JPH06314633A - 金属化フィルムコンデンサ - Google Patents
金属化フィルムコンデンサInfo
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- JPH06314633A JPH06314633A JP12314793A JP12314793A JPH06314633A JP H06314633 A JPH06314633 A JP H06314633A JP 12314793 A JP12314793 A JP 12314793A JP 12314793 A JP12314793 A JP 12314793A JP H06314633 A JPH06314633 A JP H06314633A
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 金属化フィルムコンデンサにおいて、コンデ
ンサ領域とリード領域とそれらの間にあってフィルムの
長さ方向に延びる所定繰り返し周期の導通部と非導通部
とからなる所定幅の区画領域とに機能分離された電極パ
ターンを有する金属化フィルムが用いられ、さらに誘電
体フィルムを挾んで対向する二つの電極は、一方の電極
のコンデンサ領域とマージン部との境界が他方の電極の
区画領域内に、他方の電極のコンデンサ領域とマージン
部との境界が一方の電極の区画領域内に対向する位置関
係となるように配置される。 【効果】 フィルムどうしの重なり合いにずれが生じて
も、所謂境界がそれぞれ反対側の電極の区画領域の幅内
に対向している限り、素子面積の不変は確実に保証さ
れ、素子容量のバラツキが改善される。
ンサ領域とリード領域とそれらの間にあってフィルムの
長さ方向に延びる所定繰り返し周期の導通部と非導通部
とからなる所定幅の区画領域とに機能分離された電極パ
ターンを有する金属化フィルムが用いられ、さらに誘電
体フィルムを挾んで対向する二つの電極は、一方の電極
のコンデンサ領域とマージン部との境界が他方の電極の
区画領域内に、他方の電極のコンデンサ領域とマージン
部との境界が一方の電極の区画領域内に対向する位置関
係となるように配置される。 【効果】 フィルムどうしの重なり合いにずれが生じて
も、所謂境界がそれぞれ反対側の電極の区画領域の幅内
に対向している限り、素子面積の不変は確実に保証さ
れ、素子容量のバラツキが改善される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘電体フィルムの表面
に金属電極を蒸着により形成した金属化フィルムを巻回
或いは積層することにより得られる容量精度の高い金属
化フィルムコンデンサに関する。
に金属電極を蒸着により形成した金属化フィルムを巻回
或いは積層することにより得られる容量精度の高い金属
化フィルムコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように2枚の誘電体フ
ィルム1,1′の片面に、フィルム幅方向の一端側で幅
0.5〜5mm程度の絶縁溝部(以下、マージン部と称
することがある)3,3′が電極空白部として残るよう
に、蒸着により電極2,2′を形成して金属化フィルム
4,4′を得ている。
ィルム1,1′の片面に、フィルム幅方向の一端側で幅
0.5〜5mm程度の絶縁溝部(以下、マージン部と称
することがある)3,3′が電極空白部として残るよう
に、蒸着により電極2,2′を形成して金属化フィルム
4,4′を得ている。
【0003】そして、得られた金属化フィルム4,4′
を図示のようにマージン部3,3′が互いに反対側とな
るように2枚重ねて所定の長さ巻回し、その巻回した金
属化フィルム4,4′の両端面に金属溶射層(メタリコ
ン)5,5′を形成し、さらにリード線6,6′を溶接
などにより接続して巻回型の金属化フィルムコンデンサ
10としている。また、図5と類似の金属化フィルムを
1枚1枚マージン部が交互に反対側にくるように所定の
枚数積み重ねたものに対して、メタリコン処理、リード
線接続を施してコンデンサ素子を形成する場合もある。
を図示のようにマージン部3,3′が互いに反対側とな
るように2枚重ねて所定の長さ巻回し、その巻回した金
属化フィルム4,4′の両端面に金属溶射層(メタリコ
ン)5,5′を形成し、さらにリード線6,6′を溶接
などにより接続して巻回型の金属化フィルムコンデンサ
10としている。また、図5と類似の金属化フィルムを
1枚1枚マージン部が交互に反対側にくるように所定の
枚数積み重ねたものに対して、メタリコン処理、リード
線接続を施してコンデンサ素子を形成する場合もある。
【0004】ところで、上述のように製造される従来の
巻回型或いは積層型の金属化フィルムコンデンサにあっ
ては、素子容量のバラツキは大きく、±10%にも達す
ることがある。一方、発振回路素子等の広い用途で、容
量精度の高いコンデンサが要求されており、高品質のコ
ンデンサを簡単かつ大量に製造することが強く望まれて
いる。
巻回型或いは積層型の金属化フィルムコンデンサにあっ
ては、素子容量のバラツキは大きく、±10%にも達す
ることがある。一方、発振回路素子等の広い用途で、容
量精度の高いコンデンサが要求されており、高品質のコ
ンデンサを簡単かつ大量に製造することが強く望まれて
いる。
【0005】
【発明が解決すべき課題】この素子容量のバラツキは、
誘電体フィルムの厚み斑、製造時の巻取り或いは積層圧
力の変動などもその要因であるが、巻回或いは積層工程
