JPH06313614A - 空気調和装置の風向調整装置 - Google Patents

空気調和装置の風向調整装置

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JPH06313614A
JPH06313614A JP5209419A JP20941993A JPH06313614A JP H06313614 A JPH06313614 A JP H06313614A JP 5209419 A JP5209419 A JP 5209419A JP 20941993 A JP20941993 A JP 20941993A JP H06313614 A JPH06313614 A JP H06313614A
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孝行 吉田
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Katsuyuki Aoki
克之 青木
Jinichi Suzuki
仁一 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 左右方向に正確に吹出し気流を制御して、正
確に狙った地点へ気流を到達させることが出来る空気調
和装置の風向調整装置を得る。 【構成】 空気調和装置本体内に形成された風路の下端
に吹出ノズルを設け、この吹出ノズルに複数個並列枢持
されたガイドベーンにより上記風路を通った吹出し風を
左右方向へ案内して吹出口から吹出させるものにおい
て、吹出したい左または右方向の最端部のガイドベーン
(8)ほど傾き角度が大きくなるように全てのガイドベー
ン(8)を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吹出口に設けられる空
気調和装置の風向調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図60〜図62は、例えば実開昭58−
69735号公報に示された従来の空気調和装置の風向
調整装置を示す図で、図60は空気調和装置本体の斜視
図、図61は図60の横断面図、図62は同じく図60
の縦断面図である。図中、(1)は空気調和装置本体、(2)
は本体(1)の前面を覆い吸込口(3)を有する前面パネル、
(4)は本体(1)の前面下部に開口を有する吹出口、(5)は
吸込口(3)に面して配置された熱交換器、(6)は本体(1)
内に設けられ、風路(13)を形成するケーシング、(7)は
吹出口(4)に設けられ左右端部に装着された軸(16)によ
り前面パネル(2)の左右側壁(11)(15)に枢着され風向を
水平、直下および斜めの各方向に変換するチェンジベー
ン、(8)は吹出ノズル(9)の左右辺部の壁(10)(14)間に複
数枚並設され枢軸(17)で枢持され、風向を左右に変換す
るガイドベーン、(9)はケーシング(6)の下方に配置さ
れ、ケーシング(6)と共に風路を形成する吹出ノズル、
(12)は風廊(13)の吹出口(4)側に設置され、電動機(18)
で駆動される送風機、(19)は軸(16)に係止されたコイル
ばねである。また、図63は図62の右側ガイドベーン
付近の詳細説明図、図64は図63に示したガイドベー
ンの斜視図である。図中、(20)は軸(21)でガイドベーン
(8)に枢着され、複数のガイドベーン(8)を同時に左右の
任意角度に向けるための左右変更ロッドである。
【0003】次に動作について説明する。従来の空気調
和装置は上記のように構成され、送風機(12)が駆動され
ると、室内空気は吸込口(3)から吸い込まれ、熱交換器
(5)を通過して冷房時は冷却、暖房時は昇温され、風路
(13)を下降して吹出口(4)から室内へ吹出される。この
風の流れを矢印Uで示す。この風の上下方向の向きはチ
ェンジベーン(7)で、左右方向の向きはガイドベーン(8)
で調整される。ここで、ガイドベーン(8)と左右変更ロ
ッド(20)を枢持している軸(21)とガイドベーン(8)を枢
持している軸(17)とは、各々一定の間隔を成して固定さ
れているため、全てのガイドベーン(8)は左右変更ロッ
ド(20)に与えた変位量+Aのために同一の方向に向くよ
うに制御される。ここに、チェンジベーン(7)およびガ
イドベーン(8)は意匠上の制約から前面パネル(2)より外
部に露出させることができず、さらにチェンジベーン
(7)は吹出し口を閉塞するカバーを兼用するため吹出し
口最外部に配置する必要がある。従って、ガイドベーン
(8)はチェンジベーン(7)よりさらに吹出し口より奥側に
配置せざるを得ない。この場合の風向調整装置の作用
は、図63に示すように、例えば左右変更ロッド(20)を
右へ変位量+Aだけ変更させ、右方向に風が吹出すよう
にガイドベーン(8)を向けた場合、一番右側のノズル(9)
の右辺部の壁面(14)および前面パネル(2)の右側壁面(1
5)に当たって反射するか、または前方への直進流に偏向
されて吹出される。ここで、ガイドベーンを向けた方向
への風の流れをW2、右側壁面(15)に当たって反射する
かまたは前方への直進流に偏向されて吹出される風の流
れをV2とする。ガイドベーン(8)によって設定された吹
出し流れW2は、最右端部において右側壁面(15)に反射
しながら吹出される流れV2の影響を受けて、(V2
2)のベクトル合成方向に偏向される。そのため、空気
調和機の左右の斜め方向へ吹出し風向を設定しても、こ
の(V2+W2)の合成方向の流れの影響を受けて、空気調
和機の正面方向に偏向され、正確に吹出し方向を設定で
きなかった。
【0004】また、図65及び図66は、例えば実開昭
63−147650号公報に示された他の従来の空気調
和機の風向変更装置を示す図で、図65は横断面図、図
66は図65の装置の動作状態を説明した図である。図
において、(201)は吹出口、(202)は吹出口(201)の内
壁、(203)は吹出口(201)に複数枚がほぼ等間隔で配置さ
れて風向を変更するベーンで、図65に示すように図6
5における左右にそれぞれ複数枚からなる一組がそれぞ
れ設けられている。(204)は内壁(202)に立設されてベー
ン(203)のそれぞれに配置され、ベーン(203)の一側の縁
部の一端寄りを枢持した軸である。
【0005】(205)は一組のベーン(203)を連結した連結
腕で、それぞれのベーン(203)の軸(204)が配置された縁
部の他端寄りを枢持した連結軸(206)が設けられ、ま
た、図65における中心寄りのベーン(203)の軸(204)と
連結軸(206)の間隔は、図65における外側寄りのベー
ン(203)の軸(204)と連結軸(206)の間隔よりも短く設定
され、図65に示すように各ベーン(203)の軸(204)を結
ぶ線に対して傾斜して配置されている。
【0006】図65及び図66に示す他の従来の空気調
和機の風向変更装置は上記のように構成され、図66に
示すように左右それぞれ一組のベーン(203)を互いに図
66において下側が広がる向きに配置して使用される。
この状態で図66の中心寄りのベーン(203)の傾斜は、
外側寄りのベーン(203)よりも水平に近づくので、それ
ぞれのベーン(203)によって偏向する風向角も図66に
実線で示す矢印のように、中心寄りのベーン(203)の傾
斜は外側寄りのベーン(203)よりも水平に近づく。ま
た、一組のベーン(203)の相互の中間部は狭い隙間が形
成されるので、この隙間から吹出す風(207)は円滑に流
れないため弱くなり、周囲の二次空気(208)を巻き込み
ベーン(203)に露(209)が生成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置の
風向調整装置は以上のように構成されているので、空気
調和機の左右の斜め方向へ空調気流を吹出す場合、ノズ
ルの左右辺部の壁面および前面パネルの左右側壁面に当
たって反射するか、または前方への直進流に偏向される
流れの影響を受けて、吹出し流全体が空気調和機の前方
へ偏向され、正確に狙った地点へ気流を到達させること
が出来ないという問題があった。このことは特に、例え
ば人体センサーを用いて人の存在する方向を狙って吹出
し気流を制御する場合、空気調和機の左右の斜め方向の
制御が正確に行えないという問題が生じる。
【0008】また、上記のような従来の空気調和装置の
風向調整装置では、左右偏向ロッド(20)を大きく変位さ
せるとガイドベーン(8)による圧力損失が増大して、風
路(13)を通り吹き出し口(4)から吹き出す風量が著しく
低下する。これにより、特に暖房時において温風が舞い
上がって居室の床面に到達しなくなる。また、冷房時に
吹き出し風の温度が低下することから吹き出し口(4)各
部や本体(1)に露が付着して運転中の居室内へ滴下した
り、居室内の黴の発生の原因になったりする。そして、
吹き出し気流は正面に吹き出しているときに比べて空気
調和装置に近い床面に落ちて気流方向制御の精度を低下
させる。
【0009】また、ガイドベーン(8)により風向きを大
きく規制していることから、気流が剥離して冷房時に吹
き出し口(4)各部に着露する。さらに、空気調和装置を
居室の壁際に据付けた場合に、吹き出し気流が壁に反射
して吸込口(3)から吸い込まれるため居室内に気流が循
環せず快適な環境が得られなくなる。以上のような不具
合を防止するために左右風向偏向板の偏向角度を規制す
ることが必要になる。これに対して、従来は左右風向偏
向板の偏向角度が規制角度以上に回動しない構造になっ
ている。このため、例えば着露しない暖房時においても
冷房時の左右風向偏向板の偏向角度規制によって、この
偏向角度以上の送風ができなくなる。
【0010】また、左右風向偏向板の偏向角度規制によ
って空気調和装置の壁際据付時において、壁のない方向
に送風する角度が制約される。以上のような理由から、
左右方向の送風可能領域が制約されて狭くなるため居室
全体への送風が困難となって、温度の不均一が発生して
快適性が損なわれるという問題点があった。
【0011】また、図65及び図66に示すような他の
従来の空気調和機の風向変更装置では、それぞれのベー
ン(203)は軸(204)と連結軸(206)の間隔をベーン(203)の
配置位置によって順次変化させて製作することが必要と
なる。このため、ベーン(203)の製作、組立に煩雑な手
数が掛かるという問題点があった。また、一組のベーン
(203)の相互の中間部は狭い隙間が形成され、この隙間
から吹出す風(207)が弱く、周囲の二次空気(208)を巻き
込みベーン(203)に露(209)が生成して滴下するという問
題点があった。また、ベーン(203)の枢着箇所において
回動動作が不円滑となったり、枢着箇所において騒音が
発生したりするという問題点があった。
【0012】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたものでこの発明の第1の目的は、左右方向
に正確に吹出し気流を制御して、正確に狙った地点へ気
流を到達させることが出来る空気調和装置の風向調整装
置を得ることにある。
【0013】また、この発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたものであり、この発明の第2の
目的は左右方向の送風可能領域を拡大して居室の快適性
を向上する空気調和装置の風向調整装置を得ることにあ
る。
【0014】また、この発明は上記のような問題点を解
消するためになされたものであり、この発明の第3の目
的は容易に製作、組立できる空気調和機の風向変更装置
を得ることにある。また、この発明の第4の目的はベー
ンからの露の滴下が少ない空気調和機の風向変更装置を
得ることにある。また、この発明の第5の目的はベーン
が円滑に回動動作すると共に、ベーン箇所るおける騒音
が少ない空気調和機の風向変更装置を得ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の空気調和装置の風向調整装置は、吹出したい左また
は右方向の最端部のガイドベーンほど傾き角度が大きく
なるように全てのガイドベーンを制御するようにしたも
のである。また、本発明に係る請求項2記載の空気調和
装置の風向調整装置は、吹出したい左または右方向の最
端部、または最端部から特定枚数のガイドベーンのみの
傾き角度を他のガイドベーンより大きくして、このガイ
ドベーンと本体側壁の間の空間を閉塞させるとともに、
上記他のガイドベーンを吹出したい方向に同一の傾きに
なるように制御したものである。
【0016】なお、請求項3の発明の上記風向調整装置
において、本体側壁の左右方向間隔を吹出し風を吹出す
方向に向かって徐々に大きくなるように変化する滑らか
な曲面で構成するとよい。
【0017】また、請求項4の発明のガイドベーンの制
御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆
動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆動
系の2系統の駆動系を用いるとよい。
【0018】さらにまた、本発明に係る請求項5記載の
空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端部のガ
イドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹状の隔
壁でガイドベーンの動きを妨げずに連接させ、各々のベ
ーンと本体側壁の間の空間を閉塞させるようにしたもの
である。
【0019】さらにまた、本発明に係る請求項6記載の
空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端部のガ
イドベーンと本体左または右側壁の間に各々スポンジ状
の部材を充填し、各々のベーンと本体側壁の間の空間を
閉塞させるようにしたものである。
【0020】なお、請求項7の発明の上記各風向調整装
置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えた風向調整装置としてもよい。
【0021】さらにまた、本発明に係る請求項8記載の
空気調和装置の風向調整装置は、人体の存在場所を検出
するセンサーを用い、センサーの出力に応じて空調気流
の吹出し方向を上記人体の存在場所に自動的に変更する
ように制御し、人体の存在場所に空調気流を集中させて
到達させるものである。
【0022】さらにまた、本発明に係る請求項9記載の
空気調和装置の風向調整装置は、人体の存在場所を検出
するセンサーを用い、人体が散在している場合には空調
気流を人体が存在している範囲に拡散させて吹出すよう
に2系統の空調気流の吹出し方向を自動的に制御するよ
うにしたものである。
【0023】さらに、本発明に係る請求項10記載の空
気調和装置の風向調整装置は、吹出したい左または右方
向の最端部のガイドベーンほど傾き角度が小さくなるよ
うに全てのガイドベーンを制御したものである。
【0024】なお、請求項11の発明の上記空気調和装
置の風向調整装置において、本体側壁の左右方向間隔
を、吹出し風を吹出す方向に向かって徐々に大きくなる
ように変化する滑らかな曲面で構成するとよい。
【0025】また、請求項12の発明のガイドベーンの
制御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る
駆動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆
動系の2系統の駆動系を用いるとよい。
【0026】さらにまた、請求項13の発明のガイドベ
ーンの制御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右
に振る駆動系のみとして、ガイドベーンと上記連接部材
の連接点の位置を固定し、ガイドベーンの回転中心と連
接点の距離を異なるようにしてもよい。
【0027】さらにまた、本発明に係る請求項14記載
の空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端部の
ガイドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹状の
隔壁でガイドベーンの動きを妨げずに連接させ、各々の
ベーンと本体側壁の間の空間を閉塞させるようにしたも
のである。
【0028】さらにまた、本発明に係る請求項15記載
の空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端部の
ガイドベーンと本体左または右側壁の間に各々スポンジ
状の部材を充填し、各々のベーンと本体側壁の間の空間
を閉塞させるようにしたものである。
【0029】なお、請求項16の発明の上記各風向調整
装置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えた風向調整装置としてもよい。
【0030】さらにまた、本発明に係る請求項17記載
の空気調和装置の風向調整装置は、気流を当てる対象物
の存在場所を検出する検出手段を用い、この検出手段か
ら得られる情報に応じて気流の吹出し方向を上記対象物
の存在場所に自動的に変更するように制御し、対象物の
存在場所に気流を集中させて到達させるものである。
【0031】さらにまた、本発明に係る請求項18記載
の空気調和装置の風向調整装置は、気流を当てる対象物
の存在場所を検出する検出手段を用い、この検出手段か
ら上記対象物が散在しているとの情報が得られた場合に
は、気流を上記対象物が存在している範囲に拡散させて
吹出すように2系統の気流の吹出し方向を自動的に制御
するようにしたものである。
【0032】また、この発明の請求項19記載の発明に
係る空気調和装置の風向調整装置においては、本体に設
けられたクロスフローファンと、本体の吹出口に設けら
れてクロスフローファンからの吹き出し風を上下に偏向
させる上下風向偏向板及び複数枚が相互に連結されて左
右に偏向させる左右風向偏向板と、本体に設けられて左
右風向偏向板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この
駆動手段による偏向角度の変化量を制御して駆動手段の
動作による左右風向偏向板の偏向角度が所定値を超えた
ときにクロスフローファンの回転数を増加させる制御装
置とが設けられる。
【0033】また、この発明の請求項20記載の発明に
係る空気調和装置の風向調整装置においては、本体に設
けられたクロスフローファンと、本体の吹出口に設けら
れてクロスフローファンからの吹き出し風を上下に偏向
させる上下風向偏向板及び複数枚が相互に連結されて左
右に偏向させる左右風向偏向板と、本体に設けられて左
右風向偏向板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この
駆動手段による偏向角度の変化量を制御し左右風向偏向
板の偏向角度が所定値よりも大きいときに冷房時には上
下風向偏向板を下向き制御し、暖房時には上下風向偏向
板を上向き制御する制御装置とが設けられる。
【0034】また、この発明の請求項21記載の発明に
係る空気調和装置の風向調整装置においては、本体に設
けられたクロスフローファンと、本体の吹出口に設けら
れてクロスフローファンからの吹き出し風を上下に偏向
させる上下風向偏向板及び複数枚が相互に連結されて左
右に偏向させる左右風向偏向板と、本体に設けられて左
右風向偏向板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この
駆動手段による偏向角度の変化量を制御し冷房時には左
右風向偏向板の偏向角度を縮小制御し、暖房時には左右
風向偏向板の偏向角度を拡大制御する制御装置とが設け
られる。
【0035】また、この発明の請求項22記載の発明に
係る空気調和装置の風向調整装置においては、本体に設
けられたクロスフローファンと、本体の吹出口に設けら
れてクロスフローファンからの吹き出し風を上下に偏向
させる上下風向偏向板及び複数枚が相互に連結されて左
右に偏向させる左右風向偏向板と、本体に設けられて左
右風向偏向板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この
駆動手段による偏向角度の変化量を制御し冷房時に左右
風向偏向板の偏向角度が所定値よりも大きいときは冷房
運転開始から所定時間経過後に左右風向偏向板の偏向角
度を縮小制御する制御装置とが設けられる。
【0036】また、この発明の請求項23記載の発明に
係る空気調和装置の風向調整装置においては、本体に設
けられたクロスフローファンと、本体の吹出口に設けら
れてクロスフローファンからの吹き出し風を上下に偏向
させる上下風向偏向板及び複数枚が相互に連結されて左
右に偏向させる左右風向偏向板と、本体に設けられて左
右風向偏向板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この
駆動手段による偏向角度の変化量を制御し本体の一側面
が本体の設置される居室の壁面に接近して配置されたと
きに左右風向偏向板の偏向領域を壁面のない方向へ補正
するする制御装置とが設けられる。
【0037】また、この発明の請求項24記載の発明に
係る空気調和機の風向変更装置においては、吹出口に配
置され一側の縁部の一端寄りに枢持軸受が上記一端に対
向した他端寄りに回動軸受が設けられ、枢持軸受を介し
て吹出口の内壁に枢着され回動変位して風向を変更する
第1種ベーンと、この第1種ベーンと同様に構成されて
吹出口に第1種ベーンから離れて配置され、第1種ベー
ンの枢持軸受対応位置に枢持軸受が設けられ、第1種ベ
ーンの枢持軸受及び回動軸受の相互間隔よりも短い間隔
で配置されて第1種ベーンの回動軸受対応位置に回動軸
受が設けられて第1種ベーンと同様に回動変位して風向
を変更する第2種ベーンと、上記第1種ベーンと同様に
構成されて吹出口に配置され、第1種ベーン及び第2種
ベーンの間に互いに離れて複数枚が設けられ、第1種ベ
ーンの枢持軸受対応位置に枢持軸受が設けられ、この枢
持軸受が配置された縁部にこの縁部の長手に沿う長穴を
有する係合部が形成され第1種ベーンと同様に回動変位
して風向を変更する第3種ベーンと、両端部にそれぞれ
第1種ベーン及び第2種ベーンの回動軸受に枢持された
連結軸が設けられ、中間部に第3種ベーンの係合部の長
穴にそれぞれ移動可能に嵌合された中間連結軸が設けら
れた連結腕とが設けられる。
【0038】また、この発明の請求項25記載の発明に
係る空気調和機の風向変更装置においては、吹出口に配
置され一側の縁部の一端寄りに枢持軸受が上記一端に対
向した他端寄りに回動軸受が設けられ、枢持軸受を介し
て吹出口の内壁に枢着され回動変位して風向を変更する
第1種ベーンと、この第1種ベーンと同様に構成されて
吹出口に第1種ベーンから離れて配置され、第1種ベー
ンの枢持軸受対応位置に枢持軸受が設けられ、第1種ベ
ーンの枢持軸受及び回動軸受の相互間隔よりも短い間隔
で配置されて第1種ベーンの回動軸受対応位置に回動軸
受が設けられて第1種ベーンと同様に回動変位して風向
を変更する第2種ベーンと、上記第1種ベーンと同様に
構成されて吹出口に配置され、第1種ベーン及び第2種
ベーンの間に互いに離れて複数枚が設けられ、第1種ベ
ーンの枢持軸受対応位置に枢持軸受が設けられ、この枢
持軸受が配置された縁部にこの縁部の長手に沿う長穴を
有する係合部及び長穴の直上部に設けられた軸受部が形
成され第1種ベーンと同様に回動変位して風向を変更す
る第3種ベーンと、両端部にそれぞれ第1種ベーン及び
第2種ベーンの回動軸受に枢持された連結軸が設けら
れ、中間部に第3種ベーンの係合部の長穴にそれぞれ移
動可能に嵌合された中間連結軸及びこれらの中間連結軸
相互の中間に配置されて第3種ベーンの軸受部に枢持さ
れた中間結合軸を有する連結腕とが設けられる。
【0039】また、この発明の請求項26記載の発明に
係る空気調和機の風向変更装置においては、吹出口に左
右それぞれ一組が配置されて互いに反対方向に回動変位
して風向を変更し上記左右それぞれ一組の相互間に狭い
隙間を形成し、表面に複数の露受け凹所が凹設されたベ
ーンが設けられる。
【0040】また、この発明の請求項27記載の発明に
係る空気調和機の風向変更装置においては、吹出口に配
置されて回動変位して風向を変更するベーンと、このベ
ーンの一側の縁部に設けられて環状の一側が切欠されて
C字状に形成され枢持軸受と、この枢持軸受に抱持状態
に嵌合されたスリーブと、吹出口の内壁に立設されてス
リーブに挿通され、上端にスリーブ上縁に係合する爪が
突設された軸とが設けられる。
【0041】
【作用】本発明における請求項1記載の空気調和装置の
風向調整装置は、吹出したい左または右方向の最端部の
ガイドベーンほど傾き角度が大きくなるように全てのガ
イドベーンを制御するようにしたので、ノズルの左右辺
部の壁面および前面パネルの左右側壁面に当たって反射
するかまたは前方への直進流に偏向される流れに対し、
これに隣接するかまたは近傍のガイドベーン間を通り抜
ける流れが設定した左右傾き角度よりも大きい角度で吹
出すので、流れを双方の流れの合成ベクトル方向へ偏向
し、結果として吹出し流れ全体を設定した左右吹出し方
向へ吹出すことができる。
【0042】また、本発明における請求項2記載の空気
調和装置の風向調整装置は、吹出したい左または右方向
の最端部、または最端部から特定枚数のガイドベーンの
みの傾き角度を他のガイドベーンより大きくして、この
ガイドベーンと本体左または右側壁の間を閉塞したの
で、ノズルの左右辺部の壁面および前面パネルの左右側
壁面に当たって反射するかまたは前方への直進流に偏向
される流れをなくすことができ、結果として吹出し流れ
全体を設定した左右吹出し方向へ吹出すことができる。
【0043】なお、請求項3の発明の上記風向調整装置
において、本体側壁の左右方向間隔を、吹出し風を吹出
す方向に向かって徐々に大きくなるように変化する滑ら
かな曲面で構成すると急な傾き角に対しても制御性が増
し、より正確に吹出し方向を設定することができる。
【0044】また、請求項4の発明のガイドベーンの制
御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆
動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆動
系の2系統の駆動系を用いると低コスト化できる。
【0045】さらに、本発明に係る請求項5又は6記載
の空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端部の
ガイドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹状の
隔壁で連接、あるいはスポンジ状の部材で充填している
ので、各々のベーンと本体側壁の間の空間が閉塞され、
ノズルの左右辺部の壁面および前面パネルの左右側壁面
に当たって反射するかまたは前方への直進流に偏向され
る流れをなくすことができ、結果として吹出し流れ全体
を設定した左右吹出し方向へ吹出すことができる。
【0046】なお、請求項7の発明の上記各風向調整装
置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えれば、人が散在しているときでもワイドモ
ードで運転できる。
【0047】さらに、本発明に係る請求項8記載の空気
調和装置の風向調整装置は、人体の存在場所を検出する
センサーを用いて空調気流の吹出し方向を自動的に変更
するように制御しているので、人体の存在場所に常に空
調気流を送ることができる。
【0048】さらにまた、本発明に係る請求項9記載の
空気調和装置の風向調整装置は、ガイドベーンの制御を
左右2系統に分けた風向調整装置を用い、人体の存在場
所を検出するセンサーを設置して、人体が散在している
場合には空調気流を人体が存在している範囲に拡散させ
て吹出すように2系統の空調気流の吹出し方向を自動的
に制御するようにしているので、風向きの自動調整に際
し、ワイドモードでの運転もできる。
【0049】さらに、本発明における請求項10記載の
空気調和装置の風向調整装置は、吹出したい左または右
方向の最端部のガイドベーンほど傾き角度が小さくなる
ように全てのガイドベーンを制御するようにしたので、
ガイドベーンの傾き角度が大きい場合や、ガイドベーン
から吹出しノズル出口までの距離が大きい場合で、吹出
したい左または右方向の最端部から多数枚のガイドベー
ンが制御する吹出し気流がノズルの左右辺部の壁面およ
び前面パネルの左右側壁面と干渉する時に、最端部ほど
傾き角度を小さくしてこの干渉による風量低下を抑制す
ることができると共に、干渉のない最端部から離れたガ
イドベーンの傾き角度を大きくして吹出すので、全体の
流れを双方の流れの合成ベクトル方向へ偏向し、結果と
して吹出し流れ全体を設定した左右方向へ吹き出すこと
ができる。
【0050】なお、請求項11の発明の空気調和装置の
上記風向調整装置において、本体側壁の左右方向間隔
を、吹出し風を吹出す方向に向かって徐々に大きくなる
ように変化する滑らかな曲面で構成すると急な傾き角に
対しても制御性が増し、より正確に吹出し方向を設定す
ることができる。
【0051】また、請求項12の発明のガイドベーンの
制御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る
駆動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆
動系の2系統の駆動系を用いると低コスト化できる。
【0052】さらにまた、請求項13の発明のガイドベ
ーンの制御は、ガイドベーンに連接した連接部材によ
り、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆動
系のみを用い、ガイドベーンと上記連接部材の連接点の
位置を固定し、ガイドベーンの回転中心と連接点の距離
を異なるようにしたので、各々のガイドベーンの傾きを
異なしめる機構と駆動系を省略することができ、信頼性
とさらなる低コスト化ができる。
【0053】さらに、本発明に係る請求項14又は15
記載の空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端
部のガイドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹
状の隔壁で連接、あるいはスポンジ状の部材で充填して
いるので、各々のベーンと本体側壁の間の空間が閉塞さ
れ、ノズルの左右辺部の壁面および前面パネルの左右側
壁面に当たって反射するかまたは前方への直進流に偏向
される流れをなくすことができ、結果として吹出し流れ
全体を設定した左右吹出し方向へ吹出すことができる。
【0054】なお、請求項16の発明の上記各風向調整
装置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えれば、人が散在しているときでもワイドモ
ードで運転できる。
【0055】さらに、本発明に係る請求項17記載の空
気調和装置の風向調整装置は、人体等の対象物の存在場
所を検出するセンサーを用いて空調気流の吹出し方向を
自動的に変更するように制御しているので、人体の存在
場所に常に空調気流を送ることができる。
【0056】さらにまた、本発明に係る請求項18記載
の空気調和装置の風向調整装置は、ガイドベーンの制御
を左右2系統に分けた風向調整装置を用い、人体等の対
象物の存在場所を検出するセンサーを設置して、人体が
散在している場合には空調気流を人体が存在している範
囲に拡散させて吹出すように2系統の空調気流の吹出し
方向を自動的に制御するようにしているので、風向きの
自動調整に際し、ワイドモードでの運転もできる。
【0057】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項19記載の発明の空気調和装置の風向調整装置で
は、左右風向偏向板の偏向角度が大きいときにクロスフ
ローファンの回転数が増加して、吹き出し風量が左右風
向偏向板の偏向角度が小さいときとほぼ同量になる。こ
のため、左右風向偏向板の偏向角度が大きいときにも冷
房時の吹き出し気流の温度が比較的に高く保たれ、居室
内の空気の吹き出し口への逆流が防止されて吹き出し口
への着露が減少する。
【0058】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項20記載の発明の空気調和装置の風向調整装置で
は、左右風向偏向板の偏向角度が所定値よりも大きいと
きに冷房時には上下風向偏向板が規定状態よりも下向き
になり、暖房時には上下風向偏向板が規定状態よりも上
向きになる。これにより、吹き出し気流の到達方向精度
が向上する。
【0059】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項21記載の発明の空気調和装置の風向調整装置で
