JPH06311775A - トルク測定方法およびその装置とこれを用いたトルク制御装置および動力計 - Google Patents
トルク測定方法およびその装置とこれを用いたトルク制御装置および動力計Info
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- JPH06311775A JPH06311775A JP5089650A JP8965093A JPH06311775A JP H06311775 A JPH06311775 A JP H06311775A JP 5089650 A JP5089650 A JP 5089650A JP 8965093 A JP8965093 A JP 8965093A JP H06311775 A JPH06311775 A JP H06311775A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】精度よくモーターの実効的なトルクを計算する
ことが可能であり、また、このトルクの計算値に基づい
て正確なモーターのトルク制御を行うことができ、測定
対象物に対して正確なトルクの負荷を与えることが可能
なトルク測定方法およびその装置とこれを用いたトルク
制御装置および動力計を得ることを目的とする。 【構成】 トルク演算回路10はレゾルバ61等の測定
値に基づいて、モーター7の回転数N、モーター7の電
機子誘起電圧E、およびモーター7のトルクを算出す
る。損失記憶テーブル11は予めモーター7の電機子誘
起電圧Eと回転数とを一定間隔のパラメーターとして測
定した損失のトルク換算値TLOSSを3次元テーブルの形
式で記憶する。減算回路12はトルク演算回路10で算
出されたトルクから、損失記憶テーブル11から入力さ
れる上述の損失のトルク換算値TLO SSを減算して補正す
る。トルク制御回路13は補正後のトルクの値とトルク
の設定値に基づいてモーター7をトルク制御する。
ことが可能であり、また、このトルクの計算値に基づい
て正確なモーターのトルク制御を行うことができ、測定
対象物に対して正確なトルクの負荷を与えることが可能
なトルク測定方法およびその装置とこれを用いたトルク
制御装置および動力計を得ることを目的とする。 【構成】 トルク演算回路10はレゾルバ61等の測定
値に基づいて、モーター7の回転数N、モーター7の電
機子誘起電圧E、およびモーター7のトルクを算出す
る。損失記憶テーブル11は予めモーター7の電機子誘
起電圧Eと回転数とを一定間隔のパラメーターとして測
定した損失のトルク換算値TLOSSを3次元テーブルの形
式で記憶する。減算回路12はトルク演算回路10で算
出されたトルクから、損失記憶テーブル11から入力さ
れる上述の損失のトルク換算値TLO SSを減算して補正す
る。トルク制御回路13は補正後のトルクの値とトルク
の設定値に基づいてモーター7をトルク制御する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトルクを計算し、さらに
モーターの回転数、および、電機子の誘起電圧に基づい
てトルクを補正し、この値に基づいて該モーターについ
てトルク制御、および、速度制御等を行うトルク測定方
法と制御方法およびこれらを用いた動力計に関する。
モーターの回転数、および、電機子の誘起電圧に基づい
てトルクを補正し、この値に基づいて該モーターについ
てトルク制御、および、速度制御等を行うトルク測定方
法と制御方法およびこれらを用いた動力計に関する。
【0002】
【従来の技術】モーターの回転力(トルク)を測定し、
この情報に基づいて該モーターをトルク制御する方法お
よび装置としては、以下に述べるようなものが知られて
いる。図8は、DCモーターのトルク制御を行う従来の
トルク制御装置9の構成を示す図である。図9は、トル
ク制御装置9においてトルク計算値の補正に使用される
DCモーターの回転数ωと損失値TLOSSの関係を示す図
である。
この情報に基づいて該モーターをトルク制御する方法お
よび装置としては、以下に述べるようなものが知られて
いる。図8は、DCモーターのトルク制御を行う従来の
トルク制御装置9の構成を示す図である。図9は、トル
ク制御装置9においてトルク計算値の補正に使用される
DCモーターの回転数ωと損失値TLOSSの関係を示す図
である。
【0003】制御の対象となるDCモーターには角速
度、電機子の誘起電圧、および電流等の測定手段が備え
られており(いずれも図示せず)、トルク制御装置9は
これらの値を測定してそのトルクを計算し、DCモータ
ーの制御を行う。トルク制御装置9の動作の概要は、以
下の通りである。
度、電機子の誘起電圧、および電流等の測定手段が備え
られており(いずれも図示せず)、トルク制御装置9は
これらの値を測定してそのトルクを計算し、DCモータ
ーの制御を行う。トルク制御装置9の動作の概要は、以
下の通りである。
【0004】トルク演算回路91は、DCモーターの回
転角度に基づいて、その単位時間当たりの回転数を算出
し、さらにこの回転数、電機子の端子電圧等から電機子
の誘起電圧を算出し、これらの値と電機子の電流に基づ
いてDCモーターのトルクを計算する。
転角度に基づいて、その単位時間当たりの回転数を算出
し、さらにこの回転数、電機子の端子電圧等から電機子
の誘起電圧を算出し、これらの値と電機子の電流に基づ
いてDCモーターのトルクを計算する。
【0005】損失データ記憶テーブル94は、トルク演
算回路91の制御に基づいて、DCモーター回転数に対
応する損失の値TLOSSを損失データ記憶テーブル91か
ら読み出し、減算回路92に入力する。減算回路92
は、この損失の値を前記トルクの計算結果から減算して
補正を行い、DCモーターの実効的なトルクを算出す
る。トルク制御回路93は、この算出されたトルクの値
に基づいてDCモーターの制御を行う。
算回路91の制御に基づいて、DCモーター回転数に対
応する損失の値TLOSSを損失データ記憶テーブル91か
ら読み出し、減算回路92に入力する。減算回路92
は、この損失の値を前記トルクの計算結果から減算して
補正を行い、DCモーターの実効的なトルクを算出す
る。トルク制御回路93は、この算出されたトルクの値
に基づいてDCモーターの制御を行う。
【0006】ここで、損失データ記憶テーブル94に記
憶される損失の値TLOSSは、回転数ωをパラメータとし
て、この回転数に対応する関数として記憶されている。
このモーターの回転数ωと損失の値TLOSSとの関係は、
例えば図9に示す通りである。
憶される損失の値TLOSSは、回転数ωをパラメータとし
て、この回転数に対応する関数として記憶されている。
このモーターの回転数ωと損失の値TLOSSとの関係は、
例えば図9に示す通りである。
【0007】以上のようにトルク制御装置9によりモー
ターの実効的なトルクの値を算出し、このトルクの値に
基づいてトルク制御回路93を介して、例えばサイリス
タレオナード回路等を用いてDCモーターに供給する電
力の電圧値を適切に制御することにより、DCモーター
のトルクを所定の値に保つことが可能である。
ターの実効的なトルクの値を算出し、このトルクの値に
基づいてトルク制御回路93を介して、例えばサイリス
タレオナード回路等を用いてDCモーターに供給する電
力の電圧値を適切に制御することにより、DCモーター
のトルクを所定の値に保つことが可能である。
【0008】つまり、DCモーターのトルクが所定の値
よりも小さくなった場合にはDCモーターに供給する電
力の電圧値を上げてトルクを大きくし、逆に所定の値よ
りも大きくなった場合にはDCモーターに供給する電力
の電圧値を下げてトルクを小さくするという制御を行っ
てトルクを一定に保つ。
よりも小さくなった場合にはDCモーターに供給する電
力の電圧値を上げてトルクを大きくし、逆に所定の値よ
りも大きくなった場合にはDCモーターに供給する電力
の電圧値を下げてトルクを小さくするという制御を行っ
てトルクを一定に保つ。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】モーターの実効的なト
ルクの算出に使用される損失TLOSSは従来、上述のよう
に、モーターの回転数ωの関数として取り扱われてき
た。しかし上述のように、少なくとも鉄損の内のヒステ
リシス損はモーターの回転数の関数ではないため、実際
のモーターの運転にあってはこの損失TLOSSを回転数の
みの関数としては扱い得ない。
