JPH06311984A - 手術用マニピュレータ - Google Patents

手術用マニピュレータ

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JPH06311984A
JPH06311984A JP5103213A JP10321393A JPH06311984A JP H06311984 A JPH06311984 A JP H06311984A JP 5103213 A JP5103213 A JP 5103213A JP 10321393 A JP10321393 A JP 10321393A JP H06311984 A JPH06311984 A JP H06311984A
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finger
lever
limb
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frame
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JP5103213A
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English (en)
Inventor
Yasushi Saito
靖 斎藤
Kenji Nemoto
兼治 根本
Hitoshi Hirano
均 平野
Yoshihiro Kuroki
義博 黒木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 手の指に対応した運動をする指部を有し、立
体的な物を確実に掴むことができる手術用マニピュレー
タを提供することを目的とする。 【構成】 手術用マニピュレータは、少なくとも3つの
指部10を有する先端部1と、指部10に対応して少な
くとも3つのレバー部20を有する操作部2と、前端部
にて先端部1を支持し後端部にて操作部2を支持するフ
レーム30とを有し、指部10の第1肢節11の各々と
それに対応したレバー部20の第1肢節21とを接続す
る第1のリンク装置と指部10の第2肢節13の各々と
それに対応したレバー部20の第2肢節23とを接続す
る第2のリンク装置とを有するリンク機構4と、を有す
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば腹腔鏡下手術に
使用して好適な手術用マニピュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】腹腔鏡下手術は従来の開腹手術に比べて
手術時間が短く、術後の患者の回復が速い等の利点を有
する。腹腔鏡手術が我が国に導入されてから未だ3年程
しか経過していないが、例えば、胆石摘出手術では、全
体の95%が腹腔鏡下手術によって行われており、残り
の5%が開腹手術によって行われている。
【0003】腹腔鏡下手術では、患者の腹部に腹腔鏡を
挿入するための小孔と鉗子等の処理具を挿入するための
3つの小孔が開けられる。処理具挿入用の小孔にはトラ
カール(処理具を挿入するための円筒管)が挿入され、
斯かるトラカールを経由して電気メス、クリップ止め、
手術用マニピュレータ等の処理具が導入される。
【0004】こうして、腹腔鏡挿入用の小孔より挿入さ
れた腹腔鏡によって患部を観察しながら、処理具を操作
することによって手術がなされる。
【0005】図5に従来のマニピュレータの例を示す。
この例はピストル式マニピュレータと称され、先端部7
0、中間軸部80及び操作部90とよりなる。先端部7
0は2本の爪部71、72を有し、斯かる2本の爪部7
1、72には図示しない付勢装置が設けられており、斯
かる付勢装置によって2本の爪部71、72は通常、図
示のように開いた状態に付勢されている。
【0006】操作部90は固定レバー91と可動レバー
92とを有し、斯かる2つのレバー91、92が互いに
閉じるように可動レバー92を動かすことによって、先
端部70は2本の爪部71、72が閉じるように構成さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すピストル式
マニピュレータでは、操作部90の2つのレバー91、
92の開閉面に対して先端部70の2本の爪部71、7
2の開閉面は直角に配置されており、操作部90を握っ
て可動レバー92を人差指で引くことによって先端部7
0は閉じ、可動レバー92より人差指を離すと先端部7
0が開くように構成されており、手の指の運動と先端部
70の爪71、72の運動とは同一ではない。
【0008】従って、手の指の運動によって先端部70
の爪71、72の動きを実感的に知ることができない欠
点があった。
【0009】更に、従来のピストル式マニピュレータは
2本の爪71、72を有するように構成されているた
め、立体的な物例えば結石を掴むのが困難であった。
【0010】本発明は斯かる点に鑑み、手の指の運動に
対応した運動をする爪部を有し、立体的な物を確実に掴
むことができる手術用マニピュレータを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によると、例えば
図1に示すように、少なくとも3つの指部10を有し、
これらの指部10の各々は先端に配置された指部第1肢
節11とこの指部第1肢節11を第1の指部回転軸線1
20周りに回転可能に支持する指部第2肢節13とを有
するように構成された先端部1と、これら指部10に対
応して少なくとも3つのレバー部20を有し、これらの
レバー部20の各々は先端に配置されたレバー部第1肢
節21と、このレバー部第1肢節21を第1のレバー部
