JPH06313435A - 耐食性転がり軸受 - Google Patents

耐食性転がり軸受

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Publication number
JPH06313435A
JPH06313435A JP5104611A JP10461193A JPH06313435A JP H06313435 A JPH06313435 A JP H06313435A JP 5104611 A JP5104611 A JP 5104611A JP 10461193 A JP10461193 A JP 10461193A JP H06313435 A JPH06313435 A JP H06313435A
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JP
Japan
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lubricating oil
bearing
polymer
containing polymer
rolling
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Pending
Application number
JP5104611A
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English (en)
Inventor
Shunichi Yabe
俊一 矢部
Takashi Nagato
孝 永戸
Masaru Konno
大 金野
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/66Special parts or details in view of lubrication
    • F16C33/6637Special parts or details in view of lubrication with liquid lubricant
    • F16C33/664Retaining the liquid in or near the bearing
    • F16C33/6648Retaining the liquid in or near the bearing in a porous or resinous body, e.g. a cage impregnated with the liquid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
    • F16C19/04Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Lubricants (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】長期に及び安定して潤滑油を自動的に供給で
き、かつ水中などの腐食性雰囲気においても錆等の発生
が抑制される低コスト,長寿命の耐食性転がり軸受を提
供する。 【構成】耐食材製の外輪11と内輪12とに挟まれた空
間内に潤滑油含有ポリマー15が充填され外部から遮断
されている。その潤滑油含有ポリマー15は基本的に同
じ化学構造を有する異種のポリマーの群から選定される
一つまたは複数のポリマーを含み、かつ潤滑油含有ポリ
マー15中のポリマーの含有量の合計は5〜90重量%
で残部が潤滑油である。潤滑油が経時的に徐々に滲み出
し軌道輪と転動体13との接触面に均一にくまなく供給
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中または腐食性ガス
雰囲気中で好適に使用できる耐食性転がり軸受に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の耐食性転がり軸受としては、例え
ば実開平4−82431号公報に開示されたものがあ
る。このものは、外輪,内輪,転動体をセラミックス製
にするとともに、保持器をPTFE系の自己潤滑性複合
材製としたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の耐食性転がり軸受には、次のような問題点があっ
た。 保持器にPTFE系の自己潤滑性複合材料を用いるこ
とにより、軸受の運転時に保持器から転動体にPTFE
材を転移させ、その自己潤滑性を利用して潤滑を行って
いる。しかし、保持器と転動体とが常に平均に接触して
