JPH06313075A - アイオノマー組成物及びその用途 - Google Patents
アイオノマー組成物及びその用途Info
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- JPH06313075A JPH06313075A JP4126892A JP12689292A JPH06313075A JP H06313075 A JPH06313075 A JP H06313075A JP 4126892 A JP4126892 A JP 4126892A JP 12689292 A JP12689292 A JP 12689292A JP H06313075 A JPH06313075 A JP H06313075A
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- ethylene
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- unsaturated carboxylic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 反撥弾性、耐衝撃性、耐カット性に優れ、し
かも柔軟性を有し、特にゴルフボール表皮材として有用
なアイオノマー組成物の提供。およびこのような特徴を
生かし、飛距離、打球感等が良好で、ボールコントロー
ルが容易なゴルフボールの表皮材料の提供。 【構成】 2種以上の金属イオンを含むエチレン・不飽
和カルボン酸共重合体のアイオノマー10〜95重量部
とエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の部分
けん化物90〜5重量部からなるアイオノマー組成物、
および上記アイオノマー組成物からなるゴルフボール表
皮材料。
かも柔軟性を有し、特にゴルフボール表皮材として有用
なアイオノマー組成物の提供。およびこのような特徴を
生かし、飛距離、打球感等が良好で、ボールコントロー
ルが容易なゴルフボールの表皮材料の提供。 【構成】 2種以上の金属イオンを含むエチレン・不飽
和カルボン酸共重合体のアイオノマー10〜95重量部
とエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の部分
けん化物90〜5重量部からなるアイオノマー組成物、
および上記アイオノマー組成物からなるゴルフボール表
皮材料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟性、耐衝撃性、反
撥弾性に優れ、特にゴルフボール表皮材として有用なア
イオノマー組成物に関する。本発明はまた飛距離、打球
感等が良好で、ボールコントロールが容易なゴルフボー
ルの表皮材料に関する。
撥弾性に優れ、特にゴルフボール表皮材として有用なア
イオノマー組成物に関する。本発明はまた飛距離、打球
感等が良好で、ボールコントロールが容易なゴルフボー
ルの表皮材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフボール表皮材として、耐カット
性、飛距離(反撥係数)が良好なところから、エチレン
・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマーが広く使用
されている。特に飛距離を重要視する場合には、2種以
上の金属イオン種を使用すると効果的であることが知ら
れており、Na/Zn、Na/Mg,Li/Znなどの
組合せのものが実用化されてきた。この処方では飛距離
は伸びるが硬度が高いため、ボールコントロールが難か
しく、また熟練プレーヤーには打球感の点で必ずしも満
足されているわけではなかった。
性、飛距離(反撥係数)が良好なところから、エチレン
・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマーが広く使用
されている。特に飛距離を重要視する場合には、2種以
上の金属イオン種を使用すると効果的であることが知ら
れており、Na/Zn、Na/Mg,Li/Znなどの
組合せのものが実用化されてきた。この処方では飛距離
は伸びるが硬度が高いため、ボールコントロールが難か
しく、また熟練プレーヤーには打球感の点で必ずしも満
足されているわけではなかった。
【0003】これらの難点を改善するために硬質アイオ
ノマーにエチレン・アクリル酸エステル・不飽和カルボ
ン酸の3元共重合体の軟質アイオノマーを配合する方法
が、特開平1−308577号において提案されてお
り、一応の成果を上げている。しかしながら、このよう
な軟質アイオノマーを配合することによって反撥係数が
大幅に低下するため、2種以上の金属イオンを含むアイ
オノマーを使用するメリットを充分に生かすことはでき
なかった。
ノマーにエチレン・アクリル酸エステル・不飽和カルボ
ン酸の3元共重合体の軟質アイオノマーを配合する方法
が、特開平1−308577号において提案されてお
り、一応の成果を上げている。しかしながら、このよう
な軟質アイオノマーを配合することによって反撥係数が
大幅に低下するため、2種以上の金属イオンを含むアイ
オノマーを使用するメリットを充分に生かすことはでき
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
2種以上の金属イオンを有するアイオノマーの反撥弾性
を大きく損なうことなく柔軟化する方法につき検討を行
った。その結果、特開平1−308577号における軟
質アイオノマーと化学構造が近似していると思われるエ
チレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体のけん化物
を用いるときに予想外にも目的が達成できることを見出
すに至り本発明に到達した。
2種以上の金属イオンを有するアイオノマーの反撥弾性
を大きく損なうことなく柔軟化する方法につき検討を行
った。その結果、特開平1−308577号における軟
質アイオノマーと化学構造が近似していると思われるエ
チレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体のけん化物
を用いるときに予想外にも目的が達成できることを見出
すに至り本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明によれ
ば、2種以上の金属イオンを含むエチレン・不飽和カル
ボン酸共重合体のアイオノマー10〜95重量部とエチ
レン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の部分けん化
物90〜5重量部からなるアイオノマー組成物が提供さ
れる。本発明によればまた、該アイオノマー組成物から
なるゴルフボール表皮材料が提供される。
ば、2種以上の金属イオンを含むエチレン・不飽和カル
ボン酸共重合体のアイオノマー10〜95重量部とエチ
レン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の部分けん化
物90〜5重量部からなるアイオノマー組成物が提供さ
れる。本発明によればまた、該アイオノマー組成物から
なるゴルフボール表皮材料が提供される。
【0006】本発明における2種以上の金属イオンを含
むエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマー
とは、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノ
マーであって2種以上の金属イオンを含む限りいかなる
ものであってもよく、例えば2種以上のアイオノマーか
ら構成されていてもよい。具体的には金属イオン種の異
なる2以上のアイオノマーを併用するのが最も一般的で
あるが、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体からアイ
オノマーを製造する際に、異種金属の化合物を同時に、
又は逐次的に反応させて得たアイオノマーを用いてもよ
い。
むエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマー
とは、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノ
マーであって2種以上の金属イオンを含む限りいかなる
ものであってもよく、例えば2種以上のアイオノマーか
ら構成されていてもよい。具体的には金属イオン種の異
なる2以上のアイオノマーを併用するのが最も一般的で
あるが、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体からアイ
オノマーを製造する際に、異種金属の化合物を同時に、
又は逐次的に反応させて得たアイオノマーを用いてもよ
い。
【0007】アイオノマーのベースポリマーとなるエチ
レン・不飽和カルボン酸共重合体における不飽和カルボ
ン酸としては、アクリル酸又はメタクリル酸の使用が最
も好ましく、又その重合組成としてはエチレンが70〜
98重量%、好ましくは75〜95重量%、不飽和カル
ボン酸が2〜30重量%、好ましくは5〜25重量%の
