JPH06310962A - 自動音量調整装置 - Google Patents

自動音量調整装置

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JPH06310962A
JPH06310962A JP5147561A JP14756193A JPH06310962A JP H06310962 A JPH06310962 A JP H06310962A JP 5147561 A JP5147561 A JP 5147561A JP 14756193 A JP14756193 A JP 14756193A JP H06310962 A JPH06310962 A JP H06310962A
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忠俊 大久保
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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロホン検出信号からスピーカ音の影響
を排除し、周囲騒音のみのレベルに応じてスピーカの出
力音量を調整できる自動音量調整装置を得る。 【構成】 制御増幅機102,103の出力をそれぞれ
A/D変換機110,111を介し適応フィルタ11
3,114へ入力し、その各出力を減算器115でマイ
クロホン109,アンプ106,A/D変換器112を
通して得る周囲騒音信号から減算し、その出力をレベル
変換し増幅量調整器119で増幅量制御信号とし、制御
増幅器102,103に与えて自動音量調整を行う。適
応フィルタ113,114の係数更新用入力に減算器1
10の出力を与える。また、A/D変換器110,11
1の出力をレベル変換した後、基準値と比較し、基準レ
ベ以下の場合は適応フィルタ113,114の係数を更
新しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、騒音環境で使用する音
響再生装置の自動音量制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりテレビジョン受信機、ラジオ受
信機、テープレコーダ等の音声出力段を有する機器にお
いて、周囲騒音のレベルの変化に従って音量等を自動的
に調整する試みが種々なされてきた。また、カーラジ
オ、カーステレオなど騒音環境で使用する音響再生装置
についても、周囲騒音のレベルに応じて自動的に再生音
量を上げ、騒音がある場合にも聴き易い状態を維持しよ
うとする試みが行われている。
【0003】その主なものとして(イ)マイクロホンに
よって周囲騒音とスピーカ音との合成音を検出し、音声
信号回路からの信号とのレベル差をとることによって周
囲騒音のレベルを検出し、これによって音声出力回路の
利得等を制御するもの、(ロ)スピーカ非発音時にのみ
周囲騒音を検出し、スピーカ発音時にはそのレベルを保
持しながら音量を制御するもの、(ハ)マイクロホンに
よって周囲騒音とスピーカ音との合成音を検出し、音声
信号回路からの信号から適応フィルタを用いてスピーカ
音を模擬した信号をつくり、マイクロホン出力信号から
適応フィルタ出力信号を減算して周囲騒音を検出し、そ
のレベルに応じて音量を制御するもの等がある。
【0004】然るに、(イ)の方式では周囲騒音とスピ
ーカ音との合成音から周囲騒音信号成分のレベルのみを
分離検出することは、スピーカ音の位相遅れ、スピーカ
の周波数特性及び室の残響特性等によりマイクロホンで
検出されるスピーカ音成分が元の電気信号と大きく特性
の異なるものとなっているため、適切な調整が困難であ
る。
【0005】また、上述した(ロ)の方式では、スピー
カ発音中に周囲騒音が突発的、または定期的に変化する
ような場所においては実用性が乏しく、特に音源が楽音
等の連続音の場合には、スピーカ非発音ひん度が少ない
ためほとんど制御不能となるという欠点がある。。
【0006】また、(ハ)の方式では、音源がモノラル
の場合には正しく動作するが、ステレオの場合には左右
の信号を足し合わせたもの等を適応フィルタへの入力と
しても、マイクロホンやスピーカの位置、部屋の形状な
どの影響を受けるため、周囲騒音を正しく推定するのは
困難であるという欠点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図15は、本発明者が
平4−053228号で提案した従来例(ハ)の方式により構
成した装置の一例を示すブロック回路図である。101
は音源、104,105,106はアンプ、107,1
08はスピーカ、109はマイクロホン、110,11
1,112はA/D変換器、113は適応フィルタ、1
15は減算器、116はA/D変換された信号をレベル
に変換しその大きさと基準値の大小を判定するレベル判
定器、118,120はそれぞれ減算器115,A/D
変換器112の出力をレベルに変換する信号変換器、1
21はA/D変換器111,112の出力を加算する加
算器である。
【0008】このように構成された装置においては、適
応フィルタ113を用いることで、スピーカ107,1
08からマイクロホンに至る系を最も良く近似した特性
を付加した信号により、マイクロホン109の出力から
スピーカ音を相殺するので、音源101から信号を出力
しない場合に信号変換器120の出力として周囲騒音の
レベルが得られ、音源101から信号を出力した場合に
は信号変換器118,120の出力としてそれぞれ周囲
騒音レベルの推定値、及びスピーカ音と周囲騒音の合成
音のレベルが得られる。
【0009】図16は図15に示す装置で得られた結果
の一例を示すグラフであり、Aはマイクロホンで得た周
囲騒音とスピーカ音との合成音のレベル、Bはこの従来
例により検出した周囲騒音のレベル、Cはスピーカ音を
発音させない場合にマイクロホンで得た周囲騒音のレベ
ルである。またここで周囲騒音はスピーカを用いて模擬
的に再生し付加したものを用いている。
【0010】図16から明らかなように、検出した周囲
騒音のレベルBとスピーカ音を発音させないときに得た
周囲騒音のレベルCとには僅かなずれがあり、周囲騒音
の正しい検出が行えないという問題があった。
【0011】また、上述した従来例では、周囲騒音に応
じてスピーカ音の音量を調整することはできるが、スピ
ーカ音の音量の推定については特に考慮されていない。
この種の自動音量調整装置では、周囲騒音レベルに対す
る音量の変化量を人の聴覚特性にあった適切なものとす
るため、音響装置の再生音のレベルに従って音量を変化
させる必要がある。すなわち、音響装置の再生音のレベ
ルが大きいほど、同一の周囲騒音レベルに対応して与え
る音量の増幅量を小さくすることが適当である。
【0012】この対策として、音量操作手段の音量設定
に応じて騒音レベル信号に対する増幅度を変化させる自
動音量調整装置が提案されている。図17は特公平3−
13726号公報に示された従来の音量自動調整装置を
示すブロック図である。図において、360は電圧制御
増幅器(以下、VCAという)、361は電力増幅器、
362はスピーカー、363は騒音検出回路、364は
音量調整手段、365は加算器、366は音量操作手
段、367は音量設定手段である。
【0013】以上の構成において、音声信号は電圧制御
増幅器(VCA)360、電力増幅器361をとおして
スピーカー362で再生される。VCA360の増幅率
は加算器306出力で制御される。加算器には騒音検出
回路363で検出後、音量調整手段364でレベル調整
された騒音レベル信号と、音量操作手段366からの音
量増減操作信号をうけて使用者の希望音量に相当する音
量レベル信号を出力する音量設定手段367の出力が入
る。この構成より騒音検出回路で検出される騒音により
音量が制御される。また、音量調整手段364は音量操
作手段366の出力をうけその時の音量設定に応じて騒
音レベル信号に対する増幅度を変化し得るものである。
具体的には図18のように、音量レベルが大きい時には
騒音レベルに対する増幅度を下げ、騒音増加に対する音
量増加を小さくし、音量レベルが小さい時には騒音レベ
ルに対する増幅度を上げ、騒音増加に対する音量増加を
大きくして周囲騒音に対する音量制御を聴感に適合性の
高いものにするというものである。
【0014】ところが、実際に聴感として与えられるの
はスピーカ音であり、上述のように音量操作手段366
の音量設定に応じて音量増幅度を調整した場合は、また