回転軸線140周りに回転可能に支持するレバー部第2
肢節23とを有するように構成された操作部2と、前端
部にてそれら先端部1の指部第2肢節23を第2の指部
回転軸線140周りに回転可能に支持し後端部にてこれ
ら操作部2のレバー部第2肢節23を第2のレバー回転
軸線240周りに回転可能に支持するように構成された
フレーム3と、それら指部第2肢節11の各々とそれに
対応したこれらレバー部第1肢節21とを接続する少な
くとも3つの第1のリンク装置40Lと、それら指部第
2肢節13の各々とそれに対応したこれらレバー部第2
肢節23とを接続する少なくとも3つの第2のリンク装
置40Rとを有するリンク機構4とを有し、これらの第
1のリンク装置40Lの各々は、指部第1肢節11と第
2の指部回転軸線140周りに回転可能に装着された指
部回転部材48とを接続する1対の指部リンク部材41
−1、41−2と、これらレバー部第1肢節21と第2
のレバー部回転軸線240周りに回転可能に装着された
レバー部回転部材49とを接続する1対のレバー部リン
ク部材45−1、45−2と、その指部回転部材48と
レバー部回転部材49とを接続する1対の第1のリンク
部材43−1、43−2を含むように構成され、又第2
のリンク装置40Rの各々は、その指部第2肢節13と
それに対応したこのレバー部第2肢節23とを接続する
1対の第2のリンク部材47−1、47−2を含むよう
に構成され、これら操作部2のレバー部20の各々の第
1肢節21が外方に拡がるように又は内方に収束するよ
うに、そのフレーム3の中心軸線に対して所定の回転角
度だけ回転するとそれに対応したこの先端部1の第1肢
節11が、そのフレーム3の中心軸線に対してその所定
の回転角度だけ回転し、この操作部2の第2肢節23が
外方に拡がるように又は内方に収束するようにそのフレ
ーム3の中心軸線に対して所定の回転角度だけ回転する
とそれに対応したその先端部1の第2肢節13がそのフ
レーム3の中心軸線に対してその所定の回転角度だけ回
転するように構成されている。
【0012】本発明によると、手術用マニピュレータに
おいて、これらレバー部20の各々には指を固定するた
めの指止め手段50が設けられている。
【0013】本発明によると、手術用マニピュレータに
おいて、これらレバー部第1肢節21及びレバー部第2
肢節23をこのフレームの中心軸線に対して外方に付勢
するためのばねが設けられている。
【0014】
【作用】本発明の手術用マニピュレータによれば、先端
部1と操作部2とを接続するリンク機構4はそれぞれ独
立に作動する第1のリンク装置40Lと第2のリンク装
置40Rとを有するから、先端部1の指部第1肢節11
及び第2肢節13の運動は操作部2のレバー部第1肢節
21及び第2肢節23の運動と同一の運動となり、先端
部1は少なくとも3本の指部10を有するから、立体的
な物を確実に掴むことができる。
【0015】本発明の手術用マニピュレータによれば、
操作部2に指止め手段50が設けられているから、操作
部2の各レバー部20を容易に保持することができる。
【0016】本発明の手術用マニピュレータによれば、
指部回転部材48及びレバー部回転部材49に付勢手段
が設けられているから、レバー部第1肢節21及び第2
肢節23は常に外方に付勢されている。
【0017】
【実施例】以下に図1〜図7を参照して本発明の実施例
について説明する。
【0018】図1に本発明の手術用マニピュレータの例
を示す。本例の手術用マニピュレータは先端部1と操作
部2とフレーム3とを有し、先端部1は斯かるフレーム
3の前端部に装着され、操作部2はフレーム3の後端部
に装着されている。本例の手術用マニピュレータは、図
示のように、3つの同一構造の部分構造体を含み、斯か
る部分構造体は中心軸線O−O周りに互いに120°の
中心角にて隔置されるように、中心軸線O−Oに関して
点対称に配置されている。
【0019】先端部1は3本の指部10、10、10を
有し、操作部2は其に対応して3本のレバー部20、2
0、20を有する。フレーム3は指部及びレバー部に対
応して3枚の板状のフレーム部材30、30、30を含
み、斯かる3枚の板状のフレーム部材30、30、30
は中心軸線O−O周りに互いに120度間隔にて且つ放
射状に延在するように配置され、中心軸線O−Oにて接
続されている。
【0020】各フレーム部材30は中心軸線O−Oに沿
って延在する軸部30Aと後端に配置され中心軸線O−
Oに対して直角に半径方向外方に延在する後端部30B
とを有する。
【0021】各指部10は先端の第1肢節11とそれに
接続された第2肢節13とを有し、各指部10の第2肢
節13は対応するフレーム部材30の軸部30Aの前端
に装着されている。各レバー部20は先端の第1肢節2
1とそれに接続された第2肢節23とを有し、各レバー
部20の第2肢節23は対応するフレーム部材30の後
端部30Bの先端に装着されている。
【0022】各指部10の第1肢節11は第2肢節13
に回転可能に支持されており、第2肢節13はフレーム
部材30に回転可能に支持されており、従って、第1肢
節11及び第2肢節13はフレーム3の中心軸線O−O
に対して拡がるように又は収縮するように運動すること
ができる。同様に、各レバー部20の第1肢節21は第
2肢節23に回転可能に支持されており、第2肢節23
はフレーム部材30に回転可能に支持されており、従っ
て、第1肢節21及び第2肢節23はフレーム3の中心
軸線O−Oに対して拡がるように又は収縮するように運
動することができる。
【0023】後に詳細に説明するように、先端部1の各
指部10とそれに対応した操作部2のレバー部20を接
続するリンク機構4が設けられており、斯かるリンク機
構4によって操作部2のレバー部20の運動はそれに対