ものが好適であるが、とくにゴルフボールカバー材料と
しては、エチレンが75〜90重量%、不飽和カルボン
酸が10〜25重量%のものを使用するのが、反撥係
数、耐カット性、硬度、耐久性、成形加工性などの諸特
性を考慮すると好ましい。
レン・不飽和カルボン酸共重合体における不飽和カルボ
ン酸としては、アクリル酸又はメタクリル酸の使用が最
も好ましく、又その重合組成としてはエチレンが70〜
98重量%、好ましくは75〜95重量%、不飽和カル
ボン酸が2〜30重量%、好ましくは5〜25重量%の
ものが好適であるが、とくにゴルフボールカバー材料と
しては、エチレンが75〜90重量%、不飽和カルボン
酸が10〜25重量%のものを使用するのが、反撥係
数、耐カット性、硬度、耐久性、成形加工性などの諸特
性を考慮すると好ましい。
【0008】アイオノマーにおける金属イオンとして
は、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウムなどの
1価イオン、マグネシウム,カルシウム,バリウム,亜
鉛のような2価イオン、アルミニウムのような3価イオ
ンなどを例示することができるが、これらの中では、リ
チウム,ナトリウム,マグネシウム,亜鉛などが好適で
ある。2種以上の金属イオンとしてこれら例示のものか
ら任意に選ぶことができるが、反撥係数を考慮すると、
少なくと1種の1価イオンと少なくとも1種の2価イオ
ンを併用することが望ましい。アイオノマー中における
これら金属イオンによる中和度は任意であり、例えば1
0〜100モル%であってもよいが、成形性、反撥係
数、耐カット性等を考慮すると20〜80モル%程度の
中和度であることが望ましい。またゴルフボールカバー
材料としてはショアーD硬度が45〜75程度のものを
使用するのが適当である。また成形性等、種々の物性を
考慮すると、190℃、2160g荷重におけるメルト
フローレートが0.2〜10g/10分、とくに0.5
〜5g/10分のものを使用するのが好ましい。
は、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウムなどの
1価イオン、マグネシウム,カルシウム,バリウム,亜
鉛のような2価イオン、アルミニウムのような3価イオ
ンなどを例示することができるが、これらの中では、リ
チウム,ナトリウム,マグネシウム,亜鉛などが好適で
ある。2種以上の金属イオンとしてこれら例示のものか
ら任意に選ぶことができるが、反撥係数を考慮すると、
少なくと1種の1価イオンと少なくとも1種の2価イオ
ンを併用することが望ましい。アイオノマー中における
これら金属イオンによる中和度は任意であり、例えば1
0〜100モル%であってもよいが、成形性、反撥係
数、耐カット性等を考慮すると20〜80モル%程度の
中和度であることが望ましい。またゴルフボールカバー
材料としてはショアーD硬度が45〜75程度のものを
使用するのが適当である。また成形性等、種々の物性を
考慮すると、190℃、2160g荷重におけるメルト
フローレートが0.2〜10g/10分、とくに0.5
〜5g/10分のものを使用するのが好ましい。
【0009】本発明組成物を構成するもう一方の成分と
しては、エチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体
の部分けん化物が使用される。この共重合体における不
飽和カルボン酸エステル成分としては、アクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルの使用が最も好ましく、
例えば、メチル、エチル、イソプロピル、n−ブチル、
イソブチル、イソオクチル、2−エチルヘキシルなどの
エステル類を例示することができる。この部分けん化物
は前記したアイオノマーに柔軟性を付与するための成分
であるため、共重合体中における不飽和カルボン酸エス
テル含有量をあまり少量にすることは避けなければなら
ないが、一方、その量が多くなりすぎると、物性低下の
原因ともなるので、一般にエチレン50〜85重量%、
好ましくは60〜80重量%、不飽和カルボン酸エステ
ル15〜50重量%、好ましくは15〜40重量%の組
成のものを用いるのが好ましい。
しては、エチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体
の部分けん化物が使用される。この共重合体における不
飽和カルボン酸エステル成分としては、アクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルの使用が最も好ましく、
例えば、メチル、エチル、イソプロピル、n−ブチル、
イソブチル、イソオクチル、2−エチルヘキシルなどの
エステル類を例示することができる。この部分けん化物
は前記したアイオノマーに柔軟性を付与するための成分
であるため、共重合体中における不飽和カルボン酸エス
テル含有量をあまり少量にすることは避けなければなら
ないが、一方、その量が多くなりすぎると、物性低下の
原因ともなるので、一般にエチレン50〜85重量%、
好ましくは60〜80重量%、不飽和カルボン酸エステ
ル15〜50重量%、好ましくは15〜40重量%の組
成のものを用いるのが好ましい。
【0010】部分けん化物における適当なけん化度は、
原料共重合体の重合組成によっても若干異なってくる
が、通常5〜50モル%、好ましくは10〜30モル%
である。またこのような部分けん化物としてはショアー
D硬度で15〜45、とくに20〜40のものが好適で
ある。部分けん化は、苛性アルカリにより公知の方法で
行えばよく、リチウム、ナトリウム、カリウムなどの部
分けん化物を使用することができる。このような部分け
ん化物は一般には溶融粘度が高く、例えば190℃、2
160g荷重におけるメルトフローレートが0.01〜
10g/10分、とくに0.1〜5g/10分のものが
好適に使用できる。
原料共重合体の重合組成によっても若干異なってくる
が、通常5〜50モル%、好ましくは10〜30モル%
である。またこのような部分けん化物としてはショアー
D硬度で15〜45、とくに20〜40のものが好適で
ある。部分けん化は、苛性アルカリにより公知の方法で
行えばよく、リチウム、ナトリウム、カリウムなどの部
分けん化物を使用することができる。このような部分け
ん化物は一般には溶融粘度が高く、例えば190℃、2
160g荷重におけるメルトフローレートが0.01〜
10g/10分、とくに0.1〜5g/10分のものが
好適に使用できる。
【0011】前記アイオノマーの原料となるエチレン・
不飽和カルボン酸共重合体あるいは前記部分けん化物の
原料となるエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合
体は、高圧ラジカル共重合によって製造される。
不飽和カルボン酸共重合体あるいは前記部分けん化物の
原料となるエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合
体は、高圧ラジカル共重合によって製造される。
【0012】本発明においては、2種以上の金属イオン
を含むエチレン不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマ
ーとエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の部
分けん化物の配合比率は使用目的によって広い範囲で変
えることができ、前者10〜95重量部に対し、後者9
0〜5重量部、とくに前者30〜90重量部に対し、後
者70〜10重量部の割合とすることができる。とくに
ゴルフボールカバー材料としては、反撥係数、硬度の外
に耐カット性、成形加工性などが要求されるために、例
えば前者90〜50重量部に対し、後者10〜50重量
部の如き割合とするのが最も好ましい。
を含むエチレン不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマ
ーとエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の部
分けん化物の配合比率は使用目的によって広い範囲で変
えることができ、前者10〜95重量部に対し、後者9
0〜5重量部、とくに前者30〜90重量部に対し、後
者70〜10重量部の割合とすることができる。とくに
ゴルフボールカバー材料としては、反撥係数、硬度の外
に耐カット性、成形加工性などが要求されるために、例
えば前者90〜50重量部に対し、後者10〜50重量
部の如き割合とするのが最も好ましい。
【0013】本発明は上記の如く、2種以上の金属イオ
ンを含むエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオ
ノマーとエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体
の部分けん化物からなるアイオノマー組成物とすること
により、反撥係数を大きく低下させることなく、硬度を
コントロールすることができ、ゴルフボール表皮材料に
適した物性が得られる。しかし前記部分けん化物の代り