は音量調整手段364からの出力に応じて音量増幅度を
調整した場合は、使用するスピーカの性能にあわせて、
音量の増幅率を調整する必要があるという問題があっ
た。また、音量設定により音声信号のレベルを代表して
騒音レベルに対する音声信号の利得を定めているため
に、音楽ソースの録音レベルの違いや、音楽のフレーズ
毎のレベル変化による聴感音量の過不足を免れないとい
う問題があった。
【0015】また、前述した図15に示した自動音量調
整装置では、マイクロホンからの信号および適応フィル
タへの入力信号は通常はA/D変換器によりデジタル信
号とするが、その際マイクロホンから前記A/D変換器
への入力は一定の範囲内でなければならないため、スピ
ーカおよびマイクロホンの設置位置等によってマイクロ
ホン出力レベルをその都度最適値に調整しなければなら
ないといった問題点があった。
【0016】また、騒音により生じる音量の不足感は、
騒音による音声信号のマスキングに主に起因するもので
あるため、マスクされる音声信号成分は、騒音の成分が
大きい周波数域で大きく、騒音成分が小さい周波数域で
は小さい。例えば、自動車の走行騒音は低音域の成分が
大きく、高音域の成分が小さい。
【0017】このため、従来装置のように再生音量を制
御するのに音声信号の周波数に無関係の一律な処理を行
ったのでは、騒音の成分が大きい周波数域については、
効果が不足となり、騒音の成分が小さい周波数域では効
果が過重であるという問題がある。自動車の走行騒音に
対してこのような単なる利得増加処理を行った場合で
は、低音域の不足感、高音域の音量過大感は避けられな
い。
【0018】この解決策として、騒音のスペクトラムを
仮定して音声信号の低音域をブーストする、または高音
域を減衰させるといった周波数特性の補償を行うことは
可能であるが、騒音のスペクトラムが変化する場合には
十分な解決とはならないという問題があった。
【0019】本発明はこれらの事情に鑑みてなされたも
のであり、高精度に検出された周囲騒音レベルに応じ
て、スピーカからの出力音量を自動的に調整し得る自動
音量調整装置を提供することを目的とし、また、スピー
カからの再生音のレベルに応じて音量の増幅量を調整
し、スピーカからの出力音量を自動的に調整し得る自動
音量調整装置を提供することを目的とし、また、音楽再
生時の周囲騒音による聴感音量の減少を適切に補償し、
音声信号の全周波数帯域にわたり適当な音量を維持する
自動音量調整装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る自動音量
調整装置は、音源の各チャンネルに対して設けた音量調
整器の出力にそれぞれ接続されている適応フィルタ(可
変係数デジタルフィルタ)と、この各フィルタからの出
力をマイクロホンの出力から減算する減算器と、この減
算器からの出力を音量調整器の音量制御信号に変換する
変換器と備え、この変換器の出力を制御信号として音量
調整器へ入力し、減算器の出力を適応フィルタへ入力す
るように構成してあることを特徴とする。
【0021】第2発明に係る自動音量調整装置は、第1
発明において、適応フィルタの動作開始から収束するま
でのしばらく期間は自動音量調整を行なわないようにす
るための、音量調整器の音量制御信号の遮断装置を備え
ることを特徴とする。
【0022】第3発明に係る自動音量調整装置は、第1
または第2発明において、音量調整器の出力をレベルに
変換する変換器とその出力の大きさと基準レベルとの大
小を判定し、音量調整器の出力レベルが小さい場合には
適応フィルタに係数を保持したまま更新を中止させる手
段を備えることを特徴とする。
【0023】第4発明に係る自動音量調整装置は、音源
の音量調整器の出力に接続されている適応フィルタと、
該適応フィルタからの出力をマイクロホンの出力から減
算する減算器と、前記適応フィルタからの出力及び前記
減算器の出力をそれぞれレベル変換しこれを音量調整器
の音量制御信号に変換する変換器へ入力し、この変換器
の出力を音量調整器の制御信号とするように構成してあ
ることを特徴とする。
【0024】第5発明に係る自動音量調整装置は、第4
発明において、音響装置から校正信号を発音させる基準
信号発生器と、マイクロホンからの信号のレベルを調整
する抵抗減衰器と、基準信号発生時に前記抵抗減衰器の
出力を読みとりこれを適当なレベルに調整するよう前記
抵抗減衰器の減衰量を調整する調整器と、設定された係
数を電源遮断後も保持する装置とを備えることを特徴と
する。
【0025】第6発明に係る自動音量調整装置は、第4
発明において、音源の各チャンネルに対して設けた音量
調整器の出力がそれぞれ入力される2チャンネルの適応
フィルタを備え、夫々の適応フィルタの出力を加算して
レベル変換するように構成してあることを特徴とする。
【0026】第7発明に係る自動音量調整装置は、第5
発明において、音源の各チャンネルに対して設けた音量
調整器の出力がそれぞれ入力される2チャンネルの適応
フィルタを備え、夫々の適応フィルタの出力を加算して
レベル変換するように構成してあることを特徴とする。
【0027】第8発明に係る自動音量調整装置は、第7
発明において、音量調整装置にはオーディオ用のDSP
を使用し、抵抗減衰器の減衰量の調整に使用する校正信
号(例えばランダムノイズ等)の生成を、このDSPに
て行うよう構成してあることを特徴とする。
【0028】第9発明に係る自動音量調整装置は、第7
発明において、加算器及び減算器の出力よりそれぞれ変
換した信号のレベルを音響装置の音量の増幅量に変換す
る装置と、校正信号発生時にマイクロホン出力より変換
した信号のレベルをマイクロホン出力信号に対する利得
の調整量に変換する装置とを共通のマイクロコンピュー
タで構成してあることを特徴とする。
【0029】第10発明に係る自動音量調整装置は、音
声信号を複数の周波数帯域成分に分割して各々のレベル
を検出する音声信号分析手段と、騒音をこれに相当する
複数の周波数帯域成分に分割して各々のレベルを検出す
る周囲騒音分析手段と、分割された各周波数帯域毎に音
声信号に与えるべき利得を算定する利得算定手段と、音
声信号に対しこの周波数対利得特性を概略与えるフィル
タ手段と、フィルタ手段が音声信号を選択的に通過させ
るFIRフィルタと、前記利得算定手段の出力を補間し
等周波数間隔の利得を与える補間手段と、この補間手段
の出力を逆フーリエ変換して前記FIRフィルタの係数
を決定するフィルタ係数算定手段とを備えることを特徴
とする。
【0030】第11発明に係る自動音量調整装置は、第
10発明において、音声信号分析手段を音声信号の高速
フーリエ変換を行う高速フーリエ変換手段と、該高速フ
ーリエ変換手段の出力をほぼ一定の比帯域幅に振り分け
て各帯域に入る音声信号成分のレベルを求める音声信号
レベル分析手段とを備えることを特徴とする。
【0031】第12発明に係る自動音量調整装置は、第
10発明において、周囲騒音信号分析手段を周囲騒音信
号の高速フーリエ変換を行う高速フーリエ変換手段と、
該高速フーリエ変換手段の出力をほぼ一定の比帯域幅に
振り分けて各帯域に入る周囲音騒音信号成分のレベルを
求める周囲騒音信号レベル分析手段とを備えることを特
徴とする。
【0032】第13発明に係る自動音量調整装置は、第
10発明において、音声信号分析手段を音声信号の高速
フーリエ変換を行う第1の高速フーリエ変換手段と、該
第1の高速フーリエ変換手段の出力をほぼ一定の比帯域
幅に振り分けて各帯域に入る音声信号成分のレベルを求
める音声信号レベル分析手段とから構成し、且つ周囲騒
音信号分析手段を周囲騒音信号の高速フーリエ変換を行
う第2の高速フーリエ変換手段と、該第2の高速フーリ
エ変換手段の出力をほぼ一定の比帯域幅に振り分けて各
帯域に入る周囲騒音信号成分のレベルを求める周囲騒音
信号レベル分析手段とから構成し、第1の高速フーリエ
変換手段の出力と第2の高速フーリエ変換手段の出力と
を入力とし、第1の高速フーリエ変換手段の出力と各分
析周波数毎に予め定められたレベルとを比較し、または
第1の高速フーリエ変換手段の出力と第2の高速フーリ
エ変換手段の出力と比較し、比較結果に応じた第2の高
速フーリエ変換手段の出力を利得算定手段へ出力する比
較手段を備えることを特徴とする。
【0033】請求項14の発明に係る自動音量調整装置
は、第10発明において、周囲騒音分析手段の入力側に
接続され周囲騒音信号から音声信号と相関の高い成分を
差し引いて出力するよう構成する適応フィルタ手段を備
えることを特徴とする。
