JPH06312876A - ペーパロールホルダ - Google Patents

ペーパロールホルダ

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JPH06312876A
JPH06312876A JP12808793A JP12808793A JPH06312876A JP H06312876 A JPH06312876 A JP H06312876A JP 12808793 A JP12808793 A JP 12808793A JP 12808793 A JP12808793 A JP 12808793A JP H06312876 A JPH06312876 A JP H06312876A
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寛 鹿野
Toshiro Takamura
俊郎 高村
Katsuji Tahira
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ニアエンドセンサを備えたペーパロールホル
ダにおいて、構造を簡単にし、ニアエンドが確実に検出
されるようにする。 【構成】 ペーパロール18の外径が大きい間は、支持
板50は支持部32に対してほぼ垂直な状態にある。ニ
アエンド近傍になると、平板部51と支持部32とがほ
ぼ平行になり、上方開口66が突部52によってペーパ
ロール18の外径より小さくされる。したがって、ペー
パの引き出しに伴ってペーパロール18が移動させられ
ても、上方開口66から抜け出すことが防止される。ニ
アエンドになると、支持板50はスプリング24の付勢
力によって設定位置まで回動させられ、そのことがリミ
ットスイッチ22によって検出される。このように、ニ
アエンドがペーパロール18の支持部材である支持板5
0の回動を利用して検出されるため、検出専用の可動部
材が不要になり、その分構造を簡単にすることができ
る。しかも、ニアエンドが確実に検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペーパロールホルダに
関するものであり、特に、ペーパロールのニアエンドを
検出するニアエンドセンサを備えたペーパロールホルダ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】キャッシュレジスタ等に使用されるペー
パはロール状とされ、ペーパロールホルダに収容されて
いる。また、このペーパロールのペーパの残りが少なく
なったことを検出するためのニアエンドセンサを備えた
ペーパロールホルダが知られている。この従来のニアエ
ンドセンサを備えたペーパロールホルダを図5〜7に基
づいて説明する。
【0003】図5,6において、200がペーパロール
ホルダ本体であり、202がニアエンド検出装置であ
る。ホルダ本体200は、底壁208と側壁210とを
備えている。底壁208は断面がV字形状をなしてお
り、第一傾斜面211と第二傾斜面212とによってロ
ール収容室214が画定されている。ロール収容室21
4にはペーパーロール216が収容されている。ペーパ
ーロール216は紙管218にペーパが巻かれて形成さ
れたものであり、そのペーパロール216の外周面が底
壁208の第一,第二傾斜面211,212に外接した
状態で配設されているのである。また、ペーパロール2
16のペーパは、図示しないガイド部材を経て図6にお
ける矢印P方向に引き出される。ペーパロール216の
外径が小さくなると、ペーパロール216が第一,第二
傾斜面211,212に沿って下方に移動し、紙管21
8の中心位置はロール収容室214の中心線L上を下降
する。
【0004】側壁210には、センサ支持部材222が
ボルト224によって固定され、センサ支持部材222
にはリミットスイッチ等のセンサ225が固定されてい
る。センサ支持部材222は断面形状がT字形部材であ
り、長板部226と突板部227とを備えている。長板
部226の中間部にはレバー228が回動可能に係合さ
せられ、突板部227にはセンサ225が固定されてい
る。レバー228は概してL字形状をなしたもので、長
手部234と突部236とを備えている。レバー228
の長手部234の中間部とセンサ支持部材222の長板
部226との間にはスプリング240が張設され、レバ
ー228を突部236がペーパロール216に接近する
向きに付勢している。突部236は紙管218の貫通穴
246に嵌入可能に形成されている。
【0005】一方、センサ支持部材222の上部には長
穴254が形成され、側壁210に対する固定位置が調
節できるようにされている。センサ支持部材222の固
定位置を調節することによってニアエンドが検出される