転動体の全表面にくまなく均一にPTFE材の潤滑被膜
が形成されることは困難であり、そのため安定した潤滑
が得られ難く、しかもPTFE材は単に機械的に転動体
表面に付着するに過ぎず短時間でクラックや剥離が発生
する。
【0004】外輪,内輪,転動体に高価なセラミック
スを用いているので、コストが非常に高くなってしま
う。そこで、本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたものであり、格別高価な材料を使用するこ
となく、しかも長期に及び安定して潤滑油を自動的に供
給でき、かつ水中などの腐食性雰囲気においても錆等の
発生が抑制される低コスト,長寿命の耐食性転がり軸受
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の転がり軸受は、耐食性を有する外輪,内輪,転動
体を備え、その外輪と内輪とに挟まれた空間内には潤滑
油含有ポリマーが充填され、その潤滑油含有ポリマーは
異種のポリマー(基本的に同じ化学構造を有し、平均分
子量のみ異なるものも含む)の群から選定される一つま
たは複数のポリマーを含み、かつ前記潤滑油含有ポリマ
ー中のポリマーの含有量の合計は5〜90重量%で残部
が潤滑油からなるものである。
【0006】ここで、上記のポリマーは、ポリα−オレ
フィン系ポリマーであって、平均分子量1×103 〜1
×106 好ましくは1×103 〜5×105 の低分子量
のものと平均分子量1×106 〜5×106 の高分子量
のものとからなり、低分子量:高分子量の配合比が8:
2〜1:9の範囲にあるものとすることができる。
【0007】また、上記の潤滑油は、フッ素系界面活性
物質が0.01〜0.1 重量%添加されているものとすること
ができる。さらに、上記のポリマーは、ポリα−オレフ
ィン系ポリマーに熱可塑性または熱硬化性樹脂を添加し
たものとすることができる。
【0008】
【作用】本発明の転がり軸受は、外輪と内輪とに挟まれ
た空間内に潤滑油含有ポリマーが充填されている。軸受
が運転されると、その潤滑油含有ポリマーに含有されて
いる潤滑油が経時的に徐々に滲み出してくる。そして、
軌道輪と転動体との接触面に均一にくまなく供給される
から、転がり軸受が短時間で焼きつきを生じることはな
い。
【0009】また、外輪,内輪,転動体が耐食性を有す
ると共にこれらの接触面が潤滑油含有ポリマーで被覆さ
れて外部から遮断されている。そのため、転がり軸受が
水中や腐食性ガスなどの雰囲気中におかれても、軸受内
部はそれらの腐食性雰囲気から保護される。これらの作
用により、本発明の転がり軸受にあっては、腐食性雰囲
気中においても長期間にわたり、安定した軸受機能を発
揮することができる。
【0010】以下、さらに詳細に本発明を説明する。本
発明が対象とする転がり軸受は、全ての種類のラジアル
玉軸受,ラジアルころ軸受,スラスト玉軸受.スラスト
ころ軸受であり、外輪と内輪と転動体との接触態様もラ
ジアル又はアキシアルコンタクト,アンギュラコンタク
ト,自動調心のいずれかを問わない。また、保持器の種
類もプレス保持器,もみ抜き保持器,成形保持器,ピン
形保持器等のいずれでも良く、このような保持器を有し
ないタイプをも包含している。また、シールやシールド
を有するものにも有しないものにも全て適用できる。
【0011】本発明の転がり軸受の構成部品である外
輪,内輪,転動体及び保持器の材質について述べると、
本発明にあっては、これらの軸受構成部品の材料として
ステンレス鋼を用いることができる。この場合、耐食性
のみでなく転がり疲れ強さならびに耐摩耗性も同時に必
要とされることから、軸受用ステンレス鋼であるSUS
440C等のマルテンサイト系のステンレス鋼が使用で
きる。また、特に高度の耐食性が要求される用途の場合
には、SUS304,SUS316等のオーステナイト
系のステンレス鋼を用いることも可能である。
【0012】更に、上記のステンレス軸受鋼を母材とし
て、これにリン酸亜鉛被膜形成処理,リン酸マンガン被
膜形成処理,リン酸スズ被膜形成処理,亜鉛末クロム酸
化成被膜形成処理等の防錆処理や無電解ニッケルメッ
キ,クロムメッキ等の防錆処理を施してもよい。これら
各種の防錆処理のうちの一つを単独で施しても良く、あ
るいは複数処理を併用してもよい。
【0013】上記無電解ニッケルメッキとしては、例え
ば触媒ニッケルメッキ法であるKanigen、カニゼ
ン(登録名,GATC社)が好適である。また、無電解
ニッケルメッキ被膜中に、炭化ケイ素,窒化ホウ素,窒
化ケイ素などのセラミックスの微粉末を析出複合させる
