮き上がった状態にすることがで
きる特長がある。このことは蓋2が未だ完全閉鎖でない
ことをはっきりと認識させて蓋2の再閉鎖を促し得る効
果がある。
【0018】上記のように蓋2を大きく浮き上がらせる
ことのできる構造のものであっても、上記案内部27は側
板7,8に平行な面内に備えた構成であるから、上記案
内部27を側板7,8の内面に沿っていくら大きく形成し
ても本体1の側板7,8から内部方向への掛止体24の突
出寸法(図1の矢印56方向の突出寸法)は僅かで良く、
本体1内の空間9へ電子回路体3を納める操作には何等
障害をもたらさないようにできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】蓋の開放状態を示す斜視図。
【図2】縦断面図。
【図3】図2におけるIII −III 線断面図。
【図4】蓋の開放状態及び蓋を降ろした状態を示す一部
破断側面図。
【図5】(A)〜(D)は掛止体に対する係合体の係合
過程を説明する図。
【図6】屋外用電子機器ケースの使用状態を示す斜視
図。
【図7】従来の屋外用電子機器ケースの一部を示す一部
破断斜視図。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋 3 電子回路体 7,8 本体の側板 24 掛止体 27 案内部 35 係合体 36 持出片 37 係合爪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背板、上板、下板及び左右の側板とを備
    え且つ内部は電子回路体収納用の空間になっていると共
    に前面が開放している本体と、上記本体前面の開口部を
    閉ざす為に上部を上記本体の上部に枢着した蓋とから構
    成され、上記蓋の内面にはそこから上記空間に向けて弾
    性変形可能な持出片を突設させると共に、その持出片の
    自由端部から係合爪を突設させ、一方、上記本体の側板
    内面には、上記蓋を閉ざす場合に上記係合爪を受止める
    為の受止部と、係合爪を係合させる為の掛止部と、受止
    部から掛止部に係合爪を案内する為の案内部とを有する
    膨出状の掛止体を備えさせている屋外用電子機器ケース
    において、上記案内部は上記側板と平行な面内に備えさ
    せると共に、該案内部は上記係合爪が該案内部において
    停止した場合にそれを上記受止部に戻す為に、閉蓋時の
    蓋の進行方向に対して上記受止部側に傾斜させ、一方上
    記係合体における係合爪の突出方向は上記側板と平行す
    る方向にしたことを特徴とする屋外用電子機器ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006351905A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Oi Electric Co Ltd 防水ケース
JP2007027395A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Dx Antenna Co Ltd 電子機器の収容ケースおよび増幅器

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