【0034】第15発明に係る自動音量調整装置は、第
11発明において、音声信号分析手段に第1の高速フー
リエ変換手段を、周囲騒音信号分析手段に第2の高速フ
ーリエ変換手段を備え、第1の高速フーリエ変換手段の
出力と第2の高速フーリエ変換手段の出力とを入力とす
る比較手段と、第1の高速フーリエ変換手段の信号入力
経路に時間遅延手段を備えることを特徴とする。
【0035】請求項16の発明に係る自動音量調整装置
は、第13発明において、FIRフィルタの信号入力経
路に時間遅延手段を備えることを特徴とする。
【0036】
【作用】第1発明に係る自動音量調整装置では、周囲騒
音をマイクロホンによって検知し、その際にマイクロホ
ンの出力に混じっているスピーカ音を、各音量調整器か
らの出力に適応フィルタで、音源の各チャンネルに対応
したそれぞれのスピーカからマイクロホンに至る系を最
もよく近似した特性を付加した信号によって相殺して周
囲騒音を検出し、ここで得られた信号レベルに合わせ
て、聞き取り易い音量に音響装置の出力を自動調整する
ことができる。
【0037】第2発明に係る自動音量調整装置では、電
源投入の直後など適応フィルタが初期状態になった場合
には、適用フィルタは動作開始から収束するまでしばら
く時間を要するので、適当な時間が経過するまでは音量
の自動調整を行なわない。
【0038】第3発明に係る自動音量調整装置では、音
量調整器からの出力のレベルが小さい場合又は出力がな
い場合には適応フィルタの係数が正常に更新されない可
能性が大きい。このために、音量調整器の出力をレベル
に変換し、このレベルと基準レベルとの大小を判定す
る。音量調整器の出力レベルが小さい場合には適応フィ
ルタに係数を保持したまま更新を中止させる。
【0039】第4発明に係る自動音量調整装置では、周
囲騒音をマイクロホンによって検知し、適応フィルタを
用いて、マイクロホンの出力に混じっているスピーカ音
を、スピーカからマイクロホンに至る系を最もよく近似
した特性を付加した信号によって相殺し、周囲騒音を検
出している。そして、適応フィルタによって近似したマ
イクロホン位置での音響装置出力のレベルを検出し、こ
こで得られた周囲騒音及び音響装置出力のレベルに応じ
て、聞き取り易い音量に音響装置の出力を自動調整す
る。
【0040】第5発明に係る自動音量調整装置では、音
響装置から基準信号を発生させ、このときのマイクロホ
ン出力信号のレベルに応じて信号レベルが適当な範囲に
納まるよう自動的にマイクロホン出力信号に対する利得
を調整するものである。また一度調整された値は電源遮
断後も保持され、毎回調整する必要がない。
【0041】第6発明に係る自動音量調整装置では、周
囲騒音をマイクロホンによって検知し、その際にマイク
ロホンの出力に混じっているスピーカ音を、各音量調整
器からの出力に夫々の適応フィルタで、音源の各チャン
ネルに対応したそれぞれのスピーカからマイクロホンに
至る系を最もよく近似した特性を付加した信号によって
相殺して周囲騒音を検出すると同時に、適応フィルタに
よって近似したマイクロホン位置での音響装置出力のレ
ベルを検出し、ここで得られた周囲騒音及び音響装置出
力のレベルに応じて、聞き取り易い音量に音響装置の出
力を自動調整する。
【0042】第7発明に係る自動音量調整装置では、音
響装置から基準信号を発生させ、このときのマイクロホ
ン出力信号のレベルに応じて信号レベルが適当な範囲に
納まるよう自動的にマイクロホン出力信号に対する利得
を調整するものである。また一度調整された値は電源遮
断後も保持され、毎回調整する必要がない。
【0043】第8発明に係る自動音量調整装置では、音
量調整器としてDSPを使用した場合に、マイクロホン
入力信号のレベルの調整を行う際に音響装置より出力す
る校正用信号(例えばランダムノイズ等)を、DSP内
部で生成し出力することができる。
【0044】第9発明に係る自動音量調整装置では、適
応フィルタより得られる周囲騒音レベル及び音響装置出
力レベルより音量の変化量を計算する手段としてマイク
ロコンピュータを使用した場合に、このマイクロコンピ
ュータをマイクロホン出力信号に対する利得の調整を行
う際のマイクロホン出力信号のレベルを、利得の調整量
に変換する手段として共用することができる。
【0045】第10発明に係る自動音量調整装置では、
音声信号が騒音によるマスキングをうけることによる聴
感音量の減少を、複数の周波数帯域について求めること
ができ、各帯域についての適正な補正量(利得)を算定
することが可能となる。またこうして求めた補正量とし
ての利得周波数特性を与えるフィルタを構成し、これに
音声信号を通すことにより、騒音の種類によらず音声信
号の全周波数領域にわたり聴感上の音量を適当に維持す
ることができる。ここにフィルタ手段は、聴感音量補正
のための利得周波数特性を逆フーリエ変換してFIRフ
ィルタの係数に変換しこれをFIRフィルタに与えて所
望の利得周波数特性を近似するものであり、必要な利得
周波数特性を効率良く生成する。
【0046】第11発明に係る自動音量調整装置では、
音声信号分析手段は音声信号の高速フーリエ変換を行
い、その出力をほぼ一定の比帯域幅に振り分けて各帯域
に入る音声信号成分のレベルを求めるものとする場合、
適当な周波数帯域細分化を行うとともに精度・効率の良
いレベル検出を行うことができる。
【0047】第12発明に係る自動音量調整装置では、
周囲騒音信号分析手段は周囲騒音信号の高速フーリエ変
換を行い、その出力をほぼ一定の比帯域幅に振り分けて
各帯域に入る周囲騒音信号成分のレベルを求めるものと
する場合、適当な周波数帯域細分化を行うとともに精度
・効率の良いレベル検出を行うことができる。
【0048】第13発明に係る自動音量調整装置では、
音声信号分析手段を構成する第1の高速フーリエ変換手
段と、周囲騒音信号分析手段を周囲騒音信号の高速フー
リエ変換を行う第2の高速フーリエ変換手段の出力を比
較し、周囲騒音信号に含まれる音声信号成分の影響を排
除することで精度の良い騒音レベル推定を可能とする。
【0049】第14発明に係る自動音量調整装置では、
適応フィルタ手段により周囲騒音信号分析手段の入力か
ら音声信号と相関の高い成分を抜き去ることで、再生音
声の影響排除を確実なものとし精度の良い騒音レベル推
定を行うことができる。
【0050】第15発明に係る自動音量調整装置では、
音声信号分析手段を構成する第1の高速フーリエ変換手
段の信号入力経路の時間遅延手段により周囲騒音信号に
含まれる音声信号がスピーカー等の音響再生手段から空
間を伝播して周囲騒音検出マイクロホンに達するまでの
時間に相当する時間遅れを与えて、ほぼ同一時点での音
声信号を比較できるようにして、騒音レベル推定におけ
る再生音声の影響排除を確実なものとする。
【0051】第16発明に係る自動音量調整装置では、
周波数分解能を十分にとる場合において必然的にレベル
検出時間遅れを生じる高速フーリエ変換器を音声信号レ
ベル検出に用いる場合、音量制御の時間遅れを補償し、
音声信号レベルの急増時の音量の不必要且つ一時的な増
大を抑える。
【0052】
【実施例】実施例1.図1は本発明の実施例1を示すブ
ロック回路図であり、101は音源、102,103は
制御増幅器、104,105,106はアンプ、10
7,108はスピーカ、109はマイクロホン、11
0,111,112はA/D変換器、113,114は
適応フィルタ、115は減算器、116,117はA/
D変換された信号をレベルに変換しその大きさと基準値
の大小を判定するレベル判定器、118は減算器115
の出力をレベルに変換する信号変換器、119は信号変
換器118の出力に応じた増幅量制御信号を制御増幅器
112,113に送る増幅量調整器である。
【0053】前記のように構成された自動音量調整装置
においては、音源101からの左右チャンネルの信号は
それぞれまず制御増幅器12,13を通り、アンプ10
4,105及びA/D変換器110,111に入力され
る。アンプ104,105からの出力は、それぞれスピ
ーカ107,108に入り、音波となって放射される。
また、マイクロホン109で収音された周囲騒音+スピ
ーカ音は、アンプ106を通ってA/D変換器112に
入力される。
【0054】A/D変換器110,111からの出力デ
ジタル信号は、それぞれ適応フィルタ113,114に
入力されフィルタリングされてその出力が減算器115
に入力される。またA/D変換器112からの出力デジ
タル信号も減算器115に入力され、これから適応フィ
ルタ113,14双方の出力を減算したものが信号変換