は、冷房時には左右風向偏向板の偏向角度が縮小され、
暖房時には左右風向偏向板の偏向角度が拡大される。こ
れにより、冷房時は冷風による着露が防止でき、暖房時
は温風が居室の必要箇所に到達する。
【0060】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項22記載の発明の空気調和装置の風向調整装置で
は、冷房時に左右風向偏向板の偏向角度が所定値よりも
大きいときは冷房運転開始から所定時間経過後に左右風
向偏向板の偏向角度が縮小される。これにより、冷房運
転開始時には居室の中央を避けて送風され次第に中央寄
りに送風される。
【0061】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項23記載の発明の空気調和装置の風向調整装置で
は、本体の一側面が本体の設置される居室の壁面に接近
して配置されたときには左右風向偏向板の偏向領域が壁
面のない方向へ補正される。これにより、吹き出し気流
の方向が壁面に反射しない角度以下になり居室内を正常
に循環する。
【0062】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項24記載の発明では、複数枚からなる一組のベー
ンの中間位置に複数枚の第3種ベーンが配置されること
によりベーンの種類が少なくなる。
【0063】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項25記載の発明では、複数枚からなる一組のベー
ンの中間位置に複数枚の第3種ベーンが配置されること
によりベーンの種類が少なくなる。また、複数枚の第3
種ベーンのうち中間位置の第3種ベーンは中間結合軸に
より連結軸の所定位置に枢持される。
【0064】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項26記載の発明では、吹出口に設けられた左右そ
れぞれ一組のベーンが対向する中心部に狭い隙間が形成
され、この隙間から吹出す風が弱いため周囲の二次空気
を巻き込み、ベーンが生成する露が露受け凹所に保留さ
れる。
【0065】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項27記載の発明では、吹出口に設けられたベーン
が吹出口の内壁から立設された軸にスリーブ及び枢持軸
受を介して枢着される。
【0066】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1は右側ガイドベーン付近の詳細説明図、図2は
図1のガイドベーンを右方向に傾けた場合の右側ガイド
ベーン付近の詳細説明図、図3(a)(b)は、図1の駆動系
の動作を説明する斜視図である。図中、(8)は吹出ノズ
ル(9)の左右辺部の壁(10)(14)間に複数枚並設され枢軸
(17)で枢持され、風向を左右に変換するガイドベーン、
(12)は風路(13)の吹出口(4)側に設置され電動機(18)で
駆動される送風機、(15)は前面パネル(2)の右側壁であ
る。(20)は複数のガイドボーン(8)を同時に左右の任意
角度に向けるための左右変更ロッド、(21)はガイドベー
ン(8)と左右変更ロッド(20)の交点であり、交点(21)は
左右変更ロッド(20)の長手方向およびガイドボーン(8)
の内面で枢軸(17)と直角方向に移動することができるよ
うになっている。(22)は左右変更ロッド(20)の左右移動
方向と直角方向への傾きを変更する左右傾き変更ロッド
である。(23)および(24)は各々左右変更ロッド(20)の左
右端部に位置し、回転軸(27)および(28)を中心に回転
し、左右変更ロッド(20)と回転軸(27)および(28)との距
離を変えることにより、左右変更ロッド(20)の左右移動
方向と直角方向への傾きを変える左側および右側カムで
ある。(25)および(26)は、各々左側および右側カム(23)
(24)と一体で回転軸(27)および(28)の回りに回転し、さ
らに回転軸(35)および(36)で左右傾き変更ロッド(22)に
連接する左側および右側カンチレバーである。また、(2
9)は回転軸(37)をもつ左右傾き変更電動機、(30)は回転
軸(37)を中心に左右傾き変更電動機(29)により回転し、
枢軸(33)により左右傾き変更ロッド(22)に枢持され、左
右傾き変更ロッド(22)を左右に移動させる左右傾き変更
カンチレバーであり、枢軸(33)は左右傾き変更カンチレ
バー(30)の長手方向に移動可能である。(31)は回転軸(3
8)を持つ左右変更電動機、(32)は回転軸(38)を中心に左
右変更電動機(31)により回転し、枢軸(34)により左右変
更ロッド(20)に枢持され、左右変更ロッド(20)を左右に
移動させる左右変更カンチレバーであり、枢軸(34)は左
右変更カンチレバー(32)の長手方向に移動可能である。
(39)および(40)は、左右傾き偏向ロッドを左側カム(23)
および右側カム(24)の周囲に接触させ、カムの動きに連
動して移動させるためのコイルバネである。
【0067】次に動作について説明する。ガイドベーン
と左右変更ロッドの交点(21)は、ガイドベーン(8)の内
面で枢軸(17)と直角方向に移動可能なので、図1のよう
に左右変更ロッド(20)を各枢軸(17)を結んだ直線に対し
て平行にした状態では、左右変更電動機(31)の回転軸(3
8)を回転して左右変更カンチレバー(32)を回転し、枢軸
(34)を介して左右変更ロッド(20)を左右に移動させる
と、ガイドボーンと左右変更ロッドの交点(21)と枢軸(1
7)の距離は各ガイドベーン(8)に対して同一であるの
で、各ガイドベーン(8)はすべて同一の角度をもって傾
く。これに対して、図2のように左右変更ロッド(20)を
各枢軸(17)を結んだ直線に対して基準位置から左端を+
B、右端を−Bだけ傾けると、各ガイドベーン(8)にお
けるガイドベーンと左右変更ロッドの交点(21)と枢軸(1
7)の距離は左端から右端へ向い徐々に短くなるので、こ
の状態で左右変更電動機(31)の回転軸(38)を回転して左
右変更カンチレバー(32)を回転し、枢軸(34)を介して左
右変更ロッド(20)を右方向へ変位量+Aだけ移動させる
と、各ガイドベーン(8)におけるガイドベーンと左右変
更ロッドの交点(21)の右方向変位は同様に+Aである
が、枢軸(17)と交点(21)の距離が異なるので、結局各々
のガイドベーン(8)の傾きはθ1からθ6まで徐々に大き
くなる。ここで左右変更カンチレバー(32)は、枢軸(34)
を介して左右変更ロッド(20)に枢持されているが、左右
変更カンチレバー(32)に設けられた溝により枢軸(34)は
左右変更カンチレバー(32)の長手方向に移動可能なた
め、左右変更ロッド(20)を傾けた際の変位量±Bを吸収
できるようになっている。
【0068】次に左右変更ロッド(20)を各枢軸(17)を結
んだ直線に対して傾けるための機構について説明する。
図3(a)においては、左右変更ロッド(20)は各枢軸(17)
を結んだ直線と平行になっている状態を示している。こ
の時の回転軸(27)(28)と左右回転ロッド(20)の距離をD
1とする。左右変更ロッド(20)は、コイルバネ(39)(40)
により左側カム(23)および右側カム(24)の方向に引き寄
せられているので、左側カム(23)および右側カム(24)の
周囲に接触して移動できるようになっている。左右傾き
変更電動機(29)の回転軸(37)を回転させて左右傾き変更
カンチレバー(30)を回転させると、枢軸(33)を介して左
右傾き変更ロッド(22)を左右に移動させる。左側カンチ
レバー(25)および右側カンチレバー(26)は、各々回転軸
(27)(28)を中心に回転するので、左右傾き変更ロッド(2
2)の左右方向への移動は回転軸(35)(36)を介して回転軸
(27)(28)を中心に回転する。左側カンチレバー(25)およ
び右側カンチレバー(26)は、各々回転軸(27)および(28)
を介して右側カム(23)および左側カム(24)と連動してい
るので、左側カンチレバー(25)および右側カンチレバー
(26)の回転運動は、各々左側カム(23)および右側カム(2
4)の回転をもたらす。図3(b)のように左右傾き変更電
動機(29)を回転させると、左側カム(23)は回転軸(27)と
左右変更ロッド(20)の距離を(D1+B)と大きくするよ
うに作用し、右側カム(24)は回転軸(28)と左右変更ロッ
ド(20)の距離を(D1−B)と小さくするように作用す
る。結局、左右変更ロッド(20)は各枢軸(17)を結んだ直
線に対して傾けられることになる。ここで、左側カム(2
3)および右側カム(24)に記したH、N、Lのマークは、
各々回転軸(27)(28)と左右変更ロッド(20)の距離が(D1
+B)、D1、(D1−B)となる位置を示したものであ
る。以上のように、吹出し風が吹出す左右いずれかの方
向のガイドベーンほど傾き角度が大きくなるように全て
のガイドベーンを制御すると、例えば右方向の吹出し風
に対しては、ノズルの右辺部の壁(14)および前面パネル
の右側壁(15)に当たって反射するか、または前方への直
進流に偏向される流れに対し、これに隣接するかまたは
近傍のガイドベーン間を通り抜ける流れが設定した右傾
き角度よりも大きい角度で吹出すので、流れを双方の流
れの合成ベクトル方向へ偏向し、結果として吹出し流れ
全体を設定した吹出し方向へ吹出すことができる。な
お、以上に述べた実施例では、ガイドベーンを右側に傾
けた場合の右側ガイドベーン付近の機構について説明し
たが、同様の機構によりガイドベーンを左側に傾けた場
合も同様の効果を得ることができる。
【0069】さらに、図4は上記実施例1におけるガイ
ドベーン(8)と左右変更ロッド(20)の接続機構を詳細に
示す斜視図である。図中、(8)は枢軸(17)で枢持され風
向を左右に変換するガイドベーン、(20)は複数のガイド
ベーン(8)を同時に左右の任意角度に向けるための左右
変更ロッド、(41)はガイドベーン上に設けられた開口
で、左右変更ロッド(20)が枢軸(17)と直角方向に±Bだ
け移動できるように長辺がW1であるベーン方向スライ
ド穴、(42)は左右変更ロッドに設けられた開口で、ガイ
ドベーン(8)と左右変更ロッド(20)の交差角度が変化し
てもスライド軸(43)に無理な応力がかからない程度にロ
ッドの長手方向に幅W2を持ったロッド方向スライド穴
である。このように構成すると、左右変更ロッド(20)
は、スライド軸(43)に沿ってガイドベーン(8)の枢軸(1
7)と直角方向にスライドさせることが出来る。
【0070】図5は上記実施例1におけるガイドベーン
(8)と左右変更ロッド(20)の他の接続機構を詳細に示す
斜視図である。図中、(8)は枢軸(17)で枢持され風向を
左右に変換するガイドベーン、(20)は複数のガイドベー
ン(8)を同時に左右の任意角度に向けるための左右変更
ロッド、(44)はガイドベーンにE字状に切込みを入れて
形成したスライドバー、(45)はガイドベーン端部に取り
付けて左右変更ベーン(20)がスライドバーから脱落する
のを防止するガイドベーン枠であり、ガイドベーン(8)
とガイドベーン枠(45)を組み立てた状態でのスライドバ
ー(44)の長さは左右変更ロッド(20)が±Bだけ移動でき
る長さを持つ。(42)は左右変更ロッドに設けられた開口
で、ガイドベーン(8)と左右変更ロッド(20)の交差角度
が変化してもスライドバー(44)に無理な応力がかからな
い程度にロッドの長手方向に幅W2を持ったロッド方向
スライド穴である。このように構成すると、左右変更ロ
ッド(20)は、スライドバー(44)に沿ってガイドベーン
(8)の枢軸(17)と直角方向にスライドさせることが出来
る。
【0071】さらにまた、図6は上記実施例1における
左右変更ロッド(20)を左側カム(23)あるいは右側カム(2
4)の周囲に接触して移動させるための機構の他の実施例
を示す説明図である。図中、(20)は左右変更ロッド、(2
4)は回転軸(28)を中心として回転する右側カムである。
(39)はコイルバネであり、図3の実施例では左右変更ロ
ッド(20)を右側カムの方向へ引き寄せるように作用させ
ていたが、ここでは左右変更ロッド(20)を右側カムの方
向へ押し付けるように作用させている。このように構成
しても同様に、左右変更ロッド(20)を左側カム(23)ある
いは右側カム(24)の周囲に接触して移動させることがで
きる。
【0072】図7は上記実施例1における左右変更ロッ
ド(20)を左側カム(23)あるいは右側カム(24)の周囲に接
触して移動させるための機構のさらに他の実施例を示す
説明図である。図中、(20)は左右変更ロッド、(24)は回
転軸(28)を中心として回転する右側カム、(46)は右側カ
ムに設けられたならい溝、(47)は一端を左右変更ロッド
(20)に固定され、他端をならい溝(46)に挿入されて、右
側カム(24)の回転によりならい溝(46)に沿って動くガイ
ドピンである。この実施例によれば、コイルバネ(39)を
省略でき、かつカムの回転限界以上の回転を抑止する機
構も省略できる。なお、以上に述べた実施例では右側カ
ム(24)の周辺機構について述べたが、左側カム(23)付近
の機構についても同様の構造を採用することにより同様
の効果を奏することは言うまでもない。
【0073】なお、ガイドベーンの制御系を左右2系統
に分割し、各々の系統毎に上記実施例と同様の構成の、
ガイドベーンの傾きを異ならしめる駆動系を備えた風向
調整装置とすることにより、人が散在しているときでも
精度良く、ワイドモードで運転できる。なおこの際、各
系統の吹出し方向が同一方向の場合は、傾けたい方向の
ガイドベーン群は上記実施例で示した制御を行い、逆の
側のガイドベーン群は従来と同様の制御を行えばよい。
図8に、図1のガイドベーンを左方向に傾けた場合の右
側ガイドベーン群付近の詳細説明図を示す。図に示すよ
うに、左右変更ロッド(20)を各枢軸(17)を結んだ直線に
対して平行に、すなわち左右変更ロッド(20)の両端の変
位量をB=0にした状態で、左右変更ロッド(20)を左方
向に変位量−Aだけ移動すると、ガイドベーンと左右変
更ロッドの交点(21)と枢軸(17)の距離は各ベーンに対し
て同一であり、各交点(21)の左右方向移動量は一様に−
Aであるので、各ガイドベーン(8)の傾きは全て同一の
θ1となり同一の傾きとなる。このように、ガイドベー
ンの制御系を左右2系統に分割し、ガイドベーンを傾け
たい方向のガイドベーン群を図2に示したように制御
し、傾けたい方向と逆の側のガイドベーン群を図8に示
したように制御するために、左右異なる駆動系によって
駆動しても上記実施例と同様の効果を奏することができ
る。
【0074】さらにまた、図9は上記実施例1におい
て、本体前面パネルの左右側壁をベルマウス形状にした
際の、図1のガイドベーンを右方向に傾けた場合の右側
ガイドベーン付近の詳細説明図である。図中、(48)は左
側壁(11)と右側壁(15)の間の距離を吹出し風の下流程徐
々に大きくしてベルマウスを形成した際のベルマウス形
状の右側壁である。このように構成すれば、ノズルの右
辺部の壁(14)および前面パネルの右側壁(15)に当たって
反射するかまたは前方への直進流に偏向される流れV2
に対し、これに隣接するかまたは近傍のガイドベーン間
を通り抜ける流れW2が設定した左右傾き角度よりも大
きい角度で吹出すので、流れを双方の流れの合成ベクト
ル(V2+W2)の方向へ偏向し、かつこの流れがベルマウ
ス形状の右側壁(48)にコアンダ効果によって付着する効
果が加わるため、より正確に吹出し方向を設定すること
ができる効果がある。
【0075】実施例2.以下、本発明の別の実施例を図
について説明する。図10は右側ガイドベーン付近の詳
細説明図、図11は図10のガイドベーンを右方向に傾
けた場合の右側ガイドベーン付近の詳細説明図、図12
(a)(b)は駆動系の動作を説明するための斜視図である。
図中、(8)は吹出ノズル(9)の左右辺部の壁(10)(14)間に
複数枚並設され、枢軸(17)で枢持され風向を左右に変換
するガイドベーン、(12)は風路(13)の吹出口(4)側に設
置され電動機(18)で駆動される送風機、(15)は前面パネ
ル(2)の右側壁である。(20)は軸(21)でガイドベーン(8)
に枢着され、複数のガイドベーン(8)を同時に左右の任
意角度に向けるための左右変更ロッドである。ここで、
実施例1とは異なり、枢軸(17)と軸(21)の距離は全ての
ガイドベーン(8)に対して一定である。(31)は回転軸(3
8)を持つ左右変更電動機、(32)は回転軸(38)を中心とし
て左右変更電動機(31)により回転し、枢軸(34)により左
右変更ロッド(20)に枢持され、左右変更ロッド(20)を左
右に移動させる左右変更カンチレバーであり、枢軸(34)
は左右変更カンチレバー(32)の長手方向に移動可能であ
る。(50)は回転軸(56)を介して左右変更ロッド(20)の一
端に枢持された傾き変更L型ロッド、(51)は傾き変更L
型ロッド(50)の長手方向に設けられ、L型形状を持つガ
イド溝、(54)は回転軸(53)をもつ傾き変更電動機、(52)
は回転軸(53)を中心に傾き変更電動機(54)により回転
し、傾き変更L型ロッドに接するように設けられた傾き
変更カム、(55)はガイド溝(51)を介して傾き変更L型ロ
ッド(50)をガイドベーン(8)に枢持させるためのガイド
ピンであり、ガイドピン(55)はガイド溝(51)に沿って自
由に移動できる。(49)は傾き変更L型ロッド(50)の一端
を傾き本更カム(52)の方向へ押し付け、傾き変更L型ロ
ッド(50)が傾き変更カム(52)の周囲に接触して移動させ
るためのコイルバネである。
【0076】次に動作について説明する。まず、図10
のように傾き変更L型ロッド(50)の姿勢を固定した場合
には、隣接する軸(21)間の距離、およびガイドピン(55)
と隣接する軸(21)間の距離は全て同一となるように設計
している。この状態で、左右変更電動機(31)により回転
軸(38)を回転させ、これに連動して左右変更カンチレバ
ー(32)を回転させ、枢軸(34)を介して左右変更カンチレ
バー(32)の回転運動を左右変更ロッド(20)の左右方向直
線移動に変えると、各ガイドベーン(8)の回転半径は軸
(21)およびガイドピン(55)と枢軸(17)の距離が同一であ
り、かつ隣接した軸(21)間の距離とガイドピン(55)と隣
接した軸(21)間の距離が同一であるように設計されてい
るため、全てのガイドベーンは同一の角度だけ傾けられ
る。次に、図11のように傾き変更カム(52)を回転させ
て、傾き変更L型ロッド(50)を傾き変更カム(52)の方向
へ移動した状態では、傾き変更L型ロッド(50)を移動さ
せたためガイドピン(55)と隣接した軸(21)の距離が、隣
接した軸(21)間の間隔より長くなるように傾き変更L型
ロッドの形状を設計している。この状態で左右変更電動
機(31)により回転軸(38)を回転させ、これに連動して左
右変更カンチレバー(32)を回転させ、枢軸(34)を介して
左右変更カンチレバー(32)の回転運動を左右変更ロッド
(20)の左右方向直線移動(移動距離A1)に変えると、各
ガイドベーン(8)の回転半径は軸(21)およびガイドピン
(55)と枢軸(17)の距離が等しいため同一であるが、隣接
した軸(21)間の距離と、ガイドピン(55)と隣接した軸(2
1)間の距離が異なるため、左右変更ロッド(20)の左右方
向移動距離がA1であるのに対して、軸(21)はA1移動、
ガイドピン(55)はA2(A1<A2)移動する。その結果、
最右端のガイドベーン(8)のみ角度θ2傾くのに対して、
他のガイドベーン(8)はθ11<θ2)傾く。したがっ
て、最右端のガイドベーン(8)のみ他のガイドベーン(8)
の傾き角度より大きく設定できる。次に傾き変更L型ロ
ッド(50)の姿勢を変更して、最右端のガイドベーン(8)
のみの傾き角度を大きくするための機構について説明す
る。図12(a)は、傾き変更カム(52)と傾き変更L型ロ
ッド(50)の接点と回転軸(53)の距離が最も大きくなるよ
うに傾き変更カム(52)の位置を設定した場合であり、ガ
イドピン(55)が傾き変更L型ロッド(50)のガイド溝(51)
の最も回転軸(56)に近い側に設定され、隣接する軸(21)
間の距離、およびガイドピン(55)と隣接する軸(21)間の
距離は全て同一となっている。この状態では、各ガイド
ベーン(8)は全て同一の傾き角度を持つように制御され
る。次に、傾き変更電動機(54)により回転軸(53)を回転
することにより傾き変更カム(52)を回転して、傾き変更
カム(52)と傾き変更L型ロッド(50)の接点と回転軸(53)
の距離を短くすると、コイルばね(49)により押されて、
傾き変更L型ロッド(51)は回転軸(56)を中心として傾き
変更カムの方向へ移動し、ガイドピン(55)はガイド溝(5
1)に案内されて回転軸(56)から遠ざかる方向に移動す
る。この状態では、ガイドピン(55)と隣接した軸(21)の
距離が、隣接した軸(21)間の間隔より長くなる。傾き変
更カム(52)上に記したマークは、隣接する軸(21)間の距
離、およびガイドピン(55)と隣接する軸(21)間の距離は
全て同一となる位置をM、隣接する軸(21)間の距離、お
よびガイドピン(55)と隣接する軸(21)間の距離が最も大
きく異なる位置をLとして表したものである。なお、以
上に述べた実施例では、ガイドベーンを右側に傾けた場
合の右側ガイドベーン付近の機構について説明したが、
左右変更ロッド(20)の左端部に、傾き変更L型ロッド(5
0)、ガイド溝(51)、ガイドピン(55)、回転軸(56)、コイ
ルばね(49)を同様に設けることにより、ガイドベーンを
左側に傾けた場合も同様の効果を得ることができる。
【0077】以上のように、左または右最端部のガイド
ベーンの傾き角度を他のガイドベーンよりも大きくした
ので、左または右最端部のガイドベーンと本体左または
右側壁の間を閉塞でき、ノズルの左右辺部の壁面および
前面パネルの左右側壁面に当たって反射するかまたは前
方への直進流に偏向される流れをなくすとともに、右最
端部または左最端部のベーンとその隣のベーンの間の流
れは大部分隣のベーンの傾き方向に流れ、断面積が拡大
していく効果により、流れが減速するため、全体の左右
方向の流れに影響を与えることはなく、結果として吹出
し流れ全体を設定した左右吹出し方向へ吹出すことがで
きる。
【0078】なお、上記実施例では、コイルバネ(49)は
傾き変更L型ロッド(50)を傾き変更カム(52)の方向へ押
し付けるように作用させていたが、傾き変更L型ロッド
(50)を傾き変更カム(52)の方向へ引き寄せるように作用
させても同様の効果が得られる。
【0079】さらにまた、上記実施例では、左または右
最端部のガイドベーンの傾き角度を他のガイドベーンの
傾き角度より大きくする構造について示したが、傾き変
更L型ロッド(50)を挿入してガイドベーンの傾き角度を
異ならしめる分岐点の位置を変更し、分岐点で分割され
たガイドベーン群を各々別の左右変更ロッドで連結する
ことにより、左または右最端部から特定枚数分のガイド
ベーンの傾き角度を他のガイドベーンより大きくして
も、左または右最端部のガイドベーンと本体左または右
側壁の間を閉塞でき、かつ傾斜角度の大きい上記特定枚
数のベーン間の距離は傾斜時には他のボーン間の距離に
比べて小さくなるので風路抵抗が大きくなり、傾斜の大
きいボーン間に流れが入り込み難くなり、流れが遮断で
きる。この結果、上記と同様、吹出し流れ全体を設定し
た左右吹出し方向へ吹出すことができる。
【0080】さらに、図13は上記実施例2におけるガ
イドベーン(8)と左右変更ロッド(20)の接続機構の一実
施例を示す斜視図、図14はガイドベーン(8)と傾き変
更L型ロッド(50)の接続機構の一実施例を示す斜視図で
ある。図中、(8)は枢軸(17)で枢持され風向を左右に変
換するガイドベーン、(20)は軸(21)でガイドベーン(8)
に枢着され、複数のガイドベーン(8)を同時に左右の任
意角度に向けるための左右変更ロッドである。(55)はガ
イド溝(51)を介して傾き変更L型ロッド(50)をガイドベ
ーン(8)に枢持させるためのガイドピンであり、ガイド
ピン(55)はガイド溝(51)に沿って自由に移動できる。
【0081】実施例3.図15は本発明のさらに別の実
施例を示す図であり、右側ガイドベーン付近の詳細説明
図である。図中、(8)は吹出ノズル(9)の左右辺部の壁(1
0)(14)間に複数枚並設され枢軸(17)で枢持され風向を左
右に変換するガイドベーン、(12)は風路(13)の吹出口
(4)側に設置され電動機(18)で駆動される送風機、(15)
は前面パネル(2)の右側壁である。(20)は軸(21)でガイ
ドベーン(8)に枢着され、複数のガイドベーン(8)を同時
に左右の任意角度に向けるための左右変更ロッドであ
る。ここで、枢軸(17)と軸(21)の距離は全てのガイドベ
ーン(8)に対して一定である。(57)は右最端部のガイド
ベーン(8)と本体右側壁(15)の間をガイドベーンの動き
を妨げずに連接させ、各々のベーンと本体側壁の間の空
間を閉塞させる蛇腹状の隔壁である。
【0082】以上のように、左または右最端部のガイド
ベーンと本体左または右側壁の間を蛇腹状の隔壁により
常時閉塞すると、ノズルの左右辺部の壁面および前面パ
ネルの左右側壁面に当たって反射するか、または前方へ
の直進流に偏向される流れをなくすことができ、結果と
して吹出し流れ全体を設定した左右吹出し方向へ吹出す
ことができる。なお、以上に述べた実施例では、ガイド
ベーンを右側に傾けた場合の右側ガイドベーン付近の機
構について説明したが、左最端部のガイドベーン(8)と
本体左側壁(11)の間をガイドベーンの動きを妨げずに、
各々のベーンと本体側壁の間の空間を蛇腹状隔壁によ
り、閉塞させるガイドベーンを左側に傾けた場合も同様
の効果を得ることができる。
【0083】実施例4.図16は本発明のさらに別の実
施例を示す図であり、右側ガイドベーン付近の詳細説明
図である。図中、(8)は吹出ノズル(9)の左右辺部の壁(1
0)(14)間に複数枚並設され枢軸(17)で枢持され風向を左
右に変換するガイドベーン、(12)は風路(13)の吹出口
(4)側に設置され電動機(18)で駆動される送風機、(15)
は前面パネル(2)の右側壁である。(20)は軸(21)でガイ
ドベーン(8)に枢着され、複数のガイドベーン(8)を同時
に左右の任意角度に向けるための左右変更ロッドであ
る。ここで、枢軸(17)と軸(21)の距離は全てのガイドベ
ーン(8)に対して一定である。(58)は右最端部のガイド
ベーン(8)と本体右側壁(15)の間をガイドベーンの動き
を妨げずに連接させ、各々のボーンと本体側壁の間の空
間を閉塞させるスポンジ状の隔壁である。
【0084】以上のように、左または右最端部のガイド
ベーンと本体右側壁の間をスポンジ状の隔壁により、右
に傾いたときに閉塞すると、ノズルの右辺部の壁面およ
び前面パネルの右側壁面に当たって反射するか、または
前方への直進流に偏向される流れをなくすことができ、
結果として吹出し流れ全体を設定した右吹出し方向へ吹
出すことができる。なお、以上に述べた実施例では、ガ
イドベーンを右側に傾けた場合の右側ガイドベーン付近
の機構について説明したが、左最端部のガイドベーン
(8)と本体左側壁(11)の間をガイドベーンの動きを妨げ
ずに、各々のベーンと本体側壁の間の空間をスポンジ状
隔壁により、閉塞させるガイドベーンを左側に傾けた場
合も同様の効果を得ることができる。さらに、上記実施
例ではスポンジ状の隔壁により、傾いたときにガイドベ
ーンと本体側壁の間を閉塞するようにしたが、常時閉鎖
状態となるようなスポンジ状の隔壁としてもよい。
【0085】なお、上記実施例2ないし4の風向調整装
置においても、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えれば、人が散在しているときでもワイドモ
ードで運転できる。
【0086】実施例5.なお、上記の全ての実施例にお
ける空気調和装置の風向調整装置は、人体の存在場所を
検出するセンサーを用い、センサーの出力に応じて空調
気流の吹出し方向を自動的に変更するように制御し、人
体の存在場所に空調気流を集中して到達させる場合に用
いると、空調気流の吹出し方向を正確に設定でき、制御
性の良い空気調和システムを構成することができる。図
17はこのような風向調整装置の制御動作を説明するフ
ローチャートであり、まずステップS1では空気調和機
に取り付けられた2つの放射温度センサから人体までの
距離を計測する。ステップS2では2つの放射温度セン
サの出力から三角測量をして、人体の存在方向と空気調
和機との距離を算出する。次にステップS3では風向調
整装置の吹出し方向を上記人体の存在方向へ設定する。
ステップS4では上記距離と人体の存在方向からチェン
ジベーンの角度とファン回転数(風速)を制御して、温度
ドリフトを考慮した上下の吹出し角度を決定する。
【0087】また、ガイドベーンの制御を左右2系統に
分けて、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならし
める駆動系を具備させた構造においては、人体の存在場
所を検出するセンサーを用い、センサーの出力に応じて
空調気流の吹出し方向に自動的に変更するように制御す
る際に、センサーの出力が人体が散在していることを示
している場合には、左右2系統のガイドベーンを各々左
および右に傾けるように制御することで、人体が存在し
ている範囲に広く拡散させて吹出すことができる空気調
和システムを構成することができる。
【0088】また、上記実施例では壁掛け型の空気調和
装置について説明したが、天井吊り型および天井埋め込
み型の空気調和装置であってもよく、上記実施例と同様
の効果を奏する。
【0089】実施例6.図18は本発明のさらに別の実
施例を示す図であり、ガイドベーンを右方向に傾けた場
合の右側ガイドベーン付近の詳細説明図である。これ
は、例えば図1と同様の構成をもっても達成できる。た
だし、実施例1では、左右傾き変更電動機(29)を反時計
方向に回転し、左右傾き変更ロッド(22)を左方向へ移動
し、その動きを左側および右側カンチレバー(25)(26)に
伝え、左側および右側カム(23)(24)を各々回転軸(27)お
よび(28)の回りに時計方向に回転させて、左右変更ロッ
ド(20)を各枢軸(17)を結んだ直線に対して基準位置から
左端を+B、右端を−Bだけ傾け、さらにこの状態で左
右変更電動機(31)の回転軸(38)を回転して左右変更カン
チレバー(32)を回転し、枢軸(34)を介して左右変更ロッ
ド(20)を右方向へ変位量+Aだけ移動させた。本実施例
では、左右傾き変更電動機(29)を時計方向に回転し、左
右傾き変更ロッド(22)を右方向へ移動し、その動きを左
側および右側カンチレバー(25)(26)に伝え、左側および
右側カム(23)(24)を各々回転軸(27)および(28)の回りに
反時計方向に回転させて、左右変更ロッド(20)を各枢軸
(17)を結んだ直線に対して基準位置から左端を−B、右
端を+Bだけ傾け、さらにこの状態で左右変更電動機(3
1)の回転軸(38)を回転して左右変更カンチレバー(32)を
回転し、枢軸(34)を介して左右変更ロッド(20)を右方向
へ変位量+Aだけ移動させた。このようにすれば、枢軸
(17)と交点(21)の距離は左端のガイドベーンから右端の
ガイドベーンに向かって徐々に大きくなるので、結局各
々のガイドベーン(8)の傾きはθ1からθ6まで徐々に小
さくなる。ここで、実施例1と同様に、左右変更カンチ
レバー(32)は、枢軸(34)を介して左右変更ロッド(20)に
枢持されているが、左右変更カンチレバー(32)に設けら
れた溝により枢軸(34)は左右変更カンチレバー(32)の長
手方向に移動可能なため、左右変更ロッド(20)を傾けた
際の変位量±Bを吸収できるようになっている。
【0090】次に動作について説明する。図19および
図20は、各々ガイドベーンの傾き角度が大きい場合や
ガイドベーンから吹出しノズル出口までの距離が大きい
場合で、吹出したい左または右方向の最端部から多数枚
のガイドベーンが制御する吹出し気流がノズルの左右辺
部の壁面および前面パネルの左右側壁面と干渉する場合
の、本実施例および実施例1による右側ガイドベーン付
近の吹出し流れを示す図である。このように、ガイドベ
ーンの傾き角度が大きい場合や、ガイドベーンから吹出
しノズル出口までの距離が大きい場合には、図20に示
す実施例1のごとく最端部ほどガイドベーンの傾き角を
大きくすれば、ガイドベーン間の流れU5〜U7はノズル
の右辺部の壁(14)および前面パネルの右側壁に当たって
合成ベクトル(U5+U6+U7)で表せる前方への直進流
となり、ノズルより吹出された後は、合成ベクトル(U5