での素子面積のバラツキに起因することが大であり、こ
の傾向は幅の短いコンデンサ素子の場合に特に顕著であ
る。ここで、前記素子面積は、金属化フィルム上の全電
極面積ではなく、誘電体フィルムを挾んで対向する二つ
の電極の重畳している部分の面積、即ちコンデンサとし
ての面積であり、そのバラツキはフィルムを走行させて
行われる金属化フィルム製造時の電極形成工程、スリッ
ティング工程或いはコンデンサ製造時の巻回或いは積層
工程などでフィルム幅方向に対して生じる基準の位置
(電極形成位置、切断位置、巻回位置等)からのずれに
原因する対向電極の相対変位によってもたらされるもの
である。
誘電体フィルムの厚み斑、製造時の巻取り或いは積層圧
力の変動などもその要因であるが、巻回或いは積層工程
での素子面積のバラツキに起因することが大であり、こ
の傾向は幅の短いコンデンサ素子の場合に特に顕著であ
る。ここで、前記素子面積は、金属化フィルム上の全電
極面積ではなく、誘電体フィルムを挾んで対向する二つ
の電極の重畳している部分の面積、即ちコンデンサとし
ての面積であり、そのバラツキはフィルムを走行させて
行われる金属化フィルム製造時の電極形成工程、スリッ
ティング工程或いはコンデンサ製造時の巻回或いは積層
工程などでフィルム幅方向に対して生じる基準の位置
(電極形成位置、切断位置、巻回位置等)からのずれに
原因する対向電極の相対変位によってもたらされるもの
である。
【0006】従来、コンデンサ素子の容量精度を高める
方法としては、(1)製品として完成した段階で容量選
別を行う方法、(2)特開昭63−197318号公報
に開示されるように、メタリコン処理を施した半製品に
対して規定の容量となるように切り欠きや切り込み加工
を行う方法、および(3)巻回或いは積層工程に容量測
定を導入し、規定の容量となるまで巻取り或いは積層を
行う方法などが実施または提案されている。
方法としては、(1)製品として完成した段階で容量選
別を行う方法、(2)特開昭63−197318号公報
に開示されるように、メタリコン処理を施した半製品に
対して規定の容量となるように切り欠きや切り込み加工
を行う方法、および(3)巻回或いは積層工程に容量測
定を導入し、規定の容量となるまで巻取り或いは積層を
行う方法などが実施または提案されている。
【0007】しかしながら、容量選別を行う(1)の方
法には大量の不良品の発生と廃棄物処理並びに製造コス
トの上昇という問題が、また切り込み加工等を行う
(2)の方法には加工時に電極どうしが短絡することが
あるという問題がある。さらに、(3)の方法は、巻回
或いは積層された半製品の寸法が一定とならず、それを
ケースに収容して製品とする際に、ガタが発生するとい
う欠点を持っている。加えて、(2)と(3)の方法
は、従来法と比較すると切り込み加工とかガタ防止のた
めの新たな工程が付加される結果、生産性の低下を招く
ものである。
法には大量の不良品の発生と廃棄物処理並びに製造コス
トの上昇という問題が、また切り込み加工等を行う
(2)の方法には加工時に電極どうしが短絡することが
あるという問題がある。さらに、(3)の方法は、巻回
或いは積層された半製品の寸法が一定とならず、それを
ケースに収容して製品とする際に、ガタが発生するとい
う欠点を持っている。加えて、(2)と(3)の方法
は、従来法と比較すると切り込み加工とかガタ防止のた
めの新たな工程が付加される結果、生産性の低下を招く
ものである。
【0008】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、切り込み加工とか容量測定といった特殊な工程或
いは操作を用いることなく、金属化フィルムの電極パタ
ーンとその配置を工夫することによって、素子面積が一
定であり、そのため容量精度がより高められたコンデン
サ素子を得ることを目的とするものである。
あり、切り込み加工とか容量測定といった特殊な工程或
いは操作を用いることなく、金属化フィルムの電極パタ
ーンとその配置を工夫することによって、素子面積が一
定であり、そのため容量精度がより高められたコンデン
サ素子を得ることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、上記目的は、
誘電体フィルムの表面に蒸着により電極が形成された金
属化フィルムを巻回或いは積層して製造されるコンデン
サ素子において、前記金属化フィルムはその一端部に長
さ方向に延びる絶縁溝部を有し、前記電極はコンデンサ
領域とリード領域とそれらの間にあってフィルムの長さ
方向に延びる所定繰り返し周期の導通部と非導通部とか
らなる所定幅の区画領域とから形成されており、誘電体
フィルムを挾んで対向する二つの電極の位置関係は一方
の電極のコンデンサ領域と絶縁溝部との境界が他方の電
極の区画領域内に、他方の電極のコンデンサ領域と絶縁
溝部との境界が一方の電極の区画領域内に対向して配置
されることを特徴とする本発明の金属化フィルムコンデ
ンサによって達成される。
誘電体フィルムの表面に蒸着により電極が形成された金
属化フィルムを巻回或いは積層して製造されるコンデン
サ素子において、前記金属化フィルムはその一端部に長
さ方向に延びる絶縁溝部を有し、前記電極はコンデンサ
領域とリード領域とそれらの間にあってフィルムの長さ
方向に延びる所定繰り返し周期の導通部と非導通部とか
らなる所定幅の区画領域とから形成されており、誘電体
フィルムを挾んで対向する二つの電極の位置関係は一方