器118に入力されると共に、適応フィルタ113,1
4にそれぞれ係数更新用信号として入力される。
【0055】これを元に適応フィルタ113のフィルタ
係数は、A/D変換器110からの信号を、制御増幅器
102からアンプ104を経てスピーカ107で音波と
して放射されマイクロホン109で受音され、アンプ1
06を経てA/D変換器112に至るまでの系に最も近
くなるように更新される。また、適応フィルタ114の
フィルタ係数は、A/D変換器111からの信号を、制
御増幅器3からアンプ105を経てスピーカ108で音
波として放射されマイクロホン109で受音され、アン
プ106を経てA/D変換器112に至るまでの系に最
も近くなるように更新される。
【0056】ここで誤差信号、即ち減算器115の出力
信号を漸近的に最小とする係数更新アルゴリズムは周知
である。この結果、マイクロホンで検出したスピーカ音
成分は打ち消されて、正確な周囲騒音が得られる。
【0057】また、信号変換器118の入力は、騒音計
の時定数を近似した時定数をもって直流に変換され、さ
らに対数変換されてデシベル値として増幅量調整器11
9へ出力される。これを元に増幅量調整器119から制
御増幅器102,103に増幅量制御信号が送られる。
【0058】A/D変換器110,111の出力は適応
フィルタ113,114へ送られるとともにレベル判定
器116,117へ送られ、騒音計の時定数を近似した
時定数をもって直流に変換されたのちに基準値との大小
を比較される。ここでこの信号が基準信号よりも小さな
場合には適応フィルタ113,114にそれぞれ独立に
合図を送り、それを受けた時には適応フィルタ113,
114はそれぞれ係数を保持したまま更新を行なわない
ようにする。これによって適応フィルタ113,114
はどちらか片方の入力レベルが小さい場合には自動的に
入力レベルの大きい一方のみが動作し、他方は推定値に
影響を与えない。また、双方の入力が小レベル時にも係
数が異常な値に更新されてしまうことなく、次に通常の
レベルの信号が入力された場合に最適な状態でフィルタ
リング及び係数の更新を行える。
【0059】前記のように構成された装置において、音
源101から信号を出力しない場合には、信号変換器1
18の出力として周囲騒音のレベルが得られる。音源1
01から信号を出力した場合には、信号変換器118の
出力として本実施例による周囲騒音レベルの推定値が得
られる。また、このときマイクロホン109で得られた
信号をレベル変換すればスピーカ音と周囲騒音の合成音
のレベルが得られる。
【0060】図2は図1に示す装置で得られた結果の一
例を示すグラフであり、Aはマイクロホンで得た周囲騒
音とスピーカ音との合成音のレベル、Dは本実施例によ
り検出した周囲騒音のレベル、Cはスピーカ音を発音さ
せない場合にマイクロホンで得た周囲騒音のレベルであ
る。またここで周囲騒音はスピーカを用いて模擬的に再
生し付加したものを用いている。
【0061】図2から音響装置の信号がステレオの場合
にも本実施例によれば周囲騒音のレベルを正しく得られ
ることがわかる。
【0062】なお、適応フィルタ113,114が動作
を開始してから適当な時間だけ制御を中止するために遅
延手段を設けても良い。図3は、適応フィルタ113,
114夫々に遅延手段130,131を設けた構成を示
すブロック図であり、図1と同部分には同符号を付し、
その説明を省略する。適応フィルタ113,114は、
動作開始時にこれを知らせる信号を遅延手段130,1
31へ送り、遅延手段130,131はこれを受けてか
ら適当な時間だけ制御増幅器102,103の制御を中
止し、その後増幅量調整器119へ制御開始の信号を出
力することによって、適応フィルタ113,114が動
作を開始してからある程度収束するまでの時間は音量調
整を行なわず、誤動作を防止するという効果を得る。
【0063】なお、実施例1では適応フィルタ113〜
増幅量調整器119は独立した装置として述べてきた
が、これらはデジタルシグナルプロセッサ(DSP)を
用いてプログラム処理としても構成することが可能であ
る。
【0064】実施例2.図4は本発明の一実施例による
自動音量調整装置を示すブロック回路図であり、図にお
いて、201は音源、202,203は音量増幅器、2
04,205,206はアンプ、207,208はスピ
ーカ、209はマイクロホン、210は抵抗減衰器、2
11,212,213はA/D変換器、214,215
は適応フィルタ、216は減算器、217は加算器、2
18,219,220はA/D変換された信号をレベル
に変換する信号変換器、221は信号変換器219,2
20の出力に応じた増幅量制御信号を音量増幅器20
2,203に送る増幅量制御器、222は基準信号発生
器、223は基準信号発生器222を動作させこのとき
の信号変換器218の出力に応じた減衰量制御信号を抵
抗減衰器210に送る減衰量調整器、224は設定され
た減衰量を保持する係数保持器である。
【0065】前記のように構成された自動音量調整装置
においては、音源201からの左右チャンネルの信号は
それぞれまず音量増幅器202,203を通り、アンプ
204,205及びA/D変換器212,213に入力
される。アンプ204,205からの出力は、それぞれ
スピーカ207,208に入り、音波となって放射され
る。また、マイクロホン209で収音された周囲騒音+
スピーカ音は、アンプ206を通って抵抗減衰器210
を経てA/D変換器211に入力される。
【0066】一方、A/D変換器212,213からの
出力デジタル信号は、それぞれ適応フィルタ214,2
15に入力されフィルタリングされてその出力が減算器
216及び加算器217に入力される。またA/D変換
器211からの出力デジタル信号も減算器216に入力
され、これから適応フィルタ214,215双方の出力
を減算したものがレベル変換器219に入力されると共
に、適応フィルタ214,215にそれぞれ係数更新用
信号として入力される。
【0067】また、適応フィルタ214,215の出力
は加算器217へも入力され、ここで加算されたものが
レベル変換器220へ入力される。
【0068】これを元に適応フィルタ214の係数は、
A/D変換器212からの信号を、音量増幅器202か
らアンプ204を経てスピーカ207で音波として放射
されマイクロホン209で受音され、アンプ206、抵
抗減衰器210を経てA/D変換器211に至るまでの
系に最も近くなるように更新される。また、適応フィル
タ214のフィルタ係数は、A/D変換器213からの
信号を、音量増幅器203からアンプ205を経てスピ
ーカ208で音波として放射されマイクロホン209で
受音され、アンプ206、抵抗減衰器210を経てA/
D変換器211に至るまでの系に最も近くなるように更
新される。
【0069】ここで誤差信号、即ち減算器216の出力
信号を漸近的に最小とする係数更新アルゴリズムは周知
である。この結果、マイクロホンで検出したスピーカ音
成分は打ち消されて、正確な周囲騒音が得られる。
【0070】また、信号変換器219,220の入力は
それぞれ騒音計の時定数を近似した時定数をもって直流
に変換され、さらに対数変換されてデシベル値として増
幅量制御器221へ出力される。これを元に増幅量制御
器221から音量調整器202,203に増幅量制御信
号が送られる。
【0071】一方、A/D変換器211の出力は減算器
216へ出力されるとともにレベル変換器218へ出力
され、騒音計の時定数を近似した時定数をもって直流に
変換され、さらに対数変換されてデシベル値として減衰
量調整器223へ出力される。
【0072】減衰量調整器223は通常は係数保持器2
24に記憶されている減衰量に抵抗減衰器210を常に
設定しておき、マイクロホンの利得調整要求があった場
合のみ基準信号発生器222より校正信号を発生させ、
このとき音量増幅器202,203からアンプ204,
205を経てスピーカ207,208で音波として放射
され、マイクロホン209で受音され、抵抗減衰器21
0、A/D変換器211、レベル変換器218を経て減
衰量調整器223に入力される信号のレベルが適当な範
囲に納まるよう、抵抗減衰器210の減衰量を調整する
とともに設定した減衰量を係数保持器224に保持させ
る。
【0073】ところで、実施例2では適応フィルタ21
4〜増幅量制御器221は独立した装置として述べてき
たが、これらはデジタルシグナルプロセッサ(DSP)
を用いてプログラム処理としても構成することが可能で