ルクの算出に使用される損失TLOSSは従来、上述のよう
に、モーターの回転数ωの関数として取り扱われてき
た。しかし上述のように、少なくとも鉄損の内のヒステ
リシス損はモーターの回転数の関数ではないため、実際
のモーターの運転にあってはこの損失TLOSSを回転数の
みの関数としては扱い得ない。
【0010】つまり、このヒステリシス損の原因のひと
つである界磁電流と界磁磁束密度との関係には、例えば
図10に示すようなヒステリシスがある。また、電機子
反作用および界磁電源の変動等により界磁電流は一定と
はならない。従って、界磁電流と界磁磁束密度の関係
は、このヒステリシスループ上を移動することになり、
モーターの界磁電流が同一である場合にも、このヒステ
リシスを生じる範囲では界磁磁束密度を一意に求めるこ
とができない。
つである界磁電流と界磁磁束密度との関係には、例えば
図10に示すようなヒステリシスがある。また、電機子
反作用および界磁電源の変動等により界磁電流は一定と
はならない。従って、界磁電流と界磁磁束密度の関係
は、このヒステリシスループ上を移動することになり、
モーターの界磁電流が同一である場合にも、このヒステ
リシスを生じる範囲では界磁磁束密度を一意に求めるこ
とができない。
【0011】ここで、損失TLOSSは主に鉄損および機械
損によって生じ、この内の鉄損は、界磁電流と界磁磁束
密度のヒステリシスによるヒステリシス損およびうず電
流損から生じる。
損によって生じ、この内の鉄損は、界磁電流と界磁磁束
密度のヒステリシスによるヒステリシス損およびうず電
流損から生じる。
【0012】したがって、従来のように鉄損をモーター
の回転数のみの関数として計算して補正を行った場合、
実効的なモーターのトルクを正確に計算することができ
ないという問題がある。
の回転数のみの関数として計算して補正を行った場合、
実効的なモーターのトルクを正確に計算することができ
ないという問題がある。
【0013】また、モーターの実効的なトルクを正確に
求めることができず、モーターに対して正確なトルク制
御を行うことができないという問題がある。また、この
ようなモーターのトルク制御を行い、例えば自動車とい
った測定対象物について所定のトルク値の負荷を与える
動力計においては、測定対象の自動車に与えられる負荷
が正確でないためにその燃費等の測定結果に誤差が生じ
ることになるという問題点がある。
求めることができず、モーターに対して正確なトルク制
御を行うことができないという問題がある。また、この
ようなモーターのトルク制御を行い、例えば自動車とい
った測定対象物について所定のトルク値の負荷を与える
動力計においては、測定対象の自動車に与えられる負荷
が正確でないためにその燃費等の測定結果に誤差が生じ
ることになるという問題点がある。
【0014】本発明は以上に述べた従来技術の問題に鑑
みてなされたものであり、より精度よくモーターの実効
的なトルクを計算することが可能であり、また、このト
ルクの計算値に基づいて正確なモーターのトルク制御を
行うことができ、測定対象物に対して正確なトルクの負
荷を与えることが可能なトルク測定方法およびその装置
とこれを用いたトルク制御装置および動力計と提供する
ことを目的とする。
みてなされたものであり、より精度よくモーターの実効
的なトルクを計算することが可能であり、また、このト
ルクの計算値に基づいて正確なモーターのトルク制御を
行うことができ、測定対象物に対して正確なトルクの負
荷を与えることが可能なトルク測定方法およびその装置
とこれを用いたトルク制御装置および動力計と提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために本発明のトルク測定方法は、動作中のモーターの
電機子の電流および端子電圧を測定し、これらに基づい
て前記電機子の誘起電圧を算出し、前記モーターの回転
角を測定してその回転数を算出し、前記誘起電圧および
前記回転数に基づいて、前記モーターのトルクを算出
し、前記誘起電圧および前記回転数に対応して予め算出
した前記モーターの損失のトルク換算値を前記算出され
たトルクから減算してトルクを補正する。
ために本発明のトルク測定方法は、動作中のモーターの
電機子の電流および端子電圧を測定し、これらに基づい
て前記電機子の誘起電圧を算出し、前記モーターの回転
角を測定してその回転数を算出し、前記誘起電圧および
前記回転数に基づいて、前記モーターのトルクを算出
し、前記誘起電圧および前記回転数に対応して予め算出
した前記モーターの損失のトルク換算値を前記算出され
たトルクから減算してトルクを補正する。
【0016】また、前記損失のトルク換算値は、前記モ
ーターを複数の所定の回転数で回転させて、各回転数に
おける前記電機子の電流および端子電圧を測定し、これ
らに基づいて前記電機子の誘起電圧を算出し、前記誘起
電圧および前記所定の回転数に基づいて算出され、前記
誘起電圧および前記回転数と対応付けて記憶され、前記
損失のトルク換算値の算出の際の前記誘起電圧の設定
は、所定の設定電圧と前記電機子の端子電圧を比較し、
前記電機子の端子電圧が前記設定電圧に達した場合に界
磁電流を弱めることにより行われ、動作中の前記モータ
ーの電機子の誘起電圧、および、回転数、または、いず
れか一方が記憶されている値に一致しない場合に、記憶
されている前記損失のトルク換算値に基づいて、動作中
の前記モーターの電機子の誘起電圧、および、回転数に
対応する前記損失のトルク換算値を関数補間することを
特徴とする。
ーターを複数の所定の回転数で回転させて、各回転数に
おける前記電機子の電流および端子電圧を測定し、これ
らに基づいて前記電機子の誘起電圧を算出し、前記誘起
電圧および前記所定の回転数に基づいて算出され、前記
誘起電圧および前記回転数と対応付けて記憶され、前記
損失のトルク換算値の算出の際の前記誘起電圧の設定
は、所定の設定電圧と前記電機子の端子電圧を比較し、
前記電機子の端子電圧が前記設定電圧に達した場合に界
磁電流を弱めることにより行われ、動作中の前記モータ
ーの電機子の誘起電圧、および、回転数、または、いず
れか一方が記憶されている値に一致しない場合に、記憶
されている前記損失のトルク換算値に基づいて、動作中
の前記モーターの電機子の誘起電圧、および、回転数に
対応する前記損失のトルク換算値を関数補間することを
特徴とする。
【0017】また、本発明のトルク測定装置は、動作中
のモーターの電機子の電流、前記電機子の端子電圧、お
よび、前記モーターの回転角を測定する測定手段と、前
記電機子の電流および端子電圧に基づいて前記電機子の
誘起電圧を算出し、前記回転角に基づいて前記モーター
の回転数を算出する算出手段と、前記誘起電圧および前
記回転数に基づいて、前記モーターのトルクを算出する
トルク算出手段と、前記誘起電圧および前記回転数に対
応して予め算出した前記モーターの損失のトルク換算値
を前記算出されたトルクから減算して補正する補正手段
とを有する。
のモーターの電機子の電流、前記電機子の端子電圧、お
よび、前記モーターの回転角を測定する測定手段と、前
記電機子の電流および端子電圧に基づいて前記電機子の
誘起電圧を算出し、前記回転角に基づいて前記モーター
の回転数を算出する算出手段と、前記誘起電圧および前
記回転数に基づいて、前記モーターのトルクを算出する
トルク算出手段と、前記誘起電圧および前記回転数に対
応して予め算出した前記モーターの損失のトルク換算値
を前記算出されたトルクから減算して補正する補正手段
とを有する。
【0018】また、前記モーターを所定の回転数で回転
させる回転数制御手段と、テーブルとをさらに有し、前
記回転数制御手段により前記モーターを複数の所定の回
転数で回転させ、前記各回転数における前記測定手段に
より前記電機子の電流および端子電圧を測定し、前記電
機子の電流および端子電圧の値に基づいて、前記算出手
段により前記電機子の誘起電圧が算出され、前記誘起電
圧および前記所定の回転数に基づいて前記損失のトルク
換算値が算出され、前記損失のトルク換算値は、前記テ
ーブルに前記誘起電圧および前記各回転数とに対応付け
られて記憶されることを特徴とする。
させる回転数制御手段と、テーブルとをさらに有し、前
記回転数制御手段により前記モーターを複数の所定の回
転数で回転させ、前記各回転数における前記測定手段に
より前記電機子の電流および端子電圧を測定し、前記電
機子の電流および端子電圧の値に基づいて、前記算出手