ようにした複合無電解ニッケルメッキであっても良い。
【0014】また、上記のセラミックスの微粉末を析出
複合させる複合無電解ニッケルメッキの代わりに、セラ
ミックコーティングを施して母材面を直接にセラミック
スで被覆するようにしても良い。さらには、対費用効果
が期待できる場合であれば、内輪,外輪,転動体のうち
の少なくとも一つ以上を、窒化ケイ素等のセラミックス
製にすることも可能である。
【0015】次に、本発明の転がり軸受に充填される潤
滑油含有ポリマーについて説明する。本発明の潤滑油を
含有させるポリマーとしては、ポリエチレン,ポリプロ
ピレン,ポリブチレン,ポリメチルペンテン等の基本的
に同じ化学構造を有するポリα−オレフィン系ポリマー
の群から選定したものを単独もしくは混合して用いるこ
とができる。
【0016】本発明に用い得る上記ポリマーの群は、基
本構造は同じであってその平均分子量のみが異なってい
る。本発明に用いられる平均分子量としては、1×10
3 〜1×106 という比較的低分子量のものと、1×1
6 〜5×106 という高分子量のものとがあり、前者
では平均分子量1×103 〜5×105 の範囲が好まし
い。
【0017】本発明にあっては、これらの低分子量のポ
リマーと高分子量のポリマーとを単独または必要に応じ
て混合して用いる。使用される潤滑油含有ポリマーにお
いて全ポリマー成分が占める比率すなわちポリマー添加
量の総計は、5〜90重量%、好ましくは10〜50重
量%であり、残部は後述する潤滑油である。上記ポリマ
ー添加量が5重量%未満では、これを充填した転がり軸
受の寿命、すなわち使用開始から軌道輪あるいは転動体
のうちのいずれかにクラックなどの転がり疲れによる損
傷が発生するに至るまでの総回転数、並びに潤滑油含有
ポリマーの構造体としての強度が通常軸受に必要とされ
ているレベルを下回ることになってしまう。特に潤滑油
含有ポリマーの強度の確保に関しては添加されるポリマ
ーの量の多少に大きく影響されることから、ポリマー添
加量の下限値はより高い10重量%以上とした方がより
好ましい。
【0018】一方、ポリマー添加量が90重量%を越え
ると、残部の潤滑油量が10重量%以下になることから
転がり軸受に対する十分な潤滑効果が得られなくなっ
て、やはり転がり軸受の寿命が短くなり、且つまた、軸
受回転時の動摩擦トルクが高くなる。特に動摩擦トルク
の低減の点については、添加される潤滑油含有ポリマー
中の潤滑油量の影響が大きいことから、必要な潤滑油量
を確保する意味でポリマー添加量の上限値はより低く5
0重量%以下とした方が好ましい。
【0019】本発明において、上記ポリマーにおける低
分子量のポリマーと高分子量のポリマーとを混合して使
用する場合は、低分子量のポリマー:高分子量のポリマ
ーの配合比は8:2〜1:9の範囲にあるものとするの
が良い。上記両ポリマーの配合において、低分子量ポリ
マーが全ポリマーの1割未満であると、潤滑油をポリマ
ー内部に保持する能力が大きい低分子量ポリマーの量が
少な過ぎて、そのためポリマー内に保持されている筈の
潤滑油が軸受運転時に早くポリマー内から排出されてし
まう。その結果、軸受への潤滑油の補給が運転途中から
途切れてしまうこととなり、転がり軸受の寿命が短くな
る。また、本発明の潤滑油含有ポリマーの製造過程で、
高分子量ポリマーのみでは潤滑油と均一に混合するのに
困難が伴う。
【0020】一方、上記高低両ポリマーの配合におい
て、低分子量ポリマーが全ポリマーの8割を越えた場合
は、構造体としての強度は高分子量ポリマーの方が高い
ことから、これを充填した転がり軸受の潤滑油含有ポリ
マーの強度が不足すると同時に、軸受寿命も短くなる。
本発明の潤滑油を含有させるポリマーとしては、上述の
ポリα−オレフィン系ポリマーの他に、潤滑油含有ポリ
マーの機械的強度を向上させるため、以下のような熱可
塑性樹脂および熱硬化性樹脂を添加してもよい。
【0021】熱可塑性樹脂としては、ポリアミド,ポリ
カーボネート,ポリブチレンテレフタレート,ポリフェ
ニレンサルファイド,ポリエーテルスルホン,ポリエー
テルエーテルケトン,ポリアミドイミド,ポリスチレ
ン,ABS樹脂等の各樹脂を使用することができる。熱
硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂,尿素樹
脂,メラミン樹脂,フェノール樹脂,ポリイミド樹脂,
エポキシ樹脂等の各樹脂を使用することができる。
【0022】これらの樹脂は、単独または混合して用い
ても良い。更に、ポリα−オレフィン系ポリマーとそれ
以外の樹脂とを、より均一な状態で分散させるために、