応した先端部1の指部10に伝達される。本例による
と、各指部10はレバー部20の運動と略同一の運動を
するように構成されている。
【0024】尚、操作部2のレバー部20の各第1肢節
21には指止め手段50が装着されており、人の手の指
を係止することができるように構成されている。
【0025】次に図2、図3及び図4を参照して本例の
手術用マニピュレータの構成を説明する。本例の手術用
マニピュレータは上述のように3つの同一構造の部分構
造体よりなり、斯かる3つの部分構造体は中心軸線O−
Oに沿って接続されている。各図には斯かる部分構造体
の1つが図示されており、以下斯かる部分構造体につい
て説明する。尚、以下の図にて指止め手段50は省略さ
れている。
【0026】図2は斯かる部分構造体の平面構成を示
し、図3は下側の部分構造体の右側の側面構成を示し、
図4は上側の部分構造体の左側の側面構成を示す。ここ
に、右側の側面とは、部分構造体を中心軸線O−Oより
上方に延在するように配置し、操作部2より先端部1方
向に見たとき、右側の側面を指し、左側の側面とは、部
分構造体を中心軸線O−Oより上方に延在するように配
置し、操作部2より先端部1方向に見たとき、左側の側
面を指す。
【0027】部分構造体は指部10とレバー部20とフ
レーム部材30とを有し、更にその左側に配置された第
1のリンク装置と右側に配置された第2のリンク装置と
を有する。図示のように、本例の手術用マニピュレータ
の中心軸線O−Oはフレーム部材30の長手方向の側面
に沿って延在している。第1の及び第2のリンク装置に
ついては後に詳細に説明する。
【0028】指部10は先端の第1肢節11と斯かる第
1肢節11に接続された第2肢節13とを有し、フレー
ム部材30は指部10の第2肢節13に接続されたフレ
ーム軸部30Aと後側のフレーム後端部30Bとを有
し、レバー部20はフレーム後端部30Bに接続された
第2肢節23と斯かる第2肢節23に接続された先端の
第1肢節21とを有する。
【0029】指部10の第1肢節11は第2肢節13に
対して第1の指部回転軸線120周りに回転可能に装着
されており、指部10の第2肢節13はフレーム軸部3
0Aに対して第2の指部回転軸線140周りに回転可能
に装着されており、レバー部20の第1肢節21は第2
肢節23に対して第1のレバー部回転軸線220周りに
回転可能に装着されており、レバー部20の第2肢節2
3はフレーム後端部30Bに対して第2のレバー部回転
軸線240周りに回転可能に装着されている。
【0030】指部10の第1肢節11は先端の爪状部と
後端の回転部とを有する。爪状部は、3つの指部10が
閉じて中心軸線O−O周りに収束した閉位置にあると
き、円柱の先端に半球が接続された形状の端部が形成さ
れるように、構成されている。即ち、爪状部は先端の1
/3半球面と1/3円柱面とを有する外側面と、中心軸
線O−Oを通る面に沿って配置され斯かる中心軸線O−
Oより半径方向に延在する2つの半径方向面とを有す
る。
【0031】2つの半径方向面は互いに120度の角度
をなすように配置されており、3つの指部10が閉位置
にあるとき、隣接する爪状部の対応する半径方向面に接
触する。3つの指部10が閉位置にあるとき、中心軸線
O−Oに沿って中心孔が形成されるように、斯かる2つ
の半径方向面の接続部は面取りされてよい。
【0032】指部10の第1肢節11の後端の回転部
は、縦割りの切り込みを形成する凹部を有し、その先端
は第1の指部回転軸線120を中心とする半円柱面状の
側面を有する。
【0033】指部10の第2肢節13は全体的に矩形柱
状の形状を有する。その前端部は左右両面より削り取ら
れて薄肉に形成された凸部を有し、その後端部は左側面
より削り取られて薄肉に形成された断面L字状の凸部を
有する。前端部の凸部は第1の指部回転軸線120を中
心とする半円柱面状の側面を有し、後端部の凸部は第2
の指部回転軸線140を中心とする半円柱面状の側面を
有する。
【0034】例えば、指部10の第1肢節11の回転部
と第2肢節13の前端部に第1の指部回転軸線120に
沿った孔を形成し、斯かる孔にピンを装通することによ
って両者を接続するように構成してよい。また、指部1
0の第2肢節21の回転部とフレーム軸部30Aの前端
部に第2の指部回転軸線140に沿った孔を形成し、斯
かる孔にピンを装通することによって両者を接続するよ
うに構成してよい。こうして、指部10の第1肢節11
は第1の指部回転軸線120周りに回転することがで
き、指部10の第2肢節21は第2の指部回転軸線14
0周りに回転することができる。
【0035】レバー部20は指部10に対応した形状に
構成されている。レバー部20の第2肢節23の形状は
指部10の第2肢節13の形状と略同一であるが、レバ
ー部20の第2肢節23の寸法は指部10の第2肢節1
3の寸法の約1.6倍である。レバー部20の第1肢節
21の先端の形状は指部10の第1肢節11の先端の爪
状部とは異なる形状を有し、レバー部20の第1肢節2
1の寸法は指部10の第1肢節11の寸法の約1.1倍
である。
【0036】フレーム部材30は上述のようにフレーム
軸部30Aと斯かるフレーム軸部30Aの後端に中心軸
線O−Oより外方に延在する後端部30Bとを有し、矩
形断面の板状部材よりなる。
【0037】部分構造体の左側に配置された第1のリン
ク装置40Lは、図4に示すように、1対の指部リンク
部材41−1、41−2と1対の第1のリンク部材43
−1、43−2と1対のレバー部リンク部材45−1、
45−2と、更に、第2の指部回転軸線140周りに回
転可能に装着された指部回転部材48と、第2のレバー
部回転軸線240周りに回転可能に装着されたレバー部
回転部材48と、を有する。