に、特開平1−308577号で開示されているエチレ
ン・アクリル酸エステル・不飽和カルボン酸3元共重合
体のアイオノマーを使用したものでは所望の効果は得ら
れない。この両者は構造は比較的類似しているが、例え
ば、動的粘弾性においても著しく異なる挙動を示す。こ
のような相違が生ずる一因として例えば、共重合体中に
おける各単量体のランダムネスに相違があるものと推定
している。
ンを含むエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオ
ノマーとエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体
の部分けん化物からなるアイオノマー組成物とすること
により、反撥係数を大きく低下させることなく、硬度を
コントロールすることができ、ゴルフボール表皮材料に
適した物性が得られる。しかし前記部分けん化物の代り
に、特開平1−308577号で開示されているエチレ
ン・アクリル酸エステル・不飽和カルボン酸3元共重合
体のアイオノマーを使用したものでは所望の効果は得ら
れない。この両者は構造は比較的類似しているが、例え
ば、動的粘弾性においても著しく異なる挙動を示す。こ
のような相違が生ずる一因として例えば、共重合体中に
おける各単量体のランダムネスに相違があるものと推定
している。
【0014】本発明のアイオノマー組成物には必要に応
じ種々の添加剤を配合することができる。このような添
加剤として、酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、顔
料、染料、離型剤、滑剤、無機充填剤などを例示するこ
とができる。顔料もしくは無機充填剤の一例としては、
酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、タルク、硫酸亜鉛などを挙げることができる。
じ種々の添加剤を配合することができる。このような添
加剤として、酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、顔
料、染料、離型剤、滑剤、無機充填剤などを例示するこ
とができる。顔料もしくは無機充填剤の一例としては、
酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、タルク、硫酸亜鉛などを挙げることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、反撥弾性、耐衝撃性、
耐カット性に優れた柔軟なアイオノマー組成物が提供で
きる。このような特徴を生かし、射出成形、ブロー成
形、押出成形、圧縮成形、回転成形など種々の成形方法
により各種形状の成形品とすることができる。とりわけ
ゴルフボール表皮材料として使用した場合には、飛距離
が優れ、ボールコントロールが容易でありかつ打球感の
優れたゴルフボールの製造が可能となる。
耐カット性に優れた柔軟なアイオノマー組成物が提供で
きる。このような特徴を生かし、射出成形、ブロー成
形、押出成形、圧縮成形、回転成形など種々の成形方法
により各種形状の成形品とすることができる。とりわけ
ゴルフボール表皮材料として使用した場合には、飛距離
が優れ、ボールコントロールが容易でありかつ打球感の
優れたゴルフボールの製造が可能となる。
【0016】
【実施例】次に実施例、比較例により本発明を説明す
る。実施例、比較例における物性値は次の方法によって
測定した。 物性値測定方法 ・メルトフローレート(MFR) JIS−K6760準拠、温度190℃、荷重2160
g ・硬度(ショアーD) ASTM D2240準拠、測定温度23℃ ・反撥弾性率 JIS−K−6300準拠、測定温度23℃ ・曲げ剛性率 JIS−K−7106準拠、測定温度23℃
る。実施例、比較例における物性値は次の方法によって
測定した。 物性値測定方法 ・メルトフローレート(MFR) JIS−K6760準拠、温度190℃、荷重2160
g ・硬度(ショアーD) ASTM D2240準拠、測定温度23℃ ・反撥弾性率 JIS−K−6300準拠、測定温度23℃ ・曲げ剛性率 JIS−K−7106準拠、測定温度23℃
【0017】実施例、比較例に使用したアイオノマー及
びエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体けん化
物の内容及び物性値を表1に示す。
びエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体けん化
物の内容及び物性値を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】実施例1〜4 2種以上の金属イオン種を含むエチレン不飽和カルボン
酸共重合体のアイオノマーとして、三井・デュポンポリ
ケミカル社製のハイミラン1605(エチレン・メタク
リル酸共重合体のNa+ アイオノマー)(樹脂No.
1)とハイミラン1706(エチレン・メタクリル酸共
重合体のZn2+アイオノマー)(樹脂No.2)とを重
量比で1:1の割合で押出機で溶融下でブレンドし、ペ
レット状でNa+ /Zn2+含有アイオノマーサンプル
(樹脂No.4)を得た。各成分のアイオノマー及びブ
レンドアイオノマーの物性値を表1に示す。2種の金属
イオン種ブレンドのアイオノマーは、各ブレンド成分の
アイオノマーに比べて反撥弾性率、硬度、曲げ剛性率が
いずれも大きい値を示した。
酸共重合体のアイオノマーとして、三井・デュポンポリ
ケミカル社製のハイミラン1605(エチレン・メタク
リル酸共重合体のNa+ アイオノマー)(樹脂No.
1)とハイミラン1706(エチレン・メタクリル酸共
重合体のZn2+アイオノマー)(樹脂No.2)とを重
量比で1:1の割合で押出機で溶融下でブレンドし、ペ
レット状でNa+ /Zn2+含有アイオノマーサンプル
(樹脂No.4)を得た。各成分のアイオノマー及びブ
レンドアイオノマーの物性値を表1に示す。2種の金属
イオン種ブレンドのアイオノマーは、各ブレンド成分の
アイオノマーに比べて反撥弾性率、硬度、曲げ剛性率が
いずれも大きい値を示した。
【0020】次にこの(Na/Zn)イオン種を含む硬
質アイオノマー(樹脂No.4)と、軟質樹脂としてエ
チレン・アクリル酸エチル共重合体(アクリル酸エチル
25wt%)の20mol%、Naイオンによるけん化
物(樹脂No.7)のペレットを単軸押出機を使用して
溶融下に、硬質アイオノマーと軟質樹脂の割合を重量比
で80:20(実施例1)、60:40(実施例2)、
40:60(実施例3)、20:80(実施例4)の割
合でブレンドした。
質アイオノマー(樹脂No.4)と、軟質樹脂としてエ
チレン・アクリル酸エチル共重合体(アクリル酸エチル
25wt%)の20mol%、Naイオンによるけん化
物(樹脂No.7)のペレットを単軸押出機を使用して
溶融下に、硬質アイオノマーと軟質樹脂の割合を重量比
で80:20(実施例1)、60:40(実施例2)、
40:60(実施例3)、20:80(実施例4)の割
合でブレンドした。
【0021】この硬質アイオノマーと軟質樹脂とのブレ
ンド物の物性値を測定したところ、軟質樹脂の比率の増
加に応じて、硬度、剛性率は低下し、一方反撥弾性も低
下するが、低下の度合いはわずかであり、ゴルフボール
表皮材として有用な性質を示した。結果を表2に示す。
ンド物の物性値を測定したところ、軟質樹脂の比率の増
加に応じて、硬度、剛性率は低下し、一方反撥弾性も低
下するが、低下の度合いはわずかであり、ゴルフボール
表皮材として有用な性質を示した。結果を表2に示す。
【0022】比較例1〜4 実施例1〜4で使用した(Na/Zn)イオン種を含む
硬質アイオノマー(樹脂No.4)に、軟質樹脂として
エチレン・アクリル酸イソブチル(22wt%)・メタ
クリル酸(8wt%)三元共重合体のNaアイオノマー
(中和度70モル%)(樹脂No.6)を混合し、実施
例1〜4と同様にして各種ブレンド樹脂を調製した。硬
質アイオノマーと軟質樹脂との比率は重量比で80:2
0(比較例1)、60:40(比較例2)、40:60
(比較例3)、20:80(比較例4)とした。
硬質アイオノマー(樹脂No.4)に、軟質樹脂として
エチレン・アクリル酸イソブチル(22wt%)・メタ
クリル酸(8wt%)三元共重合体のNaアイオノマー
(中和度70モル%)(樹脂No.6)を混合し、実施
例1〜4と同様にして各種ブレンド樹脂を調製した。硬
質アイオノマーと軟質樹脂との比率は重量比で80:2
0(比較例1)、60:40(比較例2)、40:60
(比較例3)、20:80(比較例4)とした。
【0023】ブレンド樹脂の物性を測定したところ、軟
質樹脂の割合が増すにつれて、硬度、剛性率は低下した
が、硬度の低下に対して反撥弾性率の低下も大きく、低
硬度で高反撥弾性の物性は達成できなかった。結果を表
2に示す。
質樹脂の割合が増すにつれて、硬度、剛性率は低下した
が、硬度の低下に対して反撥弾性率の低下も大きく、低
硬度で高反撥弾性の物性は達成できなかった。結果を表
2に示す。
【0024】比較例5〜8 軟質樹脂を、比較例1〜4で用いた三元共重合体のZn
アイオノマー(中和度70mol%):(樹脂No.
