JPH06312183A - 電解イオン水の製造方法及びそのための装置 - Google Patents

電解イオン水の製造方法及びそのための装置

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JPH06312183A
JPH06312183A JP10259593A JP10259593A JPH06312183A JP H06312183 A JPH06312183 A JP H06312183A JP 10259593 A JP10259593 A JP 10259593A JP 10259593 A JP10259593 A JP 10259593A JP H06312183 A JPH06312183 A JP H06312183A
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JP
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water
anode
cathode
redox potential
electrode
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JP10259593A
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Susumu Hasegawa
進 長谷川
Kenji Katsura
健治 桂
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Shinko Pantec Co Ltd
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Shinko Pantec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定かつ効率的に酸化還元電位の高い水及び
酸化還元電位の低い水を得るための電解イオン水の製造
方法及びそのための装置を提供する。 【構成】 電解槽中の陽極と陰極との間に隔膜を配設し
て、水を電解槽中で電解することによって、陽極側及び
陰極側よりイオン水をそれぞれ採取する電解イオン水の
製造方法において、両極に印加する荷電の向きを交互に
変えることにより、隔膜で区画された両電極側の電解槽
よりそれぞれ、酸化還元電位の高い水及び酸化還元電位
の低い水を得ることを特徴とする電解イオン水の製造方
法と製造装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を電解槽中で電解す
ることにより、両電極側の電解槽よりそれぞれ、酸化還
元電位の高い水及び酸化還元電位の低い水を得るための
電解イオン水の製造方法及びそのための装置に関するも
のであり、当該方法で製造した酸化還元電位の高い水及
び酸化還元電位の低い水は、飲料用、洗浄、消毒などの
工業用、医療用など広範な分野で使用できるものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、電解槽中で水に電圧を印加(すなわち電解)して、
陽極側に酸性イオン水、陰極側にアルカリ性イオン水を
発生させる技術が実用化されている。
【0003】この場合、図6に示したように、陽極側で
は、 2H2 O→O2 +4H+ +4e- ……(1) の酸化反応が進行して陽極電極表面において酸素ガスが
発生するとともに、水素イオンが蓄積され、酸化還元電
位(ORP)が上昇する。
【0004】一方、陰極側では、 4H2 O+4e- →2H2 +4OH- ……(2) の還元反応が進行して陰極電極表面において水素ガスが
発生するとともに、水酸イオンが蓄積され、酸化還元電
位が低下する。
【0005】この場合、結果的に、陽極側に高酸化還元
電位水、陰極側に低酸化還元電位水が生成されるが、電
解槽内に振動などにより液の乱れが発生する場合があ
り、かかる場合、生成した高酸化還元電位水と低酸化還
元電位水とが混合して回収効率が低下してしまうなどの
問題があった。
【0006】この問題を解消するために、従来より、通
電性を確保しつつ、高酸化還元電位水と低酸化還元電位
水との混合を防ぐために、電解槽の陽極と陰極との間
に、通水性を有する隔膜を配設して電解する方法が提案
されている(例えば、特開平4−371291号及び実
公平4−51917号等参照)。
【0007】しかしながら、図6に示したようにこれら
の通水性を有する隔膜では、その隔膜を介してイオンは