必要に応じて適当な相溶化剤を加えても良い。本発明の
潤滑油含有ポリマーに使用する潤滑油としては、ポリα
−オレフィン油のようなパラフィン系炭化水素油、ナフ
テン系炭化水素油、鉱油、ジアルキルジフェニルエーテ
ル油のようなエーテル油、フタル酸エステル・トリメリ
ット酸エステルのようなエステル油等が適当である。ま
た、これらに予め酸化防止剤,錆止め剤,摩耗防止剤,
あわ消し剤,極圧剤等の各種の添加剤を加えたものを用
いてもよい。
【0023】本発明に使用する上述の潤滑油には、また
フッ素系界面活性物質を微量添加しても良い。上記のフ
ッ素系界面活性物質は、基本的には図1に示されるよう
に、その分子構造中に、「〜CH2 CH2 CH2 」のよ
うな炭化水素鎖からなる親有機性を有する部分(RH
と、「CF3 CF2 CF2 〜」のようなフッ化炭素鎖か
らなる疎有機性を有する部分(RF)とが共存する構造
を有しているフッ素系の非イオン性界面活性剤,オリゴ
マーまたは樹脂である。なお、図1(a)は鎖状分子の場
合、同図(b)はオリゴマーまたは樹脂の場合の構造を模
式的に表している。
【0024】上記フッ化炭素鎖(RF )の部分は、例え
ばフルオロフェニレン基,フルオロエーテル基,フルオ
ロアルキル基,パーフルオロアルキル基,パーフルオロ
ポリエーテル基等を主成分とし、最も一般的にはパーフ
ルオロアルキル基で構成され、炭素数は1〜18の範囲
が適当である。炭素数1はフッ化炭素が潤滑油の表面に
配向するために必要な最小数である。一方、炭素数が1
8を越えると炭化水素系油への溶解性が劣化する。
【0025】上記炭化水素鎖(RH )の部分は、炭素数
5〜18の飽和または不飽和炭化水素鎖である。特に、
エチレンオキサイド基,ビニル基,アミノ基,エステル
基,エポキシ基,アクリレート基,エーテル基,メチル
シロキサン基,ジメチルシロキサン基等のいずれかを、
付加モル数5〜25程度含有するものは、本発明に好適
に利用できる。
【0026】このフッ素系界面活性物質を潤滑油中に混
合すると、炭化水素鎖(RH )を有する部分はその親有
機性によって油中にとどまる。一方、フッ化炭素鎖(R
F )を有する部分はその疎有機性によって油面外に押し
出されて一定方向に配列し、図2に示されるような状態
で潤滑油Aと外界Bとの界面Cに配向吸着されて、潤滑
油の界面Cは疎有機性を有する部分RFで被覆される。
【0027】すなわち、潤滑油に上記のフッ素系界面活
性物質を添加した場合は、炭化水素系油であっても、外
界との接触界面が見掛け上あたかもフッ素系油であるか
のような性質を示し、疎有機性で且つ金属に対する濡れ
も小さくなる。そのため、外界が例えば水であれば、水
中への潤滑油の滲み出しが抑制されると同時に、軸受部
品の金属面への必要以上の滲み出しも抑制されて、その
結果、水中での転がり軸受の機能をより長時間にわたっ
て維持することを可能にする。
【0028】上記のフッ素系界面活性物質として具体的
には、例えば次の化学式1で示される構造を有するパー
フルオロアルキルエチレンオキシド付加物〔F−142
D(DIC社)〕を好適に用いることができる。
【0029】
【化1】
【0030】また、フルオロアルキルエステル、または
パーフルオロアルキルエステル、またはフルオロアルキ
ルエチレンオキシド付加物、またはパーフルオロアルキ
ルアミンオキシド付加物、またはパーフルオロアルキル
オリゴマー、パーフルオロアクリレート含有オリゴマ
ー、またはパーフルオロアルキル基・親油性基含有ウレ
タン等が用いられる。
【0031】本発明のフッ素系界面活性物質の潤滑油へ
の添加量は、潤滑油の吸着特性(あるいは吸着量)に応
じて異なるが、0.01〜0.1 wt%で所期の目的を達する
ことができる。この添加量は潤滑油の使用条件等によっ
ても調節することが可能である。例えば飽和吸着量以上
に添加した場合は、過剰に添加されて潤滑油内部に分散
した分が潤滑油表面へ補給されるから、表面のフッ素系
界面活性物質の消耗が考えられる条件下でも、長期の使
用が可能になる。
【0032】上記フッ素系界面活性物質の潤滑油への添
加量の臨界的意義は次の通りである。添加量が0.01wt
%未満では、当該転がり軸受が水中で使用される場合、
水中への潤滑油の滲み出し、ポリマーからの必要以上の
しみ出しを抑制する効果が得られない。一方、添加量が
0.1 wt%を越えると、過剰な分は水中に分離析出してし
まうだけで、それ以上の添加による効果の向上は期待で
きず無意味である。ただし、水中への分離析出によって
特に悪影響があるわけではない。
【0033】上記潤滑油含有ポリマーは、本発明の耐食