【0038】指部リンク部材41−1、41−2は指部
第1肢節11の回転部と指部回転部材48との間を接続
するように互いに平行に配置されている。指部リンク部
材41−1、41−2の前端部は指部第1肢節11の回
転部にて第1の指部回転軸線120の直径方向両側に配
置された枢動軸線410、420周りに回転可能に装着
されており、指部リンク部材41−1、41−2の後端
部は指部回転部材48にて第2の指部回転軸線140の
直径方向両側に配置された枢動軸線430、440周り
に回転可能に装着されている。
【0039】同様に、レバー部リンク部材45−1、4
5−2はレバー部第1肢節21の回転部とレバー部回転
部材49との間を接続するように互いに平行に配置され
ている。レバー部リンク部材45−1、45−2の前端
部はレバー部第1肢節21の回転部にて第1のレバー部
回転軸線220の直径方向両側に配置された枢動軸線4
50、460周りに回転可能に装着されており、レバー
部リンク部材45−1、45−2の後端部はレバー部回
転部材49にて第2のレバー部回転軸線240の直径方
向両側に配置された枢動軸線431、441周りに回転
可能に装着されている。
【0040】第1のリンク部材43−1、43−2は指
部回転部材48とレバー部回転部材49との間を接続す
るように配置されている。第1のリンク部材43−1、
43−2は中心軸線O−Oに平行に配置された前端部及
び後端部と斯かる前端部及び後端部を接続する中間の傾
斜部とを有し、斯かる傾斜部は中心軸線O−Oに対して
所定の角度、例えば30°だけ傾斜して配置されてい
る。
【0041】第1のリンク部材43−1、43−2の前
端部は指部回転部材48にて第2の指部回転軸線140
の直径方向両側に配置された枢動軸線430、440周
りに回転可能に装着されており、第1のリンク部材43
−1、43−2の後端部はレバー部回転部材49にて第
2のレバー部回転軸線240の直径方向両側に配置され
た枢動軸線431、441周りに回転可能に装着されて
いる。
【0042】部分構造体の右側に配置された第2のリン
ク装置40Rは、図3に示すように、1対の第2のリン
ク部材47−1、47−2を有する。
【0043】同様に、第2のリンク部材47−1、47
−2は指部第2肢節13の回転部とレバー部第2肢節2
3の回転部との間を接続するように配置されている。第
2のリンク部材47−1、47−2は中心軸線O−Oに
平行に配置された前端部及び後端部と斯かる前端部及び
後端部を接続する中間の傾斜部とを有し、斯かる傾斜部
は中心軸線O−Oに対して所定の角度、例えば30°だ
け傾斜して配置されている。
【0044】第2のリンク部材47−1、47−2の前
端部は指部第2肢節13の回転部にて第2の指部回転軸
線140の直径方向両側に配置された枢動軸線470、
480周りに回転可能に装着されており、第2のリンク
部材47−1、47−2の後端部はレバー部第2肢節2
3の回転部にて第2のレバー部回転軸線240の直径方
向両側に配置された枢動軸線471、481周りに回転
可能に装着されている。
【0045】指部回転部材48及びレバー部回転部材4
9はディスク状部材として形成されており、その直径
は、図3及び図4に示すように、それぞれ指部第2肢節
13の縦方向の幅及びレバー部第2肢節13の縦方向の
幅に等しく、その厚さは、図2に示すように、それぞれ
指部第2肢節13の横方向の幅の略1/3及びレバー部
第2肢節13の横方向の幅の略1/3に等しい。
【0046】指部回転部材48は指部第2肢節13の後
端の回転部とフレーム軸部30Aの前端部との接続部に
形成された凹部にて、第2の指部回転軸線140周りに
回転可能に装着されている。指部回転部材48は例えば
第2の指部回転軸線140に沿って形成された孔にピン
を装入することによって装着されてよい。指部回転部材
48は好ましくは、指部回転部材48の外面が指部第2
肢節13及びフレーム軸部30Aの外面と共面をなすよ
うに配置される。
【0047】同様に、レバー部回転部材49はレバー部
第2肢節23の後端の回転部とフレーム後端部30Bの
先端部との接続部に形成された凹部にて、第1のレバー
部回転軸線220周りに回転可能に装着されている。レ
バー回転部材49は例えば第2のレバー部回転軸線22
0に沿って形成された孔にピンを装入することによって
装着されてよい。レバー部回転部材49は、好ましく
は、レバー部回転部材49の外面がレバー部第2肢節2
3及びフレーム後端部30Bの外面と共面をなすように
配置される。
【0048】次に図3〜図7を参照して本例の手術用マ
ニピュレータの動作を説明する。尚、上述のように、本
例の手術用マニピュレータは互いに120度の角度にて
隔置された3個の部分構造体を含むが、以下に斯かる部
分構造体の1つについて説明する。
【0049】尚、図3〜図4は本例の手術用マニピュレ
ータが閉位置にある状態を示し、図5〜図7は開位置に
ある状態を示す。
【0050】図3及び図5には部分構造体の右側に配置
された第2のリンク装置40Rが示されており、斯かる
第2のリンク装置40Rの動作説明する。
【0051】図3に示すように、手術用マニピュレータ
が閉位置にあるとき、指部10の第1肢節11及び第2
肢節13は中心軸線O−Oに沿って配置され、レバー部
20の第1肢節21及び第2肢節23は中心軸線O−O
に平行に配置されている。
【0052】ここで図示のように、第2のリンク装置4
0Rを含む平面(リンク面)の上に第1の及び第2のリ
ンク線I、IIを考える。斯かる第1のリンク線Iはこの
リンク面上で第2の指部回転軸線140に交差し、更に
第2のリンク部材47−1、47−2の前端部の各枢動
軸線470、480に交差する。第2のリンク線IIは同