+U6+U7)とU4の合成方向にしか流れを傾けることが
できない。このような場合は、本実施例のように、最端
部ほど傾き角度を小さくして、ノズルの右辺部の壁(14)
および前面パネルの右側壁への流れの干渉を防止し、こ
の干渉がない最も離れたガイドベーンの傾き角度を大き
くすれば、図16に示したように、最左端のガイドベー
ン間の流れU1から順次右隣のガイドベーン間の流れと
合成ベクトルを形成し、(U1+U2)、(U1+U2+U
3)、…、(U1+U2+U3+U4+U5+U6+U7)となる
ので、大きく流れを傾けることができる。さらに、本実
施例によりノズルの右辺部の壁(14)および前面パネルの
右側壁への流れの干渉による静圧損失を少なくし、風量
低下を抑制することができる。
【0091】また、冷房運転の際、最端部のガイドベー
ンの傾き角度が大きい場合で、実施例1の構成では、図
21に示すように、ガイドベーンの負圧面側に剥離領域
(60)が生じ、周囲の高温・多湿の空気を巻き込むので、
最右端のガイドベーンの圧力面側に低温の気流、負圧面
側に高温・多湿の周囲空気が接するため、ガイドベーン
の負圧面側に結露を生じ、室内にこの結露水が飛散した
り、新たにドレン処理を考える必要性が生じる。これに
対して、本実施例の場合は、最右端のガイドベーンほど
傾き角度が小さいため、負圧面側の剥離(60)は生じ難
く、露付きの問題を防止できる。なお、以上に述べた実
施例では、ガイドベーンを右側に傾けた場合の右側ガイ
ドベーン付近の機構について説明したが、同様の機構に
よりガイドベーンを左側に傾けた場合でも同様の効果を
得ることができる。
【0092】図22に示す風向調整装置を用い、吹出し
口の前方1.5mにおける吹出し風の分布を図23に示
す。図中(59)は左側壁(11)と右側壁(15)の間の距離を吹
出し風の下流程徐々に大きくしてベルマウスを形成した
際の左側壁である。図22(a)は実施例3に示した風向
調整装置で、左右各7枚組のガイドベーンは各々中央か
ら端部に向かい54゜、51゜、……、36゜と3゜お
きに角度を小さくし、平均ベーン角度は45゜である。
図22(b)は従来例に示した風向調整装置で、計14枚
のガイドベーンの全てを45゜傾けたものである。図2
3によれば、吹出し速度分布は実施例と従来例でほとん
ど変わらないが、その風向偏向効果は従来例が45゜に
対して、実施例は50゜と大きな偏向角度が得られてい
るので、大きな角度に対しても制御性よく偏向できる。
【0093】次に、図24に示すような、左右にガイド
ベーンを各々左右に振り分けたワイド吹出しの場合の風
向調整装置を用い、吹出し口の前方1.5mにおける吹出
し風の分布を図25に示す。図24(a)は実施例6に示
した風向調整装置で、左右各7枚組のガイドベーンは各
々中央から端部に向かい±54゜、±51゜、……、±
36゜と±3゜おきに角度を小さくし、平均ベーン角度
は±45゜である。図21(b)は従来例に示した風向調
整装置で、左右各7枚のガイドベーンを各々±45゜傾
けたものである。図25によれば、従来例に対して実施
例の風速分布は、正面方向の吹出し風をなくし、より明
確に左右に吹き分けることができている。したがって本
実施例に示す風向調整装置を用いれば、人体の存在場所
を検出するセンサーを用いた空調気流の吹出し方向自動
制御において、人体が正面に存在する際、暖房気流を直
接人体に当てず、ドラフト感による不快感をなくすこと
ができ、しかも部屋全体を暖房するための到達距離を確
保することが可能となる。
【0094】図26は、図22および図24に示す風向
調整装置を用いた際の、正面吹出しに対する吹出し風量
低下率を示す。図中、実施例においては、平均ベーン角
度が45゜の場合は3゜おきに、30゜の場合は2゜お
きに中央から端部に向かい角度を小さくし、平均ベーン
角度を各々45゜および30゜としている。また、ワイ
ド吹出しの場合は、平均ベーン角度は±45゜としてい
る。図より、本実施例の風向調整装置によれば、前述の
ように大きな偏向角が得られる上に、風量低下率は45
゜偏向の場合で従来例に対してわずか1%と少ないこと
が分かる。
【0095】なお、上記各実施例ではガイドベーンから
吹出しノズル出口までの距離が大きい場合について説明
したが、小さい場合でも大きい場合と同様、大きく流れ
を傾けることができ、さらに風量低下を抑制することが
できる。
【0096】実施例7.図27は本発明のさらに別の実
施例を示す図であり、ガイドベーン(8)と左右変更ロッ
ド(20)との交点(21)の位置を固定とし、さらに枢軸(17)
と交点(21)の距離を左から右側壁へ向かって徐々に大き
くなるようにしている。そして、ガイドベーンの角度制
御のための駆動系を左右変更電動機(31)のみとした。こ
のような構成を採ることにより、最も傾いたガイドベー
ンと最も傾きの小さいガイドベーンの傾き角度の差を変
更できなくなるが、傾き角度の差を変更するための機
構、すなわち左側および右側カム(23)(24)、左側および
右側カンチレバー(25)(26)、回転軸(27)(28)、左右傾き
変更電動機(29)、左右傾き変更カンチレバー(30)などを
省略でき、コストが低下すると共に機械的信頼性が増
す。
【0097】なお、ベーンの傾き角が0゜の場合に全て
のガイドベーンが平行になるように、左右変更ロッド(2
0)上の軸(21)の位置を配置すると、正面吹出し時の送風
量低下を防止できて、到達距離が増大する。このように
ガイドベーンの回転中心と、ガイドベーンと連接部材の
連接点の距離を異ならしめ、ガイドベーンの角度制御の
ための駆動系を左右変更電動機(31)のみとする構成は、
実施例1及び2に対しても応用でき、本実施例と同様の
効果がある。
【0098】さらにまた、上記実施例では空気調和装置
の風向調整装置について説明したが、他の気流吹出し装
置であってもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0099】また、上記実施例では人を対象物とし、人
体の存在位置を検出するセンサーを用いて空調気流の風
向調整装置を制御する場合について述べたが、気流を当
てる対象は人以外の対象物であってもよく、さらに対象
物の存在位置を検出できる手段であればセンサー以外の
ものでも上記実施例と同様の効果を奏する。
【0100】実施例8.図28〜図32も、この発明の
他の実施例を示す図で、図28は空気調和装置の斜視
図、図29は図28の縦断側面拡大図、図30は図28
の空気調和装置の送風制御装置の模式図、図31は図2
8の空気調和装置の送風制御体系図、図32は図28の
空気調和装置の動作を説明するフローチャートである。
図において、(1)は本体、(2)は本体(1)の前面を覆い吸
い込み口(3)を有する前面パネル、(4)は本体(1)の前面
下部に開口する吹き出し口、(5)は吸い込み口(3)に面し
て配置された熱交換器、(6)は本体(1)内に設けられて風
路(13)を形成するケーシングである。
【0101】(7)は吹き出し口(4)に設けられ左右端部に
装着された軸により前面パネル(2)の左右側壁に枢着さ
れて風向を水平、直下及び斜めの方向に変換するチェン
ジベーンからなる上下風向偏向板、(8)は吹き出し口(4)
の左右端部の壁の間に複数枚が並設されてそれぞれ枢持
され風向を左右方向に変換するガイドベーンからなる左
右風向偏向板、(12a)は風路(13)の吹き出し口(4)側に設
けられて電動機(18)により駆動されるクロスフローファ
ンである。
【0102】(119)は左右風向偏向板(8)の傾斜角度を変
化させるステッピングモータからなる駆動手段、(120)
は上下風向偏向板(7)の傾斜角度を変化させるステッピ
ングモータからなる駆動手段である。(121)は制御装置
で、電動機(18)の回転速度指令部(122)と、駆動手段(11
9),(120)の駆動量検出部(123)及び駆動量指令部(124)
が設けられている。
【0103】上記のように構成された空気調和装置の風
向調整装置においては、クロスフローファン(12a)から
送り出される気流は左右風向偏向板(8)及び上下風向偏
向板(7)によって気流方向が制御される。そして、左右
風向偏向板(8)及び上下風向偏向板(7)は駆動手段(11
9),(120)によって偏向角度が変化し、また電動機(18)
の回転速度は回転速度指令部(122)によって制御され、
駆動手段(119),(120)の運動量は駆動量検出部(123)及
び駆動量指令部(124)によって制御される。また、図3
1に制御装置(121)における上記各指令部の指令内容の
決定体系を示す。
【0104】すなわち、冷房、暖房及び除湿等の運転条
件選択、上下風向偏向角度選択、左右風向偏向角度選択
及びクロスフローファン(12a)の回転速度選択、すなわ
ち、運転モードの選択は、図示が省略してあるが各選択
スイッチにより手動で選択される。なお、図31中に示
す破線で囲まれた選択スイッチは自動選択も可能であ
る。そして、選択された各条件によって次に述べるよう
な補正を加え、上下風向偏向角度、左右風向偏向角度及
びクロスフローファン(12a)の回転速度が決定し各指令
部から入力される。
【0105】そして、実施例8の空気調和装置の風向調
整装置の動作を図32に示すフローチャートによって説
明する。すなわち、ステップS11で左右風向偏向板
(8)偏向角度選択が行れ、右風向偏向板(8)は右方向、左
風向偏向板(8)は左方向に最大に偏向したときを0パル
スとして駆動手段(119),(120)によって駆動されて偏向
角度が設定される。次いでステップS12へ進み、駆動
手段(119),(120)の入力値が160パルス以下又は42
0パルス以上のとき、すなわち、左右風向偏向板(8)の
偏向角度が25°以上のときはステップS14へ進み、
クロスフローファン(12a)の回転速度を規定よりも増速
する。また、左右風向偏向板(8)の偏向角度が25°以
下のときはステップS13へ進んで、クロスフローファ
ン(12a)の回転速度が規定値に設定される。
【0106】なお、左右風向偏向板(8)の偏向角度を2
5°以上偏向させたときには吹き出し気流が剥離して居
室の空気が吹き出し口(4)内に流入するため、冷房時に
着露が起こり易くなる。また、吹き出し風量が少ない
程、風速の低下から吹き出し口(4)内に高温の空気が流
入し易くなる。また、吹き出し風量が少ない、すなわち
本体(1)内部の熱交換器(5)を通過する風量が少ないと吹
き出し気流温度が低下することは明らかであり、吹き出
し気流温度の低下は吹き出し口(4)各部への着露を促進
する。このため、左右風向偏向板(8)の偏向角度が25
°以上になったときはクロスフローファン(12a)の回転
速度を規定よりも増速して、吹き出し気流温度を高くし
て居室の空気が吹き出し口(4)内に流入しないようにす
る。なお、以上の制御は特別な検出素子を要せず構成部
品の追加を要することなく得ることができる。
【0107】以上のような構成によって、左右方向の送
風可能領域が制約されて狭くなることにより居室全体へ
の送風が困難となって、温度の不均一が発生して快適性
が損なわれるという問題点が解消される。そして、左右
方向の送風可能領域が拡大することにより居室の快適性
を向上することができる。また、上記の制御は暖房時の
風量低下を抑制して居室の床面への気流到達を可能にす
るので、居室の快適性を向上することができる。さら
に、空気調和装置の壁際据付時において左右風向偏向板
(8)の偏向角度規制に基づいた壁のない方向への送風角
度の制約が解消される。
【0108】実施例9.図33〜図35も、この発明の
他の実施例を示す図で、図33はこの実施例の空気調和
装置の風向調整装置の動作を説明するフローチャート、
図34は図33の空気調和装置の送風状態を説明する斜
視図、図35は図33の空気調和装置の他の送風状態を
説明する斜視図であり、空気調和装置の風向調整装置は
前述の図28〜図32と同様に構成されている。上記の
ように構成された空気調和装置の風向調整装置の動作を
図32に示すフローチャートによって説明する。
【0109】すなわち、ステップS21で左右風向偏向
板(8)の偏向角度が選択されてステップS22へ進み、
左右風向偏向板(8)の偏向角度がy°以上でなければ、
ステップS23へ進んでクロスフローファン(12a)の回
転速度が規定値に設定される。また、左右風向偏向板
(8)の偏向角度がy°以上の場合は、ステップS24へ
進み運転モードが暖房でなければステップS25へ進ん
で上下風向偏向板(7)の角度が規定値よりも下向きにさ
れる。そして、ステップS24において運転モードが暖
房であればステップS26へ進んで上下風向偏向板(7)
の角度が規定値よりも上向きにされる。
【0110】例えば、暖房時に一般的には温風が下向き
に吹き出され、このときに上下風向偏向板(7)の角度が
規定値であれば図34に示すように吹き出し気流の居室
床面における到達位置は本体(1)から等距離、すなわち
本体(1)を中心とする円弧上に配置される。そして、図
34から判るとおり吹き出し気流の居室床面における到
達位置は左右風向偏向角度が大きいほど本体(1)据付面
寄りに配置される。
【0111】また、実施例9の構成において人体検知セ
ンサを用いて空気調和装置を基準として人のいる方向
と、空気調和装置の据付面から人までの距離を検知して
人のいる場所での快適性を向上させることが可能であ
る。このような状況で左右風向偏向板(8)の偏向角度が
大きいときに上下風向偏向板(7)の角度を上向きにし
て、吹き出し気流の到達位置精度を向上させて快適性を
改善することができる。なお、実施例9の構成では人体
検知センサの検知エリアを考慮して左右風向偏向板(8)
の偏向角度y°の値を30°と設定している。
【0112】また、実施例9は人体検知センサを用いて
空気調和装置の他、人体検知センサが搭載されていない
空気調和装置においても気流方向制御精度の向上のため
に有効な作用を得ることができる。さらに、運転モード
に関わらず上下風向偏向角度が所定値よりも下向きであ
る場合に、左右風向偏向板(8)の偏向角度を大きくして
上下風向偏向板(7)の角度を上向きにして、吹き出し気
流の到達位置精度を向上させて快適性を改善することが
できる。また、空気調和装置の特性を考慮した上で、左
右風向偏向板(8)の偏向角度が所定値以上のときは、常
に上下風向偏向板(7)の角度を上向きに補正することに
より、吹き出し気流の到達位置精度を向上させて快適性
を改善することができる。
【0113】また、冷房時は一般的には上下風向偏向板
(7)が上向きにして使用され、左右風向偏向角度が大き
いときは吹き出し風量が減少し吹き出し風速が低下す
る。このため図35に示す矢印aのように吹き出された
気流が居室内を循環せず、吸い込み口(3)から本体(1)内
に吸い込まれ易くなる。この状態では吹き出し気流温度
が低下して吹き出し口(4)各部への着露が発生し居室内
の快適性が阻害される。このような不具合を解決するた
め、上下風向偏向板(7)の角度を上向きに補正すること
により吹き出し気流の吸い込み口(3)への流入を防止す
る。これにより、吹き出し気流が居室内を循環して快適
環境を維持することができると共に、吹き出し口(4)各
部の着露も防止できる。
【0114】実施例10.図36〜図39も、この発明
の他の実施例を示す図で、図36はこの実施例の空気調
和装置の風向調整装置の冷暖房時の左右風向偏向板の駆
動領域を示す概念図、図37は図36に対応した左右風
向偏向板の左右風向偏向例を示す概念図、図38は図3
6に対応して暖房時における居室床面上50cm温度分布
を示す分布図、図39は図36に対応した左右風向偏向
角度と風量の関係を示す特性図であり、空気調和装置の
風向調整装置は前述の図28〜図32と同様に構成され
ている。図36に示すように左右風向偏向板(8)が複数
枚により構成された空気調和装置の風向調整装置におい
て、図36に示す吹き出し口(4)に垂直な基準線Aを中
心に、暖房時は居室内全域に送風可能な左右偏向角度4
0°まで左右風向偏向板(8)が駆動される。
【0115】そして、暖房時の左右風向偏向板(8)の偏
向駆動角度に対して、冷房時は吹き出し口(4)に着露が
発生しない左右角度25°の範囲内で左右風向偏向板
(8)が偏向駆動される。これによって、冷房時は冷風の
気流循環の良さから着露防止を重視して左右風向偏向板
(8)の偏向駆動範囲を制限した場合においても充分快適
な居室環境が得られる。また、暖房時においては居室内
を循環しにくい温風が、偏向駆動範囲を広くした左右風
向偏向板(8)によって居室内の必要な箇所に到達し迅速
に加温することができる。
【0116】また、図36〜図39の実施例は左右風向
偏向板(8)の駆動体系が2系統であるので、吹き出し気
流が拡散されることにより居室内の快適性を更に向上す
ることができる。なお、図38aに左右風向偏向板(8)
を異角度に設定して吹き出し気流を拡散させた場合と、
図38bに左右風向偏向板(8)を等角度に設定した場合
の、それぞれの居室床面上50cm温度分布を示す。図3
8中に黒く塗りくぶされた位置に本体(1)が設置してあ
り、図37に対応させて本体(1)から右方向に送風した
状態が示されている。また、図38中の斜線部分は温度
分布の上から快適と判断される範囲であり、図38から
明らかなように気流を拡散して送風したほうがより広範
囲の快適空間が得られる。
【0117】また、図39に左右風向偏向板(8)角度を
等角度に設定した場合の気流の主流角度とクロスフロー
ファン(12a)の同一回転速度における風量の関係を示
す。図39から明らかなように左右を異角度に設定する
と風向変化に対する風量低下が少ない。すなわち、左右
風向偏向板(8)角度を等角度に設定するよりも温風の吹
き出し風量が増し、性能面でも快適性の面からも優れて
いるといえる。なお、図36〜図39の実施例の場合は
吹き出し気流を拡散したが、制御装置(121)の特性から
吹き出し気流の縮流が効果的なときもある。
【0118】実施例11.図40及び図41も、この発
明の他の実施例を示す図で、図40はこの実施例の空気
調和装置の風向調整装置の動作を説明するフローチャー
ト、図41は図40の空気調和装置の動作を示す左右風
向偏向板の模式図であり、空気調和装置の風向調整装置
は前述の図28〜図32と同様に構成されている。すな
わち、図36〜図39の実施例を次に述べる手法により
冷房時の左右風向偏向板(8)の偏向駆動領域を拡大する
ことが可能である。上記のような空気調和装置の風向調
整装置の動作を図40に示すフローチャートによって説
明する。
【0119】すなわち、ステップS31で運転モードが
選択されてステップS32へ進み、冷房が選択されなけ
れば、ステップS33へ進んで左右風向偏向板(8)の偏
向角度が規定値に設定される。また、冷房が選択されれ
ばステップS34へ進み左右風向偏向板(8)の偏向角度
が25°以上でなければステップS33へ戻る。また、
ステップS34で左右風向偏向板(8)の偏向角度が25
°以上であればステップS35へ進み、空気調和装置の
起動から所定時間経過後に左右風向偏向板(8)の偏向角
度を25°に設定する。
【0120】例えば、左の左右風向偏向板(8)を左に、
右の左右風向偏向板(8)を右に偏向した場合に空気調和
装置の起動時においては、居室温度が高いため低温の吹
き出し気流は人体に不快感を与えるため、居室の人を避
けて送風することが望ましい。また、逆に居室温度が設
定温度付近になった安定時においては、吹き出し気流温
度と居室温度の差が少ないために気流が人体に触れると
快適感が増す。
【0121】また、空気調和装置の起動時における快適
性を増すため左右風向偏向板(8)の偏向角度を大きく
し、その角度を維持して運転を継続した場合には左右風
向偏向板(8)が障害となって吹き出し気流の剥離が発生
する。これによって、吹き出し口(4)各部の着露の原因
となるが、左右風向偏向板(8)の偏向角度を小さくする
ことにより着露を防止することができる。これによって
吹き出し気流の剥離を解消し吹き出し口(4)各部の着露
を防止することができる。
【0122】以上のような理由から空気調和装置の起動
時には、居室にいる人に不快感を与えないよう居室の壁
に沿うように送風する。そして、居室温度が低下する所
定時間経過後に左右風向偏向板(8)の偏向角度を25°
に小さくすることにより、居室にいる人に気流感を与え
ると共に、吹き出し口(4)各部の着露を防止する。な
お、このような作用は、左右風向偏向板(8)が同一方向
に偏向された場合、すなわち本体(1)の右方向又は左方
向に送風されたときについても同様に得ることができ
る。
【0123】実施例12.図42〜図45も、この発明
の他の実施例を示す図で、図42はこの実施例の空気調
和装置の風向調整装置の動作を説明するフローチャー
ト、図43は図42の空気調和装置の壁際据付例を示す
平面図、図44は図42における送風状態を示す平面
図、図45は図44における左右風向偏向板の偏向角度
補正例を概念的に示す平面図であり、空気調和装置の風
向調整装置は前述の図28〜図32と同様に構成されて
いる。すなわち、図36〜図39の実施例を次に述べる
手法により本体(1)の据付位置による図36における基
準線Aを補正することができる。上記のような空気調和
装置の風向調整装置の動作を図42に示すフローチャー
トによって説明する。
【0124】すなわち、ステップS41において図43
に示すように本体(1)の据付位置が左壁際か、右壁際
か、それ以外かの据付状況を設定する。そして、ステッ
プS42へ進み、左壁際又は右壁際でなければステップ
S43へ進んで左右風向偏向板(8)の偏向駆動基準線を
0°に設定する。また、ステップS42で左壁際又は右
壁際であればステップS44へ進み図45に示すように
左右風向偏向板(8)の偏向駆動基準線を壁のない方向に
35°補正する。
【0125】すなわち、本体(1)の左側面に壁があるか
又は右側面に壁がある場合に壁方向への送風角が大きい
と吹き出し気流は図44に実線で示すように流れ、居室
内を循環せず吸い込み口(3)から吸い込まれる。また、
本体(1)に図示が省略してあるが室温センサを有する場
合は吹き出し口(4)から吹き出された冷温風が室温セン
サに直接当たって室温の誤検知を生じる可能性がある。
このような状態では快適性並びに冷却及び加熱性能の両
方の低下が発生することになる。
【0126】これに対して、壁方向への送風角度を図4
4に破線で示すように壁面に、吹き出し気流が反射しな
い角度以下にすることによって気流の壁面反射を防止し
て吹き出し気流を居室内に循環させることができる。こ
れによって、快適性が向上すると共に、冷却及び加熱性
能の両方の低下を防ぐことができる。また、送風可能領
域を壁のない方向へ拡大することができ、居室の隅々ま
で送風が可能となり本体(1)の据付位置に関わらずつね
に居室のどの箇所へも送風することができる。
【0127】実施例13.図46及び図47は、この発
明の一実施例を示す図で、図46は斜視図、図47は図
46の要部拡大斜視図であり、図46及び図47の他は
前述の図65と同様に構成されている。図において、(2
01)は吹出口、(202)は吹出口(201)の内壁、(231)は吹出
口(1)の一側の内壁(201)寄りに配置された第1種ベー
ン、(210)は環状の一側が切欠されてC字状をなす枢持
軸受で、第1種ベーン(231)の一側の縁部の一端寄りに
設けられている。(211)は第1種ベーン(231)の枢持軸受
(210)が設けられた縁部の他端寄りに設けられた回動軸
受、(232)は一組のベーンの反第1種ベーン(231)側に配
置された第2種ベーンで、第1種ベーン(231)と同様に
構成されて枢持軸受(210)と回動軸受(211)の両者が設け
られ、この両者の間隔が第1種ベーン(231)よりも接近
して配置されている。
【0128】(233)は第1種ベーン(231)と第2種ベーン
(232)の間に互いに離れて複数枚が設けられた第3種ベ
ーンで、第1種ベーン(231)と同様に構成されて第1種
ベーン(231)の枢持軸受(210)のに対応した位置に枢持軸
受(210)が設けられ、この枢持軸受(210)が設けられた縁
部の他端寄りにこの縁部の長手に沿う長穴(212)を有す
る係合部(213)が形成されている。(214)は第1種ベーン
(231)、第2種ベーン(232)及び第3種ベーン(233)の反
枢持軸受(210)側の端部に沿って配置された連結腕で、
両端部にそれぞれ第1種ベーン(231)及び第2種ベーン
(232)の回動軸受(211)に枢持された連結軸(215)が設け
られ、中間部に第3種ベーン(233)の係合部(213)の長穴
(212)にそれぞれ移動可能に嵌合された中間連結軸(216)
が設けられている。
【0129】上記のように構成された空気調和機の風向
変更装置においては、前述の図66に示すように左右そ
れぞれ一組のベーンを、互いに図66において下側が広
がる向きに配置する場合に次に述べるように動作する。
すなわち、第1種ベーン(231)、第2種ベーン(232)及び
第3種ベーン(233)の反枢持軸受(210)側の端部がそれぞ
れ連結腕(214)に係合され、特に第3種ベーン(233)は係
合部(213)の長穴(212)に移動可能に嵌合された中間連結
軸(216)によって係合されている。このため、連結腕(21
4)の長手に沿う方向の移動によって第1種ベーン(23
1)、第2種ベーン(232)及び第3種ベーン(233)がそれぞ
れ変位して図66の場合と同様に傾斜姿勢に配置され
る。
【0130】このため、第3種ベーン(233)はそれぞれ
の枢持軸受(210)と係合部(213)の間隔を第3種ベーン(2
33)の配置位置によって順次変化させて製作することが
不必要となる。このため、第3種ベーン(233)を容易に
製作でき、空気調和機の風向変更装置を簡易な作業によ
って組立てることができる。
【0131】実施例14.図48及び図49は、この発
明の他の実施例を示す図で、図48は吹出口の横断平面
図、図49は図48の要部拡大斜視図であり、図48及
び図49の他は前述の図65と同様に構成されている。
図において、(201)は吹出口、(202)は吹出口(201)の内
壁、(231)は吹出口(201)の一側の内壁(202)寄りに配置
された第1種ベーン、(210)は環状の一側が切欠されて
C字状をなす枢持軸受で、第1種ベーン(231)の一側の
縁部の一端寄りに設けられている。
【0132】(211)は第1種ベーン(231)の枢持軸受(21
0)が設けられた縁部の他端寄りに設けられた回動軸受、
(232)は一組のベーンの反第1種ベーン(231)側に配置さ
れた第2種ベーンで、第1種ベーン(231)と同様に構成
されて枢持軸受(210)と回動軸受(211)の両者が設けら
れ、この両者の間隔が第1種ベーン(231)よりも接近し
て配置されている。
【0133】(233)は第1種ベーン(231)と第2種ベーン
(232)の間に互いに離れて複数枚が設けられた第3種ベ
ーンで、第1種ベーン(231)と同様に構成されて第1種
ベーン(231)の枢持軸受(210)に対応した位置に枢持軸受
(210)が設けられ、この枢持軸受(210)が設けられた縁部
の他端寄りにこの縁部の長手に沿う長穴(212)を有する
係合部(213)が形成され、また、長穴(212)の直上部に軸
受部(217)が設けられている。(214)は第1種ベーン(23
1)、第2種ベーン(232)及び第3種ベーン(233)の反枢持
軸受(210)側の端部に沿って配置された連結腕である。
【0134】また連結腕(214)は、両端部にそれぞれ第
1種ベーン(231)及び第2種ベーン(232)の回動軸受(21
1)に枢持された連結軸(315)が設けられ、中間部に第3
種ベーン(233)の係合部(213)の長穴(212)のみに移動可
能に嵌合された中間連結軸(216)が設けられると共に、
第3種ベーン(233)相互の中央に配置された第3種ベー
ン(233)の係合部(213)長穴(212)に挿通されてその第3
種ベーン(233)の軸受部(217)に枢着された中間結合軸(2
18)が設けられている。
【0135】上記のように構成された空気調和機の風向
変更装置においては、前述の図66に示すように左右そ
れぞれ一組のベーンを、互いに図66において下側が広
がる向きに配置する場合に次に述べるように動作する。
すなわち、第1種ベーン(231)、第2種ベーン(232)及び
第3種ベーン(233)の反枢持軸受(210)側の端部がそれぞ
れ連結腕(214)に係合され、特に第3種ベーン(233)は係
合部(213)の長穴(212)に移動可能に嵌合された中間連結
軸(216)によって係合され、また、第3種ベーン(233)相
互の中央に配置された第3種ベーン(233)は軸受部(217)
に枢着された中間結合軸(218)によって結合されてい
る。このため、連結腕(214)の長手に沿う方向の移動に
よって第1種ベーン(231)、第2種ベーン(232)及び第3
種ベーン(233)がそれぞれ変位して図66の場合と同様
に傾斜姿勢に配置される。
【0136】したがって、第3種ベーン(233)はそれぞ
れの枢持軸受(210)と係合部(213)の間隔を第3種ベーン
(233)の配置位置によって順次変化させて製作すること
が不必要となる。このため、第3種ベーン(233)を容易
に製作でき、空気調和機の風向変更装置を簡易な作業に
よって組立てることができる。また、図48及び図49
の実施例において、第3種ベーン(233)相互の中央に配
置された第3種ベーン(233)は軸受部(217)に枢着された
中間結合軸(218)を介して連結腕(214)に結合されている
ので、送風によって図48に鎖線によって示すように連
結腕(214)が撓んで第3種ベーン(233)の傾斜角度が所定
値からずれて風向変更作用が得られなくなる不具合の発
生を防ぐことができる。
【0137】実施例15.図50及び図51も、この発
明の他の実施例を示す図で、図50はベーンの正面図、
図51は図50のX−X線断面拡大図であり、図50及
び図51の他は前述の図65と同様に構成されている。
図において、(232)は吹出口(201)の中央寄りに配置され
た第2種ベーン、(210)は環状の一側が切欠されてC字
状をなす枢持軸受で、第2種ベーン(232)の一側の縁部
の一端寄りに設けられている。(219)は第2種ベーン(23
2)の平面部の両面にそれぞれ設けられ、複数本が互いに
離れて平行に配置された幅3mm、深さ0.5mm程度の露
受け用水平溝からなる露受け凹所、(209)は第2種ベー
ン(232)に生成して露受け凹所(219)に付着した露であ
る。
【0138】上記のように構成された空気調和機の風向
変更装置において、前述の図66に示すように左右それ
ぞれ一組のベーンが、互いに図66において下側が広が
る向きに配置される。この場合に左右それぞれ一組のベ
ーンが対向する中心部は第2種ベーン(232)相互に狭い
隙間が形成される。このため、この隙間から図66に示
す吹出す風(207)が弱く、周囲の二次空気(208)を巻き込
み第2種ベーン(232)に露(209)が生成されて
滴下する。しかし、生成した露(209)が露受け凹所(219)
に保留されるので露(209)の滴下を防ぐことができる。
【0139】また、図50及び図51の実施例を応用し
て空気調和機の風向変更装置を図52〜図55に示すよ
うに容易に構成することができる。すなわち、図52は
前述の図50に相当する斜視図、図53〜図55はそれ
ぞれ図52のY−Y線断面を例示する図である。図にお
いて、(219)は第2種ベーン(232)の平面部の両面にそれ
ぞれ図53〜図55に例示した各種の横断面形状に設け
られ、互いに離れて配置された複数個の露受け用凹部か
らなる露受け凹所、(209)は第2種ベーン(232)に生成し
て露受け凹所(219)に付着した露である。図52〜図5
5の構成においても第2種ベーン(232)に生成した露(20
9)が露受け凹所(19)に保留される。したがって、詳細な
説明を省略するが図52〜図55の構成においても図5
0及び図51の実施例と同様な作用が得られることは明
白である。
【0140】実施例16.図56〜図59も、この発明
の他の実施例を示す図で、図56はベーンの斜視図、図
57は図56の枢持軸受に嵌合されるスリーブの斜視
図、図58は吹出口の内壁に立設された軸の斜視図、図
59は図56の枢持軸受、図57のスリーブ及び図58
の軸の組立状態を示す縦断面図であり、図56〜図59
の他は前述の図65と同様に構成されている。図におい
て、(210)は環状の一側が切欠されてC字状をなす枢持
軸受で、ベーン(203)の一側の縁部の一端寄りに設けら
れ下側にフランジ(220)が設けられている。(211)は上下
にそれぞれフランジ(222)が形成されて枢持軸受(210)に
抱持状態に嵌合されるスリーブ、(204)は吹出口(201)の
内壁(202)から立設されてスリーブ(221)に嵌合される軸
で、上端部に溝(223)及び突出してスリーブ(221)の逸脱
を阻止する爪(224)が設けられている。