拡散するために、前述のように陽極で蓄積された水素イ
オンが、隔膜を介して陰極側の電解槽に浸入して陰極に
引きよせられて、 4H+ +4e- →2H2 ……(3) の酸化反応が進行して、その結果、水素イオンは陰極表
面において水素ガスとなる。
【0008】一方、前述のように陰極で蓄積された水酸
イオンは、隔膜を介して陽極側の電解槽に浸入して陽極
に引きよせられて、 4OH- →O2 +2H2 O+4e- ……(4) の還元反応が進行して、その結果水酸イオンは陽極表面
において酸素ガスとなる。
【0009】従って、陽極側では(1)の酸化反応と
(4)の還元反応が同時に進行する一方、陰極側でも
(2)の還元反応と(3)の酸化反応が同時に進行する
こととなる。その結果、両極側それぞれの電解槽中にお
いては、全体としてその酸化還元電位の変化は緩慢とな
るので、隔膜で区画された両電極側の電解槽よりそれぞ
れ、酸化還元電位の高い水及び酸化還元電位の低い水を
得ることが困難となっていた。
【0010】本発明は、このような実情に鑑み、従来の
ように、陽極と陰極との間に配設した隔膜を介して、陽
極側で蓄積された水素イオン、陰極側で蓄積された水酸
イオンが、それぞれ隔膜を介して、反対側の電極に引き
寄せられて、両電極側の各電極槽中において、酸化反応
と還元反応が同時に進行して、その酸化還元電位の変化
は緩慢となることなく、安定かつ効率的に酸化還元電位
の高い水及び酸化還元電位の低い水を得るための電解イ
オン水の製造方法及びそのための装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した従来
技術の課題ならびに目的を達成するために発明なされた
ものであって、電解槽中の陽極と陰極との間に隔膜を配
設して、水を電解槽中で電解することによって、陽極側
及び陰極側よりイオン水をそれぞれ採取する電解イオン
水の製造方法において、両極に印加する荷電の向きを交
互に変えることにより、隔膜で区画された両電極側の電
解槽よりそれぞれ、酸化還元電位の高い水及び酸化還元
電位の低い水を得ることを特徴とする電解イオン水の製
造方法と製造装置である。
【0012】また、本発明は、前述した電解イオン水の
製造方法と製造装置において、前記隔膜が、アニオン交
換膜面とカチオン交換膜面とを有するバイポーラ膜であ
ることを特徴とする。
【0013】さらに、本発明は、前記バイポーラ膜のカ
チオン交換膜面側の電極を陽極とし、アニオン交換膜面
側の電極を陰極とするように荷電した後、荷電の向きを
逆にすることを特徴とする。
【0014】また、本発明は、前記バイポーラ膜のアニ
オン交換膜面側の電極を陽極とし、カチオン交換膜面側
の電極を陰極とするように荷電した後、荷電の向きを逆
にすることを特徴とする。
【0015】さらに、本発明は、前記バイポーラ膜で区
画された両電極側の電解槽よりそれぞれ、酸化還元電位
の高い水及び酸化還元電位の低い水を回収するととも
に、各電解槽にそれぞれ新水を補充しつつ電解を行うこ
とを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明者らは、従来の通水性を有する隔膜を配
設した方法では、図6に示したように、前記(1)
(2)の反応によって各電極近傍に蓄積された水素イオ
ン、水酸イオンはそれぞれ、反対側の電極に引き寄せら
れるが、(A)本発明のように、電解槽中において、陽
極と陰極との間に、アニオン面とカチオン面とを有する
バイポーラ膜から構成される隔膜を配設して電解を行う
ことにより、両イオンがバイポーラ膜によってブロック
されるために、反対側の電解槽に流入することがないこ
と、ならびに(B)この際に、陽極と陰極との荷電状態
を変更して、各電極槽において選択的に上記(3)
(4)の反応を進行させることにより、各電解槽それぞ
れにおいて、酸化還元電位の上昇又は下降を促進させる
ことができ、その結果、酸化還元電位の高い水及び酸化
還元電位の低い水を容易に採取することが可能であるこ
とを知見して本発明を完成させたものである。
【0017】すなわち、先ず、図7(a)に示したよう
に、陽極側において(1)の酸化反応が進行して水素イ
オンが蓄積される一方、陰極側において(2)の還元反
応が進行して水酸イオンが蓄積される。その後、荷電の
方向を逆にすると、図7(b)に示したように、陽極側
に蓄積していた水素イオンは、電極が陰極に変わること
によって、(3)の反応が急速に進行して水素ガスとな
り、その結果、この極側の電解槽中の酸化還元電位が低
下する。一方、逆に、陰極側に蓄積していた水酸イオン