6)に代えた以外は比較例1〜4と同様にしてブレンド
を行い、ブレンド樹脂の物性を測定した。
アイオノマー(中和度70mol%):(樹脂No.
6)に代えた以外は比較例1〜4と同様にしてブレンド
を行い、ブレンド樹脂の物性を測定した。
【0025】ブレンド樹脂は軟質樹脂の割合が高くなる
につれて硬度が低下したが、硬度の低下に対する反撥弾
性率の低下は更に著しく、本発明の目的とするような、
低硬度で高反撥弾性の物性は達成できなかった。結果を
表2に示す。
につれて硬度が低下したが、硬度の低下に対する反撥弾
性率の低下は更に著しく、本発明の目的とするような、
低硬度で高反撥弾性の物性は達成できなかった。結果を
表2に示す。
【0026】更に本発明の効果をより明確に示すため
に、図1を用いて説明する。図1は実施例および比較例
で得られたブレンド樹脂の硬度と反撥弾性率の関係を示
す図である。図1において折線は本発明の組成物であ
る実施例1〜4におけるブレンド樹脂の硬度と反撥弾性
率を示し、折線およびは従来技術の組成物である比
較例1〜4および比較例5〜8におけるブレンド樹脂の
硬度と反撥弾性率を示す。軟質樹脂としてエチレン・エ
チルアクリレート共重合体けん化物を使用した実施例の
ブレンド樹脂は、高反撥弾性率を保持しながら硬度の低
下を達成できるのに対し、軟質樹脂と三元共重合体の低
剛性アイオノマーを使用した比較例のブレンド樹脂では
それが達成されない。なお折線の左端は(Na/Zn)
イオン種を含む硬質アイオノマー(樹脂No.4)、折
線、およびの右端は実施例、比較例において用い
た各軟質樹脂(樹脂No.7、5および6)単味の物性
を示す。
に、図1を用いて説明する。図1は実施例および比較例
で得られたブレンド樹脂の硬度と反撥弾性率の関係を示
す図である。図1において折線は本発明の組成物であ
る実施例1〜4におけるブレンド樹脂の硬度と反撥弾性
率を示し、折線およびは従来技術の組成物である比
較例1〜4および比較例5〜8におけるブレンド樹脂の
硬度と反撥弾性率を示す。軟質樹脂としてエチレン・エ
チルアクリレート共重合体けん化物を使用した実施例の
ブレンド樹脂は、高反撥弾性率を保持しながら硬度の低
下を達成できるのに対し、軟質樹脂と三元共重合体の低
剛性アイオノマーを使用した比較例のブレンド樹脂では
それが達成されない。なお折線の左端は(Na/Zn)
イオン種を含む硬質アイオノマー(樹脂No.4)、折
線、およびの右端は実施例、比較例において用い
た各軟質樹脂(樹脂No.7、5および6)単味の物性
を示す。
【0027】比較例9〜10 実施例1〜4において使用した(Na/Zn)イオン種
を含む硬質アイオノマー(樹脂No.4)の代わりに、
NaおよびZn単独金属イオン種アイオノマー(樹脂N
o.3および2)を用い、それぞれ、実施例1〜4で用
いたエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体けん
化物(樹脂No.7)と、重量比1:1で実施例と同様
な操作でブレンドし、ブレンド物の物性を測定した。
を含む硬質アイオノマー(樹脂No.4)の代わりに、
NaおよびZn単独金属イオン種アイオノマー(樹脂N
o.3および2)を用い、それぞれ、実施例1〜4で用
いたエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体けん
化物(樹脂No.7)と、重量比1:1で実施例と同様
な操作でブレンドし、ブレンド物の物性を測定した。
【0028】ブレンドにより、いずれも低硬度化は達成
されたが、反撥弾性率が低く、実施例1〜4の2種以上
の金属イオン種を含むアイオノマーとEEAけん化物の
ブレンド物のような高反撥弾性率は得られなかった。結
果を表2に示す。
されたが、反撥弾性率が低く、実施例1〜4の2種以上
の金属イオン種を含むアイオノマーとEEAけん化物の
ブレンド物のような高反撥弾性率は得られなかった。結
果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【図1】実施例および比較例で得られたブレンド樹脂の
硬度と反撥弾性率の関係を示す図である。
硬度と反撥弾性率の関係を示す図である。
【符号の説明】 実施例1〜4で得られたブレンド樹脂 比較例1〜4で得られたブレンド樹脂 比較例5〜8で得られたブレンド樹脂
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟性、耐衝撃性、反
撥弾性に優れ、特にゴルフボール表皮材として有用なア
イオノマー組成物に関する。本発明はまた飛距離、打球
感等が良好で、ボールコントロールが容易なゴルフボー
ルの表皮材料に関する。
撥弾性に優れ、特にゴルフボール表皮材として有用なア
イオノマー組成物に関する。本発明はまた飛距離、打球
感等が良好で、ボールコントロールが容易なゴルフボー
ルの表皮材料に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフボール表皮材として、耐カット
性、飛距離(反撥係数)が良好なところから、エチレン
・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマーが広く使用
されている。特に飛距離を重要視する場合には、2種以
上の金属イオン種を使用すると効果的であることが知ら
れており、Na/Zn、Na/Mg,Li/Znなどの
組合せのものが実用化されてきた。この処方では飛距離
は伸びるが硬度が高いため、ボールコントロールが難か
しく、また熟練プレーヤーには打球感の点で必ずしも満
足されているわけではなかった。
性、飛距離(反撥係数)が良好なところから、エチレン
・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマーが広く使用
されている。特に飛距離を重要視する場合には、2種以
上の金属イオン種を使用すると効果的であることが知ら
れており、Na/Zn、Na/Mg,Li/Znなどの
組合せのものが実用化されてきた。この処方では飛距離
は伸びるが硬度が高いため、ボールコントロールが難か
しく、また熟練プレーヤーには打球感の点で必ずしも満
足されているわけではなかった。
【0003】これらの難点を改善するために硬質アイオ
ノマーにエチレン・アクリル酸エステル・不飽和カルボ
ン酸の3元共重合体の軟質アイオノマーを配合する方法
が、特開平1−308577号において提案されてお
り、一応の成果を上げている。しかしながら、このよう
な軟質アイオノマーを配合することによって反撥係数が
大幅に低下するため、2種以上の金属イオンを含むアイ
オノマーを使用するメリットを充分に生かすことはでき
なかった。
ノマーにエチレン・アクリル酸エステル・不飽和カルボ
ン酸の3元共重合体の軟質アイオノマーを配合する方法
が、特開平1−308577号において提案されてお
り、一応の成果を上げている。しかしながら、このよう
な軟質アイオノマーを配合することによって反撥係数が
大幅に低下するため、2種以上の金属イオンを含むアイ
オノマーを使用するメリットを充分に生かすことはでき
なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明者らは、
2種以上の金属イオンを有するアイオノマーの反撥弾性
を大きく損なうことなく柔軟化する方法につき検討を行
った。その結果、特開平1−308577号における軟
質アイオノマーと化学構造が近似していると思われるエ
チレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体のけん化物
を用いるときに予想外にも目的が達成できることを見出
すに至り本発明に到達した。
2種以上の金属イオンを有するアイオノマーの反撥弾性
を大きく損なうことなく柔軟化する方法につき検討を行
った。その結果、特開平1−308577号における軟
質アイオノマーと化学構造が近似していると思われるエ
チレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体のけん化物
を用いるときに予想外にも目的が達成できることを見出
すに至り本発明に到達した。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明によれ
ば、2種以上の金属イオンを含むエチレン・不飽和カル