【0141】上記のように構成された空気調和機の風向
変更装置において、前述の図66に示すようにベーン(2
03)が左右それぞれ一組に組み立てられる。そして、一
組のベーンが互いに図66において下側が広がる向き等
に回動可能に配置される。また、それぞれのベーン(20
3)は図59に示すように吹出口(201)の内壁(202)から立
設された軸(204)に、スリーブ(221)及び枢持軸受(210)
を介して枢着される。これによって、各ベーン(203)は
軸(204)に対して円滑に回動動作し、また、軸(204)に直
交する方向の荷重が作用してもフランジ(220)によって
保持されるので、逸脱の発生を防ぐことができる。した
がって、枢持軸受(210)とスリーブ(221)は前組立が可能
であり容易に組立でき、また、ベーン(203)の枢着箇所
における回動動作を円滑化することができる。さらに、
枢着箇所における騒音が少なく環境を静粛化することが
できる。
【0142】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1の発明
によれば空気調和装置の風向調整装置において、吹出し
たい左または右方向の最端部のガイドベーンほど傾き角
度が大きくなるように全てのガイドベーンを制御するよ
うにしたので、吹出し流れ全体を設定した左右吹出し方
向へ精度良く吹出すことができる。
【0143】また、本発明の請求項2の発明によれば、
空気調和装置の風向調整装置において、吹出したい左ま
たは右方向の最端部、または最端部から特定枚数のガイ
ドベーンのみの傾き角度を他のガイドベーンより大きく
して、このガイドベーンと本体左または右側壁の間を閉
塞したので、上記と同様吹出し流れ全体を設定した左右
吹出し方向へ精度良く吹出すことができる。
【0144】なお、請求項3の発明の上記風向調整装置
において、本体側壁の左右方向間隔を、吹出し風を吹出
す方向に向かって徐々に大きくなるように変化する滑ら
かな曲面で構成すると、急な傾き角に対しても制御性が
増し、より正確に吹出し方向を設定することができる。
【0145】また、請求項4の発明のガイドベーンの制
御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆
動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆動
系の2系統の駆動系を用いると低コスト化できる。
【0146】さらに、本発明の請求項5又は6の発明の
空気調和装置の風向調整装置によれば、左または右最端
部のガイドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹
状の隔壁で連接、あるいはスポンジ状の部材で充填した
ので、吹出し流れ全体を設定した左右吹出し方向へ精度
良く吹出すことができる。
【0147】なお、請求項7の発明の上記各風向調整装
置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えれば、人が散在しているときでもワイドモ
ードで運転できる。
【0148】さらに、本発明の請求項8の発明の空気調
和装置の風向調整装置によれば、人体の存在場所を検出
するセンサーを用いて空調気流の吹出し方向を自動的に
変更するように制御したので、人体の存在場所に常に空
調気流を送ることができる。
【0149】さらにまた、本発明の請求項9の発明の空
気調和装置の風向調整装置によれば、ガイドベーンの制
御を左右2系統に分けた風向調整装置を用い、人体の存
在場所を検出するセンサーを設置して、人体が散在して
いる場合には空調気流を人体が存在している範囲に拡散
させて吹出すように2系統の空調気流の吹出し方向を自
動的に制御するようにしたので、風向きの自動調整に際
し、ワイドモードでの運転もできる。
【0150】さらにまた、本発明の請求項10の発明に
よれば、風向調整装置において、吹出したい左または右
方向の最端部のガイドベーンほど傾き角度が小さくなる
ように全てのガイドベーンを制御するようにしたので、
ガイドベーンの傾き角度が大きい場合やガイドベーンか
ら吹出しノズル出口までの距離が大きい場合でも、吹出
したい左または右方向の最端部から多数枚のガイドベー
ンが制御する吹出し気流がノズルの左右辺部の壁面およ
び前面パネルの左右側壁面と干渉する時に、最端部ほど
傾き角度を小さくしてこの干渉による風量低下を抑制す
ることができると共に、干渉のない最端部から離れたガ
イドベーンの傾き角度を大きくして吹出すので、全体の
流れを双方の流れの合成ベクトル方向へ偏向し、結果と
して吹出し流れ全体を設定した左右方向へ吹き出すこと
ができる。また、大きな角度まで風量低下を抑えて制御
性よく偏向できる。
【0151】なお、請求項11の発明の上記風向調整装
置において、本体側壁の左右方向間隔を、吹出し風を吹
出す方向に向かって徐々に大きくなるように変化する滑
らかな曲面で構成すると、急な傾き角に対しても制御性
が増し、より正確に吹出し方向を設定することができ
る。
【0152】また、請求項12の発明のガイドベーンの
制御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る
駆動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆
動系の2系統の駆動系を用いると低コスト化できる。
【0153】さらにまた、請求項13の発明のガイドベ
ーンの制御は、ガイドベーンに連接した連接部材によ
り、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆動
系のみを用い、ガイドベーンと上記連接部材の連接点の
位置を固定し、ガイドベーンの回転中心と連接点の距離
を異なるようにしたので、各々のガイドベーンの傾きを
異ならしめる機構と駆動系を省略することができ、信頼
性とさらなる低コスト化ができる。
【0154】さらに、本発明に係る請求項14又は15
の発明の風向調整装置によれば、左または右最端部のガ
イドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹状の隔
壁で連接、あるいはスポンジ状の部材で充填したので、
吹出し流れ全体を設定した左右吹出し方向へ精度良く吹
出すことができる。
【0155】なお、請求項16の発明の上記各風向調整
装置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えれば、人が散在しているときでもワイドモ
ードで運転できる。
【0156】さらに、本発明に係る請求項17の発明の
風向調整装置によれば、人体の存在場所を検出するセン
サーを用いて空調気流の吹出し方向を自動的に変更する
ように制御したので、人体の存在場所に常に空調気流を
送ることができる。
【0157】さらにまた、本発明に係る請求項18の発
明の風向調整装置によれば、ガイドベーンの制御を左右
2系統に分けた風向調整装置を用い、人体の存在場所を
検出するセンサーを設置して、人体が散在している場合
には空調気流を人体が存在している範囲に拡散させて吹
出すように2系統の空調気流の吹出し方向を自動的に制
御するようにしたので、風向きの自動調整に際し、ワイ
ドモードでの運転もできる。
【0158】また、この発明の請求項19記載の発明は
以上説明したように、本体に設けられたクロスフローフ
ァンと、本体の吹出口に設けられてクロスフローファン
からの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向板及
び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右風向
偏向板と、本体に設けられて左右風向偏向板の偏向角度
を変化させる駆動手段と、この駆動手段による偏向角度
の変化量を制御し駆動手段の動作による左右風向偏向板
の偏向角度が所定値を超えたときにクロスフローファン
の回転数を増加させる制御装置とを設けたものである。
【0159】これによって、左右風向偏向板の偏向角度
が大きいときにクロスフローファンの回転数が増加し
て、吹き出し風量が左右風向偏向板の偏向角度が小さい
ときとほぼ同量になる。このため、左右風向偏向板の偏
向角度が大きいときにも冷房時の吹き出し気流の温度が
比較的に高く保たれ、居室内の空気の吹き出し口への逆
流が防止されて吹き出し口への着露が防止される。した
がって、特別な構成部品を要することなく少ない製造費
によって左右方向の送風可能領域を拡大することができ
居室の快適性を向上する効果がある。
【0160】また、この発明の請求項20記載の発明は
以上説明したように、本体に設けられたクロスフローフ
ァンと、本体の吹出口に設けられてクロスフローファン
からの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向板及
び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右風向
偏向板と、本体に設けられて左右風向偏向板の偏向角度
を変化させる駆動手段と、この駆動手段による偏向角度
の変化量を制御し左右風向偏向板の偏向角度が所定値よ
りも大きいときに冷房時には上下風向偏向板を下向き制
御し、暖房時には上下風向偏向板を上向き制御する制御
装置とを設けたものである。
【0161】これによって、左右風向偏向板の偏向角度
が所定値よりも大きいときに冷房時には上下風向偏向板
が規定状態よりも下向きになり、暖房時には上下風向偏
向板が規定状態よりも上向きになる。したがって、吹き
出し気流の到達方向精度が向上し、また冷却、加熱性能
の低下を防ぎ居室の快適性を向上する効果がある。
【0162】また、この発明の請求項21記載の発明は
以上説明したように、本体に設けられたクロスフローフ
ァンと、本体の吹出口に設けられてクロスフローファン
からの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向板及
び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右風向
偏向板と、本体に設けられて左右風向偏向板の偏向角度
を変化させる駆動手段と、この駆動手段による偏向角度
の変化量を制御し冷房時には左右風向偏向板の偏向角度
を縮小制御し、暖房時には左右風向偏向板の偏向角度を
拡大制御する制御装置とを設けたものである。
【0163】これによって、冷房時には左右風向偏向板
の偏向角度が縮小され、暖房時には左右風向偏向板の偏
向角度が拡大される。したがって、冷房時は冷風による
着露が防止でき快適な居室環境が得られ、暖房時は温風
が居室の必要箇所に到達して迅速に加温することができ
居室の快適性を向上する効果がある。
【0164】また、この発明の請求項22記載の発明は
以上説明したように、本体に設けられたクロスフローフ
ァンと、本体の吹出口に設けられてクロスフローファン
からの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向板及
び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右風向
偏向板と、本体に設けられて左右風向偏向板の偏向角度
を変化させる駆動手段と、この駆動手段による偏向角度
の変化量を制御し冷房時に左右風向偏向板の偏向角度が
所定値よりも大きいときは冷房運転開始から所定時間経
過後に左右風向偏向板の偏向角度を縮小制御する制御装
置とを設けたものである。
【0165】これによって、冷房時に左右風向偏向板の
偏向角度が所定値よりも大きいときは冷房運転開始から
所定時間経過後に左右風向偏向板の偏向角度が縮小され
る。これにより、冷房運転開始時には居室の中央を避け
て送風され次第に中央寄りに送風される。したがって、
冷房運転開始時には低温の吹き出し気流が人体に不快感
を与えるため居室の人を避けて送風され、居室温度が設
定温度付近になる安定時に吹き出し気流が人体にふれ、
また、吹き出し口各部の着露が減少して居室の快適性を
向上する効果がある。
【0166】また、この発明の請求項23記載の発明は
以上説明したように、本体に設けられたクロスフローフ
ァンと、本体の吹出口に設けられてクロスフローファン
からの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向板及
び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右風向
偏向板と、本体に設けられて左右風向偏向板の偏向角度
を変化させる駆動手段と、この駆動手段による偏向角度
の変化量を制御し、本体の一側面が本体が設置される居
室の壁面に接近して配置されたときに左右風向偏向板の
偏向領域を壁面のない方向へ補正するする制御装置とを
設けたものである。
【0167】これによって、本体の一側面が本体の設置
される居室の壁面に接近して配置されたときには左右風
向偏向板の偏向領域が壁面のない方向へ補正される。こ
れにより、吹き出し気流の方向が壁面に反射しない角度
以下になり居室内を正常に循環する。したがって、本体
の設置位置に関わらず冷却、加熱性能の低下を防ぐこと
ができ居室の快適性を向上する効果がある。
【0168】また、この発明の請求項24記載の発明は
以上説明したように、吹出口に配置され一側の縁部の一
端寄りに枢持軸受が上記一端に対向した他端寄りに回動
軸受が設けられ、枢持軸受を介して吹出口の内壁に枢着
され回動変位して風向を変更する第1種ベーンと、この
第1種ベーンと同様に構成されて吹出口に第1種ベーン
から離れて配置され、第1種ベーンの枢持軸受対応位置
に枢持軸受が設けられ、第1種ベーンの枢持軸受及び回
動軸受の相互間隔よりも短い間隔で配置されて第1種ベ
ーンの回動軸受対応位置に回動軸受が設けられて第1種
ベーンと同様に回動変位して風向を変更する第2種ベー
ンと、第1種ベーンと同様に構成されて吹出口に配置さ
れ、第1種ベーン及び第2種ベーンの間に互いに離れて
複数枚が設けられ、第1種ベーンの枢持軸受対応位置に
枢持軸受が設けられ、この枢持軸受が配置された縁部に
この縁部の長手に沿う長穴を有する係合部が形成され第
1種ベーンと同様に回動変位して風向を変更する第3種
ベーンと、両端部にそれぞれ第1種ベーン及び第2種ベ
ーンの回動軸受に枢持された連結軸が設けられ、中間部
に第3種ベーンの係合部の長穴にそれぞれ移動可能に嵌
合された中間連結軸が設けられた連結腕とを設けたもの
である。
【0169】これによって、複数枚からなる一組のベー
ンの中間位置に複数枚の第3種ベーンが配置されること
によりベーンの種類が少なくなる。したがって、それぞ
れの第3種ベーンは枢持軸受と係合部の間隔を配置位置
によって順次変化させて製作することが不必要となり、
製作及び組立を簡易化することができて製造費を節減す
る効果がある。
【0170】また、この発明の請求項25記載の発明は
以上説明したように、吹出口に配置され一側の縁部の一
端寄りに枢持軸受が上記一端に対向した他端寄りに回動
軸受が設けられ、枢持軸受を介して吹出口の内壁に枢着
され回動変位して風向を変更する第1種ベーンと、この
第1種ベーンと同様に構成されて吹出口に第1種ベーン
から離れて配置され、第1種ベーンの枢持軸受対応位置
に枢持軸受が設けられ、第1種ベーンの枢持軸受及び回
動軸受の相互間隔よりも短い間隔で配置されて第1種ベ
ーンの回動軸受対応位置に回動軸受が設けられて第1種
ベーンと同様に回動変位して風向を変更する第2種ベー
ンと、第1種ベーンと同様に構成されて吹出口に配置さ
れ、第1種ベーン及び第2種ベーンの間に互いに離れて
複数枚が設けられ、第1種ベーンの枢持軸受対応位置に
枢持軸受が設けられ、この枢持軸受が配置された縁部に
この縁部の長手に沿う長穴を有する係合部及び長穴の直
上部に設けられた軸受部が形成され第1種ベーンと同様
に回動変位して風向を変更する第3種ベーンと、両端部
にそれぞれ第1種ベーン及び第2種ベーンの回動軸受に
枢持された連結軸が設けられ、中間部に第3種ベーンの
係合部の長穴にそれぞれ移動可能に嵌合された中間連結
軸及びこれらの中間連結軸相互の中間に配置されて第3
種ベーンの軸受部に枢持された中間結合軸を有する連結
腕とを設けたものである。
【0171】これによって、複数枚からなる一組のベー
ンの中間位置に複数枚の第3種ベーンが配置されてベー
ンの種類が少なくなる。また、複数枚の第3種ベーンの
うち中間位置の第3種ベーンは中間結合軸により連結軸
の所定位置に枢持される。したがって、それぞれの第3
種ベーンは枢持軸受と係合部の間隔を配置位置によって
順次変化させて製作することが不必要となり、製作及び
組立を簡易化することができて製造費を節減する効果が
ある。また、中間結合軸を介して連結腕に結合された第
3種ベーンにより連結腕の撓みが抑制されて、第3種ベ
ーンの傾斜を所定角度に保持して所要の風向変更作用を
得る効果がある。
【0172】また、この発明の請求項26記載の発明は
以上説明したように、吹出口に左右それぞれ一組が配置
されて互いに反対方向に回動変位して風向を変更し上記
左右それぞれ一組の相互間に狭い隙間を形成するベーン
と、ベーンの表面に複数の露受け凹所を設けたものであ
る。これによって、吹出口に設けられた左右それぞれ一
組のベーンが対向する中心部に狭い隙間が形成され、こ
の隙間から吹出す風が弱いため周囲の二次空気を巻き込
みベーンが生成する露が、露受け凹所に保留されるので
露の滴下を防ぐ効果がある。
【0173】また、この発明の請求項27記載の発明は
以上説明したように、吹出口に配置されて回動変位して
風向を変更するベーンと、このベーンの一側の縁部に設
けられて環状の一側が切欠されてC字状に形成され枢持
軸受と、この枢持軸受に抱持状態に嵌合されたスリーブ
と、吹出口の内壁に立設されてスリーブに挿通され、上
端にスリーブ上縁に係合する爪が突設された軸とを設け
たものである。
【0174】これによって、吹出口に設けられたベーン
が吹出口の内壁から立設された軸にスリーブ及び枢持軸
受を介して枢着される。したがって、ベーンの枢着箇所
における回動動作を円滑化する効果があり、また、枢着
箇所における騒音が少なく環境を静粛化する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わる右側ガイドベーン付
近の詳細説明図。
【図2】本発明の実施例1に係わるガイドベーンを右方
向に傾けた場合の右側ガイドベーン付近の詳細説明図。
【図3】本発明の実施例1に係わる駆動系の動作を説明
する斜視図。
【図4】本発明の実施例1に係わるガイドベーンと左右
変更ロッドの接続機構を示す斜視図。
【図5】本発明の実施例1に係わるガイドベーンと左右
変更ロッドの他の接続機構を示す斜視図。
【図6】本発明の実施例1に係わる左右変更ロッドを左
側カムあるいは右側カムの周囲に接触して移動させるた
めの他の機構を示す説明図。
【図7】本発明の実施例1に係わる左右変更ロッドを左
側カムあるいは右側カムの周囲に接触して移動させるた
めのさらに他の機構を示す説明図。
【図8】本発明の実施例1に係わるガイドベーンの制御
系を左右2系統に分割した際の制御を説明する説明図。
【図9】本発明の実施例1に係わる側壁の他の例を示す
説明図。
【図10】本発明の実施例2に係わる右側ガイドベーン
付近の詳細説明図。
【図11】本発明の実施例2に係わるガイドベーンを右
方向に傾けた場合の右側ガイドベーン付近の詳細説明
図。
【図12】本発明の実施例2に係わる駆動系の動作を説
明する斜視図。
【図13】本発明の実施例2に係わるガイドベーンと左
右変更ロッドの接続機構を示す斜視図。
【図14】本発明の実施例2に係わるガイドベーンと傾
き変更L型ロッドの接続機構を示す斜視図。
【図15】本発明の実施例3に係わる右側ガイドベーン
付近の詳細説明図。
【図16】本発明の実施例4に係わる右側ガイドベーン
付近の詳細説明図。
【図17】本発明の実施例5による風向調整装置の制御
動作を説明するフローチャート。
【図18】本発明の実施例6に係わる右側ガイドベーン
付近の詳細説明図。
【図19】本発明の実施例6に係わる右側ガイドベーン
付近の流れ状況の詳細説明図。
【図20】本発明の実施例1に係わる右側ガイドベーン
付近の流れ状況の詳細説明図。
【図21】本発明の実施例1に係わるガイドベーンを右
方向に傾けた場合の右端ガイドベーンに対する流れの剥
離の状況を示す説明図。
【図22】本発明の実施例6に係わるガイドベーンの平
均ベーン角度を45゜とした場合の特性を説明する説明
図。
【図23】本発明の実施例6に係わるガイドベーンの平
均ベーン角度を45゜とした場合の特性を示す特性図。
【図24】本発明の実施例6に係わるガイドベーンの平
均ベーン角度を±45゜とした場合の特性を説明する説
明図。
【図25】本発明の実施例6に係わるガイドベーンの平
均ベーン角度を±45゜とした場合の特性を示す特性
図。
【図26】本発明の実施例6に係わるガイドベーンのベ
ーン角度に対する吹出し風量低下率を示す特性図。
【図27】本発明の実施例7に係わる右側ガイドベーン
付近の詳細説明図。
【図28】この発明の実施例8を示す空気調和装置の斜
視図。
【図29】図28の縦断側面拡大図。
【図30】図28の空気調和装置の送風制御装置の模式
図。
【図31】図28の空気調和装置の送風制御体系図。
【図32】図28の空気調和装置の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図33】この発明の実施例9を示す図で、空気調和装
置の風向調整装置の動作を説明するフローチャート。
【図34】図33の空気調和装置の送風状態を説明する
斜視図。
【図35】図33の空気調和装置の他の送風状態を説明
する斜視図。
【図36】この発明の実施例10を示す図で、空気調和
装置の風向調整装置の冷暖房時の左右風向偏向板の偏向
駆動領域を示す概念図。
【図37】図36に対応した左右風向偏向板の左右風向
偏向例を示す概念図。
【図38】図36の構成における暖房時の居室床面上5
0cmの温度分布を示す分布図。
【図39】図36に対応した左右風向偏向角度と風量の
関係を示す特性図。
【図40】この発明の実施例11を示す図で、空気調和
装置の風向調整装置の動作を説明するフローチャート。
【図41】図40の空気調和装置の動作を示す左右風向
偏向板の模式図。
【図42】この発明の実施例12を示す図で、空気調和
装置の風向調整装置の動作を説明するフローチャート。
【図43】図42の空気調和装置の壁際据付例を示す平
面図。
【図44】図42における送風状態を示す平面図。
【図45】図44における左右風向偏向板の角度補正例
を概念的に示す平面図。
【図46】この発明の実施例13を示す斜視図。
【図47】図46の要部拡大斜視図。
【図48】この発明の実施例14を示す吹出口の横断平
面図。
【図49】図48の要部拡大斜視図。
【図50】この発明の実施例15を示すベーンの正面
図。
【図51】図50のX−X線断面拡大図。
【図52】この発明の実施例16の応用例を示す図であ
り、前述の図50に相当する斜視図。
【図53】図52のY−Y線断面の一例を示す図。
【図54】図52のY−Y線断面の他の例を示す図。
【図55】図52のY−Y線断面の他の例を示す図。
【図56】この発明の実施例17を示すベーンの斜視
図。
【図57】図56の枢持軸受に嵌合されるスリーブの斜
視図。
【図58】図56のベーンに対応して吹出口の内壁に立
設された軸の斜視図。
【図59】図56の枢持軸受、図57のスリーブ及び図
58の軸の組立状態を示す縦断面図。
【図60】従来の空気調和装置を示す斜視図。
【図61】従来の空気調和装置を示す横断面図。
【図62】従来の空気調和装置を示す縦断面図。
【図63】従来の風向調整装置の右側ガイドベーン付近
の詳細説明図。
【図64】従来の風向調整装置のガイドベーンの斜視
図。
【図65】従来の空気調和機の風向変更装置を示す横断
面図。
【図66】図65の装置の動作状態を説明した図。
【符号の説明】
1 空気調和装置の本体 4 吹出口 7 上下風向偏向板 8 ガイドベーン、左右風向偏向板 9 吹出ノズル 11 左側壁 12a クロスフローファン 119 駆動手段 120 駆動手段 121 制御装置 13 風路 15 右側壁 48 ベルマウス形状の右側壁 57 蛇腹状の隔壁 58 スポンジ 201 吹出口 202 内壁 203 ベーン 204 軸 210 枢持軸受 211 回動軸受 212 長穴 213 係合部 214 連結腕 215 連結軸 216 中間連結軸 217 軸受部 218 中間結合軸 219 露受け凹所 221 スリーブ 224 爪 231 第1種ベーン 232 第2種ベーン 233 第3種ベーン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 空気調和装置の風向調整装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吹出口に設けられる空
気調和装置の風向調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図60〜図62は、例えば実開昭58−
69735号公報に示された従来の空気調和装置の風向
調整装置を示す図で、図60は空気調和装置本体の斜視
図、図61は図60の横断面図、図62は同じく図60
の縦断面図である。図中、(1)は空気調和装置本体、(2)
は本体(1)の前面を覆い吸込口(3)を有する前面パネル、
(4)は本体(1)の前面下部に開口を有する吹出口、(5)は
吸込口(3)に面して配置された熱交換器、(6)は本体(1)
内に設けられ、風路(13)を形成するケーシング、(7)は
吹出口(4)に設けられ左右端部に装着された軸(16)によ
り前面パネル(2)の左右側壁(11)(15)に枢着され風向を
水平、直下および斜めの各方向に変換するチェンジベー
ン、(8)は吹出ノズル(9)の左右辺部の壁(10)(14)間に複
数枚並設され枢軸(17)で枢持され、風向を左右に変換す
るガイドベーン、(9)はケーシング(6)の下方に配置さ
れ、ケーシング(6)と共に風路を形成する吹出ノズル、
(12)は風(13)の吹出口(4)側に設置され、電動機(18)
で駆動される送風機、(19)は軸(16)に係止されたコイル
ばねである。また、図63は図62の右側ガイドベーン
付近の詳細説明図、図64は図63に示したガイドベー
ンの斜視図である。図中、(20)は軸(21)でガイドベーン
(8)に枢着され、複数のガイドベーン(8)を同時に左右の
任意角度に向けるための左右変更ロッドである。
【0003】次に動作について説明する。従来の空気調
和装置は上記のように構成され、送風機(12)が駆動され
ると、室内空気は吸込口(3)から吸い込まれ、熱交換器
(5)を通過して冷房時は冷却、暖房時は昇温され、風路
(13)を下降して吹出口(4)から室内へ吹出される。この
風の流れを矢印Uで示す。この風の上下方向の向きはチ
ェンジベーン(7)で、左右方向の向きはガイドベーン(8)
で調整される。ここで、ガイドベーン(8)と左右変更ロ
ッド(20)を枢持している軸(21)とガイドベーン(8)を枢
持している軸(17)とは、各々一定の間隔を成して固定さ
れているため、全てのガイドベーン(8)は左右変更ロッ
ド(20)に与えた変位量+Aのために同一の方向に向くよ
うに制御される。ここに、チェンジベーン(7)およびガ
イドベーン(8)は意匠上の制約から前面パネル(2)より外
部に露出させることができず、さらにチェンジベーン
(7)は吹出し口を閉塞するカバーを兼用するため吹出し
口最外部に配置する必要がある。従って、ガイドベーン
(8)はチェンジベーン(7)よりさらに吹出し口より奥側に
配置せざるを得ない。この場合の風向調整装置の作用
は、図63に示すように、例えば左右変更ロッド(20)を
右へ変位量+Aだけ変更させ、右方向に風が吹出すよう
にガイドベーン(8)を向けた場合、一番右側のノズル(9)
の右辺部の壁面(14)および前面パネル(2)の右側壁面(1
5)に当たって反射するか、または前方への直進流に偏向
されて吹出される。ここで、ガイドベーンを向けた方向
への風の流れをW2、右側壁面(15)に当たって反射する
かまたは前方への直進流に偏向されて吹出される風の流
れをV2とする。ガイドベーン(8)によって設定された吹
出し流れW2は、最右端部において右側壁面(15)に反射
しながら吹出される流れV2の影響を受けて、(V2
2)のベクトル合成方向に偏向される。そのため、空気
調和機の左右の斜め方向へ吹出し風向を設定しても、こ
の(V2+W2)の合成方向の流れの影響を受けて、空気調
和機の正面方向に偏向され、正確に吹出し方向を設定で
きなかった。
【0004】また、図65及び図66は、例えば実開昭
63−147650号公報に示された他の従来の空気調
和機の風向変更装置を示す図で、図65は横断面図、図
66は図65の装置の動作状態を説明した図である。図
において、(201)は吹出口、(202)は吹出口(201)の内
壁、(203)は吹出口(201)に複数枚がほぼ等間隔で配置さ
れて風向を変更するベーンで、図65に示すように図6
5における左右にそれぞれ複数枚からなる一組がそれぞ
れ設けられている。(204)は内壁(202)に立設されてベー
ン(203)のそれぞれに配置され、ベーン(203)の一側の縁
部の一端寄りを枢持した軸である。
【0005】(205)は一組のベーン(203)を連結した連結
腕で、それぞれのベーン(203)の軸(204)が配置された縁
部の他端寄りを枢持した連結軸(206)が設けられ、ま
た、図65における中心寄りのベーン(203)の軸(204)と
連結軸(206)の間隔は、図65における外側寄りのベー
ン(203)の軸(204)と連結軸(206)の間隔よりも短く設定
され、図65に示すように各ベーン(203)の軸(204)を結
ぶ線に対して傾斜して配置されている。
【0006】図65及び図66に示す他の従来の空気調
和機の風向変更装置は上記のように構成され、図66に
示すように左右それぞれ一組のベーン(203)を互いに図
66において下側が広がる向きに配置して使用される。
この状態で図66の中心寄りのベーン(203)の傾斜は、
外側寄りのベーン(203)よりも水平に近づくので、それ
ぞれのベーン(203)によって偏向する風向角も図66に
実線で示す矢印のように、中心寄りのベーン(203)の傾
斜は外側寄りのベーン(203)よりも水平に近づく。ま
た、一組のベーン(203)の相互の中間部は狭い隙間が形
成されるので、この隙間から吹出す風(207)は円滑に流
れないため弱くなり、周囲の二次空気(208)を巻き込み
ベーン(203)に露(209)が生成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和装置の
風向調整装置は以上のように構成されているので、空気
調和機の左右の斜め方向へ空調気流を吹出す場合、ノズ
ルの左右辺部の壁面および前面パネルの左右側壁面に当
たって反射するか、または前方への直進流に偏向される
流れの影響を受けて、吹出し流全体が空気調和機の前方
へ偏向され、正確に狙った地点へ気流を到達させること
が出来ないという問題があった。このことは特に、例え
ば人体センサーを用いて人の存在する方向を狙って吹出
し気流を制御する場合、空気調和機の左右の斜め方向の
制御が正確に行えないという問題が生じる。
【0008】また、上記のような従来の空気調和装置の
風向調整装置では、左右偏向ロッド(20)を大きく変位さ
せるとガイドベーン(8)による圧力損失が増大して、風
路(13)を通り吹き出し口(4)から吹き出す風量が著しく
低下する。これにより、特に暖房時において温風が舞い
上がって居室の床面に到達しなくなる。また、冷房時に
吹き出し風の温度が低下することから吹き出し口(4)各
部や本体(1)に露が付着して運転中の居室内へ滴下した
り、居室内の黴の発生の原因になったりする。そして、
吹き出し気流は正面に吹き出しているときに比べて空気
調和装置に近い床面に落ちて気流方向制御の精度を低下
させる。
【0009】また、ガイドベーン(8)により風向きを大
きく規制していることから、気流が剥離して冷房時に吹
き出し口(4)各部に着露する。さらに、空気調和装置を
居室の壁際に据付けた場合に、吹き出し気流が壁に反射
して吸込口(3)から吸い込まれるため居室内に気流が循
環せず快適な環境が得られなくなる。以上のような不具
合を防止するために左右風向偏向板の偏向角度を規制す
ることが必要になる。これに対して、従来は左右風向偏
向板の偏向角度が規制角度以上に回動しない構造になっ
ている。このため、例えば着露しない暖房時においても
冷房時の左右風向偏向板の偏向角度規制によって、この
偏向角度以上の送風ができなくなる。
【0010】また、左右風向偏向板の偏向角度規制によ
って空気調和装置の壁際据付時において、壁のない方向
に送風する角度が制約される。以上のような理由から、
左右方向の送風可能領域が制約されて狭くなるため居室