の電極のコンデンサ領域と絶縁溝部との境界が他方の電
極の区画領域内に、他方の電極のコンデンサ領域と絶縁
溝部との境界が一方の電極の区画領域内に対向して配置
されることを特徴とする本発明の金属化フィルムコンデ
ンサによって達成される。
【0010】
【作用】本発明の金属化フィルムコンデンサでは、コン
デンサ領域とリード領域とそれらの間にあってフィルム
の長さ方向に延びる所定繰り返し周期の導通部と非導通
部とからなる所定幅の区画領域とに機能分離された電極
パターンを有する金属化フィルムが用いられ、さらに誘
電体フィルムを挾んで対向する二つの電極は、一方の電
極のコンデンサ領域と絶縁溝部との境界が他方の電極の
区画領域内に、他方の電極のコンデンサ領域と絶縁溝部
との境界が一方の電極の区画領域内に対向する位置関係
となるように配置されている。そのため、前記区画領域
の所定幅を素子面積のバラツキの主原因である前記相対
変位の範囲より広く選ぶことによって、後に詳述するよ
うに、コンデンサとして機能する素子面積は正確に金属
化フィルムの長さまたは枚数で決定され、常に一定とな
る。
デンサ領域とリード領域とそれらの間にあってフィルム
の長さ方向に延びる所定繰り返し周期の導通部と非導通
部とからなる所定幅の区画領域とに機能分離された電極
パターンを有する金属化フィルムが用いられ、さらに誘
電体フィルムを挾んで対向する二つの電極は、一方の電
極のコンデンサ領域と絶縁溝部との境界が他方の電極の
区画領域内に、他方の電極のコンデンサ領域と絶縁溝部
との境界が一方の電極の区画領域内に対向する位置関係
となるように配置されている。そのため、前記区画領域
の所定幅を素子面積のバラツキの主原因である前記相対
変位の範囲より広く選ぶことによって、後に詳述するよ
うに、コンデンサとして機能する素子面積は正確に金属
化フィルムの長さまたは枚数で決定され、常に一定とな
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の金属化フィ
ルムコンデンサの好ましい態様を説明する。図面中、異
なる態様の説明に用いた同一参照符号は類似部分を示
す。図1(a)は、本発明金属化フィルムコンデンサの
第1実施例としての巻回前の金属化フィルムを2枚重ね
た状態を示す平面図、図1(b)は図1(a)のV−V
断面図である。さらに、図2は本発明の作用効果を説明
するための図であり、図2(a)は金属化フィルムの基
準位置での2枚重ね状態(ずれのない状態)を表す図1
(a)の部分拡大図であり、図2(b)は図2(a)か
ら2枚の金属化フィルムが幅方向に相対的に(下方の金
属化フィルムが図示右方向に)変位したときの図であ
る。
ルムコンデンサの好ましい態様を説明する。図面中、異
なる態様の説明に用いた同一参照符号は類似部分を示
す。図1(a)は、本発明金属化フィルムコンデンサの
第1実施例としての巻回前の金属化フィルムを2枚重ね
た状態を示す平面図、図1(b)は図1(a)のV−V
断面図である。さらに、図2は本発明の作用効果を説明
するための図であり、図2(a)は金属化フィルムの基
準位置での2枚重ね状態(ずれのない状態)を表す図1
(a)の部分拡大図であり、図2(b)は図2(a)か
ら2枚の金属化フィルムが幅方向に相対的に(下方の金
属化フィルムが図示右方向に)変位したときの図であ
る。
【0012】図を参照して、この金属化フィルムコンデ
ンサ20は、誘電体フィルム11,12の片面に、マー
ジン部11a,12aを残して蒸着により電極13,1
4がそれぞれ形成され、マージン部11a,12aが互
いに反対側となるように重ね合わされた金属化フィルム
A,Bを図5のように巻回し、さらにメタリコン処理、
リード線接続を行って得られる。電極空白部であるマー
ジン部11a,12aは、それぞれ誘電体フィルム1
1,12の一端側で長さ方向に所定幅で延びて設けられ
ている。
ンサ20は、誘電体フィルム11,12の片面に、マー
ジン部11a,12aを残して蒸着により電極13,1
4がそれぞれ形成され、マージン部11a,12aが互
いに反対側となるように重ね合わされた金属化フィルム
A,Bを図5のように巻回し、さらにメタリコン処理、
リード線接続を行って得られる。電極空白部であるマー
ジン部11a,12aは、それぞれ誘電体フィルム1
1,12の一端側で長さ方向に所定幅で延びて設けられ
ている。
【0013】前記電極13,14は、それぞれ三つの領
域に分かれ、コンデンサとしての素子面積を決定するコ
ンデンサ領域13a,14a、メタリコンとの電気的接
続のためのリード領域13c,14c、そしてそれらの
間にあって両者を区画するフィルムの長さ方向に延びる
所定幅w1 ,w2 の区画領域13b,14bとを有して
いる。さらに、区画領域13bは、長さL1 の導通部1
3b′と長さL2 の非導通部13b″とからなり、それ
らが交互に周期(L1 +L2 )で繰り返し形成されてい
る。一方、電極14の区画領域14bは、長さL3 の導
通部14b′と長さL4 の非導通部14b″とからな
り、それらが交互に周期(L3 +L4 )で繰り返し形成
されている。本例では、L1 とL4 、L2 とL3 および
w1 とw2とがそれぞれほぼ同じ長さとなるように選ば
れている。
域に分かれ、コンデンサとしての素子面積を決定するコ
ンデンサ領域13a,14a、メタリコンとの電気的接
続のためのリード領域13c,14c、そしてそれらの
間にあって両者を区画するフィルムの長さ方向に延びる
所定幅w1 ,w2 の区画領域13b,14bとを有して