様に、このリンク面上で第2のレバー部回転軸線240
に交差し、更に第2のリンク部材47−1、47−2の
後端部の各枢動軸471、481に交差する。
【0053】第2のリンク部材47−1、47−2の前
端部は指部第2肢節13の後端の回転部にて枢動軸線4
70、480に沿って形成された孔に装入されたピンに
よって、回転可能に支持されている。従って、第2の指
部回転軸線140及び2つの枢動軸線470、480に
交差する第1のリンク線Iは常に指部第2肢節13の中
心線に対して直交している。即ち、指部第2肢節13が
第2の指部回転軸線140周りに回転すると、斯かる第
1のリンク線Iも回転する。
【0054】同様に、第2のリンク部材47−1、47
−2の後端部はレバー部第2肢節23の後端の回転部に
て枢動軸線471、481に沿って形成された孔に装入
されたピンによって、回転可能に支持されている。従っ
て、第2のレバー部回転軸線240及び2つの枢動軸線
471、481に交差する第2のリンク線IIは常にレバ
ー部第2肢節23の中心線に対して直交している。即
ち、レバー部第2肢節23が第2のレバー部回転軸線2
40周りに回転すると、斯かる第2のリンク線IIも回転
する。
【0055】こうして、第2のリンク部材47−1、4
7−2の前端部の2つの枢動軸線470、480と後端
部の2つの枢動軸線471、481とによって、機構学
上の4節の平行四辺形リンクが形成される。斯かる4節
の平行四辺形リンクでは、第2のリンク部材47−1、
47−2が互いに反対方向に運動するとき、枢動軸線4
70、480を通る第1のリンク線Iと枢動軸線47
1、481を通る第2のリンク線IIとは互いに反対方向
に運動する。しかしながら、2つのリンク線I、IIは常
に平行を維持する。
【0056】手術用マニピュレータが閉位置にあると
き、図3に示すように、各リンク線I、IIは中心軸線O
−Oに垂直に配置されている。このとき、第2のリンク
部材47−1、47−2の各前端部、後端部及び傾斜部
は互いに最大距離にて隔置されている。
【0057】図3の閉位置から図5の開位置に変化する
と、上述の第1の及び第2のリンク線I、IIは中心軸線
O−Oに対して傾斜して配置され、第1の及び第2のリ
ンク線I’、II’となる。即ち、レバー部第2肢節23
が第2のレバー部回転軸線240周りに回転すると、第
2のリンク部材47−1、47−2の後端部の第2のリ
ンク線IIが回転する。斯かる第2のリンク線IIが回転す
ると第2のリンク部材47−1、47−2の前端部の第
1のリンク線Iが回転し、指部第2肢節13が第2の指
部回転軸線140周りに回転する。
【0058】これは上述したように、4節のリンク機構
による。第2のリンク線IIが回転すると、第2のリンク
部材47−1、47−2の一方のリンク部材47−1
(図5で上側のリンク部材)が前方(図5で左方向)に
移動し、他方のリンク部材47−2(図5で下側のリン
ク部材)が後方(図5で右方向)に移動する。それによ
って第1のリンク線Iが回転する。こうして、レバー部
第2肢節23の回転運動は第2のリンク部材47−1、
47−2を経由して指部第2肢節13に伝達される。こ
のとき、指部第2肢節13の回転角θ’はレバー部第2
肢節23の回転角θに等しい。
【0059】図4及び図6には部分構造体の左側に配置
された第1のリンク装置40Lが示されており、斯かる
第1のリンク装置40Lの動作説明する。
【0060】ここで図示のように、第1のリンク装置4
0Lを含む平面(リンク面)上で4つのリンク線III 、
IV、V、VIを考える。第3のリンク線III は、斯かるリ
ンク面上で第1の指部回転軸線120に交差し、更に指
部リンク部材41−1、41−2の前端部の各枢動軸線
410、420に交差する。第4のリンク線IVは、斯か
るリンク面上で第2の指部回転軸線140に交差し、更
に指部リンク部材41−1、41−2の後端部の各枢動
軸線430、440に交差する。第5のリンク線Vは、
斯かるリンク面上で第2のレバー部回転軸線240に交
差し、更に、レバー部リンク部材45−1、45−2の
前端部の各枢動軸線431、441に交差する。第6の
リンク線VIは、斯かるリンク面上で第1のレバー部回転
軸線220に交差し、更に、レバー部リンク部材45−
1、45−2の後端部の各枢動軸線450、460に交
差する。
【0061】指部リンク部材41−1、41−2の前端
部は指部第1肢節11の後端の回転部にて枢動軸線41
0、420に沿って形成された孔に装入されたピンによ
って、回転可能に支持されている。従って、第1の指部
回転軸線120及び2つの枢動軸線410、420を通
る第3のリンク線III は常に指部第1肢節11の中心線
に対して直交している。即ち、指部第1肢節11が第1
の指部回転軸線120周りに回転すると、斯かる第3の
リンク線III も回転する。
【0062】指部リンク部材41−1、41−2の後端
部と第1のリンク部材43−1、43−2の前端部は指
部回転部材48にて枢動軸線430、440に沿って形
成された孔に装入されたピンによって、回転可能に支持
されている。従って、指部回転部材48が第2の指部回
転軸線140周りに回転すると、斯かる第4のリンク線
IVも回転する。
【0063】こうして、指部リンク部材41−1、41
−2の前端部の2つの枢動軸線410、420と後端部
の2つの枢動軸線430、440とによって、機構学上
の4節の平行四辺形リンクが形成される。斯かる4節の
平行四辺形リンクでは、指部リンク部材41−1、41
−2が互いに反対方向に運動するとき、枢動軸線41
0、420に交差する第3のリンク線III と枢動軸線4
30、440に交差する第4のリンク線IVとは互いに反
対方向に運動する。しかしながら、2つのリンク線III