時点におけるペーパの残量を調節することができる。
【0006】以上のように構成された従来のペーパロー
ルホルダにおけるペーペロール216のニアエンド検出
について説明する。ペーパロール216の外径が大きい
場合には、図5に示すように、突部236の先端がペー
パロール216の端面の紙管218より下方に当接して
いる。レバー228はスプリング240の付勢力に抗し
て時計回りに回動させられ、センサ225から離間させ
られている。ペーパロール216の外径が小さくなるに
つれて紙管218が下降し、外径が設定値(ニアエン
ド)になると、図7に示すように、紙管218が突部2
36まで相対移動させられ、突部236が貫通穴246
に嵌入して、レバー228がスプリング240の付勢力
によって反時計回りに回動させられる。その結果、レバ
ー228がセンサ225に当接し、ペーパロールのニア
エンドが検出される。
【0007】以上のように、上記ペーパロールホルダに
おいては、レバー228の突部236が紙管218に嵌
入したことをセンサ225により検出することによっ
て、ペーパロール216のニアエンドが検出されるので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のペーパ
ロールホルダは、構造が複雑であるという問題があっ
た。ニアエンド検出装置202が、レバー228が設定
位置まで回動させられたことをセンサ225により検出
するものとされているため、レバー228のようにニア
エンド検出専用の可動部材が必要になるからである。
【0009】また、ニアエンドが確実に検出されないと
いう問題があった。従来のペーパロールホルダにおいて
は、ニアエンドは、紙管218の中心位置がロール収容
室214の中心線Lから外れてしまうと検出されないの
である。ペーパの残量が少なくなってペーパロール21
6の重量が軽くなると、ペーパの引き出し伴って、ペー
パロール216がP方向や上下方向に移動させられ易く
なる。そのため、レバー228がペーパロール216の
端面から外れてしまい、ニアエンドに達していなくても
反時計方向に回動させられてしまい、誤ってニアエンド
が検出されることがある。また、ニアエンドに達してい
ても、レバー228の突部236の先端にペーパロール
216の端面が当たり、ニアエンドが検出されないこと
もあるのである。
【0010】本発明の課題は、以上の事情を背景とし
て、ペーパホルダにおいて、構造を簡単にし、ニアエン
ドが確実に検出されるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るペーパロールホルダは、(1) 上下方向
に延びる平板状の第一ロール支持部材を有するホルダ本
体と、(2) そのホルダ本体に第一ロール支持部材に対し
て接近・離間可能に取り付けられ、第一ロール支持部材
との間に上方に開いたロール収容溝を画定する第二ロー
ル支持部材と、(3) その第二ロール支持部材をロール収
容溝が狭くなる向きに付勢する付勢手段と、(4) 第二ロ
ール支持部材が付勢手段により設定位置まで移動させら
れたことを検出するセンサとを含み、かつ、前記第二ロ
ール支持部材が、少なくとも前記第一ロール支持部材に
設定位置まで接近した状態で、第一ロール支持部材とほ
ぼ平行となる平板部とその平板部から前記第一ロール支
持部材に向かって突出して前記ロール収容溝の上方開口
を狭める状態となる突部とを備えるように構成される。
【0012】
【作用】本発明のペーパホルダにおいて、ロール収容溝
が第一ロール支持部材と第二ロール支持部材とによって
画定され、第二ロール支持部材が付勢手段によって第一
ロール支持部材に接近する向き、すなわち、ロール収容
溝を狭める向きに付勢されている。したがって、ロール
収容溝に収容されたペーパロールの外径が設定値(ニア
エンド)になると、第二ロール支持部材が付勢手段によ
って設定位置まで移動させられ、そのことがセンサによ
って検出される。すなわち、検出装置によって第二ロー
ル支持部材が設定位置まで移動させられたことが検出さ
れるのであって、従来のペーパロールホルダにおけるよ
うに、検出専用のレバーが設定位置まで回動させられた
ことが検出されるのではない。
【0013】なお、第一ロール支持部材と第二ロール支
持部材とによって画定されたロール収容溝は、ペーパロ
ールの一部を収容するものでも、全体を収容するもので
もよい。また、第一ロール支持部材および第二ロール支
持部材はペーパロールを定位置で支持するものでも、多
少の移動を許容して支持するものでもよい。
【0014】また、第二ロール支持部材が少なくとも設
定位置まで接近した状態にある場合には、第二ロール支
持部材の平板部が上下方向に延びる平板状の第一ロール