ボン酸共重合体のアイオノマー10〜95重量部とエチ
レン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の部分けん化
物90〜5重量部からなるアイオノマー組成物が提供さ
れる。本発明によればまた、該アイオノマー組成物から
なるゴルフボール表皮材料が提供される。
ば、2種以上の金属イオンを含むエチレン・不飽和カル
ボン酸共重合体のアイオノマー10〜95重量部とエチ
レン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の部分けん化
物90〜5重量部からなるアイオノマー組成物が提供さ
れる。本発明によればまた、該アイオノマー組成物から
なるゴルフボール表皮材料が提供される。
【0006】本発明における2種以上の金属イオンを含
むエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマー
とは、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノ
マーであって2種以上の金属イオンを含む限りいかなる
ものであってもよく、例えば2種以上のアイオノマーか
ら構成されていてもよい。具体的には金属イオン種の異
なる2以上のアイオノマーを併用するのが最も一般的で
あるが、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体からアイ
オノマーを製造する際に、異種金属の化合物を同時に、
又は逐次的に反応させて得たアイオノマーを用いてもよ
い。
むエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマー
とは、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオノ
マーであって2種以上の金属イオンを含む限りいかなる
ものであってもよく、例えば2種以上のアイオノマーか
ら構成されていてもよい。具体的には金属イオン種の異
なる2以上のアイオノマーを併用するのが最も一般的で
あるが、エチレン・不飽和カルボン酸共重合体からアイ
オノマーを製造する際に、異種金属の化合物を同時に、
又は逐次的に反応させて得たアイオノマーを用いてもよ
い。
【0007】アイオノマーのベースポリマーとなるエチ
レン・不飽和カルボン酸共重合体における不飽和カルボ
ン酸としては、アクリル酸又はメタクリル酸の使用が最
も好ましく、又その重合組成としてはエチレンが70〜
98重量%、好ましくは75〜95重量%、不飽和カル
ボン酸が2〜30重量%、好ましくは5〜25重量%の
ものが好適であるが、とくにゴルフボールカバー材料と
しては、エチレンが75〜90重量%、不飽和カルボン
酸が10〜25重量%のものを使用するのが、反撥係
数、耐カット性、硬度、耐久性、成形加工性などの諸特
性を考慮すると好ましい。
レン・不飽和カルボン酸共重合体における不飽和カルボ
ン酸としては、アクリル酸又はメタクリル酸の使用が最
も好ましく、又その重合組成としてはエチレンが70〜
98重量%、好ましくは75〜95重量%、不飽和カル
ボン酸が2〜30重量%、好ましくは5〜25重量%の
ものが好適であるが、とくにゴルフボールカバー材料と
しては、エチレンが75〜90重量%、不飽和カルボン
酸が10〜25重量%のものを使用するのが、反撥係
数、耐カット性、硬度、耐久性、成形加工性などの諸特
性を考慮すると好ましい。
【0008】アイオノマーにおける金属イオンとして
は、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウムなどの
1価イオン、マグネシウム,カルシウム,バリウム,亜
鉛のような2価イオン、アルミニウムのような3価イオ
ンなどを例示することができるが、これらの中では、リ
チウム,ナトリウム,マグネシウム,亜鉛などが好適で
ある。2種以上の金属イオンとしてこれら例示のものか
ら任意に選ぶことができるが、反撥係数を考慮すると、
少なくと1種の1価イオンと少なくとも1種の2価イオ
ンを併用することが望ましい。アイオノマー中における
これら金属イオンによる中和度は任意であり、例えば1
0〜100モル%であってもよいが、成形性、反撥係
数、耐カット性等を考慮すると20〜80モル%程度の
中和度であることが望ましい。またゴルフボールカバー
材料としてはショアーD硬度が45〜75程度のものを
使用するのが適当である。また成形性等、種々の物性を
考慮すると、190℃、2160g荷重におけるメルト
フローレートが0.2〜10g/10分、とくに0.5
〜5g/10分のものを使用するのが好ましい。
は、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウムなどの
1価イオン、マグネシウム,カルシウム,バリウム,亜
鉛のような2価イオン、アルミニウムのような3価イオ
ンなどを例示することができるが、これらの中では、リ
チウム,ナトリウム,マグネシウム,亜鉛などが好適で
ある。2種以上の金属イオンとしてこれら例示のものか
ら任意に選ぶことができるが、反撥係数を考慮すると、
少なくと1種の1価イオンと少なくとも1種の2価イオ
ンを併用することが望ましい。アイオノマー中における
これら金属イオンによる中和度は任意であり、例えば1
0〜100モル%であってもよいが、成形性、反撥係
数、耐カット性等を考慮すると20〜80モル%程度の
中和度であることが望ましい。またゴルフボールカバー
材料としてはショアーD硬度が45〜75程度のものを
使用するのが適当である。また成形性等、種々の物性を
考慮すると、190℃、2160g荷重におけるメルト
フローレートが0.2〜10g/10分、とくに0.5
〜5g/10分のものを使用するのが好ましい。
【0009】本発明組成物を構成するもう一方の成分と
しては、エチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体
の部分けん化物が使用される。この共重合体における不
飽和カルボン酸エステル成分としては、アクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルの使用が最も好ましく、
例えば、メチル、エチル、イソプロピル、n−ブチル、
イソブチル、イソオクチル、2−エチルヘキシルなどの
エステル類を例示することができる。この部分けん化物
は前記したアイオノマーに柔軟性を付与するための成分
であるため、共重合体中における不飽和カルボン酸エス
テル含有量をあまり少量にすることは避けなければなら
ないが、一方、その量が多くなりすぎると、物性低下の
原因ともなるので、一般にエチレン50〜85重量%、
好ましくは60〜80重量%、不飽和カルボン酸エステ
ル15〜50重量%、好ましくは15〜40重量%の組
成のものを用いるのが好ましい。
しては、エチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体
の部分けん化物が使用される。この共重合体における不
飽和カルボン酸エステル成分としては、アクリル酸エス
テル又はメタクリル酸エステルの使用が最も好ましく、
例えば、メチル、エチル、イソプロピル、n−ブチル、
イソブチル、イソオクチル、2−エチルヘキシルなどの
エステル類を例示することができる。この部分けん化物
は前記したアイオノマーに柔軟性を付与するための成分
であるため、共重合体中における不飽和カルボン酸エス
テル含有量をあまり少量にすることは避けなければなら
ないが、一方、その量が多くなりすぎると、物性低下の
原因ともなるので、一般にエチレン50〜85重量%、
好ましくは60〜80重量%、不飽和カルボン酸エステ
ル15〜50重量%、好ましくは15〜40重量%の組
成のものを用いるのが好ましい。
【0010】部分けん化物における適当なけん化度は、
原料共重合体の重合組成によっても若干異なってくる
が、通常5〜50モル%、好ましくは10〜30モル%
である。またこのような部分けん化物としてはショアー
D硬度で15〜45、とくに20〜40のものが好適で
ある。部分けん化は、苛性アルカリにより公知の方法で
行えばよく、リチウム、ナトリウム、カリウムなどの部
分けん化物を使用することができる。このような部分け