、IVは常に平行を維持する。
【0064】レバー部リンク部材45−1、45−2の
前端部はレバー部第1肢節21の後端の回転部にて枢動
軸線450、460に沿って形成された孔に装入された
ピンによって、回転可能に支持されている。従って、第
1のレバー部回転軸線220及び2つの枢動軸線45
0、460に交差する第6のリンク線VIは常にレバー部
第1肢節21の中心線に対して直交している。即ち、レ
バー部第1肢節21が第1のレバー部回転軸線220周
りに回転すると、斯かる第6のリンク線VIも回転する。
【0065】レバー部リンク部材45−1、45−2の
後端部と第1のリンク部材43−1、43−2の後端部
はレバー部回転部材49にて枢動軸線431、441に
沿って形成された孔に装入されたピンによって、回転可
能に支持されている。従って、レバー部回転部材49が
第2のレバー部回転軸線240周りに回転すると、斯か
る第5のリンク線Vも回転する。
【0066】こうして、レバー部リンク部材45−1、
45−2の前端部の2つの枢動軸線450、460と後
端部の2つの枢動軸線431、441とによって、機構
学上の4節の平行四辺形リンクが形成される。斯かる4
節の平行四辺形リンクでは、レバー部リンク部材45−
1、45−2が互いに反対方向に運動するとき、枢動軸
線450、460に交差する第6のリンク線VIと枢動軸
線431、441に交差する第5のリンク線Vとは互い
に反対方向に運動する。しかしながら、2つのリンク線
V、VIは常に平行を維持する。
【0067】第1のリンク部材43−1、43−2の前
端部は指部回転部材48にて枢動軸線430、440に
沿って形成された孔に装入されたピンによって、回転可
能に支持されている。従って、指部回転部材48が第2
の指部回転軸線140周りに回転すると、斯かる第4の
リンク線IVも回転する。
【0068】同様に、第1のリンク部材43−1、43
−2の後端部はレバー部回転部材49にて枢動軸線43
1、441に沿って形成された孔に装入されたピンによ
って、回転可能に支持されている。従って、レバー部回
転部材49が第2のレバー部回転軸線240周りに回転
すると、斯かる第5のリンク線Vも回転する。
【0069】こうして、第1のリンク部材43−1、4
3−2の前端部の2つの枢動軸線430、440と後端
部の2つの枢動軸線431、441とによって、機構学
上の4節の平行四辺形リンクが形成される。斯かる4節
の平行四辺形リンクでは、第1のリンク部材43−1、
43−2が互いに反対方向に運動するとき、枢動軸線4
30、440に交差する第6のリンク線VIと枢動軸線4
31、441に交差する第5のリンク線Vとは互いに反
対方向に運動する。しかしながら、2つのリンク線V、
VIは常に平行を維持する。
【0070】手術用マニピュレータが閉位置にあると
き、図4に示すように、各リンク線III 、IV、V、VIは
中心軸線O−Oに垂直に配置されている。このとき、第
1のリンク部材43−1、43−2の各前端部、後端部
及び傾斜部は互いに最大距離にて隔置されている。
【0071】図4の閉位置から図6の第1の開位置に変
化すると、上述の第5のリンク線Vは中心軸O−Oに対
して傾斜して配置され、第5のリンク線V’となる。
【0072】即ち、レバー部第2肢節23が第2のレバ
ー部回転軸線240周りに回転すると、レバー部回転部
材49が第2のレバー部回転軸線240周りに回転し、
更に、指部回転部材48が第2の指部回転軸線140周
りに回転し、指部第2肢節13が第2の指部回転軸線1
40周りに回転する。
【0073】これは上述したように、4節のリンク機構
による。レバー部回転部材49が回転すると第5のリン
ク線Vが回転し、第1のリンク部材43−1、43−2
の一方のリンク部材43−1(図6で下側のリンク部
材)が前方(図6で左方向)に移動し、他方のリンク部
材43−2(図6で上側のリンク部材)が後方(図6で
右方向)に移動する。それによって指部回転部材48が
回転し、第4のリンク線IVが回転する。こうして、レバ
ー部第2肢節23の回転運動は第2のリンク部材47−
1、47−2を経由して指部第2肢節13に伝達され
る。このとき、指部第2肢節13の回転角θ’はレバー
部第2肢節23の回転角θに等しい。
【0074】尚、レバー部リンク部材45−1、45−
2はレバー部第2肢節23と共に回転運動するが、レバ
ー部リンク部材45−1、45−2に含まれる1対のリ
ンク部材は互いに他に対して移動しない。同様に、指部
リンク部材41−1、41−2は指部第2肢節13と共
に回転運動するが、指部リンク部材41−1、41−2
に含まれる1対のリンク部材は互いに他に対して移動し
ない。
【0075】斯かる第1の開位置では、レバー部第1肢
節21と第2肢節23は1直線に沿って配置されてお
り、第3の及び第4のリンク線III ’、IV’は斯かるレ
バー部第1肢節21及び第2肢節23に対して垂直に配
置されている。また、指部第1肢節11と第2肢節13
は1直線に沿って配置されており、第5の及び第6のリ
ンク線V’、VI’は斯かるレバー部第1肢節21及び第
2肢節23に対して垂直に配置されている。
【0076】次に図7を参照してレバー部第1肢節21
及び指部第1肢節11の動作を説明する。図6の第1の
開位置から図7の第2の開位置に変化した場合の第1の
リンク装置40Lの動作を説明する。第2の開位置で
は、レバー部第1肢節21は中心軸線O−Oに平行とな
るように配置され、それによって指部第1肢節11も中
心軸線O−Oに平行となるように配置される。
【0077】レバー部第1肢節21が第1のレバー部回
転軸線220周りに回転すると、斯かる回転運動はレバ
ー部リンク部材45−1、45−2を経由してレバー部