性転がり軸受を製造する際に、内輪と外輪と転動体と保
持器とで占める空間以外の軸受内部空間に充填される。
また、保持器をとり除いた内輪と外輪と転動体とで占め
る空間以外の軸受内部空間に充填することにより、上記
潤滑油含有ポリマーに保持器を兼用させることも可能で
ある。このように潤滑油含有ポリマーに保持器を兼用さ
せた転がり軸受は、一般的な保持器を備えた転がり軸受
の場合のように保持器と転動体とが接触することがない
から、長時間使用しても保持器と転動体との接触に起因
するクラックや剥離が発生しない。そのため、転がり軸
受の一層の長寿命を期待することができる。
【0034】本発明の転がり軸受における潤滑油含有ポ
リマーの充填方法について、その要点を以下に説明す
る。潤滑油含有ポリマーを充填する際に、転がり軸受内
の複数の転動体同士をなるべく等間隔に保つのが良い。
一般的には保持器がその機能を果たすが、その場合保持
器が耐食性の金属製であれば問題ないが、プラスチック
ス製のものでは潤滑油含有ポリマーの融点より高い融点
のプラスチックを用いた保持器とする必要がある。潤滑
油含有ポリマーは溶融状態にして充填するので、プラス
チック製保持器が溶融してしまうことを防止するためで
ある。
【0035】しかし、先に述べたように、転がり軸受の
寿命を延長させるため一般的な保持器は使用せずに潤滑
油含有ポリマーで保持器を兼用させる場合は、図3,図
4に示すような治具を使用して転動体を円周方向で等間
隔に保つようにすると良い。図3はラジアル転がり軸受
の場合である。この場合は、転動体1の数に合わせて円
周等間隔に球面状の座2を設けた治具3に転がり軸受4
を嵌着して、転動体1を等間隔に保持した状態で軸受4
内に潤滑油含有ポリマーを充填し、加熱溶融して軸受内
の空間にまんべんなくしみ込ませた後に冷却固化する。
【0036】図4はスラスト軸受の場合である。この場
合には、リング状の内側の治具6に転動体1を外接させ
る。その転動体1の外周に分割式の外側治具7を配設す
る。外側治具7にはその内周面に円周等間隔に球面状の
座8が設けてあり、それらの各球面状の座8にスラスト
軸受の各転動体1を位置決めして保持し、上記と同様に
して潤滑油含有ポリマーを充填する。
【0037】もっとも、上記治具については、潤滑油含
有ポリマーの充填時に転動体が動くことを防止できて且
つ潤滑油含有ポリマーの充填スペースが軸受に十分確保
できる構造であれば、図示のものとは限らず異なったも
のでも良い。潤滑油含有ポリマーの充填工程において、
転がり軸受の温度は軸受の焼戻し温度を上回らないよう
に配慮しなければならない。具体的には、160〜17
0℃以下にする。
【0038】前記のような潤滑油含有ポリマーの充填工
程において、冷却固化の際、適切な圧力で加圧するよう
にしてもよい。潤滑油含有ポリマーの充填に際して、射
出成形を併用しても良い。
【0039】
【実施例】以下に、本発明の実施例を挙げる。 (実施例1)図5に示すものは、耐食性転がり軸受であ
るラジアル玉軸受に適用した場合の実施例で、外輪11
と、内輪12と、それらの間に介在する複数個の転動体
(玉)13と、それらの転動体13同士を円周等間隔で
保持する保持器14を備え、その外輪11と内輪12と
に挟まれた空間内には、転動体13と保持器14とが占
める箇所以外の空間に、潤滑油含有ポリマー15が充填
されている。
【0040】外輪11と内輪12と転動体13と保持器
14は、いずれも耐食性に優れた材料であるステンレス
鋼のSUS440C製である。また、潤滑油含有ポリマ
ー15は、低分子量ポリエチレン14重量%と超高分子
量ポリエチレン6重量%とからなるポリエチレンポリマ
ー20重量%に対し、パラフィン系炭化水素油を80重
量%含有しているものである。
【0041】ここで、前記低分子量ポリエチレンの平均
分子量は1×103 〜5×105 であり、また超高分子
量ポリエチレンの平均分子量は1×106 〜5×106
である。この実施例の場合、転がり軸受内部空間への上
記潤滑油含有ポリマー15の充填は、次の手順で実施し
た。
【0042】第1の工程:潤滑油としてのパラフィン系
炭化水素油80gとポリマーの一方の成分である低分子
量ポリエチレン8gとを混合して、オイルバス中で16
0℃まで加熱し、攪拌しながら両者を一様に溶解させ
る。 第2の工程:こうして両者を一様に溶解させたものを放
冷し、その後、これに更に低分子量ポリエチレン6gと
超高分子量ポリエチレン6gとを添加する。そして、ミ
キサーを用いて全体がクリーム状になるまで十分に混合
する。得られたクリーム状の混合物を、ベース潤滑油含
有ポリエチレンとする。