ん化物は一般には溶融粘度が高く、例えば190℃、2
160g荷重におけるメルトフローレートが0.01〜
10g/10分、とくに0.1〜5g/10分のものが
好適に使用できる。
原料共重合体の重合組成によっても若干異なってくる
が、通常5〜50モル%、好ましくは10〜30モル%
である。またこのような部分けん化物としてはショアー
D硬度で15〜45、とくに20〜40のものが好適で
ある。部分けん化は、苛性アルカリにより公知の方法で
行えばよく、リチウム、ナトリウム、カリウムなどの部
分けん化物を使用することができる。このような部分け
ん化物は一般には溶融粘度が高く、例えば190℃、2
160g荷重におけるメルトフローレートが0.01〜
10g/10分、とくに0.1〜5g/10分のものが
好適に使用できる。
【0011】前記アイオノマーの原料となるエチレン・
不飽和カルボン酸共重合体あるいは前記部分けん化物の
原料となるエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合
体は、高圧ラジカル共重合によって製造される。
不飽和カルボン酸共重合体あるいは前記部分けん化物の
原料となるエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合
体は、高圧ラジカル共重合によって製造される。
【0012】本発明においては、2種以上の金属イオン
を含むエチレン不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマ
ーとエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の部
分けん化物の配合比率は使用目的によって広い範囲で変
えることができ、前者10〜95重量部に対し、後者9
0〜5重量部、とくに前者30〜90重量部に対し、後
者70〜10重量部の割合とすることができる。とくに
ゴルフボールカバー材料としては、反撥係数、硬度の外
に耐カット性、成形加工性などが要求されるために、例
えば前者90〜50重量部に対し、後者10〜50重量
部の如き割合とするのが最も好ましい。
を含むエチレン不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマ
ーとエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の部
分けん化物の配合比率は使用目的によって広い範囲で変
えることができ、前者10〜95重量部に対し、後者9
0〜5重量部、とくに前者30〜90重量部に対し、後
者70〜10重量部の割合とすることができる。とくに
ゴルフボールカバー材料としては、反撥係数、硬度の外
に耐カット性、成形加工性などが要求されるために、例
えば前者90〜50重量部に対し、後者10〜50重量
部の如き割合とするのが最も好ましい。
【0013】本発明は上記の如く、2種以上の金属イオ
ンを含むエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオ
ノマーとエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体
の部分けん化物からなるアイオノマー組成物とすること
により、反撥係数を大きく低下させることなく、硬度を
コントロールすることができ、ゴルフボール表皮材料に
適した物性が得られる。しかし前記部分けん化物の代り
に、特開平1−308577号で開示されているエチレ
ン・アクリル酸エステル・不飽和カルボン酸3元共重合
体のアイオノマーを使用したものでは所望の効果は得ら
れない。この両者は構造は比較的類似しているが、例え
ば、動的粘弾性においても著しく異なる挙動を示す。こ
のような相違が生ずる一因として例えば、共重合体中に
おける各単量体のランダムネスに相違があるものと推定
している。
ンを含むエチレン・不飽和カルボン酸共重合体のアイオ
ノマーとエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体
の部分けん化物からなるアイオノマー組成物とすること
により、反撥係数を大きく低下させることなく、硬度を
コントロールすることができ、ゴルフボール表皮材料に
適した物性が得られる。しかし前記部分けん化物の代り
に、特開平1−308577号で開示されているエチレ
ン・アクリル酸エステル・不飽和カルボン酸3元共重合
体のアイオノマーを使用したものでは所望の効果は得ら
れない。この両者は構造は比較的類似しているが、例え
ば、動的粘弾性においても著しく異なる挙動を示す。こ
のような相違が生ずる一因として例えば、共重合体中に
おける各単量体のランダムネスに相違があるものと推定
している。
【0014】本発明のアイオノマー組成物には必要に応
じ種々の添加剤を配合することができる。このような添
加剤として、酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、顔
料、染料、離型剤、滑剤、無機充填剤などを例示するこ
とができる。顔料もしくは無機充填剤の一例としては、
酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、タルク、硫酸亜鉛などを挙げることができる。
じ種々の添加剤を配合することができる。このような添
加剤として、酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防止剤、顔
料、染料、離型剤、滑剤、無機充填剤などを例示するこ
とができる。顔料もしくは無機充填剤の一例としては、
酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、タルク、硫酸亜鉛などを挙げることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、反撥弾性、耐衝撃性、
耐カット性に優れた柔軟なアイオノマー組成物が提供で
きる。このような特徴を生かし、射出成形、ブロー成
形、押出成形、圧縮成形、回転成形など種々の成形方法
により各種形状の成形品とすることができる。とりわけ
ゴルフボール表皮材料として使用した場合には、飛距離
が優れ、ボールコントロールが容易でありかつ打球感の
優れたゴルフボールの製造が可能となる。
耐カット性に優れた柔軟なアイオノマー組成物が提供で
きる。このような特徴を生かし、射出成形、ブロー成
形、押出成形、圧縮成形、回転成形など種々の成形方法
により各種形状の成形品とすることができる。とりわけ
ゴルフボール表皮材料として使用した場合には、飛距離
が優れ、ボールコントロールが容易でありかつ打球感の
優れたゴルフボールの製造が可能となる。
【0016】
【実施例】次に実施例、比較例により本発明を説明す
る。実施例、比較例における物性値は次の方法によって
測定した。 物性値測定方法 ・メルトフローレート(MFR) JIS−K6760準拠、温度190℃、荷重2160
g ・硬度(ショアーD) ASTM D2240準拠、測定温度23℃ ・反撥弾性率 JIS−K−6300準拠、測定温度23℃ ・曲げ剛性率 JIS−K−7106準拠、測定温度23℃
る。実施例、比較例における物性値は次の方法によって
測定した。 物性値測定方法 ・メルトフローレート(MFR) JIS−K6760準拠、温度190℃、荷重2160
g ・硬度(ショアーD) ASTM D2240準拠、測定温度23℃ ・反撥弾性率 JIS−K−6300準拠、測定温度23℃ ・曲げ剛性率 JIS−K−7106準拠、測定温度23℃
【0017】実施例、比較例に使用したアイオノマー及
びエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体けん化
物の内容及び物性値を表1に示す。
びエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体けん化
物の内容及び物性値を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】実施例1〜4 2種以上の金属イオン種を含むエチレン不飽和カルボン
酸共重合体のアイオノマーとして、三井・デュポンポリ
ケミカル社製のハイミラン1605(エチレン・メタク
リル酸共重合体のNa+アイオノマー)(樹脂No.