いる。さらに、区画領域13bは、長さL1 の導通部1
3b′と長さL2 の非導通部13b″とからなり、それ
らが交互に周期(L1 +L2 )で繰り返し形成されてい
る。一方、電極14の区画領域14bは、長さL3 の導
通部14b′と長さL4 の非導通部14b″とからな
り、それらが交互に周期(L3 +L4 )で繰り返し形成
されている。本例では、L1 とL4 、L2 とL3 および
w1 とw2とがそれぞれほぼ同じ長さとなるように選ば
れている。
【0014】このような電極パターンを有する金属化フ
ィルムA,Bは、それらを組み合わせるに際して、マー
ジン部11a,12aが互いに反対側となるように重ね
合わされると共に、電極13と14の相対位置関係にお
いて、電極13のコンデンサ領域13aと金属化フィル
ムAの絶縁溝部11aとの境界15が反対側の電極14
の区画領域14bの幅w2 内に対向するように、電極1
4のコンデンサ領域14aと金属化フィルムBの絶縁溝
部12aとの境界16が反対側の電極13の区画領域1
3bの幅w1 内に対向するように選んで配置される。
ィルムA,Bは、それらを組み合わせるに際して、マー
ジン部11a,12aが互いに反対側となるように重ね
合わされると共に、電極13と14の相対位置関係にお
いて、電極13のコンデンサ領域13aと金属化フィル
ムAの絶縁溝部11aとの境界15が反対側の電極14
の区画領域14bの幅w2 内に対向するように、電極1
4のコンデンサ領域14aと金属化フィルムBの絶縁溝
部12aとの境界16が反対側の電極13の区画領域1
3bの幅w1 内に対向するように選んで配置される。
【0015】上述のような金属化フィルムA,Bの重ね
合わせ配置は、実際には巻きロールで供給される別々の
金属化フィルムA,Bをロールで巻取りながら行われ
る。また、遡ってオイルマージンやマスクを用いての電
極パターンの形成やその後工程であるスリッティングも
ロールで巻取りながら行われる。これらの工程での所定
の巻回位置、電極形成位置或いは切断位置からのずれ、
特にフィルム幅方向へのずれは不可避であり、その結
果、電極13,14は製造装置の精度による最大相対変
位量S(=±S/2)をもって対向されることになる。
図1(a)およびその拡大平面図である図2(a)で
は、境界15,16がそれぞれ対向する区画領域の幅w
2 ,w1 の中心に位置しており、ずれのない基準位置で
の電極の対向状態(S=0)を示している。
合わせ配置は、実際には巻きロールで供給される別々の
金属化フィルムA,Bをロールで巻取りながら行われ
る。また、遡ってオイルマージンやマスクを用いての電
極パターンの形成やその後工程であるスリッティングも
ロールで巻取りながら行われる。これらの工程での所定
の巻回位置、電極形成位置或いは切断位置からのずれ、
特にフィルム幅方向へのずれは不可避であり、その結
果、電極13,14は製造装置の精度による最大相対変
位量S(=±S/2)をもって対向されることになる。
図1(a)およびその拡大平面図である図2(a)で
は、境界15,16がそれぞれ対向する区画領域の幅w
2 ,w1 の中心に位置しており、ずれのない基準位置で
の電極の対向状態(S=0)を示している。
【0016】続いて、本発明コンデンサにおける素子面
積の不変性について説明する。図2(a)において、a
(+)は電極13の区画領域の導通部13b′と電極1
4のコンデンサ領域14aとの重なりの部分であり、素
子面積に対して正の寄与を与えるものである。それに対
して、a(−)は電極13のコンデンサ領域13aと電
極14の区画領域の非導通部14b″との重なりの部分
であり、素子面積に対して負の寄与を与えるものであ
る。したがって、L1 ≒L4 、w1 ≒w2 である本実施
例では、a(+)とa(−)の面積は等しく、両者は互
いに相殺される関係であるので、コンデンサの素子面積
は電極13のコンデンサ領域13aの幅(≒電極14の
コンデンサ領域14aの幅)とフィルム巻取り長の積に
よって決定される。なお、コンデンサ領域13aと14
aの幅が異なる場合には、素子面積は一方の幅と、それ
に対して正の寄与のa(+)と負の寄与a(−)の差と
によって決定される。
積の不変性について説明する。図2(a)において、a
(+)は電極13の区画領域の導通部13b′と電極1
4のコンデンサ領域14aとの重なりの部分であり、素
子面積に対して正の寄与を与えるものである。それに対
して、a(−)は電極13のコンデンサ領域13aと電
極14の区画領域の非導通部14b″との重なりの部分
であり、素子面積に対して負の寄与を与えるものであ
る。したがって、L1 ≒L4 、w1 ≒w2 である本実施
例では、a(+)とa(−)の面積は等しく、両者は互
いに相殺される関係であるので、コンデンサの素子面積
は電極13のコンデンサ領域13aの幅(≒電極14の
コンデンサ領域14aの幅)とフィルム巻取り長の積に
よって決定される。なお、コンデンサ領域13aと14
aの幅が異なる場合には、素子面積は一方の幅と、それ
に対して正の寄与のa(+)と負の寄与a(−)の差と
によって決定される。
【0017】図2(a)から2枚の金属化フィルムが幅
方向に相対的に変位した場合、図2(b)から明らかな
ように(図は下方の金属化フィルムが右方向に最大変位
位置まで距離S/2だけ移動した状態を示す)、a
(+)では図2(a)からL1 ×S/2だけ、a(−)
ではL4 ×S/2だけ面積が増える。しかし、これらの