【0043】ここで、全部の低分子量ポリエチレンの所
要量(14g)をはじめから超高分子量ポリエチレンに
加えずに、半分以上の量(8g)を先ずパラフィン系炭
化水素油に混合して加熱溶解する手順とした理由は、は
じめから超高分子量ポリエチレンに加えると溶解時の粘
度が高くなり過ぎて、一様に混合して溶解させることが
できないためである。
【0044】第3の工程:上記のクリーム状のベース潤
滑油含有ポリエチレンを、転がり軸受の外輪11と内輪
12とに挟まれた空間内に充填する。充填し終わった
ら、転がり軸受の両端面をそれぞれ金属平板で蓋して、
オーブン中で160〜170℃に加熱し、充填されてい
るベース潤滑油含有ポリエチレンを溶融させる。
【0045】この溶融により、充填されているクリーム
状のベース潤滑油含有ポリエチレンが液状になり、その
結果、玉軸受の構成部品間の狭い空間の隅々にまで流れ
込むことができる。 第4の工程:その後、転がり軸受の両端面を金属平板で
蓋したままで、水冷式プレスに移しかえ、加圧しながら
急冷する。
【0046】これにより、軸受空間内で溶融していたベ
ース潤滑油含有ポリエチレンが固化して充填作業が完了
する。 (実施例2)この実施例も実施例1と同じく耐食性転が
り軸受であるラジアル玉軸受に適用した場合であり、図
5に示すと同様に、外輪11と、内輪12と、それらの
間に介在する複数個の転動体13と、それらの転動体1
3を円周等間隔で保持する保持器14を備え、その外輪
11と内輪12とに挟まれた空間内には、転動体13と
保持器14とが占める箇所以外の空間に、潤滑油含有ポ
リマー15が充填されている。更に、この実施例の場合
は、図示を省くが、外輪11と内輪12との端面に、軸
受内を密封するシール(Zシール)が外輪に固定され取
り付けられている。
【0047】上記の軸受構成部品のうち、外輪11と内
輪12と保持器14及びZシールはいずれも耐食性に優
れた材料であるステンレス鋼のSUS440C製であ
る。一方、転動体13は耐食性に優れた材料であるSi
3 4 製である。また、潤滑油含有ポリマー15は、ポ
リマーがポリαーオレフィン系である平均分子量が1×
103 〜1×106 のポリエチレン10重量%と平均分
子量が1×106 〜5×106 のポリプロピレン5重量
%との混合物であり、このポリマーに含有された潤滑油
には、ジアルキルジフェニルエーテル油85重量%を用
いたものである。
【0048】この実施例2の場合の玉軸受内部空間への
上記潤滑油含有ポリマー15の充填は、実施例1の手順
の第1〜第4の工程に準じて行った。 (実施例3)この実施例は、耐食性転がり軸受として、
図示しないラジアルころ軸受に適用した場合である。
【0049】すなわち、図5に示す軸受における転動体
13が玉でなく円筒ころのものに適用したものである。
外輪と、内輪と、それらの間に介在する複数個の転動体
である円筒ころと、それらの転動体を円周等間隔で保持
する保持器を備え、その外輪と内輪とに挟まれた空間内
には、転動体と保持器とが占める箇所以外の空間に、潤
滑油含有ポリマーが充填されている。
【0050】上記の軸受構成部品のうち、外輪と内輪と
転動体の円筒ころと保持器はいずれも耐食性に優れた材
料であるステンレス鋼のSUS440C製であり、且つ
その表面に更に無電解ニッケルメッキを施したものであ
る。また、潤滑油含有ポリマーは、ポリマーがポリαー
オレフィン系である平均分子量が1×106 〜5×10
6 のポリプロピレン5重量%であり、このポリマーに含
有された潤滑油には、ナフテン系炭化水素油75重量%
を用いたものである。なお、上記潤滑油含有ポリマーの
充填工程のため、ポリプロピレンは上記の平均分子量の
範囲内で二種類のものを選ぶようにしてもよい。
【0051】この実施例3の場合のころ軸受内部空間へ
の上記潤滑油含有ポリマーの充填も、実施例1の手順の
第1〜第4の工程に準じて行った。 (実施例4)この実施例は、耐食性転がり軸受として、
スラスト玉軸受に適用した場合である。
【0052】すなわち、図6に示すスラスト玉軸受20
において、外輪(固定輪)21と、内輪(回転輪)22
と、それらの間に円周等間隔で介在する複数個の転動体
である玉23を備え、その外輪21と内輪22とに挟ま
れた空間内には、転動体23が占める箇所以外の空間
に、潤滑油含有ポリマー25が充填されている。図示の
例では、保持器は設けられていないで、潤滑油含有ポリ
マー25が保持器の機能をも兼用している。
【0053】上記の軸受構成部品のうち、外輪21と内
輪22と転動体の玉23とはいずれも耐食性に優れた材