は、電極が陽極に変わることによって、(4)の反応が
急速に進行して酸素ガスとなり、その結果、この極側の
電解槽中の酸化還元電位が上昇する。
【0018】このように、両極における荷電の方向を交
互に変えることによって、酸化還元電位の高い水及び酸
化還元電位の低い水を容易に採取することが可能とな
る。
【0019】先ず、バイポーラ膜を用いて、図8(a)
に示したように、いわゆる「逆荷電」による電解、すな
わち、バイポーラ膜22のカチオン面22b側を陽極1
2側に、アニオン面22a側を陰極14側に配置して電
解を行い、その後、図8(b)に示したように、いわゆ
る「正荷電」による電解、すなわち、バイポーラ膜22
のアニオン面22a側を陽極12側に、カチオン面22
b側を陰極14側に配置して電解を行った場合について
以下に説明する。
【0020】図8(a)に示したように、逆荷電の場合
には、陽極12側で発生した水素イオンが陰極14側に
引き寄せられる際に、電極間に配設されたバイポーラ膜
22のアニオン面22aでブロックされるために、水素
イオンが陰極側電解槽18に流入することなく、陽極側
電解槽16に水素イオンが蓄積される。一方、同様にし
て、陰極14側で発生した水酸イオンが陽極12側に引
き寄せられる際に、電極間に配設されたバイポーラ膜2
2のカチオン面22bでブロックされるために、水酸イ
オンが陽極電解槽16に流入することなく、陰極側電解
槽18に水酸イオンが蓄積される。
【0021】この場合、バイポーラ膜22自体に浸透し
た水分子が水素イオン、水酸イオンに電離した際に、水
素イオンはバイポーラ膜22のカチオン面22bを透過
して、陰極14に引き寄せられる際に、陰極14側に配
置されたバイポーラ膜22のアニオン面22aでブロッ
クされるために、前記(3)の反応が進行して陰極14
表面で水素ガスが発生することはない。また、同様にし
て、水酸イオンはバイポーラ膜22のアニオン面22a
を透過して、陽極12に引き寄せられる際に、陽極12
側に配置されたバイポーラ膜22のカチオン面22bで
ブロックされるために、前記(4)の反応が進行して陽
極12表面で酸素ガスが発生することはない。従って、
このようなバイポーラ膜22によるイオンのブロック作
用によって、陽極側電解槽16に水素イオンが、陰極側
電解槽18に水酸イオンがそれぞれ効率よく分離蓄積さ
れる。
【0022】次に、両極においてそれぞれ、水素イオン
及び水酸イオンが蓄積された後、荷電の方向を逆にし
て、正荷電により電解を実施した場合、図8(b)に示
したような反応が進行する。すなわち、陽極側に蓄積し
ていた水素イオンは、電極が陰極に変わることによっ
て、(3)の反応が急速に進行して水素ガスとなると同
時に、バイポーラ膜22自体に浸透した水分子が水素イ
オン、水酸イオンに電離した際に、水素イオンはバイポ
ーラ膜22のカチオン面22bを透過して、陰極14に
引き寄せられて、前記(3)の還元反応が進行して陰極
14表面で水素ガスが発生する。従って、その結果、酸
化還元電位の低下がさらに加速されることとなる(図4
の「△」参照)。
【0023】逆に、陰極側に蓄積していた水酸イオン
は、電極が陽極に変わることによって、(4)の反応が
急速に進行して酸素ガスとなると同時に、バイポーラ膜
22自体に浸透した水分子が水素イオン、水酸イオンに
電離した際に、水酸イオンはバイポーラ膜22のアニオ
ン面22aを透過して、陽極12に引き寄せられて、前
記(4)の酸化反応が進行して陽極12表面で酸素ガス
が発生する。従って、その結果、酸化還元電位の上昇が
さらに加速されることとなる(図4の「◇」参照)。
【0024】このように、先ず「逆荷電」による電解を
行った後に、「正荷電」による電解を行った場合には、
効率良く酸化還元電位の高い水と低い水とを分離・採取
することが可能である。
【0025】また、前述したような、先ず「逆荷電」に
よる電解を行った後に、「正荷電」による電解を行った
場合とは逆に、図9に示したように、先ず「正荷電」に
よる電解を行った後に、「逆荷電」による電解を行った
場合も同様に、酸化還元電位の高い水と低い水とを分離
・採取することが可能であり、以下にその作用について
説明する。
【0026】先ず、正荷電の場合には、図9(a)に示
したように、陽極32側で発生した水素イオンが陰極3
4側に引き寄せられる際に、電極間に配設されたバイポ
ーラ膜42のアニオン面42aでブロックされるため
に、水素イオンが陰極側電解槽38に流入することな
く、陽極側電解槽36に水素イオンが蓄積される。一
方、同様にして、陰極34側で発生した水酸イオンが陽