段により前記電機子の誘起電圧が算出され、前記誘起電
圧および前記所定の回転数に基づいて前記損失のトルク
換算値が算出され、前記損失のトルク換算値は、前記テ
ーブルに前記誘起電圧および前記各回転数とに対応付け
られて記憶されることを特徴とする。
【0019】また、所定の設定電圧と前記電機子の端子
電圧を比較し、前記電機子の端子電圧が前記設定電圧に
達した場合に前記モーターの界磁電流を弱め、前記誘起
電圧を設定する誘起電圧設定手段をさらに有し、前記損
失のトルク換算値を算出する際に、前記誘起電圧設定手
段により誘起電圧の設定を行うことを特徴とする。
電圧を比較し、前記電機子の端子電圧が前記設定電圧に
達した場合に前記モーターの界磁電流を弱め、前記誘起
電圧を設定する誘起電圧設定手段をさらに有し、前記損
失のトルク換算値を算出する際に、前記誘起電圧設定手
段により誘起電圧の設定を行うことを特徴とする。
【0020】また、前記トルク計算手段または前記テー
ブルは、動作中の前記モーターの誘起電圧、および、回
転数、または、いずれか一方が前記テーブルに記憶され
ている値に一致しない場合に、前記テーブルに記憶され
る損失のトルク換算値に基づいて、動作中のモーターの
前記誘起電圧および前記回転数に対応する損失のトルク
換算値を関数補間することを特徴とする。
ブルは、動作中の前記モーターの誘起電圧、および、回
転数、または、いずれか一方が前記テーブルに記憶され
ている値に一致しない場合に、前記テーブルに記憶され
る損失のトルク換算値に基づいて、動作中のモーターの
前記誘起電圧および前記回転数に対応する損失のトルク
換算値を関数補間することを特徴とする。
【0021】また、本発明のトルク制御装置は、動作中
のモーターの電機子の電流、前記電機子の端子電圧、お
よび、前記モーターの回転角を測定する測定手段と、前
記電機子の電流および端子電圧に基づいて前記電機子の
誘起電圧を算出し、前記回転角に基づいて前記モーター
の回転数を算出する算出手段と、前記誘起電圧および前
記回転数に基づいて、前記モーターのトルクを算出する
トルク算出手段と、前記誘起電圧および前記回転数に対
応して予め算出した前記モーターの損失のトルク換算値
を前記算出されたトルクから減算して補正する補正手段
と、前記補正されたトルクに基づいて前記モーターにつ
いて速度制御、および、トルク制御、または、いずれか
一方を行うモーター制御手段とを有する。
のモーターの電機子の電流、前記電機子の端子電圧、お
よび、前記モーターの回転角を測定する測定手段と、前
記電機子の電流および端子電圧に基づいて前記電機子の
誘起電圧を算出し、前記回転角に基づいて前記モーター
の回転数を算出する算出手段と、前記誘起電圧および前
記回転数に基づいて、前記モーターのトルクを算出する
トルク算出手段と、前記誘起電圧および前記回転数に対
応して予め算出した前記モーターの損失のトルク換算値
を前記算出されたトルクから減算して補正する補正手段
と、前記補正されたトルクに基づいて前記モーターにつ
いて速度制御、および、トルク制御、または、いずれか
一方を行うモーター制御手段とを有する。
【0022】また、本発明の動力計は、動作中のモータ
ーの電機子の電流、前記電機子の端子電圧、および、前
記モーターの回転角を測定する測定手段と、前記電機子
の電流および端子電圧に基づいて前記電機子の誘起電圧
を算出し、前記回転角に基づいて前記モーターの回転数
を算出する算出手段と、前記誘起電圧および前記回転数
に基づいて、前記モーターのトルクを算出するトルク算
出手段と、前記誘起電圧および前記回転数に対応して予
め算出した前記モーターの損失のトルク換算値を前記算
出されたトルクから減算して補正する補正手段と、前記
補正されたトルクに基づいて前記モーターについて速度
制御、および、トルク制御、または、いずれか一方を行
うモーター制御手段と、モーターについて速度制御、お
よび、トルク制御、または、いずれか一方を行い、測定
対象に負荷を与える手段とを有する。
ーの電機子の電流、前記電機子の端子電圧、および、前
記モーターの回転角を測定する測定手段と、前記電機子
の電流および端子電圧に基づいて前記電機子の誘起電圧
を算出し、前記回転角に基づいて前記モーターの回転数
を算出する算出手段と、前記誘起電圧および前記回転数
に基づいて、前記モーターのトルクを算出するトルク算
出手段と、前記誘起電圧および前記回転数に対応して予
め算出した前記モーターの損失のトルク換算値を前記算
出されたトルクから減算して補正する補正手段と、前記
補正されたトルクに基づいて前記モーターについて速度
制御、および、トルク制御、または、いずれか一方を行
うモーター制御手段と、モーターについて速度制御、お
よび、トルク制御、または、いずれか一方を行い、測定
対象に負荷を与える手段とを有する。
【0023】
【作用】電機子の誘起電圧、電機子の電流、および回転
数に基づいてモーターのトルクを計算し、さらにモータ
ーの回転数、および電機子の誘起電圧に対応した損失値
を求め、前記トルクの計算値についてこの損失値に基づ
いた補正を行うことにより正確なモーターの実効的なト
ルクの値を求める。
数に基づいてモーターのトルクを計算し、さらにモータ
ーの回転数、および電機子の誘起電圧に対応した損失値
を求め、前記トルクの計算値についてこの損失値に基づ
いた補正を行うことにより正確なモーターの実効的なト
ルクの値を求める。
【0024】また、上記損失値は、予め所定の電機子の
誘起電圧およびモーターの回転数をパラメーターとして
該モーターについてトルクの測定を行って3次元テーブ
ルの形式で記憶される。
誘起電圧およびモーターの回転数をパラメーターとして
該モーターについてトルクの測定を行って3次元テーブ
ルの形式で記憶される。
【0025】モーターの動作時には、該モーターについ
て実測された電機子の誘起電圧とモーターの回転数に基
づいてこのテーブルを参照してトルクの計算値の補正を
行う。また、これらの前記3次元テーブルのパラメータ
と実測値が一致しない場合、3次元テーブルに記憶され
ているパラメーターであって、実測値に近いものに基づ
いて補間を行って上記トルク計算値の補間に使用する。
て実測された電機子の誘起電圧とモーターの回転数に基
づいてこのテーブルを参照してトルクの計算値の補正を
行う。また、これらの前記3次元テーブルのパラメータ
と実測値が一致しない場合、3次元テーブルに記憶され
ているパラメーターであって、実測値に近いものに基づ
いて補間を行って上記トルク計算値の補間に使用する。
【0026】また、上記のようにして得られた補正後の
モーターの実効的なトルクに基づいて正確なモーターの
トルク制御を行う。以上のようなモーターのトルク測定
とトルク制御を動力計に適用して、測定対象に対して正
確な定トルクの負荷を与える。
モーターの実効的なトルクに基づいて正確なモーターの
トルク制御を行う。以上のようなモーターのトルク測定
とトルク制御を動力計に適用して、測定対象に対して正
確な定トルクの負荷を与える。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明のトルク演算制御装置1を応用した動力計の構成
を示す図である。本発明のトルク演算制御装置1は、例
えば図1に示すように、動作制御装置6を介してモータ
ー7をトルク制御し、自動車81に対して端末5から設
定された所定の定トルク負荷を与え、自動車81の燃
費、排気ガス等の測定を行う動力計に適用される。
本発明のトルク演算制御装置1を応用した動力計の構成
を示す図である。本発明のトルク演算制御装置1は、例
えば図1に示すように、動作制御装置6を介してモータ
ー7をトルク制御し、自動車81に対して端末5から設
定された所定の定トルク負荷を与え、自動車81の燃
費、排気ガス等の測定を行う動力計に適用される。
【0028】図2は、図1に示した動力計のトルク制御
に関係する部分の構成を示す図である。図2において、
トルク演算制御装置1はモーター7の実効的なトルクを
算出し、このトルクの値に基づいて動作制御装置6を制
御してモーター7に対してトルク制御等を行う。
に関係する部分の構成を示す図である。図2において、
トルク演算制御装置1はモーター7の実効的なトルクを
算出し、このトルクの値に基づいて動作制御装置6を制
御してモーター7に対してトルク制御等を行う。
【0029】動作制御装置6は、例えばサイリスタレオ
ナード装置であり、トルク演算制御装置1からの制御情
報に基づいて動作制御装置6のサイリスタを点弧角制御