1)とハイミラン1706(エチレン・メタクリル酸共
重合体のZn2+アイオノマー)(樹脂No.2)とを
重量比で1:1の割合で押出機で溶融下でブレンドし、
ペレット状でNa+/Zn2+含有アイオノマーサンプ
ル(樹脂No.4)を得た。各成分のアイオノマー及び
ブレンドアイオノマーの物性値を表1に示す。2種の金
属イオン種ブレンドのアイオノマーは、各ブレンド成分
のアイオノマーに比べて反撥弾性率、硬度、曲げ剛性率
がいずれも大きい値を示した。
酸共重合体のアイオノマーとして、三井・デュポンポリ
ケミカル社製のハイミラン1605(エチレン・メタク
リル酸共重合体のNa+アイオノマー)(樹脂No.
1)とハイミラン1706(エチレン・メタクリル酸共
重合体のZn2+アイオノマー)(樹脂No.2)とを
重量比で1:1の割合で押出機で溶融下でブレンドし、
ペレット状でNa+/Zn2+含有アイオノマーサンプ
ル(樹脂No.4)を得た。各成分のアイオノマー及び
ブレンドアイオノマーの物性値を表1に示す。2種の金
属イオン種ブレンドのアイオノマーは、各ブレンド成分
のアイオノマーに比べて反撥弾性率、硬度、曲げ剛性率
がいずれも大きい値を示した。
【0020】次にこの(Na/Zn)イオン種を含む硬
質アイオノマー(樹脂No.4)と、軟質樹脂としてエ
チレン・アクリル酸エチル共重合体(三井・デュポンポ
リケミカル株式会社製 エバフレックス−EEA A7
04、アクリル酸エチル25wt%)の20mol%、
Naイオンによるけん化物(樹脂No.7)のペレット
を単軸押出機を使用して溶融下に、硬質アイオノマーと
軟質樹脂の割合を重量比で80:20(実施例1)、6
0:40(実施例2)、40:60(実施例3)、2
0:80(実施例4)の割合でブレンドした。
質アイオノマー(樹脂No.4)と、軟質樹脂としてエ
チレン・アクリル酸エチル共重合体(三井・デュポンポ
リケミカル株式会社製 エバフレックス−EEA A7
04、アクリル酸エチル25wt%)の20mol%、
Naイオンによるけん化物(樹脂No.7)のペレット
を単軸押出機を使用して溶融下に、硬質アイオノマーと
軟質樹脂の割合を重量比で80:20(実施例1)、6
0:40(実施例2)、40:60(実施例3)、2
0:80(実施例4)の割合でブレンドした。
【0021】この硬質アイオノマーと軟質樹脂とのブレ
ンド物の物性値を測定したところ、軟質樹脂の比率の増
加に応じて、硬度、剛性率は低下し、一方反撥弾性も低
下するが、低下の度合いはわずかであり、ゴルフボール
表皮材として有用な性質を示した。結果を表2に示す。
ンド物の物性値を測定したところ、軟質樹脂の比率の増
加に応じて、硬度、剛性率は低下し、一方反撥弾性も低
下するが、低下の度合いはわずかであり、ゴルフボール
表皮材として有用な性質を示した。結果を表2に示す。
【0022】比較例1〜4 実施例1〜4で使用した(Na/Zn)イオン種を含む
硬質アイオノマー(樹脂No.4)に、軟質樹脂として
エチレン・アクリル酸イソブチル(22wt%)・メタ
クリル酸(8wt%)三元共重合体のNaアイオノマー
(中和度70モル%)(樹脂No.6)を混合し、実施
例1〜4と同様にして各種ブレンド樹脂を調製した。硬
質アイオノマーと軟質樹脂との比率は重量比で80:2
0(比較例1)、60:40(比較例2)、40:60
(比較例3)、20:80(比較例4)とした。
硬質アイオノマー(樹脂No.4)に、軟質樹脂として
エチレン・アクリル酸イソブチル(22wt%)・メタ
クリル酸(8wt%)三元共重合体のNaアイオノマー
(中和度70モル%)(樹脂No.6)を混合し、実施
例1〜4と同様にして各種ブレンド樹脂を調製した。硬
質アイオノマーと軟質樹脂との比率は重量比で80:2
0(比較例1)、60:40(比較例2)、40:60
(比較例3)、20:80(比較例4)とした。
【0023】ブレンド樹脂の物性を測定したところ、軟
質樹脂の割合が増すにつれて、硬度、剛性率は低下した
が、硬度の低下に対して反撥弾性率の低下も大きく、低
硬度で高反撥弾性の物性は達成できなかった。結果を表
2に示す。
質樹脂の割合が増すにつれて、硬度、剛性率は低下した
が、硬度の低下に対して反撥弾性率の低下も大きく、低
硬度で高反撥弾性の物性は達成できなかった。結果を表
2に示す。
【0024】比較例5〜8 軟質樹脂を、比較例1〜4で用いた三元共重合体のZn
アイオノマー(中和度70mol%):(樹脂No.