回転部材49に伝達される。斯かるレバー部回転部材4
9は第2のレバー部回転軸線240周りに回転し、第5
のリンク線Vも回転する。こうして第6のリンク線VI’
は中心軸線O−Oに対して垂直な第6のリンク線VI”と
なり、第5のリンク線V’は中心軸線O−Oに対して垂
直な第5のリンク線V”となる。
【0078】レバー部回転部材49の回転運動は第1の
リンク部材43−1、43−2を経由して指部回転部材
48に伝達される。斯かる指部回転部材48は第2の指
部回転軸線140周りに回転し、第4のリンク線IV’も
回転する。こうして第4のリンク線IV’は中心軸線線O
−Oに対して垂直な第4のリンク線IV”となる。
【0079】指部回転部材48の回転運動は指部リンク
部材41−1、41−2を経由して指部第1肢節11に
伝達される。こうして第3のリンク線III ’は中心軸線
O−Oに対して垂直な第3のリンク線III ”となる。
【0080】これは上述したように、4節の平行四辺形
のリンク機構による。レバー部第1肢節21が第1のレ
バー部回転軸線220周りに回転すると、レバー部リン
ク部材45−1、45−2の一方のリンク部材45−1
は前進(中心軸線O−Oに近づく方向に)するように移
動し、他方のリンク部材45−2は後退(中心軸線O−
Oより遠ざかる方向に)するように移動する。それによ
ってレバー部回転部材49は回転する。
【0081】レバー部回転部材49が回転すると第5の
リンク線V’が回転し、第1のリンク部材43−1、4
3−2の一方のリンク部材43−1(図7で下側のリン
ク部材)が後方(図7で右方向)に移動し、他方のリン
ク部材43−2(図7で上側のリンク部材)が前方(図
7で左方向)に移動する。それによって指部回転部材4
8が回転し、第4のリンク線IV’が回転する。こうし
て、レバー部第1肢節21の回転運動は、レバー部リン
ク部材45−1、45−2、第1のリンク部材43−
1、43−2及び指部リンク部材41−1、41−2を
経由して指部第1肢節11に伝達される。このとき、指
部第1肢節11の回転角λ’はレバー部第1肢節21の
回転角λに等しい。
【0082】本例によれば、第1のリンク装置40Lに
含まれる指部回転部材48及びレバー部回転部材49は
好ましくは適当な付勢装置、例えばコイルばね(図示な
し)によって所定方向に回転するように付勢されてい
る。それによって、レバー部第1肢節21及び第2肢節
23は、常に、中心軸線O−Oに対して外方に付勢され
るように構成されている。従って、本例の手術用マニピ
ュレータは、使用しないときには通常図5及び図6に示
す第1の開位置にある。
【0083】以上に本例の手術用マニピュレータのリン
ク機構の動作を説明した。各部分構造体の右側に配置さ
れた第2のリンク機構40Rは、図3及び図5を参照し
て説明したように、閉位置から第1の開位置に変化させ
るために設けられ、各部分構造体の左側に配置された第
1のリンク機構40Lは、図4、図6及び図7を参照し
て説明したように、第1の開位置から第2の開位置に変
化させるために設けられている。
【0084】好ましくは各リンク線I、II、III 、IV、
V、VIに交差する各対の枢動軸線410及び420、4
30及び440、431及び441、450及び46
0、470及び480、471及び481の間の距離を
等しくし、レバー部リンク部材45−1、45−2の運
動と指部リンク部材41−1、41−2の運動とが等し
くなるように構成する。それによって指部10の運動は
レバー部30の運動と等しい運動として得られる。
【0085】第2のリンク装置40Rと第1のリンク装
置40Lとは互いに独立に運動するように構成されてお
り、それによって上述のように指部第1肢節11の運動
と指部第2肢節13の運動とを互いに独立な運動として
得ることができる。
【0086】斯かる説明は、本例の手術用マニピュレー
タの動作について、閉位置から第1の開位置に変化さ
せ、更に第1の開位置から第2の開位置に変化させる場
合について説明したが、逆に第2の開位置から第1の開
位置に変化させ、更に、第1の開位置から閉位置に変化
させる場合は、各部の動作が逆になるだけで基本的には
同一である。
【0087】再び図1を参照すると、レバー部第1肢節
21及び第2肢節23にはその中央に指止め手段50が
設けられている。斯かる指止め手段50は例えば、親
指、人差指、中指を係合させるように構成されている。
こうして、指止め手段50に係合された親指、人差指、
中指によってレバー部第1肢節21及び第2肢節23を
移動させ、指部第1肢節11及び第2肢節13を移動さ
せることができる。
【0088】以上本発明の実施例について詳細に説明し
てきたが、本発明は上述の実施例に限ることなく本発明
の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得るこ
とは当業者にとって容易に理解されよう。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、先端部1の指部第1肢
節11及び第2肢節13の運動は、操作部2のレバー部
第1肢節21及び第2肢節23の運動と同一の運動とし
て得られるから、指部第1肢節11及び第2肢節13の
運動を実感的に把握しながら操作することができる利点
がある。
【0090】本発明によれば、先端部1の指部第1肢節
11及び第2肢節13の運動は、操作部2のレバー部第
1肢節21及び第2肢節23の運動と同一の運動として
得られるから、指部第1肢節11及び第2肢節13の運
動を観察することなしに正確に把握しながら操作するこ
とができる利点がある。
【0091】本発明によれば、先端部1は3つの指部1
0を有し、各指部10は先端の指部第1肢節11及び第