し、モーター7を制御する。モーター7は、トルク演算
制御装置1の制御の対象となるDCモーターである。
ナード装置であり、トルク演算制御装置1からの制御情
報に基づいて動作制御装置6のサイリスタを点弧角制御
し、モーター7を制御する。モーター7は、トルク演算
制御装置1の制御の対象となるDCモーターである。
【0030】モーター7の補極71は、モーター7の電
機子の主極(図示せず)に直列に接続され、電機子起磁
力を打ち消す。なお、本発明においては補極71は主極
の誘起電圧の算出の際に、その銅損の補正のために使用
される。
機子の主極(図示せず)に直列に接続され、電機子起磁
力を打ち消す。なお、本発明においては補極71は主極
の誘起電圧の算出の際に、その銅損の補正のために使用
される。
【0031】レゾルバ61は、モーター7の回転角を検
出する。トルク演算制御装置1は、この回転角に基づい
てモーター7の単位時間当たりの回転数を算出する。第
一の電圧計62は、補極71の電圧を測定してトルク演
算制御装置1に入力する。第二の電力計63は、電機子
の電圧を測定して界磁制御装置65、およびトルク演算
制御装置1に入力する。なお、電力計62、63に抵抗
器による分圧回路を前置して、電圧計62、63に印加
される電圧を適宜低くするように構成してもよい。
出する。トルク演算制御装置1は、この回転角に基づい
てモーター7の単位時間当たりの回転数を算出する。第
一の電圧計62は、補極71の電圧を測定してトルク演
算制御装置1に入力する。第二の電力計63は、電機子
の電圧を測定して界磁制御装置65、およびトルク演算
制御装置1に入力する。なお、電力計62、63に抵抗
器による分圧回路を前置して、電圧計62、63に印加
される電圧を適宜低くするように構成してもよい。
【0032】電流計64は、モーター7の電機子に流れ
る電流を測定してトルク演算制御装置1に入力する。図
3は、界磁制御装置65およびその周辺部分の構成を示
す図である。界磁制御装置65は、電機子の電圧に基づ
いてモーター7の界磁コイル72に流れる電流を制御す
る装置であり、後述する損失データ記憶テーブル11を
生成する際に使用される。
る電流を測定してトルク演算制御装置1に入力する。図
3は、界磁制御装置65およびその周辺部分の構成を示
す図である。界磁制御装置65は、電機子の電圧に基づ
いてモーター7の界磁コイル72に流れる電流を制御す
る装置であり、後述する損失データ記憶テーブル11を
生成する際に使用される。
【0033】図4は、界磁制御装置65による界磁電流
の制御を説明する図である。モーター7の回転数N、電
機子の端子電圧Va 、および界磁電流If の関係は図4
に示す通りである。界磁制御装置65は、電圧計62の
電圧を常に監視して、モーター7の回転数が大きくなっ
て電機子の端子電圧(Va )が予め設定された界磁弱め
開始電圧(Van)を超えようとすると、界磁電流If の
値を小さくする(しぼる)。すると、モーター7が回転
数一定になるように制御されている場合、界磁電流If
の減少により界磁磁束密度φが減少し、次式より電機子
の端子電圧Va は下がる。
の制御を説明する図である。モーター7の回転数N、電
機子の端子電圧Va 、および界磁電流If の関係は図4
に示す通りである。界磁制御装置65は、電圧計62の
電圧を常に監視して、モーター7の回転数が大きくなっ
て電機子の端子電圧(Va )が予め設定された界磁弱め
開始電圧(Van)を超えようとすると、界磁電流If の
値を小さくする(しぼる)。すると、モーター7が回転
数一定になるように制御されている場合、界磁電流If
の減少により界磁磁束密度φが減少し、次式より電機子
の端子電圧Va は下がる。
【数1】 Va ∝φN ・・・(1)
【0034】電機子の端子電圧Va が下がると、界磁制
御装置65は再び界磁電流If を元に戻す。従って、界
磁磁束密度φも元に戻るので、式1より電機子端子電圧
も元に戻り、結局電機子の端子電圧は、
御装置65は再び界磁電流If を元に戻す。従って、界
磁磁束密度φも元に戻るので、式1より電機子端子電圧
も元に戻り、結局電機子の端子電圧は、
【数2】 Va ≒Van ・・・(2) となる。
【0035】後述する速度制御装置15によりモーター
7の回転数を一定に保ち、さらに界磁制御装置65を使
用することにより、電機子の端子電圧Va を常に一定に
保つことができる。また、界磁弱め電圧の設定変更によ
り、電機子の端子電圧Va を任意の値に設定可能であ
る。
7の回転数を一定に保ち、さらに界磁制御装置65を使
用することにより、電機子の端子電圧Va を常に一定に
保つことができる。また、界磁弱め電圧の設定変更によ
り、電機子の端子電圧Va を任意の値に設定可能であ
る。
【0036】図5は、本発明のトルク演算制御装置1の
構成を示す図である。トルク演算回路10は、レゾルバ
61、電圧計62、63、および電流計64の測定値に
基づいて、モーター7の回転数N、モーター7の電機子
誘起電圧E、およびモーター7のトルクを算出する。
構成を示す図である。トルク演算回路10は、レゾルバ
61、電圧計62、63、および電流計64の測定値に
基づいて、モーター7の回転数N、モーター7の電機子
誘起電圧E、およびモーター7のトルクを算出する。
【0037】損失データ記憶テーブル11は、予め界磁
制御装置65によりモーター7を所定の複数の回転数で
等速回転させて、モーター7の電機子誘起電圧Eと回転
数とを一定間隔のパラメーターとして測定した損失のト
ルク換算値TLOSSを3次元テーブルの形式で記憶する。
損失データ記憶テーブル11には、トルク演算回路10
で算出された回転数Nと電機子誘起電圧Eが入力され、
損失データ記憶テーブル11は記憶されるパラメーター
とこれらが一致した場合、そのまま対応する損失のトル
ク換算値TLOSSを減算回路12に入力する。
制御装置65によりモーター7を所定の複数の回転数で
等速回転させて、モーター7の電機子誘起電圧Eと回転
数とを一定間隔のパラメーターとして測定した損失のト
ルク換算値TLOSSを3次元テーブルの形式で記憶する。
損失データ記憶テーブル11には、トルク演算回路10
で算出された回転数Nと電機子誘起電圧Eが入力され、
損失データ記憶テーブル11は記憶されるパラメーター
とこれらが一致した場合、そのまま対応する損失のトル
ク換算値TLOSSを減算回路12に入力する。
【0038】これらが一致しない場合、損失データ記憶
テーブル11において、例えば以下のような補間が行わ
れ、この補間結果が減算回路12に入力される。トルク
演算回路10で算出されたモーター7の回転数xと電機
子誘起電圧yに対応する損失TLOSSxyを求める。損失デ
ータ記憶テーブル11に記憶された以下の4つのパラメ
ーターT11、T 21、T12、T22の範囲内(N1 <x<N
2 、E1 <y<E2 )にある場合について述べる。 T11:(N1 ,E1 ,TLOSS11)、T21:(N2 ,
E1 ,TLOSS21)、T12:(N1 ,E2 ,TLOSS12)、
T22:(N2 ,E2 ,TLOSS22)、ただし、N1 、N2
は、損失データ記憶テーブル11にパラメーターとして
記憶されるモーター7の回転数、E1 、E2 は、損失デ
ータ記憶テーブル11にパラメーターとして記憶される
モーター7の電機子誘起電圧、TLOSS11〜TLOSS22は、
これらのパラメーターに対応する損失のトルク換算値T
LOSSである。説明の便宜上、これらをベクトルとして扱
う。
テーブル11において、例えば以下のような補間が行わ
れ、この補間結果が減算回路12に入力される。トルク
演算回路10で算出されたモーター7の回転数xと電機
子誘起電圧yに対応する損失TLOSSxyを求める。損失デ
ータ記憶テーブル11に記憶された以下の4つのパラメ
ーターT11、T 21、T12、T22の範囲内(N1 <x<N
2 、E1 <y<E2 )にある場合について述べる。 T11:(N1 ,E1 ,TLOSS11)、T21:(N2 ,
E1 ,TLOSS21)、T12:(N1 ,E2 ,TLOSS12)、
T22:(N2 ,E2 ,TLOSS22)、ただし、N1 、N2
は、損失データ記憶テーブル11にパラメーターとして
記憶されるモーター7の回転数、E1 、E2 は、損失デ
ータ記憶テーブル11にパラメーターとして記憶される
モーター7の電機子誘起電圧、TLOSS11〜TLOSS22は、
これらのパラメーターに対応する損失のトルク換算値T