支持部材にほぼ平行な状態になり、第一ロール支持部材
に向かって設けられた突部がロール収容溝の上方開口を
狭める状態となる。ペーパロールがニアエンド近くにな
って重量が軽くなると、第二ロール支持部材が設定位置
近くまで接近するが、この状態においては、ロール収容
溝内のペーパロールが軽くなっているため、ペーパの引
き出しに伴って移動させられ易く、上方開口から抜け出
す恐れもある。しかし、本発明のペーパロールホルダに
おいては、たとえ、ペーパロールがロール収容溝内にお
いて上方に移動させられても、上方開口が突部によって
狭められているため、上方開口から抜け出すことが防止
される。また、もし、ペーパロールが第一ロール支持部
材に沿って移動しても、第二ロール支持部材が第一ロー
ル支持部材にほぼ平行な状態にあるため、ペーパロール
が第二ロール支持部材を付勢手段の付勢力に抗して移動
させることがない。したがって、ロール収容溝が拡開さ
れることが良好に回避され、この点からも、ペーパロー
ルの抜け出しが防止される。
【0015】第二ロール支持部材の平板部と第一ロール
支持部材とは、少なくとも第二ロール支持部材がニアエ
ンドを検出する設定位置まで接近した状態にある場合に
ほぼ平行であることが必要であるが、その他の場合にも
平行であっても差し支えなく、常に平行状態が保たれる
ようにしてもよい。また、第一ロール支持部材は、必ず
しも垂直に上方へ延びていなくてもよく、ある程度傾斜
していてもよい。少なくともペーパロールが自重によっ
てロール収容溝内に収まっているように、上下方向に延
びていればよいのである。また、突部は、ペーパロール
がニアエンド近くなった場合に、上方開口からペーパロ
ールが抜け出すのを防止し得る程度の大きさであればよ
い。
【0016】さらに、上記のようにペーパロールがニア
エンドに達した状態では、ペーパロールがロール収容溝
内のどの位置に移動しても第二ロール支持部材の位置は
ほぼ一定であるため、ニアエンドの検出時期がぺーパロ
ールのロール収容溝内の位置によって左右されることが
ない。その上、ペーパロールの移動に伴って第二ロール
支持部材が第一ロール支持部材から離間させられること
はあっても、ペーパロールの直径より小さい間隔の位置
へ接近することはペーパロール自体によって防止され、
かつ、ペーパロールの移動が停止すれば、第二ロール支
持部材は付勢手段によって確実にペーペロールを第一ロ
ール支持部材との間に挟む位置へ移動させられる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明のペーパロールホ
ルダにおいては、従来のペーパロールホルダにおけるよ
うにニアエンド検出専用の可動部材が不要になるため、
それだけ構造を簡単にすることができる。また、ニアエ
ンド近くになり、ペーパロールの重量が軽くなって、ペ
ーパの引き出しに伴ってペーパロールが移動させられ易
くなっても、ロール収容溝から抜け出すことが良好に防
止されるため、ニアエンドを確実に検出することができ
る。さらに、ペーパロールがロール収容溝内のどの位置
にあっても、第二ロール支持部材の位置はほぼ一定であ
り、かつ、ペーパロールがニアエンドに達するまでは第
二ロール支持部材が設定位置へ移動することはなく、ニ
アエンドに達すれば必ず設定位置へ移動するため、ニア
エンドを確実に検出することができ、かつ、ニアエンド
検出時のペーパの残量のバラツキを小さくすることがで
きる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例としてのペーパロールホル
ダを図面に基づいて詳細に説明する。図1,2におい
て、10はホルダ本体であり、概して箱型をなしてい
る。ホルダ本体10の内部は壁12によって、第一空間
14と第二空間16との2個の空間に仕切られている。
第一空間14はペーパロール18を収容する空間であ
り、第二空間16にはセンサとしてのリミットスイッチ
22,スプリング24等が配設されている。第一空間1
4において、壁12と直交する壁28の上面にはガイド
ローラ30が回転可能に取り付けられている。ガイドロ
ーラ30は、壁28に沿って長手方向に延びており、壁
28と共に支持部32を構成している。壁12とそれに
対向する壁34との間にはペーパロール18が収容され
る。ペーパロール18は紙管38にペーパが巻かれて形
成されたものである。また、壁12と壁34とをつなぐ
壁40の高さは壁28の高さより低くされており、外径
が大きいペーパロール18も収容し得るようになってい
る。
【0019】第一空間14の底板48のほぼ中央部に
は、支持板50が回動可能に取り付けられ、ガイドロー
ラ30に接近・離間可能とされている。支持板50は、
概して四角形の平板部51と突部52とからなる本体5