ある。
【0074】実施例3.図5は本発明の他の実施例によ
る自動音量調整装置を示すブロック回路図であり、図に
おいて、図4と同一部分には同一符号を付し、この符号
の説明は既に説明をしたので省略する。225は音量増
幅を行うDSP、226は図4の214〜220と同じ
処理を行い周囲騒音レベルと音響再生レベルを検出する
DSP、227はマイクロコンピュータ、228は不揮
発性メモリである。
【0075】次に、実施例3の動作を図6,図7を参照
しながら説明する。図6はDSP26に内蔵されたプロ
グラムの動作を示すフローチャート、図7はマイクロコ
ンピュータ227に内蔵されたプログラムの動作を示す
フローチャートである。
【0076】前記のように構成された自動音量調整装置
においては、音源201からの左右チャンネルの信号は
それぞれまず音量増幅用のDSP225を通り、アンプ
204,205及びA/D変換器212,213に入力
される。アンプ204,205からの出力は、それぞれ
スピーカ207,208に入り、音波となって放射され
る。また、マイクロホン209で収音された周囲騒音+
スピーカ音は、アンプ206を通って抵抗減衰器210
を経てA/D変換器211に入力される。
【0077】騒音推定用のDSP226は図6に示すよ
うに、電源が投入されるとまず最初にA/D変換器21
1〜213よりデータを受け取る。次にA/D変換器2
12及びA/D変換器213より受け取ったデータをそ
れぞれ可変係数FIRデジタルフィルタでフィルタリン
グする。次にA/D変換器211より受け取ったデータ
から前記フィルタリング結果のデータを減算する。この
減算結果を利用して前記可変係数フィルタの係数を、そ
れぞれアンプ204,205を通りスピーカ207,2
08で音波として放射されマイクロホン209で受音さ
れ、アンプ206、抵抗減衰器210を経てA/D変換
器211に至るまでの系に最も近くなるように更新す
る。さらに、フィルタリング結果同士を加算する。この
減算結果及び加算結果ならびにA/D変換器211から
の入力データの3つを、レベル変換したのちにそれぞれ
騒音レベル、音響再生レベル、マイクロホン信号レベル
としてマイクロコンピュータ227へ送信する。
【0078】ここで、誤差信号、すなわち周囲騒音信号
推定値を漸近的に最小とする係数更新アルゴリズムは周
知である。この結果、マイクロホンで検出したスピーカ
音成分は打ち消されて、正確な周囲騒音が得られる。
【0079】マイクロコンピュータ227は図7に示す
ように電源が投入されると、まず最初に抵抗減衰器21
0の減衰量を不揮発性メモリ228から読みだした値に
設定する。その後、DSP226より騒音レベル、音響
再生レベル、マイクロホン出力信号レベルの3つのデー
タを受け取り、このうち騒音レベルと音響再生レベル及
び抵抗減衰器210の減衰量の設定値から調整増幅量を
計算し、これをDSP225へ送信し、音量を変化させ
る。その後抵抗減衰器210の減衰量の再設定を行うか
どうかを確認し、これを行わない場合にはDSP226
より次のデータの組を受け取り前記のステップを繰り返
す。
【0080】抵抗減衰器210の減衰量の再設定を行う
場合には、まずDSP225に校正用信号を出力するよ
う指示を送る。次にDSP226よりデータを受け取り
その中のマイクロホン出力信号レベルに応じて抵抗減衰
器210の減衰量を変化させることを、データが適当な
範囲に納まるまで繰り返す。データが適当な範囲に納ま
った場合には校正信号を止めるようDSP225に指示
し、その後に新たな抵抗減衰器210の減衰量の設定値
を不揮発性メモリに記憶させ、次回からは電源投入時に
はこの値が設定されるようにする。
【0081】校正信号(例えばランダムノイズ等)を発
生する数学的処理は周知であり、デジタルシグナルプロ
セッサにてこれを実行させることに特に困難はない。
【0082】実施例4.図8は本発明の第4の実施例に
おける自動音量調整装置を示すブロック図である。図に
おいて、301は入力端子、302は出力端子、303
はA/D変換器、304はFIRフィルタ、305はD
/A変換器、306は前記第1の高速フーリエ変換器
(FFT)、307はレベル検出器、308は利得算定
手段、309は補間器、310はフィルタ係数算定手
段、311はマイクロホン、312は増幅器、313は
A/D変換器、314は前記第2の高速フーリエ変換器
(FFT)、315はレベル検出器、318はA/D変
換器である。また、340は音声信号分析手段、341
は周囲騒音分析手段、342はフィルタ手段を示す。な
お、本実施例では出力端子302はイヤホンのようなも
のであって、再生音声がマイクロホン311にほとんど
入らないという状況を設定している。
【0083】入力音声信号は、A/D変換器318にて
デジタル信号に変換の後、高速フーリエ変換器306に
より等周波数間隔の各中心周波数における信号成分のレ
ベルを与えるデータの組に変換される。これより入力と
して与える標本データ数nに対し標本化周波数の1/2
をn等分した各周波数帯域毎の分析期間における信号成
分レベルを得ることができる。この高速フーリエ変換手
法については周知であり、既に実用化されているデジタ
ル信号処理プロセッサ(以下DSPという)等により実
行可能である。
【0084】ある周波数の音声信号成分(スペクトラ
ム)に対するマスキングはその周波数を中心とする臨界
帯域幅にはいる騒音のレベルで決定されるため、音声信
号および騒音の分析周波数帯域は、臨界帯域幅程度まで
細分して求めることが望ましいが、臨界帯域幅は低周波
域では狭く、高周波域では広くなるため、高速フーリエ
変換で得られる等周波数間隔のデータでは、低周波域で
適当な帯域幅をもたせると高周波域ではデータの周波数
間隔が密になりすぎる。
【0085】レベル検出器307は、高速フーリエ変換
器306の出力を、適当な周波数帯域に分割して各周波
数帯域毎にこれに含まれる音声信号のレベルを与えるも
のであり、設定した周波数帯域内に入るデータ全体によ
る実効値を求める処理を行う。周波数帯域の分割は例え
ば音声周波数帯域(20〜20HZ )を1オクターブ毎
にほぼ10分割することで聴感上十分な性能を得る。ま
た、一般的な騒音のスペクトラムは低域でレベルが高く
高域ほどレベルが小さくなる(通常の家庭内騒音でー6
dB/oct、自動車の車室内騒音でー10〜ー12d
B程度の割合で減少する)ことが知られている。このた
め、実用的には音声信号レベルおよび周囲騒音レベルの
高音域の検出範囲を狭めて高速フーリエ変換器における
処理量を低減することも可能である。
【0086】なお、この高速フーリエ変換器306およ
びレベル検出器307は音声信号分析手段340を形成
するものであるが、別の手段として所要の周波数帯域に
対応する複数の帯域フィルタと、その出力を各々検波平
滑するレベル検出器とを、これに替えることもできる。
【0087】次にマイクロホン311から得た周囲騒音
信号は、増幅器312で増幅の後、A/D変換器313
にてデジタル信号に変換し高速フーリエ変換器314に
より等周波数間隔のレベルデータとする。レベル検出器
315は、高速フーリエ変換器314の出力を、適当な
周波数帯域に分割して各周波数帯域毎にこれに含まれる
周囲騒音信号のレベルを与える。
【0088】なお、この高速フーリエ変換器314およ
びレベル検出器315は周囲騒音信号分析手段341を
形成するものであるが、別の手段として所要の周波数帯
域に対応する複数の帯域フィルタと、その出力を各々検
波平滑するレベル検出器とを、これに替えることもでき
る。
【0089】以上説明の音声信号分析手段340の出力
データおよび周囲騒音分析手段341の出力データを受
けて、利得算定手段308にて各周波数帯域毎の利得を
決定する。
【0090】ここで、利得算定の考え方について説明す
る。周囲騒音によるマスキングで生じる音声信号の聴感
音量の減少はソーンを単位とする感覚レベル(以下、聴
感音量という)において原点がマスキングレベル(単位
ソーン)に移動する現象と考えられる。即ち、Sm をマ
スキングがある場合の聴感音量、Sをマスキングが無い
場合の聴感音量、Sthをマスキングレベルに相当する聴
感音量とするとき、以下の関係が成り立つ。 Sm =S−Sth …(1)
【0091】また、音の大きさL(単位ホン)と聴感音
量Sとの関係は、以下の式で近似できる。 S =2・exp{(L−40)/10} …(2)
【0092】図9は騒音レベルと音響レベルとの関係を
示す図であり、曲線345は周囲騒音がある場合であり