LOSSである。説明の便宜上、これらをベクトルとして扱
う。
【0039】まず、損失データ記憶テーブル11は回転
数x、電機子誘起電圧yがこれらの範囲にあることを判
定する。次に、以下の2つのベクトルTy1、Ty2を求め
る。
数x、電機子誘起電圧yがこれらの範囲にあることを判
定する。次に、以下の2つのベクトルTy1、Ty2を求め
る。
【数3】 Ty1=((E2 −y)T11+(y−E1 )T12)/(E2 −E1 ) ・・・(3)
【数4】 Ty2=((E2 −y)T21+(y−E1 )T22)/(E2 −E1 ) ・・・(4)
【0040】次に、これらのベクトルについて次の演算
を行う。
を行う。
【数5】 Txy=((N2 −x)Ty1+(x−N1 )Ty2)/(N2 −N1 ) ・・・(5) ここで、
【数6】 Txy=(x,y,TLOSSxy) ・・・(6) である。なお、これらの計算は、トルク演算回路10で
行うように構成してもよい。
行うように構成してもよい。
【0041】減算回路12は、トルク演算回路10で算
出されたトルクから、損失データ記憶テーブル11から
入力される上述の損失のトルク換算値TLOSSを減算して
補正し、トルク制御回路13、および表示インターフェ
ース回路14に入力する。トルク制御回路13は、減算
回路12から入力される補正後のトルクの値と、トルク
の設定値に基づいて動作制御装置6に対する制御信号を
発生する。表示インターフェース回路14は、補正後の
トルクの値、およびモーター7の回転数等を表示装置に
表示する。
出されたトルクから、損失データ記憶テーブル11から
入力される上述の損失のトルク換算値TLOSSを減算して
補正し、トルク制御回路13、および表示インターフェ
ース回路14に入力する。トルク制御回路13は、減算
回路12から入力される補正後のトルクの値と、トルク
の設定値に基づいて動作制御装置6に対する制御信号を
発生する。表示インターフェース回路14は、補正後の
トルクの値、およびモーター7の回転数等を表示装置に
表示する。
【0042】速度制御装置15は、損失データ記憶テー
ブル11の3次元形式のテーブルを作成する際に使用さ
れ、界磁制御装置65を制御してモーター7を等速回転
させる。通信制御回路16は、端末5との通信制御を行
い、端末5を介して設定されるトルク演算制御装置1に
対する設定情報、あるいはトルク演算制御装置1から端
末5に出力されるトルク測定結果情報等の入出力を行
う。
ブル11の3次元形式のテーブルを作成する際に使用さ
れ、界磁制御装置65を制御してモーター7を等速回転
させる。通信制御回路16は、端末5との通信制御を行
い、端末5を介して設定されるトルク演算制御装置1に
対する設定情報、あるいはトルク演算制御装置1から端
末5に出力されるトルク測定結果情報等の入出力を行
う。
【0043】以上述べたトルク演算制御装置1の各部分
は、各部分ごとに別々のハードウェアにより構成される
か、あるいは、DSP等により構成され、高速演算を行
う計算機上にソフトウェア的に構成されるか等を問わな
い。
は、各部分ごとに別々のハードウェアにより構成される
か、あるいは、DSP等により構成され、高速演算を行
う計算機上にソフトウェア的に構成されるか等を問わな
い。
【0044】以下、トルク演算制御装置1およびこれを
用いた動力計の動作を説明する。まず、トルク演算回路
10によるモーター7の実効的なトルクの算出とこの値
を用いたモーター7に対する制御について説明する。端
末5、通信制御回路16を介してトルク演算回路10に
モーター7のトルクが設定されると、トルク演算回路1
0は、この値をトルク制御回路13に入力するとともに
トルク制御回路13を制御してモーター7の回転を始動
する。
用いた動力計の動作を説明する。まず、トルク演算回路
10によるモーター7の実効的なトルクの算出とこの値
を用いたモーター7に対する制御について説明する。端
末5、通信制御回路16を介してトルク演算回路10に
モーター7のトルクが設定されると、トルク演算回路1
0は、この値をトルク制御回路13に入力するとともに
トルク制御回路13を制御してモーター7の回転を始動
する。
【0045】モーター7の回転角度はレゾルバ61を介
してトルク演算回路10に入力され、トルク演算回路1
0はこの値に基づいてモーター7の回転数Nおよび角速
度ωを算出する。また、電圧計62、63、電流計64
の測定値に基づいて以下のようにモーター7の電機子誘
起電圧の算出を行う。モーター7の電機子は、主極(図
示せず)と補極71から構成されており、主極の誘起電
圧について、補極71の端子電圧に基づいて銅損の補正
が行われる。
してトルク演算回路10に入力され、トルク演算回路1
0はこの値に基づいてモーター7の回転数Nおよび角速
度ωを算出する。また、電圧計62、63、電流計64
の測定値に基づいて以下のようにモーター7の電機子誘
起電圧の算出を行う。モーター7の電機子は、主極(図
示せず)と補極71から構成されており、主極の誘起電
圧について、補極71の端子電圧に基づいて銅損の補正
が行われる。
【0046】ここで、モーター7のトルクTは次式で定
義される。
義される。
【数7】 T=P/ω=E・Ia /ω ・・・(7) ここで、Pはモーター7の電力、ωはモーター7の角速
度、Eは主極の誘起電圧、Ia は主極の電流である。
度、Eは主極の誘起電圧、Ia は主極の電流である。
【0047】また、主極の誘起電圧は次式で表される。
【数8】 E=Va ’−Ra ・Ia −La ・dIa /dt−2Vb ・・・(8) ここで、Va ’は主極の端子電圧であり、次式の関係に
ある。
ある。
【数9】 Va ’=Va −Vip、 ・・・(9) また、Ra は主極の直流抵抗成分、Ia は主極の電流、
La は主極のリアクタンス成分、Vipは、補極71の端
子電圧、Vb は主極のブラシ一つ分の電圧降下である。
La は主極のリアクタンス成分、Vipは、補極71の端
子電圧、Vb は主極のブラシ一つ分の電圧降下である。
【0048】ここで、電圧Va は電圧計63により、電
圧Vipは電圧計62により、電流I a は電流計64によ
り、および、角速度ωは上述のように算出されて、また
リアクタンス成分La は事前に測定されて既知となって
いる。また、リアクタンス電圧La ・dIa /dtにつ
いては、リアクタンス成分の値と連続した電流Ia の値
に基づいて次式から求めることが可能である。
圧Vipは電圧計62により、電流I a は電流計64によ
り、および、角速度ωは上述のように算出されて、また
リアクタンス成分La は事前に測定されて既知となって
いる。また、リアクタンス電圧La ・dIa /dtにつ
いては、リアクタンス成分の値と連続した電流Ia の値
に基づいて次式から求めることが可能である。
【数10】 dIa /dt=(Iak−Iak-1)/Δt ・・・(10) ただし、Iak、Iak-1は第k番目、および、第k−1番
目(kは整数)の測定時の電流Ia の値である。しか
し、上述のように直流抵抗Ra はモーター7の発熱に伴
って変化するので未知である。
目(kは整数)の測定時の電流Ia の値である。しか
し、上述のように直流抵抗Ra はモーター7の発熱に伴
って変化するので未知である。
【0049】ここで、直流抵抗Ra について以下のよう
に近似し、推定する。
に近似し、推定する。
【数11】 Ra ・Ia =k(Vip−Lip・dIa /dt) ・・・(11) ただし、kは未知の係数である。この近似が成立する理
由は、主極と補極71には同一の電流Ia が流れるた
め、主極と補極71の温度には比例関係があり、従って
係数kをモーター7の運転前に求めておくことにより精
度良く直流抵抗Ra を近似することができる。
由は、主極と補極71には同一の電流Ia が流れるた
め、主極と補極71の温度には比例関係があり、従って
係数kをモーター7の運転前に求めておくことにより精
度良く直流抵抗Ra を近似することができる。
【0050】この係数kを求める方法を以下に示す。先
ず、モーター7の界磁電流を切り、モーター7が回転し
ない状態でモーター7に2種類以上の値の電流I1 、I
2 を流し、それぞれの電流値に対応する主極の端子電圧
Va1’、Va2’、および、モーター7の電流Ia1、Ia2
を測定する。ここで、残留磁束でモーター7が回転する
場合は、モーター7のローターを固定して回転しない状
態で測定を行う必要がある。
ず、モーター7の界磁電流を切り、モーター7が回転し