3およびL字形状の突部54を備えたもので、本体53
が第一空間14に、突部54が第二空間16にそれぞれ
収容されている。平板部51の一端部は、幅が小さくさ
れるとともに、図3に示すように、両側部がそれぞれ直
角に曲げられてなる耳片56とされている。一方、底板
48には、開口58,59(図2参照)が形成され、こ
の開口58,59に両耳片56が挿入され、ピン60に
よって回動可能に取り付けられている。
【0020】第一空間14は、支持板50によって2つ
の空間に仕切られ、支持板50と支持部32との間が収
容溝64とされる。支持板50は底板48に対してほぼ
平行な状態からほぼ垂直な状態にまで回動可能であり、
かつ、壁28は底板48に対して垂直に設けられている
ため、収容溝64は上方に開いた形状をなし、支持板5
0の回動に伴って狭められ、上方開口66も狭められ
る。前述のペーパロール18は第一空間14の収容溝6
4内に収容され、ペーパは支持部32側から矢印Q方向
に引き出される。支持板50の幅は約40mmであり、そ
れに対してロールの幅は約45mmである。ペーパロール
18がニアエンド近くになると、支持板50が底板48
に対してほぼ垂直になるまで回動させられ、支持板50
の平板部51と支持部32とがほぼ平行状態になる。
【0021】また、支持板50の平板部51の他端部が
山形に折り曲げられて突部52とされている。突部52
は、平板部51に対してほぼ垂直に突出させられた垂直
面68を備えており、支持板50の支持部32に対向す
る側、すなわち、上方開口66を狭くする姿勢で形成さ
れている。突部52の大きさ(垂直面68の広さ)は、
平板部51と支持部32とが平行状態にある場合におい
て、収容溝64の上方開口66の開口面積の1/3を覆
う程度である。上方開口66はペーパロール18の外径
より小さくなり、ペーパロール18がペーパの引き出し
に伴って上方開口66から抜け出すことが防止される。
突部52は、後述するように、平板部51と支持部32
とが平行でない場合においても、ペーパロール18の移
動限度を規定し、ペーパロール18のロール収容溝64
からの抜け出しを防止する。
【0022】ペーパの残量が少なくなり、ペーパロール
18の重量が軽くなると、支持板50が回動させられ、
平板部51と支持部32とがほぼ平行になるが、その場
合には、ペーパの引き出しに伴ってペーパロール18が
移動させられ易くなっており、ペーパロール18が勢い
よく移動させられる場合もある。仮に、平板部51と支
持部32とが平行でなく、平板部51が上方開口66を
狭める方向に傾斜している場合には、収容溝64内に収
容されたペーパロール18が勢いよく上方へ移動させら
れると、その移動に伴って、支持板50がスプリング2
4の付勢力に抗して回動させられ、収容溝64が拡開さ
れる恐れがある。突部52が平板部51に対して傾斜し
て形成されている場合にも同様なことが起きる恐れがあ
る。
【0023】それに対して、本実施例においては、平板
部51と支持部32とが平行とされ、かつ、突部52が
垂直面68を備えているため、たとえ、ペーパロール1
8が勢いよく移動させられても、収容溝64が拡開させ
られる恐れはなく、ペーパロール18のロール収容溝6
4からの抜け出しが良好に防止される。
【0024】支持板50の突部54が壁12に形成され
た扇形の開口70を貫通し、第二空間16へ突入してい
る。また、突部54の第一空間14側の部分には孔72
が形成される一方、壁12の下部には係合突部76が設
けられ、孔72と係合突部76との間に付勢手段として
のスプリング24が張設されている。スプリング24は
支持板50を収容溝64を狭くする向きに付勢してい
る。
【0025】壁12に平行な壁80の上部には、リミッ
トスイッチ22が取付板84を介して固定されている。
後述するように、ペーパロール18のニアエンドは突部
54がリミットスイッチ22に当接することによって検
出される。ニアエンド検出時には、前述のように、平板
部51と支持部32とが平行になっている。また、壁8
0の上部には長穴81が形成され、取付板84の壁80
に対する固定位置が調節可能とされている。取付板84
の固定位置を図1における左方にすれば、ニアエンドが
検出される時期が遅くなって、検出時におけるペーパロ
ール18の外径が小さくなり、ペーパの残量が少なくな
る。右方にすれば、ニアエンドが検出される時期が早め
られ、検出時におけるペーパの残量が多くなる。厳密に
いえば、取付板84の固定位置を移動させると、ニアエ
ンド検出時における支持部32と平板部51とが平行で
はなくなるが、移動量が小さい場合には差し支えない。
さらに、リミットスイッチ22等が配設された第二空間
16が、ペーパロール18が収容される第一空間14か