全体への送風が困難となって、温度の不均一が発生して
快適性が損なわれるという問題点があった。
【0011】また、図65及び図66に示すような他の
従来の空気調和機の風向変更装置では、それぞれのベー
ン(203)は軸(204)と連結軸(206)の間隔をベーン(203)の
配置位置によって順次変化させて製作することが必要と
なる。このため、ベーン(203)の製作、組立に煩雑な手
数が掛かるという問題点があった。また、一組のベーン
(203)の相互の中間部は狭い隙間が形成され、この隙間
から吹出す風(207)が弱く、周囲の二次空気(208)を巻き
込みベーン(203)に露(209)が生成して滴下するという問
題点があった。また、ベーン(203)の枢着箇所において
回動動作が不円滑となったり、枢着箇所において騒音が
発生したりするという問題点があった。
【0012】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたものでこの発明の第1の目的は、左右方向
に正確に吹出し気流を制御して、正確に狙った地点へ気
流を到達させることが出来る空気調和装置の風向調整装
置を得ることにある。
【0013】また、この発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたものであり、この発明の第2の
目的は左右方向の送風可能領域を拡大して居室の快適性
を向上する空気調和装置の風向調整装置を得ることにあ
る。
【0014】また、この発明は上記のような問題点を解
消するためになされたものであり、この発明の第3の目
的は容易に製作、組立できる空気調和機の風向変更装置
を得ることにある。また、この発明の第4の目的はベー
ンからの露の滴下が少ない空気調和機の風向変更装置を
得ることにある。また、この発明の第5の目的はベーン
が円滑に回動動作すると共に、ベーン箇所るおける騒音
が少ない空気調和機の風向変更装置を得ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の空気調和装置の風向調整装置は、吹出したい左また
は右方向の最端部のガイドベーンほど傾き角度が大きく
なるように全てのガイドベーンを制御するようにしたも
のである。また、本発明に係る請求項2記載の空気調和
装置の風向調整装置は、吹出したい左または右方向の最
端部、または最端部から特定枚数のガイドベーンのみの
傾き角度を他のガイドベーンより大きくして、このガイ
ドベーンと本体側壁の間の空間を閉塞させるとともに、
上記他のガイドベーンを吹出したい方向に同一の傾きに
なるように制御したものである。
【0016】なお、請求項3の発明の上記風向調整装置
において、本体側壁の左右方向間隔を吹出し風を吹出す
方向に向かって徐々に大きくなるように変化する滑らか
な曲面で構成するとよい。
【0017】また、請求項4の発明のガイドベーンの制
御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆
動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆動
系の2系統の駆動系を用いるとよい。
【0018】さらにまた、本発明に係る請求項5記載の
空気調和装置の風向調整装置は、ガイドベーンに連接し
た連接部材を介し、ガイドベーンの回転中心に対してガ
イドベーンと連接部材の連接点の距離が異なり、ガイド
ベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆動系のみによ
ってガイドベーンが制御される。
【0019】さらにまた、本発明に係る請求項記載の
空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端部のガ
イドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹状の隔
壁でガイドベーンの動きを妨げずに連接させ、各々のベ
ーンと本体側壁の間の空間を閉塞させるようにしたもの
である。
【0020】さらにまた、本発明に係る請求項記載の
空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端部のガ
イドベーンと本体左または右側壁の間に各々スポンジ状
の部材を充填し、各々のベーンと本体側壁の間の空間を
閉塞させるようにしたものである。
【0021】なお、請求項の発明の上記各風向調整装
置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えた風向調整装置としてもよい。
【0022】さらにまた、本発明に係る請求項記載の
空気調和装置の風向調整装置は、人体の存在場所を検出
するセンサーを用い、センサーの出力に応じて空調気流
の吹出し方向を上記人体の存在場所に自動的に変更する
ように制御し、人体の存在場所に空調気流を集中させて
到達させるものである。
【0023】さらにまた、本発明に係る請求項10記載
の空気調和装置の風向調整装置は、人体の存在場所を検
出するセンサーを用い、人体が散在している場合には空
調気流を人体が存在している範囲に拡散させて吹出すよ
うに2系統の空調気流の吹出し方向を自動的に制御する
ようにしたものである。
【0024】さらに、本発明に係る請求項11記載の空
気調和装置の風向調整装置は、吹出したい左または右方
向の最端部のガイドベーンほど傾き角度が小さくなるよ
うに全てのガイドベーンを制御したものである。
【0025】なお、請求項12の発明の上記空気調和装
置の風向調整装置において、本体側壁の左右方向間隔
を、吹出し風を吹出す方向に向かって徐々に大きくなる
ように変化する滑らかな曲面で構成するとよい。
【0026】また、請求項13の発明のガイドベーンの
制御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る
駆動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆
動系の2系統の駆動系を用いるとよい。
【0027】さらにまた、請求項14の発明のガイドベ
ーンの制御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右
に振る駆動系のみとして、ガイドベーンと上記連接部材
の連接点の位置を固定し、ガイドベーンの回転中心と連
接点の距離を異なるようにしてもよい。
【0028】さらにまた、本発明に係る請求項15記載
の空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端部の
ガイドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹状の
隔壁でガイドベーンの動きを妨げずに連接させ、各々の
ベーンと本体側壁の間の空間を閉塞させるようにしたも
のである。
【0029】さらにまた、本発明に係る請求項16記載
の空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端部の
ガイドベーンと本体左または右側壁の間に各々スポンジ
状の部材を充填し、各々のベーンと本体側壁の間の空間
を閉塞させるようにしたものである。
【0030】なお、請求項17の発明の上記各風向調整
装置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えた風向調整装置としてもよい。
【0031】さらにまた、本発明に係る請求項18記載
の空気調和装置の風向調整装置は、気流を当てる対象物
の存在場所を検出する検出手段を用い、この検出手段か
ら得られる情報に応じて気流の吹出し方向を上記対象物
の存在場所に自動的に変更するように制御し、対象物の
存在場所に気流を集中させて到達させるものである。
【0032】さらにまた、本発明に係る請求項19記載
の空気調和装置の風向調整装置は、気流を当てる対象物
の存在場所を検出する検出手段を用い、この検出手段か
ら上記対象物が散在しているとの情報が得られた場合に
は、気流を上記対象物が存在している範囲に拡散させて
吹出すように2系統の気流の吹出し方向を自動的に制御
するようにしたものである。
【0033】また、この発明の請求項20記載の発明に
係る空気調和装置の風向調整装置においては、本体に設
けられたクロスフローファンと、本体の吹出口に設けら
れてクロスフローファンからの吹き出し風を上下に偏向
させる上下風向偏向板及び複数枚が相互に連結されて左
右に偏向させる左右風向偏向板と、本体に設けられて左
右風向偏向板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この
駆動手段による偏向角度の変化量を制御して駆動手段の
動作による左右風向偏向板の偏向角度が所定値を超えた
ときにクロスフローファンの回転数を増加させる制御装
置とが設けられる。
【0034】また、この発明の請求項21記載の発明に
係る空気調和装置の風向調整装置においては、本体に設
けられたクロスフローファンと、本体の吹出口に設けら
れてクロスフローファンからの吹き出し風を上下に偏向
させる上下風向偏向板及び複数枚が相互に連結されて左
右に偏向させる左右風向偏向板と、本体に設けられて左
右風向偏向板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この
駆動手段による偏向角度の変化量を制御し左右風向偏向
板の偏向角度が所定値よりも大きいときに冷房時には上
下風向偏向板を下向き制御し、暖房時には上下風向偏向
板を上向き制御する制御装置とが設けられる。
【0035】また、この発明の請求項22記載の発明に
係る空気調和装置の風向調整装置においては、本体に設
けられたクロスフローファンと、本体の吹出口に設けら
れてクロスフローファンからの吹き出し風を上下に偏向
させる上下風向偏向板及び複数枚が相互に連結されて左
右に偏向させる左右風向偏向板と、本体に設けられて左
右風向偏向板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この
駆動手段による偏向角度の変化量を制御し冷房時には左
右風向偏向板の偏向角度を縮小制御し、暖房時には左右
風向偏向板の偏向角度を拡大制御する制御装置とが設け
られる。
【0036】また、この発明の請求項23記載の発明に
係る空気調和装置の風向調整装置においては、本体に設
けられたクロスフローファンと、本体の吹出口に設けら
れてクロスフローファンからの吹き出し風を上下に偏向
させる上下風向偏向板及び複数枚が相互に連結されて左
右に偏向させる左右風向偏向板と、本体に設けられて左
右風向偏向板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この
駆動手段による偏向角度の変化量を制御し冷房時に左右
風向偏向板の偏向角度が所定値よりも大きいときは冷房
運転開始から所定時間経過後に左右風向偏向板の偏向角
度を縮小制御する制御装置とが設けられる。
【0037】また、この発明の請求項24記載の発明に
係る空気調和装置の風向調整装置においては、本体に設
けられたクロスフローファンと、本体の吹出口に設けら
れてクロスフローファンからの吹き出し風を上下に偏向
させる上下風向偏向板及び複数枚が相互に連結されて左
右に偏向させる左右風向偏向板と、本体に設けられて左
右風向偏向板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この
駆動手段による偏向角度の変化量を制御し本体の一側面
が本体の設置される居室の壁面に接近して配置されたと
きに左右風向偏向板の偏向領域を壁面のない方向へ補正
するする制御装置とが設けられる。
【0038】また、この発明の請求項25記載の発明に
係る空気調和機の風向変更装置においては、吹出口に配
置され一側の縁部の一端寄りに枢持軸受が上記一端に対
向した他端寄りに回動軸受が設けられ、枢持軸受を介し
て吹出口の内壁に枢着され回動変位して風向を変更する
第1種ベーンと、この第1種ベーンと同様に構成されて
吹出口に第1種ベーンから離れて配置され、第1種ベー
ンの枢持軸受対応位置に枢持軸受が設けられ、第1種ベ
ーンの枢持軸受及び回動軸受の相互間隔よりも短い間隔
で配置されて第1種ベーンの回動軸受対応位置に回動軸
受が設けられて第1種ベーンと同様に回動変位して風向
を変更する第2種ベーンと、上記第1種ベーンと同様に
構成されて吹出口に配置され、第1種ベーン及び第2種
ベーンの間に互いに離れて複数枚が設けられ、第1種ベ
ーンの枢持軸受対応位置に枢持軸受が設けられ、この枢
持軸受が配置された縁部にこの縁部の長手に沿う長穴を
有する係合部が形成され第1種ベーンと同様に回動変位
して風向を変更する第3種ベーンと、両端部にそれぞれ
第1種ベーン及び第2種ベーンの回動軸受に枢持された
連結軸が設けられ、中間部に第3種ベーンの係合部の長
穴にそれぞれ移動可能に嵌合された中間連結軸が設けら
れた連結腕とが設けられる。
【0039】また、この発明の請求項26記載の発明に
係る空気調和機の風向変更装置においては、吹出口に配
置され一側の縁部の一端寄りに枢持軸受が上記一端に対
向した他端寄りに回動軸受が設けられ、枢持軸受を介し
て吹出口の内壁に枢着され回動変位して風向を変更する
第1種ベーンと、この第1種ベーンと同様に構成されて
吹出口に第1種ベーンから離れて配置され、第1種ベー
ンの枢持軸受対応位置に枢持軸受が設けられ、第1種ベ
ーンの枢持軸受及び回動軸受の相互間隔よりも短い間隔
で配置されて第1種ベーンの回動軸受対応位置に回動軸
受が設けられて第1種ベーンと同様に回動変位して風向
を変更する第2種ベーンと、上記第1種ベーンと同様に
構成されて吹出口に配置され、第1種ベーン及び第2種
ベーンの間に互いに離れて複数枚が設けられ、第1種ベ
ーンの枢持軸受対応位置に枢持軸受が設けられ、この枢
持軸受が配置された縁部にこの縁部の長手に沿う長穴を
有する係合部及び長穴の直上部に設けられた軸受部が形
成され第1種ベーンと同様に回動変位して風向を変更す
る第3種ベーンと、両端部にそれぞれ第1種ベーン及び
第2種ベーンの回動軸受に枢持された連結軸が設けら
れ、中間部に第3種ベーンの係合部の長穴にそれぞれ移
動可能に嵌合された中間連結軸及びこれらの中間連結軸
相互の中間に配置されて第3種ベーンの軸受部に枢持さ
れた中間結合軸を有する連結腕とが設けられる。
【0040】また、この発明の請求項27記載の発明に
係る空気調和機の風向変更装置においては、吹出口に左
右それぞれ一組が配置されて互いに反対方向に回動変位
して風向を変更し上記左右それぞれ一組の相互間に狭い
隙間を形成し、表面に複数の露受け凹所が凹設されたベ
ーンが設けられる。
【0041】また、この発明の請求項28記載の発明に
係る空気調和機の風向変更装置においては、吹出口に配
置されて回動変位して風向を変更するベーンと、このベ
ーンの一側の縁部に設けられて環状の一側が切欠されて
C字状に形成され枢持軸受と、この枢持軸受に抱持状態
に嵌合されたスリーブと、吹出口の内壁に立設されてス
リーブに挿通され、上端にスリーブ上縁に係合する爪が
突設された軸とが設けられる。
【0042】
【作用】本発明における請求項1記載の空気調和装置の
風向調整装置は、吹出したい左または右方向の最端部の
ガイドベーンほど傾き角度が大きくなるように全てのガ
イドベーンを制御するようにしたので、ノズルの左右辺
部の壁面および前面パネルの左右側壁面に当たって反射
するかまたは前方への直進流に偏向される流れに対し、
これに隣接するかまたは近傍のガイドベーン間を通り抜
ける流れが設定した左右傾き角度よりも大きい角度で吹
出すので、流れを双方の流れの合成ベクトル方向へ偏向
し、結果として吹出し流れ全体を設定した左右吹出し方
向へ吹出すことができる。
【0043】また、本発明における請求項2記載の空気
調和装置の風向調整装置は、吹出したい左または右方向
の最端部、または最端部から特定枚数のガイドベーンの
みの傾き角度を他のガイドベーンより大きくして、この
ガイドベーンと本体左または右側壁の間を閉塞したの
で、ノズルの左右辺部の壁面および前面パネルの左右側
壁面に当たって反射するかまたは前方への直進流に偏向
される流れをなくすことができ、結果として吹出し流れ
全体を設定した左右吹出し方向へ吹出すことができる。
【0044】なお、請求項3の発明の上記風向調整装置
において、本体側壁の左右方向間隔を、吹出し風を吹出
す方向に向かって徐々に大きくなるように変化する滑ら
かな曲面で構成すると急な傾き角に対しても制御性が増
し、より正確に吹出し方向を設定することができる。
【0045】また、請求項4の発明のガイドベーンの制
御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆
動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆動
系の2系統の駆動系を用いると低コスト化できる。
【0046】また、請求項5の発明のガイドベーンの制
御は、ガイドベーンの回転中心に対してガイドベーンと
連接部材の連接点の距離が異なり、ガイドベーンを吹出
し風向に応じて左右に振る駆動系のみによって行われる
ので、製作費を節減できる。
【0047】さらに、本発明に係る請求項又は記載
の空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端部の
ガイドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹状の
隔壁で連接、あるいはスポンジ状の部材で充填している
ので、各々のベーンと本体側壁の間の空間が閉塞され、
ノズルの左右辺部の壁面および前面パネルの左右側壁面
に当たって反射するかまたは前方への直進流に偏向され
る流れをなくすことができ、結果として吹出し流れ全体
を設定した左右吹出し方向へ吹出すことができる。
【0048】なお、請求項の発明の上記各風向調整装
置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えれば、人が散在しているときでもワイドモ
ードで運転できる。
【0049】さらに、本発明に係る請求項記載の空気
調和装置の風向調整装置は、人体の存在場所を検出する
センサーを用いて空調気流の吹出し方向を自動的に変更
するように制御しているので、人体の存在場所に常に空
調気流を送ることができる。
【0050】さらにまた、本発明に係る請求項10記載
の空気調和装置の風向調整装置は、ガイドベーンの制御
を左右2系統に分けた風向調整装置を用い、人体の存在
場所を検出するセンサーを設置して、人体が散在してい
る場合には空調気流を人体が存在している範囲に拡散さ
せて吹出すように2系統の空調気流の吹出し方向を自動
的に制御するようにしているので、風向きの自動調整に
際し、ワイドモードでの運転もできる。
【0051】さらに、本発明における請求項11記載の
空気調和装置の風向調整装置は、吹出したい左または右
方向の最端部のガイドベーンほど傾き角度が小さくなる
ように全てのガイドベーンを制御するようにしたので、
ガイドベーンの傾き角度が大きい場合や、ガイドベーン
から吹出しノズル出口までの距離が大きい場合で、吹出
したい左または右方向の最端部から多数枚のガイドベー
ンが制御する吹出し気流がノズルの左右辺部の壁面およ
び前面パネルの左右側壁面と干渉する時に、最端部ほど
傾き角度を小さくしてこの干渉による風量低下を抑制す
ることができると共に、干渉のない最端部から離れたガ
イドベーンの傾き角度を大きくして吹出すので、全体の
流れを双方の流れの合成ベクトル方向へ偏向し、結果と
して吹出し流れ全体を設定した左右方向へ吹き出すこと
ができる。
【0052】なお、請求項12の発明の空気調和装置の
上記風向調整装置において、本体側壁の左右方向間隔
を、吹出し風を吹出す方向に向かって徐々に大きくなる
ように変化する滑らかな曲面で構成すると急な傾き角に
対しても制御性が増し、より正確に吹出し方向を設定す
ることができる。
【0053】また、請求項13の発明のガイドベーンの
制御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る
駆動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆
動系の2系統の駆動系を用いると低コスト化できる。
【0054】さらにまた、請求項14の発明のガイドベ
ーンの制御は、ガイドベーンに連接した連接部材によ
り、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆動
系のみを用い、ガイドベーンと上記連接部材の連接点の
位置を固定し、ガイドベーンの回転中心と連接点の距離
を異なるようにしたので、各々のガイドベーンの傾きを
異なしめる機構と駆動系を省略することができ、信頼性
とさらなる低コスト化ができる。
【0055】さらに、本発明に係る請求項15又は16
記載の空気調和装置の風向調整装置は、左または右最端
部のガイドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹
状の隔壁で連接、あるいはスポンジ状の部材で充填して
いるので、各々のベーンと本体側壁の間の空間が閉塞さ
れ、ノズルの左右辺部の壁面および前面パネルの左右側
壁面に当たって反射するかまたは前方への直進流に偏向
される流れをなくすことができ、結果として吹出し流れ
全体を設定した左右吹出し方向へ吹出すことができる。
【0056】なお、請求項17の発明の上記各風向調整
装置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えれば、人が散在しているときでもワイドモ
ードで運転できる。
【0057】さらに、本発明に係る請求項18記載の空
気調和装置の風向調整装置は、人体等の対象物の存在場
所を検出するセンサーを用いて空調気流の吹出し方向を
自動的に変更するように制御しているので、人体の存在
場所に常に空調気流を送ることができる。
【0058】さらにまた、本発明に係る請求項19記載
の空気調和装置の風向調整装置は、ガイドベーンの制御
を左右2系統に分けた風向調整装置を用い、人体等の対
象物の存在場所を検出するセンサーを設置して、人体が
散在している場合には空調気流を人体が存在している範
囲に拡散させて吹出すように2系統の空調気流の吹出し
方向を自動的に制御するようにしているので、風向きの
自動調整に際し、ワイドモードでの運転もできる。
【0059】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項20記載の発明の空気調和装置の風向調整装置で
は、左右風向偏向板の偏向角度が大きいときにクロスフ
ローファンの回転数が増加して、吹き出し風量が左右風
向偏向板の偏向角度が小さいときとほぼ同量になる。こ
のため、左右風向偏向板の偏向角度が大きいときにも冷
房時の吹き出し気流の温度が比較的に高く保たれ、居室
内の空気の吹き出し口への逆流が防止されて吹き出し口
への着露が減少する。また、左右風向偏向板の偏向角度
が大きいときも暖房時温風が床面に到達して快適性が保
持される。
【0060】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項21記載の発明の空気調和装置の風向調整装置で
は、左右風向偏向板の偏向角度が所定値よりも大きいと
きに冷房時には上下風向偏向板が規定状態よりも下向き
になり、暖房時には上下風向偏向板が規定状態よりも上
向きになる。これにより、吹き出し気流の到達方向精度
が向上する。
【0061】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項22記載の発明の空気調和装置の風向調整装置で
は、冷房時には左右風向偏向板の偏向角度が縮小され、
暖房時には左右風向偏向板の偏向角度が拡大される。こ
れにより、冷房時は冷風による着露が防止でき、暖房時
は温風が居室の必要箇所に到達する。
【0062】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項23記載の発明の空気調和装置の風向調整装置で
は、冷房時に左右風向偏向板の偏向角度が所定値よりも
大きいときは冷房運転開始から所定時間経過後に左右風
向偏向板の偏向角度が縮小される。これにより、冷房運
転開始時には居室の中央を避けて送風され次第に中央寄
りに送風される。
【0063】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項24記載の発明の空気調和装置の風向調整装置で
は、本体の一側面が本体の設置される居室の壁面に接近
して配置されたときには左右風向偏向板の偏向領域が壁
面のない方向へ補正される。これにより、吹き出し気流
の方向が壁面に反射しない角度以下になり居室内を正常
に循環する。
【0064】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項25記載の発明では、複数枚からなる一組のベー
ンの中間位置に複数枚の第3種ベーンが配置されること
によりベーンの種類が少なくなる。
【0065】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項26記載の発明では、複数枚からなる一組のベー
ンの中間位置に複数枚の第3種ベーンが配置されること
によりベーンの種類が少なくなる。また、複数枚の第3
種ベーンのうち中間位置の第3種ベーンは中間結合軸に
より連結軸の所定位置に枢持される。
【0066】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項27記載の発明では、吹出口に設けられた左右そ
れぞれ一組のベーンが対向する中心部に狭い隙間が形成
され、この隙間から吹出す風が弱いため周囲の二次空気
を巻き込み、ベーンが生成する露が露受け凹所に保留さ
れる。
【0067】また、上記のように構成されたこの発明の
請求項28記載の発明では、吹出口に設けられたベーン
が吹出口の内壁から立設された軸にスリーブ及び枢持軸
受を介して枢着される。
【0068】
【実施例】 実施例1.以下、本発明の一実施例を図について説明す
る。図1は右側ガイドベーン付近の詳細説明図、図2は
図1のガイドベーンを右方向に傾けた場合の右側ガイド
ベーン付近の詳細説明図、図3(a)(b)は、図1の駆動系
の動作を説明する斜視図である。図中、(8)は吹出ノズ
ル(9)の左右辺部の壁(10)(14)間に複数枚並設され枢軸
(17)で枢持され、風向を左右に変換するガイドベーン、
(12)は風路(13)の吹出口(4)側に設置され電動機(18)で
駆動される送風機、(15)は前面パネル(2)の右側壁であ
る。(20)は複数のガイドボーン(8)を同時に左右の任意
角度に向けるための左右変更ロッド、(21)はガイドベー
ン(8)と左右変更ロッド(20)の交点であり、交点(21)は
左右変更ロッド(20)の長手方向およびガイドボーン(8)
の内面で枢軸(17)と直角方向に移動することができるよ
うになっている。(22)は左右変更ロッド(20)の左右移動
方向と直角方向への傾きを変更する左右傾き変更ロッド
である。(23)および(24)は各々左右変更ロッド(20)の左
右端部に位置し、回転軸(27)および(28)を中心に回転
し、左右変更ロッド(20)と回転軸(27)および(28)との距
離を変えることにより、左右変更ロッド(20)の左右移動
方向と直角方向への傾きを変える左側および右側カムで
ある。(25)および(26)は、各々左側および右側カム(23)
(24)と一体で回転軸(27)および(28)の回りに回転し、さ
らに回転軸(35)および(36)で左右傾き変更ロッド(22)に
連接する左側および右側カンチレバーである。また、(2
9)は回転軸(37)をもつ左右傾き変更電動機、(30)は回転
軸(37)を中心に左右傾き変更電動機(29)により回転し、
枢軸(33)により左右傾き変更ロッド(22)に枢持され、左
右傾き変更ロッド(22)を左右に移動させる左右傾き変更
カンチレバーであり、枢軸(33)は左右傾き変更カンチレ
バー(30)の長手方向に移動可能である。(31)は回転軸(3
8)を持つ左右変更電動機、(32)は回転軸(38)を中心に左
右変更電動機(31)により回転し、枢軸(34)により左右変
更ロッド(20)に枢持され、左右変更ロッド(20)を左右に
移動させる左右変更カンチレバーであり、枢軸(34)は左
右変更カンチレバー(32)の長手方向に移動可能である。
(39)および(40)は、左右傾き偏向ロッドを左側カム(23)
および右側カム(24)の周囲に接触させ、カムの動きに連
動して移動させるためのコイルバネである。
【0069】次に動作について説明する。ガイドベーン
と左右変更ロッドの交点(21)は、ガイドベーン(8)の内
面で枢軸(17)と直角方向に移動可能なので、図1のよう
に左右変更ロッド(20)を各枢軸(17)を結んだ直線に対し
て平行にした状態では、左右変更電動機(31)の回転軸(3
8)を回転して左右変更カンチレバー(32)を回転し、枢軸
(34)を介して左右変更ロッド(20)を左右に移動させる
と、ガイドーンと左右変更ロッドの交点(21)と枢軸(1
7)の距離は各ガイドベーン(8)に対して同一であるの
で、各ガイドベーン(8)はすべて同一の角度をもって傾
く。これに対して、図2のように左右変更ロッド(20)を
各枢軸(17)を結んだ直線に対して基準位置から左端を+
B、右端を−Bだけ傾けると、各ガイドベーン(8)にお
けるガイドベーンと左右変更ロッドの交点(21)と枢軸(1
7)の距離は左端から右端へ向い徐々に短くなるので、こ
の状態で左右変更電動機(31)の回転軸(38)を回転して左
右変更カンチレバー(32)を回転し、枢軸(34)を介して左
右変更ロッド(20)を右方向へ変位量+Aだけ移動させる
と、各ガイドベーン(8)におけるガイドベーンと左右変
更ロッドの交点(21)の右方向変位は同様に+Aである
が、枢軸(17)と交点(21)の距離が異なるので、結局各々
のガイドベーン(8)の傾きはθ1からθ6まで徐々に大き
くなる。ここで左右変更カンチレバー(32)は、枢軸(34)
を介して左右変更ロッド(20)に枢持されているが、左右
変更カンチレバー(32)に設けられた溝により枢軸(34)は
左右変更カンチレバー(32)の長手方向に移動可能なた
め、左右変更ロッド(20)を傾けた際の変位量±Bを吸収
できるようになっている。
【0070】次に左右変更ロッド(20)を各枢軸(17)を結
んだ直線に対して傾けるための機構について説明する。
図3(a)においては、左右変更ロッド(20)は各枢軸(17)
を結んだ直線と平行になっている状態を示している。こ
の時の回転軸(27)(28)と左右回転ロッド(20)の距離をD
1とする。左右変更ロッド(20)は、コイルバネ(39)(40)
により左側カム(23)および右側カム(24)の方向に引き寄
せられているので、左側カム(23)および右側カム(24)の
周囲に接触して移動できるようになっている。左右傾き
変更電動機(29)の回転軸(37)を回転させて左右傾き変更
カンチレバー(30)を回転させると、枢軸(33)を介して左
右傾き変更ロッド(22)を左右に移動させる。左側カンチ
レバー(25)および右側カンチレバー(26)は、各々回転軸
(27)(28)を中心に回転するので、左右傾き変更ロッド(2
2)の左右方向への移動は回転軸(35)(36)を介して回転軸
(27)(28)を中心に回転する。左側カンチレバー(25)およ
び右側カンチレバー(26)は、各々回転軸(27)および(28)
を介して右側カム(23)および左側カム(24)と連動してい
るので、左側カンチレバー(25)および右側カンチレバー
(26)の回転運動は、各々左側カム(23)および右側カム(2
4)の回転をもたらす。図3(b)のように左右傾き変更電
動機(29)を回転させると、左側カム(23)は回転軸(27)と
左右変更ロッド(20)の距離を(D1+B)と大きくするよ
うに作用し、右側カム(24)は回転軸(28)と左右変更ロッ
ド(20)の距離を(D1−B)と小さくするように作用す
る。結局、左右変更ロッド(20)は各枢軸(17)を結んだ直
線に対して傾けられることになる。ここで、左側カム(2
3)および右側カム(24)に記したH、N、Lのマークは、
各々回転軸(27)(28)と左右変更ロッド(20)の距離が(D1
+B)、D1、(D1−B)となる位置を示したものであ
る。以上のように、吹出し風が吹出す左右いずれかの方
向のガイドベーンほど傾き角度が大きくなるように全て
のガイドベーンを制御すると、例えば右方向の吹出し風
に対しては、ノズルの右辺部の壁(14)および前面パネル
の右側壁(15)に当たって反射するか、または前方への直
進流に偏向される流れに対し、これに隣接するかまたは
近傍のガイドベーン間を通り抜ける流れが設定した右傾