面積変化は互いに等しくかつ補償し合う関係にあり、素
子面積は図2(a)と同一となる。したがって、ずれ±
S/2が生じても上述の境界15,16がそれぞれ反対
側の電極の区画領域14b,13bの幅w2 ,w1 内に
対向している限り、素子面積の不変は確実に保証され
る。
方向に相対的に変位した場合、図2(b)から明らかな
ように(図は下方の金属化フィルムが右方向に最大変位
位置まで距離S/2だけ移動した状態を示す)、a
(+)では図2(a)からL1 ×S/2だけ、a(−)
ではL4 ×S/2だけ面積が増える。しかし、これらの
面積変化は互いに等しくかつ補償し合う関係にあり、素
子面積は図2(a)と同一となる。したがって、ずれ±
S/2が生じても上述の境界15,16がそれぞれ反対
側の電極の区画領域14b,13bの幅w2 ,w1 内に
対向している限り、素子面積の不変は確実に保証され
る。
【0018】すなわち、本実施例では、ずれに対する素
子面積の完全な不変性は、L1 が実質的にL4 に等し
いこと、L1 部とL4 部の繰り返し周期が等しいこ
と、w1 、w2 ≧Sによって確保されるのであり、必
ずしも図示のようにa(+)≒a(−)、w1 ≒w2 で
ある必要はない。さらに、a(+)とa(−)の面積変
化を常に同一とするこれらの好ましい条件〜を一部
しかまたは完全に満たさずとも、素子容量のバラツキを
改善するという本発明の効果を奏することは可能であ
る。
子面積の完全な不変性は、L1 が実質的にL4 に等し
いこと、L1 部とL4 部の繰り返し周期が等しいこ
と、w1 、w2 ≧Sによって確保されるのであり、必
ずしも図示のようにa(+)≒a(−)、w1 ≒w2 で
ある必要はない。さらに、a(+)とa(−)の面積変
化を常に同一とするこれらの好ましい条件〜を一部
しかまたは完全に満たさずとも、素子容量のバラツキを
改善するという本発明の効果を奏することは可能であ
る。
【0019】本発明をよりよく理解するためには、電極
のコンデンサ領域とリード領域の間の導通を確保するた
めの導通部と、スリット状の絶縁部である非導通部とか
らなる本発明の区画領域を導通率によって表現すること
が有用である。この導通率は、金属化フィルムの長さに
対する導通部の長さの総和の比率として定義されるもの
であり、例えば図2(a)の金属化フィルムAに対して
その区画領域の導通率はL1 /(L1 +L2 )となる。
この導通率を用いると、上述の条件とは上下の金属
化フィルムの所謂導通率の和が実質的に1であることと
換言できる。そして、この新たな条件が部分的にさえ満
たされていれば、本発明の効果を奏することが可能であ
り、さらにその限りにおいて導通部と非導通部との繰り
返し周期は図示のような単純なものでなくとも、また上
下の金属化フィルムにおいて同一でなくとも良い。
のコンデンサ領域とリード領域の間の導通を確保するた
めの導通部と、スリット状の絶縁部である非導通部とか
らなる本発明の区画領域を導通率によって表現すること
が有用である。この導通率は、金属化フィルムの長さに
対する導通部の長さの総和の比率として定義されるもの
であり、例えば図2(a)の金属化フィルムAに対して
その区画領域の導通率はL1 /(L1 +L2 )となる。
この導通率を用いると、上述の条件とは上下の金属
化フィルムの所謂導通率の和が実質的に1であることと
換言できる。そして、この新たな条件が部分的にさえ満
たされていれば、本発明の効果を奏することが可能であ
り、さらにその限りにおいて導通部と非導通部との繰り
返し周期は図示のような単純なものでなくとも、また上
下の金属化フィルムにおいて同一でなくとも良い。
【0020】特に、導通率0.5すなわちL1 =L2 、
L3 =L4 の場合、同じ電極パターンの金属化フィルム
を用いることができる。したがって、そこでは2種類の
フィルムを組合せる煩雑さがなく、製造上の簡便さが得
られ好ましい。なお、本発明では理解を容易にするた
め、電極13の導通部13b′と電極14の非導通部1
4b″、電極13の非導通部13b″と電極14の導通
部14b′はそれぞれフィルムの幅方向に対峙して図示
されているが、かかる対称配置は実際には厳密に要求さ
れるものではない。また、金属化フィルムのリード領域
は、図では対向するフィルムの縁部より距離d1 ,d2
だけ突出して設けられているが、これはメタリコンとの
良好な電気的接触を担保するためのものであり、それを
より確実にするためには、d1 ,d2 >S/2となるよ
うに距離d1 ,d2 を選ぶのが好ましい。
L3 =L4 の場合、同じ電極パターンの金属化フィルム
を用いることができる。したがって、そこでは2種類の
フィルムを組合せる煩雑さがなく、製造上の簡便さが得
られ好ましい。なお、本発明では理解を容易にするた
め、電極13の導通部13b′と電極14の非導通部1
4b″、電極13の非導通部13b″と電極14の導通
部14b′はそれぞれフィルムの幅方向に対峙して図示
されているが、かかる対称配置は実際には厳密に要求さ
れるものではない。また、金属化フィルムのリード領域
は、図では対向するフィルムの縁部より距離d1 ,d2
だけ突出して設けられているが、これはメタリコンとの
良好な電気的接触を担保するためのものであり、それを
より確実にするためには、d1 ,d2 >S/2となるよ
うに距離d1 ,d2 を選ぶのが好ましい。
【0021】導通部または非導通部の平面形状は、矩形
に限らず、台形、多角形、部分円形など他の任意の形状