極32側に引き寄せられる際に、電極間に配設されたバ
イポーラ膜42のカチオン面42bでブロックされるた
めに、水酸イオンが陽極電解槽36に流入することな
く、陰極側電解槽38に水酸イオンが蓄積される。
【0027】なお、この場合、前述の方法とは相違し
て、バイポーラ膜42自体に浸透した水分子が水素イオ
ン、水酸イオンに電離した際に、水素イオンはバイポー
ラ膜42のカチオン面42bを透過して、陰極34に引
き寄せられて、前記(3)の反応が進行して陰極34表
面で水素ガスが発生する。一方、同様にして、水酸イオ
ンはバイポーラ膜42のアニオン面42aを透過して、
陽極32に引き寄せられて、前記(4)の反応が進行し
て陽極32表面で酸素ガスが発生する。
【0028】このように、両極においてそれぞれ、水素
イオン及び水酸イオンが蓄積された後、荷電の方向を逆
にして、逆荷電により電解を実施した場合、図9(b)
に示したような反応が進行する。
【0029】すなわち、陽極側に蓄積していた水素イオ
ンは、電極が陰極に変わることによって、(3)の反応
が急速に進行して水素ガスとなるとともに、この電解槽
中では(2)の反応が進行して、酸化還元電位が低下す
る。なお、この場合、前述の方法とは相違して、バイポ
ーラ膜42自体に浸透した水分子が水素イオン、水酸イ
オンに電離した際に、水酸イオンはバイポーラ膜42の
カチオン面42bによりブロックされるので、陽極側に
引き寄せられることがないので、その結果、酸化還元電
位の低下がさらに加速されることとなる(図5の「△」
参照)。
【0030】逆に、陰極側に蓄積していた水酸イオン
は、電極が陽極に変わることによって、(4)の反応が
急速に進行して酸素ガスとなるとともに、この電解槽中
では(1)の反応が進行して、酸化還元電位が上昇す
る。なお、この場合、前述の方法とは相違して、バイポ
ーラ膜42自体に浸透した水分子が水素イオン、水酸イ
オンに電離した際に、水素イオンはバイポーラ膜42の
アニオン面42aによりブロックされるので、陰極側に
引き寄せられることがないので、その結果、酸化還元電
位の上昇がさらに加速されることとなる(図5の「◇」
参照)。
【0031】このように、先ず「正荷電」による電解を
行った後に、「逆荷電」による電解を行った場合にも、
前述の方法と同様に効率良く酸化還元電位の高い水と低
い水とを分離・採取することが可能である。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいてより
詳細に説明する。
【0033】図1は、本発明の電解イオン水の製造方法
を実施するための製造装置の第1の実施例の概略を示し
ている。
【0034】図1において、100は全体で、電解イオ
ン水製造装置を示している。本装置100は、電解槽1
01を備えており、電解槽101は、バイポーラ膜12
2により2槽に仕切られている。すなわち、バイポーラ
膜122は、それぞれアニオン面122aとカチオン面
122bを有しており、これらの面によって、電解槽1
01が、電極室101Aと電極室101Bとに区画され
ている。
【0035】また、電極室101Aと101Bにはそれ
ぞれ、電極板112と電極板114が配設されており、
これらの両電極板112、114は極性が変更可能な電
極板、例えば、SUS電極、白金電極、Ni電極、及び
炭素電極等から構成されている。
【0036】また、電極室101Aには撹拌装置102
Aが、電極室101Bには撹拌装置102Bそれぞれ配
設されており、これにより、電解槽101の電極室10
1A、101B内をそれぞれ均一にすることが可能とな
っている。さらに、電極室101A、101Bにはそれ
ぞれ、オーバーフロー回収経路103A、103Bが設
けられており、各電極室101A,101Bから分離さ
れた高酸化還元電位水又は低酸化還元電位水をそれぞれ
採取するようになっている。また、各電極室101A,
101Bには、新水供給経路104A,104Bを介し
て、一定レベルとなるように新水が補充されるようにな
っている。
【0037】この場合、各電極板112,114は、間
隔を大きくすると電気抵抗が大きくなるため、通常40
mm以下程度とし、印荷する電圧は、バイポーラ膜12
2の耐性を考慮して10V以下で、好ましくは通常5V
前後で運転するのが好適である。また、荷電の方向を逆
にする条件としては、陽極又は陰極に水素イオンが十分
に蓄積された後、すなわちpHが低位で安定したときに
行うのが好ましい。
【0038】また、バイポーラ膜としては、フッ素系樹
脂を利用したアニオン膜とカチオン膜を接合したものが