ら仕切られているため、リミットスイッチ22がペーパ
の引き出し時に生じる埃等から保護される。
【0026】以上のように構成されたペーパホルダにお
けるペーパロールのニアエンド検出について説明する。
ペーパロール18の外径が大きい場合には、図1に示す
ように、収容溝64に収容されたペーパロール18は、
支持板50とガイドローラ30とによって支持されてい
る。支持板50は、ペーパロール18によってスプリン
グ24の付勢力に抗して底板48に当接するまで回動さ
せられている。また、突部52が、ペーパロール18の
外周面に係合することにより、ペーパロール18がペー
パ引き出しに伴う図1における右方への転動限度を規定
している。支持板50が支持部32から最も離間した位
置にあり、収容溝64が最も広い状態にある。突部54
はリミットスイッチ22から遠く離れている。
【0027】ペーパロール18の外径が小さくなると、
支持板50はスプリング24の付勢力によって回動させ
られるが、最初からペーパロール18の外径の縮小に伴
って回動させられるわけではない。本実施例において
は、スプリング24の付勢力がそれほど大きくないた
め、ペーパロール18の外径が多少小さくなっても、支
持板50は図1に示す位置にある。したがって、ペーパ
ロール18の外径に対して収容溝64が広くなり、ペー
パロール18は、支持部32と支持板50の突部52と
によって定められた範囲内において転動が許容された状
態で支持される。このように、ペーパロール18が収容
溝64内を上記範囲内において移動し得る状態で収容さ
れていても、ペーパロール18は、支持部32と支持板
50とによって支持された状態にあるといえる。また、
ペーパロール18が上記範囲内を転動しても、ペーパの
引き出しはスムーズに行われる。
【0028】ペーパロール18の外径がさらに小さくな
り、重量が軽くなると、支持板50の回動が開始され
る。支持板50に作用するスプリング24の付勢力によ
るモーメントがペーパロール18の重量によるモーメン
トより大きくなるからである。ペーパロール18の外径
の縮小に伴って支持板50が回動させられる。
【0029】ペーパロール18の外径が設定値(ニアエ
ンド)に近づくと、支持板50の平板部51と支持部3
2とがほぼ平行になり、かつ、突部52が上方開口66
を覆うことになる。したがって、収容溝64内に収容さ
れたペーパロール18がペーパの引き出しに伴って勢い
よく移動させられても、上方開口66から、あるいは、
収容溝64を拡開させて上方開口66から抜け出すこと
が防止される。また、突部52が山形とされているた
め、突部52に大きな力が作用しても変形することが防
止されている。
【0030】ニアエンドに達すると、図4に示すよう
に、支持板50がスプリング24の付勢力によって設定
位置まで回動させられ、突部54がリミットスイッチ2
2に当接して、ニアエンドが検出される。また、ニアエ
ンド検出時におけるペーパロール18の外径が、平板部
51と支持部32とによって規定される。
【0031】以上のように、本実施例においては、支持
部32が第一ロール支持部材として機能し、支持板50
が第二ロール支持部材として機能する。ニアエンドが検
出される時点におけるペーパロール18の外径の設定値
は、支持部32と支持板50との相対位置で決まり、支
持板50の設定位置は、支持板50の突部54がリミッ
トスイッチ22に当接する位置である。
【0032】本実施例においては、ニアエンドが、第二
ロール支持部材としての支持板50が設定位置にまで回
動させられることによって検出されるのであり、従来の
ペーパホルダにおいて必要であったレバー等ニアエンド
検出専用の可動部材が不要になるため、その分構成が簡
単になる。また、ペーパの残量が少なくなり、ペーパロ
ール18がペーパの引き出しに伴って移動させられ易く
なっても、ロール収容溝64からの抜け出しが防止され
るため、ニアエンドを確実に検出することができる。さ
らに、ニアエンド検出時点におけるペーパの残量のバラ
ツキを小さくすることができる。
【0033】なお、突部52は、上記実施例において
は、支持板50と支持部32とがほぼ平行な状態におい
て、上方開口66の1/3程度を覆う程度の大きさとさ
れていたが、少なくとも1/8程度覆う大きさであれば
よく、1/6以上が望ましく、1/4以上がさらに望ま
しい。いずれにしても、ペーパロール18の抜け出しが
防止されればよい。また、突部52が垂直面68を備え
ることは必ずしも不可欠ではなく、傾斜面であってもよ
い。しかし、傾斜角度が小さいと、支持板50がスプリ
ング24の付勢力に抗して回動させられ易くなり、収容
溝64が拡開され易くなる。それを回避するためには傾
斜角度を大きくし垂直に近くした方がよい。
【0034】すなわち、突部の形状(大きさ、傾斜角