であっても良い。ただし、矩形以外の形状の場合に、上
述の導通率は、各区画領域の幅内の対向する境界線の位
置(例えば、図2の境界15,16の位置)でずれ幅の
値ごとに求められねばならない。この拡張された導通率
を用いれば、矩形を含めた導通部または非導通部のあら
ゆる平面形状に対して、一方の電極の導通部と他方の電
極の非導通部とが、フィルム中心線Cに対して対称形ま
たは該対称図形と相似の関係にあれば、導通率の和が実
質的に1の条件は満たされ、ずれの量が変化しても素子
面積の不変は保たれるので好ましいと言える。
に限らず、台形、多角形、部分円形など他の任意の形状
であっても良い。ただし、矩形以外の形状の場合に、上
述の導通率は、各区画領域の幅内の対向する境界線の位
置(例えば、図2の境界15,16の位置)でずれ幅の
値ごとに求められねばならない。この拡張された導通率
を用いれば、矩形を含めた導通部または非導通部のあら
ゆる平面形状に対して、一方の電極の導通部と他方の電
極の非導通部とが、フィルム中心線Cに対して対称形ま
たは該対称図形と相似の関係にあれば、導通率の和が実
質的に1の条件は満たされ、ずれの量が変化しても素子
面積の不変は保たれるので好ましいと言える。
【0022】本発明の誘電体フィルムを例示すると、ポ
リプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカ
ーボネートフィルムなどであり、それらの中でポリエス
テルフィルムは、素子容量のバラツキの他の原因である
フィルムの厚み斑が少なく特に好適な素材である。ま
た、誘電体フィルム上に蒸着により形成される電極の素
材は、アルミニウム、亜鉛、銅などである。
リプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリカ
ーボネートフィルムなどであり、それらの中でポリエス
テルフィルムは、素子容量のバラツキの他の原因である
フィルムの厚み斑が少なく特に好適な素材である。ま
た、誘電体フィルム上に蒸着により形成される電極の素
材は、アルミニウム、亜鉛、銅などである。
【0023】金属化フィルムコンデンサの分野では、誘
電体フィルムの一部に絶縁破壊が起こった時に、その破
壊がコンデンサ全体に及ばないように自己保安機能(ヒ
ューズ機能部)を備えているものが知られている(例え
ば、特公平1−30284号公報)。そして、該ヒュー
ズ部と本発明の区画領域とは、両者の目的と対向電極に
対する位置関係において大きく異なるものの、それらの
構造は類似する部分が多い。したがって、本発明の区画
領域に自己保安機能を付与することもまた可能である。
電体フィルムの一部に絶縁破壊が起こった時に、その破
壊がコンデンサ全体に及ばないように自己保安機能(ヒ
ューズ機能部)を備えているものが知られている(例え
ば、特公平1−30284号公報)。そして、該ヒュー
ズ部と本発明の区画領域とは、両者の目的と対向電極に
対する位置関係において大きく異なるものの、それらの
構造は類似する部分が多い。したがって、本発明の区画
領域に自己保安機能を付与することもまた可能である。
【0024】図3は、本発明金属化フィルムコンデンサ
の第2実施例としての自己保安機能を備えたコンデンサ
を示す平面図であり、コンデンサ20の平面図である図
1(a)に相当する図である。図3のV−V断面図は図
1(b)と同じである。図4は、図3における導通部の
別の実施形態を示す平面図である。
の第2実施例としての自己保安機能を備えたコンデンサ
を示す平面図であり、コンデンサ20の平面図である図
1(a)に相当する図である。図3のV−V断面図は図
1(b)と同じである。図4は、図3における導通部の
別の実施形態を示す平面図である。
【0025】この金属化フィルムコンデンサ30は、金
属化フィルムA側においてのみその電極13のコンデン
サ領域13aがスリット状の分離帯17によりフィルム
の幅方向に複数個の島状電極に電気的に分割されてお
り、該島状電極と金属化フィルムBのコンデンサ領域1
4aとで形成される小容量が並列に接続された回路構成
となっていること、各島状電極とリード領域13cとの
間にあって両者を区画する区画領域13bの導通率が自
己保安機能が働く程度に設定されていることを除いて、
金属化フィルムコンデンサ20と同様である。設けられ
る分離帯17の間隔すなわちフィルム長さ方向への周期
は、導通部13b′の繰り返し周期と同じかそれより大
きく、好ましくは整数倍とされるのが良い。
属化フィルムA側においてのみその電極13のコンデン
サ領域13aがスリット状の分離帯17によりフィルム
の幅方向に複数個の島状電極に電気的に分割されてお
り、該島状電極と金属化フィルムBのコンデンサ領域1
4aとで形成される小容量が並列に接続された回路構成
となっていること、各島状電極とリード領域13cとの
間にあって両者を区画する区画領域13bの導通率が自
己保安機能が働く程度に設定されていることを除いて、
金属化フィルムコンデンサ20と同様である。設けられ
る分離帯17の間隔すなわちフィルム長さ方向への周期
は、導通部13b′の繰り返し周期と同じかそれより大
きく、好ましくは整数倍とされるのが良い。
【0026】この金属化フィルムコンデンサ30によれ
ば、一つの島状電極と他極14との間に挾まれた誘電体
フィルム11または12の一部で絶縁破壊が起こった場
合、メタリコンから供給される電流は、導通部13
b′、島状電極、絶縁破壊部分を通して他極14に流れ
る。そして、その電流経路の中で最も電流が集中する導