6)に代えた以外は比較例1〜4と同様にしてブレンド
を行い、ブレンド樹脂の物性を測定した。
アイオノマー(中和度70mol%):(樹脂No.
6)に代えた以外は比較例1〜4と同様にしてブレンド
を行い、ブレンド樹脂の物性を測定した。
【0025】ブレンド樹脂は軟質樹脂の割合が高くなる
につれて硬度が低下したが、硬度の低下に対する反撥弾
性率の低下は更に著しく、本発明の目的とするような、
低硬度で高反撥弾性の物性は達成できなかった。結果を
表2に示す。
につれて硬度が低下したが、硬度の低下に対する反撥弾
性率の低下は更に著しく、本発明の目的とするような、
低硬度で高反撥弾性の物性は達成できなかった。結果を
表2に示す。
【0026】更に本発明の効果をより明確に示すため
に、図1を用いて説明する。図1は実施例および比較例
で得られたブレンド樹脂の硬度と反撥弾性率の関係を示
す図である。図1において折線は本発明の組成物であ
る実施例1〜4におけるブレンド樹脂の硬度と反撥弾性
率を示し、折線およびは従来技術の組成物である比
較例1〜4および比較例5〜8におけるブレンド樹脂の
硬度と反撥弾性率を示す。軟質樹脂としてエチレン・エ
チルアクリレート共重合体けん化物を使用した実施例の
ブレンド樹脂は、高反撥弾性率を保持しながら硬度の低
下を達成できるのに対し、軟質樹脂と三元共重合体の低
剛性アイオノマーを使用した比較例のブレンド樹脂では
それが達成されない。なお折線の左端は(Na/Zn)
イオン種を含む硬質アイオノマー(樹脂No.4)、折
線、およびの右端は実施例、比較例において用い
た各軟質樹脂(樹脂No.7、5および6)単味の物性
を示す。
に、図1を用いて説明する。図1は実施例および比較例
で得られたブレンド樹脂の硬度と反撥弾性率の関係を示
す図である。図1において折線は本発明の組成物であ
る実施例1〜4におけるブレンド樹脂の硬度と反撥弾性
率を示し、折線およびは従来技術の組成物である比
較例1〜4および比較例5〜8におけるブレンド樹脂の
硬度と反撥弾性率を示す。軟質樹脂としてエチレン・エ
チルアクリレート共重合体けん化物を使用した実施例の
ブレンド樹脂は、高反撥弾性率を保持しながら硬度の低
下を達成できるのに対し、軟質樹脂と三元共重合体の低
剛性アイオノマーを使用した比較例のブレンド樹脂では
それが達成されない。なお折線の左端は(Na/Zn)
イオン種を含む硬質アイオノマー(樹脂No.4)、折
線、およびの右端は実施例、比較例において用い
た各軟質樹脂(樹脂No.7、5および6)単味の物性
を示す。
【0027】比較例9〜10 実施例1〜4において使用した(Na/Zn)イオン種
を含む硬質アイオノマー(樹脂No.4)の代わりに、
NaおよびZn単独金属イオン種アイオノマー(樹脂N
o.3および2)を用い、それぞれ、実施例1〜4で用
いたエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体けん
化物(樹脂No.7)と、重量比1:1で実施例と同様
な操作でブレンドし、ブレンド物の物性を測定した。
を含む硬質アイオノマー(樹脂No.4)の代わりに、
NaおよびZn単独金属イオン種アイオノマー(樹脂N
o.3および2)を用い、それぞれ、実施例1〜4で用
いたエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体けん
化物(樹脂No.7)と、重量比1:1で実施例と同様
な操作でブレンドし、ブレンド物の物性を測定した。
【0028】ブレンドにより、いずれも低硬度化は達成
されたが、反撥弾性率が低く、実施例1〜4の2種以上
の金属イオン種を含むアイオノマーとEEAけん化物の
ブレンド物のような高反撥弾性率は得られなかった。結
果を表2に示す。
されたが、反撥弾性率が低く、実施例1〜4の2種以上
の金属イオン種を含むアイオノマーとEEAけん化物の
ブレンド物のような高反撥弾性率は得られなかった。結
果を表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】実施例5〜8、比較例11〜13 表1に示す異種金属イオンアイオノマー2種を当量ブレ
ンドして得られた2種の金属イオン種を含むアイオノマ
ー80部と、軟質樹脂としてEEAけん化物(樹脂N
o.7)20部とを実施例1〜4と同様の方法でブレン
ドし、ブレンド物の物性を測定した。また比較のため、
軟質樹脂を配合しないものについても同様に物性を測定
した。結果を併せて表3に示す。
ンドして得られた2種の金属イオン種を含むアイオノマ
ー80部と、軟質樹脂としてEEAけん化物(樹脂N
o.7)20部とを実施例1〜4と同様の方法でブレン
ドし、ブレンド物の物性を測定した。また比較のため、
軟質樹脂を配合しないものについても同様に物性を測定
した。結果を併せて表3に示す。
【0031】
【表3】
Claims (2)
- 【請求項1】 2種以上の金属イオンを含むエチレン・
不飽和カルボン酸共重合体のアイオノマー10〜95重
量部とエチレン・不飽和カルボン酸エステル共重合体の
部分けん化物90〜5重量部からなるアイオノマー組成
物。 - 【請求項2】 請求項1のアイオノマー組成物からなる
ゴルフボール表皮材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12689292A JP3274174B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | アイオノマー組成物及びその用途 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12689292A JP3274174B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | アイオノマー組成物及びその用途 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06313075A true JPH06313075A (ja) | 1994-11-08 |
| JP3274174B2 JP3274174B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=14946449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12689292A Expired - Fee Related JP3274174B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | アイオノマー組成物及びその用途 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3274174B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06319831A (ja) * | 1993-03-17 | 1994-11-22 | Bridgestone Sports Kk | ゴルフボール |
| US5929170A (en) * | 1996-09-13 | 1999-07-27 | Kasco Corporation | Golf ball |
| US5994472A (en) * | 1995-08-25 | 1999-11-30 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Ionomer covered golf ball |
| US8450419B2 (en) | 2006-07-18 | 2013-05-28 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball material, golf ball, and method for preparing golf ball material |
| US8858365B2 (en) | 2011-12-23 | 2014-10-14 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Multi-layer golf ball construction |
| US9155936B2 (en) | 2011-12-19 | 2015-10-13 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf ball |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP12689292A patent/JP3274174B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06319831A (ja) * | 1993-03-17 | 1994-11-22 | Bridgestone Sports Kk | ゴルフボール |
| US5994472A (en) * | 1995-08-25 | 1999-11-30 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Ionomer covered golf ball |
| US5929170A (en) * | 1996-09-13 | 1999-07-27 | Kasco Corporation | Golf ball |
| US8450419B2 (en) | 2006-07-18 | 2013-05-28 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball material, golf ball, and method for preparing golf ball material |
| US9155936B2 (en) | 2011-12-19 | 2015-10-13 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf ball |
| US8858365B2 (en) | 2011-12-23 | 2014-10-14 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Multi-layer golf ball construction |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3274174B2 (ja) | 2002-04-15 |
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