き角度よりも大きい角度で吹出すので、流れを双方の流
れの合成ベクトル方向へ偏向し、結果として吹出し流れ
全体を設定した吹出し方向へ吹出すことができる。な
お、以上に述べた実施例では、ガイドベーンを右側に傾
けた場合の右側ガイドベーン付近の機構について説明し
たが、同様の機構によりガイドベーンを左側に傾けた場
合も同様の効果を得ることができる。
【0071】さらに、図4は上記実施例1におけるガイ
ドベーン(8)と左右変更ロッド(20)の接続機構を詳細に
示す斜視図である。図中、(8)は枢軸(17)で枢持され風
向を左右に変換するガイドベーン、(20)は複数のガイド
ベーン(8)を同時に左右の任意角度に向けるための左右
変更ロッド、(41)はガイドベーン上に設けられた開口
で、左右変更ロッド(20)が枢軸(17)と直角方向に±Bだ
け移動できるように長辺がW1であるベーン方向スライ
ド穴、(42)は左右変更ロッドに設けられた開口で、ガイ
ドベーン(8)と左右変更ロッド(20)の交差角度が変化し
てもスライド軸(43)に無理な応力がかからない程度にロ
ッドの長手方向に幅W2を持ったロッド方向スライド穴
である。このように構成すると、左右変更ロッド(20)
は、スライド軸(43)に沿ってガイドベーン(8)の枢軸(1
7)と直角方向にスライドさせることが出来る。
【0072】図5は上記実施例1におけるガイドベーン
(8)と左右変更ロッド(20)の他の接続機構を詳細に示す
斜視図である。図中、(8)は枢軸(17)で枢持され風向を
左右に変換するガイドベーン、(20)は複数のガイドベー
ン(8)を同時に左右の任意角度に向けるための左右変更
ロッド、(44)はガイドベーンにE字状に切込みを入れて
形成したスライドバー、(45)はガイドベーン端部に取り
付けて左右変更ベーン(20)がスライドバーから脱落する
のを防止するガイドベーン枠であり、ガイドベーン(8)
とガイドベーン枠(45)を組み立てた状態でのスライドバ
ー(44)の長さは左右変更ロッド(20)が±Bだけ移動でき
る長さを持つ。(42)は左右変更ロッドに設けられた開口
で、ガイドベーン(8)と左右変更ロッド(20)の交差角度
が変化してもスライドバー(44)に無理な応力がかからな
い程度にロッドの長手方向に幅W2を持ったロッド方向
スライド穴である。このように構成すると、左右変更ロ
ッド(20)は、スライドバー(44)に沿ってガイドベーン
(8)の枢軸(17)と直角方向にスライドさせることが出来
る。
【0073】さらにまた、図6は上記実施例1における
左右変更ロッド(20)を左側カム(23)あるいは右側カム(2
4)の周囲に接触して移動させるための機構の他の実施例
を示す説明図である。図中、(20)は左右変更ロッド、(2
4)は回転軸(28)を中心として回転する右側カムである。
(39)はコイルバネであり、図3の実施例では左右変更ロ
ッド(20)を右側カムの方向へ引き寄せるように作用させ
ていたが、ここでは左右変更ロッド(20)を右側カムの方
向へ押し付けるように作用させている。このように構成
しても同様に、左右変更ロッド(20)を左側カム(23)ある
いは右側カム(24)の周囲に接触して移動させることがで
きる。
【0074】図7は上記実施例1における左右変更ロッ
ド(20)を左側カム(23)あるいは右側カム(24)の周囲に接
触して移動させるための機構のさらに他の実施例を示す
説明図である。図中、(20)は左右変更ロッド、(24)は回
転軸(28)を中心として回転する右側カム、(46)は右側カ
ムに設けられたならい溝、(47)は一端を左右変更ロッド
(20)に固定され、他端をならい溝(46)に挿入されて、右
側カム(24)の回転によりならい溝(46)に沿って動くガイ
ドピンである。この実施例によれば、コイルバネ(39)を
省略でき、かつカムの回転限界以上の回転を抑止する機
構も省略できる。なお、以上に述べた実施例では右側カ
ム(24)の周辺機構について述べたが、左側カム(23)付近
の機構についても同様の構造を採用することにより同様
の効果を奏することは言うまでもない。
【0075】なお、ガイドベーンの制御系を左右2系統
に分割し、各々の系統毎に上記実施例と同様の構成の、
ガイドベーンの傾きを異ならしめる駆動系を備えた風向
調整装置とすることにより、人が散在しているときでも
精度良く、ワイドモードで運転できる。なおこの際、各
系統の吹出し方向が同一方向の場合は、傾けたい方向の
ガイドベーン群は上記実施例で示した制御を行い、逆の
側のガイドベーン群は従来と同様の制御を行えばよい。
図8に、図1のガイドベーンを左方向に傾けた場合の右
側ガイドベーン群付近の詳細説明図を示す。図に示すよ
うに、左右変更ロッド(20)を各枢軸(17)を結んだ直線に
対して平行に、すなわち左右変更ロッド(20)の両端の変
位量をB=0にした状態で、左右変更ロッド(20)を左方
向に変位量−Aだけ移動すると、ガイドベーンと左右変
更ロッドの交点(21)と枢軸(17)の距離は各ベーンに対し
て同一であり、各交点(21)の左右方向移動量は一様に−
Aであるので、各ガイドベーン(8)の傾きは全て同一の
θ1となり同一の傾きとなる。このように、ガイドベー
ンの制御系を左右2系統に分割し、ガイドベーンを傾け
たい方向のガイドベーン群を図2に示したように制御
し、傾けたい方向と逆の側のガイドベーン群を図8に示
したように制御するために、左右異なる駆動系によって
駆動しても上記実施例と同様の効果を奏することができ
る。
【0076】さらにまた、図9は上記実施例1におい
て、本体前面パネルの左右側壁をベルマウス形状にした
際の、図1のガイドベーンを右方向に傾けた場合の右側
ガイドベーン付近の詳細説明図である。図中、(48)は左
側壁(11)と右側壁(15)の間の距離を吹出し風の下流程徐
々に大きくしてベルマウスを形成した際のベルマウス形
状の右側壁である。このように構成すれば、ノズルの右
辺部の壁(14)および前面パネルの右側壁(15)に当たって
反射するかまたは前方への直進流に偏向される流れV2
に対し、これに隣接するかまたは近傍のガイドベーン間
を通り抜ける流れW2が設定した左右傾き角度よりも大
きい角度で吹出すので、流れを双方の流れの合成ベクト
ル(V2+W2)の方向へ偏向し、かつこの流れがベルマウ
ス形状の右側壁(48)にコアンダ効果によって付着する効
果が加わるため、より正確に吹出し方向を設定すること
ができる効果がある。
【0077】実施例2.以下、本発明の別の実施例を図
について説明する。図10は右側ガイドベーン付近の詳
細説明図、図11は図10のガイドベーンを右方向に傾
けた場合の右側ガイドベーン付近の詳細説明図、図12
(a)(b)は駆動系の動作を説明するための斜視図である。
図中、(8)は吹出ノズル(9)の左右辺部の壁(10)(14)間に
複数枚並設され、枢軸(17)で枢持され風向を左右に変換
するガイドベーン、(12)は風路(13)の吹出口(4)側に設
置され電動機(18)で駆動される送風機、(15)は前面パネ
ル(2)の右側壁である。(20)は軸(21)でガイドベーン(8)
に枢着され、複数のガイドベーン(8)を同時に左右の任
意角度に向けるための左右変更ロッドである。ここで、
実施例1とは異なり、枢軸(17)と軸(21)の距離は全ての
ガイドベーン(8)に対して一定である。(31)は回転軸(3
8)を持つ左右変更電動機、(32)は回転軸(38)を中心とし
て左右変更電動機(31)により回転し、枢軸(34)により左
右変更ロッド(20)に枢持され、左右変更ロッド(20)を左
右に移動させる左右変更カンチレバーであり、枢軸(34)
は左右変更カンチレバー(32)の長手方向に移動可能であ
る。(50)は回転軸(56)を介して左右変更ロッド(20)の一
端に枢持された傾き変更L型ロッド、(51)は傾き変更L
型ロッド(50)の長手方向に設けられ、L型形状を持つガ
イド溝、(54)は回転軸(53)をもつ傾き変更電動機、(52)
は回転軸(53)を中心に傾き変更電動機(54)により回転
し、傾き変更L型ロッドに接するように設けられた傾き
変更カム、(55)はガイド溝(51)を介して傾き変更L型ロ
ッド(50)をガイドベーン(8)に枢持させるためのガイド
ピンであり、ガイドピン(55)はガイド溝(51)に沿って自
由に移動できる。(49)は傾き変更L型ロッド(50)の一端
を傾き更カム(52)の方向へ押し付け、傾き変更L型ロ
ッド(50)が傾き変更カム(52)の周囲に接触して移動させ
るためのコイルバネである。
【0078】次に動作について説明する。まず、図10
のように傾き変更L型ロッド(50)の姿勢を固定した場合
には、隣接する軸(21)間の距離、およびガイドピン(55)
と隣接する軸(21)間の距離は全て同一となるように設計
している。この状態で、左右変更電動機(31)により回転
軸(38)を回転させ、これに連動して左右変更カンチレバ
ー(32)を回転させ、枢軸(34)を介して左右変更カンチレ
バー(32)の回転運動を左右変更ロッド(20)の左右方向直
線移動に変えると、各ガイドベーン(8)の回転半径は軸
(21)およびガイドピン(55)と枢軸(17)の距離が同一であ
り、かつ隣接した軸(21)間の距離とガイドピン(55)と隣
接した軸(21)間の距離が同一であるように設計されてい
るため、全てのガイドベーンは同一の角度だけ傾けられ
る。次に、図11のように傾き変更カム(52)を回転させ
て、傾き変更L型ロッド(50)を傾き変更カム(52)の方向
へ移動した状態では、傾き変更L型ロッド(50)を移動さ
せたためガイドピン(55)と隣接した軸(21)の距離が、隣
接した軸(21)間の間隔より長くなるように傾き変更L型
ロッドの形状を設計している。この状態で左右変更電動
機(31)により回転軸(38)を回転させ、これに連動して左
右変更カンチレバー(32)を回転させ、枢軸(34)を介して
左右変更カンチレバー(32)の回転運動を左右変更ロッド
(20)の左右方向直線移動(移動距離A1)に変えると、各
ガイドベーン(8)の回転半径は軸(21)およびガイドピン
(55)と枢軸(17)の距離が等しいため同一であるが、隣接
した軸(21)間の距離と、ガイドピン(55)と隣接した軸(2
1)間の距離が異なるため、左右変更ロッド(20)の左右方
向移動距離がA1であるのに対して、軸(21)はA1移動、
ガイドピン(55)はA2(A1<A2)移動する。その結果、
最右端のガイドベーン(8)のみ角度θ2傾くのに対して、
他のガイドベーン(8)はθ11<θ2)傾く。したがっ
て、最右端のガイドベーン(8)のみ他のガイドベーン(8)
の傾き角度より大きく設定できる。次に傾き変更L型ロ
ッド(50)の姿勢を変更して、最右端のガイドベーン(8)
のみの傾き角度を大きくするための機構について説明す
る。図12(a)は、傾き変更カム(52)と傾き変更L型ロ
ッド(50)の接点と回転軸(53)の距離が最も大きくなるよ
うに傾き変更カム(52)の位置を設定した場合であり、ガ
イドピン(55)が傾き変更L型ロッド(50)のガイド溝(51)
の最も回転軸(56)に近い側に設定され、隣接する軸(21)
間の距離、およびガイドピン(55)と隣接する軸(21)間の
距離は全て同一となっている。この状態では、各ガイド
ベーン(8)は全て同一の傾き角度を持つように制御され
る。次に、傾き変更電動機(54)により回転軸(53)を回転
することにより傾き変更カム(52)を回転して、傾き変更
カム(52)と傾き変更L型ロッド(50)の接点と回転軸(53)
の距離を短くすると、コイルばね(49)により押されて、
傾き変更L型ロッド(51)は回転軸(56)を中心として傾き
変更カムの方向へ移動し、ガイドピン(55)はガイド溝(5
1)に案内されて回転軸(56)から遠ざかる方向に移動す
る。この状態では、ガイドピン(55)と隣接した軸(21)の
距離が、隣接した軸(21)間の間隔より長くなる。傾き変
更カム(52)上に記したマークは、隣接する軸(21)間の距
離、およびガイドピン(55)と隣接する軸(21)間の距離は
全て同一となる位置をM、隣接する軸(21)間の距離、お
よびガイドピン(55)と隣接する軸(21)間の距離が最も大
きく異なる位置をLとして表したものである。なお、以
上に述べた実施例では、ガイドベーンを右側に傾けた場
合の右側ガイドベーン付近の機構について説明したが、
左右変更ロッド(20)の左端部に、傾き変更L型ロッド(5
0)、ガイド溝(51)、ガイドピン(55)、回転軸(56)、コイ
ルばね(49)を同様に設けることにより、ガイドベーンを
左側に傾けた場合も同様の効果を得ることができる。
【0079】以上のように、左または右最端部のガイド
ベーンの傾き角度を他のガイドベーンよりも大きくした
ので、左または右最端部のガイドベーンと本体左または
右側壁の間を閉塞でき、ノズルの左右辺部の壁面および
前面パネルの左右側壁面に当たって反射するかまたは前
方への直進流に偏向される流れをなくすとともに、右最
端部または左最端部のベーンとその隣のベーンの間の流
れは大部分隣のベーンの傾き方向に流れ、断面積が拡大
していく効果により、流れが減速するため、全体の左右
方向の流れに影響を与えることはなく、結果として吹出
し流れ全体を設定した左右吹出し方向へ吹出すことがで
きる。
【0080】なお、上記実施例では、コイルバネ(49)は
傾き変更L型ロッド(50)を傾き変更カム(52)の方向へ押
し付けるように作用させていたが、傾き変更L型ロッド
(50)を傾き変更カム(52)の方向へ引き寄せるように作用
させても同様の効果が得られる。
【0081】さらにまた、上記実施例では、左または右
最端部のガイドベーンの傾き角度を他のガイドベーンの
傾き角度より大きくする構造について示したが、傾き変
更L型ロッド(50)を挿入してガイドベーンの傾き角度を
異ならしめる分岐点の位置を変更し、分岐点で分割され
たガイドベーン群を各々別の左右変更ロッドで連結する
ことにより、左または右最端部から特定枚数分のガイド
ベーンの傾き角度を他のガイドベーンより大きくして
も、左または右最端部のガイドベーンと本体左または右
側壁の間を閉塞でき、かつ傾斜角度の大きい上記特定枚
数のベーン間の距離は傾斜時には他のボーン間の距離に
比べて小さくなるので風路抵抗が大きくなり、傾斜の大
きいボーン間に流れが入り込み難くなり、流れが遮断で
きる。この結果、上記と同様、吹出し流れ全体を設定し
た左右吹出し方向へ吹出すことができる。
【0082】さらに、図13は上記実施例2におけるガ
イドベーン(8)と左右変更ロッド(20)の接続機構の一実
施例を示す斜視図、図14はガイドベーン(8)と傾き変
更L型ロッド(50)の接続機構の一実施例を示す斜視図で
ある。図中、(8)は枢軸(17)で枢持され風向を左右に変
換するガイドベーン、(20)は軸(21)でガイドベーン(8)
に枢着され、複数のガイドベーン(8)を同時に左右の任
意角度に向けるための左右変更ロッドである。(55)はガ
イド溝(51)を介して傾き変更L型ロッド(50)をガイドベ
ーン(8)に枢持させるためのガイドピンであり、ガイド
ピン(55)はガイド溝(51)に沿って自由に移動できる。
【0083】実施例3.図15は本発明のさらに別の実
施例を示す図であり、右側ガイドベーン付近の詳細説明
図である。図中、(8)は吹出ノズル(9)の左右辺部の壁(1
0)(14)間に複数枚並設され枢軸(17)で枢持され風向を左
右に変換するガイドベーン、(12)は風路(13)の吹出口
(4)側に設置され電動機(18)で駆動される送風機、(15)
は前面パネル(2)の右側壁である。(20)は軸(21)でガイ
ドベーン(8)に枢着され、複数のガイドベーン(8)を同時
に左右の任意角度に向けるための左右変更ロッドであ
る。ここで、枢軸(17)と軸(21)の距離は全てのガイドベ
ーン(8)に対して一定である。(57)は右最端部のガイド
ベーン(8)と本体右側壁(15)の間をガイドベーンの動き
を妨げずに連接させ、各々のベーンと本体側壁の間の空
間を閉塞させる蛇腹状の隔壁である。
【0084】以上のように、左または右最端部のガイド
ベーンと本体左または右側壁の間を蛇腹状の隔壁により
常時閉塞すると、ノズルの左右辺部の壁面および前面パ
ネルの左右側壁面に当たって反射するか、または前方へ
の直進流に偏向される流れをなくすことができ、結果と
して吹出し流れ全体を設定した左右吹出し方向へ吹出す
ことができる。なお、以上に述べた実施例では、ガイド
ベーンを右側に傾けた場合の右側ガイドベーン付近の機
構について説明したが、左最端部のガイドベーン(8)と
本体左側壁(11)の間をガイドベーンの動きを妨げずに、
各々のベーンと本体側壁の間の空間を蛇腹状隔壁によ
り、閉塞させるガイドベーンを左側に傾けた場合も同様
の効果を得ることができる。
【0085】実施例4.図16は本発明のさらに別の実
施例を示す図であり、右側ガイドベーン付近の詳細説明
図である。図中、(8)は吹出ノズル(9)の左右辺部の壁(1
0)(14)間に複数枚並設され枢軸(17)で枢持され風向を左
右に変換するガイドベーン、(12)は風路(13)の吹出口
(4)側に設置され電動機(18)で駆動される送風機、(15)
は前面パネル(2)の右側壁である。(20)は軸(21)でガイ
ドベーン(8)に枢着され、複数のガイドベーン(8)を同時
に左右の任意角度に向けるための左右変更ロッドであ
る。ここで、枢軸(17)と軸(21)の距離は全てのガイドベ
ーン(8)に対して一定である。(58)は右最端部のガイド
ベーン(8)と本体右側壁(15)の間をガイドベーンの動き
を妨げずに連接させ、各々のボーンと本体側壁の間の空
間を閉塞させるスポンジ状の隔壁である。
【0086】以上のように、左または右最端部のガイド
ベーンと本体右側壁の間をスポンジ状の隔壁により、右
に傾いたときに閉塞すると、ノズルの右辺部の壁面およ
び前面パネルの右側壁面に当たって反射するか、または
前方への直進流に偏向される流れをなくすことができ、
結果として吹出し流れ全体を設定した右吹出し方向へ吹
出すことができる。なお、以上に述べた実施例では、ガ
イドベーンを右側に傾けた場合の右側ガイドベーン付近
の機構について説明したが、左最端部のガイドベーン
(8)と本体左側壁(11)の間をガイドベーンの動きを妨げ
ずに、各々のベーンと本体側壁の間の空間をスポンジ状
隔壁により、閉塞させるガイドベーンを左側に傾けた場
合も同様の効果を得ることができる。さらに、上記実施
例ではスポンジ状の隔壁により、傾いたときにガイドベ
ーンと本体側壁の間を閉塞するようにしたが、常時閉鎖
状態となるようなスポンジ状の隔壁としてもよい。
【0087】なお、上記実施例2ないし4の風向調整装
置においても、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えれば、人が散在しているときでもワイドモ
ードで運転できる。
【0088】実施例5.なお、上記の全ての実施例にお
ける空気調和装置の風向調整装置は、人体の存在場所を
検出するセンサーを用い、センサーの出力に応じて空調
気流の吹出し方向を自動的に変更するように制御し、人
体の存在場所に空調気流を集中して到達させる場合に用
いると、空調気流の吹出し方向を正確に設定でき、制御
性の良い空気調和システムを構成することができる。図
17はこのような風向調整装置の制御動作を説明するフ
ローチャートであり、まずステップS1では空気調和機
に取り付けられた2つの放射温度センサから人体までの
距離を計測する。ステップS2では2つの放射温度セン
サの出力から三角測量をして、人体の存在方向と空気調
和機との距離を算出する。次にステップS3では風向調
整装置の吹出し方向を上記人体の存在方向へ設定する。
ステップS4では上記距離と人体の存在方向からチェン
ジベーンの角度とファン回転数(風速)を制御して、温度
ドリフトを考慮した上下の吹出し角度を決定する。
【0089】また、ガイドベーンの制御を左右2系統に
分けて、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならし
める駆動系を具備させた構造においては、人体の存在場
所を検出するセンサーを用い、センサーの出力に応じて
空調気流の吹出し方向に自動的に変更するように制御す
る際に、センサーの出力が人体が散在していることを示
している場合には、左右2系統のガイドベーンを各々左
および右に傾けるように制御することで、人体が存在し
ている範囲に広く拡散させて吹出すことができる空気調
和システムを構成することができる。
【0090】また、上記実施例では壁掛け型の空気調和
装置について説明したが、天井吊り型および天井埋め込
み型の空気調和装置であってもよく、上記実施例と同様
の効果を奏する。
【0091】実施例6.図18は本発明のさらに別の実
施例を示す図であり、ガイドベーンを右方向に傾けた場
合の右側ガイドベーン付近の詳細説明図である。これ
は、例えば図1と同様の構成をもっても達成できる。た
だし、実施例1では、左右傾き変更電動機(29)を反時計
方向に回転し、左右傾き変更ロッド(22)を左方向へ移動
し、その動きを左側および右側カンチレバー(25)(26)に
伝え、左側および右側カム(23)(24)を各々回転軸(27)お
よび(28)の回りに時計方向に回転させて、左右変更ロッ
ド(20)を各枢軸(17)を結んだ直線に対して基準位置から
左端を+B、右端を−Bだけ傾け、さらにこの状態で左
右変更電動機(31)の回転軸(38)を回転して左右変更カン
チレバー(32)を回転し、枢軸(34)を介して左右変更ロッ
ド(20)を右方向へ変位量+Aだけ移動させた。本実施例
では、左右傾き変更電動機(29)を時計方向に回転し、左
右傾き変更ロッド(22)を右方向へ移動し、その動きを左
側および右側カンチレバー(25)(26)に伝え、左側および
右側カム(23)(24)を各々回転軸(27)および(28)の回りに
反時計方向に回転させて、左右変更ロッド(20)を各枢軸
(17)を結んだ直線に対して基準位置から左端を−B、右
端を+Bだけ傾け、さらにこの状態で左右変更電動機(3
1)の回転軸(38)を回転して左右変更カンチレバー(32)を
回転し、枢軸(34)を介して左右変更ロッド(20)を右方向
へ変位量+Aだけ移動させた。このようにすれば、枢軸
(17)と交点(21)の距離は左端のガイドベーンから右端の
ガイドベーンに向かって徐々に大きくなるので、結局各
々のガイドベーン(8)の傾きはθ1からθ6まで徐々に小
さくなる。ここで、実施例1と同様に、左右変更カンチ
レバー(32)は、枢軸(34)を介して左右変更ロッド(20)に
枢持されているが、左右変更カンチレバー(32)に設けら
れた溝により枢軸(34)は左右変更カンチレバー(32)の長
手方向に移動可能なため、左右変更ロッド(20)を傾けた
際の変位量±Bを吸収できるようになっている。
【0092】次に動作について説明する。図19および
図20は、各々ガイドベーンの傾き角度が大きい場合や
ガイドベーンから吹出しノズル出口までの距離が大きい
場合で、吹出したい左または右方向の最端部から多数枚
のガイドベーンが制御する吹出し気流がノズルの左右辺
部の壁面および前面パネルの左右側壁面と干渉する場合
の、本実施例および実施例1による右側ガイドベーン付
近の吹出し流れを示す図である。このように、ガイドベ
ーンの傾き角度が大きい場合や、ガイドベーンから吹出
しノズル出口までの距離が大きい場合には、図20に示
す実施例1のごとく最端部ほどガイドベーンの傾き角を
大きくすれば、ガイドベーン間の流れU5〜U7はノズル
の右辺部の壁(14)および前面パネルの右側壁に当たって
合成ベクトル(U5+U6+U7)で表せる前方への直進流
となり、ノズルより吹出された後は、合成ベクトル(U5
+U6+U7)とU4の合成方向にしか流れを傾けることが
できない。このような場合は、本実施例のように、最端
部ほど傾き角度を小さくして、ノズルの右辺部の壁(14)
および前面パネルの右側壁への流れの干渉を防止し、こ
の干渉がない最も離れたガイドベーンの傾き角度を大き
くすれば、図16に示したように、最左端のガイドベー
ン間の流れU1から順次右隣のガイドベーン間の流れと
合成ベクトルを形成し、(U1+U2)、(U1+U2+U
3)、…、(U1+U2+U3+U4+U5+U6+U7)となる
ので、大きく流れを傾けることができる。さらに、本実
施例によりノズルの右辺部の壁(14)および前面パネルの
右側壁への流れの干渉による静圧損失を少なくし、風量
低下を抑制することができる。
【0093】また、冷房運転の際、最端部のガイドベー
ンの傾き角度が大きい場合で、実施例1の構成では、図
21に示すように、ガイドベーンの負圧面側に剥離領域
(60)が生じ、周囲の高温・多湿の空気を巻き込むので、
最右端のガイドベーンの圧力面側に低温の気流、負圧面
側に高温・多湿の周囲空気が接するため、ガイドベーン
の負圧面側に結露を生じ、室内にこの結露水が飛散した
り、新たにドレン処理を考える必要性が生じる。これに
対して、本実施例の場合は、最右端のガイドベーンほど
傾き角度が小さいため、負圧面側の剥離(60)は生じ難
く、露付きの問題を防止できる。なお、以上に述べた実
施例では、ガイドベーンを右側に傾けた場合の右側ガイ
ドベーン付近の機構について説明したが、同様の機構に
よりガイドベーンを左側に傾けた場合でも同様の効果を
得ることができる。
【0094】図22に示す風向調整装置を用い、吹出し
口の前方1.5mにおける吹出し風の分布を図23に示
す。図中(59)は左側壁(11)と右側壁(15)の間の距離を吹
出し風の下流程徐々に大きくしてベルマウスを形成した
際の左側壁である。図22(a)は実施例3に示した風向
調整装置で、左右各7枚組のガイドベーンは各々中央か
ら端部に向かい54゜、51゜、……、36゜と3゜お
きに角度を小さくし、平均ベーン角度は45゜である。
図22(b)は従来例に示した風向調整装置で、計14枚
のガイドベーンの全てを45゜傾けたものである。図2
3によれば、吹出し速度分布は実施例と従来例でほとん
ど変わらないが、その風向偏向効果は従来例が45゜に
対して、実施例は50゜と大きな偏向角度が得られてい
るので、大きな角度に対しても制御性よく偏向できる。
【0095】次に、図24に示すような、左右にガイド
ベーンを各々左右に振り分けたワイド吹出しの場合の風
向調整装置を用い、吹出し口の前方1.5mにおける吹出
し風の分布を図25に示す。図24(a)は実施例6に示
した風向調整装置で、左右各7枚組のガイドベーンは各
々中央から端部に向かい±54゜、±51゜、……、±
36゜と±3゜おきに角度を小さくし、平均ベーン角度
は±45゜である。図21(b)は従来例に示した風向調
整装置で、左右各7枚のガイドベーンを各々±45゜傾
けたものである。図25によれば、従来例に対して実施
例の風速分布は、正面方向の吹出し風をなくし、より明
確に左右に吹き分けることができている。したがって本
実施例に示す風向調整装置を用いれば、人体の存在場所
を検出するセンサーを用いた空調気流の吹出し方向自動
制御において、人体が正面に存在する際、暖房気流を直
接人体に当てず、ドラフト感による不快感をなくすこと
ができ、しかも部屋全体を暖房するための到達距離を確
保することが可能となる。
【0096】図26は、図22および図24に示す風向
調整装置を用いた際の、正面吹出しに対する吹出し風量
低下率を示す。図中、実施例においては、平均ベーン角
度が45゜の場合は3゜おきに、30゜の場合は2゜お
きに中央から端部に向かい角度を小さくし、平均ベーン
角度を各々45゜および30゜としている。また、ワイ
ド吹出しの場合は、平均ベーン角度は±45゜としてい
る。図より、本実施例の風向調整装置によれば、前述の
ように大きな偏向角が得られる上に、風量低下率は45
゜偏向の場合で従来例に対してわずか1%と少ないこと
が分かる。
【0097】なお、上記各実施例ではガイドベーンから
吹出しノズル出口までの距離が大きい場合について説明
したが、小さい場合でも大きい場合と同様、大きく流れ
を傾けることができ、さらに風量低下を抑制することが
できる。
【0098】実施例7.図27は本発明のさらに別の実
施例を示す図であり、ガイドベーン(8)と左右変更ロッ
ド(20)との交点(21)の位置を固定とし、さらに枢軸(17)
と交点(21)の距離を左から右側壁へ向かって徐々に大き
くなるようにしている。そして、ガイドベーンの角度制
御のための駆動系を左右変更電動機(31)のみとした。こ
のような構成を採ることにより、最も傾いたガイドベー
ンと最も傾きの小さいガイドベーンの傾き角度の差を変
更できなくなるが、傾き角度の差を変更するための機
構、すなわち左側および右側カム(23)(24)、左側および
右側カンチレバー(25)(26)、回転軸(27)(28)、左右傾き
変更電動機(29)、左右傾き変更カンチレバー(30)などを
省略でき、コストが低下すると共に機械的信頼性が増
す。
【0099】なお、ベーンの傾き角が0゜の場合に全て
のガイドベーンが平行になるように、左右変更ロッド(2
0)上の軸(21)の位置を配置すると、正面吹出し時の送風
量低下を防止できて、到達距離が増大する。このように
ガイドベーンの回転中心と、ガイドベーンと連接部材の
連接点の距離を異ならしめ、ガイドベーンの角度制御の
ための駆動系を左右変更電動機(31)のみとする構成
は、実施例1及び2に対しても応用でき、本実施例と同
様の効果がある。
【0100】さらにまた、上記実施例では空気調和装置
の風向調整装置について説明したが、他の気流吹出し装
置であってもよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0101】また、上記実施例では人を対象物とし、人
体の存在位置を検出するセンサーを用いて空調気流の風
向調整装置を制御する場合について述べたが、気流を当
てる対象は人以外の対象物であってもよく、さらに対象
物の存在位置を検出できる手段であればセンサー以外の
ものでも上記実施例と同様の効果を奏する。
【0102】実施例8.図28〜図32も、この発明の
他の実施例を示す図で、図28は空気調和装置の斜視
図、図29は図28の縦断側面拡大図、図30は図28
の空気調和装置の送風制御装置の模式図、図31は図2
8の空気調和装置の送風制御体系図、図32は図28の
空気調和装置の動作を説明するフローチャートである。
図において、(1)は本体、(2)は本体(1)の前面を覆い
吸い込み口(3)を有する前面パネル、(4)は本体(1)の前
面下部に開口する吹き出し口、(5)は吸い込み口(3)に面
して配置された熱交換器、(6)は本体(1)内に設けられて
風路(13)を形成するケーシングである。
【0103】(7)は吹き出し口(4)に設けられ左右端部に
装着された軸により吹き出し口(4)の左右側壁に枢着さ
れて風向を水平、直下及び斜めの方向に変換するチェン
ジベーンからなる上下風向偏向板、(8)は吹き出し口(4)
の左右端部の壁の間に複数枚が並設されてそれぞれ枢持
され風向を左右方向に変換するガイドベーンからなる左
右風向偏向板、(12a)は風路(13)の吹き出し口(4)側に設
けられて電動機(18)により駆動されるクロスフローファ
ンである。
【0104】(119)は左右風向偏向板(8)の傾斜角度を変
化させるステッピングモータからなる駆動手段、(120)
は上下風向偏向板(7)の傾斜角度を変化させるステッピ
ングモータからなる駆動手段である。(121)は制御装置
で、電動機(18)の回転速度指令部(122)と、駆動手段(11
9),(120)の駆動量検出部(123)及び駆動量指令部(124)
が設けられている。
【0105】上記のように構成された空気調和装置の風
向調整装置においては、クロスフローファン(12a)から
送り出される気流は左右風向偏向板(8)及び上下風向偏
向板(7)によって気流方向が制御される。そして、左右
風向偏向板(8)及び上下風向偏向板(7)は駆動手段(11
9),(120)によって偏向角度が変化し、また電動機(18)
の回転速度は回転速度指令部(122)によって制御され、
駆動手段(119),(120)の運動量は駆動量検出部(123)及
び駆動量指令部(124)によって制御される。また、図3
1に制御装置(121)における上記各指令部の指令内容の
決定体系を示す。
【0106】すなわち、冷房、暖房及び除湿等の運転条
件選択、上下風向偏向角度選択、左右風向偏向角度選択
及びクロスフローファン(12a)の回転速度選択、すなわ
ち、運転モードの選択は、図示が省略してあるが各選択
スイッチにより手動で選択される。なお、図31中に示
す破線で囲まれた選択スイッチは自動選択も可能であ
る。そして、選択された各条件によって次に述べるよう
な補正を加え、上下風向偏向角度、左右風向偏向角度及
びクロスフローファン(12a)の回転速度が決定し各指令
部から入力される。
【0107】そして、実施例8の空気調和装置の風向調
整装置の動作を図32に示すフローチャートによって説
明する。すなわち、ステップS11で左右風向偏向板
(8)偏向角度選択が行れ、右風向偏向板(8)は右方向、左