通部13b′で蒸着膜がヒューズ作用をして断路し、メ
タリコン側からの電流の供給を断ち、結果として絶縁破
壊の拡大が阻止される。このようなヒューズ作用が有効
に働くためには、区画領域13bの導通率は、前記公報
にも述べられているように、0.01〜0.4の中から
選ばれるのが好ましい。
ば、一つの島状電極と他極14との間に挾まれた誘電体
フィルム11または12の一部で絶縁破壊が起こった場
合、メタリコンから供給される電流は、導通部13
b′、島状電極、絶縁破壊部分を通して他極14に流れ
る。そして、その電流経路の中で最も電流が集中する導
通部13b′で蒸着膜がヒューズ作用をして断路し、メ
タリコン側からの電流の供給を断ち、結果として絶縁破
壊の拡大が阻止される。このようなヒューズ作用が有効
に働くためには、区画領域13bの導通率は、前記公報
にも述べられているように、0.01〜0.4の中から
選ばれるのが好ましい。
【0027】上述のコンデンサ30では、導通を確保す
る一方、素子面積の不変を実現する本発明の導通部13
b′はヒューズ部と兼用となっている。しかしながら、
蒸着膜が電流により加熱蒸散して断路するヒューズ部
は、対向する電極のマージン部12aと重なる位置に配
置されるのが好ましい。図4は、連続して形成されてい
るが、導通部分とヒューズ部分の役割分担がなされてい
る導通部13b′の例である。図で、幅Wの部分が導通
部分を、それより突出している所がヒューズ部分を担っ
ている。また、導通部分の左端はコンデンサ領域13a
に、ヒューズ部分の先端はリード領域13cにそれぞれ
連なっている。
る一方、素子面積の不変を実現する本発明の導通部13
b′はヒューズ部と兼用となっている。しかしながら、
蒸着膜が電流により加熱蒸散して断路するヒューズ部
は、対向する電極のマージン部12aと重なる位置に配
置されるのが好ましい。図4は、連続して形成されてい
るが、導通部分とヒューズ部分の役割分担がなされてい
る導通部13b′の例である。図で、幅Wの部分が導通
部分を、それより突出している所がヒューズ部分を担っ
ている。また、導通部分の左端はコンデンサ領域13a
に、ヒューズ部分の先端はリード領域13cにそれぞれ
連なっている。
【0028】以上のように、本発明のコンデンサを好ま
しい実施態様に基づき説明した。しかし、本発明はこれ
ら実施例に何ら限定されるものではない。本発明は、電
極形成のない誘電体フィルムと両面にマージン部が互い
に反対側となるように電極が形成された誘電体フィルム
とを重ね合わせたものから製造されるコンデンサに対し
ても、また金属化フィルムを1枚1枚マージン部が交互
に反対側にくるように所定の枚数積み重ねた積層型コン
デンサに対しても適用できる。さらに、図3の分離帯1
7に似た分離帯により、コンデンサ領域がフィルムの長
さ方向に複数個の帯電極に電気的に分割された直列回路
構成のコンデンサに対しても、本発明の思想は容易に応
用し得る。
しい実施態様に基づき説明した。しかし、本発明はこれ
ら実施例に何ら限定されるものではない。本発明は、電
極形成のない誘電体フィルムと両面にマージン部が互い
に反対側となるように電極が形成された誘電体フィルム
とを重ね合わせたものから製造されるコンデンサに対し
ても、また金属化フィルムを1枚1枚マージン部が交互
に反対側にくるように所定の枚数積み重ねた積層型コン
デンサに対しても適用できる。さらに、図3の分離帯1
7に似た分離帯により、コンデンサ領域がフィルムの長
さ方向に複数個の帯電極に電気的に分割された直列回路
構成のコンデンサに対しても、本発明の思想は容易に応
用し得る。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の金属化フィルム
コンデンサでは、コンデンサ領域とリード領域とそれら
の間にあってフィルムの長さ方向に延びる所定繰り返し
周期の導通部と非導通部とからなる所定幅の区画領域と
に機能分離された電極パターンを有する金属化フィルム
が用いられ、さらに誘電体フィルムを挾んで対向する二
つの電極は、一方の電極のコンデンサ領域と絶縁溝部と
の境界が他方の電極の区画領域内に、他方の電極のコン
デンサ領域と絶縁溝部との境界が一方の電極の区画領域
内に対向する位置関係となるように配置されている。そ
のため、フィルムどうしの重なり合いにずれが生じても
上述の境界がそれぞれ反対側の電極の区画領域の幅内に
対向している限り、素子面積の不変は確実に保証され、
素子容量のバラツキを改善するという効果がある。
コンデンサでは、コンデンサ領域とリード領域とそれら
の間にあってフィルムの長さ方向に延びる所定繰り返し
周期の導通部と非導通部とからなる所定幅の区画領域と
に機能分離された電極パターンを有する金属化フィルム
が用いられ、さらに誘電体フィルムを挾んで対向する二
つの電極は、一方の電極のコンデンサ領域と絶縁溝部と
の境界が他方の電極の区画領域内に、他方の電極のコン
デンサ領域と絶縁溝部との境界が一方の電極の区画領域
内に対向する位置関係となるように配置されている。そ
のため、フィルムどうしの重なり合いにずれが生じても
上述の境界がそれぞれ反対側の電極の区画領域の幅内に
対向している限り、素子面積の不変は確実に保証され、
素子容量のバラツキを改善するという効果がある。
【図1】(a)は本発明金属化フィルムコンデンサの第
1実施例としての巻回前の金属化フィルムを2枚重ねた
状態を示す平面図、(b)は(a)のV−V断面図。