料であるステンレス鋼のSUS440C製である。ま
た、潤滑油含有ポリマー25は、ポリマーがポリαーオ
レフィン系である平均分子量が1×103 〜5×105
の低分子量ポリエチレン14重量%と平均分子量が1×
106 〜5×106 の超高分子量ポリエチレン6重量%
とからなる混合物であり、一方、このポリマーに含有さ
れた潤滑油には、パラフィン系炭化水素油80重量%を
用いたものである。
【0054】この実施例4の場合のスラスト玉軸受20
の内部空間への上記潤滑油含有ポリマー25の充填も、
実施例1の手順の第1〜第4の工程に準じて行った。な
お、この実施例4のスラスト軸受の転動体23は玉の代
わりにころであっても良い。また、実施例4のスラスト
軸受は保持器を有しないで潤滑油含有ポリマー25に保
持器の機能を兼用させるようにしているが、これに限ら
ず、転動体23を円周等分に保持器で保持させるもので
あっても良い。
【0055】また、上記スラスト軸受にシールを取り付
けても良い。その場合のシールの材質は耐食性を有する
例えばステンレス鋼とするのが良い。また、転動体23
はステンレス鋼製としたものを説明したが、優れた耐食
性を有する他の材料である、例えばSi3 4 のような
セラミックス製とすることもできる。
【0056】また、実施例4のスラスト軸受にあって
も、外輪21,内輪22,転動体23に無電解ニッケル
メッキなどの防食のための表面処理を施しても良い。 (実施例5)この実施例は、本発明を適用した耐食性転
がり軸受の耐食耐久性能を試験したものである。
【0057】被試験体としては、図6に示したと同様の
タイプのスラスト玉軸受20を使用した。ただし、軸受
構成部品である軌道輪(外輪21,内輪22)と転動体
(玉)23の材質及び保持器の材質は表1に示すものの
組み合わせとした。なお、保持器については、本発明品
のものは全て潤滑油含有ポリマーで兼用するタイプと
し、一方比較例にはその他、PTFE製保持器を有する
ものも含めた。
【0058】
【表1】
【0059】本試験は、水に対する耐食性を試験するも
のとし、被試験体の転がり軸受20を水中で運転してク
ラック発生までの運転時間(寿命)を測定した。試験装
置を図7に示す。被試験体20の取付け台を兼ねた容器
31は、底部の入口32から流入した水が、上部の出口
33から連続的に流出するようにしてあり、容器底中央
に被試験体軸受20の載置面34が設けてある。被試験
体軸受20の外輪(固定輪)21を載置面34に固定す
る。この容器31の中に上から回転軸35を挿入して被
試験体軸受20の内輪(回転輪)22に嵌合させ、その
回転軸35を回転させて被試験体軸受20を駆動させ
る。
【0060】容器31の下面は、回転軸35と同軸に配
置した負荷装置36により、ボール37を介して支持
し、荷重Fを負荷する。また、容器31の側面には、容
器に固定したカンチレバー38を介してロードセル39
を取付けてあり、これによって被試験体軸受20の動ト
ルクを測定するようにした。また、容器31の水温を制
御して被試験体軸受20に充填されている潤滑油含有ポ
リマー25の熱変形温度を測定して、その結果から潤滑
油含有ポリマーを保持器材として兼用した場合の強度を
評価した。
【0061】さらに、潤滑油含有ポリマーにフッ素系界
面活性物質を添加したものについては、その分離析出の
有無を測定した。試験条件は次の通りである。 被試験体軸受20:スラスト玉軸受,ボール数6個,型
式#51305 負荷装置荷重F :180kgf 回転数 :1500rpm この耐久試験の結果を表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】(注1)ポリマーのポリエチレン配合比は
次の通り。 低分子量ポリエチレン:超高分子量ポリエチレンの重量
比 (平均分子量 1×103 〜5 ×105 )(平均分子量 1×10
6 〜5 ×106 ) (注2)フッ素系界面活性物質は、パーフルオロアルキ
ルエチレンオキシド付加物。
【0064】(注3)動トルク1.5 kg・cm以下を
◎、1.5 〜2kg・cmを○、2kg・cmを越すもの
を×とした。 (注4)保持器として使用可能な熱変形温度が、60℃
以上を◎、50〜60℃を○、50℃以下を×とした。
【0065】表2の結果から、以下のことが明らかにさ
れた。 本発明の耐食性転がり軸受は比較例のものより格段に
長寿命であり、動トルクも低く、潤滑油含有ポリマーの
優れた潤滑性能が保証される。更に、潤滑油含有ポリマ
ーが保持器として機能するための強度も、実用上十分で
ある。ただし、低分子量ポリエチレンの配合比が多い