風向偏向板(8)は左方向に最大に偏向したときを0パル
スとして駆動手段(119),(120)によって駆動されて偏向
角度が設定される。次いでステップS12へ進み、駆動
手段(119),(120)の入力値が160パルス以下又は42
0パルス以上のとき、すなわち、左右風向偏向板(8)の
偏向角度が25°以上のときはステップS14へ進み、
クロスフローファン(12a)の回転速度を規定よりも増速
する。また、左右風向偏向板(8)の偏向角度が25°以
下のときはステップS13へ進んで、クロスフローファ
ン(12a)の回転速度が規定値に設定される。
【0108】なお、左右風向偏向板(8)の偏向角度を2
5°以上偏向させたときには吹き出し気流が剥離して居
室の空気が吹き出し口(4)内に流入するため、冷房時に
着露が起こり易くなる。また、吹き出し風量が少ない
程、風速の低下から吹き出し口(4)内に高温の空気が流
入し易くなる。また、吹き出し風量が少ない、すなわち
本体(1)内部の熱交換器(5)を通過する風量が少ないと吹
き出し気流温度が低下することは明らかであり、吹き出
し気流温度の低下は吹き出し口(4)各部への着露を促進
する。このため、左右風向偏向板(8)の偏向角度が25
°以上になったときはクロスフローファン(12a)の回転
速度を規定よりも増速して、吹き出し気流温度を高くし
て居室の空気が吹き出し口(4)内に流入しないようにす
る。なお、以上の制御は特別な検出素子を要せず構成部
品の追加を要することなく得ることができる。
【0109】以上のような構成によって、左右方向の送
風可能領域が制約されて狭くなることにより居室全体へ
の送風が困難となって、温度の不均一が発生して快適性
が損なわれるという問題点が解消される。そして、左右
方向の送風可能領域が拡大することにより居室の快適性
を向上することができる。また、上記の制御は暖房時の
風量低下を抑制して居室の床面への気流到達を可能にす
るので、居室の快適性を向上することができる。
【0110】実施例9.図33〜図35も、この発明の
他の実施例を示す図で、図33はこの実施例の空気調和
装置の風向調整装置の動作を説明するフローチャート、
図34は図33の空気調和装置の送風状態を説明する斜
視図、図35は図33の空気調和装置の他の送風状態を
説明する斜視図であり、空気調和装置の風向調整装置は
前述の図28〜図32と同様に構成されている。上記の
ように構成された空気調和装置の風向調整装置の動作を
図32に示すフローチャートによって説明する。
【0111】すなわち、ステップS21で左右風向偏向
板(8)の偏向角度が選択されてステップS22へ進み、
左右風向偏向板(8)の偏向角度がy°以上でなければ、
ステップS23へ進んでクロスフローファン(12a)の回
転速度が規定値に設定される。また、左右風向偏向板
(8)の偏向角度がy°以上の場合は、ステップS24へ
進み運転モードが暖房でなければステップS25へ進ん
で上下風向偏向板(7)の角度が規定値よりも下向きにさ
れる。そして、ステップS24において運転モードが暖
房であればステップS26へ進んで上下風向偏向板(7)
の角度が規定値よりも上向きにされる。
【0112】例えば、暖房時に一般的には温風が下向き
に吹き出され、このときに上下風向偏向板(7)の角度が
規定値であれば図34に示すように吹き出し気流の居室
床面における到達位置は本体(1)から等距離、すなわち
本体(1)を中心とする円弧上に配置される。そして、図
34から判るとおり吹き出し気流の居室床面における到
達位置は左右風向偏向角度が大きいほど本体(1)据付面
寄りに配置される。
【0113】また、実施例9の構成において人体検知セ
ンサを用いて空気調和装置を基準として人のいる方向
と、空気調和装置の据付面から人までの距離を検知して
人のいる場所での快適性を向上させることが可能であ
る。このような状況で左右風向偏向板(8)の偏向角度が
大きいときに上下風向偏向板(7)の角度を上向きにし
て、吹き出し気流の到達位置精度を向上させて快適性を
改善することができる。なお、実施例9の構成では人体
検知センサの検知エリアを考慮して左右風向偏向板(8)
の偏向角度y°の値を30°と設定している。
【0114】また、実施例9は人体検知センサを用いて
空気調和装置の他、人体検知センサが搭載されていない
空気調和装置においても気流方向制御精度の向上のため
に有効な作用を得ることができる。さらに、運転モード
に関わらず上下風向偏向角度が所定値よりも下向きであ
る場合に、左右風向偏向板(8)の偏向角度を大きくして
上下風向偏向板(7)の角度を上向きにして、吹き出し気
流の到達位置精度を向上させて快適性を改善することが
できる。また、空気調和装置の特性を考慮した上で、左
右風向偏向板(8)の偏向角度が所定値以上のときは、常
に上下風向偏向板(7)の角度を上向きに補正することに
より、吹き出し気流の到達位置精度を向上させて快適性
を改善することができる。
【0115】また、冷房時は一般的には上下風向偏向板
(7)が上向きにして使用され、左右風向偏向角度が大き
いときは吹き出し風量が減少し吹き出し風速が低下す
る。このため図35に示す矢印aのように吹き出された
気流が居室内を循環せず、吸い込み口(3)から本体(1)内
に吸い込まれ易くなる。この状態では吹き出し気流温度
が低下して吹き出し口(4)各部への着露が発生し居室内
の快適性が阻害される。このような不具合を解決するた
め、上下風向偏向板(7)の角度を向きに補正すること
により吹き出し気流の吸い込み口(3)への流入を防止す
る。これにより、吹き出し気流が居室内を循環して快適
環境を維持することができると共に、吹き出し口(4)各
部の着露も防止できる。
【0116】実施例10.図36〜図39も、この発明
の他の実施例を示す図で、図36はこの実施例の空気調
和装置の風向調整装置の冷暖房時の左右風向偏向板の駆
動領域を示す概念図、図37は図36に対応した左右風
向偏向板の左右風向偏向例を示す概念図、図38は図3
6に対応して暖房時における居室床面上50cm温度分布
を示す分布図、図39は図36に対応した左右風向偏向
角度と風量の関係を示す特性図であり、空気調和装置の
風向調整装置は前述の図28〜図32と同様に構成され
ている。図36に示すように左右風向偏向板(8)が複数
枚により構成された空気調和装置の風向調整装置におい
て、図36に示す吹き出し口(4)に垂直な基準線Aを中
心に、暖房時は居室内全域に送風可能な左右偏向角度4
0°まで左右風向偏向板(8)が駆動される。
【0117】そして、暖房時の左右風向偏向板(8)の偏
向駆動角度に対して、冷房時は吹き出し口(4)に着露が
発生しない左右角度25°の範囲内で左右風向偏向板
(8)が偏向駆動される。これによって、冷房時は冷風の
気流循環の良さから着露防止を重視して左右風向偏向板
(8)の偏向駆動範囲を制限した場合においても充分快適
な居室環境が得られる。また、暖房時においては居室内
を循環しにくい温風が、偏向駆動範囲を広くした左右風
向偏向板(8)によって居室内の必要な箇所に到達し迅速
に加温することができる。
【0118】また、図36〜図39の実施例は左右風向
偏向板(8)の駆動体系が2系統であるので、吹き出し気
流が拡散されることにより居室内の快適性を更に向上す
ることができる。なお、図38aに左右風向偏向板(8)
を異角度に設定して吹き出し気流を拡散させた場合と、
図38bに左右風向偏向板(8)を等角度に設定した場合
の、それぞれの居室床面上50cm温度分布を示す。図3
8中に黒く塗りくぶされた位置に本体(1)が設置してあ
り、図37に対応させて本体(1)から右方向に送風した
状態が示されている。また、図38中の斜線部分は温度
分布の上から快適と判断される範囲であり、図38から
明らかなように気流を拡散して送風したほうがより広範
囲の快適空間が得られる。
【0119】また、図39に左右風向偏向板(8)角度を
等角度に設定した場合の気流の主流角度とクロスフロー
ファン(12a)の同一回転速度における風量の関係を示
す。図39から明らかなように左右を異角度に設定する
と風向変化に対する風量低下が少ない。すなわち、左右
風向偏向板(8)角度を等角度に設定するよりも温風の吹
き出し風量が増し、性能面でも快適性の面からも優れて
いるといえる。なお、図36〜図39の実施例の場合は
吹き出し気流を拡散したが、制御装置(121)の特性から
吹き出し気流の縮流が効果的なときもある。
【0120】実施例11.図40及び図41も、この発
明の他の実施例を示す図で、図40はこの実施例の空気
調和装置の風向調整装置の動作を説明するフローチャー
ト、図41は図40の空気調和装置の動作を示す左右風
向偏向板の模式図であり、空気調和装置の風向調整装置
は前述の図28〜図32と同様に構成されている。すな
わち、図36〜図39の実施例を次に述べる手法により
冷房時の左右風向偏向板(8)の偏向駆動領域を拡大する
ことが可能である。上記のような空気調和装置の風向調
整装置の動作を図40に示すフローチャートによって説
明する。
【0121】すなわち、ステップS31で運転モードが
選択されてステップS32へ進み、冷房が選択されなけ
れば、ステップS33へ進んで左右風向偏向板(8)の偏
向角度が規定値に設定される。また、冷房が選択されれ
ばステップS34へ進み左右風向偏向板(8)の偏向角度
が25°以上でなければステップS33へ戻る。また、
ステップS34で左右風向偏向板(8)の偏向角度が25
°以上であればステップS35へ進み、空気調和装置の
起動から所定時間経過後に左右風向偏向板(8)の偏向角
度を25°に設定する。
【0122】例えば、左の左右風向偏向板(8)を左に、
右の左右風向偏向板(8)を右に偏向した場合に空気調和
装置の起動時においては、居室温度が高いため低温の吹
き出し気流は人体に不快感を与えるため、居室の人を避
けて送風することが望ましい。また、逆に居室温度が設
定温度付近になった安定時においては、吹き出し気流温
度と居室温度の差が少ないために気流が人体に触れると
快適感が増す。
【0123】また、空気調和装置の起動時における快適
性を増すため左右風向偏向板(8)の偏向角度を大きく
し、その角度を維持して運転を継続した場合には左右風
向偏向板(8)が障害となって吹き出し気流の剥離が発生
する。これによって、吹き出し口(4)各部の着露の原因
となるが、左右風向偏向板(8)の偏向角度を小さくする
ことにより着露を防止することができる。これによって
吹き出し気流の剥離を解消し吹き出し口(4)各部の着露
を防止することができる。
【0124】以上のような理由から空気調和装置の起動
時には、居室にいる人に不快感を与えないよう居室の壁
に沿うように送風する。そして、居室温度が低下する所
定時間経過後に左右風向偏向板(8)の偏向角度を25°
に小さくすることにより、居室にいる人に気流感を与え
ると共に、吹き出し口(4)各部の着露を防止する。な
お、このような作用は、左右風向偏向板(8)が同一方向
に偏向された場合、すなわち本体(1)の右方向又は左方
向に送風されたときについても同様に得ることができ
る。
【0125】実施例12.図42〜図45も、この発明
の他の実施例を示す図で、図42はこの実施例の空気調
和装置の風向調整装置の動作を説明するフローチャー
ト、図43は図42の空気調和装置の壁際据付例を示す
平面図、図44は図42における送風状態を示す平面
図、図45は図44における左右風向偏向板の偏向角度
補正例を概念的に示す平面図であり、空気調和装置の風
向調整装置は前述の図28〜図32と同様に構成されて
いる。すなわち、図36〜図39の実施例を次に述べる
手法により本体(1)の据付位置による図36における基
準線Aを補正することができる。上記のような空気調和
装置の風向調整装置の動作を図42に示すフローチャー
トによって説明する。
【0126】すなわち、ステップS41において図43
に示すように本体(1)の据付位置が左壁際か、右壁際
か、それ以外かの据付状況を設定する。そして、ステッ
プS42へ進み、左壁際又は右壁際でなければステップ
S43へ進んで左右風向偏向板(8)の偏向駆動基準線を
0°に設定する。また、ステップS42で左壁際又は右
壁際であればステップS44へ進み図45に示すように
左右風向偏向板(8)の偏向駆動基準線を壁のない方向に
35°補正する。
【0127】すなわち、本体(1)の左側面に壁があるか
又は右側面に壁がある場合に壁方向への送風角が大きい
と吹き出し気流は図44に実線で示すように流れ、居室
内を循環せず吸い込み口(3)から吸い込まれる。また、
本体(1)に図示が省略してあるが室温センサを有する場
合は吹き出し口(4)から吹き出された冷温風が室温セン
サに直接当たって室温の誤検知を生じる可能性がある。
このような状態では快適性並びに冷却及び加熱性能の両
方の低下が発生することになる。
【0128】これに対して、壁方向への送風角度を図4
4に破線で示すように壁面に、吹き出し気流が反射しな
い角度以下にすることによって気流の壁面反射を防止し
て吹き出し気流を居室内に循環させることができる。こ
れによって、快適性が向上すると共に、冷却及び加熱性
能の両方の低下を防ぐことができる。また、送風可能領
域を壁のない方向へ拡大することができ、居室の隅々ま
で送風が可能となり本体(1)の据付位置に関わらずつね
に居室のどの箇所へも送風することができる。
【0129】実施例13.図46及び図47は、この発
明の一実施例を示す図で、図46は斜視図、図47は図
46の要部拡大斜視図であり、図46及び図47の他は
前述の図65と同様に構成されている。図において、(2
01)は吹出口、(202)は吹出口(201)の内壁、(231)は吹出
口(1)の一側の内壁(201)寄りに配置された第1種ベー
ン、(210)は環状の一側が切欠されてC字状をなす枢持
軸受で、第1種ベーン(231)の一側の縁部の一端寄りに
設けられている。(211)は第1種ベーン(231)の枢持軸受
(210)が設けられた縁部の他端寄りに設けられた回動軸
受、(232)は一組のベーンの反第1種ベーン(231)側に配
置された第2種ベーンで、第1種ベーン(231)と同様に
構成されて枢持軸受(210)と回動軸受(211)の両者が設け
られ、この両者の間隔が第1種ベーン(231)よりも接近
して配置されている。
【0130】(233)は第1種ベーン(231)と第2種ベーン
(232)の間に互いに離れて複数枚が設けられた第3種ベ
ーンで、第1種ベーン(231)と同様に構成されて第1種
ベーン(231)の枢持軸受(210)のに対応した位置に枢持軸
受(210)が設けられ、この枢持軸受(210)が設けられた縁
部の他端寄りにこの縁部の長手に沿う長穴(212)を有す
る係合部(213)が形成されている。(214)は第1種ベーン
(231)、第2種ベーン(232)及び第3種ベーン(233)の反
枢持軸受(210)側の端部に沿って配置された連結腕で、
両端部にそれぞれ第1種ベーン(231)及び第2種ベーン
(232)の回動軸受(211)に枢持された連結軸(215)が設け
られ、中間部に第3種ベーン(233)の係合部(213)の長穴
(212)にそれぞれ移動可能に嵌合された中間連結軸(216)
が設けられている。
【0131】上記のように構成された空気調和機の風向
変更装置においては、前述の図66に示すように左右そ
れぞれ一組のベーンを、互いに図66において下側が広
がる向きに配置する場合に次に述べるように動作する。
すなわち、第1種ベーン(231)、第2種ベーン(232)及び
第3種ベーン(233)の反枢持軸受(210)側の端部がそれぞ
れ連結腕(214)に係合され、特に第3種ベーン(233)は係
合部(213)の長穴(212)に移動可能に嵌合された中間連結
軸(216)によって係合されている。このため、連結腕(21
4)の長手に沿う方向の移動によって第1種ベーン(23
1)、第2種ベーン(232)及び第3種ベーン(233)がそれぞ
れ変位して図66の場合と同様に傾斜姿勢に配置され
る。
【0132】このため、第3種ベーン(233)はそれぞれ
の枢持軸受(210)と係合部(213)の間隔を第3種ベーン(2
33)の配置位置によって順次変化させて製作することが
不必要となる。このため、第3種ベーン(233)を容易に
製作でき、空気調和機の風向変更装置を簡易な作業によ
って組立てることができる。
【0133】実施例14.図48及び図49は、この発
明の他の実施例を示す図で、図48は吹出口の横断平面
図、図49は図48の要部拡大斜視図であり、図48及
び図49の他は前述の図65と同様に構成されている。
図において、(201)は吹出口、(202)は吹出口(201)の内
壁、(231)は吹出口(201)の一側の内壁(202)寄りに配置
された第1種ベーン、(210)は環状の一側が切欠されて
C字状をなす枢持軸受で、第1種ベーン(231)の一側の
縁部の一端寄りに設けられている。
【0134】(211)は第1種ベーン(231)の枢持軸受(21
0)が設けられた縁部の他端寄りに設けられた回動軸受、
(232)は一組のベーンの反第1種ベーン(231)側に配置さ
れた第2種ベーンで、第1種ベーン(231)と同様に構成
されて枢持軸受(210)と回動軸受(211)の両者が設けら
れ、この両者の間隔が第1種ベーン(231)よりも接近し
て配置されている。
【0135】(233)は第1種ベーン(231)と第2種ベーン
(232)の間に互いに離れて複数枚が設けられた第3種ベ
ーンで、第1種ベーン(231)と同様に構成されて第1種
ベーン(231)の枢持軸受(210)に対応した位置に枢持軸受
(210)が設けられ、この枢持軸受(210)が設けられた縁部
の他端寄りにこの縁部の長手に沿う長穴(212)を有する
係合部(213)が形成され、また、長穴(212)の直上部に軸
受部(217)が設けられている。(214)は第1種ベーン(23
1)、第2種ベーン(232)及び第3種ベーン(233)の反枢持
軸受(210)側の端部に沿って配置された連結腕である。
【0136】また連結腕(214)は、両端部にそれぞれ第
1種ベーン(231)及び第2種ベーン(232)の回動軸受(21
1)に枢持された連結軸(315)が設けられ、中間部に第3
種ベーン(233)の係合部(213)の長穴(212)のみに移動可
能に嵌合された中間連結軸(216)が設けられると共に、
第3種ベーン(233)相互の中央に配置された第3種ベー
ン(233)の係合部(213)長穴(212)に挿通されてその第3
種ベーン(233)の軸受部(217)に枢着された中間結合軸(2
18)が設けられている。
【0137】上記のように構成された空気調和機の風向
変更装置においては、前述の図66に示すように左右そ
れぞれ一組のベーンを、互いに図66において下側が広
がる向きに配置する場合に次に述べるように動作する。
すなわち、第1種ベーン(231)、第2種ベーン(232)及び
第3種ベーン(233)の反枢持軸受(210)側の端部がそれぞ
れ連結腕(214)に係合され、特に第3種ベーン(233)は係
合部(213)の長穴(212)に移動可能に嵌合された中間連結
軸(216)によって係合され、また、第3種ベーン(233)相
互の中央に配置された第3種ベーン(233)は軸受部(217)
に枢着された中間結合軸(218)によって結合されてい
る。このため、連結腕(214)の長手に沿う方向の移動に
よって第1種ベーン(231)、第2種ベーン(232)及び第3
種ベーン(233)がそれぞれ変位して図66の場合と同様
に傾斜姿勢に配置される。
【0138】したがって、第3種ベーン(233)はそれぞ
れの枢持軸受(210)と係合部(213)の間隔を第3種ベーン
(233)の配置位置によって順次変化させて製作すること
が不必要となる。このため、第3種ベーン(233)を容易
に製作でき、空気調和機の風向変更装置を簡易な作業に
よって組立てることができる。また、図48及び図49
の実施例において、第3種ベーン(233)相互の中央に配
置された第3種ベーン(233)は軸受部(217)に枢着された
中間結合軸(218)を介して連結腕(214)に結合されている
ので、送風によって図48に鎖線によって示すように連
結腕(214)が撓んで第3種ベーン(233)の傾斜角度が所定
値からずれて風向変更作用が得られなくなる不具合の発
生を防ぐことができる。
【0139】実施例15.図50及び図51も、この発
明の他の実施例を示す図で、図50はベーンの正面図、
図51は図50のX−X線断面拡大図であり、図50及
び図51の他は前述の図65と同様に構成されている。
図において、(232)は吹出口(201)の中央寄りに配置され
た第2種ベーン、(210)は環状の一側が切欠されてC字
状をなす枢持軸受で、第2種ベーン(232)の一側の縁部
の一端寄りに設けられている。(219)は第2種ベーン(23
2)の平面部の両面にそれぞれ設けられ、複数本が互いに
離れて平行に配置された幅3mm、深さ0.5mm程度の露
受け用水平溝からなる露受け凹所、(209)は第2種ベー
ン(232)に生成して露受け凹所(219)に付着した露であ
る。
【0140】上記のように構成された空気調和機の風向
変更装置において、前述の図66に示すように左右それ
ぞれ一組のベーンが、互いに図66において下側が広が
る向きに配置される。この場合に左右それぞれ一組のベ
ーンが対向する中心部は第2種ベーン(232)相互に狭い
隙間が形成される。このため、この隙間から図66に示
す吹出す風(207)が弱く、周囲の二次空気(208)を巻き込
み第2種ベーン(232)に露(209)が生成されて滴下する。
しかし、生成した露(209)が露受け凹所(219)に保留され
るので露(209)の滴下を防ぐことができる。
【0141】また、図50及び図51の実施例を応用し
て空気調和機の風向変更装置を図52〜図55に示すよ
うに容易に構成することができる。すなわち、図52は
前述の図50に相当する斜視図、図53〜図55はそれ
ぞれ図52のY−Y線断面を例示する図である。図にお
いて、(219)は第2種ベーン(232)の平面部の両面にそれ
ぞれ図53〜図55に例示した各種の横断面形状に設け
られ、互いに離れて配置された複数個の露受け用凹部か
らなる露受け凹所、(209)は第2種ベーン(232)に生成し
て露受け凹所(219)に付着した露である。図52〜図5
5の構成においても第2種ベーン(232)に生成した露(20
9)が露受け凹所(19)に保留される。したがって、詳細な
説明を省略するが図52〜図55の構成においても図5
0及び図51の実施例と同様な作用が得られることは明
白である。
【0142】実施例16.図56〜図59も、この発明
の他の実施例を示す図で、図56はベーンの斜視図、図
57は図56の枢持軸受に嵌合されるスリーブの斜視
図、図58は吹出口の内壁に立設された軸の斜視図、図
59は図56の枢持軸受、図57のスリーブ及び図58
の軸の組立状態を示す縦断面図であり、図56〜図59
の他は前述の図65と同様に構成されている。図におい
て、(210)は環状の一側が切欠されてC字状をなす枢持
軸受で、ベーン(203)の一側の縁部の一端寄りに設けら
れ下側にフランジ(220)が設けられている。(211)は上下
にそれぞれフランジ(222)が形成されて枢持軸受(210)に
抱持状態に嵌合されるスリーブ、(204)は吹出口(201)の
内壁(202)から立設されてスリーブ(221)に嵌合される軸
で、上端部に溝(223)及び突出してスリーブ(221)の逸脱
を阻止する爪(224)が設けられている。
【0143】上記のように構成された空気調和機の風向
変更装置において、前述の図66に示すようにベーン(2
03)が左右それぞれ一組に組み立てられる。そして、一
組のベーンが互いに図66において下側が広がる向き等
に回動可能に配置される。また、それぞれのベーン(20
3)は図59に示すように吹出口(201)の内壁(202)から立
設された軸(204)に、スリーブ(221)及び枢持軸受(210)
を介して枢着される。これによって、各ベーン(203)は
軸(204)に対して円滑に回動動作し、また、軸(204)に直
交する方向の荷重が作用してもフランジ(220)によって
保持されるので、逸脱の発生を防ぐことができる。した
がって、枢持軸受(210)とスリーブ(221)は前組立が可能
であり容易に組立でき、また、ベーン(203)の枢着箇所
における回動動作を円滑化することができる。さらに、
枢着箇所における騒音が少なく環境を静粛化することが
できる。
【0144】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1の発明
によれば空気調和装置の風向調整装置において、吹出し
たい左または右方向の最端部のガイドベーンほど傾き角
度が大きくなるように全てのガイドベーンを制御するよ
うにしたので、吹出し流れ全体を設定した左右吹出し方
向へ精度良く吹出すことができる。
【0145】また、本発明の請求項2の発明によれば、
空気調和装置の風向調整装置において、吹出したい左ま
たは右方向の最端部、または最端部から特定枚数のガイ
ドベーンのみの傾き角度を他のガイドベーンより大きく
して、このガイドベーンと本体左または右側壁の間を閉
塞したので、上記と同様吹出し流れ全体を設定した左右
吹出し方向へ精度良く吹出すことができる。
【0146】なお、請求項3の発明の上記風向調整装置
において、本体側壁の左右方向間隔を、吹出し風を吹出
す方向に向かって徐々に大きくなるように変化する滑ら
かな曲面で構成すると、急な傾き角に対しても制御性が
増し、より正確に吹出し方向を設定することができる。
【0147】また、請求項4の発明のガイドベーンの制
御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆
動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆動
系の2系統の駆動系を用いると低コスト化できる。
【0148】さらに、請求項5記載の発明のガイドベー
ンの制御は、ガイドベーンの回転中心に対してガイドベ
ーンと連接部材の連接点の距離を変えて構成されてガイ
ドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆動系のみに
よって行われるので、製作費を節減することができる。
【0149】さらに、本発明の請求項又はの発明の
空気調和装置の風向調整装置によれば、左または右最端
部のガイドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹
状の隔壁で連接、あるいはスポンジ状の部材で充填した
ので、吹出し流れ全体を設定した左右吹出し方向へ精度
良く吹出すことができる。
【0150】なお、請求項の発明の上記各風向調整装
置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えれば、人が散在しているときでもワイドモ
ードで運転できる。
【0151】さらに、本発明の請求項の発明の空気調
和装置の風向調整装置によれば、人体の存在場所を検出
するセンサーを用いて空調気流の吹出し方向を自動的に
変更するように制御したので、人体の存在場所に常に空
調気流を送ることができる。
【0152】さらにまた、本発明の請求項10の発明の
空気調和装置の風向調整装置によれば、ガイドベーンの
制御を左右2系統に分けた風向調整装置を用い、人体の
存在場所を検出するセンサーを設置して、人体が散在し
ている場合には空調気流を人体が存在している範囲に拡
散させて吹出すように2系統の空調気流の吹出し方向を
自動的に制御するようにしたので、風向きの自動調整に
際し、ワイドモードでの運転もできる。
【0153】さらにまた、本発明の請求項11の発明に
よれば、風向調整装置において、吹出したい左または右
方向の最端部のガイドベーンほど傾き角度が小さくなる
ように全てのガイドベーンを制御するようにしたので、
ガイドベーンの傾き角度が大きい場合やガイドベーンか
ら吹出しノズル出口までの距離が大きい場合でも、吹出
したい左または右方向の最端部から多数枚のガイドベー
ンが制御する吹出し気流がノズルの左右辺部の壁面およ
び前面パネルの左右側壁面と干渉する時に、最端部ほど
傾き角度を小さくしてこの干渉による風量低下を抑制す
ることができると共に、干渉のない最端部から離れたガ
イドベーンの傾き角度を大きくして吹出すので、全体の
流れを双方の流れの合成ベクトル方向へ偏向し、結果と
して吹出し流れ全体を設定した左右方向へ吹き出すこと
ができる。また、大きな角度まで風量低下を抑えて制御
性よく偏向できる。
【0154】なお、請求項12の発明の上記風向調整装
置において、本体側壁の左右方向間隔を、吹出し風を吹
出す方向に向かって徐々に大きくなるように変化する滑
らかな曲面で構成すると、急な傾き角に対しても制御性
が増し、より正確に吹出し方向を設定することができ
る。
【0155】また、請求項13の発明のガイドベーンの
制御は、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る
駆動系と、各々のガイドベーンの傾きを異ならしめる駆
動系の2系統の駆動系を用いると低コスト化できる。
【0156】さらにまた、請求項14の発明のガイドベ
ーンの制御は、ガイドベーンに連接した連接部材によ
り、ガイドベーンを吹出し風向に応じて左右に振る駆動
系のみを用い、ガイドベーンと上記連接部材の連接点の
位置を固定し、ガイドベーンの回転中心と連接点の距離
を異なるようにしたので、各々のガイドベーンの傾きを
異ならしめる機構と駆動系を省略することができ、信頼
性とさらなる低コスト化ができる。
【0157】さらに、本発明に係る請求項15又は16
の発明の風向調整装置によれば、左または右最端部のガ
イドベーンと本体左または右側壁の間を各々蛇腹状の隔
壁で連接、あるいはスポンジ状の部材で充填したので、
吹出し流れ全体を設定した左右吹出し方向へ精度良く吹
出すことができる。
【0158】なお、請求項17の発明の上記各風向調整
装置において、ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
駆動系を備えれば、人が散在しているときでもワイドモ
ードで運転できる。
【0159】さらに、本発明に係る請求項18の発明の
風向調整装置によれば、人体の存在場所を検出するセン
サーを用いて空調気流の吹出し方向を自動的に変更する
ように制御したので、人体の存在場所に常に空調気流を
送ることができる。
【0160】さらにまた、本発明に係る請求項19の発
明の風向調整装置によれば、ガイドベーンの制御を左右
2系統に分けた風向調整装置を用い、人体の存在場所を
検出するセンサーを設置して、人体が散在している場合
には空調気流を人体が存在している範囲に拡散させて吹
出すように2系統の空調気流の吹出し方向を自動的に制
御するようにしたので、風向きの自動調整に際し、ワイ
ドモードでの運転もできる。
【0161】また、この発明の請求項20記載の発明は
以上説明したように、本体に設けられたクロスフローフ
ァンと、本体の吹出口に設けられてクロスフローファン
からの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向板及
び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右風向
偏向板と、本体に設けられて左右風向偏向板の偏向角度
を変化させる駆動手段と、この駆動手段による偏向角度
の変化量を制御し駆動手段の動作による左右風向偏向板
の偏向角度が所定値を超えたときにクロスフローファン
の回転数を増加させる制御装置とを設けたものである。
【0162】これによって、左右風向偏向板の偏向角度
が大きいときにクロスフローファンの回転数が増加し
て、吹き出し風量が左右風向偏向板の偏向角度が小さい
ときとほぼ同量になる。このため、左右風向偏向板の偏
向角度が大きいときにも冷房時の吹き出し気流の温度が
比較的に高く保たれ、居室内の空気の吹き出し口への逆
流が防止されて吹き出し口への着露が防止される。した
がって、特別な構成部品を要することなく少ない製造費
によって左右方向の送風可能領域を拡大することができ
居室の快適性を向上する効果がある。
【0163】また、この発明の請求項21記載の発明は
以上説明したように、本体に設けられたクロスフローフ
ァンと、本体の吹出口に設けられてクロスフローファン
からの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向板及
び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右風向
偏向板と、本体に設けられて左右風向偏向板の偏向角度
を変化させる駆動手段と、この駆動手段による偏向角度
の変化量を制御し左右風向偏向板の偏向角度が所定値よ
りも大きいときに冷房時には上下風向偏向板を下向き制
御し、暖房時には上下風向偏向板を上向き制御する制御