1実施例としての巻回前の金属化フィルムを2枚重ねた
状態を示す平面図、(b)は(a)のV−V断面図。
【図2】本発明の作用効果を説明するための図であり、
(a)は金属化フィルムの基準位置での2枚重ね状態
(ずれのない状態)を表す図1(a)の部分拡大図、
(b)は(a)から2枚の金属化フィルムが幅方向に相
対的に変位したときの図。
(a)は金属化フィルムの基準位置での2枚重ね状態
(ずれのない状態)を表す図1(a)の部分拡大図、
(b)は(a)から2枚の金属化フィルムが幅方向に相
対的に変位したときの図。
【図3】本発明金属化フィルムコンデンサの第2実施例
としての自己保安機能を備えたコンデンサを示す図1
(a)に相当する平面図。
としての自己保安機能を備えたコンデンサを示す図1
(a)に相当する平面図。
【図4】図3における導通部の別の実施形態を示す平面
図。
図。
【図5】従来の巻回型金属化フィルムコンデンサの要部
を示す斜視図。
を示す斜視図。
10、20、30:巻回型金属化フィルムコンデンサ 1、1′、11、12:誘電体フィルム 2、2′、13、14:電極 3、3′、11a、12a:絶縁溝部 4、4′、A、B:金属化フィルム 13a、14a:コンデンサ領域 13b′、14b′:区画領域の導通部 13c、14c:リード領域 15、16:コンデンサ領域と絶縁溝部との境界 17:分離帯
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【図5】
【図1】
【図2】
【図3】
Claims (3)
- 【請求項1】 誘電体フィルムの表面に蒸着により電極
が形成された金属化フィルムを巻回或いは積層して製造
されるコンデンサ素子において、前記金属化フィルムは
その一端部に長さ方向に延びる絶縁溝部を有し、前記電
極はコンデンサ領域とリード領域とそれらの間にあって
フィルムの長さ方向に延びる所定繰り返し周期の導通部
と非導通部とからなる所定幅の区画領域とから形成され
ており、誘電体フィルムを挾んで対向する二つの電極の
位置関係は一方の電極のコンデンサ領域と絶縁溝部との
境界が他方の電極の区画領域内に、他方の電極のコンデ
ンサ領域と絶縁溝部との境界が一方の電極の区画領域内
に対向して配置されることを特徴とする金属化フィルム
コンデンサ。 - 【請求項2】 少なくとも一方の電極のコンデンサ領域
が金属化フィルムの幅方向に延びる分離帯により複数の
島状電極に分割されており、該島状電極を並列に接続し
て回路形成したことを特徴とする請求項1に記載の金属
化フィルムコンデンサ。 - 【請求項3】 前記区画領域が自己保安機能を備えてい
ることを特徴とする請求項2に記載の金属化フィルムコ
ンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12314793A JPH06314633A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 金属化フィルムコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12314793A JPH06314633A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 金属化フィルムコンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06314633A true JPH06314633A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14853361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12314793A Pending JPH06314633A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 金属化フィルムコンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06314633A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002231555A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 巻回型フィルムコンデンサ |
| JP2008300484A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Shizuki Electric Co Inc | 金属化フィルムコンデンサ |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP12314793A patent/JPH06314633A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002231555A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 巻回型フィルムコンデンサ |
| JP2008300484A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Shizuki Electric Co Inc | 金属化フィルムコンデンサ |
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