周囲騒音によるマスキングレベルを346に示してい
る。曲線347は周囲騒音が無い場合である。これより
周囲騒音がある場合に周囲騒音がない場合と同じ聴感音
量を得るためには図中矢印で示すように、音声信号の音
圧レベルを曲線347から曲線345に写像するように
上げる必要があることが分かる。
【0093】利得算定手段308は図9の関係に基づき
音声信号分析手段で分析される各周波数帯域について音
声信号の聴感音量を周囲騒音がない場合と同等とするた
めに与えるべき利得を算定するものである。具体的に
は、まず音声信号分析手段340の出力から音量制御を
かけない場合の再生音の大きさL0 を推定し、周囲騒音
分析手段341の出力から得られる周囲騒音レベルから
マスキングレベルLt を推定して、マスキングによる聴
感音量の減少を補償するために与えられるべき再生音の
大きさL1 を以下の式により求める。
【0094】この式は先の説明式より導いたものであ
る。 L1 =L0 +33.3・log[1+2exp{(Lt −L0 )/10}] …(3)
【0095】ここに音声信号に与えるべき利得は、L1
−L0 相当のものとなる。L1 −L0 の単位はホンとな
るため厳密には等ラウドネス曲線として知られるホンと
デシベルの関係に従い換算を行い物理的尺度(デシベ
ル)に変換する必要がある。しかし、特にホン値とデシ
ベル値の比が1から外れる低周波域を除けばL1 −L0
の値をデシベル値と読み替えることも可能である。例え
ば音声周波数帯域を1オクターブ毎に10分割する場
合、100Hz 以下を含む3帯域についてホン値からデ
シベル値への変換表による表引き処理もしくは近似計算
処理を設け、他の7帯域についてはL1 −L0 の値をそ
のままデシベル値と解釈することができる。式(3)の
計算は、DSPあるいはマイクロコンピュータ等により
近似計算、もしくはL0 、Lt 、L1 の関係の表による
表引き処理および補間処理により行うことができる。
【0096】以上の説明から明かなとおり、利得算定手
段308は音声信号に対して各周波数帯域毎に与えるべ
き利得を出力するが、次の補間器309、フィルタ係数
算定手段310、FIRフィルタ304は音声信号に対
しこの利得対周波数特性を与えるためのフィルタ手段3
42を形成する。
【0097】ここにFIRフィルタの係数が、ほぼ所望
のフィルタのインパルス応答となることが知られる。ま
た任意のフィルタの周波数応答とインパルス応答がフー
リエ変換により相互に変換できることも周知である。こ
の関係から任意の周波数応答を逆フーリエ変換してイン
パルス応答を求めこれをFIRフィルタ係数とすること
で、所望の周波数応答に近似の特性を得ることができる
こともまた周知である。
【0098】ここにフィルタ係数算定手段310は、補
間器303の出力を逆フーリエ変換してFIRフィルタ
係数を求めFIRフィルタ304に係数を送出する。こ
の際、フィルタ係数算定手段310へ与えるべき入力
は、FIRフィルタ段数をnとするとき音声信号の標本
化周波数の1/2をn等分した各々の周波数での利得で
ある。補間器309は利得算定手段308で聴覚特性に
合わせてほぼ同一比帯域幅ごとに求めた利得をこの条
件、すなわち音声信号の標本化周波数の1/2をn等分
した各々の周波数での利得に変換する操作を行う。具体
的な数値処理方式は周知であり、DSPあるいはマイク
ロコンピュータ等により実行可能である。
【0099】実施例5.図10は本発明の第5の実施例
における自動音量調整装置を示すブロック図である。図
において、301は入力端子、302は出力端子、30
3はA/D変換器、304はFIRフィルタ、305は
D/A変換器、306は高速フーリエ変換器、307は
レベル検出器、308は利得算定手段、309は補間
器、310はフィルタ係数算定手段、311はマイクロ
ホン、312は増幅器、313はA/D変換器、314
は高速フーリエ変換器、315はレベル検出器、316
は比較器、318はA/D変換器である。
【0100】本実施例は実施例4が音声信号の再生手段
を例えばイヤホンのようなものとし再生音声が周囲騒音
収音用のマイクロホンにほとんど入らないという状況を
想定したものであるのに対し、音声再生手段がスピーカ
等であって収音用マイクロホンに再生音声が周囲騒音と
同時に入る場合に対応するものである。
【0101】ここに実施例4と同一番号のブロックは同
一の動作を行う。すなわち高速フーリエ変換器306
は、等周波数間隔の音声信号成分レベルを出力し、高速
フーリエ変換器314は、高速フーリエ変換器306と
同じ等周波数間隔の周囲騒音信号成分レベルを出力す
る。比較器316は、高速フーリエ変換器306と高速
フーリエ変換器314のそれぞれ同一の周波数成分レベ
ルを比較し、高速フーリエ変換器314の出力レベルが
高速フーリエ変換器306の出力レベルからその音声信
号成分がスピーカー等により再生されマイクロホンに収
音された場合に生じると想定されるレベルより十分大な
る場合に高速フーリエ変換器314の該当する出力をそ
のまま出力する。そうでない場合は、前回出力した値を
再び出力する(前値保持)か、又は各帯域毎に既定の値
を出力するか、又は隣接する帯域のレベルのうち小さい
方と同一値を出力するか、又は前回出力した値から既定
レベル小さな値を出力するかの何れか1つの処理を行
う。この処理によりスピーカー等からの再生音を騒音と
誤認識して、以降の音量調整処理を行うことを避けるこ
とができる。
【0102】このような比較器316の処理により周囲
騒音が検出される理由を説明する。高速フーリエ変換器
306,314では周波数帯域を細分化するため、特定
の帯域についてみれば大きな音声信号レベルが存在する
という確率が低くなる。一方、周囲騒音は連続した周波
数スペクトラムをもつことが多く、分割されたすべての
帯域においてある程度のレベルをもつことが多い。この
ため、音声信号レベルが十分小さいときには、周囲騒音
の検出が確実となる。またいくつかの帯域において騒音
レベルが検出不能であり前記のような処置を行ったとし
ても全体的には正しい騒音レベルを得る可能性が高くな
る。
【0103】以上の説明で比較器316で高速フーリエ
変換器306と高速フーリエ変換器314の出力を比較
するとしたが、これは周囲騒音のレベルが予め概略分か
っておれば音声信号レベルが十分小さい場合を検出する
こととしても良い、すなわち高速フーリエ変換器306
の出力と各帯域毎に既定の値を比較し、高速フーリエ変
換器306の出力が小さい場合に高速フーリエ変換器3
14の出力をそのまま出力する。そうでない場合は、前
述のように前回出力した値を再び出力する(前値保持)
か、又は各帯域毎に既定の値を出力するか、又は隣接す
る帯域のレベルのうち小さい方と同一値を出力するか、
又は前回出力した値から既定レベル小さな値を出力する
かの何れか1つの処理を行うこととしても良い。
【0104】この実施例5ではマイクロホンに入る再生
音声信号の影響を排除するため、高速フーリエ変換器3
06と高速フーリエ変換器314の出力を比較器316
で比較するが、マイクロホンに入る音声信号はスピーカ
ー等の電気音響変換手段から空間を伝播してマイクロホ
ンに達するため、その距離に相当する時間遅延をもつこ
ととなる。音声信号を周囲騒音と誤認識する不都合を避
けるためには高速フーリエ変換器306及び高速フーリ
エ変換器314の出力に含まれる音声信号のレベルを同
タイミングで比較する必要がある。図11は、第1の高
速フーリエ変換器に適当な遅延時間を与えるための遅延
手段を設けた構成を示すブロック図であり、図10と同
部分に同符号を付してその説明を省略する。マイクロホ
ン・スピーカー間の距離が大きい場合には、これに相当
の時間遅延を遅延手段330が音声信号レベル検出側の
経路即ち高速フーリエ変換器306に与えることによ
り、高速フーリエ変換器306及び高速フーリエ変換器
314の出力に含まれる音声信号のレベルを同タイミン
グで比較することができる。
【0105】また、高速フーリエ変換により音声信号お
よび周囲騒音のレベル検出を行う場合、周波数分解能に
関係する一定の時間のデータブロックについて分析を行
うためその結果を得るのに一定の時間がかかり、音量の
制御がこの時間分遅れる。音量の制御は既述のとおり音
声信号レベルと周囲騒音レベルにより行うが、通常周囲
騒音レベルへの追従の遅れはあまり問題とならない。し
かし音声信号レベルが急激に増加する場合に利得の減少
制御が遅れると一時的に不必要に大きなレベルで音声が