好ましく、例えば、アライドシグナル社製のバイポーラ
膜などが使用可能であるが、特にこれに限定されるべき
ものではなく、前述したようなイオンのブロック作用を
有するものであれば使用可能である。
【0039】このように構成して、上述した方法を用い
ることによって、電極室101A、101Bより、それ
ぞれ高酸化還元電位水又は低酸化還元電位水が効率良く
分離採取できるものであり、例えば、電圧、通水条件な
どの操作条件によっても異なるが、約−400〜−80
0mVの低OPR水を得ることが可能である。
【0040】また、図2は、上述の第1実施例と同様な
電解イオン水の製造装置の第2の実施例の概略を示して
おり、同じ部材には同一の参照番号を付している。第1
実施例と相違するところは、第1の実施例では、電解槽
100が開放タイプであるが、本実施例では、密閉型の
電解槽100’とし、電解槽100’の上部に各イオン
水排出孔105A,105Bを設けて、各イオン水回収
経路103’A,103’Bを介して、別途設けられた
循環タンク106A,106Bに各イオン水を収容し
て、電解槽100’の下部の導入口107A,107B
に水を循環させるようにしたものである。
【0041】さらに、図3は、本発明の電解イオン水の
製造装置の第3の実施例を示すものであり、同じ参照部
材には同じ参照番号を付しており、前述した第2の実施
例の装置を並列に2台接続し連続的に処理できるように
した構成である点が相違する。このような構成とするこ
とにより、連続的且つより酸化還元電位の高い水又は酸
化還元電位の低い水を得ることが可能となる。なお、こ
の実施例の場合、2台の装置を用いたが、2台以上の装
置を接続することも可能であることは勿論である。
【0042】また、図2及び図3の装置は、循環タンク
を配置しているが、電極間隙、通水量などを適正に設定
することにより、一過式の装置とすることも可能であ
る。
【0043】なお、前述した第1の実施例の装置を用い
て、各電極室101A,101Bの有効容積を2000
mlとして、5Vの電圧を印加した場合の各電極室のp
HならびにORP(酸化還元電位)の経時変化を図4及
び図5に示した。この場合、図4は、バイポーラ膜12
2のアニオン面122a側を陰極、カチオン面122b
側を陽極として荷電した後、電極の極性を入れ換えた場
合(すなわち、逆荷電→正荷電の場合)を示しており、
図5はその逆、すなわち、バイポーラ膜122のアニオ
ン面122a側を陽極、カチオン面122b側を陰極と
して荷電した後、電極の極性を入れ換えた場合(正荷電
→逆荷電の場合)を示している。
【0044】図4及び図5より明かなように、電極の極
性を変化させることにより、ORPが急減に変化して、
酸化還元電位の高い水又は酸化還元電位の低い水を得る
ことが可能である。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る電解イオン水の製造方法な
らびにそのための装置によれば、陽極と陰極との荷電状
態を変更して、各電極槽において選択的に上記(3)
(4)の酸化・還元反応反応を進行させることにより、
各電解槽それぞれにおいて、酸化還元電位の上昇又は下
降を促進させることができ、その結果、酸化還元電位の
高い水及び酸化還元電位の低い水を容易に採取すること
が可能である。
【0046】従って、本発明の方法ならびに装置で製造
した酸化還元電位の高い水及び酸化還元電位の低い水
は、飲料用、洗浄、消毒などの工業用、医療用など広範
な分野で使用できるものであり、その産業上に貢献する
ところ甚大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の電解イオン水の製造方法を
実施するための製造装置の第1の実施例の概略を示す図
である。
【図2】 図2は、本発明の第1実施例と同様な電解イ
オン水の製造装置の第2の実施例の概略を示す図であ
る。
【図3】 図3は、本発明の電解イオン水の製造装置の
第3の実施例の概略を示す図である。
【図4】 図4は、バイポーラ膜のアニオン面側を陰
極、カチオン面側を陽極として荷電した後、電極の極性
を入れ換えた場合(逆荷電→正荷電)の各電極室のpH
ならびにORP(酸化還元電位)の経時変化を示す図で
ある。
【図5】 図5は、バイポーラ膜のアニオン面側を陽
極、カチオン面側を陰極として荷電した後、電極の極性
を入れ換えた場合(正荷電→逆荷電)の各電極室のpH
ならびにORP(酸化還元電位)の経時変化を示す図で
ある。
【図6】 図6は、従来の通水性を有する隔膜を介して