ない状態でモーター7に2種類以上の値の電流I1 、I
2 を流し、それぞれの電流値に対応する主極の端子電圧
Va1’、Va2’、および、モーター7の電流Ia1、Ia2
を測定する。ここで、残留磁束でモーター7が回転する
場合は、モーター7のローターを固定して回転しない状
態で測定を行う必要がある。
【0051】モーター7は回転しておらず、また電流値
は一定なので、次式が成り立つ。
は一定なので、次式が成り立つ。
【数12】 dIa /dt=0 ・・・(12)
【数13】 E=0 ・・・(13)
【0052】従って、以下の連立方程式が成立する。
【数14】 Va1’=Ra ・Ia1+2Vb ・・・(14)
【数15】 Va2’=Ra ・Ia2+2Vb ・・・(15) よって、直流抵抗Ra と電圧降下Vb を求めることがで
きる。
きる。
【0053】また式11より、次式が成立する。
【数16】 Ra ・Ia1=kVip1 ・・・(16) よって、係数kは次式により求めることができる。
【数17】 k=Ra ・Ia1/Vip1 ・・・(17) このようにして係数kを事前に求め、計算に使用する。
【0054】なお、この係数kはさらに多数の電流値に
基づいて計算し、平均化を行ってもよい。また、電圧降
下Vb はブラシの接触状態で変化するので、ブラシの当
たり具合を変更して数種類の値を求め、平均化して計算
に使用してもよい。
基づいて計算し、平均化を行ってもよい。また、電圧降
下Vb はブラシの接触状態で変化するので、ブラシの当
たり具合を変更して数種類の値を求め、平均化して計算
に使用してもよい。
【0055】モーター7の回転時には、次式のように式
8に式11を代入する。
8に式11を代入する。
【数18】 E=Va ’−k(Vip−Lip・dIa /dt) −La ・dIa /dt−2Vb ・・・(18) 式18により、主極の銅損を推定し、この値に基づいた
主極の誘起電圧値の補正を行う。
主極の誘起電圧値の補正を行う。
【0056】さらにトルク演算回路10は、式18で求
めた主極の誘起電圧Eを式7に代入してモーター7のト
ルクを計算する。この計算結果は減算回路12に入力さ
れる。また、電機子誘起電圧Eとモーターの回転数Nは
損失データ記憶テーブル11に入力され上述した損失の
トルク換算値TLOSSの補正等に使用される。
めた主極の誘起電圧Eを式7に代入してモーター7のト
ルクを計算する。この計算結果は減算回路12に入力さ
れる。また、電機子誘起電圧Eとモーターの回転数Nは
損失データ記憶テーブル11に入力され上述した損失の
トルク換算値TLOSSの補正等に使用される。
【0057】減算回路12において、このトルクの値か
ら損失データ記憶テーブル11から上述のように出力さ
れる損失のトルク換算値TLOSSが減算され、鉄損が補正
されてモーター7の実効的なトルクの値としてトルク制
御回路13に入力される。また、この実効的なトルクの
値は、表示インターフェース回路14を介して表示装置
に実時間的に表示される。
ら損失データ記憶テーブル11から上述のように出力さ
れる損失のトルク換算値TLOSSが減算され、鉄損が補正
されてモーター7の実効的なトルクの値としてトルク制
御回路13に入力される。また、この実効的なトルクの
値は、表示インターフェース回路14を介して表示装置
に実時間的に表示される。
【0058】トルク制御回路13は、このモーター7の
実効的なトルクの値と、トルクの設定値に基づいて制御
信号を生成し、動作制御装置6に入力する。ここで、図
5に示すスイッチ17は、(a)側の接点を選択してい
る。つまり、上述のように算出される実効的なモーター
7のトルクの値が設定値よりも低くなった場合、動作制
御装置6がモーター7に供給する電力を増やしてモータ
ー7のトルクを大きくするように該制御信号を生成す
る。
実効的なトルクの値と、トルクの設定値に基づいて制御
信号を生成し、動作制御装置6に入力する。ここで、図
5に示すスイッチ17は、(a)側の接点を選択してい
る。つまり、上述のように算出される実効的なモーター
7のトルクの値が設定値よりも低くなった場合、動作制
御装置6がモーター7に供給する電力を増やしてモータ
ー7のトルクを大きくするように該制御信号を生成す
る。
【0059】逆に実効的なモーター7のトルクの値が設
定値よりも高くなった場合、動作制御装置6がモーター
7に供給する電力を減らしてモーター7のトルクを小さ
くするように該制御信号を生成する。ここで、トルク制
御回路13の制御信号の生成方法としては、例えば予め
トルクの値と発生する制御信号の関係を記憶したROM
テーブルを参照することにより行ってもよく、また適切
な演算により行ってもよい。
定値よりも高くなった場合、動作制御装置6がモーター
7に供給する電力を減らしてモーター7のトルクを小さ
くするように該制御信号を生成する。ここで、トルク制
御回路13の制御信号の生成方法としては、例えば予め
トルクの値と発生する制御信号の関係を記憶したROM
テーブルを参照することにより行ってもよく、また適切
な演算により行ってもよい。
【0060】動作制御装置6は、この制御信号に従って
モーター7に供給する電力を制御してモーター7を所定
のトルクで回転させる。また、トルク演算回路10で算
出された電機子誘起電圧等は通信制御回路16を介して
端末5において表示、あるいは記憶される。
モーター7に供給する電力を制御してモーター7を所定
のトルクで回転させる。また、トルク演算回路10で算
出された電機子誘起電圧等は通信制御回路16を介して
端末5において表示、あるいは記憶される。
【0061】このモーター7の回転は、図1に示す円筒
を介して自動車81に伝えられ、自動車81に対して設
定された値の一定のトルクの負荷を与える。測定装置8
0は、自動車81に関する種々の測定を行う。
を介して自動車81に伝えられ、自動車81に対して設
定された値の一定のトルクの負荷を与える。測定装置8
0は、自動車81に関する種々の測定を行う。
【0062】以上で銅損および鉄損を補正したモーター
7の実効的なトルクを算出することができ、また、この
実効的なトルクの値に基づいた正確なモーター7の制御
を行うことができる。さらに、動力計の負荷、例えば自
動車等に正確なトルク値の負荷を与えられるので、自動
車の各性能の正確な測定値を得ることができる。
7の実効的なトルクを算出することができ、また、この
実効的なトルクの値に基づいた正確なモーター7の制御
を行うことができる。さらに、動力計の負荷、例えば自
動車等に正確なトルク値の負荷を与えられるので、自動
車の各性能の正確な測定値を得ることができる。
【0063】以下、損失データ記憶テーブル11の3次
元形式のテーブルの生成方法について説明する。実際に
は、この3次元形式のテーブルは動力計の使用に先立っ
て生成する必要がある。
元形式のテーブルの生成方法について説明する。実際に
は、この3次元形式のテーブルは動力計の使用に先立っ
て生成する必要がある。
【0064】ここでモーター7で発生する損失は機械損
と鉄損に起因し、この内機械損は摩擦損と風損に起因す
る。摩擦損と風損は以下の式で示すように、いずれもモ
ーター7の角速度ωの関数である。
と鉄損に起因し、この内機械損は摩擦損と風損に起因す
る。摩擦損と風損は以下の式で示すように、いずれもモ
ーター7の角速度ωの関数である。
【数19】 摩擦損∝ω ・・・(19)
【数20】 風損∝ω2 ・・・(20) ここで、次式が成り立つ。
【数21】 ω=2πN ・・・(21) よって、機械損は回転数Nの関数である。
【0065】また、鉄損は渦電流損とヒステリシス損に
起因する。渦電流損とヒステリシス損は次式で示すよう
に、磁束密度Bと回転数Nの関数となる。
起因する。渦電流損とヒステリシス損は次式で示すよう
に、磁束密度Bと回転数Nの関数となる。
【数22】 渦電流損∝B2 ・N2 ・・・(22)
【数23】 ヒステリシス損∝B1.6 ・ N〜B2 ・ N ・・・(23) 磁束φ、磁束密度B、および電機子誘起電圧Eには以下
の関係があるので、結局鉄損はEと回転数Nの関数とな
る。
の関係があるので、結局鉄損はEと回転数Nの関数とな
る。
【数24】 B=φ/S ・・・(24) ただし、Sは有効面積である。
【0066】
【数25】 E=kφN ・・・(25) ただし、kは比例定数である。この関係を次式で表す。
【数26】 TLOSS=f(E,N) ・・・(26) 従って、損失のトルク換算値TLOSSは、回転数Nと電機