再生される結果となるため聴取する際の不快感が大き
い。これを避けるため音声信号経路、フィルタ手段34
2の前にこの検出遅れ時間に相当する遅延を与えること
が適当である。但し、フィルタ手段342での遅延時間
をこれから差し引くことができるため、FIRフィルタ
4での遅延が大きければ別に遅延を設ける必要がない場
合もある。
【0106】実施例6.図12は本発明の第6の実施例
における自動音量調整装置を示すブロック図である。図
において、301は入力端子、302は出力端子、30
3はA/D変換器、304はFIRフィルタ、305は
D/A変換器、306は高速フーリエ変換器、307は
レベル検出器、308は利得算定手段、309は補間
器、310はフィルタ係数算定手段、311はマイクロ
ホン、312は増幅器、313はA/D変換器、314
は高速フーリエ変換器、315はレベル検出器、316
は比較器、317は適応フィルタ手段、318および3
19はA/D変換器である。また340は音声信号分析
手段、341は周囲騒音分析手段、342はフィルタ手
段を示す。
【0107】ここに、実施例4および2と同一番号のブ
ロックは同一の動作を行う。本実施例も実施例5と同
様、音声再生手段がスピーカ等であって収音用マイクロ
ホンに再生音声が周囲騒音と同時に入る場合に対応する
ものであり、適応フィルタ手段317は、マイクロホン
311の出力を増幅、A/D変換した周囲騒音信号を一
方の入力とし、スピーカー等から再生される音声信号に
できるだけ相関の高い音声信号をもう一方の入力(以
下、参照音声信号という;図12ではD/A変換器30
5の出力をA/D変換器319でデジタル信号に変換し
て用いている)とするもので、周囲騒音信号から参照音
声信号に相関のある成分すなわちスピーカー等からの再
生音成分を抜き去り周囲騒音のみを出力する動作を行
う。
【0108】図13は本発明の第6の実施例における適
応フィルタ手段の構成を示すブロック図であり、図にお
いて、323は可変係数FIRフィルタ、324は減算
手段、325は係数更新手段である。この構成の適応フ
ィルター317は周知である。減算手段324は周囲騒
音信号から可変係数FIRフィルタ323を通した参照
音声信号を差し引くものであり、係数更新手段325は
減算手段324の出力(以下、誤差信号という)を最小
とするように可変係数FIRフィルタ323の係数更新
を行なう。この係数更新により可変係数FIRフィルタ
323は結果的に、マイクロホンから得る音声信号が参
照音声信号取り出し点以降通過する系、即ちD/A変換
器、電力増幅器、スピーカー等の電気音響変換器、音声
再生空間、マイクロホン等の伝達特性を模擬するものと
なる。言い換えれば可変係数FIRフィルタは、音声信
号の再生から収音までの系の伝達特性を模擬する特性を
参照音声信号に畳み込むことにより参照音声信号を、周
囲騒音信号に含まれる音声信号成分と同等となるよう変
形するものである。
【0109】なお、前述したように、高速フーリエ変換
により音声信号および周囲騒音のレベル検出を行う場
合、周波数分解能に関係する一定の時間のデータブロッ
クについて分析を行うためその結果を得るのに一定の時
間がかかり、音量の制御がこの時間分遅れ、一時的に不
必要に大きなレベルで音声が再生される結果となるため
聴取する際の不快感が大きい。これを避けるため音声信
号経路、フィルタ手段342の前にこの検出遅れ時間に
相当する遅延を与えることが適当である。図14は、フ
ィルタ手段342の前に適当な遅延時間を与える遅延手
段331を設けた構成のブロック図であり、図12と同
部分に同符号を付して説明を省略する。遅延手段331
が音量を制御するタイミングを遅延させてフィルタ手段
342に信号を与えることにより、一時的に不必要に大
きなレベルで音声が再生されることを防止できる。但
し、フィルタ手段342での遅延時間をこれから差し引
くことができるため、FIRフィルタ4での遅延が大き
ければ別に遅延を設ける必要がない場合もある。
【0110】以上の適応フィルタ手段における信号処理
手法については周知であり、既に実用化されているDS
P等により実行可能である。
【0111】以上の説明において、FIRフィルタ30
4、高速フーリエ変換器306、レベル検出器307、
利得算定手段308、補間器309、フィルタ係数算定
手段310、314は高速フーリエ変換器314、検出
器315、比較器316、適応フィルタ手段317は便
宜上それぞれ独立した装置の如く述べてきたが、これら
はDSPにおいて、逐次実行される処理とすることがで
きる。また、処理能力等の制約より単一のDSPですべ
ての処理実行できない場合も、複数のDSPあるいはマ
イクロコンピュータで分散処理を行うことができる。
【0112】またこの場合、A/D変換器313,31
8,319は同一の素子を時分割的に使用して共用する
こともできる。
【0113】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0114】音楽再生時、周囲騒音による聴感音量の減
少を、騒音のレベルとスペクトラムおよび音声信号のレ
ベルとスペクトラムに応じて聴感上適切に補償し音声信
号の全周波数帯域にわたり適当な音量を維持するという
従来に無い自動音量制御機能を提供することができる。
【0115】また、周囲騒音の検出に際し、音声信号の
再生音を騒音と誤認識する不都合を排除して自動音量制
御機能動作を確実なものとすることができる。
【0116】また、周囲騒音の検出の際の再生音声信号
の影響排除に関し参照する音声信号と周囲騒音信号に含
まれる音声信号成分とのタイミングを合わせて、再生音
声信号の影響排除を確実なものとして、自動音量制御機
能動作を確実なものとすることができる。
【0117】また、適応フィルタ手段を騒音検出に使用
し周囲騒音の検出精度を向上することで前記自動音量制
御機能動作を確実なものとすることができる。
【0118】また、音声信号に対する音量制御の遅れを
相対的に補償することで、一時的な且つ不要な音量増加
を抑えて前記自動音量制御機能動作をよる不快感などの
2次的効果を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における自動音量調整装置
のブロック回路図である。
【図2】この発明の実施例1の結果の一例を示すグラフ
である。
【図3】この発明の実施例1において遅延手段を備えた
ブロック回路図である。
【図4】本発明の実施例2における自動音量調整装置の
ブロック回路図である。
【図5】本発明の実施例3における自動音量調整装置の
ブロック回路図である。
【図6】本発明の実施例3における周囲騒音レベル推定
を行うDSPの動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例3におけるマイクロコンピュー
タの動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施例における自動音量調整装
置を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施例における自動音量調整装
置の動作説明図である。
【図10】本発明の第5の実施例における自動音量調整
装置を示すブロック図である。
【図11】本発明の第5の実施例において遅延手段を備
えたブロック図である。
【図12】本発明の第6の実施例における自動音量調整
装置を示すブロック図である。
【図13】本発明の第6の実施例における適応フィルタ
手段の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第6の実施例において遅延手段を備
えたブロック図である。
【図15】従来例(ハ)を示すブロック回路図である。
【図16】従来例(ハ)の結果の一例を示すグラフであ
る。
【図17】従来の自動音量調整装置を示すブロック図で
ある。
【図18】従来の自動音量調整装置の動作説明図であ
る。
【符号の説明】 101,201 音源 102,103 制御増幅器 104〜106,204〜206 アンプ 107,108,207、208 スピーカ 109,209,311 マイクロホン 110〜112,211〜213 A/D変換器 113,114,214、215 適応フィルタ 115,216 減算器 116,117 レベル判定器 118,120 信号変換器 119 増幅量調整器 121,217 加算器 130,131 遅延手段 202、203 音量調整器 210 抵抗減衰器 218〜220 レベル変換器 221 増幅量制御器 222 基準信号発生器 223 減衰量調整器 224 係数保持器 225、226 DSP(デジタルシグナルプロセッ