2肢節13を有するから、立体的な物体を確実に保持す
ることができる利点がある。
【0092】本発明によれば、操作部2のレバー部第1
肢節21及び第2肢節23に指止め手段50を設けたの
で、指止め手段50によって保持された3本の指をどの
方向に移動させても、それに対応した指部第1肢節11
及び第2肢節13の運動を得ることができる利点があ
る。
【0093】本発明によれば、操作部2のレバー部第1
肢節21及び第2肢節23は常に外方に付勢されるよう
に構成されているから、操作部2を保持する3本の指は
常にレバー部第1肢節21及び第2肢節23に所定の力
によって保持されている利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手術用マニピュレータの実施例を示す
斜視図である。
【図2】本発明の手術用マニピュレータの部分構造体の
平面構成を示す図である。
【図3】本発明の手術用マニピュレータの部分構造体の
右側構成を示す図である。
【図4】本発明の手術用マニピュレータの部分構造体の
左側構成を示す図である。
【図5】本発明の手術用マニピュレータの部分構造体の
右側構成を示す図である。
【図6】本発明の手術用マニピュレータの部分構造体の
左側構成を示す図である。
【図7】本発明の手術用マニピュレータの部分構造体の
左側構成を示す図である。
【図8】従来の手術用マニピュレータの例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 先端部 2 操作部 3 フレーム 4 リンク機構 10 指部 11 第1肢節 13 第2肢節 20 レバー部 21 第1肢節 23 第2肢節 30 フレーム部材 30A 軸部 30B 後端部 40L 第1リンク装置 40R 第2リンク装置 41−1、41−2 指部リンク部材 43−1、43−2 第1のリンク部材 45−1、45−2 レバー部リンク部材 47−1、47−2 第2のリンク部材 48 指部回転部材 49 レバー部回転部材 50 指止め手段 120 第1の指部回転軸線 140 第2の指部回転軸線 220 第1のレバー部回転軸線 240 第2のレバー部回転軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒木 義博 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3つの指部を有し該指部の各
    々は先端に配置された指部第1肢節と該指部第1肢節を
    第1の指部回転軸線周りに回転可能に支持する指部第2
    肢節とを有するように構成された先端部と、上記指部に
    対応して少なくとも3つのレバー部を有し該レバー部の
    各々は先端に配置されたレバー部第1肢節と該レバー部
    第1肢節を第1のレバー部回転軸線周りに回転可能に支
    持するレバー部第2肢節とを有するように構成された操
    作部と、前端部にて上記先端部の指部第2肢節を第2の
    指部回転軸線周りに回転可能に支持し後端部にて上記操
    作部のレバー部第2肢節を第2のレバー部回転軸線周り
    に回転可能に支持するように構成されたフレームと、上
    記指部第1肢節の各々とそれに対応した上記レバー部第
    1肢節とを接続する少なくとも3つの第1のリンク装置
    と上記指部第2肢節の各々とそれに対応した上記レバー
    部第2肢節とを接続する少なくとも3つの第2のリンク
    装置とを有するリンク機構と、を有し、 上記第1のリンク装置の各々は上記指部第1肢節と上記
    第2の指部回転軸線周りに回転可能に装着された指部回
    転部材とを接続する1対の指部リンク部材と上記レバー
    部第1肢節と上記第2のレバー部回転軸線周りに回転可
    能に装着されたレバー部回転部材とを接続する1対のレ
    バー部リンク部材と上記指部回転部材と上記レバー部回
    転部材とを接続する1対の第1のリンク部材とを含むよ
    うに構成され、上記第2のリンク装置の各々は上記指部
    第2肢節とそれに対応した上記レバー部第2肢節とを接
    続する1対の第2のリンク部材を含むように構成され、 上記操作部のレバー部の各々の第1肢節が外方に拡がる
    ように又は内方に収束するように上記フレームの中心軸
    線に対して所定の回転角度だけ回転するとそれに対応し
    た上記先端部の指部の第1肢節が上記フレームの中心軸
    線に対して上記所定の回転角度だけ回転し、上記操作部
    の第2肢節が外方に拡がるように又は内方に収束するよ
    うに上記フレームの中心軸線に対して所定の回転角度だ
    け回転するとそれに対応した上記先端部の第2肢節が上
    記フレームの中心軸線に対して上記所定の回転角度だけ
    回転するように構成されていることを特徴とする手術用
    マニピュレータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の手術用マニピュレータに
    おいて、上記レバー部の各々には指を固定するための指
    止め手段が設けられていることを特徴とする手術用マニ
    ピレータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の手術用マニピュレ
    ータにおいて、上記レバー部第1肢節及びレバー部第2
    肢節を上記フレームの中心軸線に対して外方に付勢する
    ためのばねが設けられていることを特徴とする手術用マ
    ニピュレータ。
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