子誘起電圧Eをパラメーターとしてテーブル化できる。
子誘起電圧Eをパラメーターとしてテーブル化できる。
【0067】まず、図5に示すスイッチを(b)側に選
択し、速度制御装置15と動作制御装置6を接続しモー
ター7を等速運転させる。レゾルバ61、電圧計62、
63、および電流計64により測定したモーター7の回
転角、各電圧値、および電流値はトルク演算回路10に
入力され、上述のようにトルクが計算される。損失デー
タ記憶テーブル11の3次元形式のテーブルはまだ生成
されていないので、損失の補正は行わずに該トルクの値
を損失のトルク換算値TLOSSとして、図5においてトル
ク演算回路10と損失データ記憶テーブル11間の点線
で示すように対応するパラメーターと共に記憶する。
択し、速度制御装置15と動作制御装置6を接続しモー
ター7を等速運転させる。レゾルバ61、電圧計62、
63、および電流計64により測定したモーター7の回
転角、各電圧値、および電流値はトルク演算回路10に
入力され、上述のようにトルクが計算される。損失デー
タ記憶テーブル11の3次元形式のテーブルはまだ生成
されていないので、損失の補正は行わずに該トルクの値
を損失のトルク換算値TLOSSとして、図5においてトル
ク演算回路10と損失データ記憶テーブル11間の点線
で示すように対応するパラメーターと共に記憶する。
【0068】回転数は上述のように速度制御装置15へ
の設定で行う。同一回転数における電機子誘起電圧Eの
値の変更は、界磁制御装置65の界磁弱め電圧を変更す
ることにより行う。つまり、速度制御装置15でモータ
ー7の回転数を一定に保ちながら図6に示すように磁界
弱め電圧の設定値を、例えば電圧VCN1 〜VCN2 と変化
させることにより電機子の誘起電圧を変更し、この電機
子の誘起電圧に対応する損失のトルク換算値TLOSSを算
出する。
の設定で行う。同一回転数における電機子誘起電圧Eの
値の変更は、界磁制御装置65の界磁弱め電圧を変更す
ることにより行う。つまり、速度制御装置15でモータ
ー7の回転数を一定に保ちながら図6に示すように磁界
弱め電圧の設定値を、例えば電圧VCN1 〜VCN2 と変化
させることにより電機子の誘起電圧を変更し、この電機
子の誘起電圧に対応する損失のトルク換算値TLOSSを算
出する。
【0069】図7は、損失データ記憶テーブル11の3
次元形式のテーブルの内容を説明する図である。図7に
示すように、このテーブルには電機子誘起電圧Eとモー
ター7の回転数をパラメーターに損失のトルク換算値T
LOSSが記憶されている。なお、このパラメーターは等間
隔にすることが好適である。
次元形式のテーブルの内容を説明する図である。図7に
示すように、このテーブルには電機子誘起電圧Eとモー
ター7の回転数をパラメーターに損失のトルク換算値T
LOSSが記憶されている。なお、このパラメーターは等間
隔にすることが好適である。
【0070】以上述べたように、本発明のトルク演算制
御装置1およびこれを使用した動力計によれば、モータ
ー7に生じる銅損の変化、および鉄損および機械損の影
響を排除した正確なモーター7の実効的なトルクの値を
計測することが可能であり、この正確なトルクの値に基
づいて正確なモーター7に対するトルク制御を行うこと
が可能である。
御装置1およびこれを使用した動力計によれば、モータ
ー7に生じる銅損の変化、および鉄損および機械損の影
響を排除した正確なモーター7の実効的なトルクの値を
計測することが可能であり、この正確なトルクの値に基
づいて正確なモーター7に対するトルク制御を行うこと
が可能である。
【0071】また、正確なトルクの値の負荷を測定対象
に与えることが可能であるため、自動車等の各性能を正
確に求めることができる。なお、トルク演算制御装置1
は動力計だけではなく一般的なモーター等の制御に使用
しても良好な性能を発揮する。以上述べた実施例の他、
本発明は、例えば実施例中に変形例として示したように
種々の構成をとることができる。
に与えることが可能であるため、自動車等の各性能を正
確に求めることができる。なお、トルク演算制御装置1
は動力計だけではなく一般的なモーター等の制御に使用
しても良好な性能を発揮する。以上述べた実施例の他、
本発明は、例えば実施例中に変形例として示したように
種々の構成をとることができる。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、算出
されたモーターのトルクの値について鉄損等を補正する
ことによりその影響を排除ことができ、正確に測定する
ことが可能である。また、このトルクの値に基づいて、
モーターに対して正確なトルク制御を行うことが可能で
ある。さらに、本発明を動力計に用いた場合、測定対象
に正確なトルクの値の負荷を与えることが可能であり、
正確な測定結果を得ることができる。
されたモーターのトルクの値について鉄損等を補正する
ことによりその影響を排除ことができ、正確に測定する
ことが可能である。また、このトルクの値に基づいて、
モーターに対して正確なトルク制御を行うことが可能で
ある。さらに、本発明を動力計に用いた場合、測定対象
に正確なトルクの値の負荷を与えることが可能であり、
正確な測定結果を得ることができる。
【図1】本発明のトルク演算制御装置を応用した動力計
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
【図2】図1に示した動力計のトルク制御に関係する部
分の構成を示す図である。
分の構成を示す図である。
【図3】界磁制御装置およびその周辺部分の構成を示す
図である。
図である。
【図4】界磁制御装置による界磁電流の制御を説明する
図である。
図である。
【図5】本発明のトルク演算制御装置の構成を示す図で
ある。
ある。
【図6】損失データ記憶テーブルの3次元形式のテーブ
ルを生成する際に界磁制御装置に設定する界磁弱め電圧
を示す図である。
ルを生成する際に界磁制御装置に設定する界磁弱め電圧
を示す図である。
【図7】損失データ記憶テーブルの3次元形式のテーブ
ルの内容を説明する図である。
ルの内容を説明する図である。
【図8】DCモーターのトルク制御を行う従来のトルク
制御装置の構成を示す図である。
制御装置の構成を示す図である。
【図9】従来のトルク制御装置においてトルク計算値の
補正に使用されるDCモーターの回転数ωと損失値T
LOSSの関係を示す図である。
補正に使用されるDCモーターの回転数ωと損失値T
LOSSの関係を示す図である。
【図10】界磁電流If と界磁磁束φとの間に生じるヒ
ステリシスを示す図である。
ステリシスを示す図である。
1・・・トルク演算制御装置 10・・・トルク演算回路 11・・・損失データ記憶テーブル 12・・・減算回路 13・・・トルク制御回路 14・・・表示インターフェース回路 15・・・速度制御装置 16・・・通信制御回路 17・・・スイッチ 5・・・端末 6・・・動作制御装置 61・・・レゾルバ 62、63・・・電圧計 64・・・電流計 65・・・界磁制御装置 7・・・モーター 71・・・補極 72・・・界磁コイル
Claims (8)
- 【請求項1】動作中のモーターの電機子の電流および端
子電圧を測定し、これらに基づいて前記電機子の誘起電
圧を算出し、 前記モーターの回転角を測定してその回転数を算出し、 前記誘起電圧および前記回転数に基づいて、前記モータ
ーのトルクを算出し、 前記誘起電圧および前記回転数に対応して予め算出した
前記モーターの損失のトルク換算値を前記算出されたト
ルクから減算してトルクを補正するトルク測定方法。 - 【請求項2】前記損失のトルク換算値は、 前記モーターを複数の所定の回転数で回転させて、各回
転数における前記電機子の電流および端子電圧を測定
し、これらに基づいて前記電機子の誘起電圧を算出し、 前記誘起電圧および前記所定の回転数に基づいて算出さ
れ、 前記誘起電圧および前記回転数と対応付けて記憶され、 前記損失のトルク換算値の算出の際の前記誘起電圧の設
定は、 所定の設定電圧と前記電機子の端子電圧を比較し、前記
電機子の端子電圧が前記設定電圧に達した場合に界磁電
流を弱めることにより行われ、 動作中の前記モーターの電機子の誘起電圧、および、回
転数、または、いずれか一方が記憶されている値に一致
しない場合に、記憶されている前記損失のトルク換算値
に基づいて、動作中の前記モーターの電機子の誘起電
圧、および、回転数に対応する前記損失のトルク換算値