装置とを設けたものである。
【0164】これによって、左右風向偏向板の偏向角度
が所定値よりも大きいときに冷房時には上下風向偏向板
が規定状態よりも下向きになり、暖房時には上下風向偏
向板が規定状態よりも上向きになる。したがって、吹き
出し気流の到達方向精度が向上し、また冷却、加熱性能
の低下を防ぎ居室の快適性を向上する効果がある。
【0165】また、この発明の請求項22記載の発明は
以上説明したように、本体に設けられたクロスフローフ
ァンと、本体の吹出口に設けられてクロスフローファン
からの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向板及
び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右風向
偏向板と、本体に設けられて左右風向偏向板の偏向角度
を変化させる駆動手段と、この駆動手段による偏向角度
の変化量を制御し冷房時には左右風向偏向板の偏向角度
を縮小制御し、暖房時には左右風向偏向板の偏向角度を
拡大制御する制御装置とを設けたものである。
【0166】これによって、冷房時には左右風向偏向板
の偏向角度が縮小され、暖房時には左右風向偏向板の偏
向角度が拡大される。したがって、冷房時は冷風による
着露が防止でき快適な居室環境が得られ、暖房時は温風
が居室の必要箇所に到達して迅速に加温することができ
居室の快適性を向上する効果がある。
【0167】また、この発明の請求項23記載の発明は
以上説明したように、本体に設けられたクロスフローフ
ァンと、本体の吹出口に設けられてクロスフローファン
からの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向板及
び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右風向
偏向板と、本体に設けられて左右風向偏向板の偏向角度
を変化させる駆動手段と、この駆動手段による偏向角度
の変化量を制御し冷房時に左右風向偏向板の偏向角度が
所定値よりも大きいときは冷房運転開始から所定時間経
過後に左右風向偏向板の偏向角度を縮小制御する制御装
置とを設けたものである。
【0168】これによって、冷房時に左右風向偏向板の
偏向角度が所定値よりも大きいときは冷房運転開始から
所定時間経過後に左右風向偏向板の偏向角度が縮小され
る。これにより、冷房運転開始時には居室の中央を避け
て送風され次第に中央寄りに送風される。したがって、
冷房運転開始時には低温の吹き出し気流が人体に不快感
を与えるため居室の人を避けて送風され、居室温度が設
定温度付近になる安定時に吹き出し気流が人体にふれ、
また、吹き出し口各部の着露が減少して居室の快適性を
向上する効果がある。
【0169】また、この発明の請求項24記載の発明は
以上説明したように、本体に設けられたクロスフローフ
ァンと、本体の吹出口に設けられてクロスフローファン
からの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向板及
び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右風向
偏向板と、本体に設けられて左右風向偏向板の偏向角度
を変化させる駆動手段と、この駆動手段による偏向角度
の変化量を制御し、本体の一側面が本体が設置される居
室の壁面に接近して配置されたときに左右風向偏向板の
偏向領域を壁面のない方向へ補正するする制御装置とを
設けたものである。
【0170】これによって、本体の一側面が本体の設置
される居室の壁面に接近して配置されたときには左右風
向偏向板の偏向領域が壁面のない方向へ補正される。こ
れにより、吹き出し気流の方向が壁面に反射しない角度
以下になり居室内を正常に循環する。したがって、本体
の設置位置に関わらず冷却、加熱性能の低下を防ぐこと
ができ居室の快適性を向上する効果がある。
【0171】また、この発明の請求項25記載の発明は
以上説明したように、吹出口に配置され一側の縁部の一
端寄りに枢持軸受が上記一端に対向した他端寄りに回動
軸受が設けられ、枢持軸受を介して吹出口の内壁に枢着
され回動変位して風向を変更する第1種ベーンと、この
第1種ベーンと同様に構成されて吹出口に第1種ベーン
から離れて配置され、第1種ベーンの枢持軸受対応位置
に枢持軸受が設けられ、第1種ベーンの枢持軸受及び回
動軸受の相互間隔よりも短い間隔で配置されて第1種ベ
ーンの回動軸受対応位置に回動軸受が設けられて第1種
ベーンと同様に回動変位して風向を変更する第2種ベー
ンと、第1種ベーンと同様に構成されて吹出口に配置さ
れ、第1種ベーン及び第2種ベーンの間に互いに離れて
複数枚が設けられ、第1種ベーンの枢持軸受対応位置に
枢持軸受が設けられ、この枢持軸受が配置された縁部に
この縁部の長手に沿う長穴を有する係合部が形成され第
1種ベーンと同様に回動変位して風向を変更する第3種
ベーンと、両端部にそれぞれ第1種ベーン及び第2種ベ
ーンの回動軸受に枢持された連結軸が設けられ、中間部
に第3種ベーンの係合部の長穴にそれぞれ移動可能に嵌
合された中間連結軸が設けられた連結腕とを設けたもの
である。
【0172】これによって、複数枚からなる一組のベー
ンの中間位置に複数枚の第3種ベーンが配置されること
によりベーンの種類が少なくなる。したがって、それぞ
れの第3種ベーンは枢持軸受と係合部の間隔を配置位置
によって順次変化させて製作することが不必要となり、
製作及び組立を簡易化することができて製造費を節減す
る効果がある。
【0173】また、この発明の請求項26記載の発明は
以上説明したように、吹出口に配置され一側の縁部の一
端寄りに枢持軸受が上記一端に対向した他端寄りに回動
軸受が設けられ、枢持軸受を介して吹出口の内壁に枢着
され回動変位して風向を変更する第1種ベーンと、この
第1種ベーンと同様に構成されて吹出口に第1種ベーン
から離れて配置され、第1種ベーンの枢持軸受対応位置
に枢持軸受が設けられ、第1種ベーンの枢持軸受及び回
動軸受の相互間隔よりも短い間隔で配置されて第1種ベ
ーンの回動軸受対応位置に回動軸受が設けられて第1種
ベーンと同様に回動変位して風向を変更する第2種ベー
ンと、第1種ベーンと同様に構成されて吹出口に配置さ
れ、第1種ベーン及び第2種ベーンの間に互いに離れて
複数枚が設けられ、第1種ベーンの枢持軸受対応位置に
枢持軸受が設けられ、この枢持軸受が配置された縁部に
この縁部の長手に沿う長穴を有する係合部及び長穴の直
上部に設けられた軸受部が形成され第1種ベーンと同様
に回動変位して風向を変更する第3種ベーンと、両端部
にそれぞれ第1種ベーン及び第2種ベーンの回動軸受に
枢持された連結軸が設けられ、中間部に第3種ベーンの
係合部の長穴にそれぞれ移動可能に嵌合された中間連結
軸及びこれらの中間連結軸相互の中間に配置されて第3
種ベーンの軸受部に枢持された中間結合軸を有する連結
腕とを設けたものである。
【0174】これによって、複数枚からなる一組のベー
ンの中間位置に複数枚の第3種ベーンが配置されてベー
ンの種類が少なくなる。また、複数枚の第3種ベーンの
うち中間位置の第3種ベーンは中間結合軸により連結軸
の所定位置に枢持される。したがって、それぞれの第3
種ベーンは枢持軸受と係合部の間隔を配置位置によって
順次変化させて製作することが不必要となり、製作及び
組立を簡易化することができて製造費を節減する効果が
ある。また、中間結合軸を介して連結腕に結合された第
3種ベーンにより連結腕の撓みが抑制されて、第3種ベ
ーンの傾斜を所定角度に保持して所要の風向変更作用を
得る効果がある。
【0175】また、この発明の請求項27記載の発明は
以上説明したように、吹出口に左右それぞれ一組が配置
されて互いに反対方向に回動変位して風向を変更し上記
左右それぞれ一組の相互間に狭い隙間を形成するベーン
と、ベーンの表面に複数の露受け凹所を設けたものであ
る。これによって、吹出口に設けられた左右それぞれ一
組のベーンが対向する中心部に狭い隙間が形成され、こ
の隙間から吹出す風が弱いため周囲の二次空気を巻き込
みベーンが生成する露が、露受け凹所に保留されるので
露の滴下を防ぐ効果がある。
【0176】また、この発明の請求項28記載の発明は
以上説明したように、吹出口に配置されて回動変位して
風向を変更するベーンと、このベーンの一側の縁部に設
けられて環状の一側が切欠されてC字状に形成され枢持
軸受と、この枢持軸受に抱持状態に嵌合されたスリーブ
と、吹出口の内壁に立設されてスリーブに挿通され、上
端にスリーブ上縁に係合する爪が突設された軸とを設け
たものである。
【0177】これによって、吹出口に設けられたベーン
が吹出口の内壁から立設された軸にスリーブ及び枢持軸
受を介して枢着される。したがって、ベーンの枢着箇所
における回動動作を円滑化する効果があり、また、枢着
箇所における騒音が少なく環境を静粛化する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係わる右側ガイドベーン付
近の詳細説明図。
【図2】本発明の実施例1に係わるガイドベーンを右方
向に傾けた場合の右側ガイドベーン付近の詳細説明図。
【図3】本発明の実施例1に係わる駆動系の動作を説明
する斜視図。
【図4】本発明の実施例1に係わるガイドベーンと左右
変更ロッドの接続機構を示す斜視図。
【図5】本発明の実施例1に係わるガイドベーンと左右
変更ロッドの他の接続機構を示す斜視図。
【図6】本発明の実施例1に係わる左右変更ロッドを左
側カムあるいは右側カムの周囲に接触して移動させるた
めの他の機構を示す説明図。
【図7】本発明の実施例1に係わる左右変更ロッドを左
側カムあるいは右側カムの周囲に接触して移動させるた
めのさらに他の機構を示す説明図。
【図8】本発明の実施例1に係わるガイドベーンの制御
系を左右2系統に分割した際の制御を説明する説明図。
【図9】 本発明の実施例1に係わる側壁の他の例を示
す説明図。
【図10】本発明の実施例2に係わる右側ガイドベーン
付近の詳細説明図。
【図11】本発明の実施例2に係わるガイドベーンを右
方向に傾けた場合の右側ガイドベーン付近の詳細説明
図。
【図12】本発明の実施例2に係わる駆動系の動作を説
明する斜視図。
【図13】本発明の実施例2に係わるガイドベーンと左
右変更ロッドの接続機構を示す斜視図。
【図14】本発明の実施例2に係わるガイドベーンと傾
き変更L型ロッドの接続機構を示す斜視図。
【図15】本発明の実施例3に係わる右側ガイドベーン
付近の詳細説明図。
【図16】本発明の実施例4に係わる右側ガイドベーン
付近の詳細説明図。
【図17】本発明の実施例5による風向調整装置の制御
動作を説明するフローチャート。
【図18】本発明の実施例6に係わる右側ガイドベーン
付近の詳細説明図。
【図19】本発明の実施例6に係わる右側ガイドベーン
付近の流れ状況の詳細説明図。
【図20】本発明の実施例1に係わる右側ガイドベーン
付近の流れ状況の詳細説明図。
【図21】本発明の実施例1に係わるガイドベーンを右
方向に傾けた場合の右端ガイドベーンに対する流れの剥
離の状況を示す説明図。
【図22】本発明の実施例6に係わるガイドベーンの平
均ベーン角度を45゜とした場合の特性を説明する説明
図。
【図23】本発明の実施例6に係わるガイドベーンの平
均ベーン角度を45゜とした場合の特性を示す特性図。
【図24】本発明の実施例6に係わるガイドベーンの平
均ベーン角度を±45゜とした場合の特性を説明する説
明図。
【図25】本発明の実施例6に係わるガイドベーンの平
均ベーン角度を±45゜とした場合の特性を示す特性
図。
【図26】本発明の実施例6に係わるガイドベーンのベ
ーン角度に対する吹出し風量低下率を示す特性図。
【図27】本発明の実施例7に係わる右側ガイドベーン
付近の詳細説明図。
【図28】この発明の実施例8を示す空気調和装置の斜
視図。
【図29】図28の縦断側面拡大図。
【図30】図28の空気調和装置の送風制御装置の模式
図。
【図31】図28の空気調和装置の送風制御体系図。
【図32】図28の空気調和装置の動作を説明するフロ
ーチャート。
【図33】この発明の実施例9を示す図で、空気調和装
置の風向調整装置の動作を説明するフローチャート。
【図34】図33の空気調和装置の送風状態を説明する
斜視図。
【図35】図33の空気調和装置の他の送風状態を説明
する斜視図。
【図36】この発明の実施例10を示す図で、空気調和
装置の風向調整装置の冷暖房時の左右風向偏向板の偏向
駆動領域を示す概念図。
【図37】図36に対応した左右風向偏向板の左右風向
偏向例を示す概念図。
【図38】図36の構成における暖房時の居室床面上5
0cmの温度分布を示す分布図。
【図39】図36に対応した左右風向偏向角度と風量の
関係を示す特性図。
【図40】この発明の実施例11を示す図で、空気調和
装置の風向調整装置の動作を説明するフローチャート。
【図41】図40の空気調和装置の動作を示す左右風向
偏向板の模式図。
【図42】この発明の実施例12を示す図で、空気調和
装置の風向調整装置の動作を説明するフローチャート。
【図43】図42の空気調和装置の壁際据付例を示す平
面図。
【図44】図42における送風状態を示す平面図。
【図45】図44における左右風向偏向板の角度補正例
を概念的に示す平面図。
【図46】この発明の実施例13を示す斜視図。
【図47】図46の要部拡大斜視図。
【図48】この発明の実施例14を示す吹出口の横断平
面図。
【図49】図48の要部拡大斜視図。
【図50】この発明の実施例15を示すベーンの正面
図。
【図51】図50のX−X線断面拡大図。
【図52】この発明の実施例16の応用例を示す図であ
り、前述の図50に相当する斜視図。
【図53】図52のY−Y線断面の一例を示す図。
【図54】図52のY−Y線断面の他の例を示す図。
【図55】図52のY−Y線断面の他の例を示す図。
【図56】この発明の実施例17を示すベーンの斜視
図。
【図57】図56の枢持軸受に嵌合されるスリーブの斜
視図。
【図58】図56のベーンに対応して吹出口の内壁に立
設された軸の斜視図。
【図59】図56の枢持軸受、図57のスリーブ及び図
58の軸の組立状態を示す縦断面図。
【図60】従来の空気調和装置を示す斜視図。
【図61】従来の空気調和装置を示す横断面図。
【図62】従来の空気調和装置を示す縦断面図。
【図63】従来の風向調整装置の右側ガイドベーン付近
の詳細説明図。
【図64】従来の風向調整装置のガイドベーンの斜視
図。
【図65】従来の空気調和機の風向変更装置を示す横断
面図。
【図66】図65の装置の動作状態を説明した図。
【符号の説明】 1 空気調和装置の本体 4 吹出口 7 上下風向偏向板 8 ガイドベーン、左右風向偏向板 9 吹出ノズル 11 左側壁 12a クロスフローファン 119 駆動手段 120 駆動手段 121 制御装置 13 風路 15 右側壁 48 ベルマウス形状の右側壁 57 蛇腹状の隔壁 58 スポンジ 201 吹出口 202 内壁 203 ベーン 204 軸 210 枢持軸受 211 回動軸受 212 長穴 213 係合部 214 連結腕 215 連結軸 216 中間連結軸 217 軸受部 218 中間結合軸 219 露受け凹所 221 スリーブ 224 爪 231 第1種ベーン 232 第2種ベーン 233 第3種ベーン
フロントページの続き (72)発明者 佐野 裕美 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 青木 克之 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 鈴木 仁一 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 小泉 英明 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機エン ジニアリング株式会社名古屋事業所静岡支 所内 (72)発明者 山本 薫 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機エン ジニアリング株式会社名古屋事業所静岡支 所内 (72)発明者 松下 国生 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機エン ジニアリング株式会社名古屋事業所静岡支 所内 (72)発明者 海野 賢一 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機エン ジニアリング株式会社名古屋事業所静岡支 所内 (72)発明者 尾熊 智子 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に形成された風路の下端に吹出ノ
    ズルを設け、この吹出ノズルに複数個並列枢持されたガ
    イドベーンにより上記風路を通った吹出し風を左右方向
    へ案内して吹出口から吹出させるものにおいて、吹出し
    たい左または右方向の最端部のガイドベーンほど傾き角
    度が大きくなるように全てのガイドベーンを制御したこ
    とを特徴とする空気調和装置の風向調整装置。
  2. 【請求項2】 本体内に形成された風路の下端に吹出ノ
    ズルを設け、この吹出ノズルに複数個並列枢持されたガ
    イドベーンにより上記風路を通った吹出し風を左右方向
    へ案内して吹出口から吹出させるものにおいて、吹出し
    たい左または右方向の最端部、または最端部から特定枚
    数のガイドベーンのみの傾き角度を他のガイドベーンよ
    り大きくして、このガイドベーンと本体側壁の間の空間
    を閉塞させるとともに、上記他のガイドベーンを吹出し
    たい方向に同一の傾きになるように制御したことを特徴
    とする空気調和装置の風向調整装置。
  3. 【請求項3】 本体側壁の左右方向間隔を、吹出し風を
    吹出す方向に向かって徐々に大きくなるように変化する
    滑らかな曲面で構成したことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の空気調和装置の風向調整装置。
  4. 【請求項4】 ガイドベーンの制御は、ガイドベーンを
    吹出し風向に応じて左右に振る駆動系と、各々のガイド
    ベーンの傾きを異ならしめる駆動系の2系統の駆動系の
    みを用いたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の空気調和装置の風向調整装置。
  5. 【請求項5】 本体内に形成された風路の下端に吹出ノ
    ズルを設け、この吹出ノズルに複数個並列枢持されたガ
    イドベーンにより上記風路を通った吹出し風を左右方向
    へ案内して吹出口から吹出させるものにおいて、左また
    は右最端部のガイドベーンと本体左または右側壁の間を
    各々蛇腹状の隔壁でガイドベーンの動きを妨げずに連接
    させ、各々のベーンと本体側壁の間の空間を閉塞させる
    ことを特徴とする空気調和装置の風向調整装置。
  6. 【請求項6】 本体内に形成された風路の下端に吹出ノ
    ズルを設け、この吹出ノズルに複数個並列枢持されたガ
    イドベーンにより上記風路を通った吹出し風を左右方向
    へ案内して吹出口から吹出させるものにおいて、左また
    は右最端部のガイドベーンと本体左または右側壁の間に
    各々スポンジ状の部材を充填し、各々のベーンと本体側
    壁の間の空間を閉塞させることを特徴とする空気調和装
    置の風向調整装置。
  7. 【請求項7】 ガイドベーンの制御を左右2系統に分け
    て、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめる
    駆動系を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、
    5、または6のいずれかに記載の空気調和装置の風向調
    整装置。
  8. 【請求項8】 人体の存在場所を検出するセンサーを用
    い、センサーの出力に応じて空調気流の吹出し方向を上
    記人体の存在場所に自動的に変更するように制御し、人
    体の存在場所に空調気流を集中させて到達させることを
    特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の空気調
    和装置の風向調整装置。
  9. 【請求項9】 人体の存在場所を検出するセンサーを用
    い、人体が散在している場合には空調気流を人体が存在
    している範囲に拡散させて吹出すように2系統の空調気
    流の吹出し方向を自動的に制御するようにしたことを特
    徴とする請求項7記載の空気調和装置の風向調整装置。
  10. 【請求項10】 本体内に形成された風路の下端に吹出
    ノズルを設け、この吹出ノズルに複数個並列枢持された
    ガイドベーンにより上記風路を通った吹出し風を左右方
    向へ案内して吹出口から吹出させるものにおいて、吹出
    したい左または右方向の最端部のガイドベーンほど傾き
    角度が小さくなるように全てのガイドベーンを制御した
    ことを特徴とする空気調和装置の風向調整装置。
  11. 【請求項11】 本体側壁の左右方向間隔を、吹出し風
    を吹出す方向に向かって徐々に大きくなるように変化す
    る滑らかな曲面で構成したことを特徴とする請求項10
    記載の空気調和装置の風向調整装置。
  12. 【請求項12】 ガイドベーンの制御は、ガイドベーン
    を吹出し風向に応じて左右に振る駆動系と、各々のガイ
    ドベーンの傾きを異ならしめる駆動系の2系統の駆動系
    のみを用いたことを特徴とする請求項10ないし11の
    いずれかに記載の空気調和装置の風向調整装置。
  13. 【請求項13】 ガイドベーンの制御は、ガイドベーン
    に連接した連接部材により、ガイドベーンを吹出し風向
    に応じて左右に振る駆動系のみを用い、上記ガイドベー
    ンの回転中心と、上記ガイドベーンと上記連接部材の連
    接点の距離を異ならしめたことを特徴とする請求項10
    ないし11のいずれかに記載の空気調和装置の風向調整
    装置。
  14. 【請求項14】 本体内に形成された風路の下端に吹出
    ノズルを設け、この吹出ノズルに複数個並列枢持された
    ガイドベーンにより上記風路を通った吹出し風を左右方
    向へ案内して吹出口から吹出させるものにおいて、左ま
    たは右最端部のガイドベーンと本体左または右側壁の間
    を各々蛇腹状の隔壁でガイドベーンの動きを妨げずに連
    接させ、各々のベーンと本体側壁の間の空間を閉塞させ
    ることを特徴とする空気調和装置の風向調整装置。
  15. 【請求項15】 本体内に形成された風路の下端に吹出
    ノズルを設け、この吹出ノズルに複数個並列枢持された
    ガイドベーンにより上記風路を通った吹出し風を左右方
    向へ案内して吹出口から吹出させるものにおいて、左ま
    たは右最端部のガイドベーンと本体左または右側壁の間
    に各々スポンジ状の部材を充填し、各々のベーンと本体
    側壁の間の空間を閉塞させることを特徴とする空気調和
    装置の風向調整装置。
  16. 【請求項16】 ガイドベーンの制御を左右2系統に分
    けて、各々の系統毎にガイドベーンの傾きを異ならしめ
    る駆動系を備えたことを特徴とする請求項10、11、
    13、14、または15のいずれかに記載の空気調和装
    置の風向調整装置。
  17. 【請求項17】 気流を当てる対象物の存在場所を検出
    する検出手段を用い、この検出手段から得られる情報に
    応じて気流の吹出し方向を上記対象物の存在場所に自動
    的に変更するように制御し、対象物の存在場所に気流を
    集中させて到達させることを特徴とする請求項10ない
    し16のいずれかに記載の空気調和装置の風向調整装
    置。
  18. 【請求項18】 気流を当てる対象物の存在場所を検出
    する検出手段を用い、この検出手段から上記対象物が散
    在しているとの情報が得られた場合には、気流を上記対
    象物が存在している範囲に拡散させて吹出すように2系
    統の気流の吹出し方向を自動的に制御するようにしたこ
    とを特徴とする請求項16記載の空気調和装置の風向調
    整装置。
  19. 【請求項19】 本体に設けられたクロスフローファン
    と、上記本体の吹出口に設けられて上記クロスフローフ
    ァンからの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向
    板及び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右
    風向偏向板と、上記本体に設けられて上記左右風向偏向
    板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この駆動手段に
    よる上記偏向角度の変化量を制御し上記駆動手段の動作
    による上記左右風向偏向板の偏向角度が所定値を超えた
    ときに上記クロスフローファンの回転数を増加させる制
    御装置とを備えた空気調和装置の風向調整装置。
  20. 【請求項20】 本体に設けられたクロスフローファン
    と、上記本体の吹出口に設けられて上記クロスフローフ
    ァンからの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向
    板及び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右
    風向偏向板と、上記本体に設けられて上記左右風向偏向
    板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この駆動手段に
    よる上記偏向角度の変化量を制御し上記左右風向偏向板
    の偏向角度が所定値よりも大きいときに冷房時には上記
    上下風向偏向板を下向き制御し、暖房時には上記上下風
    向偏向板を上向き制御する制御装置とを備えた空気調和
    装置の風向調整装置。
  21. 【請求項21】 本体に設けられたクロスフローファン
    と、上記本体の吹出口に設けられて上記クロスフローフ
    ァンからの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向
    板及び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右
    風向偏向板と、上記本体に設けられて上記左右風向偏向
    板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この駆動手段に
    よる上記偏向角度の変化量を制御し冷房時には上記左右
    風向偏向板の偏向角度を縮小制御し、暖房時には上記左
    右風向偏向板の偏向角度を拡大制御する制御装置とを備
    えた空気調和装置の風向調整装置。
  22. 【請求項22】 本体に設けられたクロスフローファン
    と、上記本体の吹出口に設けられて上記クロスフローフ
    ァンからの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向
    板及び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右
    風向偏向板と、上記本体に設けられて上記左右風向偏向
    板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この駆動手段に
    よる上記偏向角度の変化量を制御し冷房時に上記左右風
    向偏向板の偏向角度が所定値よりも大きいときは冷房運
    転開始から所定時間経過後に上記左右風向偏向板の偏向
    角度を縮小制御する制御装置とを備えた空気調和装置の
    風向調整装置。
  23. 【請求項23】 本体に設けられたクロスフローファン
    と、上記本体の吹出口に設けられて上記クロスフローフ
    ァンからの吹き出し風を上下に偏向させる上下風向偏向
    板及び複数枚が相互に連結されて左右に偏向させる左右
    風向偏向板と、上記本体に設けられて上記左右風向偏向
    板の偏向角度を変化させる駆動手段と、この駆動手段に
    よる上記偏向角度の変化量を制御し上記本体の一側面が
    上記本体の設置される居室の壁面に接近して配置された
    ときに上記左右風向偏向板の偏向領域を上記壁面のない
    方向へ補正するする制御装置とを備えた空気調和装置の
    風向調整装置。
  24. 【請求項24】 吹出口に配置され一側の縁部の一端寄
    りに枢持軸受が上記一端に対向した他端寄りに回動軸受
    が設けられ、上記枢持軸受を介して上記吹出口の内壁に
    枢着され回動変位して風向を変更する第1種ベーンと、
    この第1種ベーンと同様に構成されて上記吹出口に上記
    第1種ベーンから離れて配置され、上記第1種ベーンの
    枢持軸受対応位置に枢持軸受が設けられ、上記第1種ベ
    ーンの枢持軸受及び回動軸受の相互間隔よりも短い間隔
    で配置されて上記第1種ベーンの回動軸受対応位置に回
    動軸受が設けられて上記第1種ベーンと同様に回動変位
    して風向を変更する第2種ベーンと、上記第1種ベーン
    と同様に構成されて上記吹出口に配置され、上記第1種
    ベーン及び第2種ベーンの間に互いに離れて複数枚が設
    けられ、上記第1種ベーンの枢持軸受対応位置に枢持軸
    受が設けられ、この枢持軸受が配置された縁部にこの縁
    部の長手に沿う長穴を有する係合部が形成されて上記第
    1種ベーンと同様に回動変位して風向を変更する第3種
    ベーンと、両端部にそれぞれ上記第1種ベーン及び第2
    種ベーンの回動軸受に枢持された連結軸が設けられ、中
    間部に上記第3種ベーンの係合部の長穴にそれぞれ移動
    可能に嵌合された中間連結軸が設けられた連結腕とを備
    えた空気調和機の風向変更装置。
  25. 【請求項25】 吹出口に配置され一側の縁部の一端寄
    りに枢持軸受が上記一端に対向した他端寄りに回動軸受
    が設けられ、上記枢持軸受を介して上記吹出口の内壁に
    枢着され回動変位して風向を変更する第1種ベーンと、
    この第1種ベーンと同様に構成されて上記吹出口に上記
    第1種ベーンから離れて配置され、上記第1種ベーンの
    枢持軸受対応位置に枢持軸受が設けられ、上記第1種ベ
    ーンの枢持軸受及び回動軸受の相互間隔よりも短い間隔
    で配置されて上記第1種ベーンの回動軸受対応位置に回
    動軸受が設けられて上記第1種ベーンと同様に回動変位
    して風向を変更する第2種ベーンと、上記第1種ベーン
    と同様に構成されて上記吹出口に配置され、上記第1種
    ベーン及び第2種ベーンの間に互いに離れて複数枚が設
    けられ、上記第1種ベーンの枢持軸受対応位置に枢持軸
    受が設けられ、この枢持軸受が配置された縁部にこの縁
    部の長手に沿う長穴を有する係合部及び上記長穴の直上
    部に設けられた軸受部が形成され上記第1種ベーンと同
    様に回動変位して風向を変更する第3種ベーンと、両端
    部にそれぞれ上記第1種ベーン及び第2種ベーンの回動
    軸受に枢持された連結軸が設けられ、中間部に上記第3
    種ベーンの係合部の長穴にそれぞれ移動可能に嵌合され
    た中間連結軸及びこれらの中間連結軸相互の中間に配置
    されて上記第3種ベーンの軸受部に枢持された中間結合
    軸が設けられた連結腕とを備えた空気調和機の風向変更
    装置。
  26. 【請求項26】 吹出口に左右それぞれ一組が配置され
    て互いに反対方向に回動変位して風向を変更し上記左右
    それぞれ一組の相互間に狭い隙間を形成し、表面に複数
    の露受け凹所が凹設されたベーンを備えた空気調和機の
    風向変更装置。
  27. 【請求項27】 吹出口に配置されて回動変位して風向
    を変更するベーンと、このベーンの一側の縁部に設けら
    れて環状の一側が切欠されたC字状をなす枢持軸受と、
    この枢持軸受に抱持状態に嵌合されたスリーブと、上記
    吹出口の内壁に立設されて上記スリーブに挿通され上端
    に上記スリーブ上縁に係合する爪が突設された軸とを備
    えた空気調和機の風向変更装置。
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