水の電気分解を行った状態を説明する図である。
【図7】 図7は、荷電状態を逆転させて水の電気分解
を行った状態を説明する図である。
【図8】 図8は、バイポーラ膜のアニオン面側を陰
極、カチオン面側を陽極として荷電した後、電極の極性
を入れ換えて水の電気分解を行った状態を説明する図で
ある。
【図9】 図9は、バイポーラ膜のアニオン面側を陽
極、カチオン面側を陰極として荷電した後、電極の極性
を入れ換えて水の電気分解を行った状態を説明する図で
ある。
【符号の説明】
12…陽極 14…陰極 16…陽極側電解槽 18…陰極側電解槽 22…バイポーラ膜 22a…アニオン面 22b…カチオン面 32…陽極 34…陰極 36…陽極側電解槽 38…陰極側電解槽 42…バイポーラ膜 42a…アニオン面 42b…カチオン面 100…電解イオン水製造装置 101…電解槽 101A…電極室 101B…電極室 102A,102B…撹拌装置 103A,103B…オーバーフロー回収経路 104A,104B…新水供給経路 112…電極板 114…電極板 122…バイポーラ膜 122a…アニオン面 122b…カチオン面 100’…電解槽 103’A,103’B…イオン水回収経路 105A,105B…イオン水排出孔 106A,106B…循環タンク 107A,107B…導入口 108A,108B…オーバフロー回収経路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解槽中の陽極と陰極との間に隔膜を配
    設して、水を電解槽中で電解することによって、陽極側
    及び陰極側よりイオン水をそれぞれ採取する電解イオン
    水の製造方法において、 両極に印加する荷電の向きを交互に変えることにより、
    隔膜で区画された両電極側の電解槽よりそれぞれ、酸化
    還元電位の高い水及び酸化還元電位の低い水を得ること
    を特徴とする電解イオン水の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記隔膜が、アニオン交換膜面とカチオ
    ン交換膜面とを有するバイポーラ膜であることを特徴と
    する請求項1に記載の電解イオン水の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記バイポーラ膜のカチオン交換膜面側
    の電極を陽極とし、アニオン交換膜面側の電極を陰極と
    するように荷電した後、荷電の向きを逆にすることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の電解イオン水の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記バイポーラ膜のアニオン交換膜面側
    の電極を陽極とし、カチオン交換膜面側の電極を陰極と
    するように荷電した後、荷電の向きを逆にすることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の電解イオン水の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記バイポーラ膜で区画された両電極側
    の電解槽よりそれぞれ、酸化還元電位の高い水及び酸化
    還元電位の低い水を回収するとともに、各電解槽にそれ
    ぞれ新水を補充しつつ電解を行うことを特徴とする請求
    項1から4のいずれかに記載の電解イオン水の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 水を電解槽中で電解することによって、
    陽極側及び陰極側よりイオン水をそれぞれ採取するため
    に、電解槽中の陽極と陰極との間に隔膜を配設した電解
    イオン水の製造装置において、 隔膜で区画された両電極側の電解槽よりそれぞれ、酸化
    還元電位の高い水及び酸化還元電位の低い水を得るため
    に、両極に印加する荷電の向きを交互に変えることが可
    能な電極としたことを特徴とする電解イオン水の製造装
    置。
  7. 【請求項7】 前記バイポーラ膜で区画された両電極側
    の電解槽にそれぞれ、酸化還元電位の高い水及び酸化還
    元電位の低い水を回収する手段を設けるとともに、各電
    解槽にそれぞれ新水を補充する手段を設けたことを特徴
    とする請求項6に記載の電解イオン水の製造装置。
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