を関数補間することを特徴とする請求項1に記載のトル
ク測定方法。 - 【請求項3】動作中のモーターの電機子の電流、前記電
機子の端子電圧、および、前記モーターの回転角を測定
する測定手段と、 前記電機子の電流および端子電圧に基づいて前記電機子
の誘起電圧を算出し、前記回転角に基づいて前記モータ
ーの回転数を算出する算出手段と、 前記誘起電圧および前記回転数に基づいて、前記モータ
ーのトルクを算出するトルク算出手段と、 前記誘起電圧および前記回転数に対応して予め算出した
前記モーターの損失のトルク換算値を前記算出されたト
ルクから減算して補正する補正手段とを有するトルク測
定装置。 - 【請求項4】前記モーターを所定の回転数で回転させる
回転数制御手段と、 テーブルとをさらに有し、 前記回転数制御手段により前記モーターを複数の所定の
回転数で回転させ、 前記各回転数における前記測定手段により前記電機子の
電流および端子電圧を測定し、 前記電機子の電流および端子電圧の値に基づいて、前記
算出手段により前記電機子の誘起電圧が算出され、 前記誘起電圧および前記所定の回転数に基づいて前記損
失のトルク換算値が算出され、 前記損失のトルク換算値は、前記テーブルに前記誘起電
圧および前記各回転数とに対応付けられて記憶されるこ
とを特徴とする請求項3に記載のトルク測定装置。 - 【請求項5】所定の設定電圧と前記電機子の端子電圧を
比較し、前記電機子の端子電圧が前記設定電圧に達した
場合に前記モーターの界磁電流を弱め、前記誘起電圧を
設定する誘起電圧設定手段をさらに有し、 前記損失のトルク換算値を算出する際に、前記誘起電圧
設定手段により誘起電圧の設定を行うことを特徴とする
請求項4に記載のトルク測定装置。 - 【請求項6】前記トルク計算手段または前記テーブル
は、 動作中の前記モーターの誘起電圧、および、回転数、ま
たは、いずれか一方が前記テーブルに記憶されている値
に一致しない場合に、前記テーブルに記憶される損失の
トルク換算値に基づいて、動作中のモーターの前記誘起
電圧および前記回転数に対応する損失のトルク換算値を
関数補間することを特徴とする請求項4または5に記載
のトルク測定装置。 - 【請求項7】動作中のモーターの電機子の電流、前記電
機子の端子電圧、および、前記モーターの回転角を測定
する測定手段と、 前記電機子の電流および端子電圧に基づいて前記電機子
の誘起電圧を算出し、前記回転角に基づいて前記モータ
ーの回転数を算出する算出手段と、 前記誘起電圧および前記回転数に基づいて、前記モータ
ーのトルクを算出するトルク算出手段と、 前記誘起電圧および前記回転数に対応して予め算出した
前記モーターの損失のトルク換算値を前記算出されたト
ルクから減算して補正する補正手段と、 前記補正されたトルクに基づいて前記モーターについて
速度制御、および、トルク制御、または、いずれか一方
を行うモーター制御手段とを有するトルク制御装置。 - 【請求項8】動作中のモーターの電機子の電流、前記電
機子の端子電圧、および、前記モーターの回転角を測定
する測定手段と、 前記電機子の電流および端子電圧に基づいて前記電機子
の誘起電圧を算出し、前記回転角に基づいて前記モータ
ーの回転数を算出する算出手段と、 前記誘起電圧および前記回転数に基づいて、前記モータ
ーのトルクを算出するトルク算出手段と、 前記誘起電圧および前記回転数に対応して予め算出した
前記モーターの損失のトルク換算値を前記算出されたト
ルクから減算して補正する補正手段と、 前記補正されたトルクに基づいて前記モーターについて
速度制御、および、トルク制御、または、いずれか一方
を行うモーター制御手段と、 モーターについて速度制御、および、トルク制御、また
は、いずれか一方を行い、測定対象に負荷を与える手段
とを有する動力計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5089650A JPH06311775A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | トルク測定方法およびその装置とこれを用いたトルク制御装置および動力計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5089650A JPH06311775A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | トルク測定方法およびその装置とこれを用いたトルク制御装置および動力計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06311775A true JPH06311775A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=13976644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5089650A Pending JPH06311775A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | トルク測定方法およびその装置とこれを用いたトルク制御装置および動力計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06311775A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998001941A1 (en) * | 1996-07-09 | 1998-01-15 | Solaria Research Enterprise, Ltd. | Control system for separately excited dc motor |
| US6021251A (en) * | 1997-07-08 | 2000-02-01 | Crown Equipment Corporation | Compensated field current control for a separately excited DC motor |
| US6031965A (en) * | 1997-07-08 | 2000-02-29 | Solaria Research Enterprise, Ltd. | Separately excited DC motor with boost and de-boost control |
| JP6502002B1 (ja) * | 2018-09-13 | 2019-04-17 | 三菱電機株式会社 | 熱転写型プリンター |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP5089650A patent/JPH06311775A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998001941A1 (en) * | 1996-07-09 | 1998-01-15 | Solaria Research Enterprise, Ltd. | Control system for separately excited dc motor |
| AU712772B2 (en) * | 1996-07-09 | 1999-11-18 | Solaria Research Enterprise, Ltd. | Control system for separately excited DC motor |
| US6021251A (en) * | 1997-07-08 | 2000-02-01 | Crown Equipment Corporation | Compensated field current control for a separately excited DC motor |
| US6031965A (en) * | 1997-07-08 | 2000-02-29 | Solaria Research Enterprise, Ltd. | Separately excited DC motor with boost and de-boost control |
| JP6502002B1 (ja) * | 2018-09-13 | 2019-04-17 | 三菱電機株式会社 | 熱転写型プリンター |
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