度)は、上方開口66からペーパロール18の抜け出し
を防止し得るように決定すればよい。理論的には、突部
とペーパロールとの接点における接線と、支持板50の
回動中心と前記接点とを結ぶ線とのなす角度が、摩擦角
以上になるようにすれば、ペーパロール18の抜け出し
を防止することができるのであるが、実際には、ペーパ
ロール18は必ずしも、上方に移動させられるだけでな
く、左右方向にも移動させられるため、多少大きめに形
成した方がよいのである。
【0035】さらに、上記実施例において、スプリング
24の張設位置や弾性係数を調節すれば、支持板50が
最初からペーパロール18の外径の縮小に伴って回動さ
せられるようにすることができる。その場合には、ペー
パロール18が支持部32と支持板50とによってほぼ
定位置において支持されることになり、ぺーパの送り方
向に転動することが防止される。
【0036】また、上記実施例においては、支持板50
がホルダ本体10に対して回動可能に取り付けられてい
たが、摺動可能に取り付けてもよい。さらに、ガイドロ
ーラ30に代えて壁28に固定の部分円筒面を設けても
よい。ガイドローラ30や部分円筒部を設けた方が、ペ
ーパの引き出し時における摩擦を小さくすることがで
き、ペーパをスムースに引き出すことができるが、それ
を省略することも可能である。
【0037】また、上記実施例においては、ニアエンド
検出時におけるペーパの残量を調節する場合に、リミッ
トスイッチ22が固定された取付板84の固定位置を調
節するようにされていたが、取付板84の固定位置を調
節すると同時に支持板50の回動中心位置も調節するよ
うにしてもよい。支持板50をホルダ本体10から取り
外し、回動中心軸(ピン60)の取り付け位置を移動さ
せるのであるそのようにすれば、取付板84の固定位置
が移動しても、ニアエンド検出時における平板部51と
支持部32との平行性が保たれることになる。
【0038】さらに、上記実施例においては、第二ロー
ル支持部材としての支持板50の平板部51が板状であ
ったが、枠状や格子状であってもよい。外枠の大きさが
ペーパロールの幅より小さい場合には、ペーパロール1
8を実質的に平板で支持することと同じになり、枠状や
格子状の部分も平板部であると言い得るのである。同様
に、第一支持部材としての支持部32の壁28も、枠状
や格子状であってもよい。
【0039】また、突部52の形状は、上記実施例の態
様に限らず、他の形状であってもよい。さらに、ペーパ
の引き出し方向は、支持部32側であれは、必ずしもQ
方向でなくてもよい。
【0040】その他、いちいち例示することはしない
が、特許請求の範囲を逸脱することなく当業者の知識に
基づいて種々の変形,改良を施した態様で本発明を実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるペーパロールホルダの
一部を切り欠いて示す正面図である。
【図2】上記ペーパロールホルダの平面図である。
【図3】上記ペーパロールホルダのB−B断面図であ
る。
【図4】上記ペーパロールホルダの図1とは別の作動状
態を示す正面図(一部切欠)である。
【図5】従来のペーパロールホルダの正面図である。
【図6】上記ペーパロールホルダのA矢視図である。
【図7】図6とは別の状態を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ホルダ本体 22 リミットスイッチ 24 スプリング 28 壁 30 ガイドローラ 50 支持板 51 平板部 52 突部 56 耳片 54 突部 64 収容溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる平板状の第一ロール支
    持部材を有するホルダ本体と、 そのホルダ本体に前記第一ロール支持部材に対して接近
    ・離間可能に取り付けられ、第一ロール支持部材との間
    に上方に開いたロール収容溝を画定する第二ロール支持
    部材と、 その第二ロール支持部材を前記ロール収容溝を狭める向
    きに付勢する付勢手段と、 第二ロール支持部材が付勢手段により設定位置まで移動
    させられたことを検出する検出装置とを含み、かつ、前
    記第二ロール支持部材が、少なくとも前記第一ロール支
    持部材に設定位置まで接近した状態で、第一ロール支持
    部材とほぼ平行となる平板部とその平板部から前記第一
    ロール支持部材に向かって突出して前記ロール収容溝の
    上方開口を狭める状態となる突部とを有することを特徴
    とするペーパロールホルダ。
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