(8割)本発明例4は、強度が他のものより低めでかつ
寿命も短めになっている。また、ポリマー含有量の合計
量が90重量%と多い本発明例11も、動トルクが高め
で寿命は短めになっている。
【0066】フッ素系界面活性物質を添加したもの
は、その添加量が0.15重量%になるとフッ素添加物の析
出が認められる。これからその添加量は0.15重量%未満
であることが望ましいといえる。 比較例1は潤滑油含有ポリマー中のポリマー含有量が
3重量%と低く、軸受として使用した時のクラック発生
迄の寿命が短く、且つ強度も大きく低下している。反対
に、比較例2はポリマー含有量が95重量%と多く、相
対的に潤滑油量が不足していてクラック発生までの寿命
が短くなっている。また、動トルクが過大になってい
る。
【0067】比較例3はポリマー中の低分子量ポリエ
チレンの配合比が過少であり、潤滑油の保持能力が不足
して寿命が短くなっている。反対に比較例4はポリマー
中の低分子量ポリエチレンの配合比が過大で、強度が不
足するとともに、寿命も短めになっている。 比較例5はPTFE製の保持器を装着し、潤滑油含有
ポリマーは全く使用されていない。このものは、水中で
の使用で保持器のPTFE材が転動体表面から短時間で
剥離してしまい、クラック発生までの寿命が全試料中で
最も短く、本発明のものの半分以下である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の耐食性転
がり軸受は、耐食性を有する外輪,内輪,転動体を備
え、その外輪と内輪とに挟まれた空間内には潤滑油含有
ポリマーが充填され、その潤滑油含有ポリマーは基本的
に同じ化学構造を有する異種のポリマーの群から選定さ
れる一つまたは複数のポリマーを含み、かつ潤滑油含有
ポリマー中のポリマーの含有量の合計は5〜90重量%
で残部が潤滑油で構成されるものとした。そのため、以
下のような効果が得られる。
【0069】長寿命である。軸受が運転されると、そ
の潤滑油含有ポリマーに含有されている潤滑油が経時的
に徐々に滲み出して、軌道輪と転動体との接触面に均一
にくまなく供給されるから、長時間にわたり良好な潤滑
が行われて転がり軸受の焼きつきやクラック発生が防止
される。
【0070】水中や腐食性ガス雰囲気下でも長期の寿
命が保証される。耐食性材料からなる外輪,内輪,転動
体の面が更に潤滑油含有ポリマーで被覆されて外部から
遮断されるため、特殊環境で使用しても軸受内部はそれ
らの腐食性雰囲気から保護される。 低コストである。
【0071】高価なセラミックスを強いて用いなくて
も、長期に及び安定して潤滑油を自動的に供給でき、水
中などの腐食性雰囲気においても錆等の発生が抑制され
るから、低コストである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潤滑油に添加されるフッ素系界面活性
物質の構造を模式的に表した図で図1(a)は鎖状分子の
場合、同図(b)はオリゴマーまたは樹脂の場合をそれぞ
れ表している。
【図2】本発明のフッ素系界面活性物質が、潤滑油の表
面を被覆した状態を模式的に表した図である。
【図3】本発明のラジアル軸受に潤滑油含有ポリマーを
充填する際に用いる治具の使用態様を説明する断面図で
ある。
【図4】本発明のスラスト軸受に潤滑油含有ポリマーを
充填する際に用いる治具の使用態様を説明する断面図で
ある。
【図5】本発明をラジアル玉軸受に適用した場合の実施
例の半断面図である。
【図6】本発明をスラスト玉軸受に適用した場合の実施
例の半断面図である。
【図7】スラスト玉軸受を水中で運転してクラック発生
までの運転時間(寿命)を測定する耐久試験装置の断面
図である。
【符号の説明】
11 外輪 12 内輪 13 転動体 14 保持器 15 潤滑油含有ポリマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 107:04) C10N 30:12 40:02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐食性を有する外輪,内輪,転動体を備
    え、その外輪と内輪とに挟まれた空間内には潤滑油含有
    ポリマーが充填され、その潤滑油含有ポリマーは異種の
    ポリマーの群から選定される一つまたは複数のポリマー
    を含み、かつ前記潤滑油含有ポリマー中のポリマーの含
    有量の合計は5〜90重量%で残部が潤滑油であること
    を特徴とする耐食性転がり軸受。
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