サ) 227 マイクロコンピュータ 228 不揮発性メモリ 301 入力端子 302 出力端子 303,313,318,319 A/D変換器 304 FIRフィルタ 305 D/A変換器 306、314 高速フーリエ変換器 307、315 レベル検出器 308 利得算定手段 309 補間器 310 フィルタ係数算定手段 312 増幅器 316 比較器 317 適応フィルタ手段 330,331 遅延手段 340 音声信号分析手段 341 周囲騒音分析手段 342 フィルタ手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04S 7/00 C 8421−5H

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲騒音に従ってスピーカより発音され
    る音量を自動的に調整する装置において、左右各チャン
    ネルの音声信号をそれぞれ入力とする2チャンネルの適
    応フィルタ(可変係数デジタルフィルタ)と、マイクロ
    ホンより得られるスピーカ音と周囲騒音との合成音信号
    より前記適応フィルタの各出力を減ずる減算手段とを備
    えるとともに、前記各適応フィルタの係数が前記減算手
    段の出力により順次更新され、前記減算手段の出力中の
    スピーカ音成分をほぼ零とするよう構成され、且つ前記
    減算手段の出力より変換した信号のレベルにより音響装
    置の音量を調整するよう構成されることを特徴とする自
    動音量調整装置。
  2. 【請求項2】 適応フィルタの動作開始後適当な時間が
    経過してから音量調整動作を開始させる手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動音量調整装置。
  3. 【請求項3】 各音量調整器の出力側音声信号より変換
    した信号のレベルの基準値との大小を比較する手段と、
    前記各音量調整器の出力側音声信号より変換した信号の
    小レベル時にその音量調整器の出力を入力とする適応フ
    ィルタの係数更新を中止し係数を保持する手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動
    音量調整装置。
  4. 【請求項4】 マイクロホンより得られる周囲騒音に応
    じて、音源からの音声信号に基づきスピーカより発音さ
    れる音量を自動的に調整する装置において、前記音声信
    号を入力とする適応フィルタ(可変係数デジタルフィル
    タ)と、前記マイクロホンより得られるスピーカ音と周
    囲騒音との合成音信号から前記適応フィルタの出力を減
    算し、減算した信号により前記適応フィルタの係数を順
    次更新して前記減算した信号中のスピーカ音成分をほぼ
    零とする減算手段と、前記適応フィルタの出力より変換
    した信号のレベル及び前記減算手段の出力より変換した
    信号のレベルに基づいて音響装置の前記音量を調整する
    手段とを備えることを特徴とする自動音量調整装置。
  5. 【請求項5】 スピーカに校正信号を発生させる手段
    と、校正信号発生時にマイクロホン出力信号に対する利
    得を調整する手段と、前記利得を電源遮断後も保持する
    手段とを備えることを特徴とする請求項4記載の自動音
    量調整装置。
  6. 【請求項6】 適応フィルタは、左右各チャンネルの音
    声信号をそれぞれ入力とする2チャンネルであることを
    特徴とする請求項4記載の自動音量調整装置。
  7. 【請求項7】 適応フィルタは、左右各チャンネルの音
    声信号をそれぞれ入力とする2チャンネルであることを
    特徴とする請求項5記載の自動音量調整装置。
  8. 【請求項8】 音響装置の音量調整手段と校正信号発生
    手段とを共通のDSP(デジタルシグナルプロセッサ)
    により構成したことを特徴とする請求項7記載の自動音
    量調整装置。
  9. 【請求項9】 適応フィルタの出力より変換した信号の
    レベルを音響装置の音量の増幅量に変換する手段と、前
    記校正信号発生時にマイクロホン出力より変換した信号
    のレベルをマイクロホン出力信号に対する利得の調整量
    に変換する手段とを共通のマイクロコンピュータで構成
    したことを特徴とする請求項7記載の自動音量調整装
    置。
  10. 【請求項10】 音声信号を複数の周波数帯域の成分に
    分け各周波数帯域に入る音声信号成分のレベルを求める
    音声信号分析手段と、マイクロホンと、マイクロホンか
    ら得た周囲騒音信号を複数の周波数帯域の成分に分け各
    周波数帯域に入る周囲騒音信号成分のレベルを求める周
    囲騒音信号分析手段と、前記音声信号分析手段および周
    囲騒音信号分析手段の出力から音声信号分析手段にて分
    析された各帯域の音声信号に与えるべき利得を算定する
    利得算定手段と、この利得算定手段の出力として与えら
    れる利得周波数特性を概略実現するフィルタ手段とを備
    える自動音量調整装置であって、該フィルタ手段が音声
    信号を選択的に通過させるFIRフィルタと、前記利得
    算定手段の出力を補間し等周波数間隔の利得を与える補
    間手段と、この補間手段の出力を逆フーリエ変換して前
    記FIRフィルタの係数を決定するフィルタ係数算定手
    段とを備えることを特徴とする自動音量調整装置。
  11. 【請求項11】 音声信号分析手段が音声信号の高速フ
    ーリエ変換を行う高速フーリエ変換手段と、該高速フー
    リエ変換手段の出力をほぼ一定の比帯域幅に振り分けて
    各帯域に入る音声信号成分のレベルを求める音声信号レ
    ベル分析手段とから構成されることを特徴とする請求項
    10記載の自動音量調整装置。
  12. 【請求項12】 周囲騒音信号分析手段が周囲騒音信号
    の高速フーリエ変換を行う高速フーリエ変換手段と、該
    高速フーリエ変換手段の出力をほぼ一定の比帯域幅に振
    り分けて各帯域に入る周囲騒音信号成分のレベルを求め
    る周囲騒音信号レベル分析手段とから構成されることを
    特徴とする請求項10記載の自動音量調整装置。
  13. 【請求項13】 音声信号分析手段が音声信号の高速フ
    ーリエ変換を行う第1の高速フーリエ変換手段と、該第
    1の高速フーリエ変換手段の出力をほぼ一定の比帯域幅
    に振り分けて各帯域に入る音声信号成分のレベルを求め
    る音声信号レベル分析手段とを有し、周囲騒音信号分析
    手段が周囲騒音信号の高速フーリエ変換を行う第2の高
    速フーリエ変換手段と、該第2の高速フーリエ変換手段
    の出力をほぼ一定の比帯域幅に振り分けて各帯域に入る
    周囲騒音信号成分のレベルを求める周囲騒音信号レベル
    分析手段とを有し、第1の高速フーリエ変換手段の出力
    と第2の高速フーリエ変換手段の出力とを入力とし、第
    1の高速フーリエ変換手段の出力と各分析周波数毎に予
    め定められたレベルとを比較し、または第1の高速フー
    リエ変換手段の出力と第2の高速フーリエ変換手段の出
    力とを比較し、比較結果に応じた第2の高速フーリエ変
    換手段の出力を利得算定手段へ出力する比較手段を備え
    ることを特徴とする請求項10記載の自動音量調整装
    置。
  14. 【請求項14】 マイクロホンから得た周囲騒音信号と
    音声信号を入力とし周囲騒音信号から音声信号と相関の
    高い成分を差し引いて出力するよう構成される適応フィ
    ルタ手段を備えることを特徴とする請求項10記載の自
    動音量調整装置。
  15. 【請求項15】 第1の高速フーリエ変換手段の信号入
    力経路に時間遅延手段を設けることを特徴とする請求項
    13記載の自動音量調整装置。
  16. 【請求項16】 FIRフィルタの信号入力経路に時間
    遅延手段を設けることを特徴とする請求項14記載の自
    動音量調整装置。
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